JPH0914433A - 変速装置 - Google Patents

変速装置

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JPH0914433A
JPH0914433A JP7336355A JP33635595A JPH0914433A JP H0914433 A JPH0914433 A JP H0914433A JP 7336355 A JP7336355 A JP 7336355A JP 33635595 A JP33635595 A JP 33635595A JP H0914433 A JPH0914433 A JP H0914433A
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Yosuke Ishida
洋介 石田
Koichi Hashimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力が小さくてすむ上に、キープソレノ
イドとして小型のものを用いることができる。 【解決手段】 変速機構部と、この変速機構部に変速を
行わせる切換部材と、切換部材を駆動する電磁駆動部材
7とを備えるとともに、キープソレノイドで構成されて
低減速比状態から高減速比状態への駆動を行う上記電磁
駆動部材7は、高減速比状態から低減速比状態への復帰
が手動入力で行われる。復帰のための電磁駆動力が不要
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変速装置、殊に電動
工具用の電磁力によって変速動作を行う変速装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】変速装置には各種構造のものがあるが、
一般的には入力軸から出力軸に至るまでのギアの組み合
わせの変更によって減速比が異なる出力を取り出すこと
ができるようにしたものが用いられており、特に電動ド
リルドライバーのような電動工具においては、入力軸と
出力軸とを同心に配置することができるとともに得られ
る減速比に比してコンパクトにまとめることができる遊
星機構を用いた変速装置が多用されている。
【0003】このような変速装置においては、上述のよ
うにギアの組み合わせを変更することで変速を行うわけ
であり、このために組み合わせの変更を行うための切換
部材と、この切換部材を駆動するための駆動部材とが必
要となっているわけであるが、特開平4−262151
号公報に示されているように、駆動部材として電磁アク
チュエーターであるソレノイドを用いた場合、電気的な
変速制御が可能となる。
【0004】しかし、従来から変速装置に用いられてい
たソレノイドは、ばね付勢に抗して励磁吸引力で吸引し
たプランジャーを、励磁吸引力で保持するものであった
ことから、励磁吸引によって所定減速比に切り換えた
後、この減速比を保つには、ソレノイドに通電し続けな
ければならず、電池を電源とする機器に採用するには電
池消耗の点で問題があった。
【0005】この点に対処するには、変速機構部に変速
を行わせる切換部材を駆動する電磁駆動部材として、キ
ープソレノイド、たとえばプランジャーの吸引状態を内
蔵永久磁石で保持するとともにプランジャーの突出状態
がばねで保持されるキープソレノイドを用いればよい。
一例を図36に示す。モータ6の出力軸である入力軸6
0には、一体物として形成された歯数の異なる二つのサ
ンギア11,12が固着されており、軸方向に並ぶこれ
らサンギア11,12には夫々遊星ギア21,22が噛
み合っている。両遊星ギア21,22は互いに歯数が異
なるとともに、出力軸5を一体に備えたキャリア4に対
し、遊星ギア21は軸41で、遊星ギア22は軸42で
支持されており、両遊星ギア21,22は、同軸に並ぶ
入力軸60及び出力軸5の回りに回転方向においてずれ
た状態で個々に自転を行なうものの、同じ公転を行なう
ものとなっている。そして上記入力軸60と同心に配さ
れているとともに軸方向に並ぶ二つのリングギア31,
32のうち、リングギア31が遊星ギア21と噛み合っ
ており、リングギア32が遊星ギア22と噛み合ってい
る。
【0006】この遊星機構を用いた変速装置では、共に
遊転自在となっている二つのリングギア31,32のい
ずれか一方を固定した状態から他方を固定した状態に変
更することで変速を行うことができる。図中70は、リ
ングギア31,32を選択的に固定する切換部材であ
り、遊星機構の軸方向にスライド自在となっている切換
部材70は、そのスライド動作により、リングギア31
外周面の係合突起35に係合してリングギア31の回転
を止める状態と、リングギア32外周面の係合突起36
に係合してリングギア32の回転を止める状態とを切り
換える。
【0007】リングギア31の回転を止めた時には、サ
ンギア11と遊星ギア21、リングギア31、そしてキ
ャリア4を介して出力軸5に減速出力を取り出すことが
でき、この時にはリングギア32は空転を行う。リング
ギア32の回転を止めた時にはサンギア12と遊星ギア
22とリングギア32とキャリア4を介して出力軸5に
減速出力を取り出すことができて、この時にはリングギ
ア31は空転を行う。図示例ではサンギア12の歯数が
サンギア11の歯数より少なく且つ遊星ギア22の歯数
が遊星ギア21の歯数より多くなっていることから、前
者が高速回転低トルク出力を、後者が低速回転高トルク
出力を得られる状態となる。
【0008】ここにおいて、そのスライド動作により変
速を行う切換部材70は、キープソレノイド7による駆
動でスライドするものとする。このキープソレノイド7
は、吸引状態にあるプランジャー74を永久磁石Mによ
って保持することができるとともに、逆極性で励磁した
時には永久磁石Mの磁力をほぼ打ち消すことができるタ
イプのもので、プランジャー74の先端に上記切換部材
70を取り付けてある。また、プランジャー74には圧
縮コイルばね型のばね75を初期ばね力aが設定された
状態で装着してあり、プランジャー74が距離xだけ吸
引されて永久磁石Mの磁力で吸着されている時、上記の
逆極性で励磁すると、ばね力a+kx(k:ばね定数)
によって引き出されるようになっている。
【0009】今、図37にも示すように、プランジャー
74が吸引されているとともに永久磁石Mによるところ
の無励磁吸着力fm(fm>ばね力a+kx)によって
この状態が保持されている時、切換部材70がリングギ
ア31を固定しているために、高速回転出力の状態とな
っている。この時、キープソレノイド7に逆極性電流を
瞬間的に流せば、逆励磁で永久磁石Mの磁力が打ち消さ
れてばね力a+kxによってプランジャー74が引き出
されるために、切換部材70はリングギア32の回転を
止める位置までスライドして以降の出力を低速回転とす
る。この位置では永久磁石Mのプランジャー74に対す
る磁力はほぼ零となるために、ばね力aによってこの状
態が保持される。そして、低速回転出力となっている状
態で、キープソレノイド7を瞬間的に励磁すれば、ばね
力aに勝る励磁吸引力fcがプランジャー74を吸引し
て、切換部材70をリングギア31に係合する状態と
し、以降は励磁しておかなくとも永久磁石Mによるとこ
ろの無励磁吸着力fmによってこの状態が保持される。
【0010】いずれの切り換えにおいても、切り換えが
完了すれば、永久磁石Mによるところの無励磁吸着力f
m又はばね力aによってその状態が保持されることか
ら、切り換えを行う時点でキープソレノイド7に切り換
え方向に応じた極性の電流を瞬間的に流すだけでよく、
プランジャー74の吸引状態の保持に電流を流し続けな
くてはならない通常のソレノイドを用いる場合に比し
て、消費電流がきわめて少なくてすむものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高減速比状態
から低減速比状態への移行はばね力a+kxの補助があ
るために、小さい励磁吸引力で可能であるが、低減速比
状態から高減速比状態への切り換え、つまりプランジャ
ー74を引き込む動作は、ばね力aに勝る励磁吸引力が
必要である上に、プランジャー74に作用する励磁吸引
力は、その突出量に応じて2次関数的に減少することか
ら、非常に大型のキープソレノイドを用いなくては復帰
させることができず、携帯用電動工具に採用するにはこ
の点で問題を有していた。
【0012】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところはキープソレノイドを用
いて変速を行うために変速に要する消費電力が小さくて
すむ上に、キープソレノイドとして小型のものを用いる
ことができる変速装置を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、変速
機構部と、この変速機構部に変速を行わせる切換部材
と、切換部材を駆動する電磁駆動部材とを備えるととも
に、キープソレノイドで構成されて低減速比状態から高
減速比状態への駆動を行う上記電磁駆動部材は、高減速
比状態から低減速比状態への復帰が手動入力で行われる
ものとしたことに特徴を有している。
【0014】電動工具用の変速装置である場合、上記電
磁駆動部材は作業中の負荷の状態変化に応じて作動し、
作業終了時もしくは次の作業開始時の手動入力で復帰す
るもの、たとえば動力源制御用のトリガースイッチの操
作入力で復帰するものとするとよい。また、電磁駆動部
材であるキープソレノイドは駆動コイルを有する本体側
の移動でプランジャーを引き込む復帰を行うものとする
とよい。
【0015】電動工具用の変速装置である場合、変速機
構部は作業中の負荷の状態変化に応じて作動する電磁駆
動部材で変速し、次の作業開始時の手動入力で復帰する
もの、たとえば動力源制御用のトリガースイッチの操作
入力で復帰するものとするとよい。電磁駆動部材もトリ
ガースイッチの操作入力で復帰するものとしてもよい
が、トリガースイッチの復帰で復帰するものとしてもよ
い。後者の場合、電磁駆動部材であるキープソレノイド
が駆動コイルを有する本体側の移動でプランジャーを引
き込む復帰を行うものとするとよい。
【0016】電磁駆動部材とトリガースイッチとの連係
部材としては、フックとばねや、永久磁石、カム、差動
歯車機構などを用いることができる。電磁駆動部材と切
換部材との間にはばねを介在させていることが望まし
い。また電磁駆動部材の本体がスライド移動するように
している場合、このスライド移動をガイドするリブやガ
イドピンを電磁駆動部材が収められたハウジングが備え
ていることが好ましい。電磁駆動部材は成形品である保
持台を介して取り付けられているようにしておいてもよ
い。
【0017】さらにはトリガースイッチの操作入力で復
帰させる場合には、トリガースイッチのスライド移動を
ガイドするガイド部材も設けるとともに、この該ガイド
部材はピン同士またはピンとボールとの摺接部として形
成しておくとよい。本発明によれば、復帰のための電磁
駆動力が不要となるために、キープソレノイドとして、
小さな電磁駆動力しか持たないものを使用することがで
きる。
【0018】電動工具用の変速装置である場合、変速機
構部は作業中の負荷の状態変化に応じて作動する電磁駆
動部材で変速し、次の作業開始時の手動入力で復帰する
もの、たとえば動力源制御用のトリガースイッチの操作
入力で復帰するものとすると、復帰させることが容易と
なるとともに、作業を常に低減速比の高速回転状態から
開始することができるものにできる。
【0019】電磁駆動部材もトリガースイッチの操作入
力で復帰させることができるほか、トリガースイッチの
復帰で復帰するものとすることができる。後者の場合、
電磁駆動部材であるキープソレノイドが駆動コイルを有
する本体側の移動でプランジャーを引き込む復帰を行う
ものとすれば、電磁駆動部材の手動入力による復帰動作
を簡便に行わせることができる。
【0020】電磁駆動部材と切換部材との間にばねを介
在させておけば、変速機構部の復帰動作がよりスムーズ
で且つ確実なものとなる。また電磁駆動部材の本体がス
ライド移動するようにしている場合、このスライド移動
をガイドするリブやガイドピンをハウジングに設けてお
けば、電磁駆動部材の傾きを防止できる。電磁駆動部材
が成形品である保持台を介して取り付けられているなら
ば、トリガースイッチなどとの連動を容易に行うことが
できる。
【0021】さらにはトリガースイッチの操作入力で復
帰させる場合には、トリガースイッチのスライド移動を
ガイドするガイド部材も設けるとともに、この該ガイド
部材はピン同士またはピンとボールとの摺接部として形
成しておくと、トリガースイッチの摺動抵抗を大幅に軽
減できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図示例
に基づいて詳述すると、図4に示す電動工具は電動ドリ
ルドライバーであって、この電動工具におけるモータ6
からチャック50に至るまでの動力伝達機構及び変速機
構についてまず説明すると、図5に示すように、ギアケ
ース1の一端開口側に配されるモータ6の出力軸60に
は、歯数の異なる二つのサンギア11,12が固着され
ており、軸方向に並ぶこれらサンギア11,12には夫
々複数個、図示例では3個ずつの遊星ギア21,22が
噛み合っている。互いに歯数が異なる両遊星ギア21,
22は共にキャリア4によって支持されたもので、遊星
ギア21はサンギア11の回りに等間隔で、遊星ギア2
2はサンギア12の回りに等間隔で支持されており、両
遊星ギア21,22は個々に自転を行なうものの、同じ
公転を行なうものとなっている。
【0023】そして出力軸60と同心に配されているリ
ングギア31に遊星ギア21がかみ合っており、同じく
出力軸60と同心に配されているリングギア32が遊星
ギア22とかみ合っている。軸方向に並ぶこれら2つの
リングギア31,32のうち、リングギア31は図9及
び図12に示すようにその外周面に複数個の係合突起3
5が周方向において等間隔に形成されたもので、ギアケ
ース1に対して遊転自在とされている。またリングギア
32もギアケース1に対して遊転自在とされたものであ
るとともに、このリングギア32は、ギアケース1を外
レース330とするワンウェイクラッチ33の内レース
331を兼ねたものとなっている。
【0024】ここにおけるワンウェイクラッチ33は、
上述のようにギアケース1を外レース330、リングギ
ア32を内レース331とするとともに、両レース33
0,331間に形成された楔状空間にボール(もしくは
ローラ)332を配したものとして形成されたフリーホ
イール型のもので、図8〜図10に示すように、狭くな
る方向が異なる2種の楔状空間を備えるともに、両種楔
状空間の間に正逆切換リング76から突設させた駆動片
77を位置させており、ギアケース1に対して正逆切換
リング76を回転させて、駆動片77の両側に位置する
一対のボール332,332のうちのいずれを駆動片7
7で押圧するかによって、内レース331であるリング
ギア32の回転可能方向を切り換えることができるもの
となっている。
【0025】すなわち、駆動片77が図13に示すよう
に片側のボール332を楔状空間の広い方に押し込んで
いる時、他方のボール332はばね333による付勢で
楔状空間の狭い部分に位置しており、この状態では図中
の矢印A方向のリングギア32(内レース331)の回
転は可能であるが、図中の矢印B方向のリングギア32
の回転は阻止される。駆動片77によって図中右側のボ
ール332を図中右方に押す時には、逆に図中の矢印B
方向のリングギア32(内レース331)の回転が可能
となるとともに矢印A方向のリングギア32の回転は阻
止される。
【0026】ギアケース1内には、上記遊星機構及び正
逆切換リング76とワンウェイクラッチ33の他に、リ
ング状の切換部材70が配設されている。軸方向にスラ
イド自在とされている切換部材70は、図10及び図1
2に示すように、一方向に移動した時にリングギア31
外周面の上記係合突起35と係合する突起71を具備し
ているもので、この係合によってリングギア31の回転
を阻止するとともに、そのスライドで係合突起35と突
起71との係合が解除された時、リングギア31の回転
を許す。上記突起71を備えた切換部材70は、図35
に示すように、突起71の側面が一体につながったフラ
ンジ70aを備えたものとしておくことが強度の点で好
ましく、このような形態としておくことで、衝撃荷重に
対する耐久性を大幅に向上させることができる。
【0027】上記切換部材70の上記軸方向スライド
は、図12及び図4に示すキープソレノイドである電磁
駆動部材7と、ギアケース1外面に軸66によって枢支
されるとともに一端を電磁駆動部材7に、他端を切換部
材70外周面から突設させた連結軸72に連結させたレ
バー65によってなされる。この点については追って詳
述する。
【0028】上記両遊星ギア21,22を支持している
キャリア4は、サンギア41を一体に備えており、この
サンギア41の回転はサンギア41とリングギア43と
に噛み合う遊星ギア42を支持しているキャリア44に
伝達され、更にキャリア44の回転はオートロック機構
55を通じて出力軸5に伝達される。ここにおけるオー
トロック機構55は、モータの回転を止めた時に出力軸
5をギアケース16に対して自動的にロックしてしま
い、モータを回転させればこのロックを自動的に解除す
る機能をもつものであるが、この点については説明を省
略する。また、上記リングギア43も遊転自在として、
このリングギア43にクラッチばね47のばね圧力でボ
ール48を係合させることで、負荷トルクが所定値以上
になった時に出力軸5とサンギア41とを切り離してし
まうトルクリミッターを構成しているのであるが、この
点についても説明を省略する。
【0029】今、図12(a)に示すように、切換部材7
0がリングギア31の回転を阻止しており、且つリング
ギア32が図中矢印で示す方向について回転可能にワン
ウェイクラッチ33が設定されている時、モータ6を回
転させれば、その回転出力は、回転が阻止されているリ
ングギア31と噛み合った遊星ギア21を通じてキャリ
ア4に伝達される。この時、リングギア32は出力軸5
と逆方向に空転するが、この空転は図中矢印で示す回転
が許されている方向である。
【0030】そして、モータ6の回転数検出手段等によ
って検出される負荷の増大に応じて電磁駆動部材7が作
動し、図12(b)に示すように切換部材70が移動して
係合突起35と突起71との係合を解除すれば、リング
ギア31がフリーとなるとともに、負荷につながったキ
ャリア4の停止がサンギア11,12に噛み合う遊星ギ
ア21,22の自転でリングギア31,32を回転させ
ようとするが、この時のリングギア32の回転方向は、
上記空転時とは逆方向に、つまりワンウェイクラッチ3
3によって回転が阻止されている方向となるために、こ
の時点からリングギア32と噛み合った遊星ギア22を
通じてキャリア4、そして出力軸5に動力が伝達され
る。
【0031】サンギア12の歯数がサンギア11の歯数
より少なく且つ遊星ギア22の歯数が遊星ギア21の歯
数より多くなっていることから、高速回転低トルク状態
から低速回転高トルク状態に切り換えられたことにな
る。しかもこの変速は、ワンウェイクラッチ33を利用
してリングギア32の回転を止めるために、リングギア
31の係止突起35から切換部材70が離れるだけで、
リングギア32の回転阻止のために衝突が生じる部材が
存在しておらず、従って動作中の変速であるにもかかわ
らず、スムーズで且つ騒音の無い変速がなされるもので
ある。なお、低速回転高トルク状態から高速回転低トル
ク状態への復帰は、上記電磁駆動部材7の復帰によって
行われる。この点については後述する。
【0032】正逆切換リング76を回転させることで、
ワンウェイクラッチ33による回転規制方向を逆にする
とともにモータ6の回転方向を逆にした時には、当初、
切換部材70によって回転が止められているリングギア
31に噛み合う遊星ギア21を通じてキャリア4に動力
が伝達され、この時、リングギア32はワンウェイクラ
ッチ33における回転可能方向に空転する。負荷の増大
の検出で電磁駆動部材7が作動してリングギア31がフ
リーとなれば、ワンウェイクラッチ33によって回転が
阻止されているリングギア32とこれに噛み合う遊星ギ
ア22を通じてキャリア4に動力が伝達される。ワンウ
ェイクラッチ33は一つだけであるものの、その回転阻
止方向を切り換えられるようにすることで、電動ドリル
ドライバーに求められる正転と逆転とにおいて、同じ動
作を得られるようにしているわけである。
【0033】なお、図示例における正逆切換リング76
は、図14に示す回転方向切換ロッド8と、ギアケース
1に軸91で軸支されて一端を回転方向切換ロッド8
に、他端を正逆切換リング76に係合させた切換レバー
90とによってなされる。ここにおける回転方向切換ロ
ッド8は、図4に示すスイッチユニットSWとも連動し
ており、モータ6の回転方向の切り換えも同時になされ
る。スイッチユニットSWは、トリガースイッチ9を引
いた際のモータ6への通電制御や、トリガースイッチ9
を引く量に応じたモータ6の回転速度制御も行うもので
あるが、この点については説明を省略する。
【0034】図6から図11までは、ギアケース1への
各部品の組み込み順を示しており、切換レバー90及び
蓋部材10を装着した後、図7に示すように、正逆切換
リング76とキャリア4を納め、次いで図8に示すよう
に、遊星ギア22及びリングギア32とワンウェイクラ
ッチ構成部材、図9に示すように、遊星ギア21とリン
グギア31、さらに図10に示すように切換部材70を
順に納めた後、図11に示すようにスラスト板19を装
着して組み立てる。図中の突部13は、正逆切換リング
76の動作空間を確保しつつ正逆切換リング76とリン
グギア32との間の摺動抵抗を無くして機構ロスの低減
を図るために、リングギア32のスラスト受け面として
機能するものであり、ギアケース1の一端に嵌合する蓋
部材10に一体に形成されている。なお、図示例におい
て3個設けられている突部13は、ギアケース1に対す
る蓋部材10の位置決め並びに心出しの機能も有するも
のとなっている。
【0035】また上記スラスト板19は図11に示すよ
うにその外径がギアケース1の内径にほぼ一致している
とともに、図5に示すように、ギアケース1内にはめ込
まれてギアケース1内面に接する弾性屈曲片190を外
縁に備えていてギアケース1には軽い圧入で取り付けら
れており、このためにスラスト板19自体の抜け止めは
もちろんギアケース1内のギアブロックの抜け落ちも防
がれている。また弾性屈曲片190は、正逆切換リング
76のスラスト方向移動を規制するものともなってお
り、正逆切換リング76とリングギア32との接触干渉
が防止されている。リングギア32が回転する時のスラ
スト面摺動抵抗が低減されているわけである。
【0036】次にキープソレノイドである電磁駆動部材
7の動作、殊に復帰動作について図1〜図3に基づき説
明する。ここにおける電磁駆動部材7は、前述のように
モータ6の回転数検出手段等によって検出した負荷が増
大した時に作動してプランジャー74を突出させるとと
もに、前記トリガースイッチ9の操作に連動して復帰す
るもので、トリガースイッチ9の操作方向と同方向にス
ライド自在に配設されており、モータ6のオフ時、つま
りトリガースイッチ9を引いていない状態においては、
図1(a)に示すように、トリガースイッチ9に引かれて
前進した位置にあるとともに、プランジャー74が引き
込まれた状態にあり、前記変速機構部は、切換部材70
がリングギア31と係合しておらず、低速回転高トルク
状態Lにセットされている。
【0037】この状態からトリガースイッチ9を引け
ば、図1(b)及び図1(c)に示すように、電磁駆動部材7
はトリガースイッチ9との間に配されたばね93に押さ
れて後退する。この後退によりレバー65を介して切換
部材70を移動させてリングギア31に係合させ、高速
回転低トルク状態Hにセットする。トリガースイッチ9
を引くことによってスイッチユニットSWがモータ6へ
の通電を開始するが、トリガースイッチ9とスイッチユ
ニットSWとの間に設けた遊びZのために、モータ6へ
の通電は高速回転低トルク状態Hにセットされた後に開
始される。
【0038】そして負荷が増大したことによって電磁駆
動部材7が作動すれば、図2(a)に示すように、プラン
ジャー74が突出して変速機構部は低速回転高トルク状
態Lに切り変えられる。作業が終了してトリガースイッ
チ9から指を離せば、復帰ばね94のばね力FT とばね
93のばね力FX とによるトリガースイッチ9の復帰に
伴い、モータ6が停止し、次いでトリガースイッチ9の
フック95に引かれて電磁駆動部材7が前進し、この前
進により、プランジャー74は電磁駆動部材7における
コイルを備えた本体側に引き込まれ、図1(a)に示す状
態に復帰する。トリガースイッチ9の復帰に伴って電磁
駆動部材7が復帰するものであり、また変速機構部にお
ける低速回転高トルク状態Lから高速回転低トルク状態
Hへの復帰はトリガースイッチ9を引く際になされるわ
けである。図3に復帰ばね94のばね力FT とばね93
のばね力FX 、電磁駆動部材7のばね75のばね力
P ,FS の関係を示す。図中の1a,1b,1c,2
a,2bは図1(a)(b)(c)及び図2(a)(b)に夫々対応し
ている。
【0039】図15〜図17に他例を示す。ここでは電
磁駆動部材7は固定されており、そのプランジャー74
とトリガースイッチ9とには互いに吸着する永久磁石9
6,97が設けられている。図15(a)に示す初期状態
においては、電磁駆動部材7のプランジャー74が突出
した状態にあり、変速機構部は低速回転高トルク状態L
にセットされている。この状態からトリガースイッチ9
を引けば、図15(b)に示すように、永久磁石96,9
7が互いに吸着しているためにプランジャー74も後退
して電磁駆動部材7の復帰がなされるとともに変速機構
部が高速回転低トルク状態Hに切り換えられ、図16
(a)に示すように更にトリガースイッチ9を引けば、モ
ータ6への通電が開始されるとともに、この時、永久磁
石96,97が切り離される。
【0040】そして負荷が増大したことによって電磁駆
動部材7が作動すれば、図16(b)に示すように、プラ
ンジャー74が突出して変速機構部は低速回転高トルク
状態Lに切り変えられる。作業が終了してトリガースイ
ッチ9から指を離せば、トリガースイッチ9の復帰に伴
い、図17(a)に示すようにモータ6が停止し、次いで
図17(b)に示すように、トリガースイッチ9とプラン
ジャー74とが再度永久磁石96,97によって接続さ
れる。
【0041】このものでは、トリガースイッチ9を引く
操作によって電磁駆動部材7の復帰がなされるととも
に、変速機構部における低速回転高トルク状態Lから高
速回転低トルク状態Hへの復帰もなされるわけである。
図18に永久磁石96,97相互間の磁気吸引力F
M と、復帰ばね94のばね力FT と、電磁駆動部材7の
ばね75のばね力FP ,FS の関係を示す。図中の15
a,15b,16a,16b,17a,17bは図15
(a)(b)と図16(a)(b)と図17(a)(b)に夫々対応してい
る。
【0042】図19〜図22に更に他の例を示す。本例
における電磁駆動部材7も固定であり、そのプランジャ
ー74とトリガースイッチ9とを連係させるものとし
て、ここではトリガースイッチ9に揺動自在であり且つ
ばね99a,99bで付勢されたカム98を設けてあ
る。図20(a)に示す初期状態においては、電磁駆動部
材7のプランジャー74が突出した状態にあり、変速機
構部は低速回転高トルク状態Lにセットされている。こ
の状態からトリガースイッチ9を引けば、図20(b)に
示すように、カム98によってプランジャー74が押さ
れて後退し、電磁駆動部材7の復帰がなされるとともに
変速機構部が高速回転低トルク状態Hに切り換えられ、
更にトリガースイッチ9を引けば、図21(a)及び図2
1(b)に示すように、カム98はばね99aに抗して一
旦倒れた後、プランジャー74との係合状態から外れる
とともに、モータ6への通電が開始される。
【0043】そして負荷が増大したことによって電磁駆
動部材7が作動すれば、図22(a)に示すように、プラ
ンジャー74が突出して変速機構部は低速回転高トルク
状態Lに切り変えられる。作業が終了してトリガースイ
ッチ9から指を離せば、トリガースイッチ9の復帰に伴
い、図22(b)(c)に示すように、カム98とプランジャ
ー74とが再度係合する状態に戻るとともに、モータ6
が停止する。このものにおいても、トリガースイッチ9
を引く操作によって電磁駆動部材7の復帰がなされると
ともに、変速機構部における低速回転高トルク状態Lか
ら高速回転低トルク状態Hへの復帰もなされる。
【0044】図23〜図25に別の例を示す。ここで示
した電磁駆動部材7は、図1で示した例における電磁駆
動部材7と同様にスライド自在に配設されており、その
側面にはラック100が設けられている。またこのラッ
ク100と対面するラック101がスライド自在に配設
されている。一方、トリガースイッチ9には上記両ラッ
ク100,101に同時に噛み合うピニオン102を支
持したスライダー103を駆動するための一対の突起1
04a,104bと、上記ラック101をスライドさせ
るための突起105とが設けられている。
【0045】図24(a)に示す初期状態においては、電
磁駆動部材7は前進した位置にあるとともにプランジャ
ー74を引き込んだ状態にあり、変速機構部は低速回転
高トルク状態Lにセットされている。この状態からトリ
ガースイッチ9を引けば、図24(b)に示すように、突
起104a,104bとスライダー103との遊びの分
だけトリガースイッチ9が後退した後、突起104aに
押されてスライダー103も後退し、この時、図24
(c)に示すように、ピニオン102に噛合しているラッ
ク100,101も当初は共に後退して変速機構部が高
速回転低トルク状態Hにセットされるとともに、モータ
6への通電が開始される。この状態から更にトリガース
イッチ9を引けば、ラック101が更に後退する。
【0046】そして負荷が増大したことによって電磁駆
動部材7が作動すれば、図25(a)に示すように、プラ
ンジャー74が突出して変速機構部は低速回転高トルク
状態Lに切り変えられる。作業が終了してトリガースイ
ッチ9から指を離せば、トリガースイッチ9の復帰に伴
い、まず突起105に押されたラック101が前進し、
ラック101がラック100と並ぶ図25(b)に示す位
置においてモータ6が停止する。この位置からは突起1
04bがスライダー103を押す上に突起105でラッ
ク101も押されるために、スライダー103のピニオ
ン102はラック100を前進させて、図25(c)に示
す状態に戻り、この時、プランジャー74は電磁駆動部
材7に引き込まれる。トリガースイッチ9の復帰に伴っ
て電磁駆動部材7が復帰し、変速機構部における低速回
転高トルク状態Lから高速回転低トルク状態Hへの復帰
はトリガースイッチ9を引く際になされる。
【0047】ところで、変速機構部を低速回転高トルク
状態Lから高速回転低トルク状態Hに復帰させること
は、前述のように切換部材70をリングギア31に係合
させることであり、この場合、リングギア31の回転位
置によっては切換部材70の突起71がリングギア31
の係合突起35に当たって、切換部材70の移動が妨げ
られることが生ずる。このために、電磁駆動部材7のプ
ランジャー74と、一端を切換部材70に係合させたレ
バー65との係合部は、図26に示すように、プランジ
ャー74の軸方向に遊びを持たせた状態で係合させると
ともに、ばね110を介在させたものとしてある。
【0048】図27(a)に示すように、切換部材70が
リングギア31と係合していない状態からレバー65を
作動させて切換部材70をリングギア31側へと移動さ
せるにあたり、図27(b)に示すように突起71と係合
突起35との当接で切換部材70の移動が妨げられた時
には、ばね110が圧縮され、モータ6への通電でリン
グギア31が回転を始めれば、図27(c)に示すよう
に、ばね110のばね力によってレバー65を介して切
換部材70がリングギア31側へと移動してリングギア
31の回転を阻止する状態となるものである。
【0049】これに伴って、以上の各例ではいずれもト
リガースイッチ9を引いた際に変速機構部を低速回転高
トルク状態Lから高速回転低トルク状態Hへの復帰をモ
ータ6への通電開始より先になされるようにしている
が、モータ6への通電が先になされるものであってもよ
い。もっとも、この場合には突起71と係合突起35と
の衝突による異音が発生するおそれがある。
【0050】また、復帰のための操作入力として、以上
の各例ではトリガースイッチ9を利用して、作業開始時
には常に高速回転低トルク状態Hでの作業が可能となる
ようにしたが、チャック50に装着されたビットを作業
対象に押し付ける動作を利用しても同様にすることがで
きる。作業対象にビットを押し付ける時、出力軸5がば
ね付勢に抗して後退するようにしておくとともに、出力
軸5の後退を利用して電磁駆動部材7を復帰させるので
ある。
【0051】図28はワンウェイクラッチ33の組立性
を向上させたものを示している。すなわち、正逆切換リ
ング76の駆動片77の両側に位置する一対のボール
(ローラ)332,332と付勢用のばね333,33
3とをU字形であって両端が駆動片77に係止される保
持ばね334によって囲むことで、これらの組み立てに
際して、一対のボール(ローラ)332,332及び付
勢用のばね333,333を駆動片77を備えた正逆切
換リング76と一体のものとして扱うことができるよう
にしている。また駆動片77及び保持ばね334には、
ボール(ローラ)332のばね333を圧縮する方向に
おける移動量を制限することになる突起770,335
を設けている。ボール(ローラ)332によってばね3
33が極度に圧縮される状態を避けることができるため
に、ばね333の寿命を向上させることができると同時
にばね333の設計の自由度が大きくなる。
【0052】図29〜図32は前記図1で示した実施の
形態の場合の電磁駆動部材7の支持を、保持台200を
介して行ったものを示している。ここにおける保持台2
00は、その凹所に電磁駆動部材7をはめ込んだ時に電
磁駆動部材7を固定するフック201と、両サイドに突
出する複数のガイド突起202とを備えるとともに、一
端がトリガースイッチ9に連結されるフック95とばね
93とが取り付けられたもので、電磁駆動部材7が装着
されて電磁駆動部材7と共にスライドする保持台200
を設けることによって他の部材と電磁駆動部材7との連
動を容易に行えるようにしたものであり、また図32に
示すように、電動工具のハウジング内面に突設された2
条のリブ210,210間に上記ガイド突起202を位
置させることで、電磁駆動部材7そのものがスライド移
動する際の傾きをなくしてこの動きをスムーズなものと
している。
【0053】電磁駆動部材7及び保持台200のスライ
ドガイドについては、図33及び図34に示すように、
電動工具のハウジングの内側にガイドピン205を設け
て、このガイドピン205に上記ガイド突起202が摺
接するようにしてもよい。図中206は上記ハウジング
内面に突出してガイドピン205を支持しているリブで
ある。
【0054】図33においては、トリガースイッチ9の
スライド動作をスムーズなものとするためのガイドピン
207も設けて、このガイドピン207にトリガースイ
ッチ9に配したピン(もしくはボール)208を摺接さ
せている。なお、電磁駆動部材7におけるプランジャー
74の突出部には、図31に示すように、含油フェルト
カラー220や樹脂カラー221を配することで、電磁
駆動部材7内部への異物の侵入を防ぐようにしておくこ
とが、電磁駆動部材7の機能低下の防止の点で好まし
い。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明においては、電磁駆
動部材の高減速比状態から低減速比状態への復帰を手動
入力で行われるものとしているために、復帰のための電
磁駆動力が不要となるものであり、このためにキープソ
レノイドとして小さな電磁駆動力しか持たないものを使
用することができるものであり、携帯用電動工具への採
用に際して大きな利点を有するものである。
【0056】そして電動工具用の変速装置である場合、
変速機構部は作業中の負荷の状態変化に応じて作動する
電磁駆動部材で変速し、作業終了時もしくは次の作業開
始時の手動入力で復帰するもの、たとえば動力源制御用
のトリガースイッチの操作入力で復帰するものとする
と、復帰専用の操作入力を必要としない上に、復帰させ
ることが容易なものであり、しかも電動工具による作業
を常に低減速比の高速回転低トルク状態から開始するこ
とができるものにできて、作業に際して都合が良いもの
となる。
【0057】また、電磁駆動部材そのものの復帰はトリ
ガースイッチの復帰でなされるようにした場合、電磁駆
動部材を復帰させるための力が操作力として不要となる
ものであり、特に電磁駆動部材であるキープソレノイド
が駆動コイルを有する本体側の移動でプランジャーを引
き込む復帰を行うものとしておくならば、電磁駆動部材
を復帰させるための構造が簡単となるともに復帰動作を
簡便に行わせることができるものとなる。
【0058】さらに電磁駆動部材と切換部材との間にば
ねを介在させておく時、変速機構部の復帰動作がよりス
ムーズで且つ確実なものとなって、良好な動作を得るこ
とができる。また電磁駆動部材の本体がスライド移動す
るようにしている場合、このスライド移動をガイドする
リブやガイドピンをハウジングに設けておけば、電磁駆
動部材の傾きを防止できて軽快で確実な動作を得ること
ができる。電磁駆動部材は成形品である保持台を介して
取り付けられているようにしておくならば、トリガース
イッチなどとの連動を容易に行うことができる。
【0059】さらにはトリガースイッチの操作入力で復
帰させる場合には、トリガースイッチのスライド移動を
ガイドするガイド部材も設けるとともに、この該ガイド
部材はピン同士またはピンとボールとの摺接部として形
成しておくと、トリガースイッチの摺動抵抗を大幅に軽
減できる上に、粉塵などの異物が上記摺接部に侵入した
場合にもスムーズな動作を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すもので、(a)
(b)(c)は夫々トリガースイッチと電磁駆動部材との動作
説明図である。
【図2】(a)(b)は夫々トリガースイッチと電磁駆動部材
との動作説明図である。
【図3】同上のばね力の関係を示すタイムチャートであ
る。
【図4】同上の部分破断側面図である。
【図5】同上の変速機構部の縦断面図である。
【図6】同上のギアケースと蓋部材の背面図である。
【図7】同上のギアケースに正逆切換リングとキャリア
とを組み込んだ状態の背面図である。
【図8】同上のギアケースにさらにワンウェイクラッチ
構成部材とリングギア及び遊星ギアを組み込んだ状態の
背面図である。
【図9】同上のギアケースに他のリングギア及び遊星ギ
アを組み込んだ状態の背面図である。
【図10】同上のギアケースにさらに係止リングを組み
込んだ状態の背面図である。
【図11】同上のギアケースにさらにスラスト板を装着
した状態の背面図である。
【図12】同上の動作を示すもので、(a)は変速前を示
す斜視図、(b)は変速後を示す斜視図である。
【図13】同上のワンウェイクラッチの回転方向切り換
え部分の説明図である。
【図14】同上の回転方向切換操作部を示す断面図であ
る。
【図15】他の例を示すもので、(a)(b)は夫々動作説明
図である。
【図16】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図17】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図18】同上のばね力と磁気力との関係を示すタイム
チャートである。
【図19】更に他の例の破断斜視図である。
【図20】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図21】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図22】(a)(b)(c)は同上の動作説明図である。
【図23】別の例の斜視図である。
【図24】(a)(b)(c)は同上の動作説明図である。
【図25】(a)(b)(c)は同上の動作説明図である。
【図26】プランジャーとレバーとの係合部の斜視図で
ある。
【図27】(a)(b)(c)はプランジャーとレバーとの係合
部に配したばねの動作説明図である。
【図28】ワンウェイクラッチ部の他例の斜視図であ
る。
【図29】電磁駆動部材の支持構造の一例を示す側面図
である。
【図30】(a)は電磁駆動部材と保持台の平面図、(b)は
保持台の正面図である。
【図31】(a)は電磁駆動部材の平面図、(b)は正面図で
ある。
【図32】同上の断面図である。
【図33】電磁駆動部材の支持構造の他例を示す破断側
面図である。
【図34】同上の断面図である。
【図35】切換部材の他例の斜視図である。
【図36】従来例の概略図である。
【図37】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
7 電磁駆動部材 9 トリガースイッチ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機構部と、この変速機構部に変速を
    行わせる切換部材と、切換部材を駆動する電磁駆動部材
    とを備えるとともに、キープソレノイドで構成されて低
    減速比状態から高減速比状態への駆動を行う上記電磁駆
    動部材は、高減速比状態から低減速比状態への復帰が手
    動入力で行われるものであることを特徴とする変速装
    置。
  2. 【請求項2】 電動工具用の変速装置であって、変速機
    構部は作業中の負荷の状態変化に応じて作動する電磁駆
    動部材で変速し、作業終了時もしくは次の作業開始時の
    手動入力で復帰するものであることを特徴とする請求項
    1記載の変速装置。
  3. 【請求項3】 手動入力が動力源制御用のトリガースイ
    ッチの操作入力であることを特徴とする請求項1または
    2記載の変速装置。
  4. 【請求項4】 電磁駆動部材はトリガースイッチの操作
    入力で復帰するものであることを特徴とする請求項3記
    載の変速装置。
  5. 【請求項5】 電磁駆動部材はトリガースイッチの復帰
    で復帰するものであることを特徴とする請求項3記載の
    変速装置。
  6. 【請求項6】 電磁駆動部材であるキープソレノイドは
    駆動コイルを有する本体側の移動でプランジャーを引き
    込む復帰を行うものであることを特徴とする請求項5記
    載の変速装置。
  7. 【請求項7】 電磁駆動部材とトリガースイッチとの連
    係部材がフックとばねであることを特徴とする請求項3
    記載の変速装置。
  8. 【請求項8】 電磁駆動部材とトリガースイッチとの連
    係部材が永久磁石であることを特徴とする請求項3記載
    の変速装置。
  9. 【請求項9】 電磁駆動部材とトリガースイッチとの連
    係部材がカムであることを特徴とする請求項3記載の変
    速装置。
  10. 【請求項10】 電磁駆動部材とトリガースイッチとの
    連係部材が差動歯車機構であることを特徴とする請求項
    3記載の変速装置。
  11. 【請求項11】 電磁駆動部材と切換部材との間にばね
    を介在させていることを特徴とする請求項1記載の変速
    装置。
  12. 【請求項12】 電磁駆動部材の本体のスライド移動を
    ガイドするリブを電磁駆動部材が収められたハウジング
    が備えていることを特徴とする請求項6記載の変速装
    置。
  13. 【請求項13】 電磁駆動部材の本体のスライド移動を
    ガイドするガイドピンを電磁駆動部材が収められたハウ
    ジングが備えていることを特徴とする請求項6記載の変
    速装置。
  14. 【請求項14】 電磁駆動部材は成形品である保持台を
    介して取り付けられていることを特徴とする請求項6記
    載の変速装置。
  15. 【請求項15】 トリガースイッチのスライド移動をガ
    イドするガイド部材を備えているとともに、該ガイド部
    材はピン同士またはピンとボールとの摺接部として形成
    されていることを特徴とする請求項3記載の変速装置。
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