JPH09143044A - 抗菌剤、殺菌剤を含まない基礎化粧品 - Google Patents

抗菌剤、殺菌剤を含まない基礎化粧品

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JPH09143044A
JPH09143044A JP7322497A JP32249795A JPH09143044A JP H09143044 A JPH09143044 A JP H09143044A JP 7322497 A JP7322497 A JP 7322497A JP 32249795 A JP32249795 A JP 32249795A JP H09143044 A JPH09143044 A JP H09143044A
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JP
Japan
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butylene glycol
cosmetic
cream
basic cosmetic
germicide
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JP7322497A
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English (en)
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Takeshi Kono
武 河野
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WHITE LILLY KK
Original Assignee
WHITE LILLY KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚に対して障害を及ぼす恐れのある抗菌剤
および殺菌剤を全く配合することなく、長期間に亘って
安定な状態に保持できる基礎化粧品を提供する。 【解決手段】 配合中に全重量の3%以上に相当する
1,3−ブチレングリコールを含有し、抗菌剤および殺
菌剤のいずれをも全く含有しない基礎化粧品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧用クリーム、
化粧用乳液、化粧水、美容液、洗顔クリーム、コールド
クリーム、クレンジングクリーム、フェーシァルパック
等の各種基礎化粧品を、抗菌剤および殺菌剤のいずれを
も用いることなく、長期間保存できるようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】基礎化粧品は水や油脂類、その他種々の
成分から成っているものが多く、ために腐敗し易いの
で、通常は抗菌剤(パラベン類その他)または殺菌剤
(フェノキシエタノールその他)によって、これを防い
でいる。しかし、これらの物質は、皮膚に対して障害を
及ぼすことがあり、化粧品用配合剤としては望ましい成
分ではない。1,3−ブチレングリコールはポリオール
類に属し、無色無臭の透明な粘性の液で、皮膚に対して
の刺激がなく、水溶性で適度の湿潤性を持ち、保湿剤と
して各種の基礎化粧品に広く利用されている配合剤であ
る。
【0003】この1,3−ブチレングリコールが抗菌性
を保持していることは、すでに知られている(化粧品原
料基準第二版注解903頁)。しかし、現在まで、1,
3−ブチレングリコールは単に抗菌性のある保湿剤とし
てのみ、基礎化粧品の製造に広く配合使用されていた。
保湿性は基礎化粧品のもつ基本的な機能として重要な課
題であるが、保湿剤の中には、本来の保湿効果ばかりで
なく、抗菌作用の認められている物質も少なくない。
【0004】昭和59年8月21日特許庁発行の「周知
・慣用技術集(化粧料及び類似品)によれば、その第4
1頁に、「防腐剤を含まない化粧料」として、「プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコールが抗菌性を有し、水相に対し30〜5
0%添加されていれば充分な抗菌力を示すため、抗菌剤
の添加は不要となる。」と記載されている。これは、上
記多価アルコールが抗菌性を有してはいるが、一般抗菌
剤の添加を不要とするためには、相当に多量配合しなけ
ればならないとの技術認識を示しているものである。
【0005】上記の技術認識は、「フレグランスジャー
ナル 1989年、No.2」(第68〜71頁)の記
載からも伺われる。すなわち、上記文献において、渡辺
正は保湿剤としてのポリオール類の抗菌作用に言及して
いるが、これによると、1,3−ブチレングリコールは
グラム陽性菌、グラム陰性菌、カビ、酵母に対し効果が
あったが、芽胞菌は死滅しなかったと述べている。プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコールは防腐剤の低減には役立つが、それ
自体は抗菌作用が弱いために、化粧品の防腐には多量の
添加が必要であるとしている。
【0006】以上のように、多価アルコールは単に抗菌
剤に対しての補助的な役割を果たすだけであると認識さ
れ、専ら保湿を主目的として、基礎化粧品に用いられて
いたもので、抗菌剤を含まない基礎化粧品として、多価
アルコールで防腐性を付与しようとすれば、前記のよう
に、水相に対して30〜50%という多量を使用しなけ
れば、その目的を達成することはできないと考えられて
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、皮膚に対し
て障害を及ぼす恐れのある抗菌剤および殺菌剤を全く配
合することなく、長期間に亘って安定な状態に保持でき
る基礎化粧品を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意検討を進めた結果、多価アルコール中
で、1,3−ブチレングリコールは極めて少量の添加に
よって、全ての基礎化粧品が長期間に亘って、安定な状
態に保持できることを見出すに至った。すなわち、配合
物中に全重量の1〜15%に相当する1,3−ブチレン
グリコールを添加し、抗菌剤や殺菌剤を全く配合しない
各種の基礎化粧品を製造し、これを長期間保存した結
果、3%以上の1,3−ブチレングリコールを配合した
基礎化粧品は、全て安定な状態に保持できることを確認
した。本発明は、上記の知見に基づいてなされたもの
で、配合物中に全重量の3%以上に相当する1,3−ブ
チレングリコールを含有し、抗菌剤および殺菌剤のいず
れをも全く含有ないことを特徴とする基礎化粧品であ
る。
【0009】基礎化粧品としては、化粧用クリーム、化
粧用乳液、化粧水、美容液、洗顔クリーム、コールドク
リーム、クレンジングクリーム、フェーシァルパック等
があるが、本発明の基礎化粧品は、前記基礎化粧品それ
ぞれの配合原料に、1,3−ブチレングリコールを必要
量加え、常法により調製することにより得られる。この
ように1,3−ブチレングリコールを全重量の3%以上
配合して得られる本発明の基礎化粧品は、いずれもカビ
が発生せず、分離や変質の現象も認められない安定状態
が保持され、1,3−ブチレングリコールを従来の概念
のように多量配合する必要は全くないものである。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を記載し、併せて得ら
れる製品の保存試験結果について記載する。 (実施例1)表1に示す化粧用クリームの油相および水
相の配合原料を、それぞれ混合した後、加温下に油相と
水相を混合して化粧用クリームを得る。
【0011】
【表1】
【0012】(実施例2)表2に示す化粧用乳液の油相
および水相の配合原料を、それぞれ混合した後、加温下
に油相と水相を混合して化粧用乳液を得る。
【表2】
【0013】(実施例3)表3に示す化粧水の配合原料
を混合して化粧水を得る。
【表3】
【0014】(実施例4)表4に示す美容液の配合原料
を混合して美容液を得る。
【表4】
【0015】(実施例5)表5に示す洗顔クリームの油
相および水相の配合原料を、それぞれ混合した後、加温
下に油相と水相を混合して洗顔クリームを得る。
【表5】
【0016】(実施例6)表6に示すコールドクリーム
の油相および水相の配合原料を、それぞれ混合した後、
加温下に油相と水相を混合してコールドクリームを得
る。
【表6】
【0017】(実施例7)表7に示すクレンジングクリ
ームの油相および水相の配合原料を、それぞれ混合した
後、加温下に油相と水相を混合してクレンジングクリー
ムを得る。
【表7】
【0018】(実施例8)表8に示すフェーシァルパッ
クの水相の配合原料を混合した後、これに表8に示す油
相を加温下に混合してフェーシァルパックを得る。
【表8】
【0019】上記の実施例1〜8の製品を、それぞれ常
温下で1年以上放置した結果を表9〜16に示す。
【表9】
【0020】
【表10】
【0021】
【表11】
【0022】
【表12】
【0023】
【表13】
【0024】
【表14】
【0025】
【表15】
【0026】
【表16】
【0027】上記のように、1,3−ブチレングリコー
ルを3〜15%配合した製品は、全て充分な抗菌性を有
するものである。なお、上記の製品の中には、1,3−
ブチレングリコールの配合量が3%未満でも、長期間の
保存によって変化しないものもあったが、これは恐らく
pHによる影響が関与しているものと推察される。
【0028】
【発明の効果】本発明によれは、皮膚に対して障害を及
ぼす恐れのある抗菌剤および殺菌剤を全く配合すること
なく、極めて少量の1,3−ブチレングリコールの添加
によって、長期間に亘って安定な状態に保持できる基礎
化粧品が提供される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配合中に全重量の3%以上に相当する
    1,3−ブチレングリコールを含有し、抗菌剤および殺
    菌剤のいずれをも全く含有しないことを特徴とする抗菌
    剤、殺菌剤を含まない基礎化粧品。
JP7322497A 1995-11-17 1995-11-17 抗菌剤、殺菌剤を含まない基礎化粧品 Pending JPH09143044A (ja)

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JP7322497A JPH09143044A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 抗菌剤、殺菌剤を含まない基礎化粧品

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JP7322497A JPH09143044A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 抗菌剤、殺菌剤を含まない基礎化粧品

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JPH09143044A true JPH09143044A (ja) 1997-06-03

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ID=18144312

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JP7322497A Pending JPH09143044A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 抗菌剤、殺菌剤を含まない基礎化粧品

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6969731B1 (en) * 1999-02-19 2005-11-29 The University of Illinois, Board of Trustees Protease inhibitors that overcome drug resistance
JP2014034549A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06287107A (ja) * 1993-03-31 1994-10-11 Sunstar Inc ゲル状乳化化粧料
JPH11510176A (ja) * 1995-08-04 1999-09-07 セダーマ ソシエテ アノニマ 化粧品のための物理的殺菌用ゲル

Patent Citations (2)

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