JPH09141322A - 鋼帯上冷却水の除去方法および装置 - Google Patents
鋼帯上冷却水の除去方法および装置Info
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- JPH09141322A JPH09141322A JP32803695A JP32803695A JPH09141322A JP H09141322 A JPH09141322 A JP H09141322A JP 32803695 A JP32803695 A JP 32803695A JP 32803695 A JP32803695 A JP 32803695A JP H09141322 A JPH09141322 A JP H09141322A
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Abstract
すると共に、跳ね返り水を除去する。 【解決手段】 熱間薄板連続圧延ラインのホットラン冷
却時に、水と空気を混合して水切りノズルから噴射し
て、鋼帯1上に滞留する滞留水6を除去する。
Description
延ラインのホットラン冷却により発生した鋼板上の滞留
水などの鋼帯上冷却水の除去方法および装置に関する。
工程においては、スプレーノズル、ラミナーフローノズ
ル、ジェットノズル等から加圧水を熱延鋼帯の上下面に
噴射してホットラン冷却を行っている。ホットラン冷却
は、高速で走行する鋼帯を限られたスペースと時間で冷
却しなければならず、冷却終了温度も厳しい範囲にコン
トロールしなければならない。ホットラン冷却で熱鋼帯
上面に噴射された冷却水は、鋼帯と衝突後、鋼帯の幅方
向または進行方向等に向かって鋼帯表面上を流れ、鋼帯
端面から下方に落下する。
滞留または流動する冷却水が冷却開始位置より上流側に
流出し、冷却開始位置における鋼帯温度が低下し、冷却
開始位置以前おける鋼帯温度が不均一となり、冷却むら
またはこれによる鋼帯の歪を生じ、平坦不良が生じる。
また、冷却装置出側では、同様に鋼帯上面に滞留する冷
却水が冷却終了位置より下流側に流れるため、鋼帯が必
要以上に冷却され、巻取温度の精度悪化や冷却むらのた
め水冷後鋼帯が変形するなどの問題を生じる。
は、鋼帯上面に滞留する冷却水を除去する水切りノズル
を鋼帯側上面に設置し、水切りノズルから噴射する高圧
流体により鋼帯上面に滞留する冷却水を除去している
が、通常の一流体の水切りノズルでは、エネルギー値が
低いため鋼帯上面に滞留する冷却水を除去しきれず、か
つ、水切りノズルの反対側に設置したサイドガイドに衝
突して跳ね返る水が多く、水切り後に跳ね返った水が再
度鋼帯上面に落下し、鋼帯の幅方向温度にバラツキが生
じ、巻取温度の精度悪化や平坦悪化が生じていた。
滞留する冷却水を除去するに当たり、水冷装置入側端ま
たは/および出側端において、該冷却水を負圧により吸
引し、該吸引した冷却水をライン外部へポンプにより強
制的に排出する方法(特開昭59−30415号公報)
が提案されている。
る冷却水を除去するのみであれば、水切りノズルの水量
や水圧を上げると効果を発揮するが、水量や水圧を上げ
るには、ポンプ等の供給能力を向上させる必要があり、
設備費用が高価となる。また、水切りノズルの水量や水
圧を上げた場合は、サイドガイドに衝突して跳ね返る水
が多くなり、水切り後の残水が逆に多くなって、安定し
た冷却を行うことができない。また、圧縮空気のみの噴
射は、冷却水量が少ない場合には有効であるが、ホット
ラン冷却では鋼帯上面に100l/min以上の流量で
滞留冷却水が流れてくるため、圧縮空気のみでは水切り
性が悪いという欠点を有している。
に開示の方法は、負圧によって鋼帯上面に滞留する冷却
水を吸引して水切りを行うもので、多量の滞留冷却水の
水切りが困難であると共に、高速で走行する鋼帯のバタ
ツキによって吸引ノズルと鋼帯が接触する恐れがあり、
実操業で実施するすることは不可能である。
解消し、鋼帯上面に滞留する冷却水の水切り性を向上す
ると共に、サイドガイドに衝突して跳ね返る跳ね返り水
を除去できる鋼帯上冷却水の除去方法および装置を提供
することにある。
達成すべく水切りノズルによる水切り後の残水を定量的
に把握し、実機適用の検討を行った結果、水切りノズル
として高圧空気と高圧水を混合して噴射できる混合ノズ
ルを使用することによって、鋼帯上面に滞留する冷却水
との衝突エネルギーが増し、水切り性が向上すると共
に、サイドガイドに衝突した際、噴射水の粒径が小さい
ために跳ね返り水が低減すること、また、サイドガイド
に水切りノズルからの混合流体の当たり角度が90°を
超える傾斜スリットを設けることによって、跳ね返り水
を強制的に除去できることを究明し、この発明に到達し
た。
薄板連続圧延ラインのホットラン冷却時に、水と空気を
混合して水切りノズルから噴射し、鋼帯上に滞留する冷
却水を除去することを特徴とする鋼帯上冷却水の除去方
法である。
連続圧延ラインのホットラン冷却時に、水量と空気量の
比を1:5〜1:15の割合で混合して水切りノズルか
ら噴射し、鋼帯上に滞留する冷却水を除去することを特
徴とする請求項1記載の鋼帯上冷却水の除去方法であ
る。
板連続圧延ラインのホットラン冷却装置下流側の鋼帯側
上部に、水と空気を混合して噴射する水切りノズルを設
けたことを特徴とする鋼帯上冷却水の除去装置である。
間薄板連続圧延ラインのホットラン冷却時に鋼帯上に滞
留する冷却水を、鋼帯の側上部に配設した水切りノズル
により除去する鋼帯上冷却水の除去装置において、前記
水切りノズルの逆側に設置したサイドガイドに、水切り
ノズルからの流体の当たり角度が90°を超える傾斜ス
リットを設けたことを特徴とする鋼帯上冷却水の除去装
置である。
連続圧延ラインのホットラン冷却時に鋼帯上に滞留する
冷却水を、鋼帯の側上面に配設した水切りノズルにより
除去する鋼帯上冷却水の除去装置において、前記水切り
ノズルとして水量と空気量の比を1:5〜1:15の割
合で混合した混合ノズルを使用し、該混合ノズルの逆側
に設置したサイドガイドに、水切りスプレーノズルから
の混合流体の当たり角度が90°を超える傾斜スリット
を設けたことを特徴とする鋼帯上冷却水の除去装置であ
る。
し図5に基づいて説明する。図1はこの発明の鋼帯上冷
却水の除去装置の概略斜視図、図2は同じく概略平面
図、図3はサイドガイドに傾斜スリットを設けた部分の
上部からの断面図、図4はサイドガイドに傾斜スリット
を設けた部分の横断面図、図5はサイドガイドに傾斜ス
リットを設けた部分の斜視図である。
高速で走行する鋼帯、2は鋼帯1の上方に設けられたホ
ットラン冷却のための冷却水ヘッダーで、鋼帯1の上面
に冷却水3を流下させて鋼帯1を所定の温度に冷却す
る。4は冷却帯の出側鋼帯1の側上面に配設した空気と
水の混合ノズルからなる水切りノズルで、所定の角度、
例えば鋼帯1の側上方、望ましくは、鋼帯1の進行方向
と直交する方向に対して0〜±10°で鋼帯1上に空気
と水の混合流体5を所定の噴射角度、例えば25〜40
°で噴射し、鋼帯1上の滞留水6を水切りスプレーノズ
ル4とは反対側に吹き飛ばして除去するよう構成する。
からなる水切りノズル4は、従来の高圧水のみを噴射す
る水切りノズルに比較して、高圧水に空気を混入させる
ことによって衝突エネルギーが増し、水切り性を向上さ
せることができる。しかし、単に水に空気を混入させる
だけでは、水切り性は向上しない。すなわち、空気量あ
るいは空気圧力が小さいときは、水に空気が混入され
ず、従来の高圧水のみを噴射する水切りノズルと比較し
ても変化がない。また、空気量あるいは空気圧力が高す
ぎるときは、エネルギーが大きくなりすぎ、スプレーさ
れた混合流体5中の水の粒径が小さくなって大気との衝
突で霧状となってしまい、水切り性が得られなくなる。
また、空気量が少ない場合は、空気配管に水が逆流して
しまい混合されないこととなる。
用範囲が決められてしまうが、それは水量によって使用
範囲の絶対値は変化する。この値は、実験によって、水
量(m3/hr):空気量(m3/hr)=Vw : V
a=1 : 5〜1:15の範囲であれば、混合流体5
の水切り性が良好で鋼帯1上の滞留水6の除去には適し
ていることを確認している。すなわち、Vw : Va
=1 : 5未満では、水と空気が混合されず、Vw
: Va=1 : 5〜1:15では、鋼帯1上の滞
留水6の水切り性が良好で、Vw : Va=1 :
15超では、霧状となって水切り性が得られなくなる。
混合流体5の速度に関係しており、水切りノズル4から
噴射される混合流体5の速度は、水量 : Ww(kg
/hr)、空気量 : Wa(kg/hr)、重量比
: 水=Ww/(Ww+Wa)、空気=Wa/(Ww
+Wa)、水密度 : ρw(kg/m3)、空気密度:
ρa(kg/m3)、ノズル口面積 : S(m2)と
すれば、下記(1)式のとおりである。
導入すると、Ww=Vw×ρw、Wa=Va×ρa=5〜
15Vw×ρaの条件で流速=1/3600S×{Vw
+(5〜15)Vw}の範囲で定められる。
るだけで、水単体に比べ6〜16倍の速度で噴射され、
鋼帯1上の滞留水6と衝突時のエネルギーは62〜162
倍になり、滞留水6の除去能力が向上するのである。
4の反対側に沿って設置されたサイドガイドで、冷却水
ヘッダー2からの冷却水3を下方に滴下させる。12は
水切りノズル4の反対側のサイドガイド11の一部を水
切りノズル4からの混合流体5の当たり角度αが90°
を超えるよう改造した傾斜スリットで、混合流体5によ
り噴射方向に吹き飛ばされた鋼帯1上の滞留水6が傾斜
スリット12に沿って流出し、鋼帯1上に跳ね返るのを
防止する。13は傾斜スリット12の上方に設けたガイ
ド板で、傾斜スリット12に衝突して上方へ跳ねる混合
流体5を下方へ落下させるよう構成されている。
1上の滞留水6は、水切りノズル4から噴射された空気
と水との混合流体5によって吹き飛ばされ、傾斜スリッ
ト12に沿って流出して下方に落下する。また、傾斜ス
リット12に衝突して上方へ跳ねる混合流体5は、ガイ
ド板13によって下方へ落下させられる。したがって、
混合流体5や滞留水6は、サイドガイド11に衝突後に
跳ね返って鋼帯1上に乗ることはなくなり、鋼帯1の温
度低下や温度ムラの発生を防止することができ、巻取温
度の精度悪化や平坦悪化を防止できる。
12の上方に設けたガイド板13により跳ねた混合流体
5や滞留水6を強制的に落下させる場合について説明し
たが、傾斜スリット12とガイド板13との間から吸引
する機構を設けると、傾斜スリット12に衝突して上方
へ跳ねた混合流体5や滞留水6をさらに効果的に除去す
ることができる。また、この発明方法は、熱間薄板連続
圧延ラインのみならず、熱間圧延ラインの冷却ライン、
ロール冷却水の水切り、デスケーリング装置により発生
した鋼板上滞留水の除去にも適用することができる。
を水平に固定し、長手方向の一端から鋼板上に500l
/min、流速5.8m/secで他端に向けて幅方向
全体に水を噴射し、長手方向の他端下部に幅25mmに
区切った水槽50個を幅方向に配置し、鋼板上方500
mmの位置に鋼板幅方向中心から600mmの距離で噴
射角40°の水切りノズルを鋼板長手方向と90°の角
度で、鋼板幅方向全体に圧力6kg/cm2・Gの高圧
水80l/minと圧力3kg/cm2・Gの高圧空気
800Nl/min(水量と空気量の比=1 : 1
0)を混合噴射して鋼板上の滞留水の水切りを実施し、
鋼板幅方向の水切り後の各水槽の残水を定量的に測定し
た。その結果、水切りノズル設置方向の鋼板エッジ部か
ら約900mm以上で残水が少量見られた。また、比較
のため、水切りノズルより高圧水80l/minを噴射
して鋼板上の滞留水の水切りを実施し、鋼板幅方向の水
切り後の各水槽の残水を定量的に測定した。その結果、
水切りスプレーノズル設置方向の鋼板エッジ部から約6
00mmから残水が発生した。
上方500mmに、鋼帯中心からの距離が600mmの
位置に噴射角40°の水切りノズルAを配設し、水切り
ノズルAから300mm下流側鋼帯の上方500mmに
鋼帯中心からの距離が1150mmの位置に噴射角25
°の水切りノズルBを、鋼帯進行方向と90°の角度で
配設すると共に、水切りノズルA、Bと反対側に水切り
ノズルA、Bからの混合流体の当たり角度αが100°
の傾斜スリットをそれぞれ配設し、それぞれの水切りノ
ズルA、Bから圧力6kg/cm2・Gの高圧水80l
/minと圧力3kg/cm2・Gの高圧空気800N
l/min(水量と空気量の比=1 : 10)を混合
噴射し、ホットラン冷却の鋼帯上の滞留水の水切りを実
施した。その結果、鋼帯上の滞留水が幅方向全体に亘っ
て皆無となると共に、跳ね返って鋼帯上に落下する水を
完全に防止することができた。その結果、巻取温度を巻
取目標温度に対して±15℃以下に制御することができ
た。
水と空気を混合して噴射する水切りノズルを用いて水切
りを行うことによって、鋼帯上の滞留水の水切りをほぼ
完全に行うことができると共に、傾斜スリットによりサ
イドガイドに衝突して跳ね返る水を防止することがで
き、鋼帯の温度低下や温度ムラの発生を防止することが
できると共に、巻取温度の精度悪化や平坦悪化を防止で
きる。
図である。
図である。
部からの断面図である。
断面図である。
視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 熱間薄板連続圧延ラインのホットラン冷
却時に、水と空気を混合して水切りノズルから噴射し、
鋼帯上に滞留する冷却水を除去することを特徴とする鋼
帯上冷却水の除去方法。 - 【請求項2】 熱間薄板連続圧延ラインのホットラン冷
却時に、水量と空気量の比を1:5〜1:15の割合で
混合して水切りノズルから噴射し、鋼帯上に滞留する冷
却水を除去することを特徴とする請求項1記載の鋼帯上
冷却水の除去方法。 - 【請求項3】 熱間薄板連続圧延ラインのホットラン冷
却装置下流側の鋼帯側上部に、水と空気を混合して噴射
する水切りノズルを設けたことを特徴とする鋼帯上冷却
水の除去装置。 - 【請求項4】 熱間薄板連続圧延ラインのホットラン冷
却時に鋼帯上に滞留する冷却水を、鋼帯の側上部に配設
した水切りノズルにより除去する鋼帯上冷却水の除去装
置において、前記水切りノズルの逆側に設置したサイド
ガイドに、水切りノズルからの流体の当たり角度が90
°を超える傾斜スリットを設けたことを特徴とする鋼帯
上冷却水の除去装置。 - 【請求項5】 熱間薄板連続圧延ラインのホットラン冷
却時に鋼帯上に滞留する冷却水を、鋼帯の側上面に配設
した水切りノズルにより除去する鋼帯上冷却水の除去装
置において、前記水切りノズルとして水量と空気量の比
を1:5〜1:15の割合で混合した混合ノズルを使用
し、該混合ノズルの逆側に設置したサイドガイドに、水
切りスプレーノズルからの混合流体の当たり角度が90
°を超える傾斜スリットを設けたことを特徴とする鋼帯
上冷却水の除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7328036A JP2970509B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 鋼帯上冷却水の除去方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7328036A JP2970509B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 鋼帯上冷却水の除去方法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09141322A true JPH09141322A (ja) | 1997-06-03 |
| JP2970509B2 JP2970509B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=18205805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7328036A Expired - Fee Related JP2970509B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 鋼帯上冷却水の除去方法および装置 |
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