JPH0914317A - 円筒型防振マウント用ブラケットとそれを用いた円筒型防振マウントおよび円筒型防振マウント用ブラケットの組付方法 - Google Patents
円筒型防振マウント用ブラケットとそれを用いた円筒型防振マウントおよび円筒型防振マウント用ブラケットの組付方法Info
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- JPH0914317A JPH0914317A JP16583995A JP16583995A JPH0914317A JP H0914317 A JPH0914317 A JP H0914317A JP 16583995 A JP16583995 A JP 16583995A JP 16583995 A JP16583995 A JP 16583995A JP H0914317 A JPH0914317 A JP H0914317A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 切削等の後加工を必要とすることなく、円筒
型防振マウントに対して、優れた強度と作業性をもって
組み付けることが出来るブラケットを提供すること。 【構成】 ブラケット10において、円筒状の保持部1
2の周上の一箇所に、軸方向に延びる開口部14を設け
て、該開口部14において保持部12を拡開状態に開口
せしめる一方、該開口部14を挟んで対向位置する両側
に、互いに係止されることにより開口部14の拡開を阻
止し得る係止部22とフック部30を設けた。
型防振マウントに対して、優れた強度と作業性をもって
組み付けることが出来るブラケットを提供すること。 【構成】 ブラケット10において、円筒状の保持部1
2の周上の一箇所に、軸方向に延びる開口部14を設け
て、該開口部14において保持部12を拡開状態に開口
せしめる一方、該開口部14を挟んで対向位置する両側
に、互いに係止されることにより開口部14の拡開を阻
止し得る係止部22とフック部30を設けた。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、円筒型防振マウント本体を所定
の支持体に取り付けるために用いられる円筒型防振マウ
ント用ブラケットと、それを用いた円筒型防振マウント
および円筒型防振マウント用ブラケットの組付方法に関
するものである。
の支持体に取り付けるために用いられる円筒型防振マウ
ント用ブラケットと、それを用いた円筒型防振マウント
および円筒型防振マウント用ブラケットの組付方法に関
するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、振動伝達系を構成する部材間に
介装される防振連結体乃至は防振支持体の一種として、
全体として略厚肉の円筒形状を呈するゴム弾性体の内外
周面を、互いに防振連結されるべき各一方の支持体に取
り付けるようにした構造の円筒型防振マウントが知られ
ており、例えば、FF型自動車用エンジンマウントやサ
スペンションブッシュ、ボデーマウント,デフマウント
に用いられている。
介装される防振連結体乃至は防振支持体の一種として、
全体として略厚肉の円筒形状を呈するゴム弾性体の内外
周面を、互いに防振連結されるべき各一方の支持体に取
り付けるようにした構造の円筒型防振マウントが知られ
ており、例えば、FF型自動車用エンジンマウントやサ
スペンションブッシュ、ボデーマウント,デフマウント
に用いられている。
【0003】ところで、このような円筒型防振マウント
では、ゴム弾性体の外周面側を防振連結されるべき一方
の支持体に取り付けるために、一般に、ゴム弾性体の外
周面に剛性スリーブが固着されると共に、円筒形状の保
持部と該保持部の外周面上に突出する取付部とを一体的
に備えた円筒型防振マウント用ブラケットが用いられ、
該ブラケットの保持部にゴム弾性体の外周面に固着され
た剛性スリーブを圧入固定することによって、円筒型防
振マウントがブラケットに組み付けられることとなる。
これにより、円筒型防振マウントを構成するゴム弾性体
の外周面側が、ブラケットを介して、支持体に取り付け
られるのである。
では、ゴム弾性体の外周面側を防振連結されるべき一方
の支持体に取り付けるために、一般に、ゴム弾性体の外
周面に剛性スリーブが固着されると共に、円筒形状の保
持部と該保持部の外周面上に突出する取付部とを一体的
に備えた円筒型防振マウント用ブラケットが用いられ、
該ブラケットの保持部にゴム弾性体の外周面に固着され
た剛性スリーブを圧入固定することによって、円筒型防
振マウントがブラケットに組み付けられることとなる。
これにより、円筒型防振マウントを構成するゴム弾性体
の外周面側が、ブラケットを介して、支持体に取り付け
られるのである。
【0004】また、このようなブラケットとしては、従
来から鉄やアルミニウム合金等の金属製のものや合成樹
脂製のもの等が提案されている。
来から鉄やアルミニウム合金等の金属製のものや合成樹
脂製のもの等が提案されている。
【0005】ところが、押出しやダイカスト等による一
般的な金属や合成樹脂製品の成形方法によってブラケッ
トを成形したのでは、満足できる成形寸法精度を得るこ
とが困難であり、そのために、ブラケットの成形品をそ
のまま用いたのでは、ブラケットの保持部に対する剛性
スリーブの圧入作業性および圧入固定強度を充分に且つ
安定して確保することが難しいという問題があった。即
ち、剛性スリーブの外径寸法に対してブラケット保持部
の内径寸法が小さ過ぎると、圧入時にカジリ等が生じて
圧入が極めて難しくなり、一方剛性スリーブの外径寸法
に対してブラケット保持部の内径寸法が大き過ぎると、
充分な圧入固定強度を確保することが難しくなるのであ
り、加えて、ブラケット保持部の円筒面精度が悪いと、
圧入された剛性スリーブに対して部分的にしか当接しな
くなって、圧入作業性や圧入固定強度が、更に悪化し易
いという問題があったのである。
般的な金属や合成樹脂製品の成形方法によってブラケッ
トを成形したのでは、満足できる成形寸法精度を得るこ
とが困難であり、そのために、ブラケットの成形品をそ
のまま用いたのでは、ブラケットの保持部に対する剛性
スリーブの圧入作業性および圧入固定強度を充分に且つ
安定して確保することが難しいという問題があった。即
ち、剛性スリーブの外径寸法に対してブラケット保持部
の内径寸法が小さ過ぎると、圧入時にカジリ等が生じて
圧入が極めて難しくなり、一方剛性スリーブの外径寸法
に対してブラケット保持部の内径寸法が大き過ぎると、
充分な圧入固定強度を確保することが難しくなるのであ
り、加えて、ブラケット保持部の円筒面精度が悪いと、
圧入された剛性スリーブに対して部分的にしか当接しな
くなって、圧入作業性や圧入固定強度が、更に悪化し易
いという問題があったのである。
【0006】そこで、従来では、押出しやダイカスト等
により成形したブラケットの保持部の内周面を切削加工
等することにより、必要な寸法精度を確保していたが、
このような特別な加工のために特別な工程や設備が必要
で、製造が面倒となり大幅なコストアップが避けられな
いという問題があったのである。
により成形したブラケットの保持部の内周面を切削加工
等することにより、必要な寸法精度を確保していたが、
このような特別な加工のために特別な工程や設備が必要
で、製造が面倒となり大幅なコストアップが避けられな
いという問題があったのである。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、成形後の切削加工を行うことなく、円筒型
防振マウントに対する固着強度を充分に且つ安定して確
保することの出来る、新規な構造の円筒型防振マウント
用ブラケットと、それを用いた円筒型防振マウントおよ
び円筒型防振マウント用ブラケットの組付方法を提供す
ることにある。
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、成形後の切削加工を行うことなく、円筒型
防振マウントに対する固着強度を充分に且つ安定して確
保することの出来る、新規な構造の円筒型防振マウント
用ブラケットと、それを用いた円筒型防振マウントおよ
び円筒型防振マウント用ブラケットの組付方法を提供す
ることにある。
【0008】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、請求項1に記載の円筒型防振マウント用ブラケット
に関する本発明の特徴とするところは、所定の円筒型防
振マウント本体が嵌着固定される円筒状の保持部に対し
て、所定の支持体に取り付けられる取付部が外周面上に
突設された円筒型防振マウント用ブラケットにおいて、
前記保持部の周上の一箇所に軸方向に延びる開口部を設
けて、該開口部において該保持部を拡開状態に開口せし
める一方、該開口部を挟んで周方向に対向位置する一方
の開口縁部に、外周面上に突出する係止部を設けると共
に、前記開口部を挟んで周方向に対向位置する他方の開
口縁部に、外周面側に突出して前記係止部側に延び出す
フック部を設け、前記開口部を挟んで周方向に対向位置
する両開口縁部を周方向に接近させて該フック部を該係
止部に係止することにより、該開口部が実質的に閉塞さ
れるようにしたことにある。
に、請求項1に記載の円筒型防振マウント用ブラケット
に関する本発明の特徴とするところは、所定の円筒型防
振マウント本体が嵌着固定される円筒状の保持部に対し
て、所定の支持体に取り付けられる取付部が外周面上に
突設された円筒型防振マウント用ブラケットにおいて、
前記保持部の周上の一箇所に軸方向に延びる開口部を設
けて、該開口部において該保持部を拡開状態に開口せし
める一方、該開口部を挟んで周方向に対向位置する一方
の開口縁部に、外周面上に突出する係止部を設けると共
に、前記開口部を挟んで周方向に対向位置する他方の開
口縁部に、外周面側に突出して前記係止部側に延び出す
フック部を設け、前記開口部を挟んで周方向に対向位置
する両開口縁部を周方向に接近させて該フック部を該係
止部に係止することにより、該開口部が実質的に閉塞さ
れるようにしたことにある。
【0009】また、かかる円筒型防振マウント用ブラケ
ットに関する本発明の好ましい第一の態様においては、
アルミニウム合金の押出成形または真空ダイカスト成形
によって、目的とする円筒型防振マウント用ブラケット
が一体成形されることとなる。
ットに関する本発明の好ましい第一の態様においては、
アルミニウム合金の押出成形または真空ダイカスト成形
によって、目的とする円筒型防振マウント用ブラケット
が一体成形されることとなる。
【0010】また、円筒型防振マウント用ブラケットに
関する本発明の好ましい第二の態様においては、互いに
係止される前記係止部と前記フック部が、前記保持部の
軸方向全長に亘って連続して形成される。
関する本発明の好ましい第二の態様においては、互いに
係止される前記係止部と前記フック部が、前記保持部の
軸方向全長に亘って連続して形成される。
【0011】また、円筒型防振マウント用ブラケットに
関する本発明の好ましい第三の態様においては、前記係
止部および前記フック部の少なくとも一方が、前記取付
部と一体的に形成される。
関する本発明の好ましい第三の態様においては、前記係
止部および前記フック部の少なくとも一方が、前記取付
部と一体的に形成される。
【0012】また、円筒型防振マウント用ブラケットに
関する本発明の好ましい第四の態様においては、前記取
付部が二分割されて、前記開口部を挟んで周方向に対向
位置する両方の開口縁部にそれぞれ形成されていると共
に、該取付部を前記支持体に取り付けるためのボルトの
挿通孔が、かかる分割された取付部間に跨がって形成さ
れる。
関する本発明の好ましい第四の態様においては、前記取
付部が二分割されて、前記開口部を挟んで周方向に対向
位置する両方の開口縁部にそれぞれ形成されていると共
に、該取付部を前記支持体に取り付けるためのボルトの
挿通孔が、かかる分割された取付部間に跨がって形成さ
れる。
【0013】さらに、円筒型防振マウントに関する本発
明の特徴とするところは、支軸部材と、該支軸部材の外
方に所定距離を隔てて配設された剛性スリーブとが、そ
れらの間に介装されたゴム弾性体によって連結された円
筒型防振マウント本体に対して、請求項1に記載の円筒
型防振マウント用ブラケットを、前記保持部において外
挿し、かかる保持部の前記フック部を前記係止部に係止
せしめて、該円筒型防振マウント本体の前記剛性スリー
ブの外周面に該円筒型防振マウント用ブラケットの前記
保持部を嵌着固定せしめたことにある。
明の特徴とするところは、支軸部材と、該支軸部材の外
方に所定距離を隔てて配設された剛性スリーブとが、そ
れらの間に介装されたゴム弾性体によって連結された円
筒型防振マウント本体に対して、請求項1に記載の円筒
型防振マウント用ブラケットを、前記保持部において外
挿し、かかる保持部の前記フック部を前記係止部に係止
せしめて、該円筒型防振マウント本体の前記剛性スリー
ブの外周面に該円筒型防振マウント用ブラケットの前記
保持部を嵌着固定せしめたことにある。
【0014】また、円筒型防振マウントに関する本発明
の好ましい第一の態様においては、前記円筒型防振マウ
ント本体に対して、外周面上に開口するポケット部が形
成されると共に、該ポケット部の開口が、前記円筒型防
振マウント用ブラケットの前記保持部にて覆蓋されるこ
とにより、内部に非圧縮性流体が封入された流体室が形
成される。
の好ましい第一の態様においては、前記円筒型防振マウ
ント本体に対して、外周面上に開口するポケット部が形
成されると共に、該ポケット部の開口が、前記円筒型防
振マウント用ブラケットの前記保持部にて覆蓋されるこ
とにより、内部に非圧縮性流体が封入された流体室が形
成される。
【0015】さらに、円筒型防振マウント用ブラケット
の組付方法に関する本発明の特徴とするところは、
(a)周上の一箇所に軸方向に延びる開口部が設けられ
て、該開口部において拡開状態に開口せしめられた円筒
状の保持部と、該保持部から外周面上に突出する取付部
と、前記保持部の前記開口部を挟んで周方向に対向位置
する両側開口縁部から外周面上にそれぞれ突設された互
いに係止可能な係止部とフック部を、一体的に備えた円
筒型防振マウント用ブラケットを一体成形する工程と、
(b)外周面に剛性スリーブが固着された円筒型防振マ
ウント本体を、該円筒型防振マウント用ブラケットにお
ける前記保持部に挿入配置する工程と、(c)前記円筒
型防振マウント用ブラケットの前記保持部における前記
両側開口縁部を周方向に接近させ、前記フック部を前記
係止部に係止することにより、前記開口部を実質的に閉
塞せしめて、かかる保持部を前記円筒型防振マウント本
体の前記剛性スリーブに嵌着固定する工程とを、含む円
筒型防振マウント用ブラケットの組付方法にある。
の組付方法に関する本発明の特徴とするところは、
(a)周上の一箇所に軸方向に延びる開口部が設けられ
て、該開口部において拡開状態に開口せしめられた円筒
状の保持部と、該保持部から外周面上に突出する取付部
と、前記保持部の前記開口部を挟んで周方向に対向位置
する両側開口縁部から外周面上にそれぞれ突設された互
いに係止可能な係止部とフック部を、一体的に備えた円
筒型防振マウント用ブラケットを一体成形する工程と、
(b)外周面に剛性スリーブが固着された円筒型防振マ
ウント本体を、該円筒型防振マウント用ブラケットにお
ける前記保持部に挿入配置する工程と、(c)前記円筒
型防振マウント用ブラケットの前記保持部における前記
両側開口縁部を周方向に接近させ、前記フック部を前記
係止部に係止することにより、前記開口部を実質的に閉
塞せしめて、かかる保持部を前記円筒型防振マウント本
体の前記剛性スリーブに嵌着固定する工程とを、含む円
筒型防振マウント用ブラケットの組付方法にある。
【0016】
【作用・効果】本発明に従う構造とされた円筒型防振マ
ウント用ブラケットにおいては、フック部を係止部に係
止することによって、保持部の周長が開口部の当初の拡
開寸法分だけ縮小されて巻き締められると共に、フック
部と係止部との係止作用によって開口部の拡開が阻止さ
れることにより、保持部が実質的に連続した円筒形状に
保持されることとなる。
ウント用ブラケットにおいては、フック部を係止部に係
止することによって、保持部の周長が開口部の当初の拡
開寸法分だけ縮小されて巻き締められると共に、フック
部と係止部との係止作用によって開口部の拡開が阻止さ
れることにより、保持部が実質的に連続した円筒形状に
保持されることとなる。
【0017】それ故、保持部に円筒型防振マウント本体
を内挿せしめた後に、フック部を係止部に係止すること
とすれば、開口部の拡開によって実質的に周長が長くさ
れた保持部に対して円筒型防振マウントを容易に挿入す
ることが出来ると共に、その後、保持部を円筒型防振マ
ウント本体の外周面に巻き締めて強固に嵌着固定するこ
とが出来るのであり、そこにおいて、フック部と係止部
との係止作用にて円筒形状とされた後の保持部の内径寸
法が、円筒型防振マウント本体の外径寸法よりも多少小
さくても、開口部が拡開状態とされることによって円筒
型防振マウント本体の挿入作業を容易に行うことが出来
ると共に、巻き締め時における保持部や円筒型防振マウ
ント本体の変形等によりフック部の係止部への係止が可
能となって大きな嵌着強度が確保されることとなる。
を内挿せしめた後に、フック部を係止部に係止すること
とすれば、開口部の拡開によって実質的に周長が長くさ
れた保持部に対して円筒型防振マウントを容易に挿入す
ることが出来ると共に、その後、保持部を円筒型防振マ
ウント本体の外周面に巻き締めて強固に嵌着固定するこ
とが出来るのであり、そこにおいて、フック部と係止部
との係止作用にて円筒形状とされた後の保持部の内径寸
法が、円筒型防振マウント本体の外径寸法よりも多少小
さくても、開口部が拡開状態とされることによって円筒
型防振マウント本体の挿入作業を容易に行うことが出来
ると共に、巻き締め時における保持部や円筒型防振マウ
ント本体の変形等によりフック部の係止部への係止が可
能となって大きな嵌着強度が確保されることとなる。
【0018】従って、このような円筒型防振マウント用
ブラケットにおいては、従来のブラケットに比べて、比
較的大きな寸法誤差が許容され得るのであり、保持部内
周面の切削加工等が不要となって、製作性およびコスト
性が飛躍的に向上され得るのである。
ブラケットにおいては、従来のブラケットに比べて、比
較的大きな寸法誤差が許容され得るのであり、保持部内
周面の切削加工等が不要となって、製作性およびコスト
性が飛躍的に向上され得るのである。
【0019】また、円筒型防振マウント用ブラケットに
関する本発明の好ましい第一の態様においては、ブラケ
ットの強度を確保しつつ軽量化が有利に図られると共
に、大きな破断時伸び率を得ることが出来ることから、
保持部を巻き締めてフック部を係止部に係止するに際し
てのブラケットの変形に起因する強度の低下等が有利に
回避され得て、製品品質の向上と安定化が一層有利に図
られ得る。そして、特に、押出成形によって形成すれ
ば、フック部と係止部との間の微小な隙間を容易に形成
することが出来ると共に、軸方向に連続して押出成形さ
れた長尺物を適当な長さで切断することによって、目的
とする円筒型防振マウント用ブラケットを複数個連続的
に得ることも可能となり、製作性およびコスト性の更な
る向上が図られ得るのである。
関する本発明の好ましい第一の態様においては、ブラケ
ットの強度を確保しつつ軽量化が有利に図られると共
に、大きな破断時伸び率を得ることが出来ることから、
保持部を巻き締めてフック部を係止部に係止するに際し
てのブラケットの変形に起因する強度の低下等が有利に
回避され得て、製品品質の向上と安定化が一層有利に図
られ得る。そして、特に、押出成形によって形成すれ
ば、フック部と係止部との間の微小な隙間を容易に形成
することが出来ると共に、軸方向に連続して押出成形さ
れた長尺物を適当な長さで切断することによって、目的
とする円筒型防振マウント用ブラケットを複数個連続的
に得ることも可能となり、製作性およびコスト性の更な
る向上が図られ得るのである。
【0020】また、円筒型防振マウント用ブラケットに
関する本発明の好ましい第二の態様においては、係止部
とフック部との係止面積を大きく確保することが出来る
ことから、それら係止部とフック部との係止強度、延い
てはブラケットの耐荷重性の向上が図られ得る。
関する本発明の好ましい第二の態様においては、係止部
とフック部との係止面積を大きく確保することが出来る
ことから、それら係止部とフック部との係止強度、延い
てはブラケットの耐荷重性の向上が図られ得る。
【0021】また、円筒型防振マウント用ブラケットに
関する本発明の好ましい第三の態様においては、係止部
乃至はフック部が取付部によって補強されることから、
それら係止部とフック部との係止強度、延いてはブラケ
ットの耐荷重性の向上が図られ得る。
関する本発明の好ましい第三の態様においては、係止部
乃至はフック部が取付部によって補強されることから、
それら係止部とフック部との係止強度、延いてはブラケ
ットの耐荷重性の向上が図られ得る。
【0022】また、円筒型防振マウント用ブラケットに
関する本発明の好ましい第四の態様においては、取付部
を支持体に取り付けるためのボルトの締結力が、係止部
とフック部との係止補助力としても作用することとな
り、ブラケットの耐荷重性の向上が図られ得る。
関する本発明の好ましい第四の態様においては、取付部
を支持体に取り付けるためのボルトの締結力が、係止部
とフック部との係止補助力としても作用することとな
り、ブラケットの耐荷重性の向上が図られ得る。
【0023】さらに、本発明に従う構造とされた円筒型
防振マウントにおいては、開口部の拡開によって実質的
に周長が長くされた保持部に対して円筒型防振マウント
本体を容易に挿入することが出来ると共に、その後、保
持部を円筒型防振マウント本体の外周面に巻き締めて強
固に嵌着固定することが出来ることから、ブラケットの
保持部に円筒型防振マウント本体を圧入固定する従来構
造の円筒型防振マウントに比べて、ブラケットの保持部
内周面および円筒型防振マウント本体の剛性スリーブ外
周面に対して、比較的大きな寸法誤差が許容され得、特
にブラケットの保持部内周面の切削加工が不要となるこ
とから、製作性およびコスト性が飛躍的に向上され得る
のである。
防振マウントにおいては、開口部の拡開によって実質的
に周長が長くされた保持部に対して円筒型防振マウント
本体を容易に挿入することが出来ると共に、その後、保
持部を円筒型防振マウント本体の外周面に巻き締めて強
固に嵌着固定することが出来ることから、ブラケットの
保持部に円筒型防振マウント本体を圧入固定する従来構
造の円筒型防振マウントに比べて、ブラケットの保持部
内周面および円筒型防振マウント本体の剛性スリーブ外
周面に対して、比較的大きな寸法誤差が許容され得、特
にブラケットの保持部内周面の切削加工が不要となるこ
とから、製作性およびコスト性が飛躍的に向上され得る
のである。
【0024】また、円筒型防振マウントに関する本発明
の好ましい第一の態様においては、円筒型防振マウント
本体へのブラケットの組付けと同時に、非圧縮性流体が
マウント内に封入されることから、封入流体の流動作用
に基づいて所定の防振効果を得るようにした流体封入式
の円筒型防振マウントが、簡単な構造と優れた製作製を
もって有利に実現され得るのである。
の好ましい第一の態様においては、円筒型防振マウント
本体へのブラケットの組付けと同時に、非圧縮性流体が
マウント内に封入されることから、封入流体の流動作用
に基づいて所定の防振効果を得るようにした流体封入式
の円筒型防振マウントが、簡単な構造と優れた製作製を
もって有利に実現され得るのである。
【0025】さらに、本発明の円筒型防振マウント用ブ
ラケットの組付方法に従えば、開口部の拡開によって実
質的に周長が長くされた保持部に対して円筒型防振マウ
ント本体を容易に挿入することが出来ると共に、その
後、保持部を円筒型防振マウント本体の外周面に巻き締
めて強固に嵌着固定することが出来ることから、ブラケ
ットの円筒形状とされた保持部に円筒型防振マウント本
体を圧入固定する従来の組付け方法に比べて、ブラケッ
トの保持部内周面および円筒型防振マウント本体の剛性
スリーブ外周面に対して、比較的大きな寸法誤差が許容
され得、特にブラケットの保持部内周面の切削加工が不
要となることから、作業性およびコスト性が飛躍的に向
上され得るのである。
ラケットの組付方法に従えば、開口部の拡開によって実
質的に周長が長くされた保持部に対して円筒型防振マウ
ント本体を容易に挿入することが出来ると共に、その
後、保持部を円筒型防振マウント本体の外周面に巻き締
めて強固に嵌着固定することが出来ることから、ブラケ
ットの円筒形状とされた保持部に円筒型防振マウント本
体を圧入固定する従来の組付け方法に比べて、ブラケッ
トの保持部内周面および円筒型防振マウント本体の剛性
スリーブ外周面に対して、比較的大きな寸法誤差が許容
され得、特にブラケットの保持部内周面の切削加工が不
要となることから、作業性およびコスト性が飛躍的に向
上され得るのである。
【0026】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明する。
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明する。
【0027】先ず、図1には、本発明の一実施例として
のアルミニウム合金製の円筒型マウント用ブラケット1
0が示されている。このブラケット10は、肉厚が周方
向で略一定とされた全体として略円筒形状の保持部12
を有している。また、この保持部12には、周上の一箇
所において、軸方向に連続して延びる開口部14が設け
られており、この開口部14において保持部12の内周
面が所定寸法:tだけ拡開した状態とされていることに
より、保持部12の周上の一箇所が、開口部14によっ
て分断されている。
のアルミニウム合金製の円筒型マウント用ブラケット1
0が示されている。このブラケット10は、肉厚が周方
向で略一定とされた全体として略円筒形状の保持部12
を有している。また、この保持部12には、周上の一箇
所において、軸方向に連続して延びる開口部14が設け
られており、この開口部14において保持部12の内周
面が所定寸法:tだけ拡開した状態とされていることに
より、保持部12の周上の一箇所が、開口部14によっ
て分断されている。
【0028】さらに、保持部12には、開口部14にて
分断された一方の周方向端縁部16の近くに位置して、
厚肉板形状をもって外周面上に突出する取付部18が一
体的に設けられている。そして、図面上に明示はされて
いないが、この取付部18が、防振連結されるべき一方
の支持体に対して、ボルト固定や溶着,クランプ等の適
当な固着構造によって取り付けられるようになってい
る。
分断された一方の周方向端縁部16の近くに位置して、
厚肉板形状をもって外周面上に突出する取付部18が一
体的に設けられている。そして、図面上に明示はされて
いないが、この取付部18が、防振連結されるべき一方
の支持体に対して、ボルト固定や溶着,クランプ等の適
当な固着構造によって取り付けられるようになってい
る。
【0029】また一方、保持部12における、開口部1
4を挟んで周方向に対向位置する一方の周方向端縁部1
6には、径方向外方に向かって突出する係止部22が形
成されている。また、この係止部22の突出先端面に
は、更に外方に向かって突出し、開口部14とは反対側
において保持部12の略径方向に広がる第一の係止面2
4を有する鉤状の第一の突起26が突設されている。
4を挟んで周方向に対向位置する一方の周方向端縁部1
6には、径方向外方に向かって突出する係止部22が形
成されている。また、この係止部22の突出先端面に
は、更に外方に向かって突出し、開口部14とは反対側
において保持部12の略径方向に広がる第一の係止面2
4を有する鉤状の第一の突起26が突設されている。
【0030】更にまた、保持部12における、開口部1
4を挟んで周方向に対向位置する他方の周方向端縁部2
8には、径方向外方に向かって突出すると共に、先端部
分が係止部22側に向かって屈曲して、開口部14を跨
ぎ、係止部22に外側から覆い被さるようにして延び出
す略L字状断面のフック部30が設けられている。ま
た、このフック部30における、開口部14を跨いで係
止部22側に延び出した先端部の内側面には、係止部2
2側に向かって突出し、開口部14側において保持部1
2の略径方向に広がる第二の係止面32を有する鉤状の
第二の突起34が突設されている。
4を挟んで周方向に対向位置する他方の周方向端縁部2
8には、径方向外方に向かって突出すると共に、先端部
分が係止部22側に向かって屈曲して、開口部14を跨
ぎ、係止部22に外側から覆い被さるようにして延び出
す略L字状断面のフック部30が設けられている。ま
た、このフック部30における、開口部14を跨いで係
止部22側に延び出した先端部の内側面には、係止部2
2側に向かって突出し、開口部14側において保持部1
2の略径方向に広がる第二の係止面32を有する鉤状の
第二の突起34が突設されている。
【0031】なお、本実施例のブラケット10は、保持
部12の軸方向に連続した長尺物として、押出しやダイ
カスト等によって成形されたものを、適当な長さで切断
することによって製作されており、軸方向全長に亘って
一定の断面形状をもって形成されている。即ち、本実施
例のブラケット10においては、取付部18や係止部2
2,フック部30等が、何れも、軸方向全長に亘って連
続して形成されているのである。
部12の軸方向に連続した長尺物として、押出しやダイ
カスト等によって成形されたものを、適当な長さで切断
することによって製作されており、軸方向全長に亘って
一定の断面形状をもって形成されている。即ち、本実施
例のブラケット10においては、取付部18や係止部2
2,フック部30等が、何れも、軸方向全長に亘って連
続して形成されているのである。
【0032】そして、かかるブラケット10において
は、保持部12に対して周方向に巻き締める力を及ぼし
て開口部14を挟んで対向位置する両周方向端縁部1
6,28を互いに接近させることにより、フック部30
に設けられた第二の突起34が係止部22に設けられた
第一の突起26の外側を乗り越えて周方向に移動せしめ
られ、以て、図2に示されている如く、第一の突起26
の第一の係止面24に対して第二の突起34の第二の係
止面32が係止されるようになっている。また、これに
より、保持部12における、両周方向端縁部16,28
が離隔する方向、換言すれば開口部14が拡開する方向
への、弾性力に基づく変形が阻止されて、開口部14が
実質的に閉塞されて保持部12が巻き締められた状態に
保持されるようになっているのである。
は、保持部12に対して周方向に巻き締める力を及ぼし
て開口部14を挟んで対向位置する両周方向端縁部1
6,28を互いに接近させることにより、フック部30
に設けられた第二の突起34が係止部22に設けられた
第一の突起26の外側を乗り越えて周方向に移動せしめ
られ、以て、図2に示されている如く、第一の突起26
の第一の係止面24に対して第二の突起34の第二の係
止面32が係止されるようになっている。また、これに
より、保持部12における、両周方向端縁部16,28
が離隔する方向、換言すれば開口部14が拡開する方向
への、弾性力に基づく変形が阻止されて、開口部14が
実質的に閉塞されて保持部12が巻き締められた状態に
保持されるようになっているのである。
【0033】なお、フック部30と係止部22の係止時
には、それらフック部30や係止部22,保持部12等
の変形によって、第二の突起34が第一の突起26を乗
り越えて第一の係止面と第二の係止面が相互に係止され
ることとなるが、かかる係止作業を容易とすると共に、
部材変形による材質等への悪影響を防止するために、ブ
ラケット10の材質として、破断伸びが8%以上のアル
ミニウム合金を採用することが望ましい。具体的には、
例えば押出成形品の材質としては6N01等が、また真
空ダイカスト成形品の材質としてはADC6やAC4A
等が好適に採用される。
には、それらフック部30や係止部22,保持部12等
の変形によって、第二の突起34が第一の突起26を乗
り越えて第一の係止面と第二の係止面が相互に係止され
ることとなるが、かかる係止作業を容易とすると共に、
部材変形による材質等への悪影響を防止するために、ブ
ラケット10の材質として、破断伸びが8%以上のアル
ミニウム合金を採用することが望ましい。具体的には、
例えば押出成形品の材質としては6N01等が、また真
空ダイカスト成形品の材質としてはADC6やAC4A
等が好適に採用される。
【0034】次に、このような構造とされたブラケット
10に対する円筒型マウント本体の組み付け操作につい
て説明する。なお、本実施例では、図3に示されている
ように、略厚肉円筒形状のゴム弾性体40の内外周面に
内筒金具42と金属スリーブ44がそれぞれ加硫接着さ
れると共に、金属スリーブ44を嵌通して外周面に開口
する第一及び第二のポケット部46,48が設けられた
一体加硫成形品に対して、剛性スリーブとしての外筒金
具50を外挿して八方絞り等で金属スリーブ44に嵌着
固定することにより、該外筒金具50によって第一及び
第二のポケット部46,48の開口を覆蓋して所定の非
圧縮性流体が封入された第一及び第二の流体室52,5
4を形成してなる構造の流体封入式円筒型マウント本体
56を、ブラケット10に組み付ける場合について説明
する。なお、かくの如き流体封入式円筒型マウント本体
56は、内筒金具42と外筒金具50の間に軸直角方向
の振動が入力された際に、両流体室52,54間で連通
流路58を通じての流体流動が生ぜしめられることによ
り、流体の流動作用に基づいて所定の防振効果を得るよ
うにしたものであって、その構造および作用は公知であ
るから、ここでは、詳細な説明を省略する。
10に対する円筒型マウント本体の組み付け操作につい
て説明する。なお、本実施例では、図3に示されている
ように、略厚肉円筒形状のゴム弾性体40の内外周面に
内筒金具42と金属スリーブ44がそれぞれ加硫接着さ
れると共に、金属スリーブ44を嵌通して外周面に開口
する第一及び第二のポケット部46,48が設けられた
一体加硫成形品に対して、剛性スリーブとしての外筒金
具50を外挿して八方絞り等で金属スリーブ44に嵌着
固定することにより、該外筒金具50によって第一及び
第二のポケット部46,48の開口を覆蓋して所定の非
圧縮性流体が封入された第一及び第二の流体室52,5
4を形成してなる構造の流体封入式円筒型マウント本体
56を、ブラケット10に組み付ける場合について説明
する。なお、かくの如き流体封入式円筒型マウント本体
56は、内筒金具42と外筒金具50の間に軸直角方向
の振動が入力された際に、両流体室52,54間で連通
流路58を通じての流体流動が生ぜしめられることによ
り、流体の流動作用に基づいて所定の防振効果を得るよ
うにしたものであって、その構造および作用は公知であ
るから、ここでは、詳細な説明を省略する。
【0035】すなわち、このようなマウント本体56を
ブラケット10に組み付けるに際しては、先ず、図3に
示されているように、開口部14が拡開状態とされた保
持部12に対してマウント本体56を挿入する。ここに
おいて、ブラケット10の保持部12は、開口部14の
拡開量(t)を含む保持部12の内周面の周長が、マウ
ント56の外筒金具50の外周面長よりも長く設定され
ていると共に、開口部14の拡開量(t)を含まない保
持部12の内周面の実周長が、マウント本体56の外筒
金具50の外周面長よりも僅かに短くなるように設定さ
れて、係止部22とフック部30との係止により円筒形
状とされた後の内径寸法が、マウント本体56における
外筒金具50の外径寸法よりも僅かに小さくなるように
設定されている。これにより、開口部14が拡開された
状態下では、マウント本体56を、保持部12に対して
容易に挿入することが出来るのである。
ブラケット10に組み付けるに際しては、先ず、図3に
示されているように、開口部14が拡開状態とされた保
持部12に対してマウント本体56を挿入する。ここに
おいて、ブラケット10の保持部12は、開口部14の
拡開量(t)を含む保持部12の内周面の周長が、マウ
ント56の外筒金具50の外周面長よりも長く設定され
ていると共に、開口部14の拡開量(t)を含まない保
持部12の内周面の実周長が、マウント本体56の外筒
金具50の外周面長よりも僅かに短くなるように設定さ
れて、係止部22とフック部30との係止により円筒形
状とされた後の内径寸法が、マウント本体56における
外筒金具50の外径寸法よりも僅かに小さくなるように
設定されている。これにより、開口部14が拡開された
状態下では、マウント本体56を、保持部12に対して
容易に挿入することが出来るのである。
【0036】そして、マウント本体56を保持部12に
挿入した後、係止部22が一体的に形成された取付部1
8とフック部30をクランプすること等により、保持部
12における周方向両端縁部16,28を互いに周方向
に接近させ、係止部22の第一の係止面24にフック部
30の第二の係止面32を係止させて、開口部14を実
質的に閉塞状態とする。これにより、図4及び図5に示
されているように、保持部12が巻き締められて、該保
持部12の内径が小さくされるのであり、以て、マウン
ト本体56の外筒金具50の外周面に対して保持部12
が外嵌固定されるのである。
挿入した後、係止部22が一体的に形成された取付部1
8とフック部30をクランプすること等により、保持部
12における周方向両端縁部16,28を互いに周方向
に接近させ、係止部22の第一の係止面24にフック部
30の第二の係止面32を係止させて、開口部14を実
質的に閉塞状態とする。これにより、図4及び図5に示
されているように、保持部12が巻き締められて、該保
持部12の内径が小さくされるのであり、以て、マウン
ト本体56の外筒金具50の外周面に対して保持部12
が外嵌固定されるのである。
【0037】なお、フック部30と係止部22の係止構
造においては、一般に、係止後に開口部14が拡開する
方向への或る程度の戻りが生ずるが、そのような戻りに
よる保持部12の拡径は極めて僅かであり、ブラケット
10やマウント本体56の弾性変形によって吸収,対応
し得ることから、保持部12と外筒金具50の嵌着面に
おいて充分に安定した嵌着力を確保出来ることが、確認
されている。
造においては、一般に、係止後に開口部14が拡開する
方向への或る程度の戻りが生ずるが、そのような戻りに
よる保持部12の拡径は極めて僅かであり、ブラケット
10やマウント本体56の弾性変形によって吸収,対応
し得ることから、保持部12と外筒金具50の嵌着面に
おいて充分に安定した嵌着力を確保出来ることが、確認
されている。
【0038】従って、上述の如き組付構造によれば、マ
ウント本体56の挿入時には、開口部14が拡開状態と
されて保持部12が実質的に大径化されることにより、
マウント本体56を容易に挿入することが出来るのであ
り、その後、保持部12の係止部22とフック部30を
係止させることにより、該保持部12をマウント本体5
6の外筒金具50の外周面に対して巻き締めて、強固に
嵌着することが出来るのである。
ウント本体56の挿入時には、開口部14が拡開状態と
されて保持部12が実質的に大径化されることにより、
マウント本体56を容易に挿入することが出来るのであ
り、その後、保持部12の係止部22とフック部30を
係止させることにより、該保持部12をマウント本体5
6の外筒金具50の外周面に対して巻き締めて、強固に
嵌着することが出来るのである。
【0039】要するに、ブラケット10の保持部12の
内径寸法が、マウント本体56の挿入時と、マウント本
体56への嵌着時とにおいて、変化せしめられるのであ
り、それ故、マウント本体56の保持部12への挿入作
業性を確保しつつ、マウント本体56の保持部12への
嵌着強度を充分に大きく設定することが出来ると共に、
保持部12がマウント本体56の外筒金具50の外周面
に対して、巻き締められて強制的に馴染ませられること
から、保持部12や外筒金具50に対して比較的大きな
寸法誤差が許容されることとなり、保持部12の内周面
に対する切削加工等が不要となって、製造性およびコス
ト性が著しく向上され得るのである。
内径寸法が、マウント本体56の挿入時と、マウント本
体56への嵌着時とにおいて、変化せしめられるのであ
り、それ故、マウント本体56の保持部12への挿入作
業性を確保しつつ、マウント本体56の保持部12への
嵌着強度を充分に大きく設定することが出来ると共に、
保持部12がマウント本体56の外筒金具50の外周面
に対して、巻き締められて強制的に馴染ませられること
から、保持部12や外筒金具50に対して比較的大きな
寸法誤差が許容されることとなり、保持部12の内周面
に対する切削加工等が不要となって、製造性およびコス
ト性が著しく向上され得るのである。
【0040】また、本実施例では、係止部22が取付部
18と一体的に形成されていることから、係止部22の
強度が有利に確保され得るのであり、また、フック部3
0が係止部22に係止された際、該フック部30の係止
部22側への延び出し先端面60が、取付部18に重ね
合わされるようにして位置せしめられるようになってい
ることから、該フック部30における係止部22から離
脱する方向への変形が取付部18への当接によって阻止
されることにより、係止強度、延いてはマウントの荷重
強度の向上が図られ得るのである。
18と一体的に形成されていることから、係止部22の
強度が有利に確保され得るのであり、また、フック部3
0が係止部22に係止された際、該フック部30の係止
部22側への延び出し先端面60が、取付部18に重ね
合わされるようにして位置せしめられるようになってい
ることから、該フック部30における係止部22から離
脱する方向への変形が取付部18への当接によって阻止
されることにより、係止強度、延いてはマウントの荷重
強度の向上が図られ得るのである。
【0041】以上、本発明の一実施例について詳述して
きたが、本発明はかかる具体例にのみ限定して解釈され
るものではない。
きたが、本発明はかかる具体例にのみ限定して解釈され
るものではない。
【0042】例えば、係止部とフック部は、互いに係止
されることにより、開口部14における周方向の拡開を
阻止し得るものであれば良く、別の幾つかの態様の具体
例を、図6〜7,図8〜10,図11〜13,図14〜
16,図17〜19において、それぞれ、示す。なお、
これらの各具体例においては、前記実施例と同様な構造
とされた部材および部位に対して、それぞれ、図面中に
前記実施例と同一の符号を付することにより、その詳細
な説明を省略する。
されることにより、開口部14における周方向の拡開を
阻止し得るものであれば良く、別の幾つかの態様の具体
例を、図6〜7,図8〜10,図11〜13,図14〜
16,図17〜19において、それぞれ、示す。なお、
これらの各具体例においては、前記実施例と同様な構造
とされた部材および部位に対して、それぞれ、図面中に
前記実施例と同一の符号を付することにより、その詳細
な説明を省略する。
【0043】なお、そこにおいて、図11〜13に示さ
れた具体例においては、取付部18の分割体62,64
が、開口部14を挟んで対向位置する両側端縁部16側
と28側とに分割形成されており、係止部22とフック
部30が係止された際に、それらの分割体62,64が
重ね合わされて取付部18を構成するようになっている
と共に、それらの分割体62,64には、取付部18を
所定の支持体68に固定するためのボルト70が挿通さ
れるボルト挿通孔66が、重ね合わせ方向に貫設されて
いる。これにより、取付部18を支持体68に固定する
ためのボルト70の締付力が、分割体62,64の締結
力として作用して、保持部12が巻き締め状態に、より
強固に保持され得るようになっているのである。
れた具体例においては、取付部18の分割体62,64
が、開口部14を挟んで対向位置する両側端縁部16側
と28側とに分割形成されており、係止部22とフック
部30が係止された際に、それらの分割体62,64が
重ね合わされて取付部18を構成するようになっている
と共に、それらの分割体62,64には、取付部18を
所定の支持体68に固定するためのボルト70が挿通さ
れるボルト挿通孔66が、重ね合わせ方向に貫設されて
いる。これにより、取付部18を支持体68に固定する
ためのボルト70の締付力が、分割体62,64の締結
力として作用して、保持部12が巻き締め状態に、より
強固に保持され得るようになっているのである。
【0044】また、前記実施例では、ゴム弾性体40に
形成されたポケット部46,48の開口を外筒金具50
によって覆蓋して流体室52,54を形成した構造のマ
ウント本体56を、保持部12に対して組み付ける場合
について説明したが、その他、本発明に従う構造とされ
たブラケットを、ゴム弾性体40の外周面に加硫接着さ
れた金属スリーブ44を剛性スリーブとして、該金属ス
リーブ44の外周面に対して、ブラケット10の保持部
12を直接に嵌着固定することにより、該保持部12に
てポケット部46,48の開口を覆蓋せしめて流体室5
2,54を形成することも可能であり、それによって、
外筒金具50を不要と為し得る。なお、このような構造
を採用する場合には、例えば、マウント本体56の金属
スリーブ44に対する保持部12の嵌着操作を、封入す
べき流体中で実施することにより、流体室に非圧縮性流
体を容易に充填することが出来る。
形成されたポケット部46,48の開口を外筒金具50
によって覆蓋して流体室52,54を形成した構造のマ
ウント本体56を、保持部12に対して組み付ける場合
について説明したが、その他、本発明に従う構造とされ
たブラケットを、ゴム弾性体40の外周面に加硫接着さ
れた金属スリーブ44を剛性スリーブとして、該金属ス
リーブ44の外周面に対して、ブラケット10の保持部
12を直接に嵌着固定することにより、該保持部12に
てポケット部46,48の開口を覆蓋せしめて流体室5
2,54を形成することも可能であり、それによって、
外筒金具50を不要と為し得る。なお、このような構造
を採用する場合には、例えば、マウント本体56の金属
スリーブ44に対する保持部12の嵌着操作を、封入す
べき流体中で実施することにより、流体室に非圧縮性流
体を容易に充填することが出来る。
【0045】更にまた、前記実施例では、内部に流体が
封入された流体封入式の円筒型マウント本体56に装着
されるブラケットについて説明したが、内部に流体が封
入されないソリッドタイプのマウント本体に装着される
ブラケットに対しても、本発明は同様に適用され得るも
のである。
封入された流体封入式の円筒型マウント本体56に装着
されるブラケットについて説明したが、内部に流体が封
入されないソリッドタイプのマウント本体に装着される
ブラケットに対しても、本発明は同様に適用され得るも
のである。
【0046】また、前記実施例では、アルミニウム合金
製のブラケットの一具体例を示したが、本発明において
は、ブラケットの材質としてアルミニウム合金以外の金
属や合成樹脂等が、ブラケットに要求される特性(耐熱
性,耐油性,強度等)に応じて、何れも、適宜に採用さ
れ得ることは、勿論である。
製のブラケットの一具体例を示したが、本発明において
は、ブラケットの材質としてアルミニウム合金以外の金
属や合成樹脂等が、ブラケットに要求される特性(耐熱
性,耐油性,強度等)に応じて、何れも、適宜に採用さ
れ得ることは、勿論である。
【0047】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
【図1】本発明の一実施例としてのブラケットを示す横
断面図である。
断面図である。
【図2】図1に示されたブラケットにおける係止部とフ
ック部の係止構造を拡大して示す断面説明図である。
ック部の係止構造を拡大して示す断面説明図である。
【図3】図1に示されたブラケットへのマウント本体の
挿入工程を説明するための説明図である。
挿入工程を説明するための説明図である。
【図4】図1に示されたブラケットへのマウント本体の
組付状態を示す横断面図である。
組付状態を示す横断面図である。
【図5】図4におけるV−V断面図である。
【図6】本発明の別の実施例としてのブラケットを示す
横断面図である。
横断面図である。
【図7】図6に示されたブラケットにおいて係止部とフ
ック部の係止状態を示す横断面図である。
ック部の係止状態を示す横断面図である。
【図8】本発明の更に別の実施例としてのブラケットを
示す横断面図である。
示す横断面図である。
【図9】図8に示されたブラケットにおいて係止部とフ
ック部の係止状態を示す横断面図である。
ック部の係止状態を示す横断面図である。
【図10】図8に示されたブラケットにおける係止部と
フック部の係止構造を拡大して示す断面説明図である。
フック部の係止構造を拡大して示す断面説明図である。
【図11】本発明の更に別の実施例としてのブラケット
を示す横断面図である。
を示す横断面図である。
【図12】図11に示されたブラケットにおいて係止部
とフック部の係止状態を示す横断面図である。
とフック部の係止状態を示す横断面図である。
【図13】図11に示されたブラケットにおける係止部
とフック部の係止構造を拡大して示す断面説明図であ
る。
とフック部の係止構造を拡大して示す断面説明図であ
る。
【図14】本発明の更に別の実施例としてのブラケット
を示す横断面図である。
を示す横断面図である。
【図15】図14に示されたブラケットにおいて係止部
とフック部の係止状態を示す横断面図である。
とフック部の係止状態を示す横断面図である。
【図16】図14に示されたブラケットにおける係止部
とフック部の係止構造を拡大して示す断面説明図であ
る。
とフック部の係止構造を拡大して示す断面説明図であ
る。
【図17】本発明の更に別の実施例としてのブラケット
を示す横断面図である。
を示す横断面図である。
【図18】図17に示されたブラケットにおいて係止部
とフック部の係止状態を示す横断面図である。
とフック部の係止状態を示す横断面図である。
【図19】図17に示されたブラケットにおける係止部
とフック部の係止構造を拡大して示す断面説明図であ
る。
とフック部の係止構造を拡大して示す断面説明図であ
る。
10 ブラケット 12 保持部 14 開口部 16 一方の周方向端縁部 18 取付部 22 係止部 28 他方の周方向端縁部 30 フック部 40 ゴム弾性体 50 外筒金具 56 マウント本体 66 ボルト挿通孔 68 支持体 70 ボルト
フロントページの続き (72)発明者 塩沢 康夫 大阪府堺市海山町6丁224番地 昭和アル ミニウム株式会社内 (72)発明者 栃木 雅晴 大阪府堺市海山町6丁224番地 昭和アル ミニウム株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 所定の円筒型防振マウント本体が嵌着固
定される円筒状の保持部に対して、所定の支持体に取り
付けられる取付部が外周面上に突設された円筒型防振マ
ウント用ブラケットにおいて、 前記保持部の周上の一箇所に軸方向に延びる開口部を設
けて、該開口部において該保持部を拡開状態に開口せし
める一方、該開口部を挟んで周方向に対向位置する一方
の開口縁部に、外周面上に突出する係止部を設けると共
に、前記開口部を挟んで周方向に対向位置する他方の開
口縁部に、外周面上に突出して前記係止部側に延び出す
フック部を設け、前記開口部を挟んで周方向に対向位置
する両開口縁部を周方向に接近させて該フック部を該係
止部に係止することにより、該開口部が実質的に閉塞さ
れるようにしたことを特徴とする円筒型防振マウント用
ブラケット。 - 【請求項2】 アルミニウム合金の押出成形または真空
ダイカスト成形によって一体成形されている請求項1に
記載の円筒型防振マウント用ブラケット。 - 【請求項3】 互いに係止される前記係止部と前記フッ
ク部が、前記保持部の軸方向全長に亘って連続して形成
されている請求項1又は2に記載の円筒型防振マウント
用ブラケット。 - 【請求項4】 前記係止部および前記フック部の少なく
とも一方が、前記取付部と一体的に形成されている請求
項1乃至3の何れかに記載の円筒型防振マウント用ブラ
ケット。 - 【請求項5】 前記取付部が二分割されて、前記開口部
を挟んで周方向に対向位置する両方の開口縁部にそれぞ
れ形成されていると共に、該取付部を前記支持体に取り
付けるためのボルトの挿通孔が、かかる分割された取付
部間に跨がって形成されている請求項1乃至4の何れか
に記載の円筒型防振マウント用ブラケット。 - 【請求項6】 支軸部材と、該支軸部材の外方に所定距
離を隔てて配設された剛性スリーブとが、それらの間に
介装されたゴム弾性体によって連結された円筒型防振マ
ウント本体に対して、請求項1に記載の円筒型防振マウ
ント用ブラケットを、前記保持部において外挿し、かか
る保持部の前記フック部を前記係止部に係止せしめて、
該円筒型防振マウント本体の前記剛性スリーブの外周面
に該円筒型防振マウント用ブラケットの前記保持部を嵌
着固定せしめたことを特徴とする円筒型防振マウント。 - 【請求項7】 前記円筒型防振マウント本体に対して、
外周面上に開口するポケット部が形成されると共に、該
ポケット部の開口が、前記円筒型防振マウント用ブラケ
ットの前記保持部にて覆蓋されることにより、内部に非
圧縮性流体が封入された流体室が形成されている請求項
6に記載の円筒型防振マウント。 - 【請求項8】 周上の一箇所に軸方向に延びる開口部が
設けられて、該開口部において拡開状態に開口せしめら
れた円筒状の保持部と、該保持部から外周面上に突出す
る取付部と、前記保持部の前記開口部を挟んで周方向に
対向位置する両側開口縁部の外周面上にそれぞれ突設さ
れた互いに係止可能な係止部とフック部を、一体的に備
えた円筒型防振マウント用ブラケットを一体成形する工
程と、 外周面に剛性スリーブが固着された円筒型防振マウント
本体を、該円筒型防振マウント用ブラケットにおける前
記保持部に挿入配置する工程と、 前記円筒型防振マウント用ブラケットの前記保持部にお
ける前記両側開口縁部を周方向に接近させ、前記フック
部を前記係止部に係止することにより、前記開口部を実
質的に閉塞せしめて、かかる保持部を前記円筒型防振マ
ウント本体の前記剛性スリーブに嵌着固定する工程と
を、有することを特徴とする円筒型防振マウント用ブラ
ケットの組付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16583995A JPH0914317A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 円筒型防振マウント用ブラケットとそれを用いた円筒型防振マウントおよび円筒型防振マウント用ブラケットの組付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16583995A JPH0914317A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 円筒型防振マウント用ブラケットとそれを用いた円筒型防振マウントおよび円筒型防振マウント用ブラケットの組付方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914317A true JPH0914317A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15819985
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16583995A Pending JPH0914317A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 円筒型防振マウント用ブラケットとそれを用いた円筒型防振マウントおよび円筒型防振マウント用ブラケットの組付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0914317A (ja) |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP16583995A patent/JPH0914317A/ja active Pending
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