JPH09144592A - ディーゼル機関の燃料消費率検出装置 - Google Patents
ディーゼル機関の燃料消費率検出装置Info
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- JPH09144592A JPH09144592A JP30394695A JP30394695A JPH09144592A JP H09144592 A JPH09144592 A JP H09144592A JP 30394695 A JP30394695 A JP 30394695A JP 30394695 A JP30394695 A JP 30394695A JP H09144592 A JPH09144592 A JP H09144592A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料配管中に特別な燃料流量計を設置するこ
となく、走行中のディーゼル車両の機関の燃料消費率を
検出しうる装置を提供する。 【解決手段】 走行中のディーゼル機関出力PE と、走
行中のディーゼル機関回転速度Nと、走行中の燃料コン
トロールラック8のラック位置Rと、NとRとの関数f
(R,N)として特性曲線の形であらかじめ得られた単
位時間当りの燃料噴射量と、係数Bと、燃料比重量γと
から、走行中におけるディーゼル機関の燃料消費率gを g=B×f(R,N)×γ/PE により検出する。
となく、走行中のディーゼル車両の機関の燃料消費率を
検出しうる装置を提供する。 【解決手段】 走行中のディーゼル機関出力PE と、走
行中のディーゼル機関回転速度Nと、走行中の燃料コン
トロールラック8のラック位置Rと、NとRとの関数f
(R,N)として特性曲線の形であらかじめ得られた単
位時間当りの燃料噴射量と、係数Bと、燃料比重量γと
から、走行中におけるディーゼル機関の燃料消費率gを g=B×f(R,N)×γ/PE により検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼル車両に
用いるディーゼル機関の走行中の燃料消費率を検出しう
る装置に関するものである。
用いるディーゼル機関の走行中の燃料消費率を検出しう
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道用ディーゼル車両に用いられ
るディーゼル機関(以下、「機関」という)の検査・修
繕を行うに際し、その検査・修繕の前に機関の状態値を
計測し、その結果に基づいて検査・修繕の程度を決める
方法が採られる場合があった。例えば、機関の軸出力あ
るいは軸トルク(以下、「機関出力」という)、機関の
燃料消費率(以下、「燃料消費率」という)、排気温度
など機関各部の温度、あるいは潤滑油圧力など機関各部
の圧力等を計測し、これらが一定の基準値の範囲外とな
る場合には、検修作業者が機関を分解しピストンや軸受
等の摩耗部分を交換し再度組み立てる、という方法であ
る。この方法では、上記の機関出力、燃料消費率、機関
各部の温度、及び機関各部の圧力等が一定の基準値範囲
内であれば機関を分解することまではせず、フィルタ等
の消耗品の交換等を行うのみとする。しかしながら、上
記した機関の各状態値を計測するためには、検修施設等
において検修作業者が機関を車両から取り外し、定置さ
れた機関性能試験装置等により性能試験を行い、その後
に再び機関を車体に装架する必要があった。これらの一
連の作業には、多大な経費と時間を要していた。
るディーゼル機関(以下、「機関」という)の検査・修
繕を行うに際し、その検査・修繕の前に機関の状態値を
計測し、その結果に基づいて検査・修繕の程度を決める
方法が採られる場合があった。例えば、機関の軸出力あ
るいは軸トルク(以下、「機関出力」という)、機関の
燃料消費率(以下、「燃料消費率」という)、排気温度
など機関各部の温度、あるいは潤滑油圧力など機関各部
の圧力等を計測し、これらが一定の基準値の範囲外とな
る場合には、検修作業者が機関を分解しピストンや軸受
等の摩耗部分を交換し再度組み立てる、という方法であ
る。この方法では、上記の機関出力、燃料消費率、機関
各部の温度、及び機関各部の圧力等が一定の基準値範囲
内であれば機関を分解することまではせず、フィルタ等
の消耗品の交換等を行うのみとする。しかしながら、上
記した機関の各状態値を計測するためには、検修施設等
において検修作業者が機関を車両から取り外し、定置さ
れた機関性能試験装置等により性能試験を行い、その後
に再び機関を車体に装架する必要があった。これらの一
連の作業には、多大な経費と時間を要していた。
【0003】この問題を解決するためには、機関を車体
から取り外さず、車体に装架したままで、かつ走行中に
機関の状態の計測ができればよい。上記計測項目のう
ち、機関各部の温度及び圧力の検出方法については、車
体に温度計及び圧力計を設置することにより、走行中の
値を容易に検出可能である。また、走行中の機関出力の
検出方法としては、いくつかの公知の方法がある。例え
ば、推進軸にひずみゲージを貼付し、そのひずみを測定
することにより動力伝達トルクを検出し、その動力伝達
トルクと、機関出力端からトルク検出器までの動力伝達
効率と、歯車比と、機関回転速度(単位時間当り回転
数)などから機関出力を算出することにより機関出力を
検出する方法などである。
から取り外さず、車体に装架したままで、かつ走行中に
機関の状態の計測ができればよい。上記計測項目のう
ち、機関各部の温度及び圧力の検出方法については、車
体に温度計及び圧力計を設置することにより、走行中の
値を容易に検出可能である。また、走行中の機関出力の
検出方法としては、いくつかの公知の方法がある。例え
ば、推進軸にひずみゲージを貼付し、そのひずみを測定
することにより動力伝達トルクを検出し、その動力伝達
トルクと、機関出力端からトルク検出器までの動力伝達
効率と、歯車比と、機関回転速度(単位時間当り回転
数)などから機関出力を算出することにより機関出力を
検出する方法などである。
【0004】燃料消費量とは単位時間当りに消費される
燃料の容積又は質量であり、燃料消費率とは単位時間単
位機関出力当たりに消費される燃料の容積又は質量であ
る。したがって、機関出力が所定の値であっても、燃料
消費率がその所要値より大きければ、機関の性能は低下
していることになる。このことから、機関性能を評価す
るためには、機関出力に加え燃料消費率を検出すること
が必要不可欠である。燃料消費率の検出方法にも、いく
つかの公知の方法がある。その一つは、定置された機関
性能試験装置において、一定の条件で機関を回転させ、
機関の燃料配管中に設置したビューレット式燃料計内の
ビューレット管に充填された燃料の液面変化を検出する
ことにより、決められた容積の燃料を消費する時間から
燃料消費量を求め、その結果と機関出力検出結果とから
燃料消費率を検出する方法(以下、「第1検出方法」と
いう)である。また、2つ目の方法は、機関の燃料配管
中に歯車式の燃料流量計を設置し、その時々刻々の燃料
の流量から燃料消費量を求め、その結果と機関出力検出
結果とから燃料消費率を検出する方法(以下、「第2検
出方法」という)である。
燃料の容積又は質量であり、燃料消費率とは単位時間単
位機関出力当たりに消費される燃料の容積又は質量であ
る。したがって、機関出力が所定の値であっても、燃料
消費率がその所要値より大きければ、機関の性能は低下
していることになる。このことから、機関性能を評価す
るためには、機関出力に加え燃料消費率を検出すること
が必要不可欠である。燃料消費率の検出方法にも、いく
つかの公知の方法がある。その一つは、定置された機関
性能試験装置において、一定の条件で機関を回転させ、
機関の燃料配管中に設置したビューレット式燃料計内の
ビューレット管に充填された燃料の液面変化を検出する
ことにより、決められた容積の燃料を消費する時間から
燃料消費量を求め、その結果と機関出力検出結果とから
燃料消費率を検出する方法(以下、「第1検出方法」と
いう)である。また、2つ目の方法は、機関の燃料配管
中に歯車式の燃料流量計を設置し、その時々刻々の燃料
の流量から燃料消費量を求め、その結果と機関出力検出
結果とから燃料消費率を検出する方法(以下、「第2検
出方法」という)である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の燃
料消費率検出方法のうち、第1検出方法に用いるビュー
レット式燃料計は、検修施設等に定置された機関性能試
験装置により性能試験を行うことを前提に製作されたも
のであり、その取扱は非常に煩雑であった。さらに、鉄
道用ディーゼル車両の走行中においては、走行する線路
の勾配や区間速度制限等が時々刻々と変化するため、一
定の条件下で機関を連続回転させることは事実上できな
い。このため、上記した第1検出方法では、燃料消費量
の測定誤差が大きくなるという問題点があった。また、
上記した第2検出方法に用いる歯車式の燃料流量計にお
いては、機関の燃料配管中に装着するに際し燃料配管へ
の空気混入、あるいは異物混入等の発生が懸念される、
という問題があった。さらに、第2検出方法に用いる歯
車式燃料流量計は、鉄道用ディーゼル車両の走行中の振
動に対する耐振性に問題があった。以上の理由から、走
行中の鉄道用ディーゼル車両の機関の燃料消費率の検出
は、新形式車両の性能試験の場合等、ごく限られた場合
に行われるにとどまり、通常の検査・修繕においては実
施されてはいなかった。
料消費率検出方法のうち、第1検出方法に用いるビュー
レット式燃料計は、検修施設等に定置された機関性能試
験装置により性能試験を行うことを前提に製作されたも
のであり、その取扱は非常に煩雑であった。さらに、鉄
道用ディーゼル車両の走行中においては、走行する線路
の勾配や区間速度制限等が時々刻々と変化するため、一
定の条件下で機関を連続回転させることは事実上できな
い。このため、上記した第1検出方法では、燃料消費量
の測定誤差が大きくなるという問題点があった。また、
上記した第2検出方法に用いる歯車式の燃料流量計にお
いては、機関の燃料配管中に装着するに際し燃料配管へ
の空気混入、あるいは異物混入等の発生が懸念される、
という問題があった。さらに、第2検出方法に用いる歯
車式燃料流量計は、鉄道用ディーゼル車両の走行中の振
動に対する耐振性に問題があった。以上の理由から、走
行中の鉄道用ディーゼル車両の機関の燃料消費率の検出
は、新形式車両の性能試験の場合等、ごく限られた場合
に行われるにとどまり、通常の検査・修繕においては実
施されてはいなかった。
【0006】本発明は、前記した問題を解決するために
なされたものであって、本発明の解決しようとする課題
は、燃料配管中に特別な燃料流量計を設置することな
く、走行中のディーゼル車両の機関の燃料消費率を検出
しうる装置を提供することにある。
なされたものであって、本発明の解決しようとする課題
は、燃料配管中に特別な燃料流量計を設置することな
く、走行中のディーゼル車両の機関の燃料消費率を検出
しうる装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
め、本発明に係るディーゼル機関の燃料消費率検出装置
は、燃料噴射量を制御する燃料コントロールラックを有
しディーゼル車両に搭載されたディーゼル機関の燃料消
費率検出装置であって、前記ディーゼル車両の走行中に
検出された軸出力あるいは軸トルクである機関出力PE
と、前記ディーゼル車両の走行中に検出された前記ディ
ーゼル機関の機関回転速度Nと、前記ディーゼル車両の
走行中に検出された前記ディーゼル機関の前記燃料コン
トロールラックのラック位置Rと、前記Rと前記Nとの
関数f(R,N)として特性曲線の形であらかじめ得ら
れた燃料噴射量とから、前記PE と前記f(R,N)の
関数として前記ディーゼル車両の走行中における前記デ
ィーゼル機関の燃料消費率を検出することを特徴とす
る。前記ディーゼル機関の燃料消費率検出装置は、好ま
しくは、検出された前記ディーゼル機関の燃料消費率
を、前記ディーゼル機関の性能を表わすパラメータとの
関連において表示する手段を備えてもよい。また、前記
ディーゼル機関の燃料消費率検出装置は、好ましくは、
係数をBとし、燃料の比重量をγとしたとき、前記ディ
ーゼル機関の燃料消費率gを、下式 g=B×f(R,N)×γ/PE によって算出するようにしてもよい。
め、本発明に係るディーゼル機関の燃料消費率検出装置
は、燃料噴射量を制御する燃料コントロールラックを有
しディーゼル車両に搭載されたディーゼル機関の燃料消
費率検出装置であって、前記ディーゼル車両の走行中に
検出された軸出力あるいは軸トルクである機関出力PE
と、前記ディーゼル車両の走行中に検出された前記ディ
ーゼル機関の機関回転速度Nと、前記ディーゼル車両の
走行中に検出された前記ディーゼル機関の前記燃料コン
トロールラックのラック位置Rと、前記Rと前記Nとの
関数f(R,N)として特性曲線の形であらかじめ得ら
れた燃料噴射量とから、前記PE と前記f(R,N)の
関数として前記ディーゼル車両の走行中における前記デ
ィーゼル機関の燃料消費率を検出することを特徴とす
る。前記ディーゼル機関の燃料消費率検出装置は、好ま
しくは、検出された前記ディーゼル機関の燃料消費率
を、前記ディーゼル機関の性能を表わすパラメータとの
関連において表示する手段を備えてもよい。また、前記
ディーゼル機関の燃料消費率検出装置は、好ましくは、
係数をBとし、燃料の比重量をγとしたとき、前記ディ
ーゼル機関の燃料消費率gを、下式 g=B×f(R,N)×γ/PE によって算出するようにしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照しながら、実
施の形態をあげて、本発明を詳細に説明する。図1は、
本発明の一実施形態である鉄道用ディーゼル車両の構成
を示したものである。図に示すように、この鉄道用ディ
ーゼル車両100は、ディーゼル機関10と、主幹制御
器1と、燃料制御装置2と、アクチュエータ7と、燃料
噴射ポンプ9と、燃料コントロールラック8と、機関回
転速度検出器14と、ラック位置センサ15と、燃料消
費率記録装置16と、液体変速機11と、動力伝達トル
ク検出器20と、推進軸12と、動輪13を備えて構成
されている。推進軸12と動輪13の間には、逆転機構
(図示せず)や減速機(図示せず)が設けられている。
施の形態をあげて、本発明を詳細に説明する。図1は、
本発明の一実施形態である鉄道用ディーゼル車両の構成
を示したものである。図に示すように、この鉄道用ディ
ーゼル車両100は、ディーゼル機関10と、主幹制御
器1と、燃料制御装置2と、アクチュエータ7と、燃料
噴射ポンプ9と、燃料コントロールラック8と、機関回
転速度検出器14と、ラック位置センサ15と、燃料消
費率記録装置16と、液体変速機11と、動力伝達トル
ク検出器20と、推進軸12と、動輪13を備えて構成
されている。推進軸12と動輪13の間には、逆転機構
(図示せず)や減速機(図示せず)が設けられている。
【0009】また、燃料消費率記録装置16は、例えば
マイクロコンピュータ等によって構成され、機関出力検
出記録部17と、燃料消費率算出記録部18と、機関性
能表示部19を有している。機関出力検出記録部17
と、燃料消費率算出記録部18は、それぞれRAM等の
データ記録手段(図示せず)を有している。機関性能表
示部19は、液晶表示器(図示せず)等の表示手段を有
している。
マイクロコンピュータ等によって構成され、機関出力検
出記録部17と、燃料消費率算出記録部18と、機関性
能表示部19を有している。機関出力検出記録部17
と、燃料消費率算出記録部18は、それぞれRAM等の
データ記録手段(図示せず)を有している。機関性能表
示部19は、液晶表示器(図示せず)等の表示手段を有
している。
【0010】主幹制御器1は、鉄道用ディーゼル車両1
00の運転台(図示せず)に設けられ、運転士が操作す
る制御ノッチ(図示せず)を有している。この制御ノッ
チ(図示せず)は、自動車のアクセルに相当している。
主幹制御器1の出力側は燃料制御装置2及び燃料消費率
記録装置16の燃料消費率算出記録部18に接続されて
おり、運転士が操作した制御ノッチの位置に応じたノッ
チ指令信号SN が、燃料制御装置2と、燃料消費率記録
装置16の燃料消費率算出記録部18及び機関出力検出
記録部17に送られる。
00の運転台(図示せず)に設けられ、運転士が操作す
る制御ノッチ(図示せず)を有している。この制御ノッ
チ(図示せず)は、自動車のアクセルに相当している。
主幹制御器1の出力側は燃料制御装置2及び燃料消費率
記録装置16の燃料消費率算出記録部18に接続されて
おり、運転士が操作した制御ノッチの位置に応じたノッ
チ指令信号SN が、燃料制御装置2と、燃料消費率記録
装置16の燃料消費率算出記録部18及び機関出力検出
記録部17に送られる。
【0011】燃料制御装置2は、アクチュエータ7に接
続されている。燃料噴射ポンプ9には、燃料を吸排する
プランジャー(図示せず)を回動するピニオン歯車(図
示せず)と噛み合いこれを動かして燃料噴射量を調節す
る燃料コントロールラック8が設けられており、アクチ
ュエータ7は、この燃料コントロールラック8を駆動す
る。燃料は、燃料タンク(図示せず)からプランジャー
(図示せず)を経てディーゼル機関10の燃焼室(図示
せず)内のノズル(図示せず)に送られ、高圧縮化かつ
高温化された空気に噴射され自然発火する。
続されている。燃料噴射ポンプ9には、燃料を吸排する
プランジャー(図示せず)を回動するピニオン歯車(図
示せず)と噛み合いこれを動かして燃料噴射量を調節す
る燃料コントロールラック8が設けられており、アクチ
ュエータ7は、この燃料コントロールラック8を駆動す
る。燃料は、燃料タンク(図示せず)からプランジャー
(図示せず)を経てディーゼル機関10の燃焼室(図示
せず)内のノズル(図示せず)に送られ、高圧縮化かつ
高温化された空気に噴射され自然発火する。
【0012】燃料コントロールラック8には、そのラッ
ク位置を検知してラック位置データ信号DR を出力する
ラック位置センサ15が装着されている。このラック位
置データ信号DR は、燃料制御装置2に送られ、さらに
燃料制御装置2から燃料消費率記録装置16内の燃料消
費率算出記録部18へ送られる。
ク位置を検知してラック位置データ信号DR を出力する
ラック位置センサ15が装着されている。このラック位
置データ信号DR は、燃料制御装置2に送られ、さらに
燃料制御装置2から燃料消費率記録装置16内の燃料消
費率算出記録部18へ送られる。
【0013】ディーゼル機関10の出力軸(図示せず)
には液体変速機11が取り付けられ、液体変速機11で
変速された回転駆動力は、推進軸12により動輪13に
伝達され、この鉄道用ディーゼル車両100を走行させ
る。ディーゼル機関10には機関回転速度検出器14が
装着されており、ディーゼル機関10の機関回転速度を
示す単位時間当りのディーゼル機関10の回転数である
機関回転数Nを検出し、速度データ信号DV として燃料
消費率記録装置16内の機関出力検出記録部17及び燃
料消費率算出記録部18と、燃料制御装置2に送る。
には液体変速機11が取り付けられ、液体変速機11で
変速された回転駆動力は、推進軸12により動輪13に
伝達され、この鉄道用ディーゼル車両100を走行させ
る。ディーゼル機関10には機関回転速度検出器14が
装着されており、ディーゼル機関10の機関回転速度を
示す単位時間当りのディーゼル機関10の回転数である
機関回転数Nを検出し、速度データ信号DV として燃料
消費率記録装置16内の機関出力検出記録部17及び燃
料消費率算出記録部18と、燃料制御装置2に送る。
【0014】推進軸12又は液体変速機11内の軸に
は、動力伝達トルク検出器20が装着されている。この
動力伝達トルク検出器20は、推進軸12等に貼付され
たひずみゲージを有しており、推進軸12等のひずみを
測定することにより動力伝達トルク(回転駆動力)TP
を検出し、トルクデータ信号DT として燃料消費率記録
装置16内の機関出力検出記録部17に送る。
は、動力伝達トルク検出器20が装着されている。この
動力伝達トルク検出器20は、推進軸12等に貼付され
たひずみゲージを有しており、推進軸12等のひずみを
測定することにより動力伝達トルク(回転駆動力)TP
を検出し、トルクデータ信号DT として燃料消費率記録
装置16内の機関出力検出記録部17に送る。
【0015】運転士が操作した制御ノッチの位置に応じ
て主幹制御器1から燃料制御装置2に送られたノッチ指
令信号SN と、機関回転速度検出器14から送られた機
関回転数Nの値を示す速度データ信号DV と、ラック位
置センサ15から送られた燃料コントロールラック8の
ラック位置Rを示すラック位置データ信号DR により、
燃料制御装置2は、燃料コントロールラック8を駆動し
ラック位置Rを調節するためのラック位置指令信号SR
を生成し、アクチュエータ7に送る。
て主幹制御器1から燃料制御装置2に送られたノッチ指
令信号SN と、機関回転速度検出器14から送られた機
関回転数Nの値を示す速度データ信号DV と、ラック位
置センサ15から送られた燃料コントロールラック8の
ラック位置Rを示すラック位置データ信号DR により、
燃料制御装置2は、燃料コントロールラック8を駆動し
ラック位置Rを調節するためのラック位置指令信号SR
を生成し、アクチュエータ7に送る。
【0016】機関出力検出記録部17は、ノッチ指令信
号SN と速度データ信号DV とトルクデータ信号DT を
受け取り、この鉄道用ディーゼル車両100の走行中に
おける制御ノッチ位置と機関回転数Nと動力伝達トルク
TP とを記録する。
号SN と速度データ信号DV とトルクデータ信号DT を
受け取り、この鉄道用ディーゼル車両100の走行中に
おける制御ノッチ位置と機関回転数Nと動力伝達トルク
TP とを記録する。
【0017】また、機関出力検出記録部17は、動力伝
達トルクTP と、機関回転数Nと、機関出力端から動力
伝達トルク検出器20までの動力伝達効率ηと、図示し
ない逆転機構や減速機等の歯車比Kとから、機関出力P
E を、例えば次の計算式 PE =(A×N×TP )/(η×K) ………(1) にしたがって算出し、かつ記録する。
達トルクTP と、機関回転数Nと、機関出力端から動力
伝達トルク検出器20までの動力伝達効率ηと、図示し
ない逆転機構や減速機等の歯車比Kとから、機関出力P
E を、例えば次の計算式 PE =(A×N×TP )/(η×K) ………(1) にしたがって算出し、かつ記録する。
【0018】上式(1)において、Aは所定の係数であ
る。また、動力伝達効率ηと歯車比Kは、あらかじめ機
関性能試験等により求められたり、設計値から算出され
る既知の値である。これらの値A,η,Kは、あらかじ
め機関出力検出記録部17にデータとして入力されてい
る。この機関出力PE は、機関出力データ信号DP とし
て、機関出力検出記録部17から燃料消費率算出記録部
18に送られる。
る。また、動力伝達効率ηと歯車比Kは、あらかじめ機
関性能試験等により求められたり、設計値から算出され
る既知の値である。これらの値A,η,Kは、あらかじ
め機関出力検出記録部17にデータとして入力されてい
る。この機関出力PE は、機関出力データ信号DP とし
て、機関出力検出記録部17から燃料消費率算出記録部
18に送られる。
【0019】なお、機関出力PE の算出方法は、上式
(1)等の方法に限定されるものではなく、いかなる方
法であってもよい。
(1)等の方法に限定されるものではなく、いかなる方
法であってもよい。
【0020】燃料消費率算出記録部18は、ノッチ指令
信号SN と速度データ信号DV と機関出力データ信号D
P を受け取り、この鉄道用ディーゼル車両100の走行
中における制御ノッチ位置と機関回転数Nと機関出力P
E とを記録する。
信号SN と速度データ信号DV と機関出力データ信号D
P を受け取り、この鉄道用ディーゼル車両100の走行
中における制御ノッチ位置と機関回転数Nと機関出力P
E とを記録する。
【0021】また、燃料消費率算出記録部18は、燃料
噴射量f(R,N)と、燃料比重量γと、機関出力PE
とから、燃料消費率gを、上記の各値の関数として、例
えば次の計算式 g=B×f(R,N)×γ/PE ………(2) にしたがって算出し、かつ記録する。
噴射量f(R,N)と、燃料比重量γと、機関出力PE
とから、燃料消費率gを、上記の各値の関数として、例
えば次の計算式 g=B×f(R,N)×γ/PE ………(2) にしたがって算出し、かつ記録する。
【0022】上式(2)において、Bは所定の係数であ
る。また、燃料比重量γは、燃料の物性から求められる
既知の値である。これらの値B,γは、あらかじめ燃料
消費率算出記録部18にデータとして入力されている。
燃料噴射量f(R,N)は、単位時間当りに噴射される
燃料の容積であり、燃料噴射ポンプ9の特性性能試験の
結果から、ラック位置Rと機関回転数Nの関数として、
例えば図2のような特性曲線の形で得られ、燃料消費率
算出記録部18に、あらかじめ記憶されている。したが
って、上式(2)によって算出される燃料消費率gは、
単位時間単位機関出力当りに消費される燃料の質量(重
量)となる。燃料消費率gの算出と記録は、この鉄道用
ディーゼル車両100の走行中に行ってもよいし、走行
後に行ってもよい。この燃料消費率gと、機関回転数N
と、制御ノッチ位置と、機関出力PE は、さらに燃料消
費率算出記録部18から機関性能表示部19に送られ
る。
る。また、燃料比重量γは、燃料の物性から求められる
既知の値である。これらの値B,γは、あらかじめ燃料
消費率算出記録部18にデータとして入力されている。
燃料噴射量f(R,N)は、単位時間当りに噴射される
燃料の容積であり、燃料噴射ポンプ9の特性性能試験の
結果から、ラック位置Rと機関回転数Nの関数として、
例えば図2のような特性曲線の形で得られ、燃料消費率
算出記録部18に、あらかじめ記憶されている。したが
って、上式(2)によって算出される燃料消費率gは、
単位時間単位機関出力当りに消費される燃料の質量(重
量)となる。燃料消費率gの算出と記録は、この鉄道用
ディーゼル車両100の走行中に行ってもよいし、走行
後に行ってもよい。この燃料消費率gと、機関回転数N
と、制御ノッチ位置と、機関出力PE は、さらに燃料消
費率算出記録部18から機関性能表示部19に送られ
る。
【0023】機関性能表示部19は、燃料消費率算出記
録部18に記録されている機関出力PE と、機関回転数
Nと、ノッチ指令信号SN と、燃料消費率gとをそれぞ
れ読み出し、ノッチ指令信号(制御ノッチの位置)ごと
の機関回転数Nと燃料消費率gとの関係を、機関性能曲
線としてグラフ形式で表示する。図3は、その機関性能
曲線の一表示例を示している。この図3においては、機
関回転数Nとノッチ指令信号(制御ノッチの位置)が、
ディーゼル機関の性能を表わすパラメータとなってい
る。
録部18に記録されている機関出力PE と、機関回転数
Nと、ノッチ指令信号SN と、燃料消費率gとをそれぞ
れ読み出し、ノッチ指令信号(制御ノッチの位置)ごと
の機関回転数Nと燃料消費率gとの関係を、機関性能曲
線としてグラフ形式で表示する。図3は、その機関性能
曲線の一表示例を示している。この図3においては、機
関回転数Nとノッチ指令信号(制御ノッチの位置)が、
ディーゼル機関の性能を表わすパラメータとなってい
る。
【0024】機関性能表示部19の表示手段は、液晶表
示器以外に、CRT、プリンタ、あるいはプロッタな
ど、いかなる装置であってもよい。また、データプロッ
トした点どうしを結ぶ近似曲線を描画させるようにして
もよい。この機関性能表示の時期は、鉄道用ディーゼル
車両100の走行中であっても走行後であってもよい。
また、走行中の表示の場合には、取得したデータをその
都度プロット(点)として表示することとしてもよい。
示器以外に、CRT、プリンタ、あるいはプロッタな
ど、いかなる装置であってもよい。また、データプロッ
トした点どうしを結ぶ近似曲線を描画させるようにして
もよい。この機関性能表示の時期は、鉄道用ディーゼル
車両100の走行中であっても走行後であってもよい。
また、走行中の表示の場合には、取得したデータをその
都度プロット(点)として表示することとしてもよい。
【0025】なお、本発明は、燃料消費率記録装置がデ
ィーゼル車両の制御に関する装置、例えば電子ガバナ、
変速機制御装置、空転制御装置、速度検出装置、あるい
はモニタ装置に付属していても、又は燃料消費率記録装
置が前記装置を付属していても適用可能である。
ィーゼル車両の制御に関する装置、例えば電子ガバナ、
変速機制御装置、空転制御装置、速度検出装置、あるい
はモニタ装置に付属していても、又は燃料消費率記録装
置が前記装置を付属していても適用可能である。
【0026】また、本発明は、鉄道用ディーゼル車両だ
けでなく、ディーゼル機関を用いる車両に応用可能であ
る。
けでなく、ディーゼル機関を用いる車両に応用可能であ
る。
【0027】上記実施形態においては、単位時間単位機
関出力当たりに消費される燃料の質量を燃料消費率とし
た例について説明したが、本発明はこれには限定され
ず、単位時間単位機関出力当たりに消費される燃料の容
積を燃料消費率としてもよい。
関出力当たりに消費される燃料の質量を燃料消費率とし
た例について説明したが、本発明はこれには限定され
ず、単位時間単位機関出力当たりに消費される燃料の容
積を燃料消費率としてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の燃料消費
率検出装置によれば、走行中のディーゼル車両のディー
ゼル機関の燃料消費率を検出することができる。他の機
関性能値、例えば機関出力等についても走行中の値は公
知の他の方法により検出できるから、これにより、検修
作業者がディーゼル機関の検査・修繕の前に機関を車両
から取り外すことなく、機関性能を評価し、その結果に
基づいて検査・修繕の程度を決めることができる。ま
た、燃料配管中に特別な燃料流量計を設置することな
く、走行中のディーゼル車両のディーゼル機関の燃料消
費率を検出することができるから、機関の燃料配管への
空気混入、あるいは異物混入等の発生のおそれはまった
くなく、信頼性も向上する。
率検出装置によれば、走行中のディーゼル車両のディー
ゼル機関の燃料消費率を検出することができる。他の機
関性能値、例えば機関出力等についても走行中の値は公
知の他の方法により検出できるから、これにより、検修
作業者がディーゼル機関の検査・修繕の前に機関を車両
から取り外すことなく、機関性能を評価し、その結果に
基づいて検査・修繕の程度を決めることができる。ま
た、燃料配管中に特別な燃料流量計を設置することな
く、走行中のディーゼル車両のディーゼル機関の燃料消
費率を検出することができるから、機関の燃料配管への
空気混入、あるいは異物混入等の発生のおそれはまった
くなく、信頼性も向上する。
【図1】本発明の一実施形態である鉄道用ディーゼル車
両の構成を示すブロック図である。
両の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す鉄道用ディーゼル車両における燃料
噴射ポンプの特性図の一例を示す図である。
噴射ポンプの特性図の一例を示す図である。
【図3】図1に示す鉄道用ディーゼル車両における燃料
消費率記録装置により得られる機関回転数と燃料消費率
の関係特性図の一例を示す図である。
消費率記録装置により得られる機関回転数と燃料消費率
の関係特性図の一例を示す図である。
1 主幹制御器 2 燃料制御装置 7 アクチュエータ 8 燃料コントロールラック 9 燃料噴射ポンプ 10 ディーゼル機関 11 液体変速機 12 推進軸 13 動輪 14 機関回転速度検出器 15 ラック位置センサ 16 燃料消費率記録装置 17 機関出力検出記録部 18 燃料消費率算出記録部 19 機関性能表示部 20 動力伝達トルク検出器 100 鉄道用ディーゼル車両 DP 機関出力データ信号 DR ラック位置データ信号 DT トルクデータ信号 DV 速度データ信号 SN ノッチ指令信号 SR ラック位置指令信号
フロントページの続き (72)発明者 村上 浩一 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料噴射量を制御する燃料コントロール
ラックを有しディーゼル車両に搭載されたディーゼル機
関の燃料消費率検出装置であって、前記ディーゼル車両
の走行中に検出された軸出力あるいは軸トルクである機
関出力PE と、前記ディーゼル車両の走行中に検出され
た前記ディーゼル機関の機関回転速度Nと、前記ディー
ゼル車両の走行中に検出された前記ディーゼル機関の前
記燃料コントロールラックのラック位置Rと、前記Rと
前記Nとの関数f(R,N)として特性曲線の形であら
かじめ得られた単位時間当りの燃料噴射量とから、前記
PE と前記f(R,N)の関数として前記ディーゼル車
両の走行中における前記ディーゼル機関の燃料消費率を
検出することを特徴とするディーゼル機関の燃料消費率
検出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のディーゼル機関の燃料消
費率検出装置において、検出された前記ディーゼル機関
の燃料消費率を、前記ディーゼル機関の性能を表わすパ
ラメータとの関連において表示する手段を備えたことを
特徴とするディーゼル機関の燃料消費率検出装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の記載のディ
ーゼル機関の燃料消費率検出装置において、係数をBと
し、燃料の比重量をγとしたとき、前記ディーゼル機関
の燃料消費率gは、下式 g=B×f(R,N)×γ/PE により算出されることを特徴とするディーゼル機関の燃
料消費率検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30394695A JPH09144592A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | ディーゼル機関の燃料消費率検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30394695A JPH09144592A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | ディーゼル機関の燃料消費率検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09144592A true JPH09144592A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17927199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30394695A Pending JPH09144592A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | ディーゼル機関の燃料消費率検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09144592A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009121475A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Iveco Motorenforschung Ag | 診断テストのための乗物用エンジンへの燃料の正しい流量の決定方法 |
| JP2010502888A (ja) * | 2006-09-08 | 2010-01-28 | カストロール リミテッド | 自動車用消耗品の性能測定法 |
| JP2011144734A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Kubota Corp | 燃料消費量評価システム |
| CN116429183A (zh) * | 2023-04-24 | 2023-07-14 | 广东海洋大学 | 一种柴油机性能监测方法 |
-
1995
- 1995-11-22 JP JP30394695A patent/JPH09144592A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010502888A (ja) * | 2006-09-08 | 2010-01-28 | カストロール リミテッド | 自動車用消耗品の性能測定法 |
| JP2009121475A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Iveco Motorenforschung Ag | 診断テストのための乗物用エンジンへの燃料の正しい流量の決定方法 |
| JP2011144734A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Kubota Corp | 燃料消費量評価システム |
| CN116429183A (zh) * | 2023-04-24 | 2023-07-14 | 广东海洋大学 | 一种柴油机性能监测方法 |
| CN116429183B (zh) * | 2023-04-24 | 2023-09-26 | 广东海洋大学 | 一种柴油机性能监测方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041102 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050823 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051017 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051109 |