JPH09132873A - 繊維サイジング用糊剤 - Google Patents
繊維サイジング用糊剤Info
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- JPH09132873A JPH09132873A JP7305198A JP30519895A JPH09132873A JP H09132873 A JPH09132873 A JP H09132873A JP 7305198 A JP7305198 A JP 7305198A JP 30519895 A JP30519895 A JP 30519895A JP H09132873 A JPH09132873 A JP H09132873A
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Abstract
イジング用糊剤適性を保持するとともに、ポリビニルア
ルコール系糊剤の欠点であるデバイド性を改善した繊維
サイジング用糊剤を安価に提供する。 【解決手段】 平均鹸化度が3モル%以上異なる2種類
以上のポリビニルアルコールからなる組成物を主成分と
することを特徴とする。
Description
に施す繊維サイジング用糊剤に関するものである。
は、糸の毛羽を伏せて製織のさいの各種抵抗を少なくす
るとともに、糸強度を高めて糸切れを防ぐために、古来
より繊維サイジング用糊剤が施されてきた。しかし、こ
の繊維サイジング用糊剤にも、近年、経糸に使用する繊
維の多様化や高級化、生産性向上のための織機の高速化
に伴い、各種の改良がなされ、デンプン系糊剤単独から
デンプン系糊剤とポリビニルアルコール(以下PVAと
略記する。)、アクリル系ポリマ−等の合成樹脂系糊剤
との併用または前記合成樹脂系糊剤単独へと移行してき
た。
PVA系糊剤は、強靱な皮膜を形成すること、天然繊維
に対して優れた接着性を示すこと、水で容易に糊抜抜き
ができることなどの優れた繊維サイジング用糊剤適性を
有することにより、綿糸、絹糸、これらの一種とポリエ
ステルまたはナイロンとの混紡糸、レ−ヨン糸等の各種
の糸の繊維サイジング用糊剤としてデンプン系糊剤と併
用して広く使用されている。
従来の繊維サイジング用糊剤を施した糸、特にスパン糸
(紡績糸)の場合には、糊剤の糸内部への浸透度が小さ
く、いわゆる糊剤が天ぷら状になっているので、落ち糊
が生じたり、毛羽伏せが不十分であったり、糸強度が不
足するなどのため、高速化された織機にかけた際、開口
性が悪かったり、糸切れが多発するなどの製織性に各種
の問題があった。
際に、デンプン系糊剤の使用量をできるだけ少なくし、
PVA系糊剤を主成分とする繊維サイジング用糊剤を使
用した場合、サイジング工程において、糸に糊液を付着
した後、乾燥し、シ−ト状になった糊付け糸束を一本一
本に分割するデバイド作業時に糊膜強度が強すぎるため
に、糸切れや毛羽立ちを起こしてしまうという問題があ
った。
のPVAと重合度100〜2000のPVAの混合によ
り、デバイド性を改良した繊維サイジング用糊剤が提案
されている(特開平4−50378号公報)。この繊維
サイジング用糊剤は、デバイド性が多少改良されてはい
るものの、実用レベルにはまだ不十分であり、また非常
に高価格の重合度4000以上のPVAを使用するた
め、コストが高くなるという問題がある。
剤の前記の優れた繊維サイジング用糊剤適性を保持する
とともに、PVA系糊剤の欠点であるデバイド性を改善
した繊維サイジング用糊剤を安価に提供することを目的
とするものである。
イジング糊剤は、かかる目的を達成するもので、平均鹸
化度が3モル%以上異なる2種類以上のPVAからなる
組成物を主成分とすることを特徴とするものである。
酸ビニルエステルを重合し、鹸化することにより得られ
るもので、例えば蟻酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル、ピバリン酸ビニル、トリフロロ酢酸ビニル等
の脂肪酸ビニルエステルを溶液重合、乳化重合、懸濁重
合、塊状重合等の公知の重合方法により重合し、得られ
た重合体のメタノ−ル、エタノ−ル等のアルコ−ルまた
はアルコ−ルと酢酸メチル、ベンゼン、アセトン等の混
合溶液に触媒としてアルカリや酸を添加して鹸化し、乾
燥する等の公知の方法で得ることができる。工業的に
は、酢酸ビニルをメタノ−ルを用いて溶液重合し、ポリ
酢酸ビニルのメタノ−ル溶液に水酸化ナトリウムを添加
して鹸化し、乾燥して得られるのが一般的である。
に、例えば、エチレン、プロピレン等のα−オレフィン
類、エチルビニルエ−テル、ラウリルビニルエ−テル、
ステアリルビニルエ−テル、ヒドロキシブチルビニルエ
−テル等のアルキルビニルエ−テル類、(メタ)アクリ
ル酸メチル、アクリル酸オクチル等の(メタ)アクリル
酸エステル類、アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、
マレイン酸、メタコン酸等のモノまたはジカルボキシル
基を含有する単量体またはその塩、アルキルエステル、
無水物等の誘導体、ビニルスルホン酸、アリルスルホン
酸またはその塩等のカルボン酸基含有単量体、アクリル
アミドまたはその誘導体、塩化ビニル、ピロリドン環含
有単量体、カチオン基含有単量体、スチレン、ポリアル
キレンオキサイド基含有単量体等の酢酸ビニルと共重合
可能なビニル系単量体を本発明の効果を損なわない範囲
で共重合させることもできる。
方法の他にベンジルビニルエ−テル、トリアルキルビニ
ルエ−テル、t−ブチルビニルエ−テル等の重合体のエ
−テル結合を公知の方法で開裂させて得ることもでき
る。
溶性のPVAが得られものであれば、各種の鹸化度のも
のを使用することができる。PVAの鹸化度は、好まし
くは65モル%以上である。
3モル%以上異なるPVAを2種類以上選択して用い
る。平均鹸化度の差が3モル%未満では、デバイド性が
劣り本発明の効果を発揮することができない。本発明で
使用する2種類以上のPVAの平均重合度としては、種
々のものが使用されるが、繊維サイジング用糊剤として
の皮膜強度を保持するために、好ましくは20℃、4%
水溶液粘度で4ミリパスカル・秒以上である。
所望の皮膜の強さ、デバイド性に応じて種々の範囲で適
宜選択することができる。一般的には90/10〜10
/90、特にデバイド性が要求される場合には、70/
30〜30/70の配合比率とすることが望ましい。
解して糊液として使用する際の糊剤の濃度は、種々の濃
度とすることができるが、3〜15%とすることが望ま
しい。その際の糊液の粘度は、糊付けされる糸がフィラ
メント糸の場合には、単繊維間の集束がなされれば良い
ので、4〜30ミリパスカル・秒(40〜50℃)程度
の低粘度であることが好ましい。糊付けされる糸がスパ
ン糸の場合には、前記糊液の粘度は、毛羽伏せを良くす
るために、50〜30ミリパスカル・秒(65〜95
℃)程度の高粘度であることが好ましい。また、糊液の
調合をする際に、糸の種類により接着性、皮膜の強さな
どを考慮して適切なPVAを選択することが望ましい。
応じて、通常使用されているアクリル酸エステル系糊
剤、デンプン系糊剤、セルロ−ス系糊剤、油剤、帯電防
止剤、消泡剤等の繊維糊助剤を併用することもできる。
本発明の繊維サイジング糊剤の糸への着糊量は糸の種
類、織物の種類に応じて任意に選定することができる。
前記着糊量は糸の重量に対して1〜10%であることが
好ましい。
以上異なる2種類以上のPVAを使用することによっ
て、PVAのサイジング剤としての優れた特性を保持し
ながら、デバイド性も改良することが可能となる。これ
は平均鹸化度が3モル%以上異なることにより、その混
合物の水溶液より得られる皮膜に微妙な相溶性の差異が
生じ、一種の微細な相分離現象が起こり、これがサイジ
ング剤としての主たる効果を減少させることなく、デバ
イド性には大きな影響を及ぼし、デバイド性が大幅に改
良されるものと推定される。この現象は、鹸化度の差異
が大きければ大きいほど顕著であり、また高鹸化度領域
ほど顕著になる。さらに、鹸化度の異なるPVAの配合
比が1に近くなるほど、顕著になる。
る。
と重合度1350、鹸化度94.5モル%のPVA
(B)を用い、PVA(A)/PVA(B)の重量比が
35/65の10重量%水溶液の糊液を調合し、これを
キヤスティング法にて20℃、65%RH下で厚みが約
50ミクロンのフィルムを作製した。このフィルムを1
00℃にて5分間熱処理した。
65%RH下で測定することにより、前記PVA(A)
とPVA(B)とからなる糊剤としての性能を評価する
こととし、糊付け糸の強さの評価方法としてはフィルム
の強度及び伸度、糊付け糸のデバイド性の評価方法とし
てはフィルムの引き裂き強度を以下の方法で測定し評価
した。
フ(東洋精機製)を用い、幅10mmの短冊状のフィルム
を50mm/分の速度で引っ張り、破断強度及び破断伸度
を測定した。 (フィルムの引き裂き強度)エルメンドルフ型引き裂き
試験機(東洋精機製)を用い、幅75mmのフィルムの引
き裂き強度を測定した。
断伸度は290%、引き裂き強度は10kgであり、これ
は糊剤としての性能として、糊付け糸の優れた強さ及び
優れたデバイド性を示すものであった。
た以外は実施例1と同様にフィルムを作製し、実施例1
と同様にして強度及び伸度、引き裂き強度を測定した。
この結果は、表1に示したように、糊剤としての性能と
して糊付け糸の優れた強さ及び優れたデバイド性を示す
ものであった。
重合度1800、鹸化度88.2モル%のPVA(B)
を用い、PVA(A)/PVA(B)の重量比を25/
75とした以外は実施例1と同様にフィルムを作製し、
実施例1と同様にして強度及び伸度、引き裂き強度を測
定した。この結果は、表1に示したように、糊剤として
の性能として、糊付け糸の優れた強さ及び優れたデバイ
ド性を示すものであった。
と重合度600、鹸化度83.2モル%のPVA(B)
を用い、PVA(A)/PVA(B)の重量比を80/
20とした以外は実施例1と同様にフィルムを作製し、
実施例1と同様にして強度及び伸度、引き裂き強度を測
定した。この結果は、表1に示したように、糊剤として
の性能として、糊付け糸の優れた強さ及び優れたデバイ
ド性を示すものであった。
重合度600、鹸化度88.5モル%のPVA(B)を
用い、PVA(A)/PVA(B)の重量比を65/3
5とした以外は実施例1と同様にフィルムを作製し、実
施例1と同様にして強度及び伸度、引き裂き強度を測定
した。この結果は、表1に示したように、糊剤としての
性能として、糊付け糸の優れた強さ及び優れたデバイド
性を示すものであった。
の1種類のPVAを用いた以外は実施例1と同様にフィ
ルムを作製し、実施例1と同様にして強度及び伸度、引
き裂き強度を測定した。この結果は、表1に示したよう
に、引き裂き強度が強く、糊剤としての性能としては、
デバイド性が劣ることを示すものであった。
1種類のPVAを用いた以外は実施例1と同様にフィル
ムを作製し、実施例1と同様にして強度及び伸度、引き
裂き強度を測定した。この結果は、表1に示したよう
に、引き裂き強度が強く、糊剤としての性能としては、
デバイド性が劣ることを示すものであった。
り、同様の配合率のPVAを用い、PVA90重量部、
ソルビルワックスSX−135A(ユシロ化学製)10
重量部を水1000重量部に加熱溶解、分散して糊液を
調合した。得られた糊液を用いて下記の条件で綿糸に糊
付けした。 綿 糸 :C40/1 コ−マ糸(ユニチカ製) 総 数 :6250本(130本/インチ) 糊液温度:92℃ 糊付速度:60ヤ−ド/分 乾燥温度:120℃ 次いで、得られた糊付けした綿糸を経糸として使用して
下記の条件で製織テストを行った。 密度:経糸130本/インチ×緯糸70本/インチ 織幅:48インチ デバイド時に糊付け糸の破断は発生せず、毛羽立ちも生
じなかった。また、製織時の糸切れ回数は0.12本/
時間、製織効率は、96.5%であった。
1種類のPVAを用い、PVA90重量部、ソルビルワ
ックスSX−135A(ユシロ化学製)10重量部を水
1000重量部に加熱溶解、分散して糊液を作製した。
得られた糊剤を用いて実施例6と同様に綿糸に糊付け
し、製織テストを行った。デバイド時に糊付け糸の破断
にともなうトラブルがかなり発生し、毛羽立ちも多かっ
た。また、製織時の糸切れ回数は0.86本/時間、製
織効率は、72.5%であった。
によれば、サイジング工程におけるデバイド作業時に糸
切れや毛羽立ちがほとんどなく、また得られた糊付け糸
を織機にかけた際、開口性や糸切れの問題が大幅に改良
される繊維サイジング用糊剤の提供が可能となった。
Claims (1)
- 【請求項1】 平均鹸化度が3モル%以上異なる2種類
以上のポリビニルアルコールからなる組成物を主成分と
することを特徴とする繊維サイジング糊剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7305198A JPH09132873A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 繊維サイジング用糊剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7305198A JPH09132873A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 繊維サイジング用糊剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09132873A true JPH09132873A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17942238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7305198A Pending JPH09132873A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 繊維サイジング用糊剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09132873A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104562685A (zh) * | 2013-10-27 | 2015-04-29 | 江苏国信合成革有限公司 | 一种水性含浸基布及其制备方法 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP7305198A patent/JPH09132873A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104562685A (zh) * | 2013-10-27 | 2015-04-29 | 江苏国信合成革有限公司 | 一种水性含浸基布及其制备方法 |
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