JPH09144583A - 燃料噴射時期制御装置 - Google Patents

燃料噴射時期制御装置

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JPH09144583A
JPH09144583A JP30778395A JP30778395A JPH09144583A JP H09144583 A JPH09144583 A JP H09144583A JP 30778395 A JP30778395 A JP 30778395A JP 30778395 A JP30778395 A JP 30778395A JP H09144583 A JPH09144583 A JP H09144583A
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fuel injection
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ignition timing
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノイズに影響されない精度の良い燃料噴射時期
制御を実現する。 【解決手段】気筒内での燃料燃焼時に発生する振動は、
着火信号として振動センサ4により検出される。CPU
32は、基準位置センサ3により検出されたエンジン1
の基準位置信号と、振動センサ4による着火信号とから
実着火時期を演算すると共に、エンジン運転状態に基づ
いて目標着火時期並びに目標噴射時期を演算する。ま
た、CPU32は、実着火時期と目標着火時期との偏差
に基づいて噴射時期補正量を求め、当該噴射時期補正量
にて前記目標噴射時期を補正する。一方、CPU32
は、タイマ機構6による燃料噴射時期の位相変化時に、
その時の前記実着火時期の位相変化状態に応じて、振動
センサ4により検出された着火信号がノイズによるもの
か否かを判別し、ノイズである旨が判別された場合、着
火信号に基づく目標噴射時期の補正を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばディーゼ
ルエンジンに適用される燃料噴射時期制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃料噴射時期制御装置と
して、エンジンの燃焼行程時に発生する振動を着火信号
(燃焼信号)として検出し、当該着火信号に基づいてタ
イマ機構による噴射時期制御を行わせるようにした技術
が開示されている。かかる装置では、実際の着火時期を
目標着火時期に一致させるよう、タイマ機構による噴射
時期制御を行うことにより、燃料噴射ポンプの機械的誤
差、エンジンの機差、経年変化等に起因する実着火時期
の目標着火時期からのずれが補正できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
燃料噴射時期制御装置においては、エンジンの吸気又は
排気バルブの着座ノイズを燃焼時における着火信号とし
て誤って検出してしまい、燃料噴射時期の制御精度が悪
化するという問題を招くおそれがあった。特に高回転・
高負荷状態では、前記着座ノイズが大きくなり、上記の
ような問題が顕著になる可能性があった。
【0004】本発明は、上記課題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、検出した着火時
期が燃焼によるものか又はノイズであるものかを適正に
判別し、ひいてはノイズに影響されない精度の良い燃料
噴射時期制御を実現することができる燃料噴射時期制御
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、例えばエンジンのシリ
ンダブロックに取り付けられた振動センサにて、燃料噴
射ポンプからエンジンの気筒内に噴射供給された燃料の
燃焼時に発生する着火信号が検出される(着火時期検出
手段)。そして、基準位置センサ(基準位置検出手段)
により検出されたエンジンの基準クランク角位置に相当
する基準位置信号と、前記着火時期検出手段による着火
信号とから実着火時期が演算される(実着火時期演算手
段)。また、エンジン運転状態に基づいて、目標着火時
期並びにタイマ機構による目標噴射時期が演算される
(目標着火時期演算手段,目標噴射時期演算手段)。さ
らに、実着火時期と目標着火時期との偏差に基づいて噴
射時期補正量が求められ、該噴射時期補正量にて前記目
標噴射時期が補正される(噴射時期補正手段)。タイマ
機構の作動は、前記目標噴射時期に基づいて制御される
(噴射時期制御手段)。
【0006】また、本発明の特徴部分においては、タイ
マ機構による燃料噴射時期の位相変化時に、その時の前
記実着火時期の位相変化状態に応じて、前記着火時期検
出手段により検出された着火信号がノイズによるものか
否かが判別される(ノイズ判別手段)。また、ノイズ判
別手段により前記着火信号がノイズである旨が判別され
た場合、前記噴射時期補正手段による目標噴射時期の補
正が禁止される(補正禁止手段)。
【0007】要するに、上記のように燃料の燃焼時(着
火時)における振動を着火信号として検出する場合、吸
気又は排気バルブの着座ノイズ等を着火信号として誤検
出してしまう可能性がある。しかし、同着座ノイズに対
応する検出信号は、本来エンジンの基準クランク角位置
に対してその位相が固定され、その一方で、実着火に対
応する検出信号は、基準クランク角位置に対してタイマ
機構による噴射時期制御に応じた位相差を生じる。従っ
て、タイマ機構による燃料噴射時期の位相変化時におい
てその時の実着火時期の位相変化状態を判別することに
よって、着火信号がノイズによるものか否かが判別可能
となる。そして、着火信号がノイズによるものの場合
に、同着火信号に基づく噴射時期補正を禁止することに
より、ノイズによる悪影響を回避することができ、ひい
ては高精度な燃料噴射時期制御が実現できる。
【0008】特に、請求項2に記載の発明では、ノイズ
判別手段は、タイマ機構による燃料噴射時期の位相変化
と実着火時期の位相変化とが同方向であれば、着火時期
検出手段により検出された着火信号が燃料の燃焼による
ものであると判別し、異方向であれば着火信号がノイズ
によるものであると判別する。そのため、より明確にノ
イズ判別が可能となる。なおここで、燃料噴射時期の位
相変化と実着火時期の位相変化とが異方向であるとは、
互いの変化方向が異なることに加え、一方が変化し且つ
他方が変化しないという相対的な変化状態をも含む。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明では、ノイ
ズ判別手段は、エンジン運転状態が変化した旨が判定さ
れた場合のみ、着火信号のノイズ判別を実施する。つま
り、エンジン運転状態が定常状態の場合には、タイマ機
構による燃料噴射時期の位相変化が少なく、実着火時期
の位相変化も比較的少なくなる。従って、このような定
常状態ではノイズ判別処理を行わず、エンジン運転状態
が変化した場合(過渡状態の場合)のみノイズ判別処理
を行うことで、その演算負荷を大幅に軽減することがで
きる。
【0010】請求項4に記載の発明では、ノイズ判別手
段は、タイマ機構による燃料噴射時期の位相変化が所定
値よりも小さい時に、その時の実着火時期の位相変化が
所定値を越える場合、着火信号がノイズによるものであ
ると判別する。つまり、タイマ機構による燃料噴射時期
の位相変化が所定値よりも小さい場合には、実際の着火
時期もその位相変化が少ない筈である。従って、上記構
成によれば、明確にノイズ判別が実施できる。
【0011】さらに、請求項5に記載の発明では、実着
火時期及び燃料噴射時期の位相変化を演算するための過
去の実着火時期及び燃料噴射時期を気筒別に記憶するこ
とにより、燃料噴射時期の制御精度をより一層高めるこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明をディーゼルエン
ジンの燃料噴射制御システムに具体化した一実施の形態
を図面に従って説明する。本実施の形態における燃料噴
射制御ステムでは、分配型フェイスカム式燃料噴射ポン
プを備え、同ポンプ内で高圧に圧縮された燃料をディー
ゼルエンジンの燃料噴射ノズルに供給する。燃料噴射ポ
ンプから燃料噴射ノズルへの燃料噴射量は燃料噴射ポン
プに設けられた周知の電磁スピル弁にて制御され、ま
た、燃料噴射時期は同じく燃料噴射ポンプに設けられた
周知のタイマ機構にて行われるようになっている。これ
ら電磁スピル弁及びタイマ機構は、エンジン運転状態に
応じて電子制御ユニット(以下、ECUという)によっ
てその動作が制御されるようになっている。
【0013】図1は、本実施の形態における燃料噴射制
御システムの概要を示す構成図である。図1において、
エンジン1は4気筒ディーゼルエンジンにて構成され、
分配型燃料噴射ポンプ2から圧送された燃料は燃料噴射
ノズル8から各気筒内に噴射される。エンジン1には、
当該エンジン1の回転に伴い所定の基準クランク角毎
(本実施の形態では、180°CA毎)に基準信号を出
力するための基準位置センサ3と、エンジン気筒内にお
ける燃料の着火時(燃焼時)に発生する振動を検出する
ための振動センサ4と、エンジン1の燃料温を検出する
ための燃料温センサ5とが設けられている。
【0014】ここで、基準位置センサ3は、エンジン1
のクランク軸と同期して回転する歯車及びこれに対向し
ている電磁ピックアップから構成されており、エンジン
回転数を測定するものにも利用される。振動センサ4
は、エンジン1のシリンダブロックに直接取り付けられ
ており、同センサ4としては例えばガソリンエンジンに
用いられるノックセンサが用いられる。これらセンサ3
〜5の検出信号は後述するECU30に取り込まれる。
なお、本実施の形態では、基準位置センサ3により基準
位置検出手段が構成され、振動センサ4により着火時期
検出手段が構成されている。
【0015】また、燃料噴射ポンプ2には、燃料噴射時
期を制御するための油圧駆動式のタイマ機構6と、燃料
噴射量を制御するための電磁駆動式の電磁スピル弁7と
が設けられている。
【0016】図2は、タイマ機構6の構成を示してい
る。図2において、タイマハウジング9内に摺動可能に
配設されたタイマピストン10はスライドピン11を介
してローラリング12に連結されている。また、タイマ
ハウジング9において、低圧室13にはベーン型フィー
ドポンプ14への吸入燃料が導入され、高圧室15には
フィードポンプ14からの吐出燃料が導入されるように
なっている。ここで、フィードポンプ14は、燃料噴射
ポンプ2の図示しないドライブシャフトにより回転し、
燃料タンク16からポンプ室17へ燃料を圧送する。
【0017】そして、低圧室13側に配設されたタイマ
スプリング18の付勢力と高圧室15内の燃料圧力との
バランスにより前記タイマピストン10が図示左右方向
に摺動しローラリング12が回動する。高圧室15の燃
料圧は、タイマ制御弁19により調整されるようになっ
ており、当該タイマ制御弁19はECU30からの駆動
信号によりデューティ制御される。なお、タイマピスト
ン10が図中左方へ移動するとローラリング12は図の
時計周り方向に回動し、このとき燃料噴射時期は進角側
に移行する。
【0018】また、図1において、燃料噴射ポンプ2に
は、同ポンプ2のドライブシャフトの回転に伴い所定角
度毎に位相検出信号を出力するための位相検出センサ2
1が配設されている。同位相検出センサ21の構成を図
3に示す。図3において、位相検出センサ21は、前記
ローラリング12に取り付けられた電磁ピックアップ2
2と、燃料噴射ポンプ2のドライブシャフト24に取り
付けられ、前記電磁ピックアップ22に対向する円板2
3とを有する。円板23には、90°間隔で4個の歯2
3aが設けられている。かかる場合、ドライブシャフト
24がエンジン1のクランク軸に同期して1/2の速度
で回転するため、結果として位相検出センサ21はエン
ジン1の180°CA毎に位相検出信号を出力する。な
お、前記ローラリング12は、タイマピストン10の摺
動に伴ってドライブシャフト24を中心に回動するた
め、位相検出信号は、前記タイマ機構6により制御され
た噴射時期に応じて、前記基準位置センサ3による基準
位置信号に対して所定の位相差(以下、これを実位相差
という)を有するものとなる。
【0019】ECU30は、CPU32,メモリ33,
タイマ34等からなるマイクロコンピュータ31を中心
に構成され、該マイクロコンピュータ31により燃料噴
射ポンプ2の燃料噴射量や燃料噴射時期が制御される。
ECU30は、その他にA/D変換器35、入力回路3
6,37,38、及び出力回路39,40を備える。詳
しくは、A/D変換器35は、前記燃料温センサ5によ
るアナログ信号をデジタル信号に変換し、マイクロコン
ピュータ31に出力する。また、同A/D変換器35に
は、アクセルペダル25の踏み込み操作量を検出するた
めのアクセル位置センサ26の出力信号が入力され、同
センサ26のA/D変換信号がマイクロコンピュータ3
1に出力される。
【0020】なお、本実施の形態では、CPU32によ
り、実着火時期演算手段、目標着火時期演算手段、目標
噴射時期演算手段、噴射時期補正手段、噴射時期制御手
段、ノイズ判別手段及び補正禁止手段が構成されてい
る。
【0021】ここで、入力回路38は、振動センサ4に
よる出力信号を波形処理する回路であり、その構成を図
4に示す。図4において、振動センサ4からの信号は高
周波ノイズや交流成分を除去するためのフィルタ41に
入力され、その出力Vfは積分回路42及びピークホー
ルド回路43に入力される。各々の出力Vi,Vpはコ
ンパレータ44に入力され、その出力Vi,Vpの大小
が比較される。本実施の形態では、出力Vp(ピークホ
ールド回路出力)が出力Vi(積分回路出力)よりも大
きくなった時にコンパレータ44から例えば5Vの信号
が出力され、それ以外の時には0Vが出力されるように
なっている。
【0022】従って、燃焼振動のレベルが小さく、ピー
クホールド出力が積分出力を越えない場合には、コンパ
レータ44の出力電圧は0Vのままとなる。ピークホー
ルド回路43には、マイクロコンピュータ31からリセ
ット信号が入力されるようになっており、このリセット
信号は各気筒の圧縮TDC後90°CAにて出力され、
各気筒の燃焼毎にリセットされる。
【0023】入力回路38の動作の詳細を図5に示す。
振動センサ4からの信号をフィルタリングした信号が
(a)である。この信号を積分回路42に入力して得ら
れる波形は(b)に破線で示す「Vi」のようになり、
ピークホールド回路43に入力して得られる波形は
(b)に実線で示す「Vp」のようになる。この2つ
「Vi,Vp」をコンパレータ44に入力すると(c)
に示す出力Vcが得られる。
【0024】また、入力回路36,37は、基準位置セ
ンサ3からの基準位置信号、又は位相検出センサ21か
らの位相検出信号を波形整形するための周知の波形整形
回路にて構成され、その回路構成を図6に示す(詳細な
説明は省略する)。また、図7は、基準位置信号、位相
検出信号及び着火時期検出信号の信号波形を示す。
【0025】図7において、基準位置センサ3は所定の
基準クランク角位置で(a)に示すような交流信号を出
力する。そして、この交流信号が入力回路36に入力さ
れると波形整形されて(b)に示すようなパルス周期T
nの基準位置信号が出力される。一方、位相検出センサ
21の出力信号が入力回路37にて波形整形されると、
(c)に示す位相検出信号が得られる。このとき、基準
位置信号のパルスと位相検出信号のパルスとにより、前
記タイマ機構6による実位相差TPが求められる。即
ち、基準位置信号のパルスの立ち上がりエッジに対応す
るタイマ値ti(マイクロコンピュータ31内のタイマ
34のカウント値)と、位相検出信号のパルスの立ち上
がりエッジに対応するタイマ値tkとの差が実位相差T
Pに相当する(TP=ti−tk)。
【0026】また、振動センサ4による着火時期検出信
号のパルスと基準位置信号のパルスとにより、エンジン
1への燃料噴射に伴う実着火時期が求められる。即ち、
着火時期検出信号のパルスの立ち上がりエッジに対応す
るタイマ値tjと、基準位置信号のパルスの立ち上がり
エッジに対応するタイマ値tiとの差が実噴射時期TT
Pに相当する(TTP=tjーti)。
【0027】次に、本実施の形態の作用を説明する。図
8〜図13にマイクロコンピュータ31内のCPU32
が行う処理をフローチャートで示し、このフローを順を
追って説明する。図8はメインルーチンとしての燃料噴
射時期制御ルーチン、図9はノイズ判定部分の詳細を示
すノイズ判別ルーチン、図10〜図13は各種割り込み
ルーチンを示している。
【0028】図8において、CPU32は、ステップ1
01で電源投入時に必要な初期化を実施する(例えば、
後述する補正項ΔTをクリアする等)。次に、CPU3
2は、ステップ102で基準位置センサ3による基準位
置信号のパルス周期Tnの逆数をとり、定数をかけるこ
とによりエンジン回転数Neを算出する。
【0029】この際、前記図7(b)で示す基準位置信
号のパルスの立ち上がりエッジで割り込みがかかるよう
にしてあり、図10に示す基準位置割り込みルーチンに
従ってパルス周期Tnが算出される。即ち、基準位置割
込みルーチンは、基準位置信号の立ち上がりエッジに同
期してスタートし、CPU32は、ステップ301でそ
の時のタイマ値tiを読み込み、続くステップ302で
前回のタイマ値ti-1と差をパルス周期Tnとして算出
する(Tn=ti−ti-1 )。さらに、CPU32は、
ステップ303で基準クランク位置に対する位相検出信
号の実位相差TPを算出する(TP=ti−tk)。こ
こで、タイマ値tkは、図11の位相信号割込ルーチン
にて求められる。即ち、位相信号割込みルーチンは図7
(c)に示す位相検出信号のパルスの立ち上がりエッジ
に同期して起動され、CPU32は、ステップ401で
タイマ値tkを読込む。
【0030】図8に戻り、CPU32は、ステップ10
3で燃料噴射ポンプ2による実際の燃料噴射量(以下、
実噴射量Qという)を算出する。ここで、実噴射量Q
は、図示しないマップを用いその時のエンジン回転数N
eとアクセル開度に応じて算出される。その後、CPU
32は、ステップ104でその時のエンジン回転数Ne
と実噴射量Qとに応じてマップ或いは計算式により基本
目標位相差TBを算出する。また、CPU32は、続く
ステップ105で目標着火時期TTSを算出する。目標
着火時期TTSは基本目標位相差TBと同様に、エンジ
ン回転数Neと実噴射量Qとに応じてマップ或いは計算
式により求められる。
【0031】その後、CPU32は、ステップ106で
基準位置信号のパルスと着火時期検出信号のパルスとか
ら実着火時期TTPを算出する。但し、この実着火時期
TTPの算出処理は、実際には図12に示す着火時期信
号割込ルーチンにて実施される。即ち、着火時期信号割
込ルーチンは図7(d)に示す着火時期検出信号のパル
スの立ち上がりエッジに同期して起動され、CPU32
は、ステップ501で信号が立ち上がった時のタイマ値
tjを読み込むと共に、続くステップ502で直前に取
り込まれたタイマ値tiとの差を実着火時期TTPとし
て算出する(TTP=tj−ti)。
【0032】次に、CPU32は、ステップ107で前
記図10のステップ303で算出した実位相算出TPの
今回値TP(i)から前回値TP(i−1)を減算して
燃料噴射時期の変化量、即ち実位相差変化量ΔTPを算
出する。また、CPU32は、続くステップ108で前
記図12のステップ502で算出した実着火時期TTP
の今回値TTP(i)から前回値TTP(i−1)を減
算して実着火時期の変化量ΔTTPを算出する。
【0033】その後、CPU32は、ステップ109で
ノイズ判定フラグflagが「0」であるか否かを判別
する。ここで、ノイズ判定フラグflagは、今回使用
される振動センサ4の検出信号(着火時期検出信号)が
エンジン1の着火(燃焼)によるものか、或いはノイズ
によるものかを判定するフラグであり、着火(燃焼)で
あれば同フラグflagがリセットされ(flag=
0)、ノイズであれば同フラグflagがセットされる
ようになっている(flag=1)。このノイズ判定フ
ラグflagは、実位相差変化量ΔTPと実着火時期変
化量ΔTTPに基づいて、後述する図9の処理に従って
操作される。
【0034】かかる場合、flag=0であれば、CP
U32は今回の着火時期検出信号がノイズでないとみな
し、ステップ110にて補正項ΔTを算出する。補正項
ΔTは、前記ステップ105で算出した目標着火時期T
TSと前記ステップ106で算出した実着火時期TTP
との偏差をなくすためのフィードバック補正項として算
出される。また、flag=1であれば、CPU32は
今回の着火時期検出信号がノイズであるとみなし、ステ
ップ111で補正項ΔTを「0」とする。即ち、今回の
着火時期検出信号による噴射時期補正を禁止する。
【0035】その後、CPU32は、ステップ112で
基本目標位相差TBと補正項ΔTとを加算して、補正後
目標位相差TSを算出する(TS=TB+ΔT)。次
に、CPU32は、ステップ113で実位相差TPを算
出する。これは前述した図10のステップ303で求め
た実位相差TPを用いればよい。次に、CPU32は、
ステップ114で補正後目標位相差TSと実位相差TP
との偏差をなくすべく、前記タイマ制御弁19に出力す
る駆動信号のデューティ比Dを算出する。
【0036】以上ステップ114まで進んだら本処理は
ステップ102に戻り、再び出力デューティ比Dの算出
を行うため同様の処理を繰り返す。こうしてルーチンが
実施されている最中に、所定時間毎に図13に示す定時
割込みルーチンが起動され、CPU32は、ステップ6
01で定時間割込処理(例えば、電磁スピル弁7の駆動
処理)を実行し、続くステップ602で前記図8のステ
ップ114で算出したデューティ比Dを出力回路40に
出力する。このデューティ比Dにより、タイマ機構6の
タイマ制御弁19の駆動がデューティ制御される。
【0037】次いで、前記図8のステップ109に係わ
るノイズ判別手順について、図9のノイズ判別ルーチン
を用いて詳細に説明する。なお、本ルーチンは、例えば
各気筒の燃焼噴射周期(本実施の形態では、180°C
A周期)にてCPU32により実行される。
【0038】さて、図9のルーチンがスタートすると、
CPU32は、先ずステップ201でノイズ判別フラグ
flagを「0」にクリアする。続いて、CPU32
は、ステップ202で実位相差変化量ΔTPにその時の
エンジン回転数Neをかけてクランク角度に応じた値Δ
θTPに変換する。また、CPU32は、ステップ20
3で実着火時期変化量ΔTTPにその時のエンジン回転
数Neをかけてクランク角度に応じた値ΔθTTPに変
換する。つまり、変化量ΔTP,ΔTTPを時間単位の
ままで扱うと、エンジン回転数が高くなるにつれて検出
感度が下がることがあるため、同変化量ΔTP,ΔTT
Pを角度単位の変化量ΔθTP,ΔθTTPに変換す
る。
【0039】さらに、CPU32は、ステップ204,
205で変化量ΔθTP,ΔθTTPの絶対値の大きさ
に基づいて、振動センサ4により検出された着火時期検
出信号のパルスがノイズによるものであるか否かを判別
する。即ち、ステップ204では、実位相差変化量Δθ
TPの絶対値|ΔθTP|が所定値S1(例えば+1°
CA)未満であるか否かを判別する。また、ステップ2
05では、|ΔθTP|<所定値S1の時に、実着火時
期変化量ΔθTTPの絶対値|ΔθTTP|が所定値S
2よりも小さいか否かを判別する。ここで、ステップ2
05の判定値S2は、ステップ204の所定値S1と同
じ値としてもよいが、多少のばらつきを考慮し、所定値
S1にある係数K(K>1)をかけた値としてもよい。
また、係数Kを、エンジン回転数や負荷によって可変設
定することも可能である。
【0040】そして、|ΔθTP|,|ΔθTTP|が
共に所定値S1,S2未満であれば、CPU32はステ
ップ209に進み、着火時期検出信号が実際の着火(燃
焼)によるものとしみなしてノイズ判定フラグflag
をクリアする(flag=0)。また、|ΔθTTP|
が所定値S2以上の場合、CPU32はステップ210
に進み、着火時期検出信号がノイズによるものとしみな
してノイズ判定フラグflagをセットする(flag
=1)。
【0041】一方、前記ステップ204で実位相差変化
量ΔθTPの絶対値が所定値S1を越える値であれば、
CPU32はステップ204を否定判別し、ステップ2
06〜208で実位相差及び実着火時期の変化方向が同
方向であるか否かによってノイズの有無を判別する。
【0042】詳しくは、ステップ206では、実位相差
変化量ΔθTPが「0」を越える値であるか否かを判別
し、ステップ207では、実着火時期変化量ΔθTTP
が「0」を越える値であるか否かを判別する。ステップ
208では、実着火時期変化量ΔθTTPが「0」未満
であるか否かを判別する。この場合、実位相差変化量Δ
θTP及び実着火時期変化量ΔθTTPが同じ方向に変
化していれば(ステップ206,207が共にYESの
場合、或いはステップ206がNOで且つステップ20
8がYESの場合)、タイマ機構6による実位相差TP
の変化に伴い実着火時期TTPが同方向に変化したこと
を意味する。従って、CPU32は、振動センサ4によ
り検出された実着火時期信号のパルスが実際の着火(燃
焼)によるものであるとみなし、ノイズ判定フラグfl
agをクリアする(flag=0)。
【0043】また、実位相差変化量ΔθTP及び実着火
時期変化量ΔθTTPが異なる方向に変化していれば
(ステップ206がYESで且つステップ207がNO
の場合、或いはステップ206,208が共にNOの場
合)、タイマ機構6による実位相差TPの変化にもかか
わらず実着火時期TTPが変化していない、又は異方向
に変化したことを意味する。従って、CPU32は、振
動センサ4により検出された実着火時期信号のパルスが
ノイズによるものであるとみなし、ノイズ判定フラグf
lagをセットする(flag=1)。こうした一連の
ノイズ判別処理は、前記図8のルーチンに反映される。
【0044】以上詳述した本実施の形態の効果を以下に
まとめて記載する。本実施の形態では、タイマ機構6に
よる燃料噴射時期の位相変化時(実位相差TPの変化
時)に、その時の実着火時期の位相変化状態(実着火時
期TTPの変化状態)に応じて、振動センサ4により検
出された着火時期検出信号がノイズによるものか否かを
判別するようにした。その具体的内容は上述した通りで
ある(図9のステップ204〜208)。
【0045】要するに、振動センサ4による振動検出結
果を着火時期検出信号として検出する場合、吸気又は排
気バルブの着座ノイズ等を着火信号として誤検出してし
まう可能性がある。しかし、同着座ノイズに対応する検
出信号は、本来エンジンの基準クランク角位置に対して
その位相が固定され、その一方で、実着火に対応する検
出信号は、基準クランク角位置に対してタイマ機構によ
る噴射時期制御に応じた位相差を生じる。従って、タイ
マ機構6による実位相差TPの変化時においてその時の
実着火時期TTPの位相変化状態を判別することによっ
て、着火時期検出信号がノイズによるものか否かが判別
可能となる。
【0046】そして、振動センサ4にて検出された着火
時期検出信号のパルスがノイズによるものでなければ、
当該着火時期検出信号に基づく目標噴射時期の補正を行
い、ノイズであれば、着火時期検出信号に基づく目標噴
射時期の補正を禁止するようにした(図8のステップ1
09〜111)。従って、ノイズを着火時期検出信号と
して誤検出してしまい、燃料噴射時期の制御精度が悪化
するという問題が回避できる。その結果、燃料噴射ポン
プ2による燃料噴射の制御精度を高めることができる。
【0047】なお、本実施の形態では、着火時期検出手
段としてエンジン燃焼時に発生する振動を振動センサ
(ノックセンサ)にて検出するようにしたが、同ノック
センサをガソリンエンジンに使用した時とは以下に示す
相違点を有する。つまり、ガソリンエンジンでは、吸気
又は排気バルブの着座によるノイズ、ノッキングにより
発生する振動のいずれもがエンジンの回転位相の特定の
位置で発生する。そのため、ノックセンサのノイズ除去
は、エンジンの回転位相の特定区間(例えば圧縮上死点
後10〜50°CA)以外でノックセンサ出力をマスク
し、前記区間内のみの信号をモニタするという方法が採
られている。これに対しディーゼルエンジンでは燃焼が
自己着火であり、燃え始め(着火時期)は燃料の噴射開
始時期と密接な関係にある。即ち、噴射時期の位相変化
に呼応して着火時期の位相も変化する。以上のことか
ら、ディーゼルエンジンの着火時期が振動センサ(ノッ
クセンサ)により確実に検出できる。
【0048】また、本実施の形態の構成によれば、振動
センサ4による着火時期検出信号に対して、新たなノイ
ズ除去手段を設けたり、噴射時期制御領域(エンジン回
転数、負荷など)を制限したりする必要はなく、より容
易に且つ確実に高精度な噴射時期制御が実現できる。
【0049】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。但し、本実施の形態の構成に
おいて、上述した第1の実施の形態と同等であるものに
ついてはその説明を省略する。そして、以下には第1の
実施の形態との相違点を中心に説明する。なお、本実施
の形態では、CPU32により運転状態判別手段が構成
されている。
【0050】図14は、本実施の形態におけるノイズ判
別ルーチンを示す。図14において、CPU32は、先
ずステップ701でエンジン運転状態が過渡状態である
か否か、即ちエンジン運転状態が変化しているか否かを
を判別する。この判別は、例えばエンジン回転数Neの
変化度合や負荷(アクセル開度等)により行われる。そ
して、エンジン過渡状態でなければ、CPU32はステ
ップ708に進み、ノイズ判定フラグflagをクリア
する。
【0051】エンジン運転状態が過渡状態であれば、ス
テップ702以降の処理を実施する。なお、ステップ7
02〜704の処理は前記図9のステップ201〜20
3の処理と同等であって、ここでは説明を省略する。ま
た、CPU32は、ステップ705〜707で実位相差
TP及び実着火時期TTPの変化方向が同方向であるか
否かによってノイズの有無を判別する。
【0052】このとき、前記図9のルーチンでは、ステ
ップ204,205で変化量ΔθTP,ΔθTTPの絶
対値の大きさに基づいて着火時期検出信号のノイズ判別
を行っていたが、本実施の形態の図14では、エンジン
過渡状態にのみノイズ判別を行うため、上記ステップ2
04,205に相当する処理が省略できる。
【0053】そして、CPU32は、ステップ705〜
707で前記図9の206〜208と同様に、実位相差
変化量ΔθTP及び実着火時期変化量ΔθTTPが同じ
方向に変化しているか否かに応じて、振動センサ4によ
り検出された実着火時期信号のパルスが実際の着火(燃
焼)によるものか又はノイズによるものかを判別する。
要約すれば、変化量ΔθTP,ΔθTTPが同じ方向に
変化する場合、CPU32は、ステップ708でノイズ
判定フラグflagをクリアする(flag=0)。ま
た、変化量ΔθTP,ΔθTTPが異なる方向に変化す
る場合、CPU32は、ステップ709でノイズ判定フ
ラグflagをセットする(flag=1)。
【0054】本第2の実施の形態では、上記実施の形態
と同様に本発明の目的が達成されるのは勿論のこと、そ
の他に次に示す効果が得られる。つまり、エンジン運転
状態が定常状態の場合には、タイマ機構6による燃料噴
射時期の位相変化が少なく、実着火時期の位相変化も比
較的少なくなる。そこで、本実施の形態では、エンジン
運転状態が変化した旨が判定された場合のみ、着火信号
のノイズ判別を実施するようにした。その結果、エンジ
ン定常時におけるCPU32による演算負荷を大幅に軽
減することができる。
【0055】なお、本発明は、上記実施の形態の他に次
の様態にて具体化することができる。 (1)上記第1の実施の形態では、図9において、実位
相差及び実着火時期の変化量の大きさに基づいて着火時
期検出信号のノイズ判別を行うと共に(ステップ20
4,205)、実位相差及び実着火時期の変化量の方向
性に基づいて同じく着火時期検出信号のノイズ判別を行
うようにしたが(ステップ206〜208)、これを変
更してもよい。例えば、ステップ204,205の処
理、又はステップ206〜208の処理を別個の燃料噴
射制御システムに適用してもよい。かかる場合にも、適
切にノイズ判定フラグflagが操作され、ノイズによ
る噴射時期制御への悪影響が回避できる。
【0056】(2)上記第2の実施の形態の図14のル
ーチンにおいて、エンジン定常運転時にはノイズ判別を
行わず、そのままノイズ判定フラグflagをリセット
していたが(ステップ708)、これを変更してもよ
い。例えば、エンジン定常運転時に実着火時期変化量Δ
θTTP(の絶対値)が所定値を越えれば、ノイズ判定
フラグflagをセットし、着火時期検出信号のパルス
がノイズである旨を判定するようにしてもよい(ステッ
プ701がNOで且つ|ΔθTTP|≧所定値の場合、
flag=1とする)。
【0057】(3)ノイズ判別処理において、実位相差
TP,実位相差変化量ΔTP,実着火時期TTP,実着
火時期変化量ΔTTP等の各種パラメータを気筒毎にマ
イクロコンピュータ31内のメモリ33に記憶し、各々
の同一気筒データを用いて気筒毎にノイズ判定及び噴射
時期制御を行うようにしてもよい。かかる場合、燃料噴
射時期の制御精度をより一層高めることができる。
【0058】(4)実位相差TP,実位相差変化量ΔT
P,実着火時期TTP,実着火時期変化量ΔTTPを扱
う際には、それらをタイマ34による時間差で求めても
よいし、エンジン回転数を対応させた角度差で求めても
よい。但し、角度差で求めた方がより正確な制御が可能
なる。
【0059】(5)着火時期検出手段としては上記振動
センサ以外に、燃焼圧,イオン電流を検出するセンサ
や、燃焼光を検出するフォトランジスタを適用すること
も可能である。
【0060】(6)前記図8のルーチンでは、基本目標
位相差TBや目標着火時期TTSの算出時に実噴射量Q
をパラメータとして使用したが、これに代えてアクセル
開度を使用してもよい。
【0061】(7)上記実施の形態では分配型フェイス
カム式の燃料噴射ポンプにて本発明を適用したが、イン
ナカム式の燃料噴射ポンプに適用してもよい。また、ポ
ンプ被駆動軸とクランク軸との回転位相を変化させて噴
射時期を制御する列型の噴射ポンプにも同様に適用でき
る。
【0062】(8)上記実施の形態では、図3に示すよ
うに位相検出センサ21の円板23に気筒数と同数(4
つ)の歯23aを設け、同センサ21の検出結果を燃料
噴射ポンプ2の位相検出信号として出力すると共に、同
位相検出信号にてエンジン回転数を検出するようにし
た。これを別の実施の形態に変更しもよい。例えば、図
15に示すように、パルサ23の外周に多数の歯45
(例えば図示の場合64歯)を設けると共に、気筒数と
同数の欠歯部45a〜45dを設ける。かかる場合、位
相検出センサ21にて得られる信号は波形整形後に図1
6のような波形になる。この信号の前後パルスの立ち上
がりエッジ間の時間を毎回計測し、その時間の大きさか
ら欠歯を判定し、その欠歯の次の立ち上がり(G)を検
出する。このG点を前記実施の形態の位相信号の代わり
に利用することもできる。この場合、回転情報の入力頻
度も多くなり、燃料噴射制御を安定して行なうことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態における燃料噴射制御システ
ムの概略を示す構成図。
【図2】燃料噴射ポンプのタイマ機構を示す構成図。
【図3】位相検出センサの取り付け状態を示す構成図。
【図4】振動センサ及びその信号入力回路を示す概略構
成図。
【図5】図4の各部における信号波形図。
【図6】基準位置センサ及びその信号入力回路を示す電
気回路図。
【図7】基準位置信号,位相検出信号,着火時期検出信
号を各々に示す信号波形図。
【図8】第1の実施の形態における燃料噴射時期制御ル
ーチンを示すフローチャート。
【図9】第1の実施の形態におけるノイズ判別ルーチン
を示すフローチャート。
【図10】基準位置割込ルーチンを示すフローチャー
ト。
【図11】位相信号割込ルーチンを示すフローチャー
ト。
【図12】着火時期信号割込ルーチンを示すフローチャ
ート。
【図13】定時割込ルーチンを示すフローチャート。
【図14】第2の実施の形態におけるノイズ判別ルーチ
ンを示すフローチャート。
【図15】位相検出センサの他の実施の形態を示す図。
【図16】図15のセンサの発生信号を整形した信号の
波形図。
【符号の説明】
1…ディーゼルエンジン、2…燃料噴射ポンプ、3…基
準位置検出手段としての基準位置センサ、4…着火時期
検出手段としての振動センサ、6…タイマ機構、32…
実着火時期演算手段,目標着火時期演算手段,目標噴射
時期演算手段,噴射時期補正手段,噴射時期制御手段,
ノイズ判別手段,補正禁止手段,運転状態判別手段とし
てのCPU。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに高圧燃料を供給するための燃料
    噴射ポンプと、 当該エンジンの基準クランク角位置を検出する基準位置
    検出手段と、 前記エンジンの気筒に噴射供給された燃料が燃焼する時
    の着火信号を検出する着火時期検出手段と、 前記燃料噴射ポンプによる燃料噴射時期を調節するタイ
    マ機構と、 前記基準位置検出手段により基準位置信号と前記着火時
    期検出手段による着火信号とから実着火時期を演算する
    実着火時期演算手段と、 エンジン運転状態に基づいて目標着火時期を演算する目
    標着火時期演算手段と、 エンジン運転状態に基づいて目標噴射時期を演算する目
    標噴射時期演算手段と、 前記実着火時期演算手段による実着火時期と前記目標着
    火時期演算手段による目標着火時期との偏差に基づいて
    噴射時期補正量を求め、該噴射時期補正量にて前記目標
    噴射時期を補正する噴射時期補正手段と、 前記目標噴射時期に基づいて前記タイマ機構を作動させ
    る噴射時期制御手段と、を備えた燃料噴射時期制御装置
    において、 前記タイマ機構による燃料噴射時期の位相変化時に、そ
    の時の前記実着火時期の位相変化状態に応じて、前記着
    火時期検出手段により検出された着火信号がノイズによ
    るものか否かを判別するノイズ判別手段と、 前記ノイズ判別手段により前記着火信号がノイズである
    旨が判別された場合、前記噴射時期補正手段による目標
    噴射時期の補正を禁止する補正禁止手段と、を備えたこ
    とを特徴とする燃料噴射時期制御装置。
  2. 【請求項2】前記ノイズ判別手段は、タイマ機構による
    燃料噴射時期の位相変化と実着火時期の位相変化とが同
    方向であれば、前記着火時期検出手段により検出された
    着火信号が燃料の燃焼によるものであると判別し、異方
    向であれば着火信号がノイズによるものであると判別す
    る請求項1に記載の燃料噴射時期制御装置。
  3. 【請求項3】エンジン運転状態が変化したか否かを判別
    する運転状態判別手段を備える燃料噴射時期制御装置に
    おいて、 前記ノイズ判別手段は、前記運転状態判別手段によりエ
    ンジン運転状態が変化した旨が判定された場合のみ、着
    火信号のノイズ判別を実施する請求項1又は2に記載の
    燃料噴射時期制御装置。
  4. 【請求項4】前記ノイズ判別手段は、前記タイマ機構に
    よる燃料噴射時期の位相変化が所定値よりも小さい時
    に、その時の前記実着火時期の位相変化が所定値を越え
    る場合、前記着火時期検出手段により検出された着火信
    号がノイズによるものであると判別する請求項1〜3の
    いずれかに記載の燃料噴射時期制御装置。
  5. 【請求項5】多気筒ディーゼルエンジンに適用されるも
    のであって、 前記実着火時期及び燃料噴射時期の位相変化を演算する
    ための過去の実着火時期及び燃料噴射時期を気筒別に記
    憶するようにした請求項1〜4のいずれかに記載の燃料
    噴射時期制御装置。
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