JPH0914073A - 内燃機関用燃料供給装置 - Google Patents
内燃機関用燃料供給装置Info
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- JPH0914073A JPH0914073A JP16169095A JP16169095A JPH0914073A JP H0914073 A JPH0914073 A JP H0914073A JP 16169095 A JP16169095 A JP 16169095A JP 16169095 A JP16169095 A JP 16169095A JP H0914073 A JPH0914073 A JP H0914073A
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- pressure
- valve
- pressure chamber
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡素な構成で燃料ポンプの電動モータを制御
する内燃機関用燃料供給装置を提供する。 【構成】 燃料タンク1内に配設される燃料ポンプ2の
ポンプモータは定電流型制御回路8によって電流制御さ
れ、内燃機関の吸気ポートに向けて燃料を噴射供給する
燃料噴射弁7を気筒数分、配設する燃料レール6内の燃
料圧は圧力制御弁5により圧力制御される。このように
定電流型制御回路8により燃料ポンプ2のポンプモータ
を定電流制御することにより燃料ポンプ2の吐出圧力範
囲を狭くすることができ、さらに圧力制御弁5による燃
料レール6の圧力制御を組合わせることによって簡素な
構成で燃料ポンプの回転数制御ができる。これにより、
リターンレス燃料供給システムに用いられる燃料ポンプ
の回転数制御を簡素な構成で実現する効果がある。
する内燃機関用燃料供給装置を提供する。 【構成】 燃料タンク1内に配設される燃料ポンプ2の
ポンプモータは定電流型制御回路8によって電流制御さ
れ、内燃機関の吸気ポートに向けて燃料を噴射供給する
燃料噴射弁7を気筒数分、配設する燃料レール6内の燃
料圧は圧力制御弁5により圧力制御される。このように
定電流型制御回路8により燃料ポンプ2のポンプモータ
を定電流制御することにより燃料ポンプ2の吐出圧力範
囲を狭くすることができ、さらに圧力制御弁5による燃
料レール6の圧力制御を組合わせることによって簡素な
構成で燃料ポンプの回転数制御ができる。これにより、
リターンレス燃料供給システムに用いられる燃料ポンプ
の回転数制御を簡素な構成で実現する効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用燃料供給装
置に関し、例えば燃料レール等の余剰燃料を燃料タンク
へ戻すリターン管を有しない燃料供給システム(以下、
「リターンレス燃料供給システム」という。)に用いら
れる内燃機関用燃料供給装置に関するものである。
置に関し、例えば燃料レール等の余剰燃料を燃料タンク
へ戻すリターン管を有しない燃料供給システム(以下、
「リターンレス燃料供給システム」という。)に用いら
れる内燃機関用燃料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関の吸気ポート内に燃
料を噴射する燃料供給システムは、燃料タンクから燃料
ポンプにより汲上げられた燃料を燃料配管を介して燃料
レールに導入し、この燃料レールに取付られた各気筒に
対応する燃料噴射弁から吸気ポートに向けて噴射供給す
るようになっている。そして、燃料噴射弁に供給する燃
料圧力を所定圧に保つため燃料レールにプレッシャレギ
ュレータを設けるとともに、余剰燃料を燃料タンクに戻
すリターン管を設けている。
料を噴射する燃料供給システムは、燃料タンクから燃料
ポンプにより汲上げられた燃料を燃料配管を介して燃料
レールに導入し、この燃料レールに取付られた各気筒に
対応する燃料噴射弁から吸気ポートに向けて噴射供給す
るようになっている。そして、燃料噴射弁に供給する燃
料圧力を所定圧に保つため燃料レールにプレッシャレギ
ュレータを設けるとともに、余剰燃料を燃料タンクに戻
すリターン管を設けている。
【0003】この種の燃料供給システムの一例として、
特開昭57−68529号公報に開示される燃料ポンプ
の回転数制御装置があり、過剰な燃料供給を抑えて燃料
ポンプに加わる負荷を軽減している。そして、この燃料
ポンプの回転数制御装置は、燃料ポンプ駆動用モータへ
の供給電流がエンジンの運転条件に応じて選択した所定
の基準値となるようにコントロールユニットによってフ
ィードバック制御することで燃料ポンプの回転数制御を
的確にしている。
特開昭57−68529号公報に開示される燃料ポンプ
の回転数制御装置があり、過剰な燃料供給を抑えて燃料
ポンプに加わる負荷を軽減している。そして、この燃料
ポンプの回転数制御装置は、燃料ポンプ駆動用モータへ
の供給電流がエンジンの運転条件に応じて選択した所定
の基準値となるようにコントロールユニットによってフ
ィードバック制御することで燃料ポンプの回転数制御を
的確にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
57−68529号公報に開示される燃料ポンプの回転
数制御装置によると、コントロールユニットが燃料ポン
プ駆動用モータをフィードバック制御するためにはスタ
ータスイッチ、フルスロットルスイッチおよびアイドル
スイッチからなる3つのモードの組合わせにより決めら
れるI/O出力の情報を得る必要がある。そのため、回
路構成が複雑になり、燃料供給システムの製品コストを
増大させるという問題を生ずる。
57−68529号公報に開示される燃料ポンプの回転
数制御装置によると、コントロールユニットが燃料ポン
プ駆動用モータをフィードバック制御するためにはスタ
ータスイッチ、フルスロットルスイッチおよびアイドル
スイッチからなる3つのモードの組合わせにより決めら
れるI/O出力の情報を得る必要がある。そのため、回
路構成が複雑になり、燃料供給システムの製品コストを
増大させるという問題を生ずる。
【0005】また、このような従来のリターン管を備え
る燃料供給システムによると、内燃機関の近傍に燃料レ
ールが位置することから、燃料レールが高温に加熱され
るためリターン管から燃料タンクにリターンされる余剰
燃料にベーパが発生する。すると、このベーパを含んだ
燃料が再び燃料ポンプにより汲上げられ配管および燃料
レールを介して燃料噴射弁に供給されることになり、燃
料噴射量の低下を招くという問題を生ずる。そしてリタ
ーン管を設けることから、燃料供給システムが複雑にな
り、製品コストが増大するという問題がある。
る燃料供給システムによると、内燃機関の近傍に燃料レ
ールが位置することから、燃料レールが高温に加熱され
るためリターン管から燃料タンクにリターンされる余剰
燃料にベーパが発生する。すると、このベーパを含んだ
燃料が再び燃料ポンプにより汲上げられ配管および燃料
レールを介して燃料噴射弁に供給されることになり、燃
料噴射量の低下を招くという問題を生ずる。そしてリタ
ーン管を設けることから、燃料供給システムが複雑にな
り、製品コストが増大するという問題がある。
【0006】そこで、燃料レール等の余剰燃料を燃料タ
ンクに戻すリターン管を有しないレターンレス燃料供給
システムが提案されている。ところが、燃料レールへの
燃料供給量を調節するため前述した特開昭57−685
29号公報に開示される回転数制御装置のような制御装
置によって燃料ポンプを制御すると、燃料供給システム
の複雑化を招くという問題を生ずる。
ンクに戻すリターン管を有しないレターンレス燃料供給
システムが提案されている。ところが、燃料レールへの
燃料供給量を調節するため前述した特開昭57−685
29号公報に開示される回転数制御装置のような制御装
置によって燃料ポンプを制御すると、燃料供給システム
の複雑化を招くという問題を生ずる。
【0007】また、燃料レールに設けられるプレッシャ
レギュレータは、内燃機関の低負荷領域においては燃料
流量が少なくなることから、プレッシャレギュレータを
構成する弁部材のリフト量が小さくなる。そのため、弁
座と弁部材との離隔距離が小さくなる小リフト量の範囲
では、圧力脈動、内燃機関の振動等により弁部材が軸方
向に振動すると、弁座と弁部材とが衝突を繰返すため弁
座または弁部材の摩耗を速めたり制御圧力の変動を生ず
るという問題がある。
レギュレータは、内燃機関の低負荷領域においては燃料
流量が少なくなることから、プレッシャレギュレータを
構成する弁部材のリフト量が小さくなる。そのため、弁
座と弁部材との離隔距離が小さくなる小リフト量の範囲
では、圧力脈動、内燃機関の振動等により弁部材が軸方
向に振動すると、弁座と弁部材とが衝突を繰返すため弁
座または弁部材の摩耗を速めたり制御圧力の変動を生ず
るという問題がある。
【0008】本発明の目的は、簡素な構成で燃料ポンプ
の電動モータを制御する内燃機関用燃料供給装置を提供
することである。また、本発明の別の目的は、圧力制御
弁の弁手段を構成する弁本体および弁部材の摩耗を防止
しかつ弁作動を安定にする内燃機関用燃料供給装置を提
供することである。
の電動モータを制御する内燃機関用燃料供給装置を提供
することである。また、本発明の別の目的は、圧力制御
弁の弁手段を構成する弁本体および弁部材の摩耗を防止
しかつ弁作動を安定にする内燃機関用燃料供給装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの本発明による請求項1記載の内燃機関用燃料供給装
置は、電動モータにより汲上げた燃料を吐出する燃料ポ
ンプと、前記燃料ポンプの吐出燃料を内燃機関の燃料噴
射弁に供給する燃料レールと、前記燃料ポンプと前記燃
料レールとの間に設けられ、前記燃料噴射弁への燃料供
給圧を制御可能な圧力制御弁と、前記電動モータへの供
給電流を制御する定電流制御回路とを備えたことを特徴
とする。
めの本発明による請求項1記載の内燃機関用燃料供給装
置は、電動モータにより汲上げた燃料を吐出する燃料ポ
ンプと、前記燃料ポンプの吐出燃料を内燃機関の燃料噴
射弁に供給する燃料レールと、前記燃料ポンプと前記燃
料レールとの間に設けられ、前記燃料噴射弁への燃料供
給圧を制御可能な圧力制御弁と、前記電動モータへの供
給電流を制御する定電流制御回路とを備えたことを特徴
とする。
【0010】また、本発明による請求項2記載の内燃機
関用燃料供給装置は、請求項1記載の内燃機関用燃料供
給装置において、前記圧力制御弁は、所定圧に設定され
る第1圧力室と、前記燃料レール内の燃料圧が導入され
る第2圧力室と、前記第1圧力室と前記第2圧力室とを
液密に仕切り前記第1圧力室または前記第2圧力室の圧
力変動により変位するダイアフラムと、前記ダイアフラ
ムの前記第2圧力室側に位置し付勢手段により前記第2
圧力室側に付勢される弁押さえ部と、前記弁押さえ部が
当接し前記弁押さえ部の変位により前記第2圧力室と前
記燃料ポンプの吐出側との連通を遮断または導通させる
弁手段とを備え、前記弁手段が閉状態から開状態に移行
した後から所定距離の間、前記第2圧力室と前記燃料ポ
ンプの吐出側とを所定微少流路面積の流路で導通させる
ことを特徴とする。
関用燃料供給装置は、請求項1記載の内燃機関用燃料供
給装置において、前記圧力制御弁は、所定圧に設定され
る第1圧力室と、前記燃料レール内の燃料圧が導入され
る第2圧力室と、前記第1圧力室と前記第2圧力室とを
液密に仕切り前記第1圧力室または前記第2圧力室の圧
力変動により変位するダイアフラムと、前記ダイアフラ
ムの前記第2圧力室側に位置し付勢手段により前記第2
圧力室側に付勢される弁押さえ部と、前記弁押さえ部が
当接し前記弁押さえ部の変位により前記第2圧力室と前
記燃料ポンプの吐出側との連通を遮断または導通させる
弁手段とを備え、前記弁手段が閉状態から開状態に移行
した後から所定距離の間、前記第2圧力室と前記燃料ポ
ンプの吐出側とを所定微少流路面積の流路で導通させる
ことを特徴とする。
【0011】さらに、本発明による請求項3記載の内燃
機関用燃料供給装置は、請求項1記載の内燃機関用燃料
供給装置において、前記圧力制御弁は、所定圧に設定さ
れる第1圧力室と、前記燃料レール内の燃料圧が導入さ
れる第2圧力室と、前記第1圧力室と前記第2圧力室と
を液密に仕切り前記第1圧力室または前記第2圧力室の
圧力変動により変位するダイアフラムと、前記ダイアフ
ラムの前記第2圧力室側に位置し前記第2圧力室方向に
吐出する凸状球面部を有し付勢手段により前記第2圧力
室側に付勢される弁押さえ部と、前記凸状球面部が当接
し前記弁押さえ部の変位により前記第2圧力室と前記燃
料ポンプの吐出側との連通を遮断または導通させる弁手
段とを備えたことを特徴とする。
機関用燃料供給装置は、請求項1記載の内燃機関用燃料
供給装置において、前記圧力制御弁は、所定圧に設定さ
れる第1圧力室と、前記燃料レール内の燃料圧が導入さ
れる第2圧力室と、前記第1圧力室と前記第2圧力室と
を液密に仕切り前記第1圧力室または前記第2圧力室の
圧力変動により変位するダイアフラムと、前記ダイアフ
ラムの前記第2圧力室側に位置し前記第2圧力室方向に
吐出する凸状球面部を有し付勢手段により前記第2圧力
室側に付勢される弁押さえ部と、前記凸状球面部が当接
し前記弁押さえ部の変位により前記第2圧力室と前記燃
料ポンプの吐出側との連通を遮断または導通させる弁手
段とを備えたことを特徴とする。
【0012】さらにまた、本発明による請求項4記載の
内燃機関用燃料供給装置は、請求項1記載の内燃機関用
燃料供給装置において、前記圧力制御弁は、所定圧に設
定される第1圧力室と、前記燃料レール内の燃料圧が導
入される第2圧力室と、前記第1圧力室と前記第2圧力
室とを液密に仕切り前記第1圧力室または前記第2圧力
室の圧力変動により変位するダイアフラムと、前記ダイ
アフラムの前記第2圧力室側に位置する弁押さえ部と、
形状記憶合金からなり前記第2圧力室に導入される燃料
温度に応じた付勢力で前記第2圧力室方向に前記弁押さ
え部を付勢する付勢手段と、前記弁押さえ部が当接し前
記弁押さえ部の変位により前記第2圧力室と前記燃料ポ
ンプの吐出側との連通を遮断または導通させる弁手段と
を備えたことを特徴とする。
内燃機関用燃料供給装置は、請求項1記載の内燃機関用
燃料供給装置において、前記圧力制御弁は、所定圧に設
定される第1圧力室と、前記燃料レール内の燃料圧が導
入される第2圧力室と、前記第1圧力室と前記第2圧力
室とを液密に仕切り前記第1圧力室または前記第2圧力
室の圧力変動により変位するダイアフラムと、前記ダイ
アフラムの前記第2圧力室側に位置する弁押さえ部と、
形状記憶合金からなり前記第2圧力室に導入される燃料
温度に応じた付勢力で前記第2圧力室方向に前記弁押さ
え部を付勢する付勢手段と、前記弁押さえ部が当接し前
記弁押さえ部の変位により前記第2圧力室と前記燃料ポ
ンプの吐出側との連通を遮断または導通させる弁手段と
を備えたことを特徴とする。
【0013】
【作用および発明の効果】本発明の請求項1記載の内燃
機関用燃料供給装置によると、燃料ポンプの電動モータ
への供給電流を制御する定電流制御回路と、燃料ポンプ
と燃料レールとの間に燃料噴射弁への燃料供給圧を制御
可能な圧力制御弁とを備えることから、定電流型制御回
路により燃料ポンプの吐出燃料圧の増加に従って吐出流
量を減少させるため燃料レールの吐出圧力範囲を狭くす
ることができ、さらに圧力制御弁により燃料噴射弁への
燃料供給圧を制御することで、燃料レールの燃料吐出量
にかかわらず燃料圧力を一定の所定圧に保持することで
きる。このように定電流型制御回路と圧力制御弁とを組
合わせることにより、例えば従来、燃料レール等に取付
けられ燃料圧が所定圧を超えないように調圧していたリ
リーフ弁を廃止することができ、複数のI/O出力の情
報により制御していた制御回路等を用いることなくして
簡素な構成で燃料ポンプの回転数制御ができる。したが
って、リターンレス燃料供給システムに用いられる燃料
ポンプの回転数制御を簡素な構成で実現する効果があ
る。
機関用燃料供給装置によると、燃料ポンプの電動モータ
への供給電流を制御する定電流制御回路と、燃料ポンプ
と燃料レールとの間に燃料噴射弁への燃料供給圧を制御
可能な圧力制御弁とを備えることから、定電流型制御回
路により燃料ポンプの吐出燃料圧の増加に従って吐出流
量を減少させるため燃料レールの吐出圧力範囲を狭くす
ることができ、さらに圧力制御弁により燃料噴射弁への
燃料供給圧を制御することで、燃料レールの燃料吐出量
にかかわらず燃料圧力を一定の所定圧に保持することで
きる。このように定電流型制御回路と圧力制御弁とを組
合わせることにより、例えば従来、燃料レール等に取付
けられ燃料圧が所定圧を超えないように調圧していたリ
リーフ弁を廃止することができ、複数のI/O出力の情
報により制御していた制御回路等を用いることなくして
簡素な構成で燃料ポンプの回転数制御ができる。したが
って、リターンレス燃料供給システムに用いられる燃料
ポンプの回転数制御を簡素な構成で実現する効果があ
る。
【0014】また、本発明の請求項2記載の内燃機関用
燃料供給装置によると、圧力制御弁は、弁手段が閉状態
から開状態に移行した後から所定距離の間、第2圧力室
と燃料ポンプの吐出側とを所定微少流路面積の流路で導
通させることから、内燃機関の低負荷領域において吐出
流量が少量であっても、この所定距離の間では例えば弁
手段を構成する弁部材と弁座との離隔距離を十分に確保
することができる。これにより、圧力脈動、内燃機関の
振動等により弁部材と弁座との衝突を回避することがで
き、弁手段の作動を安定させる効果がある。
燃料供給装置によると、圧力制御弁は、弁手段が閉状態
から開状態に移行した後から所定距離の間、第2圧力室
と燃料ポンプの吐出側とを所定微少流路面積の流路で導
通させることから、内燃機関の低負荷領域において吐出
流量が少量であっても、この所定距離の間では例えば弁
手段を構成する弁部材と弁座との離隔距離を十分に確保
することができる。これにより、圧力脈動、内燃機関の
振動等により弁部材と弁座との衝突を回避することがで
き、弁手段の作動を安定させる効果がある。
【0015】さらに、本発明の請求項3記載の内燃機関
用燃料供給装置によると、弁押さえ部は凸状球面部を有
し、この凸状球面部が弁手段に当接することから、例え
ばダイアフラムが傾いた状態で弁押さえ部を変位させた
としても、弁手段には弁押さえ部の凸状球面部の球面の
一部が当接することになる。これにより、弁手段に対し
て傾いた方向から弁押さえ部が当接するのを防ぐため、
例えば弁手段を構成する弁部材の側壁と弁本体の内壁と
の摩耗を防止することができる。したがって、弁本体お
よび弁部材の摩耗を防止することができるため、弁手段
のがたつきを防止する効果がある。
用燃料供給装置によると、弁押さえ部は凸状球面部を有
し、この凸状球面部が弁手段に当接することから、例え
ばダイアフラムが傾いた状態で弁押さえ部を変位させた
としても、弁手段には弁押さえ部の凸状球面部の球面の
一部が当接することになる。これにより、弁手段に対し
て傾いた方向から弁押さえ部が当接するのを防ぐため、
例えば弁手段を構成する弁部材の側壁と弁本体の内壁と
の摩耗を防止することができる。したがって、弁本体お
よび弁部材の摩耗を防止することができるため、弁手段
のがたつきを防止する効果がある。
【0016】さらにまた、本発明の請求項4記載の内燃
機関用燃料供給装置によると、第1圧力室と第2圧力室
とを液密に仕切るダイアフラムの弁押さえ部を第2圧力
室方向に付勢する付勢手段が形状記憶合金からなること
から、燃料温度に応じてこの付勢手段の付勢力を可変さ
せることができる。これにより、第2圧力室内に導入さ
せる燃料の温度によって弁押さえ部の変位条件が変動す
るため、燃料温度に応じた圧力制御を可能にした圧力制
御弁を実現する効果がある。
機関用燃料供給装置によると、第1圧力室と第2圧力室
とを液密に仕切るダイアフラムの弁押さえ部を第2圧力
室方向に付勢する付勢手段が形状記憶合金からなること
から、燃料温度に応じてこの付勢手段の付勢力を可変さ
せることができる。これにより、第2圧力室内に導入さ
せる燃料の温度によって弁押さえ部の変位条件が変動す
るため、燃料温度に応じた圧力制御を可能にした圧力制
御弁を実現する効果がある。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明を適用した内燃機関用燃料供給装置の一実
施例を図1〜図8に示す。図1に示すように、燃料供給
装置は、燃料タンク1内に配設される燃料ポンプ2と、
この燃料ポンプ2の吐出側に燃料配管31を介して接続
される高圧燃料フィルタ4と、この高圧燃料フィルタ4
の出口側に燃料配管32を介して接続される圧力制御弁
5と、この圧力制御弁5の下流側に位置し圧力制御弁5
により圧力制御された燃料を導入する燃料レール6と、
この燃料レール6に気筒数分、配設され図示しない内燃
機関の吸気ポートに向けて燃料を噴射供給する燃料噴射
弁7と、図示しないバッテリから燃料ポンプ2に供給さ
れる電力を電流制御によって制御する定電流型制御回路
8とから構成されている。
する。本発明を適用した内燃機関用燃料供給装置の一実
施例を図1〜図8に示す。図1に示すように、燃料供給
装置は、燃料タンク1内に配設される燃料ポンプ2と、
この燃料ポンプ2の吐出側に燃料配管31を介して接続
される高圧燃料フィルタ4と、この高圧燃料フィルタ4
の出口側に燃料配管32を介して接続される圧力制御弁
5と、この圧力制御弁5の下流側に位置し圧力制御弁5
により圧力制御された燃料を導入する燃料レール6と、
この燃料レール6に気筒数分、配設され図示しない内燃
機関の吸気ポートに向けて燃料を噴射供給する燃料噴射
弁7と、図示しないバッテリから燃料ポンプ2に供給さ
れる電力を電流制御によって制御する定電流型制御回路
8とから構成されている。
【0018】燃料タンク1内に配設される燃料ポンプ2
には、燃料を汲上げるときに異物等を取除く低圧燃料フ
ィルタ21が取付けられており、この燃料ポンプ2によ
って汲上げられた燃料が燃料配管31を介して高圧燃料
フィルタ4に送られる。そして、高圧燃料フィルタ4で
は、燃料に含まれる微小な異物、水分等を取除き、濾過
された燃料を燃料配管32を介して圧力制御弁5に送
る。
には、燃料を汲上げるときに異物等を取除く低圧燃料フ
ィルタ21が取付けられており、この燃料ポンプ2によ
って汲上げられた燃料が燃料配管31を介して高圧燃料
フィルタ4に送られる。そして、高圧燃料フィルタ4で
は、燃料に含まれる微小な異物、水分等を取除き、濾過
された燃料を燃料配管32を介して圧力制御弁5に送
る。
【0019】圧力制御弁5では、後述する構成により図
示しないインテークマニホールド内の圧力と燃料レール
6内の圧力とが所定の差圧を生ずるように圧力制御して
いる。そして、この圧力制御弁5を介して燃料レール6
に供給される高圧燃料は、燃料噴射弁7から図示しない
内燃機関の吸入ポートに向けて噴射される。図1に示す
燃料供給システムは、リターンレス供給燃料システムで
あるため、燃料レール6等から燃料タンク1に戻るリタ
ーン管を有しない。そのため、図8に示す特性(ロ) によ
るように燃料レール6からの燃料吐出量に対して燃料レ
ール6内の燃料圧力が特性(ニ) に近づくように定電流型
制御回路8によって燃料ポンプ2のポンプモータを制御
している。
示しないインテークマニホールド内の圧力と燃料レール
6内の圧力とが所定の差圧を生ずるように圧力制御して
いる。そして、この圧力制御弁5を介して燃料レール6
に供給される高圧燃料は、燃料噴射弁7から図示しない
内燃機関の吸入ポートに向けて噴射される。図1に示す
燃料供給システムは、リターンレス供給燃料システムで
あるため、燃料レール6等から燃料タンク1に戻るリタ
ーン管を有しない。そのため、図8に示す特性(ロ) によ
るように燃料レール6からの燃料吐出量に対して燃料レ
ール6内の燃料圧力が特性(ニ) に近づくように定電流型
制御回路8によって燃料ポンプ2のポンプモータを制御
している。
【0020】これにより、従来、燃料レール6等に取付
けられ燃料圧が所定圧を超えないように調圧していたリ
リーフ弁を廃止することができる。そして、圧力制御弁
5によりさらに吐出量が変動しても燃料レール内の燃料
圧力が一定となるように制御することで図8に示す特性
(ニ) に得ている。次に、圧力制御弁5の構成を図2〜図
5に基づいて説明する。
けられ燃料圧が所定圧を超えないように調圧していたリ
リーフ弁を廃止することができる。そして、圧力制御弁
5によりさらに吐出量が変動しても燃料レール内の燃料
圧力が一定となるように制御することで図8に示す特性
(ニ) に得ている。次に、圧力制御弁5の構成を図2〜図
5に基づいて説明する。
【0021】図2に示すように、圧力制御弁5はボデイ
57とカバー63との境界でプレッシャプレート61お
よびガスケット62とともにダイアフラム60を巻締め
固定している。ダイアフラム60はその中央部を弁押さ
え部としてのバルブ押さえ58とロアシート59とによ
り挟持されており、ダイアフラム60、バルブ押さえ5
8およびロアシート59とが一体に往復動する。そし
て、ロアシート59は、カバー63の内壁とロアシート
59との間に位置する圧縮コイルスプリング54により
後述する第2圧力室としてのダイアフラム下部室68方
向に付勢されている。
57とカバー63との境界でプレッシャプレート61お
よびガスケット62とともにダイアフラム60を巻締め
固定している。ダイアフラム60はその中央部を弁押さ
え部としてのバルブ押さえ58とロアシート59とによ
り挟持されており、ダイアフラム60、バルブ押さえ5
8およびロアシート59とが一体に往復動する。そし
て、ロアシート59は、カバー63の内壁とロアシート
59との間に位置する圧縮コイルスプリング54により
後述する第2圧力室としてのダイアフラム下部室68方
向に付勢されている。
【0022】この圧縮コイルスプリング54に形状記憶
合金を用いることにより、後述するように燃料温度によ
って制御圧を可変することができる。圧縮コイルスプリ
ング54が収容される第1圧力室としてのダイアフラム
上部室69はパイプ64により図示しないインテークマ
ニホールドと接続されており、このダイアフラム上部室
69の内圧はインテークマニホールド内の負圧に設定さ
れている。
合金を用いることにより、後述するように燃料温度によ
って制御圧を可変することができる。圧縮コイルスプリ
ング54が収容される第1圧力室としてのダイアフラム
上部室69はパイプ64により図示しないインテークマ
ニホールドと接続されており、このダイアフラム上部室
69の内圧はインテークマニホールド内の負圧に設定さ
れている。
【0023】一方、ボデイ57には、前述した燃料配管
32と接続されるパイプ55がコネクタ56を介して取
付けられている。またボデイ57には燃料レール6に取
付け可能なコネクタ66がフランジ65により取付けら
れている。そして、このコネクタ66の端部外周には圧
力制御弁5と燃料レール6とを液密に接続するためのO
リング67が取付けられている。ボデイ57内に形成さ
れるダイヤフラム下部室68には、一端側にパイプ55
を有する筒状のコネクタ56が収容されている。このコ
ネクタ56内には、円筒状の弁本体52とこの弁本体5
2内を摺動可能な内ガイド51bを有する弁部材51が
収容されている。そしてこの弁部材51は、弁本体52
内に収容される圧縮コイルスプリング53により開弁方
向に付勢されている。
32と接続されるパイプ55がコネクタ56を介して取
付けられている。またボデイ57には燃料レール6に取
付け可能なコネクタ66がフランジ65により取付けら
れている。そして、このコネクタ66の端部外周には圧
力制御弁5と燃料レール6とを液密に接続するためのO
リング67が取付けられている。ボデイ57内に形成さ
れるダイヤフラム下部室68には、一端側にパイプ55
を有する筒状のコネクタ56が収容されている。このコ
ネクタ56内には、円筒状の弁本体52とこの弁本体5
2内を摺動可能な内ガイド51bを有する弁部材51が
収容されている。そしてこの弁部材51は、弁本体52
内に収容される圧縮コイルスプリング53により開弁方
向に付勢されている。
【0024】弁部材51は、内ガイド51b側に向かっ
て先細りに形成されるテーパ状の当接部51cを有して
おり、この当接部51cと内ガイド51bとの間には円
柱形状のスプール51aを有している。このスプール5
1aの外径は前述した弁本体52の内径よりわずかに小
径に形成されおり、図5に示すように弁本体52の内壁
である外ガイド52aとスプール51aとの間には流路
としての環状溝50が形成されている。またスプール5
1aの軸方向長さhによって後述するように開弁直後か
ら所定期間流路面積を所定値に保つことができる。
て先細りに形成されるテーパ状の当接部51cを有して
おり、この当接部51cと内ガイド51bとの間には円
柱形状のスプール51aを有している。このスプール5
1aの外径は前述した弁本体52の内径よりわずかに小
径に形成されおり、図5に示すように弁本体52の内壁
である外ガイド52aとスプール51aとの間には流路
としての環状溝50が形成されている。またスプール5
1aの軸方向長さhによって後述するように開弁直後か
ら所定期間流路面積を所定値に保つことができる。
【0025】図4に示すように、内ガイド51bは、十
字状の径方向断面形状を有しており、スプール51aと
の接続部付近においては切欠部51dが形成されてい
る。この切欠部51dによって開弁直後からスプール5
1aの軸方向長さh分の所定距離を移動すると流路面積
を急激に増加させることができる。図3に示すように、
弁部材51の上端部に当接するバルブ押さえ58の中央
分には、弁部材51方向に突出する凸状球面を有する凸
状球面部としての球面部58aが形成されている。この
球面部58aが形成されていることにより、例えばダイ
アフラム60の傾きによりバルブ押さえ58が斜めに弁
部材51に当接しても弁部材51の上端面のほぼ中央に
球面部58aが当接することから、弁部材51の軸に対
して斜めに加圧することを防止することができる。これ
により、弁本体52の軸に対して弁部材51が傾いて摺
動するのを防止できるため、弁本体52の内壁と弁部材
51側壁との摩耗を防止する効果がある。
字状の径方向断面形状を有しており、スプール51aと
の接続部付近においては切欠部51dが形成されてい
る。この切欠部51dによって開弁直後からスプール5
1aの軸方向長さh分の所定距離を移動すると流路面積
を急激に増加させることができる。図3に示すように、
弁部材51の上端部に当接するバルブ押さえ58の中央
分には、弁部材51方向に突出する凸状球面を有する凸
状球面部としての球面部58aが形成されている。この
球面部58aが形成されていることにより、例えばダイ
アフラム60の傾きによりバルブ押さえ58が斜めに弁
部材51に当接しても弁部材51の上端面のほぼ中央に
球面部58aが当接することから、弁部材51の軸に対
して斜めに加圧することを防止することができる。これ
により、弁本体52の軸に対して弁部材51が傾いて摺
動するのを防止できるため、弁本体52の内壁と弁部材
51側壁との摩耗を防止する効果がある。
【0026】次に、内燃機関用燃料供給装置の作動を図
1および図2に基づいて説明し、さらに圧力制御弁5の
作動を図2、図5および図6に基づいて詳述する。図1
および図2に示すように、燃料タンク内の燃料は、燃料
ポンプ2によって汲上げられ加圧された後、低圧燃料フ
ィルタ21、燃料配管31、高圧燃料フィルタ4および
燃料配管32を介して圧力制御弁5のパイプ55に流入
する。そして、パイプ55を介してコネクタ56内に流
入した燃料は、図2に示すように弁部材51の当接部5
1cが弁本体52の弁座52bより離座していると、当
接部51cと弁座52bとの間に形成される流路を通っ
て弁部材51の切欠部51dに流入する。この切欠部5
1dに流入した燃料は、弁部材51の内ガイド51bを
通抜けダイアフラム下部室68内に流入し、コネクタ6
6を介して燃料レール6に供給され燃料噴射弁7から図
示しない内燃機関の吸気ポートに向けて噴射される。こ
のようにして、燃料タンクから汲上げられた燃料が燃料
噴射弁7から噴射される。なお、圧力制御弁5は、次に
詳述するように、ダイアフラム上部室69とダイアフラ
ム下部室68との差圧が所定値より大きくなると、弁部
材51の当接部51cが弁本体52の弁座52bに着座
して閉弁し、目標燃料圧力値まで圧力が低下すると、弁
部材51の当接部51cが弁本体52の弁座52bから
離座して開弁する。これにより、圧力制御弁5の下流側
に位置する燃料レール6内の燃料圧を一定値となるよう
に制御している。
1および図2に基づいて説明し、さらに圧力制御弁5の
作動を図2、図5および図6に基づいて詳述する。図1
および図2に示すように、燃料タンク内の燃料は、燃料
ポンプ2によって汲上げられ加圧された後、低圧燃料フ
ィルタ21、燃料配管31、高圧燃料フィルタ4および
燃料配管32を介して圧力制御弁5のパイプ55に流入
する。そして、パイプ55を介してコネクタ56内に流
入した燃料は、図2に示すように弁部材51の当接部5
1cが弁本体52の弁座52bより離座していると、当
接部51cと弁座52bとの間に形成される流路を通っ
て弁部材51の切欠部51dに流入する。この切欠部5
1dに流入した燃料は、弁部材51の内ガイド51bを
通抜けダイアフラム下部室68内に流入し、コネクタ6
6を介して燃料レール6に供給され燃料噴射弁7から図
示しない内燃機関の吸気ポートに向けて噴射される。こ
のようにして、燃料タンクから汲上げられた燃料が燃料
噴射弁7から噴射される。なお、圧力制御弁5は、次に
詳述するように、ダイアフラム上部室69とダイアフラ
ム下部室68との差圧が所定値より大きくなると、弁部
材51の当接部51cが弁本体52の弁座52bに着座
して閉弁し、目標燃料圧力値まで圧力が低下すると、弁
部材51の当接部51cが弁本体52の弁座52bから
離座して開弁する。これにより、圧力制御弁5の下流側
に位置する燃料レール6内の燃料圧を一定値となるよう
に制御している。
【0027】図2に示すように、ダイアフラム上部室6
9内の圧力すなわちインテークマニホールド圧と、ダイ
アフラム下部室68内に導入される燃料圧力すなわち燃
料レール6内の燃料圧力と、ダイアフラム69内に収容
される圧縮コイルスプリング54の開弁方向の付勢力
と、圧縮コイルスプリング53の閉弁方向の付勢力との
均衡によりバルブ押さえ58の位置が変位する。そし
て、圧縮コイルスプリング53の付勢力によりバルブ押
さえ58に当接する弁部材51は、バルブ押さえ58の
変位によって閉弁方向または開弁方向に移動する。
9内の圧力すなわちインテークマニホールド圧と、ダイ
アフラム下部室68内に導入される燃料圧力すなわち燃
料レール6内の燃料圧力と、ダイアフラム69内に収容
される圧縮コイルスプリング54の開弁方向の付勢力
と、圧縮コイルスプリング53の閉弁方向の付勢力との
均衡によりバルブ押さえ58の位置が変位する。そし
て、圧縮コイルスプリング53の付勢力によりバルブ押
さえ58に当接する弁部材51は、バルブ押さえ58の
変位によって閉弁方向または開弁方向に移動する。
【0028】コネクタ66に接続される燃料レール6に
ダイアフラム下部室68内の高圧燃料が排出されると、
ダイアフラム下部室68内の燃料圧が低下する。この燃
料圧の低下によりダイアフラム上部室69の内圧と圧縮
コイルスプリング54の付勢力との和が、ダイアフラム
下部室58内の燃料圧と圧縮コイルスプリング53の付
勢力との和より大きくなると、バルブ押さえ58が開弁
方向に変位し、バルブ押さえ58に押されて弁部材51
が開弁する。
ダイアフラム下部室68内の高圧燃料が排出されると、
ダイアフラム下部室68内の燃料圧が低下する。この燃
料圧の低下によりダイアフラム上部室69の内圧と圧縮
コイルスプリング54の付勢力との和が、ダイアフラム
下部室58内の燃料圧と圧縮コイルスプリング53の付
勢力との和より大きくなると、バルブ押さえ58が開弁
方向に変位し、バルブ押さえ58に押されて弁部材51
が開弁する。
【0029】このとき、図5(a) に示すように、弁部材
51の閉弁時、弁部材51の当接部51cは弁本体52
の弁座52bに当接つまり着座している。したがって、
この状態では、図6のに示すように、リフト量がゼロ
になる。そして、バルブ押さえ58の開弁方向の変位に
伴い弁部材51が開弁方向に移動すると、図5(b) に示
すように、当接部51cが弁座52bより離座する。こ
のときの流路面積は前述したように弁部材51のスプー
ル51aの周囲に形成される環状溝50の径方向断面積
に相当し、図6で区間により表されている。つまり、
弁部材51が閉弁状態から開弁状態に移行した直後から
スプール51aの軸方向長さh分の所定距離だけ移動す
る間は、流路面積が所定の微小値を保ちながら一定に保
持されることから、図6で区間においては流路面積が
所定微小値のまま変動しない。
51の閉弁時、弁部材51の当接部51cは弁本体52
の弁座52bに当接つまり着座している。したがって、
この状態では、図6のに示すように、リフト量がゼロ
になる。そして、バルブ押さえ58の開弁方向の変位に
伴い弁部材51が開弁方向に移動すると、図5(b) に示
すように、当接部51cが弁座52bより離座する。こ
のときの流路面積は前述したように弁部材51のスプー
ル51aの周囲に形成される環状溝50の径方向断面積
に相当し、図6で区間により表されている。つまり、
弁部材51が閉弁状態から開弁状態に移行した直後から
スプール51aの軸方向長さh分の所定距離だけ移動す
る間は、流路面積が所定の微小値を保ちながら一定に保
持されることから、図6で区間においては流路面積が
所定微小値のまま変動しない。
【0030】さらに、弁部材51がスプール51aの軸
方向長さh分の所定距離より開弁方向に移動すると、図
5(c) に示すように、スプール51aの上方に形成され
る切欠部51dによって図6に示すのように流路面積
が次第に増加し始める。この流路面積の増加により、図
5(c) の矢印で示すように弁本体52内に燃料が流込
み、弁本体52とバルブ押さえ58との間を介してダイ
アフラム下部室68内に燃料が流込む。これにより、ダ
イアフラム下部室68内の燃料圧力は次第に増加するた
め、ダイアフラム上部室69の内圧と圧縮コイルスプリ
ング54の閉弁方向の付勢力との和より、ダイアフラム
下部室68内の燃料圧力と圧縮コイルスプリング53の
閉弁方向の付勢力との和の方が大きくなる。すると、バ
ルブ押さえ58が圧縮コイルスプリング54の付勢力に
抗して閉弁方向に変位する。このバルブ押さえ58の閉
弁方向の移動により圧縮コイルスプリング53によって
閉弁方向に付勢される弁部材が閉方向に移動できるた
め、図5(c) に示す全開弁状態から図5(b) に示す所定
面積状態を経由して、図5(a)に示す閉弁状態に移行す
る。
方向長さh分の所定距離より開弁方向に移動すると、図
5(c) に示すように、スプール51aの上方に形成され
る切欠部51dによって図6に示すのように流路面積
が次第に増加し始める。この流路面積の増加により、図
5(c) の矢印で示すように弁本体52内に燃料が流込
み、弁本体52とバルブ押さえ58との間を介してダイ
アフラム下部室68内に燃料が流込む。これにより、ダ
イアフラム下部室68内の燃料圧力は次第に増加するた
め、ダイアフラム上部室69の内圧と圧縮コイルスプリ
ング54の閉弁方向の付勢力との和より、ダイアフラム
下部室68内の燃料圧力と圧縮コイルスプリング53の
閉弁方向の付勢力との和の方が大きくなる。すると、バ
ルブ押さえ58が圧縮コイルスプリング54の付勢力に
抗して閉弁方向に変位する。このバルブ押さえ58の閉
弁方向の移動により圧縮コイルスプリング53によって
閉弁方向に付勢される弁部材が閉方向に移動できるた
め、図5(c) に示す全開弁状態から図5(b) に示す所定
面積状態を経由して、図5(a)に示す閉弁状態に移行す
る。
【0031】これにより、燃料ポンプ2からの燃料の導
入が遮断されるため、燃料レール6への燃料排出が行わ
れると再びダイアフラム下部室68内の燃料圧が低下す
る。すると、ダイアフラム上部室69の内圧と圧縮コイ
ルスプリング54との付勢力との和により、ダイアフラ
ム下部室68内の燃料圧と圧縮コイルスプリング53と
の付勢力との和が低下するため、前述したようにバルブ
押さえ58が開弁方向に移動する。このようにダイアフ
ラム下部室68内の燃料圧の増減を繰返すことで、バル
ブ押さえ58の変位に伴い弁部材51が閉弁方向または
開弁方向に移動するため、ダイアフラム上部室69との
内圧とダイアフラム下部室68の内圧とが所定の差圧を
保つことができる。したがって、ダイアフラム上部室6
9とダイアフラム下部室68との所定の差圧、例えば2
0kPa の圧力差を高精度に制御できる。
入が遮断されるため、燃料レール6への燃料排出が行わ
れると再びダイアフラム下部室68内の燃料圧が低下す
る。すると、ダイアフラム上部室69の内圧と圧縮コイ
ルスプリング54との付勢力との和により、ダイアフラ
ム下部室68内の燃料圧と圧縮コイルスプリング53と
の付勢力との和が低下するため、前述したようにバルブ
押さえ58が開弁方向に移動する。このようにダイアフ
ラム下部室68内の燃料圧の増減を繰返すことで、バル
ブ押さえ58の変位に伴い弁部材51が閉弁方向または
開弁方向に移動するため、ダイアフラム上部室69との
内圧とダイアフラム下部室68の内圧とが所定の差圧を
保つことができる。したがって、ダイアフラム上部室6
9とダイアフラム下部室68との所定の差圧、例えば2
0kPa の圧力差を高精度に制御できる。
【0032】次に、燃料ポンプ2の電動モータを制御す
る定電流型制御回路8を図7に基づいて説明する。図7
に示すように、定電流型制御回路8は、ポンプモータ駆
動回路71、電圧増幅回路72、出力制御回路73およ
び電流検出抵抗75から構成されている。ポンプモータ
駆動回路71は、図示しないバッテリから燃料ポンプ2
の電動モータとしてのポンプモータ2mに供給される電
圧をスイッチング素子74を介してオンオフ制御してい
る。そして、このポンプモータ駆動回路71のオンオフ
制御は、出力制御回路73によって制御されている。こ
の出力制御回路73は、ポンプモータ2mを流れる電流
を電流検出抵抗75により電圧に変換しその電圧を電圧
増幅回路72により増幅して得られた電圧が所定電圧よ
り高いか低いかをコンパレータで比較することにポンプ
モータ駆動回路71の制御を行っている。すなわち、ポ
ンプモータ2mを流れる電流が所定電流より大きいと
き、出力制御回路73のコンパレータで比較する電圧が
高くなることから、ポンプモータ駆動回路71がスイッ
チング素子74をオフ状態に設定するように出力制御回
路73がポンプモータ駆動回路71を制御する。この制
御により、ポンプモータ2mに供給される電圧を遮断す
る。
る定電流型制御回路8を図7に基づいて説明する。図7
に示すように、定電流型制御回路8は、ポンプモータ駆
動回路71、電圧増幅回路72、出力制御回路73およ
び電流検出抵抗75から構成されている。ポンプモータ
駆動回路71は、図示しないバッテリから燃料ポンプ2
の電動モータとしてのポンプモータ2mに供給される電
圧をスイッチング素子74を介してオンオフ制御してい
る。そして、このポンプモータ駆動回路71のオンオフ
制御は、出力制御回路73によって制御されている。こ
の出力制御回路73は、ポンプモータ2mを流れる電流
を電流検出抵抗75により電圧に変換しその電圧を電圧
増幅回路72により増幅して得られた電圧が所定電圧よ
り高いか低いかをコンパレータで比較することにポンプ
モータ駆動回路71の制御を行っている。すなわち、ポ
ンプモータ2mを流れる電流が所定電流より大きいと
き、出力制御回路73のコンパレータで比較する電圧が
高くなることから、ポンプモータ駆動回路71がスイッ
チング素子74をオフ状態に設定するように出力制御回
路73がポンプモータ駆動回路71を制御する。この制
御により、ポンプモータ2mに供給される電圧を遮断す
る。
【0033】また、ポンプモータ2mを流れる電流が所
定電流より少ないとき、出力制御回路73のコンパレー
タで比較する電圧が低くなることから、スイッチング素
子74をオフ状態に設定することでポンプモータ2mに
電圧を供給する。このように、ポンプモータ2mを流れ
る電流を電流検出抵抗75により検出することでポンプ
モータ2mを定電流制御している。
定電流より少ないとき、出力制御回路73のコンパレー
タで比較する電圧が低くなることから、スイッチング素
子74をオフ状態に設定することでポンプモータ2mに
電圧を供給する。このように、ポンプモータ2mを流れ
る電流を電流検出抵抗75により検出することでポンプ
モータ2mを定電流制御している。
【0034】なお、ポンプモータ2mをオンオフ制御す
るための所定電流値は、オン状態からオフ状態に移行す
る所定電流値よりオフ状態からオン状態に移行する所定
電流値を低く設定することで、いわゆるヒステリシス特
性をもたせている。これにより、オン状態からオフ状態
に移行する設定電流値とオフ状態からオン状態に移行す
る設定電流値とを同じ値に設定したときに生ずる不安定
な制御状態を回避することができる。
るための所定電流値は、オン状態からオフ状態に移行す
る所定電流値よりオフ状態からオン状態に移行する所定
電流値を低く設定することで、いわゆるヒステリシス特
性をもたせている。これにより、オン状態からオフ状態
に移行する設定電流値とオフ状態からオン状態に移行す
る設定電流値とを同じ値に設定したときに生ずる不安定
な制御状態を回避することができる。
【0035】また本実施例で示した定電流制御方式の他
に例えば電圧印可パルス幅を可変するいわゆるデューテ
ィ比制御により電流値を一定にする方式でも良い。この
ように、電動モータタイプの燃料ポンプ2のポンプモー
タ2mに供給される電力を定電流型制御回路8により電
流制御することで、図8に示す特性(ロ) を得ることがで
きる。ここで、図8に示す特性(イ) は、定電圧型制御回
路によりポンプモータを制御した場合の燃料吐出量に対
する燃料圧力の変動を示したものである。これら(イ) 、
(ロ) に示す特性によると、燃料レール6からの吐出量に
対する燃料レール内の燃料圧力は燃料吐出量が多いほど
低い傾向を示し、燃料吐出量が少ないほど燃料圧力が大
きくなる傾向を示している。ところが、特性(イ) と特性
(ロ) とを比較すると傾きが特性(ロ) の方が緩やかである
ため、吐出量の変動に伴う燃料圧力の変化が少ないこと
が判る。これは、電動モータタイプの燃料ポンプの場
合、一定電流で制御する特性(ロ) の方が一定電圧で制御
する特性(イ) より、吐出量の変化分ΔQに対する燃料圧
力の変化分ΔPの値が小さいためである。
に例えば電圧印可パルス幅を可変するいわゆるデューテ
ィ比制御により電流値を一定にする方式でも良い。この
ように、電動モータタイプの燃料ポンプ2のポンプモー
タ2mに供給される電力を定電流型制御回路8により電
流制御することで、図8に示す特性(ロ) を得ることがで
きる。ここで、図8に示す特性(イ) は、定電圧型制御回
路によりポンプモータを制御した場合の燃料吐出量に対
する燃料圧力の変動を示したものである。これら(イ) 、
(ロ) に示す特性によると、燃料レール6からの吐出量に
対する燃料レール内の燃料圧力は燃料吐出量が多いほど
低い傾向を示し、燃料吐出量が少ないほど燃料圧力が大
きくなる傾向を示している。ところが、特性(イ) と特性
(ロ) とを比較すると傾きが特性(ロ) の方が緩やかである
ため、吐出量の変動に伴う燃料圧力の変化が少ないこと
が判る。これは、電動モータタイプの燃料ポンプの場
合、一定電流で制御する特性(ロ) の方が一定電圧で制御
する特性(イ) より、吐出量の変化分ΔQに対する燃料圧
力の変化分ΔPの値が小さいためである。
【0036】このように、吐出量の変化に対する燃料圧
力の変動が少ないと、前述した圧力制御弁5による圧力
制御により得られる特性(ニ) に近づけ易くなるため、圧
力制御弁5の機械的制御を容易にする効果がある。ま
た、特性(イ) から特性(ニ) へ近づけた特性(ロ) を得るこ
とにより燃料ポンプ2の吐出圧力範囲を狭くすることが
できるため、燃料ポンプ2からの吐出量が少ないとき、
燃料圧力の増加値が減少するため燃料ポンプ2と燃料レ
ール6とを接続する燃料配管32の機械的強度を低減さ
せることができる。これにより、例えば燃料配管32の
組付けコストを低減する効果がある。
力の変動が少ないと、前述した圧力制御弁5による圧力
制御により得られる特性(ニ) に近づけ易くなるため、圧
力制御弁5の機械的制御を容易にする効果がある。ま
た、特性(イ) から特性(ニ) へ近づけた特性(ロ) を得るこ
とにより燃料ポンプ2の吐出圧力範囲を狭くすることが
できるため、燃料ポンプ2からの吐出量が少ないとき、
燃料圧力の増加値が減少するため燃料ポンプ2と燃料レ
ール6とを接続する燃料配管32の機械的強度を低減さ
せることができる。これにより、例えば燃料配管32の
組付けコストを低減する効果がある。
【0037】さらに、燃料を過剰に加圧する必要がない
ため、ポンプモータ2nの消費電流を軽減させることが
できる。これにより、燃料ポンプ2のポンプ効率を向上
させる効果がある。さらにまた、ポンプモータ2mの過
剰な回転が減るため、燃料ポンプ2の回転数を低減させ
ることができる。これにより、ポンプモータ2mの回転
による騒音を減少させる効果がある。
ため、ポンプモータ2nの消費電流を軽減させることが
できる。これにより、燃料ポンプ2のポンプ効率を向上
させる効果がある。さらにまた、ポンプモータ2mの過
剰な回転が減るため、燃料ポンプ2の回転数を低減させ
ることができる。これにより、ポンプモータ2mの回転
による騒音を減少させる効果がある。
【0038】図8に示す特性(ハ) および(ホ) が前述した
バルブ押さえ58を開弁方向に変位させる圧縮コイルス
プリング54を形状記憶合金から構成した場合の特性を
示したものである。ダイヤフラム下部室68内に流入す
る燃料温度によって、形状記憶合金からなる圧縮コイル
スプリング54の付勢力が変動する。すると、バルブ押
さえ58の変位条件が変動するため、図8に示す(ハ) お
よび(ホ) の特性が得られるのである。例えば特性(ハ) は
燃料温度が高いときに得られ、特性(ホ) は燃料温度が低
いときに得られる。このように圧縮コイルスプリング5
4を形状記憶合金から構成すると、燃料温度に応じて圧
力制御弁の制御圧を可変することができる。
バルブ押さえ58を開弁方向に変位させる圧縮コイルス
プリング54を形状記憶合金から構成した場合の特性を
示したものである。ダイヤフラム下部室68内に流入す
る燃料温度によって、形状記憶合金からなる圧縮コイル
スプリング54の付勢力が変動する。すると、バルブ押
さえ58の変位条件が変動するため、図8に示す(ハ) お
よび(ホ) の特性が得られるのである。例えば特性(ハ) は
燃料温度が高いときに得られ、特性(ホ) は燃料温度が低
いときに得られる。このように圧縮コイルスプリング5
4を形状記憶合金から構成すると、燃料温度に応じて圧
力制御弁の制御圧を可変することができる。
【0039】以上説明したように、本実施例によると、
定電流型制御回路8により燃料ポンプ2のポンプモータ
を定電流制御することにより燃料レール6の吐出圧力範
囲を狭くすることができ、さらに圧力制御弁5による燃
料レール6の圧力制御を組合わせることによって燃料レ
ール6の燃料吐出量にかかわらず燃料圧力を一定の所定
圧に保持することできる。これにより、簡素な構成で燃
料ポンプの回転数制御ができる。したがって、リターン
レス燃料供給システムに用いられる燃料ポンプの回転数
制御を簡素な構成で可能にし、従来の複数のI/O出力
の情報により制御していた制御回路等を用いることなく
してリターンレス燃料供給システムを実現する効果があ
る。
定電流型制御回路8により燃料ポンプ2のポンプモータ
を定電流制御することにより燃料レール6の吐出圧力範
囲を狭くすることができ、さらに圧力制御弁5による燃
料レール6の圧力制御を組合わせることによって燃料レ
ール6の燃料吐出量にかかわらず燃料圧力を一定の所定
圧に保持することできる。これにより、簡素な構成で燃
料ポンプの回転数制御ができる。したがって、リターン
レス燃料供給システムに用いられる燃料ポンプの回転数
制御を簡素な構成で可能にし、従来の複数のI/O出力
の情報により制御していた制御回路等を用いることなく
してリターンレス燃料供給システムを実現する効果があ
る。
【0040】また、本実施例によると、弁部材51に軸
方向長さhのスプール51aを設けることで弁部材51
が開弁直後から所定距離hの範囲において流路面積を一
定に保つことができる。これにより、内燃機関の低負荷
領域における少流量のときにおいても弁部材51のリフ
ト量を大きくすることができるため、圧力脈動、内燃機
関の振動等で弁部材51と弁本体52とが衝突するのを
防止できる。したがって、弁部材51により弁本体52
の摩耗を防止するため弁作動を安定にする効果がある。
方向長さhのスプール51aを設けることで弁部材51
が開弁直後から所定距離hの範囲において流路面積を一
定に保つことができる。これにより、内燃機関の低負荷
領域における少流量のときにおいても弁部材51のリフ
ト量を大きくすることができるため、圧力脈動、内燃機
関の振動等で弁部材51と弁本体52とが衝突するのを
防止できる。したがって、弁部材51により弁本体52
の摩耗を防止するため弁作動を安定にする効果がある。
【0041】さらに、本実施例によると、弁部材51を
開弁方向に移動させるバルブ押さえ58のほぼ中央部に
球面部58aを形成することから、例えばダイアフラム
60が傾いた状態でバルブ押さえ58を変位させたとし
ても、弁部材51の上端面にはバルブ押さえ58の球面
部58aの球面の一部が当接することになる。これによ
り、弁部材51の軸に対して傾いた方向からバルブ押さ
え58が当接するのを防ぐため、弁部材51の側壁と弁
本体52の内壁である外ガイド52aとの摩耗を防止す
ることができる。したがって、弁部材51または弁本体
52の摩耗による弁部材51のがたつきを防止する効果
がある。
開弁方向に移動させるバルブ押さえ58のほぼ中央部に
球面部58aを形成することから、例えばダイアフラム
60が傾いた状態でバルブ押さえ58を変位させたとし
ても、弁部材51の上端面にはバルブ押さえ58の球面
部58aの球面の一部が当接することになる。これによ
り、弁部材51の軸に対して傾いた方向からバルブ押さ
え58が当接するのを防ぐため、弁部材51の側壁と弁
本体52の内壁である外ガイド52aとの摩耗を防止す
ることができる。したがって、弁部材51または弁本体
52の摩耗による弁部材51のがたつきを防止する効果
がある。
【0042】さらにまた、本実施例によると、バルブ押
さえ58を閉弁方向に変位させる圧縮コイルスプリング
54を形状記憶合金で構成することにより、燃料温度に
応じて圧縮コイルスプリング54の付勢力を可変させる
ことができる。これにより、ダイアフラム下部室68内
に導入させる燃料の温度によってバルブ押さえ58の変
位条件が変動するため、燃料温度に応じた圧力制御を可
能にした圧力制御弁5を実現する効果がある。
さえ58を閉弁方向に変位させる圧縮コイルスプリング
54を形状記憶合金で構成することにより、燃料温度に
応じて圧縮コイルスプリング54の付勢力を可変させる
ことができる。これにより、ダイアフラム下部室68内
に導入させる燃料の温度によってバルブ押さえ58の変
位条件が変動するため、燃料温度に応じた圧力制御を可
能にした圧力制御弁5を実現する効果がある。
【図1】本発明の一実施例の内燃機関用燃料供給装置の
構成図である。
構成図である。
【図2】本実施例による内燃機関用燃料供給装置の圧力
制御弁の縦断面図である。
制御弁の縦断面図である。
【図3】本実施例による圧力制御弁の弁部材とバルブ押
さえとの当接状態を示す模式的断面図である。
さえとの当接状態を示す模式的断面図である。
【図4】図2に示す弁部材51および弁本体52のIV−
IV線断面図である。
IV線断面図である。
【図5】本実施例による圧力制御弁の閉弁から開弁に至
るまでの各状態を示す説明図である。
るまでの各状態を示す説明図である。
【図6】圧力制御弁の弁部材のリフト量に対する流路面
積を示す特性図である。
積を示す特性図である。
【図7】本実施例による内燃機関用燃料供給装置の定電
流型制御回路のブロック図である。
流型制御回路のブロック図である。
【図8】本実施例による内燃機関用燃料供給装置の燃料
レールからの吐出量に対する燃料レール内の燃料圧力を
示す特性図である。
レールからの吐出量に対する燃料レール内の燃料圧力を
示す特性図である。
1 燃料タンク 2 燃料ポンプ 2m ポンプモータ (電動モータ) 4 高圧燃料フィルタ 5 圧力制御弁 6 燃料レール 7 燃料噴射弁 8 定電流型制御回路 21 低圧燃料フィルタ 31、32 燃料配管 50 環状溝 (流路) 51 弁部材 (弁手段) 52 弁本体 (弁手段) 53 圧縮コイルスプリング(弁手段) 54 圧縮コイルスプリング 58 バルブ押さえ (弁押さえ部) 58a 球面部 (凸状球面部) 60 ダイアフラム 68 ダイアフラム下部室 (第2圧力室) 69 ダイアフラム上部室 (第1圧力室)
Claims (4)
- 【請求項1】 電動モータにより汲上げた燃料を吐出す
る燃料ポンプと、 前記燃料ポンプの吐出燃料を内燃機関の燃料噴射弁に供
給する燃料レールと、 前記燃料ポンプと前記燃料レールとの間に設けられ、前
記燃料噴射弁への燃料供給圧を制御可能な圧力制御弁
と、 前記電動モータへの供給電流を制御する定電流制御回路
とを備えたことを特徴とする内燃機関用燃料供給装置。 - 【請求項2】 前記圧力制御弁は、所定圧に設定される
第1圧力室と、 前記燃料レール内の燃料圧が導入される第2圧力室と、 前記第1圧力室と前記第2圧力室とを液密に仕切り前記
第1圧力室または前記第2圧力室の圧力変動により変位
するダイアフラムと、 前記ダイアフラムの前記第2圧力室側に位置し付勢手段
により前記第2圧力室側に付勢される弁押さえ部と、 前記弁押さえ部が当接し前記弁押さえ部の変位により前
記第2圧力室と前記燃料ポンプの吐出側との連通を遮断
または導通させる弁手段とを備え、 前記弁手段が閉状態から開状態に移行した後から所定距
離の間、前記第2圧力室と前記燃料ポンプの吐出側とを
所定微少流路面積の流路で導通させることを特徴とする
請求項1記載の内燃機関用燃料供給装置。 - 【請求項3】 前記圧力制御弁は、所定圧に設定される
第1圧力室と、 前記燃料レール内の燃料圧が導入される第2圧力室と、 前記第1圧力室と前記第2圧力室とを液密に仕切り前記
第1圧力室または前記第2圧力室の圧力変動により変位
するダイアフラムと、 前記ダイアフラムの前記第2圧力室側に位置し前記第2
圧力室方向に吐出する凸状球面部を有し付勢手段により
前記第2圧力室側に付勢される弁押さえ部と、 前記凸状球面部が当接し前記弁押さえ部の変位により前
記第2圧力室と前記燃料ポンプの吐出側との連通を遮断
または導通させる弁手段とを備えたことを特徴とする請
求項1記載の内燃機関用燃料供給装置。 - 【請求項4】 前記圧力制御弁は、所定圧に設定される
第1圧力室と、 前記燃料レール内の燃料圧が導入される第2圧力室と、 前記第1圧力室と前記第2圧力室とを液密に仕切り前記
第1圧力室または前記第2圧力室の圧力変動により変位
するダイアフラムと、 前記ダイアフラムの前記第2圧力室側に位置する弁押さ
え部と、 形状記憶合金からなり前記第2圧力室に導入される燃料
温度に応じた付勢力で前記第2圧力室方向に前記弁押さ
え部を付勢する付勢手段と、 前記弁押さえ部が当接し前記弁押さえ部の変位により前
記第2圧力室と前記燃料ポンプの吐出側との連通を遮断
または導通させる弁手段とを備えたことを特徴とする請
求項1記載の内燃機関用燃料供給装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16169095A JPH0914073A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 内燃機関用燃料供給装置 |
| US08/668,382 US5715797A (en) | 1995-06-28 | 1996-06-21 | Fuel supply system for internal combustion engine and method of adjusting it |
| DE19625902A DE19625902B4 (de) | 1995-06-28 | 1996-06-27 | Kraftstoffversorgungssystem für einen Verbrennungsmotor und Verfahren zu dessen Einstellung |
| CN96106915A CN1054905C (zh) | 1995-06-28 | 1996-06-28 | 内燃机燃油供给系统及其调整方法 |
| KR1019960025056A KR100299265B1 (ko) | 1995-06-28 | 1996-06-28 | 내연기관용연료공급장치및이를조절하는방법 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16169095A JPH0914073A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 内燃機関用燃料供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914073A true JPH0914073A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15740015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16169095A Pending JPH0914073A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 内燃機関用燃料供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0914073A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002520537A (ja) * | 1998-07-13 | 2002-07-09 | マニェティ・マレリ・フランス | 内燃エンジンのための電気燃料ポンプ |
| WO2005040600A1 (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-06 | Mikuni Corporation | 燃料供給システム |
| JP2006166502A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Honda Motor Co Ltd | 電動機の制御装置 |
| JP2010024853A (ja) * | 2008-07-15 | 2010-02-04 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP16169095A patent/JPH0914073A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002520537A (ja) * | 1998-07-13 | 2002-07-09 | マニェティ・マレリ・フランス | 内燃エンジンのための電気燃料ポンプ |
| WO2005040600A1 (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-06 | Mikuni Corporation | 燃料供給システム |
| JP2006166502A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Honda Motor Co Ltd | 電動機の制御装置 |
| JP2010024853A (ja) * | 2008-07-15 | 2010-02-04 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040217 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040219 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040416 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040623 |