JPH09142806A - 塩化水素から塩素を製造する方法 - Google Patents

塩化水素から塩素を製造する方法

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JPH09142806A
JPH09142806A JP8242292A JP24229296A JPH09142806A JP H09142806 A JPH09142806 A JP H09142806A JP 8242292 A JP8242292 A JP 8242292A JP 24229296 A JP24229296 A JP 24229296A JP H09142806 A JPH09142806 A JP H09142806A
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catalyst
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average pore
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JP8242292A
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Alfred Hagemeyer
ハーゲマイアー アルフレート
Peter Dr Truebenbach
トリューベンバッハ ペーター
Christopher William Rieker
ヴィリアム リーカー クリストファー
Martin Dr Wuensch
ヴュンシュ マルティン
Otto Watzenberger
ヴァッツェンベルガー オットー
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BASF SE
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    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J23/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩化水素から塩素を製造する方法の提供。 【解決手段】 実質的に、銅、鉄、ルテニウム、セリウ
ム、ビスマス、ニッケル、コバルト、ガリウム、ネオジ
ム又はそれらの混合物の酸化物又は塩化物2〜30重量
%、リチウム、ナトリウム、カリウム、亜鉛又はそれら
の混合物の塩化物0〜30重量%、セラミック担体、シ
リカ質担体、ガラス担体又はそれらの混合物98〜40
重量%からなる焼結された成形品からなる触媒を使用
し、交互に、a)触媒に塩化水素ガスを300〜420
℃で負荷し、かつb)引き続き、この触媒を、酸素含有
ガスを用いて370〜460℃で再生する、塩化水素か
ら塩素を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、a)300〜42
0℃で、かつb)引き続き、酸素含有ガスを用いる37
0〜460℃での2工程で、塩化水素から塩素を製造す
るための触媒作用法に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの化学反応で、例えばジアミンのホ
スゲン化、ポリウレタンのためのイソシアネート合成、
塩化ビニル製造、化学合成のための塩素化及び廃棄物の
焼却において、HClが大量に廃棄物として形成され
る。
【0003】塩化銅触媒上でのHClと空気又は酸素と
の直接及び連続反応は、ディーコン法(Deacon proces
s)として公知である[Przem. Chem. 57 (1) (1978), 14
-17及び Szczecin.Tow Nauk.,Wydz.Nauk.Mat.Tech. 9(1
973) ,37-49]。反応が平衡制限される(equilibrium-li
mited)ので、得られた最大転化率は約75%である。従
って、生成物流は、Cl2だけでなくHCl、H2O及び
空気/酸素をも含有する。このことは、無水Cl2への
引き続く複雑な後処理を余儀なくする。従って、生成物
ガスは大量の水性塩酸を含有するので、深刻な腐食問題
が生じる。
【0004】国際特許(WO−A)第91/06505
号明細書は、使用される触媒系が、助触媒(例えばアル
カリ金属塩化物、例えばNaCl及びKCl、希土類金
属塩化物、例えばLaCl3、CeCl3、PrCl3
NdCl3、遷移金属酸化物、例えばCo23、Co3
4、Cr23、NiO、Ni23、Mo23及びCu
O、更にUO2(NO32及びMn塩)と一緒になった
CuCl2(又はCuO)を、不活性担体、例えばSi
2、Al23、γ−Al23、TiO2、軽石、SiO
2及びモレキュラーシーブに施与(設置)したものであ
る、HCl酸化による塩素の製法を記載している。
【0005】塩素化及び脱塩素の空間又は時間における
分離は、ドイツ国特許(DE−A)第4004454号
明細書からの移動層(moving bed)に関して、米国特許
(US−A)第4959202号明細書からの流動層(f
luidized bed)に関して、及び国際特許(WO−A)第
91/06506号明細書からの固定層に関して公知で
あるドイツ国特許(DE−A)第4336404号明細
書は、モレキュラーシーブゼオライト上のマンガン及び
バナジウム酸化物の混合物を触媒として提案している、
変形ディーコン法(modified Deacon process)に関する
理論的記述を提供している。この方法は、塩化バナジル
が高い揮発性を有し、かつMnO2が高すぎる活性を有
するという欠点を有する。MnO2の過度に高い活性は
負荷段階の間に塩素の形成を生じるので、HClと塩素
流とが混合してしまう。更に、提案されたモレキュラー
シーブ ゼオライトは、一般に、これらの条件下で耐腐
食性ではない。
【0006】従来公知の方法の欠点は、例えば、触媒摩
耗及び例えば反応器壁上での摩耗による材料問題の結果
として、使用した触媒の不満足な安定性である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
の欠点の解決法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、交互に、 a)触媒に塩化水素ガスを300〜420℃で負荷し、
及び b)引き続き、この触媒を、酸素含有ガスを用いて37
0〜460℃で再生する、塩化水素から塩素を製造する
新規でかつ改良された方法により解決されることが判明
した。
【0009】本発明方法において、焼結された成形品
を、実質的に、銅、鉄、ルテニウム、セリウム、ビスマ
ス、ニッケル、コバルト、ガリウム、ネオジム又はそれ
らの混合物の酸化物又は塩化物2〜30重量%、リチウ
ム、ナトリウム、カリウム、亜鉛又はそれらの混合物の
塩化物0〜30重量%及び、セラミック担体、シリカ質
担体(siliceus supports)、ガラス担体又はそれらの混
合物98〜40重量%からなる触媒として使用される。
【0010】本発明方法は、次のようにして実施されう
る;本発明方法は、バッチ式、有利には連続的に、特に
有利には非定常状態方法で、交互反応法により、特に、
固定層で、a)300〜420℃で、有利には360〜
410℃で触媒に負荷し、及びb)引き続き、触媒を、
酸素含有ガスを用いて、370〜460℃、有利には3
80〜420℃、特に有利には100℃より少ない、特
に80℃より少ないa)及びb)の間の温度差で再生す
ることによって実施されうる。触媒は、有利には1モー
ド(monomodal)又は多モード(polymodal)の細孔径分布を
有する焼結された成形品の特別な触媒である。負荷後又
は再生後に、触媒を、有利には不活性ガス(フラッシン
グガス;flushing gas)を用いて精製することができ
る。触媒は、有利な態様において、勾配付けられた層(g
radated bed)で使用されうる。
【0011】非定常状態反応法において、HCl酸化
を、一般に、2つのサブ工程、即ち、触媒にHClを負
荷することと、引き続き触媒を酸素を用いて再生するこ
とに分ける。このサイクルを、一般に材料及び熱貯蔵物
としても役立つ触媒を用いて、一般に、連続的に繰り返
す。
【0012】負荷工程において、触媒を、一般に、HC
lで処理し、かつその酸化物活性成分相を、塩化物相及
び水へ変える。所望により、不活性ガスでの短いフラッ
シング段階後に、酸素含有ガスを、負荷した触媒上に通
す。このことは、一般に、塩素の遊離及び酸化物相の再
形成を生じる。
【0013】塩素は、生成物ガスから、例えば、凝縮、
溶剤中での吸収及び/又は圧力変動吸収(pressure swin
g absorption)により分離することができる。
【0014】非定常状態反応概念の工業的実行に関し
て、2つの変法、即ち、2つのサブ工程の空間的又は時
間的分離がある。
【0015】第一に、移動層又は環状化する流動層を上
昇(riser)又は下降反応器(downer reactor)を用いて使
用すると、触媒粒子は、塩素化領域から、かつ形成され
た反応水及び過剰のHClの除去後に、触媒が、酸素中
への供給により再生される分かれた脱塩素反応器へと搬
送される。再生された触媒は、塩素化領域へ戻される。
触媒が連続的に巡回して搬送されるので、方法は連続的
でかつ循環的である。触媒は、高い機械応力にさらされ
るので、従って、十分な強度及び高い耐摩耗性を有する
べきである。反応器壁も、強い摩耗にさらされる。
【0016】時間的分離は、固定層を用いて、HCl供
給の間にかつ可能であれば不活性ガス、再生ガス(酸
素)でのフラッシング段階後に、定期的に切り替えるこ
とにより実現されうる。
【0017】サブ工程の触媒の塩素化と脱塩素とへの反
応の分離を基礎とする逐次反応法を用いるディーコン法
は、完全なHCl転化率及びほぼHCl不含の乾燥塩素
の入手を可能にする。このことは複雑な分離法を排除
し、かつ方法は電解法と競争的になりうる。実質的に無
水の雰囲気は、腐食問題を減少し、かつ慣例の材料を使
用することを可能にする。
【0018】本発明方法に適当な触媒は、実質的に次の
ものからなる焼結された成形品である;酸化物又は塩化
物の形のCu、Fe、Ru、Ce、Bi、Ni、Co、
Ga、Ndの群から選択される1種以上の活性成分2〜
30重量%、有利には酸化物又は塩化物の形のCu、F
e、Ru、Ni、Coの群から選択される1種以上の活
性成分3〜25重量%、特に有利には酸化物又は塩化物
の形の、特に1:9〜9:1のCu/Feの原子比で、
Cu、Feの群から選択される1種以上の活性成分5〜
20重量%、リチウム、ナトリウム、カリウム及び亜鉛
の群から選択される1種以上の塩化物0〜30重量%、
有利にはリチウム、ナトリウム及びカリウムの群から選
択される1種以上の塩化物1〜25重量%、特に有利に
はナトリウム及びカリウムの群から選択される1種以上
の塩化物3〜20重量%、セラミック担体、シリカ質担
体、ガラス担体又はそれらの混合物、有利にはセラミッ
ク担体、シリカ質担体又はそれらの混合物、特に有利に
はセラミック担体、例えばSiC、Si34、BN、B
4C、WC、TiC、TiN、ZrN、AlN又はそれ
らの混合物、特にSiC、Si34又はそれらの混合物
及び所望により、シリル化剤、フッ素化剤又は銀コーテ
ィングのような含浸剤。
【0019】固定層は、触媒だけでなく、上流(upstrea
m)又は下流層部分(downstream bedsections)を含有し
ていてよい。純粋な担体材料、アルカリ金属塩化物でド
ープされた担体材料又はクロムでドープされた担体材料
からなる下流層部分は有利である。
【0020】更に、触媒層自体が、連続して配置された
種々の触媒からなる勾配付けられた層であってもよく、
その際、粒子横断面上への活性金属負荷も、(同時に)
活性金属分配も、個々のフラクションに関して変化させ
ることができる。
【0021】HCl負荷も脱塩素も、並流又は向流で実
施されうる。工業用反応器中で、流動逆転(flow revers
al)が、有利な熱管理の理由から一般に使用される。
【0022】供給物中のHCl濃度は、HCl 5〜1
00%まで変化させることができる。高いHCl濃度
は、触媒の安定性が許されるならば有利である。更に、
HCl50〜100%を含有するHCl供給物は有利で
ある。負荷は、HCl漏出(breakthrough)の前、その際
又はその後に実施することができる。
【0023】HCl負荷流の遮断に続いて、HCl雰囲
気、いわばHCl加圧下での平衡段階及びバッチ式操作
におけるように行うことを、摂取されるべき塩素の量を
更に増大させるために続けることができる。
【0024】適当な不活性ガス(フラッシングガス)
は、窒素、希ガス、CO2又はそれらの混合物である。
並流又は向流フラッシングを使用することができる。
【0025】脱塩素は、酸素含有ガス、有利には空気、
濃縮空気又は純粋酸素を用いて実施することができる。
【0026】ガス流(空間速度)は、サブ工程(負荷、
フラッシング、脱塩素)によって異なっていてよい。負
荷及び再生のための有効な空間速度(1h当たり触媒1
l当たりのガスl)は、10〜5000h-1、有利には
100〜2000h-1である。
【0027】空間速度傾斜( ramps )も、負荷及び脱塩
素の間に可能であり、即ち、ガス速度を、気相中での滞
留時間又は材料濃度に影響を与えるために、連続的に又
は不連続工程で変化させる。
【0028】本発明方法のための触媒は、次のようにし
て製造されうる;有利には加熱装置を備えた混合装置、
例えばニーダー、押出機又は剪断ローラー押出機中で、
成分A)(後に定義するような成分)、無機及び/又は
金属粉末及び所望により活性成分を、溶融状態で、80
〜250℃、有利には100〜220℃、特に有利には
120〜200℃で成分B)のポリマーに添加し、次い
で、成分C)の分散剤を添加するか、又は成分C)をは
じめに添加し、次いで成分A)を添加するか、又は成分
A)及びC)を一緒に添加することができる。完全に
(激しく)混合された組成物は、例えば、圧縮、押出又
は射出成形によって、特に射出成形によって、120〜
250℃で、有利には140〜220℃で、特に有利に
は150〜200℃でかつ500〜2000bar、有
利には600〜1800bar、特に有利には700〜
1600barの圧力で成形することができる。40〜
160℃、有利には60〜150℃、特に有利には80
〜140℃の射出成形金型温度でのこのような成形工程
は、任意の形状の触媒担体、例えばラッシヒリング( Ra
schig rings )、サドル、スターリング、有孔−及び/
又はリブ付( ribbed )−幾何学体、例えばリング、球、
キューボイド(cuboids)、立方体、円錐、ピラミッド、
プリズム、八面体、シリンダー、先端のないピラミッド
及び先端のない円錐を製造するために、一般に更なる成
形工程なしに使用することができる。
【0029】ワゴンホイール形材、ハニカム形材、窓枠
形材は、120〜150℃、特に有利には150〜20
0℃で押し出してモノリスを得ることができる。
【0030】成形方法後に得られた未処理の成形体を、 I)300〜600℃、有利には350〜600℃、特
に有利には400〜600℃で熱分解することにより処
理するか、又は II)ガス状の酸含有雰囲気下で、100〜160℃、
有利には100〜150℃、特に有利には成分B、有利
にはポリアセタールの軟化温度より下で、触媒作用バイ
ンダー除去に至らせることができる。
【0031】型からの除去後に、未処理の成形体を、本
発明の有利な工程により、(ガス状の)酸含有雰囲気中
で、バインダーを除去する目的のために処理する。本発
明の目的のために、(ガス状の)酸含有雰囲気は、処理
温度でガス状である純粋な酸か、又は酸とキャリアガス
との混合物であってよい。適当なキャリアガスは、例え
ば、空気又は窒素又は希ガスである。適当な酸は、室温
でガス状であるような無機酸、例えばハロゲン化水素又
は硫化水素、又は処理温度でかなりの量まで蒸発しうる
ような酸、例えば硝酸である。
【0032】適当な有機酸は、基本的に、130℃より
低い常圧で沸点又は昇華点を有するような酸又は酸混合
物、例えばシュウ酸、ギ酸、酢酸又はトリフルオロ酢酸
である。
【0033】しかしながら、ガス状の酸含有雰囲気の代
わりに、型から取り出した未処理品を、ガス状の三フッ
化ホウ素含有雰囲気中で、バインダーを除去する目的の
ために処理することも可能である。本発明の目的のため
に、ガス状の三フッ化ホウ素含有雰囲気は、純粋な三フ
ッ化ホウ素であるか、又はこれらは三フッ化ホウ素とキ
ャリアガスとの混合物であってもよい。適当なキャリア
ガスは、例えば、空気又は窒素又は希ガスである。
【0034】三フッ化ホウ素の代わりに、もちろん、処
理温度で出発成分へ可逆的にかつ成分の変質なしに再分
解しうる三フッ化ホウ素の付加物を使用することもでき
る。三フッ化ホウ素とエーテル、例えばジメチルエーテ
ル、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル及びt−ブチ
ルメチルエーテルとの付加化合物は特に適当である。
【0035】硝酸、無水シュウ酸又はシュウ酸二水和物
は特に有利である。グリオキサル酸も適当である。他の
適当な酸は、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン
酸及びマレイン酸又はこれらの混合物である。これら
は、バインダー除去法において、それ自体で又はキャリ
アガス、例えば空気、窒素又は希ガスと一緒に使用され
うる。
【0036】本発明により使用されるべき酸は、第一
に、バインダー除去温度で気相になり、ここからバイン
ダーに作用し、かつ冷却後に昇華する(desublime)か又
はバインダー除去装置の壁に凝固する。引き続くバイン
ダー除去法において、これらは、再び気相になり、即ち
酸は実質的に装置から出ない。このことは、本発明方法
の特に有利な1態様を示す。
【0037】計量供給を守るために、前記の酸を、有利
には200℃より低い沸点を有する極性溶剤中の溶液で
使用することは有利である。適当な溶剤は、特に、水、
イソプロパノール、アセトン、ジオキサン、エタノー
ル、酢酸及びギ酸である。
【0038】酸触媒作用バインダー除去は、常圧で又は
減圧下で実施することができる(0.001〜1ba
r)。
【0039】成形体を、引き続き、一般的に600〜1
400℃、有利には600〜1100℃、特に有利には
600〜800℃で、酸化条件(空気)、不活性ガス
(N2、Ar、He)下で又は還元状態(N2/H2、A
r/H2)下で前焼結することにより、その最終強度及
び細孔分布を有する触媒へ変化させることができる。前
焼結法は、一般に、多孔性成形体の安定性及び硬さをか
なり増大する。切削硬さは、一般に1〜8kg(800
℃)、有利には1.5〜7kg(800℃)、特に有利
には2〜6kg(800℃)である。吸水量は、一般
に、0.05〜5ml/g、有利には0.1〜3ml/
g、特に有利には0.1〜1ml/gであるので、更に
活性な成分を、一般に、著しく硬さを損なうことなく、
本発明の触媒担体に施与することができる。厳密に1モ
ードの細孔径分布の他に、この方法で、多モード(2モ
ード、3モード、4モード及びそれ以上のモード)の細
孔径分布を製造することもできる。この方法は、製造す
べき高い強度及び高い熱又は化学安定性を有する触媒担
体及び触媒を可能にする。成形体の形状として、造粒、
圧延、圧縮、押出又は射出成形により製造されうる全て
の形が考えられる。
【0040】平均細孔径は、一般に、成分A)、無機及
び/又は金属粉末及び/又は活性成分の粒径によって、
使用された粉末粒子の間の間隙空間に関してのみ決定さ
れる。従って、平均細孔径及び細孔径分布は、使用した
粉末の平均粒径及び粒径分布に左右される。この方法
で、機械的に安定な、亀裂のない、1モード又は多モー
ド多孔性材料、例えば触媒担体又は本発明の触媒を、市
販で得られる金属又はセラミック粉末を用いて製造する
ことができる。従って、狭い細孔径分布は、メゾポア及
びマクロポア範囲で必要とされるように調節することが
でき、かつ一般には、高い1分散性(monodisperse)細孔
分布を生じる。
【0041】本発明の触媒担体及び触媒のBET(Brunn
auer,Emmet,Teller)比表面積は、一般に0.01〜25
0m2/g、有利には0.1〜150m2/g、特に有利
には1〜90m2/g、特に2〜30m2/g(800
℃)である。
【0042】本発明により使用した成分A)の粉末は、
一般に、5〜500000nm、有利には20〜100
000nm、特に有利には50〜50000nmを有す
る微小結晶(nanocrystalline)であってよく、その際、
粒子の80%、有利には90%、特に95%の粒径偏差
は、平均粒径の0〜30%、有利には0〜20%、特に
有利には0〜10%である。
【0043】適当な成分A)は次のものである; AI)SiC、Si34、BN、B4C、WC、Ti
C、TiN、ZrN、AlN又はそれらの混合物、有利
にはSiC、Si34又はWC、TiC、TiN、Zr
N又はそれらの混合物、特に有利にはSiC、Si34
又はそれらの混合物の群から選択されるセラミック粉末
及び/又は AII)元素 ベリリウム、マグネシウム、カルシウ
ム、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、チタニウム、
ジルコニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、クロ
ム、モリブデン、タングステン、マンガン、セリウム及
びケイ素の二酸化物又はそれらの混合物の金属、有利に
は元素 マグネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛、チタニ
ウム、ジルコニウム及びケイ素の二酸化物又はそれらの
混合物の金属、特に有利には元素 マグネシウム、カル
シウム、鉄、亜鉛及びケイ素の二酸化物又はそれらの混
合物の金属、特にSiC及びSi34又はそれらの混合
物から選択されるシリカ質粉末、及び所望により AIII)元素 銅、鉄、コバルト、ニッケル、ルテニ
ウム、セリウム、ビスマス、ガリウム、ネオジム又はそ
れらの混合物、有利には銅、鉄、コバルト、ニッケル、
ルテニウム又はそれらの混合物、特に有利には銅及び鉄
又はそれらの混合物の塩化物又は酸化物の群から選択さ
れる活性成分、及び所望により AIV)元素 リチウム、ナトリウム、カリウム、亜鉛
又はそれらの混合物、有利にはリチウム、ナトリウム、
カリウム又はそれらの混合物、特に有利にはナトリウム
及びカリウム又はそれらの混合物の塩化物。
【0044】適当な成分B)は次のものである; BI)熱分解のためだけに、ポリエチレン又はポリプロ
ピレンポリマー又はエチレン、プロピレン、1−ブテン
又はイソブテンのコポリマー又はポリスチレンコポリマ
ー又はポリメチルメタクリレートコポリマー又はポリエ
チレンオキシドコポリマー又はエチレン−ビニルアセテ
ートコポリマー又はそれらの混合物、 BII)熱分解及び触媒作用のために、 B1)例えば欧州特許(EP−A)第444475号明
細書から公知であるようなポリオキシメチレンホモポリ
マー又はコポリマー50〜100重量%、有利には70
〜90重量%、特に有利には80〜88重量%及び B2)1μmより小さい平均粒径でB1)中に均一に溶け
た又はB1)中に分散したポリマー、有利にはポリ−
1,3−ジオキソラン、ポリ−1,3−ジオキサン、ポ
リ−1,3−ジオキセパン、特に有利にはポリ−1,3
−ジオキセパン0〜50重量%、有利には10〜30重
量%、特に有利には12〜25重量%。
【0045】有機バインダーは、1種以上の熱可塑性樹
脂、例えばポリアセタール、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート及び一
種以上の可塑剤、例えばポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ポリブタンジオールホルマール
(formal)、フタル酸エステル、エチレン−ビニルアセテ
ートコポリマー及びモンタンエステルワックスからの混
合物からなっていてもよい。
【0046】適当なポリアセタールバインダーは、例え
ば、有利には分子量10000〜500000を有する
ポリオキシメチレンである。ホルムアルデヒド又はトリ
オキサンのホモポリマーに加えて、適当なポリマーは、
トリオキサンと例えば環状エーテル、例えば酸化エチレ
ン及び1,3−ジオキソラン又はホルマール、例えば
1,3−ジオキセパン、1,3−ジオキサン又はそれら
の混合物又はホモポリマーのポリ−1,3−ジオキソラ
ン、ポリ−1,3−ジオキサン又はポリ−1,3−ジオ
キセパンとのコポリマーも、一般にポリマーの10〜3
0%であるコポリマーの量で包含する。
【0047】更に、成分B)は、助剤、例えば熱可塑性
バインダー、例えばポリエチレン、ポリメチルメタクリ
レート又はポリエチレンオキシド及び分散剤又は滑剤、
例えばポリエチレングリコール、ステアリン酸、脂肪族
アルコール、ポリビニルピロリドン又はポリビニルアル
コールを含有していてよい。助剤の量は、一般に全組成
の0.1〜12重量%である。
【0048】適当な成分C)は、例えば欧州特許(EP
−A)第0444475号明細書から公知であるような
分散剤、例えば有機カルボン酸、アミン、アミド又はマ
レイミド、ステアリン酸、ポリビニルピロリドン、ポリ
ビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリエチレンオキシド及びモンタン
ワックス、有利には有機カルボン酸、アミン、アミド又
はマレイミド、ポリエチレングリコール及びポリエチレ
ンオキシド、特に有利には有機カルボン酸、アミン、マ
レイミド、ポリエチレングリコール及びポリエチレンオ
キシドである。
【0049】本発明の触媒を製造する(一緒に混合す
る)ための混合物は、一般に、成分A)15〜70重量
%、有利には30〜70重量%、特に有利には50〜6
5重量%、成分B)30〜85重量%、有利には30〜
70重量%、特に有利には35〜50重量%及び成分
C)0〜15重量%、有利には1〜12重量%、特に有
利には2〜8重量%からなる。
【0050】引き続き、活性成分を、担体材料に、例え
ば含浸によって施与するか、又は担体材料と一緒に配合
することができる。
【0051】本発明の製造方法において、成分A)を一
般に分散剤C)を用いて解凝集し、かつ従って均一な寸
法にされた出発粉末粒子を、比較的高い成分A)含有率
で、有機バインダー[成分B)]中へ組み込む。有機バ
インダーは、粉末粒子間の、一般的にほぼ均一な寸法に
されかつ規則的に配置された間隙空間を埋める。凝集物
形成の結果としての、成分A)の出発粉末中に存在する
約100μmの範囲のマクロポアを、一般に、解凝集に
よって除去する。有機バインダー及び有機分散剤の除去
は、狭い1モード粒径分布を有する粉末を使用する場合
に、粉末粒子間の非常に均一な寸法にされた細孔をもた
らす。一般に、平均細孔径は、使用した粉末の平均粒子
直径の25%である。多モード粒径分布を用いる場合又
は多孔性粉末を用いる場合、多モード(2モード、3モ
ード、4モード又はそれ以上のモードの)細孔分布も製
造することができ、その際、細孔径は、粉末粒子間の間
隙空間及び粉末粒子の内部多孔度(internal porosity)
によって決定される。
【0052】本発明の触媒は、不均一担持触媒又は非担
持触媒であってよい。非担持触媒は触媒的に活性な材料
からなる。担持触媒は、不活性多孔性セラミック又は金
属触媒担体を、触媒的に活性な成分又は触媒的に活性な
成分の前駆体で、必要に応じて何度も、浸漬、含浸、噴
霧含浸、噴霧乾燥、析出、ハイコート(hicoateing)、ウ
ォッシュコート(washcoating)により被覆することによ
って製造することができる。触媒を、有利には、それぞ
れの含浸工程後に乾燥させる。
【0053】熱分解後に得られる触媒は、水銀圧ポロシ
メトリー法を用いて測定して50〜300000の細孔
径分布を有し、かつ a)細孔容積の10〜95%は平均細孔径の0.2〜1
00倍であり、かつ/又は b)細孔容積の10〜80%は平均細孔径の0.8〜1
00倍であり、かつ/又は c)細孔容積の50〜95%は平均細孔径の0.2〜1
倍であり、かつ/又は d)細孔容積の50〜80%は平均細孔径の0.8〜1
倍であり、かつ e)細孔径分布の半値幅は、平均細孔径の0.6倍より
少ない。
【0054】酸触媒作用及び引き続く熱分解後に得られ
る触媒は、水銀圧ポロシメトリー法を用いて測定して5
0〜300000nmの細孔径分布を有し、かつ a)細孔容積の10〜95%は平均細孔径の0.1〜3
倍であり、かつ/又は b)細孔容積の10〜80%は平均細孔径の0.4〜3
倍であり、かつ/又は c)細孔容積の50〜95%は平均細孔径の0.1〜1
倍であり、かつ/又は d)細孔容積の50〜80%は平均細孔径の0.4〜1
倍であり、かつ e)細孔径分布の半値幅は、平均細孔径の0.5倍より
小さい。
【0055】本発明の担体は、増大された硬さを有す
る。この高い硬さは、触媒的に活性な成分での担体の数
回の含浸、従って高い活性金属負荷を可能にする一方、
従来技術の多くの担体は、その不十分な硬さにより、第
二又は第三の含浸工程の間にしばしば崩壊してしまう。
本発明により製造された担体は、0.1〜1.0ml/
gの範囲で非常に良好な吸水性を有するので、慣例の担
体と比較してより活性な成分を施与することができる。
【0056】活性成分に関して前駆体として塩化物を用
いる場合、浸漬又は含浸による製造が可能である。もち
ろん、他の前駆体(硝酸塩、炭酸塩、水酸化物、酢酸塩
等)から出発することもできる。
【0057】高い活性の金属負荷のために数回の含浸が
一般的に必要であるので、粒子断面上の均一ではない活
性金属分布を、簡単な方法で、即ち種々の塩溶液での含
浸により、故意に行うことができる。Cu塩溶液での最
初の含浸及びFe塩溶液での引き続く含浸は、例えば、
Cu富有コア( Cu-rich core )及びFe富有シェル(Fe-
rich shell )を粒子で得ることを可能にする。本発明の
有利な変法において、触媒は、CuCl2/KCl/F
eCl3/NaCl混合物としての塩化物の形の活性成
分からなり、その際、K/Cu及びNa/Fe原子比は
それぞれ0〜5である。
【0058】
【実施例】
触媒の製造 触媒1 Si34担体上のCu−K−Fe−Na Si34担体の製造 Si34(H.C.STARCK;LC12)900g
を、180℃で、Y23(H.C.STARCK;大き
さ 微細)50g及びAl23(ALCOA;CT30
00SG)50g及びトリオキサンのポリオキシメチレ
ンコポリマー(POM/PBDF)276g及び平均分
子量150000を有するブタンジオールホルマール
2.5重量%からなるポリアセタールを基礎とするバイ
ンダー及び平均分子量50000を有するポリブタンジ
オール69g及助剤としての分子量800を有するポリ
エチレングリコール50gと混練し、押出し、造粒し、
かつN2下で600℃で2時間、マッフル炉中で熱分解
し、かつ1000℃で2時間前焼結した。このことによ
り、BET表面積22.3m2/g及び吸水率0.60
8ml/gを有するSi34が得られた。
【0059】Si34担体の含浸 Si34顆粒111.5gに、蒸留水(総溶液135.
6ml)中に溶かしたCuCl2・2H2O7.06g、
KCl5.58g、NaCl5.58g及びFeCl3
・6H2O9.29gの溶液それぞれ67.8mlを含
浸させ、120℃で16時間乾燥させ(それぞれの含浸
工程後に)、かつ450℃で3時間か焼させた。これの
ことにより、BET表面積9.93m2/gを有する褐
色(brown)顆粒が得られた。突き固め密度(tamped densi
ty)は0.978g/ml(粒径0.5〜1mm)であ
った。
【0060】引き続くFeCl3−NaCl溶液での含
浸 前記のように含浸されたSi34担体25gに、水1
5.9ml中のNaCl1.39g及びFeCl3・6
2O2.31gの溶液を一回含浸させ、120℃で1
6時間乾燥させ、かつ450℃で3時間か焼させた。
【0061】触媒の突き固め密度は、0.995g/m
l(粒径0.5〜1mm)であった。触媒は、銅1.8
重量%及び鉄3重量%を含有した。
【0062】触媒2 SiC担体上のCu−K−Fe−Na SiC担体の製造 SiC( NORTON , FCP-13-NLC )1000gを、18
0℃で、トリオキサンのポリオキシメチレンコポリマー
(POM/PBDF)281g及び平均分子量1500
00を有するブタンジオールホルマール2.5重量%か
らなるポリアセタールを基礎とするバインダー及び平均
分子量50000を有するポリブタンジオールホルマー
ル70g及び助剤としての分子量800を有するポリエ
チレングリコール50gと混練し、押出し、造粒し、H
ERAEUSバインダー除去炉(60l)中で、酢酸
(99%濃度)中のシュウ酸の5重量%濃度溶液70m
l/h又は100%濃度の硝酸30ml/hを用いて、
140℃で、300l/hのN2流下で10時間、バイ
ンダー除去した。次いで顆粒を600℃で2時間、N2
下で前焼結させた。このことにより、BET表面積1
7.1m2/g及び吸水率0.342ml/gを有する
SiC担体が得られた。
【0063】SiC担体の含浸 SiC担体300gに、蒸留水(総溶液205.2m
l)中に溶かしたCuCl2・2H2O95.99g、K
C41.97gの溶液それぞれ102.6mlを含浸さ
せ、(それぞれの含浸工程後に)120℃で16時間乾
燥させ、かつ450℃で3時間か焼させた。
【0064】前記のように含浸されたSiC担体307
gに、蒸留水(総溶液315ml)中に溶かしたNaC
l37.39g及びFeCl3・6H2O172.99g
を三回含浸させ、(それぞれの含浸工程後に)120℃
で16時間乾燥させ、かつ450℃で3時間か焼させ
た。これにより、化学組成 鉄8.1重量%及び銅6.
4重量%を有する赤みを帯びた褐色顆粒材料が得られ
た。
【0065】触媒3 SiC担体上のCu−K−Fe−Naの製造 SiC担体の製造 SiC(H.C.STARCK;UF15)1000g
を、180℃で、トリオキサンのポリオキシメチレンコ
ポリマー(POM/PBDF)281g及び平均分子量
150000を有するブタンジオールホルマール2.5
重量%からなるポリアセタールを基礎とするバインダー
及び平均分子量50000を有するポリブタンジオール
ホルマール70g及び助剤としての分子量800を有す
るポリエチレングリコール50gと混練し、ロールミル
で溶融して、0.5mm厚のシートを得、ペレットに粉
砕し、かつこれらを熱分解し、かつN2下で600℃で
2時間、ロータリーチューブ炉中で前焼結させた。この
ことにより、BET表面積22.3m2/g及び吸水率
0.35ml/gを有するSiCが得られた。
【0066】SiC担体の含浸 SiC小板150gに、蒸留水(総溶液106ml)中
に溶かしたCuCl2・2H2O23.7g、KCl1
0.38g、FeCl3・6H2O42.78g及びNa
Cl9.26gの溶液それぞれ53mlを2回含浸さ
せ、120℃で16時間乾燥させ(それぞれの含浸工程
後に)、かつ450℃で3時間か焼させた。
【0067】引き続くFeCl3−NaCl溶液での含
浸 前記のように含浸されたSiC小板70gに、蒸留水
(総溶液25ml)中に溶かしたNaCl3.92g及
びFeCl3・6H2O18.22gの溶液22mlを一
回含浸させ、120℃で16時間乾燥させ、かつ450
℃で3時間か焼させた。このことにより、銅3.3重量
%及び鉄7.8重量%を有する赤みを帯びた褐色小板が
得られた。
【0068】触媒4 SiC担体の製造 SiC(H.C.STARCK;UF15)1000g
を、180℃で、トリオキサンのポリオキシメチレンコ
ポリマー(POM/PBDF)281g及び平均分子量
150000を有するブタンジオールホルマール2.5
重量%からなるポリアセタールを基礎とするバインダー
及び平均分子量50000を有するポリブタンジオール
ホルマール70g及び助剤としての分子量800を有す
るポリエチレングリコール50gと混練し、180℃で
押出し、造粒し、かつHERAEUSバインダー除去炉
中で、酢酸(99%濃度)中の5%濃度シュウ酸溶液7
0ml/h又は100%濃度硝酸30ml/hを用い
て、140℃で、300l/hのN2流下で、10時間
バインダー除去した。次いで、顆粒を減圧下で800℃
で2時間前焼結させた(BET表面積19.9m2
g;吸水率0.706ml/g)。
【0069】SiC担体の含浸 前記のように製造された粗い顆粒SiC担体(0.5〜
2mm)47.2gに、蒸留水(総溶液133.6m
l)中に溶かしたCuCl2・2H2O12.39g、K
Cl4.89g、FeCl3・6H2O36.22g及び
NaCl12.06gの溶液それぞれ33.4mlを4
回含浸させ、(それぞれの含浸工程後に)120℃で1
6時間乾燥させ、かつ450℃で3時間か焼させた。こ
のことにより、褐色顆粒が得られた。Cu含有率=5.
4重量%及びFe含有率=7.9重量%。
【0070】触媒5 SiC担体の含浸 触媒4で記載された粗い顆粒SiC担体(0.5〜2m
m)42.2gに、蒸留水(総溶液59.6ml)中に
溶かしたCuCl2・2H2O4.15g、KCl1.6
4g、FeCl3・6H2O12.13g及びNaCl
4.04gの溶液それぞれ29.8mlを2回含浸さ
せ、(それぞれの含浸工程後に)120℃で16時間乾
燥させ、かつ450℃で3時間か焼させた。このことに
より、褐色顆粒が得られた。Cu含有率=2.5重量%
及びFe含有率=4.0重量%。
【0071】触媒6 SiC担体の含浸 触媒4で記載された粗い顆粒SiC担体(0.5〜2m
m)33.2gに、蒸留水(総溶液23.5ml)中に
溶かしたCuCl2・2H2O3.23g、KCl1.4
g、FeCl3・6H2O1.9g及びNaCl0.5g
の溶液を含浸させ、(それぞれの含浸工程後に)120
℃で16時間乾燥させ、かつ450℃で3時間か焼させ
た。このことにより、灰みを帯びた褐色顆粒が得られ
た。Cu含有率=2.8重量%及びFe含有率=0.9
重量%。
【0072】触媒7 (SiC上のCu−Zn−K−Fe)主要層後のCr/
SiC下流層 SiC担体の製造 SiC(H.C.STARCK;UF15)1000g
を、180℃で、トリオキサンのポリオキシメチレンコ
ポリマー(POM/PBDF)281g及び平均分子量
150000を有するブタンジオールホルマール2.5
重量%からなるポリアセタールを基礎とするバインダー
及び平均分子量50000を有するポリブタンジオール
ホルマール70g及び助剤としての分子量800を有す
るポリエチレングリコール50gと混練し、180℃で
押出し、造粒し、かつ空気中で600℃で2時間、回転
管状炉中で熱分解し、かつ前焼結させた(吸水率0.5
27ml/g)。
【0073】触媒(主要層)の製造 SiC担体51.2gに、蒸留水(総溶液54ml)中
に溶かしたZnCl23.13g、CuCl2・2H2
6.71g、KCl4.77g及びFeCl3・6H2
16.95gの溶液それぞれ27mlを2回含浸させ、
(それぞれの含浸工程後に)120℃で16時間乾燥さ
せ、かつ450℃で3時間か焼させた。このことによ
り、褐色顆粒が得られた。
【0074】Cr/SiC下流層の製造 SiC担体47.6gを、蒸留水(総溶液50ml)中
に溶かしたCr(NO33・9HO38.48gの溶
液それぞれ25mlに2回含浸させ、(それぞれの含浸
工程後に)120℃で16時間乾燥させ、かつ450℃
で3時間か焼させた。これにより、灰緑色顆粒が得られ
た。
【0075】比較触媒V1 Al23担体上の銅−カリウム Al23担体(Pural SCF rings)251.5gに、水
(総溶液226ml)中に溶かしたCuCl2・2H2
80.49g及びKCl35.15gの溶液を2回含浸
させ、120℃で16時間乾燥させ、かつ450℃で3
時間か焼させた。このことにより緑みを帯びたリングが
得られた(銅含有率:8.2重量%;BET表面積:1
04m2/g)。
【0076】比較触媒V2 Al23担体上のFe−K Al23担体(Puralox SCF/Pural SCF rings)113
3.1gを、700℃で2時間発火させ、造粒し、水
(総溶液567ml)中に溶かしたFeCl3・6H2
533.28g及びKCl146.88gの溶液に含浸
させ、160℃で4時間乾燥させ、かつ450℃で3時
間か焼させた。このことにより紫褐色顆粒が得られた
(鉄含有率:7.6重量%;BET表面積:128m2
/g)。
【0077】比較触媒V3 Al23担体上のCu−Fe−K Al23(Pural SCF rings)200gに、CuCl2
2H2O32.16g、FeCl3・6H2O58g及び
KCl30g及び水114mlの溶液92mlを含浸さ
せ(吸水率0.46ml/g)、120℃で16時間乾
燥させ、450℃で3時間か焼させ、かつ引き続き、残
る85mlの溶液を含浸させ、120℃で16時間乾燥
させ、かつ450℃で3時間か焼させた。比較触媒V3
は、Cu3.8重量%及びFe4.5重量%;突き固め
密度:0.974g/ml(顆粒0.5〜1mm);B
ET表面積68.6m2/gを含有した。
【0078】3回目に触媒を含浸しようとする試みは、
結果として触媒崩壊に至った。
【0079】例1〜3 塩素を非定常状態で製造するための一般的方法 触媒の固定層20mlを有する加熱した管状反応器に、
0.5〜1mmの寸法フラクションを装填した。乾燥H
Cl流を用いる負荷段階及び不活性ガス(N2及びC
2)を用いる引き続くフラッシング段階の後に、再生
(脱塩素)を、空気又は純粋酸素を用いて実施した。こ
のサイクルを繰り返した。
【0080】HCl濃度及び塩素濃度を、連続的に、そ
れぞれオンラインIR分析及びオンラインUV分析を用
いる長時間分解で測定した。脱塩素の間に遊離した塩素
の積分量( integrated amount )は、照合目的のため
に、湿潤化学法(ヨウ素滴定的に)により付加的に測定
することができる。
【0081】結果を第1表〜第3表にまとめる。
【0082】第1表 HCl負荷:HCl250ml/h/ml触媒1;CO
260標準l/hで5分の向流フラッシング;O2250
ml/h/触媒1 mlで純粋O25標準l/hを用い
る再生;23サイクル
【0083】
【表1】
【0084】第2表 HCl付加:触媒2に100%;N230標準l/hで
向流フラッシング;純粋O2での再生
【0085】
【表2】
【0086】
【表3】
【0087】10用量%より低い塩素濃度までの脱塩
素;脱塩素及び付加の間の4分のフラッシング時間 第3表 HCl負荷:HCl250ml/h/ml触媒3;N2
60標準l/hで5分の向流フラッシング;純粋O2
標準l/hを用いる再生
【0088】
【表4】
【0089】例4 HClが触媒に作用する時間を増加させるためのゆっく
りとした並流フラッシング 管状反応器中の触媒2(顆粒0.5〜1mm)の層20
mlに続いて、SiC担体材料5mlの下流層を追従さ
せた。触媒の性能が安定して改良された5サイクルの活
性化段階後に、再現可能な結果が得られた。HClが触
媒に作用する時間を増大させるために、HCl負荷の完
了に続いて、非常にゆっくりな窒素流を用いて3分間フ
ラッシングした。
【0090】結果を第4表中に示す。
【0091】第4表 HCl負荷:HCl250ml/h/ml触媒2;N2
60標準l/hで5分の並流フラッシング;純粋O2
標準l/hを用いる再生
【0092】
【表5】
【0093】例5 勾配付けられた層 3つの異なる触媒4、5及び6からなる固定層を、次の
順で連続して、反応器出口の方向に減少する総活性金属
負荷及び同じ方向に増大するCu/Fe比を有して、配
置した: 反応器入り口:触媒4 8ml 反応器の中央:触媒5 6ml 反応器出口: 触媒6 6ml。
【0094】結果を第5表中に示す。
【0095】第5表 HCl負荷:HCl250ml/h/ml触媒3;CO
260標準l/hで5分の向流フラッシング;純粋O2
標準l/hを用いる再生;8サイクル
【0096】
【表6】
【0097】例6 管状反応器に、Cu−Fe/SiC触媒(HCl流動方
向に見て反応器入り口側)15mlを、Cr/SiC下
流層(反応器出口側)5mlと共に充填した。
【0098】模擬実験(8分間のHCl5標準l/hを
用いる25%HClでの負荷、CO2を用いる6分の向
流フラッシング段階、空気20標準l/hで400℃で
の脱塩素)において、再生ガス流中の残留HCl含有率
を、6容量%の塩素濃度で0.01容量%まで低めるこ
とができた。
【0099】比較例V1〜V3 比較例V1 Al23担体上の銅カリウム 例1〜3の一般的方法と同様の方法を用いて、比較触媒
V1を365℃及び25%HCl(担体は、それより高
いHCl濃度に耐性ではなかった)での4.8〜5.1
標準l/hのHClガス流で、7〜8分のHCl漏出時
間(breakthrough time)で負荷した。脱塩素を、空気2
0標準l/hを用いて、365℃の再生温度で、90分
の脱塩素時間及び0.3gの塩素の積分量で実施し、そ
の際、塩素9kg/t cat・hより少ない時空収量
に相当した。
【0100】比較例V2 Al23担体上のFe−K 例1〜3の一般方法と同様の方法を用いて、比較触媒V
2を365℃及び25%HCl(担体は、それより高い
HCl濃度に耐性ではなかった)での4.7〜5標準l
/hのHClガス流で、11〜13.5分のHCl漏出
時間で負荷した。脱塩素を、空気20標準l/hを用い
て、450℃の再生温度で、90分の脱塩素時間及び
1.1gの塩素の積分量で実施し、その際、塩素30k
g/t cat・hより少ない時空収量に相当した。
【0101】比較例V3 Al23担体上のCu−Fe−K 例1〜3の一般的方法と同様の方法を用いて、比較触媒
V3を365℃及び25%HCl(担体は、より高いH
Cl濃度に耐性ではなかった)での4〜5標準l/hの
HClガス流で、10〜14分のHCl漏出時間で負荷
した。脱塩素を、空気20標準l/hを用いて、365
℃の再生温度で、60分の脱塩素時間及び0.9gの塩
素の積分量で実施し、その際、塩素34kg/t ca
t・hより少ない時空収量に相当した。
【0102】脱塩素を、空気20標準l/hを用いて、
380℃の再生温度で実施した場合、35分の脱塩素時
間及び0.7gの塩素の積分量が明らかになり、その
際、塩素38kg/t cat・hの時空収量に相当し
た。
【0103】負荷及び脱塩素のための400℃の反応器
温度で、Cl28容量%の最大塩素濃度及びCl24容量
%の平均塩素濃度が、25分の脱塩素時間(塩素<2容
量%まで)で得られた。遊離した塩素の積分量は、1g
であった。最大測定時空収量は、塩素40kg/t c
at・hであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 23/70 B01J 23/70 27/224 27/224 M 27/24 27/24 M 35/10 301 35/10 301H 37/08 37/08 (72)発明者 クリストファー ヴィリアム リーカー ドイツ連邦共和国 マンハイム ラインヴ ィレンシュトラーセ 26 (72)発明者 マルティン ヴュンシュ ドイツ連邦共和国 キルスペ ヴェーバー ヴェーク 10 (72)発明者 オットー ヴァッツェンベルガー ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン ダンツィガー プラッツ 18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交互に、 a)触媒に塩化水素ガスを300〜420℃で負荷し、
    かつ b)引き続き、この触媒を、酸素含有ガスを用いて37
    0〜460℃で再生することにより、塩化水素から塩素
    を製造する方法において、使用した触媒が、実質的に、
    銅、鉄、ルテニウム、セリウム、ビスマス、ニッケル、
    コバルト、ガリウム、ネオジム又はそれらの混合物の酸
    化物又は塩化物2〜30重量%、リチウム、ナトリウ
    ム、カリウム、亜鉛又はそれらの混合物の塩化物0〜3
    0重量%、セラミック担体、シリカ質担体、ガラス担体
    又はそれらの混合物98〜40重量%からなる焼結され
    た成形品からなることを特徴とする、塩化水素から塩素
    を製造する方法。
  2. 【請求項2】 使用した触媒が次の混合物; I.)成分 A)無機粉末及び/又は金属粉末及び/又は活性成分 15〜70容量%、 BI)ポリエチレン又はポリプロピレンポリマー又はエチレン、プロピレン、1 −ブテン又はイソブテンのコポリマー又はポリスチレンコポリマー又はポリメチ ルメタクリレートコポリマー又はポリエチレンオキシドコポリマー又はエチレン ビニルアセテートコポリマー 30〜85容量%又は BII) B1)ポリオキシメチレンホモポリマー又はコポリマー50〜100重量%及び B2)1μmより小さい平均粒径で均一にB1)中に溶けた又はB1)中に分散し たポリマー0〜50重量% からなる混合物 30〜85容量%及び C)分散剤 0〜15容量% を成形し、300〜600℃で熱分解することによりバ
    インダーを除去し、かつ引き続き600〜1400℃で
    前焼結し、かつ所望に応じて活性成分を、成分A)又は
    前焼結した組成物に、所望に応じて数回の浸漬、含浸、
    噴霧含浸、析出、ハイコーティング又はウォッシュコー
    ティングにより施与し、その際、バインダーの熱分解除
    去後の触媒は、0.01〜250m2/gのBET比表
    面積及び水銀圧ポロシメータ法により測定された50〜
    300000nmの細孔径分布を有し、かつ a)細孔容積の10〜95%は平均細孔径の0.2〜1
    00倍であり、及び/又は b)細孔容積の10〜80%は平均細孔径の0.8〜1
    00倍であり、及び/又は c)細孔容積の50〜95%は平均細孔径の0.2〜1
    倍であり、及び/又は d)細孔容積の50〜80%は平均細孔径の0.8〜1
    倍であり、及び e)細孔径分布の半値幅は、平均細孔径の0.6倍より
    少ない、又は II.)成分 A)無機粉末及び/又は金属粉末及び/又は活性成分 15〜70容量%、 BII) B1)ポリオキシメチレンホモポリマー又はコポリマー50〜100重量% B2)1μmより小さい平均粒径で均一にB1)中に溶けた又はB1)中に分散 したポリマー0〜50重量% からなる混合物 30〜85容量% C)分散剤 0〜15容量% を成形し、100〜160℃で酸で処理することにより
    バインダーを除去し、かつ残りを400〜600℃で熱
    分解し、かつ引き続き600〜1400℃で前焼結し、
    かつ所望に応じて活性成分を、成分A)又は前焼結した
    組成物に、所望に応じて数回の浸漬、含浸、噴霧含浸、
    析出、ハイコーティング又はウォッシュコーティングに
    より施与し、その際、バインダーを熱分解除去後の触媒
    は、0.01〜250m2/gのBET比表面積及び水
    銀圧ポロシメータ法により測定された50〜30000
    0nmの細孔径分布を有し、かつ a)細孔容積の10〜95%は平均細孔径の0.1〜3
    倍であり、及び/又は b)細孔容積の10〜80%は平均細孔径の0.4〜3
    倍であり、及び/又は c)細孔容積の50〜95%は平均細孔径の0.1〜1
    倍であり、及び/又は d)細孔容積の50〜80%は平均細孔径の0.4〜1
    倍であり、及び e)細孔径分布の半値幅は、平均細孔径の0.5倍より
    少ないことにより製造される1モード又は多モードの触
    媒である、請求項1記載の塩化水素から塩素を製造する
    方法。
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