JPH09144585A - 内燃機関のアイドル回転速度学習制御装置 - Google Patents
内燃機関のアイドル回転速度学習制御装置Info
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- JPH09144585A JPH09144585A JP7301493A JP30149395A JPH09144585A JP H09144585 A JPH09144585 A JP H09144585A JP 7301493 A JP7301493 A JP 7301493A JP 30149395 A JP30149395 A JP 30149395A JP H09144585 A JPH09144585 A JP H09144585A
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アイドル回転速度の学習中には蒸発燃料の処
理を行わないようにすることで、かかる学習値の誤学習
を防止し、もって、学習精度が向上する技術を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 S1では学習を行う条件が成立している
か否かを判断する。具体的には、アイドル回転速度のフ
ィードバック制御を実行中であり、冷却水温度が所定値
以上であり、かつ、バッテリ電圧が所定範囲内であると
きに学習可能と判断し、条件が成立していればS2へ進
み、条件が不成立であれば本ルーチンを終了する。S2
では蒸発燃料のパージ条件が成立しているか否かを判断
する。具体的には、冷却水温度が所定値以上であり、か
つ、空燃比フィードバック制御中であるときにパージ条
件成立と判断し、条件が成立していれば本ルーチンを終
了し、条件が不成立であればS3へ進む。S3では学習
条件が成立、かつ、パージ条件が不成立であるので、空
気漏れ量の学習を行い本ルーチンを終了する。
理を行わないようにすることで、かかる学習値の誤学習
を防止し、もって、学習精度が向上する技術を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 S1では学習を行う条件が成立している
か否かを判断する。具体的には、アイドル回転速度のフ
ィードバック制御を実行中であり、冷却水温度が所定値
以上であり、かつ、バッテリ電圧が所定範囲内であると
きに学習可能と判断し、条件が成立していればS2へ進
み、条件が不成立であれば本ルーチンを終了する。S2
では蒸発燃料のパージ条件が成立しているか否かを判断
する。具体的には、冷却水温度が所定値以上であり、か
つ、空燃比フィードバック制御中であるときにパージ条
件成立と判断し、条件が成立していれば本ルーチンを終
了し、条件が不成立であればS3へ進む。S3では学習
条件が成立、かつ、パージ条件が不成立であるので、空
気漏れ量の学習を行い本ルーチンを終了する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のアイド
ル回転速度制御を行いつつ目標回転速度が得られるとき
の制御値を学習する制御装置に関し、特に、アイドル運
転時に蒸発燃料処理を行う場合の学習制御技術に関す
る。
ル回転速度制御を行いつつ目標回転速度が得られるとき
の制御値を学習する制御装置に関し、特に、アイドル運
転時に蒸発燃料処理を行う場合の学習制御技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のアイドル回転速度制御装置と
しては、例えば、特開昭62−129544号公報に開
示されるように、機関の吸気系に介装されたスロットル
弁をバイパスする補助空気通路を設けると共に、この補
助空気通路に電磁式のアイドル制御弁を設け、このアイ
ドル制御弁の開閉を制御することで吸入空気流量を制御
しつつ、実際のアイドル回転速度が目標回転速度に近づ
くようにフィードバック制御するものがある。
しては、例えば、特開昭62−129544号公報に開
示されるように、機関の吸気系に介装されたスロットル
弁をバイパスする補助空気通路を設けると共に、この補
助空気通路に電磁式のアイドル制御弁を設け、このアイ
ドル制御弁の開閉を制御することで吸入空気流量を制御
しつつ、実際のアイドル回転速度が目標回転速度に近づ
くようにフィードバック制御するものがある。
【0003】ところで、かかるアイドル回転速度制御装
置にあっては、機関のフリクションやスロットル弁と吸
気通路内壁面との隙間のバラツキ及びこれらの経時劣化
等により、吸入空気流量の制御値が初期状態から変化し
てくる。そのため、かかる制御値を逐次学習して学習値
として記憶することで、この学習値を制御初期値として
使用することでフィードバック制御開始直後の回転速度
変動を低減することが一般的に行われている。
置にあっては、機関のフリクションやスロットル弁と吸
気通路内壁面との隙間のバラツキ及びこれらの経時劣化
等により、吸入空気流量の制御値が初期状態から変化し
てくる。そのため、かかる制御値を逐次学習して学習値
として記憶することで、この学習値を制御初期値として
使用することでフィードバック制御開始直後の回転速度
変動を低減することが一般的に行われている。
【0004】また、従来から、燃料タンク内で発生した
蒸発燃料をキャニスタに一旦吸着捕集させた後、該キャ
ニスタに吸着捕集された蒸発燃料を、機関の吸入負圧に
よって新気と共に機関の吸気系にパージ(離脱)・吸引
させて機関の吸気系に供給させ、燃料タンク内における
蒸発燃料の大気中への放散を防ぐシステムが提案されて
いる(特開昭62−7962号公報等参照)。
蒸発燃料をキャニスタに一旦吸着捕集させた後、該キャ
ニスタに吸着捕集された蒸発燃料を、機関の吸入負圧に
よって新気と共に機関の吸気系にパージ(離脱)・吸引
させて機関の吸気系に供給させ、燃料タンク内における
蒸発燃料の大気中への放散を防ぐシステムが提案されて
いる(特開昭62−7962号公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ア
イドル回転速度の学習(以下、学習と略記する)中に蒸
発燃料処理を行うと、図7に示すように、パージ量(空
気量+蒸発燃料量)に対応するパージガス中の空気量が
変化するため、学習値の誤学習の要因になってしまう可
能性がある。
イドル回転速度の学習(以下、学習と略記する)中に蒸
発燃料処理を行うと、図7に示すように、パージ量(空
気量+蒸発燃料量)に対応するパージガス中の空気量が
変化するため、学習値の誤学習の要因になってしまう可
能性がある。
【0006】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、アイドル回転速度の学習中には蒸発燃料の処
理を行わないようにすることで、かかる学習値の誤学習
を防止し、もって、学習精度が向上する技術を提供する
ことを目的とする。
点に鑑み、アイドル回転速度の学習中には蒸発燃料の処
理を行わないようにすることで、かかる学習値の誤学習
を防止し、もって、学習精度が向上する技術を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、図1(a)に示すように、機関のアイドル運
転時に目標回転速度となるように吸入空気流量をフィー
ドバック制御しつつ該目標回転速度が得られるときの制
御値を学習するアイドル回転速度学習制御装置と、燃料
供給系内で発生した蒸発燃料を吸着手段に吸着捕集させ
た後、空気と共に機関吸気系に離脱させて処理するよう
にした蒸発燃料処理装置と、を備え所定条件下で前記制
御値の学習と蒸発燃料の離脱とを同時に行う内燃機関に
おいて、前記制御値の学習を行う条件が成立しているか
否かを判定する学習条件判定手段と、前記蒸発燃料の離
脱を行う条件が成立しているか否かを判定する離脱条件
判定手段と、前記学習条件が成立し、かつ、蒸発燃料離
脱条件が不成立のときに前記制御値の学習を許可する学
習許可手段と、を含んで構成した。
の発明は、図1(a)に示すように、機関のアイドル運
転時に目標回転速度となるように吸入空気流量をフィー
ドバック制御しつつ該目標回転速度が得られるときの制
御値を学習するアイドル回転速度学習制御装置と、燃料
供給系内で発生した蒸発燃料を吸着手段に吸着捕集させ
た後、空気と共に機関吸気系に離脱させて処理するよう
にした蒸発燃料処理装置と、を備え所定条件下で前記制
御値の学習と蒸発燃料の離脱とを同時に行う内燃機関に
おいて、前記制御値の学習を行う条件が成立しているか
否かを判定する学習条件判定手段と、前記蒸発燃料の離
脱を行う条件が成立しているか否かを判定する離脱条件
判定手段と、前記学習条件が成立し、かつ、蒸発燃料離
脱条件が不成立のときに前記制御値の学習を許可する学
習許可手段と、を含んで構成した。
【0008】このようにすれば、制御値を学習している
ときには蒸発燃料の離脱が行われないので、制御値の学
習及び蒸発燃料の離脱が同時に行われることがなくな
る。請求項2記載の発明は、図1(b)に示すように、
前記離脱条件判定手段及び学習許可手段に代えて、前記
蒸発燃料の離脱濃度を演算する離脱濃度演算手段と、蒸
発燃料の離脱を禁止する離脱禁止手段と、前記学習条件
が成立し、かつ、離脱濃度が所定値未満のときに、前記
離脱禁止手段により蒸発燃料の離脱を禁止すると共に、
前記制御値の学習を許可する学習許可制御手段と、を含
んで構成した。
ときには蒸発燃料の離脱が行われないので、制御値の学
習及び蒸発燃料の離脱が同時に行われることがなくな
る。請求項2記載の発明は、図1(b)に示すように、
前記離脱条件判定手段及び学習許可手段に代えて、前記
蒸発燃料の離脱濃度を演算する離脱濃度演算手段と、蒸
発燃料の離脱を禁止する離脱禁止手段と、前記学習条件
が成立し、かつ、離脱濃度が所定値未満のときに、前記
離脱禁止手段により蒸発燃料の離脱を禁止すると共に、
前記制御値の学習を許可する学習許可制御手段と、を含
んで構成した。
【0009】このようにすれば、蒸発燃料の離脱が行わ
れる条件であっても、離脱濃度が所定値未満、すなわ
ち、離脱濃度が低いときには制御値の学習が優先して行
われるので、制御値の学習頻度が向上する。請求項3記
載の発明は、前記蒸発燃料の離脱の必要性の高低を判断
する必要性判断手段を備え、前記離脱濃度演算手段によ
る蒸発燃料の離脱濃度の演算は、前記必要性判断手段に
より必要性が低いと判断されたときに実行される構成と
した。
れる条件であっても、離脱濃度が所定値未満、すなわ
ち、離脱濃度が低いときには制御値の学習が優先して行
われるので、制御値の学習頻度が向上する。請求項3記
載の発明は、前記蒸発燃料の離脱の必要性の高低を判断
する必要性判断手段を備え、前記離脱濃度演算手段によ
る蒸発燃料の離脱濃度の演算は、前記必要性判断手段に
より必要性が低いと判断されたときに実行される構成と
した。
【0010】このようにすれば、蒸発燃料の離脱の必要
性が高いときには、制御値の学習を行わず蒸発燃料の離
脱が優先して行われる。請求項4記載の発明は、機関吸
入混合気の空燃比を目標空燃比に近づけるべく機関への
燃料供給量をフィードバック制御する空燃比フィードバ
ック制御装置を備える内燃機関においては、前記離脱濃
度演算手段は、前記蒸発燃料の離脱の有無により変化す
る前記空燃比フィードバック制御の補正値に基づき、離
脱濃度の演算を行う構成とした。
性が高いときには、制御値の学習を行わず蒸発燃料の離
脱が優先して行われる。請求項4記載の発明は、機関吸
入混合気の空燃比を目標空燃比に近づけるべく機関への
燃料供給量をフィードバック制御する空燃比フィードバ
ック制御装置を備える内燃機関においては、前記離脱濃
度演算手段は、前記蒸発燃料の離脱の有無により変化す
る前記空燃比フィードバック制御の補正値に基づき、離
脱濃度の演算を行う構成とした。
【0011】このようにすれば、蒸発燃料の離脱が行わ
れる条件が成立したときには、実際に蒸発燃料の離脱を
行いつつ離脱濃度が演算される。請求項5記載の発明
は、前記学習許可制御手段は、前記学習条件が成立し、
かつ、離脱濃度が所定値未満で、かつ、機関始動後の前
記制御値の学習回数が所定値未満のときに、前記離脱禁
止手段により蒸発燃料の離脱を禁止すると共に、前記制
御値の学習を許可する構成とした。
れる条件が成立したときには、実際に蒸発燃料の離脱を
行いつつ離脱濃度が演算される。請求項5記載の発明
は、前記学習許可制御手段は、前記学習条件が成立し、
かつ、離脱濃度が所定値未満で、かつ、機関始動後の前
記制御値の学習回数が所定値未満のときに、前記離脱禁
止手段により蒸発燃料の離脱を禁止すると共に、前記制
御値の学習を許可する構成とした。
【0012】このようにすれば、蒸発燃料の離脱が行わ
れる条件であり、かつ、離脱濃度が低いときであって
も、制御値の学習回数が所定値以上、すなわち、学習回
数が多いときには制御値の学習を行わず、蒸発燃料の離
脱が行われるようになる。
れる条件であり、かつ、離脱濃度が低いときであって
も、制御値の学習回数が所定値以上、すなわち、学習回
数が多いときには制御値の学習を行わず、蒸発燃料の離
脱が行われるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。本発明に係るアイドル回転速度学習
制御装置の一実施形態のシステム構成を示す図2におい
て、機関1には、図示しないエアクリーナ、吸気ダクト
2及び吸気マニホールド3を介して空気が吸入される。
吸気ダクト2には、アクセルペダル(図示せず)と連動
するスロットル弁4が設けられていて、吸入空気流量Q
を制御する。また、スロットル弁4をバイパスして設け
られた補助空気通路5には、アイドル制御弁6が介装さ
れている。
本発明を詳述する。本発明に係るアイドル回転速度学習
制御装置の一実施形態のシステム構成を示す図2におい
て、機関1には、図示しないエアクリーナ、吸気ダクト
2及び吸気マニホールド3を介して空気が吸入される。
吸気ダクト2には、アクセルペダル(図示せず)と連動
するスロットル弁4が設けられていて、吸入空気流量Q
を制御する。また、スロットル弁4をバイパスして設け
られた補助空気通路5には、アイドル制御弁6が介装さ
れている。
【0014】このアイドル制御弁6は、例えば、開弁用
コイルと閉弁用コイルとを備えた構成のものが使用され
ている。そして、マイクロコンピュータを内蔵したコン
トロールユニット7からの駆動パルス信号(開度制御信
号)が、前記コイルの夫々に互いに反転された状態で送
られるようになっており、前記駆動パルス信号のデュー
ティ比(開弁用コイルに対する通電時間割合%)により
アイドル制御弁6の開度が制御され、この開度によって
アイドル運転時の機関吸入空気流量Qを制御すること
で、機関の回転速度が所定値になるように制御されてい
る。
コイルと閉弁用コイルとを備えた構成のものが使用され
ている。そして、マイクロコンピュータを内蔵したコン
トロールユニット7からの駆動パルス信号(開度制御信
号)が、前記コイルの夫々に互いに反転された状態で送
られるようになっており、前記駆動パルス信号のデュー
ティ比(開弁用コイルに対する通電時間割合%)により
アイドル制御弁6の開度が制御され、この開度によって
アイドル運転時の機関吸入空気流量Qを制御すること
で、機関の回転速度が所定値になるように制御されてい
る。
【0015】また、吸気マニホールド3には、気筒毎に
燃料を噴射供給する燃料噴射弁8が設けられ、コントロ
ールユニット7からの噴射パルス信号によって開弁駆動
する。さらに、本実施形態の機関1には、蒸発燃料処理
装置が備えられている。すなわち、燃料タンク9の上部
空間に溜まる蒸発燃料は、機関1の停止中にチェックバ
ルブ10が介装された蒸発燃料通路11を介してキャニ
スタ12に導かれ、該キャニスタ12内の活性炭等の吸
着剤13に一時的に吸着捕集される。キャニスタ12の
上層空間部は、吸気ダクト2のスロットル弁4の下流に
形成されたパージポート14に、パージ通路15を介し
て連通される。このパージ通路15には、コントロール
ユニット7によって通電制御されるパージ制御弁16が
介装されている。
燃料を噴射供給する燃料噴射弁8が設けられ、コントロ
ールユニット7からの噴射パルス信号によって開弁駆動
する。さらに、本実施形態の機関1には、蒸発燃料処理
装置が備えられている。すなわち、燃料タンク9の上部
空間に溜まる蒸発燃料は、機関1の停止中にチェックバ
ルブ10が介装された蒸発燃料通路11を介してキャニ
スタ12に導かれ、該キャニスタ12内の活性炭等の吸
着剤13に一時的に吸着捕集される。キャニスタ12の
上層空間部は、吸気ダクト2のスロットル弁4の下流に
形成されたパージポート14に、パージ通路15を介し
て連通される。このパージ通路15には、コントロール
ユニット7によって通電制御されるパージ制御弁16が
介装されている。
【0016】ここで、コントロールユニット7には、ア
イドル制御弁6、燃料噴射弁8及びパージ制御弁16の
各駆動制御内容を決定するために、各種センサからの信
号が入力されている。この各種センサとしては、スロッ
トル弁4の上流の吸気ダクト2に介装され吸入空気流量
Qを検出するエアフローメータ20、排気通路17に介
装され排気中の酸素濃度を検出することによって吸入混
合気の空燃比を検出する空燃比センサ(以下、O2 セン
サと称する)21、スロットル弁4に付設されてスロッ
トル弁4のアイドル位置(全閉位置)でONとなるアイ
ドルスイッチ22、機関温度を代表する冷却水温度TW
を検出する水温センサ23、バッテリ(図示せず)の両
端子間の電位差VB を検出する電圧センサ24及び燃料
タンク9内に設けられて燃料温度TF を検出する燃料温
度センサ25等が設けられている。
イドル制御弁6、燃料噴射弁8及びパージ制御弁16の
各駆動制御内容を決定するために、各種センサからの信
号が入力されている。この各種センサとしては、スロッ
トル弁4の上流の吸気ダクト2に介装され吸入空気流量
Qを検出するエアフローメータ20、排気通路17に介
装され排気中の酸素濃度を検出することによって吸入混
合気の空燃比を検出する空燃比センサ(以下、O2 セン
サと称する)21、スロットル弁4に付設されてスロッ
トル弁4のアイドル位置(全閉位置)でONとなるアイ
ドルスイッチ22、機関温度を代表する冷却水温度TW
を検出する水温センサ23、バッテリ(図示せず)の両
端子間の電位差VB を検出する電圧センサ24及び燃料
タンク9内に設けられて燃料温度TF を検出する燃料温
度センサ25等が設けられている。
【0017】また、機関1の各気筒に設けられた点火プ
ラグ(図示せず)に高圧2次電流を分配するディストリ
ビュータ18には、クランク角センサ26が内蔵されて
おり、該クランク角センサ26から機関回転に同期して
出力されるクランク単位角信号を一定時間カウントし
て、または、クランク基準角信号の周期を計測して機関
回転速度Ne が検出されている。
ラグ(図示せず)に高圧2次電流を分配するディストリ
ビュータ18には、クランク角センサ26が内蔵されて
おり、該クランク角センサ26から機関回転に同期して
出力されるクランク単位角信号を一定時間カウントし
て、または、クランク基準角信号の周期を計測して機関
回転速度Ne が検出されている。
【0018】ところで、以上説明したシステムにおける
アイドル制御弁6は、アイドルスイッチ22がONとな
るアイドル時に、クランク角センサ26によって検出さ
れた機関回転速度Ne が、水温センサ23によって検出
された冷却水温度TW に基づいて設定される目標機関回
転速度Ne'に近づくようにコントロールユニット7から
の制御信号によりフィードバック制御が行われている。
このアイドル制御弁6の開度制御量は、冷却水温度
TW 、機関回転速度Ne 、電圧センサ24によって検出
されるバッテリ電圧VB 及び図示しないエアコン等の補
機の作動状態等に基づいて、コントロールユニット7が
アイドル制御弁6に供給するパルス信号のデューティ比
を変化させることで行われる。
アイドル制御弁6は、アイドルスイッチ22がONとな
るアイドル時に、クランク角センサ26によって検出さ
れた機関回転速度Ne が、水温センサ23によって検出
された冷却水温度TW に基づいて設定される目標機関回
転速度Ne'に近づくようにコントロールユニット7から
の制御信号によりフィードバック制御が行われている。
このアイドル制御弁6の開度制御量は、冷却水温度
TW 、機関回転速度Ne 、電圧センサ24によって検出
されるバッテリ電圧VB 及び図示しないエアコン等の補
機の作動状態等に基づいて、コントロールユニット7が
アイドル制御弁6に供給するパルス信号のデューティ比
を変化させることで行われる。
【0019】なお、コントロールユニット7は、学習条
件判定手段、離脱条件判定手段、学習許可手段、離脱濃
度演算手段、離脱禁止手段、学習許可制御手段及び必要
性判断手段としての機能を有し、さらに、学習条件判定
手段は水温センサ23及び電圧センサ24、離脱条件判
定手段は水温センサ23、離脱濃度演算手段はクランク
角センサ18及びエアフローメータ20、離脱禁止手段
はパージ制御弁16、並びに、必要性判断手段は水温セ
ンサ23及び燃料温度センサ25をその構成要件として
いる。
件判定手段、離脱条件判定手段、学習許可手段、離脱濃
度演算手段、離脱禁止手段、学習許可制御手段及び必要
性判断手段としての機能を有し、さらに、学習条件判定
手段は水温センサ23及び電圧センサ24、離脱条件判
定手段は水温センサ23、離脱濃度演算手段はクランク
角センサ18及びエアフローメータ20、離脱禁止手段
はパージ制御弁16、並びに、必要性判断手段は水温セ
ンサ23及び燃料温度センサ25をその構成要件として
いる。
【0020】また、アイドル運転を開始した直後のフィ
ードバック制御において、フィードバック制御の遅れに
起因する機関運転の不安定を防止するために、予め初期
状態におけるスロットル弁と吸気通路内壁面との隙間か
らの空気漏れ量(以下、空気漏れ量と称する)を設定し
ておき、この空気漏れ量に対応する制御量をアイドル制
御弁6の開度制御量から引くことで、アイドル運転開始
直後のフィードバック制御量を低減するようにしてい
る。これに加えて、例えば、吸気通路内壁面に汚れが付
着し、空気漏れ量が変化することを考慮して、この空気
漏れ量に相当する制御値を随時更新する学習を行ってい
る。
ードバック制御において、フィードバック制御の遅れに
起因する機関運転の不安定を防止するために、予め初期
状態におけるスロットル弁と吸気通路内壁面との隙間か
らの空気漏れ量(以下、空気漏れ量と称する)を設定し
ておき、この空気漏れ量に対応する制御量をアイドル制
御弁6の開度制御量から引くことで、アイドル運転開始
直後のフィードバック制御量を低減するようにしてい
る。これに加えて、例えば、吸気通路内壁面に汚れが付
着し、空気漏れ量が変化することを考慮して、この空気
漏れ量に相当する制御値を随時更新する学習を行ってい
る。
【0021】しかし、このような空気漏れ量の学習が単
独で行われているときには問題はないが、蒸発燃料の処
理、すなわち、キャニスタ12の吸着剤13に吸着捕集
されている蒸発燃料をパージすると、前述したように、
パージ量(空気量+蒸発燃料量)に対応するパージガス
中の空気量が変化するため、学習値の誤学習の要因にな
ってしまう可能性がある(図7参照)。
独で行われているときには問題はないが、蒸発燃料の処
理、すなわち、キャニスタ12の吸着剤13に吸着捕集
されている蒸発燃料をパージすると、前述したように、
パージ量(空気量+蒸発燃料量)に対応するパージガス
中の空気量が変化するため、学習値の誤学習の要因にな
ってしまう可能性がある(図7参照)。
【0022】そこで、このような不具合を解消した空気
漏れ量の学習制御の第1の実施例を、図3のフローチャ
ートに従って説明する。なお、この学習制御は一定時間
毎(例えば、100msec毎)に実行される。ステップ1
(図では、S1と略記する。以下同様)では、学習を行
う条件が成立しているか否かを判断する。具体的には、
アイドル回転速度のフィードバック制御を実行中であ
り、水温センサ23によって検出された冷却水温度TW
が所定値以上(TW ≧T1 )であり、かつ、電圧センサ
24によって検出されたバッテリ電圧VB が所定範囲内
(V1 ≦VB ≦V2 )であるときに学習可能と判断す
る。要するに、機関の暖機運転が終了し、かつ、バッテ
リ電圧が安定している状態では、アイドル回転速度は安
定していると考えられるので、かかる状態のときのみ学
習を行うようにしている。そして、学習条件が成立して
いればステップ2へと進み、学習条件が不成立であれば
本ルーチンを終了する。なお、この処理が学習条件判定
手段に相当する。
漏れ量の学習制御の第1の実施例を、図3のフローチャ
ートに従って説明する。なお、この学習制御は一定時間
毎(例えば、100msec毎)に実行される。ステップ1
(図では、S1と略記する。以下同様)では、学習を行
う条件が成立しているか否かを判断する。具体的には、
アイドル回転速度のフィードバック制御を実行中であ
り、水温センサ23によって検出された冷却水温度TW
が所定値以上(TW ≧T1 )であり、かつ、電圧センサ
24によって検出されたバッテリ電圧VB が所定範囲内
(V1 ≦VB ≦V2 )であるときに学習可能と判断す
る。要するに、機関の暖機運転が終了し、かつ、バッテ
リ電圧が安定している状態では、アイドル回転速度は安
定していると考えられるので、かかる状態のときのみ学
習を行うようにしている。そして、学習条件が成立して
いればステップ2へと進み、学習条件が不成立であれば
本ルーチンを終了する。なお、この処理が学習条件判定
手段に相当する。
【0023】ステップ2では、キャニスタ12の吸着剤
13に吸着捕集された蒸発燃料をパージする条件が成立
しているか否かを判断する。具体的には、水温センサ2
3によって検出された冷却水温度TW が所定値以上(T
W ≧T2 )であり、かつ、空燃比フィードバック制御
(λコントロール)中であるときにパージ条件成立と判
断する。要するに、蒸発燃料のパージを行っても、機関
の運転性を損なわない状態のときにパージ可能と判断し
ている。そして、パージ条件が成立していれば本ルーチ
ンを終了し、パージ条件が不成立であればステップ3へ
と進む。なお、この処理が離脱条件判定手段に相当する
と共に、ステップ1及び2の処理が学習許可手段に相当
する。
13に吸着捕集された蒸発燃料をパージする条件が成立
しているか否かを判断する。具体的には、水温センサ2
3によって検出された冷却水温度TW が所定値以上(T
W ≧T2 )であり、かつ、空燃比フィードバック制御
(λコントロール)中であるときにパージ条件成立と判
断する。要するに、蒸発燃料のパージを行っても、機関
の運転性を損なわない状態のときにパージ可能と判断し
ている。そして、パージ条件が成立していれば本ルーチ
ンを終了し、パージ条件が不成立であればステップ3へ
と進む。なお、この処理が離脱条件判定手段に相当する
と共に、ステップ1及び2の処理が学習許可手段に相当
する。
【0024】ステップ3では、学習条件が成立してい
て、かつ、パージ条件が不成立の場合の処理を行う。す
なわち、かかる状態のときに、空気漏れ量の学習を行
い、本ルーチンを終了する。以上説明した図3のフロー
チャートに示す学習制御を行うと、空気漏れ量の学習及
び蒸発燃料のパージが同時に行われることがなくなるの
で、パージ量(空気量+蒸発燃料量)に対応するパージ
ガス中の空気量の変化に起因する学習値の誤学習が防止
され、もって、学習の精度が向上する。
て、かつ、パージ条件が不成立の場合の処理を行う。す
なわち、かかる状態のときに、空気漏れ量の学習を行
い、本ルーチンを終了する。以上説明した図3のフロー
チャートに示す学習制御を行うと、空気漏れ量の学習及
び蒸発燃料のパージが同時に行われることがなくなるの
で、パージ量(空気量+蒸発燃料量)に対応するパージ
ガス中の空気量の変化に起因する学習値の誤学習が防止
され、もって、学習の精度が向上する。
【0025】図4は、空気漏れ量の学習制御の第2の実
施例を示すフローチャートである。この学習制御も一定
時間毎(例えば、100msec毎)に実行される。ステッ
プ10では、学習を行う条件が成立しているか否かを判
断し、学習条件が成立していればステップ11へと進
み、学習条件が不成立であれば本ルーチンを終了する。
この処理は、第1の実施例におけるステップ1の処理
(図3参照)と同一であるので、詳細はステップ1の説
明を参照されたい。
施例を示すフローチャートである。この学習制御も一定
時間毎(例えば、100msec毎)に実行される。ステッ
プ10では、学習を行う条件が成立しているか否かを判
断し、学習条件が成立していればステップ11へと進
み、学習条件が不成立であれば本ルーチンを終了する。
この処理は、第1の実施例におけるステップ1の処理
(図3参照)と同一であるので、詳細はステップ1の説
明を参照されたい。
【0026】ステップ11では、燃料温度センサ25に
よって検出された燃料温度TF が所定値A未満(TF <
A)であるか否かを判断し、所定値A未満であればステ
ップ12へと進み、所定値A以上であれば本ルーチンを
終了する。この処理は、燃料温度TF が低いときには燃
料の蒸発が少ないことを考慮し、かかる場合には空気漏
れ量の学習を優先して行おうとするものである。
よって検出された燃料温度TF が所定値A未満(TF <
A)であるか否かを判断し、所定値A未満であればステ
ップ12へと進み、所定値A以上であれば本ルーチンを
終了する。この処理は、燃料温度TF が低いときには燃
料の蒸発が少ないことを考慮し、かかる場合には空気漏
れ量の学習を優先して行おうとするものである。
【0027】ステップ12では、水温センサ23によっ
て検出された冷却水温度TW が所定値B未満(TW <
B)であるか否かを判断し、所定値B未満であればステ
ップ13へと進み、所定値B以上であれば本ルーチンを
終了する。この処理もステップ11と同様に、冷却水温
度TW が低いときには燃料の蒸発が少ないことを考慮
し、かかる場合には空気漏れ量の学習を優先して行おう
とするものである。
て検出された冷却水温度TW が所定値B未満(TW <
B)であるか否かを判断し、所定値B未満であればステ
ップ13へと進み、所定値B以上であれば本ルーチンを
終了する。この処理もステップ11と同様に、冷却水温
度TW が低いときには燃料の蒸発が少ないことを考慮
し、かかる場合には空気漏れ量の学習を優先して行おう
とするものである。
【0028】ステップ13では、機関始動後の累積パー
ジ量が所定値Cより大きいか否か、換言すれば、キャニ
スタ12の吸着剤13に吸着捕集された蒸発燃料の残量
が所定値以下か否かを判断する。具体的には、パージ制
御弁16の駆動信号に基づき累積パージ量を推定する。
そして、累積パージ量が所定値Cより大きければ(蒸発
燃料の残量が少ない場合)ステップ14へと進み、累積
パージ量が所定値C以下であれば(蒸発燃料の残量が多
い場合)本ルーチンを終了する。この処理は、キャニス
タ12の吸着剤13に吸着捕集されている蒸発燃料の残
量が少ないときには、空気漏れ量の学習を優先して行お
うとするものである。
ジ量が所定値Cより大きいか否か、換言すれば、キャニ
スタ12の吸着剤13に吸着捕集された蒸発燃料の残量
が所定値以下か否かを判断する。具体的には、パージ制
御弁16の駆動信号に基づき累積パージ量を推定する。
そして、累積パージ量が所定値Cより大きければ(蒸発
燃料の残量が少ない場合)ステップ14へと進み、累積
パージ量が所定値C以下であれば(蒸発燃料の残量が多
い場合)本ルーチンを終了する。この処理は、キャニス
タ12の吸着剤13に吸着捕集されている蒸発燃料の残
量が少ないときには、空気漏れ量の学習を優先して行お
うとするものである。
【0029】以上ステップ11〜13の処理を行うと、
蒸発燃料のパージを行う必要性の高低が判断でき、蒸発
燃料のパージを行わないことによる不具合、例えば、機
関停止後のキャニスタ12の吸着剤13のオーバーフロ
ーを回避することができる。なお、このステップ11〜
13の処理が必要性判断手段に相当する。ステップ14
では、クランク角センサ18から得られた機関回転速度
Ne 及びエアフローメータ20により検出された吸入空
気流量Qに基づき、パージ濃度を演算する。これは、例
えば、吸入空気流量Q及び機関回転速度Ne から機関負
荷TP を求め、この機関負荷TP 及び機関回転速度Ne
に基づきマップからパージ濃度を検索することで演算で
きる。なお、この処理が離脱濃度演算手段に相当する。
蒸発燃料のパージを行う必要性の高低が判断でき、蒸発
燃料のパージを行わないことによる不具合、例えば、機
関停止後のキャニスタ12の吸着剤13のオーバーフロ
ーを回避することができる。なお、このステップ11〜
13の処理が必要性判断手段に相当する。ステップ14
では、クランク角センサ18から得られた機関回転速度
Ne 及びエアフローメータ20により検出された吸入空
気流量Qに基づき、パージ濃度を演算する。これは、例
えば、吸入空気流量Q及び機関回転速度Ne から機関負
荷TP を求め、この機関負荷TP 及び機関回転速度Ne
に基づきマップからパージ濃度を検索することで演算で
きる。なお、この処理が離脱濃度演算手段に相当する。
【0030】ステップ15では、演算されたパージ濃度
が所定値D未満であるか否か判断し、所定値D未満であ
ればステップ16へと進み、所定値D以上であれば本ル
ーチンを終了する。この処理は、パージ濃度が低いとき
には空気漏れ量の学習を優先して行おうとするものであ
る。なお、ステップ10及び15の処理が学習許可制御
手段に相当する。
が所定値D未満であるか否か判断し、所定値D未満であ
ればステップ16へと進み、所定値D以上であれば本ル
ーチンを終了する。この処理は、パージ濃度が低いとき
には空気漏れ量の学習を優先して行おうとするものであ
る。なお、ステップ10及び15の処理が学習許可制御
手段に相当する。
【0031】ステップ16では、空気漏れ量の学習を優
先して行うので、蒸発燃料のパージが行われないように
パージを禁止する。具体的には、パージ制御弁16への
駆動信号によりこれを実現できる。なお、この処理が離
脱禁止手段に相当する。ステップ17では、空気漏れ量
の学習を行う。続くステップ18では、空気漏れ量の学
習が所定時間又は所定回数行われたか否か、すなわち、
学習が終了したか否かを判断し、学習が終了していなけ
ればステップ17へと戻り、学習が終了していればステ
ップ19へと進む。要するに、ステップ17及び18の
処理で、空気漏れ量の学習を所定時間(回数)行い学習
精度を向上させている。
先して行うので、蒸発燃料のパージが行われないように
パージを禁止する。具体的には、パージ制御弁16への
駆動信号によりこれを実現できる。なお、この処理が離
脱禁止手段に相当する。ステップ17では、空気漏れ量
の学習を行う。続くステップ18では、空気漏れ量の学
習が所定時間又は所定回数行われたか否か、すなわち、
学習が終了したか否かを判断し、学習が終了していなけ
ればステップ17へと戻り、学習が終了していればステ
ップ19へと進む。要するに、ステップ17及び18の
処理で、空気漏れ量の学習を所定時間(回数)行い学習
精度を向上させている。
【0032】ステップ19では、空気漏れ量の学習が終
了したので、ステップ16で禁止したパージが再び行わ
れるようにパージの禁止を解除する。以上説明した図4
のフローチャートに示す学習制御を行うと、蒸発燃料の
パージを行う条件であっても、そのパージ濃度が低い場
合には、パージを禁止して空気漏れ量の学習が優先して
行われるので、第1実施例に比べて、空気漏れ量の学習
頻度が向上し、もって、学習の精度がさらに向上する。
さらに副次的な効果として、不必要な蒸発燃料のパージ
を行うことが減少するので、運転性及び排気エミッショ
ンの悪化を防止することもできる。
了したので、ステップ16で禁止したパージが再び行わ
れるようにパージの禁止を解除する。以上説明した図4
のフローチャートに示す学習制御を行うと、蒸発燃料の
パージを行う条件であっても、そのパージ濃度が低い場
合には、パージを禁止して空気漏れ量の学習が優先して
行われるので、第1実施例に比べて、空気漏れ量の学習
頻度が向上し、もって、学習の精度がさらに向上する。
さらに副次的な効果として、不必要な蒸発燃料のパージ
を行うことが減少するので、運転性及び排気エミッショ
ンの悪化を防止することもできる。
【0033】図5は、空気漏れ量の学習制御の第3の実
施例を示すフローチャートで、図4におけるステップ1
4のパージ濃度の演算を、パージのON/OFFにより
空燃比フィードバック補正係数αが変化することに着目
し、パージをOFFからONにしたときのフィードバッ
ク補正係数αの偏差により求めるようにしたものであ
る。ここでは、図4のフローチャートと相違する部分の
説明のみ行い、他の部分の説明は図4のフローチャート
の説明を参照されたい。
施例を示すフローチャートで、図4におけるステップ1
4のパージ濃度の演算を、パージのON/OFFにより
空燃比フィードバック補正係数αが変化することに着目
し、パージをOFFからONにしたときのフィードバッ
ク補正係数αの偏差により求めるようにしたものであ
る。ここでは、図4のフローチャートと相違する部分の
説明のみ行い、他の部分の説明は図4のフローチャート
の説明を参照されたい。
【0034】ステップ20では、蒸発燃料をパージする
条件が成立しているか否かを判断し、条件が成立してい
ればステップ21へと進み、条件が不成立であればステ
ップ16へと進む。これは、図1におけるステップ2の
処理と同一であるので、詳細はステップ2の説明を参照
されたい。ステップ21では、蒸発燃料のパージのON
/OFFにより空燃比フィードバック補正係数αがどの
ように変化するかを調べるにあたって、空燃比の誤学習
を防止すべく空燃比学習を禁止する。これは、例えば、
空燃比学習制御プログラムにおける空燃比学習許可フラ
グを変更することで実現できる。
条件が成立しているか否かを判断し、条件が成立してい
ればステップ21へと進み、条件が不成立であればステ
ップ16へと進む。これは、図1におけるステップ2の
処理と同一であるので、詳細はステップ2の説明を参照
されたい。ステップ21では、蒸発燃料のパージのON
/OFFにより空燃比フィードバック補正係数αがどの
ように変化するかを調べるにあたって、空燃比の誤学習
を防止すべく空燃比学習を禁止する。これは、例えば、
空燃比学習制御プログラムにおける空燃比学習許可フラ
グを変更することで実現できる。
【0035】ステップ22では、蒸発燃料のパージを行
っていない状態で、所定時間内の空燃比フィードバック
制御(λコントロール)における空燃比フィードバック
補正係数αの平均値Eを演算する。ステップ23では、
機関運転状態(各種センサからの出力信号)に基づき蒸
発燃料のパージを実行する。
っていない状態で、所定時間内の空燃比フィードバック
制御(λコントロール)における空燃比フィードバック
補正係数αの平均値Eを演算する。ステップ23では、
機関運転状態(各種センサからの出力信号)に基づき蒸
発燃料のパージを実行する。
【0036】ステップ24では、蒸発燃料のパージを行
っている状態で、所定時間内の空燃比フィードバック制
御(λコントロール)における空燃比フィードバック補
正係数αの平均値Fを演算する。ステップ25では、蒸
発燃料のパージのON/OFFによって変化した空燃比
フィードバック補正係数αの平均値の偏差G(E−F)
を演算する。
っている状態で、所定時間内の空燃比フィードバック制
御(λコントロール)における空燃比フィードバック補
正係数αの平均値Fを演算する。ステップ25では、蒸
発燃料のパージのON/OFFによって変化した空燃比
フィードバック補正係数αの平均値の偏差G(E−F)
を演算する。
【0037】ステップ26では、空燃比学習が再び行わ
れるように、ステップ21で禁止した空燃比学習禁止を
解除する。ステップ27では、蒸発燃料のパージのON
/OFFによって変化した空燃比フィードバック補正係
数αの平均値の偏差Gが所定値H未満であるか否か判断
し、所定値H未満であればステップ16へと進み、所定
値H以上であれば本ルーチンを終了する。
れるように、ステップ21で禁止した空燃比学習禁止を
解除する。ステップ27では、蒸発燃料のパージのON
/OFFによって変化した空燃比フィードバック補正係
数αの平均値の偏差Gが所定値H未満であるか否か判断
し、所定値H未満であればステップ16へと進み、所定
値H以上であれば本ルーチンを終了する。
【0038】以上説明した図5のフローチャートに示す
学習制御を行うと、蒸発燃料のパージ条件が成立したと
きには、パージを実際に行いつつパージ濃度を算出し、
そのパージ濃度に基づいて空気漏れ量の学習を行うか否
かを判断するので、キャニスタの吸着剤に吸着捕集され
ている蒸発燃料を効率良くパージしつつ、空気漏れ量の
学習を行うことができる。
学習制御を行うと、蒸発燃料のパージ条件が成立したと
きには、パージを実際に行いつつパージ濃度を算出し、
そのパージ濃度に基づいて空気漏れ量の学習を行うか否
かを判断するので、キャニスタの吸着剤に吸着捕集され
ている蒸発燃料を効率良くパージしつつ、空気漏れ量の
学習を行うことができる。
【0039】図6は、空気漏れ量の学習制御の第4の実
施例を示すフローチャートで、図5に示す第3の実施例
をさらに改良したものである。これは、前述した図5の
フローチャートにおけるステップ27の後に処理を追加
したものであり、これ以外の内容は前述したものと同一
であるので、ここではその説明を省略し、追加した処理
についてのみ説明する。
施例を示すフローチャートで、図5に示す第3の実施例
をさらに改良したものである。これは、前述した図5の
フローチャートにおけるステップ27の後に処理を追加
したものであり、これ以外の内容は前述したものと同一
であるので、ここではその説明を省略し、追加した処理
についてのみ説明する。
【0040】ステップ27−1では、機関1が始動され
てからの空気漏れ量の学習回数を調べ、この学習回数が
所定回数I以上(学習回数:多)であれば蒸発燃料のパ
ージを優先して行うべく本ルーチンを終了し、学習回数
が所定回数I未満(学習回数:少)であれば空気漏れ量
の学習を優先して行うべくステップ16へと進む。空気
漏れ量の学習回数は、例えば、機関1を始動したときに
0にリセットされるタイマを設け、学習が行われる毎に
その値が増加するようにすれば良い。
てからの空気漏れ量の学習回数を調べ、この学習回数が
所定回数I以上(学習回数:多)であれば蒸発燃料のパ
ージを優先して行うべく本ルーチンを終了し、学習回数
が所定回数I未満(学習回数:少)であれば空気漏れ量
の学習を優先して行うべくステップ16へと進む。空気
漏れ量の学習回数は、例えば、機関1を始動したときに
0にリセットされるタイマを設け、学習が行われる毎に
その値が増加するようにすれば良い。
【0041】以上説明した図6のフローチャートに示す
学習制御を行うと、蒸発燃料のパージが行われる条件で
あり、かつ、そのパージ濃度が低い場合であっても、学
習回数が多いときには、学習を行わず蒸発燃料のパージ
が優先して行われるので、空気漏れ量の学習精度を確保
しつつ、効率的に蒸発燃料のパージを行うことができ
る。換言すると、キャニスタの吸着剤に吸着捕集された
蒸発燃料の残量を効率的に減少できるので、機関停止後
のキャニスタのオーバーフローを回避することができ
る。
学習制御を行うと、蒸発燃料のパージが行われる条件で
あり、かつ、そのパージ濃度が低い場合であっても、学
習回数が多いときには、学習を行わず蒸発燃料のパージ
が優先して行われるので、空気漏れ量の学習精度を確保
しつつ、効率的に蒸発燃料のパージを行うことができ
る。換言すると、キャニスタの吸着剤に吸着捕集された
蒸発燃料の残量を効率的に減少できるので、機関停止後
のキャニスタのオーバーフローを回避することができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、蒸発燃料の離脱を行う条件が成立している
ときには制御値の学習が行われないので、蒸発燃料の離
脱中に学習を行うことに起因する誤学習を防止でき、も
って、学習制度を向上することができる。
明によれば、蒸発燃料の離脱を行う条件が成立している
ときには制御値の学習が行われないので、蒸発燃料の離
脱中に学習を行うことに起因する誤学習を防止でき、も
って、学習制度を向上することができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、蒸発燃料の
離脱を行う条件が成立していても、蒸発燃料の離脱濃度
が所定値未満、すなわち、離脱濃度が低いときには、蒸
発燃料の離脱を禁止して制御値の学習が行われるので、
制御値の学習頻度が向上し、もって、学習制度を向上す
ることができる。さらに、不必要な蒸発燃料の離脱を行
うことが減少するので、運転性及び排気エミッションの
悪化を防止することもできる。
離脱を行う条件が成立していても、蒸発燃料の離脱濃度
が所定値未満、すなわち、離脱濃度が低いときには、蒸
発燃料の離脱を禁止して制御値の学習が行われるので、
制御値の学習頻度が向上し、もって、学習制度を向上す
ることができる。さらに、不必要な蒸発燃料の離脱を行
うことが減少するので、運転性及び排気エミッションの
悪化を防止することもできる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、蒸発燃料の
離脱を行う必要性が高いときには、制御値の学習を行わ
ず蒸発燃料の離脱が優先して行われるので、離脱を行わ
ないことによる不具合、例えば、機関停止後の吸着手段
のオーバーフローを回避することができる。請求項4記
載の発明によれば、蒸発燃料の離脱を行う条件が成立し
たときには、実際に蒸発燃料の離脱を行いつつ離脱濃度
の演算が行われるので、蒸発燃料を効率良く離脱しつ
つ、制御値の学習を行うことができる。
離脱を行う必要性が高いときには、制御値の学習を行わ
ず蒸発燃料の離脱が優先して行われるので、離脱を行わ
ないことによる不具合、例えば、機関停止後の吸着手段
のオーバーフローを回避することができる。請求項4記
載の発明によれば、蒸発燃料の離脱を行う条件が成立し
たときには、実際に蒸発燃料の離脱を行いつつ離脱濃度
の演算が行われるので、蒸発燃料を効率良く離脱しつ
つ、制御値の学習を行うことができる。
【0045】請求項5記載の発明によれば、蒸発燃料の
離脱を行う条件が成立し、かつ、蒸発燃料の離脱濃度が
低いときであっても、制御値の学習回数が所定値以上、
すなわち、学習回数が多いときには制御値の学習を行わ
ず蒸発燃料の離脱を優先して行うので、学習精度を確保
しつつ、機関停止後の吸着手段のオーバーフローを回避
することができる。
離脱を行う条件が成立し、かつ、蒸発燃料の離脱濃度が
低いときであっても、制御値の学習回数が所定値以上、
すなわち、学習回数が多いときには制御値の学習を行わ
ず蒸発燃料の離脱を優先して行うので、学習精度を確保
しつつ、機関停止後の吸着手段のオーバーフローを回避
することができる。
【図1】 本発明の構成を示す図で、(a)は請求項1
記載の発明に係るブロック図、(b)は請求項2記載の
発明に係るブロック図、を示す
記載の発明に係るブロック図、(b)は請求項2記載の
発明に係るブロック図、を示す
【図2】 本発明に係るアイドル回転速度学習制御装置
の一実施形態を示すシステム構成図
の一実施形態を示すシステム構成図
【図3】 同上の学習制御内容を示す第1実施例として
のフローチャート
のフローチャート
【図4】 同上の学習制御内容を示す第2実施例として
のフローチャート
のフローチャート
【図5】 同上の学習制御内容を示す第3実施例として
のフローチャート
のフローチャート
【図6】 同上の学習制御内容を示す第4実施例として
のフローチャート
のフローチャート
【図7】 従来のアイドル回転速度学習制御装置の問題
点を示す線図
点を示す線図
3 吸気マニホールド 5 補助空気通路 6 アイドル制御弁 7 コントロールユニット 9 燃料タンク 12 キャニスタ 13 吸着剤 16 パージ制御弁 20 エアフローメータ 21 O2 センサ 22 アイドルスイッチ 23 水温センサ 24 電圧センサ 25 燃料温度センサ 26 クランク角センサ
Claims (5)
- 【請求項1】機関のアイドル運転時に目標回転速度とな
るように吸入空気流量をフィードバック制御しつつ該目
標回転速度が得られるときの制御値を学習するアイドル
回転速度学習制御装置と、燃料供給系内で発生した蒸発
燃料を吸着手段に吸着捕集させた後、空気と共に機関吸
気系に離脱させて処理するようにした蒸発燃料処理装置
と、を備え所定条件下で前記制御値の学習と蒸発燃料の
離脱とを同時に行う内燃機関において、 前記制御値の学習を行う条件が成立しているか否かを判
定する学習条件判定手段と、前記蒸発燃料の離脱を行う
条件が成立しているか否かを判定する離脱条件判定手段
と、前記学習条件が成立し、かつ、蒸発燃料離脱条件が
不成立のときに前記制御値の学習を許可する学習許可手
段と、を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の
アイドル回転速度学習制御装置。 - 【請求項2】前記離脱条件判定手段及び学習許可手段に
代えて、 前記蒸発燃料の離脱濃度を演算する離脱濃度演算手段
と、蒸発燃料の離脱を禁止する離脱禁止手段と、前記学
習条件が成立し、かつ、離脱濃度が所定値未満のとき
に、前記離脱禁止手段により蒸発燃料の離脱を禁止する
と共に、前記制御値の学習を許可する学習許可制御手段
と、を含んで構成されたことを特徴とする請求項1記載
の内燃機関のアイドル回転速度学習制御装置。 - 【請求項3】前記蒸発燃料の離脱の必要性の高低を判断
する必要性判断手段を備え、 前記離脱濃度演算手段による蒸発燃料の離脱濃度の演算
は、 前記必要性判断手段により必要性が低いと判断されたと
きに実行されることを特徴とする請求項2記載の内燃機
関のアイドル回転速度学習制御装置。 - 【請求項4】機関吸入混合気の空燃比を目標空燃比に近
づけるべく機関への燃料供給量をフィードバック制御す
る空燃比フィードバック制御装置を備える内燃機関にお
いては、 前記離脱濃度演算手段は、 前記蒸発燃料の離脱の有無により変化する前記空燃比フ
ィードバック制御の補正値に基づき、離脱濃度の演算を
行うことを特徴とする請求項2又は3記載の内燃機関の
アイドル回転速度学習制御装置。 - 【請求項5】前記学習許可制御手段は、前記学習条件が
成立し、かつ、離脱濃度が所定値未満で、かつ、機関始
動後の前記制御値の学習回数が所定値未満のときに、前
記離脱禁止手段により蒸発燃料の離脱を禁止すると共
に、前記制御値の学習を許可することを特徴とする請求
項2〜4のうちいずれか1つに記載の内燃機関のアイド
ル回転速度学習制御装置。
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