JPH09141085A - 円筒薄膜反応装置 - Google Patents

円筒薄膜反応装置

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JPH09141085A
JPH09141085A JP7302645A JP30264595A JPH09141085A JP H09141085 A JPH09141085 A JP H09141085A JP 7302645 A JP7302645 A JP 7302645A JP 30264595 A JP30264595 A JP 30264595A JP H09141085 A JPH09141085 A JP H09141085A
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JP
Japan
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thin film
film reactor
raw material
cylindrical thin
supply port
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Pending
Application number
JP7302645A
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English (en)
Inventor
Takashi Kawai
隆 川合
Kiyobumi Kida
清文 貴田
Keiji Shibata
啓二 柴田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2種以上の原料を安価でかつ速やかに効率良
く混合することができる円筒薄膜反応装置の提供を目的
とする。 【解決手段】 2種以上の原料を供給し得る原料供給口
3’、4’、及び内壁部に取り付けられた混合促進部材
5を有する円筒薄膜反応装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2種以上の原料を
混合する円筒薄膜反応装置に関する。
【0002】更に詳細には、静止型流体混合器(モーシ
ョンレスミキサー)であって2種以上の原料を薄膜状で
流動させつつ混合する円筒薄膜反応装置に関する。
【0003】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】2種以上
の原料の混合が関与する多くの化学反応に於いては、混
合工程が重要な要件となる場合が多い。例えば小スケー
ルでは良好に進行する反応が、スケールアップした場合
に、攪拌機あるいは混合機の混合効率が悪く副反応や着
色等を生じる場合がある。このために、工業化の場合、
種々の反応装置が使用される。
【0004】2種以上の原料の反応においては、従来
は、例えば図2に示すような薄膜式の単なる円筒状の薄
膜式円筒反応装置が使用されるが、この円筒(図2)を
用いて2種以上の原料を反応させる方法では、縦方向の
混合は良好であるが横方向の混合は十分ではなく問題が
あった。その上、2種以上の原料が徐々に混合されるた
め副反応や着色が進むという問題もあった。また、横方
向の混合をよくするためにワイパーを回転させる方法も
使用されるが(例:スミス式)、その為には動力を使用
したり構造が複雑になるという問題があった。
【0005】そこで2種以上の原料を安価でかつ速やか
に効率良く混合する反応装置の開発が強く望まれてい
た。
【0006】本発明は、2種以上の原料を安価でかつ効
率よく混合することができる円筒薄膜反応装置の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究した結果、特定構造の円筒薄膜反
応装置に着目し、本発明を完成するに至った。
【0008】即ち本発明は、2種以上の原料を供給し得
る原料供給口、及び内壁部に取り付けられた混合促進部
材を有する円筒薄膜反応装置を提供するものである。本
発明の装置は、更に気体を供給するための気体供給口を
有することもできる。原料供給口は、円筒端部に少なく
とも1つの原料供給口と、円筒の軸芯方向途中の側壁部
に少なくとも1つの原料供給口とを設けることが好まし
い。混合促進部材は、側壁部に設けられた原料供給口よ
り下方、即ち原料の流れる方向に、少なくとも1つ以上
設けることが好ましい。この混合促進部材はリング、羽
根体、突起物、又は溝であることが好ましい。2種以上
の原料としては、通常液体が使用される。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
は、薄膜を形成させるために気体を使用することが好ま
しいが、気体を使用せず重力で薄膜を形成させても良
い。本発明で使用される気体としては、薄膜が形成でき
れば特に制限されず、安価で取り扱い易いN2 あるいは
空気等のガス、フロン、水蒸気などが挙げられる。これ
ら気体は、後述する気体供給口より供給される。また本
発明で用いられる気体は、2種以上の原料を薄膜にする
と共に、2種以上の原料のうちの1種以上と反応するも
のであっても良い。
【0010】円筒薄膜反応装置の形式としては、流下式
(Falling Film Reactor=FFR)あるいは上昇式(Climbi
ng Film Reactor =CFR)の装置を使用することができ
る。また、これは単一管式(シングル)でも多管式(マ
ルチ)でも良い。
【0011】円筒薄膜反応装置にはジャケットが備えら
れていても良く、ジャケットを備えた円筒薄膜反応装置
の場合には、例えば混合熱が大きい場合ジャケット温度
をコントロールすることにより、混合熱を除去し、副反
応を抑え、品質の良い反応物が得られる。
【0012】円筒薄膜反応装置には、少なくとも2種以
上の原料を供給できるように原料供給口を設ける。更に
は円筒端部に少なくとも1つの原料供給口と、円筒の軸
芯方向途中の側壁部に少なくとも1つの原料供給口とを
設けるのが好ましい。側壁部の原料供給口の位置として
は、混合効率を良くするため、円筒端部からの軸芯方向
の距離が、円筒全長の3/5より少ないことが好まし
い。
【0013】本発明で使用される気体供給口の位置は、
気体を供給することにより原料が薄膜になれば特に制限
されない。
【0014】本発明で使用される原料としては、液体及
び粉体があげられる。液体としては、好ましくは常温、
常圧で液状のものが使用されるが、常温、常圧で固体で
あっても融点以上に加熱して液状としたものを使用して
も良い。粉体としては常温、常圧で粉末状のものが使用
されるが、常温、常圧で塊状のものを粉砕して粉体とし
たものを使用してもよい。
【0015】2種以上の原料の組み合わせとしては、液
体−液体、液体−粉体が好ましく、特に液体−液体が好
ましい。
【0016】2種以上の原料が液体である場合の原料の
供給方法としては、例えば円筒端部の原料供給口から液
体A、液体Bを供給しても良いし、円筒端部の原料供給
口から液体Aを、側壁部の原料供給口から液体Bを供給
しても良い。更には円筒端部の原料供給口から液体A、
液体Bを供給し、側壁部の原料供給口から液体Cを供給
しても良い。
【0017】同様に粉体を原料として使用する場合の原
料の供給方法としては、例えば円筒端部の原料供給口か
ら液体A、粉体Bを供給しても良いし、円筒端部の原料
供給口から液体Aを、側壁部の原料供給口から粉体Bを
供給してもよい。更には円筒端部の原料供給口から液体
A、粉体Bを供給し、側壁部の原料供給口から粉体Cを
供給してもよい。
【0018】また、円筒薄膜反応装置の出口にはサイク
ロンが備えられていることが好ましく、ここで気体と混
合物が分離される。円筒薄膜反応装置は、通常鉛直に配
置して2以上の原料の混合を行うが、必要に応じ傾斜し
て配置しても良い。
【0019】本発明で使用される円筒薄膜反応装置の直
径、長さとしては、例えば、円筒状の流下式薄膜反応装
置の場合、直径5〜150mm 、長さ 0.3〜15mが好まし
い。直径が150mm を越えると設備が大きくなりかつ除熱
が困難になるため好ましくない。直径5mm未満、長さ
0.3m未満だと生産効率の点で好ましくない。また、長
さ15mを越えると設備が大きくなり好ましくない。円筒
薄膜反応装置の本数については、生産量を考慮して適宜
決めれば良い。
【0020】薄膜を形成させるため気体の線速度として
は特に制限されないが、混合物の生産量、原料の薄膜形
成状態を考慮して、円筒薄膜反応装置内の空塔速度で2
〜80m/sが好ましい。原料の供給速度としては特に制
限されないが、生産量、原料の薄膜形成状態を考慮し
て、円筒薄膜反応装置浸辺長当り(円筒薄膜反応装置の
内径基準の円周1m当たり) 0.1〜3000kg/m・hが好
ましい。
【0021】本発明では、円筒の内壁に設けたリング、
羽根体、突起物、又は溝等の混合促進部材により混合効
率が高まる。混合促進部材の取り付け位置としては、円
筒薄膜反応装置の原料供給口より下方、即ち原料の流れ
る方向であり、混合効率を考慮すると、円筒端部からの
軸芯方向の距離が、円筒全長の2/3より少ないことが
好ましい。更には、効率よく原料の混合を行うため、原
料供給口と混合促進部材は、できるだけ近い方が好まし
い。
【0022】本発明で使用される混合促進部材として
は、例えばリング(図3)、羽根体(図4)、突起物
(図5、図6又は図7)又は溝(図8)等が挙げられ
る。
【0023】混合促進部材として、リング(例えば図3
に示すようなもの)を採用した場合には、該リングの形
成位置、個数は、2種以上の原料が十分混合できれば特
に制限されない。リングの大きさとしては、2種以上の
原料が十分混合できれば特に制限されないが、円筒薄膜
反応装置の直径をDとすると、リングの断面径は0.001
D〜0.25Dが好ましい。0.001D未満だと原料を十分混
合できず、0.25Dを越えると原料の流れに対する抵抗が
大きくなるため好ましくない。
【0024】混合促進部材として、羽根体(例えば図4
に示すようなもの)を採用した場合には、該羽根体の形
成位置、個数は、2種以上の原料が十分混合できれば特
に制限されない。羽根体は右捻り(時計方向)でも左捻
り(反時計方向)でもどちらでも良く、螺旋状に設置す
るのが好ましい(図4)。なお、羽根体の捻り角度は2
種以上の原料の粘度、フィード流量により任意に設定で
きる。
【0025】混合促進部材として、突起物(例えば図5
〜7に示すようなもの)を採用した場合には、該突起物
の配置位置、個数、配置方向は、2種以上の原料が十分
混合できれば特に制限されない。突起物の大きさとして
は、2種以上の原料が十分混合できれば特に制限されな
いが、円筒薄膜反応装置の直径をDとすると、突起物の
1辺の長さは0.001D〜0.25D、厚さは0.001D〜0.25D
が好ましい。1辺の長さ、厚さが0.001D未満だと原料
を十分混合できず、0.25Dを越えると原料の流れに対す
る抵抗が大きくなるため好ましくない。突起物の形状と
しては断面が四角に限らず丸でも、菱形でも2種以上の
原料を混合できれば何でも良い。突起物は間隔を開けて
環状に設置しても良いし、螺旋状に設置してもよい。
【0026】混合促進部材として、溝(例えば図8に示
すようなもの)を採用した場合には、該溝の掘削形状と
しては、2種以上の原料が十分混合できれば特に制限さ
れないが、断面が半円、三角形等が挙げられる。溝は、
円筒薄膜反応装置の内壁に螺旋状に掘削するのが好まし
い。溝の幅、深さ、本数は2種以上の原料が十分混合で
きれば特に制限されない。
【0027】更に、リング、羽根体、突起物は、多孔体
あるいは多孔質体で形成しても良い。又、円筒薄膜反応
装置の内壁部、及びリング、羽根体又は突起物等の混合
促進部材の表面に、メッシュ状の多孔質の補助体を設け
てもよい。
【0028】
【発明の作用及び効果】本発明によれば、原料供給口よ
り供給される2種以上の原料は、本発明の円筒薄膜反応
装置の円筒の内壁に取り付けられた混合促進部材で、分
割、合流、転移、剪断作用を受け高効率で混合される。
【0029】なお、本発明の円筒薄膜反応装置は円筒に
混合促進部材を設ける構造なので、反応装置の製造が容
易であり低コストである。このような円筒薄膜反応装置
で混合することにより混合効率が良く、反応を行う場合
に副反応を抑え品質の良い反応物が得られる。
【0030】かくして、2種以上の原料の供給口、内壁
部に取り付けられた混合促進部材を有する本発明の円筒
薄膜反応装置を用いて、2種以上の原料を薄膜状で混合
することにより、それら2種以上の原料は低コストでか
つ効率良く混合できる。
【0031】
【実施例】図1は、本発明に用いられる流下式の円筒薄
膜反応装置(単一管式)の断面略図であり、図2は、従
来の流下式の円筒薄膜反応装置において、本発明の混合
促進部材が形成されている部位に相当する部位を示す要
部断面略図である。図3〜8は、図1の流下式の円筒薄
膜反応装置の混合促進部材の形成部位の要部断面略図で
ある。図1中、1は円筒形反応管であり、該円筒形反応
管は冷却水を供給するジャケット(図示せず)を具備し
ている。また図1中、2は気体供給口、3は液体Aの供
給手段、4は液体Bの供給手段、5は混合促進部材であ
るリング、6はサイクロンである。
【0032】原料A(液体)は定量ポンプ(図示せ
ず。)により液状で供給手段3に供給され、徐々にその
内部に蓄積し注入口3’からオーバーフローして壁面を
伝って円筒、即ち円筒形反応管1内を流下する。このと
き気体供給口2から気体が供給され、該気体により壁面
を流下している液体が薄膜化される。
【0033】原料B(液体)も原料A(液体)と同様に
液体供給手段4にポンプで供給され、その内部に蓄積し
た後、注入口4’からオーバーフローして壁面を伝って
薄膜化される。
【0034】その後、混合促進部材5のリングにより、
液体B及び液体Aは分割、合流、転移、せん断作用を受
け高効率で混合される。原料A(液体)と原料B(液
体)の混合物は、サイクロン6で気体と分離した後、回
収される。
【0035】なお、本実施例に於いては、混合促進部材
5としてリングを採用しているが、その他にも、図4に
示すような羽根体5a、図5〜7に示すような各種形状
の突起物(5b〜d)又は図8に示すような溝5eなど
を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いられる円筒薄膜反応装置の一例
を示す断面略図である。
【図2】 従来の円筒薄膜反応装置の要部断面略図であ
る。(イ)は断面略図、(ロ)は斜視略図、(ハ)は平
面略図である。
【図3】 本発明の実施例に示す円筒薄膜反応装置の、
混合促進部材を示す要部断面略図である。(イ)は断面
略図、(ロ)は斜視略図、(ハ)は平面略図である。
【図4】 本発明の実施例に示す円筒薄膜反応装置の、
他の混合促進部材を示す要部断面略図である。(イ)は
断面略図、(ロ)は斜視略図、(ハ)は平面略図であ
る。
【図5】 本発明の実施例に示す円筒薄膜反応装置の、
他の混合促進部材を示す要部断面略図である。(イ)は
断面略図、(ロ)は斜視略図、(ハ)は平面略図であ
る。
【図6】 本発明の実施例に示す円筒薄膜反応装置の、
他の混合促進部材を示す要部断面略図である。(イ)は
断面略図、(ロ)は斜視略図、(ハ)は平面略図であ
る。
【図7】 本発明の実施例に示す円筒薄膜反応装置の、
他の混合促進部材を示す要部断面略図である。(イ)は
断面略図、(ロ)は斜視略図、(ハ)は平面略図であ
る。
【図8】 本発明の実施例に示す円筒薄膜反応装置の、
他の混合促進部材を示す要部断面略図である。(イ)は
断面略図、(ロ)は斜視略図、(ハ)は平面略図であ
る。
【符号の説明】
1 円筒形反応管 2 気体供給口 3 原料A供給手段 3’ 原料A注入口 4 原料B供給手段 4’ 原料B注入口 5 混合促進部材(リング) 5a 同上 (羽根体) 5b 同上 (突起物) 5c 同上 (突起物) 5d 同上 (突起物) 5e 同上 (溝) 6 サイクロン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種以上の原料を供給し得る原料供給
    口、及び内壁部に取り付けられた混合促進部材を有する
    円筒薄膜反応装置。
  2. 【請求項2】 さらに、気体を供給するための気体供給
    口を有する請求項1記載の円筒薄膜反応装置。
  3. 【請求項3】 円筒端部に少なくとも1つの原料供給口
    と、円筒の軸芯方向途中の側壁部に少なくとも1つの原
    料供給口とを有する請求項1項または2項に記載の円筒
    薄膜反応装置。
  4. 【請求項4】 混合促進部材が、側壁部に設けられた原
    料供給口より下方に、少なくとも1つ以上取付けられる
    請求項3記載の円筒薄膜反応装置。
  5. 【請求項5】 混合促進部材がリング、羽根体、突起
    物、又は溝である請求項1項〜4項の何れか1項に記載
    の円筒薄膜反応装置。
  6. 【請求項6】 原料供給口が液体の供給口である請求項
    1項〜5項の何れか1項に記載の円筒薄膜反応装置。
JP7302645A 1995-11-21 1995-11-21 円筒薄膜反応装置 Pending JPH09141085A (ja)

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