JPH09144825A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents
トロイダル型無段変速機Info
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- JPH09144825A JPH09144825A JP30025195A JP30025195A JPH09144825A JP H09144825 A JPH09144825 A JP H09144825A JP 30025195 A JP30025195 A JP 30025195A JP 30025195 A JP30025195 A JP 30025195A JP H09144825 A JPH09144825 A JP H09144825A
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- Japan
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- disk
- continuously variable
- variable transmission
- type continuously
- input shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 伝達効率を低下させる事なく、パワーローラ
8、8を支承するスラスト玉軸受27、27の耐久性を
確保する。 【構成】 入力軸15が高速回転すると、遠心力に基づ
いて梃子部材37、37が押圧板36を、予圧ばね18
に向けて押圧する。この結果、予圧ばね18の弾性が高
まり、パワーローラ8、8に加わるスラスト荷重が上昇
する。そして、上記スラスト玉軸受27、27に、耐久
性低下に結び付く様な滑りが発生しなくなる。
8、8を支承するスラスト玉軸受27、27の耐久性を
確保する。 【構成】 入力軸15が高速回転すると、遠心力に基づ
いて梃子部材37、37が押圧板36を、予圧ばね18
に向けて押圧する。この結果、予圧ばね18の弾性が高
まり、パワーローラ8、8に加わるスラスト荷重が上昇
する。そして、上記スラスト玉軸受27、27に、耐久
性低下に結び付く様な滑りが発生しなくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るトロイダル型無段
変速機は、例えば自動車用の変速機として利用する。
変速機は、例えば自動車用の変速機として利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用変速機として、図6〜7に略示
する様なトロイダル型無段変速機を使用する事が研究さ
れている。このトロイダル型無段変速機は、例えば実開
昭62−71465号公報に開示されている様に、入力
軸1と同心に、第一のディスクである入力側ディスク2
を支持し、この入力軸1と同心に配置された出力軸3の
端部に、この出力軸3と同心に、第二のディスクである
出力側ディスク4を固定している。トロイダル型無段変
速機を納めたケーシングの内側には、前記入力軸1並び
に出力軸3に対して捻れの位置にある枢軸5、5を中心
として揺動するトラニオン6、6を設けている。
する様なトロイダル型無段変速機を使用する事が研究さ
れている。このトロイダル型無段変速機は、例えば実開
昭62−71465号公報に開示されている様に、入力
軸1と同心に、第一のディスクである入力側ディスク2
を支持し、この入力軸1と同心に配置された出力軸3の
端部に、この出力軸3と同心に、第二のディスクである
出力側ディスク4を固定している。トロイダル型無段変
速機を納めたケーシングの内側には、前記入力軸1並び
に出力軸3に対して捻れの位置にある枢軸5、5を中心
として揺動するトラニオン6、6を設けている。
【0003】各トラニオン6、6は、両端部外側面に上
記枢軸5、5を設けている。又、各トラニオン6、6の
中心部には変位軸7、7の基端部を支持し、上記枢軸
5、5を中心として各トラニオン6、6を揺動させる事
により、各変位軸7、7の傾斜角度の調節を自在として
いる。各トラニオン6、6に支持された変位軸7、7の
周囲には、それぞれパワーローラ8、8を回転自在に支
持している。そして、各パワーローラ8、8を、上記入
力側、出力側両ディスク2、4の間に挟持している。
記枢軸5、5を設けている。又、各トラニオン6、6の
中心部には変位軸7、7の基端部を支持し、上記枢軸
5、5を中心として各トラニオン6、6を揺動させる事
により、各変位軸7、7の傾斜角度の調節を自在として
いる。各トラニオン6、6に支持された変位軸7、7の
周囲には、それぞれパワーローラ8、8を回転自在に支
持している。そして、各パワーローラ8、8を、上記入
力側、出力側両ディスク2、4の間に挟持している。
【0004】入力側、出力側両ディスク2、4の互いに
対向する内側面2a、4aは、それぞれ断面が、上記枢
軸5を中心とする円弧を回転させて得られる凹面をなし
ている。そして、球状凸面に形成された各パワーローラ
8、8の周面8a、8aは、上記内側面2a、4aに当
接させている。
対向する内側面2a、4aは、それぞれ断面が、上記枢
軸5を中心とする円弧を回転させて得られる凹面をなし
ている。そして、球状凸面に形成された各パワーローラ
8、8の周面8a、8aは、上記内側面2a、4aに当
接させている。
【0005】上記入力軸1と入力側ディスク2との間に
は、ローディングカム式の押圧装置9を設け、この押圧
装置9によって、上記入力側ディスク2を出力側ディス
ク4に向け、弾性的に押圧している。この押圧装置9
は、入力軸1と共に回転するカム板10と、保持器11
により保持された複数個(例えば4個)のローラ12、
12とから構成されている。上記カム板10の片側面
(図6〜7の左側面)には、円周方向に亙る凹凸面であ
るカム面13を形成し、上記入力側ディスク2の外側面
(図6〜7の右側面)にも、同様のカム面14を形成し
ている。そして、上記複数個のローラ12、12を、上
記入力軸1の中心に対して放射方向の軸を中心とする回
転自在に支持している。
は、ローディングカム式の押圧装置9を設け、この押圧
装置9によって、上記入力側ディスク2を出力側ディス
ク4に向け、弾性的に押圧している。この押圧装置9
は、入力軸1と共に回転するカム板10と、保持器11
により保持された複数個(例えば4個)のローラ12、
12とから構成されている。上記カム板10の片側面
(図6〜7の左側面)には、円周方向に亙る凹凸面であ
るカム面13を形成し、上記入力側ディスク2の外側面
(図6〜7の右側面)にも、同様のカム面14を形成し
ている。そして、上記複数個のローラ12、12を、上
記入力軸1の中心に対して放射方向の軸を中心とする回
転自在に支持している。
【0006】上述の様に構成されるトロイダル型無段変
速機の使用時、入力軸1の回転に伴ってカム板10が回
転すると、カム面13によって複数個のローラ12、1
2が、入力側ディスク2外側面のカム面14に押圧され
る。この結果、上記入力側ディスク2が、上記複数のパ
ワーローラ8、8に押圧されると同時に、上記1対のカ
ム面13、14と複数個のローラ12、12との押し付
け合いに基づいて、上記入力側ディスク2が回転する。
そして、この入力側ディスク2の回転が、上記複数のパ
ワーローラ8、8を介して出力側ディスク4に伝達さ
れ、この出力側ディスク4に固定の出力軸3が回転す
る。
速機の使用時、入力軸1の回転に伴ってカム板10が回
転すると、カム面13によって複数個のローラ12、1
2が、入力側ディスク2外側面のカム面14に押圧され
る。この結果、上記入力側ディスク2が、上記複数のパ
ワーローラ8、8に押圧されると同時に、上記1対のカ
ム面13、14と複数個のローラ12、12との押し付
け合いに基づいて、上記入力側ディスク2が回転する。
そして、この入力側ディスク2の回転が、上記複数のパ
ワーローラ8、8を介して出力側ディスク4に伝達さ
れ、この出力側ディスク4に固定の出力軸3が回転す
る。
【0007】入力軸1と出力軸3との回転速度を変える
場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で減速を行なう
場合には、前記枢軸5、5を中心として各トラニオン
6、6を揺動させる。そして、上記各パワーローラ8、
8の周面8a、8aが図6に示す様に、入力側ディスク
2の内側面2aの中心寄り部分と出力側ディスク4の内
側面4aの外周寄り部分とにそれぞれ当接する様に、上
記各トラニオン7、7に支持された変位軸7、7を傾斜
させる。
場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で減速を行なう
場合には、前記枢軸5、5を中心として各トラニオン
6、6を揺動させる。そして、上記各パワーローラ8、
8の周面8a、8aが図6に示す様に、入力側ディスク
2の内側面2aの中心寄り部分と出力側ディスク4の内
側面4aの外周寄り部分とにそれぞれ当接する様に、上
記各トラニオン7、7に支持された変位軸7、7を傾斜
させる。
【0008】反対に、増速を行なう場合には、上記各ト
ラニオン6、6を減速時とは反対方向に揺動させる。そ
して、上記各パワーローラ8、8の周面8a、8aが図
7に示す様に、入力側ディスク2の内側面2aの外周寄
り部分と出力側ディスク4の内側面4aの中心寄り部分
とに、それぞれ当接する様に、上記各変位軸7、7を傾
斜させる。これら各変位軸7、7の傾斜角度を図6と図
7との中間にすれば、入力軸1と出力軸3との間で、中
間の変速比を得られる。例えば、上記各変位軸7、7の
方向を入力軸1及び出力軸3に直交する向きとすれば、
上記入力軸1と出力軸3との変速比が1となり、出力軸
3が入力軸1と同速で回転する。
ラニオン6、6を減速時とは反対方向に揺動させる。そ
して、上記各パワーローラ8、8の周面8a、8aが図
7に示す様に、入力側ディスク2の内側面2aの外周寄
り部分と出力側ディスク4の内側面4aの中心寄り部分
とに、それぞれ当接する様に、上記各変位軸7、7を傾
斜させる。これら各変位軸7、7の傾斜角度を図6と図
7との中間にすれば、入力軸1と出力軸3との間で、中
間の変速比を得られる。例えば、上記各変位軸7、7の
方向を入力軸1及び出力軸3に直交する向きとすれば、
上記入力軸1と出力軸3との変速比が1となり、出力軸
3が入力軸1と同速で回転する。
【0009】更に、図8〜9は、より具体化されたトロ
イダル型無段変速機を示している。第一のディスクであ
る入力側ディスク2と、第二のディスクである出力側デ
ィスク4とは、円管状の入力軸15の周囲に、それぞれ
ニードル軸受16、16を介して回転自在に支持してい
る。又、カム板10は上記入力軸15の端部(図8の左
端部)外周面にスプライン係合し、端板17によって上
記入力側ディスク2から離れる方向への移動を阻止され
ている。そして、このカム板10とローラ12、12と
により、上記入力軸15の回転に基づいて上記入力側デ
ィスク2を、出力側ディスク4に向けて押圧しつつ回転
させる、ローディングカム型の押圧装置9を構成してい
る。
イダル型無段変速機を示している。第一のディスクであ
る入力側ディスク2と、第二のディスクである出力側デ
ィスク4とは、円管状の入力軸15の周囲に、それぞれ
ニードル軸受16、16を介して回転自在に支持してい
る。又、カム板10は上記入力軸15の端部(図8の左
端部)外周面にスプライン係合し、端板17によって上
記入力側ディスク2から離れる方向への移動を阻止され
ている。そして、このカム板10とローラ12、12と
により、上記入力軸15の回転に基づいて上記入力側デ
ィスク2を、出力側ディスク4に向けて押圧しつつ回転
させる、ローディングカム型の押圧装置9を構成してい
る。
【0010】尚、上記端板17と上記カム板10との間
には、皿板ばね等の予圧ばね18を設けている。従っ
て、上記押圧装置9の非作動時(無負荷時)にも、上記
入力側ディスク2は上記出力側ディスク4に向け弾性的
に押圧されている。即ち、上記両ディスク2、4の内側
面2a、4aとパワーローラ8、8の周面8a、8aと
を常に弾性的に当接させている。この結果、上記入力軸
15に負荷が加わった場合に、上記各面2a、4a、8
a同士が滑る事なく、入力側ディスク2から出力側ディ
スク4への動力伝達が行なわれる。又、上記出力側ディ
スク4には出力歯車19を、キー20により結合し、こ
れら出力側ディスク4と出力歯車19とが同期して回転
する様にしている。
には、皿板ばね等の予圧ばね18を設けている。従っ
て、上記押圧装置9の非作動時(無負荷時)にも、上記
入力側ディスク2は上記出力側ディスク4に向け弾性的
に押圧されている。即ち、上記両ディスク2、4の内側
面2a、4aとパワーローラ8、8の周面8a、8aと
を常に弾性的に当接させている。この結果、上記入力軸
15に負荷が加わった場合に、上記各面2a、4a、8
a同士が滑る事なく、入力側ディスク2から出力側ディ
スク4への動力伝達が行なわれる。又、上記出力側ディ
スク4には出力歯車19を、キー20により結合し、こ
れら出力側ディスク4と出力歯車19とが同期して回転
する様にしている。
【0011】1対のトラニオン6、6の両端部は1対の
支持板21、21に、揺動並びに軸方向(図8の表裏方
向、図9の左右方向)に亙る変位自在に支持している。
そして、上記各トラニオン6、6の中間部に形成した円
孔22、22部分に、変位軸7、7を支持している。こ
れら各変位軸7、7は、互いに平行で且つ偏心した支持
軸部23、23と枢支軸部24、24とを、それぞれ有
する。このうちの支持軸部23、23を上記各円孔2
2、22の内側に、ニードル軸受25、25を介して、
回転自在に支持している。又、上記各枢支軸部24、2
4の周囲にパワーローラ8、8を、別のニードル軸受2
6、26を介して回転自在に支持している。
支持板21、21に、揺動並びに軸方向(図8の表裏方
向、図9の左右方向)に亙る変位自在に支持している。
そして、上記各トラニオン6、6の中間部に形成した円
孔22、22部分に、変位軸7、7を支持している。こ
れら各変位軸7、7は、互いに平行で且つ偏心した支持
軸部23、23と枢支軸部24、24とを、それぞれ有
する。このうちの支持軸部23、23を上記各円孔2
2、22の内側に、ニードル軸受25、25を介して、
回転自在に支持している。又、上記各枢支軸部24、2
4の周囲にパワーローラ8、8を、別のニードル軸受2
6、26を介して回転自在に支持している。
【0012】尚、上記1対の変位軸7、7は、上記入力
軸15に対して180度反対側位置に設けている。又、
これら各変位軸7、7の各枢支軸部24、24が支持軸
部23、23に対し偏心している方向は、上記入力側、
出力側両ディスク2、4の回転方向に関して同方向(図
9で左右逆方向)としている。又、偏心方向は、上記入
力軸15の配設方向に対しほぼ直交する方向としてい
る。従って上記各パワーローラ8、8は、上記入力軸1
5の配設方向に亙る若干の変位自在に支持される。この
結果、構成各部材の弾性変形等に起因して、上記各パワ
ーローラ8、8が前記入力軸15の軸方向(図8の左右
方向、図9の表裏方向)に変位した場合でも、構成各部
材に無理な力を加える事なく、この変位を吸収できる。
軸15に対して180度反対側位置に設けている。又、
これら各変位軸7、7の各枢支軸部24、24が支持軸
部23、23に対し偏心している方向は、上記入力側、
出力側両ディスク2、4の回転方向に関して同方向(図
9で左右逆方向)としている。又、偏心方向は、上記入
力軸15の配設方向に対しほぼ直交する方向としてい
る。従って上記各パワーローラ8、8は、上記入力軸1
5の配設方向に亙る若干の変位自在に支持される。この
結果、構成各部材の弾性変形等に起因して、上記各パワ
ーローラ8、8が前記入力軸15の軸方向(図8の左右
方向、図9の表裏方向)に変位した場合でも、構成各部
材に無理な力を加える事なく、この変位を吸収できる。
【0013】又、上記各パワーローラ8、8の外側面と
前記各トラニオン6、6の中間部内側面との間には、パ
ワーローラ8、8の外側面の側から順に、スラスト玉軸
受27、27とスラストニードル軸受28、28とを設
けている。このうちのスラスト玉軸受27、27は、請
求項に記載したスラスト転がり軸受に対応するもので、
上記各パワーローラ8、8に加わるスラスト方向の荷重
を支承しつつ、これら各パワーローラ8、8の回転を許
容する。この様なスラスト玉軸受27、27はそれぞ
れ、複数個ずつの玉29、29と、各玉29、29を転
動自在に保持する円環状の保持器30、30と、円環状
の外輪31、31とから構成されている。各スラスト玉
軸受27、27の内輪軌道は前記各パワーローラ8、8
の外側面に、外輪軌道は上記各外輪31、31の内側面
に、それぞれ形成している。
前記各トラニオン6、6の中間部内側面との間には、パ
ワーローラ8、8の外側面の側から順に、スラスト玉軸
受27、27とスラストニードル軸受28、28とを設
けている。このうちのスラスト玉軸受27、27は、請
求項に記載したスラスト転がり軸受に対応するもので、
上記各パワーローラ8、8に加わるスラスト方向の荷重
を支承しつつ、これら各パワーローラ8、8の回転を許
容する。この様なスラスト玉軸受27、27はそれぞ
れ、複数個ずつの玉29、29と、各玉29、29を転
動自在に保持する円環状の保持器30、30と、円環状
の外輪31、31とから構成されている。各スラスト玉
軸受27、27の内輪軌道は前記各パワーローラ8、8
の外側面に、外輪軌道は上記各外輪31、31の内側面
に、それぞれ形成している。
【0014】更に、前記各トラニオン6、6の一端部
(図9の右端部)にはそれぞれ駆動ロッド32、32を
結合し、これら各駆動ロッド32、32の中間部外周面
に駆動ピストン33、33を固設している。そして、こ
れら各駆動ピストン33、33を、それぞれ駆動シリン
ダ34、34内に油密に嵌装している。これら駆動シリ
ンダ34、34内には、ステッピングモータ、スプール
弁等から構成される制御手段35を介して、圧油の給排
を行なう。
(図9の右端部)にはそれぞれ駆動ロッド32、32を
結合し、これら各駆動ロッド32、32の中間部外周面
に駆動ピストン33、33を固設している。そして、こ
れら各駆動ピストン33、33を、それぞれ駆動シリン
ダ34、34内に油密に嵌装している。これら駆動シリ
ンダ34、34内には、ステッピングモータ、スプール
弁等から構成される制御手段35を介して、圧油の給排
を行なう。
【0015】上述の様に構成されるトロイダル型無段変
速機の場合には、入力軸15の回転は押圧装置9を介し
て入力側ディスク2に伝えられる。そして、この入力側
ディスク2の回転が、1対のパワーローラ8、8を介し
て出力側ディスク4に伝えられ、更にこの出力側ディス
ク4の回転が、出力歯車19より取り出される。
速機の場合には、入力軸15の回転は押圧装置9を介し
て入力側ディスク2に伝えられる。そして、この入力側
ディスク2の回転が、1対のパワーローラ8、8を介し
て出力側ディスク4に伝えられ、更にこの出力側ディス
ク4の回転が、出力歯車19より取り出される。
【0016】入力軸15と出力歯車19との間の回転速
度比を変える場合には、上記1対の駆動ピストン33、
33を互いに逆方向に、同じストローク分だけ変位させ
る。これら各駆動ピストン33、33の変位に伴って前
記1対のトラニオン6、6が、それぞれ逆方向に変位す
る。例えば図9の下側のパワーローラ8が同図の右側
に、同図の上側のパワーローラ8が同図の左側に、それ
ぞれ変位する。この結果、これら各パワーローラ8、8
の周面8a、8aと上記入力側ディスク2及び出力側デ
ィスク4の内側面2a、4aとの当接部に作用する、接
線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの
変化に伴って上記各トラニオン6、6が、支持板21、
21に枢支された枢軸5、5を中心として、互いに逆方
向に揺動する。
度比を変える場合には、上記1対の駆動ピストン33、
33を互いに逆方向に、同じストローク分だけ変位させ
る。これら各駆動ピストン33、33の変位に伴って前
記1対のトラニオン6、6が、それぞれ逆方向に変位す
る。例えば図9の下側のパワーローラ8が同図の右側
に、同図の上側のパワーローラ8が同図の左側に、それ
ぞれ変位する。この結果、これら各パワーローラ8、8
の周面8a、8aと上記入力側ディスク2及び出力側デ
ィスク4の内側面2a、4aとの当接部に作用する、接
線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの
変化に伴って上記各トラニオン6、6が、支持板21、
21に枢支された枢軸5、5を中心として、互いに逆方
向に揺動する。
【0017】この結果、前述の図6〜7に示した様に、
上記各パワーローラ8、8の周面8a、8aと上記各内
側面2a、4aとの当接位置が変化し、上記入力軸15
と出力歯車19との間の回転速度比が変化する。尚、ト
ロイダル型無段変速機の場合、動力伝達時には入力側デ
ィスク2及び出力側ディスク4の内側面2a、4aと各
パワーローラ8、8の周面8a、8aとの当接部にトラ
クションオイルを供給する。入力側ディスク2から出力
側ディスク4には、上記各パワーローラ8、8及びこの
トラクションオイルの薄膜を介して動力が伝達される。
上記各パワーローラ8、8の周面8a、8aと上記各内
側面2a、4aとの当接位置が変化し、上記入力軸15
と出力歯車19との間の回転速度比が変化する。尚、ト
ロイダル型無段変速機の場合、動力伝達時には入力側デ
ィスク2及び出力側ディスク4の内側面2a、4aと各
パワーローラ8、8の周面8a、8aとの当接部にトラ
クションオイルを供給する。入力側ディスク2から出力
側ディスク4には、上記各パワーローラ8、8及びこの
トラクションオイルの薄膜を介して動力が伝達される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に構成され作
用するトロイダル型無段変速機の場合には、例えば高速
道路の下り坂を走行する場合、或は高速走行時にエンジ
ンブレーキをかける場合の様に、入力軸15が低トルク
で高速回転した場合に、パワーローラ8、8に加わるス
ラスト荷重を支承する為のスラスト玉軸受27、27の
耐久性が損なわれる。この理由は次の通りである。
用するトロイダル型無段変速機の場合には、例えば高速
道路の下り坂を走行する場合、或は高速走行時にエンジ
ンブレーキをかける場合の様に、入力軸15が低トルク
で高速回転した場合に、パワーローラ8、8に加わるス
ラスト荷重を支承する為のスラスト玉軸受27、27の
耐久性が損なわれる。この理由は次の通りである。
【0019】周知の様に、スラスト玉軸受27、27を
低荷重の下で高速回転させると、玉29、29に発生す
るジャイロモーメントにより、各玉29、29の自転軸
の向きが変化しにくくなる。一方、この自転軸の向き
は、上記各玉29、29の公転に伴って変化しなければ
ならない(自転軸の向きを外輪軌道及び内輪軌道の直径
方向に一致させ続けなければならない)。これに対して
低荷重の下では、これら各玉29、29の転動面と外輪
軌道及び内輪軌道との接触面圧が低く、自転軸の向きを
変えようとする力が弱い為、これら各玉29、29の転
動面と外輪軌道及び内輪軌道との間に滑りが発生する。
この様な滑りは、摩擦抵抗の増大により上記スラスト玉
軸受27、27の回転トルクや発熱量を増大させて、こ
のスラスト玉軸受27、27の耐久性を低下させる為、
好ましくない。一方、大きな荷重の下で上記スラスト玉
軸受27、27を回転させた場合には、上記接触面圧が
高くなり、自転軸の向きを変えようとする力が十分に大
きくなる為、上記滑りは発生せず、耐久性悪化の問題は
生じない。
低荷重の下で高速回転させると、玉29、29に発生す
るジャイロモーメントにより、各玉29、29の自転軸
の向きが変化しにくくなる。一方、この自転軸の向き
は、上記各玉29、29の公転に伴って変化しなければ
ならない(自転軸の向きを外輪軌道及び内輪軌道の直径
方向に一致させ続けなければならない)。これに対して
低荷重の下では、これら各玉29、29の転動面と外輪
軌道及び内輪軌道との接触面圧が低く、自転軸の向きを
変えようとする力が弱い為、これら各玉29、29の転
動面と外輪軌道及び内輪軌道との間に滑りが発生する。
この様な滑りは、摩擦抵抗の増大により上記スラスト玉
軸受27、27の回転トルクや発熱量を増大させて、こ
のスラスト玉軸受27、27の耐久性を低下させる為、
好ましくない。一方、大きな荷重の下で上記スラスト玉
軸受27、27を回転させた場合には、上記接触面圧が
高くなり、自転軸の向きを変えようとする力が十分に大
きくなる為、上記滑りは発生せず、耐久性悪化の問題は
生じない。
【0020】従って、低荷重・高回転時の耐久性悪化を
防止する為には、予圧ばね18の弾力を強くして、上記
接触面圧を高くすれば良い。ところが、予圧ばね18の
弾力を大きくすると、トロイダル型無段変速機の構成各
部材同士の接触部分に、常に(低回転時にも)大きな面
圧が加わる事になる。この結果、これら各接触部分の摩
擦抵抗が徒に増大し、トロイダル型無段変速機の伝達効
率が低下する(内部損失が増大する)。本発明のトロイ
ダル型無段変速機は、この様な事情に鑑みて、伝達効率
を低下させずにスラスト玉軸受27、27等のスラスト
転がり軸受の耐久性を確保すべく発明したものである。
防止する為には、予圧ばね18の弾力を強くして、上記
接触面圧を高くすれば良い。ところが、予圧ばね18の
弾力を大きくすると、トロイダル型無段変速機の構成各
部材同士の接触部分に、常に(低回転時にも)大きな面
圧が加わる事になる。この結果、これら各接触部分の摩
擦抵抗が徒に増大し、トロイダル型無段変速機の伝達効
率が低下する(内部損失が増大する)。本発明のトロイ
ダル型無段変速機は、この様な事情に鑑みて、伝達効率
を低下させずにスラスト玉軸受27、27等のスラスト
転がり軸受の耐久性を確保すべく発明したものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のトロイダル型無
段変速機は、前述した従来のトロイダル型無段変速機と
同様に、互いの内側面同士を対向させた状態で、互いに
同心に、且つ回転自在に支持された第一、第二のディス
クと、これら第一、第二のディスクの中心軸に対し捻れ
の位置にある枢軸を中心として揺動するトラニオンと、
互いに平行で且つ偏心した支持軸部及び枢支軸部を有
し、このうちの支持軸部により上記トラニオンに回転自
在に支持されて、上記枢支軸部をこのトラニオンの内側
面から突出させた変位軸と、上記枢支軸部の周囲に回転
自在に支持された状態で、上記第一、第二の両ディスク
の間に挟持されたパワーローラと、このパワーローラの
外側面に添設され、このパワーローラに加わるスラスト
方向の荷重を支承しつつ、このパワーローラの回転を許
容するスラスト転がり軸受と、上記第一のディスクを上
記第二のディスクに向けて押圧する方向の弾力を有する
予圧ばねとを備える。そして、上記第一、第二のディス
クの内側面はそれぞれ断面が円弧形の凹面であり、パワ
ーローラの周面は球面状の凸面であり、この周面と上記
内側面とを互いに当接させている。
段変速機は、前述した従来のトロイダル型無段変速機と
同様に、互いの内側面同士を対向させた状態で、互いに
同心に、且つ回転自在に支持された第一、第二のディス
クと、これら第一、第二のディスクの中心軸に対し捻れ
の位置にある枢軸を中心として揺動するトラニオンと、
互いに平行で且つ偏心した支持軸部及び枢支軸部を有
し、このうちの支持軸部により上記トラニオンに回転自
在に支持されて、上記枢支軸部をこのトラニオンの内側
面から突出させた変位軸と、上記枢支軸部の周囲に回転
自在に支持された状態で、上記第一、第二の両ディスク
の間に挟持されたパワーローラと、このパワーローラの
外側面に添設され、このパワーローラに加わるスラスト
方向の荷重を支承しつつ、このパワーローラの回転を許
容するスラスト転がり軸受と、上記第一のディスクを上
記第二のディスクに向けて押圧する方向の弾力を有する
予圧ばねとを備える。そして、上記第一、第二のディス
クの内側面はそれぞれ断面が円弧形の凹面であり、パワ
ーローラの周面は球面状の凸面であり、この周面と上記
内側面とを互いに当接させている。
【0022】特に、本発明のトロイダル型無段変速機に
於いては、上記予圧ばねと直列又は並列に、上記第一の
ディスクを上記第二のディスクに向けて押圧する押圧機
構を設けている。そして、この押圧機構に、上記第一の
ディスクの回転速度が上昇するに従ってこの第一のディ
スクを上記第二のディスクに押圧する力を大きくする機
能を持たせている。この様な機能を持った押圧機構とし
ては、例えば次の〜の様な構造を採用できる。尚、
次記〜は押圧機構と予圧ばねとを直列に配置した場
合を示しているが、これらの押圧機構を予圧ばねと並列
に設け、予圧ばねと押圧機構とが、共に上記第一のディ
スクを上記第二のディスクに向け押圧する様に構成する
事もできる。
於いては、上記予圧ばねと直列又は並列に、上記第一の
ディスクを上記第二のディスクに向けて押圧する押圧機
構を設けている。そして、この押圧機構に、上記第一の
ディスクの回転速度が上昇するに従ってこの第一のディ
スクを上記第二のディスクに押圧する力を大きくする機
能を持たせている。この様な機能を持った押圧機構とし
ては、例えば次の〜の様な構造を採用できる。尚、
次記〜は押圧機構と予圧ばねとを直列に配置した場
合を示しているが、これらの押圧機構を予圧ばねと並列
に設け、予圧ばねと押圧機構とが、共に上記第一のディ
スクを上記第二のディスクに向け押圧する様に構成する
事もできる。
【0023】 第一のディスクと共に回転する回転軸
の中間部に、この回転軸に対して固定された固定ブロッ
クと、この回転軸の軸方向に変位自在な摺動ブロックと
を設け、これら両ブロック同士の間に梃子部材を設け
る。そして、この梃子部材の外端部に重り部を設け、こ
の重り部に作用する遠心力を、上記梃子部材を介して、
上記両ブロック同士の間隔を開く方向に作用させる。そ
して、これら両ブロック同士の間隔が開く事で、上記予
圧ばねが軸方向に押圧される様にする。
の中間部に、この回転軸に対して固定された固定ブロッ
クと、この回転軸の軸方向に変位自在な摺動ブロックと
を設け、これら両ブロック同士の間に梃子部材を設け
る。そして、この梃子部材の外端部に重り部を設け、こ
の重り部に作用する遠心力を、上記梃子部材を介して、
上記両ブロック同士の間隔を開く方向に作用させる。そ
して、これら両ブロック同士の間隔が開く事で、上記予
圧ばねが軸方向に押圧される様にする。
【0024】 第一のディスクと共に回転する回転軸
の中間部に、この回転軸に対して固定された固定ブロッ
クと、この回転軸の軸方向に変位自在な摺動ブロックと
を設け、これら両ブロックの対向面同士の間隔を、直径
方向外方に向かう程狭くする。そして、これら両ブロッ
クの対向面同士の間に、重りを、これら両ブロックの直
径方向に亙る変位自在に挟持すると共に、これら両ブロ
ック同士の間隔が開く事で、上記予圧ばねが軸方向に押
圧される様にする。
の中間部に、この回転軸に対して固定された固定ブロッ
クと、この回転軸の軸方向に変位自在な摺動ブロックと
を設け、これら両ブロックの対向面同士の間隔を、直径
方向外方に向かう程狭くする。そして、これら両ブロッ
クの対向面同士の間に、重りを、これら両ブロックの直
径方向に亙る変位自在に挟持すると共に、これら両ブロ
ック同士の間隔が開く事で、上記予圧ばねが軸方向に押
圧される様にする。
【0025】 第一のディスクと共に回転する回転軸
の中間部にホルダを固定し、このホルダの内側に複数個
の重りを、回転軸の直径方向に亙る所定量だけの変位を
自在に支持する。そして、予圧ばねの片面を上記各重り
の片面に当接させる。そして、これら各重りが上記直径
方向の外方に変位する程、上記予圧ばねが軸方向に押圧
される様にする。
の中間部にホルダを固定し、このホルダの内側に複数個
の重りを、回転軸の直径方向に亙る所定量だけの変位を
自在に支持する。そして、予圧ばねの片面を上記各重り
の片面に当接させる。そして、これら各重りが上記直径
方向の外方に変位する程、上記予圧ばねが軸方向に押圧
される様にする。
【0026】 第一のディスクと共に回転する回転軸
の中間部に油圧シリンダを設け、この油圧シリンダへの
圧油の給排に基づいて変位するピストン板により、上記
予圧ばねを軸方向に押圧自在とする。そして上記油圧シ
リンダには、上記回転軸が高速回転する場合に圧油を送
り込み自在とする。
の中間部に油圧シリンダを設け、この油圧シリンダへの
圧油の給排に基づいて変位するピストン板により、上記
予圧ばねを軸方向に押圧自在とする。そして上記油圧シ
リンダには、上記回転軸が高速回転する場合に圧油を送
り込み自在とする。
【0027】
【作用】上述の様に構成される本発明のトロイダル型無
段変速機は、前述した従来のトロイダル型無段変速機と
同様の作用に基づき、第一のディスクと第二のディスク
との間で回転力の伝達を行ない、更にトラニオンの傾斜
角度を変える事により、これら両ディスクの回転速度比
を変える。
段変速機は、前述した従来のトロイダル型無段変速機と
同様の作用に基づき、第一のディスクと第二のディスク
との間で回転力の伝達を行ない、更にトラニオンの傾斜
角度を変える事により、これら両ディスクの回転速度比
を変える。
【0028】特に、本発明のトロイダル型無段変速機の
場合には、必要とする高回転時にのみ、第一、第二の両
ディスクの内側面同士の間でパワーローラを挟持する力
を強くし、このパワーローラからスラスト転がり軸受に
加わる荷重を大きくできる。この為、伝達効率を低下せ
ずにスラスト転がり軸受の耐久性を確保できる。
場合には、必要とする高回転時にのみ、第一、第二の両
ディスクの内側面同士の間でパワーローラを挟持する力
を強くし、このパワーローラからスラスト転がり軸受に
加わる荷重を大きくできる。この為、伝達効率を低下せ
ずにスラスト転がり軸受の耐久性を確保できる。
【0029】
【実施例】図1〜2は、前記に対応する、本発明の第
一実施例を示している。尚、本発明の特徴は、伝達効率
の低下を防止しつつ、パワーローラ8、8に加わるスラ
スト荷重を支承する為のスラスト転がり軸受である、ス
ラスト玉軸受27、27の耐久性を確保すべく、入力軸
15が高速回転する場合にのみ、入力側ディスク2を出
力側ディスク4に押圧する力を大きくする点にある。そ
の他の部分の構造及び作用は、例えば前述した様な、従
来から知られたトロイダル型無段変速機と同様である。
よって、従来構造と同等部分に関する説明は省略若しく
は簡略にし、以下、本発明の特徴部分を中心に説明す
る。
一実施例を示している。尚、本発明の特徴は、伝達効率
の低下を防止しつつ、パワーローラ8、8に加わるスラ
スト荷重を支承する為のスラスト転がり軸受である、ス
ラスト玉軸受27、27の耐久性を確保すべく、入力軸
15が高速回転する場合にのみ、入力側ディスク2を出
力側ディスク4に押圧する力を大きくする点にある。そ
の他の部分の構造及び作用は、例えば前述した様な、従
来から知られたトロイダル型無段変速機と同様である。
よって、従来構造と同等部分に関する説明は省略若しく
は簡略にし、以下、本発明の特徴部分を中心に説明す
る。
【0030】第一のディスクである上記入力側ディスク
2と共に回転する、回転軸である上記入力軸15の中間
部一端寄り(図1〜2の左端寄り)部分には、押圧機構
を構成する固定ブロックである端板17を固定してい
る。又、この端板17と予圧ばね18との間には、この
予圧ばね18の側から順に、やはり押圧機構を構成す
る、摺動ブロックである押圧板36と梃子部材37、3
7とを、軸方向(図1〜2の左右方向)に亙り互いに直
列に設けている。このうち、押圧板36の内周縁は、上
記入力軸15の外周面にスプライン係合している。従っ
てこの押圧板36は、上記入力軸15に、軸方向(図1
〜2の左右方向)に亙る変位のみ自在に支持されてい
る。
2と共に回転する、回転軸である上記入力軸15の中間
部一端寄り(図1〜2の左端寄り)部分には、押圧機構
を構成する固定ブロックである端板17を固定してい
る。又、この端板17と予圧ばね18との間には、この
予圧ばね18の側から順に、やはり押圧機構を構成す
る、摺動ブロックである押圧板36と梃子部材37、3
7とを、軸方向(図1〜2の左右方向)に亙り互いに直
列に設けている。このうち、押圧板36の内周縁は、上
記入力軸15の外周面にスプライン係合している。従っ
てこの押圧板36は、上記入力軸15に、軸方向(図1
〜2の左右方向)に亙る変位のみ自在に支持されてい
る。
【0031】又、上記梃子部材37、37は複数個設け
られ、円周方向等間隔に配置されている。これら各梃子
部材37、37の内端部に形成されたヒンジ部38、3
8は、それぞれ上記端板17の片面(図1〜2の右面)
内径寄り部分に、揺動自在に係止している。又、上記各
梃子部材37、37の外端部で上記端板17の側に折れ
曲がった部分には、重り部39、39を形成している。
更に、上記各梃子部材37、37の片面(図1〜2の右
面)中間部は、上記押圧板36の片面(図1〜2の左
面)に形成した突部40に突き当てている。
られ、円周方向等間隔に配置されている。これら各梃子
部材37、37の内端部に形成されたヒンジ部38、3
8は、それぞれ上記端板17の片面(図1〜2の右面)
内径寄り部分に、揺動自在に係止している。又、上記各
梃子部材37、37の外端部で上記端板17の側に折れ
曲がった部分には、重り部39、39を形成している。
更に、上記各梃子部材37、37の片面(図1〜2の右
面)中間部は、上記押圧板36の片面(図1〜2の左
面)に形成した突部40に突き当てている。
【0032】上述の様に構成される本実施例のトロイダ
ル型無段変速機の場合には、上記入力軸15が高速回転
する時にのみ、入力側ディスク2の内側面2aと出力側
ディスク4の内側面4aとの間でパワーローラ8、8を
挟持する力を強くし、これら各パワーローラ8、8から
上記各スラスト玉軸受27、27に加わる荷重を大きく
する。即ち、上記入力軸15と共に上記各梃子部材3
7、37が高速回転すると、遠心力に基づいてこれら各
梃子部材37、37の外端部に設けた重り部39、39
が、直径方向外方に変位する。そして、この変位に伴っ
て上記各梃子部材37、37の片面中間部が上記押圧板
36の片面に形成した突部40を押す。この結果、この
押圧板36とカム板10との間に挟持された予圧ばね1
8の圧縮量が増大し、この予圧ばね18の弾力が増大す
る。そして、入力側ディスク2を出力側ディスク4に向
けて押圧する力が増大し、上記両内側面2a、4aがパ
ワーローラ8、8を挟持する力が強くなる。この結果、
上記各スラスト玉軸受27、27に加わる荷重が大きく
なり、これら各スラスト玉軸受27、27を構成する各
玉29、29の転動面と、外輪31に設けた外輪軌道及
びパワーローラ8に設けた内輪軌道との間に滑りが発生
するのを防止する。
ル型無段変速機の場合には、上記入力軸15が高速回転
する時にのみ、入力側ディスク2の内側面2aと出力側
ディスク4の内側面4aとの間でパワーローラ8、8を
挟持する力を強くし、これら各パワーローラ8、8から
上記各スラスト玉軸受27、27に加わる荷重を大きく
する。即ち、上記入力軸15と共に上記各梃子部材3
7、37が高速回転すると、遠心力に基づいてこれら各
梃子部材37、37の外端部に設けた重り部39、39
が、直径方向外方に変位する。そして、この変位に伴っ
て上記各梃子部材37、37の片面中間部が上記押圧板
36の片面に形成した突部40を押す。この結果、この
押圧板36とカム板10との間に挟持された予圧ばね1
8の圧縮量が増大し、この予圧ばね18の弾力が増大す
る。そして、入力側ディスク2を出力側ディスク4に向
けて押圧する力が増大し、上記両内側面2a、4aがパ
ワーローラ8、8を挟持する力が強くなる。この結果、
上記各スラスト玉軸受27、27に加わる荷重が大きく
なり、これら各スラスト玉軸受27、27を構成する各
玉29、29の転動面と、外輪31に設けた外輪軌道及
びパワーローラ8に設けた内輪軌道との間に滑りが発生
するのを防止する。
【0033】これに対して、上記入力軸15が低速で回
転する際には、上記各重り部39、39に作用する遠心
力が小さい為、上記各梃子部材37、37の片面中間部
が上記押圧板36の片面に形成した突部40を押す力が
弱く、上記予圧ばね18の弾力は殆ど増大しない。従っ
て、トロイダル型無段変速機の構成各部材同士の接触部
分に大きな面圧が加わらず、これら各接触部分の摩擦抵
抗が増大する事はない為、トロイダル型無段変速機の伝
達効率が低下する事もない。
転する際には、上記各重り部39、39に作用する遠心
力が小さい為、上記各梃子部材37、37の片面中間部
が上記押圧板36の片面に形成した突部40を押す力が
弱く、上記予圧ばね18の弾力は殆ど増大しない。従っ
て、トロイダル型無段変速機の構成各部材同士の接触部
分に大きな面圧が加わらず、これら各接触部分の摩擦抵
抗が増大する事はない為、トロイダル型無段変速機の伝
達効率が低下する事もない。
【0034】次に、図3は、前記に対応する、本発明
の第二実施例を示している。入力軸15の中間部一端寄
り(図3の左端寄り)部分には、押圧機構を構成する固
定ブロックである端板17aを固定している。又、この
端板17aと予圧ばね18との間には、この予圧ばね1
8の側から順に、やはり押圧機構を構成する摺動ブロッ
クである押圧板36aと重りである複数の鋼球41、4
1とを、軸方向(図3の左右方向)に亙り互いに直列に
設けている。このうち、押圧板36aの内周縁部に形成
した円筒部42の内周面は、上記入力軸15の外周面に
スプライン係合している。従ってこの押圧板36aは、
上記入力軸15に、軸方向に亙る変位のみ自在に支持さ
れている。
の第二実施例を示している。入力軸15の中間部一端寄
り(図3の左端寄り)部分には、押圧機構を構成する固
定ブロックである端板17aを固定している。又、この
端板17aと予圧ばね18との間には、この予圧ばね1
8の側から順に、やはり押圧機構を構成する摺動ブロッ
クである押圧板36aと重りである複数の鋼球41、4
1とを、軸方向(図3の左右方向)に亙り互いに直列に
設けている。このうち、押圧板36aの内周縁部に形成
した円筒部42の内周面は、上記入力軸15の外周面に
スプライン係合している。従ってこの押圧板36aは、
上記入力軸15に、軸方向に亙る変位のみ自在に支持さ
れている。
【0035】互いに対向する、上記端板17aの片面
(図3の右面)及び押圧板36aの片面(図3の左面)
は、それぞれ円錐凹面としている。従って、これら両板
17a、36aの対向面同士の間隔は、これら両板17
a、36aの直径方向外方に向かう程狭くなる。上記予
圧ばね18の弾力は、これら両板17a、36aの対向
面同士の間隔を狭める方向に作用する。
(図3の右面)及び押圧板36aの片面(図3の左面)
は、それぞれ円錐凹面としている。従って、これら両板
17a、36aの対向面同士の間隔は、これら両板17
a、36aの直径方向外方に向かう程狭くなる。上記予
圧ばね18の弾力は、これら両板17a、36aの対向
面同士の間隔を狭める方向に作用する。
【0036】上述の様に構成される本実施例の場合に
は、入力軸15が停止若しくは低速回転している状態で
は、上記各鋼球41、41が上記両板17a、36aの
直径方向内方に位置し、上記予圧ばね18の弾力により
上記両板17a、36aの対向面同士の間隔が狭まった
状態となる。従って、予圧ばね18の弾力は増大せず、
トロイダル型無段変速機の構成各部材同士の接触部分に
大きな面圧が加わらない為、これら各接触部分の摩擦抵
抗が増大せず、トロイダル型無段変速機の伝達効率が低
下する事もない。
は、入力軸15が停止若しくは低速回転している状態で
は、上記各鋼球41、41が上記両板17a、36aの
直径方向内方に位置し、上記予圧ばね18の弾力により
上記両板17a、36aの対向面同士の間隔が狭まった
状態となる。従って、予圧ばね18の弾力は増大せず、
トロイダル型無段変速機の構成各部材同士の接触部分に
大きな面圧が加わらない為、これら各接触部分の摩擦抵
抗が増大せず、トロイダル型無段変速機の伝達効率が低
下する事もない。
【0037】これに対して、上記入力軸15が高速回転
すると、上記各鋼球41、41が遠心力に基づき、上記
両板17a、36aの直径方向外方に移動し、これら両
板17a、36aの対向面同士の間隔を広げる。そし
て、この押圧板36aとカム板10との間に挟持された
予圧ばね18の圧縮量が増大し、この予圧ばね18の弾
力が増大する。この結果、前述した第一実施例と同様の
作用により、各スラスト玉軸受27、27を構成する各
玉29、29(図1参照。図3には省略。)の転動面と
外輪軌道及び内輪軌道との間に滑りが発生するのを防止
する。
すると、上記各鋼球41、41が遠心力に基づき、上記
両板17a、36aの直径方向外方に移動し、これら両
板17a、36aの対向面同士の間隔を広げる。そし
て、この押圧板36aとカム板10との間に挟持された
予圧ばね18の圧縮量が増大し、この予圧ばね18の弾
力が増大する。この結果、前述した第一実施例と同様の
作用により、各スラスト玉軸受27、27を構成する各
玉29、29(図1参照。図3には省略。)の転動面と
外輪軌道及び内輪軌道との間に滑りが発生するのを防止
する。
【0038】次に、図4は、前記に対応する、本発明
の第三実施例を示している。入力軸15の中間部一端寄
り(図4の左端寄り)部分には、予圧ばね18の設置側
(図4の右側)が開口した断面略コ字形で、全体が円環
状であるホルダ43を固定している。そして、押圧機構
を構成するこのホルダ43に設けた収納凹部46の内側
に、円周方向に分割された複数個の重り44、44を、
上記入力軸15の直径方向に亙る所定量だけの変位を自
在に支持している。そして、上記予圧ばね18の片面
(図4の左面)を上記各重り44、44の片面(図4の
右面)に当接させている。又、これら各重り44、44
の外周面と、上記ホルダ43の外周壁の内面との間には
復位ばね45、45を設けて、上記各重り44、44
に、上記入力軸15の直径方向内方に向く弾力を付与し
ている。
の第三実施例を示している。入力軸15の中間部一端寄
り(図4の左端寄り)部分には、予圧ばね18の設置側
(図4の右側)が開口した断面略コ字形で、全体が円環
状であるホルダ43を固定している。そして、押圧機構
を構成するこのホルダ43に設けた収納凹部46の内側
に、円周方向に分割された複数個の重り44、44を、
上記入力軸15の直径方向に亙る所定量だけの変位を自
在に支持している。そして、上記予圧ばね18の片面
(図4の左面)を上記各重り44、44の片面(図4の
右面)に当接させている。又、これら各重り44、44
の外周面と、上記ホルダ43の外周壁の内面との間には
復位ばね45、45を設けて、上記各重り44、44
に、上記入力軸15の直径方向内方に向く弾力を付与し
ている。
【0039】又、上記収納凹部46の奥面は円錐凹面と
し、上記各重り44、44の断面形状は、上記直径方向
の外方に向かう程幅が狭くなる台形としている。従っ
て、上記各重り44、44は、上記収納凹部46の内側
で直径方向外方に変位する程、上記予圧ばね18に向け
て軸方向に変位し、この予圧ばね18を軸方向(図4の
左右方向)に押圧する。
し、上記各重り44、44の断面形状は、上記直径方向
の外方に向かう程幅が狭くなる台形としている。従っ
て、上記各重り44、44は、上記収納凹部46の内側
で直径方向外方に変位する程、上記予圧ばね18に向け
て軸方向に変位し、この予圧ばね18を軸方向(図4の
左右方向)に押圧する。
【0040】上述の様に構成される本実施例の場合に
は、入力軸15が停止若しくは低速回転している状態で
は、上記各重り44、44が上記各復位ばね45、45
に押されて、上記収納凹部46の内側で直径方向内方に
位置する。従って、予圧ばね18の弾力は増大せず、ト
ロイダル型無段変速機の構成各部材同士の接触部分に大
きな面圧が加わらない為、これら各接触部分の摩擦抵抗
が増大せず、トロイダル型無段変速機の伝達効率が低下
する事もない。
は、入力軸15が停止若しくは低速回転している状態で
は、上記各重り44、44が上記各復位ばね45、45
に押されて、上記収納凹部46の内側で直径方向内方に
位置する。従って、予圧ばね18の弾力は増大せず、ト
ロイダル型無段変速機の構成各部材同士の接触部分に大
きな面圧が加わらない為、これら各接触部分の摩擦抵抗
が増大せず、トロイダル型無段変速機の伝達効率が低下
する事もない。
【0041】これに対して、上記入力軸15が高速回転
すると、上記各重り44、44が遠心力に基づき、上記
収納凹部46の内側で直径方向外方に移動し、上記予圧
ばね18を押圧する。この結果、この予圧ばね18の圧
縮量が増大し、この予圧ばね18の弾力が増大して、各
スラスト玉軸受27、27を構成する各玉29、29
(図1参照。図4には省略。)の転動面と外輪軌道及び
内輪軌道との間に滑りが発生するのを防止する。
すると、上記各重り44、44が遠心力に基づき、上記
収納凹部46の内側で直径方向外方に移動し、上記予圧
ばね18を押圧する。この結果、この予圧ばね18の圧
縮量が増大し、この予圧ばね18の弾力が増大して、各
スラスト玉軸受27、27を構成する各玉29、29
(図1参照。図4には省略。)の転動面と外輪軌道及び
内輪軌道との間に滑りが発生するのを防止する。
【0042】次に、図5は、前記に相当する、本発明
の第四実施例を示している。入力軸15の中間部一端寄
り(図5の左端寄り)部分には、押圧機構を構成する油
圧シリンダ47を固定し、この油圧シリンダ47内に、
やはり押圧機構を構成するピストン板48を、油密に、
且つ軸方向(図5の左右方向)に亙る変位自在に嵌装し
ている。そして、このピストン板48とカム板10との
間に、予圧ばね18を設けている。従ってこの予圧ばね
18は、上記油圧シリンダ47内に圧油が送り込まれる
事に伴い、上記ピストン板48に押されて軸方向に圧縮
され、弾力を高める。上記油圧シリンダ47には、上記
入力軸15が高速回転する場合に圧油を送り込み自在と
している。
の第四実施例を示している。入力軸15の中間部一端寄
り(図5の左端寄り)部分には、押圧機構を構成する油
圧シリンダ47を固定し、この油圧シリンダ47内に、
やはり押圧機構を構成するピストン板48を、油密に、
且つ軸方向(図5の左右方向)に亙る変位自在に嵌装し
ている。そして、このピストン板48とカム板10との
間に、予圧ばね18を設けている。従ってこの予圧ばね
18は、上記油圧シリンダ47内に圧油が送り込まれる
事に伴い、上記ピストン板48に押されて軸方向に圧縮
され、弾力を高める。上記油圧シリンダ47には、上記
入力軸15が高速回転する場合に圧油を送り込み自在と
している。
【0043】上述の様に構成される本実施例の場合に
は、入力軸15が停止若しくは低速回転している際に
は、上記油圧シリンダ47には圧油を送り込まない。従
って、上記ピストン板48が予圧ばね18を押す事はな
く、この予圧ばね18の弾力は増大しない。従って、ト
ロイダル型無段変速機の構成各部材同士の接触部分に大
きな面圧が加わらない為、これら各接触部分の摩擦抵抗
が増大せず、トロイダル型無段変速機の伝達効率が低下
する事もない。
は、入力軸15が停止若しくは低速回転している際に
は、上記油圧シリンダ47には圧油を送り込まない。従
って、上記ピストン板48が予圧ばね18を押す事はな
く、この予圧ばね18の弾力は増大しない。従って、ト
ロイダル型無段変速機の構成各部材同士の接触部分に大
きな面圧が加わらない為、これら各接触部分の摩擦抵抗
が増大せず、トロイダル型無段変速機の伝達効率が低下
する事もない。
【0044】これに対して、上記入力軸15が高速回転
する際には、エンジンの回転数を検出する回転センサか
らの信号等に基づいて動作する制御器が、上記油圧シリ
ンダ47内に圧油を送り込む為、上記ピストン板48が
上記予圧ばね18を押圧する。この結果、この予圧ばね
18の圧縮量が増大し、この予圧ばね18の弾力が増大
して、各スラスト玉軸受27、27を構成する各玉2
9、29(図1参照。図5には省略。)の転動面と外輪
軌道及び内輪軌道との間に滑りが発生するのを防止す
る。
する際には、エンジンの回転数を検出する回転センサか
らの信号等に基づいて動作する制御器が、上記油圧シリ
ンダ47内に圧油を送り込む為、上記ピストン板48が
上記予圧ばね18を押圧する。この結果、この予圧ばね
18の圧縮量が増大し、この予圧ばね18の弾力が増大
して、各スラスト玉軸受27、27を構成する各玉2
9、29(図1参照。図5には省略。)の転動面と外輪
軌道及び内輪軌道との間に滑りが発生するのを防止す
る。
【0045】尚、本実施例の場合には、前述した第一〜
第三実施例の場合とは異なり、遠心力を利用して予圧ば
ね18の弾力を上昇させる構造でない為、高荷重・高回
転時に上記予圧ばね18の弾力を上昇させない様に構成
できる。即ち、前述した説明から明らかな通り、入力軸
15が高速回転する場合でも、この入力軸15に加わる
荷重(トルク)が大きい場合には、上記各スラスト玉軸
受27、27に耐久性低下に結び付く様な滑りが発生す
る事はない。そこで、本実施例の場合には、上記回転セ
ンサの他、上記入力軸15に加わるトルクを検出するト
ルクセンサを設け、トルクが大きい場合には上記回転セ
ンサの検出信号に拘らず上記油圧シリンダ47内に圧油
を送り込まない様にすれば、高荷重・高回転時に上記面
圧を余計に上昇させないで済む。従って、伝達効率を低
下せずに、上記スラスト玉軸受27、27等のスラスト
転がり軸受の耐久性を確保する効果がより一層向上す
る。尚、上記トルクセンサは、アクセルの開度を検出す
る変位センサでも代用できる。要は、上記入力軸15に
加わるトルクに関係する変位量等を検出できるセンサで
あれば良い。
第三実施例の場合とは異なり、遠心力を利用して予圧ば
ね18の弾力を上昇させる構造でない為、高荷重・高回
転時に上記予圧ばね18の弾力を上昇させない様に構成
できる。即ち、前述した説明から明らかな通り、入力軸
15が高速回転する場合でも、この入力軸15に加わる
荷重(トルク)が大きい場合には、上記各スラスト玉軸
受27、27に耐久性低下に結び付く様な滑りが発生す
る事はない。そこで、本実施例の場合には、上記回転セ
ンサの他、上記入力軸15に加わるトルクを検出するト
ルクセンサを設け、トルクが大きい場合には上記回転セ
ンサの検出信号に拘らず上記油圧シリンダ47内に圧油
を送り込まない様にすれば、高荷重・高回転時に上記面
圧を余計に上昇させないで済む。従って、伝達効率を低
下せずに、上記スラスト玉軸受27、27等のスラスト
転がり軸受の耐久性を確保する効果がより一層向上す
る。尚、上記トルクセンサは、アクセルの開度を検出す
る変位センサでも代用できる。要は、上記入力軸15に
加わるトルクに関係する変位量等を検出できるセンサで
あれば良い。
【0046】
【発明の効果】本発明のトロイダル型無段変速機は、以
上に述べた通り構成され作用する為、伝達効率を低下せ
ずに、パワーローラに加わるスラスト方向の荷重を支承
するスラスト転がり軸受の耐久性を確保して、トロイダ
ル型無段変速機の実用化に大きな役割を果たせる。
上に述べた通り構成され作用する為、伝達効率を低下せ
ずに、パワーローラに加わるスラスト方向の荷重を支承
するスラスト転がり軸受の耐久性を確保して、トロイダ
ル型無段変速機の実用化に大きな役割を果たせる。
【図1】本発明のトロイダル型無段変速機の第一実施例
を示す断面図。
を示す断面図。
【図2】図1の左部拡大図。
【図3】本発明の第二実施例を示す、図2と同様の図。
【図4】同第三実施例を示す、図2と同様の図。
【図5】同第四実施例を示す、図2と同様の図。
【図6】従来から知られたトロイダル型無段変速機の基
本的構成を、最大減速時の状態で示す側面図。
本的構成を、最大減速時の状態で示す側面図。
【図7】同じく最大増速時の状態で示す側面図。
【図8】従来の具体的構造の1例を示す断面図。
【図9】図8のA−A断面図。
1 入力軸 2 入力側ディスク 2a 内側面 3 出力軸 4 出力側ディスク 4a 内側面 5 枢軸 6 トラニオン 7 変位軸 8 パワーローラ 8a 周面 9 押圧装置 10 カム板 11 保持器 12 ローラ 13、14 カム面 15 入力軸 16 ニードル軸受 17、17a 端板 18 予圧ばね 19 出力歯車 20 キー 21 支持板 22 円孔 23 支持軸部 24 枢支軸部 25、26 ニードル軸受 27 スラスト玉軸受 28 スラストニードル軸受 29 玉 30 保持器 31 外輪 32 駆動ロッド 33 駆動ピストン 34 駆動シリンダ 35 制御手段 36 36a 押圧板 37 梃子部材 38 ヒンジ部 39 重り部 40 突部 41 鋼球 42 円筒部 43 ホルダ 44 重り 45 復位ばね 46 収納凹部 47 油圧シリンダ 48 ピストン板
Claims (1)
- 【請求項1】 互いの内側面同士を対向させた状態で、
互いに同心に、且つ回転自在に支持された第一、第二の
ディスクと、これら第一、第二のディスクの中心軸に対
し捻れの位置にある枢軸を中心として揺動するトラニオ
ンと、互いに平行で且つ偏心した支持軸部及び枢支軸部
を有し、このうちの支持軸部により上記トラニオンに回
転自在に支持されて、上記枢支軸部をこのトラニオンの
内側面から突出させた変位軸と、上記枢支軸部の周囲に
回転自在に支持された状態で、上記第一、第二の両ディ
スクの間に挟持されたパワーローラと、このパワーロー
ラの外側面に添設され、このパワーローラに加わるスラ
スト方向の荷重を支承しつつ、このパワーローラの回転
を許容するスラスト転がり軸受と、上記第一のディスク
を上記第二のディスクに向けて押圧する方向の弾力を有
する予圧ばねとを備え、上記第一、第二のディスクの内
側面はそれぞれ断面が円弧形の凹面であり、パワーロー
ラの周面は球面状の凸面であり、この周面と上記内側面
とを互いに当接させたトロイダル型無段変速機に於い
て、上記第一のディスクを上記第二のディスクに向けて
押圧する押圧機構を設け、この押圧機構に、上記第一の
ディスクの回転速度が上昇するに従ってこの第一のディ
スクを上記第二のディスクに押圧する力を大きくする機
能を持たせた事を特徴とするトロイダル型無段変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30025195A JPH09144825A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | トロイダル型無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30025195A JPH09144825A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | トロイダル型無段変速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09144825A true JPH09144825A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17882538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30025195A Pending JPH09144825A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | トロイダル型無段変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09144825A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10309501B2 (en) | 2014-05-23 | 2019-06-04 | Nsk Ltd. | Friction roller-type transmission |
| CN121047725A (zh) * | 2025-09-28 | 2025-12-02 | 浙江三新科技有限公司 | 一种新能源汽车用车载补能风力发电机 |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP30025195A patent/JPH09144825A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10309501B2 (en) | 2014-05-23 | 2019-06-04 | Nsk Ltd. | Friction roller-type transmission |
| CN121047725A (zh) * | 2025-09-28 | 2025-12-02 | 浙江三新科技有限公司 | 一种新能源汽车用车载补能风力发电机 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040401 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041102 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050405 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |