JPH09130237A - Pll回路及び転送データ信号処理装置 - Google Patents

Pll回路及び転送データ信号処理装置

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JPH09130237A
JPH09130237A JP7279093A JP27909395A JPH09130237A JP H09130237 A JPH09130237 A JP H09130237A JP 7279093 A JP7279093 A JP 7279093A JP 27909395 A JP27909395 A JP 27909395A JP H09130237 A JPH09130237 A JP H09130237A
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JP
Japan
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signal
frequency
phase
divided
output
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Application number
JP7279093A
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English (en)
Inventor
Morohisa Yamamoto
師久 山本
Makoto Furuhata
誠 降▲旗▼
Kiyonari Yamauchi
研也 山内
Takashi Jin
孝志 神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキューの引込応答や自走発振状態からの引
込応答に対して高速引込みが可能なPLL回路及びそれ
を用いた映像信号のA/D変換処理や文字加算処理など
を行う転送データ信号処理装置を提供する。 【解決手段】 基準信号のN倍の周波数で発振する可変
発振器101の出力信号を分周器111により基準信号
のL倍(L<N)の周波数にまで分周する。第1の位相
比較器115により基準信号と該分周信号121との位
相を基準信号をタイミングとして比較して前記分周信号
121の位相と基準信号の位相とが合うように可変発振
器101を制御するとともに、周波数検出器109によ
り前記分周信号121の周波数が所定の周波数となるよ
うに可変発振器101を制御する。また、第2の位相比
較器112により前記分周信号121の正規位相に対し
て逆の位相でロックしたことを検出した場合に、信号選
択切換回路107により前記分周信号121の位相を反
転させた分周信号122を前記第1の位相比較器115
に入力させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック信号形成
技術さらには他の制御回路や処理装置との間で相互に転
送されるデータ信号に含まれるデータの再現のためのク
ロック信号を生成するPLL(フェーズ・ロックド・ル
ープ)回路に適用して特に有効な技術に関し、例えば転
送データ信号の一種である映像信号のA/D(アナログ
/ディジタル)変換処理に必要な映像信号の水平同期信
号に同期したクロック発生用のPLL回路や、映像信号
への文字信号加算処理での文字表示位置制御に用いる水
平同期信号に同期したクロック発生用のPLL回路に利
用して有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータで画像処理などを行う際
に、コンピュータに映像信号を取り込み、その取り込ん
だ映像信号がアナログ信号の場合にはコンピュータ内部
で信号処理を行なうために映像信号をディジタル信号に
変換(A/D変換)することがある。
【0003】映像信号をA/D変換する場合、通常その
変換クロックとして、変換される映像信号の水平同期周
波数のN倍(Nは整数であり、例えばNTSC(Natio
nalTelevision Systems Committee)のクロックを
使用する方式やPAL(Phase Alternation by Lin
e)のクロックを使用する方式がある。それらの方式で
は、Nの値は780、858、864または944であ
る。)の周波数のクロックが用いられる。そのような周
波数の変換クロックはPLL回路により映像信号の水平
同期信号に同期して生成される。
【0004】図11には、従来のPLL回路のブロック
構成が示されている。このPLL回路は、入力端子10
5を介して外部から基準信号が入力され、その入力され
た基準信号の周波数frのN倍の周波数で発振可能な可
変発振器101と、その可変発振器101の出力信号を
1/N分周して前記基準信号と同一の周波数fr’の分
周信号を生成する分周器102と、その分周器102に
より得られた分周信号と前記基準信号との位相の比較を
行なう位相比較器103と、比較の結果として位相比較
器103から出力される位相誤差信号の高周波成分を除
去して可変発振器制御信号Vcを生成するフィルタ10
4とによりループを構成しており、フィルタ104の出
力を可変発振器制御信号Vcとして可変発振器101の
発振周波数を制御して出力端子106に周波数N・fr
のクロック信号を出力するようになっている。
【0005】また、映像信号に文字信号を加算処理する
際の文字表示位置制御に用いる水平同期信号に同期した
クロックを生成するPLL回路も上記回路と同様の構成
となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よってあきらかとされた。
【0007】すなわち、一般に映像信号には家庭用ビデ
オテープレコーダ(VTR)の再生信号のようにその再
生装置の構造上の精度により生じるスキュー(映像信号
のつなぎ目における水平同期信号の不連続)があり、そ
のスキューによりフィールド(垂直期間)切替え毎に同
期信号の周期が不連続となる。図12には、スキューに
より同期信号の周期が不連続となる様子が、再生映像信
号(A)と該再生映像信号(A)から分離された同期信
号(B)と図11に示した構成のPLL回路の可変発振
器101から出力された分周信号(C)とのタイミング
図として示されている。図12において、Thは同期信
号(B)の1水平期間(Th=1/fH)、ΔTsはス
キューによる時間的なずれを表している。このようなス
キューを有する再生映像信号(A)の水平同期信号
(B)に同期する場合、従来のPLL回路では、基準と
なる水平同期信号(B)と比較対象である分周信号
(C)との位相比較を周波数比1対1で行うため、図1
3に示すように、スキューによる時間的なずれΔTsは
最大で水平同期信号(B)の半周期Th/2(水平同期
信号(B)と分周信号(C)とが位相的に180度ずれ
た状態)となる。その場合には、可変発振器101は1
80度位相が離れた状態から引込みを行なうため、可変
発振器101の発振周波数を定常の発振周波数から少な
くともN/2クロック分だけ変化させる必要があり、引
込みに長時間を要する。その引込時間中においては、可
変発振器101から出力されるクロックは不安定とな
り、例えばA/D変換の際に安定な変換信号が得られな
くなってしまう。
【0008】また、基準信号が入力されていない状態か
ら入力状態に移行する場合、一般的に可変発振器101
は所定の発振周波数からずれた自走周波数で動作してい
る状態から引込動作を開始する。PLL回路内の位相誤
差検出回路として、基準信号の所定幅の期間のみ位相誤
差検出動作を行い、残りの期間では保持動作となるよう
なサンプリング/ホールディング方式の検出回路を用い
ている場合には、図14に示すように、自走発振状態か
らの引込過程において所定の発振周波数に近づいたり遠
ざかったりするフリッカ現象を繰り返す。このフリッカ
現象により、引込時間がさらに長くなってしまう。
【0009】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、映像信号のA/D変換処理や文字加算処理などの
転送データ信号処理に用いられるクロック信号を発生す
るPLL回路において、スキューの引込応答や自走発振
状態からの引込応答に対して高速引込みが可能なPLL
回路を提供することを主たる目的としている。
【0010】また、本発明の他の目的は、スキューの引
込応答や自走発振状態からの引込応答に対して高速引込
みが可能なPLL回路を用いた転送データ信号処理装置
を提供することである。
【0011】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述及び添附図面か
ら明らかになるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0013】すなわち、本発明は、基準信号のN倍の周
波数で発振する可変発振器の出力信号を分周器により基
準信号のL倍(L<N)の周波数にまで分周し、第1の
位相比較器により基準信号と該分周信号との位相を基準
信号をタイミングとして比較して前記分周信号の位相と
基準信号の位相とが合い、かつ周波数検出器により可変
発振器の出力信号の周波数または前記分周信号の周波数
が所定の周波数となるように可変発振器の発振周波数を
制御し、さらに第2の位相比較器により前記分周信号の
正規位相に対して逆の位相でロックしたことを検出した
場合に、信号選択切換回路により前記第1の位相比較器
に入力される分周信号の位相を反転させるようにしたも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1実施形態
のPLL回路のブロック図が示されている。
【0015】このPLL回路は、基準信号入力端子10
5を介して外部から入力される基準信号(周波数をfr
とする。)のN倍の周波数(N・fr)で発振可能な可
変発振器101と、可変発振器101の出力信号(周波
数をfoとする。fo=N・fr)を1/M(ただし、
Mは2≦M<Nの整数)の周波数に分周して基準信号の
L倍(ただし、Lは2≦L<Nの整数)近傍の周波数で
かつ互いに位相が180度異なる一対の分周信号12
1,122を出力する1/M分周器111と、その分周
器111から出力された分周信号121,122の何れ
か一方を選択し比較信号125として出力する第1の信
号選択切換回路107と、その信号選択切換回路107
から出力された比較信号125と前記基準信号との位相
比較を行なって両信号の位相差に対応した位相誤差信号
130を出力する第1の位相比較器115と、前記分周
信号121(または、分周信号122)を所定期間ごと
に計数して分周信号121の正規の周波数からのずれに
対応した周波数誤差信号131を出力する周波数検出器
109と、前記位相誤差信号130と前記周波数誤差信
号131とを加算する加算器108と、第1の位相比較
器115から加算器108へ位相誤差信号130が供給
される動作を停止する回路機能としてのスイッチ110
と、加算器108から出力される信号に応じて可変発振
器制御信号Vcを生成して可変発振器101へ出力する
フィルタ104とによりループが形成された構成となっ
ている。そして、そのフィルタ104の出力が可変発振
器制御信号Vcとして可変発振器101に入力されるこ
とにより、可変発振器101の発振周波数が制御されて
周波数foの信号が出力端子106から出力されるよう
になっている。
【0016】上記1/M分周器111からは、図2に示
すように、前記一対の分周信号121、122(便宜
上、第1の分周信号121と第3の分周信号122とす
る。)とともに、それら分周信号121,122のそれ
ぞれの立下りエッジを中心に±α(α<90°)の範囲
にてハイレベルとなる分周信号123,124(便宜
上、第2の分周信号123と第4の分周信号124とす
る。)が出力される。
【0017】そして、この実施形態のPLL回路には、
前記第2の分周信号123及び第4の分周信号124が
入力されてそれら分周信号123,124の何れか一方
を選択し比較信号126として出力する第2の信号選択
切換回路113と、その信号選択切換回路113から供
給される比較信号126と前記基準信号との位相比較を
行なって所定の比較結果が得られた時に第1の信号選択
切換回路107及び第2の信号選択切換回路113に位
相選択信号133を変化させて出力して正規同期状態と
逆の位相状態でロックするのを防止する第2の位相比較
器112とが設けられている。第2の位相比較器112
から供給される位相選択信号133に基づいて、第1の
信号選択切換回路107及び第2の信号選択切換回路1
13における比較信号125と比較信号126の信号切
換えが同時に行われる。比較信号125として第1の分
周信号121が選択されている時には比較信号126と
して第2の分周信号123が選択され、比較信号125
として第3の分周信号122が選択されている時には比
較信号126として第4の分周信号124が選択され
る。第2の分周信号123により第1の分周信号121
の立下りエッジを検出し、第4の分周信号124により
第3の分周信号122の立下りエッジを検出するためで
ある。
【0018】第1の位相比較器115は、比較信号12
5の1周期よりも小さい時間内に、基準信号の基準エッ
ジと基準信号のL倍の周波数の比較信号125の立上り
エッジとの位相比較を行う。図3には、比較信号125
の周波数が基準信号の周波数frの10倍、すなわち前
記Lが10の場合の正規同期状態の一例が、基準信号と
比較信号125と位相誤差電流波形130(位相誤差信
号を誤差電流として表した時の波形)がタイミング図と
して示されている。なお、図3の例では、前記分周比M
は78であり、Nは780である。
【0019】図4には、第1の位相比較器115により
正規同期状態で位相比較動作が行われている途中で、周
期THoの基準信号に対してスキューがΔTsの時間幅
でずれて発生(図示例では、例えば比較信号125の5
サイクル目と6サイクル目との間で発生)した場合のタ
イミング図が示されている。このようなスキューが生じ
た場合、第1の位相比較器115は、比較信号125の
6サイクル目を等価的に新たな1サイクル目として位相
比較動作を行う。すなわち、第1の位相比較器115
は、時間的なずれがΔTsである本来のスキューを比較
信号125の±0.5周期以内のずれΔTs1のスキュ
ーとみなして位相比較を行い、位相誤差信号を出力する
ように動作する。ここで、比較信号125は基準信号の
L倍(10倍)の周波数の信号である。従って、基準信
号と同一周波数の分周信号と位相を比較して引込みを行
なう従来のPLL回路に比べて、スキュー発生後の引込
みが高速となる。特に、基準信号の約半周期で発生した
スキューに対する高速引込みが顕著になる。
【0020】周波数検出器109は、基準信号の所定の
周期内に入力されるL・frの周波数の第1の分周信号
121(または、第3の分周信号122でもよい。)の
クロック数を計数し、その計数値と正規のクロック数と
を比較することにより、基準信号と比較信号125とが
正規の周波数比(1:L)に対して例えば1:(L−
1)や1:(L+1)のような周波数比で誤同期してし
まうのを防止するように動作する。具体的には、周波数
検出器109は、基準信号のK個(Kは正の整数)の周
期期間に入力される第1の分周信号121(または、第
3の分周信号122)のクロック数を計数し、その計数
値と正規のクロック数であるL・Kとの差に応じた周波
数誤差信号131を生成して出力する。その周波数誤差
信号131が加算器108及びフィルタ104を介して
可変発振器101に入力されることによって、周波数検
出器109の計数値がL・K±1となるように可変発振
器101の発振周波数が制御される。例えば、K=1
0、L=10の場合には、可変発振器101の発振周波
数は100±1、すなわち±1%の精度で制御される。
【0021】また、スキューなどによって基準信号の周
期性が単発的に不連続となった場合、周波数検出器10
9は、その周期性が不連続となったことを検出して基準
信号のK周期の周波数検出途上の計数状態を初期化し、
その次に入力される基準信号から再計数を開始するよう
に構成されている。
【0022】さらに、周波数検出器109は、その計数
結果に基づいて可変発振器101が所定範囲内の周波数
で動作していない状態であると判定すると、位相比較動
作許可信号132を生成してスイッチ110に出力す
る。スイッチ110は、位相比較動作許可信号132が
入力されることにより、加算器108に第1の位相比較
器115から位相誤差信号130が供給されるのを停止
させる。
【0023】第2の位相比較器112は、第1の位相比
較器115に入力される比較信号125の立下りエッジ
と基準信号の基準エッジとが一致していることを検出
し、このPLL回路が正規同期状態と逆の位相状態でロ
ックしてしまうのを防止するように動作する。すなわ
ち、例えば図5に示すように、基準信号の位相がスキュ
ーなどにより比較信号125の周期に対してπだけずれ
ると、位相誤差電流の出力状態は正規同期状態と逆の出
力状態となる。この場合の1回のサンプリングによる充
放電電荷量は±0である。その様な場合、従来の一般的
なPLL回路では何らかの外乱が生じない限りその状態
でホールドしてしまい、いつ正規同期状態へ移行するの
か不明な不安定状態となる。しかし、この発明に係るP
LL回路では、第2の位相比較器112は、基準信号に
対して比較信号125の位相がπ±αとなっている状態
を少なくとも2回連続して検出し、逆位相近傍検出パル
スPA1,PA2を発生すると、そのパルスPA1,P
A2を受けて位相選択信号133の状態を変化させる。
それによって、第1の信号選択切換回路107及び第2
の信号選択切換回路113による比較信号125,12
6の切換動作が起こり、スキュー発生後少なくとも3回
目のサンプリング時には正規同期状態へと速やかに移行
することとなる。なお、αは30°や45°などのよう
に360°の整数分の1の値が適当である。
【0024】また、一般にPLL回路では、周波数がず
れている状態から引込みを行う際に、サンプリング動作
としてフリッカ動作(図14参照)での順方向誤差信号
出力状態(図14の右上りの状態)からπ±αの位相領
域を経て逆方向誤差信号出力状態(図14の右下りの状
態)へ移行する。この発明に係るPLL回路では、π±
αの位相領域をサンプリングしたことを検出する第2の
位相比較器112及び比較信号125を反転させる第1
の信号選択切換回路107により、逆方向誤差信号の出
力が減少するので、図6に示すように、等価的に高速な
周波数制御が行われることとなって引込時間が短くな
る。
【0025】また、NTSC方式やPAL方式において
は、可変発振器における発振周波数の基準信号に対する
Nの値780、858、864、944(この値につい
ては従来の技術の項で説明した。)に対して、Lの値を
それぞれ10、11、9、10というように設定するこ
とができるので、分周回路の構成を簡素化でき、分周数
を変更するモード変更回路の設計が簡単になる。さら
に、従来よりも分周数を少なく設定することができるの
で、比較信号の遅延時間が低減され、ロック位相におけ
るずれ時間が減り、時間合わせのための遅延回路素子を
低減できるという効果が得られる。
【0026】図7には、本発明の第2実施形態のPLL
回路のブロック図が示されている。
【0027】このPLL回路は、可変発振器101の出
力信号を周波数検出器109に直接入力させて可変発振
器101の出力信号の周波数(fo)を計数するように
したものである。それによって、上記第1実施形態のP
LL回路よりも周波数検出器109における周波数の検
出精度が向上するという効果が得られる。その他の構成
については、上記第1実施形態と同じであるので、説明
を省略する。
【0028】なお、可変発振器101の出力信号を周波
数検出器109に直接入力させる代わりに、分周器11
1で分周している途中の段階の信号を分周器111から
出力させて周波数検出器109に入力させ、その分周途
中段階の信号の周波数を周波数検出器109により計数
するようにしても良い。
【0029】図8には、本発明の第3実施形態のPLL
回路のブロック図が示されている。
【0030】このPLL回路は、周波数検出器として、
基準信号の1周期毎に計数値が初期化される方式の計数
器を有する周波数検出器114を用いている。そして、
その周波数検出器114に、第1の信号選択切換回路1
07から出力される比較信号125及び第2の位相比較
器112から出力される位相選択信号133が入力され
る。
【0031】周波数検出器114は、入力された比較信
号125の周波数(L・fr)を計数するとともに、比
較信号125を1/L分周して制御信号135及び位相
比較動作許可信号134を生成する。周波数検出器11
4で生成された制御信号135は第2の信号選択切換回
路113に供給されて、第2の信号選択切換回路113
から第2の位相比較器112に供給される比較信号12
7の供給タイミングを制御する。また、位相比較動作許
可信号134はスイッチ110に供給されてスイッチ1
10の開閉を制御する。
【0032】図9には、比較信号125が基準信号の5
倍(L=5)の周波数である場合における基準信号と比
較信号125,127と位相比較動作許可信号134と
制御信号135の一例がタイミング図として示されてい
る。図9に示すように、基準信号が抜けた場合、周波数
検出器114は、計数器が巡回型の動作をして位相比較
動作許可信号134と制御信号135を生成して出力す
る。
【0033】周波数検出器114は、入力される基準信
号の連続する2つのサンプリングパルスの間隔が4.5
クロック以内または5.5クロック以上であることを連
続して複数回検出した場合に、可変発振器101の出力
信号の周波数が低いまたは高いと判定し、その周波数の
高低の程度に応じて周波数誤差信号131を加算器10
8に出力するとともに、位相比較動作許可信号134の
出力を停止する。
【0034】位相比較動作許可信号134は、周波数検
出器114の計数器が初期化された後、比較信号125
の計数値に対して5±0.5クロックの幅で出力され
る。その位相比較動作許可信号134がスイッチ110
に入力されるとスイッチ110が閉じ、第1の位相比較
器115から出力される位相誤差信号130が加算器1
08及びフィルタ104を介して可変発振器101に供
給されることとなる。位相比較動作許可信号134のス
イッチ110への出力が停止されると、スイッチ110
が開き、可変発振器101への位相誤差信号130の供
給が停止される。図9に示した例では、ΔTsのスキュ
ーが生じた基準信号のパルスに対しては、位相比較動作
許可信号134の出力が停止されているため、位相誤差
信号130は加算器108に供給されない。
【0035】制御信号135は、比較信号125の計数
値に対して5±1クロックの幅で出力される。従って、
計数値が5及び1となるクロックの立下りエッジに同期
して第2の信号選択切換回路113から比較信号127
が出力される。第2の位相比較器112は、入力された
比較信号127と基準信号との位相比較を行い、比較信
号127と基準信号との位相が合っていることすなわち
基準信号に対して比較信号125の位相がπ±αとなっ
ていることを少なくとも2回連続して検出すると、位相
選択信号133を変化させる。それによって、上記第1
実施形態と同様に、第1の信号選択切換回路107及び
第2の信号選択切換回路113による比較信号125,
127の切換動作が起こり、正規同期状態へと速やかに
移行することとなる。
【0036】なお、その他の構成については、上記第1
実施形態と同じであるので、説明を省略する。
【0037】この第3実施形態によれば、上記第1実施
形態のPLL回路よりも周波数検出器114を構成する
トランジスタ等の素子数が少なくて済むという効果が得
られる。
【0038】図10には、本発明に係るPLL回路を用
いた転送データ信号処理装置の一例が示されている。
【0039】この転送データ信号処理装置は、アナログ
形式の映像信号をコンピュータなどに取り込む際に、ア
ナログ信号をディジタル信号に変換する装置(A/D変
換装置)200である。A/D変換装置200は、デー
タ入力端子210から入力された映像信号から水平同期
信号を分離する同期分離回路220と、同期分離回路2
20により分離された水平同期信号が基準信号として入
力され、その水平同期信号のN倍の周波数のクロック信
号を発生するPLL回路230と、そのPLL回路23
0で発生された周波数N倍のクロック信号と前記映像信
号とが入力され、その入力されたクロック信号を変換ク
ロックとして動作して映像信号のディジタル変換を行う
A/D変換器240とを備えた構成となっており、例え
ば公知の半導体集積回路技術によって1つの半導体チッ
プ上に形成される。
【0040】A/D変換器240によりディジタル変換
されたデータは外部の画像ディジタル信号処理回路30
0などに転送される。
【0041】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0042】例えば、上記分周器111における分周比
Lの値は、10及び5に限らず、9、11または20な
ど許されるかぎりの整数に設定可能である。
【0043】また、位相比較器115は、正規同期状態
で誤差信号がゼロとなる排他論理方式のサンプリング方
式のものであっても良い。
【0044】さらに、映像信号に文字信号を加算処理す
る際の文字表示位置制御システムに本発明に係るPLL
回路を使用して、文字表示位置制御における水平同期信
号に同期したクロックを生成するようにしても良い。
【0045】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である映像信
号の処理技術に適用した場合について説明したが、この
発明はそれに限定されるものではなく、種々の転送デー
タのディジタル信号処理システムで使用されるクロック
の発生に利用することができる。
【0046】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0047】すなわち、基準信号のL倍の周波数の比較
信号と基準信号とを位相比較することにより、スキュー
が生じても引込時間が少なくとも1/L以下に短縮され
る。また、比較信号の正規位相に対して逆位相でロック
した場合に比較信号の位相を反転させることにより、逆
位相状態からの引込時間が短縮される。さらに、引込時
の逆方向エラー信号出力を抑圧するようになっているこ
とにより、引込時間がより一層短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPLL回路の第1実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】本発明に係るPLL回路の分周器から出力され
る分周信号を示す波形図である。
【図3】第1実施形態のPLL回路の正規同期状態を示
すタイミング図である。
【図4】第1実施形態のPLL回路のスキューに対する
応答の一例を示すタイミング図である。
【図5】第1実施形態のPLL回路のスキューに対する
応答の一例を示すタイミング図である。
【図6】本発明に係るPLL回路によるサンプリング方
式での引込過程フリッカー現象の改善例を示す特性図で
ある。
【図7】本発明に係るPLL回路の第2実施形態を示す
ブロック図である。
【図8】本発明に係るPLL回路の第3実施形態を示す
ブロック図である。
【図9】第3実施形態のPLL回路の正規同期状態を示
すタイミング図である。
【図10】本発明に係るPLL回路を用いた転送データ
信号処理装置の実施形態の一例を示すブロック図であ
る。
【図11】従来のPLL回路のブロック図である。
【図12】映像信号のスキューを説明するタイミング図
である。
【図13】スキューにより位相が最大にずれた状態を示
すタイミング図である。
【図14】従来のPLL回路によるサンプリング方式で
の引込過程フリッカー現象を示す特性図である。
【符号の説明】
101 可変発振器 104 フィルタ fr 基準信号の周波数 fo 可変発振器の出力信号の周波数 Vc 可変発振器制御信号 102 1/N分周器 103 位相比較器 105 入力端子 106 出力端子 107 第1の信号選択切換回路 108 加算器 109 周波数検出器 110 スイッチ(位相比較器から加算器に位相誤差信
号が供給される動作を停止する回路機能) 111 1/M分周器 112 第2の位相比較器 113 第2の信号選択切換回路 114 周波数検出器 115 第1の位相比較器 121 第1の分周信号 122 第3の分周信号 123 第2の分周信号 124 第4の分周信号 125 比較信号 130 位相誤差信号 131 周波数誤差信号 133 位相選択信号 200 A/D変換装置(転送データ信号処理装置) 220 同期分離回路 230 PLL回路 240 A/D変換器 300 画像ディジタル信号処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 降▲旗▼ 誠 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 山内 研也 埼玉県入間郡毛呂山町大字旭台15番地 日 立東部セミコンダクタ株式会社内 (72)発明者 神 孝志 埼玉県入間郡毛呂山町大字旭台15番地 日 立東部セミコンダクタ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力基準信号のN倍の周波数で発振可能
    でかつ制御信号に従ってその発振周波数が制御される可
    変発振器と、 該可変発振器の出力信号を1/M分周(Mは、M≧2の
    整数)して前記基準信号のL倍(Lは、L≧2の整数)
    の近傍の周波数の分周信号を出力する分周器と、 前記基準信号と前記分周信号を受けてそれらの位相比較
    を、前記基準信号をタイミングとして前記分周信号の1
    周期より小さい時間内にて行ない、それら基準信号と分
    周信号との位相差に対応した位相誤差信号を出力する位
    相比較器と、 前記可変発振器の出力信号または該出力信号を分周した
    信号のいずれかを所定期間ごとに計数し、それら可変発
    振器の出力信号または該出力信号の分周信号の正規の周
    波数からのずれに対応した周波数誤差信号を出力する周
    波数検出器と、 該周波数検出器から出力される周波数誤差信号と前記位
    相比較器から出力される位相誤差信号とを加算する加算
    器と、 前記周波数検出器で特定の周波数計数結果が得られた時
    に前記位相比較器から前記加算器に位相誤差信号が供給
    される動作を停止する回路機能と、 前記加算器から出力される信号に応じて前記可変発振器
    の発振周波数を制御する可変発振器制御信号を生成し、
    該可変発振器制御信号を前記可変発振器に供給するフィ
    ルタとを有することを特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】 前記分周器は、前記分周信号の正規位相
    に対して逆の位相を中心に±90度未満の所定の位相幅
    を有するパルス信号よりなる第2の分周信号を出力する
    ように構成されており、 該第2の分周信号を受けてその第2の分周信号のパルス
    信号を前記基準信号のサンプリング周期でサンプリング
    し、該パルス信号を少なくとも2回連続してサンプリン
    グした時に位相選択信号を生成または変化させて出力す
    る第2の位相比較器を上記第1の位相比較器とは別に設
    けるとともに、 該第2の位相比較器から出力される位相選択信号を受け
    て上記第1の位相比較器に入力される上記第1の分周信
    号の位相を反転させ、かつ前記第2の位相比較器に入力
    される前記第2の分周信号を、位相が反転された前記第
    1の分周信号の位相に応じた位相にする信号選択切換回
    路を設けたことを特徴とする請求項1記載のPLL回
    路。
  3. 【請求項3】 前記周波数検出器は、前記周波数誤差信
    号を出力するとともに、入力された前記基準信号の周期
    の連続性の検出を行い、前記基準信号の周期性が単発的
    に不連続となったことを検出した時に所定期間の周波数
    検出途上の計数状態を初期化して時間的に継続して入力
    される基準信号から再計数を開始するように構成されて
    いることを特徴とする請求項2記載のPLL回路。
  4. 【請求項4】 前記周波数検出器は、前記信号選択切換
    回路から出力された前記第1の分周信号を計数して1/
    L分周するとともに、前記基準信号が入力された時の計
    数状態が所定の状態となっている時にのみ同基準信号に
    より初期化される巡回式計数回路を有し、時間的に継続
    して入力される複数の基準信号による前記計数回路の各
    初期化状態が少なくとも2回連続して同一状態である時
    に前記周波数誤差信号を出力するように構成されている
    ことを特徴とする請求項2記載のPLL回路。
  5. 【請求項5】 前記分周器は、前記第1の分周信号及び
    前記第2の分周信号とともに、前記第1の分周信号の位
    相を反転させた第3の分周信号と、該第3の分周信号の
    正規位相に対して逆の位相を中心に±90度未満の所定
    の位相幅を有するパルス信号よりなる第4の分周信号を
    出力することを特徴とする請求項2、3または4記載の
    PLL回路。
  6. 【請求項6】 水平同期信号が重畳されたアナログ形式
    の映像信号が入力される装置に関して、 該映像信号から該水平同期信号を分離する同期分離回路
    と、 該映像信号に対してアナログ・ディジタル混在の信号処
    理を行うアナログ・ディジタル信号処理回路と、 上記請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のPLL回
    路とを具備し、 該PLL回路は、前記同期分離回路により分離された水
    平同期信号を基準信号とし、該基準信号のN倍の周波数
    の信号を生成して前記アナログ・ディジタル信号処理回
    路に出力し、 同アナログ・ディジタル信号処理回路は、前記PLL回
    路から入力される前記基準信号のN倍の周波数の信号を
    クロックとして用いて前記アナログ・ディジタル混在の
    信号処理動作を行うことを特徴とする転送データ信号処
    理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6275553B1 (en) 1998-02-12 2001-08-14 Nec Corporation Digital PLL circuit and clock generation method
JP2002100982A (ja) * 2000-09-26 2002-04-05 Nec Microsystems Ltd Dll回路
US6486857B1 (en) * 1999-02-12 2002-11-26 Nec Corporation Deflection correction circuit for narrowing a pull-in range of a VCO to reduce frequency variations in a horizontal synchronizing signal

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Effective date: 20030924