JPH09131094A - 空気調和機の電動機制御装置及び電動機制御方法 - Google Patents
空気調和機の電動機制御装置及び電動機制御方法Info
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- JPH09131094A JPH09131094A JP7319453A JP31945395A JPH09131094A JP H09131094 A JPH09131094 A JP H09131094A JP 7319453 A JP7319453 A JP 7319453A JP 31945395 A JP31945395 A JP 31945395A JP H09131094 A JPH09131094 A JP H09131094A
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- electric motor
- control
- fan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 直流電圧の変動に伴うモータ制御特性の変動
を、簡素な構成によって抑制することが可能な空気調和
機の電動機制御装置及び電動機制御方法を提供する。 【解決手段】 コンバータ部3と平滑用コンデンサ4と
によって交流電源2から直流電圧Vinを形成し、これ
をパワートランジスタ部5でスイッチングして電動機6
を駆動制御する。カレンストランス27によって入力交
流電流値Iacを検出し、これに基づいて直流電圧Vi
nを把握する。直流電圧Vinが変動すると、これを補
うようなスイッチングパターン信号31を出力する。
を、簡素な構成によって抑制することが可能な空気調和
機の電動機制御装置及び電動機制御方法を提供する。 【解決手段】 コンバータ部3と平滑用コンデンサ4と
によって交流電源2から直流電圧Vinを形成し、これ
をパワートランジスタ部5でスイッチングして電動機6
を駆動制御する。カレンストランス27によって入力交
流電流値Iacを検出し、これに基づいて直流電圧Vi
nを把握する。直流電圧Vinが変動すると、これを補
うようなスイッチングパターン信号31を出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機用の
電動機、例えば圧縮機用電動機、ファン用電動機等を制
御する電動機制御装置及び電動機制御方法に関するもの
である。
電動機、例えば圧縮機用電動機、ファン用電動機等を制
御する電動機制御装置及び電動機制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の圧縮機を駆動する誘導電動
機におけるモータ効率は、電源の1次周波数と印加電圧
との比の変動に伴って変動するため、最も運転効率が高
くなるトルクを発生させるように運転制御を行うことが
望ましい。そこで従来例の空気調和機の電動機制御装置
では、図2に示すような所定のV/F特性25に従って
電動機を制御し、最も効率の良い運転を行うことが図ら
れていた。
機におけるモータ効率は、電源の1次周波数と印加電圧
との比の変動に伴って変動するため、最も運転効率が高
くなるトルクを発生させるように運転制御を行うことが
望ましい。そこで従来例の空気調和機の電動機制御装置
では、図2に示すような所定のV/F特性25に従って
電動機を制御し、最も効率の良い運転を行うことが図ら
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例の電動機制御装置における電圧制御は、インバータ部
に与える電圧指令信号、すなわち直流電圧をON/OF
Fするスイッチングパターンによって行っているため、
直流電圧が変動すると電動機への印加電圧が変動してし
まうこととなる。そのため上記直流電圧が低下するとV
/F特性25の下側に動作点が移動して電動機にトルク
不足が生じる一方、直流電圧が高くなるとV/F特性2
5の上側に動作点が移動して過電流によるパワー素子の
損傷を招くという問題が生じていた。また、近年におい
ては空気調和機の制御精度を向上するために、室外機用
送風ファンの回転速度をきめ細かく制御しようとする試
みがなされている。このような場合には、本願実施の形
態を示す図6のように、圧縮機用のインバータ部5と並
列となるようにファン用インバータ部10を平滑用コン
デンサ4に接続することによりファン関連コストを低減
することが考えられる。しかしながらこのような回路構
成においては、大容量の負荷である圧縮機8の大きな負
荷変動によって直流電圧が変動し、これによって圧縮機
8を駆動する電動機6のみならず、送風ファン9駆動用
のファン用電動機7についても電動機回転数が大きく変
動してしまうというように、圧縮機用電動機6及びファ
ン用電動機7の双方において安定した制御を行うことが
できなくなり、上記問題点がより一段と顕著に現れるこ
とになる。このような問題の解決策として、特公昭61
−48356号公報あるいは特開昭3−155391号
公報記載のものが挙げられるが、これらによれば上記直
流電圧を検出するための手段を特別に設ける必要があ
り、これがコストアップを招く一因になるという問題が
あった。
例の電動機制御装置における電圧制御は、インバータ部
に与える電圧指令信号、すなわち直流電圧をON/OF
Fするスイッチングパターンによって行っているため、
直流電圧が変動すると電動機への印加電圧が変動してし
まうこととなる。そのため上記直流電圧が低下するとV
/F特性25の下側に動作点が移動して電動機にトルク
不足が生じる一方、直流電圧が高くなるとV/F特性2
5の上側に動作点が移動して過電流によるパワー素子の
損傷を招くという問題が生じていた。また、近年におい
ては空気調和機の制御精度を向上するために、室外機用
送風ファンの回転速度をきめ細かく制御しようとする試
みがなされている。このような場合には、本願実施の形
態を示す図6のように、圧縮機用のインバータ部5と並
列となるようにファン用インバータ部10を平滑用コン
デンサ4に接続することによりファン関連コストを低減
することが考えられる。しかしながらこのような回路構
成においては、大容量の負荷である圧縮機8の大きな負
荷変動によって直流電圧が変動し、これによって圧縮機
8を駆動する電動機6のみならず、送風ファン9駆動用
のファン用電動機7についても電動機回転数が大きく変
動してしまうというように、圧縮機用電動機6及びファ
ン用電動機7の双方において安定した制御を行うことが
できなくなり、上記問題点がより一段と顕著に現れるこ
とになる。このような問題の解決策として、特公昭61
−48356号公報あるいは特開昭3−155391号
公報記載のものが挙げられるが、これらによれば上記直
流電圧を検出するための手段を特別に設ける必要があ
り、これがコストアップを招く一因になるという問題が
あった。
【0004】この発明は、上記従来の欠点を解消するた
めになされたものであって、その目的は、直流電圧の変
動に伴う電動機制御特性の変動を、簡素な構成によって
抑制することが可能な空気調和機の電動機制御装置及び
電動機制御方法を提供することにある。
めになされたものであって、その目的は、直流電圧の変
動に伴う電動機制御特性の変動を、簡素な構成によって
抑制することが可能な空気調和機の電動機制御装置及び
電動機制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の空気調
和機の電動機制御装置は、交流電源2を整流したのち平
滑用コンデンサ4で平滑して直流電圧Vinを形成し、
この直流電圧Vinをスイッチングして電動機6を駆動
する際に、上記直流電圧Vinの変動を補正するようス
イッチングパターンを制御する空気調和機の電動機制御
装置において、上記交流電源2からの入力交流電流値I
ac、平滑された後の直流電流平均値Idc、又は電動
機6に供給される駆動電流値Imのうち少なくともいず
れかの電流値に基づいて上記直流電圧Vinの変動を把
握する電圧把握手段13を設けたことを特徴としてい
る。
和機の電動機制御装置は、交流電源2を整流したのち平
滑用コンデンサ4で平滑して直流電圧Vinを形成し、
この直流電圧Vinをスイッチングして電動機6を駆動
する際に、上記直流電圧Vinの変動を補正するようス
イッチングパターンを制御する空気調和機の電動機制御
装置において、上記交流電源2からの入力交流電流値I
ac、平滑された後の直流電流平均値Idc、又は電動
機6に供給される駆動電流値Imのうち少なくともいず
れかの電流値に基づいて上記直流電圧Vinの変動を把
握する電圧把握手段13を設けたことを特徴としてい
る。
【0006】また請求項3の空気調和機の電動機制御装
置は、交流電源2を整流するコンバータ部3と、このコ
ンバータ部3の出力電圧を平滑する平滑用コンデンサ4
と、この平滑用コンデンサ4からの直流電圧Vinをス
イッチングして電動機6を駆動するインバータ部5と、
上記直流電圧Vinを把握する電圧把握手段13と、上
記電動機6を制御するための制御手段21と、上記直流
電圧Vinが変化した分を補うように制御量指令信号2
2の出力値を逆に変化、例えば直流電圧Vinに逆比例
させた補正制御量指令信号26を出力する出力制御量補
正手段20と、上記インバータ部5に上記補正制御量指
令信号26に応じたスイッチングパターン信号31を出
力するインバータ部制御手段30と、上記コンバータ部
3の入力交流電流値Iac、上記インバータ部5への直
流電流平均値Idc、又は電動機6に供給される駆動電
流値Imのうち少なくともいずれかを検出する電流値検
出手段27とを備えた空気調和機の電動機制御装置にお
いて、上記電圧把握手段13は、上記電流値検出手段2
7で検出された電流値に基づいて上記直流電圧Vinを
把握するよう構成されたものであることを特徴としてい
る。
置は、交流電源2を整流するコンバータ部3と、このコ
ンバータ部3の出力電圧を平滑する平滑用コンデンサ4
と、この平滑用コンデンサ4からの直流電圧Vinをス
イッチングして電動機6を駆動するインバータ部5と、
上記直流電圧Vinを把握する電圧把握手段13と、上
記電動機6を制御するための制御手段21と、上記直流
電圧Vinが変化した分を補うように制御量指令信号2
2の出力値を逆に変化、例えば直流電圧Vinに逆比例
させた補正制御量指令信号26を出力する出力制御量補
正手段20と、上記インバータ部5に上記補正制御量指
令信号26に応じたスイッチングパターン信号31を出
力するインバータ部制御手段30と、上記コンバータ部
3の入力交流電流値Iac、上記インバータ部5への直
流電流平均値Idc、又は電動機6に供給される駆動電
流値Imのうち少なくともいずれかを検出する電流値検
出手段27とを備えた空気調和機の電動機制御装置にお
いて、上記電圧把握手段13は、上記電流値検出手段2
7で検出された電流値に基づいて上記直流電圧Vinを
把握するよう構成されたものであることを特徴としてい
る。
【0007】ところで上記電動機制御装置では、平滑用
コンデンサ4を用いて直流電圧Vinを形成している
が、これは上記平滑用コンデンサ4を充電しておくこと
によって整流された交流の最大電圧値を維持しようとす
るものである。従って平滑用コンデンサ4から放電され
て機器側で利用された分を直ちに交流電源2から充電で
きれば問題はないが、機器側へ流れた電流が大きい場合
には交流側のインピーダンスとの関係で平滑用コンデン
サ4の充電にある程度の時間を要するようになり、これ
によって直流電圧Vinの低下が生じることとなる。す
なわちこれを換言すれば、機器側を流通する電流値に基
づいて、上記直流電圧Vinの変動が把握可能というこ
とである。一方、空気調和機の電動機制御装置は、主と
して機器の保護を図るため交流電源2からの入力交流電
流値Iacを検知するもの、主としてスイッチング素子
の保護のための直流電流平均値Idcを検知するもの、
あるいは主として電動機6の保護のためこれに供給され
る駆動電流値Imを検知するもののうち、少なくともい
ずれかの電流値を検出する手段を備えたものがほとんど
である。
コンデンサ4を用いて直流電圧Vinを形成している
が、これは上記平滑用コンデンサ4を充電しておくこと
によって整流された交流の最大電圧値を維持しようとす
るものである。従って平滑用コンデンサ4から放電され
て機器側で利用された分を直ちに交流電源2から充電で
きれば問題はないが、機器側へ流れた電流が大きい場合
には交流側のインピーダンスとの関係で平滑用コンデン
サ4の充電にある程度の時間を要するようになり、これ
によって直流電圧Vinの低下が生じることとなる。す
なわちこれを換言すれば、機器側を流通する電流値に基
づいて、上記直流電圧Vinの変動が把握可能というこ
とである。一方、空気調和機の電動機制御装置は、主と
して機器の保護を図るため交流電源2からの入力交流電
流値Iacを検知するもの、主としてスイッチング素子
の保護のための直流電流平均値Idcを検知するもの、
あるいは主として電動機6の保護のためこれに供給され
る駆動電流値Imを検知するもののうち、少なくともい
ずれかの電流値を検出する手段を備えたものがほとんど
である。
【0008】そこで上記請求項1又は請求項3の空気調
和機の電動機制御装置では、少なくとも上記いずれかの
電流値に基づき直流電圧Vinを把握するようにしてい
るが、その際に、主として機器等の保護のために備えら
れている既存の手段を用いて電流値を検出することがで
きる。従って直流電圧Vinを検知するための手段を特
別に設ける必要がなく、これによって直流電圧Vinの
変動に伴う電動機制御特性の変動を、簡素な構成によっ
て抑制することが可能となる。
和機の電動機制御装置では、少なくとも上記いずれかの
電流値に基づき直流電圧Vinを把握するようにしてい
るが、その際に、主として機器等の保護のために備えら
れている既存の手段を用いて電流値を検出することがで
きる。従って直流電圧Vinを検知するための手段を特
別に設ける必要がなく、これによって直流電圧Vinの
変動に伴う電動機制御特性の変動を、簡素な構成によっ
て抑制することが可能となる。
【0009】請求項2の空気調和機の電動機制御装置
は、請求項1の装置において、上記電動機6は圧縮機8
を駆動するものであって、この圧縮機8用の電動機6と
並列となるようさらにファン用電動機7を設け、上記直
流電圧Vinをスイッチングしてこのファン用電動機7
を駆動すると共にその駆動に際して上記直流電圧Vin
の変動を補正するようスイッチングパターンを制御する
ようにしたことを特徴とするものであり、また請求項4
の空気調和機の電動機制御装置は、請求項3の装置にお
いて、上記電動機6は圧縮機8を駆動するものであっ
て、さらに上記インバータ部5と並列に設けられて上記
直流電圧Vinをスイッチングしてファン用電動機7を
駆動するファン用インバータ部10と、上記ファン用電
動機7を制御するためのファン用制御量指令信号を出力
するファン用制御手段と、上記直流電圧Vinが変化し
た分を補うようにファン用制御量指令信号の出力値を逆
に変化、例えば直流電圧Vinに逆比例させたファン用
補正制御量指令信号を出力するファン用出力制御量補正
手段と、上記ファン用インバータ部10に上記ファン用
補正制御量指令信号に応じたファン用スイッチングパタ
ーン信号を出力するファン用インバータ部制御手段とを
設けたことを特徴としている。
は、請求項1の装置において、上記電動機6は圧縮機8
を駆動するものであって、この圧縮機8用の電動機6と
並列となるようさらにファン用電動機7を設け、上記直
流電圧Vinをスイッチングしてこのファン用電動機7
を駆動すると共にその駆動に際して上記直流電圧Vin
の変動を補正するようスイッチングパターンを制御する
ようにしたことを特徴とするものであり、また請求項4
の空気調和機の電動機制御装置は、請求項3の装置にお
いて、上記電動機6は圧縮機8を駆動するものであっ
て、さらに上記インバータ部5と並列に設けられて上記
直流電圧Vinをスイッチングしてファン用電動機7を
駆動するファン用インバータ部10と、上記ファン用電
動機7を制御するためのファン用制御量指令信号を出力
するファン用制御手段と、上記直流電圧Vinが変化し
た分を補うようにファン用制御量指令信号の出力値を逆
に変化、例えば直流電圧Vinに逆比例させたファン用
補正制御量指令信号を出力するファン用出力制御量補正
手段と、上記ファン用インバータ部10に上記ファン用
補正制御量指令信号に応じたファン用スイッチングパタ
ーン信号を出力するファン用インバータ部制御手段とを
設けたことを特徴としている。
【0010】上記請求項2及び請求項4の空気調和機の
電動機制御装置では、圧縮機8の発停等による大容量の
負荷変動が生じても、これによって小容量負荷であるフ
ァン電動機7の制御特性が変動するのを簡素な構成によ
って制御することが可能となる。
電動機制御装置では、圧縮機8の発停等による大容量の
負荷変動が生じても、これによって小容量負荷であるフ
ァン電動機7の制御特性が変動するのを簡素な構成によ
って制御することが可能となる。
【0011】また請求項5の空気調和機の電動機制御装
置のように、各制御手段21を制御特性を、回転数等の
情報より演算して求めると共に制御特性に応じて各制御
量指令信号22を出力するよう構成し、その制御特性を
例えばすべり周波数制御に適合したものとすることによ
っても、同様に簡素な構成でありながら高性能な電動機
制御装置を得ることが可能となるが、さらに請求項6の
空気調和機の電動機制御装置のように、上記各制御手段
21を制御特性を記憶すると共に制御特性に応じて各制
御量指令信号22を出力するよう構成し、その制御特性
を例えばV/F制御に適合したものとすることによって
も、簡素な構成でありながら高性能な電動機制御装置を
得ることが可能となる。
置のように、各制御手段21を制御特性を、回転数等の
情報より演算して求めると共に制御特性に応じて各制御
量指令信号22を出力するよう構成し、その制御特性を
例えばすべり周波数制御に適合したものとすることによ
っても、同様に簡素な構成でありながら高性能な電動機
制御装置を得ることが可能となるが、さらに請求項6の
空気調和機の電動機制御装置のように、上記各制御手段
21を制御特性を記憶すると共に制御特性に応じて各制
御量指令信号22を出力するよう構成し、その制御特性
を例えばV/F制御に適合したものとすることによって
も、簡素な構成でありながら高性能な電動機制御装置を
得ることが可能となる。
【0012】請求項7の空気調和機の電動機制御方法
は、交流電源2を整流したのち平滑用コンデンサ4で平
滑して直流電圧Vinを形成し、この直流電圧Vinを
スイッチングして電動機6を駆動する際に、上記直流電
圧Vinの変動を補正するようスイッチングパターンを
制御する空気調和機の電動機制御方法において、上記交
流電源2からの入力交流電流値Iac、平滑された後の
直流電流平均値Idc、又は電動機6に供給される駆動
電流値Imのうち少なくともいずれかの電流値に基づい
て上記直流電圧Vinの変動を把握することを特徴とし
ている。
は、交流電源2を整流したのち平滑用コンデンサ4で平
滑して直流電圧Vinを形成し、この直流電圧Vinを
スイッチングして電動機6を駆動する際に、上記直流電
圧Vinの変動を補正するようスイッチングパターンを
制御する空気調和機の電動機制御方法において、上記交
流電源2からの入力交流電流値Iac、平滑された後の
直流電流平均値Idc、又は電動機6に供給される駆動
電流値Imのうち少なくともいずれかの電流値に基づい
て上記直流電圧Vinの変動を把握することを特徴とし
ている。
【0013】上記請求項7の空気調和機の電動機制御方
法では、直流電圧Vinの変動に伴う電動機6の制御特
性の変動を、容易に制御することが可能となる。
法では、直流電圧Vinの変動に伴う電動機6の制御特
性の変動を、容易に制御することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、この発明の空気調和機の電
動機制御装置の具体的な実施の形態について、電動機制
御方法の実施の形態と共に、図面を参照しつつ詳細に説
明する。
動機制御装置の具体的な実施の形態について、電動機制
御方法の実施の形態と共に、図面を参照しつつ詳細に説
明する。
【0015】(第1実施形態)図1は、第1実施形態の
電動機制御装置を示すブロック図である。同図において
2は単相交流電源であり、この交流電源2に交流リアク
トル3a、整流ダイオード3b等を有するコンバータ部
3が接続されて、交流が整流されるようになっている。
そしてこのコンバータ部3の出力には平滑用コンデンサ
4が接続され、整流された電圧波形をこの平滑用コンデ
ンサ4によって平滑し、直流電圧Vinが形成されてい
る。さらにこの直流電圧Vinはパワートランジスタ部
(インバータ部)5に入力され、このパワートランジス
タ部5でスイッチングされた後に圧縮機駆動用の3相交
流形誘導電動機6に印加され、圧縮機を駆動するように
なっている。
電動機制御装置を示すブロック図である。同図において
2は単相交流電源であり、この交流電源2に交流リアク
トル3a、整流ダイオード3b等を有するコンバータ部
3が接続されて、交流が整流されるようになっている。
そしてこのコンバータ部3の出力には平滑用コンデンサ
4が接続され、整流された電圧波形をこの平滑用コンデ
ンサ4によって平滑し、直流電圧Vinが形成されてい
る。さらにこの直流電圧Vinはパワートランジスタ部
(インバータ部)5に入力され、このパワートランジス
タ部5でスイッチングされた後に圧縮機駆動用の3相交
流形誘導電動機6に印加され、圧縮機を駆動するように
なっている。
【0016】また同図において27は、主として圧縮機
の過負荷状態等を監視して機器を保護するために設けら
れているカレントトランス(電流値検出手段)であり、
周波数が50Hz又は60Hzの交流用のものである。
このカレントトランス27によってコンバータ部3の入
力交流電流値Iacを検出し、検出した電流値Iacは
電圧把握手段13に出力されるようになっている。とこ
ろで上述のように直流電圧Vinは機器を流通する電流
によって変動するものであるから、その変動は上記入力
交流電流値Iacの変動とも1対1の相関を有してい
る。そこで上記電圧把握手段13は、予め実験によって
求められた図4に示すような入力交流電流値Iacと直
流電圧Vinとの相関特性を記憶し、これに基づいて直
流電圧Vinを把握すると共に、把握した直流電圧Vi
nを検出信号14として出力電圧制御部(出力制御量補
正手段)20に出力するようになっている。
の過負荷状態等を監視して機器を保護するために設けら
れているカレントトランス(電流値検出手段)であり、
周波数が50Hz又は60Hzの交流用のものである。
このカレントトランス27によってコンバータ部3の入
力交流電流値Iacを検出し、検出した電流値Iacは
電圧把握手段13に出力されるようになっている。とこ
ろで上述のように直流電圧Vinは機器を流通する電流
によって変動するものであるから、その変動は上記入力
交流電流値Iacの変動とも1対1の相関を有してい
る。そこで上記電圧把握手段13は、予め実験によって
求められた図4に示すような入力交流電流値Iacと直
流電圧Vinとの相関特性を記憶し、これに基づいて直
流電圧Vinを把握すると共に、把握した直流電圧Vi
nを検出信号14として出力電圧制御部(出力制御量補
正手段)20に出力するようになっている。
【0017】この出力電圧制御部20には、予め制御特
性記憶部(制御手段)21に記憶されている電圧/周波
数特性によるV/Fデータ信号(制御量指令信号)22
と、交流電源2の電源電圧が正常な時に対応する基準電
圧Vrefが設定されている基準電圧設定部23からの
基準電圧信号24とが入力されている。上記V/Fデー
タ信号22は、後述するインバータ制御部(インバータ
部制御手段)30に入力されるものである。上記制御特
性記憶部21には、図2に示すような運転周波数fに対
する運転電圧Vzを定めるV/F特性(制御特性)25
が予め記憶されており、V/F特性25にしたがって上
記電動機6を制御すれば、最も良好な効率が得られるよ
うなV/F特性25が設定されているものとする。そし
て出力電圧制御部20では、上記V/Fデータ信号22
と直流電圧Vin、及び基準電圧Vrefとに基づい
て、 Vx=(Vref/Vin)・Vz ・・・(1) を演算する。このように出力電圧制御部20は上記直流
電圧Vinが低下したときに、その電圧低下分を補うよ
うに出力電圧Vxを算出し(つまり出力電圧Vxを直流
電圧Vinに逆比例させ)、その上昇したVxに応じて
上記V/Fデータ信号22の出力レベルを上昇させた補
正電圧指令信号(補正制御量指令信号)26を出力する
機能を有している。したがって補正電圧指令信号26に
応じて電動機6を運転制御することによって、直流電圧
Vinが低下しても電動機6は上記V/F特性25上で
運転制御されることになる。この補正電圧指令信号26
は、上記パワートランジスタ部5を制御するためのイン
バータ制御部(インバータ制御手段)30に入力され、
インバータ制御部30は、補正電圧指令信号26に応じ
てパワートランジスタ部5を制御するスイッチングパタ
ーン信号31を上記パワートランジスタ部5に出力す
る。そしてパワートランジスタ部5では、直流電圧Vi
nをスイッチングすることによって、図3に示すような
電圧矩形波32の幅Bを変化させ、パワートランジスタ
部5から電動機6に出力される電力特性を変化させるよ
うになされている。
性記憶部(制御手段)21に記憶されている電圧/周波
数特性によるV/Fデータ信号(制御量指令信号)22
と、交流電源2の電源電圧が正常な時に対応する基準電
圧Vrefが設定されている基準電圧設定部23からの
基準電圧信号24とが入力されている。上記V/Fデー
タ信号22は、後述するインバータ制御部(インバータ
部制御手段)30に入力されるものである。上記制御特
性記憶部21には、図2に示すような運転周波数fに対
する運転電圧Vzを定めるV/F特性(制御特性)25
が予め記憶されており、V/F特性25にしたがって上
記電動機6を制御すれば、最も良好な効率が得られるよ
うなV/F特性25が設定されているものとする。そし
て出力電圧制御部20では、上記V/Fデータ信号22
と直流電圧Vin、及び基準電圧Vrefとに基づい
て、 Vx=(Vref/Vin)・Vz ・・・(1) を演算する。このように出力電圧制御部20は上記直流
電圧Vinが低下したときに、その電圧低下分を補うよ
うに出力電圧Vxを算出し(つまり出力電圧Vxを直流
電圧Vinに逆比例させ)、その上昇したVxに応じて
上記V/Fデータ信号22の出力レベルを上昇させた補
正電圧指令信号(補正制御量指令信号)26を出力する
機能を有している。したがって補正電圧指令信号26に
応じて電動機6を運転制御することによって、直流電圧
Vinが低下しても電動機6は上記V/F特性25上で
運転制御されることになる。この補正電圧指令信号26
は、上記パワートランジスタ部5を制御するためのイン
バータ制御部(インバータ制御手段)30に入力され、
インバータ制御部30は、補正電圧指令信号26に応じ
てパワートランジスタ部5を制御するスイッチングパタ
ーン信号31を上記パワートランジスタ部5に出力す
る。そしてパワートランジスタ部5では、直流電圧Vi
nをスイッチングすることによって、図3に示すような
電圧矩形波32の幅Bを変化させ、パワートランジスタ
部5から電動機6に出力される電力特性を変化させるよ
うになされている。
【0018】次に上記制御装置の作動状態を説明する
が、これは電動機制御方法の実施の形態でもある。上記
電動機6が駆動する圧縮機(図示せず)が起動すると大
容量の負荷変動が生じて、機器を流通する電流が急激に
増加し、これによって上述のように直流電圧Vinが低
下する。特に上記制御装置のようにコンバータ部3の交
流電源2側に力率改善用の交流リアクトル3aを有する
場合には、上記直流電圧Vinを一定値とするために必
要なパルス状の入力電流をこれによって回避しているの
で、直流電圧Vinの低下量が増大する。そこでカレン
ストランス27で入力交流電流値Iacを検知し、そし
て電圧把握手段13でこの電流値Iacと図4に示す相
関特性とから上記直流電圧Vinを把握する。もしこの
直流電圧Vinが低下したままで上記電動機6を運転す
ると、従来例ではインバータ制御部5からの出力電圧が
低下することから、上記図2のV/F特性25から外れ
た状態で運転されることになるわけであるが、この制御
装置では、上記出力電圧制御部20で、V/Fデータ信
号22及び基準電圧信号24に基づいて入力電圧Vin
の低下分を補うように出力電圧Vxを上記(1)式で算
出し、そのVxに応じてV/Fデータ信号22の信号レ
ベルを上昇させた補正電圧指令信号26を上記インバー
タ制御部30に出力する。そしてインバータ制御部30
では補正電圧指令信号26に応じたスイッチングパター
ン信号31を上記パワートランジスタ部5に出力する。
なお、交流電源2の電源電圧が正常な場合には(1)式
のVref/Vinの値が1になり、最適運転電圧Vz
がそのまま出力される。
が、これは電動機制御方法の実施の形態でもある。上記
電動機6が駆動する圧縮機(図示せず)が起動すると大
容量の負荷変動が生じて、機器を流通する電流が急激に
増加し、これによって上述のように直流電圧Vinが低
下する。特に上記制御装置のようにコンバータ部3の交
流電源2側に力率改善用の交流リアクトル3aを有する
場合には、上記直流電圧Vinを一定値とするために必
要なパルス状の入力電流をこれによって回避しているの
で、直流電圧Vinの低下量が増大する。そこでカレン
ストランス27で入力交流電流値Iacを検知し、そし
て電圧把握手段13でこの電流値Iacと図4に示す相
関特性とから上記直流電圧Vinを把握する。もしこの
直流電圧Vinが低下したままで上記電動機6を運転す
ると、従来例ではインバータ制御部5からの出力電圧が
低下することから、上記図2のV/F特性25から外れ
た状態で運転されることになるわけであるが、この制御
装置では、上記出力電圧制御部20で、V/Fデータ信
号22及び基準電圧信号24に基づいて入力電圧Vin
の低下分を補うように出力電圧Vxを上記(1)式で算
出し、そのVxに応じてV/Fデータ信号22の信号レ
ベルを上昇させた補正電圧指令信号26を上記インバー
タ制御部30に出力する。そしてインバータ制御部30
では補正電圧指令信号26に応じたスイッチングパター
ン信号31を上記パワートランジスタ部5に出力する。
なお、交流電源2の電源電圧が正常な場合には(1)式
のVref/Vinの値が1になり、最適運転電圧Vz
がそのまま出力される。
【0019】以上のように構成され作動する空気調和機
の電動機制御装置及び電動機制御方法では、機器の保護
のために既設のカレンストランス27によって入力交流
電流値Iacを検出し、これに基づいて直流電圧Vin
を把握している。従って直流電圧Vinを検知するため
の特別な手段は不要となり、簡素な構成によってコスト
ダウンを図ることができる。また上記電圧把握手段13
は、マイクロコンピュータの機能を含む集積回路内にお
いて、他の上記出力電圧制御部20等と共にソフトウェ
アを用いて構成することができるので、これによってコ
ストアップを招くのを回避することができる。さらに直
流電圧Vinを把握することによってパワートランジス
タ部5からの出力電圧が低下しないように制御すること
ができ、電動機6を最適効率のV/F特性25上で運転
することができる。なお上記では直流電圧Vinが低下
する場合の例を説明しているが、直流電圧Vinが上昇
する場合にも、上記とは上下逆になるものの同様に作用
することは勿論である。
の電動機制御装置及び電動機制御方法では、機器の保護
のために既設のカレンストランス27によって入力交流
電流値Iacを検出し、これに基づいて直流電圧Vin
を把握している。従って直流電圧Vinを検知するため
の特別な手段は不要となり、簡素な構成によってコスト
ダウンを図ることができる。また上記電圧把握手段13
は、マイクロコンピュータの機能を含む集積回路内にお
いて、他の上記出力電圧制御部20等と共にソフトウェ
アを用いて構成することができるので、これによってコ
ストアップを招くのを回避することができる。さらに直
流電圧Vinを把握することによってパワートランジス
タ部5からの出力電圧が低下しないように制御すること
ができ、電動機6を最適効率のV/F特性25上で運転
することができる。なお上記では直流電圧Vinが低下
する場合の例を説明しているが、直流電圧Vinが上昇
する場合にも、上記とは上下逆になるものの同様に作用
することは勿論である。
【0020】(第2実施形態)図6は、第2実施形態の
電動機制御装置を示すブロック図である。図1に示す実
施形態の電動機制御装置と同一の部材には同一の番号を
付しているが、図6において2は単相交流電源であり、
この交流電源2に交流リアクトル、整流ダイオード等を
有するコンバータ部3が接続されて、交流が整流される
ようになっている。そしてこのコンバータ部3の出力に
は平滑用コンデンサ4が接続され、整流された電圧波形
をこの平滑用コンデンサ4によって平滑し、直流電圧V
inが形成されている。そしてこの直流電圧Vinは、
圧縮機用パワートランジスタ部(インバータ部)5とフ
ァン用パワートランジスタ部(ファン用インバータ部)
10とに入力され、圧縮機用パワートランジスタ部5で
スイッチングパターン信号31によってスイッチングさ
れた後、圧縮機駆動用の電動機6に印加されて圧縮機を
駆動する一方、ファン用パワートランジスタ部10でフ
ァン用スイッチングパターン信号33によってスイッチ
ングされた後、ファン9用の電動機7に印加されて室外
送風ファンを駆動するようになっている。
電動機制御装置を示すブロック図である。図1に示す実
施形態の電動機制御装置と同一の部材には同一の番号を
付しているが、図6において2は単相交流電源であり、
この交流電源2に交流リアクトル、整流ダイオード等を
有するコンバータ部3が接続されて、交流が整流される
ようになっている。そしてこのコンバータ部3の出力に
は平滑用コンデンサ4が接続され、整流された電圧波形
をこの平滑用コンデンサ4によって平滑し、直流電圧V
inが形成されている。そしてこの直流電圧Vinは、
圧縮機用パワートランジスタ部(インバータ部)5とフ
ァン用パワートランジスタ部(ファン用インバータ部)
10とに入力され、圧縮機用パワートランジスタ部5で
スイッチングパターン信号31によってスイッチングさ
れた後、圧縮機駆動用の電動機6に印加されて圧縮機を
駆動する一方、ファン用パワートランジスタ部10でフ
ァン用スイッチングパターン信号33によってスイッチ
ングされた後、ファン9用の電動機7に印加されて室外
送風ファンを駆動するようになっている。
【0021】また同図において27は、主として圧縮機
の過負荷状態等を監視して機器を保護するために設けら
れているカレントトランス(電流値検出手段)であり、
周波数が50Hz又は60Hzの交流用のものである。
このカレントトランス27によってコンバータ部3の入
力交流電流値Iacを検出し、検出した電流値Iacは
マイコン40に出力されるようになっている。そしてこ
のマイコン40によって上記電圧把握手段13が構成さ
れ、図4に示すような入力交流電流値Iacから直流電
圧Vinを把握するようになされている。また、上記直
流電圧Vinの変動を補正するようスイッチングパター
ン信号31、33を制御する上記第1実施形態を用いて
説明したような機能も、このマイコン40が備えてい
る。すなわち圧縮機用の制御手段、ファン用制御手段、
圧縮機用の制御量補正手段、ファン用出力制御量補正手
段、圧縮機用のインバータ部制御手段及びファン用イン
バータ部制御手段が、このマイコン40で構成されてい
るのである。この場合、上記圧縮機用の電動機6は、第
1実施形態と同様にV/F特性25に従って制御してい
るが、ファンについては、図5にそのブロック図を示す
ように、すべり周波数sfを用いた閉ループによるすべ
り周波数制御によって電動機7を制御している。すなわ
ち、逆風等の負荷43によって変動するモータ周波数m
fを速度検出器41によって検出してこれに所定のすべ
り周波数sfを加算し、こうして得られた一次周波数f
で波形部42からスイッチングパターン信号33をパワ
ートランジスタ部10に出力する制御である。
の過負荷状態等を監視して機器を保護するために設けら
れているカレントトランス(電流値検出手段)であり、
周波数が50Hz又は60Hzの交流用のものである。
このカレントトランス27によってコンバータ部3の入
力交流電流値Iacを検出し、検出した電流値Iacは
マイコン40に出力されるようになっている。そしてこ
のマイコン40によって上記電圧把握手段13が構成さ
れ、図4に示すような入力交流電流値Iacから直流電
圧Vinを把握するようになされている。また、上記直
流電圧Vinの変動を補正するようスイッチングパター
ン信号31、33を制御する上記第1実施形態を用いて
説明したような機能も、このマイコン40が備えてい
る。すなわち圧縮機用の制御手段、ファン用制御手段、
圧縮機用の制御量補正手段、ファン用出力制御量補正手
段、圧縮機用のインバータ部制御手段及びファン用イン
バータ部制御手段が、このマイコン40で構成されてい
るのである。この場合、上記圧縮機用の電動機6は、第
1実施形態と同様にV/F特性25に従って制御してい
るが、ファンについては、図5にそのブロック図を示す
ように、すべり周波数sfを用いた閉ループによるすべ
り周波数制御によって電動機7を制御している。すなわ
ち、逆風等の負荷43によって変動するモータ周波数m
fを速度検出器41によって検出してこれに所定のすべ
り周波数sfを加算し、こうして得られた一次周波数f
で波形部42からスイッチングパターン信号33をパワ
ートランジスタ部10に出力する制御である。
【0022】上記空気調和機の電動機制御装置では、大
容量の負荷である圧縮機8の負荷変動によって直流電圧
Vinが変動し、これによって圧縮機8を駆動する電動
機6のみならず、送風ファン9駆動用のファン用電動機
7についても電動機回転数mfが変動してしまうという
従来の問題点を解決でき、圧縮機用電動機6及びファン
用電動機7の双方において安定した制御を行うことがで
きる。なおファン用電動機7の制御は、DCブラシレス
モータを用いた制御としてもよい。この場合にも直流電
圧Vinの変動による制御特性の変動を回避し、性能の
向上を図ることができる。
容量の負荷である圧縮機8の負荷変動によって直流電圧
Vinが変動し、これによって圧縮機8を駆動する電動
機6のみならず、送風ファン9駆動用のファン用電動機
7についても電動機回転数mfが変動してしまうという
従来の問題点を解決でき、圧縮機用電動機6及びファン
用電動機7の双方において安定した制御を行うことがで
きる。なおファン用電動機7の制御は、DCブラシレス
モータを用いた制御としてもよい。この場合にも直流電
圧Vinの変動による制御特性の変動を回避し、性能の
向上を図ることができる。
【0023】以上にこの発明の具体的な実施形態につい
て説明したが、この発明は上記形態に限定されるもので
はなく、この発明の範囲内で種々変更して実施すること
ができる。例えば上記制御装置は入力交流電流値Iac
を検出するカレンストランス27を備えるものであった
が、パワートランジスタ部5保護のために直流電流平均
値Idc(又はパワートランジスタ部5への入力直流電
流平均値)を検出するカレンストランス(周波数が数k
Hzの直流用)を備えたものや、電動機6の保護のため
に電動機6に供給される駆動電流値Im(図1参照)を
検出するカレンストランス(周波数が10〜300Hz
の交流用)を備えたものでもよい。そして上記直流電流
平均値Idcに基づいて直流電圧Vinを把握する場合
には、上記電圧把握手段13における電流−電圧の相関
特性を直流電流平均値Idcと直流電圧Vinとの間に
成立する特性に変更する。また上記駆動電流値Imに基
づいて直流電圧Vinを把握する場合には、上記相関特
性は、直流電圧Vinが電動機6の消費電力と相関する
ものであることから、補正電圧指令信号26から得られ
る電動機制御電圧と駆動電流値Imとの積と、直流電圧
Vinとの間に成立する特性に変更する。また上記で
は、整流回路は倍電圧整流の実施例としたが、もちろん
全波整流を行ってもよい。
て説明したが、この発明は上記形態に限定されるもので
はなく、この発明の範囲内で種々変更して実施すること
ができる。例えば上記制御装置は入力交流電流値Iac
を検出するカレンストランス27を備えるものであった
が、パワートランジスタ部5保護のために直流電流平均
値Idc(又はパワートランジスタ部5への入力直流電
流平均値)を検出するカレンストランス(周波数が数k
Hzの直流用)を備えたものや、電動機6の保護のため
に電動機6に供給される駆動電流値Im(図1参照)を
検出するカレンストランス(周波数が10〜300Hz
の交流用)を備えたものでもよい。そして上記直流電流
平均値Idcに基づいて直流電圧Vinを把握する場合
には、上記電圧把握手段13における電流−電圧の相関
特性を直流電流平均値Idcと直流電圧Vinとの間に
成立する特性に変更する。また上記駆動電流値Imに基
づいて直流電圧Vinを把握する場合には、上記相関特
性は、直流電圧Vinが電動機6の消費電力と相関する
ものであることから、補正電圧指令信号26から得られ
る電動機制御電圧と駆動電流値Imとの積と、直流電圧
Vinとの間に成立する特性に変更する。また上記で
は、整流回路は倍電圧整流の実施例としたが、もちろん
全波整流を行ってもよい。
【0024】
【発明の効果】上記請求項1及び請求項3の空気調和機
の電動機制御装置では、直流電圧の変動に伴う電動機制
御特性の変動を簡素な構成によって抑制することができ
るので、コストアップを回避しながら性能の向上を図る
ことが可能となる。
の電動機制御装置では、直流電圧の変動に伴う電動機制
御特性の変動を簡素な構成によって抑制することができ
るので、コストアップを回避しながら性能の向上を図る
ことが可能となる。
【0025】また請求項2及び請求項4の空気調和機の
電動機制御装置では、圧縮機の発停等によって大容量の
負荷変動が生じても、これによって小容量負荷であるフ
ァン電動機の制御特性が変動するのを簡素な構成によっ
て制御することが可能となり、この結果、コストアップ
を回避しながら性能の向上を図ることが可能となる。
電動機制御装置では、圧縮機の発停等によって大容量の
負荷変動が生じても、これによって小容量負荷であるフ
ァン電動機の制御特性が変動するのを簡素な構成によっ
て制御することが可能となり、この結果、コストアップ
を回避しながら性能の向上を図ることが可能となる。
【0026】請求項5の空気調和機の電動機制御装置で
は、その制御特性を例えばすべり周波数制御に適合した
ものとすることによっても、同様に簡素な構成でありな
がら高性能な電動機制御装置を得ることが可能となる。
は、その制御特性を例えばすべり周波数制御に適合した
ものとすることによっても、同様に簡素な構成でありな
がら高性能な電動機制御装置を得ることが可能となる。
【0027】さらに請求項6の空気調和機の電動機制御
装置では、その制御特性を例えばV/F制御に適合した
ものとすることにより、簡素な構成でありながら一段と
高性能な電動機制御装置を得ることが可能となる。
装置では、その制御特性を例えばV/F制御に適合した
ものとすることにより、簡素な構成でありながら一段と
高性能な電動機制御装置を得ることが可能となる。
【0028】また請求項7の空気調和機の電動機制御方
法では、直流電圧の変動に伴う電動機制御特性の変動を
容易に制御することが可能となる。
法では、直流電圧の変動に伴う電動機制御特性の変動を
容易に制御することが可能となる。
【図1】この発明の第1実施形態の空気調和機の電動機
制御装置のブロック図である。
制御装置のブロック図である。
【図2】上記装置におけるV/F特性を示すグラフであ
る。
る。
【図3】上記装置におけるパワートランジスタ部からの
出力電圧波形を示す模式図である。
出力電圧波形を示す模式図である。
【図4】上記装置における入力交流電流値と直流電圧と
の相関特性を示すグラフである。
の相関特性を示すグラフである。
【図5】すべり周波数制御を説明するブロック図であ
る。
る。
【図6】第2実施形態の空気調和機の電動機制御装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
2 交流電源 3 コンバータ部 4 平滑用コンデンサ 5 パワートランジスタ部 6 電動機 7 ファン用電動機 10 ファン用パワートランジスタ部 13 電圧把握手段 20 出力電圧制御部 21 制御特性記憶部 22 V/Fデータ信号 26 補正電圧指令信号 27 カレントトランス 30 インバータ制御部 31 スイッチングパターン信号 Vin 直流電圧 Iac 入力交流電流値 Idc 直流電流平均値 Im 駆動電流値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 秀敏 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 前川 恭範 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内
Claims (7)
- 【請求項1】 交流電源(2)を整流したのち平滑用コ
ンデンサ(4)で平滑して直流電圧(Vin)を形成
し、この直流電圧(Vin)をスイッチングして電動機
(6)を駆動する際に、上記直流電圧(Vin)の変動
を補正するようスイッチングパターンを制御する空気調
和機の電動機制御装置において、上記交流電源(2)か
らの入力交流電流値(Iac)、平滑された後の直流電
流平均値(Idc)、又は電動機(6)に供給される駆
動電流値(Im)のうち少なくともいずれかの電流値に
基づいて上記直流電圧(Vin)の変動を把握する電圧
把握手段(13)を設けたことを特徴とする空気調和機
の電動機制御装置。 - 【請求項2】 上記電動機(6)は圧縮機(8)を駆動
するものであって、この圧縮機(8)用の電動機(6)
と並列となるようさらにファン用電動機(7)を設け、
上記直流電圧(Vin)をスイッチングしてこのファン
用電動機(7)を駆動すると共にその駆動に際して上記
直流電圧(Vin)の変動を補正するようスイッチング
パターンを制御するようにしたことを特徴とする請求項
1の空気調和機の電動機制御装置。 - 【請求項3】 交流電源(2)を整流するコンバータ部
(3)と、このコンバータ部(3)の出力電圧を平滑す
る平滑用コンデンサ(4)と、この平滑用コンデンサ
(4)からの直流電圧(Vin)をスイッチングして電
動機(6)を駆動するインバータ部(5)と、上記直流
電圧(Vin)を把握する電圧把握手段(13)と、上
記電動機(6)を制御するための制御量指令信号(2
2)を出力する制御手段(21)と、上記直流電圧(V
in)が変化した分を補うように制御量指令信号(2
2)の出力値を逆に変化させた補正制御量指令信号(2
6)を出力する出力制御量補正手段(20)と、上記イ
ンバータ部(5)に上記補正制御量指令信号(26)に
応じたスイッチングパターン信号(31)を出力するイ
ンバータ部制御手段(30)と、上記コンバータ部
(3)の入力交流電流値(Iac)、上記インバータ部
(5)への直流電流平均値(Idc)、又は電動機
(6)に供給される駆動電流値(Im)のうち少なくと
もいずれかを検出する電流値検出手段(27)とを備え
た空気調和機の電動機制御装置において、上記電圧把握
手段(13)は、上記電流値検出手段(27)で検出さ
れた電流値に基づいて上記直流電圧(Vin)を把握す
るよう構成されたものであることを特徴とする空気調和
機の電動機制御装置。 - 【請求項4】 上記電動機(6)は圧縮機(8)を駆動
するものであって、さらに上記インバータ部(5)と並
列に設けられて上記直流電圧(Vin)をスイッチング
してファン用電動機(7)を駆動するファン用インバー
タ部(10)と、上記ファン用電動機(7)を制御する
ためのファン用制御量指令信号を出力するファン用制御
手段と、上記直流電圧(Vin)が変化した分を補うよ
うにファン用制御量指令信号の出力値を逆に変化させた
ファン用補正制御量指令信号を出力するファン用出力制
御量補正手段と、上記ファン用インバータ部(10)に
上記ファン用補正制御量指令信号に応じたファン用スイ
ッチングパターン信号を出力するファン用インバータ部
制御手段とを設けたことを特徴とする請求項3の空気調
和機の電動機制御装置。 - 【請求項5】 上記各制御手段(21)は、制御特性を
演算して求めると共に制御特性に応じて各制御量指令信
号(22)を出力するものであることを特徴とする請求
項3又は請求項4の空気調和機の電動機制御装置。 - 【請求項6】 上記各制御手段(21)は、制御特性を
記憶すると共に制御特性に応じて各制御量指令信号(2
2)を出力するものであることを特徴とする請求項3又
は請求項4の空気調和機の電動機制御装置。 - 【請求項7】 交流電源(2)を整流したのち平滑用コ
ンデンサ(4)で平滑して直流電圧(Vin)を形成
し、この直流電圧(Vin)をスイッチングして電動機
(6)を駆動する際に、上記直流電圧(Vin)の変動
を補正するようスイッチングパターンを制御する空気調
和機の電動機制御方法において、上記交流電源(2)か
らの入力交流電流値(Iac)、平滑された後の直流電
流平均値(Idc)、又は電動機(6)に供給される駆
動電流値(Im)のうち少なくともいずれかの電流値に
基づいて上記直流電圧(Vin)の変動を把握すること
を特徴とする空気調和機の電動機制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7319453A JPH09131094A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 空気調和機の電動機制御装置及び電動機制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7319453A JPH09131094A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 空気調和機の電動機制御装置及び電動機制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09131094A true JPH09131094A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=18110375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7319453A Pending JPH09131094A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 空気調和機の電動機制御装置及び電動機制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09131094A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20190093270A (ko) * | 2018-02-01 | 2019-08-09 | 엘에스산전 주식회사 | 인버터 |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP7319453A patent/JPH09131094A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20190093270A (ko) * | 2018-02-01 | 2019-08-09 | 엘에스산전 주식회사 | 인버터 |
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