JPH09137302A - ストッキングおよびストッキングの製造方法 - Google Patents
ストッキングおよびストッキングの製造方法Info
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- JPH09137302A JPH09137302A JP26371796A JP26371796A JPH09137302A JP H09137302 A JPH09137302 A JP H09137302A JP 26371796 A JP26371796 A JP 26371796A JP 26371796 A JP26371796 A JP 26371796A JP H09137302 A JPH09137302 A JP H09137302A
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- stocking
- heat
- stockings
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複雑な編成設計を必要とせず、着用感の快適性
なストッキング、疲労の緩和作用に優れたストッキング
等好みの特性を有する製品を、容易に安定して提供し、
かつ生産性およびコストを大幅に改善し得るストッキン
グの製造方法を提供する。 【解決手段】ほぼ同じ編込み量で構成された領域におい
て、長さ(ウェール)方向の各部位の着圧がそれぞれ異
なることを特徴とするストッキング。および、ストッキ
ングの長さ(ウェール)方向、またはトッキングの長さ
(ウェール)方向および幅(コース)方向に、複数に区
画された独立した加熱ゾーンで構成されてなる熱セット
装置を用いて、該区画別の熱セット条件で、かつ、スト
ッキングを脚型に取り付けた状態で熱セットすることを
特徴とするストッキングの製造方法。
なストッキング、疲労の緩和作用に優れたストッキング
等好みの特性を有する製品を、容易に安定して提供し、
かつ生産性およびコストを大幅に改善し得るストッキン
グの製造方法を提供する。 【解決手段】ほぼ同じ編込み量で構成された領域におい
て、長さ(ウェール)方向の各部位の着圧がそれぞれ異
なることを特徴とするストッキング。および、ストッキ
ングの長さ(ウェール)方向、またはトッキングの長さ
(ウェール)方向および幅(コース)方向に、複数に区
画された独立した加熱ゾーンで構成されてなる熱セット
装置を用いて、該区画別の熱セット条件で、かつ、スト
ッキングを脚型に取り付けた状態で熱セットすることを
特徴とするストッキングの製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着用感の快適性に
優れたストッキング、疲労の緩和作用に優れたストッキ
ングおよびかかるストッキングを容易に安定して提供す
ることができる製造方法に関する。
優れたストッキング、疲労の緩和作用に優れたストッキ
ングおよびかかるストッキングを容易に安定して提供す
ることができる製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々の特性を備えたストッキ
ングを提供する技術が数多く提案されている。たとえ
ば、ストッキングの各部位に適正な着圧を付与するため
に、複合糸やカバリングヤーンを使用して、度目や太さ
を変更し、編成量を変え、編み立て方法を工夫してスト
ッキング特性を調整することが、特開平3−28780
1号公報、特開平3−279403号公報、特開平4−
18102号公報などで提案されている。
ングを提供する技術が数多く提案されている。たとえ
ば、ストッキングの各部位に適正な着圧を付与するため
に、複合糸やカバリングヤーンを使用して、度目や太さ
を変更し、編成量を変え、編み立て方法を工夫してスト
ッキング特性を調整することが、特開平3−28780
1号公報、特開平3−279403号公報、特開平4−
18102号公報などで提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来技
術では、各部位に、度目や太さを変更したり、編成量を
変えたり、編み立て方法を変えたりする煩雑な操作や、
複雑な編成設計を必要とし、製造には熟達した技術や精
密な管理が必要とされていた。
術では、各部位に、度目や太さを変更したり、編成量を
変えたり、編み立て方法を変えたりする煩雑な操作や、
複雑な編成設計を必要とし、製造には熟達した技術や精
密な管理が必要とされていた。
【0004】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
み、編成方法や編成量に拘ることなく、着用感の快適
な、または疲労の緩和作用に優れたストッキング等、好
みの特性を備えた製品を容易な方法で、安定して製造
し、かつ、生産性および編成コストを大幅に改善する方
法を提供せんとするものである。
み、編成方法や編成量に拘ることなく、着用感の快適
な、または疲労の緩和作用に優れたストッキング等、好
みの特性を備えた製品を容易な方法で、安定して製造
し、かつ、生産性および編成コストを大幅に改善する方
法を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために次の手段を提案するものである。すなわ
ち、本発明のストッキングは、ほぼ同じ編込み量で構成
された領域において、長さ(ウェール)方向の各部位の
着圧がそれぞれ異なることを特徴とするものであり、ま
た長さ方向の各部位が、異なる沸騰水収縮率を有する繊
維で構成されていることを特徴とするものであり、ま
た、長さ方向の各部位の伸長回復時の応力が異なること
を特徴とするものである。また、さらに、同一円周(コ
ース)上の各部位の着圧がそれぞれ異なることを特徴と
するものであり、また、同一円周上の各部位が、異なる
沸騰水収縮率を有する繊維で構成されていることを特徴
とするものであり、また、同一円周上の各部位の伸長回
復時の応力が異なることを特徴とするものである。
解決するために次の手段を提案するものである。すなわ
ち、本発明のストッキングは、ほぼ同じ編込み量で構成
された領域において、長さ(ウェール)方向の各部位の
着圧がそれぞれ異なることを特徴とするものであり、ま
た長さ方向の各部位が、異なる沸騰水収縮率を有する繊
維で構成されていることを特徴とするものであり、ま
た、長さ方向の各部位の伸長回復時の応力が異なること
を特徴とするものである。また、さらに、同一円周(コ
ース)上の各部位の着圧がそれぞれ異なることを特徴と
するものであり、また、同一円周上の各部位が、異なる
沸騰水収縮率を有する繊維で構成されていることを特徴
とするものであり、また、同一円周上の各部位の伸長回
復時の応力が異なることを特徴とするものである。
【0006】かかるストッキングの製造方法は、ストッ
キングの長さ(ウェール)方向、またはストッキングの
長さ(ウェール)方向および幅(コース)方向に、複数
に区画された独立した加熱ゾーンで構成されてなる熱セ
ット装置を用いて、該区画別の熱セット条件で、かつ、
ストッキングを脚型に取り付けた状態で熱セットするこ
とを特徴とするものである。
キングの長さ(ウェール)方向、またはストッキングの
長さ(ウェール)方向および幅(コース)方向に、複数
に区画された独立した加熱ゾーンで構成されてなる熱セ
ット装置を用いて、該区画別の熱セット条件で、かつ、
ストッキングを脚型に取り付けた状態で熱セットするこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】従来、種々の特性に優れたストッ
キングを提供するために、各部位別に、糸の太さや編込
み量を変えたり、編み立て方法を変えたり、煩雑な操作
や複雑な編成設計を駆使して製造されていたのが実情で
ある。
キングを提供するために、各部位別に、糸の太さや編込
み量を変えたり、編み立て方法を変えたり、煩雑な操作
や複雑な編成設計を駆使して製造されていたのが実情で
ある。
【0008】本発明は、かかる従来技術のような煩雑
さ、複雑さを排除し、簡単に望ましい特性の付与が実現
できないかを鋭意検討し、各部位に特有な熱セットを施
すことで、編込み量や編み立て方法を変更しなくても、
簡単に好みの特性を備えたストッキングを提供すること
ができることを見出したものである。
さ、複雑さを排除し、簡単に望ましい特性の付与が実現
できないかを鋭意検討し、各部位に特有な熱セットを施
すことで、編込み量や編み立て方法を変更しなくても、
簡単に好みの特性を備えたストッキングを提供すること
ができることを見出したものである。
【0009】すなわち、従来から、快適な着用感を有す
るストッキングは、土踏まず部から足首部、ふくらはぎ
部、大腿部に至る長さ(ウェール)方向の各部位の着圧
や締め付け力を適正化するために、編込み量や編み立て
方法を変更して製造されていたものである。本発明は、
かかる各部位の着圧や締め付け力を、熱セット条件の差
異によって適正化する点に特徴を有するものである。
るストッキングは、土踏まず部から足首部、ふくらはぎ
部、大腿部に至る長さ(ウェール)方向の各部位の着圧
や締め付け力を適正化するために、編込み量や編み立て
方法を変更して製造されていたものである。本発明は、
かかる各部位の着圧や締め付け力を、熱セット条件の差
異によって適正化する点に特徴を有するものである。
【0010】すなわち、本発明のストッキングは、ほぼ
同じ編込み量で構成された領域において、長さ(ウェー
ル)方向の各部位の着圧がそれぞれ異なるところに特徴
を有する。本発明のストッキングは、全体に均一な編込
み量で構成されていても、各部位の熱セット条件をそれ
ぞれ独立して調整することで、各部位の着圧、締め付け
力を適正化する点に特徴を有する。この点についてさら
に詳述すると、ストッキングの土踏まず部から足首部、
ふくらはぎ部、大腿部に至る長さ(ウェール)方向の各
部位が、独立した条件で熱セットされているので、それ
ぞれの部位を構成する編糸繊維は、それぞれ独立した熱
履歴を有しており、その結果、特定の異なる沸騰水収縮
率や伸長回復時の応力を示す点に特徴を有している。同
様に、本発明の方法によれば同一円周(コース)上の各
部位を独立した条件で熱セットすることもでき、各部位
が異なる沸騰水収縮率や伸長回復時の応力を示す点に特
徴を有している。
同じ編込み量で構成された領域において、長さ(ウェー
ル)方向の各部位の着圧がそれぞれ異なるところに特徴
を有する。本発明のストッキングは、全体に均一な編込
み量で構成されていても、各部位の熱セット条件をそれ
ぞれ独立して調整することで、各部位の着圧、締め付け
力を適正化する点に特徴を有する。この点についてさら
に詳述すると、ストッキングの土踏まず部から足首部、
ふくらはぎ部、大腿部に至る長さ(ウェール)方向の各
部位が、独立した条件で熱セットされているので、それ
ぞれの部位を構成する編糸繊維は、それぞれ独立した熱
履歴を有しており、その結果、特定の異なる沸騰水収縮
率や伸長回復時の応力を示す点に特徴を有している。同
様に、本発明の方法によれば同一円周(コース)上の各
部位を独立した条件で熱セットすることもでき、各部位
が異なる沸騰水収縮率や伸長回復時の応力を示す点に特
徴を有している。
【0011】なお、本発明においては、ストッキング全
体が均一な編込み量で構成された生機を使用し、各部位
の熱セット条件をそれぞれ独立して調整するものの他、
例えば、ストッキングの土踏まず部から足首部、ふくら
はぎ部、大腿部に至る長さ(ウェール)方向の各部位
(領域)の少なくとも1つの部位(領域)において、そ
れぞれ編込み量を異ならせた生機を使用して、少なくと
も1つの部位(領域)の熱セット条件をそれぞれ独立し
て調整することでもよい。
体が均一な編込み量で構成された生機を使用し、各部位
の熱セット条件をそれぞれ独立して調整するものの他、
例えば、ストッキングの土踏まず部から足首部、ふくら
はぎ部、大腿部に至る長さ(ウェール)方向の各部位
(領域)の少なくとも1つの部位(領域)において、そ
れぞれ編込み量を異ならせた生機を使用して、少なくと
も1つの部位(領域)の熱セット条件をそれぞれ独立し
て調整することでもよい。
【0012】本発明のストッキングは、ストッキングの
長さ(ウェール)方向に複数に区画、好ましくは少なく
とも3区分された独立した加熱ゾーンで構成された特定
の熱セット装置を用いて製造される。被セット品の各部
位に相当する領域の相隣る境界で、熱履歴が急激に異な
る形態にも、連続的に変化する形態にも自在に調整する
ことができる。本発明の熱セット装置は、1つのハウジ
ング内で複数の加熱室に区分されている構造が熱効率の
上からは好ましいが、複数の加熱室を独立して設けた構
造でもよい。かかる加熱室は、ストッキングの土踏まず
部、足首部、ふくらはぎ部、大腿部の各部位毎に設置す
るのが好ましく、さらに長さ(ウェール)方向に、また
は円周(コース)方向に細分してもよい。またストッキ
ングに限らず熱セットしようとする製品の形態や機能に
合わせて、必要な部位を区分して、それぞれ独立した加
熱室を備え、所望の部位を熱セットすることで、種々の
製品、例えばブラジャー、ガードル、パンツ、シャツ、
手袋にも応用することができる。
長さ(ウェール)方向に複数に区画、好ましくは少なく
とも3区分された独立した加熱ゾーンで構成された特定
の熱セット装置を用いて製造される。被セット品の各部
位に相当する領域の相隣る境界で、熱履歴が急激に異な
る形態にも、連続的に変化する形態にも自在に調整する
ことができる。本発明の熱セット装置は、1つのハウジ
ング内で複数の加熱室に区分されている構造が熱効率の
上からは好ましいが、複数の加熱室を独立して設けた構
造でもよい。かかる加熱室は、ストッキングの土踏まず
部、足首部、ふくらはぎ部、大腿部の各部位毎に設置す
るのが好ましく、さらに長さ(ウェール)方向に、また
は円周(コース)方向に細分してもよい。またストッキ
ングに限らず熱セットしようとする製品の形態や機能に
合わせて、必要な部位を区分して、それぞれ独立した加
熱室を備え、所望の部位を熱セットすることで、種々の
製品、例えばブラジャー、ガードル、パンツ、シャツ、
手袋にも応用することができる。
【0013】かかる加熱室を構成するヒーターの熱源と
して、電熱、電磁熱、マイクロ波、赤外線、種々の燃料
ガス、蒸気、過熱蒸気、熱水、有機熱媒、金属熱媒等が
採用でき、上記の少なくとも1種の熱源を採用すること
ができる。
して、電熱、電磁熱、マイクロ波、赤外線、種々の燃料
ガス、蒸気、過熱蒸気、熱水、有機熱媒、金属熱媒等が
採用でき、上記の少なくとも1種の熱源を採用すること
ができる。
【0014】かかる加熱手段による熱セット条件として
は、100℃から400℃の範囲の温度が採用される。
使用する加熱手段によりセット効果は相違するので、採
用温度は加熱手段により適宜変更される。一般に湿熱手
段では熱セット効果が優れているので、乾熱手段にくら
べ低めの温度が設定される。
は、100℃から400℃の範囲の温度が採用される。
使用する加熱手段によりセット効果は相違するので、採
用温度は加熱手段により適宜変更される。一般に湿熱手
段では熱セット効果が優れているので、乾熱手段にくら
べ低めの温度が設定される。
【0015】熱セット処理において、ストッキングは脚
型に取りつけて固定した状態で処理される。かかる脚型
として、伸縮機構や体積増減機構を有するものは、緊張
処理や弛緩処理を可能にし、着圧や風合いを調整するの
に好都合である。
型に取りつけて固定した状態で処理される。かかる脚型
として、伸縮機構や体積増減機構を有するものは、緊張
処理や弛緩処理を可能にし、着圧や風合いを調整するの
に好都合である。
【0016】本発明の方法では、編込み量(給糸量)を
増加して着圧を低く調整した部位には、熱セット効果を
高くし、逆に編込み量(給糸量)を少なくして着圧を高
くした部位には、熱セット効果を低くすることで、着圧
を調整することができる。具体的には、従来、長さ方向
の部位毎にきめ細かく、例えば20ケ所にわたり、給糸
量を変化させ、部位毎の着圧を調整していたのに対し、
本発明では、例えば足先からふくらはぎ部まで(A部)
は同一の給糸量であるが他の部位よりも編込み量を低く
し、ふくらはぎ部の上端から大腿部の下端まで(B部)
徐々に給糸量を増加させて編込み量を徐々に高くし、さ
らに、大腿部から腹部まで(C部)同一給糸量であるが
他の部位よりも編込み量を高くしたような、シンプルな
編成設計のストッキング編地を準備し、ボーディングセ
ット装置にて長さ方向の熱セット条件を変化させること
により、従来品に対抗できる着圧の調整を達成すること
ができる。
増加して着圧を低く調整した部位には、熱セット効果を
高くし、逆に編込み量(給糸量)を少なくして着圧を高
くした部位には、熱セット効果を低くすることで、着圧
を調整することができる。具体的には、従来、長さ方向
の部位毎にきめ細かく、例えば20ケ所にわたり、給糸
量を変化させ、部位毎の着圧を調整していたのに対し、
本発明では、例えば足先からふくらはぎ部まで(A部)
は同一の給糸量であるが他の部位よりも編込み量を低く
し、ふくらはぎ部の上端から大腿部の下端まで(B部)
徐々に給糸量を増加させて編込み量を徐々に高くし、さ
らに、大腿部から腹部まで(C部)同一給糸量であるが
他の部位よりも編込み量を高くしたような、シンプルな
編成設計のストッキング編地を準備し、ボーディングセ
ット装置にて長さ方向の熱セット条件を変化させること
により、従来品に対抗できる着圧の調整を達成すること
ができる。
【0017】さらに熱セット性の高い編糸を使用すれ
ば、足先から腹部まで同一の給糸量とした筒編地を準備
し、長さ方向の熱セット条件を変化させることにより、
長さ方向に望ましい着圧を調整することも可能となる。
この場合、従来のストッキングに対し、本発明の方法に
よるストッキングは、ほぼ同じ編込み量(給糸量)で構
成された領域において、長さ(ウエール)方向の部位に
より着圧が異なることに特徴がある。
ば、足先から腹部まで同一の給糸量とした筒編地を準備
し、長さ方向の熱セット条件を変化させることにより、
長さ方向に望ましい着圧を調整することも可能となる。
この場合、従来のストッキングに対し、本発明の方法に
よるストッキングは、ほぼ同じ編込み量(給糸量)で構
成された領域において、長さ(ウエール)方向の部位に
より着圧が異なることに特徴がある。
【0018】本発明でいうストッキングは、公知の編糸
で構成されたものを含み、たとえば、ポリウレタン弾性
繊維やポリエーテルエステル弾性繊維を含む編糸で構成
されているものであり、弾性繊維100%からなる糸
や、かかる弾性繊維を芯糸に、ポリアミド繊維やポリエ
ステル繊維等の非弾性繊維を被覆糸として構成されたカ
バーリング糸、その他弾性繊維と非弾性繊維との種々の
複合弾性糸も使用することができる。かかる編糸として
は、好ましくは5〜250デニールのトータル繊度を有
するものを使用することができる。かかる編糸として
は、太繊度と細繊度の繊維からなる混繊糸で構成されて
いてもよいし、さらに細繊度の繊維として単繊維繊度
0.1デニール以下の超極細繊維を含むものであっても
よい。
で構成されたものを含み、たとえば、ポリウレタン弾性
繊維やポリエーテルエステル弾性繊維を含む編糸で構成
されているものであり、弾性繊維100%からなる糸
や、かかる弾性繊維を芯糸に、ポリアミド繊維やポリエ
ステル繊維等の非弾性繊維を被覆糸として構成されたカ
バーリング糸、その他弾性繊維と非弾性繊維との種々の
複合弾性糸も使用することができる。かかる編糸として
は、好ましくは5〜250デニールのトータル繊度を有
するものを使用することができる。かかる編糸として
は、太繊度と細繊度の繊維からなる混繊糸で構成されて
いてもよいし、さらに細繊度の繊維として単繊維繊度
0.1デニール以下の超極細繊維を含むものであっても
よい。
【0019】
【実施例】図1(側面図)、図2(正面図)に概略図を
示す通り、ストッキングの長さ方向に5区分された加熱
室1−1〜1−5で構成されてなるボーディングセット
装置を作成した。各加熱室には向かい合った状態で一組
の遠赤外線セラミックプレートヒーター2を設置し、ヒ
ーター温度を400℃までの範囲でコントロールするこ
とができる。また、ストッキングを挿着した脚型3を脚
型ホルダー4にて支持して各加熱室にセットした。
示す通り、ストッキングの長さ方向に5区分された加熱
室1−1〜1−5で構成されてなるボーディングセット
装置を作成した。各加熱室には向かい合った状態で一組
の遠赤外線セラミックプレートヒーター2を設置し、ヒ
ーター温度を400℃までの範囲でコントロールするこ
とができる。また、ストッキングを挿着した脚型3を脚
型ホルダー4にて支持して各加熱室にセットした。
【0020】使用した脚型3は標準のアルミ金板、膝と
大腿部を切り抜いたアルミ金板、太目のアルミ金板、細
目のアルミ金板、スチームセット用アルミ金板の5種で
あり、そのサイズを表1に示す。なお熱セット後にスチ
ームセットを行ったので、その脚型サイズも付記する。
大腿部を切り抜いたアルミ金板、太目のアルミ金板、細
目のアルミ金板、スチームセット用アルミ金板の5種で
あり、そのサイズを表1に示す。なお熱セット後にスチ
ームセットを行ったので、その脚型サイズも付記する。
【0021】
【表1】 ★表1中の( )内は切り抜き部分のサイズを示す。
【0022】なお、表示した脚型の部位と各加熱室との
位置関係を図3に示す。
位置関係を図3に示す。
【0023】稼働中の本ボーディングセット装置に標準
金板をセットし金板が昇温し切った(セット後20秒)
時の金板表面温度と遠赤外線セラミックプレートヒータ
ー温度との関係を表2に示す。
金板をセットし金板が昇温し切った(セット後20秒)
時の金板表面温度と遠赤外線セラミックプレートヒータ
ー温度との関係を表2に示す。
【0024】
【表2】 ★パンティーストッキング用に通常使用されているポリ
ウレタン弾性糸40デニデニール及び50デニールを芯
糸とし、ナイロン6フィラメント7デール及び12デニ
ールにて被覆したシングルカバリングヤーン(SCY)
及びダブルカバリングヤーン(DCY)を準備した。一
方交編用としてナイロン6フィラメント15デニールを
準備した。これらの糸を用いてパンティーストッキング
編機にて編立てを行った。
ウレタン弾性糸40デニデニール及び50デニールを芯
糸とし、ナイロン6フィラメント7デール及び12デニ
ールにて被覆したシングルカバリングヤーン(SCY)
及びダブルカバリングヤーン(DCY)を準備した。一
方交編用としてナイロン6フィラメント15デニールを
準備した。これらの糸を用いてパンティーストッキング
編機にて編立てを行った。
【0025】得られた編地を100℃のスチームにて2
0分間プレセットした後、トウクローザーとラインクロ
ーザーにてパンティーストッキングを縫製した。
0分間プレセットした後、トウクローザーとラインクロ
ーザーにてパンティーストッキングを縫製した。
【0026】このパンティーストッキングをドラム染色
機にて酸性染料を用い濃い茶色に染色した。
機にて酸性染料を用い濃い茶色に染色した。
【0027】えられたパンティーストッキングの編込み
量はトウ(足先)部から足首部が100cm/コース、
足首部からふくらはぎ部、大腿部にかけて徐々に太くな
り、大腿部で130cm/コースであった。
量はトウ(足先)部から足首部が100cm/コース、
足首部からふくらはぎ部、大腿部にかけて徐々に太くな
り、大腿部で130cm/コースであった。
【0028】えられたパンティーストッキングを種々の
脚型に装着し、ボーディングセット装置にて部位ごとに
設定温度を調整し、3〜20秒間の熱セットを行い、次
に脚型から取りはずし、さらにスチームセット用金板に
装着し、110℃にて20秒のスチームセット、引き続
き110℃にて20秒の乾熱処理からなる仕上げセット
を行った。
脚型に装着し、ボーディングセット装置にて部位ごとに
設定温度を調整し、3〜20秒間の熱セットを行い、次
に脚型から取りはずし、さらにスチームセット用金板に
装着し、110℃にて20秒のスチームセット、引き続
き110℃にて20秒の乾熱処理からなる仕上げセット
を行った。
【0029】上に記載した種々の条件を組み合わせ、表
3に示す水準1〜8の加工を実施した。
3に示す水準1〜8の加工を実施した。
【0030】
【表3】 ★なお、表3中、*SCYはポリウレタン弾性糸40デ
ニールをナイロン6フィラメント12デニールにてカバ
リング。
ニールをナイロン6フィラメント12デニールにてカバ
リング。
【0031】DCYはポリウレタン弾性糸50デニール
をナイロン6フィラメント7デニールおよび3デニール
にてダブルカバリング。
をナイロン6フィラメント7デニールおよび3デニール
にてダブルカバリング。
【0032】交編相手はナイロン6フィラメント15デ
ニール。 これら8水準の熱セット処理されたパンティーストッキ
ングを、各水準の熱セット前のパンティーストッキング
との比較の下に各部の着圧を測定した。着圧測定は、H
ATRA HOSE PRESSURE TESTER
−mk.2A(英国Nottingham、 SEGA
R DESIGN製)にて行った。その結果を表4に示
す。なお、着圧測定は、図3におけるA(足首部)、B
(ふくらはぎ部)、C(大腿部)の3カ所で行った。
ニール。 これら8水準の熱セット処理されたパンティーストッキ
ングを、各水準の熱セット前のパンティーストッキング
との比較の下に各部の着圧を測定した。着圧測定は、H
ATRA HOSE PRESSURE TESTER
−mk.2A(英国Nottingham、 SEGA
R DESIGN製)にて行った。その結果を表4に示
す。なお、着圧測定は、図3におけるA(足首部)、B
(ふくらはぎ部)、C(大腿部)の3カ所で行った。
【0033】
【表4】 ★一般にストッキングの着圧は足首では強く、ふくらは
ぎ部から大腿部へ徐々に弱くするのが適当とされている
が、着用感の快適なもの、疲労を低減するもの等多様化
されており、一律に各部位の目標値というものは定めら
れない。上市されているA社の1品種、B社の1品種の
着圧測定結果は表5に示す通りであり、水準3、4はそ
れぞれに近い値を示している。
ぎ部から大腿部へ徐々に弱くするのが適当とされている
が、着用感の快適なもの、疲労を低減するもの等多様化
されており、一律に各部位の目標値というものは定めら
れない。上市されているA社の1品種、B社の1品種の
着圧測定結果は表5に示す通りであり、水準3、4はそ
れぞれに近い値を示している。
【0034】
【表5】 ★上記A社、B社の製品は、編立てにおいて部位毎に編
込み量を20段階以上変化させており、品種毎に異なっ
た編設計を採用している。本発明の方法により、従来、
品種毎に異なった、しかも複雑な編設計を必要とした製
造工程が大幅に改善され、シンプルな編設計の中間製品
から、着圧特性の異なった多品種の製品を生産すること
が可能となる。
込み量を20段階以上変化させており、品種毎に異なっ
た編設計を採用している。本発明の方法により、従来、
品種毎に異なった、しかも複雑な編設計を必要とした製
造工程が大幅に改善され、シンプルな編設計の中間製品
から、着圧特性の異なった多品種の製品を生産すること
が可能となる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、着用感の快適なストッ
キング、疲労の緩和作用に優れたストッキング等、着圧
特性の異なる多品種の製品を、簡略化された工程にて生
産することができ、大幅なコストダウンを達成すること
ができる。
キング、疲労の緩和作用に優れたストッキング等、着圧
特性の異なる多品種の製品を、簡略化された工程にて生
産することができ、大幅なコストダウンを達成すること
ができる。
【図1】本発明に好ましく適用できるボーディングセッ
ト装置の側面図である。
ト装置の側面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明にかかるストッキングの脚部の部位と各
加熱室との位置関係の一例を示す概略図である。
加熱室との位置関係の一例を示す概略図である。
1:加熱室 2:ヒーター 3:脚型 4:脚型ホルダー
Claims (17)
- 【請求項1】ほぼ同じ編込み量で構成された領域におい
て、長さ(ウェール)方向の部位により、着圧が異なる
ことを特徴とするストッキング。 - 【請求項2】長さ(ウェール)方向の各部位が、異なる
沸騰水収縮率を有する繊維で構成されていることを特徴
とするストッキング。 - 【請求項3】長さ(ウェール)方向の各部位が、伸長回
復時の応力が異なる繊維で構成されていることを特徴と
するストッキング。 - 【請求項4】同一円周(コース)上の各部位の着圧が、
それぞれ異なることを特徴とするストッキング - 【請求項5】同一円周(コース)上の各部位が、異なる
沸騰水収縮率を有する繊維で構成されていることを特徴
とするストッキング。 - 【請求項6】同一円周(コース)上の各部位が、伸長回
復時の応力が異なる繊維で構成されていることを特徴と
するストッキング。 - 【請求項7】ポリウレタン繊維を含む編糸で構成されて
いる請求項1〜6のいずれかに記載のストッキング。 - 【請求項8】該編糸が、5〜250デニールのトータル
繊度を有するものである請求項7記載のストッキング。 - 【請求項9】該ストッキングが、太細混繊の編糸で構成
されている請求項1〜6のいずれかに記載のストッキン
グ。 - 【請求項10】該太細混繊の編糸が、超極細繊維を含む
ものである請求項9記載のストッキング。 - 【請求項11】ストッキングの長さ(ウェール)方向、
またはストッキングの長さ(ウェール)方向および幅
(コース)方向に、複数に区画された独立した加熱ゾー
ンで構成されている熱セット装置を用いて、該区画別の
熱セット条件で、かつ、ストッキングを脚型に取付けた
状態で熱セットすることを特徴とするストッキングの製
造方法。 - 【請求項12】該区画された独立した加熱ゾーンが、該
被処理ストッキングに接触しない隔壁または仕切板によ
って熱の拡散を防止している機構である請求項11記載
のストッキングの製造方法。 - 【請求項13】該区画された独立した加熱ゾーンが、該
被処理ストッキングの部位別に独立している機構である
請求項11または12に記載のストッキングの製造方
法。 - 【請求項14】該加熱ゾーンを構成するヒーターの熱源
が、電熱、電磁熱、マイクロ波、赤外線、種々の燃料ガ
ス、蒸気、過熱蒸気、熱水、有機熱媒および金属熱媒か
ら選ばれた少なくとも1種である請求項11〜13のい
ずれかに記載のストッキングの製造方法。 - 【請求項15】該セット条件が、100〜400℃の範
囲である請求項11〜14のいずれかに記載のストッキ
ングの製造方法。 - 【請求項16】該被処理ストッキングが、予め湿熱前処
理されたものである請求項11〜15のいずれかに記載
のストッキングの製造方法。 - 【請求項17】該熱セット装置に設置する脚型が、伸縮
機構または体積増減機構を有し、緊張処理、弛緩処理が
可能なものである請求項11〜16のいずれかに記載の
ストッキングの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26371796A JPH09137302A (ja) | 1995-09-11 | 1996-09-11 | ストッキングおよびストッキングの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25920295 | 1995-09-11 | ||
| JP7-259202 | 1995-09-11 | ||
| JP26371796A JPH09137302A (ja) | 1995-09-11 | 1996-09-11 | ストッキングおよびストッキングの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09137302A true JPH09137302A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=26544020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26371796A Pending JPH09137302A (ja) | 1995-09-11 | 1996-09-11 | ストッキングおよびストッキングの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09137302A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018079179A (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | ニュー キャスト インダストリー カンパニー リミテッドNew Cast Industry Co., Ltd. | 医療用ギプス |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP26371796A patent/JPH09137302A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018079179A (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | ニュー キャスト インダストリー カンパニー リミテッドNew Cast Industry Co., Ltd. | 医療用ギプス |
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