JPH09131894A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH09131894A
JPH09131894A JP29231695A JP29231695A JPH09131894A JP H09131894 A JPH09131894 A JP H09131894A JP 29231695 A JP29231695 A JP 29231695A JP 29231695 A JP29231695 A JP 29231695A JP H09131894 A JPH09131894 A JP H09131894A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、インク切れが発生する度に定期的
に発光部の劣化状態に追従して発光部に供給される電流
量を最適なものにして、記録紙を適切な感度で読み取る
ことができるインク切れの判定の精度の高いインクジェ
ット記録装置を提供するものである。 【解決手段】 インクタンク31Y、31M、31C、31Bの
有無を検出する度に、すなわち、インクタンク31Y、31
M、31C、31Bが交換される度に、受光部11bで受光し
た反射光の出力レベルをCPU部1によって所定回数サ
ンプリングし、このサンプリングされた出力レベルの平
均値に基づいて発光部11aに供給する電流量を設定/変
更している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、特に、インク切れを判定するためのイン
クエンドマークを記録紙に記録し、このインクエンドマ
ークを光学的に読み取ることによってインク切れを判定
するインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、記録紙に印字する手段として
は、サーマルプリンタ、インクジェット記録装置等が使
用されている。サーマルプリンタで使用される感熱記録
紙では、ロール状の感熱記録紙がなくなる以前のある長
さになると、予め所定の場所に黒印字された記録紙にな
り、この黒印字の濃度(黒濃度)を検出手段で検出する
ことで、感熱記録紙の紙切れの判定を行なうようになっ
ている。
【0003】一方、記録紙にマークを印字してインク切
れを検出するものとしては、例えば、特開平2−221
814号公報に記載された「データ処理装置」が知られ
ている。このものは、記録紙を搬送して印字ヘッドで1
頁の終了以前の所定位置にマークを印字し、光電センサ
の読み取り位置とマークの印字された位置とが一致した
場合に、マークが検出されたか否かを判定するようにな
っている。そして、マークが検出されないときには、イ
ンク切れが生じていると判断し、記録紙の搬送を停止す
るとともに、メモリ内の印字データを大容量メモリに移
して記憶することにより、白紙の記録紙を出力する無駄
を防止でき、かつ、データの消失を防止できるという利
点を有するものである。
【0004】また、インク切れを検出する他の装置とし
ては、先願の特願平5−196598号の「インクジェ
ット記録装置」がある。このものは、光電センサの発光
側で記録紙の無印字箇所に光を照射し、光電センサの受
光側で記録紙からの反射光を受光した後、受光した光量
に応じて流れる電流を電圧に変換してA/Dコンバータ
でアナログ値からデジタル値に変換する。次いで、デジ
タル値に変換された電圧値を所定のサンプリング周波数
に基づいてサンプリングする。サンプリングを規定回数
繰り返した後に、サンプリングした電圧値の平均値αを
算出するとともに、A/Dコンバータの電圧分離能βと
の電圧比(α/β)を算出する。そして、算出された電
圧比(α/β)に基づいて受光側の出力レベルを、記録
紙の無印字箇所、印字箇所を正常に判別できる出力レベ
ルに調整する。
【0005】このように、光電センサ(受光側)の出力
レベルを電圧比(α/β)に基づいて調整しているの
で、A/Dコンバータの性能を十分に引き出すことがで
きるとともに、光電センサの感度の違いによる読み取り
性能のばらつきを吸収することができ、かつ、出力レベ
ルの調整を自動化することができるという利点を有する
ものである。
【0006】しかしながら、前者の「データ処理装置」
にあっては、マークの有無によってインク切れ判定が行
なわれているが、光電センサの感度について考慮されて
いなかったため、感度にばらつきのある光電センサを使
用し、かつ、感度の悪い光電センサが備え付けられた装
置の場合には、記録紙からの反射光を正確に読み取るこ
とができず、正確なインク切れ判定が行なわれないとい
った問題があった。
【0007】このような問題を解決するために、感度に
ばらつきのある光電センサを備える装置の場合には、光
電センサの受光側に半固定抵抗器等を接続しておき、光
電センサの出力レベルを調べながら、半固定抵抗器等を
調整することで人為的に光電センサの感度調整を行なう
技術が知られているが、このような構成では、感度調整
を行なうために、光電センサの特性等を熟知している必
要があり調整が容易ではないという不具合が発生してし
まった。
【0008】さらに、光電センサに異常の原因があるか
も知れない場合には、その都度、光電センサの出力レベ
ルを測定しなければならず、調整をさらに困難なものと
しているといった問題があった。一方、後者の「インク
ジェット記録装置」にあっては、光電センサの受光側の
出力レベルを調整する構成となっていたため、記録紙に
照射される光量が極度に不足する場合には、受光側の出
力レベルを調整したとしても、記録紙から反射する光量
の絶対量が不足しているので、記録紙を正確に読み取る
ことができないといった問題があった。
【0009】このような問題を解消するために、本出願
人は、先に特願平6−95367号に記載されたものを
提案した。このものは、供給される電流量に応じた光を
照射する発光部と、記録紙からの反射光を受光する受光
部と、前記受光部で受光した反射光の出力レベルを所定
回数サンプリングするサンプリング部と、該サンプリン
グ部でサンプリングされた出力レベルの平均値に基づい
て前記発光部に供給する電流量を設定/変更する制御部
と、を設けている。
【0010】このものによれば、発光部や受光部のばら
つきや劣化に応じて受光部から記録紙に照射される光量
を適切なものに修正することができ、記録紙を適切な感
度で読み取ってインク切れの判定の精度を向上させるこ
とができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のインクジェット記録装置にあっては、発光部
に供給する電流量を設定/変更する具体的な時期や方法
までは言及されていないため、長期に亘って発光部に供
給される電流量が設定/変更されない場合には、電流量
が設定/変更されるまでの間に発光部や受光部のばらつ
きや劣化に応じて発光部から記録紙に照射される光量を
適切なものにすることができず、インク切れの判定の精
度を充分に向上させることができず、未だ改良の余地が
ある。
【0012】そこで請求項1記載の発明は、インクカー
トリッジが交換される度に発光部に供給される電流量を
設定/変更することにより、インク切れが発生する度に
定期的に発光部の劣化状態に追従して発光部に供給され
る電流量を最適なものにして、記録紙を適切な感度で読
み取ることができるインク切れの判定の精度の高いイン
クジェット記録装置を提供することを目的としている。
【0013】請求項2記載の発明は、印字ヘッドの噴射
口をクリーニングする度に発光部の劣化状態に追従して
発光部に供給される電流量を最適なものにして、例え
ば、インクの消費量の少ないインクジェット記録装置や
主に送信にだけ使用されるファクシミリ装置に適用され
た場合等にあっても、記録紙を適切な感度で読み取るこ
とができるインク切れの判定の精度の高いインクジェッ
ト記録装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、記録紙に印字されたインクエ
ンドマークに光を照射し、その反射光の出力レベルに基
づいてインクカートリッジ内のインクの有無を検出する
インクジェット記録装置において、供給される電流量に
応じた光を照射する発光部と、記録紙からの反射光を受
光する受光部と、インクカートリッジが装着されたか否
かを検出するインクカートリッジ検出部と、前記受光部
で受光した反射光の出力レベルを所定回数サンプリング
するサンプリング部と、前記インクカートリッジ検出部
によりインクカートリッジが装着されたことを検出した
とき、前記サンプリング部でサンプリングされた出力レ
ベルの平均値に基づいて前記発光部に供給する電流量を
設定/変更する制御部と、からなることを特徴としてい
る。
【0015】その場合、インクカートリッジの有無が検
出される度に、すなわち、インクカートリッジが交換さ
れる度に受光部で受光された反射光の出力レベルが所定
回数サンプリングされ、このサンプリングされた出力レ
ベルの平均値に基づいて発光部に供給される電流量が設
定/変更される。したがって、インク切れが発生する度
に定期的に発光部の劣化状態に追従して発光部に供給さ
れる電流量が最適なものに設定される。この結果、記録
紙が常に適切な感度で読み取られ、インク切れの判定の
精度が向上する。
【0016】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載の発明において、前記インクカー
トリッジに備えられた印字ヘッドの噴射口をクリーニン
グするクリーニング部と、該クリーニング部によって噴
射口をクリーニングするように指示する操作部と、を有
し、前記制御部は、該操作部によってクリーニングする
旨の指示がさなれたときに、前記サンプリング部でサン
プリングされた出力レベルの平均値に基づいて前記発光
部に供給する電流量を設定/変更することを特徴として
いる。
【0017】その場合、印字ヘッドの噴射口をクリーニ
ングする度に発光部の劣化状態に追従して発光部に供給
される電流量が最適なものになり、短い周期で電流量が
設定/変更される。このため、例えば、黒字率の低い画
情報ばかり印字してインクの消費量の少ないインクジェ
ット記録装置や、主に送信にだけ使用されて印字の機会
の少ないファクシミリ装置に適用された場合等にあって
も、記録紙が適切な感度で読み取られ、インク切れの判
定の精度が向上される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1〜10は請求項1または2記載の発
明に係るインクジェット記録装置のシステム構成図であ
り、ファクシミリ装置に適用した例を示している。ま
ず、構成を説明する。1はCPU(Central Processing
Unit )部であり、このCPU部1は図示しないROM
(Read Only Memory)に記憶されたプログラムおよび各
種データに基づいて、インクジェット記録装置4の各部
を主に制御する。
【0019】メモリ部2は、ROM、RAM(Random A
ccess Memory)あるいはSRAM(Static Random Acce
ss Memory )から構成され、ROMには後述するインク
切れ判定およびスイッチ部15の制御のために使用するス
レッシュ値が記憶され、RAMあるいはSRAMには後
述するスイッチ部15の設定およびインク濃度検出部5の
出力値が記憶される。
【0020】表示操作部(操作部)3は、液晶表示パネ
ルや各種操作キー等から構成されている。液晶表示パネ
ルは、インク切れが発生したときに各種表示を行ないイ
ンク切れを警告する。なお、この警告のための表示機能
としては、警報音を発生するブザーやLED等で構成し
てもよい。また、各種操作キーは、送信スタートキーや
短縮キー等から構成されているとともに、後述するクリ
ーニング装置を操作する操作スイッチ等から構成されて
いる。
【0021】インクジェット記録装置4は、記録紙モー
タ部6、インクカートリッジ駆動部7、インクカートリ
ッジ8およびインクカートリッジ検出部9から構成され
ており、図2のように示される。図2において、記録紙
モータ部6は、CPU部1からの指令に基づいて記録紙
Pを順方向あるいは逆方向に搬送するようになってい
る。
【0022】インクカートリッジ駆動部7は、CPU部
1からの指令に基づいてインクタンク31Y、31M、31
C、31Bを左右に移動させて記録紙の印字位置に移動さ
せるものであり、キャリッジ部21、CRモータ22、タイ
ミングベルト23、LFモータ24、搬送ローラ25から構成
されている。インクカートリッジ8は、内部に各色のイ
ンクを収納した黒インクのインクタンク31B、シアンイ
ンクのインクタンク31C、マゼンタインクのインクタン
ク31M、イエローインクのインクタンク31Yおよび印字
ヘッド30から構成されている。印字ヘッド30は、キャリ
ッジ部21に装着され、CPU部1からの指令に基づいて
インクタンク31Y、31M、31C、31Bから送られた各色
のインクを各色に対応するインク噴射口30aからクロッ
ク信号によってインク玉を噴射させ、記録紙P上にカラ
ー画像を形成するとともに、この印字動作中に記録紙の
所定箇所に全黒あるいは全黒に近いインク切れ判定マー
ク(インクエンドマーク)を印字する。
【0023】また、印字ヘッド30は、図3(a)に示す
ように各色のインクタンク31Y、31M、31C、31Bがそ
れぞれ印字ヘッド30に装着されたか否かを検出するスイ
ッチ32を有しており、このスイッチ32はインクカートリ
ッジ検出部9の一部を構成している。図3(b)はイン
クカートリッジ検出部9の構成図である。スイッチ32は
印字ヘッド30の装着面内に各インクタンク31Yに応じた
位置に埋め込まれており、各インクタンク31Yによって
スイッチ32のプランジャが押下されることによってスイ
ッチがON状態となる。
【0024】また、インクカートリッジ検出部9は、接
点P11、P12で印字ヘッド30とファクシミリ装置本
体が接続されおり、印字ヘッド30側のスイッチ32および
ファクシミリ装置本体側の固定抵抗器33、固定抵抗器3
4、バッファ35によって構成される。スイッチ32は、イ
ンクタンク31Yが未装着の場合はOFF状態であり、イ
ンクタンク31Yが装着された場合はON状態となる。固
定抵抗器33と固定抵抗器34は、両者がスイッチ32によっ
て接続されているときには、電源電圧Vccを分圧し
て、バッファ35に対する入力論理レベルをハイレベル状
態にするように設定する。バッファ35は、この回路の出
力電圧を論理レベルに変換してCPU部1に送出するよ
うになっており、CPU部1はスイッチ32がOFFから
ONに切換わったときにインクタンク31Y、31M、31
C、31Bが交換されたものと判断する。
【0025】なお、CPU部1は、スイッチ32のチャタ
リングを考慮して、一定のインターバルをおいて定期的
にスイッチ32の状態を監視し、例えば、スイッチ32がそ
れぞれ4回連続してOFFとON(OFF→OFF→O
FF→OFF→ON→ON→ON→ON)を検出したと
きに、インクタンク31Y、31M、31C、31Bが交換され
たものと判断しても良い。
【0026】なお、本実施例では、インクタンク31Y、
31M、31C、31Bと印字ヘッド30が別体となっている
が、インクタンク31Y、31M、31C、31Bと印字ヘッド
30は一体であっても良い。この場合には、一体的となっ
たインクタンク31Y、31M、31C、31Bと印字ヘッド30
がキャリッジ部21に装着されるとともに、キャリッジ部
21にスイッチ32が設けられることになる。
【0027】また、タイミングベルト23の幅方向の何れ
か一方には、インクカートリッジ8のホームポジション
が設定されており、このホームポジションにはクリーニ
ング装置(クリーニング部)26が設けられている。この
クリーニング部26は、印字ヘッド30のインク噴射口30a
に接触して噴射口30aからインクを吸引することによ
り、噴射口30aの目詰り等を除去する機能を有してい
る。
【0028】一方、インク濃度検出部5は、CPU部1
からの指令に基づいて記録紙に光を照射するとともに、
記録紙からの反射光を受光し、反射光の光量に応じてデ
ジタル値で表された電圧値を出力する機能を有し、光電
センサ11、電流電圧変換抵抗部(以下、I/V変換抵抗
部ともいう)12、A/Dコンバータ部13、トランジスタ
14、スイッチ部15および電流制限抵抗16から構成されて
いる。
【0029】光電センサ11は、インク切れ判定マークを
検出できる位置に配置されるとともに、発光部11aに電
流が流されることによって記録紙に光を照射し、記録紙
からの反射光を受光部11bで受光する。発光部11aは、
電流量に応じて発光量が決まり、受光部11bは、受光し
た光量に応じた電流に変換する。I/V変換抵抗部12
は、記録紙Pからの反射光に応じて受光部11bに流れた
電流(I)を電圧(V)に変換し、電圧をA/Dコンバ
ータ部13に供給する。A/Dコンバータ部13は、電圧分
離能βを有し、図示しない外部クロックに基づくサンプ
リング周波数で、I/V変換抵抗部12から供給される電
圧をアナログ値からデジタル値にA/D変換する。
【0030】トランジスタ14は、CPU部1からの指令
に基づいてオン・オフし、光電センサ11の発光部11aに
電流を流すか否かを制御する。スイッチ部15は、CPU
部1からの指令に基づいてSW1、SW2をオン・オフ
し、発光部11aに流す電流量を制御する。電流制限抵抗
16は、抵抗Ra、Rb、Rcが並列接続され、スイッチ
部15と共に発光部11aに流れる電流量を制御する。な
お、電流制限抵抗16の抵抗値および抵抗数は、外部環境
も考慮して発光部11aの定格を越えない範囲で任意に設
定される。また、抵抗を並列接続しスイッチ部15で合成
抵抗を変化させる代わりに、ボリューム等を用いて抵抗
値を変化させてもよい。また、VCC17およびGND18
はインク濃度検出装置5に一定の電圧を加える電源電圧
である。
【0031】なお、本実施例では、発光部11aが発光部
を構成し、受光部11bが受光部を構成している。また、
CPU部1、電流電圧変換抵抗部12およびA/Dコンバ
ータ部13がサンプリング部を構成し、CPU部1、スイ
ッチ部15および電流制限抵抗16が制御部を構成してい
る。図4は本発明のインクジェット記録装置によって記
録紙上に印字されたマークとマークのサンプリング方向
を示す図である。
【0032】なお、図4においては、記録紙Pはインク
ジェット記録装置4によってインク切れ判定マーク41が
印字されているものとして説明する。まず、記録紙Pを
サンプリングする場合には、記録紙Pを記録紙搬送方向
42に搬送する。次に、記録紙Pのサンプリング開始位置
が光電センサ11の読み取り位置に達すると、CPU部1
はトランジスタ14をオンにして光電センサ11を動作させ
る。
【0033】次いで、CPU部1はサンプリング周波数
に基づいて光電センサ11の出力レベルをサンプリングす
る。記録紙Pは記録紙搬送方向42に搬送されているの
で、記録紙Pをサンプリングする方向は矢印43で示され
るように、サンプリング開始位置から+l方向にサンプ
リングする。図5は本発明のインクジェット記録装置4
のスイッチ部15の接続状態を示す図である。
【0034】図5において、接続状態がa状態である場
合には、スイッチ部15のSW1およびSW2が両方とも
オフの状態であることを示し、b状態である場合には、
スイッチ部15のSW1がオフ、SW2がオンの状態であ
ることを示し、c状態である場合には、SW1およびS
W2が両方ともオンの状態であることを示している。図
6はスイッチ部15の接続状態を図5のように定義し、同
一対象物をサンプリングしたときにおける各接続状態の
光電センサの出力レベルを示す図である。
【0035】各接続状態に応じて発光部11aと接続され
る電流制限抵抗部16の合成抵抗値が異なるので、発光部
11aに流れる電流量に違いが生じ、発光部11aから照射
される発光量、および、記録紙Pからの反射光の光量に
違いが生じる。また、図6に示されるように、インクジ
ェット記録装置4によって印字されたインク切れ判定マ
ークの位置をサンプリングしている箇所では低い出力レ
ベルを示す。
【0036】図7は本発明のインクジェット記録装置の
スイッチ部15の接続状態と電圧比との関係を示す図であ
る。図7において、電圧比(α/β)は、電圧分離能β
のA/DコンバータでA/D変換された電圧値(デジタ
ル値)の平均値αと電圧分離能βとの電圧比(α/β)
である。また、接続状態は、図5に基づくスイッチ部15
のSW1およびSW2の接続状態を表している。
【0037】図8はスレッシュ値テーブルを示す図であ
る。図8において、平均値γは、記録紙の無印字箇所か
らの反射光を量子化したときの電圧値の平均である。ス
レッシュ値は、記録紙の無印字箇所と印字箇所とを判定
する基準値である。次に、図9、10のフローチャートに
基づいて光電センサ11の出力レベル設定およびスレッシ
ュ値設定の動作を説明する。なお、本フローチャートは
ROMに格納され、CPU部1で実行される制御フロー
である。
【0038】まず、図9において、インクカートリッジ
検出部9からの検出情報に基づいてインクタンク31Y、
31M、31C、31Bが交換されたか否かを判別する(ステ
ップS1)。インクタンク31Y、31M、31C、31Bが交
換されたものと判断したときには、図10に示す光電セン
サ11の感度再設定動作を実行する(ステップS3)。図1
0において、まず、スイッチ部15の接続状態およびスレ
ッシュ値の設定モードに入る(ステップS11)。ステッ
プS11に入った時点で、CPU部1はスイッチ部15の接
続状態をa状態にする。
【0039】次いで、インク濃度検出部5で記録紙の無
印字箇所からの反射光をデジタル値で表される電圧値に
変換し、CPU部1で電圧を規定回数サンプリングする
(ステップS12)。次いで、CPU部1はサンプリング
した電圧値の平均値α(A/D変換後のデジタル値の平
均値)を算出し、A/Dコンバータ部13の分解能βとの
電圧比(α/β)を図7に示される所定範囲と比較判定
する(ステップS13)。CPU部1は判定結果に基づい
てスイッチ部15の接続状態を設定する(ステップS14〜
16)。
【0040】すなわち、算出した電圧比(α/β)が所
定範囲1/2 < α/β ≦ 1にある場合には、スイッチ部
15の接続状態をa状態のまま保持する。電圧比(α/
β)が所定範囲1/4 < α/β ≦1/2 にある場合には、
接続状態をb状態にする。電圧比(α/β)が所定範囲
α/β ≦ 1/4 にある場合には、接続状態をc状態にす
る。
【0041】CPU部1がスイッチ部15の接続状態を設
定した後に、インク濃度検出部5は再度記録紙の無印字
箇所からの反射光を電圧に変換し、CPU部1で電圧を
規定回数サンプリングする(ステップS17)。次いで、
CPU部1はサンプリングした電圧値の平均値γ(A/
D変換後のデジタル値の平均値)を算出し(ステップS
18)、図8に示されるように、スレッシュ値テーブルと
してメモリ部2に格納されたスレッシュ値から平均値γ
に適したスレッシュ値を選択する(ステップS19)。次
いで、スイッチ部15の接続状態および選択されたスレッ
シュ値をメモリ部2に記憶する(ステップS20)。
【0042】なお、ステップS20でメモリ部2に記憶さ
れた接続状態およびスレッシュ値は、再度上記ステップ
を実行しない限り変更されることはない。また、このよ
うにサンプリングされた電圧値の平均値αとA/Dコン
バータ部13の電圧分離能βとの電圧比(α/β)に応じ
て接続状態を変更することによって、光電センサ11の発
光部11aの発光量を適切に調整できるので、受光部11b
の出力レベルを略 1/2<α/β≦1 に保持することがで
き、A/Dコンバータ部13の性能を十分に引き出すこと
ができる。
【0043】一方、図9のステップS1において、イン
クカートリッジ検出部9からの検出情報に基づいてイン
クタンク31Y、31M、31C、31Bが交換されていないも
のと判断した場合には、オペレータ操作による表示操作
部3からの指示に従ってクリーニング部26が操作された
か否かを判別し、クリーニングが指示されて噴射口30a
がクリーニングされ、そのクリーニングが終了した場合
には、ステップS3に進んで上述した光電センサ11の感
度再設定動作を実行する。
【0044】このように本実施例では、インクタンク31
Y、31M、31C、31Bの有無を検出する度に、すなわ
ち、インクタンク31Y、31M、31C、31Bが交換された
ことを検出する度に、受光部11bで受光した反射光の出
力レベルをCPU部1によって所定回数サンプリング
し、このサンプリングされた出力レベルの平均値に基づ
いて発光部11aに供給する電流量を設定/変更するよう
にしているため、インク切れが発生する度に定期的に発
光部11aの劣化状態に追従して発光部11aに供給される
電流量を最適なものに設定することかできる。この結
果、記録紙Pを常に適切な感度で読み取ることができ、
インク切れの判定の精度を向上させることができる。
【0045】また、印字ヘッド30をクリーニングする度
に発光部11aに供給する電流量を設定/変更するように
したため、発光部11aの劣化状態に追従して発光部11a
に供給される電流量を最適なものにすることができ、短
い周期で電流量を設定/変更することができる。このた
め、例えば、黒字率の低い画情報ばかり印字してインク
の消費量の少ないインクジェット記録装置や、主に送信
にだけ使用されて印字の機会の少ないファクシミリ装置
に適用した場合等にあっても、記録紙Pを適切な感度で
読み取ることができ、インク切れの判定の精度を向上さ
せることができる。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、インク切
れが発生する度に定期的に発光部の劣化状態に追従して
発光部に供給する電流量を最適なものに設定することが
できる。この結果、記録紙を常に適切な感度で読み取る
ことができ、インク切れの判定の精度を向上させること
ができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、印字ヘッド
をクリーニングする度に発光部の劣化状態に追従して発
光部に供給する電流量を最適なものにすることができ、
短い周期で電流量を設定/変更することができる。この
ため、例えば、黒字率の低い画情報ばかり印字してイン
クの消費量の少ないインクジェット記録装置や、主に送
信にだけ使用されて印字の機会の少ないファクシミリ装
置に適用した場合等にあっても、記録紙を適切な感度で
読み取ることができ、インク切れの判定の精度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の一実施
例を示すそのインクジェット記録装置のシステム構成図
である。
【図2】一実施例のインクジェット記録装置の機構図で
ある。
【図3】(a)は一実施例のインクジェット記録装置の
要部を示す構成図、(b)はインクタンクの有無を検出
する回路図である。
【図4】そのインクジェット記録装置によって記録紙上
に印字されたマークとマークのサンプリング方向を示す
図である。
【図5】そのインクジェット記録装置のスイッチ部の接
続状態を示す図である。
【図6】同一対象物をサンプリングしたときにおける各
接続状態の光電センサの出力レベルを示す図である。
【図7】そのインクジェット記録装置のスイッチ部の接
続状態と電圧比との関係を示す図である。
【図8】スレッシュ値テーブルを示す図である。
【図9】一実施例の光電センサの感度の再設定の動作に
移行する時期と方法を示すフローチャートである。
【図10】一実施例の光電センサの感度の再設定の動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU部(サンプリング部、制御部) 3 表示操作部(操作部) 4 インクジェット記録装置 5 インク濃度検出部 8 インクカートリッジ 9 インクカートリッジ検出部 11 光電センサ 11a 発光部 11b 受光部 12 電流電圧変換抵抗部(サンプリング部) 13 A/Dコンバータ部(サンプリング部) 15 スイッチ部(制御部) 16 電流制限抵抗部(制御部) 26 クリーニング装置(クリーニング部) 30 印字ヘッド 31Y、31M、31C、31B インクタンク 41 インク切れ判定マーク P 記録紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録紙に印字されたインクエンドマークに
    光を照射し、その反射光の出力レベルに基づいてインク
    カートリッジ内のインクの有無を検出するインクジェッ
    ト記録装置において、 供給される電流量に応じた光を照射する発光部と、 記録紙からの反射光を受光する受光部と、 インクカートリッジが装着されたか否かを検出するイン
    クカートリッジ検出部と、 前記受光部で受光した反射光の出力レベルを所定回数サ
    ンプリングするサンプリング部と、 前記インクカートリッジ検出部によりインクカートリッ
    ジが装着されたことを検出したとき、前記サンプリング
    部でサンプリングされた出力レベルの平均値に基づいて
    前記発光部に供給する電流量を設定/変更する制御部
    と、からなることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】前記インクカートリッジに備えられた印字
    ヘッドの噴射口をクリーニングするクリーニング部と、 該クリーニング部によって噴射口をクリーニングするよ
    うに指示する操作部と、を有し、 前記制御部は、該操作部によってクリーニングする旨の
    指示がさなれたときに、前記サンプリング部でサンプリ
    ングされた出力レベルの平均値に基づいて前記発光部に
    供給する電流量を設定/変更することを特徴とする請求
    項1記載のインクジェット記録装置。
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