JPH09138044A - 密閉筐体とその湿度制御法 - Google Patents
密閉筐体とその湿度制御法Info
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- JPH09138044A JPH09138044A JP7299532A JP29953295A JPH09138044A JP H09138044 A JPH09138044 A JP H09138044A JP 7299532 A JP7299532 A JP 7299532A JP 29953295 A JP29953295 A JP 29953295A JP H09138044 A JPH09138044 A JP H09138044A
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- JP
- Japan
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- cooling
- humidity
- air
- moisture
- cooling air
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2317/00—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2317/04—Treating air flowing to refrigeration compartments
- F25D2317/041—Treating air flowing to refrigeration compartments by purification
- F25D2317/0411—Treating air flowing to refrigeration compartments by purification by dehumidification
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内部に発熱体を有する密閉筐体1(および1
8)に、冷却手段に加えて加湿手段12を具備し、上記
筐体1内の冷却空気の温度および湿度を制御する。 【解決手段】 加湿手段として、筐体1の壁の一部を吸
・放湿材料12で構成し、上記吸・放湿材料12により
高湿度側の空気から低湿度側の空気に水分を移動させ
る。 【効果】 冷却空気の温度と湿度の両方を所望の範囲内
に制御でき、電子装置等の障害の大きな原因となる電子
部品3の結露および静電気を防止することができる。
8)に、冷却手段に加えて加湿手段12を具備し、上記
筐体1内の冷却空気の温度および湿度を制御する。 【解決手段】 加湿手段として、筐体1の壁の一部を吸
・放湿材料12で構成し、上記吸・放湿材料12により
高湿度側の空気から低湿度側の空気に水分を移動させ
る。 【効果】 冷却空気の温度と湿度の両方を所望の範囲内
に制御でき、電子装置等の障害の大きな原因となる電子
部品3の結露および静電気を防止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱する部品(電
子部品等)または機器(電子機器等)を収納し、上記発
熱体を空冷により冷却する冷却手段を備えた密閉筐体と
その湿度制御法に係り、特に、上記密閉筐体に最適な加
湿を行う機能を備えた密閉筐体とその湿度制御法に関す
る。本発明が適用できる密閉筐体としては、携帯電話ま
たは通信機等の基地シェルター(無窓室)、電子計算
機、磁気ディスク装置またはサーバ機等電子機器の格納
筐体、工作機械等の制御盤、電源盤または計測器等の収
納筐体がある。
子部品等)または機器(電子機器等)を収納し、上記発
熱体を空冷により冷却する冷却手段を備えた密閉筐体と
その湿度制御法に係り、特に、上記密閉筐体に最適な加
湿を行う機能を備えた密閉筐体とその湿度制御法に関す
る。本発明が適用できる密閉筐体としては、携帯電話ま
たは通信機等の基地シェルター(無窓室)、電子計算
機、磁気ディスク装置またはサーバ機等電子機器の格納
筐体、工作機械等の制御盤、電源盤または計測器等の収
納筐体がある。
【0002】
【従来の技術】電子計算機や通信装置等の電子装置で
は、CPUやLSI等の発熱部品(半導体部品)を冷却
する冷却空気の温度および湿度制御が、信頼性確保の上
で重要である。上記発熱部品を有する電子装置等の冷凍
サイクルを利用した冷却装置としては、例えば、特開平
6-119083号公報に記載のような電子機器の冷却装置、特
開平4-320399号公報に記載のような電子機器の冷却装
置、等がある。
は、CPUやLSI等の発熱部品(半導体部品)を冷却
する冷却空気の温度および湿度制御が、信頼性確保の上
で重要である。上記発熱部品を有する電子装置等の冷凍
サイクルを利用した冷却装置としては、例えば、特開平
6-119083号公報に記載のような電子機器の冷却装置、特
開平4-320399号公報に記載のような電子機器の冷却装
置、等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平6-119083号公報
に記載の従来技術は、断熱された筐体内に冷凍サイクル
を設け、電子部品の温度を制御とする方法で、上記電子
部品の結露を防止するために、内部温度を温めるヒータ
が備えられている。また、特開平4-320399号公報に記載
の従来技術は、断熱された筐体内に温度調節手段に加え
て除湿用熱交換器を具備しており、電子部品の結露を防
止するため、上記除湿用熱交換器で筐体内空気を除湿す
る構成になっている。これら二つの従来技術は、いずれ
も筐体内電子部品の温度制御と除湿による電子部品の結
露防止を行なうことができるが、より信頼性の高い電子
装置の筐体構造を提供するには、筐体内電子部品の温度
制御(冷却・加熱)と湿度制御(除湿・加湿)の両方
が、きめ細かく行なわれることが望ましい。一般の装置
では、上記従来技術に見られるように、温度制御(冷
却)と除湿のみが中心に行なわれ、加湿手段は有してい
ない。しかし、実際の電子装置等では、スイッチング部
品も多数搭載されており、低湿度時には静電気を発生
し、大きな障害の原因となるため、筐体内に加湿手段も
具備していることが望まれる。特に、冬期等の低湿度環
境下では、加湿手段が重要となる。
に記載の従来技術は、断熱された筐体内に冷凍サイクル
を設け、電子部品の温度を制御とする方法で、上記電子
部品の結露を防止するために、内部温度を温めるヒータ
が備えられている。また、特開平4-320399号公報に記載
の従来技術は、断熱された筐体内に温度調節手段に加え
て除湿用熱交換器を具備しており、電子部品の結露を防
止するため、上記除湿用熱交換器で筐体内空気を除湿す
る構成になっている。これら二つの従来技術は、いずれ
も筐体内電子部品の温度制御と除湿による電子部品の結
露防止を行なうことができるが、より信頼性の高い電子
装置の筐体構造を提供するには、筐体内電子部品の温度
制御(冷却・加熱)と湿度制御(除湿・加湿)の両方
が、きめ細かく行なわれることが望ましい。一般の装置
では、上記従来技術に見られるように、温度制御(冷
却)と除湿のみが中心に行なわれ、加湿手段は有してい
ない。しかし、実際の電子装置等では、スイッチング部
品も多数搭載されており、低湿度時には静電気を発生
し、大きな障害の原因となるため、筐体内に加湿手段も
具備していることが望まれる。特に、冬期等の低湿度環
境下では、加湿手段が重要となる。
【0004】本発明の目的は、上記密閉筐体内に加湿手
段も具備し、発熱体の温度制御に加えて、湿度制御がき
め細かく行なえる密閉筐体とその湿度制御法を提供する
ことである。
段も具備し、発熱体の温度制御に加えて、湿度制御がき
め細かく行なえる密閉筐体とその湿度制御法を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による、前述した電子計算機、通信機等の密
閉筐体、つまりその筐体内に発熱体を収納し、上記発熱
体を空冷により冷却する冷却手段を備えた密閉筐体は、
上記密閉筐体を構成する壁の少なくとも一部を、湿度に
応じて水分を吸収したり放出したりする吸・放湿材料で
構成し、上記吸・放湿材料により高湿度側の空気から吸
収した水分を低湿度側の空気に放出することにより、上
記筐体内の冷却空気の湿度を制御することを特徴とす
る。さらに、上記吸・放湿材料で構成された壁部が、冬
期等の低湿度環境下では、冷却空気の流れ方向の高温度
・低湿度空気側である冷却手段の上流側に、また、夏期
または梅雨期等の高湿度環境下では、冷却空気の流れ方
向の低温度・高湿度空気側である冷却手段の下流側に位
置する場所に来るように、上記冷却空気の流れ方向制御
手段を設けることを特徴とするものである。
に、本発明による、前述した電子計算機、通信機等の密
閉筐体、つまりその筐体内に発熱体を収納し、上記発熱
体を空冷により冷却する冷却手段を備えた密閉筐体は、
上記密閉筐体を構成する壁の少なくとも一部を、湿度に
応じて水分を吸収したり放出したりする吸・放湿材料で
構成し、上記吸・放湿材料により高湿度側の空気から吸
収した水分を低湿度側の空気に放出することにより、上
記筐体内の冷却空気の湿度を制御することを特徴とす
る。さらに、上記吸・放湿材料で構成された壁部が、冬
期等の低湿度環境下では、冷却空気の流れ方向の高温度
・低湿度空気側である冷却手段の上流側に、また、夏期
または梅雨期等の高湿度環境下では、冷却空気の流れ方
向の低温度・高湿度空気側である冷却手段の下流側に位
置する場所に来るように、上記冷却空気の流れ方向制御
手段を設けることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明による密閉筐体では、加湿
手段として、湿度に応じて水分を吸収したり放出したり
する吸・放湿材料を筐体壁の一部に用いるから、次の作
用が得られる。まず、空気の相対湿度が、筐体内の冷却
空気より周囲の空気の方が高い場合、上記吸・放湿材料
は、その外表面を介して相対湿度が高い周囲空気から水
分を迅速に吸収し、その水分は直ちに上記材料内部まで
浸透する。一方、上記吸・放湿材料は、その内表面を介
して相対湿度が低い筐体内の冷却空気に水分を迅速に放
出する。このため、上記吸・放湿材料を介して、周囲空
気から奪った水分が筐体内の冷却空気に移動し、上記筐
体内の冷却空気が加湿されることになる。本発明の上記
加湿手段では、周囲空気から水分を得るため、給水配管
や補給水タンクおよび加湿器等の付属設備が全く不要
で、上記吸・放湿材料のみで構成できるという大きな特
徴がある。このため、筐体設置後メンテナンス・フリー
の状態を得ることができ、特に、山間部等に設置される
携帯電話の基地シェルター等に有効な加湿手段を提供す
ることができる。
手段として、湿度に応じて水分を吸収したり放出したり
する吸・放湿材料を筐体壁の一部に用いるから、次の作
用が得られる。まず、空気の相対湿度が、筐体内の冷却
空気より周囲の空気の方が高い場合、上記吸・放湿材料
は、その外表面を介して相対湿度が高い周囲空気から水
分を迅速に吸収し、その水分は直ちに上記材料内部まで
浸透する。一方、上記吸・放湿材料は、その内表面を介
して相対湿度が低い筐体内の冷却空気に水分を迅速に放
出する。このため、上記吸・放湿材料を介して、周囲空
気から奪った水分が筐体内の冷却空気に移動し、上記筐
体内の冷却空気が加湿されることになる。本発明の上記
加湿手段では、周囲空気から水分を得るため、給水配管
や補給水タンクおよび加湿器等の付属設備が全く不要
で、上記吸・放湿材料のみで構成できるという大きな特
徴がある。このため、筐体設置後メンテナンス・フリー
の状態を得ることができ、特に、山間部等に設置される
携帯電話の基地シェルター等に有効な加湿手段を提供す
ることができる。
【0007】また、本発明の上記加湿手段に、冷凍サイ
クルの蒸発器を用いた除湿手段を付加することにより、
上記筐体内の冷却空気の湿度を制御することが可能にな
る。さらに、上記吸・放湿材料および上記蒸発器を最適
化することにより、上記筐体内の冷却空気の相対湿度を
任意の範囲内に制御することも可能になり、電子計算
機、通信機等の障害の原因となる電子部品の高湿度時の
結露および低湿度時の静電気の両方を防止することがで
きる。
クルの蒸発器を用いた除湿手段を付加することにより、
上記筐体内の冷却空気の湿度を制御することが可能にな
る。さらに、上記吸・放湿材料および上記蒸発器を最適
化することにより、上記筐体内の冷却空気の相対湿度を
任意の範囲内に制御することも可能になり、電子計算
機、通信機等の障害の原因となる電子部品の高湿度時の
結露および低湿度時の静電気の両方を防止することがで
きる。
【0008】他方、空気の相対湿度が、筐体内の冷却空
気より周囲の空気の方が低い場合、上記吸・放湿材料
は、逆に除湿手段として作用する。まず、上記吸・放湿
材料は、その内表面を介して相対湿度が高い筐体内の冷
却空気から水分を迅速に吸収し、その水分は直ちに上記
吸・放湿材料内部まで浸透する。一方、上記吸・放湿材
料は、その外表面を介して相対湿度が低い周囲空気に水
分を迅速に放出する。このため、上記吸・放湿材料を介
して、筐体内の冷却空気から奪った水分が周囲空気に移
動し、上記筐体内の冷却空気が除湿されることになる。
なお、上記吸・放湿材料を利用した加湿手段と除湿手段
は、上記吸・放湿材料で構成された壁が密閉筐体壁の一
個所に設けられており、冷却空気の流れ方向を制御する
手段により冷却空気の流れ方向を切り換えて行なうこと
ができるように構成されている。
気より周囲の空気の方が低い場合、上記吸・放湿材料
は、逆に除湿手段として作用する。まず、上記吸・放湿
材料は、その内表面を介して相対湿度が高い筐体内の冷
却空気から水分を迅速に吸収し、その水分は直ちに上記
吸・放湿材料内部まで浸透する。一方、上記吸・放湿材
料は、その外表面を介して相対湿度が低い周囲空気に水
分を迅速に放出する。このため、上記吸・放湿材料を介
して、筐体内の冷却空気から奪った水分が周囲空気に移
動し、上記筐体内の冷却空気が除湿されることになる。
なお、上記吸・放湿材料を利用した加湿手段と除湿手段
は、上記吸・放湿材料で構成された壁が密閉筐体壁の一
個所に設けられており、冷却空気の流れ方向を制御する
手段により冷却空気の流れ方向を切り換えて行なうこと
ができるように構成されている。
【0009】上記吸・放湿材料の一例としては、母材に
不織布等の布材を用い、上記布材に高分子材料等から構
成される特殊な吸湿剤を含浸させたものがある。上記吸
・放湿材料の水分吸収量は、上記吸・放湿材料内に含浸
させる吸湿剤の量を制御することにより自由に設定でき
る。また、上記吸・放湿材料の表面積の大きさによって
も制御できる。また、上記吸・放湿材料の別の例として
は、ナイロン、ポリエステル、等の生地の少なくとも片
面に、形状記憶ポリマーをコーティングしたものや、ラ
ミネート状に製作した、いわゆる透湿性材料を用いるこ
ともできる。
不織布等の布材を用い、上記布材に高分子材料等から構
成される特殊な吸湿剤を含浸させたものがある。上記吸
・放湿材料の水分吸収量は、上記吸・放湿材料内に含浸
させる吸湿剤の量を制御することにより自由に設定でき
る。また、上記吸・放湿材料の表面積の大きさによって
も制御できる。また、上記吸・放湿材料の別の例として
は、ナイロン、ポリエステル、等の生地の少なくとも片
面に、形状記憶ポリマーをコーティングしたものや、ラ
ミネート状に製作した、いわゆる透湿性材料を用いるこ
ともできる。
【0010】本発明の実施の形態を以下に説明する。図
1は、本発明の密閉筐体の例をその側面断面図で示した
ものである。こゝでは、密閉筐体1の一例として、電子
計算機等の電子装置の筐体を取り上げる。なお、本発明
でいう密閉筐体1は、内部に発熱する部品または機器を
少なくとも1個有する密閉された装置の筐体であって、
上記電子計算機の筐体以外に、サーバ機、磁気デイスク
及び光ディスク装置、電話交換機、通信機、計測器、現
金自動支払機、制御装置、印刷機等の筐体および携帯電
話(移動電話)の中継基地のシェルター等も含むものと
する。また、室内に発熱する部品または機器を少なくと
も1個有し、人の出入りが殆んどない密閉された部屋で
あれば、上記密閉室も本発明の密閉筐体1として扱うこ
とができる。上記密閉室としては、計算機室、通信機室
等がある。
1は、本発明の密閉筐体の例をその側面断面図で示した
ものである。こゝでは、密閉筐体1の一例として、電子
計算機等の電子装置の筐体を取り上げる。なお、本発明
でいう密閉筐体1は、内部に発熱する部品または機器を
少なくとも1個有する密閉された装置の筐体であって、
上記電子計算機の筐体以外に、サーバ機、磁気デイスク
及び光ディスク装置、電話交換機、通信機、計測器、現
金自動支払機、制御装置、印刷機等の筐体および携帯電
話(移動電話)の中継基地のシェルター等も含むものと
する。また、室内に発熱する部品または機器を少なくと
も1個有し、人の出入りが殆んどない密閉された部屋で
あれば、上記密閉室も本発明の密閉筐体1として扱うこ
とができる。上記密閉室としては、計算機室、通信機室
等がある。
【0011】図1において、発熱する多数の電子部品
(CPUやLSI等)3を搭載した複数枚のプリント基
板2は、筐体1の前部に並置されている。プリント基板
2の積層段数および各段当たりの枚数は、上記電子装置
の性能等により決まり、実装上は、図示のように1段で
もよいし、また2段以上であっても差し支えない。ま
た、プリント基板2上に搭載される電子部品3には、放
熱性能を向上させるための放熱フィンが設けられていて
もよい。4は送風手段で、こゝでは一例としてブロアを
示しており、上記プリント基板2の下部に置かれてい
る。ブロア4以外の送風手段として、ファンや圧縮機等
であってもよい。5は冷却空気を供給する冷却器で、筐
体1の後部中央に設けられている。上記冷却器5は、冷
凍サイクルの蒸発器であってもよいし、別に設けたチラ
ーユニット等から導かれる冷水が流れる冷却器であって
もよい。
(CPUやLSI等)3を搭載した複数枚のプリント基
板2は、筐体1の前部に並置されている。プリント基板
2の積層段数および各段当たりの枚数は、上記電子装置
の性能等により決まり、実装上は、図示のように1段で
もよいし、また2段以上であっても差し支えない。ま
た、プリント基板2上に搭載される電子部品3には、放
熱性能を向上させるための放熱フィンが設けられていて
もよい。4は送風手段で、こゝでは一例としてブロアを
示しており、上記プリント基板2の下部に置かれてい
る。ブロア4以外の送風手段として、ファンや圧縮機等
であってもよい。5は冷却空気を供給する冷却器で、筐
体1の後部中央に設けられている。上記冷却器5は、冷
凍サイクルの蒸発器であってもよいし、別に設けたチラ
ーユニット等から導かれる冷水が流れる冷却器であって
もよい。
【0012】また、符号6は筐体1内を前後に仕切る仕
切り板、符号7は上記筐体1のフレーム、符号8はフレ
ーム7の内側に貼る内張り材を示し、フレーム7と内張
り材8により上記筐体1の壁が構成されている。こゝ
で、内張り材8は、断熱材か防音材のいずれか一方の性
能のみ有した材料で構成してもよいが、その両者の性能
を兼ね備えている材料で構成する方がよく、ウレタンフ
ォームやグラスウール等を用いるのがよい。なお、より
一層の断熱が要求される電子装置においては、真空断熱
を用いてもよい。また、フレーム7は鋼板等で作られる
ため、遮音材としての効果が期待できる。フレーム7お
よび内張り材8は、上記筐体1の壁を構成しており、図
では上記筐体1の全面を壁で覆って完全密閉されている
から、冷却空気は周囲空気に対してほゞ完全に遮断さ
れ、分離されている。このため、電子装置を運転してい
る場合は、上記筐体1の壁(フレーム7と内張り材8)
を介して筐体内冷却空気と周囲空気が混合することは殆
んどないが、電子装置を長期間停止している場合は、上
記壁間の僅かな隙間から筐体内冷却空気と周囲空気がゆ
っくりと混合すると思われる。こゝで、上記筐体1の断
熱および防音がそれ程必要でない時は、上記筐体1の壁
構成は、フレーム7のみで内張り材8がなくてもよい。
また、上記筐体1の壁は、フレーム7のみの場所とフレ
ーム7に内張り材8を貼付た場所が混在していてもよ
い。さらに、筐体1の中央に設ける仕切り板6も断熱材
で構成するのが望ましい。冷媒配管及び電気配線11
は、筐体1内の冷却器5(冷凍サイクルの蒸発器)と室
外機(冷凍サイクルの凝縮器、圧縮機、等図示省略)と
を接続するもので、セパレートタイプの冷凍サイクルで
ある。このため、上記筐体1は、設置固定式である。
切り板、符号7は上記筐体1のフレーム、符号8はフレ
ーム7の内側に貼る内張り材を示し、フレーム7と内張
り材8により上記筐体1の壁が構成されている。こゝ
で、内張り材8は、断熱材か防音材のいずれか一方の性
能のみ有した材料で構成してもよいが、その両者の性能
を兼ね備えている材料で構成する方がよく、ウレタンフ
ォームやグラスウール等を用いるのがよい。なお、より
一層の断熱が要求される電子装置においては、真空断熱
を用いてもよい。また、フレーム7は鋼板等で作られる
ため、遮音材としての効果が期待できる。フレーム7お
よび内張り材8は、上記筐体1の壁を構成しており、図
では上記筐体1の全面を壁で覆って完全密閉されている
から、冷却空気は周囲空気に対してほゞ完全に遮断さ
れ、分離されている。このため、電子装置を運転してい
る場合は、上記筐体1の壁(フレーム7と内張り材8)
を介して筐体内冷却空気と周囲空気が混合することは殆
んどないが、電子装置を長期間停止している場合は、上
記壁間の僅かな隙間から筐体内冷却空気と周囲空気がゆ
っくりと混合すると思われる。こゝで、上記筐体1の断
熱および防音がそれ程必要でない時は、上記筐体1の壁
構成は、フレーム7のみで内張り材8がなくてもよい。
また、上記筐体1の壁は、フレーム7のみの場所とフレ
ーム7に内張り材8を貼付た場所が混在していてもよ
い。さらに、筐体1の中央に設ける仕切り板6も断熱材
で構成するのが望ましい。冷媒配管及び電気配線11
は、筐体1内の冷却器5(冷凍サイクルの蒸発器)と室
外機(冷凍サイクルの凝縮器、圧縮機、等図示省略)と
を接続するもので、セパレートタイプの冷凍サイクルで
ある。このため、上記筐体1は、設置固定式である。
【0013】こゝで、上記ブロア4による冷却空気の送
風方向について説明する。実線の矢印9aが冬期等の低
湿度環境下での冷却空気の流れ方向、破線の矢印9bが
夏期または梅雨期等の高湿度環境下での冷却空気の流れ
方向で、季節(湿度環境)により送風方向を切り換える
構成となっている。上記冷却空気の流れ方向を制御する
手段は、送風手段の回転方向を切り換える手段(正転/
逆転させる方法)、または、送風手段に設けた送風方向
を切り換える手段等でよく、本例では、前者を利用して
いる。まず、冬期等の低湿度環境下での、筐体1内冷却
空気9aは、ブロア4から下部後方に吐き出され、筐体
1の下部から後部に回り、冷却器5で冷されて筐体1の
上部から前部に回り、プリント基板2間を通過しながら
温められて、再びブロア4に吸い込まれる。そして、冷
却空気9aは上記冷却流路内で連続的に循環し、電子部
品3を強制空冷する。つぎに、夏期または梅雨期等の高
湿度環境下での、筐体1内冷却空気9bは、ブロア4か
ら上方に吐き出され、プリント基板2間を通過しながら
温められて、筐体1の上部から後部に回り、冷却器5で
冷されて筐体1の下部から前部に回り、再びブロア4に
吸い込まれる。
風方向について説明する。実線の矢印9aが冬期等の低
湿度環境下での冷却空気の流れ方向、破線の矢印9bが
夏期または梅雨期等の高湿度環境下での冷却空気の流れ
方向で、季節(湿度環境)により送風方向を切り換える
構成となっている。上記冷却空気の流れ方向を制御する
手段は、送風手段の回転方向を切り換える手段(正転/
逆転させる方法)、または、送風手段に設けた送風方向
を切り換える手段等でよく、本例では、前者を利用して
いる。まず、冬期等の低湿度環境下での、筐体1内冷却
空気9aは、ブロア4から下部後方に吐き出され、筐体
1の下部から後部に回り、冷却器5で冷されて筐体1の
上部から前部に回り、プリント基板2間を通過しながら
温められて、再びブロア4に吸い込まれる。そして、冷
却空気9aは上記冷却流路内で連続的に循環し、電子部
品3を強制空冷する。つぎに、夏期または梅雨期等の高
湿度環境下での、筐体1内冷却空気9bは、ブロア4か
ら上方に吐き出され、プリント基板2間を通過しながら
温められて、筐体1の上部から後部に回り、冷却器5で
冷されて筐体1の下部から前部に回り、再びブロア4に
吸い込まれる。
【0014】吸・放湿材料12は湿度に応じて水分を吸
収したり放出したりする機能を有し、冷却器5の下部後
方側に上記筐体1の壁の一部を構成するように設けら
れ、吸・放湿材料12の外側に鎧戸13を有する後部フ
レーム8aが設けられ、上記鎧戸13および吸・放湿材
料12を介して、水分のみが筐体内外の空気間で行き来
できるようになっている。本例では、上記吸・放湿材料
12を上記密閉筐体1を構成する壁の一個所にのみ設け
た例を示している。後述するが、実線の矢印14aは冬
期等の低湿度環境下での水分の移動方向を示し、破線の
矢印14bは夏期または梅雨期等の高湿度環境下での水
分の移動方向を示す。なお、図示しないが、冷却空気9
a、9bの温度と湿度を制御するため、上記筐体1内に
温度検出器と湿度検出器を備えている。例えば、いずれ
もプリント基板2の流入側直前の冷却空気9a、9bの
温度と湿度を測る位置に設けられる。温度検出器は、熱
電対かサーミスタのような安価なものでよく、湿度検出
器は、静電容量式の湿度センサでよく、最低限各1個あ
ればよいが、信頼性を増すためそれぞれ2個以上設けて
もよい。
収したり放出したりする機能を有し、冷却器5の下部後
方側に上記筐体1の壁の一部を構成するように設けら
れ、吸・放湿材料12の外側に鎧戸13を有する後部フ
レーム8aが設けられ、上記鎧戸13および吸・放湿材
料12を介して、水分のみが筐体内外の空気間で行き来
できるようになっている。本例では、上記吸・放湿材料
12を上記密閉筐体1を構成する壁の一個所にのみ設け
た例を示している。後述するが、実線の矢印14aは冬
期等の低湿度環境下での水分の移動方向を示し、破線の
矢印14bは夏期または梅雨期等の高湿度環境下での水
分の移動方向を示す。なお、図示しないが、冷却空気9
a、9bの温度と湿度を制御するため、上記筐体1内に
温度検出器と湿度検出器を備えている。例えば、いずれ
もプリント基板2の流入側直前の冷却空気9a、9bの
温度と湿度を測る位置に設けられる。温度検出器は、熱
電対かサーミスタのような安価なものでよく、湿度検出
器は、静電容量式の湿度センサでよく、最低限各1個あ
ればよいが、信頼性を増すためそれぞれ2個以上設けて
もよい。
【0015】つぎに、上記冬期、および夏期または梅雨
期の送風方向の違いを考慮して、本発明の作動原理を説
明する。まず、冬期等の低湿度環境下での本発明の作動
原理を説明する。この場合、上記吸・放湿材料12は加
湿手段として作用し、冬期乾燥時の電子部品3等の静電
気防止に効果がある。冬期は、室内および室外とも低湿
度、乾燥状態にあり、相対湿度が20〜30%以下にな
ることが多い。今、一例として、停止している電子装置
筐体1が温度制御された室内に置かれており、その室内
空気の温度と相対湿度が、22℃、30%であったとす
ると、上記筐体1内冷却空気9aの温度と湿度も同程度
と考えられる。このまゝの絶対湿度で長時間電子装置を
運転すると、温度上昇時に冷却空気9aの相対湿度が低
くなり、静電気が発生し、障害が起こる危険性がある。
しかしながら、本発明の筐体では、上記吸・放湿材料1
2により周囲空気の水分が筐体1内に補給され、筐体1
内空気の相対湿度を静電気を防止できるところまで高く
することができる。まず、上記筐体1内外とも22℃、
30%の温度と湿度の状態で電子装置を運転すると、筐
体1内のプリント基板2流入側直前の冷却空気9a(2
2℃、30%)は、プリント基板2上の電子部品3を冷
却することにより温度上昇し、それに伴って相対湿度は
低下する。例えば、その昇温後の冷却空気9aの温度を
32℃(温度上昇10℃)とすると、相対湿度は約16
%になる。上記相対湿度は、絶対湿度を一定に保って推
定計算したものである。上記温度32℃、湿度16%の
冷却空気9aは、ブロア4を通過後、筐体1の下部後方
側に設けられた吸・放湿材料12に対面する。こゝで、
上記吸・放湿材料12の外表面に接する周囲空気は、温
度が22℃、相対湿度が30%であり、上記吸・放湿材
料12の内表面に接する冷却空気9aは、温度が32
℃、湿度が16%であるから、上記吸・放湿材料12の
内外に相対湿度差14%(=30%-16%)が生じ、上
記吸・放湿材料12を介して水分の移動が起こる。つま
り、空気の相対湿度が、筐体1内の冷却空気9aより周
囲の空気の方が高いため、上記吸・放湿材料12は、そ
の外表面を介して相対湿度が高い周囲空気から水分を迅
速に吸収し、その水分は直ちに上記吸・放湿材料12ま
で浸透する。一方、上記吸・放湿材料12は、その内表
面を介して相対湿度が低い筐体1内の冷却空気9aにそ
の吸収した水分を迅速に放出する。このため、上記吸・
放湿材料12を介して、周囲空気から奪った水分が筐体
1内の冷却空気9aに移動し、冷却空気9aが加湿され
る。上記加湿された冷却空気9aを冷却器5により冷却
し、冷却空気9bを所望する設定温度、例えば22℃に
制御したとすると、その時の相対湿度は、初期の30%
よりも高くなっている。上記冷却空気9aの循環を連続
的に繰り返すことにより、上記筐体1内の冷却空気9a
の相対湿度が徐々に高くなるから、上記吸・放湿材料1
2を介しての加湿量は徐々に減少するが、本発明の吸・
放湿材料12を利用した加湿手段により、プリント基板
2流入側直前の冷却空気9aの相対湿度を周囲空気の相
対湿度より高くすることが可能で、静電気防止等に大き
な効果を発揮する。上記説明では、プリント基板2冷却
による冷却空気9aの温度上昇を10℃としたが、より
温度上昇が大きい場合、吸・放湿材料12の内外の相対
湿度差が上記14%より大きくなり、より多くの水分を
移動させることができる。例えば、温度上昇を20℃と
すると、相対湿度差は21%になる。
期の送風方向の違いを考慮して、本発明の作動原理を説
明する。まず、冬期等の低湿度環境下での本発明の作動
原理を説明する。この場合、上記吸・放湿材料12は加
湿手段として作用し、冬期乾燥時の電子部品3等の静電
気防止に効果がある。冬期は、室内および室外とも低湿
度、乾燥状態にあり、相対湿度が20〜30%以下にな
ることが多い。今、一例として、停止している電子装置
筐体1が温度制御された室内に置かれており、その室内
空気の温度と相対湿度が、22℃、30%であったとす
ると、上記筐体1内冷却空気9aの温度と湿度も同程度
と考えられる。このまゝの絶対湿度で長時間電子装置を
運転すると、温度上昇時に冷却空気9aの相対湿度が低
くなり、静電気が発生し、障害が起こる危険性がある。
しかしながら、本発明の筐体では、上記吸・放湿材料1
2により周囲空気の水分が筐体1内に補給され、筐体1
内空気の相対湿度を静電気を防止できるところまで高く
することができる。まず、上記筐体1内外とも22℃、
30%の温度と湿度の状態で電子装置を運転すると、筐
体1内のプリント基板2流入側直前の冷却空気9a(2
2℃、30%)は、プリント基板2上の電子部品3を冷
却することにより温度上昇し、それに伴って相対湿度は
低下する。例えば、その昇温後の冷却空気9aの温度を
32℃(温度上昇10℃)とすると、相対湿度は約16
%になる。上記相対湿度は、絶対湿度を一定に保って推
定計算したものである。上記温度32℃、湿度16%の
冷却空気9aは、ブロア4を通過後、筐体1の下部後方
側に設けられた吸・放湿材料12に対面する。こゝで、
上記吸・放湿材料12の外表面に接する周囲空気は、温
度が22℃、相対湿度が30%であり、上記吸・放湿材
料12の内表面に接する冷却空気9aは、温度が32
℃、湿度が16%であるから、上記吸・放湿材料12の
内外に相対湿度差14%(=30%-16%)が生じ、上
記吸・放湿材料12を介して水分の移動が起こる。つま
り、空気の相対湿度が、筐体1内の冷却空気9aより周
囲の空気の方が高いため、上記吸・放湿材料12は、そ
の外表面を介して相対湿度が高い周囲空気から水分を迅
速に吸収し、その水分は直ちに上記吸・放湿材料12ま
で浸透する。一方、上記吸・放湿材料12は、その内表
面を介して相対湿度が低い筐体1内の冷却空気9aにそ
の吸収した水分を迅速に放出する。このため、上記吸・
放湿材料12を介して、周囲空気から奪った水分が筐体
1内の冷却空気9aに移動し、冷却空気9aが加湿され
る。上記加湿された冷却空気9aを冷却器5により冷却
し、冷却空気9bを所望する設定温度、例えば22℃に
制御したとすると、その時の相対湿度は、初期の30%
よりも高くなっている。上記冷却空気9aの循環を連続
的に繰り返すことにより、上記筐体1内の冷却空気9a
の相対湿度が徐々に高くなるから、上記吸・放湿材料1
2を介しての加湿量は徐々に減少するが、本発明の吸・
放湿材料12を利用した加湿手段により、プリント基板
2流入側直前の冷却空気9aの相対湿度を周囲空気の相
対湿度より高くすることが可能で、静電気防止等に大き
な効果を発揮する。上記説明では、プリント基板2冷却
による冷却空気9aの温度上昇を10℃としたが、より
温度上昇が大きい場合、吸・放湿材料12の内外の相対
湿度差が上記14%より大きくなり、より多くの水分を
移動させることができる。例えば、温度上昇を20℃と
すると、相対湿度差は21%になる。
【0016】前記の例では、水分移動のドライビングフ
ォースが主に相対湿度差である吸・放湿材料12につい
て説明したが、上記作用のドライビングフォースが主に
水蒸気分圧差である吸・放湿材料を用いてもよい。当
然、この場合は、密閉筐体1の内外の水蒸気分圧の差で
水分が移動するから、密閉筐体1の内部を加湿するに
は、密閉筐体内部の冷却空気の水蒸気分圧が密閉筐体外
部空気の水蒸気分圧より低くなければならない。ドライ
ビングフォースが主に水蒸気分圧差で決定される吸・放
湿材料としては、形状記憶ポリマーをナイロン等の記事
の片面に薄くコーティングしたものやラミネート上に作
製した、いわゆる透湿性素材等が考えられる。
ォースが主に相対湿度差である吸・放湿材料12につい
て説明したが、上記作用のドライビングフォースが主に
水蒸気分圧差である吸・放湿材料を用いてもよい。当
然、この場合は、密閉筐体1の内外の水蒸気分圧の差で
水分が移動するから、密閉筐体1の内部を加湿するに
は、密閉筐体内部の冷却空気の水蒸気分圧が密閉筐体外
部空気の水蒸気分圧より低くなければならない。ドライ
ビングフォースが主に水蒸気分圧差で決定される吸・放
湿材料としては、形状記憶ポリマーをナイロン等の記事
の片面に薄くコーティングしたものやラミネート上に作
製した、いわゆる透湿性素材等が考えられる。
【0017】なお、冷却空気9aの相対湿度が所望する
設定値より高くなったときは、冷却器5の冷媒の温度レ
ベルや冷却空気9aの風量を調節し、上記冷却器5によ
り除湿することもできる。つまり、上記吸・放湿材料1
2を用いた加湿手段と上記冷却器5を用いた除湿手段お
よび湿度検出器を利用することにより、上記筐体1内の
冷却空気9aの相対湿度を自由に制御することができ、
プリント基板2流入側直前の冷却空気9aの相対湿度を
所望の湿度に制御することができる。
設定値より高くなったときは、冷却器5の冷媒の温度レ
ベルや冷却空気9aの風量を調節し、上記冷却器5によ
り除湿することもできる。つまり、上記吸・放湿材料1
2を用いた加湿手段と上記冷却器5を用いた除湿手段お
よび湿度検出器を利用することにより、上記筐体1内の
冷却空気9aの相対湿度を自由に制御することができ、
プリント基板2流入側直前の冷却空気9aの相対湿度を
所望の湿度に制御することができる。
【0018】こゝで、冷却空気9aの水分増加量(吸・
放湿材料12の吸・放湿量)はある程度自由に設定でき
る。一例として、上記吸・放湿材料12として、母材に
不織布等の布材を用い、上記布材に高分子材等から構成
される特殊な吸湿剤を含浸させた材料を用いた場合、上
記材料の水分吸収量は、上記材料内に含浸させる吸湿剤
の量で制御することができる。つまり、布材内への吸湿
剤の含浸量を増加させると、上記吸・放湿材料12の水
分吸収量は増加する。また、上記吸・放湿材料12の表
面積を変化させることによっても水分の移動量を制御で
きる。これによって単位時間当りの吸収・放出量を制御
できる。また、上記吸・放湿材料12の吸・放湿特性に
は可逆性があり、繰り返して何度も使用が可能である。
この場合にも、上記吸・放湿材料の別の例として、ナイ
ロン、ポリエステル、等の生地の少なくとも片面に、形
状記憶ポリマーをコーティングしたものや、ラミネート
状に製作した、いわゆる透湿性材料を用いることができ
る。これらの透湿性材料においては、主に水蒸気分圧差
が水分移動のドライビングフォースになる。
放湿材料12の吸・放湿量)はある程度自由に設定でき
る。一例として、上記吸・放湿材料12として、母材に
不織布等の布材を用い、上記布材に高分子材等から構成
される特殊な吸湿剤を含浸させた材料を用いた場合、上
記材料の水分吸収量は、上記材料内に含浸させる吸湿剤
の量で制御することができる。つまり、布材内への吸湿
剤の含浸量を増加させると、上記吸・放湿材料12の水
分吸収量は増加する。また、上記吸・放湿材料12の表
面積を変化させることによっても水分の移動量を制御で
きる。これによって単位時間当りの吸収・放出量を制御
できる。また、上記吸・放湿材料12の吸・放湿特性に
は可逆性があり、繰り返して何度も使用が可能である。
この場合にも、上記吸・放湿材料の別の例として、ナイ
ロン、ポリエステル、等の生地の少なくとも片面に、形
状記憶ポリマーをコーティングしたものや、ラミネート
状に製作した、いわゆる透湿性材料を用いることができ
る。これらの透湿性材料においては、主に水蒸気分圧差
が水分移動のドライビングフォースになる。
【0019】つぎに、夏期または梅雨期の高湿度環境下
での本発明の作動原理を説明する。この場合、上記吸・
放湿材料12は除湿手段として作用し、高湿時の電子部
品3等の結露防止等に効果がある。夏期および梅雨期
は、室内および室外とも高湿度状態にあり、相対湿度φ
が60〜70%以上になることが多い。今、一例とし
て、停止している電子装置筐体1が温度制御された室内
に置かれており、その室内空気の温度が26℃、相対湿
度が60%であったとすると、上記筐体1内冷却空気9
bの温度と湿度も同程度と考えられる。まず、上記筐体
1内外とも26℃、60%の温度と湿度の状態で電子装
置を運転すると、冷却空気9bはプリント基板2上の電
子部品3を冷却することにより温度上昇し、それに伴っ
て相対湿度は低下する。その昇温後の冷却空気9bは、
筐体1後部に回り、冷却器5に至る。この間、絶対湿度
xは一定に保たれていると考える。上記冷却器5により
冷却空気9bを冷却し、冷却空気9bを所望する設定温
度、たとえば22℃に制御したとすると、その時の相対
湿度は約77%になる。上記相対湿度は、絶対湿度xを
一定に保って推定計算した値である。そして、上記温度
22℃、相対湿度77%の冷却空気9bは、筐体1下部
後方側に設けられた吸・放湿材料12に対面する。こゝ
で、上記吸・放湿材料12の外表面に接する周囲空気の
温度は26℃、相対湿度は60%であり、上記吸・放湿
材料12の内表面に接する冷却空気9bの温度は22
℃、相対湿度は77%であるから、上記吸・放湿材料1
2の内外に相対湿度差17%が生じ、上記吸・放湿材料
12を介して水分の移動が起こる。つまり、空気の相対
湿度が、筐体1内の冷却空気9bより周囲の空気の方が
低いから、上記吸・放湿材料12は、その内表面を介し
て相対湿度が高い冷却空気9bから水分を迅速に吸収
し、その水分は直ちに上記吸・放湿材料12内部まで浸
透する。一方、上記吸・放湿材料12は、その外表面を
介して相対湿度が低い周囲空気にその吸収した水分を迅
速に放出する。このため、上記吸湿材12を介して、筐
体1内の冷却空気9bから奪った水分が周囲空気に移動
し、冷却空気9bが除湿されることになる。上記除湿さ
れた冷却空気9bは、ブロア4を通過後プリント基板2
に至るが、その時の相対湿度は、初期の60%よりも低
くなっている。そして、この冷却空気9bの循環を連続
的に繰り返すことにより、本発明の上記吸・放湿材料1
2を利用した除湿手段により、プリント基板2流入側直
前の冷却空気9bの相対湿度を周囲空気の相対湿度より
低くすることが可能になる。なお、上記除湿手段だけで
十分な除湿が行なえない場合は、冷却器5の冷媒の温度
レベルや冷却空気9bの風量を調節し、上記冷却器5に
より除湿を補助すればよい。
での本発明の作動原理を説明する。この場合、上記吸・
放湿材料12は除湿手段として作用し、高湿時の電子部
品3等の結露防止等に効果がある。夏期および梅雨期
は、室内および室外とも高湿度状態にあり、相対湿度φ
が60〜70%以上になることが多い。今、一例とし
て、停止している電子装置筐体1が温度制御された室内
に置かれており、その室内空気の温度が26℃、相対湿
度が60%であったとすると、上記筐体1内冷却空気9
bの温度と湿度も同程度と考えられる。まず、上記筐体
1内外とも26℃、60%の温度と湿度の状態で電子装
置を運転すると、冷却空気9bはプリント基板2上の電
子部品3を冷却することにより温度上昇し、それに伴っ
て相対湿度は低下する。その昇温後の冷却空気9bは、
筐体1後部に回り、冷却器5に至る。この間、絶対湿度
xは一定に保たれていると考える。上記冷却器5により
冷却空気9bを冷却し、冷却空気9bを所望する設定温
度、たとえば22℃に制御したとすると、その時の相対
湿度は約77%になる。上記相対湿度は、絶対湿度xを
一定に保って推定計算した値である。そして、上記温度
22℃、相対湿度77%の冷却空気9bは、筐体1下部
後方側に設けられた吸・放湿材料12に対面する。こゝ
で、上記吸・放湿材料12の外表面に接する周囲空気の
温度は26℃、相対湿度は60%であり、上記吸・放湿
材料12の内表面に接する冷却空気9bの温度は22
℃、相対湿度は77%であるから、上記吸・放湿材料1
2の内外に相対湿度差17%が生じ、上記吸・放湿材料
12を介して水分の移動が起こる。つまり、空気の相対
湿度が、筐体1内の冷却空気9bより周囲の空気の方が
低いから、上記吸・放湿材料12は、その内表面を介し
て相対湿度が高い冷却空気9bから水分を迅速に吸収
し、その水分は直ちに上記吸・放湿材料12内部まで浸
透する。一方、上記吸・放湿材料12は、その外表面を
介して相対湿度が低い周囲空気にその吸収した水分を迅
速に放出する。このため、上記吸湿材12を介して、筐
体1内の冷却空気9bから奪った水分が周囲空気に移動
し、冷却空気9bが除湿されることになる。上記除湿さ
れた冷却空気9bは、ブロア4を通過後プリント基板2
に至るが、その時の相対湿度は、初期の60%よりも低
くなっている。そして、この冷却空気9bの循環を連続
的に繰り返すことにより、本発明の上記吸・放湿材料1
2を利用した除湿手段により、プリント基板2流入側直
前の冷却空気9bの相対湿度を周囲空気の相対湿度より
低くすることが可能になる。なお、上記除湿手段だけで
十分な除湿が行なえない場合は、冷却器5の冷媒の温度
レベルや冷却空気9bの風量を調節し、上記冷却器5に
より除湿を補助すればよい。
【0020】上記実施の形態では、水分移動のドライビ
ングフォースが、主に相対湿度差である吸・放湿材料1
2について説明したが、上記作用のドライビングフォー
スが主に水蒸気分圧差である吸・放湿材料を用いてもよ
い。当然、この場合は、密閉筐体1の内外の水蒸気分圧
の差で水分が移動するため、密閉筐体1の内部を除湿す
るには、密閉筐体内部の冷却空気の水蒸気分圧が密閉筐
体外部空気の水蒸気分圧より高くなければならない。ド
ライビングフォースが主に水蒸気分圧差で決定される吸
・放湿材料としては、形状記憶ポリマーをナイロン等の
生地の片面に薄くコーティングしたものやラミネート状
に製作した、いわゆる透湿性素材等が考えられる。
ングフォースが、主に相対湿度差である吸・放湿材料1
2について説明したが、上記作用のドライビングフォー
スが主に水蒸気分圧差である吸・放湿材料を用いてもよ
い。当然、この場合は、密閉筐体1の内外の水蒸気分圧
の差で水分が移動するため、密閉筐体1の内部を除湿す
るには、密閉筐体内部の冷却空気の水蒸気分圧が密閉筐
体外部空気の水蒸気分圧より高くなければならない。ド
ライビングフォースが主に水蒸気分圧差で決定される吸
・放湿材料としては、形状記憶ポリマーをナイロン等の
生地の片面に薄くコーティングしたものやラミネート状
に製作した、いわゆる透湿性素材等が考えられる。
【0021】図1において、冷却器5に使用する熱交換
器の種類は、多数の薄いアルミニウム・フィンにチュー
ブを貫通させた空調用フィン・チューブ型熱交換器、自
動車のラジエータ等に使われるコンパクト型熱交換器等
でよい。なお、上記熱交換器において、除湿により生じ
たドレンのフィン表面からの水切り性能を良くするた
め、上記フィン表面に親水性表面処理または撥水性表面
処理のいずれか一方を施してもよい。生じたドレンの処
理方法については、後述する。
器の種類は、多数の薄いアルミニウム・フィンにチュー
ブを貫通させた空調用フィン・チューブ型熱交換器、自
動車のラジエータ等に使われるコンパクト型熱交換器等
でよい。なお、上記熱交換器において、除湿により生じ
たドレンのフィン表面からの水切り性能を良くするた
め、上記フィン表面に親水性表面処理または撥水性表面
処理のいずれか一方を施してもよい。生じたドレンの処
理方法については、後述する。
【0022】つぎに、上記冷却器5の設置姿勢について
述べる。図2および図3は、上記図1の本発明の密閉筐
体1の後部中央のみを示す側面部分断面図である。図1
では、上記冷却器5を傾斜させて設置したが、図2のよ
うに水平に設置してもよいし、図3のように垂直に設置
してもよく、その姿勢は特に制限されない。上記設置姿
勢は、筐体1の設置スペースと冷却器5の大きさの関連
等で選択すればよい。なお、図3ではドレンの処理方法
の一例を示している。下部の冷却器取付板15にドレン
パン16を設け、冷却器5で除湿されたドレンは上記ド
レンパン16に集められる。さらに、上記ドレンパン1
6の下部にはフレキシブル・ドレンホース17が接続さ
れており、ドレンは上記フレキシブル・ドレンホース1
7により筐体1外に導かれる。なお、上記ドレンを筐体
1外に捨てるのではなく、冷凍サイクルの高温・高圧側
配管の一部を利用して、ドレンを温めることにより蒸発
させてもよい。
述べる。図2および図3は、上記図1の本発明の密閉筐
体1の後部中央のみを示す側面部分断面図である。図1
では、上記冷却器5を傾斜させて設置したが、図2のよ
うに水平に設置してもよいし、図3のように垂直に設置
してもよく、その姿勢は特に制限されない。上記設置姿
勢は、筐体1の設置スペースと冷却器5の大きさの関連
等で選択すればよい。なお、図3ではドレンの処理方法
の一例を示している。下部の冷却器取付板15にドレン
パン16を設け、冷却器5で除湿されたドレンは上記ド
レンパン16に集められる。さらに、上記ドレンパン1
6の下部にはフレキシブル・ドレンホース17が接続さ
れており、ドレンは上記フレキシブル・ドレンホース1
7により筐体1外に導かれる。なお、上記ドレンを筐体
1外に捨てるのではなく、冷凍サイクルの高温・高圧側
配管の一部を利用して、ドレンを温めることにより蒸発
させてもよい。
【0023】以上に説明した図1の密閉筐体は、発熱す
る部品を収納した電子装置(電子計算機等)の筐体を例
にとって述べたが、つぎに、発熱する機器を収納する無
窓室構造のシェルターを例にとって述べる。図4は、本
発明のシェルター18の側面断面図である。こゝでは、
シェルター18の一例として、携帯電話や通信機等の基
地シェルターを取り上げる。発熱する機器としては、通
信機以外に、交換機、無線機、整流器およびバッテリー
等がある。基地シェルター18は、図1の電子装置の筐
体1に比べると、寸法が大きく重いため設置固定式とな
り、地上以外に、ビルの屋上、高架橋下、地下および山
間部等様々な場所に設置される密閉筐体である。図4に
おいて、基地シェルター18は、図1の筐体1と同様
に、壁を構成するフレーム7と内張り材8等で密閉され
ており、その内部には上記発熱機器(通信機、バッテリ
ー、等)19が置かれている。こゝでは、簡単のため、
基地シェルター18内に1個の発熱機器19のみを設け
た例を示しているが、上記発熱機器19の数は、複数で
あってもよい。また、上記発熱機器19の設置位置も、
図4に限る必要はない。冷却手段は、冷凍サイクルを利
用した機器の一例であるエアー・コンディショナー(空
調機)20であり、室内機20aと室外機20bが一体
となっている。こゝで、上記エアー・コンディショナー
20は、室内機20aと室外機20bが分離されている
セパレート式でもよい。また、上記エアー・コンディシ
ョナー20のタイプは、図のような壁埋込形以外に、床
置形または天井吊り形等であってもよい。吸・放湿材料
12は、例として、エアー・コンディショナー20の下
方に、基地シェルター18の壁の一部を構成するように
設置されている。こゝで、冷却空気9の流れ方向を制御
する手段は、エアー・コンディショナー20の室内機側
冷却空気吹出し口に設けられた切換え手段である、ルー
バ21である。こゝでは、冷却空気の方向切換え手段
は、複数個の小さなルーバ21であり、各ルーバ21は
連動して冷却空気の風向きを制御する。
る部品を収納した電子装置(電子計算機等)の筐体を例
にとって述べたが、つぎに、発熱する機器を収納する無
窓室構造のシェルターを例にとって述べる。図4は、本
発明のシェルター18の側面断面図である。こゝでは、
シェルター18の一例として、携帯電話や通信機等の基
地シェルターを取り上げる。発熱する機器としては、通
信機以外に、交換機、無線機、整流器およびバッテリー
等がある。基地シェルター18は、図1の電子装置の筐
体1に比べると、寸法が大きく重いため設置固定式とな
り、地上以外に、ビルの屋上、高架橋下、地下および山
間部等様々な場所に設置される密閉筐体である。図4に
おいて、基地シェルター18は、図1の筐体1と同様
に、壁を構成するフレーム7と内張り材8等で密閉され
ており、その内部には上記発熱機器(通信機、バッテリ
ー、等)19が置かれている。こゝでは、簡単のため、
基地シェルター18内に1個の発熱機器19のみを設け
た例を示しているが、上記発熱機器19の数は、複数で
あってもよい。また、上記発熱機器19の設置位置も、
図4に限る必要はない。冷却手段は、冷凍サイクルを利
用した機器の一例であるエアー・コンディショナー(空
調機)20であり、室内機20aと室外機20bが一体
となっている。こゝで、上記エアー・コンディショナー
20は、室内機20aと室外機20bが分離されている
セパレート式でもよい。また、上記エアー・コンディシ
ョナー20のタイプは、図のような壁埋込形以外に、床
置形または天井吊り形等であってもよい。吸・放湿材料
12は、例として、エアー・コンディショナー20の下
方に、基地シェルター18の壁の一部を構成するように
設置されている。こゝで、冷却空気9の流れ方向を制御
する手段は、エアー・コンディショナー20の室内機側
冷却空気吹出し口に設けられた切換え手段である、ルー
バ21である。こゝでは、冷却空気の方向切換え手段
は、複数個の小さなルーバ21であり、各ルーバ21は
連動して冷却空気の風向きを制御する。
【0024】冬期等の低湿度環境下では、端部を上方に
向けたルーバ21により基地シェルター18上方に吹き
出された冷却空気9aは、図で時計回りに流れ、発熱機
器19を冷却後、高温・低湿になって上記吸・放湿材料
12に対面する。一方、夏期または梅雨期等の高湿度環
境下では、ルーバ21により基地シェルター18下方に
吹き出された低温・高湿の冷却空気9bは、すぐに上記
吸・放湿材料12に対面する。その後、上記冷却空気9
bは図で反時計回りに流れ、発熱機器19を冷却後、基
地シェルター18の上方からエアー・コンディショナー
20に吸い込まれる。図4は、冬期等の低湿度環境下に
おけるルーバ21の向きを示している。こゝで、上記吸
・放湿材料12の設置位置は、図4のようにエアー・コ
ンディショナー20の下方に限る必要はなく、上記基地
シェルター18の別の場所であってもよいが、その設置
場所に応じて冷却空気9a、9bの流し方を考慮する必
要がある。つまり、冬期等の低湿度環境下での運転で
は、上記吸・放湿材料12に高温・低湿の冷却空気9が
対面するようにし、逆に、夏期または梅雨期等の高湿度
環境下での運転では、上記吸・放湿材料12に低温・高
湿の冷却空気9が対面するように構成する必要がある。
なお、冬期等の低湿度環境下、および夏期または梅雨期
等の高湿度環境下での本発明の吸・放湿材料12の動作
原理は、図1で説明した内容と同じであるので、省略す
る。
向けたルーバ21により基地シェルター18上方に吹き
出された冷却空気9aは、図で時計回りに流れ、発熱機
器19を冷却後、高温・低湿になって上記吸・放湿材料
12に対面する。一方、夏期または梅雨期等の高湿度環
境下では、ルーバ21により基地シェルター18下方に
吹き出された低温・高湿の冷却空気9bは、すぐに上記
吸・放湿材料12に対面する。その後、上記冷却空気9
bは図で反時計回りに流れ、発熱機器19を冷却後、基
地シェルター18の上方からエアー・コンディショナー
20に吸い込まれる。図4は、冬期等の低湿度環境下に
おけるルーバ21の向きを示している。こゝで、上記吸
・放湿材料12の設置位置は、図4のようにエアー・コ
ンディショナー20の下方に限る必要はなく、上記基地
シェルター18の別の場所であってもよいが、その設置
場所に応じて冷却空気9a、9bの流し方を考慮する必
要がある。つまり、冬期等の低湿度環境下での運転で
は、上記吸・放湿材料12に高温・低湿の冷却空気9が
対面するようにし、逆に、夏期または梅雨期等の高湿度
環境下での運転では、上記吸・放湿材料12に低温・高
湿の冷却空気9が対面するように構成する必要がある。
なお、冬期等の低湿度環境下、および夏期または梅雨期
等の高湿度環境下での本発明の吸・放湿材料12の動作
原理は、図1で説明した内容と同じであるので、省略す
る。
【0025】こゝで、携帯電話等の基地シェルター18
は、屋外に設置固定されるので、風雨等の悪環境に対す
る対策が必要である。図5および図6は、図4の基地シ
ェルター18の吸・放湿材料12部分のみ取り出した部
分断面図で、いずれも雨水等の過度の水分侵入を防ぐ雨
水侵入防止手段に関する本発明の一例である。図5は、
小さい鎧戸22を密に並べた雨水侵入防止手段で、上記
多数の鎧戸22により雨水の侵入を防止する。また、図
6は、吸・放湿材料12全体を覆う大きさの雨水侵入防
止板23である。上記雨水侵入防止手段22、23によ
り、上方および側方から吹き付けられる雨水等の基地シ
ェルター18侵入を防止できる。上記小さい鎧戸22も
上記雨水侵入防止板23も、基地シェルター18のフレ
ーム7の一部を利用して成形することができる。なお、
上記鎧戸22および上記雨水侵入防止板23により、吸
・放湿材料12から漏れる騒音の防音効果を持たせるこ
ともできる。図6において、上記雨水侵入防止板23の
内側表面に吸音材を貼付れば、より一層の防音効果を得
ることも可能である。もちろん、雨水侵入防止手段は上
記形状に限る必要はなく、長期に渡り信頼性の高い構成
であればよい。本発明の上記雨水侵入防止手段は、大き
な密閉筐体である基地シェルター18に限らず、例えば
屋外に設置される図1に示した電子装置の筐体1等にも
利用できる。
は、屋外に設置固定されるので、風雨等の悪環境に対す
る対策が必要である。図5および図6は、図4の基地シ
ェルター18の吸・放湿材料12部分のみ取り出した部
分断面図で、いずれも雨水等の過度の水分侵入を防ぐ雨
水侵入防止手段に関する本発明の一例である。図5は、
小さい鎧戸22を密に並べた雨水侵入防止手段で、上記
多数の鎧戸22により雨水の侵入を防止する。また、図
6は、吸・放湿材料12全体を覆う大きさの雨水侵入防
止板23である。上記雨水侵入防止手段22、23によ
り、上方および側方から吹き付けられる雨水等の基地シ
ェルター18侵入を防止できる。上記小さい鎧戸22も
上記雨水侵入防止板23も、基地シェルター18のフレ
ーム7の一部を利用して成形することができる。なお、
上記鎧戸22および上記雨水侵入防止板23により、吸
・放湿材料12から漏れる騒音の防音効果を持たせるこ
ともできる。図6において、上記雨水侵入防止板23の
内側表面に吸音材を貼付れば、より一層の防音効果を得
ることも可能である。もちろん、雨水侵入防止手段は上
記形状に限る必要はなく、長期に渡り信頼性の高い構成
であればよい。本発明の上記雨水侵入防止手段は、大き
な密閉筐体である基地シェルター18に限らず、例えば
屋外に設置される図1に示した電子装置の筐体1等にも
利用できる。
【0026】以上では、図1および図4に示すように、
筐体1および基地シェルター18が設置固定式の例を述
べたが、つぎに、移動可能な密閉筐体における本発明の
実施の形態を図7で述べる。図1の電子装置筐体1を移
動可能な密閉筐体にするには、スタンド・アローン式の
筐体にする必要があり、冷凍サイクルの室内機(冷却器
5)と室外機(圧縮機、凝縮器、等)を、上記筐体1に
設置しなければならない。図7は、上記スタンド・アロ
ーン式の筐体1の一例を示す側面断面図である。冷凍サ
イクルの室内機に相当する冷却器5は、図1と同様の位
置に設置されており、室外機に相当する冷却ユニット2
4が、上記筐体1の上部に設置されている。上記冷却ユ
ニット24は、圧縮機25、凝縮器26、ファン27お
よび膨張機構28等で構成されており、空気は矢印29
のように流れ、上記筐体1内で奪った熱は上記筐体1の
周囲空気に放熱される。なお、図示しないが、上記冷却
ユニット24と上記筐体1内の冷却器5は、冷媒配管お
よび電気配線等で接続されている。符号10は上記筐体
1の移動時および固定時に使用するキャスターおよびス
トッパーを示す。また、図8は、冷凍サイクルを有する
スタンド・アローン式の筐体1の他の例を示す側面断面
図である。図7との相違は、冷却器5を上記冷却ユニッ
ト24内に実装したことで、上記筐体1と上記冷却ユニ
ット24を矢印A部で容易に分離できるようにした点
に、大きな特徴である。冷却空気9a、9bは、流通口
30および31により、上記筐体1と上記冷却ユニット
24間で連通されている。こゝで、冬期等の低湿度環境
下、および夏期または梅雨期等の高湿度環境下での本発
明の吸・放湿材料12の動作原理は、図1で説明した内
容と同じであるので、省略する。
筐体1および基地シェルター18が設置固定式の例を述
べたが、つぎに、移動可能な密閉筐体における本発明の
実施の形態を図7で述べる。図1の電子装置筐体1を移
動可能な密閉筐体にするには、スタンド・アローン式の
筐体にする必要があり、冷凍サイクルの室内機(冷却器
5)と室外機(圧縮機、凝縮器、等)を、上記筐体1に
設置しなければならない。図7は、上記スタンド・アロ
ーン式の筐体1の一例を示す側面断面図である。冷凍サ
イクルの室内機に相当する冷却器5は、図1と同様の位
置に設置されており、室外機に相当する冷却ユニット2
4が、上記筐体1の上部に設置されている。上記冷却ユ
ニット24は、圧縮機25、凝縮器26、ファン27お
よび膨張機構28等で構成されており、空気は矢印29
のように流れ、上記筐体1内で奪った熱は上記筐体1の
周囲空気に放熱される。なお、図示しないが、上記冷却
ユニット24と上記筐体1内の冷却器5は、冷媒配管お
よび電気配線等で接続されている。符号10は上記筐体
1の移動時および固定時に使用するキャスターおよびス
トッパーを示す。また、図8は、冷凍サイクルを有する
スタンド・アローン式の筐体1の他の例を示す側面断面
図である。図7との相違は、冷却器5を上記冷却ユニッ
ト24内に実装したことで、上記筐体1と上記冷却ユニ
ット24を矢印A部で容易に分離できるようにした点
に、大きな特徴である。冷却空気9a、9bは、流通口
30および31により、上記筐体1と上記冷却ユニット
24間で連通されている。こゝで、冬期等の低湿度環境
下、および夏期または梅雨期等の高湿度環境下での本発
明の吸・放湿材料12の動作原理は、図1で説明した内
容と同じであるので、省略する。
【0027】つぎに、冷却手段としてヒートパイプを利
用した本発明の実施の形態を、図9で述べる。図9は、
上記スタンド・アローン式の筐体1の側面断面図で、上
記筐体1の上部にヒートパイプ32を多数実装したヒー
トパイプ・冷却ユニット33を設置している。ヒートパ
イプ32の吸熱部は下部で、放熱部は上部であり、それ
ぞれ放熱フィンが設けられている。ヒートパイプ32の
吸熱部で冷却される冷却空気9a、9bは、流通口30
および31により、上記筐体1と上記ヒートパイプ・冷
却ユニット33間で連通されている。上記筐体1におい
ても、冬期等の低湿度環境下、および夏期または梅雨期
等の高湿度環境下での本発明の吸・放湿材料12の動作
原理は、図1で説明した内容と同じであるので、省略す
る。なお、図7、図8および図9で、上記冷却ユニット
24またはヒートパイプ・冷却ユニット33が設置され
る場所は、上記筐体1の上部に限らず、上記筐体1の側
面部等であってもよい。
用した本発明の実施の形態を、図9で述べる。図9は、
上記スタンド・アローン式の筐体1の側面断面図で、上
記筐体1の上部にヒートパイプ32を多数実装したヒー
トパイプ・冷却ユニット33を設置している。ヒートパ
イプ32の吸熱部は下部で、放熱部は上部であり、それ
ぞれ放熱フィンが設けられている。ヒートパイプ32の
吸熱部で冷却される冷却空気9a、9bは、流通口30
および31により、上記筐体1と上記ヒートパイプ・冷
却ユニット33間で連通されている。上記筐体1におい
ても、冬期等の低湿度環境下、および夏期または梅雨期
等の高湿度環境下での本発明の吸・放湿材料12の動作
原理は、図1で説明した内容と同じであるので、省略す
る。なお、図7、図8および図9で、上記冷却ユニット
24またはヒートパイプ・冷却ユニット33が設置され
る場所は、上記筐体1の上部に限らず、上記筐体1の側
面部等であってもよい。
【0028】つぎに、本発明の吸・放湿材料12の温度
を制御し、上記吸・放湿材料12の吸湿および放湿性能
を調節する方法を説明する。図10は、冷凍サイクルを
利用した吸・放湿材料12の温度制御に関する一例を示
す冷媒配管系統図で、上記冷凍サイクルは、図1等の密
閉筐体内の温度制御に使われる冷凍サイクルの一部を利
用する。吸・放湿材料12の内部には細い配管34が敷
設されており、上記細い配管34内に別の温度レベルの
冷媒を流すことにより、吸・放湿材料12の温度を制御
する方法で、上記細い配管34を流れる冷媒は、冷凍サ
イクルのメインの冷媒配管35から、導入配管36によ
り導かれる。こゝで、上記細い配管34の表面に放熱フ
ィンを付加し、上記細い配管34から上記吸・放湿材料
12への放熱効率を向上させてもよい。冷媒の切換え弁
37a、37bは、三方弁等でよい。図10では、冷却
器5の出口aの冷媒の一部(または、全部でもよい)を
導入配管36により切換え弁37aまで導き、その冷媒
は上記吸・放湿材料12の内部に敷設された細い配管3
4内を流れ、切換え弁37bから導入配管36によりメ
インの冷媒配管35まで導かれ、戻される。このため、
上記吸・放湿材料12は冷されることになり、一般には
吸・放湿性能が向上する。一方、上記切換え弁37a、
37bを反対方向に切り換えると、上記吸・放湿材料1
2の内部に敷設された細い配管34内には、凝縮器26
の出口bの冷媒の一部(または、全部でもよい)が導か
れ、上記吸・放湿材料12は温められる。このため、一
般には吸・放湿性能が低下する。こゝで、上記細い配管
34に導く冷媒は、上記冷却器5の出口aの冷媒および
凝縮器26の出口bの冷媒に限る必要はなく、冷凍サイ
クルの高温側および低温側の冷媒であれば、メインの冷
媒配管35のどこから導いてもよい。上記吸・放湿材料
12の吸湿および放湿性能調節法を、前述した図1、図
4、図7および図8の密閉筐体の湿度制御法と併用すれ
ば、上記密閉筐体のより一層のきめ細かい湿度制御が可
能となる。また、図示しないが、低温の冷媒と高温の冷
媒のそれぞれ一部を、冷凍サイクルのメインの冷媒配管
35から導いて混合させ、任意の温度レベルの冷媒を上
記吸・放湿材料12の内部に敷設された細い配管34内
に流すことも可能で、上記吸・放湿材料12の温度を種
々変化させて吸・放湿性能を調節することができる。な
お、上記吸・放湿材料12を精度良く温度制御する必要
があるときは、上記吸・放湿材料12または細い配管3
4に温度検出器を設け、さらに、配管(例えば導入配管
36)の途中に流量制御弁を設け、上記温度検出器の出
力に応じて上記流量制御弁を制御すればよい。
を制御し、上記吸・放湿材料12の吸湿および放湿性能
を調節する方法を説明する。図10は、冷凍サイクルを
利用した吸・放湿材料12の温度制御に関する一例を示
す冷媒配管系統図で、上記冷凍サイクルは、図1等の密
閉筐体内の温度制御に使われる冷凍サイクルの一部を利
用する。吸・放湿材料12の内部には細い配管34が敷
設されており、上記細い配管34内に別の温度レベルの
冷媒を流すことにより、吸・放湿材料12の温度を制御
する方法で、上記細い配管34を流れる冷媒は、冷凍サ
イクルのメインの冷媒配管35から、導入配管36によ
り導かれる。こゝで、上記細い配管34の表面に放熱フ
ィンを付加し、上記細い配管34から上記吸・放湿材料
12への放熱効率を向上させてもよい。冷媒の切換え弁
37a、37bは、三方弁等でよい。図10では、冷却
器5の出口aの冷媒の一部(または、全部でもよい)を
導入配管36により切換え弁37aまで導き、その冷媒
は上記吸・放湿材料12の内部に敷設された細い配管3
4内を流れ、切換え弁37bから導入配管36によりメ
インの冷媒配管35まで導かれ、戻される。このため、
上記吸・放湿材料12は冷されることになり、一般には
吸・放湿性能が向上する。一方、上記切換え弁37a、
37bを反対方向に切り換えると、上記吸・放湿材料1
2の内部に敷設された細い配管34内には、凝縮器26
の出口bの冷媒の一部(または、全部でもよい)が導か
れ、上記吸・放湿材料12は温められる。このため、一
般には吸・放湿性能が低下する。こゝで、上記細い配管
34に導く冷媒は、上記冷却器5の出口aの冷媒および
凝縮器26の出口bの冷媒に限る必要はなく、冷凍サイ
クルの高温側および低温側の冷媒であれば、メインの冷
媒配管35のどこから導いてもよい。上記吸・放湿材料
12の吸湿および放湿性能調節法を、前述した図1、図
4、図7および図8の密閉筐体の湿度制御法と併用すれ
ば、上記密閉筐体のより一層のきめ細かい湿度制御が可
能となる。また、図示しないが、低温の冷媒と高温の冷
媒のそれぞれ一部を、冷凍サイクルのメインの冷媒配管
35から導いて混合させ、任意の温度レベルの冷媒を上
記吸・放湿材料12の内部に敷設された細い配管34内
に流すことも可能で、上記吸・放湿材料12の温度を種
々変化させて吸・放湿性能を調節することができる。な
お、上記吸・放湿材料12を精度良く温度制御する必要
があるときは、上記吸・放湿材料12または細い配管3
4に温度検出器を設け、さらに、配管(例えば導入配管
36)の途中に流量制御弁を設け、上記温度検出器の出
力に応じて上記流量制御弁を制御すればよい。
【0029】最後に、上記の図1、図4、図7、図8お
よび図9の密閉筐体1まはた18に利用できる、冷却空
気の流れ方向制御手段の他の例を述べる。図11および
図12は、それぞれ冷却空気の流れ方向制御手段として
切換え手段を用いた例で、図1のブロア4部分のみ示し
てある。図11は、切換え手段が送風手段(ブロア4)
の外部に隣接して設けられた一例で、上記切換え手段は
蝶番39を中心に円弧状に移動できる方向切換え板38
a、38bである。図の方向切換え板38aは、冬期等
の低湿度環境下での冷却空気の流れ9aを得るための固
定位置で、ブロア4の吹出口41から右横方向に冷却空
気9aが吹き出される。一方、破線で示す方向切換え板
38bの位置は、夏期または梅雨期等の高湿度環境下で
の冷却空気の流れ9bを得るための固定位置で、ブロア
4の同じ吹出口41から上方に冷却空気9aが吹き出さ
れる。このように、冬期および夏期または梅雨期等の環
境に応じて上記方向切換え板38a、38bを移動さ
せ、冷却空気9の流れ方向が正反対になるように制御で
きる。また、図12は、切換え手段が送風手段(ブロア
4)の内部に設けられた一例で、上記切換え手段がブロ
ア4のケーシングの一部を構成しているケーシング形案
内板40a、40bで、蝶番39を中心に円弧状に移動
できる。さらに、ブロア4の吹出口は2個(41a、4
1b)設けられている。図のケーシング形案内板40a
は、冬期等の低湿度環境下での冷却空気の流れ9aを得
るための固定位置で、ブロア4の一方の吹出口41aか
ら右横方向に冷却空気9aが吹き出される。一方、破線
で示すケーシング形案内板40bの位置は、夏期または
梅雨期等の高湿度環境下での冷却空気の流れ9bを得る
ための固定位置で、ブロア4の別の吹出口41bから上
方に冷却空気9aが吹き出される。
よび図9の密閉筐体1まはた18に利用できる、冷却空
気の流れ方向制御手段の他の例を述べる。図11および
図12は、それぞれ冷却空気の流れ方向制御手段として
切換え手段を用いた例で、図1のブロア4部分のみ示し
てある。図11は、切換え手段が送風手段(ブロア4)
の外部に隣接して設けられた一例で、上記切換え手段は
蝶番39を中心に円弧状に移動できる方向切換え板38
a、38bである。図の方向切換え板38aは、冬期等
の低湿度環境下での冷却空気の流れ9aを得るための固
定位置で、ブロア4の吹出口41から右横方向に冷却空
気9aが吹き出される。一方、破線で示す方向切換え板
38bの位置は、夏期または梅雨期等の高湿度環境下で
の冷却空気の流れ9bを得るための固定位置で、ブロア
4の同じ吹出口41から上方に冷却空気9aが吹き出さ
れる。このように、冬期および夏期または梅雨期等の環
境に応じて上記方向切換え板38a、38bを移動さ
せ、冷却空気9の流れ方向が正反対になるように制御で
きる。また、図12は、切換え手段が送風手段(ブロア
4)の内部に設けられた一例で、上記切換え手段がブロ
ア4のケーシングの一部を構成しているケーシング形案
内板40a、40bで、蝶番39を中心に円弧状に移動
できる。さらに、ブロア4の吹出口は2個(41a、4
1b)設けられている。図のケーシング形案内板40a
は、冬期等の低湿度環境下での冷却空気の流れ9aを得
るための固定位置で、ブロア4の一方の吹出口41aか
ら右横方向に冷却空気9aが吹き出される。一方、破線
で示すケーシング形案内板40bの位置は、夏期または
梅雨期等の高湿度環境下での冷却空気の流れ9bを得る
ための固定位置で、ブロア4の別の吹出口41bから上
方に冷却空気9aが吹き出される。
【0030】冷却空気の流れ方向制御手段として、図4
に示したルーバ21、図11に示した方向切換え板38
a、38bおよび図12に示したケーシング形案内板4
0a、40bのどれを選択するかは、装置の仕様等に応
じて決めればよい。また、上記切換え手段の形状および
設置場所は、以上に示した例に限る必要はないし、上記
切換え手段の材質は、金属、非金属以外にプラスチック
等であってもよい。
に示したルーバ21、図11に示した方向切換え板38
a、38bおよび図12に示したケーシング形案内板4
0a、40bのどれを選択するかは、装置の仕様等に応
じて決めればよい。また、上記切換え手段の形状および
設置場所は、以上に示した例に限る必要はないし、上記
切換え手段の材質は、金属、非金属以外にプラスチック
等であってもよい。
【0031】本発明のそれぞれの実施の形態で述べた密
閉筐体の壁の一部を構成する吸・放湿材料12は、上記
密閉筐体の一つの面にのみ設ける必要はなく、二つ以上
の面にまたがってもよい。また、上記吸・放湿材料12
は、密閉筐体を構成するの壁の一個所にのみ設けるだけ
でなく、2個所以上に分散されていてもよい。さらに、
筐体1および基地シェルター18の冷却手段としては、
エアー・コンディショナー(空調機)20を含む冷凍サ
イクル、ヒートパイプ32以外に、ペルチェ効果を利用
した電子冷却方式を用いてもよい。また、上記冷凍サイ
クル等においては、圧縮機25をインバータ制御する方
法およびブロア4等の送風手段の風量を制御する方法を
利用し、温度と湿度のよりきめ細かいコントロールおよ
び冷却性能を制御してもよい。さらに、本発明のそれぞ
れの例で述べた筐体1および基地シェルター18の冷却
空気の流れ方向制御手段は、送風手段の回転方向の正逆
切換え手段およびルーバ21等を利用した送風方向の切
換え手段どちらを利用してもよいし、その両方を併用し
てもよい。なお、本発明の吸・放湿材料12を冬期等の
低湿度環境下の加湿手段としてのみ利用するのであれ
ば、上記冷却空気の流れ方向制御手段は不要であり、上
記冷却空気9の流れ方向は一方向でよい。逆に、本発明
の吸・放湿材料12を夏期または梅雨期等の高湿度環境
下の除湿手段としてのみ利用する場合も、同様である。
閉筐体の壁の一部を構成する吸・放湿材料12は、上記
密閉筐体の一つの面にのみ設ける必要はなく、二つ以上
の面にまたがってもよい。また、上記吸・放湿材料12
は、密閉筐体を構成するの壁の一個所にのみ設けるだけ
でなく、2個所以上に分散されていてもよい。さらに、
筐体1および基地シェルター18の冷却手段としては、
エアー・コンディショナー(空調機)20を含む冷凍サ
イクル、ヒートパイプ32以外に、ペルチェ効果を利用
した電子冷却方式を用いてもよい。また、上記冷凍サイ
クル等においては、圧縮機25をインバータ制御する方
法およびブロア4等の送風手段の風量を制御する方法を
利用し、温度と湿度のよりきめ細かいコントロールおよ
び冷却性能を制御してもよい。さらに、本発明のそれぞ
れの例で述べた筐体1および基地シェルター18の冷却
空気の流れ方向制御手段は、送風手段の回転方向の正逆
切換え手段およびルーバ21等を利用した送風方向の切
換え手段どちらを利用してもよいし、その両方を併用し
てもよい。なお、本発明の吸・放湿材料12を冬期等の
低湿度環境下の加湿手段としてのみ利用するのであれ
ば、上記冷却空気の流れ方向制御手段は不要であり、上
記冷却空気9の流れ方向は一方向でよい。逆に、本発明
の吸・放湿材料12を夏期または梅雨期等の高湿度環境
下の除湿手段としてのみ利用する場合も、同様である。
【0032】
【発明の効果】本発明の密閉筐体内の湿度制御法では、
加湿手段も具備しているため、上記密閉筐体内の発熱体
を冷却する冷却空気の温度と湿度の両方がきめ細かく制
御でき、電子装置等の障害の原因となる電子部品の高湿
度時の結露防止に加えて、低湿度時の静電気を防止する
ことができる。また、本発明の加湿手段は、筐体壁の一
部を構成する吸・放湿材料であるため、給水配管や補給
水タンクおよび加湿器等の付属設備が不要であり、上記
筐体の大型化、重量化を抑制できるという大きな特徴も
ある。
加湿手段も具備しているため、上記密閉筐体内の発熱体
を冷却する冷却空気の温度と湿度の両方がきめ細かく制
御でき、電子装置等の障害の原因となる電子部品の高湿
度時の結露防止に加えて、低湿度時の静電気を防止する
ことができる。また、本発明の加湿手段は、筐体壁の一
部を構成する吸・放湿材料であるため、給水配管や補給
水タンクおよび加湿器等の付属設備が不要であり、上記
筐体の大型化、重量化を抑制できるという大きな特徴も
ある。
【図1】電子装置筐体の側面断面図である。
【図2】水平に設置した冷却器の側面部分断面図であ
る。
る。
【図3】垂直に設置した冷却器の側面部分断面図であ
る。
る。
【図4】基地シェルターの側面断面図である。
【図5】鎧戸状雨水侵入防止手段の側面部分断面図であ
る。
る。
【図6】板状雨水侵入防止手段の側面部分断面図であ
る。
る。
【図7】スタンド・アローン式電子装置筐体の側面断面
図である。
図である。
【図8】冷却ユニットが分離できる電子装置筐体の側面
断面図である。
断面図である。
【図9】ヒートパイプを用いた電子装置筐体の側面断面
図である。
図である。
【図10】吸・放湿材料の温度を制御する冷媒配管系統
図である。
図である。
【図11】冷却空気の流れ方向切換え板を用いた電子装
置筐体の側面部分断面図である。
置筐体の側面部分断面図である。
【図12】ケーシング形案内板を用いた電子装置筐体の
側面部分断面図である。
側面部分断面図である。
1 筐体 2 プリント基板 3 電子部品 4 ブロア 5 冷却器 6 仕切り板 7 フレーム 8 内張り材 9a、9b 冷却空気 10 キャスター 11 冷媒配管 12 吸・放湿材料 13 鎧戸、 14a、14b 水分の移動方向 15 冷却器取付板 16 ドレンパン 17 ドレンホース 18 シェルター 19 発熱機器 20 エアー・コンディショナー 21 ルーバ 22 鎧戸状雨水侵入防止手段 23 板状雨水侵入防止手段 24 冷却ユニット 25 圧縮機 26 凝縮器室外ユニット 27 ファン 28 膨張機構 29 空気の流れ方向 30、31 流通口 32 ヒートパイプ 33 ヒートパイプ・冷却ユニット 34 細い配管 35 メイン冷媒配管 36 導入配管 37a、37b 切換え弁 38a、38b 方向切換え板 39 蝶番 40a、40b ケーシング形案内板 41 吹出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 利広 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内
Claims (13)
- 【請求項1】 発熱する部品または機器(以下発熱体と
いう)を収納し、上記発熱体を空冷により冷却するため
の冷却手段と送風手段を備えた密閉筐体を構成する壁の
少なくとも一部を、湿度に応じて水分を吸収したり放出
したりする吸・放湿材料で構成し、上記吸・放湿材料に
より高湿度側の空気から吸収した水分を低湿度側の空気
に放出することにより、上記密閉筐体内の冷却空気の湿
度が制御されることを特徴とする密閉筐体内の湿度制御
法。 - 【請求項2】 発熱する部品または機器(以下発熱体と
いう)を収納し、上記発熱体を空冷により冷却するため
の冷却手段と送風手段を備えた密閉筐体を構成する壁の
少なくとも一部を、湿度に応じて水分を吸収したり放出
したりする吸・放湿材料で構成し、上記吸・放湿材料に
より高湿度側の空気から吸収した水分を低湿度側の空気
に放出することにより、上記筐体内の冷却空気の湿度が
制御される密閉筐体に冷却空気の流れ方向制御手段が設
けられ、それが冷却空気の流れ方向を、上記吸・放湿材
料で構成された壁部が、所望の湿度よりも低い湿度環境
下では冷却空気の流れ方向の高温度・低湿度空気側であ
る冷却手段の上流側に、他方所望の湿度よりも高い湿度
環境下では冷却空気の流れ方向の低温度・高湿度空気側
である冷却手段の下流側に位置するように制御すること
を特徴とする密閉筐体内の湿度制御法。 - 【請求項3】 発熱する部品または機器(以下発熱体と
いう)を収納し、上記発熱体を空冷により冷却するため
の冷却手段と送風手段を備えた密閉筐体において、上記
密閉筐体を構成する壁の少なくとも一部が、高湿度側の
空気から吸収した水分を低湿度側の空気に放出する、吸
・放湿材料で構成され、上記密閉筐体内の冷却空気の湿
度が上記吸・放湿材料によって制御されることを特徴と
する密閉筐体。 - 【請求項4】 発熱する部品または機器(以下発熱体と
いう)を収納し、上記発熱体を空冷により冷却するため
の冷却手段と送風手段を備え、上記密閉筐体を構成する
壁の少なくとも一部が、湿度に応じて水分を吸収したり
放出したりする吸・放湿材料で構成され、上記吸・放湿
材料により高湿度側の空気から吸収した水分を低湿度側
の空気に放出することにより、上記筐体内の冷却空気の
湿度が制御される密閉筐体において、さらに、冷却空気
の流れ方向を、上記吸・放湿材料で構成された壁部が、
所望の湿度よりも低い湿度環境下では冷却空気の流れ方
向の高温度・低湿度空気側である冷却手段の上流側に、
他方所望の湿度よりも高い湿度環境下では冷却空気の流
れ方向の低温度・高湿度空気側である冷却手段の下流側
に位置するように制御する冷却空気の流れ方向制御手段
を含むことを特徴とする密閉筐体。 - 【請求項5】 上記冷却空気の流れ方向制御手段が上記
送風手段の回転方向の正逆切換手段であることを特徴と
する請求項3または請求項4記載の密閉筐体。 - 【請求項6】 上記冷却空気の流れ方向制御手段が上記
冷却手段か送風手段の内部または外部の少なくとも一方
に設けられた送風方向の切換手段であることを特徴とす
る、請求項3または請求項4記載の密閉筐体。 - 【請求項7】 携帯電話または通信機の基地シェルター
であることを特徴とする、請求項3から請求項6までの
いずれか一つに記載の密閉筐体。 - 【請求項8】 電子計算機、磁気ディスク装置またはサ
ーバ機の筐体であることを特徴とする、請求項3から請
求項6までのいずれか一つに記載の密閉筐体。 - 【請求項9】 屋外に設置される密閉筐体であって、上
記吸・放湿材料で構成された壁部の外側に上記密閉筐体
内への雨水等の過度の水分侵入を防ぐ雨水侵入防止手段
を有することを特徴とする、請求項3から請求項8まで
のいずれか一つに記載の密閉筐体。 - 【請求項10】 移動可能であることを特徴とする、請
求項3から請求項9までのいずれか一つに記載の密閉筐
体。 - 【請求項11】 上記冷却手段が、圧縮機、凝縮器、蒸
発器および膨張機構等により構成される冷凍サイクルで
あることを特徴とする、請求項3から請求項10までの
いずれか一つに記載の密閉筐体。 - 【請求項12】 上記吸・放湿材料の内部に、上記冷凍
サイクル内の冷媒の少なくとも一部を配管により導き、
上記吸・放湿材料の温度を制御することを特徴とする、
請求項3から請求項11までのいずれか一つに記載の密
閉筐体。 - 【請求項13】 上記冷却手段が、ヒートパイプである
ことを特徴とする、請求項3から請求項10までのいず
れか一つに記載の密閉筐体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7299532A JPH09138044A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 密閉筐体とその湿度制御法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7299532A JPH09138044A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 密閉筐体とその湿度制御法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09138044A true JPH09138044A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17873829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7299532A Pending JPH09138044A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 密閉筐体とその湿度制御法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPH09138044A (ja) |
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