JPH09140906A5 - - Google Patents
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- JPH09140906A5 JPH09140906A5 JP1995325022A JP32502295A JPH09140906A5 JP H09140906 A5 JPH09140906 A5 JP H09140906A5 JP 1995325022 A JP1995325022 A JP 1995325022A JP 32502295 A JP32502295 A JP 32502295A JP H09140906 A5 JPH09140906 A5 JP H09140906A5
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【書類名】明細書
【発明の名称】弾球遊技機設置島の玉補給システム
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の弾球遊技機を設置した弾球遊技機設置島であって、
前記弾球遊技機に供給する玉を貯蔵するための複数のタンクと、
前記タンク内の前記玉を上方に揚送し、かつ研磨するための揚送研磨装置と、
前記揚送研磨装置により揚送された前記玉を前記弾球遊技機に景品玉として供給する補給経路と、
前記弾球遊技機設置島間で前記玉を移送するための島間補給手段とからなる弾球遊技機設置島の玉補給システムにおいて、
前記複数のタンクの各々には、該タンク内の玉の貯蔵量が満杯か否かを検知する検知部が設けられ、
前記島間補給手段は、
隣接する弾球遊技機設置島間で双方向に前記玉を移送するためのコンベアを含み、
各検知部の検知状態をセンシングして弾球遊技機設置島内の玉の貯蔵量を検出するとともに、前記隣接する弾球遊技機設置島間にて玉の貯蔵量を比較し、
該隣接する弾球遊技機設置島間で玉の貯蔵量に所定レベル以上の差が発生したとき、前記コンベアを玉の貯蔵量の多い弾球遊技機設置島から玉の貯蔵量の少ない弾球遊技機設置島に向けて起動させ、玉の貯蔵量のレベルが同一であればコンベアを停止させる制御を行うと共に、一の弾球遊技機設置島内の玉の貯蔵量が最低レベルのときには、隣接する弾球遊技機設置島間で玉の貯蔵量に前記所定レベル以上の差が発生していなくても、前記コンベアを隣接する弾球遊技機設置島から該一の弾球遊技機設置島に向けて起動させることを特徴とする弾球遊技機設置島の玉補給システム。
【請求項2】
請求項1記載の弾球遊技機設置島の玉補給システムにおいて、
前記弾球遊技機設置島の少なくとも一つに、景品玉を計数したのち前記タンクに貯蔵するための景品玉計数器が設置されていることを特徴とする弾球遊技機設置島の玉補給システム。
【請求項3】
請求項1又は2記載の弾球遊技機設置島の玉補給システムにおいて、
前記コンベアは無端状のベルトを備えた水平コンベアであることを特徴とする弾球遊技機設置島の玉補給システム。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、弾球遊技機設置島の玉補給システムに関する。更に詳しくは、島間に玉を双方向に移送可能なコンベアを配置した弾球遊技機設置島の玉補給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコホールでは複数台の弾球遊技機を並べて互いに裏面を向き合わせて2列に配置されている弾球遊技機群を島と呼んでいる。この島を1単位として複数単位設置してパチンコホールが構成されている。弾球遊技機に使用される玉(弾球、パチンコ玉ともいう。)は、通常客は弾球遊技機の間等に設置された玉貸機で硬貨又は紙幣と交換して貸玉を手にいれる。
【0003】
この玉を使用して弾球遊技機でプレイし、客は玉を得ることができるがこの玉は通常景品玉と呼ばれている。景品玉は弾球遊技機から放出され、それが必ずしもその弾球遊技機が設置されている設置島に戻される事が無いことから結局島により玉のストック数、循環数が異なり偏在する。この偏在を放置していると、島により景品玉が放出されない事態になることがある。
【0004】
このため各島の玉の数を平均化する必要があり、この玉数を平均化するものは数多く提案されている。例えば、特公昭62−24110号で提案されたパチンコ島のパチンコ玉保有量平均化装置は、景品玉計数器を各島に設置して、客が景品玉計数器に景品玉を投入したものを計数しこの計数後の景品玉を島に還元させ、パチンコ玉の保有量が所定以上に達すると景品玉計数器の使用を停止させて平均化させるものである。
【0005】
同様のもので、特開平6−32687号公報には、交換球プールタンク内の球量の増減によって交換球計数器(景品玉計数器)の使用を可能にしたり停止させたりするゲート部材を設け、アウト球タンク内の球量が減少すると補給球プールタンク内の補給球を研磨リフトに導き、補給球プールタンク内の球量が減少すると交換球プールタンク内の交換球を補給プールタンクに導き、さらに交換球プールタンク内の球量が減少するとゲート部材を作動させて交換球計数器を使用可能にしたものである。
【0006】
前記した玉補給システムは、過剰な玉が島内に還流することは防ぐことができる、又、島間の玉のアンバランスを防ぐために玉を移送する地下又は天井等に樋を配置する必要がないので、美観上は好ましい等の優れた特徴がある。しかしながら、実際のパチンコホールでは客の人気度による弾球遊技機の使用頻度の違い、景品玉の放出量の違い等により、玉の絶対量が不足することが頻繁に生じている。
【0007】
このため人手により過剰な島から玉を抜取り少ない島へ追加補充する必要がある。追加補充した玉は営業終了時に過剰球となることもあり、この過剰球は再度人手で移動し、島間を平均化しなければならない。このため島内に玉を貯蔵するためのタンクを配置する方法があるが、単純に配置しただけでは玉切れ等に対応できない。島タンクの位置、玉を揚送するためのリフトの配置、能力等最適な設計を必要とする。
【0008】
本出願人は、これらの問題を解決するために島内に各種タンク、リフトを配置して玉の流れを円滑にした弾球遊技機の設置島を提案した(特願平6−235968号)。しかしながら、前記システムで提案したものは、島と島の間を重力で玉を移動させる樋で構成されているので、玉の流れが一方的に決まり補給方法が制約される。
【0009】
また、島間をコンベアを用いた循環搬送手段を使用したものも提案されている(特開平5−23432号公報)。このコンベアは循環式のために往路と復路の両方の回路が必要となるので装置が大きくなる。また、コンベアが故障すると全体のシステムに障害が生じ、全島が使用不能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような技術背景で発明されたものであり、次の目的を達成する。
【0011】
本発明の目的は、島間の玉の循環を円滑にできる構造の弾球遊技機設置島の玉補給システムを提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、島間の玉を平均化できる弾球遊技機設置島の玉補給システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を達成するために、次のような手段を採る。
【0014】
複数の弾球遊技機を設置した弾球遊技機設置島であって、前記弾球遊技機に供給する玉を貯蔵するための複数のタンクと、前記タンク内の前記玉を上方に揚送し、かつ研磨するための揚送研磨装置と、前記揚送研磨装置により揚送された前記玉を前記弾球遊技機に景品玉として供給する補給経路と、前記弾球遊技機設置島間で前記玉を移送するための島間補給手段とからなる弾球遊技機設置島の玉補給システムにおいて、前記複数のタンクの各々には、該タンク内の玉の貯蔵量が満杯か否かを検知する検知部が設けられ、前記島間補給手段は、隣接する弾球遊技機設置島間で双方向に前記玉を移送するためのコンベアを含み、各検知部の検知状態をセンシングして弾球遊技機設置島内の玉の貯蔵量を検出するとともに、前記隣接する弾球遊技機設置島間にて玉の貯蔵量を比較し、該隣接する弾球遊技機設置島間で玉の貯蔵量に所定レベル以上の差が発生したとき、前記コンベアを玉の貯蔵量の多い弾球遊技機設置島から玉の貯蔵量の少ない弾球遊技機設置島に向けて起動させ、玉の貯蔵量のレベルが同一であればコンベアを停止させる制御を行うと共に、一の弾球遊技機設置島内の玉の貯蔵量が最低レベルのときには、隣接する弾球遊技機設置島間で玉の貯蔵量に前記所定レベル以上の差が発生していなくても、前記コンベアを隣接する弾球遊技機設置島から該一の弾球遊技機設置島に向けて起動させることを特徴とする弾球遊技機設置島の玉補給システムである。
【0015】
前記弾球遊技機設置島の少なくとも一つに、景品玉を計数したのち前記タンクに貯蔵するための景品玉計数器が設置されていると良い。前記コンベアは、無端状のベルトを備えた水平コンベアであると良い。
【0016】
【本発明の実施の形態】
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、パチンコホールに本発明の弾球遊技機設置島の玉補給システムを配置した斜軸投影図である。本実施の形態は、1島ブロックが3つの島から成り、この島ブロックが複数配置されてパチンコホールに設置される。島ブロック1は、島1、島2及び島3から構成されている。
【0017】
各島1、2、3の端の位置には景品玉計数器4がそれぞれ配置されている。景品玉計数器4は、遊技者が獲得した景品玉を投入してカウントするための計数器である。また、各島1、2、3の中央部には揚送研磨装置8が配置されている。揚送研磨装置8は遊技者が打ち込んだ玉を上部に研磨剤とともに混合してリフトすると共に、研磨するためのものである。
【0018】
島1の揚送研磨装置8の上部には上部タンク5が配置されている。上部タンク5の側部から、島2の上部タンク5の側部には、玉を移動させるための移送コンベア6が橋渡して配置されている。移送コンベア6は玉を島1から島2へ、又は島2から島1へ双方向に供給できるものである。移送方向の切り替えは、移送コンベア6を駆動するモータの回転方向を変えて行う。
【0019】
同様に、島2の上部タンク5の側部から、島3の上部タンク5の側部には、玉を移動させるための移送コンベア7が橋渡して配置されている。移送コンベア7は玉を島2から島3へ、又は島3から島2へ双方向に供給できるものである。したがって、各島の状況に応じて玉を何れの方向にも分配できるものである。結局、玉は島1、島2及び島3の間で玉の保有量を均一化することにもなる。
【0020】
図2は島2を長手方向に切断したときの断面図である。揚送研磨装置8は、玉を床上に配置された貯留タンクから上部に揚送するのと、揚送中に油、埃等の汚れを除去するための装置である。揚送研磨装置8のメインパンプ10は断面が円筒であり、下部は水平部分を有しこれと連続して垂直に配置されている。メインパイプ10の下部はペレットを貯蔵するペレット貯留タンク11に連通されている。
【0021】
ペレット貯留タンク11はペレットを貯蔵するためのタンクである。メインパイプ10の下部の水平部分には螺旋状にサブスプリング(図示せず)が配置され、このサブスプリングの一端にはサブモータ12の出力軸に連結されている。メインパイプ10の水平部分の上部は開放されているので、この開放部分から玉がサブスプリング部分に入る。メインパイプ10の垂直部分にはスパイラルスプリング14(図4参照)が挿入配置されている。
【0022】
スパイラルスプリング14の上端は歯車を介してメインモータ13に連結されている。結局、サブモータ12及びメインモータ13が回転駆動されると、ペレット貯留タンク11内の合成樹脂製の汚れ吸着用のペレットと玉は上部に揚送される。揚送研磨装置8の上部にはスノコ状の分離装置が配置されており、玉とペレットを分離するための一種のフルイであり、鋼線を平行に配置した分離機構である。これらのものは、公知であり本発明の要旨でもないので詳細な説明は省略する。
【0023】
図4は上部タンク5及び他のタンクの接続を示す概略図である。上部タンク5は揚送研磨装置8の上部全体をカバーするように板金材で作られている。揚送研磨装置8によりリフトされた玉は、上部タンク5に落下し貯められる。上部タンク5の底部は左右の本流樋15a,15bに連結されている。
【0024】
本流樋15a,15bは、2列に背面を向かい合わせて設置された弾球遊技機へ玉を供給し、景品玉となるものである。本流樋15a,15bには、各弾球遊技機へ景品玉を供給するためにその各位置に対応して配置されたミニ貯留タンク(図示せず)を介してジャバラパイプ等が接続され、各弾球遊技機へ夫々景品玉を供給するためのものである。
【0025】
本流樋15a,15bから景品玉が流れる玉数より、揚送研磨装置8により揚送される玉が多いと本流樋15a,15bは満杯になる。本流樋15a,15bが満杯になると、玉は上部タンク底部16を満杯にして図4の2点鎖線17の位置まで上昇する。この位置まで玉が上昇すると、上部タンク5の中央位置に角筒状で板金材で作られた玉通路20が配置されている。
【0026】
玉通路20は予備タンク誘導樋21に連通されている。予備タンク誘導樋21は予備タンク22に通じており、上部タンク5でオーバーフローした玉は予備タンク誘導樋21を介して予備タンク22に流れてこれを満たす。この玉の流れは玉停止装置ST3で停止することが出来る。玉停止装置ST3は、モータで玉停止板が上下動されるものであり、玉停止板が作動して玉の流れを止めると玉は予備タンク22内に流入されるのを停止される。
【0027】
一方、玉通路20の途中から景品玉計数タンク誘導樋25が分岐されている。景品玉計数タンク誘導樋25は、縦誘導樋25a及び横誘導樋25bを介して景品玉計数タンク26に連通されている(図2参照)。上部タンク5からの玉は玉通路20の上部から入り、予備タンク22を満たし、又は玉停止装置ST3により堰き止められると景品玉計数タンク誘導樋25に流れ、最終的には景品玉計数タンク22に流入する(図2、4参照)。
【0028】
結局、上部タンク5でオーバーフローした玉は、最初に玉通路20へ最優先して流れることになり、この玉は予備タンク22を満杯にするまで続くことになる。予備タンク22が満杯になると、景品玉計数タンク誘導樋25に流れ、更にその先の景品玉計数タンク26に流れ込む。
【0029】
予備タンク22の底板27は傾斜しているので玉はこの上を転動する。玉の転動方向の前方の予備タンク22には玉停止装置ST2が配置されている。玉停止装置ST2は、モータで玉停止板が上下動されるものである。玉停止板の下端にはラックの上端が連結固定されている。ラックは可逆回転可能なモータで回転駆動されるピニオン(図示せず)に噛み合っており、モータの回転により上下に駆動される構造である。
【0030】
玉停止装置ST2は、玉停止板が上がると玉は予備タンク22内に止められる。上部タンク5の側面には他の島と継手30により移送コンベア6,7と連結されている。継手30から玉供給パイプ31に落下して二股誘導樋32に連通されている。継手30は、移送コンベア6,7の連結と玉を島内に誘導するための漏斗である。二股誘導樋32の下端は吐出口33、34を有している(図2参照)。吐出口33は予備タンク22に連結されており、玉は予備タンク22に流入される。吐出口34は、島タンク50に接続されているので、玉は島タンク50に流入する。
【0031】
結局、他の島からの玉は、揚送研磨装置8で上部タンク5に揚送される。予備タンク22の前面に配置されている玉停止装置ST2は予備タンク22の玉の流れをオンオフし、揚送研磨装置8の玉取入口35への玉の流れ込みを制御するためのものである。予備タンク22にその位置での玉の有、無を検知するための近接スイッチSW1が配置されている(図2参照)。
【0032】
近接スイッチSW1が玉を検知すると玉停止装置ST3を閉鎖し、玉の流入を停止する。近接スイッチSW1が玉を検知できないときは、予備タンク22に玉が不足していることを意味するので、玉停止装置ST3を開放し玉を流入させる。すなわち、可能な限り予備タンク22に玉を貯留させることを優先する。玉停止装置ST2は原則として上部タンク5に玉が不足しない限り開くことはない。
【0033】
各島1,2,3の一端には景品玉計数器4が配置されているが、この景品玉計数器4は景品玉の数量をカウントするものであり、その構造、機能は周知であり説明を省略する。客は景品玉を景品玉計数器4の投入口39に投入する。景品玉計数器4はこの数量をカウントしてその裏面の排出口41から玉を景品玉計数器タンク26に排出する。
【0034】
景品玉計数器タンク26は主に景品玉計数器4からの玉を貯蔵するためのタンクである。景品玉計数器タンク26の底面27は傾斜しているので、この底面27に設けられた玉取込口28に流れ込む。景品玉計数器タンク4と縦に並んで島タンク50が配置され、この間は島タンク壁51が配置されているので、景品玉計数器タンク26と島タンク50とは連通されてはいない。
【0035】
このため景品玉計数器タンク26と島タンク50との間には、低い位置にある景品玉計数タンク26から高い位置にある島タンク50に、玉を揚送するスモールリフト52が配置されている。スモールリフト52は低揚程で大容量のリフトである。景品玉計数器タンク26の玉取入口28の下部には、スモールリフト52に連結され、この玉取込口28から玉を取り込む(図2)。
【0036】
玉取込口28は円筒状の搬送筒53の一端の上面に開口して形成されている。搬送筒53は島タンク50の上部位置まで伸びている。搬送筒53の先端の玉出口54は島タンク50の上面で開口されている。搬送筒53内には螺旋体(図示せず)が挿入配置されている。螺旋体の一端は搬送モータ55の出力軸に連結されている。結局、景品玉計数器タンク26の玉は、玉取込口28から搬送筒53に取り込まれ螺旋体により揚送され玉出口54から排出される。
【0037】
島タンク50の深さ方向の中間位置には近接スイッチSW2が配置されている。近接スイッチSW2が玉を検出できなくなると、島タンク50に玉が不足している状態であり、搬送モータ55を起動し景品玉計数器タンク26から玉を揚送し島タンク50に移送する。島タンク50の上部位置には近接スイッチLSが配置されている。近接スイッチLSが玉を検知したら満杯であるので搬送モータ55を止める。したがって、景品玉計数器タンク26に玉がある限り、島タンク50が満杯になるまで搬送モータ55は駆動される。
【0038】
打込玉誘導樋45は、島の両サイドに配置された各弾球遊技機から打ち込まれた玉をその裏面に取り付けられた打込玉排出用の蛇腹管から排出するための樋である(図2参照)。各弾球遊技機から打込まれた玉は直接に予備タンク22及び島タンク50に流入する。玉停止装置ST1及び玉停止装置ST2が開くと揚送研磨装置8に流入されて玉が循環される。
【0039】
[島間補給システム60]
上部タンク5内は上下に上下仕切板61により分割されている。仕切板61は水平から傾斜しているので、この仕切板61上に玉が載せられると玉は前方方向に転動する。従って、仕切板61上は玉通路63を形成する。上部タンク5の下部と上下仕切板61との間には搬送リフト62が配置されている。搬送リフト62は、上部タンク5の下部に貯留された玉を上部位置にある上下仕切板61に移送するものである。
【0040】
上下仕切板61には玉の移動を止める堰である玉停止装置ST4が配置されている。玉停止装置ST4は仕切板61上で玉が移動するのを防ぐためのものである。玉通路63の出口には分岐シャッター64が軸65を中心に揺動自在に設けられている。分岐シャッター64の軸65を中心とする揺動はソレノイドにより駆動される。ソレノイドは3位置を取れるタイプであり、分岐シャッター64を中立位置、左右位置と選択的に位置決めする。
【0041】
玉通路63から出た玉は分岐シャッター64に流入し、分岐シャッター64から移送コンベア6又は移送コンベア7の何れかに振り分けされる。移送コンベア6は玉を島1に移送し、移送コンベア7は玉を島3に移送する。島1又は島3の何れにも玉を移送する必要がないときは、分岐シャッター64を中立位置にしておき玉停止装置ST4を停止位置に作動させて玉が分岐シャッター64に転動するのを防ぐ。
【0042】
島1又は島2の何れにも玉を送る必要があるときは、分岐シャッター64を中立位置にしておき玉停止装置ST4をオープン位置に作動させる。このため玉が分岐シャッター64に転動し、移送コンベア7及び移送コンベア6の両方に供給され島1及び島3の両方に供給される。
【0043】
[搬送リフト62]
図5(a),(b)は、搬送リフトの詳細を示す図である。コンベアベルト70の上下は軸で回転自在に機枠に支持されたプーリ71で支持されている。プーリ71はモータ(図示せず)で回転駆動され、コンベアベルト70を回転駆動する。コンベアベルト70の表面には複数の玉保持爪72が形成されている。玉保持爪72の間で玉Pを保持し、上部タンク5の下部の玉Pを上部にリフトする。搬送リフト62の構造及び機能は公知(実開昭53−78183号公報等)であるので詳細な構造の説明は省略する。
【0044】
[各島の玉量レベルの検出方法]
前記した構造の説明から理解されるように、各島1、2、3には、予備タンク22、景品玉計数器タンク26、島タンク50及び上部タンク5が配置されている。各タンクは一定の玉を貯蔵及び供給する機能がある。前記玉の流れる構造の説明から理解されるように、玉は予備タンク22が第1番目に優先して満杯にされる。この予備タンク22が満杯であるか、満杯から減少しているかは予備タンク22に設けた近接スイッチSW1で検知される。
【0045】
予備タンク22が満杯になると、島タンク50が第2番目に優先して満杯にされる。島タンク50が満杯であるか、満杯から減少しているか否かは島タンク50に設けた近接スイッチSW2で検知される。島タンク50が満杯になると、景品玉計数器タンク26が第3番目に優先して満杯にされる。景品玉計数器タンク26が満杯であるか、満杯から減少しているか否かは近接スイッチSW3で検知される。
【0046】
上部タンク5の玉レベルは上部タンク5内に配置された近接スイッチSW4により検知される。前記のような各センサー、すなわち各近接スイッチSW1、SW2、SW3、SW4の状態で各島1、2、3の玉量のレベルを判定する。図3(a)は、各近接スイッチの状態で各島の玉量を判定するときの判定方法を示す表である。予備タンク22の近接スイッチSW1がOFF状態、すなわち玉を検知できない状態を最も玉量が少ない状態と判断し、これをレベルLLとする。
【0047】
近接スイッチSW1がONであるとき、すなわち予備タンク22が満杯であっても島タンク50の近接スイッチSW2及び景品玉計数器タンク26の近接スイッチSW3がOFFのときをレベルLとする。この状態は、予備タンク22のみが満杯であることを意味する。
【0048】
次に、島タンク50の近接スイッチSW2がONで、かつ予備タンク22の近接スイッチSW1がONで更に景品玉計数器タンク26の近接スイッチSW3がOFFのときをレベルMとする。次に、景品玉計数器タンク26の近接スイッチSW3がONで、かつ他の予備タンク22の近接スイッチSW1がONで更に島タンク50の近接スイッチSW2がONのときをレベルHとする。
【0049】
次に、予備タンク22の近接スイッチSW1がON、島タンク50の近接スイッチSW2がON、景品玉計数器タンク26の近接スイッチSW3がON、上部タンク5の近接スイッチSW4がON、すなわち全ての近接スイッチがONのときをレベルHHとする。
【0050】
図6は玉管理制御装置の機能ブロック図である。玉管理制御装置80は、プログラマブル・コントローラと呼ばれているシーケンサである。各玉停止装置ST1、ST2、ST3及び各近接スイッチSW1、SW2、SW3、SW4は、インターフェイス82を介してMPU(中央演算処理装置)81に接続されている。
【0051】
各玉停止装置ST1、ST2、ST3は、アンプ85を介してモータ86を正転、逆転して遮蔽板を上下される。
【0052】
移送コンベア6及び移送コンベア7は、アンプ87を介してモータ88の正転、逆転、停止が選択されて制御される。玉管理制御装置80の後記する動作のシステムプログラムは、RAM84又はROM83等の記憶手段に記憶されている。図7は、島1の玉管理制御装置80の動作概要を示すフロー図である。最初に各島1、島2の近接スイッチSW1〜SW4の状態をセンシングして両島のレベル(HH〜LL)を検出する(S1)。次に、島1と島2の玉量レベルを比較し、同一であれば移送コンベア6を停止させる(S3)。
【0053】
図8はこのときの島1の分岐シャッター64の状態を示す。なお、前記説明では島1の構造、機能を説明したが島1及び島3は基本的に同じ機能、構造なので島1と島3とは島2と同一符号を使用する。島1の分岐シャッター64は中立状態でかつ移送コンベア6は停止している。玉停止装置ST4も玉が流出しないように玉を堰き止めている。
【0054】
次に島1と島2の玉量レベルを比較し、島1の玉量が大きければ移送コンベア6を起動し、島1から島2に玉を移動させる。図9は、島1から島2に玉を移送するときの島1の状態を示す。分岐シャッター64を傾けて玉を誘導して移送コンベア6に載せて島1から島2側に移送する。
【0055】
図10は、島2の玉管理制御装置80の動作概要を示すフロー図である。最初に各島1、島2及び島3の各近接スイッチSW1〜SW4の状態をセンシングして島1、島2及び島3の玉量レベル(HH〜LL)を検出し、各玉量レベルを比較する(S1〜S2)。図3(b)は島間で玉を移動させるときの玉の移動方向を示すものである。本実施の形態では島間でレベル1以上の玉量レベルに差が発生したとき隣の島間で玉を移動させ、同じ玉量レベルのとき玉の移動を停止して玉量レベルを平均化させる。
【0056】
次に、島1、島2及び島3の中で、島2の玉量レベルが最小か否かを判断する(S3)。島2の玉量レベルが最も最小であれば、ステップS1に戻る。島2の玉量レベルが最小でなければ、島1が最小の玉量レベルであり、かつ島1と島3とが同一レベルでないか否かを判断する(S4)。島1の玉量レベルが最小であれば、島2から島1への玉を移動するために、その方向に移動コンベア6を起動させる(S6)。図11は島1が最小の玉量レベルのときの状態の玉の移送例を示す図である。移送コンベア6は玉を島2から島1に移送する。なお、島2の玉量レベルより島3の玉量レベルが高いとき、玉は島3から島2に移送される。この島3から島2への移送制御は島3の制御機能により制御される。
【0057】
島3の制御動作は、前記した島1と同様に、島2と島3との玉量レベルを比較して島1及び島2の制御とは独立して行われる。次に、島3が最小の玉量レベルであり、かつ島1と島3とが同一レベルでないか否かを判断する(S6)。島3が最小の玉量レベルであれば、島2から島3へ玉を移動させる(S7)。更に、前記した何れでもないときは、島2の玉量が最も高いものであり、かつ島1と島2とが同一玉量のレベルであるから、島2から島1へ、島2から島3へ同時に移送する。図12は、島2から島1へ、島2から島3へ同時に玉を移送するときの状況を示す図である。
【0058】
[第2実施の形態]
前記した第1実施の形態では玉の移動を玉量レベル1以上のとき島間で玉を移動させて平均化させるものであった。玉量レベル1以上で玉を移動させると頻繁に玉が島間を移動することになる。パチンコホールによっては必ずしも頻繁に玉を移動させなくても玉切れを生じない。玉量レベルが2以上のときに玉を隣の島に移動させるものであっても良い。
【0059】
図13に示す第2実施の形態では玉量レベル2以上のとき島間で玉が移動する。ただし、島1、島2、又は島3の何れかが玉量レベルLLのとき、絶対的な玉量が少ないので玉量レベル2以下であっても隣の島から玉の移動を行い補給を行う。また、島1、島2、又は島3の何れかが玉量レベルHHのとき、玉量レベル2以下であっても玉量が多いので隣の島へ玉の移動を行い搬出する。
【0060】
[その他の実施の形態]
前記実施の形態では玉量レベルを5段階で検知するものであったが、5以下、又は5以上の段階で検知しても良い。また、玉量の検知のためのセンサーは前記した近接スイッチではなく他の原理によるものでも良い。また、センサーでの玉量の検知に代えて出玉、入玉を数えて演算で現在の玉量を演算しても良い。
【0061】
更に、前記したように島又は他の場所に配置した各タンクに優先順位を付して玉を貯蔵するものであれば、他の構造、配置の島でも本発明の思想は適用できる。なお、図1に示した島1、島2及び島3により弾球遊技機設置島を構成している。図4に示した上部タンク5、予備タンク22、景品玉計数器タンク26、島タンク50によりタンクを構成している。
【0062】
図2に示した本流樋15a、15bにより補給経路を構成している。図2に示した打込玉誘導樋45により回収経路を構成している。図2、4に示した移送コンベア6,7により島間補給手段を構成している。
【0063】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明の弾球遊技機設置島の補給システムは、隣接する島間の玉を平均化できると共に、一の島の玉量レベルが最低レベルのときには、隣接する島間で所定レベル以上の差が発生しなくても、コンベアを隣接する島から該一の島に向けて起動させるので、該一の島において絶対的な玉量が少ないのを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、パチンコホールに設置した弾球遊技機設置島の玉補給システムを示す鳥瞰図である。
【図2】図2は、島の断面図である。
【図3】図3(a)は、玉量のレベルを判定するときの近接スイッチの状態を示す図である。図3(b)は、レベル1以上のときの玉の流れ方向を示す概念図である。
【図4】図4は、島2の玉の流れを示す概念図である。
【図5】図5(a)、(b)は、搬送リフトを示し、図5R>5(a)は側面図であり、図5(b)はベルトの詳細を示す斜軸投影図である。
【図6】図6は、玉管理制御装置80の機能ブロック図である。
【図7】図7は、玉管理制御装置80の島1の制御動作を示すフロー図である。
【図8】図8は、島1から玉を搬出しない状態を示す概念図である。
【図9】図9は、島1から玉を島2に移送するときの島1の状態を示す概念図である。
【図10】図10は、玉管理制御装置80の島2の制御動作の概要を示すフロー図である。
【図11】図11は、島2から島1へ、島3から島1へ玉を移送するときの島2の動作を示す概念図である。
【図12】図12は、島2から島1へ、島2から島3へ玉を同時に移送するときの島2の動作を示す概念図である。
【図13】図13は、レベル2以上のときの玉の流れ方向を示す概念図である。
【符号の説明】
1,2,3…島
4…景品玉計数器
5…上部タンク
6…移送コンベア
7…移送コンベア
8…揚送研磨装置
22…予備タンク
26…景品玉計数器タンク
50…島タンク
【発明の名称】弾球遊技機設置島の玉補給システム
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の弾球遊技機を設置した弾球遊技機設置島であって、
前記弾球遊技機に供給する玉を貯蔵するための複数のタンクと、
前記タンク内の前記玉を上方に揚送し、かつ研磨するための揚送研磨装置と、
前記揚送研磨装置により揚送された前記玉を前記弾球遊技機に景品玉として供給する補給経路と、
前記弾球遊技機設置島間で前記玉を移送するための島間補給手段とからなる弾球遊技機設置島の玉補給システムにおいて、
前記複数のタンクの各々には、該タンク内の玉の貯蔵量が満杯か否かを検知する検知部が設けられ、
前記島間補給手段は、
隣接する弾球遊技機設置島間で双方向に前記玉を移送するためのコンベアを含み、
各検知部の検知状態をセンシングして弾球遊技機設置島内の玉の貯蔵量を検出するとともに、前記隣接する弾球遊技機設置島間にて玉の貯蔵量を比較し、
該隣接する弾球遊技機設置島間で玉の貯蔵量に所定レベル以上の差が発生したとき、前記コンベアを玉の貯蔵量の多い弾球遊技機設置島から玉の貯蔵量の少ない弾球遊技機設置島に向けて起動させ、玉の貯蔵量のレベルが同一であればコンベアを停止させる制御を行うと共に、一の弾球遊技機設置島内の玉の貯蔵量が最低レベルのときには、隣接する弾球遊技機設置島間で玉の貯蔵量に前記所定レベル以上の差が発生していなくても、前記コンベアを隣接する弾球遊技機設置島から該一の弾球遊技機設置島に向けて起動させることを特徴とする弾球遊技機設置島の玉補給システム。
【請求項2】
請求項1記載の弾球遊技機設置島の玉補給システムにおいて、
前記弾球遊技機設置島の少なくとも一つに、景品玉を計数したのち前記タンクに貯蔵するための景品玉計数器が設置されていることを特徴とする弾球遊技機設置島の玉補給システム。
【請求項3】
請求項1又は2記載の弾球遊技機設置島の玉補給システムにおいて、
前記コンベアは無端状のベルトを備えた水平コンベアであることを特徴とする弾球遊技機設置島の玉補給システム。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、弾球遊技機設置島の玉補給システムに関する。更に詳しくは、島間に玉を双方向に移送可能なコンベアを配置した弾球遊技機設置島の玉補給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコホールでは複数台の弾球遊技機を並べて互いに裏面を向き合わせて2列に配置されている弾球遊技機群を島と呼んでいる。この島を1単位として複数単位設置してパチンコホールが構成されている。弾球遊技機に使用される玉(弾球、パチンコ玉ともいう。)は、通常客は弾球遊技機の間等に設置された玉貸機で硬貨又は紙幣と交換して貸玉を手にいれる。
【0003】
この玉を使用して弾球遊技機でプレイし、客は玉を得ることができるがこの玉は通常景品玉と呼ばれている。景品玉は弾球遊技機から放出され、それが必ずしもその弾球遊技機が設置されている設置島に戻される事が無いことから結局島により玉のストック数、循環数が異なり偏在する。この偏在を放置していると、島により景品玉が放出されない事態になることがある。
【0004】
このため各島の玉の数を平均化する必要があり、この玉数を平均化するものは数多く提案されている。例えば、特公昭62−24110号で提案されたパチンコ島のパチンコ玉保有量平均化装置は、景品玉計数器を各島に設置して、客が景品玉計数器に景品玉を投入したものを計数しこの計数後の景品玉を島に還元させ、パチンコ玉の保有量が所定以上に達すると景品玉計数器の使用を停止させて平均化させるものである。
【0005】
同様のもので、特開平6−32687号公報には、交換球プールタンク内の球量の増減によって交換球計数器(景品玉計数器)の使用を可能にしたり停止させたりするゲート部材を設け、アウト球タンク内の球量が減少すると補給球プールタンク内の補給球を研磨リフトに導き、補給球プールタンク内の球量が減少すると交換球プールタンク内の交換球を補給プールタンクに導き、さらに交換球プールタンク内の球量が減少するとゲート部材を作動させて交換球計数器を使用可能にしたものである。
【0006】
前記した玉補給システムは、過剰な玉が島内に還流することは防ぐことができる、又、島間の玉のアンバランスを防ぐために玉を移送する地下又は天井等に樋を配置する必要がないので、美観上は好ましい等の優れた特徴がある。しかしながら、実際のパチンコホールでは客の人気度による弾球遊技機の使用頻度の違い、景品玉の放出量の違い等により、玉の絶対量が不足することが頻繁に生じている。
【0007】
このため人手により過剰な島から玉を抜取り少ない島へ追加補充する必要がある。追加補充した玉は営業終了時に過剰球となることもあり、この過剰球は再度人手で移動し、島間を平均化しなければならない。このため島内に玉を貯蔵するためのタンクを配置する方法があるが、単純に配置しただけでは玉切れ等に対応できない。島タンクの位置、玉を揚送するためのリフトの配置、能力等最適な設計を必要とする。
【0008】
本出願人は、これらの問題を解決するために島内に各種タンク、リフトを配置して玉の流れを円滑にした弾球遊技機の設置島を提案した(特願平6−235968号)。しかしながら、前記システムで提案したものは、島と島の間を重力で玉を移動させる樋で構成されているので、玉の流れが一方的に決まり補給方法が制約される。
【0009】
また、島間をコンベアを用いた循環搬送手段を使用したものも提案されている(特開平5−23432号公報)。このコンベアは循環式のために往路と復路の両方の回路が必要となるので装置が大きくなる。また、コンベアが故障すると全体のシステムに障害が生じ、全島が使用不能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような技術背景で発明されたものであり、次の目的を達成する。
【0011】
本発明の目的は、島間の玉の循環を円滑にできる構造の弾球遊技機設置島の玉補給システムを提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、島間の玉を平均化できる弾球遊技機設置島の玉補給システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を達成するために、次のような手段を採る。
【0014】
複数の弾球遊技機を設置した弾球遊技機設置島であって、前記弾球遊技機に供給する玉を貯蔵するための複数のタンクと、前記タンク内の前記玉を上方に揚送し、かつ研磨するための揚送研磨装置と、前記揚送研磨装置により揚送された前記玉を前記弾球遊技機に景品玉として供給する補給経路と、前記弾球遊技機設置島間で前記玉を移送するための島間補給手段とからなる弾球遊技機設置島の玉補給システムにおいて、前記複数のタンクの各々には、該タンク内の玉の貯蔵量が満杯か否かを検知する検知部が設けられ、前記島間補給手段は、隣接する弾球遊技機設置島間で双方向に前記玉を移送するためのコンベアを含み、各検知部の検知状態をセンシングして弾球遊技機設置島内の玉の貯蔵量を検出するとともに、前記隣接する弾球遊技機設置島間にて玉の貯蔵量を比較し、該隣接する弾球遊技機設置島間で玉の貯蔵量に所定レベル以上の差が発生したとき、前記コンベアを玉の貯蔵量の多い弾球遊技機設置島から玉の貯蔵量の少ない弾球遊技機設置島に向けて起動させ、玉の貯蔵量のレベルが同一であればコンベアを停止させる制御を行うと共に、一の弾球遊技機設置島内の玉の貯蔵量が最低レベルのときには、隣接する弾球遊技機設置島間で玉の貯蔵量に前記所定レベル以上の差が発生していなくても、前記コンベアを隣接する弾球遊技機設置島から該一の弾球遊技機設置島に向けて起動させることを特徴とする弾球遊技機設置島の玉補給システムである。
【0015】
前記弾球遊技機設置島の少なくとも一つに、景品玉を計数したのち前記タンクに貯蔵するための景品玉計数器が設置されていると良い。前記コンベアは、無端状のベルトを備えた水平コンベアであると良い。
【0016】
【本発明の実施の形態】
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、パチンコホールに本発明の弾球遊技機設置島の玉補給システムを配置した斜軸投影図である。本実施の形態は、1島ブロックが3つの島から成り、この島ブロックが複数配置されてパチンコホールに設置される。島ブロック1は、島1、島2及び島3から構成されている。
【0017】
各島1、2、3の端の位置には景品玉計数器4がそれぞれ配置されている。景品玉計数器4は、遊技者が獲得した景品玉を投入してカウントするための計数器である。また、各島1、2、3の中央部には揚送研磨装置8が配置されている。揚送研磨装置8は遊技者が打ち込んだ玉を上部に研磨剤とともに混合してリフトすると共に、研磨するためのものである。
【0018】
島1の揚送研磨装置8の上部には上部タンク5が配置されている。上部タンク5の側部から、島2の上部タンク5の側部には、玉を移動させるための移送コンベア6が橋渡して配置されている。移送コンベア6は玉を島1から島2へ、又は島2から島1へ双方向に供給できるものである。移送方向の切り替えは、移送コンベア6を駆動するモータの回転方向を変えて行う。
【0019】
同様に、島2の上部タンク5の側部から、島3の上部タンク5の側部には、玉を移動させるための移送コンベア7が橋渡して配置されている。移送コンベア7は玉を島2から島3へ、又は島3から島2へ双方向に供給できるものである。したがって、各島の状況に応じて玉を何れの方向にも分配できるものである。結局、玉は島1、島2及び島3の間で玉の保有量を均一化することにもなる。
【0020】
図2は島2を長手方向に切断したときの断面図である。揚送研磨装置8は、玉を床上に配置された貯留タンクから上部に揚送するのと、揚送中に油、埃等の汚れを除去するための装置である。揚送研磨装置8のメインパンプ10は断面が円筒であり、下部は水平部分を有しこれと連続して垂直に配置されている。メインパイプ10の下部はペレットを貯蔵するペレット貯留タンク11に連通されている。
【0021】
ペレット貯留タンク11はペレットを貯蔵するためのタンクである。メインパイプ10の下部の水平部分には螺旋状にサブスプリング(図示せず)が配置され、このサブスプリングの一端にはサブモータ12の出力軸に連結されている。メインパイプ10の水平部分の上部は開放されているので、この開放部分から玉がサブスプリング部分に入る。メインパイプ10の垂直部分にはスパイラルスプリング14(図4参照)が挿入配置されている。
【0022】
スパイラルスプリング14の上端は歯車を介してメインモータ13に連結されている。結局、サブモータ12及びメインモータ13が回転駆動されると、ペレット貯留タンク11内の合成樹脂製の汚れ吸着用のペレットと玉は上部に揚送される。揚送研磨装置8の上部にはスノコ状の分離装置が配置されており、玉とペレットを分離するための一種のフルイであり、鋼線を平行に配置した分離機構である。これらのものは、公知であり本発明の要旨でもないので詳細な説明は省略する。
【0023】
図4は上部タンク5及び他のタンクの接続を示す概略図である。上部タンク5は揚送研磨装置8の上部全体をカバーするように板金材で作られている。揚送研磨装置8によりリフトされた玉は、上部タンク5に落下し貯められる。上部タンク5の底部は左右の本流樋15a,15bに連結されている。
【0024】
本流樋15a,15bは、2列に背面を向かい合わせて設置された弾球遊技機へ玉を供給し、景品玉となるものである。本流樋15a,15bには、各弾球遊技機へ景品玉を供給するためにその各位置に対応して配置されたミニ貯留タンク(図示せず)を介してジャバラパイプ等が接続され、各弾球遊技機へ夫々景品玉を供給するためのものである。
【0025】
本流樋15a,15bから景品玉が流れる玉数より、揚送研磨装置8により揚送される玉が多いと本流樋15a,15bは満杯になる。本流樋15a,15bが満杯になると、玉は上部タンク底部16を満杯にして図4の2点鎖線17の位置まで上昇する。この位置まで玉が上昇すると、上部タンク5の中央位置に角筒状で板金材で作られた玉通路20が配置されている。
【0026】
玉通路20は予備タンク誘導樋21に連通されている。予備タンク誘導樋21は予備タンク22に通じており、上部タンク5でオーバーフローした玉は予備タンク誘導樋21を介して予備タンク22に流れてこれを満たす。この玉の流れは玉停止装置ST3で停止することが出来る。玉停止装置ST3は、モータで玉停止板が上下動されるものであり、玉停止板が作動して玉の流れを止めると玉は予備タンク22内に流入されるのを停止される。
【0027】
一方、玉通路20の途中から景品玉計数タンク誘導樋25が分岐されている。景品玉計数タンク誘導樋25は、縦誘導樋25a及び横誘導樋25bを介して景品玉計数タンク26に連通されている(図2参照)。上部タンク5からの玉は玉通路20の上部から入り、予備タンク22を満たし、又は玉停止装置ST3により堰き止められると景品玉計数タンク誘導樋25に流れ、最終的には景品玉計数タンク22に流入する(図2、4参照)。
【0028】
結局、上部タンク5でオーバーフローした玉は、最初に玉通路20へ最優先して流れることになり、この玉は予備タンク22を満杯にするまで続くことになる。予備タンク22が満杯になると、景品玉計数タンク誘導樋25に流れ、更にその先の景品玉計数タンク26に流れ込む。
【0029】
予備タンク22の底板27は傾斜しているので玉はこの上を転動する。玉の転動方向の前方の予備タンク22には玉停止装置ST2が配置されている。玉停止装置ST2は、モータで玉停止板が上下動されるものである。玉停止板の下端にはラックの上端が連結固定されている。ラックは可逆回転可能なモータで回転駆動されるピニオン(図示せず)に噛み合っており、モータの回転により上下に駆動される構造である。
【0030】
玉停止装置ST2は、玉停止板が上がると玉は予備タンク22内に止められる。上部タンク5の側面には他の島と継手30により移送コンベア6,7と連結されている。継手30から玉供給パイプ31に落下して二股誘導樋32に連通されている。継手30は、移送コンベア6,7の連結と玉を島内に誘導するための漏斗である。二股誘導樋32の下端は吐出口33、34を有している(図2参照)。吐出口33は予備タンク22に連結されており、玉は予備タンク22に流入される。吐出口34は、島タンク50に接続されているので、玉は島タンク50に流入する。
【0031】
結局、他の島からの玉は、揚送研磨装置8で上部タンク5に揚送される。予備タンク22の前面に配置されている玉停止装置ST2は予備タンク22の玉の流れをオンオフし、揚送研磨装置8の玉取入口35への玉の流れ込みを制御するためのものである。予備タンク22にその位置での玉の有、無を検知するための近接スイッチSW1が配置されている(図2参照)。
【0032】
近接スイッチSW1が玉を検知すると玉停止装置ST3を閉鎖し、玉の流入を停止する。近接スイッチSW1が玉を検知できないときは、予備タンク22に玉が不足していることを意味するので、玉停止装置ST3を開放し玉を流入させる。すなわち、可能な限り予備タンク22に玉を貯留させることを優先する。玉停止装置ST2は原則として上部タンク5に玉が不足しない限り開くことはない。
【0033】
各島1,2,3の一端には景品玉計数器4が配置されているが、この景品玉計数器4は景品玉の数量をカウントするものであり、その構造、機能は周知であり説明を省略する。客は景品玉を景品玉計数器4の投入口39に投入する。景品玉計数器4はこの数量をカウントしてその裏面の排出口41から玉を景品玉計数器タンク26に排出する。
【0034】
景品玉計数器タンク26は主に景品玉計数器4からの玉を貯蔵するためのタンクである。景品玉計数器タンク26の底面27は傾斜しているので、この底面27に設けられた玉取込口28に流れ込む。景品玉計数器タンク4と縦に並んで島タンク50が配置され、この間は島タンク壁51が配置されているので、景品玉計数器タンク26と島タンク50とは連通されてはいない。
【0035】
このため景品玉計数器タンク26と島タンク50との間には、低い位置にある景品玉計数タンク26から高い位置にある島タンク50に、玉を揚送するスモールリフト52が配置されている。スモールリフト52は低揚程で大容量のリフトである。景品玉計数器タンク26の玉取入口28の下部には、スモールリフト52に連結され、この玉取込口28から玉を取り込む(図2)。
【0036】
玉取込口28は円筒状の搬送筒53の一端の上面に開口して形成されている。搬送筒53は島タンク50の上部位置まで伸びている。搬送筒53の先端の玉出口54は島タンク50の上面で開口されている。搬送筒53内には螺旋体(図示せず)が挿入配置されている。螺旋体の一端は搬送モータ55の出力軸に連結されている。結局、景品玉計数器タンク26の玉は、玉取込口28から搬送筒53に取り込まれ螺旋体により揚送され玉出口54から排出される。
【0037】
島タンク50の深さ方向の中間位置には近接スイッチSW2が配置されている。近接スイッチSW2が玉を検出できなくなると、島タンク50に玉が不足している状態であり、搬送モータ55を起動し景品玉計数器タンク26から玉を揚送し島タンク50に移送する。島タンク50の上部位置には近接スイッチLSが配置されている。近接スイッチLSが玉を検知したら満杯であるので搬送モータ55を止める。したがって、景品玉計数器タンク26に玉がある限り、島タンク50が満杯になるまで搬送モータ55は駆動される。
【0038】
打込玉誘導樋45は、島の両サイドに配置された各弾球遊技機から打ち込まれた玉をその裏面に取り付けられた打込玉排出用の蛇腹管から排出するための樋である(図2参照)。各弾球遊技機から打込まれた玉は直接に予備タンク22及び島タンク50に流入する。玉停止装置ST1及び玉停止装置ST2が開くと揚送研磨装置8に流入されて玉が循環される。
【0039】
[島間補給システム60]
上部タンク5内は上下に上下仕切板61により分割されている。仕切板61は水平から傾斜しているので、この仕切板61上に玉が載せられると玉は前方方向に転動する。従って、仕切板61上は玉通路63を形成する。上部タンク5の下部と上下仕切板61との間には搬送リフト62が配置されている。搬送リフト62は、上部タンク5の下部に貯留された玉を上部位置にある上下仕切板61に移送するものである。
【0040】
上下仕切板61には玉の移動を止める堰である玉停止装置ST4が配置されている。玉停止装置ST4は仕切板61上で玉が移動するのを防ぐためのものである。玉通路63の出口には分岐シャッター64が軸65を中心に揺動自在に設けられている。分岐シャッター64の軸65を中心とする揺動はソレノイドにより駆動される。ソレノイドは3位置を取れるタイプであり、分岐シャッター64を中立位置、左右位置と選択的に位置決めする。
【0041】
玉通路63から出た玉は分岐シャッター64に流入し、分岐シャッター64から移送コンベア6又は移送コンベア7の何れかに振り分けされる。移送コンベア6は玉を島1に移送し、移送コンベア7は玉を島3に移送する。島1又は島3の何れにも玉を移送する必要がないときは、分岐シャッター64を中立位置にしておき玉停止装置ST4を停止位置に作動させて玉が分岐シャッター64に転動するのを防ぐ。
【0042】
島1又は島2の何れにも玉を送る必要があるときは、分岐シャッター64を中立位置にしておき玉停止装置ST4をオープン位置に作動させる。このため玉が分岐シャッター64に転動し、移送コンベア7及び移送コンベア6の両方に供給され島1及び島3の両方に供給される。
【0043】
[搬送リフト62]
図5(a),(b)は、搬送リフトの詳細を示す図である。コンベアベルト70の上下は軸で回転自在に機枠に支持されたプーリ71で支持されている。プーリ71はモータ(図示せず)で回転駆動され、コンベアベルト70を回転駆動する。コンベアベルト70の表面には複数の玉保持爪72が形成されている。玉保持爪72の間で玉Pを保持し、上部タンク5の下部の玉Pを上部にリフトする。搬送リフト62の構造及び機能は公知(実開昭53−78183号公報等)であるので詳細な構造の説明は省略する。
【0044】
[各島の玉量レベルの検出方法]
前記した構造の説明から理解されるように、各島1、2、3には、予備タンク22、景品玉計数器タンク26、島タンク50及び上部タンク5が配置されている。各タンクは一定の玉を貯蔵及び供給する機能がある。前記玉の流れる構造の説明から理解されるように、玉は予備タンク22が第1番目に優先して満杯にされる。この予備タンク22が満杯であるか、満杯から減少しているかは予備タンク22に設けた近接スイッチSW1で検知される。
【0045】
予備タンク22が満杯になると、島タンク50が第2番目に優先して満杯にされる。島タンク50が満杯であるか、満杯から減少しているか否かは島タンク50に設けた近接スイッチSW2で検知される。島タンク50が満杯になると、景品玉計数器タンク26が第3番目に優先して満杯にされる。景品玉計数器タンク26が満杯であるか、満杯から減少しているか否かは近接スイッチSW3で検知される。
【0046】
上部タンク5の玉レベルは上部タンク5内に配置された近接スイッチSW4により検知される。前記のような各センサー、すなわち各近接スイッチSW1、SW2、SW3、SW4の状態で各島1、2、3の玉量のレベルを判定する。図3(a)は、各近接スイッチの状態で各島の玉量を判定するときの判定方法を示す表である。予備タンク22の近接スイッチSW1がOFF状態、すなわち玉を検知できない状態を最も玉量が少ない状態と判断し、これをレベルLLとする。
【0047】
近接スイッチSW1がONであるとき、すなわち予備タンク22が満杯であっても島タンク50の近接スイッチSW2及び景品玉計数器タンク26の近接スイッチSW3がOFFのときをレベルLとする。この状態は、予備タンク22のみが満杯であることを意味する。
【0048】
次に、島タンク50の近接スイッチSW2がONで、かつ予備タンク22の近接スイッチSW1がONで更に景品玉計数器タンク26の近接スイッチSW3がOFFのときをレベルMとする。次に、景品玉計数器タンク26の近接スイッチSW3がONで、かつ他の予備タンク22の近接スイッチSW1がONで更に島タンク50の近接スイッチSW2がONのときをレベルHとする。
【0049】
次に、予備タンク22の近接スイッチSW1がON、島タンク50の近接スイッチSW2がON、景品玉計数器タンク26の近接スイッチSW3がON、上部タンク5の近接スイッチSW4がON、すなわち全ての近接スイッチがONのときをレベルHHとする。
【0050】
図6は玉管理制御装置の機能ブロック図である。玉管理制御装置80は、プログラマブル・コントローラと呼ばれているシーケンサである。各玉停止装置ST1、ST2、ST3及び各近接スイッチSW1、SW2、SW3、SW4は、インターフェイス82を介してMPU(中央演算処理装置)81に接続されている。
【0051】
各玉停止装置ST1、ST2、ST3は、アンプ85を介してモータ86を正転、逆転して遮蔽板を上下される。
【0052】
移送コンベア6及び移送コンベア7は、アンプ87を介してモータ88の正転、逆転、停止が選択されて制御される。玉管理制御装置80の後記する動作のシステムプログラムは、RAM84又はROM83等の記憶手段に記憶されている。図7は、島1の玉管理制御装置80の動作概要を示すフロー図である。最初に各島1、島2の近接スイッチSW1〜SW4の状態をセンシングして両島のレベル(HH〜LL)を検出する(S1)。次に、島1と島2の玉量レベルを比較し、同一であれば移送コンベア6を停止させる(S3)。
【0053】
図8はこのときの島1の分岐シャッター64の状態を示す。なお、前記説明では島1の構造、機能を説明したが島1及び島3は基本的に同じ機能、構造なので島1と島3とは島2と同一符号を使用する。島1の分岐シャッター64は中立状態でかつ移送コンベア6は停止している。玉停止装置ST4も玉が流出しないように玉を堰き止めている。
【0054】
次に島1と島2の玉量レベルを比較し、島1の玉量が大きければ移送コンベア6を起動し、島1から島2に玉を移動させる。図9は、島1から島2に玉を移送するときの島1の状態を示す。分岐シャッター64を傾けて玉を誘導して移送コンベア6に載せて島1から島2側に移送する。
【0055】
図10は、島2の玉管理制御装置80の動作概要を示すフロー図である。最初に各島1、島2及び島3の各近接スイッチSW1〜SW4の状態をセンシングして島1、島2及び島3の玉量レベル(HH〜LL)を検出し、各玉量レベルを比較する(S1〜S2)。図3(b)は島間で玉を移動させるときの玉の移動方向を示すものである。本実施の形態では島間でレベル1以上の玉量レベルに差が発生したとき隣の島間で玉を移動させ、同じ玉量レベルのとき玉の移動を停止して玉量レベルを平均化させる。
【0056】
次に、島1、島2及び島3の中で、島2の玉量レベルが最小か否かを判断する(S3)。島2の玉量レベルが最も最小であれば、ステップS1に戻る。島2の玉量レベルが最小でなければ、島1が最小の玉量レベルであり、かつ島1と島3とが同一レベルでないか否かを判断する(S4)。島1の玉量レベルが最小であれば、島2から島1への玉を移動するために、その方向に移動コンベア6を起動させる(S6)。図11は島1が最小の玉量レベルのときの状態の玉の移送例を示す図である。移送コンベア6は玉を島2から島1に移送する。なお、島2の玉量レベルより島3の玉量レベルが高いとき、玉は島3から島2に移送される。この島3から島2への移送制御は島3の制御機能により制御される。
【0057】
島3の制御動作は、前記した島1と同様に、島2と島3との玉量レベルを比較して島1及び島2の制御とは独立して行われる。次に、島3が最小の玉量レベルであり、かつ島1と島3とが同一レベルでないか否かを判断する(S6)。島3が最小の玉量レベルであれば、島2から島3へ玉を移動させる(S7)。更に、前記した何れでもないときは、島2の玉量が最も高いものであり、かつ島1と島2とが同一玉量のレベルであるから、島2から島1へ、島2から島3へ同時に移送する。図12は、島2から島1へ、島2から島3へ同時に玉を移送するときの状況を示す図である。
【0058】
[第2実施の形態]
前記した第1実施の形態では玉の移動を玉量レベル1以上のとき島間で玉を移動させて平均化させるものであった。玉量レベル1以上で玉を移動させると頻繁に玉が島間を移動することになる。パチンコホールによっては必ずしも頻繁に玉を移動させなくても玉切れを生じない。玉量レベルが2以上のときに玉を隣の島に移動させるものであっても良い。
【0059】
図13に示す第2実施の形態では玉量レベル2以上のとき島間で玉が移動する。ただし、島1、島2、又は島3の何れかが玉量レベルLLのとき、絶対的な玉量が少ないので玉量レベル2以下であっても隣の島から玉の移動を行い補給を行う。また、島1、島2、又は島3の何れかが玉量レベルHHのとき、玉量レベル2以下であっても玉量が多いので隣の島へ玉の移動を行い搬出する。
【0060】
[その他の実施の形態]
前記実施の形態では玉量レベルを5段階で検知するものであったが、5以下、又は5以上の段階で検知しても良い。また、玉量の検知のためのセンサーは前記した近接スイッチではなく他の原理によるものでも良い。また、センサーでの玉量の検知に代えて出玉、入玉を数えて演算で現在の玉量を演算しても良い。
【0061】
更に、前記したように島又は他の場所に配置した各タンクに優先順位を付して玉を貯蔵するものであれば、他の構造、配置の島でも本発明の思想は適用できる。なお、図1に示した島1、島2及び島3により弾球遊技機設置島を構成している。図4に示した上部タンク5、予備タンク22、景品玉計数器タンク26、島タンク50によりタンクを構成している。
【0062】
図2に示した本流樋15a、15bにより補給経路を構成している。図2に示した打込玉誘導樋45により回収経路を構成している。図2、4に示した移送コンベア6,7により島間補給手段を構成している。
【0063】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明の弾球遊技機設置島の補給システムは、隣接する島間の玉を平均化できると共に、一の島の玉量レベルが最低レベルのときには、隣接する島間で所定レベル以上の差が発生しなくても、コンベアを隣接する島から該一の島に向けて起動させるので、該一の島において絶対的な玉量が少ないのを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、パチンコホールに設置した弾球遊技機設置島の玉補給システムを示す鳥瞰図である。
【図2】図2は、島の断面図である。
【図3】図3(a)は、玉量のレベルを判定するときの近接スイッチの状態を示す図である。図3(b)は、レベル1以上のときの玉の流れ方向を示す概念図である。
【図4】図4は、島2の玉の流れを示す概念図である。
【図5】図5(a)、(b)は、搬送リフトを示し、図5R>5(a)は側面図であり、図5(b)はベルトの詳細を示す斜軸投影図である。
【図6】図6は、玉管理制御装置80の機能ブロック図である。
【図7】図7は、玉管理制御装置80の島1の制御動作を示すフロー図である。
【図8】図8は、島1から玉を搬出しない状態を示す概念図である。
【図9】図9は、島1から玉を島2に移送するときの島1の状態を示す概念図である。
【図10】図10は、玉管理制御装置80の島2の制御動作の概要を示すフロー図である。
【図11】図11は、島2から島1へ、島3から島1へ玉を移送するときの島2の動作を示す概念図である。
【図12】図12は、島2から島1へ、島2から島3へ玉を同時に移送するときの島2の動作を示す概念図である。
【図13】図13は、レベル2以上のときの玉の流れ方向を示す概念図である。
【符号の説明】
1,2,3…島
4…景品玉計数器
5…上部タンク
6…移送コンベア
7…移送コンベア
8…揚送研磨装置
22…予備タンク
26…景品玉計数器タンク
50…島タンク
【図9】
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