JPH09138698A - 音声記録再生装置 - Google Patents

音声記録再生装置

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Publication number
JPH09138698A
JPH09138698A JP7322169A JP32216995A JPH09138698A JP H09138698 A JPH09138698 A JP H09138698A JP 7322169 A JP7322169 A JP 7322169A JP 32216995 A JP32216995 A JP 32216995A JP H09138698 A JPH09138698 A JP H09138698A
Authority
JP
Japan
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recording
priority
recording medium
audio
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP7322169A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Misaki
正之 三崎
Takeshi Norimatsu
武志 則松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7322169A priority Critical patent/JPH09138698A/ja
Publication of JPH09138698A publication Critical patent/JPH09138698A/ja
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の容量に制限がある場合、音声デー
タの記録容量が不足したとき、プラオリティに応じて記
録済みの音声データの情報量を低減することにより、よ
り多くの音声データを記録できるようにすること。 【解決手段】 音声録音手段11から音声信号が入力さ
れたとき、記録残量検出手段13で記録媒体12の空き
容量を検出する。プライオリティ決定制御手段14は予
め設定した重要度に基づいて音声信号に対するプライオ
リティを決定し、情報量低減手段55が記録済みの音声
データの情報量の制御を行う。そして拡大された空き容
量に入力音声データが記録される。再生手段16は全て
の音声データを、その内容が判るように再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、限られた容量の記
録メディアに対して、音声信号をむだなく能率よく記録
し再生する音声記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音声信号を限られた容量の記録メディア
に対してできるだけ多く記録するための音声記録再生装
置が従来より実用化されてきた。以下、図6を参照しな
がら従来の音声記録再生装置について説明する。図6は
従来の音声記録再生装置の基本構成を示すブロック図で
ある。本図に示すように音声記録再生装置は、高能率符
号化エンコード手段60、記録再生手段61、記録媒体
62、高能率符号化デコード手段63を含んで構成され
る。
【0003】このような構成の音声記録再生装置の動作
について説明する。まず、音声信号を記録する場合に
は、高能率符号化エンコーダ手段60は、入力された音
声信号をできるだけ長時間に渡って記録できるように、
定められた高能率符号化アルゴリズムを用いて音声信号
をエンコードする。次に、記録再生手段61は高能率符
号化された音声信号を記録媒体62に記録する。また、
音声信号を再生する場合には、記録再生手段61は記録
媒体62から高能率符号化されたデータを読み出す。そ
して、高能率符号化デコード手段63が読み出しデータ
のデコードの処理を行い、音声信号を再生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、記録媒体62の容量の余裕の有無にか
かわらず、高能率符号化でビットレートを低減させて処
理を行なっている。この場合、ビットレートの大小を設
定することで音声信号の記録可能な時間長を変更するこ
とができるが、予め記録可能な時間長が既知の場合でな
いと、最適なビットレートを設定することができない。
また、音声信号の内容や音声情報の重要性などは考慮さ
れずに、一様に圧縮されてしまうなどの課題を有してい
た。
【0005】このため、記録媒体に大きい容量を取るこ
とができない装置では、予め低い値のビットレートを設
定することで、時間長をできるだけ多く取ることを優先
している。従って記録媒体の空き容量に余裕がある場合
でも、高能率符号化アルゴリズムによる品質劣化を伴っ
た音声信号しか記録・再生できないことになる。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、記録媒体の空き容量に余裕が
ある場合には、品質劣化を生じないように音声信号を記
録しておき、記録媒体の空き容量が少ない場合には、記
録済みの個々の音声データのプライオリティを考慮し
て、これらの音声データの情報量の低減を行うことによ
り、より多くの音声信号を新たに記録可能とする音声記
録再生装置を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の音声記録再生装置は、記録残量検出手段によ
り記録媒体の空き容量を検出する。プライオリティ決定
制御手段は予め設定した重要度に基づいて音声信号に対
するプライオリティを決定する。そして記録媒体に記録
済の音声データの情報量の削減を行うよう情報量低減手
段に指示する。情報量低減手段は記録媒体に記録された
プライオリティの低い音声データに対して、情報量の低
減処理を行う。こうすると容量の制限された記録媒体に
より多くの音声データを記録できる。
【0008】プライオリティの項目としては、記録を行
った時刻、記録されている音声ソースの内容、記録を行
った使用者、記録後に再生された頻度、音声信号中の音
声区間の割合、音声信号に含まれる人の音声の発声速
度、使用者による個別ファイルに対するマニュアル付
与、等のうち1つ以上を考慮して決定される。また、情
報量低減の手段としては、情報源符号化手段、高能率符
号化手段、無音区間削除手段、時間軸圧縮手段、等のう
ちの1つ以上を用いて処理する。
【0009】
【発明の実施の形態】本願の請求項1記載の発明は、音
声を含むデータを保持する記録媒体と、前記記録媒体に
入力音声信号を記録する音声録音手段と、前記記録媒体
に記録されたデータを再生して音声信号に変換する再生
手段と、前記記録媒体のデータの空き容量を検出する記
録残量検出手段と、音声信号のプライオリティを決定
し、前記プライオリティに基づいて前記記録媒体に記録
した音声データの情報量を削減するように制御するプラ
イオリティ決定制御手段と、前記プライオリティ決定制
御手段の指示するプライオリティに基づいて、可逆的に
圧縮・伸長できる情報源符号化を用いて、前記記録媒体
に既に記録された音声データの情報量を低減し、そのデ
ータを前記記録媒体に再記録することにより前記記録媒
体の空き容量を増加させる情報源符号化手段と、を具備
することを特徴とするものである。
【0010】このような構成により、情報源符号化手段
はプライオリティ決定制御手段の指示するプライオリテ
ィに基づいて、可逆的に圧縮・伸長できる情報源符号化
を用いて記録媒体に既に記録された音声データの情報量
を低減する。そしてそのデータを記録媒体に再記録する
ことにより記録媒体の空き容量を増加させる。
【0011】本願の請求項7記載の発明は、音声を含む
データを保持する記録媒体と、前記記録媒体に入力音声
信号を記録する音声録音手段と、前記記録媒体に記録さ
れたデータを再生して音声信号に変換する再生手段と、
前記記録媒体のデータの空き容量を検出する記録残量検
出手段と、音声信号のプライオリティを決定し、前記プ
ライオリティに基づいて前記記録媒体に記録した音声デ
ータの情報量を削減するように制御するプライオリティ
決定制御手段と、前記プライオリティ決定制御手段の指
示するプライオリティに基づいて、高能率符号化を用い
て前記記録媒体に既に記録された音声データの情報量を
低減し、そのデータを前記記録媒体に再記録することに
より前記記録媒体の空き容量を増加させる高能率符号化
手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0012】このような構成により、高能率符号化手段
はプライオリティ決定制御手段の指示するプライオリテ
ィに基づいて、高能率符号化を用いて記録媒体に既に記
録された音声データの情報量を低減する。そしてそのデ
ータを記録媒体に再記録することにより記録媒体の空き
容量を増加させる。
【0013】本願の請求項13記載の発明は、音声を含
むデータを保持する記録媒体と、前記記録媒体に入力音
声信号を記録する音声録音手段と、前記記録媒体に記録
されたデータを再生して音声信号に変換する再生手段
と、前記記録媒体のデータの空き容量を検出する記録残
量検出手段と、音声信号のプライオリティを決定し、前
記プライオリティに基づいて前記記録媒体に記録した音
声データの情報量を削減するように制御するプライオリ
ティ決定制御手段と、前記プライオリティ決定制御手段
の指示するプライオリティに基づいて、音声信号の不要
な無音区間を削除することで、前記記録媒体に既に記録
された音声データの情報量を低減し、該データを前記記
録媒体に再記録することにより前記記録媒体の空き容量
を増加させる無音区間削除手段と、を具備することを特
徴とするものである。
【0014】このような構成により、無音区間削除手段
はプライオリティ決定制御手段の指示するプライオリテ
ィに基づいて、音声信号の不要な無音区間を削除するこ
とで、記録媒体に既に記録された音声データの情報量を
低減する。そしてそのデータを記録媒体に再記録するこ
とにより記録媒体の空き容量を増加させる。
【0015】本願の請求項20記載の発明は、音声を含
むデータを保持する記録媒体と、前記記録媒体に入力音
声信号を記録する音声録音手段と、前記記録媒体に記録
されたデータを再生して音声信号に変換する再生手段
と、前記記録媒体のデータの空き容量を検出する記録残
量検出手段と、音声信号のプライオリティを決定し、前
記プライオリティに基づいて前記記録媒体に記録した音
声データの情報量を削減するように制御するプライオリ
ティ決定制御手段と、前記プライオリティ決定制御手段
の指示するプライオリティに基づいて、音声信号の収録
時間長を低減するため時間軸圧縮処理を用いて、前記記
録媒体に既に記録された音声データの情報量を低減し、
そのデータを前記記録媒体に再記録することにより前記
記録媒体の空き容量を増加させる時間軸圧縮手段と、を
具備することを特徴とするものである。
【0016】このような構成により、時間軸圧縮手段は
プライオリティ決定制御手段の指示するプライオリティ
に基づいて、音声信号の収録時間長を低減するための時
間軸圧縮を用いて、記録媒体に既に記録された音声デー
タの情報量を低減する。そしてそのデータを記録媒体に
再記録することにより記録媒体の空き容量を増加させ
る。
【0017】本願の請求項28記載の発明は、音声を含
むデータを保持する記録媒体と、前記記録媒体に入力音
声信号を記録する音声録音手段と、前記記録媒体に記録
されたデータを再生して音声信号に変換する再生手段
と、前記記録媒体のデータの空き容量を検出する記録残
量検出手段と、音声信号のプライオリティを決定し、前
記プライオリティに基づいて前記記録媒体に記録した音
声データの情報量を削減するように制御するプライオリ
ティ決定制御手段と、前記プライオリティ決定制御手段
の指示するプライオリティに基づいて、前記記録媒体に
既に記録された音声データの情報量を低減し、そのデー
タを前記記録媒体に再記録することにより前記記録媒体
の空き容量を増加させる情報量低減手段と、を具備する
ことを特徴とするものである。
【0018】このような構成により、情報量低減手段は
プライオリティ決定制御手段の指示するプライオリティ
に基づいて、記録媒体に既に記録された音声データの情
報量を低減する。そしてそのデータを記録媒体に再記録
することにより記録媒体の空き容量を増加させる。
【0019】(第1の実施形態)本発明の第1実施形態
における音声信号記録再生装置について、図1を参照し
ながら説明する。図1は本実施形態の音声記録再生装置
の構成を示すブロック図である。本図に示すように音声
記録再生装置を、音声録音手段11、記録媒体12、記
録残量検出手段13、プライオリティ決定制御手段1
4、情報源符号化手段15、再生手段16を含んで構成
する。
【0020】音声録音手段11は記録媒体12に入力音
声信号を記録する手段であり、音声記録再生装置がパー
ソナルコンピュータを含んで構成される場合は、音声信
号の入力インターフェースがその一部の機能を担う。記
録媒体12は音声を含むデータを保持するもので、半導
体メモリ、ハードディスク、フレキシブルディスク、光
ディスク等が考えられる。再生手段16は記録媒体12
に記録されたデータを再生して音声信号に変換する手段
である。記録残量検出手段13は記録媒体12に既に記
録されたデータの空き容量を検出する手段であり、その
情報はプライオリティ決定制御手段14に与えられる。
【0021】プライオリティ決定制御手段14は、予め
設定した手法に基づいて音声信号に対するプライオリテ
ィを決定し、記録媒体12に記録した音声データの情報
量をそのまま保持したり、削減するよう制御信号を情報
源符号化手段15に与えるものである。情報源符号化手
段15は記録媒体12に既に記録された音声データの情
報量を、プライオリティ決定制御手段14の指示するプ
ライオリティに基づいて、可逆的に圧縮するよう情報源
符号化を用いて低減するものである。そして情報源符号
化手段15は符号化した音声データを記録媒体12に再
記録する。
【0022】本実施形態の音声記録再生装置は、音声信
号を記録・再生することを主要な目的とするが、音声信
号を記録媒体12に記録していくと、その情報量に応じ
て必要となる記憶容量を占有することになる。そこで本
装置は、記録媒体12の容量を上回る音声信号を記録す
るような必要が生じたときに、既に記録済みの音声デー
タの情報量を低減することで、新たに記録を許すように
するものである。
【0023】さて音声録音手段11は、入力された音声
信号をまず記録媒体12に記録可能な形式に変換し、記
録媒体12に記録する。当初の記録時には、音声信号の
特徴を損なわないように高品質な状態で記録しておくも
のとする。記録残量検出手段13は記録媒体12の空き
容量を随時監視する。そしてプライオリティ決定制御手
段14は、予め定められたプライオリティの情報を基
に、既に記録した音声データのうち、最もプライオリテ
ィの低い音声データに対して情報量を低減させるように
情報源符号化手段15を制御する。
【0024】情報源符号化手段15は、プライオリティ
決定制御手段14により指定された音声データファイル
に対して情報源符号化を行い、音声データの情報量を低
減させる。そしてここで変換したデータを再び記録媒体
12に記録する。この情報源符号化方式には、例えばラ
ンペル−ジップコーディング(Lempel-Zip Coding )法
やハフマンコーディング(Huffman Coding)法などがあ
る。この符号化方式では、符号化した音声データを可逆
的に元の音声データに復元することは可能である。しか
しその解凍(デコード)に際しては、演算を行うことに
より多少の処理遅延が発生する。従って再生時に音声が
出力されるまで、少々待ち時間を要することになる。
【0025】プライオリティ決定制御手段14は、記録
媒体12の空き容量がまだ十分に増加していない旨の情
報が記録残量検出手段13から与えられると、再度プラ
イオリティの低い音声データを選び、情報量を低減する
ための情報源符号化処理を行うように指示する。そし
て、情報源符号化手段15で情報量が低減された音声デ
ータに対しては、再生手段16は解凍した音声データに
復元して音声を再生する。
【0026】プライオリティの決定には、様々な要因が
考えられる。まず記録を行った時刻に応じてプライオリ
ティを設定する場合について説明する。音声データを記
録するときにその時刻も記録しておく。留守番電話機な
どでは、通常、記録した時刻が新しいものほど重要であ
ることが多い。従って最新の音声情報に対してプライオ
リティを高く設定することで、古いデータの情報量を低
減させる。またある程度の時間が経過したものは、デー
タ全体を削除してしまうことも場合により有効である。
【0027】次に、記録されている音声ソースの内容に
応じてプライオリティを設定する場合について説明す
る。例えば、音楽のデータはプライオリティを高く設定
し、人間の話す音声のデータは低く設定する。この場合
には、音楽のデータは遅滞なくすぐに再生できるが、人
の話す音声のデータは解凍に時間を要するため、少し待
ってから再生される。このように音楽データを優先して
設定することも一例である。
【0028】次に、記録を行った使用者に応じてプライ
オリティを設定する場合について説明する。この場合、
大型計算機などの使用環境と同様に、自分と同じ仕事を
行う特定のグループの使用者にはプライオリティを高く
し、それ以外の人にはプライオリティを低くする。この
ような設定方法では、同一の仕事をする仕事仲間を優先
し、それ以外の人の情報を圧縮しておく。このように、
同一の仕事グループの音声データに対して優先的に情報
量を割り当てることも一例である。
【0029】次に、記録後に再生された頻度に応じてプ
ライオリティを設定する場合について説明する。例えば
記録された音声データを再生する毎に、プライオリティ
を上げていくように設定する。また再生されたことがな
い音声データに対してはプライオリティを下げ、音声デ
ータの情報量を低減させるように動作させる。この場
合、使用されない音声データは価値が低いと考え、情報
量を下げて記録媒体に保持するか、最終的には削除す
る。
【0030】次に、使用者が個別のファイルに対してマ
ニュアルでプライオリティを設定する場合について説明
する。この場合には、音声データを記録する使用者自身
が、上述したルールに縛られることなく、音声データの
重要度をその都度決定してプライオリティを設定する。
このようなプライオリティ設定方法は、例外的なプライ
オリティの設定が度々発生する場合に有効である。すな
わち上記したルールで使用中に、一部の音声データに対
して特別にプライオリティを高く設定する操作を許可す
る場合などがその例である。
【0031】以上のように本実施形態によれば、記録媒
体の空き容量を随時監視し、予め定められたプライオリ
ティに応じて、情報源符号化による情報量の低減と情報
圧縮とを行うことにより、記録媒体の空き容量を実質的
に増大させることができる。またプライオリティの設定
は、記録を行った時刻、記録されている音声ソースの内
容、記録を行った使用者、記録後に再生された頻度、使
用者が個別のファイルに対してマニュアルで付与する、
等を考慮して決定する。こうすると必要な情報量を、重
要度に対応するプライオリティの低いものから捻出する
ことができ、重要度の高いものは解凍することなく直ち
に再生することができる。
【0032】(第2の実施形態)次に本発明の第2実施
形態について、図2を参照しながら説明する。図2は本
実施形態の音声記録再生装置の構成を示すブロック図で
あり、第1実施形態と同一部分は同一の符号を付ける。
本図に示すように音声記録再生装置を、音声録音手段1
1、記録媒体12、記録残量検出手段13、プライオリ
ティ決定制御手段14、高能率符号化手段25、再生手
段16を含んで構成する。
【0033】音声録音手段11は入力された音声信号を
まず記録媒体12に記録可能な形式に変換し、記録媒体
12に記録する。当初の記録時には、音声信号の特徴を
損なわないように高品質な状態で記録しておくものとす
る。また記録残量検出手段13は記録媒体12の空き容
量を随時監視する。そしてプライオリティ決定制御手段
14は、予め定められたプライオリティの情報を基に、
既に記録した音声データのうち、最もプライオリティの
低い音声データに対してビットレートを低減させるよう
に高能率符号化手段25を制御する。
【0034】高能率符号化手段25は、プライオリティ
決定制御手段14により指定された音声データファイル
に対して高能率符号化を行い、音声データのビットレー
トを低減させる。そしてここで変換したデータを記録媒
体12に記録する。この高能率符号化方式は、音声波形
の持つ冗長度を低減させるものであり、例えば、ADP
CMやCELPなどが用いられる。このような符号化方
式では、音声データは可逆的に元の音声データに復元す
ることが不可能となり、再生品質に劣化を生じることに
なる。
【0035】また品質劣化の度合いは、一般に低減後の
ビットレートの値が小さいほど大きくなる。そしてプラ
イオリティ決定制御手段14は、記録媒体12の空き容
量がまだ十分に増加していない旨の情報が記録残量検出
手段13から与えられると、再度プライオリティの低い
音声データを選び、ビットレートを低減するための高能
率符号化処理を行うように指示する。そして再生手段1
6は、与えられたビットレートに低減されている音声デ
ータをデコードし、音声を再生する。
【0036】プライオリティの決定には、様々な要因が
考えられる。まず記録を行った時刻に応じてプライオリ
ティを設定する場合について説明する。音声データを記
録するときにその時刻も記録しておく。留守番電話機な
どでは、通常、記録した時刻が新しいものほど重要であ
ることが多い。従って最新の音声情報に対してプライオ
リティを高く設定することで音声データをそのまま保存
し、古いデータに対しては高能率符号化手段25でビッ
トレートを低減させる。またある程度の時間が経過した
ものは、データ全体を削除してしまうことも場合により
有効である。
【0037】次に、記録されている音声ソースの内容に
応じてプライオリティを設定する場合について説明す
る。例えば音楽のデータはプライオリティを高く設定
し、人間の話す音声のデータは低く設定する。この場
合、音楽のデータに対しては品質劣化を少なくなるよ
う、ビットレートが比較的高い高能率符号化方式を採用
する。一方、人の話す音声のデータに対しては、声道モ
デルを仮定したビットレートの比較的低い高能率符号化
方式を用いる。このように符号化方式を適応的に設定す
ることで、音楽及び人の音声の双方について無理なく情
報量を低減することができる。
【0038】次に、記録を行った使用者に応じてプライ
オリティを設定する場合について説明する。この場合、
外部の顧客の使用者にはプライオリティを高く設定し、
内部のグループの使用者にはプライオリティを低くす
る。このような設定方法では、外部の顧客の音声データ
は可能な限りそのままで、内部の使用者のビットレート
を低くするように高能率符号化を行う。このように設定
することで、外部の顧客の音声データを品質劣化なく保
ち、内部の使用者のビットレートを低減することで、記
録媒体12全体の情報量を低減することができる。
【0039】次に、記録後に再生された頻度に応じてプ
ライオリティを設定する場合について説明する。例えば
記録された音声データを再生する毎に、プライオリティ
を上げていくように設定する。また再生されたことがな
い音声データに対してはプライオリティが低いままに留
める。この状態で記録媒体12の空き容量が不足する
と、いずれかの音声データの情報量を低減させる処理を
行う。この場合、使用されない音声データは価値が低い
と考え、ビットレートを下げて記録媒体に保持するか、
最終的には削除する。
【0040】次に、使用者が個別のファイルに対してマ
ニュアルでプライオリティを設定する場合について説明
する。この場合には、音声データを記録する使用者自身
が、上述したルールに縛られることなく、音声データの
重要度をその都度決定してプライオリティを設定する。
このようなプライオリティ設定方法は、例外的なプライ
オリティの設定が度々発生する場合に有効である。すな
わち上記したルールで使用中に一部の音声データに対し
て特別にプライオリティを高く設定する操作を許可する
場合などがその例である。
【0041】以上のように本実施形態によれば、記録媒
体の空き容量を随時監視し、予め定められたプライオリ
ティに応じて、高能率符号化による情報圧縮を行うこと
により、記録媒体の空き容量を実質的に増大させること
ができる。また、プライオリティの設定は、記録を行っ
た時刻、記録されている音声ソースの内容に応じた分
類、記録を行った使用者、記録後に再生された頻度、使
用者の個別ファイルに対するマニュアル付与、等を考慮
して決定する。こうすると必要な情報量を、重要度に対
応するプライオリティの低いものから捻出することがで
き、重要度の高いものは圧縮による劣化を生じさせるこ
となく、音声又は音楽を再生することができる。
【0042】(第3の実施形態)本発明の第3実施形態
における音声記録再生装置について、図3を参照しなが
ら説明する。図3は本実施形態の音声記録再生装置の構
成図を示すブロック図であり、第1実施形態と同一部分
は同一の符号を付ける。本図において音声記録再生装置
を、音声録音手段11、記録媒体12、記録残量検出手
段13、プライオリティ決定制御手段14、無音区間削
除手段35、再生手段16を含んで構成する。
【0043】音声録音手段11は入力された音声信号を
まず記録媒体12に記録可能な形式に変換し、記録媒体
12へ記録する。当初の記録時には、入力される音声信
号の全体を削除することなく記録しておくものとする。
記録残量検出手段13は記録媒体12の空き容量を随時
監視する。そしてプライオリティ決定制御手段14は、
予め定められたプライオリティの情報を基に、既に記録
した音声データのうち、最もプライオリティの低い音声
データに対して、不要な無音区間を削除するように無音
区間削除手段35を制御する。
【0044】無音区間削除手段35は、プライオリティ
決定制御手段14により指定された音声データファイル
に含まれる不要な無音区間を検出し、その区間を削除す
ると共に、必要な音声区間のみのデータを切り出す。そ
して情報量を低減させた音声データに変換し、再び記録
媒体12に記録する。人の音声波形には必ず30〜40
%程度の無音区間が含まれているので、この不要な無音
区間を削除することで情報量を大幅に低減することがで
きる。ただし無音区間の検出方法に、振幅レベルや零交
差回数を用いたり、自己相関係数を利用する方法などを
用いる。こうすると大部分の音声データについては無音
区間を求めることができる。しかし、定常的でない背景
雑音や、目的とする音声以外の音声が含まれている場合
などには、区間検出が困難である。
【0045】従って、重要度の高い音声データについて
は、できるだけ無音区間の削除を行わずにそのままの音
声データを記録しておく。プライオリティの低い音声デ
ータに対しては、記録媒体12に空き容量を作り出すた
めに、無音区間を削除したデータに変更して記録媒体1
2に再記録する。そして、プライオリティ決定制御手段
14は、記録媒体12の空き容量がまだ十分に増加して
いない旨の情報が記録残量検出手段13によって与えら
れると、再度プライオリティの低い別の音声データを選
び、無音区間を削除するための処理を行うように指示す
る。そして、再生手段16は与えられた音声データの再
生を行う。
【0046】プライオリティの決定には、様々な要因が
考えられる。まず記録を行った時刻に応じてプライオリ
ティを設定する場合について説明する。音声データを記
録するときにその時刻も記録しておく。留守番電話機な
どでは、通常、記録した時刻が新しいものほど重要であ
ることが多い。従って最新の音声情報に対してプライオ
リティを高く設定してそのまま保存する。また古いデー
タに対しては無音区間削除手段35が無音区間のデータ
を削除する。ある程度の時間が経過したものは、データ
全体を削除してしまうことも場合により有効である。ま
た別の方法として、音声データの音声区間の秒数を限定
して再記録する方法も考えられる。
【0047】次に、記録されている音声ソースの内容に
応じてプライオリティを設定する場合について説明す
る。ここでは、音声ソースの無音区間が容易に検出でき
るかどうかが予め判別できるとして説明を行う。例え
ば、音楽のデータは無音区間を削除してはいけないの
で、最もプライオリティを高く設定し、スポーツ中継な
どで背景雑音が高いことが予想されるものは、プライオ
リティをやや高めに設定する。また背景雑音等の影響が
少ないことが予想される人間の話す音声のデータは、最
も低く設定する。この場合、音楽のデータに対しては全
く無音区間を削除しない。また背景雑音の影響が少ない
と考えられるものほど、無音区間の削除を行うよう処理
する。このように設定することで、音楽及び人の音声の
双方について、無理なく情報量を低減することができ
る。
【0048】次に、記録を行なった使用者に応じてプラ
イオリティを設定する場合について説明する。この場
合、例えば外部の顧客の使用者にはプライオリティを高
く設定し、内部のグループの使用者には、プライオリテ
ィを低くする。外部の顧客の音声データは、理想的な環
境から得られる場合ばかりではなく、背景雑音の高いこ
とも想定される。このためできるだけ音声データをその
ままで記録しておき、内部の使用者の無音区間の部分で
データの削除を行う。このように設定することで、外部
の顧客の音声データを音切れなく保ち、内部の使用者の
無音区間の削除により記録媒体12全体の情報量を低減
することができる。
【0049】次に、記録後に再生された頻度に応じてプ
ライオリティを設定する場合について説明する。例え
ば、記録された音声データを再生する毎に、プライオリ
ティを上げていくように設定する。また再生されたこと
がない音声データに対してはプライオリティを低いまま
に留めておく。この状態で記録媒体12の空き容量が不
足した場合、使用されない音声データは価値が低いと考
え、無音区間を削除して記録媒体12に音声データを再
記録して保持する。最終的にはこれらのデータは削除し
てもよい。
【0050】次に、使用者が個別のファイルに対してマ
ニュアルでプライオリティを設定する場合について説明
する。この場合には、音声データを記録する使用者自身
が、上述したルールに縛られることなく、音声データの
重要度をその都度決定してプライオリティを設定する。
このようなプライオリティ設定方法は、例外的なプライ
オリティの設定が度々発生する場合に有効である。すな
わち上記したルールで使用中に、一部の音声データに対
して特別にプライオリティを高く設定する操作を許可す
る場合などがその例である。
【0051】次に、音声信号中の音声区間の割合に応じ
てプライオリティを設定する場合について説明する。記
録時に、個々の音声データに対して音声区間と無音区間
の判別を行った後、音声区間の割合を計算する。そして
音声区間の割合が大きいものほどプライオリティを高く
設定する。このようにプライオリティを設定すると、無
音区間が多く含まれるものほどプライオリティは低く設
定されるので、情報量の低減の処理の選択を合理的に行
うことができる。また無音区間の割合が大きいものから
順に処理を行うことにより、最初のデータほど処理効果
は大きくなり、情報量の低減を有効に行うことができ
る。なお、ここでは音声区間の割合からプライオリティ
を設定する例を示したが、無音区間の割合からプライオ
リティを同様に決定することも可能である。
【0052】以上のように本実施形態によれば、記録媒
体の空き容量を随時監視し、予め定められたプライオリ
ティに応じて、無音区間の音声データを削除する処理を
行うことにより、記録媒体の空き容量を実質的に増大さ
せることができる。また、プライオリティの設定は、記
録を行った時刻、記録されている音声ソースの内容に応
じた分類、記録を行った使用者、記録後に再生された頻
度、使用者の個別ファイルに対するマニュアル付与、音
声信号中の音声区間の割合、等を考慮して決定する。こ
うすると必要な情報量を重要度に対応するプライオリテ
ィの低いものから捻出することができ、重要度の高いも
のは圧縮による劣化を生じさせないで、音声又は音楽を
再生することができる。
【0053】(第4の実施形態)本発明の第4実施形態
における音声記録再生装置について、図4を参照しなが
ら説明する。図4は本実施形態における音声記録再生装
置の構成を示すブロック図であり、第1実施形態と同一
部分は同一の符号を付ける。本図に示すように音声記録
再生装置を、音声録音手段11、記録媒体12、記録残
量検出手段13、プライオリティ決定制御手段14、時
間軸圧縮手段45、再生手段16を含んで構成する。
【0054】音声録音手段11は入力された音声信号を
まず記録媒体12に記録可能な形式に変換し、記録媒体
12へ記録する。当初の記録時には、入力される音声信
号をそのまま加工せずに記録しておくものとする。記録
残量検出手段13は記録媒体12の空き容量を随時監視
する。そしてプライオリティ決定制御手段14は、予め
定められたプライオリティの情報を基に、既に記録した
音声データのうち、最もプライオリティの低い音声デー
タに対して、収録時間長を低減するよう時間軸圧縮手段
45を制御する。
【0055】時間軸圧縮手段45は、プライオリティ決
定制御手段14により指定された音声データファイルに
対して、音のピッチを変化させることなく再生速度のみ
を速くする処理を行う。そして収録時間を短縮するため
に、情報量を低減させた音声データに変換し、このデー
タを再び記録媒体12に記録する。人間は伝達したい情
報の質や相手に応じて発声速度を変化させることがあ
る。同様に情報を受け取る側も、速度の異なる様々な音
声に対してそれなりに適応する。時間軸圧縮により速度
を速めた音声データに再加工して再記録するので、情報
量を実質的に低減することができる。
【0056】時間軸圧縮を行う方法は、ピッチ情報を用
いて波形の重みづけ加算を行うTDHS方式(例えば、
古井貞煕著の「ディジタル音声処理」東海大学出版会な
どを参照)や、相関関数を利用して固定長の波形の重み
づけ加算を行う方式(特願平5−149224号など)
などが利用できる。また時間軸圧縮を行うと、音声情報
を短時間で再生でき、能率よく聴き取ることが可能にな
るという、別の特徴も生じる。ただし、時間軸圧縮の度
合いを大きくするほど、音声の内容を理解しにくくなる
ので、プライオリティの高い音声には時間軸圧縮を行わ
ないか、行なっても時間軸圧縮比は上げないようにす
る。プライオリティの低い音声に対しては、時間軸圧縮
を行って収録時間長を短縮し、音声データを再記録し、
記録媒体12に空き容量を作り出すようにする。
【0057】そして、プライオリティ決定制御手段14
は、記録媒体12の空き容量がまだ十分に増加していな
い旨の情報が記録残量検出手段13から与えられると、
再度プライオリティの低い別の音声データを選び、時間
軸圧縮の処理を行うように指示する。そして再生手段は
16は与えられた音声データの再生を行う。再生手段1
6において、時間軸伸長処理を加えて元の速度の音声を
得ることも可能である。ただし時間軸伸長処理を新たに
加えたために、品質劣化の度合いはより増加するので、
時間軸圧縮した音声データをそのまま再生して聴取する
方が、聴き取り易い場合もある。
【0058】プライオリティの決定には、様々な要因が
考えられる。まず記録を行った時刻に応じてプライオリ
ティを設定する場合について説明する。音声データを記
録するときにその時刻も記録しておく。留守番電話機な
どでは、通常、記録した時刻が新しいものほど重要であ
ることが多い。従って最新の音声情報に対してプライオ
リティを高く設定してそのまま保存し、古いデータは時
間軸圧縮手段45で収録時間長を短縮する。ある程度の
時間が経過したものは、データ全体を削除してしまうこ
とも場合により有効である。
【0059】次に、記録されている音声ソースの内容に
応じてプライオリティを設定する場合について説明す
る。例えば、音楽のデータは時間軸圧縮をすると芸術性
が崩れるので、プライオリティを最も高く設定する。ま
たニュースなどで多少速度が速くなっても聴取可能なソ
ースのものは、プライオリティを高めに設定する。その
結果、音楽は時間軸圧縮の度合いが小さものになり、人
の音声は時間軸圧縮の度合いが大きなものになる。この
ように設定することで、音楽及び人の音声の双方につい
て無理なく情報量を低減することができる。
【0060】次に、記録を行った使用者に応じてプライ
オリティを設定する場合について説明する。この場合、
例えば外部の顧客の使用者にはプライオリティを高く設
定し、内部のグループの使用者にはプライオリティを低
くする。このように設定するのは、外部の顧客の音声デ
ータは理想的な環境から得られる場合ばかりではなく、
聴取しにくい音声であることも想定されるので、聴き漏
らしの無いようにできるだけ時間軸圧縮をかけずにその
ままで記録しておきたいからである。逆に内部の使用者
には再度話の内容を聞けるので、時間軸圧縮を行う。こ
のように設定することで、外部の顧客の音声データは聴
き漏らし無く保ち、内部の使用者の音声データに対して
は、時間軸圧縮により情報量を低減することができる。
【0061】次に、記録後に再生された頻度に応じてプ
ライオリティを設定する場合について説明する。例え
ば、記録された音声データを再生する毎に、プライオリ
ティを上げていくように設定する。また再生されたこと
がない音声データに対しては、プライオリティを低いま
まに留める。この状態で記録媒体12の空き容量が不足
すると、いずれかの音声データの情報量を低減させる処
理を行う。この場合、使用されない音声データは価値が
低いと考え、時間軸圧縮により収録時間長を低減して記
録媒体12にそのデータを再保持する。最終的にはこの
ようなデータを削除してもよい。
【0062】次に、使用者が個別のファイルに対してマ
ニュアルでプライオリティを設定する場合について説明
する。この場合には、音声データを記録する使用者自身
が、上述したルールに縛られることなく、音声データの
重要度をその都度決定してプライオリティを設定する。
このようなプライオリティ設定方法は、例外的なプライ
オリティの設定が度々発生する場合に有効である。すな
わち上記したルールで使用中に、一部の音声データに対
して特別にプライオリティを高く設定する操作を許可す
る場合などがその例である。
【0063】次に、音声信号中の音声区間の割合に応じ
てプライオリティを設定する場合について説明する。一
般に、人の音声信号中に無音区間の多く含まれる割合
と、発声速度には相関がある(「音声速度変換処理装置
の教育システム機器への展開」中西、三崎、山口、平成
6年度科学研究費補助金試験研究(B)研究成果報告
書:外国語(英語)音声の時間軸制御による新しいリス
ニング教育・学習システムの開発研究 p.39を参
照)。すなわち発声速度の速いものは無音区間の割合も
少ないが、発声速度の遅いものは無音区間の割合も多い
と考えられる。そして、音声データの記録時に音声区間
と無音区間の判別を行い、音声区間の割合を計算し、音
声区間の割合が大きいものほどプライオリティが高くな
るように設定する。
【0064】このように設定すると、無音区間が多く含
まれるものほどプライオリティは低くなるので、時間軸
圧縮することによる情報量の低減の処理が行い易くな
る。時間軸圧縮により発声速度は相対的に速くなるが、
元の音声データの発声速度が遅いため、その影響は少な
くて済む。このように設定を行うことで、無音区間の割
合が大きいもの、すなわち発声速度の遅いものから順に
処理を行い、有効な情報量の低減を行うことができる。
なお、ここでは音声区間の割合からプライオリティを設
定する例を示したが、無音区間の割合からプライオリテ
ィを同様に決定することも可能である。
【0065】次に、音声信号中に含まれる人の音声の発
声速度に応じてプライオリティを設定する場合について
説明する。人間の発声速度の標準速度を1.0 とすると、
0.7〜1.5 の範囲で変化するといわれている。時間軸圧
縮処理はいかなる速度にも加工可能である。そこで、音
声データを記録する時点で、人の発声速度を計算してお
き、発声速度の速いものほどプライオリティが高くなる
ように設定する。このようにプライオリティを設定する
と、発声速度が遅いものほどプライオリティは低くな
り、時間軸圧縮処理によって収録時間を短くすることに
より、情報量の低減の処理を行い易くなる。時間軸圧縮
により発声速度は相対的に速くなるが、元の音声データ
の発声速度が遅いため、その影響は少なく済む。このよ
うに設定を行うことで、発声速度の遅いものから順に処
理を行い、有効な情報量の低減を行うことができる。
【0066】以上のように本実施形態によれば、記録媒
体の空き容量を随時監視し、予め定められたプライオリ
ティに応じて、情報量を低減させるため時間軸圧縮処理
を行うことにより、記録媒体の空き容量を実質的に増大
させることができる。また、プライオリティの設定は、
記録を行った時刻、記録されている音声ソースの内容に
応じた分類、記録を行った使用者、記録後に再生された
頻度、使用者による個別ファイルに対するマニュアルの
付与、音声信号中の音声区間の割合、音声信号中に含ま
れる人の音声の発声速度、等を考慮して決定する。こう
すると必要な情報量を、重要度に対応するプライオリテ
ィの低いものから捻出することができ、重要度の高いも
のは圧縮による劣化を生じさせることが少なく、音声を
再生することができる。
【0067】(第5の実施形態)本発明の第5実施形態
における音声記録再生装置について、図5を参照しなが
ら説明する。図5は本実施形態の音声記録再生装置の構
成を示すブロック図である。本図に示すように音声記録
再生装置は、音声録音手段11、記録媒体12、記録残
量検出手段13、プライオリティ決定制御手段14、情
報量低減手段55、再生手段16を含んで構成される。
その具体的な動作については、基本的には前述した第1
〜第4実施形態と同様である。
【0068】情報量低減手段55は、プライオリティ決
定制御手段14により指定された音声データファイルに
対して、情報源符号化処理、高能率符号化処理、無音区
間削除処理、時間軸圧縮処理を並行して実行するものと
し、情報量を低減させた音声データに変換し、記録媒体
12に記録する。これらの各処理のうち、どの特定の処
理をどの程度の度合いで実行するかは、プライオリティ
決定制御手段14が音声データの性質に応じてより細か
く制御する。従って無音区間の多く含まれる音声には主
として無音削除処理で対応し、理想的な音声には高能率
符号化処理を適用し、発声速度を速くして聴取可能な音
声であれば時間軸圧縮処理をかける。このように音声信
号の性質に応じてデータを処理及び加工する。
【0069】プライオリティの決定には、上記情報量低
減手段と連動して記録を行った時刻、音声ソースの内
容、記録を行った使用者、記録後に再生された頻度、使
用者の個別ファイルに対するマニュアル付与、音声信号
中の音声区間の割合、音声信号中に含まれる人の音声の
発声速度などを総合してプライオリティを設定する。こ
れらの項目を総合してプライオリティを決定すること
で、音声信号の性質に適合した有効な情報量の低減を行
うことができるものである。
【0070】このように本実施形態によれば、記録媒体
12の空き容量を随時監視し、予め定められたプライオ
リティに応じて情報量を低減させるため、前述した情報
源符号化処理、高能率符号化処理、無音区間削除処理、
時間軸圧縮処理を適宜行うことにより、記録媒体12の
空き容量をより効果的に増大させることができる。
【0071】また、プライオリティの設定は、記録を行
った時刻、記録されている音声ソースの内容、記録を行
った使用者、記録後に再生された頻度、使用者が個別の
ファイルに対するマニュアル付与、音声信号中の音声区
間の割合、音声信号中に含まれる人の音声の発声速度、
などを総合的に考慮して決定する。こうすると、新たな
空き容量を作るために必要な情報量を、重要度に対応す
るプライオリティの低いものから効果的に捻出すること
ができ、重要度の高いものは圧縮による劣化を生じるこ
となくそのデータを再生することができる。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録媒体
の記録容量が少なくなっても、 入力音声信号を品質劣化
少なく、且つ効率的に記録媒体に記録することができ
る。また記録媒体に蓄積された音声データはそのプライ
オリティにより、自動で再記録されるので、音声記録再
生装置の使用者の意図に応じて多くの音声データを再編
集することができる。特に記録容量の制限された半導体
メモリなどの記録媒体には最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における音声記録再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施形態における音声記録再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3実施形態における音声記録再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第4実施形態における音声記録再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第5の実施形態における音声記録再生
装置の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の音声記録再生装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
11 音声録音手段 12 記録媒体 13 記録残量検出手段 14 プライオリティ決定制御手段 15 情報源符号化手段 16 再生手段 25 高能率符号化手段 35 無音区間削除手段 45 時間軸圧縮手段 55 情報量低減手段

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声を含むデータを保持する記録媒体
    と、 前記記録媒体に入力音声信号を記録する音声録音手段
    と、 前記記録媒体に記録されたデータを再生して音声信号に
    変換する再生手段と、 前記記録媒体のデータの空き容量を検出する記録残量検
    出手段と、 音声信号のプライオリティを決定し、前記プライオリテ
    ィに基づいて前記記録媒体に記録した音声データの情報
    量を削減するように制御するプライオリティ決定制御手
    段と、 前記プライオリティ決定制御手段の指示するプライオリ
    ティに基づいて、可逆的に圧縮・伸長できる情報源符号
    化を用いて、前記記録媒体に既に記録された音声データ
    の情報量を低減し、そのデータを前記記録媒体に再記録
    することにより前記記録媒体の空き容量を増加させる情
    報源符号化手段と、を具備することを特徴とする音声記
    録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記プライオリティ決定制御手段は、 音声信号の記録を行った時刻に応じてプライオリティを
    決定するものであることを特徴とする請求項1記載の音
    声記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体に記録されている音声ソースの内容に応じ
    てプライオリティを決定するものであることを特徴とす
    る請求項1記載の音声記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体に記録を行った使用者に応じてプライオリ
    ティを決定するものであることを特徴とする請求項1記
    載の音声記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体から再生された頻度に応じてプライオリテ
    ィを決定するものであることを特徴とする請求項1記載
    の音声記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体の使用者が個別のデータファイルに対して
    付与した値に基づいてプライオリティを決定するもので
    あることを特徴とする請求項1記載の音声記録再生装
    置。
  7. 【請求項7】 音声を含むデータを保持する記録媒体
    と、 前記記録媒体に入力音声信号を記録する音声録音手段
    と、 前記記録媒体に記録されたデータを再生して音声信号に
    変換する再生手段と、 前記記録媒体のデータの空き容量を検出する記録残量検
    出手段と、 音声信号のプライオリティを決定し、前記プライオリテ
    ィに基づいて前記記録媒体に記録した音声データの情報
    量を削減するように制御するプライオリティ決定制御手
    段と、 前記プライオリティ決定制御手段の指示するプライオリ
    ティに基づいて、高能率符号化を用いて前記記録媒体に
    既に記録された音声データの情報量を低減し、該データ
    を前記記録媒体に再記録することにより前記記録媒体の
    空き容量を増加させる高能率符号化手段と、を具備する
    ことを特徴とする音声記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記プライオリティ決定制御手段は、 音声信号の記録を行った時刻に応じてプライオリティを
    決定するものであることを特徴とする請求項7記載の音
    声記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体に記録されている音声ソースの内容に応じ
    てプライオリティを決定するものであることを特徴とす
    る請求項7記載の音声記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体に記録を行った使用者に応じてプライオリ
    ティを決定するものであることを特徴とする請求項7記
    載の音声記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体から再生された頻度に応じてプライオリテ
    ィを決定するものであることを特徴とする請求項7記載
    の音声記録再生装置。
  12. 【請求項12】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体の使用者が個別のデータファイルに対して
    付与した値に基づいてプライオリティを決定するもので
    あることを特徴とする請求項7記載の音声記録再生装
    置。
  13. 【請求項13】 音声を含むデータを保持する記録媒体
    と、 前記記録媒体に入力音声信号を記録する音声録音手段
    と、 前記記録媒体に記録されたデータを再生して音声信号に
    変換する再生手段と、 前記記録媒体のデータの空き容量を検出する記録残量検
    出手段と、 音声信号のプライオリティを決定し、前記プライオリテ
    ィに基づいて前記記録媒体に記録した音声データの情報
    量を削減するように制御するプライオリティ決定制御手
    段と、 前記プライオリティ決定制御手段の指示するプライオリ
    ティに基づいて、音声信号の不要な無音区間を削除する
    ことで、前記記録媒体に既に記録された音声データの情
    報量を低減し、そのデータを前記記録媒体に再記録する
    ことにより前記記録媒体の空き容量を増加させる無音区
    間削除手段と、を具備することを特徴とする音声記録再
    生装置。
  14. 【請求項14】 前記プライオリティ決定制御手段は、 音声信号の記録を行った時刻に応じてプライオリティを
    決定するものであることを特徴とする請求項13記載の
    音声記録再生装置。
  15. 【請求項15】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体に記録されている音声ソースの内容に応じ
    てプライオリティを決定するものであることを特徴とす
    る請求項13記載の音声記録再生装置。
  16. 【請求項16】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体に記録を行った使用者に応じてプライオリ
    ティを決定するものであることを特徴とする請求項13
    記載の音声記録再生装置。
  17. 【請求項17】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体から再生された頻度に応じてプライオリテ
    ィを決定するものであることを特徴とする請求項13記
    載の音声記録再生装置。
  18. 【請求項18】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体の使用者が個別のデータファイルに対して
    付与した値に基づいてプライオリティを決定するもので
    あることを特徴とする請求項13記載の音声記録再生装
    置。
  19. 【請求項19】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体に記録された音声信号中の音声区間の割合
    に応じてプライオリティを決定するものであることを特
    徴とする請求項13記載の音声記録再生装置。
  20. 【請求項20】 音声を含むデータを保持する記録媒体
    と、 前記記録媒体に入力音声信号を記録する音声録音手段
    と、 前記記録媒体に記録されたデータを再生して音声信号に
    変換する再生手段と、 前記記録媒体のデータの空き容量を検出する記録残量検
    出手段と、 音声信号のプライオリティを決定し、前記プライオリテ
    ィに基づいて前記記録媒体に記録した音声データの情報
    量を削減するように制御するプライオリティ決定制御手
    段と、 前記プライオリティ決定制御手段の指示するプライオリ
    ティに基づいて、音声信号の収録時間長を低減するため
    時間軸圧縮処理を用いて、前記記録媒体に既に記録され
    た音声データの情報量を低減し、そのデータを前記記録
    媒体に再記録することにより前記記録媒体の空き容量を
    増加させる時間軸圧縮手段と、を具備することを特徴と
    する音声記録再生装置。
  21. 【請求項21】 前記プライオリティ決定制御手段は、 音声信号の記録を行った時刻に応じてプライオリティを
    決定するものであることを特徴とする請求項20記載の
    音声記録再生装置。
  22. 【請求項22】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体に記録されている音声ソースの内容に応じ
    てプライオリティを決定するものであることを特徴とす
    る請求項20記載の音声記録再生装置。
  23. 【請求項23】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体に記録を行った使用者に応じてプライオリ
    ティを決定するものであることを特徴とする請求項20
    記載の音声記録再生装置。
  24. 【請求項24】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体から再生された頻度に応じてプライオリテ
    ィを決定するものであることを特徴とする請求項20記
    載の音声記録再生装置。
  25. 【請求項25】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体の使用者が個別のデータファイルに対して
    付与した値に基づいてプライオリティを決定するもので
    あることを特徴とする請求項20記載の音声記録再生装
    置。
  26. 【請求項26】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体に記録された音声信号中の音声区間の割合
    に応じてプライオリティを決定するものであることを特
    徴とする請求項20記載の音声記録再生装置。
  27. 【請求項27】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体に記録された音声信号に含まれる人の音声
    の発声速度に応じてプライオリティを決定するするもの
    であることを特徴とする請求項20記載の音声記録再生
    装置。
  28. 【請求項28】 音声を含むデータを保持する記録媒体
    と、 前記記録媒体に入力音声信号を記録する音声録音手段
    と、 前記記録媒体に記録されたデータを再生して音声信号に
    変換する再生手段と、 前記記録媒体のデータの空き容量を検出する記録残量検
    出手段と、 音声信号のプライオリティを決定し、前記プライオリテ
    ィに基づいて前記記録媒体に記録した音声データの情報
    量を削減するように制御するプライオリティ決定制御手
    段と、 前記プライオリティ決定制御手段の指示するプライオリ
    ティに基づいて、前記記録媒体に既に記録された音声デ
    ータの情報量を低減し、そのデータを前記記録媒体に再
    記録することにより前記記録媒体の空き容量を増加させ
    る情報量低減手段と、を具備することを特徴とする音声
    記録再生装置。
  29. 【請求項29】 前記プライオリティ決定制御手段は、 前記記録媒体に記録を行った時刻、音声ソースの内容に
    応じた分類、記録を行った使用者、記録後に再生された
    頻度、音声信号中の音声区間の割合、音声信号に含まれ
    る人の音声の発声速度、のうち2つ以上を考慮してプラ
    イオリティを決定するものであることを特徴とする請求
    項28記載の音声記録再生装置。
  30. 【請求項30】 前記情報量低減手段は、 情報源符号化、高能率符号化、無音区間削除、時間軸圧
    縮のうち2つ以上の方法を用いて音声信号の情報量を低
    減するものであることを特徴とする請求項28記載の音
    声記録再生装置。
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Cited By (7)

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