JPH09142207A - 車両周辺監視装置 - Google Patents

車両周辺監視装置

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Publication number
JPH09142207A
JPH09142207A JP7300238A JP30023895A JPH09142207A JP H09142207 A JPH09142207 A JP H09142207A JP 7300238 A JP7300238 A JP 7300238A JP 30023895 A JP30023895 A JP 30023895A JP H09142207 A JPH09142207 A JP H09142207A
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JP7300238A
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Inventor
Kazutomo Fujinami
一友 藤浪
Toshiaki Ozaki
敏明 尾崎
Naoto Ishikawa
直人 石川
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像領域内にブラックアウト領域あるいはホ
ワイトアウト領域が現れた場合に、これを検出するとと
もに運転者に対し注意を喚起する車両周辺監視装置を提
供する。 【解決手段】 撮像手段(10)と、周辺領域画像の明暗情
報に基づいて撮像手段(10)に入射される画像の入射量を
調整する明るさ調整手段(31a )と、撮像画像を表示する
表示手段(40)とを有し、車両周辺の画像を運転者に視認
させるように構成した車両周辺監視装置において、前記
撮像手段(10)により撮像された画像情報を探索し、この
画像情報中にその明るさが可視範囲を超えた視認不能領
域が存在するか否かを判定する視認不能領域判定手段(3
1b )と、視認不能領域判定手段(31b)からの判定情報に
基づき、視認不能領域が存在した場合に、運転者に視認
不能領域の存在を知らせる警報手段(50)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両周辺監視装置に
かかり、より詳細には、自動車などの車両の周辺を監視
して車両運転における運転者の安全確認を支援するのに
有効に適用される車両周辺監視装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車などの車両の周辺を監
視する車両周辺監視装置が提案され、実用化されてい
る。この車両周辺監視装置は、車両の後方や側方といっ
た運転者からの視認が難しい領域(監視領域)につい
て、車両に取り付けたビデオカメラを用いてこの監視領
域を撮像するとともにこの撮像画像を運転席のダッシュ
ボード上などに取り付けられたディスプレイにより表示
し、監視領域の監視を行うものである。
【0003】そして、この車両周辺監視装置におけるビ
デオカメラには、一般に、撮像画像の明るさ調整機構と
してのオートアイリス機構が付与されている。このオー
トアイリス機構は、撮像された画像の明度に基づき、ビ
デオカメラのレンズに設けられた絞りの開口量を調節し
たり、あるいは電子シャッタのシャッタスピードを増減
制御する機構で、これにより、日中や夜間といった被写
体の明るさが変化した場合でも、運転者にとって視認し
易い最適な明るさの画像を表示することができる。
【0004】そして、このオートアイリス機構では、撮
像画像における画面全体の平均輝度値(画像の明るさに
相当)を算出し、この平均輝度値に基づいてレンズの絞
りの開口量あるいは電子シャッタのシャッタスピードを
調節する測光方式、また、撮像画像における画面中央部
の平均輝度値を算出し、この画面中央部の平均輝度値に
基づいてレンズの絞りの開口量あるいは電子シャッタの
シャッタスピードを調節する測光方式などが採用されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなオートアイリス機構を有する装置においては、上述
したように、画面全体あるいは画面中央領域の平均輝度
値に基づいてレンズの絞りの開口量あるいは電子シャッ
タのシャッタスピードを調節するので、局所的に視認不
能な程度に暗く映し出された領域〔黒く飽和している領
域、以下ブラックアウト(B.O)領域という〕、ある
いは、局所的に視認不能な程度に明るく映し出された領
域〔白く飽和している領域、以下ホワイトアウト(W.
O)領域という〕が現れてしまう。
【0006】そして、このようなブラックアウト領域あ
るいはホワイトアウト領域内に、障害物が存在した場合
には、この障害物を確認することは困難である。本発明
はこの点に鑑みてなされたものであり、撮像領域内にブ
ラックアウト領域あるいはホワイトアウト領域が現れた
場合に、これを検出するとともに運転者に対し注意を喚
起する車両周辺監視装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によりなされた車両周辺監視装置は、図1の
基本構成図に示すように、車両の周辺領域を撮像する撮
像手段(10)と、当該撮像手段(10)により撮像さ
れた周辺領域画像の明暗情報に基づいて前記撮像手段
(10)に入射される画像の入射量を調整する明るさ調
整手段(31a)と、前記撮像手段(10)が撮像した
画像情報を表示する表示手段(40)とを有し、当該撮
像手段(10)からの画像情報に基づいて前記車両周辺
の画像を運転者に視認させるように構成した車両周辺監
視装置において、前記撮像手段(10)により撮像され
た画像情報を探索し、当該画像情報中にその明るさが可
視範囲を超えた視認不能領域が存在するか否かを判定す
る視認不能領域判定手段(31b)と、前記視認不能領
域判定手段(31b)からの判定情報に基づき、前記視
認不能領域が存在した場合に、運転者に前記視認不能領
域の存在を知らせる警報手段(50)を設けたことを特
徴としている。(請求項1)
【0008】また、前記視認不能領域判定手段(31
b)は、前記画像情報を格子領域に分割する領域分割手
段(31c)と、前記格子領域の視認状態を各格子領域
毎に判定する視認状態判定手段(31d)と、前記視認
状態判定手段(31d)からの判定結果に基づき、視認
不能と判定された格子領域の配列状態を判定する領域判
定手段(31e)とを有することを特徴としている。
(請求項2)
【0009】また、前記視認不能領域判定手段(31
b)は、前記撮像手段により撮像された画像情報を構成
する画素を「明度過多」、「通常明度」、「明度不足」
に相当する状態情報に三値化する三値化手段(31f)
を有し、前記視認状態判定手段(31d)は、前記三値
化手段(31f)により三値化された状態情報の存在割
合に基づいて前記格子領域の視認状態を判定することを
特徴としている。(請求項3)
【0010】また、前記警報手段(50)は、前記視認
不能領域判定手段(31b)の判定結果として与えられ
る前記領域判定手段(31e)からの格子領域の配列状
態情報と、車両の進路を示す進路情報とに基づき、前記
視認不能と判定された格子領域が車両の進路上に存在す
る場合に運転者に前記視認不能領域の存在を知らせるこ
とを特徴としている。(請求項4)
【0011】また、前記視認不能領域判定手段(31
b)からの判定情報に基づき、前記視認不能領域が存在
した場合に、前記明るさ調整手段(31a)による画像
の入射量の調整を禁止し、手動調整手段(61)による
明るさ調整を可能とする調整方法切換手段(31g)を
設けたことを特徴としている。(請求項5)
【0012】上記請求項1の構成によれば、視認不能領
域判定手段(31b)は、明るさ調整手段(31a)に
よりその明るさが調整された撮像手段(10)からの撮
像画像を探索し、当該撮像画像内において、その明るさ
が可視範囲を超えた視認不能領域が存在するか否かを判
定とともにその判定結果を出力する。そして、警報手段
(50)は、この視認不能領域判定手段(31b)から
の判定結果に基づいて、視認不能領域が存在している場
合に運転者に対して警報を発生し、視認不能領域の存在
を知らせる。
【0013】すなわち、撮像画像中における明るさ情報
に基づいて視認不能領域が存在するか否かを判定する手
段と、視認不能領域が存在している場合に運転者に対し
て警報を発生する手段とを設けたので、撮像領域内にブ
ラックアウト領域あるいはホワイトアウト領域が現れた
場合に、これを検出するとともに運転者に対し注意を喚
起することができる。
【0014】また、上記請求項1の視認不能領域判定手
段(31b)としては、請求項2に示す構成が適用され
る。そして、同請求項の各構成は、次の作用をなす。す
なわち、領域分割手段(31c)は、撮像手段(10)
により撮像された画像情報を格子領域に分割し、視認状
態判定手段(31d)は、領域分割手段(31c)によ
り分割された格子領域の視認状態すなわち視認可能か否
かについて各格子領域毎に判定する。そして、領域判定
手段(31e)は、視認状態判定手段(31d)からの
判定結果に基づき、視認不能と判定された格子領域の配
列状態すなわち視認不能と判定された格子領域の存在位
置あるいは塊具合を判定し、この配列状態の情報を出力
する。
【0015】このように、撮像画像を格子状領域に分割
した後に、各格子状領域毎に視認状態を判定し、さらに
視認不能と判定された格子領域について、その配列情報
を出力するように構成したので、視認可能あるいは不能
な領域を格子領域単位で扱うことができ、その処理を容
易にかつ高速に行うことができる。
【0016】また、上記請求項2の視認不能領域判定手
段(31b)のさらに具体的な構成としては、請求項3
に示す構成が適用される。そして、同請求項の各構成
は、次の作用をなす。すなわち、三値化手段(31f)
は、前記撮像手段により撮像された画像情報を構成する
画素を「明度過多」、「通常明度」、「明度不足」に相
当する状態情報に三値化し、視認状態判定手段(31
d)は、前記三値化手段(31f)により三値化された
状態情報の存在割合に基づいて前記格子領域の視認状態
を判定する。
【0017】このように、格子領域の視認状態を判定す
る際に、画像情報を構成する画素を状態情報に三値化
し、三値化された状態情報の存在割合に基づいて格子領
域の視認状態を判定するように構成したので、格子内の
状態を判定する場合に、その判定処理を容易にかつ高速
に行うことができる。
【0018】また、請求項4の構成によれば、警報手段
(50)は、請求項3の構成にて示された領域判定手段
(31e)からの格子領域の配列状態情報と、車両の進
路を示す進路情報とに基づき、前記視認不能と判定され
た格子領域が車両の進路上に存在する場合に運転者に前
記視認不能領域の存在を知らせる。
【0019】すなわち、視認不能と判定された格子領域
の情報と車両の進路情報とに基づいて、警報の要否を判
定するように構成したので、車両が視認不能と判定され
た格子領域上を通過する可能性がある場合にのみ警報を
発生するように構成することができ、無用な警報の出力
を防止することができる。
【0020】また、請求項5の構成によれば、調整方法
切換手段(31g)は、視認不能領域判定手段(31
b)からの判定情報に基づき視認不能領域が存在したと
判定された場合に、明るさ調整手段(31a)による画
像の入射量を調整を禁止し、さらにこの状態において手
動調整手段(61)による明るさ調整を可能とする。
【0021】すなわち、視認不能領域の存在が確認され
た場合に、手動により明るさ調整を行なう手段を設けた
ので、この視認不能領域内に基準にして明るさ調整を行
うことによりこの領域内の障害物を確認することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を図面を参照して説明する。図2は、本発明が適用さ
れる装置の構成を説明するブロック図で、同図におい
て、10は車両周辺を撮像する撮像部、20は撮像部1
0から得られた撮像画像情報あるいは車両の形状情報等
を保持する記憶部、30は予め格納されたプログラムに
従って動作するコンピュータなどによって構成されるデ
ータ処理部、40はディスプレイ41を備えた表示部、
50は警報音あるいは音声ガイダンスを発生する警報
部、60はハンドルの舵角あるいは操舵輪の操舵角を検
出したり、あるいは各種スイッチ情報を収集し、上記デ
ータ処理部30に対してこれらの舵角情報あるいはスイ
ッチ情報を送出する信号入力部である。
【0023】上記撮像部10は、CCDカメラやビデオ
カメラといった撮像装置(図示せず)とから構成され、
この撮像部10は、例えば図3に示すように、車両10
0の後側上方のほぼ中央部に地面の法線に対し俯角θで
取り付けられている。これによりこの撮像部10は、車
両100後方の監視領域100a内における障害物等を
検出する。
【0024】また、この撮像部10には、データ処理部
30からのアイリス調整信号ISに応じてレンズに設け
られた絞りの開口量を調節したり、あるいは電子シャッ
タのシャッタスピードを増減制御するアイリス調整機構
が設けられている。そして、この撮像部10の取付位置
は、車両の位置を規定する際の基準位置データとして記
憶部20の車両データメモリ23(後述)に格納されて
いる。
【0025】記憶部20は、撮像部10からの撮像画像
の情報を一時的に蓄えるフレームメモリ21と、この撮
像画像の情報をその輝度値に応じて値「0」、「1」、
「2」の三値に変換した三値化データを保持する三値化
データメモリ22と、車両の現在位置データ、車両の2
次元あるいは3次元の形状データ及び車両内における撮
像部10の取り付け位置である車両基準位置データを車
両情報として保持する車両データメモリ23とを有して
いる。また、上記フレームメモリ21及び三値化データ
メモリ22については、撮像画素に対応したマトリクス
状の画素、例えば512×512画素のメモリとして構
成されている。
【0026】データ処理部30は、動作プログラムに従
って動作するCPU31と、この動作プログラムが格納
されたROM32と、CPU31の動作時において必要
な情報を一時格納するRAM33とを有している。そし
て、このCPU31は、上述した記憶部20、表示部4
0、警報部50、信号入力部60と各種制御情報の送受
を行うとともに、上述したように、撮像部10に対して
アイリス調整信号ISを出力する。
【0027】表示部40は、表示手段としてのディスプ
レイ41と、このディスプレイ41に表示させる画像情
報を上述した撮像部10からの撮像画像情報、データ処
理部30により生成された画像情報、あるいは両画像情
報の合成画像にするかを選択するセレクタ42を有し、
CPU31から出力された表示画像信号に基づいて、物
体の車両との相対位置を表示したり、運転者に対するメ
ッセージを表示したりする。
【0028】警報部50は、スピーカ51と、CPU3
1からの制御信号に基づいてブザー信号あるいは音声信
号を生成し、この音声信号をスピーカ51に出力する駆
動回路52とを有している。
【0029】信号入力部60は、アイリス調整スイッチ
61、オートアイリス実行スイッチ62、舵角検出部6
3及び走行距離検出部64とを有している。アイリス調
整スイッチ61は、上述したアイリス調整信号ISのレ
ベルすなわち撮像部10のレンズの絞りの開口量あるい
は電子シャッタのシャッタスピードの制御量を手動にて
調節するためスイッチ機構とそて構成されている。オー
トアイリス実行スイッチ62は、手動調整状態にあるレ
ンズの絞りの開口量あるいは電子シャッタのシャッタス
ピードの制御を自動で行う際に操作されるモード切換ス
イッチとして構成されている。
【0030】舵角検出部63は、ハンドル舵角を検出す
るハンドル舵角センサあるいは操舵輪の操舵角を検出す
る操舵角検出センサ(いずれも図示せず)を備え、これ
らのセンサからの出力に基づき、車両の転回情報を出力
する。走行距離検出部64は、例えば、トランスミッシ
ョンシャフトに取付けられた磁石と、この磁石に隣接し
て配置されたホール素子と、このホール素子からの出力
に応じて可変する比較電圧がその一方の端子(例えば+
端子)に供給され、他方の端子(例えば−端子)に基準
電圧が供給されたコンパレータと(いずれも図示せず)
を備え、トランスミッションシャフトが回転することに
より、コンパレータから走行パルスを出力する機構とし
て構成されている。
【0031】次に、上述した構成を有する具体例の動作
をフローチャートを参照して説明する。この具体例にお
いては、まず、図4のフローチャートにおけるステップ
S110にて、撮像部10による画像取得動作を行う。
このステップS110における取得画像は、データ処理
部30のCPU31によりその入射光量が調整された画
像すなわち上述したオートアイリス機能により明るさが
調整された画像となる。
【0032】例えば、図3で説明したように、撮像部1
0が車両100の後側上方略中央部に取り付けられてお
り、さらに図6に示すように、車両100の前方斜上方
より太陽光DLが照射された場合には、このステップS
110の画像取得処理により、図7に示すような画像、
すなわち車両100の後方に存在する3本のポールPL
1〜PL3の内、2本のポールPL1及びPL2が車両
100の影SH内に埋もれてしまい、運転者から視認し
難い画像が取得される。また、同図において符号LHで
示す部分は、太陽光が直接照射された壁であり、これも
運転者からは視認し難い画像として取得される。以下、
この図7に示された画像に基づいて、具体例の動作説明
を行うこととする。そして、このようにして取得された
画像情報は、記憶部20のフレームメモリ21に一時的
に格納保持される。
【0033】引き続くステップS120では、ブラック
アウト(B.O)、ホワイトアウト(W.O)領域の判
定処理を行う。このブラックアウト、ホワイトアウト領
域の判定処理は、具体的には、図5のフローチャートに
よりなされる。以下、この図5のフローチャートを参照
して説明する。
【0034】このブラックアウト、ホワイトアウト領域
の判定処理では、まずステップS210にて撮像画像の
三値化を行う。この三値化処理は、撮像部10により撮
像された撮像画像に関し、この撮像画像を構成する各画
素を「明度過多」、「通常明度」、「明度不足」に相当
する状態情報、例えば「2」(明度過多すなわちホワイ
トアウト画素)、「1」(通常明度すなわち可視画
素)、「0」(明度不足すなわちブラックアウト画素)
に三値化する処理である。
【0035】この三値化処理に関し、図8を参照してさ
らに詳細に説明する。図8(a)は、上述したブラック
アウト及びホワイトアウト画素を判定する際の判定基準
を示した模式図である。同図に示すように、この三値化
処理では、フレームメモリ21に格納された撮像画像に
ついて、この撮像画像を構成する画素毎にその輝度値を
取得するとともに取得した輝度値に基づいて、この画素
に可視状態を示す情報を付与する。
【0036】すなわち、輝度値「0」乃至「50」未満
の画素に値「0」を付与してブラックアウト画素と判定
し、輝度値「50」乃至「200」の画素に値「1」を
付与して通常の可視画素と判定し、輝度値「200」を
超えた画素に値「2」を付与してホワイトアウト画素と
判定する。
【0037】例えば、図8(b)に示すように、各画素
の輝度値が与えられた場合、すなわち、画素α1が輝度
値「210」、画素α2が輝度値「220」、・・・・、画
素γ3が輝度値「130」、画素γ4が輝度値「16
0」として与えられた場合、画素α1乃至α4に代表さ
れるように、輝度値「200」を超えた画素については
値「2」を付すことによりホワイトアウト画素と判定
し、輝度値「50」乃至「200」の画素には値「1」
を付すことにより通常の可視画素と判定する。
【0038】そして、図8(d)に例示した画素群につ
いても同様にして判定が行われる。すなわち、画素α1
が輝度値「130」、画素α2が輝度値「120」、・・
・・、画素γ3が輝度値「30」、画素γ4が輝度値「3
0」として与えられた場合、画素γ2乃至γ4に代表さ
れるように、輝度値「50」未満の画素については値
「0」を付すことによりブラックアウト画素と判定す
る。また、いずれの例においても、その上下限値である
輝度値「200」〔図8(b)における画素β2〕及び
「50」〔図8(d)における画素β3〕については、
値「1」すなわち通常の可視画素と判定する。そして、
このように三値化された画像情報(三値化データ)につ
いては、記憶部20の三値化データメモリ22に格納保
持される。
【0039】引き続くステップS220では、三値化デ
ータメモリ22に保持された三値化データを複数の格子
領域に分割する。このステップS220の分割処理で
は、例えば図9に示すように、三値化データメモリ22
に保持された三値化データを縦横方向に8等分すること
が行われる。そして、同図の例においては、A1、A
2、・・・・、H7、H8の64個の格子状領域が設定され
る。
【0040】なお、実際の装置においては、このステッ
プS220にて、各画素の所属の設定、すなわち上述し
た512×512画素のそれぞれについて、その所属す
る格子領域(A1、A2、・・・・、H7、H8)との対応
付けがなされる。そして、この対応関係についてはデー
タ処理部30のRAM33に保持する。そして、このス
テップS220の領域分割処理が終了すると、ステップ
S230に移行する。
【0041】ステップS230では、上記ステップS2
20において分割された各格子領域(A1、A2、・・・
・、H7、H8)に関し、格子領域毎に、この格子領域
を構成する画素の状態情報すなわち「2」(ホワイトア
ウト画素)、「1」(可視画素)、「0」(ブラックア
ウト画素)の存在割合を算出する。仮に、ある格子領域
が、図8(c)に示す画素α1乃至画素γ4により構成
されていた場合には、この格子領域については、値
「2」が6画素、値「1」が6画素となり、「2」=
0.5、「1」=0.5と判定する。
【0042】引き続くステップS240では、上記ステ
ップS230で算出された格子領域中の状態情報の存在
割合に基づき、各格子領域の視認状態を決定する。この
ステップS240の処理は、特に、ホワイトアウト画素
を示す値「2」及びブラックアウト画素を示す値「0」
の存在割合に基づいてなされ、これら各値の存在割合が
70%以上となった格子領域については、その格子領域
をホワイトアウト領域あるいはブラックアウト領域とし
て状態情報「2」あるいは「0」を付与する。また、そ
の他の領域については、可視領域を示す状態情報「1」
を付与する。
【0043】例えば、図9で説明した三値化画像に対し
てこのステップS240の処理を実行した場合には、図
10の模式図に示すように、図7における影車両の影S
Hに相当する左下領域(H1側の領域)に、ブラックア
ウト領域を示す状態情報「0」が付与され、太陽光が直
接照射された壁LHに相当する右上領域(A8側の領
域)に、ホワイトアウト領域を示す状態情報「2」が付
与される。なお、各格子領域の状態情報については、上
記ステップS220の各画素の所属の対応関係と同様に
RAM33に保持する。そして、このステップS240
の処理が終了すると、ステップS250に移行する。
【0044】このステップS250では、視認不能とさ
れた格子領域の抽出処理を行う。このステップS250
の処理は、上記ステップS240の処理にてRAM33
に保持された各格子領域の状態情報を参照し、状態情報
「0」あるいは「2」が付与された格子領域を抽出す
る。
【0045】例えば、図10の模式図で示す視認状態の
格子領域に対し、このステップS250の処理を実行し
た場合は、領域A6、A7、A8及び領域B8がホワイ
トアウト領域として抽出され、領域D1乃至D4、領域
E1乃至E5、・・・・、領域H1乃至H7がブラックアウ
ト領域として抽出され、この抽出された対応関係に関す
る情報もまたRAM33に保持される。そして、このス
テップS250の処理が終了すると、一連のブラックア
ウト、ホワイトアウト領域の判定処理を終了し、図4の
フローチャートにおけるステップS121に移行する。
【0046】以上の説明から明らかなように、このブラ
ックアウト、ホワイトアウト領域の判定処理において
は、撮像画像を格子状領域に分割した後に、各格子状領
域毎に視認状態を判定し、さらに視認不能と判定された
格子領域ついて、その配列情報を出力するように構成し
たので、視認可能あるいは不能な領域を格子領域単位で
扱うことができ、その処理を容易にかつ高速に行うこと
ができるといった特徴を有している。
【0047】また、格子領域の視認状態を判定する際
に、画像情報を構成する画素を状態情報に三値化し、三
値化された状態情報の存在割合に基づいて格子領域の視
認状態を判定するように構成したので、格子内の状態を
判定する場合に、その判定処理を容易にかつ高速に行う
ことができるといった特徴を有している。
【0048】ステップS121では、ブラックアウト領
域、ホワイトアウト領域の有無について判定する。この
領域有無判定は、上述したステップS120のブラック
アウト、ホワイトアウト領域の判定処理に基づきなされ
る。すなわち、このステップS121では、データ処理
部30のRAM33の保持内容を参照し、上述したブラ
ックアウト領域あるいはホワイトアウト領域が存在する
か否かを判定する。そして、これらのブラックアウト領
域あるいはホワイトアウト領域が存在した場合には引き
続くステップS130に移行し、同領域が存在しなかっ
た場合にはステップS160に移行する。ここでは、ま
ず、ステップS130に移行した場合の処理について説
明することとする。
【0049】このステップS130では、車両の進路が
予測される。すなわち、このステップS130では、信
号入力部60の舵角検出部63からの転回情報と、記憶
部20の車両データメモリ23に格納された車両情報
(車両の2次元あるいは3次元の形状データ及び車両内
における撮像部10の取り付け位置である車両基準位置
データ)と、走行距離検出部64からの走行距離情報に
基づき、車両の転回角度を算出し、そしてこの転回角度
に基づいて車両の進路を予測する。なお、このステップ
S130の判定処理は、車両が後退することを前提とし
ているものであるが、この判定を行うにあたり、変速機
構のギアポジションが車両が後退する際に使用されるバ
ックギアであることを検出するバックギア検出センサ
(図示せず)からの検出信号に基づき、車両の前後方向
の移動を加味するように構成してもよい。
【0050】そして、引き続くステップS140では、
警報の要否を判定する。より詳細には、このステップS
140では、上記ステップS120で判定されRAM3
3に保持されたブラックアウト領域及びホワイトアウト
領域に関する情報と、上記ステップS130で算出され
た車両の予測進路とに基づき、ブラックアウト領域及び
ホワイトアウト領域の塊具合(大きさ)並びに存在位置
を把握し、車両がこのブラックアウト領域及びホワイト
アウト領域上を通過する可能性があるか否かを判定す
る。
【0051】例えば、上述した図10の例においては、
車両の直前位置である領域H1乃至H7にブラックアウ
ト領域(値「0」が付された領域)が存在するので、車
両の転回量に関わらず警報が必要と判定する。そして、
このステップS140で「警報要」と判定された場合に
は、引き続くステップS141に移行し、一方、「警報
不要」と判定された場合には、ステップS160に移行
する。
【0052】ステップS141では、警報処理を実行す
る。この警報処理は、警報部50によりなされるもの
で、駆動回路52によりブザー信号あるいは音声信号を
生成するとともにスピーカ51よりブザー音あるいは音
声を出力する。また、この警報処理においては、警報の
対象となる格子領域を実際の撮像画像と重畳させて示
し、運転者に対して注意を促すように構成してもよい。
【0053】以上のステップS130乃至S141の説
明から明らかなように、この具体例においては、視認不
能と判定された格子領域の情報と車両の進路情報とに基
づいて、警報の要否を判定するように構成したので、車
両が視認不能と判定された格子領域上を通過する可能性
がある場合にのみ警報を発生するように構成することが
でき、無用な警報の出力を防止することができる。そし
て、このステップS141にて警報処理を実行すると、
ステップS150に移行する。
【0054】このステップS150では、信号入力部6
0のアイリス調整スイッチ61に対する操作の有無を判
定する。この操作の有無判定では、予め定められた所定
期間の間にアイリス調整スイッチ61に対する操作がな
されることにより「操作有」と判定し、この所定期間の
間に操作がなされたかった場合に「操作無」と判定す
る。そして、「操作有」と判定された場合にはステップ
S151に移行し、「操作無」と判定された場合にはス
テップS153に移行する。
【0055】ステップS151では、オートアイリス機
能が解除され、アイリス調整スイッチ61によるアイリ
ス調整を有効にする。そして、引き続くステップS15
2では、上記ステップS150にて操作されたアイリス
調整スイッチ61の操作量に応じて、アイリス調整動作
すなわちレンズに設けられた絞りの開口量を調節した
り、あるいは電子シャッタのシャッタスピードを増減制
御する動作を実行する。
【0056】また、上記ステップS150にて、アイリ
ス調整スイッチ61に対する「操作無」と判定された場
合には、ステップS153に移行してオートアイリス実
行スイッチ62に対する操作の有無を判定する。そし
て、このステップS153にて、オートアイリス実行ス
イッチ62に対する操作がなされた場合には「操作有」
と判定してステップS154に移行し、オートアイリス
実行スイッチ62に対する操作がなされなかった場合に
は「操作無」と判定してステップS155に移行する。
【0057】ステップS154では、運転者による確認
がなされたとみなして、再度オートアイリス機能を有効
にし、また、ステップS155では、運転者による確認
作業が未だ継続中とみなして、前状態を維持する。そし
て、これらのステップS152、S154あるいはS1
55の処理が終了すると一連の処理を終了して再度ステ
ップS110からの処理を繰り返し実行する(RT
S)。
【0058】そして、以上のステップS140乃至S1
55の説明から明らかなように、この具体例において
は、視認不能領域の存在が確認された場合に、手動によ
り明るさ調整を行なう手段を設けたので、この視認不能
領域内を基準にして明るさ調整を行うことによりこの領
域内の障害物を確認することができる。
【0059】次に上記ステップS121にて、上述した
ブラックアウト領域あるいはホワイトアウト領域が存在
しなかった場合、あるいは、ステップS140で「警報
不要」と判定された場合には、上述したようにステップ
S160に移行する。このステップS160では、その
時点において警報状態であるか否かを判定する。換言す
れば、このステップS160では、一動作周期前におい
て警報状態にあり、現動作周期において警報が不要とな
ったことを判定している。
【0060】そして、このステップS160にて、警報
状態と判定された場合(Y)には、ステップS161に
移行し、一動作周期前において警報状態にあり、現動作
周期において警報が不要となったとみなして警報状態を
解除するとともに一連の処理を終了して再度ステップS
110からの処理を繰り返し実行する(RTS)。一
方、このステップS160にて、警報状態でないと判定
された場合(N)には、一連の処理を終了して再度ステ
ップS110からの処理を繰り返し実行する(RT
S)。
【0061】以上の説明から明らかなように、本発明の
基本構成と、具体例のフローチャートとは次の対応関係
を有している。すなわち、本発明の基本構成における明
るさ調整手段31aは、図4のフローチャートにおける
ステップS110に対応し、視認不能領域判定手段31
bは、同フローチャートにおけるステップS120に対
応している。
【0062】また、本発明の基本構成における領域分割
手段31cは、図5のフローチャートにおけるステップ
S220に対応し、視認状態判定手段31dは、同フロ
ーチャートにおけるステップS230及びS240に対
応し、領域判定手段31eは同フローチャートにおける
S250に対応している。
【0063】また、本発明の基本構成における三値化手
段31fは、図5のフローチャートにおけるステップS
210に対応している。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。すなわち、撮像画像中における明る
さ情報に基づいて視認不能領域が存在するか否かを判定
する手段と、視認不能領域が存在している場合に運転者
に対して警報を発生する手段とを設けたので、撮像領域
内にブラックアウト領域あるいはホワイトアウト領域が
現れた場合に、これを検出するとともに運転者に対し注
意を喚起することができる。
【0065】また、撮像画像を格子状領域に分割した後
に、各格子状領域毎に視認状態を判定し、さらに視認不
能と判定された格子領域について、その配列情報を出力
するように構成したので、視認可能あるいは不能な領域
を格子領域単位で扱うことができ、その処理を容易にか
つ高速に行うことができる。
【0066】また、格子領域の視認状態を判定する際
に、画像情報を構成する画素を状態情報に三値化し、三
値化された状態情報の存在割合に基づいて格子領域の視
認状態を判定するように構成したので、格子内の状態を
判定する場合に、その判定処理を容易にかつ高速に行う
ことができる。
【0067】また、視認不能と判定された格子領域の情
報と車両の進路情報とに基づいて、警報の要否を判定す
るように構成したので、車両が視認不能と判定された格
子領域上を通過する可能性がある場合にのみ警報を発生
するように構成することができ、無用な警報の出力を防
止することができる。
【0068】また、視認不能領域の存在が確認された場
合に、手動により明るさ調整を行なう手段を設けたの
で、この視認不能領域内に基準にして明るさ調整を行う
ことによりこの領域内の障害物を確認することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明が適用される装置の構成を説明するブロ
ック図である。
【図3】撮像部10の取付態様の説明図である。
【図4】具体例の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図5】ブラックアウト(B.O)、ホワイトアウト
(W.O)領域の判定処理を説明するフローチャートで
ある。
【図6】後方画像を取得する際の周囲の状況を説明する
図である。
【図7】オートアイリス機能を有効にした際の撮像画像
の例を示す図である。
【図8】具体例における三値化処理を説明する模式図で
ある。
【図9】三値化データメモリ22に保持された三値化デ
ータ並びに同データの分割の様子を説明する模式図であ
る。
【図10】各格子領域の視認状態を説明する模式図であ
る。
【符号の説明】
10 撮像部 20 記憶部 21 フレームメモリ 22 三値化データメモリ 23 車両データメモリ 30 データ処理部 31 CPU 32 ROM 33 RAM 40 表示部 50 警報部 60 信号入力部 61 アイリス調整スイッチ 62 オートアイリス実行スイッチ 100 車両 IS アイリス調整信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の周辺領域を撮像する撮像手段と、
    当該撮像手段により撮像された周辺領域画像の明暗情報
    に基づいて前記撮像手段に入射される画像の入射量を調
    整する明るさ調整手段と、前記撮像手段が撮像した画像
    情報を表示する表示手段とを有し、当該撮像手段からの
    画像情報に基づいて前記車両周辺の画像を運転者に視認
    させるように構成した車両周辺監視装置において、 前記撮像手段により撮像された画像情報を探索し、当該
    画像情報中にその明るさが可視範囲を超えた視認不能領
    域が存在するか否かを判定する視認不能領域判定手段
    と、 前記視認不能領域判定手段からの判定情報に基づき、前
    記視認不能領域が存在した場合に、運転者に前記視認不
    能領域の存在を知らせる警報手段を設けたことを特徴と
    する車両周辺監視装置。
  2. 【請求項2】 前記視認不能領域判定手段は、 前記画像情報を格子領域に分割する領域分割手段と、 前記格子領域の視認状態を各格子領域毎に判定する視認
    状態判定手段と、 前記視認状態判定手段からの判定結果に基づき、視認不
    能と判定された格子領域の配列状態を判定する領域判定
    手段とを有することを特徴とする請求項1記載の車両周
    辺監視装置。
  3. 【請求項3】 前記視認不能領域判定手段は、前記撮像
    手段により撮像された画像情報を構成する画素を「明度
    過多」、「通常明度」、「明度不足」に相当する状態情
    報に三値化する三値化手段を有し、 前記視認状態判定手段は、前記三値化手段により三値化
    された状態情報の存在割合に基づいて前記格子領域の視
    認状態を判定することを特徴とする請求項2記載の車両
    周辺監視装置。
  4. 【請求項4】 前記警報手段は、前記視認不能領域判定
    手段の判定結果として与えられる前記領域判定手段から
    の格子領域の配列状態情報と、車両の進路を示す進路情
    報とに基づき、前記視認不能と判定された格子領域が車
    両の進路上に存在する場合に運転者に前記視認不能領域
    の存在を知らせることを特徴とする請求項2または3記
    載の車両周辺監視装置。
  5. 【請求項5】 前記視認不能領域判定手段からの判定情
    報に基づき、前記視認不能領域が存在した場合に、前記
    明るさ調整手段による画像の入射量の調整を禁止し、手
    動調整手段による明るさ調整を可能とする調整方法切換
    手段を設けたことを特徴とする請求項1、2、3または
    4記載の車両周辺監視装置。
JP7300238A 1995-11-17 1995-11-17 車両周辺監視装置 Abandoned JPH09142207A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000251198A (ja) * 1999-03-01 2000-09-14 Yazaki Corp 車両用周辺監視装置
WO2020218655A1 (ko) * 2019-04-26 2020-10-29 엘지전자 주식회사 자율주행 차량의 영상 처리 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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