JPH09137076A - 着色シルク微粒子の水性分散体、それを用いた水性インク及びインクジェット用記録液 - Google Patents
着色シルク微粒子の水性分散体、それを用いた水性インク及びインクジェット用記録液Info
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- JPH09137076A JPH09137076A JP29404995A JP29404995A JPH09137076A JP H09137076 A JPH09137076 A JP H09137076A JP 29404995 A JP29404995 A JP 29404995A JP 29404995 A JP29404995 A JP 29404995A JP H09137076 A JPH09137076 A JP H09137076A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録濃度が高く、しかも耐水性等の堅牢性に
優れた記録が得られる、環境に優しい水性媒体を用いた
水性インクあるいは水性塗料の提供。 【解決手段】 水性媒体中に染色されたシルク微粒子を
含有することを特徴とする水性分散体、それを用いた水
性インク及びインクジェット用記録液。
優れた記録が得られる、環境に優しい水性媒体を用いた
水性インクあるいは水性塗料の提供。 【解決手段】 水性媒体中に染色されたシルク微粒子を
含有することを特徴とする水性分散体、それを用いた水
性インク及びインクジェット用記録液。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンター用水性インク、印刷機用水性インク、筆記具用
水性インク、水性塗料、化粧品等に用いられる着色剤の
水性分散体、それを用いた水性インク及びインクジェッ
ト用記録液に関する。
リンター用水性インク、印刷機用水性インク、筆記具用
水性インク、水性塗料、化粧品等に用いられる着色剤の
水性分散体、それを用いた水性インク及びインクジェッ
ト用記録液に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エコロジー対策が、あらゆる分野
で求められており、塗料、インク、化粧品等の分野で
も、非有機溶剤化、即ち水性化が進められている他、天
然素材に対する志向が高まっている。これらの水性化さ
れた塗料、インク、化粧品等において、一般に用いられ
る着色剤としてはカーボンブラックあるいは有機及び/
又は無機の顔料が用いられているが、これらの着色剤は
色濃度が低く、色調が鮮やかでない上、安全性に問題の
ある品目も少なくない。
で求められており、塗料、インク、化粧品等の分野で
も、非有機溶剤化、即ち水性化が進められている他、天
然素材に対する志向が高まっている。これらの水性化さ
れた塗料、インク、化粧品等において、一般に用いられ
る着色剤としてはカーボンブラックあるいは有機及び/
又は無機の顔料が用いられているが、これらの着色剤は
色濃度が低く、色調が鮮やかでない上、安全性に問題の
ある品目も少なくない。
【0003】一方、着色剤として水溶性染料を用いた場
合は、耐水性が著しく劣り、色落ちにより、実用性の乏
しいものとなる。また、該水性媒体中に、染料あるいは
顔料のような着色剤と、微粒子状のセルロースを含むも
のが特開平6−287493号公報に開示されている
が、該技術においては、染料あるいは顔料が着色剤であ
り、その意味では前記した従来技術の域を越えることは
できず、多くの欠陥を有したものである。
合は、耐水性が著しく劣り、色落ちにより、実用性の乏
しいものとなる。また、該水性媒体中に、染料あるいは
顔料のような着色剤と、微粒子状のセルロースを含むも
のが特開平6−287493号公報に開示されている
が、該技術においては、染料あるいは顔料が着色剤であ
り、その意味では前記した従来技術の域を越えることは
できず、多くの欠陥を有したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来技術で
は、水性媒体に溶解又は分散して使用する高濃度で鮮明
な色調で、耐水性の良好な着色剤が得られていなかっ
た。
は、水性媒体に溶解又は分散して使用する高濃度で鮮明
な色調で、耐水性の良好な着色剤が得られていなかっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、水性媒体に染
色されたシルク微粒子を含有することを特徴とする水性
分散体;水性媒体、分散剤及び染色されたシルク微粒子
を含有することを特徴とする水性インク;並びに水性媒
体、分散剤及び染色された体積平均粒子径が0.2〜2
μmの範囲のシルク微粒子を含有することを特徴とする
インクジェット用記録液に存する。
色されたシルク微粒子を含有することを特徴とする水性
分散体;水性媒体、分散剤及び染色されたシルク微粒子
を含有することを特徴とする水性インク;並びに水性媒
体、分散剤及び染色された体積平均粒子径が0.2〜2
μmの範囲のシルク微粒子を含有することを特徴とする
インクジェット用記録液に存する。
【0006】
【発明の実施の態様】以下本発明を詳細に説明する。本
発明の水性分散体は、染色したシルク微粒子を水性媒体
中に分散させたものである。本発明で使用するシルク微
粒子は、天然シルク繊維を必要に応じてアルカリ性下、
80°〜100℃で5〜10時間加熱した後、微粉砕す
ることにより得られる。
発明の水性分散体は、染色したシルク微粒子を水性媒体
中に分散させたものである。本発明で使用するシルク微
粒子は、天然シルク繊維を必要に応じてアルカリ性下、
80°〜100℃で5〜10時間加熱した後、微粉砕す
ることにより得られる。
【0007】シルク微粒子の好ましい粒径としては、レ
ーザー散乱法により求められる粒子径が0.01μmか
ら10μm間に分布しているものであり、中でも好まし
くは、体積平均粒子径が0.05μmから5μm、より
好ましくは0.2μmから2μmの範囲である。前記シ
ルク微粒子の粉砕方法としてはせん断応力のかかるもの
であれば何でも良く、ホモミキサー、ホモジナイザー、
サンドグラインダー、ロールミル、ジェットミル等が用
いられる。
ーザー散乱法により求められる粒子径が0.01μmか
ら10μm間に分布しているものであり、中でも好まし
くは、体積平均粒子径が0.05μmから5μm、より
好ましくは0.2μmから2μmの範囲である。前記シ
ルク微粒子の粉砕方法としてはせん断応力のかかるもの
であれば何でも良く、ホモミキサー、ホモジナイザー、
サンドグラインダー、ロールミル、ジェットミル等が用
いられる。
【0008】前記シルク微粒子を染色するには、シルク
微粒子及び染料をpH3〜10、温度20〜70℃の水
中で0.5〜5時間混合することによりシルク微粒子を
染色し、該染色後、遠心沈降あるいは濾過により、染色
されたシルク微粒子を分離し、これを別途調製した分散
剤を含有してもよい水性媒体と混合することにより、水
性分散体とすることができる。その混合の際、前記粉砕
機を用いて、所望の粒子径まで更に粉砕しても良い。
微粒子及び染料をpH3〜10、温度20〜70℃の水
中で0.5〜5時間混合することによりシルク微粒子を
染色し、該染色後、遠心沈降あるいは濾過により、染色
されたシルク微粒子を分離し、これを別途調製した分散
剤を含有してもよい水性媒体と混合することにより、水
性分散体とすることができる。その混合の際、前記粉砕
機を用いて、所望の粒子径まで更に粉砕しても良い。
【0009】尚、前記染色時においてシルク微粒子と染
料との使用量は、100:5〜100:50(重量比)
の範囲で選択することができる。又、水性分散体中に含
有される染色されたシルク微粒子の割合は0.5〜30
重量%、好ましくは1〜10重量%とするのが良い。
又、シルク微粒子の染色に用いられる染料としては、シ
ルクに対する染着力の高いものであれば何でも使用でき
るが、カラーインデックスにおいて酸性染料、反応性染
料に分類される染料、及び直接染料に分類される染料の
一部並びに下記一般式〔I〕〜〔V〕で表わされる色素
は、とりわけ好適に使用される。
料との使用量は、100:5〜100:50(重量比)
の範囲で選択することができる。又、水性分散体中に含
有される染色されたシルク微粒子の割合は0.5〜30
重量%、好ましくは1〜10重量%とするのが良い。
又、シルク微粒子の染色に用いられる染料としては、シ
ルクに対する染着力の高いものであれば何でも使用でき
るが、カラーインデックスにおいて酸性染料、反応性染
料に分類される染料、及び直接染料に分類される染料の
一部並びに下記一般式〔I〕〜〔V〕で表わされる色素
は、とりわけ好適に使用される。
【0010】
【化6】
【0011】(式中Aはカルボキシル基もしくはスルホ
基で置換されたフェニル基又はカルボキシル基もしくは
スルホ基で置換されたナフチル基を表わし、l、mは0
又は1を表わす。)
基で置換されたフェニル基又はカルボキシル基もしくは
スルホ基で置換されたナフチル基を表わし、l、mは0
又は1を表わす。)
【0012】
【化7】
【0013】(式中X1 は水素原子、メチル基、メトキ
シ基又はアセチルアミノ基を表わし、X2 はカルボキシ
ル基又はスルホ基を表わし、Yはアセチル基、ベンゾイ
ル基、トルエンスルホニル基、又は4−(2′−カルボ
キシアニリノ)−6−ヒドロキシ−トリアジニル−
(2)基を表わす。)
シ基又はアセチルアミノ基を表わし、X2 はカルボキシ
ル基又はスルホ基を表わし、Yはアセチル基、ベンゾイ
ル基、トルエンスルホニル基、又は4−(2′−カルボ
キシアニリノ)−6−ヒドロキシ−トリアジニル−
(2)基を表わす。)
【0014】
【化8】
【0015】(式中Dはカルボキシル基もしくはスルホ
基で置換されたフェニル基又はカルボキシル基もしくは
スルホ基で置換されたナフチル基を表わし、Rは水素原
子又は炭素数1〜4のアルキル基を表わし、Zはシアノ
基又はカルバモイル基を表わす。)
基で置換されたフェニル基又はカルボキシル基もしくは
スルホ基で置換されたナフチル基を表わし、Rは水素原
子又は炭素数1〜4のアルキル基を表わし、Zはシアノ
基又はカルバモイル基を表わす。)
【0016】
【化9】
【0017】(式中Bはカルボキシル基もしくはスルホ
基で置換されたフェニル基又はカルボキシル基もしくは
スルホ基で置換されたナフチル基を表わし、E及びF
は、メチル基、メトキシ基もしくはエトキシ基で置換さ
れていてもよいフェニル基を表わし、Wはカルボキシル
基もしくはスルホ基で置換されていてもよいフェニル基
を表わす。)
基で置換されたフェニル基又はカルボキシル基もしくは
スルホ基で置換されたナフチル基を表わし、E及びF
は、メチル基、メトキシ基もしくはエトキシ基で置換さ
れていてもよいフェニル基を表わし、Wはカルボキシル
基もしくはスルホ基で置換されていてもよいフェニル基
を表わす。)
【0018】
【化10】
【0019】(式中Cu−Pcは銅フタロシアニンを表
わし、mは2〜4を表わし、nは0〜3を表わし、m+
nは2〜4を表わす。)
わし、mは2〜4を表わし、nは0〜3を表わし、m+
nは2〜4を表わす。)
【0020】上記酸性染料の具体例としては、 C.I.Acid Black−31、−52:1 C.I.Acid Yellow−17、−23、−2
9、−44 C.I.Acid Red−145、−158、−3
5、−289、−37、−82、−341 C.I.Acid Blue−9 などがあげられる。
9、−44 C.I.Acid Red−145、−158、−3
5、−289、−37、−82、−341 C.I.Acid Blue−9 などがあげられる。
【0021】また、反応性染料の具体例としては以下の
染料があげられる。 C.I.Reactive Black−4、−5、−
31、−1 C.I.Reactive Yellow−42、−5
7、−160、−2 C.I.Reactive Red−227、−18
0、−23、−45 C.I.Reactive Blue−21、−77、
−14、−15
染料があげられる。 C.I.Reactive Black−4、−5、−
31、−1 C.I.Reactive Yellow−42、−5
7、−160、−2 C.I.Reactive Red−227、−18
0、−23、−45 C.I.Reactive Blue−21、−77、
−14、−15
【0022】これらの反応性染料はシルクと化学反応す
ることによって染着し、従ってシルクから遊離してくる
ことが少いため、より好適に使用される。又、直接染料
の具体例としては、以下の染料があげられる。 C.I.Direct Black−154、−168 C.I.Direct Yellow−86、−142 C.I.Direct Blue−86、−199 前記一般式〔I〕〜〔V〕で表わされる色素の具体例と
しては以下のものがあげられる。
ることによって染着し、従ってシルクから遊離してくる
ことが少いため、より好適に使用される。又、直接染料
の具体例としては、以下の染料があげられる。 C.I.Direct Black−154、−168 C.I.Direct Yellow−86、−142 C.I.Direct Blue−86、−199 前記一般式〔I〕〜〔V〕で表わされる色素の具体例と
しては以下のものがあげられる。
【0023】
【化11】
【0024】
【化12】
【0025】
【化13】
【0026】本発明に用いられる水性媒体としては、水
及び水溶性有機溶媒として、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール(重量平均分子量約190〜400)、
グリセリン、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリ
ドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、チオジエタ
ノール、ジメチルスルホキシド、エチレングリコールモ
ノアリルエーテル、エチレングリコールモノメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、2−
ピロリドン、スルホラン、エチルアルコール、イソプロ
パノール等を含有しているのが好ましい。これ等の水溶
性有機溶剤は、通常水性分散体の全量に対して1〜50
重量%の範囲で使用される。一方、水は水性分散体の全
量に対して通常45〜95重量%の範囲で使用される。
及び水溶性有機溶媒として、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール(重量平均分子量約190〜400)、
グリセリン、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリ
ドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、チオジエタ
ノール、ジメチルスルホキシド、エチレングリコールモ
ノアリルエーテル、エチレングリコールモノメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、2−
ピロリドン、スルホラン、エチルアルコール、イソプロ
パノール等を含有しているのが好ましい。これ等の水溶
性有機溶剤は、通常水性分散体の全量に対して1〜50
重量%の範囲で使用される。一方、水は水性分散体の全
量に対して通常45〜95重量%の範囲で使用される。
【0027】本発明に用いられる分散剤としては、イオ
ン性に関してはノニオン系、アニオン系、カチオン系、
両性系のいずれの分散剤も使用可能である。具体的には
アニオン性界面活性剤としては脂肪酸塩類、アルキル硫
酸エステル塩類、アルキルベンゼンスルホン酸塩類、ア
ルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキルスルホコハ
ク酸塩類、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩
類、アルキルリン酸塩類、ポリオキシエチレンアルキル
またはアルキルアリール硫酸エステル塩類、アルカンス
ルホン酸塩類、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物
類、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル類、α
−オレフィンスルホン酸塩類、リグニンスルホン酸塩類
等が挙げられる。ノニオン性界面活性剤としてはポリオ
キシエチレンアリールエーテル類、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルアリ
ールエーテル類、オキシエチレン/オキシプロピレンブ
ロックコポリマー類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオ
キシエチレンソルビトール脂肪酸エステル類、グリセリ
ン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル類、ポリオキシエチレンアルキルアミン類、その他の
ポリオキシエチレン誘導体類等が挙げられる。カチオン
性界面活性剤及び両性界面活性剤としてはアルキルアミ
ン塩類、第4級アンモニウム塩類、アルキルベタイン
類、アミノキサイド類が挙げられる。
ン性に関してはノニオン系、アニオン系、カチオン系、
両性系のいずれの分散剤も使用可能である。具体的には
アニオン性界面活性剤としては脂肪酸塩類、アルキル硫
酸エステル塩類、アルキルベンゼンスルホン酸塩類、ア
ルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキルスルホコハ
ク酸塩類、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩
類、アルキルリン酸塩類、ポリオキシエチレンアルキル
またはアルキルアリール硫酸エステル塩類、アルカンス
ルホン酸塩類、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物
類、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル類、α
−オレフィンスルホン酸塩類、リグニンスルホン酸塩類
等が挙げられる。ノニオン性界面活性剤としてはポリオ
キシエチレンアリールエーテル類、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルアリ
ールエーテル類、オキシエチレン/オキシプロピレンブ
ロックコポリマー類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオ
キシエチレンソルビトール脂肪酸エステル類、グリセリ
ン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル類、ポリオキシエチレンアルキルアミン類、その他の
ポリオキシエチレン誘導体類等が挙げられる。カチオン
性界面活性剤及び両性界面活性剤としてはアルキルアミ
ン塩類、第4級アンモニウム塩類、アルキルベタイン
類、アミノキサイド類が挙げられる。
【0028】また、高分子系の分散剤も使用でき、例え
ばポリアクリル酸、スチレン/アクリル酸共重合体、ス
チレン/アクリル酸/アクリル酸アルキルエステル共重
合体、スチレン/マレイン酸共重合体、スチレン/マレ
イン酸/アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレ
ン/メタクリル酸共重合体、スチレン/メタクリル酸/
アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン/マレ
イン酸ハーフエステル共重合体、ビニルナフタレン/マ
レイン酸共重合体、ビニルナフタレン/アクリル酸共重
合体あるいはこれらの塩等が挙げられる。
ばポリアクリル酸、スチレン/アクリル酸共重合体、ス
チレン/アクリル酸/アクリル酸アルキルエステル共重
合体、スチレン/マレイン酸共重合体、スチレン/マレ
イン酸/アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレ
ン/メタクリル酸共重合体、スチレン/メタクリル酸/
アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン/マレ
イン酸ハーフエステル共重合体、ビニルナフタレン/マ
レイン酸共重合体、ビニルナフタレン/アクリル酸共重
合体あるいはこれらの塩等が挙げられる。
【0029】分散剤の使用量としてはシルク微粒子に対
し、10〜300重量%、好ましくは30〜100重量
%の範囲である。このようにして調製された水性分散体
は、例えば水性インクとして使用するのが好ましい。こ
の時分散安定性を確保する必要から分散剤を含んでいる
方が好ましい。
し、10〜300重量%、好ましくは30〜100重量
%の範囲である。このようにして調製された水性分散体
は、例えば水性インクとして使用するのが好ましい。こ
の時分散安定性を確保する必要から分散剤を含んでいる
方が好ましい。
【0030】また、該水性インクは筆記用具用やインク
ジェット用記録液として使用できる。特に、インクジェ
ット用記録液の場合は、ノズルの目詰り防止や、記録液
としての分散安定性等の保存安定性、吐出安定性の点か
ら、その組成に分散剤を含み、またシルク微粒子の体積
平均粒子径が0.2〜2μmの範囲にあることが好まし
い。
ジェット用記録液として使用できる。特に、インクジェ
ット用記録液の場合は、ノズルの目詰り防止や、記録液
としての分散安定性等の保存安定性、吐出安定性の点か
ら、その組成に分散剤を含み、またシルク微粒子の体積
平均粒子径が0.2〜2μmの範囲にあることが好まし
い。
【0031】
【実施例】以下本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限り、これ等の実施
例に限定されるものではない。 実施例1 (シルク微粒子の調製)シルク繊維(生糸)100g、
炭酸ナトリウム50gを水1000g中に加え、95℃
で5時間加熱処理した後中和し、次いで0.8mm径の
ガラスビーズ1000mlを用いてサンドグラインダー
中で72時間粉砕した。この処理液からガラスビーズを
除去後、遠心沈降させて体積平均粒子径0.8μmのシ
ルク微粒子を得た。尚平均粒子径はレーザー光散乱式粒
度分布計(商品名:マイクロトラックUPA 日機装
(株)製品)を用いて測定した。
るが、本発明はその要旨を越えない限り、これ等の実施
例に限定されるものではない。 実施例1 (シルク微粒子の調製)シルク繊維(生糸)100g、
炭酸ナトリウム50gを水1000g中に加え、95℃
で5時間加熱処理した後中和し、次いで0.8mm径の
ガラスビーズ1000mlを用いてサンドグラインダー
中で72時間粉砕した。この処理液からガラスビーズを
除去後、遠心沈降させて体積平均粒子径0.8μmのシ
ルク微粒子を得た。尚平均粒子径はレーザー光散乱式粒
度分布計(商品名:マイクロトラックUPA 日機装
(株)製品)を用いて測定した。
【0032】(シルク微粒子の染色)水1000g中に
C.I.Direct Black 168 20gを
溶解した後、前記のシルク微粒子を加え、pH5、60
℃、5時間処理して染色を行った。これを遠心沈降させ
て黒色に染色されたシルク微粒子を得た。 (インクジェット用記録液の調製)ジエチレングリコー
ル10g、イソプロピルアルコール3g、前記染色され
たシルク微粒子5g及びReax85A(商品名:リグ
ニンスルホン酸ソーダ、Westoaco(株)製品)
2gに水を加えて全量を100gとし、ここで得られた
液を記録液とした。
C.I.Direct Black 168 20gを
溶解した後、前記のシルク微粒子を加え、pH5、60
℃、5時間処理して染色を行った。これを遠心沈降させ
て黒色に染色されたシルク微粒子を得た。 (インクジェット用記録液の調製)ジエチレングリコー
ル10g、イソプロピルアルコール3g、前記染色され
たシルク微粒子5g及びReax85A(商品名:リグ
ニンスルホン酸ソーダ、Westoaco(株)製品)
2gに水を加えて全量を100gとし、ここで得られた
液を記録液とした。
【0033】(印字試験)上記実施例に記された方法で
得られた記録液を用いて、インクジェットプリンター
(キャノン社製品、商品名BJ−10v)で電子写真用
紙(Xerox社製品、商品名:4024紙)及びハガ
キにインクジェット記録を行った結果、目詰まりなど無
く安定でかつ良好な吐出性を示し、印字品位の良好な印
字物が得られた。
得られた記録液を用いて、インクジェットプリンター
(キャノン社製品、商品名BJ−10v)で電子写真用
紙(Xerox社製品、商品名:4024紙)及びハガ
キにインクジェット記録を行った結果、目詰まりなど無
く安定でかつ良好な吐出性を示し、印字品位の良好な印
字物が得られた。
【0034】(印字濃度評価)上記の印字試験で得た印
字物の濃度をマクベス反射濃度計(RD914)を用い
て測定した。評価結果は下記第1表に示した。 (耐水性試験)印字試験で得た印字物をビーカーに入れ
た水道水に5秒間浸漬した。印字物乾燥後、字汚れの有
無を目視評価した。結果は以下のように分類し、第1表
に示した。 ○…字汚れはほとんどない。 △…かすかに字汚れがあるが実用上問題ない。 ×…字汚れがひどい。
字物の濃度をマクベス反射濃度計(RD914)を用い
て測定した。評価結果は下記第1表に示した。 (耐水性試験)印字試験で得た印字物をビーカーに入れ
た水道水に5秒間浸漬した。印字物乾燥後、字汚れの有
無を目視評価した。結果は以下のように分類し、第1表
に示した。 ○…字汚れはほとんどない。 △…かすかに字汚れがあるが実用上問題ない。 ×…字汚れがひどい。
【0035】(耐光性試験)印字物をキセノンフェード
メーター(スガ試験機(株)製品)を用いて100時間
照射した後の変退色を目視評価した。結果は以下のよう
に分類し、第1表に示した。 ○…良好。 △…変退色あるが実用上問題ない。 ×…変退色がひどい。
メーター(スガ試験機(株)製品)を用いて100時間
照射した後の変退色を目視評価した。結果は以下のよう
に分類し、第1表に示した。 ○…良好。 △…変退色あるが実用上問題ない。 ×…変退色がひどい。
【0036】(記録液の保存安定試験)記録液をテフロ
ン容器に密閉し、60℃で1カ月保存した。ゲル化や沈
澱物の有無を目視評価した。結果は以下のように分類
し、下記第1表に示した。 ○…ゲル化や沈澱物はほとんどない。 △…かすかにゲル化や沈澱物がみられるが実用上問題な
い。 ×…ゲル化や沈澱物がひどい。
ン容器に密閉し、60℃で1カ月保存した。ゲル化や沈
澱物の有無を目視評価した。結果は以下のように分類
し、下記第1表に示した。 ○…ゲル化や沈澱物はほとんどない。 △…かすかにゲル化や沈澱物がみられるが実用上問題な
い。 ×…ゲル化や沈澱物がひどい。
【0037】実施例2 (シルク微粒子の染色)水1000g中にC.I.Re
active Black 4 30gを溶解した後、
実施例1と同様にしてアルカリ処理、次いで粉砕したシ
ルク微粒子(体積平均粒子径1.2μm)50gを加
え、pH10、50℃、3時間染色を行った。これを遠
心沈降させて青味黒色に染色されたセルロース微粒子を
得た。
active Black 4 30gを溶解した後、
実施例1と同様にしてアルカリ処理、次いで粉砕したシ
ルク微粒子(体積平均粒子径1.2μm)50gを加
え、pH10、50℃、3時間染色を行った。これを遠
心沈降させて青味黒色に染色されたセルロース微粒子を
得た。
【0038】(記録液の調製)グリセリン6g、エチレ
ングリコール8g、ポリスターS2−1020 (商品
名:スチレン−マレイン酸共重合体(アニオン性界面活
性剤)、日本油脂(株)製品)不揮発分換算3g、前記
染色されたシルク微粒子3gに水を加えて全量を100
gとし、ここで得られた液を記録液とした。実施例1と
同様にして印字を行い良好な結果を得た。又、性能評価
の結果を第1表にまとめて記す。
ングリコール8g、ポリスターS2−1020 (商品
名:スチレン−マレイン酸共重合体(アニオン性界面活
性剤)、日本油脂(株)製品)不揮発分換算3g、前記
染色されたシルク微粒子3gに水を加えて全量を100
gとし、ここで得られた液を記録液とした。実施例1と
同様にして印字を行い良好な結果を得た。又、性能評価
の結果を第1表にまとめて記す。
【0039】実施例3 (シルク粒子の粉砕及び染色)実施例1と同様にして生
糸をアルカリ処理した後、中和し次いでラベリンFHL
(商品名:ナフタリンスルホン酸ソーダホルマリン縮合
物、第一工業製薬(株)製品)30gを水1000ml
中に加え、0.8mm径のガラスビーズ1000mlを
用いて、サンドグラインダー中、48時間粉砕した。平
均粒子径は0.4μmであった。この中に、C.I.A
cid Red 35 20gを加え、pH3、60
℃、5時間染色した。これを遠心沈降させて鮮明青味赤
色に染色されたシルク微粒子を得た。
糸をアルカリ処理した後、中和し次いでラベリンFHL
(商品名:ナフタリンスルホン酸ソーダホルマリン縮合
物、第一工業製薬(株)製品)30gを水1000ml
中に加え、0.8mm径のガラスビーズ1000mlを
用いて、サンドグラインダー中、48時間粉砕した。平
均粒子径は0.4μmであった。この中に、C.I.A
cid Red 35 20gを加え、pH3、60
℃、5時間染色した。これを遠心沈降させて鮮明青味赤
色に染色されたシルク微粒子を得た。
【0040】(記録液の調製)ジエチレングリコール1
0g、エタノール5g、ラベリンFHL1g、及び前記
染色されたシルク微粒子2gに水を加えて全量を100
gとし、ここで得られた液を記録液とした。実施例1と
同様にして印字を行い良好な結果を得た。又性能評価の
結果を第1表にまとめて記す。
0g、エタノール5g、ラベリンFHL1g、及び前記
染色されたシルク微粒子2gに水を加えて全量を100
gとし、ここで得られた液を記録液とした。実施例1と
同様にして印字を行い良好な結果を得た。又性能評価の
結果を第1表にまとめて記す。
【0041】実施例4 実施例1におけるC.I.Direct Black
168の代りに、前記色素〔I〕−3を用いる以外は、
実施例1と同様にして着色シルク微粒子の水性分散体及
びインクジェット用記録液を調製し、その評価を行っ
た。実施例1と同様に良好な結果(第1表参照)を得
た。
168の代りに、前記色素〔I〕−3を用いる以外は、
実施例1と同様にして着色シルク微粒子の水性分散体及
びインクジェット用記録液を調製し、その評価を行っ
た。実施例1と同様に良好な結果(第1表参照)を得
た。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明の水性分散体は水性媒体系である
から環境に優しく、これを用いたインクジェット用記録
液は、吐出性が良好で信頼性の高い記録ができ、普通紙
に記録した場合にも耐水性が良好で、記録濃度が高く、
印字品位、耐光性など耐水性以外の堅牢性も良好な記録
物を得ることが可能である。本発明の水性分散体は上記
の特性を有するのでインクジェット記録用及び筆記具用
に止まらず、他の用途の水性インクあるいは水性塗料と
して使用する事も出来る。
から環境に優しく、これを用いたインクジェット用記録
液は、吐出性が良好で信頼性の高い記録ができ、普通紙
に記録した場合にも耐水性が良好で、記録濃度が高く、
印字品位、耐光性など耐水性以外の堅牢性も良好な記録
物を得ることが可能である。本発明の水性分散体は上記
の特性を有するのでインクジェット記録用及び筆記具用
に止まらず、他の用途の水性インクあるいは水性塗料と
して使用する事も出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06P 5/00 111 D06P 5/00 111A
Claims (9)
- 【請求項1】 水性媒体中に染色されたシルク微粒子を
含有することを特徴とする水性分散体。 - 【請求項2】 シルク微粒子がカラーインデックスにお
ける酸性染料により染色されたことを特徴とする前記請
求項1記載の水性分散体。 - 【請求項3】 シルク微粒子がカラーインデックスにお
ける反応性染料により染色されたことを特徴とする前記
請求項1記載の水性分散体。 - 【請求項4】 シルク微粒子がカラーインデックスにお
ける直接染料により染色されたことを特徴とする前記請
求項1記載の水性分散体。 - 【請求項5】 シルク微粒子が遊離酸型が下記一般式
〔I〕〜〔V〕で表わされる色素により染色されたこと
を特徴とする前記請求項1記載の水性分散体。 【化1】 (式中Aはカルボキシル基もしくはスルホ基で置換され
たフェニル基又はカルボキシル基もしくはスルホ基で置
換されたナフチル基を表わし、l、mは0又は1を表わ
す。) 【化2】 (式中X1 は水素原子、メチル基、メトキシ基又はアセ
チルアミノ基を表わし、X2 はカルボキシル基又はスル
ホ基を表わし、Yはアセチル基、ベンゾイル基、トルエ
ンスルホニル基、又は4−(2′−カルボキシアニリ
ノ)−6−ヒドロキシ−トリアジニル−(2)基を表わ
す。) 【化3】 (式中Dはカルボキシル基もしくはスルホ基で置換され
たフェニル基又はカルボキシル基もしくはスルホ基で置
換されたナフチル基を表わし、Rは水素原子又は炭素数
1〜4のアルキル基を表わし、Zはシアノ基又はカルバ
モイル基を表わす。) 【化4】 (式中Bはカルボキシル基もしくはスルホ基で置換され
たフェニル基又はカルボキシル基もしくはスルホ基で置
換されたナフチル基を表わし、E及びFは、メチル基、
メトキシ基もしくはエトキシ基で置換されていてもよい
フェニル基を表わし、Wはカルボキシル基もしくはスル
ホ基で置換されていてもよいフェニル基を表わす。) 【化5】 (式中Cu−Pcは銅フタロシアニンを表わし、mは2
〜4を表わし、nは0〜3を表わし、m+nは2〜4を
表わす。) - 【請求項6】 前記シルク微粒子の粒子径が0.01〜
10μmの範囲にある前記請求項5記載の水性分散体。 - 【請求項7】 前記シルク微粒子の体積平均粒子径が
0.2〜2μmの範囲にある前記請求項1ないし5記載
の水性分散体。 - 【請求項8】 水性媒体、分散剤及び染色されたシルク
微粒子を含有することを特徴とする水性インク。 - 【請求項9】 水性媒体、分散剤及び染色された体積平
均粒子径が0.2〜2μmの範囲のシルク微粒子を含有
することを特徴とするインクジェット用記録液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29404995A JPH09137076A (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 着色シルク微粒子の水性分散体、それを用いた水性インク及びインクジェット用記録液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29404995A JPH09137076A (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 着色シルク微粒子の水性分散体、それを用いた水性インク及びインクジェット用記録液 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09137076A true JPH09137076A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17802625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29404995A Pending JPH09137076A (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 着色シルク微粒子の水性分散体、それを用いた水性インク及びインクジェット用記録液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09137076A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105504966A (zh) * | 2016-02-19 | 2016-04-20 | 魏本武 | 一种新型平版胶印油墨 |
-
1995
- 1995-11-13 JP JP29404995A patent/JPH09137076A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105504966A (zh) * | 2016-02-19 | 2016-04-20 | 魏本武 | 一种新型平版胶印油墨 |
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