JPH09144909A - 密閉型筐体およびそれに使用される圧力吸収装置 - Google Patents

密閉型筐体およびそれに使用される圧力吸収装置

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JPH09144909A
JPH09144909A JP30242695A JP30242695A JPH09144909A JP H09144909 A JPH09144909 A JP H09144909A JP 30242695 A JP30242695 A JP 30242695A JP 30242695 A JP30242695 A JP 30242695A JP H09144909 A JPH09144909 A JP H09144909A
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JP
Japan
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pressure
outside air
pressure difference
cavity
casing
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JP30242695A
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Kazuya Nomura
一也 野村
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉型筐体が風雨により急激に冷やされた時
に起こる内部負圧によって水滴あるいは水蒸気が筐体内
部に吸い込まれることを防ぐ。 【解決手段】 風船22を内包するキャビティ21を筐
体11の内部に取付け、キャビティ21とフランジ30
で風船22を挟み込む。筐体11内部が負圧となった
時、キャビティ21の呼吸穴21aを通ってキャビティ
内の圧力が下がり、風船22がその圧力変化に対応し、
体積変化を起こす。パッキン25は、キャビティ21と
筐体11の隙間から侵入しようとする外気を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密閉型筐体に関し、
特に筐体内に水分が侵入しないように配慮された防水筐
体に関する。
【0002】
【従来の技術】防水筐体は、雨滴に代表されるような水
の飛沫が筐体内に侵入しない構造となっているものを指
す。また、防水筐体は、一般的に屋外で使用される場合
が多く、環境の変化による温度変化を直接受けることと
なる。例えば、防水筐体のような密閉型筐体は、筐体自
身が風雨により急激に冷やされると、筐体内部の気圧の
低下が起こる。このとき、筐体本体とカバー等の合わせ
部に付着した雨滴などを、筐体が吸い込む現象が起き
る。そのため、筐体内部が負圧となることを防ぐため
に、呼吸穴と呼ばれる穴によって気圧差を無くす技術を
用いている。
【0003】次に、従来の技術について図面を参照して
説明する。図5は従来の技術による筐体の要部(圧力吸
収装置)20´を示す分解斜視図である。筐体11の呼
吸穴11aを、筐体11内に水滴を吸い込まないように
高分子ポリマー材(ゴアテックス等)22´で筐体11
の外壁を覆い、円板状のフランジ30´で高分子ポリマ
ー材22´を保持する。フランジ30´の中央部には、
上記筐体11の呼吸穴11aと対応する位置に呼吸穴3
0aがあけられている。フランジ30´の半径方向外周
部には、高分子ポリマー材22´よりも外側に環状のパ
ッキン溝24が切られており、このパッキン溝24には
パッキン25が保持される。このパッキン25は、筐体
11と高分子ポリマー材22´との隙間から筐体11の
内部に水が侵入することを防ぐために使用される。
【0004】尚、実開昭63−34972号公報には、
給気弁から大気を導入し圧力を一定に保つ構造を有する
「冷却水循環装置の膨脹タンク」が開示されている。す
なわち、この公報に開示された膨脹タンクでは、バネ付
勢された吸気弁板を、吸気口を開閉できるように吸気口
の内側に設け、自重で閉じる排気弁板を排気口の外側に
設けたので、タンクの上方空間と大気とのわずかな圧力
差で弁開閉動作をさせることができ、圧力の平衡を図る
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の筐体は、高分子
ポリマー材22´で水の侵入を防ぐことが可能となって
いるが、水蒸気の侵入を防ぐことができない。すなわ
ち、従来の筐体の構造では、筐体11の呼吸穴11a中
を筐体11の内気と外気とが連通するようになっている
ので、内気と外気との間に気圧差ができると、外気と一
緒に筐体11内部に水蒸気を吸い込み、その吸い込んだ
水蒸気が筐体11に内蔵された内部機器の表面で結露
し、内部機器を腐食させ、故障の原因となる。
【0006】本発明の課題は、上記の問題を解決し、周
囲環境の温度変化による水蒸気の侵入を防ぎ、内部機器
の腐食を半永久的に防ぐことができる密閉型筐体を提供
することにある。
【0007】尚、上記実開昭63−34972号公報に
開示された冷却水循環装置の膨脹タンクでは、気圧差の
吸入に大気を利用しているため、本発明の課題を解決す
ることはできない。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明による密閉型筐体は、外気が出入り可能な
外気用呼吸穴をもつ筐体において、前記外気用呼吸穴を
塞ぐように前記筐体の内部に取り付けられ、前記外気の
圧力と当該密閉型筐体内の内気の圧力との圧力差を吸収
する圧力吸収装置を備え、前記圧力吸収装置は、前記内
気が出入り可能な内気用呼吸穴をもつ中空のキャビティ
と、該キャビティの内部に、前記外気と前記内気とを密
閉状態で仕切り、かつ前記圧力差に応答して変動するこ
とにより前記圧力差を吸収する圧力吸収体と有すること
を特徴とする。
【0009】上記密閉型筐体において、前記圧力吸収体
は前記圧力差に応じて膨脹・収縮する風船や、前記圧力
差に応じて変形するダイアフラムを使用できる。
【0010】
【作用】本発明では、圧力吸収装置が筐体内外の気圧差
を圧力吸収体の変動によって吸収する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を詳細に説明する。
【0012】図1および図2を参照して、本発明の第1
の実施形態に係る密閉型筐体について説明する。図1は
要部断面図であり、図2は分解斜視図である。
【0013】図示の密閉型筐体は、外気OAが出入り可
能な外気用呼吸穴11aをもつ筐体11であって、外気
用呼吸穴11aを塞ぐように筐体11の内部に取り付け
られた圧力吸収装置20を備える。この圧力吸収装置2
0は、外気OAの圧力と当該密閉型筐体内の内気IAの
圧力との圧力差を吸収するための装置である。
【0014】圧力吸収装置20は、内気IAが出入り可
能な内気用呼吸穴21aをもつ中空のキャビティ21
と、このキャビティ21の内部に、外気OAと内気IA
とを密閉状態で仕切り、かつ上記圧力差に応答して変動
することにより上記圧力差を吸収する圧力吸収体22と
有する。すなわち、圧力吸収体22を境にして、キャビ
ティ21の内部は外気側空間OSと内気側空間ISとに
分離される。
【0015】第1の実施形態では、圧力吸収体22とし
て上記圧力差に応じて膨脹・収縮する風船を使用してい
る。
【0016】また、図示の圧力吸収装置20において、
キャビティ21は、外気用呼吸穴11aの周囲を取り囲
むように、筐体11の内壁と当接する環状のフランジ部
21bを備える。筐体11を間に挟んだ状態で、このフ
ランジ部21bと対向して円板状のフランジ30が筐体
11の外壁に取り付けられており、このフランジ30の
中心部には、筐体11の外気用呼吸穴11aよりも径が
小さい外気用呼吸穴30aがあけられている。また、こ
のフランジ30にはその半径方向外側周辺の4箇所にビ
ス用貫通孔31があけられている。これらビス用貫通孔
31と対応する位置に、筐体11にはビス用貫通孔12
があけられ、さらに、キャビティ21のフランジ部21
bには雌捩子穴23があけられている。4個のビス32
をビス用貫通孔31およびビス用貫通孔12を介して雌
捩子穴23に螺合することにより、キャビティ21とフ
ランジ30とを、それらの間に風船22の端部を挟んた
状態で、筐体11に取り付ける。
【0017】さらに、キャビティ21のフランジ部21
bには、上記雌捩子穴23よりも外側にパッキン溝24
が環状に切られており、このパッキン溝24に環状のパ
ッキン25が保持される。このパッキン25により、筐
体11内部に外気OAが侵入するのを遮断している。す
なわち、筐体11の内部は気密に保たれる。
【0018】次に、図1および図2に示した圧力吸収装
置20の作用について説明する。筐体11が風雨によっ
て急激に冷えると、筐体11内の内気IAの圧力PI
外気OAの圧力PO よりも低下し、圧力差ΔP=PO
I が生じる。筐体11の外壁面(底面)に取り付けら
れたフランジ30の外気用呼吸穴30aは、この圧力差
ΔPを無くすために設けられた、通常2mm〜5mm程
度の穴である。風船22は、長期に渡っての使用に耐え
得るために、シリコンゴムを用い、0.3気圧程度の圧
力で膨脹と収縮を繰り返すことのできる厚さ(0.05
mm〜0.1mm)で作られている。キャビティ21は
風船22を保持あるいは保護し、上部にあけられた内気
用呼吸穴21aにより、風船22に圧力差ΔPを与え
る。
【0019】このように、本第1の実施形態による圧力
吸収装置20では、筐体11内外の気圧差を風船22の
膨脹・収縮によって吸収している。
【0020】図3および図4を参照して、本発明の第2
の実施形態に係る密閉型筐体について説明する。図3は
要部断面図であり、図4は分解斜視図である。上記第1
の実施形態との主要な相違点は、この第2の実施形態で
は、圧力吸収体として風船22の代わりにダイヤフラム
22Aを使用していることである。
【0021】筐体11は、外気用呼吸穴11aを取り囲
むように、その内壁から内部に突設した環状の突起部4
0が設けられ、この突起部40に圧力吸収装置20Aの
キャビティ21Aの環状のフランジ部21bが当接され
る。突起部40には半径方向外側で突出する方向に4箇
所に、ビス用貫通孔41があけられており、これらビス
用貫通孔41と対応する位置でキャビティ21Aの環状
のフランジ部21bには雌捩子穴23があけられてい
る。したがって、4個のビス32をビス用貫通孔41を
介して雌捩子穴23に螺合すことにより、キャビティ2
1Aが筐体11の内壁に取り付けられる。
【0022】また、突起部40には、ビス用貫通孔41
よりも半径方向内側に環状のパッキン溝44が切られて
おり、このパッキン溝44と対向する位置に、キャビテ
ィ21Aのフランジ部21bにはパッキン溝24が切ら
れている。ダイヤフラム22Aは外形が円板状をしてお
り、その外周端は突起部40とキャビティ21Aのフラ
ンジ部21bとの間に延在している。このダイヤフラム
22Aの外周端を挟んだ状態で、パッキン溝44および
24にはそれぞれ環状のパッキン45および25が保持
される。これらパッキン45および25により、筐体1
1内部に外気OAが侵入するのを遮断している。すなわ
ち、筐体11の内部は気密に保たれる。
【0023】次に、図3および図4に示した圧力吸収装
置20Aの作用について説明する。筐体11が風雨によ
って急激に冷えると、筐体11内の内気IAの圧力PI
が外気OAの圧力PO よりも低下し、圧力差ΔP=PO
−PI が生じる。したがって、ダイアフラム22Aを境
として、内気側空間ISと外気側空間OSとに圧力差
(気圧差)ΔPがあらわれる。ダイアフラム22Aはこ
の圧力差ΔPを減少させる方向に変形し、内気IAの圧
力PI と外気OAの圧力PO との均衡を保つ。
【0024】このように、本第2の実施形態による圧力
吸収装置20Aでは、筐体11内外の気圧差をダイアフ
ラム22Aの変形によって吸収している。
【0025】尚、上記実施形態では、圧力吸収体として
風船やダイアフラムを使用しているが、外気と内気とを
密閉状態で仕切り、かつ圧力差によって変動可能なもの
であれば良い。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、筐体内の
内気と筐体外の外気とを完全に遮断し、かつそれらの間
の気圧差を吸収することができため、筐体の置かれた環
境の温度変化により水の侵入を防ぎ、筐体内に内蔵され
た内部機器の腐食を半永久的に防ぐことができる。
【0027】したがって、従来行っていた内部機器への
防錆対策用の表面処理(ラッカー塗装など)が不要にな
るなど、製造コストの低減と生産リードタイムの短縮を
図ることができる。また、内部機器の保守に係る費用の
削減が可能となり、製品の品質維持に大きく貢献でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る密閉型筐体の要
部(圧力吸収装置)を示す断面図である。
【図2】図1に示した圧力吸収装置の分解斜視図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る密閉型筐体の要
部(圧力吸収装置)を示す断面図である。
【図4】図3に示した圧力吸収装置の分解斜視図であ
る。
【図5】従来の筐体の要部(圧力吸収装置)を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
11 筐体 11a 外気用呼吸穴 20,20A,10´ 圧力吸収装置 21,21A キャビティ 21a 内気用呼吸穴 22 風船 22A ダイアフラム 22´ 高分子ポリマー材 24 パッキン溝 25 パッキン 30 フランジ 30a 外気用呼吸穴 IS 内気側空間 OS 外気側空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気が出入り可能な外気用呼吸穴をもつ
    筐体において、 前記外気用呼吸穴を塞ぐように前記筐体の内部に取り付
    けられ、前記外気の圧力と当該密閉型筐体内の内気の圧
    力との圧力差を吸収する圧力吸収装置を備え、 前記圧力吸収装置は、前記内気が出入り可能な内気用呼
    吸穴をもつ中空のキャビティと、該キャビティの内部
    に、前記外気と前記内気とを密閉状態で仕切り、かつ前
    記圧力差に応答して変動することにより前記圧力差を吸
    収する圧力吸収体と有することを特徴とする密閉型筐
    体。
  2. 【請求項2】 前記圧力吸収体が前記圧力差に応じて膨
    脹・収縮する風船である請求項1記載の密閉型筐体。
  3. 【請求項3】 前記圧力吸収体が前記圧力差に応じて変
    形するダイアフラムである請求項1記載の密閉型筐体。
  4. 【請求項4】 筐体にあけられた外気が出入り可能な外
    気用呼吸穴を塞ぐように前記筐体の内部に取り付けら
    れ、前記外気の圧力と前記筐体内の内気の圧力との圧力
    差を吸収する圧力吸収装置であって、 前記内気が出入り可能な内気用呼吸穴をもつ中空のキャ
    ビティと、 該キャビティの内部に、前記外気と前記内気とを密閉状
    態で仕切り、かつ前記圧力差に応答して変動することに
    より前記圧力差を吸収する圧力吸収体と有することを特
    徴とする圧力吸収装置。
  5. 【請求項5】 前記圧力吸収体が前記圧力差に応じて膨
    脹・収縮する風船である請求項4記載の圧力吸収装置。
  6. 【請求項6】 前記圧力吸収体が前記圧力差に応じて変
    形するダイアフラムである請求項4記載の圧力吸収装
    置。
JP30242695A 1995-11-21 1995-11-21 密閉型筐体およびそれに使用される圧力吸収装置 Withdrawn JPH09144909A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3204221U (ja) * 2016-01-08 2016-05-26 寿博 岡田 エアコン(空調機器)の節電装置
JP2016118384A (ja) * 2009-09-02 2016-06-30 ブルーム エナジー コーポレーション 燃料電池システムのための多流路型熱交換器
CN107340227A (zh) * 2017-06-14 2017-11-10 深圳供电局有限公司 基于真空的免开挖式变电站接地网腐蚀程度监测装置
KR20210009234A (ko) * 2019-07-16 2021-01-26 이범희 정밀형 가스측정시스템

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Effective date: 20030204