JPH09131799A - 光造形装置 - Google Patents
光造形装置Info
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- JPH09131799A JPH09131799A JP7290737A JP29073795A JPH09131799A JP H09131799 A JPH09131799 A JP H09131799A JP 7290737 A JP7290737 A JP 7290737A JP 29073795 A JP29073795 A JP 29073795A JP H09131799 A JPH09131799 A JP H09131799A
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- uncured material
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- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高粘度の未硬化材料を多量に汲み上げても、
該材料を安定供給することのできる材料供給手段を備え
た光造形装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 プラットホーム上に供給した光硬化性流
動材料によって所定層厚の未硬化材料層を形成し、該材
料層を露光して硬化層を形成するとともに、該硬化層を
下層の硬化層上に積層する光造形装置において、未硬化
材料供給手段の汲み上げ部20が、汲み上げ部20の移動方
向と直交する方向に所定間隔を隔てて隣接する複数の板
状体31と、隣接する各一対の板状体31の間にそれぞれ複
数の孔が開口するよう板状体31に近接し板状体31の間に
複数の空間35を形成する多孔部材33とを有する。
該材料を安定供給することのできる材料供給手段を備え
た光造形装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 プラットホーム上に供給した光硬化性流
動材料によって所定層厚の未硬化材料層を形成し、該材
料層を露光して硬化層を形成するとともに、該硬化層を
下層の硬化層上に積層する光造形装置において、未硬化
材料供給手段の汲み上げ部20が、汲み上げ部20の移動方
向と直交する方向に所定間隔を隔てて隣接する複数の板
状体31と、隣接する各一対の板状体31の間にそれぞれ複
数の孔が開口するよう板状体31に近接し板状体31の間に
複数の空間35を形成する多孔部材33とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光硬化性の流動材
料を用いて3次元の物体(立体)を造形する光造形装
置、特に未硬化の光硬化性流動材料をその液面側で露光
して硬化させるようにした装置に関する。
料を用いて3次元の物体(立体)を造形する光造形装
置、特に未硬化の光硬化性流動材料をその液面側で露光
して硬化させるようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、未硬化の光硬化性樹脂を選択的に
露光して所定形状の硬化層を形成するとともに、その硬
化層を順次積層することで、形状の複雑な物体や組立体
を一体造形可能にした光造形装置が知られており、この
光造形装置においては、積層される各層の硬化層を高精
度かつ迅速に成形することが要求される。
露光して所定形状の硬化層を形成するとともに、その硬
化層を順次積層することで、形状の複雑な物体や組立体
を一体造形可能にした光造形装置が知られており、この
光造形装置においては、積層される各層の硬化層を高精
度かつ迅速に成形することが要求される。
【0003】この種の光造形装置としては、例えば特公
平2−48422号公報に記載されたものがある。この
装置では、未硬化の光硬化性樹脂液を収容した容器中に
昇降式のプラットホームを配設し、その光硬化性樹脂の
液面に対しレーザ走査による選択的な露光を行って前記
液面近傍の光硬化性樹脂をプラットホーム上で所定形状
に硬化させた後、その硬化層をプラットホームと共に一
層分を超える深さまで沈めてプラットホーム上に未硬化
の光硬化性樹脂液を自動的に積層させ、次いでプラット
ホームを自由液面から積層ピッチ量(積層される層の層
厚)を隔てる位置まで上昇させることで次層の未硬化材
料層を比較的迅速に形成できるようになっている。
平2−48422号公報に記載されたものがある。この
装置では、未硬化の光硬化性樹脂液を収容した容器中に
昇降式のプラットホームを配設し、その光硬化性樹脂の
液面に対しレーザ走査による選択的な露光を行って前記
液面近傍の光硬化性樹脂をプラットホーム上で所定形状
に硬化させた後、その硬化層をプラットホームと共に一
層分を超える深さまで沈めてプラットホーム上に未硬化
の光硬化性樹脂液を自動的に積層させ、次いでプラット
ホームを自由液面から積層ピッチ量(積層される層の層
厚)を隔てる位置まで上昇させることで次層の未硬化材
料層を比較的迅速に形成できるようになっている。
【0004】ところで、この種の光造形装置は形状の複
雑な部品を低コストかつ短時間で試作するのに好適であ
るため、近時においては、造形作業の高速化と更なる造
形精度の向上に加えて、造形された立体をより広範な用
途に対応させ得ることが要求されている。具体的には、
造形された物体を高温に晒される部品、例えば自動車の
排気マニホールドの試作品としたり、高温高圧に晒され
るプラスチック成形用の型として用いたりすることが要
求されるようになった。
雑な部品を低コストかつ短時間で試作するのに好適であ
るため、近時においては、造形作業の高速化と更なる造
形精度の向上に加えて、造形された立体をより広範な用
途に対応させ得ることが要求されている。具体的には、
造形された物体を高温に晒される部品、例えば自動車の
排気マニホールドの試作品としたり、高温高圧に晒され
るプラスチック成形用の型として用いたりすることが要
求されるようになった。
【0005】しかし、このような要求に応え得る光硬化
性流動材料は高粘度であり、上述のようにプラットホー
ムを未硬化液中に沈めてその上(下層の硬化層上)に自
動的に未硬化樹脂層を形成する方式では、粘性の高い1
層分の未硬化流動材料をプラットホーム上に迅速に延展
させることができない。また、安全性確保の観点から
も、光硬化性樹脂には低臭気、低揮発となる程度の粘性
を有するのが好ましいが、上述の方式では、十分に粘度
の低い光硬化性樹脂が必要になる。
性流動材料は高粘度であり、上述のようにプラットホー
ムを未硬化液中に沈めてその上(下層の硬化層上)に自
動的に未硬化樹脂層を形成する方式では、粘性の高い1
層分の未硬化流動材料をプラットホーム上に迅速に延展
させることができない。また、安全性確保の観点から
も、光硬化性樹脂には低臭気、低揮発となる程度の粘性
を有するのが好ましいが、上述の方式では、十分に粘度
の低い光硬化性樹脂が必要になる。
【0006】そこで、特公平7−10566号公報に記
載されるように、未硬化の光硬化性樹脂を強制的に下層
の硬化層上に供給するディップコート方式を採用し、高
粘度の光硬化性樹脂材料を使用しつつ高速化と層厚の高
精度化とを実現可能にしたものが提案され、注目を集め
ている。この装置は、所定の光によって硬化し得る未硬
化の光硬化性樹脂を収容してその樹脂の自由液面を形成
する容器と、自由液面と略直交する方向に移動するよう
容器中に移動可能に設けられた自由液面に対し略平行な
可動プラットホームと、容器から未硬化の光硬化性樹脂
を汲み上げて可動プラットホーム上に供給するディッパ
ーと、可動プラットホームの移動方向に対して直交する
方向に移動可能に設けられその移動により可動プラット
ホーム上の光硬化性樹脂の表面部を平坦化するスクレー
パー(ドクターナイフ)とを備えている。そして、プラ
ットホームを自由液面より積層ピッチ量だけ低い位置に
配置した状態で、未硬化の光硬化性樹脂をディッパーに
より汲み上げて可動プラットホーム上に供給し、この光
硬化性樹脂の表面部を自由液面に沿って移動するスクレ
ーパーにより平坦化して、プラットホーム上の自由液面
近傍に所定層厚の未硬化の光硬化性樹脂層を迅速かつ均
一に形成するともに、その未硬化材料層を所定の光によ
り選択的に露光して光硬化性樹脂を積層硬化させるとい
う工程を繰り返すことで、所要形状の立体を造形するよ
うになっている。
載されるように、未硬化の光硬化性樹脂を強制的に下層
の硬化層上に供給するディップコート方式を採用し、高
粘度の光硬化性樹脂材料を使用しつつ高速化と層厚の高
精度化とを実現可能にしたものが提案され、注目を集め
ている。この装置は、所定の光によって硬化し得る未硬
化の光硬化性樹脂を収容してその樹脂の自由液面を形成
する容器と、自由液面と略直交する方向に移動するよう
容器中に移動可能に設けられた自由液面に対し略平行な
可動プラットホームと、容器から未硬化の光硬化性樹脂
を汲み上げて可動プラットホーム上に供給するディッパ
ーと、可動プラットホームの移動方向に対して直交する
方向に移動可能に設けられその移動により可動プラット
ホーム上の光硬化性樹脂の表面部を平坦化するスクレー
パー(ドクターナイフ)とを備えている。そして、プラ
ットホームを自由液面より積層ピッチ量だけ低い位置に
配置した状態で、未硬化の光硬化性樹脂をディッパーに
より汲み上げて可動プラットホーム上に供給し、この光
硬化性樹脂の表面部を自由液面に沿って移動するスクレ
ーパーにより平坦化して、プラットホーム上の自由液面
近傍に所定層厚の未硬化の光硬化性樹脂層を迅速かつ均
一に形成するともに、その未硬化材料層を所定の光によ
り選択的に露光して光硬化性樹脂を積層硬化させるとい
う工程を繰り返すことで、所要形状の立体を造形するよ
うになっている。
【0007】また、特公平7−10566号公報には、
未硬化の光硬化性樹脂をプラットホーム上に汲み上げる
汲み上げ部として、おけ状の供給器、1枚又は複数枚の
板からなる供給器、あるいはブラシ状のものが開示され
ており、何れも未硬化材料を安定して汲み上げる工夫が
なされている。
未硬化の光硬化性樹脂をプラットホーム上に汲み上げる
汲み上げ部として、おけ状の供給器、1枚又は複数枚の
板からなる供給器、あるいはブラシ状のものが開示され
ており、何れも未硬化材料を安定して汲み上げる工夫が
なされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに改善された光造形装置にあっても、より粘度の高い
光硬化性樹脂を使用する場合、未硬化材料を広範囲に均
一に供給するのに時間がかかるという未解決の課題があ
った。特にブラシや単板等のように未硬化材料を付着さ
せて汲み上げる方式のものにおいては高粘度の未硬化樹
脂を多量に汲み上げるのが困難であり、そのような汲み
上げ部を塗工幅方向に複数配列したとしても高粘度の材
料が十分延展するのには時間がかかる。
うに改善された光造形装置にあっても、より粘度の高い
光硬化性樹脂を使用する場合、未硬化材料を広範囲に均
一に供給するのに時間がかかるという未解決の課題があ
った。特にブラシや単板等のように未硬化材料を付着さ
せて汲み上げる方式のものにおいては高粘度の未硬化樹
脂を多量に汲み上げるのが困難であり、そのような汲み
上げ部を塗工幅方向に複数配列したとしても高粘度の材
料が十分延展するのには時間がかかる。
【0009】また、おけ状等の供給器を使用するとして
も、未硬化材料の供給孔やスリットの開口面積を小さく
すると、単位時間当たりに汲み上げ部から流出する未硬
化材料の量が少なくなり、迅速な材料供給が困難にな
る。一方、逆に供給孔やスリットの開口面積を大きくす
ると、単位時間当たりに汲み上げ部から流出する未硬化
材料の量が多過ぎ、1回の汲み上げによって広い領域に
未硬化材料を供給することは困難になる。
も、未硬化材料の供給孔やスリットの開口面積を小さく
すると、単位時間当たりに汲み上げ部から流出する未硬
化材料の量が少なくなり、迅速な材料供給が困難にな
る。一方、逆に供給孔やスリットの開口面積を大きくす
ると、単位時間当たりに汲み上げ部から流出する未硬化
材料の量が多過ぎ、1回の汲み上げによって広い領域に
未硬化材料を供給することは困難になる。
【0010】このように未硬化材料を汲み上げてプラッ
トホーム上に供給する従来の光造形装置は、硬化層を一
層分を超える深さまで沈めて再度積層ピッチ量まで戻す
方式のものに比べると高粘度材料の使用に適するが、よ
り高い粘度の材料を使用する場合には改善の余地があっ
た。そこで本発明は、高粘度の未硬化材料を多量に汲み
上げても、該未硬化材料を安定供給することのできる材
料供給手段を備えた光造形装置を提供することを目的と
する。
トホーム上に供給する従来の光造形装置は、硬化層を一
層分を超える深さまで沈めて再度積層ピッチ量まで戻す
方式のものに比べると高粘度材料の使用に適するが、よ
り高い粘度の材料を使用する場合には改善の余地があっ
た。そこで本発明は、高粘度の未硬化材料を多量に汲み
上げても、該未硬化材料を安定供給することのできる材
料供給手段を備えた光造形装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、所定の光によって硬化し得る未
硬化の光硬化性流動材料を収容し該流動材料の自由液面
を形成する容器と、自由液面に対し略平行な上面部を有
し自由液面と略直交する方向に移動するよう容器中に移
動可能に設けられた可動プラットホームと、容器から未
硬化の光硬化性流動材料を汲み上げるとともに可動プラ
ットホーム上を移動する汲み上げ部を有し該汲み上げ部
から可動プラットホーム上に未硬化材料を供給する未硬
化材料供給手段とを備え、未硬化材料供給手段により可
動プラットホーム上に供給した未硬化の光硬化性流動材
料によって所定層厚の未硬化材料層を形成し、該未硬化
材料層を所定の光により選択的に露光して硬化層を形成
するとともに、該硬化層を下層の硬化層上に積層する光
造形装置において、前記未硬化材料供給手段の汲み上げ
部が、前記移動方向と直交する方向に所定間隔を隔てて
隣接するよう互いに平行に配列された複数の板状体と、
多数の孔を有するとともに複数の板状体のうち隣接する
各一対の板状体の間にそれぞれ複数の孔が開口するよう
板状体の前記移動方向における両側面部および下面部に
近接し、前記複数の板状体の間に前記未硬化材料を収容
する複数の空間を形成する多孔部材とを有するものであ
る。
求項1に記載の発明は、所定の光によって硬化し得る未
硬化の光硬化性流動材料を収容し該流動材料の自由液面
を形成する容器と、自由液面に対し略平行な上面部を有
し自由液面と略直交する方向に移動するよう容器中に移
動可能に設けられた可動プラットホームと、容器から未
硬化の光硬化性流動材料を汲み上げるとともに可動プラ
ットホーム上を移動する汲み上げ部を有し該汲み上げ部
から可動プラットホーム上に未硬化材料を供給する未硬
化材料供給手段とを備え、未硬化材料供給手段により可
動プラットホーム上に供給した未硬化の光硬化性流動材
料によって所定層厚の未硬化材料層を形成し、該未硬化
材料層を所定の光により選択的に露光して硬化層を形成
するとともに、該硬化層を下層の硬化層上に積層する光
造形装置において、前記未硬化材料供給手段の汲み上げ
部が、前記移動方向と直交する方向に所定間隔を隔てて
隣接するよう互いに平行に配列された複数の板状体と、
多数の孔を有するとともに複数の板状体のうち隣接する
各一対の板状体の間にそれぞれ複数の孔が開口するよう
板状体の前記移動方向における両側面部および下面部に
近接し、前記複数の板状体の間に前記未硬化材料を収容
する複数の空間を形成する多孔部材とを有するものであ
る。
【0012】したがって、容器内の未硬化材料を板状体
間の複数の未硬化材料収容空間に収容するときには、多
孔部材の多数の孔を通して、更に上部の開口から未硬化
材料が短時間に収容され、汲み上げに要する時間は短時
間で済み、一方、未硬化材料収容空間に未硬化材料を収
容した汲み上げ部がプラットホーム上を移動するときに
は、前記空間内の未硬化材料が多孔部材を通って下方に
プラットホーム上に流出しようとするが、未硬化材料が
複数の板状体に付着することにより、あるいは更に板状
体間における毛管現象によってその流出をある程度抑制
されるから、多孔部材の孔径が比較的大きくとも、汲み
上げ部からプラットホーム上への流出量を最適化するこ
とができる。
間の複数の未硬化材料収容空間に収容するときには、多
孔部材の多数の孔を通して、更に上部の開口から未硬化
材料が短時間に収容され、汲み上げに要する時間は短時
間で済み、一方、未硬化材料収容空間に未硬化材料を収
容した汲み上げ部がプラットホーム上を移動するときに
は、前記空間内の未硬化材料が多孔部材を通って下方に
プラットホーム上に流出しようとするが、未硬化材料が
複数の板状体に付着することにより、あるいは更に板状
体間における毛管現象によってその流出をある程度抑制
されるから、多孔部材の孔径が比較的大きくとも、汲み
上げ部からプラットホーム上への流出量を最適化するこ
とができる。
【0013】また、請求項2に記載の発明のように、複
数の板状体が多孔部材に移動又は着脱可能に装着され、
該板状体の間の間隔を変更することで多孔部材からプラ
ットホーム上に単位時間当たりに流出する量を変更可能
にすれば、単位時間当たりの材料供給量を造形条件に対
応して容易に変更することができ、しかも、そのために
特別な手段を設ける必要がない。
数の板状体が多孔部材に移動又は着脱可能に装着され、
該板状体の間の間隔を変更することで多孔部材からプラ
ットホーム上に単位時間当たりに流出する量を変更可能
にすれば、単位時間当たりの材料供給量を造形条件に対
応して容易に変更することができ、しかも、そのために
特別な手段を設ける必要がない。
【0014】さらに、請求項3に記載の発明のように、
複数の板状体の間に形成される複数の未硬化材料収容空
間が汲み上げ部の移動方向と直交する幅方向の全域に亙
って存在するよう、複数の板状体が前記移動方向に対し
て所定の交差角度をなして配列されると、前記幅方向の
全域に亙って均一な材料供給が可能になる。なお、前記
複数の板は同一形状のものが好ましいが、全く同一形状
である必要はない。また、板状体は平板である必要はな
く、屈曲又は湾曲したものであってもよいし、前記複数
の板状体の間に形成される空間同士を連通させるよう切
欠きを設けた板状体も設けてもよい。前記多孔部材は、
例えば所定メッシュ数の網およびパンチングプレートの
ように所定孔径の多数の孔を有するもののみならず、す
だれ状に多数のスリット状の隙間を形成したようなも
の、あるいは複数種類の孔やスリット若しくは異形の開
口を所定パターンの不規則な多数の孔をであってもよ
い。
複数の板状体の間に形成される複数の未硬化材料収容空
間が汲み上げ部の移動方向と直交する幅方向の全域に亙
って存在するよう、複数の板状体が前記移動方向に対し
て所定の交差角度をなして配列されると、前記幅方向の
全域に亙って均一な材料供給が可能になる。なお、前記
複数の板は同一形状のものが好ましいが、全く同一形状
である必要はない。また、板状体は平板である必要はな
く、屈曲又は湾曲したものであってもよいし、前記複数
の板状体の間に形成される空間同士を連通させるよう切
欠きを設けた板状体も設けてもよい。前記多孔部材は、
例えば所定メッシュ数の網およびパンチングプレートの
ように所定孔径の多数の孔を有するもののみならず、す
だれ状に多数のスリット状の隙間を形成したようなも
の、あるいは複数種類の孔やスリット若しくは異形の開
口を所定パターンの不規則な多数の孔をであってもよ
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について添付図面を参照しつつ説明する。図1〜図3
は好ましい実施形態の一例を示す図である。これらの図
において、10は所定の光硬化性樹脂(例えばUV硬化性
樹脂)を含む流動性材料であり、この未硬化の流動性材
料10は、所定容量の造形容器1に収容され、その上部に
水平な自由液面Lを形成している。前記未硬化の流動性
材料は、例えば液状の光硬化性樹脂(例えば重合性のビ
ニル系化合物、エポキシ系化合物)に所定温度範囲内で
実質的な非収縮性をもつ平均粒径3〜70μm、好ましく
は10〜60μm程度の微粒子(例えばガラスビーズや樹脂
製ビーズ)を5〜70容量%、好ましくは10〜55容量%だ
け配合したペースト状(例えば粘度が5,000cps〜100,00
0cps)の組成物であり、その微粒子は公知のシランカッ
プリング剤によって硬化後の機械的強度を増すよう処理
されている。あるいは、前記未硬化の流動性材料は、前
記微粒子に代え、直径が0.3 〜1μm、長さが10〜70μ
mアスペクト比が10〜100の範囲にあるウイスカーを用
いる(その場合、液状光硬化性樹脂にこのウイスカーを
5〜30容量%配合する)ものであってもよい。
態について添付図面を参照しつつ説明する。図1〜図3
は好ましい実施形態の一例を示す図である。これらの図
において、10は所定の光硬化性樹脂(例えばUV硬化性
樹脂)を含む流動性材料であり、この未硬化の流動性材
料10は、所定容量の造形容器1に収容され、その上部に
水平な自由液面Lを形成している。前記未硬化の流動性
材料は、例えば液状の光硬化性樹脂(例えば重合性のビ
ニル系化合物、エポキシ系化合物)に所定温度範囲内で
実質的な非収縮性をもつ平均粒径3〜70μm、好ましく
は10〜60μm程度の微粒子(例えばガラスビーズや樹脂
製ビーズ)を5〜70容量%、好ましくは10〜55容量%だ
け配合したペースト状(例えば粘度が5,000cps〜100,00
0cps)の組成物であり、その微粒子は公知のシランカッ
プリング剤によって硬化後の機械的強度を増すよう処理
されている。あるいは、前記未硬化の流動性材料は、前
記微粒子に代え、直径が0.3 〜1μm、長さが10〜70μ
mアスペクト比が10〜100の範囲にあるウイスカーを用
いる(その場合、液状光硬化性樹脂にこのウイスカーを
5〜30容量%配合する)ものであってもよい。
【0016】また、造形容器1は図示しない公知の液面
調整手段により未硬化材料10の自由液面Lの高さを底面
から一定の高さに保つようになっており、この容器1中
には前記自由液面Lに対し略平行な上面部11aを有する
可動プラットホーム11が設けられている。プラットホー
ム11は、前記自由液面と略直交する鉛直方向に移動すな
わち昇降可能であり、層厚に対応する下降ピッチ量を単
位として段階的に下降し、造形完了時に上昇するように
なっている。
調整手段により未硬化材料10の自由液面Lの高さを底面
から一定の高さに保つようになっており、この容器1中
には前記自由液面Lに対し略平行な上面部11aを有する
可動プラットホーム11が設けられている。プラットホー
ム11は、前記自由液面と略直交する鉛直方向に移動すな
わち昇降可能であり、層厚に対応する下降ピッチ量を単
位として段階的に下降し、造形完了時に上昇するように
なっている。
【0017】プラットホーム11の上方にはその前後長
(図1の断面と直交する方向の長さ)とほぼ等しい長さ
を有するディッパー20(汲み上げ部)とこれを支持して
移動する移動部材21とが設けられている。移動部材21
は、ディッパー20を支持するとともにローラ21aを介し
てガイドレール22により図1の左右方向および上下方向
にに移動可能に案内されており、移動部材21は例えばワ
イヤやプーリを介してモータ駆動されるようになってい
る。そして、ディッパー20は、移動部材21と共に可動プ
ラットホーム11の両側では図1に仮想線で示す浸漬位置
に下降して未硬化材料10の液中に沈み、プラットホーム
11に接近するときガイドレール22の傾斜部22a,22bに
沿って上昇して、プラットホーム11上ではガイドレール
22の水平部22cに沿って水平に移動する。このようにデ
ィッパー20は、下降と上昇によって造形容器1内の未硬
化の光硬化性流動材料10の一部を汲み上げ、これを未硬
化材料10aとしてプラットホーム11上に供給することが
できる。すなわち、ディッパー20は、前記移動部材21お
よびガイドレール22と共に未硬化材料供給手段を構成す
る汲み上げ部としての機能を有している。
(図1の断面と直交する方向の長さ)とほぼ等しい長さ
を有するディッパー20(汲み上げ部)とこれを支持して
移動する移動部材21とが設けられている。移動部材21
は、ディッパー20を支持するとともにローラ21aを介し
てガイドレール22により図1の左右方向および上下方向
にに移動可能に案内されており、移動部材21は例えばワ
イヤやプーリを介してモータ駆動されるようになってい
る。そして、ディッパー20は、移動部材21と共に可動プ
ラットホーム11の両側では図1に仮想線で示す浸漬位置
に下降して未硬化材料10の液中に沈み、プラットホーム
11に接近するときガイドレール22の傾斜部22a,22bに
沿って上昇して、プラットホーム11上ではガイドレール
22の水平部22cに沿って水平に移動する。このようにデ
ィッパー20は、下降と上昇によって造形容器1内の未硬
化の光硬化性流動材料10の一部を汲み上げ、これを未硬
化材料10aとしてプラットホーム11上に供給することが
できる。すなわち、ディッパー20は、前記移動部材21お
よびガイドレール22と共に未硬化材料供給手段を構成す
る汲み上げ部としての機能を有している。
【0018】ディッパー20の移動方向両側には移動部材
21によって水平方向に移動されるようガイドレール22に
移動可能に支持され、ディッパー20と共に可動プラット
ホーム11の上面部11aに沿ってプラットホーム11の昇降
方向と直交する方向に移動するスクレーパー25A,25B
が設けられており、これら一対のスクレーパー25A,25
Bは可動プラットホーム11の上面部11aに沿って移動す
るとき、可動プラットホーム11上の未硬化材料10aの表
面部をならし、プラットホーム11の上面部11aの形状に
対応する層厚の均一な未硬化材料層12を形成するように
なっている。
21によって水平方向に移動されるようガイドレール22に
移動可能に支持され、ディッパー20と共に可動プラット
ホーム11の上面部11aに沿ってプラットホーム11の昇降
方向と直交する方向に移動するスクレーパー25A,25B
が設けられており、これら一対のスクレーパー25A,25
Bは可動プラットホーム11の上面部11aに沿って移動す
るとき、可動プラットホーム11上の未硬化材料10aの表
面部をならし、プラットホーム11の上面部11aの形状に
対応する層厚の均一な未硬化材料層12を形成するように
なっている。
【0019】また、プラットホーム11の上方には図示し
ないレーザ光走査装置が設けられており、この走査装置
は例えばレーザ光源から出射したレーザ光を反射光学系
を介して偏向しつつプラットホーム11上の未硬化材料層
の表面部に集光させ、その光をプラットホーム11上の所
定領域内での主・副両走査方向に走査するようになって
いる。また、この光走査装置からの光による描画パター
ンは、造形する3次元物体を硬化層の積層体としたとき
の各層の形状に対応するもので、その走査を制御する制
御装置には、例えば公知の3次元CAD(computer aid
ed design)システムが接続されている。なお、前記制
御装置は、3次元CADシステムからのモデリングデー
タに基づき、図示しないプラットホーム昇降駆動手段、
ディッパー20およびスクレーパー25A,25Bを移動させ
る前記モータ、レーザ光源、並びにレーザ光走査装置等
の作動を制御する。
ないレーザ光走査装置が設けられており、この走査装置
は例えばレーザ光源から出射したレーザ光を反射光学系
を介して偏向しつつプラットホーム11上の未硬化材料層
の表面部に集光させ、その光をプラットホーム11上の所
定領域内での主・副両走査方向に走査するようになって
いる。また、この光走査装置からの光による描画パター
ンは、造形する3次元物体を硬化層の積層体としたとき
の各層の形状に対応するもので、その走査を制御する制
御装置には、例えば公知の3次元CAD(computer aid
ed design)システムが接続されている。なお、前記制
御装置は、3次元CADシステムからのモデリングデー
タに基づき、図示しないプラットホーム昇降駆動手段、
ディッパー20およびスクレーパー25A,25Bを移動させ
る前記モータ、レーザ光源、並びにレーザ光走査装置等
の作動を制御する。
【0020】一方、図2および図3に示すように、本実
施形態のディッパー20は、複数の同一形状の板状体31
と、これら板状体31のディッパー移動方向(図1のX方
向)における両側面部31a,31bおよび下面部31cに近
接する多孔部材33とを有しており、板状体31はその移動
方向と直交する幅方向(X方向と直交する水平方向)に
所定間隔を隔てて隣接するよう互いに板面をX方向に向
けて平行に配列されている。各板状体31の下面部31cは
ディッパー移動方向の両側下部に傾斜面s1 ,s 2 を形
成する屈曲面部となっているが、ディッパー移動方向の
両側下部が傾斜した湾曲面であってもよい。また、多孔
部材33は、多数の孔を有するとともに複数の板状体31の
うち隣接する各一対の板状体31の間にそれぞれ複数の孔
が開口するとともに、複数の板状体31の間に未硬化材料
10を収容する複数の空間35を形成している。さらに、板
状体31は多孔部材33に移動又は着脱可能に装着されてお
り、これら板状体31の移動又は着脱によって板状体31間
の間隔が変更可能になっている。そして、この板状体31
間の間隔を変更することで、多孔部材33からプラットホ
ーム11上に単位時間当たりに流出する量を、変更できる
ようになっている。
施形態のディッパー20は、複数の同一形状の板状体31
と、これら板状体31のディッパー移動方向(図1のX方
向)における両側面部31a,31bおよび下面部31cに近
接する多孔部材33とを有しており、板状体31はその移動
方向と直交する幅方向(X方向と直交する水平方向)に
所定間隔を隔てて隣接するよう互いに板面をX方向に向
けて平行に配列されている。各板状体31の下面部31cは
ディッパー移動方向の両側下部に傾斜面s1 ,s 2 を形
成する屈曲面部となっているが、ディッパー移動方向の
両側下部が傾斜した湾曲面であってもよい。また、多孔
部材33は、多数の孔を有するとともに複数の板状体31の
うち隣接する各一対の板状体31の間にそれぞれ複数の孔
が開口するとともに、複数の板状体31の間に未硬化材料
10を収容する複数の空間35を形成している。さらに、板
状体31は多孔部材33に移動又は着脱可能に装着されてお
り、これら板状体31の移動又は着脱によって板状体31間
の間隔が変更可能になっている。そして、この板状体31
間の間隔を変更することで、多孔部材33からプラットホ
ーム11上に単位時間当たりに流出する量を、変更できる
ようになっている。
【0021】上記構成の装置では、制御装置が、3次元
CADシステムからのモデリングデータに基づいて、プ
ラットホーム昇降駆動手段、ディッパー20およびスクレ
ーパー25A,25Bを移動させる前記モータ、レーザ光
源、並びにレーザ光走査装置等の作動を制御する。そし
て、まず、プラットホーム11から離れた位置で自由液面
L下に沈んだディッパー20が、スクレーパー25A,25B
の図1中X方向への移動に同期してX方向に移動しつつ
所定高さまで上昇する。次いで、ディッパー20およびス
クレーパー25A,25Bが共に水平に移動してプラットホ
ーム11上に供給された未硬化材料10から所定層厚の未硬
化材料層12が形成される。次いで、走査装置からの光が
未硬化材料層12の表面部に集光されるとともにプラット
ホーム11上の所定領域内での主・副両走査方向に走査さ
れ、一層の硬化層13が形成されるのと同時に下層に積層
されることになる。
CADシステムからのモデリングデータに基づいて、プ
ラットホーム昇降駆動手段、ディッパー20およびスクレ
ーパー25A,25Bを移動させる前記モータ、レーザ光
源、並びにレーザ光走査装置等の作動を制御する。そし
て、まず、プラットホーム11から離れた位置で自由液面
L下に沈んだディッパー20が、スクレーパー25A,25B
の図1中X方向への移動に同期してX方向に移動しつつ
所定高さまで上昇する。次いで、ディッパー20およびス
クレーパー25A,25Bが共に水平に移動してプラットホ
ーム11上に供給された未硬化材料10から所定層厚の未硬
化材料層12が形成される。次いで、走査装置からの光が
未硬化材料層12の表面部に集光されるとともにプラット
ホーム11上の所定領域内での主・副両走査方向に走査さ
れ、一層の硬化層13が形成されるのと同時に下層に積層
されることになる。
【0022】このような造形作業に際して、本実施形態
の光造形装置においては、容器1内の未硬化材料10を板
状体31間の複数の未硬化材料収容空間35に収容するとき
には、多孔部材33の多数の孔を通して、あるいは更に上
部の開口から未硬化材料10が短時間に収容されるから、
汲み上げに要する時間は短時間で済むことになる。一
方、複数の空間35に未硬化材料10を収容したディッパー
20がプラットホーム11上を移動するときには、前記空間
35内の未硬化材料10が多孔部材33を通って下方のプラッ
トホーム11上に流出、落下しようとするが、未硬化材料
10が複数の板状体31に付着することにより、あるいは更
に板状体31間における毛管現象によってその流出をある
程度抑制されるから、多孔部材33の孔径が比較的大きく
とも、ディッパー20からプラットホーム11上への流出量
を最適化することができる。
の光造形装置においては、容器1内の未硬化材料10を板
状体31間の複数の未硬化材料収容空間35に収容するとき
には、多孔部材33の多数の孔を通して、あるいは更に上
部の開口から未硬化材料10が短時間に収容されるから、
汲み上げに要する時間は短時間で済むことになる。一
方、複数の空間35に未硬化材料10を収容したディッパー
20がプラットホーム11上を移動するときには、前記空間
35内の未硬化材料10が多孔部材33を通って下方のプラッ
トホーム11上に流出、落下しようとするが、未硬化材料
10が複数の板状体31に付着することにより、あるいは更
に板状体31間における毛管現象によってその流出をある
程度抑制されるから、多孔部材33の孔径が比較的大きく
とも、ディッパー20からプラットホーム11上への流出量
を最適化することができる。
【0023】また、複数の板状体31が多孔部材33に移動
又は着脱可能に装着され、その板状体31の間の間隔を未
硬化材料10の粘度に対応する所定範囲内で適宜変更する
ことによって前記流出抑制作用を加減し、多孔部材33か
らプラットホーム11上に単位時間当たりに流出する未効
果材料10の量を変更可能にしているので、単位時間当た
りの材料供給量を造形条件に対応して容易に変更するこ
とができる。しかも、板状体31を移動又は着脱するだけ
なので、材料供給量を変更するために特別な手段を設け
る必要がない。
又は着脱可能に装着され、その板状体31の間の間隔を未
硬化材料10の粘度に対応する所定範囲内で適宜変更する
ことによって前記流出抑制作用を加減し、多孔部材33か
らプラットホーム11上に単位時間当たりに流出する未効
果材料10の量を変更可能にしているので、単位時間当た
りの材料供給量を造形条件に対応して容易に変更するこ
とができる。しかも、板状体31を移動又は着脱するだけ
なので、材料供給量を変更するために特別な手段を設け
る必要がない。
【0024】このように本実施形態の装置では、汲み上
げた未硬化材料10を複数の板状体31間の空間35に収容す
るディッパー20を用いているので、高粘度の未硬化材料
10を多量に汲み上げた場合でも、それをプラットホーム
11上に安定供給することができ、広範囲に亙る塗工領域
に均一な未硬化材料層を迅速に形成することで、造形速
度を高めることができる。
げた未硬化材料10を複数の板状体31間の空間35に収容す
るディッパー20を用いているので、高粘度の未硬化材料
10を多量に汲み上げた場合でも、それをプラットホーム
11上に安定供給することができ、広範囲に亙る塗工領域
に均一な未硬化材料層を迅速に形成することで、造形速
度を高めることができる。
【0025】
【実施例】上記構成の装置で、粘度40,000[cp
s]の未硬化材料を用い、複数の板状体31の間の隙間を
10mm、ディッパー20の容量を約300cm3 、ディッ
パー20の多孔部材33のメッシュ数(1インチ 当りの目
数)を6とした実施例の装置と、多孔部材33のメッシュ
数を3,9とした比較例1,2の装置とを、それぞれ準
備して汲み上げ動作の実験をしたところ、下表に示すよ
うな結果が得られた。
s]の未硬化材料を用い、複数の板状体31の間の隙間を
10mm、ディッパー20の容量を約300cm3 、ディッ
パー20の多孔部材33のメッシュ数(1インチ 当りの目
数)を6とした実施例の装置と、多孔部材33のメッシュ
数を3,9とした比較例1,2の装置とを、それぞれ準
備して汲み上げ動作の実験をしたところ、下表に示すよ
うな結果が得られた。
【0026】この結果から明らかなように、メッシュ数
3の場合には網目が粗い(孔が大きい)ために汲み上げ
た未硬化材料10が初期段階で大量に落下流出してしま
い、メッシュ数9の場合には網目が細かい(孔が小さ
い)ために未硬化材料の取込みに時間がかかり過ぎる。
メッシュ数6の実施例の場合に未硬化樹脂10を良好に取
込むことができるとともに落下流体量も良好な程度とな
った。
3の場合には網目が粗い(孔が大きい)ために汲み上げ
た未硬化材料10が初期段階で大量に落下流出してしま
い、メッシュ数9の場合には網目が細かい(孔が小さ
い)ために未硬化材料の取込みに時間がかかり過ぎる。
メッシュ数6の実施例の場合に未硬化樹脂10を良好に取
込むことができるとともに落下流体量も良好な程度とな
った。
【0027】(本頁以下余白)
【0028】
【発明の実施の形態】図4および図5は好ましい実施形
態の他の例を示す図である。なお、上述例の装置と同一
又はそれに相当する部材には同一符号を付し、上述の装
置と異なる構成について詳細に説明する。図4および図
5に示すように、この実施形体の光造形装置は、ディッ
パー20が複数の同一形状の板状体51と多孔部材53とを有
し、複数の板状体51の間に形成される未硬化材料収容空
間55がディッパー移動方向である同図のX方向において
全ての位置に存在するよう、すなわち実質的に連続する
ように、複数の板状体51がそれぞれX方向に対して所定
の交差角度θをなして配列されている。板状体51はディ
ッパー移動方向の両側下部に傾斜面を有するもので、例
えば上述例の板状体31と同一形状である。
態の他の例を示す図である。なお、上述例の装置と同一
又はそれに相当する部材には同一符号を付し、上述の装
置と異なる構成について詳細に説明する。図4および図
5に示すように、この実施形体の光造形装置は、ディッ
パー20が複数の同一形状の板状体51と多孔部材53とを有
し、複数の板状体51の間に形成される未硬化材料収容空
間55がディッパー移動方向である同図のX方向において
全ての位置に存在するよう、すなわち実質的に連続する
ように、複数の板状体51がそれぞれX方向に対して所定
の交差角度θをなして配列されている。板状体51はディ
ッパー移動方向の両側下部に傾斜面を有するもので、例
えば上述例の板状体31と同一形状である。
【0029】このようにすると、ディッパー20によって
プラットホーム11上に供給される未硬化材料層12が、デ
ィッパー20の全幅領域においてきわめて均一に分配、供
給されることになり、高粘度の未硬化材料10を多量に汲
み上げた場合でも、それをプラットホーム11上に当初か
ら略均一な層厚で安定供給することができ、これを更に
スクレーパー25A,25Bで平坦化することで、広範囲に
亙る塗工領域に均一な未硬化材料層をより迅速に形成す
ることができ、造形速度をより高めることができる。
プラットホーム11上に供給される未硬化材料層12が、デ
ィッパー20の全幅領域においてきわめて均一に分配、供
給されることになり、高粘度の未硬化材料10を多量に汲
み上げた場合でも、それをプラットホーム11上に当初か
ら略均一な層厚で安定供給することができ、これを更に
スクレーパー25A,25Bで平坦化することで、広範囲に
亙る塗工領域に均一な未硬化材料層をより迅速に形成す
ることができ、造形速度をより高めることができる。
【0030】なお、上述の各実施形態の装置において、
複数の板状体31又は51は、全て同一形状である必要はな
いし、これらの間の所定の間隔が設定できれば、屈曲又
は湾曲した板であってもよい。さらに、複数の板状体3
1,51自体が孔や切欠きによって隣接する空間35同士を
連通させるようにしてもよい。また、多孔部材は、金属
又は他の素材からなる所定メッシュ数の網のみならず、
パンチングプレートのように所定孔径の多数の孔を有す
るもの、多数のスリット状の隙間を形成するすだれ状の
もの、あるいは複数種類の孔やスリット若しくは異形の
開口を形成したものであってもよい。さらに、複数の多
孔部材を複数の板状体の間に独立して設けてもよい。
複数の板状体31又は51は、全て同一形状である必要はな
いし、これらの間の所定の間隔が設定できれば、屈曲又
は湾曲した板であってもよい。さらに、複数の板状体3
1,51自体が孔や切欠きによって隣接する空間35同士を
連通させるようにしてもよい。また、多孔部材は、金属
又は他の素材からなる所定メッシュ数の網のみならず、
パンチングプレートのように所定孔径の多数の孔を有す
るもの、多数のスリット状の隙間を形成するすだれ状の
もの、あるいは複数種類の孔やスリット若しくは異形の
開口を形成したものであってもよい。さらに、複数の多
孔部材を複数の板状体の間に独立して設けてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、未硬化材料供給手段の汲み上げ部に、デ
ィッパー移動方向と直交する方向で所定間隔を隔てて隣
接するよう、複数の板状体を平行に配列し、該板状体の
うち隣接する各一対の板状体の間にそれぞれ複数の孔が
開口するよう板状体の両側面部および下面部に近接する
多孔部材を設けて、板状体間に未硬化材料を収容する複
数の空間を形成しているので、容器内の未硬化材料を板
状体間の複数の未硬化材料収容空間に収容するときに
は、少なくとも多孔部材の多数の孔を通し未硬化材料を
短時間に収容して汲み上げ時間を短くすることができ、
未硬化材料を収容した汲み上げ部がプラットホーム上を
移動するときには、未硬化材料を複数の板状体に付着さ
せておくことにより、あるいは更に板状体間における毛
管現象によってその流出をある程度抑制されるから、多
孔部材の孔径が比較的大きくとも、汲み上げ部からプラ
ットホーム上への流出量を長時間維持することができ
る。その結果、高粘度の未硬化材料を多量に汲み上げて
も、該未硬化材料を安定供給することのできる光造形装
置を提供することができる。
発明によれば、未硬化材料供給手段の汲み上げ部に、デ
ィッパー移動方向と直交する方向で所定間隔を隔てて隣
接するよう、複数の板状体を平行に配列し、該板状体の
うち隣接する各一対の板状体の間にそれぞれ複数の孔が
開口するよう板状体の両側面部および下面部に近接する
多孔部材を設けて、板状体間に未硬化材料を収容する複
数の空間を形成しているので、容器内の未硬化材料を板
状体間の複数の未硬化材料収容空間に収容するときに
は、少なくとも多孔部材の多数の孔を通し未硬化材料を
短時間に収容して汲み上げ時間を短くすることができ、
未硬化材料を収容した汲み上げ部がプラットホーム上を
移動するときには、未硬化材料を複数の板状体に付着さ
せておくことにより、あるいは更に板状体間における毛
管現象によってその流出をある程度抑制されるから、多
孔部材の孔径が比較的大きくとも、汲み上げ部からプラ
ットホーム上への流出量を長時間維持することができ
る。その結果、高粘度の未硬化材料を多量に汲み上げて
も、該未硬化材料を安定供給することのできる光造形装
置を提供することができる。
【0032】また、請求項2記載の発明によれば、複数
の板状体を多孔部材に移動又は着脱可能に装着し、該板
状体の間の間隔を変更することで多孔部材からプラット
ホーム上に単位時間当たりに流出する量を変更可能にし
ているので、特別な手段を別設することなく単位時間当
たりの材料供給量を造形条件に対応して容易に変更する
ことができる。
の板状体を多孔部材に移動又は着脱可能に装着し、該板
状体の間の間隔を変更することで多孔部材からプラット
ホーム上に単位時間当たりに流出する量を変更可能にし
ているので、特別な手段を別設することなく単位時間当
たりの材料供給量を造形条件に対応して容易に変更する
ことができる。
【0033】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
複数の板状体を前記移動方向に対し所定の交差角度をな
して配列し、複数の板状体の間に形成される複数の未硬
化材料収容空間が汲み上げ部の移動方向と直交する幅方
向の全域に亙って存在するようにしているので、該幅方
向の全域に亙って未硬化材料を均一に供給することがで
きる。
複数の板状体を前記移動方向に対し所定の交差角度をな
して配列し、複数の板状体の間に形成される複数の未硬
化材料収容空間が汲み上げ部の移動方向と直交する幅方
向の全域に亙って存在するようにしているので、該幅方
向の全域に亙って未硬化材料を均一に供給することがで
きる。
【図1】本発明に係る光造形装置の好ましい実施形態の
一例を示すその概略構成図である。
一例を示すその概略構成図である。
【図2】一実施形態の装置における汲み上げ部の斜視図
である。
である。
【図3】図2に示す汲み上げ部の平面図である。
【図4】本発明に係る光造形装置の好ましい実施形態の
他の例を示すその汲み上げ部の平面図である。
他の例を示すその汲み上げ部の平面図である。
【図5】図4に示した汲み上げ部の側面図である。
1 造形容器 10 未硬化材料(光硬化性樹脂を含む未硬化の流動性
材料) 10a 供給材料(流動材料) 11 プラットホーム 11a 上面部 12 未硬化材料層 13 硬化層 20 ディッパー(汲み上げ部) 21 移動部材 22 ガイドレール 25A,25B スクレーパー 31,51 板状体 33,53 多孔部材 35,55 空間 L 自由液面(自由表面)
材料) 10a 供給材料(流動材料) 11 プラットホーム 11a 上面部 12 未硬化材料層 13 硬化層 20 ディッパー(汲み上げ部) 21 移動部材 22 ガイドレール 25A,25B スクレーパー 31,51 板状体 33,53 多孔部材 35,55 空間 L 自由液面(自由表面)
Claims (3)
- 【請求項1】所定の光によって硬化し得る未硬化の光硬
化性流動材料を収容し該流動材料の自由液面を形成する
容器と、 前記自由液面に対し略平行な上面部を有し、前記自由液
面と略直交する方向に移動するよう前記容器中に移動可
能に設けられた可動プラットホームと、 前記容器から未硬化の光硬化性流動材料を汲み上げると
ともに前記可動プラットホーム上を移動する汲み上げ部
を有し、該汲み上げ部から可動プラットホーム上に未硬
化材料を供給する未硬化材料供給手段と、を備え、 前記未硬化材料供給手段により前記可動プラットホーム
上に供給した未硬化の光硬化性流動材料によって所定層
厚の未硬化材料層を形成し、該未硬化材料層を所定の光
により選択的に露光して硬化層を形成するとともに、該
硬化層を下層の硬化層上に積層する光造形装置におい
て、 前記未硬化材料供給手段の汲み上げ部が、 前記移動方向と直交する方向に所定間隔を隔てて隣接す
るよう互いに平行に配列された複数の板状体と、 多数の孔を有するとともに、前記複数の板状体のうち隣
接する各一対の板状体の間にそれぞれ複数の孔が開口す
るよう前記板状体の前記移動方向における両側面部およ
び下面部に近接し、前記複数の板状体の間に前記未硬化
材料を収容する複数の空間を形成する多孔部材と、を有
することを特徴とする光造形装置。 - 【請求項2】前記複数の板状体が前記多孔部材に移動又
は着脱可能に装着され、該板状体の間の間隔を変更する
ことで前記多孔部材からプラットホーム上に単位時間当
たりに流出する量を変更可能にしたことを特徴とする請
求項1に記載の光造形装置。 - 【請求項3】前記複数の板状体が、前記複数の板状体の
間に形成される未硬化材料収容空間が前記移動方向と直
交する幅方向の全領域に存在するよう、複数の板状体が
前記移動方向に対して所定の交差角度をなして配列され
たことを特徴とする請求項1又は2に記載の光造形装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7290737A JPH09131799A (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 光造形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7290737A JPH09131799A (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 光造形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09131799A true JPH09131799A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17759877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7290737A Pending JPH09131799A (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 光造形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09131799A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017132092A (ja) * | 2016-01-26 | 2017-08-03 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | 積層造形用スラリーおよび三次元積層造形物の製造方法 |
| JP2018030278A (ja) * | 2016-08-23 | 2018-03-01 | キヤノン株式会社 | 三次元造形装置および三次元造形物の製造方法 |
| JP2018144486A (ja) * | 2017-03-01 | 2018-09-20 | トゥロワデセラム | ペーストの供給が向上した、ペーストの処理による付加製造の技術によってピースを製造する方法、および、本方法を実施するための製造マシン |
| CN114535620A (zh) * | 2020-11-26 | 2022-05-27 | 三维陶瓷-新东股份公司 | 通过陶瓷或金属材料制造生坯的机器 |
-
1995
- 1995-11-09 JP JP7290737A patent/JPH09131799A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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