JPH09139089A - 強誘電体記憶装置 - Google Patents

強誘電体記憶装置

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JPH09139089A
JPH09139089A JP7294443A JP29444395A JPH09139089A JP H09139089 A JPH09139089 A JP H09139089A JP 7294443 A JP7294443 A JP 7294443A JP 29444395 A JP29444395 A JP 29444395A JP H09139089 A JPH09139089 A JP H09139089A
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JP
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bit line
ferroelectric
memory cell
switching transistor
cell
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JP7294443A
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Toshimasa Osawa
俊政 大澤
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消費電力を低減でき、動作速度の高速化を図れ
る強誘電体記憶装置を実現する。 【解決手段】読み出し動作時に、ビット線BL1,BL
2の電位、特に、リファレンスセルが接続される側のビ
ット線BLの電位を電源電圧VCCからトランスミッショ
ンゲートTMGのNMOSトランジスタNTのしきい値
電圧Vthn 分だけ降下させたVdに保持させて、リファ
レンスセルへの「0」データ書き込みを行う。これによ
り、消費電力を低減でき、読み出し動作速度の高速化を
図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体の分極反
転を利用した強誘電体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すようなヒステリシス特性を有
する強誘電体の分極反転を利用して、2値データを記憶
する強誘電体不揮発性メモリとしては、現在さまざまな
ものが提案されているが、その中で代表的なものとし
て、2つのスイッチングトランジスタと2つの強誘電体
キャパシタにより1ビットを構成するもの(2Tr−2
Cap方式という)と、1つのスイッチングトランジス
タと1つの強誘電体キャパシタにより1ビットを構成す
るもの(1Tr−1Cap方式)の2種類が提案されて
いる。
【0003】そして、強誘電体不揮発性メモリでは、記
憶したデータを読み出す場合には、データを読み出すこ
とによりメモリセルの分極状態が読み出す前と後では変
わっているため、読み出した後で前のデータを再度書き
込むことが必要となる。これは、メモリセルが、1Tr
−1Cap方式、2Tr−2Cap方式にかかわらず行
う必要がある。以下に、このデータを読み出すことによ
りメモリセルの分極状態が変わることを、図6を参照し
ながら説明する。
【0004】強誘電体は電圧を初めて印加する場合は、
分極状態にないため原点Oが始点となり電圧の増加につ
れて曲線ODに沿って変化する。D点では分極は飽和
し、これ以降は電圧が増加しても電荷Qは大きく変化し
ない。次に、電圧を減少させるとO点には戻らずA点を
通りP1点を経由してB点に達する。以降はD点と同様
にその分極は飽和する。B点から電圧を増加させるとC
点を通りP2点を経由してD点に至りヒステリシス特性
を示すことになる。そして、メモリセルに記憶したデー
タがA点、C点に対応し、ここで、A点をデータ「1」
とすると、C点はデータ「0」に相当する。したがっ
て、たとえばデータ「1」の読み出しの場合には、まず
所定のバイアス条件に基づく読み出し動作で点A(デー
タ「1」)→点P1→点Bと変化する。すなわち、読み
出し動作により分極反転する。このため、続いて所定の
バイアス条件に基づく再書き込みを行い、点B→点C
(データ「0」)→点P2→点D→点A(データ
「1」)と遷移させて読み出し前の状態に復帰させる必
要がある。
【0005】このような強誘電体不揮発性メモリのう
ち、2Tr−2Cap方式の不揮発性メモリは低電圧動
作が可能であるが、高集積化の点では、1Tr−1Ca
p方式を採用した不揮発性メモリが適している。次に、
1Tr−1Cap方式を採用した強誘電体不揮発性メモ
リの基本的な構成例および具体的な読み出し動作につい
て、図を参照しつつ説明する。
【0006】図7は、1Tr−1Cap方式を採用した
強誘電体不揮発性メモリの基本的な1ビット構成を示す
図である。このメモリセルMC1は、図7に示すよう
に、ビット線BL1に対しドレインが接続されたnチャ
ネルMOSトランジスタからなるスイッチングトランジ
スタTr1と、スイッチングトランジスタTr1のソー
スに対し一方の電極が接続された強誘電体キャパシタF
C1によって1ビットが構成されており、スイッチング
トランジスタTr1のゲートがワード線WL1に接続さ
れ、強誘電体キャパシタFC1の他方の電極(プレート
電極)がプレート線PLに接続されている。
【0007】そして、この1Tr−1Cap方式を採用
した不揮発性メモリには、ビット線BL1と対をなすビ
ット線BL2にドレインが接続されたリファレンス用ス
イッチングトランジスタRTr1と、スイッチングトラ
ンジスタRTr1のソースに対し一方の電極が接続され
たリファレンス用強誘電体キャパシタRFC1によって
構成されるリファレンスセルRMC1が設けられ、スイ
ッチングトランジスタRTr1のゲートがリファレンス
用ワード線RWL1に接続され、強誘電体キャパシタR
FC1の他方の電極がリファレンス用プレート線RPL
に接続されている。なお、強誘電体は、分極変化の回数
が多くなると電極に発生する電荷が小さくなる劣化(Fat
igue) が起こる。そこで、リファレンスセルRCM1
は、常にデータ「0」を書き込み劣化が起こりにくいよ
うに制御される。
【0008】次に、1Tr−1Cap方式を採用した不
揮発性メモリにおけるデータの読み出し動作について、
図8のタイミングチャートを参照しつつ説明する。
【0009】まず、図示しない列制御系によりビット線
BL1,BL2に「0」Vが印加され、その後オープン
とされる。そして、図示しない行制御系によりワード線
WL1に(VCC+αV、たとえばαは1V)が印加され
る。これにより、スイッチングトランジスタTr1が導
通状態となる。同様に、リファンレス用ワード線RWL
1に(VCC+1V)が印加される。これにより、スイッ
チングトランジスタRTr1が導通状態となる。なお、
ワード線WL1,RWL1の設定レベルを(VCC+1
V)としたのは、スイッチングトランジスタのしきい値
電圧Vthが1V以下であることから、「+1V」して
トランジスタによる電圧降下を防ぐためである。
【0010】次に、プレート線PLおよびRPLに電源
電圧VCCが所定時間印加される。これにより、強誘電体
キャパシタFC1およびRFC2の分極状態に従ってビ
ット線BL1およびBL2の電位が変化する。そして、
リファレンスセルRMC1が接続されたビット線BL2
の電位とメモリセルMC1が接続されたビット線BL1
の分極状態に応じた電位との差が、図示しないセンスア
ンプにより検出される。なお、リファレンスセルRMC
1は分極反転させずに使用されるため、再書き込み動作
に入らないように、すなわち「0」データを書き込むた
めに、リファレンス用ワード線RWL1はリファレンス
用プレート線RPLよりも早いタイミングで0Vに立ち
下がるように設定される。すなわち、スイッチングトラ
ンジスタRTr1が非導通状態になった後に、リファレ
ンス用プレート線RPLが0Vに立ち下げられる。
【0011】通常のメモリセルMC1側では、データ読
み出し後、上述した再書き込みを行うため、リファレン
ス用プレート線RPLとほぼ同時に0Vに立ち下げた後
に、ワード線WL1が(VCC+1V)から0Vに立ち下
げられる。これにより、スイッチングトランジスタTr
1が非導通状態となり、読み出し動作が終了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
7の回路において、メモリセルMC1からデータ「1」
を読み出す場合、メモリセルMC1が接続されたビット
線BL1のレベルは図示しないセンスアンプでラッチ
後、電源電圧VCCに、リファレンスセルRMC1が接続
されたビット線BL2のレベルは0Vとなる。この場
合、ビット線BL1がVCCに充電され、この電位を用い
てメモリセルMC1にデータを再書き込みすることでデ
ータを復帰させることができる。また、ビット線BL2
の電位は0Vであることから、このビット線BL2に接
続されたリファレンスセルRMC1にはデータ「0」を
書き込むことができる。したがって、この場合、ビット
線BL1の充電はメモリセルMC1へのデータ再書き込
みに必要である。
【0013】これに対して、メモリセルMC1からデー
タ「0」を読み出す場合、メモリセルMC1が接続され
たビット線BL1のレベルは図示しないセンスアンプで
ラッチ後、0Vに、リファレンスセルRMC1が接続さ
れたビット線BL2のレベルは電源電圧VCCとなる。と
ころが、この場合、ビット線BL2をVCCまで充電して
リファレンスセルRMC1にデータ「1」を再書き込み
しても、前述したようにリファレンスセルRMC1には
常に「0」データを書き込んでメモリセルのデータと比
較するときの基準としていることから、次のタイミング
で「0」を書き込まなければならない。したがって、リ
ファレンスセルRMC1が接続されたビット線BL2を
CCまで充電してもその電荷は未使用のまま捨てられて
しまう。このため、リファレンスセルRMC1が接続さ
れるビット線振幅はVCCまでフルスイングさせる必要が
なく、その結果、従来の回路では無駄な電力消費が行わ
れ、また、読み出し速度の高速化の妨げとなっていた。
【0014】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、消費電力を低減でき、動作速度
の高速化を図れる強誘電体記憶装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、第1および第2のビット線のいずれか一
方に接続されたスイッチングトランジスタと、第1およ
び第2の電極および両電極間に配置された強誘電体を有
し、当該スイッチングトランジスタに第1の電極が接続
され、両電極への印加電圧に応じた強誘電体の分極の方
向によって2値データを記憶する強誘電体キャパシタと
からなるメモリセルと、当該メモリセルと同一構成を有
し、スイッチングトランジスタがメモリセルが接続され
たビット線と異なるビット線に接続されたリファレンス
セルとを備え、メモリセルおよびリファレンスセルのス
イッチングトランジスタが導通状態にあるときに両ビッ
ト線間の電位差を検出してデータの読み出しを行う強誘
電体記憶装置であって、読み出し動作時に、少なくとも
リファレンスセルが接続されたビット線振幅を動作電圧
に応じた最大振幅より小さくなるように抑制するビット
線振幅調整手段を有する。
【0016】また、本発明では、上記ビット線振幅調整
手段は、第1および第2のビット線とこれらビット線間
の電位差を検出する手段との間に接続され、動作時にゲ
ートが所定電圧にバイアスされるnチャネルの電界効果
トランジスタからなる。
【0017】また、本発明は、第1および第2のビット
線のいずれか一方に接続されたスイッチングトランジス
タと、第1および第2の電極および両電極間に配置され
た強誘電体を有し、当該スイッチングトランジスタに第
1の電極が接続され、両電極への印加電圧に応じた強誘
電体の分極の方向によって2値データを記憶する強誘電
体キャパシタとからなるメモリセルと、当該メモリセル
と同一構成を有し、スイッチングトランジスタがメモリ
セルが接続されたビット線と異なるビット線に接続され
たリファレンスセルとを備え、ラッチ型のセンスアンプ
によりメモリセルおよびリファレンスセルのスイッチン
グトランジスタが導通状態にあるときに両ビット線間の
電位差を検出してデータの読み出しを行う強誘電体記憶
装置であって、読み出し動作時に、上記センスアンプへ
駆動電圧を所定電位だけ降下させて供給し、ビット線振
幅を動作電圧に応じた最大振幅より小さくなるように抑
制するビット線振幅調整手段を有する。
【0018】本発明の強誘電体記憶装置によれば、読み
出し動作時には、少なくともリファレンスセルが接続さ
れるビット線の振幅が動作電圧に応じた最大振幅より小
さくなるように抑制される。これにより、リファレンス
セルに基準データ、たとえば「0」データを書き込むと
き等に、無駄な電力消費が行われず、読み出し速度の高
速化を図れる。
【0019】また、本発明の強誘電体記憶装置によれ
ば、ラッチ型センスアンプへは、たとえば電源電圧を所
定電圧だけ降下させた電圧が供給される。これにより、
読み出し動作時には、少なくともリファレンスセルが接
続されるビット線の振幅が動作電圧に応じた最大振幅よ
り小さくなるように抑制される。
【0020】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は、本発明に係る1Tr−1Cap方式を採用した
強誘電体不揮発性メモリの基本的な2ビット構成を示す
回路図であって、従来例を示す図7と同一構成部分は同
一符号をもって表している。すなわち、MC1,MC2
はメモリセル、RMC1,RMC2はリファレンスセ
ル、BL1,BL2はビット線、WL1,WL2はワー
ド線、PLはプレート線、RWL1,RWL2はリファ
レンス用ワード線、RPLはリファレンス用プレート
線、TMG1,TMG2はトランスミッションゲート、
SAはトランスミッションゲートTMG1,TMG2を
介してビット線BL1,BL2が接続されたセンスアン
プ、CTLは制御回路をそれぞれ示している。
【0021】この回路では、メモリセルMC1およびリ
ファレンスセルRMC2がビット線BL1に接続され、
メモリセルMC2およびリファレンスセルRMC1がビ
ット線BL2に接続されている。具体的には、メモリセ
ルMC1のスイッチングトランジスタTr1のドレイン
がビット線BL1に接続され、メモリセルMC2のスイ
ッチングトランジスタTr2のドレインがビット線BL
2に接続されている。同様に、リファレンスセルRMC
1のスイッチングトランジスタRTr1のドレインがビ
ット線BL2に接続され、リファレンスセルRMC2の
スイッチングトランジスタRTr2のドレインがビット
線BL1に接続されている。そして、スイッチングトラ
ンジスタTr1のゲートがワード線WL1に接続され、
スイッチングトランジスタTr2のゲートがワード線W
L2に接続され、スイッチングトランジスタRTr1の
ゲートがリファレンス用ワード線RWL1に接続され、
スイッチングトランジスタTr2のゲートがリファレン
ス用ワード線RWL2に接続されている。
【0022】さらに、本回路では、分割セルプレート構
成を採用しており、メモリセルMC1の強誘電体キャパ
シタFC1のプレート電極とメモリセルMC2の強誘電
体キャパシタFC2のプレート電極とが共通のプレート
線PLに接続されている。同様に、リファレンスセルR
MC1のリファレンス用強誘電体キャパシタRFC1の
プレート電極とリファレンスセルRMC2のリファレン
ス用強誘電体キャパシタRFC2のプレート電極とが共
通のリファレンス用プレート線RPLに接続されてい
る。
【0023】トランスミッションゲートTMG1は、n
チャネルMOS(NMOS)トランジスタNT1および
pチャネルMOS(PMOS)トランジスタPT1のソ
ース・ドレイン同士を接続して構成され、ビット線BL
1とセンスアンプSAの一方の入出力端子との間に接続
されている。そして、NMOSトランジスタNT1のゲ
ートが制御回路CTLの出力ラインに接続され、PMO
SトランジスタPT1のゲートがリファレンス用ワード
線RWL2に接続されている。
【0024】トランスミッションゲートTMG2は、N
MOSトランジスタNT2およびPMOSトランジスタ
PT2のソース・ドレイン同士を接続して構成され、ビ
ット線BL2とセンスアンプSAの他方の入出力端子と
の間に接続されている。そして、NMOSトランジスタ
NT2のゲートが制御回路CTLの出力ラインに接続さ
れ、PMOSトランジスタPT2のゲートがリファレン
ス用ワード線RWL1に接続されている。
【0025】制御回路CTLは、読み出し、書き込み動
作時にその出力ラインをハイレベル(VCCレベル)に設
定する。
【0026】次に、上記構成による読み出し動作につい
て、図2のタイミングチャートを参照しつつ説明する。
なお、ここでは、メモリセルMC1の記憶データを読み
出す場合を例に説明する。
【0027】読み出し動作のときは、制御回路CTLの
出力信号は電源電圧VCCレベルのハイベルに設定され
て、トランスミッションゲートTMG1,TMG2のN
MOSトランジスタNT1,NT2のゲートに供給され
る。したがって、NMOSトランジスタNT1,NT2
は導通状態に保持される。このとき、たとえばリファレ
ンス用ワード線RWL1,RWL2がハイレベルに設定
され、トランスミッションゲートTMG1,TMG2の
PMOSトランジスタPT1,PT2は非導通状態に保
持される。その結果、センスアンプSAに接続されるビ
ット線BL1,BL2のレベルは、それぞれ電源電圧V
CCからNMOSトランジスタNT1,NT2のしきい値
電圧Vthn 分だけ降下したレベルVdに保持される。
【0028】この状態で、図示しない制御系から出力さ
れたアドレス信号またはコントロール信号等の入力信号
INが図示しないパルス発生回路に入力され、その変化
に基づいて内部信号AIが生成され、図示しないビット
線プリチャージ/イコライズ回路や行制御系等に出力さ
れる。内部信号AIの立ち上がりのタイミングで全ての
ワード線WL、リファレンス用ワード線RWLに0Vの
電圧が印加されるとともに、図示しないビット線プリチ
ャージ/イコライズ回路により、ビット線BL1,BL
2がたとえば0Vにプリチャージされる。この場合、図
2に示すように、ビット線BL1,BL2の電位がフル
スイングのVCCではなく、Vdに保持されていることか
ら、ビット線レベルがVCCの場合には時間T3かかるの
が、T1にT2だけ短縮される。
【0029】また、内部信号AIの立ち上がりから所定
時間(上記T1内)にリファレンスワード線RWL1に
(VCC+1V)の電圧が印加される。これにより、リフ
ァレンス用スイッチングトランジスタRTr1が導通状
態となる。次いで、リファレンス用プレート線PRLに
CCの電圧が印加される。その結果、リファレンスセル
RMC1に「0」データの書き込みが行われる。そし
て、リファレンス用プレート線PRLのレベルが0Vに
立ち下げられた後、リファレンス用ワード線RWL1の
レベルが0Vに立ち下げられて、「0」データの書き込
みサイクルが終了する。このリファレンスセルRMC1
への「0」データの書き込みは、内部信号AIがアクテ
ィブ(ハイレベル)の期間に行われる。
【0030】そして、内部信号AIがローレベルに切り
換わった後、通常のメモリセルMC1のデータの読み出
しが行われる。
【0031】すなわち、図示しない行制御系によりワー
ド線WL1に(VCC+1V)が印加される。これによ
り、スイッチングトランジスタTr1が導通状態とな
る。同様に、リファンレス用ワード線RWL1に(VCC
+1V)が印加される。これにより、スイッチングトラ
ンジスタRTr1が導通状態となる。次に、プレート線
PLおよびRPLに電源電圧VCCを所定時間印加する。
これにより、強誘電体キャパシタFC1およびRFC2
の分極状態に従ってビット線BL1およびBL2の電位
が変化する。そして、リファレンスセルRMC1が接続
されたビット線BL2の電位とメモリセルMC1が接続
されたビット線BL1の分極状態に応じた電位との差
が、センスアンプSAにより検出される。
【0032】次に、プレート線PLおよびリファレンス
用プレート線RPLがほぼ同時に0Vに立ち下げられた
後に、ワード線WL1およびリファレンス用ワード線R
WL1が(VCC+1V)から0Vに立ち下げられる。こ
のとき、通常のメモリセルMC1側では、プレート線を
0Vに立ち下げてからワード線を0Vに立ち下げるまで
の間に、データ読み出し後のデータ再書き込みを行が行
われる。
【0033】また、リファレンスセルRMC1側では、
読み出し開始時に常に「0」データ書き込みを行ってか
ら、データ読み出し動作に入ることから、従来のよう
に、通常メモリセルの再書き込み直前に「0」データを
書き込みを行う必要がない。したがって、リファレンス
用ワード線RWL1の立ち下げタイミングは、プレート
線RPLの立ち下げ前に必ずしも行う必要がなく、ワー
ド線WL1と同様のタイミングで立ち下げるようにで
き、タイミング設計が容易となっている。
【0034】以上説明したように、本実施例によれば、
読み出し動作時に、ビット線BL1,BL2の電位、特
に、リファレンスセルが接続される側のビット線BLの
電位を電源電圧VCCからトランスミッションゲートTM
GのNMOSトランジスタNTのしきい値電圧Vthn
だけ降下させたVdに保持させて、リファレンスセルへ
の「0」データ書き込みを行うようにしたので、消費電
力を低減でき、読み出し動作速度の高速化を図れる。ま
た、読み出し開始時に常に「0」データ書き込みを行っ
てから、データ読み出し動作に入ることから、従来のよ
うに、通常メモリセルの再書き込み直前に「0」データ
を書き込みを行う必要がなく、タイミング設計が容易と
なる等の利点がある。
【0035】なお、本第1の実施形態では、内部信号A
Iの変化前に、リファレンス用ワード線RWL1,RW
L2ともに、ハイレベルに設定して、トランスミッショ
ンゲートTMG1,TMG2のPMOSトランジスタP
T1,PT2を非導通状態に保持させて、両ビット線B
L1,BL2の電位をVdに保持するようにしたが、こ
れに限定されるものではなく、読み出しセルと対をなす
リファレンスセル側のリファレンス用ワード線のみをハ
イレベルに設定して、リファレンスセルが接続されるビ
ット線BL電位のみをVdに保持するようにしても、消
費電力を低減することができる。
【0036】第2実施形態 図3は、本発明に係る強誘電体記憶装置の第2の実施形
態を示す回路図である。本第2の実施形態が上述した第
1の実施形態と異なる点は、トランスミッションゲート
TMG1,TMG2をNMOSトランジスタNT1,N
T2のみで構成し、動作時は、常時、両ビット線BL
1,BL2の電位をVdに保持するようにしたことにあ
る。
【0037】本第2の実施形態によれば、上述した第1
の実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0038】第3実施形態 図4は、本発明に係る強誘電体記憶装置の第3の実施形
態を示す回路図である。本第3の実施形態が上述した第
1の実施形態と異なる点は、トランスミッションゲート
TMG1,TMG2のPMOSトランジスタPT1,P
T2のゲートも制御回路CTLの出力ラインC2,C3
にそれぞれ接続し、制御回路CTLにおいてアドレスA
DRの入力に応じて、リファレンスセルRMC1,RM
C2が接続されるビット線BL1またはBL2に接続さ
れたトランスミッションゲートTMG1またはTMG2
のPMOSトランジスタPT1またはPT2のいずれか
のみを非導通状態に保持させて、リファレンスセルが接
続されるビット線電位のみをVdに降下させるようにし
たことにある。
【0039】本第2の実施形態によれば、リファレンス
セルが接続されるビット線振幅はV CCまでフルスイング
させず、Vdにすることから、従来の回路のように無駄
な電力消費が行われず、読み出し速度の高速化を図れ
る。
【0040】第4実施形態 図5は、本発明に係る強誘電体記憶装置の第4の実施形
態を説明するための回路図である。本第4の形態では、
センスアンプSAの駆動用電圧の高レベル側を、VCC
ら降下させたVdとしている。具体的には、たとえばゲ
ート電圧がVCCに保持されたNMOSトランジスタから
なる降圧回路1を設け、Vd(=VCC−Vthn )の駆動
用電圧をセンスアンプSAに供給し、ビット線振幅を電
源電圧VCCより低い電位Vdとなるように構成されてい
る。
【0041】本第4の実施形態によれば、たとえば図2
に示すように、センスアンプの電源を活性化させて信号
の読み出しを行い、ビット線を0V/VCCにラッチさせ
るが、この時の高レベル側をVCCではなくVdとする
と、読み出し時間は、VCCの場合に比べてT6からT4
になり、T5だけ短縮される。これに伴い、再書き込み
するのにプレート電極のパルス幅も、立ち下がりを破線
から実線側に速くすることができる。同様に、アクセス
時間を速くできる。
【0042】なお、上述した各実施形態で用いる降下電
位は、強誘電体のヒステリシス特性を飽和させる電位で
なければならない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の強誘電体
記憶装置によれば、消費電力を低減でき、動作速度の高
速化を図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る1Tr−1Cap方式を採用した
強誘電体記憶装置の第1の実施形態を示す回路図であ
る。
【図2】図1の回路の読み出し時における各端子に印加
される電位のタイミングチャートである。
【図3】本発明に係る強誘電体記憶装置の第2の実施形
態を示す回路図である。
【図4】本発明に係る強誘電体記憶装置の第3の実施形
態を示す回路図である。
【図5】本発明に係る強誘電体記憶装置の第4の実施形
態を説明するための回路図である。
【図6】強誘電体キャパシタのヒステリシス特性を示す
図である。
【図7】1Tr−1Cap方式を採用した強誘電体記憶
装置の基本的な1ビット構成を示す図である。
【図8】図7の回路の読み出し時における各端子に印加
される電位のタイミングチャートである。
【符号の説明】
MC1,MC2…メモリセル RMC1,RMC2、RMC1a,RMC2a…リファ
レンスセル Tr1,Tr2…スイッチングトランジスタ RTr1,RTr2…リファレンス用スイッチングトラ
ンジスタ FC1,FC2…強誘電体キャパシタ RFC1,RFC2…リファレンス用強誘電体キャパシ
タ BL1,BL2…ビット線 WL1,WL2…ワード線 RWL1,RWL2…リファレンス用ワード線 PL…プレート線 RPL…リファレンス用プレート線 CTL…制御回路 1…降圧回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】制御回路CTLは、読み出し、書き込み動
作時にその出力ラインをハイレベル(たとえばCCレベ
ル)に設定する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】読み出し動作のときは、ワード線WL1,
リファレンス用ワード線RWL1が同時に選択される、
あるいは、ワード線WL2,リファレンス用ワード線R
WL2が同時に選択される構成をとっており、制御回路
CTLの出力信号はハイベルに設定されて、トランスミ
ッションゲートTMG1,TMG2のNMOSトランジ
スタNT1,NT2のゲートに供給される。したがっ
て、NMOSトランジスタNT1,NT2は導通状態に
保持される。このとき、たとえばリファレンス用ワード
線RWL1,RWL2のいずれか一方がハイレベルに設
定されると、トランスミッションゲートTMG1,TM
G2のPMOSトランジスタPT1,PT2は非導通状
態に保持される。その結果、ビット線対BL1,BL2
の内、メモリセルに接続した一方のビット線の電位は0
Vまたは電源電圧Vccとなるのに対し、リファレンス
セルに接続した他方のビット線の電位はCTL信号の高
レベル(通常は電源電圧Vcc)からNMOSトランジ
スタNT1あるいはNT2のしきい値電圧Vthn の分だ
け降下したレベルVdまたは0Vになる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】以上説明したように、本実施例によれば、
読み出し動作時に、ビット線BL1,BL2の電位、特
に、リファレンスセルが接続される側のビット線BLの
電位を電源電圧VCCからトランスミッションゲートTM
GのNMOSトランジスタNTのしきい値電圧Vthn
だけ降下させたVdに保持させることにより、リファレ
ンスセルへの「0」データ書き込みを行うようにしたの
で、消費電力を低減でき、読み出し動作速度の高速化を
図れる。また、読み出し開始時に常に「0」データ書き
込みを行ってから、データ読み出し動作に入ることか
ら、従来のように、通常メモリセルの再書き込み直前に
「0」データを書き込みを行う必要がなく、タイミング
設計が容易となる等の利点がある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】なお、本第1の実施形態では、内部信号A
Iの変化前に、リファレンス用ワード線RWL1,RW
L2のいずれか一方が、ハイレベルになり、トランスミ
ッションゲートTMG1,TMG2のPMOSトランジ
スタPT1,PT2を非導通状態に保持させて、両ビッ
ト線BL1,BL2の電位をVdに保持するようにした
が、これに限定されるものではなく、読み出しセルと対
をなすリファレンスセル側のリファレンス用ワード線の
みをハイレベルに設定して、リファレンスセルが接続さ
れるビット線BL電位のみをVdに保持して、消費電力
を低減することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2のビット線のいずれか一
    方に接続されたスイッチングトランジスタと、第1およ
    び第2の電極および両電極間に配置された強誘電体を有
    し、当該スイッチングトランジスタに第1の電極が接続
    され、両電極への印加電圧に応じた強誘電体の分極の方
    向によって2値データを記憶する強誘電体キャパシタと
    からなるメモリセルと、当該メモリセルと同一構成を有
    し、スイッチングトランジスタがメモリセルが接続され
    たビット線と異なるビット線に接続されたリファレンス
    セルとを備え、メモリセルおよびリファレンスセルのス
    イッチングトランジスタが導通状態にあるときに両ビッ
    ト線間の電位差を検出してデータの読み出しを行う強誘
    電体記憶装置であって、 読み出し動作時に、少なくともリファレンスセルが接続
    されたビット線振幅を動作電圧に応じた最大振幅より小
    さくなるように抑制するビット線振幅調整手段を有する
    強誘電体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記ビット線振幅調整手段は、第1およ
    び第2のビット線とこれらビット線間の電位差を検出す
    る手段との間に接続され、動作時にゲートが所定電圧に
    バイアスされるnチャネルの電界効果トランジスタから
    なる請求項1記載の強誘電体記憶装置。
  3. 【請求項3】 第1および第2のビット線のいずれか一
    方に接続されたスイッチングトランジスタと、第1およ
    び第2の電極および両電極間に配置された強誘電体を有
    し、当該スイッチングトランジスタに第1の電極が接続
    され、両電極への印加電圧に応じた強誘電体の分極の方
    向によって2値データを記憶する強誘電体キャパシタと
    からなるメモリセルと、当該メモリセルと同一構成を有
    し、スイッチングトランジスタがメモリセルが接続され
    たビット線と異なるビット線に接続されたリファレンス
    セルとを備え、ラッチ型のセンスアンプによりメモリセ
    ルおよびリファレンスセルのスイッチングトランジスタ
    が導通状態にあるときに両ビット線間の電位差を検出し
    てデータの読み出しを行う強誘電体記憶装置であって、 読み出し動作時に、上記センスアンプへ駆動電圧を所定
    電位だけ降下させて供給し、ビット線振幅を動作電圧に
    応じた最大振幅より小さくなるように抑制するビット線
    振幅調整手段を有する強誘電体記憶装置。
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