JPH09144475A - 掘進機 - Google Patents
掘進機Info
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- JPH09144475A JPH09144475A JP30731295A JP30731295A JPH09144475A JP H09144475 A JPH09144475 A JP H09144475A JP 30731295 A JP30731295 A JP 30731295A JP 30731295 A JP30731295 A JP 30731295A JP H09144475 A JPH09144475 A JP H09144475A
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- JP
- Japan
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- frame
- cutter
- excavation
- roof
- excavator
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カッタのビット交換等の際に、作業者の安全
を確保するため掘進機を大きく後退させねばならず、掘
削効率が悪かった。 【解決手段】 地山14を掘削するカッタ21を有した
掘進機において、カッタ21により形成された坑道2,
3の天盤13に沿ってカッタ前方へ移動自在の覆部材9
5を備える。この構成によって、切羽16の近傍の天盤
13を実質的に支持することができ、機体を大きく後退
させることなくカッタ21のビット交換作業等を行うこ
とができる。
を確保するため掘進機を大きく後退させねばならず、掘
削効率が悪かった。 【解決手段】 地山14を掘削するカッタ21を有した
掘進機において、カッタ21により形成された坑道2,
3の天盤13に沿ってカッタ前方へ移動自在の覆部材9
5を備える。この構成によって、切羽16の近傍の天盤
13を実質的に支持することができ、機体を大きく後退
させることなくカッタ21のビット交換作業等を行うこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中を掘進して炭
鉱における沿層坑道などを形成する掘進機に関するもの
である。
鉱における沿層坑道などを形成する掘進機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、地下の石炭を採掘する方法とし
て図8に示すような長壁式採炭法が知られている。この
長壁式採炭法は、採掘対象の炭層1の両側に並行な沿層
坑道2,3を掘削すると共に、その先端間を結んで先端
坑道4を掘削し、その先端坑道4にカッターローダ(ド
ラムカッタ)などの掘削機械を設置して、先端坑道4の
長壁を手前側(図中矢印a方向)に切り崩し、沿層坑道
2,3にかき出してベルトコンベヤなどで搬出するもの
である。
て図8に示すような長壁式採炭法が知られている。この
長壁式採炭法は、採掘対象の炭層1の両側に並行な沿層
坑道2,3を掘削すると共に、その先端間を結んで先端
坑道4を掘削し、その先端坑道4にカッターローダ(ド
ラムカッタ)などの掘削機械を設置して、先端坑道4の
長壁を手前側(図中矢印a方向)に切り崩し、沿層坑道
2,3にかき出してベルトコンベヤなどで搬出するもの
である。
【0003】この沿層坑道2,3を掘削する機械として
は、図9に示すような坑道掘進機(コンティニュアスマ
イナー)5が公知である。この坑道掘進機5は、機本体
6の前方に延出されたブーム7の先端に円錐台状の掘削
ヘッド8が設けられ、そのブーム7を上下或いは左右に
旋回させることで、所定の断面形状に掘削するようにな
っている。掘削した石炭やズリは、機体前部に設けられ
た積込装置9で掻き寄せられ、機体中央を後方に延びる
コンベヤ10で移送されて、後方にて追従走行する運搬
車両11に積み込まれるようになっている。この坑道掘
進機5は、通常作業者により運転され、クローラ12で
走行する。
は、図9に示すような坑道掘進機(コンティニュアスマ
イナー)5が公知である。この坑道掘進機5は、機本体
6の前方に延出されたブーム7の先端に円錐台状の掘削
ヘッド8が設けられ、そのブーム7を上下或いは左右に
旋回させることで、所定の断面形状に掘削するようにな
っている。掘削した石炭やズリは、機体前部に設けられ
た積込装置9で掻き寄せられ、機体中央を後方に延びる
コンベヤ10で移送されて、後方にて追従走行する運搬
車両11に積み込まれるようになっている。この坑道掘
進機5は、通常作業者により運転され、クローラ12で
走行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで掘削された坑
道2,3,4は、順次その天盤及び側壁にロックボルト
が挿入されることで支持保全されるようになっている
が、掘削ヘッド8の点検或いは交換の際には、作業者の
安全を確保するために、坑道掘進機5を切羽の位置から
ロックボルトが既に挿入された位置まで後退しなければ
ならない。このため、点検作業等の終了後にまた前進す
るといった手順を踏まねばならず、掘進能率が悪くなっ
てしまうという問題があった。
道2,3,4は、順次その天盤及び側壁にロックボルト
が挿入されることで支持保全されるようになっている
が、掘削ヘッド8の点検或いは交換の際には、作業者の
安全を確保するために、坑道掘進機5を切羽の位置から
ロックボルトが既に挿入された位置まで後退しなければ
ならない。このため、点検作業等の終了後にまた前進す
るといった手順を踏まねばならず、掘進能率が悪くなっ
てしまうという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、地山を掘削するカッタを有した掘進機におい
て、カッタにより形成された坑道の天盤に沿ってカッタ
前方へ移動自在の覆部材を備えたものである。この構成
によって、切羽の近傍の天盤を実質的に支持することが
でき、機体を大きく後退させることなくカッタのビット
交換作業等を行うことができる。
発明は、地山を掘削するカッタを有した掘進機におい
て、カッタにより形成された坑道の天盤に沿ってカッタ
前方へ移動自在の覆部材を備えたものである。この構成
によって、切羽の近傍の天盤を実質的に支持することが
でき、機体を大きく後退させることなくカッタのビット
交換作業等を行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
図面に従って説明する。
【0007】図1及び図4は、本発明を炭鉱において沿
層坑道2,3を掘削形成する掘進機として適用した場合
を示したものである。この掘進機は、正面視で左右方向
に長い長円形の断面形状に地山(炭層又は岩盤)14を
掘削するカッタ21と、カッタ21の後方に連ねられ
て、掘削形成された沿層坑道2,3の周壁を支えるフレ
ーム22とにより主として構成されている。そしてフレ
ーム22の前端側に、坑道2,3の天盤13に沿ってカ
ッタ前方へ移動自在に形成された覆部材95が設けられ
ている。
層坑道2,3を掘削形成する掘進機として適用した場合
を示したものである。この掘進機は、正面視で左右方向
に長い長円形の断面形状に地山(炭層又は岩盤)14を
掘削するカッタ21と、カッタ21の後方に連ねられ
て、掘削形成された沿層坑道2,3の周壁を支えるフレ
ーム22とにより主として構成されている。そしてフレ
ーム22の前端側に、坑道2,3の天盤13に沿ってカ
ッタ前方へ移動自在に形成された覆部材95が設けられ
ている。
【0008】まずフレーム22の構成を説明する。この
フレーム22は、掘進方向前後に適宜分割され、その前
方部フレーム23及び後方部フレーム24が略同様に、
沿層坑道2,3の床面に接すると共に機本体を構成する
本体フレーム25と、天盤13を支える上部フレーム2
6と、側壁を支える左右の側部フレーム27,28とで
構成されている。そしてこれらフレーム25…28は、
周方向に所定の間隔を以て隔てられ、カッタ21による
掘削断面に略相応した外形(長円形)を呈するようにな
っている。すなわち上部フレーム26は、横断面が直線
状の上板29を有して、全体が偏平に組み立てられ、側
部フレーム27,28は横断面が円弧状の外側板30,
31を有して組み立てられている。本体フレーム25
は、横断面が直線状の底板32を有して長方形状に形成
された下部33と、下部33の両側の長手方向前後にそ
れぞれ立設された鉛直部34と、鉛直部34の上端間を
結ぶ上横部35及び上縦部36とで成り、全体が略直方
体状に組まれている。また本体フレーム25の前端に
は、カッタ21側と隔てるための隔壁37が取り付けら
れている。
フレーム22は、掘進方向前後に適宜分割され、その前
方部フレーム23及び後方部フレーム24が略同様に、
沿層坑道2,3の床面に接すると共に機本体を構成する
本体フレーム25と、天盤13を支える上部フレーム2
6と、側壁を支える左右の側部フレーム27,28とで
構成されている。そしてこれらフレーム25…28は、
周方向に所定の間隔を以て隔てられ、カッタ21による
掘削断面に略相応した外形(長円形)を呈するようにな
っている。すなわち上部フレーム26は、横断面が直線
状の上板29を有して、全体が偏平に組み立てられ、側
部フレーム27,28は横断面が円弧状の外側板30,
31を有して組み立てられている。本体フレーム25
は、横断面が直線状の底板32を有して長方形状に形成
された下部33と、下部33の両側の長手方向前後にそ
れぞれ立設された鉛直部34と、鉛直部34の上端間を
結ぶ上横部35及び上縦部36とで成り、全体が略直方
体状に組まれている。また本体フレーム25の前端に
は、カッタ21側と隔てるための隔壁37が取り付けら
れている。
【0009】そして本体フレーム25と上部フレーム2
6及び側部フレーム27,28との間には、それぞれ拡
縮用ジャッキ38,39が設けられ、機体内方へ縮径で
きるようになっていると共に、その拡縮を案内するガイ
ド40,41が設けられている。上部フレーム26のた
めの拡縮用ジャッキ38は、本体フレーム25の左右そ
れぞれの上縦部36の前後に、シリンダ42が鉛直方向
に取り付けられ、シリンダ42から出没されるピストン
ロッド43の先端が上部フレーム26の下面に連結され
ている。すなわち上部フレーム26は、上部フレーム2
6の下面と、本体フレーム25の上縦部36の上面との
距離を限度とした所定の昇降範囲で、移動自在となって
いる。そしてガイド40は、図6に示すように、各鉛直
部34の上端に立設された筒体44と、筒体44と同軸
に上部フレーム26から垂下された柱体45とで成り、
柱体45が筒体44内を摺動することで、上部フレーム
26の昇降を案内するようになっている。また左右の側
部フレーム27,28のための拡縮用ジャッキ39は、
本体フレーム25の両側の前後及び上下にそれぞれ設け
られ、ジャッキ本体46が鉛直部34の上下に、そのピ
ストンロッド47の先端が側部フレーム27,28の内
面にそれぞれに取り付けられている。そしてガイド41
は、拡縮用ジャッキ39の近傍に並設され、側部フレー
ム27,28の内面から水平に突出された柱部48と、
鉛直部34内に区画されて柱部48を摺動させる筒部4
9とで形成されている(図1参照)。
6及び側部フレーム27,28との間には、それぞれ拡
縮用ジャッキ38,39が設けられ、機体内方へ縮径で
きるようになっていると共に、その拡縮を案内するガイ
ド40,41が設けられている。上部フレーム26のた
めの拡縮用ジャッキ38は、本体フレーム25の左右そ
れぞれの上縦部36の前後に、シリンダ42が鉛直方向
に取り付けられ、シリンダ42から出没されるピストン
ロッド43の先端が上部フレーム26の下面に連結され
ている。すなわち上部フレーム26は、上部フレーム2
6の下面と、本体フレーム25の上縦部36の上面との
距離を限度とした所定の昇降範囲で、移動自在となって
いる。そしてガイド40は、図6に示すように、各鉛直
部34の上端に立設された筒体44と、筒体44と同軸
に上部フレーム26から垂下された柱体45とで成り、
柱体45が筒体44内を摺動することで、上部フレーム
26の昇降を案内するようになっている。また左右の側
部フレーム27,28のための拡縮用ジャッキ39は、
本体フレーム25の両側の前後及び上下にそれぞれ設け
られ、ジャッキ本体46が鉛直部34の上下に、そのピ
ストンロッド47の先端が側部フレーム27,28の内
面にそれぞれに取り付けられている。そしてガイド41
は、拡縮用ジャッキ39の近傍に並設され、側部フレー
ム27,28の内面から水平に突出された柱部48と、
鉛直部34内に区画されて柱部48を摺動させる筒部4
9とで形成されている(図1参照)。
【0010】また前方部フレーム23と後方部フレーム
24との間には、掘進に必要な所定の推進力を与えるた
めの伸縮手段である推進ジャッキ50が設けられてい
る。この推進ジャッキ50は、本体フレーム25の上下
左右の四隅の位置に配置され、ジャッキ本体51が後方
部フレーム24の下部33及び上縦部52に、その長手
方向に沿って設けられている。このため特に上縦部52
は、推進ジャッキ50を充分支持できるように、前方部
フレーム23の上縦部36よりも若干堅牢に形成されて
いる。また後方部フレーム24の左右の拡縮用ジャッキ
39及びガイド41は、この推進ジャッキ50と干渉し
ない位置に設けられている。そして推進ジャッキ50の
ピストンロッド53の先端は、前方部フレーム23の本
体フレーム25の後端に着脱自在に連結されている。す
なわち推進ジャッキ50が、拡縮用ジャッキ38,39
の駆動と適宜連動して伸縮駆動されることにより、後方
部フレーム24に反力をとって前方部フレーム23及び
カッタ21を前進させると共に、前進した前方部フレー
ム23に対して後方部フレーム24を引き寄せるように
なっている。
24との間には、掘進に必要な所定の推進力を与えるた
めの伸縮手段である推進ジャッキ50が設けられてい
る。この推進ジャッキ50は、本体フレーム25の上下
左右の四隅の位置に配置され、ジャッキ本体51が後方
部フレーム24の下部33及び上縦部52に、その長手
方向に沿って設けられている。このため特に上縦部52
は、推進ジャッキ50を充分支持できるように、前方部
フレーム23の上縦部36よりも若干堅牢に形成されて
いる。また後方部フレーム24の左右の拡縮用ジャッキ
39及びガイド41は、この推進ジャッキ50と干渉し
ない位置に設けられている。そして推進ジャッキ50の
ピストンロッド53の先端は、前方部フレーム23の本
体フレーム25の後端に着脱自在に連結されている。す
なわち推進ジャッキ50が、拡縮用ジャッキ38,39
の駆動と適宜連動して伸縮駆動されることにより、後方
部フレーム24に反力をとって前方部フレーム23及び
カッタ21を前進させると共に、前進した前方部フレー
ム23に対して後方部フレーム24を引き寄せるように
なっている。
【0011】そして覆部材95は、前方部フレーム23
の上部フレーム26に、その上板29が二枚重ねに形成
されたうちの外側の板として形成され、内側の板96に
対して摺動自在となっている。上部フレーム26にはシ
リンダ97が設けられ、ピストンロッド97aの先端が
覆部材95に連結されて、その伸長によりカッタ21の
前方へ突出するようになっている。すなわち掘進途中で
のビット交換或いは保守点検の際には、図1に示したよ
うに、機体が若干後退されて、その切羽16とカッタ2
1との間のスペースに作業者Mが入ることになるが、こ
の切羽16側の天盤13は支保がされていないので、覆
部材95によって天盤13からの落石などを防いで、作
業者Mの安全を確保するものである。
の上部フレーム26に、その上板29が二枚重ねに形成
されたうちの外側の板として形成され、内側の板96に
対して摺動自在となっている。上部フレーム26にはシ
リンダ97が設けられ、ピストンロッド97aの先端が
覆部材95に連結されて、その伸長によりカッタ21の
前方へ突出するようになっている。すなわち掘進途中で
のビット交換或いは保守点検の際には、図1に示したよ
うに、機体が若干後退されて、その切羽16とカッタ2
1との間のスペースに作業者Mが入ることになるが、こ
の切羽16側の天盤13は支保がされていないので、覆
部材95によって天盤13からの落石などを防いで、作
業者Mの安全を確保するものである。
【0012】次にカッタ21は、図2に示したように、
それぞれ掘進方向の軸回りに回転する左右一対のメイン
カッタ61,62と、メインカッタ61,62により切
り残された部分(図中二点鎖線内Q)を掘削するための
上下一対のトリミングカッタ63,64とで構成されて
いる。メインカッタ61,62は、回転軸となるシャフ
ト65と、シャフト65から放射状に延びた三本のスポ
ーク66と、スポーク66の長手方向に所定の間隔で前
方に突出されたビット(カッターピック)67とで構成
されている。なおシャフト65の前端にもビット68が
円弧状に植設されている。またこのシャフト65に水噴
射用ノズルを設けて、切羽に対して粉塵抑止及び切削火
花防止のための噴霧を噴射させるようにしてもよい。そ
して左右のメインカッタ61,62は、そのスポーク6
6が同一平面上に、且つ一方のスポーク66が他方のス
ポーク66の中間に入り込むような位相関係で並設され
ている。
それぞれ掘進方向の軸回りに回転する左右一対のメイン
カッタ61,62と、メインカッタ61,62により切
り残された部分(図中二点鎖線内Q)を掘削するための
上下一対のトリミングカッタ63,64とで構成されて
いる。メインカッタ61,62は、回転軸となるシャフ
ト65と、シャフト65から放射状に延びた三本のスポ
ーク66と、スポーク66の長手方向に所定の間隔で前
方に突出されたビット(カッターピック)67とで構成
されている。なおシャフト65の前端にもビット68が
円弧状に植設されている。またこのシャフト65に水噴
射用ノズルを設けて、切羽に対して粉塵抑止及び切削火
花防止のための噴霧を噴射させるようにしてもよい。そ
して左右のメインカッタ61,62は、そのスポーク6
6が同一平面上に、且つ一方のスポーク66が他方のス
ポーク66の中間に入り込むような位相関係で並設され
ている。
【0013】またシャフト65は、図1に示したように
後方に延出されて本体フレーム26の鉛直部34に軸支
されていると共に、その延出端にギヤ69が設けられて
いる。このギヤ69は、本体フレーム26の下部33に
載置された電動モータ70のギヤ71に噛合されてい
る。ギヤ71と電動モータ70との間には減速機72が
設けられている。すなわち電動モータ70の回転力が一
対のメインカッタ61,62に適宜伝達され、これらが
互いに反対方向に回転駆動されて、前方の切羽に対して
掘削を行うようになっている。そして図3に示したよう
に、スポーク66の外周端側66aは、着脱可能に分割
され、フレーム22の縮径に相応して短くなるように形
成されている。この分割構造としては、例えばスポーク
66の分割面73を凹凸に形成して嵌め合わせるように
し、ボルト・ナット(図示せず)にて締結するようにす
ればよい。なお図3では、縮径時に上方或いは左右に突
出するスポーク66だけを短縮可能な構造として示した
が、全スポーク66を短縮可能に形成しても構わない。
後方に延出されて本体フレーム26の鉛直部34に軸支
されていると共に、その延出端にギヤ69が設けられて
いる。このギヤ69は、本体フレーム26の下部33に
載置された電動モータ70のギヤ71に噛合されてい
る。ギヤ71と電動モータ70との間には減速機72が
設けられている。すなわち電動モータ70の回転力が一
対のメインカッタ61,62に適宜伝達され、これらが
互いに反対方向に回転駆動されて、前方の切羽に対して
掘削を行うようになっている。そして図3に示したよう
に、スポーク66の外周端側66aは、着脱可能に分割
され、フレーム22の縮径に相応して短くなるように形
成されている。この分割構造としては、例えばスポーク
66の分割面73を凹凸に形成して嵌め合わせるように
し、ボルト・ナット(図示せず)にて締結するようにす
ればよい。なお図3では、縮径時に上方或いは左右に突
出するスポーク66だけを短縮可能な構造として示した
が、全スポーク66を短縮可能に形成しても構わない。
【0014】さらにスポーク66の背面側にはバケット
74が設けられ、掘削した石炭或いは岩石を掬い取っ
て、シュート75を経由して搬出用のコンベヤ76に投
入するようになっている。シュート75は左右のメイン
カッタ61,62に対応して二基設けられ、機体中央側
に下降傾斜されている。コンベヤ76は、図1に示した
ように、シュート75の下方且つ前方側に位置されたロ
ーラ77に巻き掛けられた無端ベルト78にて形成され
ている。そして図6に示したように、無端ベルト78
は、本体フレーム25内に適宜配置されたガイドローラ
79により搬送面側が支えられて、若干上昇したのち水
平に後方へ延びて、機体後方に位置された図示しない別
のコンベヤ或いは運搬車両に、掘削した石炭或いは岩石
を搬送するようになっている。
74が設けられ、掘削した石炭或いは岩石を掬い取っ
て、シュート75を経由して搬出用のコンベヤ76に投
入するようになっている。シュート75は左右のメイン
カッタ61,62に対応して二基設けられ、機体中央側
に下降傾斜されている。コンベヤ76は、図1に示した
ように、シュート75の下方且つ前方側に位置されたロ
ーラ77に巻き掛けられた無端ベルト78にて形成され
ている。そして図6に示したように、無端ベルト78
は、本体フレーム25内に適宜配置されたガイドローラ
79により搬送面側が支えられて、若干上昇したのち水
平に後方へ延びて、機体後方に位置された図示しない別
のコンベヤ或いは運搬車両に、掘削した石炭或いは岩石
を搬送するようになっている。
【0015】トリミングカッタ63,64は、所定の長
さのカッタ本体80と、その長手方向に沿って所定の間
隔で植設されたビット81とで鋸ぎり状に形成され、メ
インカッタ61,62のバケット74の後方近傍におい
て、前方部フレーム23の前端に設けられている。すな
わち上側のトリミングカッタ63が上部フレーム26
に、下側のトリミングカッタ64が本体フレーム25の
下部33にそれぞれ配置されている。図4にも示すよう
に、カッタ本体80は、箱状のブラケット部材82にビ
ット81の部分が露出する状態で収容され、左右方向に
伸びたガイドロッド83に移動ブロック84を介して支
持されている。ガイドロッド83は、ブラケット部材8
2の左右側板82aに両端が支持されている。移動ブロ
ック84は、ガイドロッド83に嵌合されてその長手方
向に摺動自在となっている。移動ブロック84には復動
シリンダ85が連結されている。復動シリンダ85は、
ガイドロッド83と平行に設けられ、そのシリンダ本体
85aの基端がブラケット部材82の後部の基板82b
にブラケット86を介して支持され、ピストンロッド8
5bの先端がブラケット87を介して移動ブロック84
に連結されている。すなわち復動シリンダ85の伸縮に
より、トリミングカッタ63,64が左右方向に往復す
るようになっている。なおその復動範囲は、ガイドロッ
ド83に設けられたストッパ83aによって規制されて
いる。
さのカッタ本体80と、その長手方向に沿って所定の間
隔で植設されたビット81とで鋸ぎり状に形成され、メ
インカッタ61,62のバケット74の後方近傍におい
て、前方部フレーム23の前端に設けられている。すな
わち上側のトリミングカッタ63が上部フレーム26
に、下側のトリミングカッタ64が本体フレーム25の
下部33にそれぞれ配置されている。図4にも示すよう
に、カッタ本体80は、箱状のブラケット部材82にビ
ット81の部分が露出する状態で収容され、左右方向に
伸びたガイドロッド83に移動ブロック84を介して支
持されている。ガイドロッド83は、ブラケット部材8
2の左右側板82aに両端が支持されている。移動ブロ
ック84は、ガイドロッド83に嵌合されてその長手方
向に摺動自在となっている。移動ブロック84には復動
シリンダ85が連結されている。復動シリンダ85は、
ガイドロッド83と平行に設けられ、そのシリンダ本体
85aの基端がブラケット部材82の後部の基板82b
にブラケット86を介して支持され、ピストンロッド8
5bの先端がブラケット87を介して移動ブロック84
に連結されている。すなわち復動シリンダ85の伸縮に
より、トリミングカッタ63,64が左右方向に往復す
るようになっている。なおその復動範囲は、ガイドロッ
ド83に設けられたストッパ83aによって規制されて
いる。
【0016】そして図5に示すように、ブラケット部材
82には、トリミングカッタ63,64を機体の内方及
び外方に適宜移動させるためのアクチュエータ88が設
けられている。アクチュエータ88は、シリンダ部88
aの基端がブラケット89を介して下フレーム33或い
は上部フレーム26の内側に軸支され、ピストンロッド
88bの先端が基板82bの背面側にブラケット90を
介して軸支されている。そしてその軸支点の近傍には、
基板82bをブラケット91を介してフレーム33,2
6に支持するための支軸92が左右方向に設けられてい
る。すなわちアクチュエータ88の伸縮駆動によりブラ
ケット部材82を支軸92を中心に俯仰させることで、
トリミングカッタ63,64を機体の内外方に移動自在
としている。従って、図6中(a)に示したように、通
常の掘削においては一対のメインカッタ61,62の上
端同士、及び下端同士を接線状に結んだ位置に、トリミ
ングカッタ63,64のビット方向を鉛直方向に対して
所定の角度θで、例えば45度に保持することになる。ま
た必要に応じてアクチュエータ88を縮退させて、図6
中(b)に示したようにブラケット部材82を図中時計
回りに適宜角度(α)だけ回転移動させることで、ビッ
ト81を機体内方に向けると共に、ブラケット部材82
全体を機体内方に位置させるようになっている。すなわ
ちビット81の点検或いは交換を行うときや、余掘り量
の調整、或いは屈曲掘進を行うときは、アクチュエータ
88を上下両方或いは一方を常時よりも伸長させて、ビ
ット81が機体外方に突出するように回転移動させ、最
大位置(P)までの任意の位置に保持できるようになっ
ている。なおトリミングカッタ63,64を機体内方に
向ける際には、ブラケット部材82が隔壁37と干渉す
ることが考えられるので、これを避けるために、図6
(b)に示したように、フレーム33,26のアクチュ
エータ88を支持している部分を前後方向にスライド可
能に形成して、別のアクチュエータ93の伸長によりこ
の部分を適宜距離Lだけ前進させるようにしてもよい。
このほかブラケット部材82の機体内方側には、トリミ
ングカッタ63,64により掘削された石炭等を適宜導
くための傾斜ガイド板82cが形成されている。すなわ
ち、上側においては石炭等をシュート75へと導き、下
側においては掘進に従って前方へ押出すようにしてメイ
ンカッタ61,62のバケット74に掬い取られるよう
にしている。さらにブラケット部材82には、トリミン
グカッタ63,64の掘削反力を充分受けるために、ガ
イドロッド83の後方に補助ガイド94が並設されてい
る。
82には、トリミングカッタ63,64を機体の内方及
び外方に適宜移動させるためのアクチュエータ88が設
けられている。アクチュエータ88は、シリンダ部88
aの基端がブラケット89を介して下フレーム33或い
は上部フレーム26の内側に軸支され、ピストンロッド
88bの先端が基板82bの背面側にブラケット90を
介して軸支されている。そしてその軸支点の近傍には、
基板82bをブラケット91を介してフレーム33,2
6に支持するための支軸92が左右方向に設けられてい
る。すなわちアクチュエータ88の伸縮駆動によりブラ
ケット部材82を支軸92を中心に俯仰させることで、
トリミングカッタ63,64を機体の内外方に移動自在
としている。従って、図6中(a)に示したように、通
常の掘削においては一対のメインカッタ61,62の上
端同士、及び下端同士を接線状に結んだ位置に、トリミ
ングカッタ63,64のビット方向を鉛直方向に対して
所定の角度θで、例えば45度に保持することになる。ま
た必要に応じてアクチュエータ88を縮退させて、図6
中(b)に示したようにブラケット部材82を図中時計
回りに適宜角度(α)だけ回転移動させることで、ビッ
ト81を機体内方に向けると共に、ブラケット部材82
全体を機体内方に位置させるようになっている。すなわ
ちビット81の点検或いは交換を行うときや、余掘り量
の調整、或いは屈曲掘進を行うときは、アクチュエータ
88を上下両方或いは一方を常時よりも伸長させて、ビ
ット81が機体外方に突出するように回転移動させ、最
大位置(P)までの任意の位置に保持できるようになっ
ている。なおトリミングカッタ63,64を機体内方に
向ける際には、ブラケット部材82が隔壁37と干渉す
ることが考えられるので、これを避けるために、図6
(b)に示したように、フレーム33,26のアクチュ
エータ88を支持している部分を前後方向にスライド可
能に形成して、別のアクチュエータ93の伸長によりこ
の部分を適宜距離Lだけ前進させるようにしてもよい。
このほかブラケット部材82の機体内方側には、トリミ
ングカッタ63,64により掘削された石炭等を適宜導
くための傾斜ガイド板82cが形成されている。すなわ
ち、上側においては石炭等をシュート75へと導き、下
側においては掘進に従って前方へ押出すようにしてメイ
ンカッタ61,62のバケット74に掬い取られるよう
にしている。さらにブラケット部材82には、トリミン
グカッタ63,64の掘削反力を充分受けるために、ガ
イドロッド83の後方に補助ガイド94が並設されてい
る。
【0017】このほか図6に示したように、本体フレー
ム25には通気のためのベントパイプ98が設けられて
いる。そして後半部フレーム24には各ジャッキ(3
8,39,50…)のためのパワーユニット、及び掘進
を制御するための運転室(図示せず)などが設けられて
いる。この運転室は、フレーム22から隔てられた坑口
側に設けて遠隔操作にて掘進操作を行うようにしてもよ
い。さらに後半部フレーム24の後部デッキ(図示せ
ず)にはロックボルト99を沿層坑道2,3の天盤13
及び側壁に挿入するためのボルト挿入装置100 が備えら
れている。なおこのボルト挿入装置100 は、後部デッキ
に備えるとは限らず、掘進に追従して走行する走行車な
どに別途搭載するようにしてもよい。
ム25には通気のためのベントパイプ98が設けられて
いる。そして後半部フレーム24には各ジャッキ(3
8,39,50…)のためのパワーユニット、及び掘進
を制御するための運転室(図示せず)などが設けられて
いる。この運転室は、フレーム22から隔てられた坑口
側に設けて遠隔操作にて掘進操作を行うようにしてもよ
い。さらに後半部フレーム24の後部デッキ(図示せ
ず)にはロックボルト99を沿層坑道2,3の天盤13
及び側壁に挿入するためのボルト挿入装置100 が備えら
れている。なおこのボルト挿入装置100 は、後部デッキ
に備えるとは限らず、掘進に追従して走行する走行車な
どに別途搭載するようにしてもよい。
【0018】次に上記構成の掘進機により沿層坑道2,
3を掘削する工程を説明する(図7参照)。まず推進ジ
ャッキ50を縮小した状態にしておくと共に、前方部フ
レーム23はカッタ21により掘削される断面よりも僅
かに小さい外形となるように、縮径用ジャッキ38,3
9を縮退させて縮径状態にする。すなわち天盤13と上
部フレーム26の上面との間には適宜な隙間S1 が形成
されている状態にあり、側壁と側部フレーム27,28
との間にも同様な隙間(図示せず)が形成されている。
そして後半部フレーム24は、縮径用ジャッキ38,3
9の伸長により、本体フレーム25の他、各フレーム2
6…28が全周に亘って周壁に対して適宜圧接した状態
にする(図7のa)。この状態でメインカッタ61,6
2及びトリミングカッタ63,64を駆動させると共
に、コンベヤ76を駆動させる。そして推進ジャッキ5
0を伸長させると、メインカッタ61,62はその回転
及び押圧力によって切羽16の略全面の掘削を行い、ト
リミングカッタ63,64はそのメインカッタ61,6
2によって切り残された部分を掘削する(図7のb)。
この際、トリミングカッタ63,64は、一対のメイン
カッタ61,62の上端同士、及び下端同士を接線状に
結んだ位置において切り込むのみであるが、切り残され
た上下の略三角形の部分(Q)は、炭層の性質上、亀裂
が入るとその自重或いは振動などにより容易に地山14
から剥離される。カッタ21により掘削された石炭或い
は岩石は、バケット74により掬い取られ、シュート7
5及びコンベヤ76により後方へ搬出される。
3を掘削する工程を説明する(図7参照)。まず推進ジ
ャッキ50を縮小した状態にしておくと共に、前方部フ
レーム23はカッタ21により掘削される断面よりも僅
かに小さい外形となるように、縮径用ジャッキ38,3
9を縮退させて縮径状態にする。すなわち天盤13と上
部フレーム26の上面との間には適宜な隙間S1 が形成
されている状態にあり、側壁と側部フレーム27,28
との間にも同様な隙間(図示せず)が形成されている。
そして後半部フレーム24は、縮径用ジャッキ38,3
9の伸長により、本体フレーム25の他、各フレーム2
6…28が全周に亘って周壁に対して適宜圧接した状態
にする(図7のa)。この状態でメインカッタ61,6
2及びトリミングカッタ63,64を駆動させると共
に、コンベヤ76を駆動させる。そして推進ジャッキ5
0を伸長させると、メインカッタ61,62はその回転
及び押圧力によって切羽16の略全面の掘削を行い、ト
リミングカッタ63,64はそのメインカッタ61,6
2によって切り残された部分を掘削する(図7のb)。
この際、トリミングカッタ63,64は、一対のメイン
カッタ61,62の上端同士、及び下端同士を接線状に
結んだ位置において切り込むのみであるが、切り残され
た上下の略三角形の部分(Q)は、炭層の性質上、亀裂
が入るとその自重或いは振動などにより容易に地山14
から剥離される。カッタ21により掘削された石炭或い
は岩石は、バケット74により掬い取られ、シュート7
5及びコンベヤ76により後方へ搬出される。
【0019】そして推進ジャッキ50が最大に伸長する
まで掘進したなら、前方部フレーム23の拡縮用ジャッ
キ38,39を伸長させて、その上部フレーム26及び
側部フレーム27を周壁に圧接した状態にすると共に、
後方部フレーム24の拡縮ジャッキ38,39を縮小さ
せて、各フレーム26,27を天盤13及び側壁から離
間させる。すなわち後半部フレーム24の上部フレーム
26の上面と天盤13との間には適宜な隙間S2 が形成
された状態となる(図7のc)。この状態で推進ジャッ
キ50を縮退させて、後方部フレーム24を前方に引き
寄せる(図7のd)。この引き寄せと並行して、或いは
引き寄せ完了後に、掘進した区間の天盤13及び側壁
に、ロックボルト挿入用の孔をボルト挿入装置100 に備
えられたドリルにて開け、その孔を利用して安定化のた
めの薬液注入を行うと共に、ロックボルト99を挿入し
てナットにて固定する。この支保に際しては、ロックボ
ルト99の固定にネット等を併用してもよい。そして推
進ジャッキ50を最小に縮退させたなら(図7のe)、
再び前方部フレーム23を縮径させ、後方部フレーム2
4を拡径させて、最初の状態(図7のa)に戻し、掘進
を継続する。
まで掘進したなら、前方部フレーム23の拡縮用ジャッ
キ38,39を伸長させて、その上部フレーム26及び
側部フレーム27を周壁に圧接した状態にすると共に、
後方部フレーム24の拡縮ジャッキ38,39を縮小さ
せて、各フレーム26,27を天盤13及び側壁から離
間させる。すなわち後半部フレーム24の上部フレーム
26の上面と天盤13との間には適宜な隙間S2 が形成
された状態となる(図7のc)。この状態で推進ジャッ
キ50を縮退させて、後方部フレーム24を前方に引き
寄せる(図7のd)。この引き寄せと並行して、或いは
引き寄せ完了後に、掘進した区間の天盤13及び側壁
に、ロックボルト挿入用の孔をボルト挿入装置100 に備
えられたドリルにて開け、その孔を利用して安定化のた
めの薬液注入を行うと共に、ロックボルト99を挿入し
てナットにて固定する。この支保に際しては、ロックボ
ルト99の固定にネット等を併用してもよい。そして推
進ジャッキ50を最小に縮退させたなら(図7のe)、
再び前方部フレーム23を縮径させ、後方部フレーム2
4を拡径させて、最初の状態(図7のa)に戻し、掘進
を継続する。
【0020】規定の掘削時間或いは掘進長まで掘進した
なら、メインカッタ61,62のビット67,68の点
検及び一部交換を行う。この場合、推進ジャッキ50が
伸び、前方部フレーム23が縮径している状態(図7の
c)で、再び推進ジャッキ50を縮小させて、前方部フ
レーム23を若干後退させ、切羽16とメインカッタ6
1,62との間に作業者Mが入るだけのスペースを作る
(図1参照)。次に上側のトリミングカッタ63のアク
チュエータ88を縮小して、そのブラケット部材82を
機体内方に回転移動させ、上板29のレベルよりも下方
に離間させる。そして上部フレーム26のシリンダ97
を伸長させることにより、覆部材95を前方へ進出させ
る。これで前方の天盤13が覆部材95により覆われ
て、その下方スペースにおける安全が確保される。また
このメインカッタ61,62に対するメンテナンスと同
時に、トリミングカッタ63,64の点検・交換を行う
ようにしてもよい。この場合、下側のトリミングカッタ
64もそのアクチュエータ88を縮小させることによ
り、機体内方に没入させる。なお前方部フレーム23の
後退距離としては、メインカッタ61,62がトリミン
グカッタ63によって天盤13が水平に切削された箇所
に戻るまでとすることが好ましいが、覆部材95の先端
側を、天盤13に多少の突出部分が残っていても乗り越
えるような弾性を付与させておくか、或いはシリンダ押
圧力により突出部分を切削できるように形成することも
考えられる。この場合は、後退距離は作業スペースに相
当する必要最少限の距離でよい。
なら、メインカッタ61,62のビット67,68の点
検及び一部交換を行う。この場合、推進ジャッキ50が
伸び、前方部フレーム23が縮径している状態(図7の
c)で、再び推進ジャッキ50を縮小させて、前方部フ
レーム23を若干後退させ、切羽16とメインカッタ6
1,62との間に作業者Mが入るだけのスペースを作る
(図1参照)。次に上側のトリミングカッタ63のアク
チュエータ88を縮小して、そのブラケット部材82を
機体内方に回転移動させ、上板29のレベルよりも下方
に離間させる。そして上部フレーム26のシリンダ97
を伸長させることにより、覆部材95を前方へ進出させ
る。これで前方の天盤13が覆部材95により覆われ
て、その下方スペースにおける安全が確保される。また
このメインカッタ61,62に対するメンテナンスと同
時に、トリミングカッタ63,64の点検・交換を行う
ようにしてもよい。この場合、下側のトリミングカッタ
64もそのアクチュエータ88を縮小させることによ
り、機体内方に没入させる。なお前方部フレーム23の
後退距離としては、メインカッタ61,62がトリミン
グカッタ63によって天盤13が水平に切削された箇所
に戻るまでとすることが好ましいが、覆部材95の先端
側を、天盤13に多少の突出部分が残っていても乗り越
えるような弾性を付与させておくか、或いはシリンダ押
圧力により突出部分を切削できるように形成することも
考えられる。この場合は、後退距離は作業スペースに相
当する必要最少限の距離でよい。
【0021】掘進が計画長に達したなら、各拡縮ジャッ
キ38,39を最大限に縮退させて、フレーム外形が沿
層坑道2,3の断面よりも大幅に小さくなるように縮径
する(図3の実線の状態)。すなわちフレーム26…2
8と天盤13及び側壁との間に大きな隙間が形成される
状態にする。そして推進ジャッキ50のピストンロッド
53と前方部フレーム23との連結を解除して、沿層坑
道2,3を走行する牽引車に後半部フレーム24を連結
させる。そして牽引車を坑口側に走行させることにより
後半部フレームを搬出する。このとき後半部フレーム2
4の後端を少し持ち上げることで、前端のみが接地した
状態にし、摩擦抵抗を小さいものにする。この牽引のた
めに、後半部フレーム24の前端下部にローラなどを設
けるようにしてもよい。なお地山14が石炭層であれ
ば、掘削面(底面15)は平滑であり、摩擦係数μは0.
4 程度であるので、牽引に際しての大きな障害とはなら
なず、比較的小形の牽引車にて迅速に搬出できる。この
搬出が終了したなら、続いて前半部フレーム23に牽引
車を連結する。このとき下側のトリミングカッタ64が
フレーム外面と同一位置の状態、或いは突出した状態の
ままにしておくと、接地による摩擦抵抗が大きくなり、
またカッタ損傷のおそれも生ずるので、アクチュエータ
88を縮小させて、機体内方に収容した状態にする。そ
して牽引車の走行により、後半部フレーム24と同様に
して搬出する。なお場合によっては前半部フレーム23
と後半部フレーム24とが連結された状態のまま牽引車
にて搬出するようにしてもよい。
キ38,39を最大限に縮退させて、フレーム外形が沿
層坑道2,3の断面よりも大幅に小さくなるように縮径
する(図3の実線の状態)。すなわちフレーム26…2
8と天盤13及び側壁との間に大きな隙間が形成される
状態にする。そして推進ジャッキ50のピストンロッド
53と前方部フレーム23との連結を解除して、沿層坑
道2,3を走行する牽引車に後半部フレーム24を連結
させる。そして牽引車を坑口側に走行させることにより
後半部フレームを搬出する。このとき後半部フレーム2
4の後端を少し持ち上げることで、前端のみが接地した
状態にし、摩擦抵抗を小さいものにする。この牽引のた
めに、後半部フレーム24の前端下部にローラなどを設
けるようにしてもよい。なお地山14が石炭層であれ
ば、掘削面(底面15)は平滑であり、摩擦係数μは0.
4 程度であるので、牽引に際しての大きな障害とはなら
なず、比較的小形の牽引車にて迅速に搬出できる。この
搬出が終了したなら、続いて前半部フレーム23に牽引
車を連結する。このとき下側のトリミングカッタ64が
フレーム外面と同一位置の状態、或いは突出した状態の
ままにしておくと、接地による摩擦抵抗が大きくなり、
またカッタ損傷のおそれも生ずるので、アクチュエータ
88を縮小させて、機体内方に収容した状態にする。そ
して牽引車の走行により、後半部フレーム24と同様に
して搬出する。なお場合によっては前半部フレーム23
と後半部フレーム24とが連結された状態のまま牽引車
にて搬出するようにしてもよい。
【0022】沿層坑道2,3の掘削が終了すると、その
先端同士を結ぶ先端坑道4を掘削する(前出図8参
照)。この掘削に際して、沿層坑道2,3に引き続き同
じ掘削機で掘削すべく、その向きを直角に変えてもよい
が、狭いスペースで向きを変えることは困難であり、ま
たこの先端坑道4は沿層坑道2,3に比べると極めて短
いので、本発明の掘進機を搬出した後に、従来の坑道掘
進機(前出図9参照)を搬入して掘削するものとする。
この掘削が終了したなら、ドラムカッタを先端坑道4に
搬入設置して、二本の沿層坑道2,3の間の炭層を掘削
し、本格的な採炭を行う。
先端同士を結ぶ先端坑道4を掘削する(前出図8参
照)。この掘削に際して、沿層坑道2,3に引き続き同
じ掘削機で掘削すべく、その向きを直角に変えてもよい
が、狭いスペースで向きを変えることは困難であり、ま
たこの先端坑道4は沿層坑道2,3に比べると極めて短
いので、本発明の掘進機を搬出した後に、従来の坑道掘
進機(前出図9参照)を搬入して掘削するものとする。
この掘削が終了したなら、ドラムカッタを先端坑道4に
搬入設置して、二本の沿層坑道2,3の間の炭層を掘削
し、本格的な採炭を行う。
【0023】このように、上部フレーム26に掘進方向
へ移動自在の覆部材95を設けて、メインカッタ61,
62の点検・交換作業の際に、シリンダ97の駆動によ
って天盤13に沿ってカッタ前方へ突出させるようにし
たので、切羽16とメインカッタ61,62との間の天
盤13を実質的に支持することができ、作業者Mの安全
が確保される。従って機体をロックボルト99の挿入が
完了した区間まで大きく後退させる必要がなく、メンテ
ナンス作業を迅速に行うことができ、沿層坑道2,3の
掘進を能率よく行うことができる。
へ移動自在の覆部材95を設けて、メインカッタ61,
62の点検・交換作業の際に、シリンダ97の駆動によ
って天盤13に沿ってカッタ前方へ突出させるようにし
たので、切羽16とメインカッタ61,62との間の天
盤13を実質的に支持することができ、作業者Mの安全
が確保される。従って機体をロックボルト99の挿入が
完了した区間まで大きく後退させる必要がなく、メンテ
ナンス作業を迅速に行うことができ、沿層坑道2,3の
掘進を能率よく行うことができる。
【0024】またこの実施の形態では、長円形断面を以
て掘削するカッタ21と、カッタ21により形成された
沿層坑道2,3の周壁を支えるフレーム22とを備え、
かつフレーム22を縮径自在に形成したので、坑道全断
面の掘削が一挙に能率よく行え、しかもロックボルト9
9の施工を並行して行えることで、掘進効率が大幅に向
上するとともに、掘進後の搬出を極めて容易に且つ迅速
に行うことができ、沿層坑道2,3の掘進及び採炭の大
幅な工期短縮に貢献できる。そしてフレーム22を前後
に分割して、その間に推進ジャッキ50を設けたので、
フレーム拡縮自在の構成と相俟って、機体自重による坑
道床面との摩擦力に依存することなく、推進反力を確実
にとることができ、掘進速度のより一層の向上が達成さ
れる。なおフレーム22の周方向の分割間隔及び拡縮範
囲は、掘進及び後退に支障ない程度であればよく、掘削
断面の大きさやロックボルト99の頭部の突出長さ等に
対応させて、適宜選択すべきものである。
て掘削するカッタ21と、カッタ21により形成された
沿層坑道2,3の周壁を支えるフレーム22とを備え、
かつフレーム22を縮径自在に形成したので、坑道全断
面の掘削が一挙に能率よく行え、しかもロックボルト9
9の施工を並行して行えることで、掘進効率が大幅に向
上するとともに、掘進後の搬出を極めて容易に且つ迅速
に行うことができ、沿層坑道2,3の掘進及び採炭の大
幅な工期短縮に貢献できる。そしてフレーム22を前後
に分割して、その間に推進ジャッキ50を設けたので、
フレーム拡縮自在の構成と相俟って、機体自重による坑
道床面との摩擦力に依存することなく、推進反力を確実
にとることができ、掘進速度のより一層の向上が達成さ
れる。なおフレーム22の周方向の分割間隔及び拡縮範
囲は、掘進及び後退に支障ない程度であればよく、掘削
断面の大きさやロックボルト99の頭部の突出長さ等に
対応させて、適宜選択すべきものである。
【0025】なお本発明は、例示した沿層坑道22のた
めの掘進機に限らず、同様の施工条件下のトンネル掘削
に広く適用できるものである。またカッタ及びフレーム
等の構成も図示例に限るものではなく、カッタをビーム
によって支持する掘進機などにおいても適用可能であ
る。
めの掘進機に限らず、同様の施工条件下のトンネル掘削
に広く適用できるものである。またカッタ及びフレーム
等の構成も図示例に限るものではなく、カッタをビーム
によって支持する掘進機などにおいても適用可能であ
る。
【0026】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、カッタの
ビット交換等を行う際に作業者の安全を確保することが
でき、機体を切羽から大きく後退させる必要がなくなっ
て、坑道掘進を能率よく行うことができる。
ビット交換等を行う際に作業者の安全を確保することが
でき、機体を切羽から大きく後退させる必要がなくなっ
て、坑道掘進を能率よく行うことができる。
【図1】本発明の実施の形態を示した側断面図である。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【図3】図2の動作を説明するための正面図である。
【図4】図1の要部平面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図1のE−E線矢視断面図である。
【図7】図1の掘進機による掘削工程を示した側断面図
である。
である。
【図8】炭鉱における長壁式採炭法を説明するための斜
視図である。
視図である。
【図9】従来の掘進機を示した斜視図である。
2,3 沿層坑道(坑道) 13 天盤 14 地山 16 切羽 21 カッタ 22 フレーム 95 覆部材
Claims (1)
- 【請求項1】 地山を掘削するカッタを有した掘進機に
おいて、上記カッタにより形成された坑道の天盤に沿っ
てカッタ前方へ移動自在の覆部材を備えたことを特徴と
する掘進機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30731295A JPH09144475A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 掘進機 |
| AU74000/96A AU708331B2 (en) | 1995-11-27 | 1996-11-27 | Excavation machine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30731295A JPH09144475A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 掘進機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09144475A true JPH09144475A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17967642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30731295A Pending JPH09144475A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 掘進機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09144475A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107091721A (zh) * | 2017-06-22 | 2017-08-25 | 辽宁工程技术大学 | 一种掘支锚联合机组实验装置及方法 |
| CN109779646A (zh) * | 2019-03-29 | 2019-05-21 | 中国铁建重工集团有限公司 | 一种模拟换刀装置 |
| CN111911178A (zh) * | 2020-08-14 | 2020-11-10 | 北方重工集团有限公司 | 一种应用于煤矿岩巷施工的主梁倒置敞开式隧道掘进机 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP30731295A patent/JPH09144475A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107091721A (zh) * | 2017-06-22 | 2017-08-25 | 辽宁工程技术大学 | 一种掘支锚联合机组实验装置及方法 |
| CN109779646A (zh) * | 2019-03-29 | 2019-05-21 | 中国铁建重工集团有限公司 | 一种模拟换刀装置 |
| CN109779646B (zh) * | 2019-03-29 | 2024-02-02 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 一种模拟换刀装置 |
| CN111911178A (zh) * | 2020-08-14 | 2020-11-10 | 北方重工集团有限公司 | 一种应用于煤矿岩巷施工的主梁倒置敞开式隧道掘进机 |
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