JPH09139515A - 透明導電膜電極 - Google Patents

透明導電膜電極

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JPH09139515A
JPH09139515A JP7296829A JP29682995A JPH09139515A JP H09139515 A JPH09139515 A JP H09139515A JP 7296829 A JP7296829 A JP 7296829A JP 29682995 A JP29682995 A JP 29682995A JP H09139515 A JPH09139515 A JP H09139515A
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transparent conductive
transparent
electrode
film electrode
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JP7296829A
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English (en)
Inventor
Tetsumasa Umemoto
哲正 梅本
Kei Kajiwara
慶 梶原
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート抵抗が低く、テクスチュア構造を持
ち、耐プラズマ性を有する透明導電膜電極を提供し、特
に、太陽電池用透明導電膜電極を提供する。 【解決手段】 透光性絶縁基板1上にテクスチュア構造
をもつ第一透明導電膜3と、該第一透明導電膜3上に積
層した第一透明導電膜よりも高い導電性をもつ第二透明
導電膜4と、該第二透明導電膜4上に積層した耐プラズ
マ性を有する第三透明電導膜5からなり、光の入射が透
光性基板1、第一透明導電膜3、第二透明導電膜4、第
三透明導電膜5の順であり、屈折率が同順に大きくなる
ことを特徴とする透明導電膜電極であり、該透明導電膜
電極は低いシート抵抗値と光の利用効率向上効果を奏
し、特に、集積型太陽電池において直列抵抗を低く抑え
ることができ、良好な光電変換特性を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明導電膜電極、特
に太陽電池用の透明導電膜電極に関する。
【0002】
【従来の技術】透明導電膜電極の主要な用途として太陽
電池が挙げられる。太陽電池の中で非晶質シリコン太陽
電池(以下、a−Si太陽電池と記す)に用いる透明導
電膜電極として、従来、SnO2が用いられていた。そ
の理由としては、透明導電膜電極の上に非晶質光電変換
層を形成する際、原料ガスをグロー放電によるプラズマ
CVD法で行うので、透明導電膜電極には耐プラズマ性
を有するSnO2が適当であるからである。
【0003】また、a−Si太陽電池は、モジュール構
造として集積型構造に用いられることが多い。図4に、
a−Si太陽電池の集積型構造を示す。41は透光性絶
縁基板、42は透明導電膜電極、43は非晶質光電変換
層、44は裏面電極である。集積型構造はセルを短冊上
のユニットに分割し、各ユニット間を透明電導膜電極4
2と裏面電極44で直列接続している。このような集積
型構造のa−Si太陽電池の特性を向上させるにはユニ
ットの直列抵抗を低く抑えることが必要であり、このた
めには透明導電膜電極42のシート抵抗を低く抑えなけ
ればならかった。
【0004】しかしながら、SnO2は導電率が低く、
シート抵抗値を下げるためにはSnO2の膜厚を厚くす
る方法が考えられるが、この方法はSnO2を形成する
常圧CVD装置の長さが数十mと長くなるためにあまり
実用的ではなかった。
【0005】逆に、導電率が高い透明導電膜としてはI
TO(インジウムスズ酸化物)が従来から知られている
が、ITOには耐プラズマ性がなく、非晶質光電変換層
を原料ガスのグロー放電によるプラズマCVD法で積層
するとITOが変質する問題があった。
【0006】そこで特開昭59−58874号公報に示
されるようなガラス/ITO(60〜180nm)/S
nO2(20nm)の順に積層する方法が提案された。
この方法では高導電性をもつITOと耐プラズマ性Sn
2を組み合わせることにより高導電性と耐プラズマ性
の2つを兼ね備えることができる。また、同公報ではa
−Si太陽電池に適用しており、光電変換効率を鑑みる
と、ITO膜厚が60〜90nm、SnO2膜厚が8〜
20nmがよいと記載されている。
【0007】また、近年、太陽電池において光電変換効
率の効率化を図る要素技術として、表面に凹凸を形成す
ることによって光散乱による光閉じ込め効果を得る検討
がなされている。例えば、単結晶Siなどの結晶質光電
変換層を用いる太陽電池の場合は、結晶質光電変換層の
表面を薬品によるエッチングによってテクスチュア構造
を形成している。
【0008】また、透明導電膜電極に使用されるSnO
2は、CVD法で形成する際にできる表面ヘイズを制御
することによってテクスチュア構造を有することがで
き、そのテクスチュア構造の凹凸の仕方は膜厚とヘイズ
率に依存することが知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の透明導
電膜電極は、特開昭59−58874に示されるITO
/SnO2の2層構造の透明導電膜電極においてもテク
スチュア構造が記載されていないように、いまなお光の
利用効率が不充分であった。透明導電膜電極において光
の利用効率が不充分であることは、太陽電池においては
光電変換効率の低下となる。
【0010】また、テクスチュア構造を有するSnO2
単層の透明導電膜電極の場合では、上記に記載したよう
にシート抵抗を下げる方法が実用的ではないという問題
がある。
【0011】また、複層に積層した従来の透明導電膜電
極では、各層の屈折率についての考慮がなされていない
ので光の反射を抑えることができず、光の利用効率の向
上が不十分であった。
【0012】以上をまとめると、本発明ではシート抵抗
が低く、光の利用効率を高める製造上実用的な透明導電
膜電極を提供することを目的とする。また、本発明は、
特に太陽電池用として、シート抵抗が低く、光の利用効
率を高め、耐プラズマ性を有する透明導電膜電極を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の透明導電膜電極は、光入射側から
透光性基板上に第一透明導電膜、第二透明導電膜の順に
積層され、第一透明導電膜はテクスチュア構造を有し、
第二透明導電膜は第一透明導電膜よりも高い導電性を有
することを特徴とする。
【0014】上記請求項1に記載の透明導電膜電極で
は、光の入射側に一番近いところにテクスチュア構造を
もつことによって、テクスチュア構造での光散乱による
光閉じ込め効果を最大限に生かすことができる。
【0015】また、請求項1に記載の透明導電膜電極
は、第一透明導電膜として錫酸化物、第二透明導電膜と
してインジウムスズ酸化物であることが望ましい。
【0016】また、請求項4に記載の透明導電膜電極
は、光入射側から透光性基板上に第一透明導電膜、第二
透明導電膜、第三透明導電膜の順に積層され、第一透明
導電膜はテクスチュア構造を有し、第二透明導電膜は第
一透明導電膜よりも高い導電性を有し、第三透明導電膜
は耐プラズマ性を有することを特徴とする。
【0017】また、請求項4に記載の透明導電膜電で
は、第一透明導電膜として錫酸化物、第二透明導電膜と
してインジウムスズ酸化物、第三透明導電膜として亜鉛
酸化物であることが望ましい。
【0018】特に、上記請求項4に記載の透明導電膜電
極は、通常、非晶質光電変換層をプラズマCVD法で作
成するa−Si太陽電池用として有用である。
【0019】また、請求項3、6に記載の透明導電膜電
極では透光性基板、第一透明導電膜、第二透明導電膜、
第三透明導電膜と光の入射した順に屈折率が大きくなる
ことを特徴とする。これによって、透明導電膜電極に入
射した光の反射を抑える。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、a−Si太陽電池用の透明
導電膜電極の場合について説明する。
【0021】図1に、本発明に係る透明導電膜電極を示
す。1は透光性絶縁基板、2はSiO2膜、3はSnO2
膜、4はITO膜、5はZnO膜である。本実施例では
三層構造の透明導電膜電極として、テクスチュア構造を
有する第一透明導電膜にSnO2膜3を用い、高い導電
率を有する第二透明導電膜にITO膜4を用い、耐プラ
ズマ性を有する第三透明導電膜にZnO膜5を用いてい
る。また、SiO2膜2は本実施例での第一透明導電膜
を製造する工程において500℃程度の温度を使用する
ため、透光性絶縁基板1に含まれるNa等の不純物が第
一透明導電膜のSnO2膜3に移動してこないようにす
るためである。
【0022】SnO2膜3はテクスチュア構造の光散乱
による光閉じ込め効果を持たせるため、本実施例では厚
さ1μm程度、ヘイズ率12〜15%としている。ま
た、テクスチュア構造の光散乱による光閉じこめ効果を
十分に生かすのに最適なSnO2の膜厚は0.7〜1μ
m程度である。
【0023】a−Si太陽電池は、製造コスト等の面か
らプラズマCVD法が用いられており、ZnO膜5は、
非晶質光電変換層をプラズマCVD法で形成する時に、
耐プラズマ性のないITO膜4を変質させないために必
要である。尚、ITO膜4がプラズマ雰囲気にさらされ
ない場合は、必ずしも必要ではない。
【0024】また、透明導電膜の屈折率は通常Sn
2、ITO、ZnO膜ともに1.9前後であるが、作
製条件、組成比などの制御により1.8〜2.0程度の
範囲に変化させることが可能である。そこでSnO2
3は作製条件の変更によって屈折率を1.8に、ITO
膜4は屈折率を1.9のままに、ZnO膜5はO2分圧
を変更することによって屈折率を2.0とした。こうす
ることにより、透光性絶縁基板1、SnO2膜3、IT
O膜4、ZnO膜5と、光入射の順に屈折率が大きくな
ることになり、入射した光の反射を抑える効果も持つ。
【0025】ここで透光性絶縁基板1にはガラス、ポリ
イミド等を適宜選択し用いることができる。テクスチャ
ア構造を有する第一透明導電膜としてはZnOも用いる
ことができる、また耐プラズマ性を有する第三透明導電
膜としてはSnO2も用いることができるが、耐プラズ
マ性においてZnOの方がSnO2より優れているため
ZnOを用いることが望ましい。
【0026】次に、本発明に係る透明導電膜電極の製造
方法を説明する。
【0027】透光性絶縁基板1として厚さ1mm、屈折
率1.5のガラス基板を用い、その片面に屈折率1.5
のSiO2膜2を100nmの厚さに常圧CVD法で積
層する。この時、基板温度は500℃にする。
【0028】この上に、ヘイズ率12%〜15%のテク
スチュア構造を持つ第一透明導電膜としてSnO2膜3
を1μmの厚さに常圧CVD法で積層する。原料ガスと
してSnCl4を25l/min、ドーピングガスはH
Fを1l/min、酸化反応させるためH2Oを0.2
l/min流す。通常ではH2Oは0.1l/minに
して屈折率が1.9のSnO2膜を作製するが、本実施
例ではH2Oの供給量を0.2l/minに増やすこと
によって屈折率1.8に下げたSnO2膜3を作製す
る。この時の基板温度は500℃で、シート抵抗値は1
2Ω/□である。
【0029】次に第一透明導電膜より高い導電性を持つ
第二透明導電膜としてITO膜4をDCマグネトロンス
パッタ法で、300nmの厚さに積層する。この時の基
板温度は200℃、酸素分圧は1%で、ITO膜4だけ
のシート抵抗は7Ω/□、屈折率は1.9である。
【0030】この上に耐プラズマ性の性質を持つ第三透
明導電膜層としてZnO膜5をDCまたはRFマグネト
ロンスパッタ法で50nmの厚さに積層する。この時の
基板温度は200℃で、ZnO膜5だけのシート抵抗は
200Ω/□である。またZnO層の屈折率を上げるた
めに通常O2を導入していたものを、O2分圧0として屈
折率を2.0にする。
【0031】以上のようにして作製された三層構造の透
明導電膜電極の全体のシート抵抗値は4Ω/□で、これ
は各層のシート抵抗の並列成分和に帰因している。また
透光性基板1、SnO2膜3、ITO膜4、ZnO膜5
の順に、つまり光の入射方向の順に屈折率が大きくなる
ようにすることで、入射した光の反射を抑えることがで
きる。
【0032】また、前述したようにSnO2膜3の作製
プロセスでの温度は500℃程度で、ITO膜4の作製
プロセスでの温度は200℃程度である。ITO膜4を
作製する前に高温プロセスでSnO2膜3を成膜するこ
とによって、ITO膜4は高温プロセスにさらされるこ
とがないため、結晶欠陥、酸化等の問題が生じず、また
工程の連続処理を行った時に製造潜熱を利用することが
できるので製造に使用するエネルギーをロスすることな
く製造できるのでコスト的にも有利である。
【0033】(実施例1)以下、本発明に係る透明導電
膜電極を使用した集積型のa−Si太陽電池の製造方法
を図2に示す。図1と同一部材には、同一符号を記す。
6は上述した三層構造の透明導電膜電極(SnO2/I
TO/ZnO)を示す。
【0034】まず、透光性基板1上に上述した方法で3
層構造の透明導電膜電極6を積層する。以上の工程終了
後の断面図を図2(a)に示す。
【0035】次に、レーザ光を照射して透明導電膜電極
6の第1スクライブの溝を形成し、パターンニングを施
す。この時照射するレーザ光は、Nd:YAGレーザ、
エキシマレーザのいずれでも良いが、保守が簡便でラン
ニングコストが安いYAGレーザが工業的に優位であ
る。以上の工程終了後の断面図を図2(b)に示す。
【0036】次に、p−i−nの三層から成り立ってい
る非晶質光電変換層7の作製方法については説明する。
まずは、p層を12nmの厚さに積層するために、プラ
ズマCVD装置中に基板を置き、基板温度を200℃ま
で昇温する。反応ガスとしてモノシランガスを30sc
cm、メタンガスを89sccm、水素ガスを150s
ccm、ドーピングガスとして水素希釈の1%ジボラン
ガスを10sccmを流す。この時の圧力条件は0.2
2Torrである。続いてi層を400nmの厚さに積
層する。この時、基板温度は200℃に保持し、反応ガ
スとしてモノシランガスを60sccm、水素ガスを2
0sccm流す。この時の圧力条件は0.18Torr
である。続いてn層を100nmの厚さに積層する。基
板を200℃に保持し、反応ガスとしてモノシランガス
を60sccm、水素ガスを3sccm、ドーピングガ
スとして水素希釈の0.3%ホスフィンガスを18sc
cm流す。この時の圧力条件は0.22Torrであ
る。以上のように非晶質光電変換層7を積層した後の断
面図を図2(c)に示す。本実施例では非晶質シリコン
(a−Si:H)によるp−i−n接合を用いた太陽電
池の実施例を挙げたが、非晶質半導体材料として非晶質
シリコンゲルマニウム(a−SiGe:H)、非晶質シ
リコンカーバイト(a−SiC:H)、非晶質シリコン
錫(a−SiSn:H)などのa−Si系半導体があ
り、これらを用いてもよい。
【0037】次に、レーザビームを照射して第2スクラ
イブの溝を形成し、パターニングを施す。以上の工程終
了後の断面図を図2(d)に示す。
【0038】次に、光の長波長側を反射するとともに裏
面電極としてのZnO層9を50nmの厚さでスパッタ
法により積層し、続いて裏面反射金属膜としてAg層1
0を500nmの厚さでスパッタ法により積層する。こ
こでZnO及びAgの積層はスパッタ法で行ったが、こ
の方法に限定されるものではなく、例えば蒸着法により
積層することも可能であり、或は一方をスパッタ法で積
層し、もう一方を蒸着法で積層することも可能である。
以上の工程終了後の断面図を図2(e)に示す。
【0039】最後に、レーザビームを照射して第3スク
ライブの溝を形成してパターニングを施し、ユニットセ
ルに分離して集積型a−Si太陽電池を形成する。ここ
で、ユニットセルに分離する方法はレーザビームに限ら
れるわけではなく、スクリーン印刷法でパターンを形成
し、エッチングによってユニットに分離しても良い。以
上の工程終了後の断面図を図2(f)に示す。
【0040】本発明による300×300mmサイズの
集積型のa−Si太陽電池の特性は、AM1.5(10
0mW/cm2)において、短絡電流:0.522A、
開放電圧26.4V、曲線因子:0.72、変換効率:
11%であった。
【0041】(実施例2)また、他の実施例としてタン
デム型構造の集積型のa−Si太陽電池の製造方法につ
いて図3に示す。図2と同一部材には同一符号を記す。
【0042】透光性絶縁基板1に透明導電膜電極6を積
層し、レーザ光を照射して透明導電膜電極のパターンニ
ングを施すまでは、実施例1の図2(b)と同じであ
る。以上の工程終了後の断面図を図3(a)に示す。
【0043】この上に第一段目非晶質光電変換層8aの
p層を10nmの厚さに積層する。その積層方法は、プ
ラズマCVD装置中に基板を置き、基板温度を200℃
まで昇温して行う。反応ガスとしてモノシランガスを3
0sccm、メタンガスを35.6sccm、水素ガス
を160sccm、ドーピングガスとして水素希釈の
0.6%ジボランガスを0.06sccmを流す。この
時の圧力条件は0.22torrである。続いて第1段
目のi層を130nmの厚さに積層する。この時、基板
温度は200℃に保持し、反応ガスとしてモノシランガ
スを60sccm、水素ガスを20sccm流す。この
時の圧力条件は0.18torrである。続いて第一段
目のn層を100nmの厚さに積層する。基板を200
℃に保持し、反応ガスとしてモノシランガスを60sc
cm、水素ガスを20sccm、ドーピングガスとして
水素希釈の2%ホスフィンガスを0.35sccm流
す。この時の圧力条件は0.22Torrである。以上
のように第一段目非晶質光電変換層8aを積層した後の
断面図を図3(b)に示す。
【0044】次に第一段目非晶質光電変換層8aの上
に、第二段目非晶質光電変換層8bの積層する。第2段
目のp層とi層を第1段目と同じ条件で積層し、第2段
目のn層を100nmの厚さに積層する。この時基板温
度は200℃に保持し、反応ガスはモノシランガスをモ
ノシランガスを30sccm、水素ガスを160scc
m、ドーピングガスは水素希釈の0.6%ホスフィンガ
スを10sccmで流す。この時の圧力条件を0.22
torrである。以上までの工程終了後の断面図を図3
(c)に示す。
【0045】以下、実施例1の図2(d)〜(f)と同
様にして集積型のa−Si太陽電池を形成する。それら
の集積型のa−Si太陽電池の工程断面図を図3(d)
〜(f)に示す。
【0046】本発明による300×300mmサイズの
集積型のa−Si太陽電池の特性は、AM1.5(10
0mW/cm2)において、短絡電流:0.309A、
開放電圧44.4V、曲線因子:0.72、変換効率:
11%であった。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、光の入射側から透光性
基板、テクスチャア構造を有する第一透明導電膜、第一
透明導電膜より導電性の高い第二透明導電膜の順に積層
することによって、シート抵抗値が小さく、光利用効率
の高い透明導電膜電極を提供することができる。
【0048】また、上記透明導電膜電極の第二透明導電
膜の上に、耐プラズマ性を有する第三透明導電膜を積層
することによって、シート抵抗値が小さく、光利用効率
の高く、耐プラズマ性を有する三層構造の透明導電膜電
極を提供することができるので、特に、集積型の太陽電
池においてユニットの直列抵抗を低く抑えることがで
き、良好な光電変換特性を得ることが可能となる。
【0049】また、透明電導膜電極を光入射側から順に
屈折率が大きくなるように積層することにより、光の反
射率を低下させることより光の利用効率を図ることがで
き、特に、太陽電池においては、光電変換効率の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る三層構造をもつ透明導電膜電極の
断面図である。
【図2】本発明に係る透明導電膜電極を用いた集積型の
a−Si太陽電池の製造工程の断面図である。
【図3】本発明に係る透明導電膜電極を用いたタンデム
型の構造を有する集積型のa−Si太陽電池の製造工程
の断面図である。
【図4】a−Si太陽電池の集積型構造の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 透光性絶縁基板 2 SiO2膜 3 SnO2膜 4 ITO膜 5 ZnO膜 6 三層透明導電膜電極(SnO2/ITO/Zn
O) 7 非晶質光電変換層 8a 第一段目非晶質光電変換層 8b 第二段目非晶質光電変換層 9 ZnO層 10 Ag層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光入射側から透光性基板、第一透明導電
    膜、第二透明導電膜の順に積層され、第一透明導電膜は
    テクスチュア構造を有し、第二透明導電膜は第一透明導
    電膜よりも高い導電性を有することを特徴とする透明導
    電膜電極。
  2. 【請求項2】 第一透明導電膜が錫酸化物、第二透明導
    電膜がインジウムスズ酸化物であることを特徴とする請
    求項1に記載の透明導電膜電極。
  3. 【請求項3】 透光性基板、第一透明導電膜、第二透明
    導電膜の順に屈折率が大きくなることを特徴とする請求
    項1、2に記載の透明導電膜電極。
  4. 【請求項4】 光入射側から透光性基板、第一透明導電
    膜、第二透明導電膜、第三透明導電膜の順に積層され、
    第一透明導電膜はテクスチュア構造を有し、第二透明導
    電膜は第一透明導電膜よりも高い導電性を有し、第三透
    明導電膜は耐プラズマ性を有することを特徴とする透明
    導電膜電極。
  5. 【請求項5】 第一透明導電膜が錫酸化物、第二透明導
    電膜がインジウムスズ酸化物、第三透明導電膜が亜鉛酸
    化物であることを特徴とする請求項4に記載の透明導電
    膜電極。
  6. 【請求項6】 透光性基板、第一透明導電膜、第二透明
    導電膜、第三透明導電膜の順に屈折率が大きくなること
    を特徴とする請求項4、5に記載の透明導電膜電極。
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Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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