JPH09144007A - 土留構造体 - Google Patents
土留構造体Info
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- JPH09144007A JPH09144007A JP30174195A JP30174195A JPH09144007A JP H09144007 A JPH09144007 A JP H09144007A JP 30174195 A JP30174195 A JP 30174195A JP 30174195 A JP30174195 A JP 30174195A JP H09144007 A JPH09144007 A JP H09144007A
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中詰材の沈下に追従して下方に変位すること
ができる土留構造体を提供する。 【解決手段】 略水平に配置される水平部35と、この
水平部35の両端部から屈曲して上方に立上る第1およ
び第2立上り部28,29と、第1の立上り部28に形
成される係止部15を有する凹状部材30が、略水平方
向に間隔をあけて連結部材14によって連結されて組立
体11は形成される。この組立体11には中詰材22が
収容され、さらにその上に第1係止部材12および第2
係止部材13を介して組立体11が連結される。この
際、第1係止部材12は、係止部15と水平部27との
間に挿通され、第2係止部材13は水平部が第2立上り
部29に前方から係止され、係合部31の垂直部分31
bが上方の組立体11の連結部材14に後方A2から係
止されるので、上方の組立体11は下方への変位が規制
されない。
ができる土留構造体を提供する。 【解決手段】 略水平に配置される水平部35と、この
水平部35の両端部から屈曲して上方に立上る第1およ
び第2立上り部28,29と、第1の立上り部28に形
成される係止部15を有する凹状部材30が、略水平方
向に間隔をあけて連結部材14によって連結されて組立
体11は形成される。この組立体11には中詰材22が
収容され、さらにその上に第1係止部材12および第2
係止部材13を介して組立体11が連結される。この
際、第1係止部材12は、係止部15と水平部27との
間に挿通され、第2係止部材13は水平部が第2立上り
部29に前方から係止され、係合部31の垂直部分31
bが上方の組立体11の連結部材14に後方A2から係
止されるので、上方の組立体11は下方への変位が規制
されない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斜面が崩れ落ちて
崩壊することを防止し、安定した法面を形成するために
好適に実施することができる土留構造体に関する。
崩壊することを防止し、安定した法面を形成するために
好適に実施することができる土留構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】図32は、典型的な従来技術の土留構造
体1を示す斜視図である。このような先行技術は、たと
えば実公平5−40102号公報に開示されている。土
留構造体1は、L字状に屈曲した格子状の第1枠体2
と、この第1枠体2に連結されるL字状に屈曲した格子
状の第2枠体3と、各第1および第2枠体2,3を互い
に対向させた状態で連結させ、両端部付近を相互に交差
して各第1および第2枠体2,3を支持する支持部材4
と、各第1および第2枠体2,3の上部を連結する長手
棒状の連結材5と、各第1および第2枠体2,3の幅方
向端部を覆う格子状の端部枠体6とから構成される。
体1を示す斜視図である。このような先行技術は、たと
えば実公平5−40102号公報に開示されている。土
留構造体1は、L字状に屈曲した格子状の第1枠体2
と、この第1枠体2に連結されるL字状に屈曲した格子
状の第2枠体3と、各第1および第2枠体2,3を互い
に対向させた状態で連結させ、両端部付近を相互に交差
して各第1および第2枠体2,3を支持する支持部材4
と、各第1および第2枠体2,3の上部を連結する長手
棒状の連結材5と、各第1および第2枠体2,3の幅方
向端部を覆う格子状の端部枠体6とから構成される。
【0003】このような土留構造体1には、土砂などが
中詰めされて、斜面に階段状に積上げられ斜面が崩れ落
ちることを防止する。
中詰めされて、斜面に階段状に積上げられ斜面が崩れ落
ちることを防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような土留構造体
1が斜面に配置される際、上方の土留構造体1は、下方
の土留構造体1の上に積重される。したがって、土留構
造体1内に中詰めされる土砂が自重もしくは圧密沈下に
より下方へ変位が生じたとき、上方の土留構造体1は下
方の土留構造体1の連結材5、端部枠体6などによって
下方への変位が規制されているので、下方の土留構造体
1に中詰めされた土砂の上部と上方の土留構造体1の下
端との間に中空の空間が形成され、これによって上方の
土留構造体1の底部に上方の中詰め土砂の荷重が全てか
かり、上方の土砂構造体1が破損するといった問題が生
じる。
1が斜面に配置される際、上方の土留構造体1は、下方
の土留構造体1の上に積重される。したがって、土留構
造体1内に中詰めされる土砂が自重もしくは圧密沈下に
より下方へ変位が生じたとき、上方の土留構造体1は下
方の土留構造体1の連結材5、端部枠体6などによって
下方への変位が規制されているので、下方の土留構造体
1に中詰めされた土砂の上部と上方の土留構造体1の下
端との間に中空の空間が形成され、これによって上方の
土留構造体1の底部に上方の中詰め土砂の荷重が全てか
かり、上方の土砂構造体1が破損するといった問題が生
じる。
【0005】したがって本発明の目的は、中詰材の沈下
による変位に追従して下方へ変位することができる土留
構造体を提供することである。
による変位に追従して下方へ変位することができる土留
構造体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、略水平に配置
される棒状の水平部と、この水平部の長手方向両端部か
ら上方に屈曲して延びる2つの立上り部とを有し、各立
上り部のうち少なくとも一方の上端部付近には屈曲した
係止部が形成される複数の凹状部材が、略水平方向に間
隔をあけて相互に連結される組立体と、組立体に収容さ
れる中詰材と、組立体の一方の立上り部の各係止部に挿
通される棒状の第1係止部材と、組立体の他方の立上り
部の上端部付近の、中詰材が収容される側とは反対側に
配置される棒状の第2係止部材とを含み、組立体の上方
にはもう1つの組立体が配置され、この上方の組立体の
水平部によって前記下方の組立体に設けられる第1係止
部材が下方から支持され、上方の組立体の前記他方の立
上り部によって下方の組立体に設けられる第2係止部材
が係止されることを特徴とする土留構造体である。 本発明に従えば、組立体は複数の凹状部材が間隔をあけ
て連結され、この凹状部材は2つの立上り部を有し、少
なくとも一方の立上り部の上端部付近には係止部が形成
される。このような組立体は、たとえば斜面などの下方
に一方の立上り部側を前記斜面側に近接させ、他方の立
上り部を斜面から離反させて配置し、この組立体内に中
詰材を収容する。次に、組立体の他方の立上り部の、中
詰材が収容される側とは反対側に第2係止部材を配置
し、前記組立体の上方にもう1つの組立体を配置する。
この際、前記第2係止部材を、上方の組立体の他方の立
上り部によって係止する。次に、下方の組立体の一方の
立上り部に形成される係止部と、上方の組立体の水平部
との間に第1係止部材を挿通して各組立体を連結し、上
方の組立体内に中詰材を収容する。このように斜面に沿
って複数の組立体を積重して配置することによって、土
留構造体は築造され斜面が崩れ落ちて崩壊することを防
止する。 上方に配置される組立体の水平部によって、下方の組立
体の係止部に係止される第1係止部材が下方から係止さ
れるので、上方の組立体は下方への変位が規制されない
状態で下方の組立体に連結される。したがって中詰材が
たとえば圧密沈下または不等沈下などによって下方に変
位したとしても、上方の組立体は中詰材の変位に追従し
て下方に変位することができる。また、下方の組立体の
他方の立上り部は、第2係止部材によって上方の組立体
の立上り部に係止されることによって、中詰材が収容さ
れる側とは反対側への変位が規制されているので、中詰
材の重みによって他方の各立上り部が中詰材が収容され
る側とは反対側に変位することが防がれる。したがっ
て、中詰材を安定して組立体内に保持することができ、
安全性が向上される。さらに、中詰材の沈下が生じたと
しても、沈下量に応じた中詰材を補充することによって
沈下前と同様に使用することができる。
される棒状の水平部と、この水平部の長手方向両端部か
ら上方に屈曲して延びる2つの立上り部とを有し、各立
上り部のうち少なくとも一方の上端部付近には屈曲した
係止部が形成される複数の凹状部材が、略水平方向に間
隔をあけて相互に連結される組立体と、組立体に収容さ
れる中詰材と、組立体の一方の立上り部の各係止部に挿
通される棒状の第1係止部材と、組立体の他方の立上り
部の上端部付近の、中詰材が収容される側とは反対側に
配置される棒状の第2係止部材とを含み、組立体の上方
にはもう1つの組立体が配置され、この上方の組立体の
水平部によって前記下方の組立体に設けられる第1係止
部材が下方から支持され、上方の組立体の前記他方の立
上り部によって下方の組立体に設けられる第2係止部材
が係止されることを特徴とする土留構造体である。 本発明に従えば、組立体は複数の凹状部材が間隔をあけ
て連結され、この凹状部材は2つの立上り部を有し、少
なくとも一方の立上り部の上端部付近には係止部が形成
される。このような組立体は、たとえば斜面などの下方
に一方の立上り部側を前記斜面側に近接させ、他方の立
上り部を斜面から離反させて配置し、この組立体内に中
詰材を収容する。次に、組立体の他方の立上り部の、中
詰材が収容される側とは反対側に第2係止部材を配置
し、前記組立体の上方にもう1つの組立体を配置する。
この際、前記第2係止部材を、上方の組立体の他方の立
上り部によって係止する。次に、下方の組立体の一方の
立上り部に形成される係止部と、上方の組立体の水平部
との間に第1係止部材を挿通して各組立体を連結し、上
方の組立体内に中詰材を収容する。このように斜面に沿
って複数の組立体を積重して配置することによって、土
留構造体は築造され斜面が崩れ落ちて崩壊することを防
止する。 上方に配置される組立体の水平部によって、下方の組立
体の係止部に係止される第1係止部材が下方から係止さ
れるので、上方の組立体は下方への変位が規制されない
状態で下方の組立体に連結される。したがって中詰材が
たとえば圧密沈下または不等沈下などによって下方に変
位したとしても、上方の組立体は中詰材の変位に追従し
て下方に変位することができる。また、下方の組立体の
他方の立上り部は、第2係止部材によって上方の組立体
の立上り部に係止されることによって、中詰材が収容さ
れる側とは反対側への変位が規制されているので、中詰
材の重みによって他方の各立上り部が中詰材が収容され
る側とは反対側に変位することが防がれる。したがっ
て、中詰材を安定して組立体内に保持することができ、
安全性が向上される。さらに、中詰材の沈下が生じたと
しても、沈下量に応じた中詰材を補充することによって
沈下前と同様に使用することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の第1形態
である土留構造体10を簡略化して示す鉛直断面図であ
る。土留構造体10は、複数の単層土留構造体26が現
地盤の斜面25に沿って積重されて構成される。
である土留構造体10を簡略化して示す鉛直断面図であ
る。土留構造体10は、複数の単層土留構造体26が現
地盤の斜面25に沿って積重されて構成される。
【0008】単層土留構造体26は、組立体11と、第
1係止部材12と、第2係止部材13と、背後壁部材1
6と、ネット17と、植生マット18と、中詰材22と
から構成される。組立体11は、略水平に配置される棒
状の水平部27と、この水平部の長手方向両端部から上
方に屈曲して延びる2つの第1および第2立上り部2
8,29とを有する凹状部材30が、略水平方向に間隔
をあけて棒状の連結部材14によって相互に連結されて
構成され、前記2つの立上り部のうち一方の立上り部で
ある第1立上り部28の上端部付近は下方に屈曲して係
止部15が形成される。第1係止部材12は、一端部が
ほぼ垂直に屈曲する棒状の部材であり、第2係止部材1
3は後述するように(図5参照)長手方向に延びる棒状
の棒状部32と、この棒状部32の両端部に形成される
係合部31とを有する。
1係止部材12と、第2係止部材13と、背後壁部材1
6と、ネット17と、植生マット18と、中詰材22と
から構成される。組立体11は、略水平に配置される棒
状の水平部27と、この水平部の長手方向両端部から上
方に屈曲して延びる2つの第1および第2立上り部2
8,29とを有する凹状部材30が、略水平方向に間隔
をあけて棒状の連結部材14によって相互に連結されて
構成され、前記2つの立上り部のうち一方の立上り部で
ある第1立上り部28の上端部付近は下方に屈曲して係
止部15が形成される。第1係止部材12は、一端部が
ほぼ垂直に屈曲する棒状の部材であり、第2係止部材1
3は後述するように(図5参照)長手方向に延びる棒状
の棒状部32と、この棒状部32の両端部に形成される
係合部31とを有する。
【0009】組立体11の上方にはさらに組立体11が
配置され、この上方の組立体の水平部27によって下方
の組立体11の係止部15に設けられる第1係止部材1
2を下方から支持する。第2係止部材13は、下方の組
立体11の他方の立上り部である第2立上り部29の、
中詰材22が収容される側とは反対側となる前方A1
(図1の左方)に棒状部32が配置され、係合部31が
上方の組立体11の第2立上り部13に連結部材14を
介して係合する。各組立体11の第2立上り部29の背
後には、背後壁部材16、ネット17および植生マット
18が配置され、さらに後方A2に中詰材22が収容さ
れる。積重された各単層土留構造体26の最も上方の単
層土留構造体26には、蓋部材19が組立体11の上方
を覆って設けられ、この蓋部材19を覆って盛土24が
形成される。
配置され、この上方の組立体の水平部27によって下方
の組立体11の係止部15に設けられる第1係止部材1
2を下方から支持する。第2係止部材13は、下方の組
立体11の他方の立上り部である第2立上り部29の、
中詰材22が収容される側とは反対側となる前方A1
(図1の左方)に棒状部32が配置され、係合部31が
上方の組立体11の第2立上り部13に連結部材14を
介して係合する。各組立体11の第2立上り部29の背
後には、背後壁部材16、ネット17および植生マット
18が配置され、さらに後方A2に中詰材22が収容さ
れる。積重された各単層土留構造体26の最も上方の単
層土留構造体26には、蓋部材19が組立体11の上方
を覆って設けられ、この蓋部材19を覆って盛土24が
形成される。
【0010】図2は土留構造体10を簡略化して示す斜
視図であり、図3は組立体11を簡略化して示す斜視図
であり、図4は背後壁部材16を簡略化して示す斜視図
であり、図5は第2係止部材13を簡略化して示す斜視
図であり、図6は第1係止部材12を簡略化して示す斜
視図であり、図7は蓋部材19を簡略化して示す斜視図
である。なお、図2では図解の便宜のため、背後壁部材
16、ネット17、植生マット18および中詰材22な
どは省略して示してある。
視図であり、図3は組立体11を簡略化して示す斜視図
であり、図4は背後壁部材16を簡略化して示す斜視図
であり、図5は第2係止部材13を簡略化して示す斜視
図であり、図6は第1係止部材12を簡略化して示す斜
視図であり、図7は蓋部材19を簡略化して示す斜視図
である。なお、図2では図解の便宜のため、背後壁部材
16、ネット17、植生マット18および中詰材22な
どは省略して示してある。
【0011】図3に示されるように、組立体11は複数
の凹状部材30が、略水平で、前後方向A1,A2に垂
直な左右方向B1,B2に間隔をあけて配置され、それ
ぞれ左右方向B1,B2に延びる複数の連結部材14に
よって連結される。
の凹状部材30が、略水平で、前後方向A1,A2に垂
直な左右方向B1,B2に間隔をあけて配置され、それ
ぞれ左右方向B1,B2に延びる複数の連結部材14に
よって連結される。
【0012】このような凹状部材30は、たとえば直径
φ6mmの鉄筋から成る。凹状部材30の第1立上り部
28の長さL3はたとえば535mmに選ばれ、第2立
上り部29の長さL1はたとえば530mmに選ばれ
る。水平部27の長さL2はたとえば824mm、10
24mm、1224mmまたは1424mmなどの長さ
に選ばれ、斜面25の傾きまたは高さなどに応じて水平
部27の長さL2を選択してもよい。第1立上り部28
の先端部は、前方A1に屈曲して屈曲部33が形成さ
れ、この屈曲部33と第1立上り部28の上端部付近に
よって係止部15が形成される。この屈曲部33の長さ
L4はたとえば150mmに選ばれ、第1立上り部28
と屈曲部33との成す角度θ1はたとえば45°〜50
°に選ばれる。
φ6mmの鉄筋から成る。凹状部材30の第1立上り部
28の長さL3はたとえば535mmに選ばれ、第2立
上り部29の長さL1はたとえば530mmに選ばれ
る。水平部27の長さL2はたとえば824mm、10
24mm、1224mmまたは1424mmなどの長さ
に選ばれ、斜面25の傾きまたは高さなどに応じて水平
部27の長さL2を選択してもよい。第1立上り部28
の先端部は、前方A1に屈曲して屈曲部33が形成さ
れ、この屈曲部33と第1立上り部28の上端部付近に
よって係止部15が形成される。この屈曲部33の長さ
L4はたとえば150mmに選ばれ、第1立上り部28
と屈曲部33との成す角度θ1はたとえば45°〜50
°に選ばれる。
【0013】第2立上り部29の上端部付近は後方A2
に屈曲して屈曲部34が形成され、この屈曲部34の長
さL5はたとえば70mmに選ばれ、この屈曲部34と
第2立上り部29との成す角度θ2はたとえば70°〜
90°に選ばれる。凹状部材30は、左右方向B1,B
2にたとえばD1=150mm毎に複数(本形態では1
3本)配置され、複数(本形態では7本)の連結部材1
4によって互いに連結される。連結部材14は、たとえ
ば直径φ6mmの鉄筋から成り、長さL6はたとえば1
830mmに選ばれる。水平部27に設けられる連結部
材14は、前後方向A1,A2にたとえばD2=200
mm毎に設けられ、第2立上り部29中間部に設けられ
る連結部材14と水平部27との間隔D3は、たとえば
200mmに選ばれ、第2立上り部29の中間部に設け
られる連結部材14と、立上り部30と屈曲部34との
間に介在される連結部材14との間隔D4はたとえば3
10mmに選ばれる。これらの各凹状部材30と各連結
部材14とは、たとえばスポット溶接などによって接合
される。各第2立上り部29と、これらの第2立上り部
29に接合される各連結部材14とから前壁部41は構
成される。
に屈曲して屈曲部34が形成され、この屈曲部34の長
さL5はたとえば70mmに選ばれ、この屈曲部34と
第2立上り部29との成す角度θ2はたとえば70°〜
90°に選ばれる。凹状部材30は、左右方向B1,B
2にたとえばD1=150mm毎に複数(本形態では1
3本)配置され、複数(本形態では7本)の連結部材1
4によって互いに連結される。連結部材14は、たとえ
ば直径φ6mmの鉄筋から成り、長さL6はたとえば1
830mmに選ばれる。水平部27に設けられる連結部
材14は、前後方向A1,A2にたとえばD2=200
mm毎に設けられ、第2立上り部29中間部に設けられ
る連結部材14と水平部27との間隔D3は、たとえば
200mmに選ばれ、第2立上り部29の中間部に設け
られる連結部材14と、立上り部30と屈曲部34との
間に介在される連結部材14との間隔D4はたとえば3
10mmに選ばれる。これらの各凹状部材30と各連結
部材14とは、たとえばスポット溶接などによって接合
される。各第2立上り部29と、これらの第2立上り部
29に接合される各連結部材14とから前壁部41は構
成される。
【0014】図4に示されるように、背後壁部材16は
左右方向B1,B2に延びる複数の水平部35とこの水
平部35に垂直に接合される複数の垂直部36とによっ
て構成され、それぞれたとえば直径φ6mmの鉄筋から
成る。各垂直部36は、それぞれ左右方向B1,B2に
たとえばD5=200mm毎に各水平部35にわたって
接合され、各水平部35はたとえばD6=75mm毎に
各垂直部36にわたって接合され、各水平部35の長さ
L7はたとえば2030mmに選ばれ、各垂直部36の
長さL8はたとえば450mmに選ばれる。このように
して、背後壁部材16は複数(本形態では5本)の水平
部35および複数(本形態では11本)の垂直部36と
によって格子状に形成される。各水平部35および各垂
直部36は、それぞれ互いにたとえばスポット溶接など
によって接合される。
左右方向B1,B2に延びる複数の水平部35とこの水
平部35に垂直に接合される複数の垂直部36とによっ
て構成され、それぞれたとえば直径φ6mmの鉄筋から
成る。各垂直部36は、それぞれ左右方向B1,B2に
たとえばD5=200mm毎に各水平部35にわたって
接合され、各水平部35はたとえばD6=75mm毎に
各垂直部36にわたって接合され、各水平部35の長さ
L7はたとえば2030mmに選ばれ、各垂直部36の
長さL8はたとえば450mmに選ばれる。このように
して、背後壁部材16は複数(本形態では5本)の水平
部35および複数(本形態では11本)の垂直部36と
によって格子状に形成される。各水平部35および各垂
直部36は、それぞれ互いにたとえばスポット溶接など
によって接合される。
【0015】図5に示されるように、第2係止部材13
はたとえば直径φ9mmの鉄筋から成り、左右方向B
1,B2に延びる棒状部32と、この棒状部32の両端
部に形成される係合部31とを有する。係合部31は、
棒状部32の各両端部から後方A2にほぼ垂直に屈曲す
る水平部分31aと、この水平部分31aからほぼ垂直
に屈曲して上方に延びる垂直部分31bとから構成され
る。この第2係止部材13は、下方の組立体11の第2
立上り部29に対して前方A1側から棒状部32が係止
され、上方の組立体11の第2立上り部29に接合され
る連結部材14に、後方A2から垂直部分31bが係止
されることによって、下方の組立体11の第2立上り部
29が前方A1に変位することを妨げる。
はたとえば直径φ9mmの鉄筋から成り、左右方向B
1,B2に延びる棒状部32と、この棒状部32の両端
部に形成される係合部31とを有する。係合部31は、
棒状部32の各両端部から後方A2にほぼ垂直に屈曲す
る水平部分31aと、この水平部分31aからほぼ垂直
に屈曲して上方に延びる垂直部分31bとから構成され
る。この第2係止部材13は、下方の組立体11の第2
立上り部29に対して前方A1側から棒状部32が係止
され、上方の組立体11の第2立上り部29に接合され
る連結部材14に、後方A2から垂直部分31bが係止
されることによって、下方の組立体11の第2立上り部
29が前方A1に変位することを妨げる。
【0016】係合部31の水平部分31aの長さL10
は、土留構造体10の全体の勾配を規定する。したがっ
て、係合部31の水平部分31aの長さL10を調整す
ることによって、土留構造体10の勾配を調整すること
ができる。たとえば、土留構造体10の全体の勾配を3
分とするとき、水平部分31aの長さL10は150m
mに選ばれ、勾配を5分にするときには長さL10は2
50mmに選ばれ、勾配を8分にするときには長さL1
0は400mmに選ばれる。なお、3分の勾配とは、高
さ方向1に対して前方に0.3の割合で傾斜する勾配を
言う。第2係止部材13の棒状部32の長さL9はたと
えば484mmに選ばれ、垂直部分31bの長さL11
はたとえば250mmに選ばれる。
は、土留構造体10の全体の勾配を規定する。したがっ
て、係合部31の水平部分31aの長さL10を調整す
ることによって、土留構造体10の勾配を調整すること
ができる。たとえば、土留構造体10の全体の勾配を3
分とするとき、水平部分31aの長さL10は150m
mに選ばれ、勾配を5分にするときには長さL10は2
50mmに選ばれ、勾配を8分にするときには長さL1
0は400mmに選ばれる。なお、3分の勾配とは、高
さ方向1に対して前方に0.3の割合で傾斜する勾配を
言う。第2係止部材13の棒状部32の長さL9はたと
えば484mmに選ばれ、垂直部分31bの長さL11
はたとえば250mmに選ばれる。
【0017】図6に示されるように、第1係止部材12
は長手棒状の棒状部37と、この棒状部37の一端部か
ら屈曲する屈曲部38とから構成される。この第1係止
部材12は、たとえば直径φ9mmの鉄筋から成り、棒
状部37の長さL12はたとえば2000mmに選ば
れ、屈曲部38の長さL13はたとえば200mmに選
ばれる。
は長手棒状の棒状部37と、この棒状部37の一端部か
ら屈曲する屈曲部38とから構成される。この第1係止
部材12は、たとえば直径φ9mmの鉄筋から成り、棒
状部37の長さL12はたとえば2000mmに選ば
れ、屈曲部38の長さL13はたとえば200mmに選
ばれる。
【0018】図7に示されるように、蓋部材19は前後
A1,A2方向に延び、左右B1,B2方向に間隔をあ
けて配置される複数の係止部材39と、左右B1,B2
方向に延び、各係止部材39を相互に接合する複数の連
結部材40とから構成される。蓋部材19はたとえば鉄
筋から成り、各係止部39と各連結部40とによって格
子状に形成される。各係止部材39の前方A1および後
方A2側端部にはそれぞれ係止部39a,39bが形成
される。
A1,A2方向に延び、左右B1,B2方向に間隔をあ
けて配置される複数の係止部材39と、左右B1,B2
方向に延び、各係止部材39を相互に接合する複数の連
結部材40とから構成される。蓋部材19はたとえば鉄
筋から成り、各係止部39と各連結部40とによって格
子状に形成される。各係止部材39の前方A1および後
方A2側端部にはそれぞれ係止部39a,39bが形成
される。
【0019】組立体11、背後壁部材16および蓋部材
19はそれぞれ鉄筋などによって格子状に形成される
が、それぞれエキスパンドメタルによって同様に形成し
てもよい。
19はそれぞれ鉄筋などによって格子状に形成される
が、それぞれエキスパンドメタルによって同様に形成し
てもよい。
【0020】図2に示されるように、上方の組立体11
aと下方の組立体11bとは、第1および第2係止部材
12,13を介して互いに連結される。第1係止部材1
2は、下方の組立体11bの第1立上り部28に形成さ
れる係止部15と、上方の組立体11aの水平部27と
の間に介在され、第2係止部材13の棒状部32は、下
方の組立体11bの第2立上り部29に前方A1側から
係止され、垂直部31bは上方の組立体11aの第2立
上り部29に、連結部材14を介して後方A2側から係
止される。このように、上方の組立体11aと下方の組
立体11bとは、第1および第2係止部材12,13に
よって連結されるが、下方への変位は規制されていない
ので、下方の組立体11bに収容される中詰材22が沈
下したとしても、上方の組立体11aはこの沈下に追従
して下方に変位し、上方の組立体11aと下方の組立体
11bの中詰材22との間に中空の空間が形成されるこ
とが防がれる。
aと下方の組立体11bとは、第1および第2係止部材
12,13を介して互いに連結される。第1係止部材1
2は、下方の組立体11bの第1立上り部28に形成さ
れる係止部15と、上方の組立体11aの水平部27と
の間に介在され、第2係止部材13の棒状部32は、下
方の組立体11bの第2立上り部29に前方A1側から
係止され、垂直部31bは上方の組立体11aの第2立
上り部29に、連結部材14を介して後方A2側から係
止される。このように、上方の組立体11aと下方の組
立体11bとは、第1および第2係止部材12,13に
よって連結されるが、下方への変位は規制されていない
ので、下方の組立体11bに収容される中詰材22が沈
下したとしても、上方の組立体11aはこの沈下に追従
して下方に変位し、上方の組立体11aと下方の組立体
11bの中詰材22との間に中空の空間が形成されるこ
とが防がれる。
【0021】背後壁部材16の後方A2に配置されるネ
ット17は、たとえば高密度ポリエチレンから成り、網
目のピッチは縦および横がたとえば30mmに選ばれ、
ネット17の幅はたとえば500mmに選ばれ、長さは
たとえば50mに選ばれる。このようなネット17の降
伏点強度は、たとえば縦および横がそれぞれ350kg
f/m以上に選ばれる。
ット17は、たとえば高密度ポリエチレンから成り、網
目のピッチは縦および横がたとえば30mmに選ばれ、
ネット17の幅はたとえば500mmに選ばれ、長さは
たとえば50mに選ばれる。このようなネット17の降
伏点強度は、たとえば縦および横がそれぞれ350kg
f/m以上に選ばれる。
【0022】ネット17の後方A2に配置される植生マ
ット18は、エステムなどと呼ばれる保水材に肥料およ
び種子を含ませて形成される。この種子は、たとえばケ
ンタッキ・31・フェレスク、クリーピィング・レッド
・フェレスク、オーチャドグラス、ペレニアルライグラ
ス、レッド・トップ、ウィーピングクラブグラス、バヒ
アグラス、バミューダグラス、ヨモギおよびメドハギな
どが配合され、肥料はたとえば高度化成肥料、有機質肥
料および人口土壌(バーミキュライト・ピートモス)な
どが配合される。保水材の大きさは、厚さがたとえば
0.8mmに選ばれ、幅がたとえば0.5mに選ばれ、
長さはたとえば10mに選ばれ、この保水材の透水係数
はたとえば1×10-1cm/sec以上に選ばれる。こ
のような植生マット18に代えて、不織布を設けてもよ
い。不織布は、たとえばポリエステルから成り、幅がた
とえば50cmに選ばれ、長さがたとえば50mに選ば
れ、厚みがたとえば2.1mmに選ばれ、透水係数をた
とえば2.0×10-1cm/secに選ばれる。このよ
うな不織布を組立体11に設けて土留構造体10を築造
した後、前述の種子および肥料を不織布に噴射するよう
にしてもよい。
ット18は、エステムなどと呼ばれる保水材に肥料およ
び種子を含ませて形成される。この種子は、たとえばケ
ンタッキ・31・フェレスク、クリーピィング・レッド
・フェレスク、オーチャドグラス、ペレニアルライグラ
ス、レッド・トップ、ウィーピングクラブグラス、バヒ
アグラス、バミューダグラス、ヨモギおよびメドハギな
どが配合され、肥料はたとえば高度化成肥料、有機質肥
料および人口土壌(バーミキュライト・ピートモス)な
どが配合される。保水材の大きさは、厚さがたとえば
0.8mmに選ばれ、幅がたとえば0.5mに選ばれ、
長さはたとえば10mに選ばれ、この保水材の透水係数
はたとえば1×10-1cm/sec以上に選ばれる。こ
のような植生マット18に代えて、不織布を設けてもよ
い。不織布は、たとえばポリエステルから成り、幅がた
とえば50cmに選ばれ、長さがたとえば50mに選ば
れ、厚みがたとえば2.1mmに選ばれ、透水係数をた
とえば2.0×10-1cm/secに選ばれる。このよ
うな不織布を組立体11に設けて土留構造体10を築造
した後、前述の種子および肥料を不織布に噴射するよう
にしてもよい。
【0023】図8は土留構造体10の施工手順を示すフ
ローチャートであり、図9は図8のステップa5をさら
に詳しく説明するためのフローチャートであり、図10
〜図19は図8および図9のフローチャートの各ステッ
プを説明するための図である。これらの図8〜図19を
用いて、土留構造体10の施工手順を説明する。
ローチャートであり、図9は図8のステップa5をさら
に詳しく説明するためのフローチャートであり、図10
〜図19は図8および図9のフローチャートの各ステッ
プを説明するための図である。これらの図8〜図19を
用いて、土留構造体10の施工手順を説明する。
【0024】先ず、図8のステップa1において施工を
開始し、ステップa2において、本工事のための測量を
行い、工事用器具、機械および材料の準備などを行う。
本工事に必要な工事用器具および機械は、たとえば荷下
ろし用のワイヤロープ、丁張り52仮置き用の角材、壁
勾配の調整に用いる長さ1〜1.2m程度のバール、通
り調整のための水糸、長さ45cm程度の結束線、ネッ
ト17の切断のためのカッタ、鉄筋などを切断するため
のクリッパなどと呼ばれる切断工具、土の敷均しのため
のスコップ51、礫質土の敷均しのためのみつまたまた
は熊手、掘削および埋め戻しのためのバックホウ、ラン
マ・タンパなどと呼ばれる転圧機などである。
開始し、ステップa2において、本工事のための測量を
行い、工事用器具、機械および材料の準備などを行う。
本工事に必要な工事用器具および機械は、たとえば荷下
ろし用のワイヤロープ、丁張り52仮置き用の角材、壁
勾配の調整に用いる長さ1〜1.2m程度のバール、通
り調整のための水糸、長さ45cm程度の結束線、ネッ
ト17の切断のためのカッタ、鉄筋などを切断するため
のクリッパなどと呼ばれる切断工具、土の敷均しのため
のスコップ51、礫質土の敷均しのためのみつまたまた
は熊手、掘削および埋め戻しのためのバックホウ、ラン
マ・タンパなどと呼ばれる転圧機などである。
【0025】次に、ステップa3において本工事をスム
ーズに進めるために、搬入路、落石防護、土砂の流出防
止など安全と施工性の向上のために仮設工を行う。
ーズに進めるために、搬入路、落石防護、土砂の流出防
止など安全と施工性の向上のために仮設工を行う。
【0026】次に、ステップa4において、掘削、床付
け、および基礎工を行う。掘削は、図10に示されるよ
うに、バックホウ50によって土留構造体10が設置さ
れる現地盤を掘削する。基礎部分の掘削時または切り土
したときの切り土背面に、調査の時点において予想でき
なかった湧水があるときは、その水量に応じて土留構造
体への影響がないように、適切な排水設備を設け、地区
外へ排水する対策を講じる。これは、土留を目的とした
全ての構造物において、その安全性が背面の土の状態な
らびに含水量に大きく左右されるためである。また、施
工途中で降雨にあった場合、または降雨の予想される場
合、盛土または中詰材の転圧を行うとともに、排水処置
を施す。降雨量によっては、シートなどにより中詰材へ
の浸透を避ける処置を施さなければならない。
け、および基礎工を行う。掘削は、図10に示されるよ
うに、バックホウ50によって土留構造体10が設置さ
れる現地盤を掘削する。基礎部分の掘削時または切り土
したときの切り土背面に、調査の時点において予想でき
なかった湧水があるときは、その水量に応じて土留構造
体への影響がないように、適切な排水設備を設け、地区
外へ排水する対策を講じる。これは、土留を目的とした
全ての構造物において、その安全性が背面の土の状態な
らびに含水量に大きく左右されるためである。また、施
工途中で降雨にあった場合、または降雨の予想される場
合、盛土または中詰材の転圧を行うとともに、排水処置
を施す。降雨量によっては、シートなどにより中詰材へ
の浸透を避ける処置を施さなければならない。
【0027】バックホウ50によって所定の深さまで掘
削し、床付けを行った後、スコップ51によって土の敷
均しを行う。次に、図11に示されるように丁張り52
を所望の勾配で基礎部分の前面53から15cm程度離
れた形で設置し、高さをチェックする。次に、図12に
示されるように、基礎砕石54を敷均し、転圧機によっ
て充分に転圧を行う。
削し、床付けを行った後、スコップ51によって土の敷
均しを行う。次に、図11に示されるように丁張り52
を所望の勾配で基礎部分の前面53から15cm程度離
れた形で設置し、高さをチェックする。次に、図12に
示されるように、基礎砕石54を敷均し、転圧機によっ
て充分に転圧を行う。
【0028】次に、ステップa5において、土留構造体
10を築造する。この土留構造体10の築造の手順は、
図9のフローチャートのb1〜b6に示される。以下、
このフローチャートに従って、土留構造体10の築造の
手順を説明する。
10を築造する。この土留構造体10の築造の手順は、
図9のフローチャートのb1〜b6に示される。以下、
このフローチャートに従って、土留構造体10の築造の
手順を説明する。
【0029】ステップb1において、図13に示される
ように、組立体11を基礎砕石54の上に並べて設置す
る。この際、各組立体11の間隔は20cm程度あけて
設置し、各組立体11の前壁部41は、後方に1分程度
バールによって曲げておく。
ように、組立体11を基礎砕石54の上に並べて設置す
る。この際、各組立体11の間隔は20cm程度あけて
設置し、各組立体11の前壁部41は、後方に1分程度
バールによって曲げておく。
【0030】次に、ステップb2において、図14に示
されるように背後壁部材16を前壁部41の背後に取付
ける。この際、各背後壁部材16に対して4箇所程度結
束線で前壁部41に結束する。その後、図15に示され
るようにネット17を背後壁部材16に取付け、さらに
ネット17の背後に植生マット18を配置し、壁面を組
立てる。
されるように背後壁部材16を前壁部41の背後に取付
ける。この際、各背後壁部材16に対して4箇所程度結
束線で前壁部41に結束する。その後、図15に示され
るようにネット17を背後壁部材16に取付け、さらに
ネット17の背後に植生マット18を配置し、壁面を組
立てる。
【0031】ステップb3において、図16に示される
ように、中詰材22の撒出しを行う。中詰材22はたと
えば礫質土から成り、1層の撒出しの厚みはたとえば2
5cmに選ばれ、撒出された中詰材22はスコップによ
って敷均しを行う。次に、ステップb4において、敷均
した中詰材22を転圧機によって充分に転圧を行う。
ように、中詰材22の撒出しを行う。中詰材22はたと
えば礫質土から成り、1層の撒出しの厚みはたとえば2
5cmに選ばれ、撒出された中詰材22はスコップによ
って敷均しを行う。次に、ステップb4において、敷均
した中詰材22を転圧機によって充分に転圧を行う。
【0032】ステップb5において、ステップb4と同
様に、2層目の中詰材22の撒出しおよび敷均しを行
い、転圧機によって転圧する。この際、前壁部41の通
りの調整、すなわち前後方向に前壁部41が一平面に揃
うようにバールと、水糸によって調整を行う。このよう
にして、中詰材22を組立体11の上部付近まで収容す
る。
様に、2層目の中詰材22の撒出しおよび敷均しを行
い、転圧機によって転圧する。この際、前壁部41の通
りの調整、すなわち前後方向に前壁部41が一平面に揃
うようにバールと、水糸によって調整を行う。このよう
にして、中詰材22を組立体11の上部付近まで収容す
る。
【0033】ステップb6において、第2係止部材13
の取付けを行う。なお図解の便宜のため、図17(1)
および図17(2)では組立体11および第2係止部材
13以外の構成は省略して示してある。第2係止部材1
3は、図17(1)に示されるように、係合部31の垂
直部分31bを水平にして第2立上り部29の上端に設
けられる連結部材14と、中詰材22との間に押込み、
次に図17(2)に示されるように、前記垂直部分31
bが垂直になるように第1係止部材12を倒し、棒状部
分32が組立体11の各第2立上り部29に係止される
ように第2係止部材13を押込む。このようにして、第
2係止部材13が取付けられた状態は、図17(3)に
示される。
の取付けを行う。なお図解の便宜のため、図17(1)
および図17(2)では組立体11および第2係止部材
13以外の構成は省略して示してある。第2係止部材1
3は、図17(1)に示されるように、係合部31の垂
直部分31bを水平にして第2立上り部29の上端に設
けられる連結部材14と、中詰材22との間に押込み、
次に図17(2)に示されるように、前記垂直部分31
bが垂直になるように第1係止部材12を倒し、棒状部
分32が組立体11の各第2立上り部29に係止される
ように第2係止部材13を押込む。このようにして、第
2係止部材13が取付けられた状態は、図17(3)に
示される。
【0034】ステップb7において、前壁部41の前方
に埋戻し土21を投入し、転圧機によって転圧を行い、
現地盤と同程度の高さとする。さらに、組立体11の後
方に裏込め材23を投入し、転圧機によって転圧を行
い、中詰材22と同程度の高さとする。裏込め材23
は、たとえば砕石などの通水性の良好なものに選ばれ
る。
に埋戻し土21を投入し、転圧機によって転圧を行い、
現地盤と同程度の高さとする。さらに、組立体11の後
方に裏込め材23を投入し、転圧機によって転圧を行
い、中詰材22と同程度の高さとする。裏込め材23
は、たとえば砕石などの通水性の良好なものに選ばれ
る。
【0035】ステップb8において、2段目の組立体1
1を設置する。図18に示されるように、2段目の組立
体11は第2立上り部29の下端に設けられる連結部材
14が、第2係止部材13の垂直部分31bに係止され
るように配置し、位置決めを行う。次に、1段目の組立
体11と同様に、前壁部41を構成する第2立上り部2
9を、予め1分程度後方に曲げておく。
1を設置する。図18に示されるように、2段目の組立
体11は第2立上り部29の下端に設けられる連結部材
14が、第2係止部材13の垂直部分31bに係止され
るように配置し、位置決めを行う。次に、1段目の組立
体11と同様に、前壁部41を構成する第2立上り部2
9を、予め1分程度後方に曲げておく。
【0036】次にステップb9において、第1係止部材
12の取付けを行う。第1係止部材12の棒状部分37
を、1段目の組立体11の係止部15と、2段目の組立
体11の水平部27との間に挿通し、1段目の組立体1
1と2段目の組立体11を連結する。
12の取付けを行う。第1係止部材12の棒状部分37
を、1段目の組立体11の係止部15と、2段目の組立
体11の水平部27との間に挿通し、1段目の組立体1
1と2段目の組立体11を連結する。
【0037】このようにして、1段目の単層土留構造体
26の築造が行われ、以後、ステップb2〜ステップb
5を繰返し行うことによって、所定の高さまで単層土留
構造体26を積重する。
26の築造が行われ、以後、ステップb2〜ステップb
5を繰返し行うことによって、所定の高さまで単層土留
構造体26を積重する。
【0038】次にステップb10において、最も上方の
組立体11に蓋部材19を取付ける。図1に示されるよ
うに、蓋部材19は、係止部39bに連結される連結部
40が、組立体11の第1立上り部28の後方A2側に
係止されるように組立体11の上から中詰材22を覆う
ように取付け、係止部材39の係止部39aを第2立上
り部29の上端に連結される連結部材14の下方から第
2立上り部29より前方A1に突出させる。その後、係
止部39aと第2立上り部29との間に第1係止部材1
2を挿通し、第1立上り部28の係止部15と、蓋部材
19の係止部材39との間に第1係止部材12を挿通し
て、蓋部材19と組立体11とを連結する。
組立体11に蓋部材19を取付ける。図1に示されるよ
うに、蓋部材19は、係止部39bに連結される連結部
40が、組立体11の第1立上り部28の後方A2側に
係止されるように組立体11の上から中詰材22を覆う
ように取付け、係止部材39の係止部39aを第2立上
り部29の上端に連結される連結部材14の下方から第
2立上り部29より前方A1に突出させる。その後、係
止部39aと第2立上り部29との間に第1係止部材1
2を挿通し、第1立上り部28の係止部15と、蓋部材
19の係止部材39との間に第1係止部材12を挿通し
て、蓋部材19と組立体11とを連結する。
【0039】このように、蓋部材19においても、組立
体11に対して下方への変位が規制されない状態で連結
されるので、中詰材22が沈下したとしても蓋部材19
と中詰材22との間に空間が形成されることが防がれ
る。
体11に対して下方への変位が規制されない状態で連結
されるので、中詰材22が沈下したとしても蓋部材19
と中詰材22との間に空間が形成されることが防がれ
る。
【0040】ステップb11において、蓋部材19の上
部に20cm程度の盛土を施工し、土留構造体10の築
造が完了する。
部に20cm程度の盛土を施工し、土留構造体10の築
造が完了する。
【0041】次に、図8のステップa6において、本工
事に関連する付帯工、すなわち土留構造体10の施工に
伴う関連工事を行う。
事に関連する付帯工、すなわち土留構造体10の施工に
伴う関連工事を行う。
【0042】最後にステップa7において、本工事で使
用した機械および資材などの後片付けを行い、ステップ
a8において施工工事を完了する。
用した機械および資材などの後片付けを行い、ステップ
a8において施工工事を完了する。
【0043】本形態では植生マット18または不織布を
用いて土留構造体10に植生を行ったが、土留構造体1
0に植生を行わない構成としてもよい。
用いて土留構造体10に植生を行ったが、土留構造体1
0に植生を行わない構成としてもよい。
【0044】図20は本発明の実施の第2形態である土
留構造体60を簡略化して示す側面図であり、図21は
土留構造体60の組立体61を示す側面図であり、図2
2は土留構造体60の前壁部材62を示す側面図であ
り、図23は土留構造体60の下部組立体63を示す側
面図であり、図24は土留構造体60の下部前壁部材6
4を示す側面図である。なお、図1〜図19に示される
土留構造体10に対応する部分には、同様の符号を付
す。
留構造体60を簡略化して示す側面図であり、図21は
土留構造体60の組立体61を示す側面図であり、図2
2は土留構造体60の前壁部材62を示す側面図であ
り、図23は土留構造体60の下部組立体63を示す側
面図であり、図24は土留構造体60の下部前壁部材6
4を示す側面図である。なお、図1〜図19に示される
土留構造体10に対応する部分には、同様の符号を付
す。
【0045】図21に示されるように、組立体61は水
平部27と第1立上り部28とによって大略的に逆L字
状に形成されるL字部材74が略水平方向に間隔をあけ
て複数配置され、それぞれ連結部材14によって連結さ
れる。水平部27の前端部は後方A2に屈曲し、係止部
65が形成される。
平部27と第1立上り部28とによって大略的に逆L字
状に形成されるL字部材74が略水平方向に間隔をあけ
て複数配置され、それぞれ連結部材14によって連結さ
れる。水平部27の前端部は後方A2に屈曲し、係止部
65が形成される。
【0046】図22に示されるように、前壁部材62
は、ほぼ鉛直に配置される前壁部66が略水平方向に間
隔をあけて複数配置され、それぞれ連結部材75によっ
て連結される。前壁部66は、垂直部78と垂直部78
の上端から後方A2にほぼ垂直に屈曲して形成される係
止部67と、垂直部78の下端に設けられる係合部70
とを有し、この係合部70は、前壁部66から前方A1
に屈曲してほぼ水平に設けられる水平部68と、水平部
68から下方に屈曲する屈曲部69とを有する。この水
平部68は、図5に示される第2係止部材13の水平部
31aと同様に、この水平部68の長さを調整すること
によって、土留構造体60の全体の勾配を調整すること
ができる。
は、ほぼ鉛直に配置される前壁部66が略水平方向に間
隔をあけて複数配置され、それぞれ連結部材75によっ
て連結される。前壁部66は、垂直部78と垂直部78
の上端から後方A2にほぼ垂直に屈曲して形成される係
止部67と、垂直部78の下端に設けられる係合部70
とを有し、この係合部70は、前壁部66から前方A1
に屈曲してほぼ水平に設けられる水平部68と、水平部
68から下方に屈曲する屈曲部69とを有する。この水
平部68は、図5に示される第2係止部材13の水平部
31aと同様に、この水平部68の長さを調整すること
によって、土留構造体60の全体の勾配を調整すること
ができる。
【0047】図23に示されるように、下部組立体63
の第2立上り部29には、図3に示される組立体11の
第2立上り部29と異なり、屈曲部34が形成されず、
一直線状に形成される。
の第2立上り部29には、図3に示される組立体11の
第2立上り部29と異なり、屈曲部34が形成されず、
一直線状に形成される。
【0048】図24に示されるように、下部前壁部材6
4は、ほぼ垂直に配置される垂直部71と、この前壁部
71の上端から後方A2に屈曲する屈曲部72と、前壁
部71の下端から後方A2に屈曲する底部73とを有
し、大略的にC字状に形成されるC字部材76が略水平
に間隔をあけて配置され、それぞれ連結部材77によっ
て連結される。
4は、ほぼ垂直に配置される垂直部71と、この前壁部
71の上端から後方A2に屈曲する屈曲部72と、前壁
部71の下端から後方A2に屈曲する底部73とを有
し、大略的にC字状に形成されるC字部材76が略水平
に間隔をあけて配置され、それぞれ連結部材77によっ
て連結される。
【0049】土留構造体60は、図20に示されるよう
に、1段目はまず下部前壁部材64を配置し、その後方
A2から下部組立体63を配置し、その後、背後壁部材
16を取付ける。2段目は、下部前壁部材64の屈曲部
72に接合される連結部材14の下方から前壁部材62
の係止部70が、下部前壁部材64の垂直部71から前
方A1に突出するように前壁部材62を配置し、前壁部
材62の係止部70と、下部前壁部材64の垂直部71
との間に第1係止部材12を挿通して、前壁部材62と
下部前壁部材64とを連結する。次に、組立体61の係
止部65が、前壁部材62の垂直部78の下端に接合さ
れる連結部材75に係合するように、組立体61を配置
し、下部組立体63の係止部15と、組立体61の水平
部27との間に第1係止部材12を挿通して、組立体6
1と下部組立体63とを連結する。このようにして各組
立体61、前壁部材62、第1係止部材12を連結し、
前述の図8〜図19に示される施工手順と同様の手順に
よって土留構造体60が施工される。このような土留構
造体60においても各組立体61および各前壁部材62
は下方への変位が規制されていない。
に、1段目はまず下部前壁部材64を配置し、その後方
A2から下部組立体63を配置し、その後、背後壁部材
16を取付ける。2段目は、下部前壁部材64の屈曲部
72に接合される連結部材14の下方から前壁部材62
の係止部70が、下部前壁部材64の垂直部71から前
方A1に突出するように前壁部材62を配置し、前壁部
材62の係止部70と、下部前壁部材64の垂直部71
との間に第1係止部材12を挿通して、前壁部材62と
下部前壁部材64とを連結する。次に、組立体61の係
止部65が、前壁部材62の垂直部78の下端に接合さ
れる連結部材75に係合するように、組立体61を配置
し、下部組立体63の係止部15と、組立体61の水平
部27との間に第1係止部材12を挿通して、組立体6
1と下部組立体63とを連結する。このようにして各組
立体61、前壁部材62、第1係止部材12を連結し、
前述の図8〜図19に示される施工手順と同様の手順に
よって土留構造体60が施工される。このような土留構
造体60においても各組立体61および各前壁部材62
は下方への変位が規制されていない。
【0050】図25は、本発明の実施の第3形態である
土留構造体80を簡略化して示す簡略化した側面図であ
る。なお、図25では、図1〜図24の土留構造体1
0,60に対応する部分には同様の符号を付す。また、
図解を容易にするため、中詰材22などは省略して示し
てある。この土留構造体80は、図20に示される土留
構造体60に類似し、注目すべきは前壁部材62に代え
てL字状の前壁部材82が設けられることである。この
前壁部材82は、ほぼ鉛直に延びる垂直部84と、垂直
部84の上端部付近が半円弧状に前方に突出して形成さ
れる係止部81と、垂直部84の下端部が屈曲し、ほぼ
水平に配置される底部83とを有する前壁L字部材85
が略水平方向に間隔をあけて配置され、底部83におい
て連結部材86によって連結される。このような前壁部
材82の係止部81には、上方に配置される組立体61
の係止部65および上方の前壁部材82の下端部に垂直
部84と底部83との連続部に接合される連結部材86
が係止される。組立体61の係止部65が前壁部材82
の係止部81に係止される際、第1係止部材12を介し
て係止される。また、第1係止部材12に代えて組立体
61の係止部65に連結部材14を、溶接などによって
接合させて前壁部材82の係止部81に係止させてもよ
い。
土留構造体80を簡略化して示す簡略化した側面図であ
る。なお、図25では、図1〜図24の土留構造体1
0,60に対応する部分には同様の符号を付す。また、
図解を容易にするため、中詰材22などは省略して示し
てある。この土留構造体80は、図20に示される土留
構造体60に類似し、注目すべきは前壁部材62に代え
てL字状の前壁部材82が設けられることである。この
前壁部材82は、ほぼ鉛直に延びる垂直部84と、垂直
部84の上端部付近が半円弧状に前方に突出して形成さ
れる係止部81と、垂直部84の下端部が屈曲し、ほぼ
水平に配置される底部83とを有する前壁L字部材85
が略水平方向に間隔をあけて配置され、底部83におい
て連結部材86によって連結される。このような前壁部
材82の係止部81には、上方に配置される組立体61
の係止部65および上方の前壁部材82の下端部に垂直
部84と底部83との連続部に接合される連結部材86
が係止される。組立体61の係止部65が前壁部材82
の係止部81に係止される際、第1係止部材12を介し
て係止される。また、第1係止部材12に代えて組立体
61の係止部65に連結部材14を、溶接などによって
接合させて前壁部材82の係止部81に係止させてもよ
い。
【0051】最も上方に配置される上部前壁部材87
は、円弧状の係止部81に代えて下方に屈曲する係止部
88が形成され、この係止部88に第1係止部材12を
介して蓋部材19が取付けられる。
は、円弧状の係止部81に代えて下方に屈曲する係止部
88が形成され、この係止部88に第1係止部材12を
介して蓋部材19が取付けられる。
【0052】このような構成によって、土留構造体80
は階段状ではなく、図25に示されるように平坦な前壁
を有して形成される。また、このように構成される土留
構造体80においても、各組立体は下方への変位が規制
されていないので、中詰材22の沈下が生じたとして
も、上方の各組立体61および前壁部材82は追従して
沈下することができる。
は階段状ではなく、図25に示されるように平坦な前壁
を有して形成される。また、このように構成される土留
構造体80においても、各組立体は下方への変位が規制
されていないので、中詰材22の沈下が生じたとして
も、上方の各組立体61および前壁部材82は追従して
沈下することができる。
【0053】図26は、本発明の実施の第4の形態であ
る土留構造体90を簡略化して示す側面図である。な
お、図1〜図25に示される土留構造体10,60,8
0に対応する部分には、同様の符号を付す。土留構造体
90は、土留構造体10に類似し、注目すべきは組立体
91の第2立上り部29の先端部付近に、半円弧状に前
方A1に突出する係止部92が形成されていることであ
る。この係止部91に、下方から上方の組立体91の連
結部材14を係止させることによって、土留構造体90
は平坦な前壁を有して組付けられる。第1立上り部28
の係止部15には第1係止部材12を介して組立体91
の水平部27に連結される。このような構成において
も、各組立体91は下方への変位が規制されていないの
で、土留構造体10と同様の効果が得られる。
る土留構造体90を簡略化して示す側面図である。な
お、図1〜図25に示される土留構造体10,60,8
0に対応する部分には、同様の符号を付す。土留構造体
90は、土留構造体10に類似し、注目すべきは組立体
91の第2立上り部29の先端部付近に、半円弧状に前
方A1に突出する係止部92が形成されていることであ
る。この係止部91に、下方から上方の組立体91の連
結部材14を係止させることによって、土留構造体90
は平坦な前壁を有して組付けられる。第1立上り部28
の係止部15には第1係止部材12を介して組立体91
の水平部27に連結される。このような構成において
も、各組立体91は下方への変位が規制されていないの
で、土留構造体10と同様の効果が得られる。
【0054】図27は、本発明の実施の第5形態である
土留構造体95を簡略化して示す側面図である。なお図
1〜図26に示される土留構造体10,60,80,9
0に対応する部分には同様の符号を付す。土留構造体9
5は、土留構造体90に類似し、注目すべきは土留構造
体95の組立体96の第2立上り部29と、水平部27
との連続部に半円弧状に前方A1に突出する係止部97
が形成されていることである。このような組立体96を
組付ける際、下方の組立体96の第2立上り部29の屈
曲部34に接合される連結部材14に前記係止部97を
下方から係止させて、この係止部97と下方の組立体9
6の第2立上り部29との間に第1係止部材12を挿通
させて、上方の組立体96と下方の組立体96とを連結
させる。このように構成される土留構造体95において
も、各組立体96は下方への変位が規制されていないの
で、土留構造体10と同様の効果を得ることができる。
土留構造体95を簡略化して示す側面図である。なお図
1〜図26に示される土留構造体10,60,80,9
0に対応する部分には同様の符号を付す。土留構造体9
5は、土留構造体90に類似し、注目すべきは土留構造
体95の組立体96の第2立上り部29と、水平部27
との連続部に半円弧状に前方A1に突出する係止部97
が形成されていることである。このような組立体96を
組付ける際、下方の組立体96の第2立上り部29の屈
曲部34に接合される連結部材14に前記係止部97を
下方から係止させて、この係止部97と下方の組立体9
6の第2立上り部29との間に第1係止部材12を挿通
させて、上方の組立体96と下方の組立体96とを連結
させる。このように構成される土留構造体95において
も、各組立体96は下方への変位が規制されていないの
で、土留構造体10と同様の効果を得ることができる。
【0055】図28は、図21に示される組立体61の
L字部材74の他の実施形態であるL字部材100を示
す側面図である。図28に示されるように、L字部材1
00は、1本の鉄筋などによってL字状に屈曲され、両
端部に真円状に屈曲する係止部101および102が形
成される。このようなL字部材100は連結部材14に
よって互いに連結せずに、水平方向に間隔をあけて鉛直
に配置し、図20に示される土留構造体60と同様に各
係止部101に第1係止部材12を介して下方から上方
のL字部材100の水平部27を係止し、前壁部材62
の垂直部78の下端に接合される連結部材75に各係止
部102を係止して組付ける。このような構成において
も下方への変位は規制されない。
L字部材74の他の実施形態であるL字部材100を示
す側面図である。図28に示されるように、L字部材1
00は、1本の鉄筋などによってL字状に屈曲され、両
端部に真円状に屈曲する係止部101および102が形
成される。このようなL字部材100は連結部材14に
よって互いに連結せずに、水平方向に間隔をあけて鉛直
に配置し、図20に示される土留構造体60と同様に各
係止部101に第1係止部材12を介して下方から上方
のL字部材100の水平部27を係止し、前壁部材62
の垂直部78の下端に接合される連結部材75に各係止
部102を係止して組付ける。このような構成において
も下方への変位は規制されない。
【0056】図29は、上述の図28に示されるL字部
材100の他の実施形態であるL字部材105を示す斜
視図である。L字部材105は、帯状のたとえば鋼帯を
L字状に屈曲させ、さらに各両端部をそれぞれ180°
ねじり、この両端部にそれぞれ挿通孔106および10
7を形成する。このように構成されたL字部材105の
挿通孔106に第1係止部材12を挿通して下方のL字
部材105の水平部27に係止させ、水平部27の挿通
孔107に係止部材12を挿通して前壁部材627の垂
直部78と水平部68の連続部に上方から係止させるこ
とによって、図20に示される土留構造体60とほぼ同
様に組付けることが可能である。このような構成におい
ても各L字部材105は下方への変位が規制されない。
材100の他の実施形態であるL字部材105を示す斜
視図である。L字部材105は、帯状のたとえば鋼帯を
L字状に屈曲させ、さらに各両端部をそれぞれ180°
ねじり、この両端部にそれぞれ挿通孔106および10
7を形成する。このように構成されたL字部材105の
挿通孔106に第1係止部材12を挿通して下方のL字
部材105の水平部27に係止させ、水平部27の挿通
孔107に係止部材12を挿通して前壁部材627の垂
直部78と水平部68の連続部に上方から係止させるこ
とによって、図20に示される土留構造体60とほぼ同
様に組付けることが可能である。このような構成におい
ても各L字部材105は下方への変位が規制されない。
【0057】図30は、L字部材100のさらに他の実
施の形態であるL字部材110を示す斜視図である。L
字部材110は、帯状のたとえば鋼帯をL字状に屈曲さ
せ、さらに両端部付近をそれぞれ反転させて折返すこと
によって、係止部111および112が形成される。こ
のように、構成されたL字部材110をL字部材100
と同様に組付けることによって、下方の変位が規制され
た土留構造体を築造することができる。
施の形態であるL字部材110を示す斜視図である。L
字部材110は、帯状のたとえば鋼帯をL字状に屈曲さ
せ、さらに両端部付近をそれぞれ反転させて折返すこと
によって、係止部111および112が形成される。こ
のように、構成されたL字部材110をL字部材100
と同様に組付けることによって、下方の変位が規制され
た土留構造体を築造することができる。
【0058】図31は、図25に示される前壁部材82
の前壁L字部材のさらに他の実施の形態である前壁L字
部材115を示す斜視図である。前壁L字部材115
は、たとえば鋼帯がL字状に屈曲されて前壁部118と
底部117とが形成され、前壁部118の上端部付近は
後方に屈曲して係止部116が、半円弧状の係止部81
に代えて形成される。このような前壁L字部材115を
水平方向に間隔をあけて複数配置し、係止部116に組
立体61の係止部65に係止された第1係止部材12を
下方から係止し、さらに上方の前壁L字部材115の底
部117と前壁部118との連続部を、前記第1係止部
材12に係止させて組付けることによって、下方への変
位が規制されない土留構造体を築造することができる。
の前壁L字部材のさらに他の実施の形態である前壁L字
部材115を示す斜視図である。前壁L字部材115
は、たとえば鋼帯がL字状に屈曲されて前壁部118と
底部117とが形成され、前壁部118の上端部付近は
後方に屈曲して係止部116が、半円弧状の係止部81
に代えて形成される。このような前壁L字部材115を
水平方向に間隔をあけて複数配置し、係止部116に組
立体61の係止部65に係止された第1係止部材12を
下方から係止し、さらに上方の前壁L字部材115の底
部117と前壁部118との連続部を、前記第1係止部
材12に係止させて組付けることによって、下方への変
位が規制されない土留構造体を築造することができる。
【0059】また、図30に示されるL字部材110に
おいて、係止部112は第1係止部材12に対してボル
トおよびナットによって連結してもよく、また、Uクリ
ップ、シャックルクリップまたはワイヤクリップなどと
呼ばれる緊結手段などを用いて緊結してもよい。さら
に、L字部材110を山形鋼、または溝形鋼を用いて形
成し、その端部に形成される係止部112に代えて端部
が略U字状となるように切欠きを形成して、この切欠き
に第1係止部材12を係止するようにしてもよい。
おいて、係止部112は第1係止部材12に対してボル
トおよびナットによって連結してもよく、また、Uクリ
ップ、シャックルクリップまたはワイヤクリップなどと
呼ばれる緊結手段などを用いて緊結してもよい。さら
に、L字部材110を山形鋼、または溝形鋼を用いて形
成し、その端部に形成される係止部112に代えて端部
が略U字状となるように切欠きを形成して、この切欠き
に第1係止部材12を係止するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、組立体は
複数の凹状部材が間隔をあけて連結され、この凹状部材
は2つの立上り部を有し、少なくとも一方の立上り部の
上端部付近には係止部が形成される。このような組立体
は、たとえば斜面などの下方に一方の立上り部側を前記
斜面側に近接させ、他方の立上り部を斜面から離反させ
て配置し、この組立体内に中詰材を収容する。次に、組
立体の他方の立上り部の、中詰材が収容される側とは反
対側に第2係止部材を配置し、前記組立体の上方にもう
1つの組立体を配置する。この際、前記第2係止部材
を、上方の組立体の他方の立上り部によって係止する。
次に、下方の組立体の一方の立上り部に形成される係止
部と、上方の組立体の水平部との間に第1係止部材を挿
通して各組立体を連結し、上方の組立体内に中詰材を収
容する。このように斜面に沿って複数の組立体を積重し
て配置することによって、土留構造体は築造され斜面が
崩れ落ちて崩壊することを防止する。
複数の凹状部材が間隔をあけて連結され、この凹状部材
は2つの立上り部を有し、少なくとも一方の立上り部の
上端部付近には係止部が形成される。このような組立体
は、たとえば斜面などの下方に一方の立上り部側を前記
斜面側に近接させ、他方の立上り部を斜面から離反させ
て配置し、この組立体内に中詰材を収容する。次に、組
立体の他方の立上り部の、中詰材が収容される側とは反
対側に第2係止部材を配置し、前記組立体の上方にもう
1つの組立体を配置する。この際、前記第2係止部材
を、上方の組立体の他方の立上り部によって係止する。
次に、下方の組立体の一方の立上り部に形成される係止
部と、上方の組立体の水平部との間に第1係止部材を挿
通して各組立体を連結し、上方の組立体内に中詰材を収
容する。このように斜面に沿って複数の組立体を積重し
て配置することによって、土留構造体は築造され斜面が
崩れ落ちて崩壊することを防止する。
【0061】上方に配置される組立体の水平部によっ
て、下方の組立体の係止部に係止される第1係止部材が
下方から係止されるので、上方の組立体は下方への変位
が規制されない状態で下方の組立体に連結される。した
がって中詰材がたとえば圧密沈下または不等沈下などに
よって下方に変位したとしても、上方の組立体は中詰材
の変位に追従して下方に変位することができる。また、
下方の組立体の他方の立上り部は、第2係止部材によっ
て上方の組立体の立上り部に係止されることによって、
中詰材が収容される側とは反対側への変位が規制されて
いるので、中詰材の重みによって他方の各立上り部が中
詰材が収容される側とは反対側に変位することが防がれ
る。したがって、中詰材を安定して組立体内に保持する
ことができ、安全性が向上される。さらに、中詰材の沈
下が生じたとしても、沈下量に応じた中詰材を補充する
ことによって沈下前と同様に使用することができる。
て、下方の組立体の係止部に係止される第1係止部材が
下方から係止されるので、上方の組立体は下方への変位
が規制されない状態で下方の組立体に連結される。した
がって中詰材がたとえば圧密沈下または不等沈下などに
よって下方に変位したとしても、上方の組立体は中詰材
の変位に追従して下方に変位することができる。また、
下方の組立体の他方の立上り部は、第2係止部材によっ
て上方の組立体の立上り部に係止されることによって、
中詰材が収容される側とは反対側への変位が規制されて
いるので、中詰材の重みによって他方の各立上り部が中
詰材が収容される側とは反対側に変位することが防がれ
る。したがって、中詰材を安定して組立体内に保持する
ことができ、安全性が向上される。さらに、中詰材の沈
下が生じたとしても、沈下量に応じた中詰材を補充する
ことによって沈下前と同様に使用することができる。
【図1】本発明の実施の第1形態である土留構造体10
を示す鉛直断面図である。
を示す鉛直断面図である。
【図2】土留構造体10を簡略化して示す斜視図であ
る。
る。
【図3】組立体11を示す斜視図である。
【図4】背後壁部材16を示す斜視図である。
【図5】第2係止部材13を示す斜視図である。
【図6】第1係止部材12を示す斜視図である。
【図7】蓋部材19を示す斜視図である。
【図8】土留構造体10の施工手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図9】図8のステップa5をさらに詳しく示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図10】掘削および床付けを示す斜視図である。
【図11】基礎部分に丁張り52を設置した状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図12】基礎砕石54の撒出した状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図13】組立体11を配置した状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図14】背後壁部材16を設置する状態を示す斜視図
である。
である。
【図15】ネット17の取付け状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図16】中詰材22を収容した状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図17】第2係止部材13の取付け方法を示す斜視図
である。
である。
【図18】2段目の組立体11を設置した状態を示す断
面図である。
面図である。
【図19】第1係止部材12を挿通した状態を示す断面
図である。
図である。
【図20】本発明の実施の第2形態である土留構造体6
0を簡略化して示す側面図である。
0を簡略化して示す側面図である。
【図21】組立体61を示す側面図である。
【図22】前壁部材62を示す側面図である。
【図23】下部組立体63を示す側面図である。
【図24】下部前壁部材64を示す側面図である。
【図25】本発明の実施の第3形態である土留構造体8
0を示す側面図である。
0を示す側面図である。
【図26】本発明の実施の第4形態である土留構造体9
0を示す側面図である。
0を示す側面図である。
【図27】本発明の実施の第5形態である土留構造体9
5を示す側面図である。
5を示す側面図である。
【図28】L字部材100を示す側面図である。
【図29】L字部材105を示す斜視図である。
【図30】L字部材110を示す斜視図である。
【図31】前壁L字部材115を示す斜視図である。
【図32】典型的な従来技術の土留構造体1を示す斜視
図である。
図である。
10,60,80,90,95 土留構造体 11,61,91 組立体 12 第1係止部材 13 第2係止部材 15,65,67,70 係止部 16,62 前壁部材 18 植生マット 22 中詰材 28 第1立上り部 29 第2立上り部 30 凹状部材 31,70 係合部 74,100,109,110 L字部材 85,115 前壁L字部材
Claims (1)
- 【請求項1】 略水平に配置される棒状の水平部と、こ
の水平部の長手方向両端部から上方に屈曲して延びる2
つの立上り部とを有し、各立上り部のうち少なくとも一
方の上端部付近には屈曲した係止部が形成される複数の
凹状部材が、略水平方向に間隔をあけて相互に連結され
る組立体と、 組立体に収容される中詰材と、 組立体の一方の立上り部の各係止部に挿通される棒状の
第1係止部材と、 組立体の他方の立上り部の上端部付近の、中詰材が収容
される側とは反対側に配置される棒状の第2係止部材と
を含み、 組立体の上方にはもう1つの組立体が配置され、この上
方の組立体の水平部によって前記下方の組立体に設けら
れる第1係止部材が下方から支持され、上方の組立体の
前記他方の立上り部によって下方の組立体に設けられる
第2係止部材が係止されることを特徴とする土留構造
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30174195A JPH09144007A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 土留構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30174195A JPH09144007A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 土留構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09144007A true JPH09144007A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17900614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30174195A Pending JPH09144007A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 土留構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09144007A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003313847A (ja) * | 2002-04-22 | 2003-11-06 | Katsumoto Tanaka | 盛土工事用構造体および盛土工事の方法 |
| JP2007070997A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Setouchi Wire Netting Industry Co Ltd | ふとん篭 |
| JP2007222075A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Koiwa Kanaami Co Ltd | 階段構造物 |
| JP2018071293A (ja) * | 2016-11-02 | 2018-05-10 | 株式会社ジオシステム | 擁壁構造体 |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP30174195A patent/JPH09144007A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003313847A (ja) * | 2002-04-22 | 2003-11-06 | Katsumoto Tanaka | 盛土工事用構造体および盛土工事の方法 |
| JP2007070997A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Setouchi Wire Netting Industry Co Ltd | ふとん篭 |
| JP2007222075A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Koiwa Kanaami Co Ltd | 階段構造物 |
| JP2018071293A (ja) * | 2016-11-02 | 2018-05-10 | 株式会社ジオシステム | 擁壁構造体 |
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