JPH09142190A - 車両用リヤシート装置 - Google Patents

車両用リヤシート装置

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JPH09142190A
JPH09142190A JP8026747A JP2674796A JPH09142190A JP H09142190 A JPH09142190 A JP H09142190A JP 8026747 A JP8026747 A JP 8026747A JP 2674796 A JP2674796 A JP 2674796A JP H09142190 A JPH09142190 A JP H09142190A
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seat cushion
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大幅な重量増加なしに、シートクッションの
クッション性を向上する。 【解決手段】 リヤシートクッション12はフロア14
の一段高いフロア面14Aに配設されており、リヤシー
トクッション本体部12Aとリヤシートクッション分割
部12Bとに2分割され分離可能となっている。また、
リヤシートクッション本体部12Aは、回転スライド機
構18を介してフロア面14Aの前端部に取り付けられ
たおり、この回転スライド機構18によりリヤシートク
ッション本体部12Aを上方へ跳ね上げた場合に、リヤ
シートクッション分割部12Bはフロア面14Aに形成
された凹部16に残るようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用リヤシート装
置に係り、特に車両後方のフロア面に配設された車両用
リヤシート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のフロア面後部に配設され
る車両用リヤシート装置の一例としては、特開平3−1
25625号公報に示される構造が知られている。
【0003】図19に示される如く、この車両用リヤシ
ート装置では、一対のブラケット70上に形成したカム
孔72と外周カム74と、これらに対向してシートクッ
ション76に設けられた枢軸78とガイド軸80とを備
えており、シートクッション76をフロア面82に対し
て、略水平に保持した第1の位置(図19の位置)と、
略垂直に起立させた第2の位置(図20の位置)と、さ
らに、車両前方へ転倒した第3の位置(図示省略)とへ
移動可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両用リヤシート装置では、図19に示される如く、フラ
ットなフロア面82上にシートクッション76が配設さ
れている。従って、シートクッション76のクッション
性を向上するためには、シートクッション76を厚くす
ることが考えられるが、シートクッション76を厚くし
た場合には、シートクッション76全体の重量が重くな
り、シートクッション76を各位置へ移動する場合の操
作性が悪化する。さらに、シートクッション76を厚く
した場合には、前衝突時のサブマリン現象を防止するた
めに、サブマリン防止部材を別途追加する必要があり、
さらに重量が増加する。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、大幅な重量増
加なしに、シートクッションのクッション性を向上する
ことができる車両用リヤシート装置を得ることが目的で
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
車両用リヤシート装置は、リヤシートが配設されるフロ
ア面に凹部を形成する一方、リヤシートを前記凹部に位
置する上方のシートクッション部と着座面を備えた上方
のシートクッション部とに上下2分割、且つ分離可能と
したことを特徴としている。
【0007】従って、乗員着座時には上方及び下方のシ
ートクッション部が圧縮変形して沈み込み、上下シート
クッション部で乗員を支持する。また、フロア面に形成
した凹部で乗員の臀部を支持する。さらに、上方のシー
トクッション部をフロア面に形成した凹部とともに変更
することで、シート特性を調整できる。
【0008】請求項2記載の本発明は、段差を有する一
段高い車両後方のフロア面に配設されたリヤシートの少
なくともシートクッションを、車両前方へ略90度跳ね
上げ可能とした車両用リヤシート装置において、前記シ
ートクッションに対応する後方フロア面に凹部を形成す
る一方、シートクッションをフロアー般面で上下に2分
割した構成とし、上方のシートクッション部のみ車両前
方へ跳ね上げ可能としたことを特徴としている。
【0009】従って、シートクッションをフロアー般面
で上下に2分割したので、リヤシートの上方のシートク
ッション部の背面に凸部が無いため、シートクッション
のクッション性が向上し、荷室が平坦になる。また、移
動するのが上方のシートクッション部のみであるため、
跳ね上げ等の操作が容易である。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項1または
請求項2記載の車両用リヤシート装置において、前記下
方のシートクッション部を流体を封入した袋体で構成し
たことを特徴としている。
【0011】従って、乗員着座時に乗員の体重が封入流
体によって広い範囲に分散されるため、座中心部のみが
フロアから強い反力を受けることを回避できる。また、
フロア形状に差があっても上方のシートクッション部の
全容量が近ければ、袋体の変形により、上方のシートク
ッション部の共通化が可能になる。
【0012】請求項4記載の本発明は、請求項1または
請求項2記載の車両用リヤシート装置において、前記リ
ヤシートのシートバック背面には、リヤシート引き起こ
し時に前記下方のシートクッション部上に載置されるボ
ードが設定されていることを特徴としている。
【0013】従って、リヤシート引き起こし時に下方の
シートクッション部上に載置されるボードを設けたの
で、リヤシートを引き起こした時に、荷室のフロア面を
成す上方のシートクッション部が圧縮変形して沈み込む
ことがない。
【0014】請求項5記載の本発明は、請求項1または
請求項2記載の車両用リヤシート装置において、前記上
方のシートクッション部の周縁部に埋設したフレーム間
にウエビングが左右方向に沿って架設され、且つ該フレ
ームとウエビング間に弾性体が配設されていることを特
徴としている。
【0015】従って、上方のシートクッション部を略9
0度引き起こした起立状態では、車両前方から衝撃を受
け荷物が前方へ移動した場合、これをウエビングによっ
て受け止め、荷重をフレームに伝達するとともに、乗員
着座時には、乗員の体重によりウエビング越しに弾性体
が撓み、ウエビングも下がる。
【0016】請求項6記載の本発明は、請求項1または
請求項2記載の車両用リヤシート装置において、前記上
方のシートクッション部にはスライドレールが配設され
ており、該スライドレールは長手方向に分割され、且つ
着座時に斜め下方へ屈曲可能に連結されていることを特
徴としている。
【0017】従って、乗員着座時には、乗員の体重によ
りスライドレールが連結部を中心に斜め下方に屈曲す
る。
【0018】請求項7記載の本発明は、請求項1または
請求項2記載の車両用リヤシート装置において、前記上
方のシートクッション部は通常の着座状態と車両前方へ
略180度回転した前倒し状態とに移動可能であり、該
上方のシートクッション部の底部には左右方向に沿った
分割線によって複数に分割された天板がシートフレーム
の下側全域に配設されており、該天板が着座時に乗員の
体型に応じて下方に撓み得ることを特徴としている。
【0019】従って、通常の着座状態では、乗員がシー
トクッションに着座すると、下方のシートクッション部
上の天板が乗員の体型に応じて下方に撓む。また、車両
前方へ略180度回転した前倒し状態では、天板がシー
トフレーム上に乗る。このため、上方のシートクッショ
ン部の底面に荷重が作用しても荷重を保持することがで
きる。
【0020】請求項8記載の本発明は、請求項7記載の
車両用リヤシート装置において、前記天板が前記天板の
表面を覆うシート表皮と連結されていることを特徴とし
ている。
【0021】従って、乗員がリヤシートから降りた場合
には、下方のシートクッション部の復元力で天板が元の
状態に戻るが、天板とシート表皮が連結されているた
め、両者間にずれが発生せず、天板が元の位置に確実に
戻る。
【0022】請求項9記載の本発明は、請求項7記載の
車両用リヤシート装置において、通常の着座状態におけ
る荷重作用時と前倒し状態における荷重作用時に、前記
天板がシートフレーム内側に落ち込むことを阻止する落
ち込み阻止手段が設けられていることを特徴としてい
る。
【0023】従って、通常の着座状態において天板に荷
重が作用した場合には、落ち込み阻止手段により、天板
のシートフレーム内側への落ち込みが阻止される。ま
た、前倒し状態において天板に荷重が作用した場合に
も、落ち込み阻止手段により、天板のシートフレーム内
側への落ち込みが阻止される。
【0024】請求項10記載の本発明は、請求項9記載
の車両用リヤシート装置において、前記落ち込み阻止手
段は前記天板の両側部に設定され、シートフレームと当
接可能な折り曲げ部であることを特徴としている。
【0025】従って、簡単な構成にて、天板のシートフ
レーム内側への落ち込みが確実に阻止できる。
【0026】請求項11記載の本発明は、請求項7記載
の車両用リヤシート装置において、前記天板の上方に位
置するシートフレームにウエビングを掛け渡したことを
特徴としている。
【0027】従って、前倒し状態において、天板に荷重
が作用した場合、ウエビングによって、天板のシートフ
レーム内側への落ち込みが阻止される。
【0028】請求項12記載の本発明は、請求項11記
載の車両用リヤシート装置において、前記ウエビングは
前記シートフレーム左右両側部間に左右方向に沿って掛
け渡され、前記ウエビングと前記シートフレーム左右両
側部との間に弾性体を配設し、且つ前記天板と前記ウエ
ビングとを連結したことを特徴としている。
【0029】従って、乗員がリヤシートから降りた場合
には、下方のシートクッション部の復元力で天板が上昇
すると同時に、ウエビングとシートフレーム左右両側部
との間に設定した弾性体の復元力で左右方向についても
元の位置に戻すことができる。また、天板とウエビング
が連結されているため、両者間にずれが発生せず、天板
が元の位置に確実に戻る。
【0030】請求項13記載の本発明は、請求項11記
載の車両用リヤシート装置において、前記シートフレー
ムの左右両側部近傍には車両前後方向に沿って延びる一
対のウエビングが掛け渡されていることを特徴としてい
る。
【0031】従って、ウエビングが2本で済むと共に、
天板の左右方向中央部にウエビングが無いため、乗員着
座時に、上方のシートクッション部の撓みがウエビング
によって制限され難い。
【0032】請求項14記載の本発明は、請求項7記載
の車両用リヤシート装置において、前記天板はシート表
皮に位置決めされると共に、前記シート表皮が伸縮性の
ある結合部材を介してシートフレームに連結されている
ことを特徴としている。
【0033】従って、乗員がリヤシートから降りた場合
には、下方のシートクッション部の復元力で天板が上昇
すると同時に、結合部材の復元力で元の位置に戻すこと
ができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の車両用リヤシート装置の
第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0035】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を示す。図1に示される如く、本
第1実施形態のリヤシート10のリヤシートクッション
12は、段差を有するフロア14の一段高い車両後方の
フロア面(フロア一般面)14Aに配設されている。リ
ヤシートクッション12は、フロア面14Aより上方の
リヤシートクッション部としてのリヤシートクッション
本体部12Aと、フロア面14Aより下方のリヤシート
クッション部としてのリヤシートクッション分割部12
Bとに上下2分割され分離可能とされている。
【0036】リヤシートクッション本体部12Aは、回
転スライド機構18を介して、フロア面14Aの前端部
に取り付けられており、この回転スライド機構18によ
り、車両前方へ略90度跳ね上げ、さらに下方へ移動し
た位置(図1の一点鎖線の位置)にある起立状態に移動
可能となっている。この時、リヤシートクッション分割
部12Bはフロア面14Aに形成された凹部16に残る
ようになっている。
【0037】なお、リヤシートクッション本体部12A
の後部には、図示を省略したヒンジ部によりリヤシート
バック20が、前方(図1の矢印A方向)へ揺動可能に
取り付けられている。
【0038】従って、リヤシートバック20を前方へ倒
した状態でリヤシートクッション12を引き起こした時
に、リヤシートクッション分割部12Bが、フロア面1
4Aに形成された凹部16に残り、フラットな荷室の面
を提供すると共に、引き起こしたリヤシートクッション
12の裏面に凸が無いため、大きい荷室の空間を提供す
ることができるようになっている。
【0039】また、リヤシートクッション本体部12A
が起立状態(図1の一点鎖線の位置)にある場合には、
フロア14の縦壁面14Bとリヤシートクッション本体
部12Aの下面12Cとの間に殆ど隙間がない状態にな
っている。
【0040】図2に示される如く、回転スライド機構1
8は、左右のリヤシートクッション本体部12Aの下面
前部の通常の着座位置から外れた所、例えば、左右両端
近傍にそれぞれ車両前後方向に沿って配設されている。
【0041】図3に示される如く、回転スライド機構1
8は、リヤシートクッション本体部の下部に取り付けら
れるスライドレールとしてのレール22と、フロア14
に取り付けられるヒンジ部24から構成されている。
【0042】レール22には、前後一対の取付穴23が
穿設されており、これらの取付穴23に挿入したボルト
(図示省略)によってリヤシートクッション本体部に車
両前後方向に沿って固定されている。また、ヒンジ部2
4は、中心がフロア面14Aと同一面上に設定された左
右方向に沿ったピン26、レール22がスライド可能に
取り付けられたアッパプレート28、及びロアプレート
30からなり、アッパプレート28がロアプレート30
に対して、ピン26を中心に揺動可能になっている。ま
た、ロアプレート30は、アッパプレート28に穿設さ
れた前後一対の貫通孔32に納まるボルト34によって
フロアに固定されている。
【0043】従って、リヤシートクッション本体部12
Aは図5に示される如く、略90度引越し時には、アッ
パプレート28に設定した左右一対の溝部28A、28
B(図3参照)に対してリヤシートクッション本体部側
のレール22がスライドするようになっている。このた
め、リヤシートクッション本体部12Aは図5の矢印B
に沿って移動し、一点鎖線の位置から実線の状態(起立
状態)へ移動するようになっている。
【0044】なお、通常状態ではリヤシートクッション
本体部12Aはその後部でフロア14にロックされてお
り(図中省略)、このロックを複数設定することによ
り、リヤ席通常使用時のシートスライド機能を持たせて
いる。
【0045】図4に示される如く、レール22は長手方
向中間において前部22Aと後部22Bとに2分割され
ている。前部22Aと後部22Bとの分割部25は、側
面視で後方へ開いたV字状とされており、分割部25を
跨いで引張りコイルスプリング27が配設されている。
このコイルスプリング27の両端部27A、27Bは、
それぞれ、前部22Aに形成された切り起こし部22C
と、後部22Bに形成された切り起こし部22Dとに係
合されている。
【0046】従って、乗員着座時には、上方からの押圧
力によって、後部22Bがコイルスプリング27の付勢
力に抗して斜め下方へ屈曲し、図4の二点鎖線の位置と
なるようになっている。また、上方からの押圧力が解除
されると、コイルスプリング27の付勢力により、後部
22Bが元の位置(図4の実線の位置)に戻るようにな
っている。
【0047】本第1実施形態では、図2に示される如
く、リヤシートクッション本体部12Aの下部周縁部に
パイプ材をコ字状に屈曲したフレーム36が配設されて
おり、このフレーム36はリヤシートクッション本体部
12Aと一体的に起立するようになっている。また、フ
レーム36の脚部36Aと脚部36Bとの間には、ウエ
ビング38が車両幅方向に沿って架設されており、リヤ
シートクッション本体部12Aが起立状態にあり、荷物
が前方に移動した場合には、ウエビング38で荷物を一
旦受け止め、その荷重をフレーム36に伝えるようにな
っている。
【0048】さらに、フレーム36の脚部36A、脚部
36Bとウエビング38との間には、弾性体としてのパ
ッド40が挿入されており、リヤシートクッション本体
部12Aが乗員着座可能状態にあり、乗員15が着座し
た場合には、乗員の体重がウエビング38を介してパッ
ド40を撓ますため、ウエビング38も下がることがで
きるので、リヤシートクッション12の撓みを阻害しな
いようになっている。また、乗員着座時以外は、パッド
40が元に戻り、リヤシートクッション本体部12Aの
下面をフラットにするようになっている。
【0049】なお、リヤシートクッション本体部12A
とリヤシートバック20とは、それぞれ運転席側と助手
席側とに左右に2分割(例えば6:4の寸法にて左右2
分割)されている。運転席側のリヤシートクッション本
体部12Aとリヤシートバック20は前方に略90度回
転させた起立状態に、助手席側のリヤシートクッション
本体部12Aとリヤシートバック20は前方に略90度
回転させた起立状態と前方に略180度回転させた前倒
し状態にすることができるようになっている。
【0050】次に、本第1実施形態の作用を説明する。
本第1実施形態の車両用リヤシート装置では、リヤシー
トクッション12をフロア14の一般面14Aで分割
し、リヤシートクッション分割部12Bをフロア14の
凹部16に残すので、乗員着座時にはリヤシートクッシ
ョン本体部12A及びリヤシートクッション分割部12
Bが圧縮変形して沈み込み、これらで乗員を支持するた
め、十分なシートクッション厚さを確保できる。
【0051】また、乗員着座時には、上方からの押圧力
によって、回転スライド機構18のレール22の後部2
2Bがコイルスプリング27の付勢力に抗して斜め下方
へ屈曲し、図4の二点鎖線の位置となるため、乗員の違
和感を低減できる。
【0052】また、フロア面14Aに形成した凹部16
で乗員15の臀部15Aを支持するため、サブマリン現
象防止部材を別途設けることなくサブマリン現象を防止
できる。
【0053】従って、大幅な重量増加なしに、リヤシー
トクッション12のクッション性を向上することができ
る。
【0054】さらに、リヤシートクッション分割部12
Bをフロア面14Aに形成した凹部16とともに変更す
ることで、シート特性を調整でき、同一車種内でのFF
車と4WD車の様にフロア形状が異なる車両に対しても
リヤシートクッション分割部12Bを変更するだけで対
応できるため、意匠部品であるリヤシートクッション本
体部12Aの共通化が可能になる。
【0055】また、リヤシートクッション本体部12A
とリヤシートバック20を引き起こした時に、フラット
な荷室の面を提供することができるとともに、引き起こ
したリヤシートクッション本体部12Aの裏面に凸部が
無いため、大きい荷室の空間を提供することができる。
【0056】同時に、リヤシートクッション本体部12
Aの下面に設定した回転スライド機構18により略90
度前方へ回転し引き起こした後、さらにリヤシートクッ
ション本体部12Aとリヤシートバック20を下方にス
ライドし、図1の一点鎖線の位置へ格納できるため、リ
ヤシートクッション本体部12Aとリヤシートバック2
0が低い位置に収まり、フロントシート側からの荷物の
出し入れを容易にすることが出来る。
【0057】さらに、フロア14の縦壁面14Bとの間
に隙間なくリヤシートクッション本体部12Aを格納す
ることにより、縦壁面14Bとリヤシートクッション本
体部12Aとの間への荷物の落下を防止できると共に、
図5に示される如く、車両前面から衝撃を受け荷物31
により、リヤシートクッション本体部12Aの裏面上部
に車両前方へ向けて荷重(図5の矢印F1)が作用した
場合には、この荷重により、リヤシートクッション本体
部12Aがピン26を中心に揺動しようとする。即ち、
リヤシートクッション本体部12Aの下部が後方へ揺動
しようとする。この際、リヤシートクッション本体部1
2Aの下部の裏面12Cが車両フロア14の縦壁面14
Bに当接するため、リヤシートクッション本体部12A
に作用する荷重(図5の矢印F2)を縦壁面14Bで受
け止めることができる。この結果、リヤシートクッショ
ン本体部12Aを支持する補強部材を別途設ける必要が
なくなり、大幅な重量増加なしに、荷物によるシートク
ッションの前方への移動を確実に阻止することができ
る。
【0058】また、車両前面から衝撃を受け荷物が前方
へ移動した場合、ウエビング38によって、荷物を一旦
受け止め、その荷重をフレーム36に確実に伝達でき
る。
【0059】次に、本発明の車両用リヤシート装置の第
2実施形態を図6に従って説明する。
【0060】なお、第1実施形態と同一部材について
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0061】本第2実施形態の車両用リヤシート装置で
は、リヤシートクッション分割部12Bは、水等の液体
やゾル状の流体が封入された袋体で構成されている。ま
た、リヤシートバック20は、フロア14側に設けたヒ
ンジ部(図示省略)により前方(図6の矢印E方向)へ
揺動可能に取り付けられており、リヤシートバック20
の背面には、ボード50が配設されている。このボード
50は、リヤシートクッション本体部12Aを図6の一
点鎖線で示す位置に引き起こし、リヤシートバック20
を前方へ倒し一点鎖線で示す位置にした時に、リヤシー
トクッション分割部12B上に位置するようになってい
る。
【0062】従って、本第2実施形態の車両用リヤシー
ト装置では、乗員着座時に乗員の体重が、リヤシートク
ッション分割部12Bの袋体に封入された水等の液体や
ゾル状の流体によって、広い範囲に分散されるため、座
中心部のみがフロアから強い反力を受けることを回避で
きる。また、同一車種内でのFF車、4W車でリヤシー
トが載置されるフロア形状差により、シート種類が生じ
る場合等においても、リヤシートクッション分割部12
Bの全容量が近ければ、凹部16の形状が多少異なって
いても袋体の変形により、リヤシートクッション分割部
12Bの共通化が可能になる。
【0063】また、リヤシートバック20を前方へ倒し
た場合に、ボード50がリヤシートクッション分割部1
2B上に位置するため、荷物を載置した場合に、リヤシ
ートクッション分割部12Bが圧縮変形して沈み込むこ
とがなく、荷物載置性の悪化を招くことがない。
【0064】次に、本発明の車両用リヤシート装置の第
3実施形態を図7〜図10に従って説明する。
【0065】なお、第1実施形態と同一部材について
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0066】図7に示される如く、本第3実施形態で
は、リヤシートクッション本体部12Aを回転させる回
転機構18は、主にリヤシートクッション本体部12A
のシートフレーム60に取りつけられたアッパプレート
18Aとフロア14に取りついたロアプレート18Bと
からなり、ヒンジ中心18Cがリヤシートクッション本
体部12Aの高さ方向の中間付近に有る。従って、リヤ
シートクッション本体部12Aが略180度回転した時
(図7の二点鎖線の状態)にも回転機構18が、リヤシ
ートクッション本体部12Aの上面に出ないようになっ
ている。
【0067】また、回転機構18は、前倒ししたリヤシ
ートバック20(図7の二点鎖線の状態)とリヤシート
クッション本体部12Aとの間に隙間なく挟まれるた
め、フラットとになったリヤシートバック20とリヤシ
ートクッション本体部12Aとの面には露出しないよう
になっている。
【0068】リヤシートクッション本体部12Aの底部
には、天板52が配設されている。この天板52は、合
板や樹脂等の適度な剛性のある材質から成り、左右方向
に沿った2本の分割線によって第1天板54、第2天板
56、第3天板58とに三分割されている。
【0069】図8に示される如く、天板52は、シート
フレーム60の下側全域に配設されており、リヤシート
クッション本体部12Aが車両前方へ略180°回転し
前倒し状態(図7に二点鎖線で示す状態)になった場合
には、第1天板54、第2天板56、第3天板58がシ
ートフレーム60上に乗るため、この前倒し状態で上に
なったリヤシートクッション本体部12Aの底面に荷重
を加えても、荷重を保持することができるようになって
いる。
【0070】図7に示される如く、第2天板56及び第
3天板58はリヤシートクッション分割部12Bの上方
に位置しており、リヤシートクッション本体部12Aが
通常の着座状態(図7に実線で示す状態)にあって、乗
員15が着座した場合には、第2天板56、第3天板5
8が乗員15の体型に合わせて、第2天板56は前端
を、第3天板58は後端を回転中心にして下方へ回転す
るようになっている。なお、第1天板54はリヤシート
クッション分割部12Bより前に位置するため、乗員着
座時には下方に撓むことがない。
【0071】また、乗員15がリヤシートクッション1
2から降りた場合には、第2天板56及び第3天板58
は、リヤシートクッション分割部12Bの復元力によ
り、第2天板56の前端及び第3天板58の後端を回転
中心として回転し元の状態に戻るようになっている。
【0072】なお、第2天板56の前端及び第3天板5
8の後端は、それぞれシート表皮61と縫製等によって
連結されており、第2天板56及び第3天板58とシー
ト表皮61とにズレが生じないようになっている。
【0073】図8に示される如く、第1天板54、第2
天板56、第3天板58の左右両側部は、シートフレー
ム60側へ向けて、シートフレーム60の両側部60
A、60Bと当接可能に折り曲げられており、落ち込み
阻止手段としての折り曲げ部54A、54B、56A、
56B、58A、58Bが形成されている。
【0074】第1天板54、第2天板56、第3天板5
8の左右両方の折り曲げ部を含んだ長さは、図9に二点
鎖線に示される様に、乗員15が着座した時に第1天板
54、第2天板56、第3天板58が下方向に移動し二
点鎖線の状態になっても、右側の折り曲げ部54B、5
6B、58B及び図示を省略した左側の折り曲げ部が、
シートフレーム60の右側部60A及び図示を省略した
左側部から外れない長さに設定されている。
【0075】また、図10に示される如く、リヤシート
クッション本体部12Aを車両前方へ略180°回転
し、前倒し状態にした場合には、第1天板54、第2天
板56、第3天板58に荷重が作用した時に、右側の折
り曲げ部54B、56B、58B及び図示を省略した左
側の折り曲げ部が、シートフレーム60の右側部60B
及び図示を省略した左側部に引っ掛かるようになってい
る。
【0076】次に、本第3実施形態の作用を説明する。
本第3実施形態の車両用リヤシート装置では、リヤシー
トクッション本体部12Aが通常の着座状態にあって、
乗員15が着座した場合には、リヤシートクッション分
割部12B上にある第2天板56、第3天板58が乗員
15の体型に合わせて、第2天板56は前端を、第3天
板58は後端を回転中心にして下方へ回転し、図7の三
点鎖線の状態になる。このため、座り心地が悪化するこ
とがない。
【0077】また、リヤシートクッション本体部12A
が車両前方へ略180°回転し前倒し状態になった場合
には、第1天板54、第2天板56、第3天板58がシ
ートフレーム60上に乗るため、この前倒し状態で上に
なったリヤシートクッション本体部12Aの底面に荷重
を加えても、荷重を保持することができる。従って、手
を着いた時等の局部的荷重にも耐えることができること
から、前倒し状態で上になったリヤシートクッション本
体部12Aの底面を停車中に客室としても使用できる。
【0078】また、着座していた乗員15がリヤシート
クッション12から降りた場合には、第2天板56及び
第3天板58は、リヤシートクッション分割部12Bの
復元力により、第2天板56の前端及び第3天板58の
後端を回転中心として回転し元の状態に戻る。この時、
第2天板56の前端及び第3天板58の後端は、それぞ
れシート表皮61と縫製等によって連結されているた
め、第2天板56及び第3天板58とシート表皮61と
にズレが生じず、第2天板56及び第3天板58を元の
状態に確実に戻すことができる。
【0079】また、第1天板54、第2天板56、第3
天板58の左右両方の折り曲げ部を含んだ長さは、図9
に二点鎖線に示される様に、乗員着座時に第1天板5
4、第2天板56、第3天板58が下方向に移動して
も、右側の折り曲げ部54B、56B、58B及び図示
を省略した左側の折り曲げ部が、シートフレーム60の
右側部60A及び図示を省略した左側部から外れない長
さに設定されているため、第1天板54、第2天板5
6、第3天板58はシートフレーム60の内側に落ち込
まない。
【0080】また、図10に示される如く、リヤシート
クッション本体部12Aを前倒し状態にした場合には、
第1天板54、第2天板56、第3天板58に荷重が作
用した時に、右側の折り曲げ部54B、56B、58B
及び図示を省略した左側の折り曲げ部が、シートフレー
ム60の右側部60B及び図示を省略した左側部に引っ
掛かるため、この場合にも第1天板54、第2天板5
6、第3天板58はシートフレーム60の内側に落ち込
まない。
【0081】また、落ち込み阻止手段を折り曲げ部54
A、54B、56A、56B、58A、58Bで構成し
たので、簡単な構成で、第1天板54、第2天板56、
第3天板58のシートフレーム60の内側への落ち込み
を阻止できる。
【0082】次に、本発明の車両用リヤシート装置の第
4実施形態を図11〜図13に従って説明する。
【0083】なお、第3実施形態と同一部材について
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0084】図11に示される如く、本第4実施形態で
は、第1天板54、第2天板56、第3天板58の左右
両側部に折り曲げ部を設定する代わりに、第1天板5
4、第2天板56、第3天板58の上方に、第1ウエビ
ング62、第2ウエビング64、第3ウエビング66が
左右方向に沿って掛け渡されている。また、第1ウエビ
ング62、第2ウエビング64、第3ウエビング66の
両端部62A、62B、64A、64B、66A、66
Bは、シートフレーム60の左右両側部60A、60B
に取付けられている。
【0085】図12に示される如く、第1ウエビング6
2、第2ウエビング64、第3ウエビング66の右側の
端部62B、64B、66B及び図示を省略した左側の
端部は、リング状となっており、第1ウエビング62、
第2ウエビング64、第3ウエビング66とシートフレ
ーム60の右側部60B及び図示を省略した左側部との
間には、弾性体としての円柱状のパッド68が配設され
ている。また、第1ウエビング62、第2ウエビング6
4、第3ウエビング66の各左右方向中央部62C、6
4C、66Cが第1天板54、第2天板56、第3天板
58の、各左右方向中央部54C、56C、58Cに縫
製等で位置決めされている。
【0086】次に、本第4実施形態の作用を説明する。
本第4実施形態では、図12に示される如く、リヤシー
トクッション本体部12Aが通常の着座状態にある場合
には、乗員15の着座により、第1天板54、第2天板
56、第3天板58が撓むため、座り心地が悪化するこ
とがない。
【0087】また、乗員15がリヤシートクッション本
体部12Aから降りた場合には、第1天板54、第2天
板56、第3天板58が、リヤシートクッション分割部
12Bの復元力で上に上がると同時に、左右のパッド6
8の復元力で左右方向も元の位置に戻ることができる。
更に、第1ウエビング62、第2ウエビング64、第3
ウエビング66の各左右方向中央部62C、64C、6
6Cが第1天板54、第2天板56、第3天板58の、
各左右方向中央部54C、56C、58Cに縫製等で位
置決めされているため、シートフレーム60と第1天板
54、第2天板56、第3天板58にはズレが生じな
い。
【0088】また、図13に示される如く、リヤシート
クッション本体部12Aが車両前方へ略180°回転し
前倒し状態になった場合に、第1天板54、第2天板5
6、第3天板58に荷重が作用すると、第1ウエビング
62、第2ウエビング64、3ウエビング66が、第1
天板54、第2天板56、第3天板58のシートフレー
ム60内側への落ち込みを防止する。また、除荷された
場合には、第1天板54、第2天板56、第3天板58
は、左右のパッド68の復元力で左右方向も元の位置に
戻ることができる。
【0089】なお、第1天板54、第2天板56、第3
天板58を元の位置に復元させる構成として、パッド6
8に代えて、図14及び図15に示される如く、第1天
板54、第2天板56、第3天板58に切欠部99を形
成し、この切欠部99を通して、ホグリング等の連結部
材100によりシートパッド側のシートフレーム102
と、シート表皮61に布等の伸縮性のある結合部材10
6で結合されたシート表皮側のフレーム108とを連結
して、結合部材106の伸縮性により、第1天板54、
第2天板56、第3天板58に復元力を与える構成とし
ても良い。
【0090】また、第1天板54、第2天板56、第3
天板58を元の位置に復元させる構成として、図16に
示される如く、シートフレーム60の左右両側部60
A、60B近傍に、車両前後方向に沿って延びる一対の
ウエビングウエビング110、112を掛け渡しても良
い。この場合、ウエビング110、112が2本で済む
上、図17に示される如く、左右方向の中央部にウエビ
ングが無いため乗員15が着座した時にウエビング11
0、112がリヤシートクッション本体部12Aの撓み
を制限するということが起こり難い。一方、図18に示
される如く、リヤシートクッション本体部12Aが前倒
し状態になった場合に、第1天板54、第2天板56、
第3天板58に荷重が作用すると、ウエビング110、
112が、天板54、第2天板56、第3天板58のシ
ートフレーム内側への落ち込みを防止する。なお、第1
天板54、第2天板56、第3天板58の左右方向の復
元は、前述した、図14及び図15に示される如く、ホ
グリング等の連結部材100による構成が考えられる。
【0091】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
【0092】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の車両用リヤシー
ト装置は、リヤシートが配設されるフロア面に凹部を形
成する一方、リヤシートを凹部に位置する上方のシート
クッション部と着座面を備えた上方のシートクッション
部とに上下2分割、且つ分離可能としたので、大幅な重
量増加なしに、シートクッションのクッション性を向上
することができるという優れた効果も有する。また、サ
ブマリン現象を防止でき、且つ上方のシートクッション
部をフロア面に形成した凹部とともに変更することで、
意匠部品である上方のシートクッション部の共通化が可
能になるという優れた効果も有する。
【0093】請求項2記載の本発明は、段差を有する一
段高い車両後方のフロア面に配設されたリヤシートの少
なくともシートクッションを、車両前方へ略90度跳ね
上げ可能とした車両用リヤシート装置において、シート
クッションに対応する後方フロア面に凹部を形成する一
方、シートクッションをフロアー般面で上下に2分割し
た構成とし、上方のシートクッション部のみ車両前方へ
跳ね上げ可能としたので、請求項1記載の効果に加え
て、平坦で広い荷室空間が得られるとともに、シートク
ッションの跳ね上げ等の操作が容易であるという優れた
効果も有する。
【0094】請求項3記載の本発明は、請求項1または
請求項2記載の車両用リヤシート装置において、下方の
シートクッション部を流体を封入した袋体で構成したの
で、請求項1または請求項2記載の効果に加えて、座中
心部のみがフロアから強い反力を受けることを回避でき
る。また、フロア形状に差があっても上方のシートクッ
ション部の全容量が近ければ、凹部の形状が多少異なっ
ていても袋体の変形により上方のシートクッション部の
共通化が可能になるという優れた効果も有する。
【0095】請求項4記載の本発明は請求項1または請
求項2記載の車両用リヤシート装置において、リヤシー
トのシートバック背面には、リヤシート引き起こし時に
下方のシートクッション部上に載置されるボードが設定
されているので、請求項1または請求項2記載の効果に
加えて、荷物搭載性の悪化を招くことがないという優れ
た効果も有する。
【0096】請求項5記載の本発明は、請求項1または
請求項2記載の車両用リヤシート装置において、上方の
シートクッション部の周縁部に埋設したフレーム間にウ
エビングが車幅方向に沿って架設され、且つ該フレーム
とウエビング間に弾性体が配設されているので、請求項
1または請求項2記載の効果に加えて、シートクッショ
ンのクッション性を阻害することなく、乗員着座時以外
は上方のシートクッション部の下面を平坦にできるとい
う優れた効果も有する。請求項6記載の本発明は、請求
項1または請求項2記載の車両用リヤシート装置におい
て、上方のシートクッション部にはスライドレールが配
設されており、スライドレールは長手方向に分割され、
且つ着座時に斜め下方へ屈曲可能に連結されているの
で、請求項1または請求項2記載の効果に加えて、乗員
が着座する場合の異物感を低減できるという優れた効果
も有する。
【0097】請求項7記載の本発明は、請求項1または
請求項2記載の車両用リヤシート装置において、上方の
シートクッション部は通常の着座状態と車両前方へ略1
80度回転した前倒し状態とに移動可能であり、上方の
シートクッション部の底部には車幅方向に沿った分割線
によって複数に分割された天板がシートフレームの下側
全域に配設されており、天板が着座時に乗員の体型に応
じて下方に撓み得る構成としたので、請求項1または請
求項2記載の効果に加えて、通常の着座状態では座り心
地が悪化するこが無く、上方のシートクッション部を前
倒した状態では、上方のシートクッション部を停車中に
客室として使用できるという優れた効果も有する。
【0098】請求項8記載の本発明は、請求項7記載の
車両用リヤシート装置において、天板が天板の表面を覆
うシート表皮と連結されているため、請求項7記載の効
果に加えて、天板を元の位置に確実に戻すことができる
という優れた効果も有する。
【0099】請求項9記載の本発明は、請求項7記載の
車両用リヤシート装置において、通常の着座状態におけ
る荷重作用時と前倒し状態における荷重作用時に、天板
がシートフレーム内側に落ち込むことを阻止する落ち込
み阻止手段が設けられているため、請求項7記載の効果
に加えて、天板のシートフレーム内側への落ち込みを阻
止できるという優れた効果も有する。
【0100】請求項10記載の本発明は、請求項9記載
の車両用リヤシート装置において、落ち込み阻止手段は
天板の両側部に設定され、シートフレームと当接可能な
折り曲げ部であるため、請求項9記載の効果に加えて、
簡単な構成で天板のシートフレーム内側への落ち込みを
確実に阻止できるという優れた効果も有する。
【0101】請求項11記載の本発明は、請求項7記載
の車両用リヤシート装置において、天板の上方に位置す
るシートフレームにウエビングを掛け渡したので、請求
項7記載の効果に加えて、天板のシートフレーム内側へ
の落ち込みを阻止できるという優れた効果も有する。
【0102】請求項12記載の本発明は、請求項11記
載の車両用リヤシート装置において、ウエビングはシー
トフレーム左右両側部間に車幅方向に沿って掛け渡さ
れ、ウエビングとシートフレーム左右両側部との間に弾
性体を配設し、且つ天板とウエビングとを連結したの
で、請求項11記載の効果に加えて、天板を左右方向に
ついても元の位置に戻すことができると共に、天板が元
の位置に確実に戻るという優れた効果も有する。
【0103】請求項13記載の本発明は、請求項11記
載の車両用リヤシート装置において、シートフレームの
左右両側部近傍には車両前後方向に沿って延びる一対の
ウエビングが掛け渡されているので、請求項11記載の
効果に加えて、上方のシートクッション部の撓みがウエ
ビングによって制限され難いという優れた効果も有す
る。
【0104】請求項14記載の本発明は、請求項7記載
の車両用リヤシート装置において、天板はシート表皮に
位置決めされると共に、シート表皮が伸縮性のある結合
部材を介してシートフレームに連結されているため、請
求項7記載の効果に加えて、天板を元の位置に確実に戻
すことができるという優れた効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用リヤシート
装置を示す概略側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る車両用リヤシート
装置のシートクッションを一部断面で示す車両斜め前方
から見た斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る車両用リヤシート
装置の回転スライド機構を示す車両斜め前方から見た斜
視図である。
【図4】図3の4−4線に沿った拡大断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る車両用リヤシート
装置の作用説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る車両用リヤシート
装置を示す概略側面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る車両用リヤシート
装置を示す概略側面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る車両用リヤシート
装置のシートクッションを示す車両斜め前方から見た斜
視図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る車両用リヤシート
装置のシートクッションの通常の着座状態での右半分を
示す断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係る車両用リヤシー
ト装置のシートクッションの前倒し状態での右半分を示
す断面図である。
【図11】本発明の第4実施形態に係る車両用リヤシー
ト装置のシートクッションを示す車両斜め前方から見た
斜視図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係る車両用リヤシー
ト装置のシートクッションの通常の着座状態での右半分
を示す断面図である。
【図13】本発明の第4実施形態に係る車両用リヤシー
ト装置のシートクッションの前倒し状態での右半分を示
す断面図である。
【図14】本発明の他の実施形態に係る車両用リヤシー
ト装置のシートクッションの通常の着座状態での右側の
一部を示す断面図である。
【図15】図14の一部拡大図である。
【図16】本発明の他の実施形態に係る車両用リヤシー
ト装置のシートクッションを示す車両斜め前方から見た
斜視図である。
【図17】本発明の他の実施形態に係る車両用リヤシー
ト装置のシートクッションの通常の着座状態での右半分
を示す断面図である。
【図18】本発明の他の実施形態に係る車両用リヤシー
ト装置のシートクッションの前倒し状態での右半分を示
す断面図である。
【図19】従来の実施形態に係る車両用リヤシート装置
の着座状態を示す概略側面図である。
【図20】従来の実施形態に係る車両用リヤシート装置
の起立状態を示す概略側面図である。
【符号の説明】
10 リヤシート 12 リヤシートクッション 12A リヤシートクッション本体部(上方のシート
クッション部) 12B リヤシートクッション分割部(下方のシート
クッション部) 12C リヤシートクッション本体部の下面 14 フロア 14A フロア面(フロア一般面) 16 凹部 18 回転スライド機構 20 リヤシートバック 22 レール(スライドレール) 22A レールの前部 22B レールの後部 25 分割部 27 引張りコイルスプリング 36 フレーム 38 ウエビング 40 パッド(弾性体) 50 ボード 52 天板 54 第1天板 56 第2天板 58 第3天板 60 シートフレーム 61 シート表皮 62 第1ウエビング 64 第2ウエビング 66 第3ウエビング 68 パッド(弾性体) 100 連結部材 102 シートパッド側のシートフレーム 106 結合部材 108 フレーム 110 ウエビングウエビング 112 ウエビング

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤシートが配設されるフロア面に凹部
    を形成する一方、リヤシートを前記凹部に位置する上方
    のシートクッション部と着座面を備えた上方のシートク
    ッション部とに上下2分割、且つ分離可能としたことを
    特徴とする車両用リヤシート装置。
  2. 【請求項2】 段差を有する一段高い車両後方のフロア
    面に配設されたリヤシートの少なくともシートクッショ
    ンを、車両前方へ略90度跳ね上げ可能とした車両用リ
    ヤシート装置において、前記シートクッションに対応す
    る後方フロア面に凹部を形成する一方、シートクッショ
    ンをフロア一般面で上下に2分割した構成とし、上方の
    シートクッション部のみ車両前方へ跳ね上げ可能とした
    ことを特徴とする車両用リヤシート装置。
  3. 【請求項3】 前記下方のシートクッション部を流体を
    封入した袋体で構成したことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の車両用リヤシート装置。
  4. 【請求項4】 前記リヤシートのシートバック背面に
    は、リヤシート引き起こし時に前記下方のシートクッシ
    ョン部上に載置されるボードが設定されていることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の車両用リヤシー
    ト装置。
  5. 【請求項5】 前記上方のシートクッション部の周縁部
    に埋設したフレーム間にウエビングが左右方向に沿って
    架設され、且つ該フレームとウエビング間に弾性体が配
    設されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の車両用リヤシート装置。
  6. 【請求項6】 前記上方のシートクッション部にはスラ
    イドレールが配設されており、該スライドレールは長手
    方向に分割され、且つ着座時に斜め下方へ屈曲可能に連
    結されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の車両用リヤシート装置。
  7. 【請求項7】 前記上方のシートクッション部は通常の
    着座状態と車両前方へ略180度回転した前倒し状態と
    に移動可能であり、該上方のシートクッション部の底部
    には左右方向に沿った分割線によって複数に分割された
    天板がシートフレームの下側全域に配設されており、該
    天板が着座時に乗員の体型に応じて下方に撓み得ること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用リヤ
    シート装置。
  8. 【請求項8】 前記天板が前記天板の表面を覆うシート
    表皮と連結されていることを特徴とする請求項7記載の
    車両用リヤシート装置。
  9. 【請求項9】 通常の着座状態における荷重作用時と前
    倒し状態における荷重作用時に、前記天板がシートフレ
    ーム内側に落ち込むことを阻止する落ち込み阻止手段が
    設けられていることを特徴とする請求項7記載の車両用
    リヤシート装置。
  10. 【請求項10】 前記落ち込み阻止手段は前記天板の両
    側部に設定され、シートフレームと当接可能な折り曲げ
    部であることを特徴とする請求項9記載の車両用リヤシ
    ート装置。
  11. 【請求項11】 前記天板の上方に位置するシートフレ
    ームにウエビングを掛け渡したことを特徴とする請求項
    7記載の車両用リヤシート装置。
  12. 【請求項12】 前記ウエビングは前記シートフレーム
    左右両側部間に左右方向に沿って掛け渡され、前記ウエ
    ビングと前記シートフレーム左右両側部との間に弾性体
    を配設し、且つ前記天板と前記ウエビングとを連結した
    ことを特徴とする請求項11記載の車両用リヤシート装
    置。
  13. 【請求項13】 前記シートフレームの左右両側部近傍
    には車両前後方向に沿って延びる一対のウエビングが掛
    け渡されていることを特徴とする請求項11記載の車両
    用リヤシート装置。
  14. 【請求項14】 前記天板はシート表皮に位置決めされ
    ると共に、前記シート表皮が伸縮性のある結合部材を介
    してシートフレームに連結されていることを特徴とする
    請求項7記載の車両用リヤシート装置。
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