JPH09145179A - 混合冷媒二元式超低温冷凍機 - Google Patents
混合冷媒二元式超低温冷凍機Info
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- JPH09145179A JPH09145179A JP30554195A JP30554195A JPH09145179A JP H09145179 A JPH09145179 A JP H09145179A JP 30554195 A JP30554195 A JP 30554195A JP 30554195 A JP30554195 A JP 30554195A JP H09145179 A JPH09145179 A JP H09145179A
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- refrigerant
- condenser
- compressor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 設置及び管理が簡単で安定した動作で冷却作
用を行なわせることができる混合冷媒二元式超低温冷凍
機を得ることである。 【解決手段】 異なった沸点を有する複数の冷媒の蒸気
相混合物を使用する混合冷媒冷凍回路11を設け、この
混合冷媒冷凍回路11とは独立した次元の冷凍回路12
を圧縮器40と凝縮器41と膨張弁42と冷却器43と
により形成し、この独立した冷凍回路12の前記凝縮器
41と前記混合冷媒冷凍回路11の前記最終冷却器38
とを熱的に結合した。
用を行なわせることができる混合冷媒二元式超低温冷凍
機を得ることである。 【解決手段】 異なった沸点を有する複数の冷媒の蒸気
相混合物を使用する混合冷媒冷凍回路11を設け、この
混合冷媒冷凍回路11とは独立した次元の冷凍回路12
を圧縮器40と凝縮器41と膨張弁42と冷却器43と
により形成し、この独立した冷凍回路12の前記凝縮器
41と前記混合冷媒冷凍回路11の前記最終冷却器38
とを熱的に結合した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定した状態で−
100℃以下の温度を現出することができる冷凍機に関
するものであり、特に、混合冷媒冷凍回路を利用した混
合冷媒二元式超低温冷凍機に係るものである。
100℃以下の温度を現出することができる冷凍機に関
するものであり、特に、混合冷媒冷凍回路を利用した混
合冷媒二元式超低温冷凍機に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、−100℃以下の温度を現出する
冷凍機は数少ないが、現に実用化されている二つの形式
の冷凍機を次に説明する。これらの形式の第一のもの
は、冷凍回路を多段に接続する形式のものであり、第二
の形式のものは、混合冷媒冷凍回路と称されるものであ
る。
冷凍機は数少ないが、現に実用化されている二つの形式
の冷凍機を次に説明する。これらの形式の第一のもの
は、冷凍回路を多段に接続する形式のものであり、第二
の形式のものは、混合冷媒冷凍回路と称されるものであ
る。
【0003】その説明に先立って、一般に利用されてい
る冷凍回路の原理を図4に基づいて説明する。まず、そ
の冷凍回路の装置としては、圧縮器1と凝縮器2と膨張
弁3と冷却器4とが冷媒を封入された閉回路として順次
接続されて構成されている。その作用は、圧縮器1で冷
媒蒸気が圧縮され、凝縮器2の部分では+30℃にまで
達する。この凝縮器2の部分で外部の空気又は水と熱交
換されることにより冷媒蒸気は凝縮されて凝縮液が生成
される。この凝縮液は低圧に調節されて膨張弁3で気化
し、冷却器4の部分で冷却効果を発揮し、蒸発された冷
媒は圧縮器1に帰還する。そして、再び圧縮されて同様
なサイクルを繰り返す。このような冷凍回路を一元式冷
凍回路5と称する。この一元式冷凍回路5による冷却温
度の限界は、−40℃〜−50℃である。
る冷凍回路の原理を図4に基づいて説明する。まず、そ
の冷凍回路の装置としては、圧縮器1と凝縮器2と膨張
弁3と冷却器4とが冷媒を封入された閉回路として順次
接続されて構成されている。その作用は、圧縮器1で冷
媒蒸気が圧縮され、凝縮器2の部分では+30℃にまで
達する。この凝縮器2の部分で外部の空気又は水と熱交
換されることにより冷媒蒸気は凝縮されて凝縮液が生成
される。この凝縮液は低圧に調節されて膨張弁3で気化
し、冷却器4の部分で冷却効果を発揮し、蒸発された冷
媒は圧縮器1に帰還する。そして、再び圧縮されて同様
なサイクルを繰り返す。このような冷凍回路を一元式冷
凍回路5と称する。この一元式冷凍回路5による冷却温
度の限界は、−40℃〜−50℃である。
【0004】使用される冷媒によって冷凍能力に差が生
じるが、いま、フレオン・ガスR−403B(米国冷凍
協会公称)を使用した場合について説明する。このフレ
オン・ガスR−403BのP−i線図(モリエル線図)
は図5に示されており、このP−i線図に基づいてその
熱力学的性質を説明する。ここで、は圧縮工程であ
り、は凝縮工程であり、は膨張工程であり、は蒸
発工程であり、は吐出冷媒温度+50℃の状態を示
す。まず、フレオン・ガスR−403Bの沸点は、ゲー
ジ圧0kg/cm2においては、−49.5℃ であり、ゲー
ジ圧15kg/cm2においては、+33.1℃ である。圧
縮された冷媒蒸気が空気又は水と熱交換されて冷却凝縮
するためには、+33.1℃ −(5〜10)℃の空気又
は水と熱交換させる必要があり、空気又は水で+33.
1℃ −(5〜10)℃の温度を得ることは可能であ
る。凝縮液となった冷媒は、例えば、1kg/cm2 に調節
して気化させると、約−35.1℃ の低温を現出する。
冷凍回路における凝縮圧力(高圧)15kg/cm2、蒸発
圧力(低圧)1kg/cm2は、健全な状態であるため、一
元式冷凍回路5におけるフレオン・ガスR−403Bの
使用は可能であり、これにより、−35℃以下の低温を
現出させることができる。
じるが、いま、フレオン・ガスR−403B(米国冷凍
協会公称)を使用した場合について説明する。このフレ
オン・ガスR−403BのP−i線図(モリエル線図)
は図5に示されており、このP−i線図に基づいてその
熱力学的性質を説明する。ここで、は圧縮工程であ
り、は凝縮工程であり、は膨張工程であり、は蒸
発工程であり、は吐出冷媒温度+50℃の状態を示
す。まず、フレオン・ガスR−403Bの沸点は、ゲー
ジ圧0kg/cm2においては、−49.5℃ であり、ゲー
ジ圧15kg/cm2においては、+33.1℃ である。圧
縮された冷媒蒸気が空気又は水と熱交換されて冷却凝縮
するためには、+33.1℃ −(5〜10)℃の空気又
は水と熱交換させる必要があり、空気又は水で+33.
1℃ −(5〜10)℃の温度を得ることは可能であ
る。凝縮液となった冷媒は、例えば、1kg/cm2 に調節
して気化させると、約−35.1℃ の低温を現出する。
冷凍回路における凝縮圧力(高圧)15kg/cm2、蒸発
圧力(低圧)1kg/cm2は、健全な状態であるため、一
元式冷凍回路5におけるフレオン・ガスR−403Bの
使用は可能であり、これにより、−35℃以下の低温を
現出させることができる。
【0005】つぎに、従来の第一の形式のものとして一
元式冷凍回路5を複合して更に低温を得るようにした二
元式冷凍回路6があり、これを図6に示す。この二元式
冷凍回路6は、二組の一元式冷凍回路5を組み合わせた
ものであり、一段目の一元式冷凍回路5の冷却器4と二
段目の一元式冷凍回路5の凝縮器2とを同一雰囲気中に
配置して熱交換器7を形成している。そのため、一段目
の一元式冷凍回路5の動作は前述の通りであり、冷却器
4で冷凍作用を示すが、この冷却器4により二段目の凝
縮器2の熱を冷却する。そのため、二段目の凝縮器2
は、−40℃〜−50℃の温度で冷却されることにな
り、二段目の冷却器4での冷却温度は、−70℃〜−8
0℃にまで達する。
元式冷凍回路5を複合して更に低温を得るようにした二
元式冷凍回路6があり、これを図6に示す。この二元式
冷凍回路6は、二組の一元式冷凍回路5を組み合わせた
ものであり、一段目の一元式冷凍回路5の冷却器4と二
段目の一元式冷凍回路5の凝縮器2とを同一雰囲気中に
配置して熱交換器7を形成している。そのため、一段目
の一元式冷凍回路5の動作は前述の通りであり、冷却器
4で冷凍作用を示すが、この冷却器4により二段目の凝
縮器2の熱を冷却する。そのため、二段目の凝縮器2
は、−40℃〜−50℃の温度で冷却されることにな
り、二段目の冷却器4での冷却温度は、−70℃〜−8
0℃にまで達する。
【0006】具体的には、一段目の冷凍回路で使用され
る冷媒は、前述のようにフレオン・ガスR−403Bで
あるが、二段目の冷凍回路で使用される冷媒は、フレオ
ン・ガスR−23(米国冷凍協会公称)である。このフ
レオン・ガスR−23の沸点は、ゲージ圧0kg/cm2に
おいては、−82.0℃であり、ゲージ圧10kg/cm2に
おいては、−30℃である。圧縮された冷媒蒸気が熱交
換されて冷却凝縮するためには、−30℃より5℃位低
温の冷却媒体が必要であるが、一段目の冷凍回路で現出
した−35℃の冷媒と熱交換することによって冷却凝縮
されることが可能である。このように冷却凝縮されて液
化した冷媒は、0.5kg/cm2に調節されて気化させる
と、約−75℃の低温を現出する。冷凍回路における凝
縮圧力(高圧)10kg/cm2 、蒸発圧力(低圧)0.5k
g/cm2は、健全な状態であるため、二元式冷凍回路6に
おけるフレオン・ガスR−23の使用は可能であり、こ
れにより、−75℃以下の低温を現出させることができ
る。この状態は、図8に示す一部を抜粋したP−i線図
により明らかである。
る冷媒は、前述のようにフレオン・ガスR−403Bで
あるが、二段目の冷凍回路で使用される冷媒は、フレオ
ン・ガスR−23(米国冷凍協会公称)である。このフ
レオン・ガスR−23の沸点は、ゲージ圧0kg/cm2に
おいては、−82.0℃であり、ゲージ圧10kg/cm2に
おいては、−30℃である。圧縮された冷媒蒸気が熱交
換されて冷却凝縮するためには、−30℃より5℃位低
温の冷却媒体が必要であるが、一段目の冷凍回路で現出
した−35℃の冷媒と熱交換することによって冷却凝縮
されることが可能である。このように冷却凝縮されて液
化した冷媒は、0.5kg/cm2に調節されて気化させる
と、約−75℃の低温を現出する。冷凍回路における凝
縮圧力(高圧)10kg/cm2 、蒸発圧力(低圧)0.5k
g/cm2は、健全な状態であるため、二元式冷凍回路6に
おけるフレオン・ガスR−23の使用は可能であり、こ
れにより、−75℃以下の低温を現出させることができ
る。この状態は、図8に示す一部を抜粋したP−i線図
により明らかである。
【0007】さらに、低温を現出させることができる冷
凍回路としては、図7に示されるような三元式冷凍回路
8が実施されている。この三元式冷凍回路8は、三つの
一元式冷凍回路5を組み合わせたもの、或いは、二元式
冷凍回路6にさらに一元式冷凍回路5を接続したものと
認識される。すなわち、一段目の冷却器4と二段目の凝
縮器2とにより第一の熱交換器9を形成し、二段目の冷
却器4と三段目の凝縮器2とにより第二の熱交換器10
を形成している。そのため、第一の熱交換器9の部分で
は、二段目の凝縮器2が−40℃〜−50℃の温度で冷
却されることになり、第二の熱交換器10の部分では、
三段目の凝縮器2が−70℃〜−80℃の温度で冷却さ
れることになる。そのため、三段目の冷却器4での冷却
温度を−120℃〜−130℃にまですることができ
る。このように−100℃以下の温度を現出させるため
には、三元式冷凍回路8を採用することにより可能なも
のである。
凍回路としては、図7に示されるような三元式冷凍回路
8が実施されている。この三元式冷凍回路8は、三つの
一元式冷凍回路5を組み合わせたもの、或いは、二元式
冷凍回路6にさらに一元式冷凍回路5を接続したものと
認識される。すなわち、一段目の冷却器4と二段目の凝
縮器2とにより第一の熱交換器9を形成し、二段目の冷
却器4と三段目の凝縮器2とにより第二の熱交換器10
を形成している。そのため、第一の熱交換器9の部分で
は、二段目の凝縮器2が−40℃〜−50℃の温度で冷
却されることになり、第二の熱交換器10の部分では、
三段目の凝縮器2が−70℃〜−80℃の温度で冷却さ
れることになる。そのため、三段目の冷却器4での冷却
温度を−120℃〜−130℃にまですることができ
る。このように−100℃以下の温度を現出させるため
には、三元式冷凍回路8を採用することにより可能なも
のである。
【0008】この三元式冷凍回路8に使用される冷媒
は、一段目にフレオン・ガスR−403Bであり、二段
目にフレオン・ガスR−23であり、三段目にフレオン
・ガスR−14(米国冷凍協会公称)である。このフレ
オン・ガスR−14の沸点は、ゲージ圧0kg/cm2にお
いては、−128.0℃であり、ゲージ圧16kg/cm2
においては、−70℃である。圧縮された冷媒蒸気が熱
交換されて冷却凝縮するためには、−70℃より5℃位
低温の冷却媒体が必要であるが、二段目の冷凍回路で現
出した−75℃の冷媒と熱交換することによって冷却凝
縮されることが可能である。このように冷却凝縮されて
液化した冷媒は、0.5kg/cm2に調節されて気化させる
と、約−122℃の低温を現出する。冷凍回路における
凝縮圧力(高圧)16kg/cm2 、蒸発圧力(低圧)0.
5kg/cm2は、健全な状態であるため、二元式冷凍回路
6におけるフレオン・ガスR−14の使用は可能であ
り、これにより、−122℃の低温を現出させることが
できる。この状態は、図8に示すP−i線図により明ら
かである。
は、一段目にフレオン・ガスR−403Bであり、二段
目にフレオン・ガスR−23であり、三段目にフレオン
・ガスR−14(米国冷凍協会公称)である。このフレ
オン・ガスR−14の沸点は、ゲージ圧0kg/cm2にお
いては、−128.0℃であり、ゲージ圧16kg/cm2
においては、−70℃である。圧縮された冷媒蒸気が熱
交換されて冷却凝縮するためには、−70℃より5℃位
低温の冷却媒体が必要であるが、二段目の冷凍回路で現
出した−75℃の冷媒と熱交換することによって冷却凝
縮されることが可能である。このように冷却凝縮されて
液化した冷媒は、0.5kg/cm2に調節されて気化させる
と、約−122℃の低温を現出する。冷凍回路における
凝縮圧力(高圧)16kg/cm2 、蒸発圧力(低圧)0.
5kg/cm2は、健全な状態であるため、二元式冷凍回路
6におけるフレオン・ガスR−14の使用は可能であ
り、これにより、−122℃の低温を現出させることが
できる。この状態は、図8に示すP−i線図により明ら
かである。
【0009】前述のそれぞれの多元式冷凍回路におい
て、共通して云えることは、前段の冷凍回路の蒸発温度
は、後段の冷凍回路の凝縮温度より低温でなければなら
ないことと、前段の冷凍回路の冷凍能力(蒸発能力)が
後段の冷凍回路の凝縮能力より大きくなくてはならない
と云うことである。
て、共通して云えることは、前段の冷凍回路の蒸発温度
は、後段の冷凍回路の凝縮温度より低温でなければなら
ないことと、前段の冷凍回路の冷凍能力(蒸発能力)が
後段の冷凍回路の凝縮能力より大きくなくてはならない
と云うことである。
【0010】つぎに、第二の形式のものは、混合冷媒冷
凍回路と称されるものであり、異なった沸点を有する複
数の冷媒の蒸気相混合物を利用するものである。その一
例として実公昭55−2374号公報にその技術は説明
されている。すなわち、異なった沸点を有する複数の冷
媒の蒸気相混合物を用い、沸点の高い冷媒により沸点の
低い冷媒を順次冷却するように複数段の中間冷却ステー
ジを連設したものである。すなわち、異なった沸点を有
する複数の冷媒の蒸気相混合物を圧縮するための一台の
圧縮機と、圧縮された冷媒蒸気を部分的に凝縮して圧縮
凝縮液と未凝縮の圧縮蒸気からなる混合物を形成する複
数の凝縮器と、圧縮凝縮液と未凝縮の圧縮蒸気とを分離
する複数の気液分離器からなる。中間の凝縮器を通過後
の気液分離器中の圧縮凝縮液は通過する次段の凝縮器に
低圧気化蒸発して冷却凝縮効果を発揮し、圧縮器に帰還
する。未凝縮圧縮蒸気は、次段の凝縮器を通過し、部分
凝縮される。このようにして異なった沸点を有する複数
の冷媒が順次凝縮、蒸発を行ない、最終低沸点冷媒が低
圧調節されて気化蒸発し、低温を現出する。その後、中
間凝縮器を帰路として他の冷媒蒸気とともに圧縮器に帰
還し、再び圧縮されて前述の冷凍サイクルを繰り返す。
この混合冷媒冷凍回路によれば、−120℃〜−130
℃の温度を現出することができる。
凍回路と称されるものであり、異なった沸点を有する複
数の冷媒の蒸気相混合物を利用するものである。その一
例として実公昭55−2374号公報にその技術は説明
されている。すなわち、異なった沸点を有する複数の冷
媒の蒸気相混合物を用い、沸点の高い冷媒により沸点の
低い冷媒を順次冷却するように複数段の中間冷却ステー
ジを連設したものである。すなわち、異なった沸点を有
する複数の冷媒の蒸気相混合物を圧縮するための一台の
圧縮機と、圧縮された冷媒蒸気を部分的に凝縮して圧縮
凝縮液と未凝縮の圧縮蒸気からなる混合物を形成する複
数の凝縮器と、圧縮凝縮液と未凝縮の圧縮蒸気とを分離
する複数の気液分離器からなる。中間の凝縮器を通過後
の気液分離器中の圧縮凝縮液は通過する次段の凝縮器に
低圧気化蒸発して冷却凝縮効果を発揮し、圧縮器に帰還
する。未凝縮圧縮蒸気は、次段の凝縮器を通過し、部分
凝縮される。このようにして異なった沸点を有する複数
の冷媒が順次凝縮、蒸発を行ない、最終低沸点冷媒が低
圧調節されて気化蒸発し、低温を現出する。その後、中
間凝縮器を帰路として他の冷媒蒸気とともに圧縮器に帰
還し、再び圧縮されて前述の冷凍サイクルを繰り返す。
この混合冷媒冷凍回路によれば、−120℃〜−130
℃の温度を現出することができる。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
混合冷媒冷凍回路の冷却部に、次元の独立して完成され
た冷却器を備えた冷凍回路の凝縮器を熱的に結合したも
のである。
混合冷媒冷凍回路の冷却部に、次元の独立して完成され
た冷却器を備えた冷凍回路の凝縮器を熱的に結合したも
のである。
【0012】請求項2記載の発明は、混合冷媒冷凍回路
を、異なった沸点を有する複数の冷媒の蒸気相混合物を
圧縮する圧縮器と、この圧縮器により圧縮された冷媒蒸
気を部分的に凝縮して圧縮凝縮液と未凝縮の圧縮蒸気と
からなる混合物を形成するための凝縮器と、気液分離器
と膨張弁と圧縮凝縮液の気化熱により未凝縮の圧縮蒸気
を冷却する熱交換器とを備えて複数段接続された中間冷
却ステージと、これらの中間冷却ステージの最終段に位
置して膨張弁と最終冷却器とを備えた最終冷却ステージ
とより構成したものである。
を、異なった沸点を有する複数の冷媒の蒸気相混合物を
圧縮する圧縮器と、この圧縮器により圧縮された冷媒蒸
気を部分的に凝縮して圧縮凝縮液と未凝縮の圧縮蒸気と
からなる混合物を形成するための凝縮器と、気液分離器
と膨張弁と圧縮凝縮液の気化熱により未凝縮の圧縮蒸気
を冷却する熱交換器とを備えて複数段接続された中間冷
却ステージと、これらの中間冷却ステージの最終段に位
置して膨張弁と最終冷却器とを備えた最終冷却ステージ
とより構成したものである。
【0013】請求項3記載の発明は、混合冷媒冷凍回路
とは独立した次元の冷凍回路を圧縮器と凝縮器と膨張弁
と冷却器とにより形成したものである。
とは独立した次元の冷凍回路を圧縮器と凝縮器と膨張弁
と冷却器とにより形成したものである。
【0014】請求項4記載の発明は、混合冷媒冷凍回路
が、−100℃以下の温度を現出するようにしたもので
ある。
が、−100℃以下の温度を現出するようにしたもので
ある。
【0015】請求項5記載の発明は、異なった沸点を有
する複数の冷媒の蒸気相混合物を圧縮する圧縮器と、こ
の圧縮器により圧縮された冷媒蒸気を部分的に凝縮して
圧縮凝縮液と未凝縮の圧縮蒸気とからなる混合物を形成
するための凝縮器と、気液分離器と膨張弁と圧縮凝縮液
の気化熱により未凝縮の圧縮蒸気を冷却する熱交換器と
を備えて複数段接続された中間冷却ステージと、これら
の中間冷却ステージの最終段に位置して膨張弁と最終冷
却器とを備えた最終冷却ステージとよりなる混合冷媒冷
凍回路を設け、この混合冷媒冷凍回路とは独立した次元
の冷凍回路を圧縮器と凝縮器と膨張弁と冷却器とにより
形成し、この独立した冷凍回路の前記凝縮器と前記混合
冷媒冷凍回路の前記最終冷却器とによりカスケードコン
デンサを形成したものである。
する複数の冷媒の蒸気相混合物を圧縮する圧縮器と、こ
の圧縮器により圧縮された冷媒蒸気を部分的に凝縮して
圧縮凝縮液と未凝縮の圧縮蒸気とからなる混合物を形成
するための凝縮器と、気液分離器と膨張弁と圧縮凝縮液
の気化熱により未凝縮の圧縮蒸気を冷却する熱交換器と
を備えて複数段接続された中間冷却ステージと、これら
の中間冷却ステージの最終段に位置して膨張弁と最終冷
却器とを備えた最終冷却ステージとよりなる混合冷媒冷
凍回路を設け、この混合冷媒冷凍回路とは独立した次元
の冷凍回路を圧縮器と凝縮器と膨張弁と冷却器とにより
形成し、この独立した冷凍回路の前記凝縮器と前記混合
冷媒冷凍回路の前記最終冷却器とによりカスケードコン
デンサを形成したものである。
【0016】請求項6記載の発明は、次元の冷凍回路に
圧縮器で圧縮加熱された冷媒を冷却器に供給するホット
ガス給送路を形成したものである。
圧縮器で圧縮加熱された冷媒を冷却器に供給するホット
ガス給送路を形成したものである。
【0017】請求項7記載の発明は、次元の冷凍回路の
圧縮器とカスケードコンデンサとの間に圧縮蒸気切換弁
を設け、この圧縮蒸気切換弁と前記圧縮器との間と膨張
弁と冷却器との間とをホットガス送り弁を介して接続し
たものである。
圧縮器とカスケードコンデンサとの間に圧縮蒸気切換弁
を設け、この圧縮蒸気切換弁と前記圧縮器との間と膨張
弁と冷却器との間とをホットガス送り弁を介して接続し
たものである。
【0018】請求項8記載の発明は、次元の冷凍回路の
カスケードコンデンサと膨張弁との間の冷媒圧力を検出
する過冷却防止用スイッチを設け、この過冷却防止用ス
イッチの開閉に応じて混合冷媒冷凍回路の運転を制御す
る混合冷媒冷凍回路運転制御手段を設けたものである。
カスケードコンデンサと膨張弁との間の冷媒圧力を検出
する過冷却防止用スイッチを設け、この過冷却防止用ス
イッチの開閉に応じて混合冷媒冷凍回路の運転を制御す
る混合冷媒冷凍回路運転制御手段を設けたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1乃至
図3に基づいて説明する。本実施の形態においては、前
段に混合冷媒冷凍回路11が配設され、後段に次元の冷
凍回路として独立した回路により形成された冷凍回路1
2が配設されているものである。
図3に基づいて説明する。本実施の形態においては、前
段に混合冷媒冷凍回路11が配設され、後段に次元の冷
凍回路として独立した回路により形成された冷凍回路1
2が配設されているものである。
【0020】まず、前段の混合冷媒冷凍回路11は、異
なった沸点を有する複数の冷媒の蒸気相混合物を使用す
るものである。そして、その装置として圧縮器13を備
え、この圧縮器13には、凝縮器14と補助コンデンサ
15とが接続されている。この補助コンデンサ15は、
冷却側16と被冷却側17とを備えている。また、前記
補助コンデンサ15には、第一・第二・第三の中間冷却
ステージ18,19,20が接続されている。これらの
第一・第二・第三の中間冷却ステージ18,19,20
は、冷却側21と被冷却側22とよりなる一次熱交換器
23・二次熱交換器24・三次熱交換器25と、一次気
液分離器26・二次気液分離器27・三次気液分離器2
8と、一次膨張弁29・二次膨張弁30・三次膨張弁3
1とよりなる。そして、補助コンデンサ15の被冷却側
17に接続された一次気液分離器26は、一次熱交換器
23の被冷却側22と一次膨張弁29に接続され、この
一次膨張弁29は、一次熱交換器23の冷却側21に接
続されている。この一次熱交換器23の被冷却側22に
接続された二次気液分離器27は、二次熱交換器24の
被冷却側22と二次膨張弁30に接続され、この二次膨
張弁30は、二次熱交換器24の冷却側21に接続され
ている。また、二次熱交換器24の被冷却側22に接続
された三次気液分離器28は、三次熱交換器25の被冷
却側22と三次膨張弁31に接続され、この三次膨張弁
31は、三次熱交換器25の冷却側21に接続されてい
る。ついで、前記第三の中間冷却ステージ20は、冷却
側32と被冷却側33とよりなる四次熱交換器34と四
次膨張弁35とに接続され、さらに、最終冷却ステージ
36に接続されている。この最終冷却ステージ36は、
最終膨張弁37を備え、かつ、最終冷却器38が内蔵さ
れたカスケードコンデンサ39とよりなる。
なった沸点を有する複数の冷媒の蒸気相混合物を使用す
るものである。そして、その装置として圧縮器13を備
え、この圧縮器13には、凝縮器14と補助コンデンサ
15とが接続されている。この補助コンデンサ15は、
冷却側16と被冷却側17とを備えている。また、前記
補助コンデンサ15には、第一・第二・第三の中間冷却
ステージ18,19,20が接続されている。これらの
第一・第二・第三の中間冷却ステージ18,19,20
は、冷却側21と被冷却側22とよりなる一次熱交換器
23・二次熱交換器24・三次熱交換器25と、一次気
液分離器26・二次気液分離器27・三次気液分離器2
8と、一次膨張弁29・二次膨張弁30・三次膨張弁3
1とよりなる。そして、補助コンデンサ15の被冷却側
17に接続された一次気液分離器26は、一次熱交換器
23の被冷却側22と一次膨張弁29に接続され、この
一次膨張弁29は、一次熱交換器23の冷却側21に接
続されている。この一次熱交換器23の被冷却側22に
接続された二次気液分離器27は、二次熱交換器24の
被冷却側22と二次膨張弁30に接続され、この二次膨
張弁30は、二次熱交換器24の冷却側21に接続され
ている。また、二次熱交換器24の被冷却側22に接続
された三次気液分離器28は、三次熱交換器25の被冷
却側22と三次膨張弁31に接続され、この三次膨張弁
31は、三次熱交換器25の冷却側21に接続されてい
る。ついで、前記第三の中間冷却ステージ20は、冷却
側32と被冷却側33とよりなる四次熱交換器34と四
次膨張弁35とに接続され、さらに、最終冷却ステージ
36に接続されている。この最終冷却ステージ36は、
最終膨張弁37を備え、かつ、最終冷却器38が内蔵さ
れたカスケードコンデンサ39とよりなる。
【0021】ついで、前述の混合冷媒冷凍回路11の後
段には、次元の冷凍回路として独立した回路により形成
された冷凍回路12が配設されている。この冷凍回路1
2は、冷媒回路としては前記混合冷媒冷凍回路11と独
立しているものであり、冷媒としてはフレオン・ガスR
−14(米国冷凍協会公称)が用いられる。このフレオ
ン・ガスR−14のP−i線図(モリエル線図)は、図
2に示されている。ここで、は圧縮工程であり、は
凝縮工程であり、は膨張工程であり、は蒸発工程で
あり、は吐出冷媒温度+70℃の状態を示す。そし
て、圧縮器40と凝縮器41と膨張弁42と冷却器43
とがループ状の閉回路として形成され、前記凝縮器41
は前記カスケードコンデンサ39の一部となっているも
のである。また、次元の冷凍回路12の圧縮器40とカ
スケードコンデンサ39との間に圧縮蒸気切換弁44が
設けられ、この圧縮蒸気切換弁44と前記圧縮器40と
の間と前記膨張弁42と前記冷却器43との間とはホッ
トガス送り弁45を介して接続されている。
段には、次元の冷凍回路として独立した回路により形成
された冷凍回路12が配設されている。この冷凍回路1
2は、冷媒回路としては前記混合冷媒冷凍回路11と独
立しているものであり、冷媒としてはフレオン・ガスR
−14(米国冷凍協会公称)が用いられる。このフレオ
ン・ガスR−14のP−i線図(モリエル線図)は、図
2に示されている。ここで、は圧縮工程であり、は
凝縮工程であり、は膨張工程であり、は蒸発工程で
あり、は吐出冷媒温度+70℃の状態を示す。そし
て、圧縮器40と凝縮器41と膨張弁42と冷却器43
とがループ状の閉回路として形成され、前記凝縮器41
は前記カスケードコンデンサ39の一部となっているも
のである。また、次元の冷凍回路12の圧縮器40とカ
スケードコンデンサ39との間に圧縮蒸気切換弁44が
設けられ、この圧縮蒸気切換弁44と前記圧縮器40と
の間と前記膨張弁42と前記冷却器43との間とはホッ
トガス送り弁45を介して接続されている。
【0022】また、次元の冷凍回路12の前記カスケー
ドコンデンサ39と前記膨張弁42との間の冷媒圧力を
検出する過冷却防止用スイッチ46が設けられ、この過
冷却防止用スイッチ46の開閉に応じて前記混合冷媒冷
凍回路11の運転を制御する図示しない混合冷媒冷凍回
路運転制御手段が設けられている。
ドコンデンサ39と前記膨張弁42との間の冷媒圧力を
検出する過冷却防止用スイッチ46が設けられ、この過
冷却防止用スイッチ46の開閉に応じて前記混合冷媒冷
凍回路11の運転を制御する図示しない混合冷媒冷凍回
路運転制御手段が設けられている。
【0023】このような構成において、冷凍回路12の
冷却器43は、冷却すべき箇所、例えば、冷凍室等に設
置される。この状態で混合冷媒冷凍回路11と冷凍回路
12とを運転する。まず、混合冷媒冷凍回路11におい
ては、圧縮器13により異なった沸点を有する複数の冷
媒の蒸気相混合物が圧縮され、凝縮器14で熱交換され
た上で補助コンデンサ15で冷却され、一次気液分離器
26で気体と液体とに分離され、液体成分は一次膨張弁
29で膨張されて中間冷却ステージ18の一次熱交換器
23の冷却側21に送り込まれ、一次気液分離器26で
分離された気体成分を冷却し、その温度に応じて一部を
液化する。この一次熱交換器23を経た気液混合物は、
二次気液分離器27で気体と液体とに分離され、液体成
分は二次膨張弁30で膨張されて中間冷却ステージ19
の二次熱交換器24の冷却側21に送り込まれ、二次気
液分離器27で分離された気体成分を冷却し、その温度
に応じて一部を液化する。この二次熱交換器24を経た
気液混合物は、三次気液分離器28で気体と液体とに分
離され、液体成分は三次膨張弁31で膨張されて中間冷
却ステージ20の三次熱交換器25の冷却側21に送り
込まれ、三次気液分離器28で分離された気体成分を冷
却し、その温度に応じて一部を液化する。そして、さら
に四次熱交換器34で冷却された後に、その一部は膨張
弁35で膨張して四次熱交換器34により冷却作用に寄
与し、かつ、最終膨張弁37で膨張して最終冷却器38
で冷却作用を行なう。
冷却器43は、冷却すべき箇所、例えば、冷凍室等に設
置される。この状態で混合冷媒冷凍回路11と冷凍回路
12とを運転する。まず、混合冷媒冷凍回路11におい
ては、圧縮器13により異なった沸点を有する複数の冷
媒の蒸気相混合物が圧縮され、凝縮器14で熱交換され
た上で補助コンデンサ15で冷却され、一次気液分離器
26で気体と液体とに分離され、液体成分は一次膨張弁
29で膨張されて中間冷却ステージ18の一次熱交換器
23の冷却側21に送り込まれ、一次気液分離器26で
分離された気体成分を冷却し、その温度に応じて一部を
液化する。この一次熱交換器23を経た気液混合物は、
二次気液分離器27で気体と液体とに分離され、液体成
分は二次膨張弁30で膨張されて中間冷却ステージ19
の二次熱交換器24の冷却側21に送り込まれ、二次気
液分離器27で分離された気体成分を冷却し、その温度
に応じて一部を液化する。この二次熱交換器24を経た
気液混合物は、三次気液分離器28で気体と液体とに分
離され、液体成分は三次膨張弁31で膨張されて中間冷
却ステージ20の三次熱交換器25の冷却側21に送り
込まれ、三次気液分離器28で分離された気体成分を冷
却し、その温度に応じて一部を液化する。そして、さら
に四次熱交換器34で冷却された後に、その一部は膨張
弁35で膨張して四次熱交換器34により冷却作用に寄
与し、かつ、最終膨張弁37で膨張して最終冷却器38
で冷却作用を行なう。
【0024】このように混合冷媒冷凍回路11において
は、第一・第二・第三の中間冷却ステージ18,19,
20と最終段冷却ステージ36を順次経た状態で順次低
温化し、最終冷却部38では、−100℃以下の低温を
現出する。この混合冷媒冷凍回路11の仮想のP−i線
図(モリエル線図)とフレオン・ガスR−14のP−i
線図との関係を図3に示した。
は、第一・第二・第三の中間冷却ステージ18,19,
20と最終段冷却ステージ36を順次経た状態で順次低
温化し、最終冷却部38では、−100℃以下の低温を
現出する。この混合冷媒冷凍回路11の仮想のP−i線
図(モリエル線図)とフレオン・ガスR−14のP−i
線図との関係を図3に示した。
【0025】この状態で冷却された最終冷却器38で
は、冷凍回路12の圧縮器40で圧縮された冷媒を冷却
するため、冷凍回路12の冷却器43部分では、−12
0℃〜−130℃の低温が現出する。すなわち、使用さ
れている冷媒は、前述のようにフレオン・ガスR−14
であり、このフレオン・ガスR−14の熱力学的性質
は、ゲージ圧0kg/cm2において沸点が−128℃であ
り、ゲージ圧11kg/cm2では−80℃である。そのた
め、この冷媒蒸気が熱交換されて冷却凝縮するために
は、−80℃より低温であればあるほど完全凝縮液化さ
れる。前述のように、混合冷媒冷凍回路11によって−
100℃が現出されるため、次段の冷凍回路12では圧
縮蒸気が完全に冷却凝縮されて液化される。この液化し
た冷媒は、0.5kg/cm2に調節されて気化されると、約
−122℃の低温を現出する。
は、冷凍回路12の圧縮器40で圧縮された冷媒を冷却
するため、冷凍回路12の冷却器43部分では、−12
0℃〜−130℃の低温が現出する。すなわち、使用さ
れている冷媒は、前述のようにフレオン・ガスR−14
であり、このフレオン・ガスR−14の熱力学的性質
は、ゲージ圧0kg/cm2において沸点が−128℃であ
り、ゲージ圧11kg/cm2では−80℃である。そのた
め、この冷媒蒸気が熱交換されて冷却凝縮するために
は、−80℃より低温であればあるほど完全凝縮液化さ
れる。前述のように、混合冷媒冷凍回路11によって−
100℃が現出されるため、次段の冷凍回路12では圧
縮蒸気が完全に冷却凝縮されて液化される。この液化し
た冷媒は、0.5kg/cm2に調節されて気化されると、約
−122℃の低温を現出する。
【0026】このように次元の冷凍回路12において、
凝縮圧力(高圧)11kg/cm2、蒸発圧力0.5kg/cm2
(低圧)は、健全な状態であると云え、混合冷媒冷凍回
路11とは独立して設けられた冷凍回路12にフレオン
・ガスR−14が使用可能であり、これにより、約−1
22℃の低温を現出することができるものである。
凝縮圧力(高圧)11kg/cm2、蒸発圧力0.5kg/cm2
(低圧)は、健全な状態であると云え、混合冷媒冷凍回
路11とは独立して設けられた冷凍回路12にフレオン
・ガスR−14が使用可能であり、これにより、約−1
22℃の低温を現出することができるものである。
【0027】しかして、混合冷媒冷凍回路11と冷凍回
路12とは、それぞれの回路が互いに独立しているた
め、その設置が容易であり、装置の管理等も簡単に行な
える。特に、混合冷媒冷凍回路11に着目すれば、最終
的な冷却器43との間に冷凍回路12が介在しているこ
とから、混合冷媒冷凍回路11自体に過大な負荷が掛か
ることがなく、また、負荷変動の影響も受けにくい。そ
のため、混合冷媒冷凍回路11の安定した運転を行なう
ことができる。しかも、最終的な冷却器43を備えた冷
凍回路12も独立した一段の構造であるため、その冷凍
要素の管理や安定的な運転が容易である。
路12とは、それぞれの回路が互いに独立しているた
め、その設置が容易であり、装置の管理等も簡単に行な
える。特に、混合冷媒冷凍回路11に着目すれば、最終
的な冷却器43との間に冷凍回路12が介在しているこ
とから、混合冷媒冷凍回路11自体に過大な負荷が掛か
ることがなく、また、負荷変動の影響も受けにくい。そ
のため、混合冷媒冷凍回路11の安定した運転を行なう
ことができる。しかも、最終的な冷却器43を備えた冷
凍回路12も独立した一段の構造であるため、その冷凍
要素の管理や安定的な運転が容易である。
【0028】なお、−100℃の温度を現出するシステ
ムとして、混合冷媒冷凍回路を利用した超低温蒸発シス
テムが存する。この超低温蒸発システムは、超低温蒸発
側に完成された冷凍回路を利用しないで、サーマル・サ
イホン原理を利用した冷凍装置であるが、これは、二次
冷媒と称される密閉回路に封入された冷媒が、混合冷媒
冷凍回路の冷却部に熱交換されることによって発生する
冷媒の液相と気相の密度差及び重量によって循環すると
云う原理の利用であり、強制循環される本発明の実施の
形態で説明した冷凍回路とは甚だしく異なるものであ
る。
ムとして、混合冷媒冷凍回路を利用した超低温蒸発シス
テムが存する。この超低温蒸発システムは、超低温蒸発
側に完成された冷凍回路を利用しないで、サーマル・サ
イホン原理を利用した冷凍装置であるが、これは、二次
冷媒と称される密閉回路に封入された冷媒が、混合冷媒
冷凍回路の冷却部に熱交換されることによって発生する
冷媒の液相と気相の密度差及び重量によって循環すると
云う原理の利用であり、強制循環される本発明の実施の
形態で説明した冷凍回路とは甚だしく異なるものであ
る。
【0029】ついで、運転を継続していると、冷却器4
3部分に着霜し、それを除霜しなければならない状態に
なる。この時には、圧縮蒸気切換弁44を閉じ、ホット
ガス送り弁45を開く。これにより、圧縮器40で圧縮
されて温度上昇した冷媒が冷却器43に直接送り込ま
れ、その冷却器43を内部から加熱する。すなわち、凝
縮圧力(高圧)11kg/cm2 に冷却凝縮される直前で
は、+70℃にまで温度上昇している。そのため、圧縮
器40で圧縮されて温度上昇した冷媒が冷却器43に直
接送り込まれて冷却器43を急速に除霜する(ホットガ
ス除霜作用)。この除霜が終了すれば、圧縮蒸気切換弁
44を開き、ホットガス送り弁45を閉じて通常の冷凍
動作を行なわせる回路を復活させる。このような除霜動
作は、冷却器43部分の霜を検出して自動的に行なわせ
ても良く、また、時間制御により自動的に行なわせても
良く、さらには、必要に応じて手動により行なわせても
良い。
3部分に着霜し、それを除霜しなければならない状態に
なる。この時には、圧縮蒸気切換弁44を閉じ、ホット
ガス送り弁45を開く。これにより、圧縮器40で圧縮
されて温度上昇した冷媒が冷却器43に直接送り込ま
れ、その冷却器43を内部から加熱する。すなわち、凝
縮圧力(高圧)11kg/cm2 に冷却凝縮される直前で
は、+70℃にまで温度上昇している。そのため、圧縮
器40で圧縮されて温度上昇した冷媒が冷却器43に直
接送り込まれて冷却器43を急速に除霜する(ホットガ
ス除霜作用)。この除霜が終了すれば、圧縮蒸気切換弁
44を開き、ホットガス送り弁45を閉じて通常の冷凍
動作を行なわせる回路を復活させる。このような除霜動
作は、冷却器43部分の霜を検出して自動的に行なわせ
ても良く、また、時間制御により自動的に行なわせても
良く、さらには、必要に応じて手動により行なわせても
良い。
【0030】なお、冷凍装置には、蒸発器が霜や氷に覆
われた時、冷凍運転を中断して除霜するシステムがあ
る。例えば、米国特許明細書第2271770号に開示
されている圧縮式冷凍装置の除霜方法は、圧縮器からの
冷媒を凝縮器に送らないで、別に設けられた加熱器を通
して蒸発器に供給し、高温冷媒により蒸発器表面に付着
した霜を溶解するものである。すなわち、圧縮器の圧力
が除霜の際に不可欠となっている点は本発明の実施の形
態と同様であるが、本発明の実施の形態においては、加
熱器を用いていない点で基本的に相違している。
われた時、冷凍運転を中断して除霜するシステムがあ
る。例えば、米国特許明細書第2271770号に開示
されている圧縮式冷凍装置の除霜方法は、圧縮器からの
冷媒を凝縮器に送らないで、別に設けられた加熱器を通
して蒸発器に供給し、高温冷媒により蒸発器表面に付着
した霜を溶解するものである。すなわち、圧縮器の圧力
が除霜の際に不可欠となっている点は本発明の実施の形
態と同様であるが、本発明の実施の形態においては、加
熱器を用いていない点で基本的に相違している。
【0031】また、始動時には、混合冷媒冷凍回路11
の運転を先行して行なわせ、最終冷却器38の温度があ
る程度低下してから冷凍回路12の運転を開始すること
が必要である。すなわち、初めに混合冷媒冷凍回路11
を起動し、次元の独立して完成された冷凍回路12の凝
縮器41を冷却するための立上り時間が必要である。し
かしながら、冷凍回路12を起動するまでの時間が長す
ぎた場合には、その冷凍回路12内の冷媒は強烈に冷却
凝縮を進めて液化する。そのため、その状態で冷凍回路
12を起動することは、冷媒蒸気の希薄な状態での圧縮
動作になるため、圧縮器40に物理的支障を発生させる
危険性がある。このようなことから、混合冷媒冷凍回路
11を起動してからは、過冷却防止用スイッチ46の状
態が観察される。すなわち、過冷却防止用スイッチ46
は、凝縮器41部分のガス圧を常時検出し、混合冷媒冷
凍回路11の運転継続によりその凝縮器41部分のガス
圧が予め設定した値以上に低下した場合には、混合冷媒
冷凍回路運転制御手段により、混合冷媒冷凍回路11の
運転を停止させる。この状態は、すぐにでも冷凍回路1
2を起動することができる状態であり、いわば待機状態
である。そして、混合冷媒冷凍回路11の運転が中断す
れば、最終冷却器38による冷却動作が中断しているた
め、凝縮器41部分のガス圧は上昇する。そのため、そ
のガス圧が設定圧以上になった場合には、過冷却防止用
スイッチ46が切り替わり、混合冷媒冷凍回路11の運
転を再開する。この過冷却防止用スイッチ46のオン・
オフを繰り返して冷凍回路12に悪影響を与えることな
く、かつ、常に冷却動作を行なわせることができるよう
な待機状態を具現化する。
の運転を先行して行なわせ、最終冷却器38の温度があ
る程度低下してから冷凍回路12の運転を開始すること
が必要である。すなわち、初めに混合冷媒冷凍回路11
を起動し、次元の独立して完成された冷凍回路12の凝
縮器41を冷却するための立上り時間が必要である。し
かしながら、冷凍回路12を起動するまでの時間が長す
ぎた場合には、その冷凍回路12内の冷媒は強烈に冷却
凝縮を進めて液化する。そのため、その状態で冷凍回路
12を起動することは、冷媒蒸気の希薄な状態での圧縮
動作になるため、圧縮器40に物理的支障を発生させる
危険性がある。このようなことから、混合冷媒冷凍回路
11を起動してからは、過冷却防止用スイッチ46の状
態が観察される。すなわち、過冷却防止用スイッチ46
は、凝縮器41部分のガス圧を常時検出し、混合冷媒冷
凍回路11の運転継続によりその凝縮器41部分のガス
圧が予め設定した値以上に低下した場合には、混合冷媒
冷凍回路運転制御手段により、混合冷媒冷凍回路11の
運転を停止させる。この状態は、すぐにでも冷凍回路1
2を起動することができる状態であり、いわば待機状態
である。そして、混合冷媒冷凍回路11の運転が中断す
れば、最終冷却器38による冷却動作が中断しているた
め、凝縮器41部分のガス圧は上昇する。そのため、そ
のガス圧が設定圧以上になった場合には、過冷却防止用
スイッチ46が切り替わり、混合冷媒冷凍回路11の運
転を再開する。この過冷却防止用スイッチ46のオン・
オフを繰り返して冷凍回路12に悪影響を与えることな
く、かつ、常に冷却動作を行なわせることができるよう
な待機状態を具現化する。
【0032】このように形成された混合冷媒二元式超低
温冷凍機は、真空装置に利用される。まず、従来の真空
装置における排気機器には、次のようなものがある。こ
こで、排気機器の種類と排気機能を発揮する真空範囲と
を明記した。
温冷凍機は、真空装置に利用される。まず、従来の真空
装置における排気機器には、次のようなものがある。こ
こで、排気機器の種類と排気機能を発揮する真空範囲と
を明記した。
【0033】 1.油回転ポンプ 760〜1×10~2Torr 2.メカニカルルーツポンプ 10〜5×10~3Torr 3.ドライポンプ 4.油拡散エゼェクター 1×10~1〜5×10~4Torr 5.油拡散ポンプ 5×10~2〜1×10~7Torr 6.ターボ分子ポンプ 7.ヘリュームクライオポンプ しかして、排気機能を発揮する真空範囲が示すように、
大気圧(760Torr)より1×10~7Torrに至る為に
は、逐次ポンプを稼動させて順次真空度を高めていく方
法が採用されている。
大気圧(760Torr)より1×10~7Torrに至る為に
は、逐次ポンプを稼動させて順次真空度を高めていく方
法が採用されている。
【0034】一般的な真空装置の排気ポンプの構成は、 A.油回転ポンプ 760〜1×10~2Torr B.メカニカルルーツポンプ 10〜5×10~3Torr C.油拡散ポンプ 5×10~2〜1×10~7Torr と云う組み合わせである。すなわち、油回転ポンプのみ
では、1×10~7Torrまでの高真空には到達できない
し、油拡散ポンプのみでは、大気圧から作動させること
ができない。上記の構成のものを速やかに作動させるた
めには、各ポンプを常時稼動させていて、逐次、真空バ
ルブを切り換えて排気機能を発揮する真空範囲でそれぞ
れ作動させる。また、高真空にした真空槽の真空を破壊
する(真空槽をリークする)時も各真空バルブを密閉にし
て真空を破壊し、各ポンプを大気圧に曝さないようにす
る。このような方法は、多くの部品の構成と複雑な作動
システムの確保のため、到達圧力に時間が必要であり、
非常に高価な装置になると云う問題がある。より高能力
(高真空)、大容量(高速排気)を必要とした時は、益々高
価なものとなる。
では、1×10~7Torrまでの高真空には到達できない
し、油拡散ポンプのみでは、大気圧から作動させること
ができない。上記の構成のものを速やかに作動させるた
めには、各ポンプを常時稼動させていて、逐次、真空バ
ルブを切り換えて排気機能を発揮する真空範囲でそれぞ
れ作動させる。また、高真空にした真空槽の真空を破壊
する(真空槽をリークする)時も各真空バルブを密閉にし
て真空を破壊し、各ポンプを大気圧に曝さないようにす
る。このような方法は、多くの部品の構成と複雑な作動
システムの確保のため、到達圧力に時間が必要であり、
非常に高価な装置になると云う問題がある。より高能力
(高真空)、大容量(高速排気)を必要とした時は、益々高
価なものとなる。
【0035】そこで、真空装置に冷凍機を併用すること
により主排気ポンプの能力を軽減することができるもの
であるが、その原理及び利用状態を以下に説明する。す
なわち、真空チャンバー内の水分を除去することにより
排気速度の向上に貢献することができるものであるが、
それは水分分子が圧力に応じて体積変化することに起因
している。いま、水蒸気の圧力変化による体積膨張の度
合いを表1に示す。
により主排気ポンプの能力を軽減することができるもの
であるが、その原理及び利用状態を以下に説明する。す
なわち、真空チャンバー内の水分を除去することにより
排気速度の向上に貢献することができるものであるが、
それは水分分子が圧力に応じて体積変化することに起因
している。いま、水蒸気の圧力変化による体積膨張の度
合いを表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】この表1によると、真空チャンバー中に1
gの水分があるとした時、その真空チャンバー内を1×
10~6Torrにすると、水分は蒸発して10億リットル
の水蒸気に膨張するものである。この水分を膨張させる
ことなく凝結させれば、1gの氷となり、真空装置にお
ける主排気ポンプの能力を軽減する。超低温の冷却器が
真空装置内の水分を凝縮し、排気速度に効率的な理由
は、水の飽和蒸気圧に関係する。水の飽和蒸気圧と温度
とは相互に関係があり、一定の温度のもとでは一定の圧
力を示す。ここで、理論数値による水の飽和蒸気圧力を
表2に示す。
gの水分があるとした時、その真空チャンバー内を1×
10~6Torrにすると、水分は蒸発して10億リットル
の水蒸気に膨張するものである。この水分を膨張させる
ことなく凝結させれば、1gの氷となり、真空装置にお
ける主排気ポンプの能力を軽減する。超低温の冷却器が
真空装置内の水分を凝縮し、排気速度に効率的な理由
は、水の飽和蒸気圧に関係する。水の飽和蒸気圧と温度
とは相互に関係があり、一定の温度のもとでは一定の圧
力を示す。ここで、理論数値による水の飽和蒸気圧力を
表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】表2によると、1.0×10~5Torrの真空
チャンバーの中で水分を凝結するには、−100℃に冷
却された冷却部が必要である。−90℃の冷却部では、
1.0×10~5Torrの真空チャンバー内では水分分子を
凝縮することができず、吸着効果(排気能力)がない。
ここで、吸着効果と表現するのは、水分分子が冷却部に
吸着されるためである。すなわち、通常、真空チャンバ
ー内の分子は、秒速何百米のスピードで反射して飛びか
っているが、水分分子は超低温壁に当たると、反射しな
いでそのまま吸着される。一般的に、真空チャンバー内
の分子は、低温域に向かうとも云われている。このよう
なことから、油拡散ポンプの口径が排気速度に比例する
ことと同様に、冷却部も面積の大きいほど水分分子が衝
突する面積が大きくなり、排気能力に貢献する。
チャンバーの中で水分を凝結するには、−100℃に冷
却された冷却部が必要である。−90℃の冷却部では、
1.0×10~5Torrの真空チャンバー内では水分分子を
凝縮することができず、吸着効果(排気能力)がない。
ここで、吸着効果と表現するのは、水分分子が冷却部に
吸着されるためである。すなわち、通常、真空チャンバ
ー内の分子は、秒速何百米のスピードで反射して飛びか
っているが、水分分子は超低温壁に当たると、反射しな
いでそのまま吸着される。一般的に、真空チャンバー内
の分子は、低温域に向かうとも云われている。このよう
なことから、油拡散ポンプの口径が排気速度に比例する
ことと同様に、冷却部も面積の大きいほど水分分子が衝
突する面積が大きくなり、排気能力に貢献する。
【0040】前述の水の物理的性質により、超低温に冷
却された冷却器が真空装置内の水分吸着に能力を発揮
し、排気速度の向上に効果的であることが説明できた。
つぎに、真空装置の排気作動にいかに連動して超低温の
冷却部が作用するかを説明する。混合冷媒二元式冷凍機
は、大気圧、常温時から冷却を開始することができる。
そのため、真空装置の粗引きと同時に冷却を開始し、粗
引き中から水分吸着を始め、粗引き時間をも短縮する。
この粗引き中にかなりの水分分子を吸着するので、本引
き開始時には、急激な排気効果を主排気ポンプは発揮す
ることができる。また、真空を破壊(リーク)する時に
は、混合冷媒二元式冷凍機が前述のようにホットガス除
霜作用によって冷却部に吸着した霜を急激に融解して真
空槽が大気に開放された時には、冷却部は加熱されてお
り、結露なく再生された吸着部として待機する。しか
も、その動作は非常に早いため、充分に真空の破壊(リ
ーク)速度に追従させることができる。
却された冷却器が真空装置内の水分吸着に能力を発揮
し、排気速度の向上に効果的であることが説明できた。
つぎに、真空装置の排気作動にいかに連動して超低温の
冷却部が作用するかを説明する。混合冷媒二元式冷凍機
は、大気圧、常温時から冷却を開始することができる。
そのため、真空装置の粗引きと同時に冷却を開始し、粗
引き中から水分吸着を始め、粗引き時間をも短縮する。
この粗引き中にかなりの水分分子を吸着するので、本引
き開始時には、急激な排気効果を主排気ポンプは発揮す
ることができる。また、真空を破壊(リーク)する時に
は、混合冷媒二元式冷凍機が前述のようにホットガス除
霜作用によって冷却部に吸着した霜を急激に融解して真
空槽が大気に開放された時には、冷却部は加熱されてお
り、結露なく再生された吸着部として待機する。しか
も、その動作は非常に早いため、充分に真空の破壊(リ
ーク)速度に追従させることができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、混合冷媒冷凍回
路の冷却部に、次元の独立して完成された冷却器を備え
た冷凍回路の凝縮器を熱的に結合したので、混合冷媒冷
凍回路に過大な負荷を掛けることなくその混合冷媒冷凍
回路を円滑に運転することができ、しかも、次元の冷凍
回路が独立していることから、真空装置等への設置が容
易であり、メンテナンスも簡単になり、構造も簡易でよ
いものである。
路の冷却部に、次元の独立して完成された冷却器を備え
た冷凍回路の凝縮器を熱的に結合したので、混合冷媒冷
凍回路に過大な負荷を掛けることなくその混合冷媒冷凍
回路を円滑に運転することができ、しかも、次元の冷凍
回路が独立していることから、真空装置等への設置が容
易であり、メンテナンスも簡単になり、構造も簡易でよ
いものである。
【0042】請求項2記載の発明は、混合冷媒冷凍回路
を、異なった沸点を有する複数の冷媒の蒸気相混合物を
圧縮する圧縮器と、この圧縮器により圧縮された冷媒蒸
気を部分的に凝縮して圧縮凝縮液と未凝縮の圧縮蒸気と
からなる混合物を形成するための凝縮器と、気液分離器
と膨張弁と圧縮凝縮液の気化熱により未凝縮の圧縮蒸気
を冷却する熱交換器とを備えて複数段接続された中間冷
却ステージと、これらの中間冷却ステージの最終段に位
置して膨張弁と最終冷却器とを備えた最終冷却ステージ
とより構成したので、既存の完成された混合冷媒冷凍回
路を利用することができるものである。
を、異なった沸点を有する複数の冷媒の蒸気相混合物を
圧縮する圧縮器と、この圧縮器により圧縮された冷媒蒸
気を部分的に凝縮して圧縮凝縮液と未凝縮の圧縮蒸気と
からなる混合物を形成するための凝縮器と、気液分離器
と膨張弁と圧縮凝縮液の気化熱により未凝縮の圧縮蒸気
を冷却する熱交換器とを備えて複数段接続された中間冷
却ステージと、これらの中間冷却ステージの最終段に位
置して膨張弁と最終冷却器とを備えた最終冷却ステージ
とより構成したので、既存の完成された混合冷媒冷凍回
路を利用することができるものである。
【0043】請求項3記載の発明は、混合冷媒冷凍回路
とは独立した次元の冷凍回路を圧縮器と凝縮器と膨張弁
と冷却器とにより形成したので、真空装置等への設置が
容易であり、メンテナンスも簡単になり、構造も簡易で
よいものである。
とは独立した次元の冷凍回路を圧縮器と凝縮器と膨張弁
と冷却器とにより形成したので、真空装置等への設置が
容易であり、メンテナンスも簡単になり、構造も簡易で
よいものである。
【0044】請求項4記載の発明は、混合冷媒冷凍回路
が、−100℃以下の温度を現出するようにしたので、
次元の冷凍回路で使用する冷媒の選定が容易なものであ
る。
が、−100℃以下の温度を現出するようにしたので、
次元の冷凍回路で使用する冷媒の選定が容易なものであ
る。
【0045】請求項5記載の発明は、異なった沸点を有
する複数の冷媒の蒸気相混合物を圧縮する圧縮器と、こ
の圧縮器により圧縮された冷媒蒸気を部分的に凝縮して
圧縮凝縮液と未凝縮の圧縮蒸気とからなる混合物を形成
するための凝縮器と、気液分離器と膨張弁と圧縮凝縮液
の気化熱により未凝縮の圧縮蒸気を冷却する熱交換器と
を備えて複数段接続された中間冷却ステージと、これら
の中間冷却ステージの最終段に位置して膨張弁と最終冷
却器とを備えた最終冷却ステージとよりなる混合冷媒冷
凍回路を設け、この混合冷媒冷凍回路とは独立した次元
の冷凍回路を圧縮器と凝縮器と膨張弁と冷却器とにより
形成し、この独立した冷凍回路の前記凝縮器と前記混合
冷媒冷凍回路の前記最終冷却器とによりカスケードコン
デンサを形成したので、混合冷媒冷凍回路に過大な負荷
を掛けることなくその混合冷媒冷凍回路を円滑に運転す
ることができ、しかも、既存の完成された混合冷媒冷凍
回路の利用ができ、また、次元の冷凍回路が独立してい
ることから、真空装置等への設置が容易であり、メンテ
ナンスも簡単になり、構造も簡易でよい。
する複数の冷媒の蒸気相混合物を圧縮する圧縮器と、こ
の圧縮器により圧縮された冷媒蒸気を部分的に凝縮して
圧縮凝縮液と未凝縮の圧縮蒸気とからなる混合物を形成
するための凝縮器と、気液分離器と膨張弁と圧縮凝縮液
の気化熱により未凝縮の圧縮蒸気を冷却する熱交換器と
を備えて複数段接続された中間冷却ステージと、これら
の中間冷却ステージの最終段に位置して膨張弁と最終冷
却器とを備えた最終冷却ステージとよりなる混合冷媒冷
凍回路を設け、この混合冷媒冷凍回路とは独立した次元
の冷凍回路を圧縮器と凝縮器と膨張弁と冷却器とにより
形成し、この独立した冷凍回路の前記凝縮器と前記混合
冷媒冷凍回路の前記最終冷却器とによりカスケードコン
デンサを形成したので、混合冷媒冷凍回路に過大な負荷
を掛けることなくその混合冷媒冷凍回路を円滑に運転す
ることができ、しかも、既存の完成された混合冷媒冷凍
回路の利用ができ、また、次元の冷凍回路が独立してい
ることから、真空装置等への設置が容易であり、メンテ
ナンスも簡単になり、構造も簡易でよい。
【0046】請求項6記載の発明は、次元の冷凍回路に
圧縮器で圧縮加熱された冷媒を冷却器に供給するホット
ガス給送路を形成したので、加熱器等を設けることなく
有効な除霜を行なうことができるものである。
圧縮器で圧縮加熱された冷媒を冷却器に供給するホット
ガス給送路を形成したので、加熱器等を設けることなく
有効な除霜を行なうことができるものである。
【0047】請求項7記載の発明は、次元の冷凍回路の
圧縮器とカスケードコンデンサとの間に圧縮蒸気切換弁
を設け、この圧縮蒸気切換弁と前記圧縮器との間と膨張
弁と冷却器との間とをホットガス送り弁を介して接続し
たので、簡単に除霜機能を付与することができる。
圧縮器とカスケードコンデンサとの間に圧縮蒸気切換弁
を設け、この圧縮蒸気切換弁と前記圧縮器との間と膨張
弁と冷却器との間とをホットガス送り弁を介して接続し
たので、簡単に除霜機能を付与することができる。
【0048】請求項8記載の発明は、次元の冷凍回路の
膨張弁とカスケードコンデンサとの間の冷媒圧力を検出
する過冷却防止用スイッチを設け、この過冷却防止用ス
イッチの開閉に応じて混合冷媒冷凍回路の運転を制御す
る混合冷媒冷凍回路運転制御手段を設けたので、混合冷
媒冷凍回路を先行させて起動させても直ちに冷却動作を
行なうことができる状態に待機させることができ、これ
により、次元の独立した冷凍回路に負担を与えることが
なく、しかも、省エネルギーをも達成することができる
ものである。
膨張弁とカスケードコンデンサとの間の冷媒圧力を検出
する過冷却防止用スイッチを設け、この過冷却防止用ス
イッチの開閉に応じて混合冷媒冷凍回路の運転を制御す
る混合冷媒冷凍回路運転制御手段を設けたので、混合冷
媒冷凍回路を先行させて起動させても直ちに冷却動作を
行なうことができる状態に待機させることができ、これ
により、次元の独立した冷凍回路に負担を与えることが
なく、しかも、省エネルギーをも達成することができる
ものである。
【図1】本発明の実施の一形態を示す回路図である。
【図2】フレオン・ガスR−14のP−i線図である。
【図3】混合冷媒冷凍回路の仮想のP−i線図と次元の
冷凍回路との冷媒のP−i線図との相対的な関係を示す
関係図である。
冷凍回路との冷媒のP−i線図との相対的な関係を示す
関係図である。
【図4】冷凍回路の原理を説明する回路図である。
【図5】フレオン・ガスR−14のP−i線図である。
【図6】従来の二元式冷凍回路の回路図である。
【図7】従来の三元式冷凍回路の回路図である。
【図8】三元式冷凍回路における冷媒の相対的な関係を
示すP−i線図である。
示すP−i線図である。
11 混合冷媒冷凍回路 12 冷凍回路 13 圧縮器 14 凝縮器 18 中間冷却ステージ 19 中間冷却ステージ 20 中間冷却ステージ 23 熱交換器 24 熱交換器 25 熱交換器 26 気液分離器 27 気液分離器 28 気液分離器 29 膨張弁 30 膨張弁 31 膨張弁 36 最終冷却ステージ 37 最終膨張弁 38 最終冷却器 39 カスケードコンデンサ 40 圧縮器 41 凝縮器 42 膨張弁 43 冷却器 44 圧縮蒸気切換弁 45 ホットガス送り弁 46 過冷却防止用スイッチ
Claims (8)
- 【請求項1】 混合冷媒冷凍回路の冷却部に、次元の独
立して完成された冷却器を備えた冷凍回路の凝縮器を熱
的に結合したことを特徴とする混合冷媒二元式超低温冷
凍機。 - 【請求項2】 混合冷媒冷凍回路は、異なった沸点を有
する複数の冷媒の蒸気相混合物を圧縮する圧縮器と、こ
の圧縮器により圧縮された冷媒蒸気を部分的に凝縮して
圧縮凝縮液と未凝縮の圧縮蒸気とからなる混合物を形成
するための凝縮器と、気液分離器と膨張弁と圧縮凝縮液
の気化熱により未凝縮の圧縮蒸気を冷却する熱交換器と
を備えて複数段接続された中間冷却ステージと、これら
の中間冷却ステージの最終段に位置して膨張弁と最終冷
却器とを備えた最終冷却ステージとよりなることを特徴
とする請求項1記載の混合冷媒二元式超低温冷凍機。 - 【請求項3】 混合冷媒冷凍回路とは独立した次元の冷
凍回路は圧縮器と凝縮器と膨張弁と冷却器とにより形成
されていることを特徴とする請求項1記載の混合冷媒二
元式超低温冷凍機。 - 【請求項4】 混合冷媒冷凍回路は、−100℃以下の
温度を現出することを特徴とする請求項1記載の混合冷
媒二元式超低温冷凍機。 - 【請求項5】 異なった沸点を有する複数の冷媒の蒸気
相混合物を圧縮する圧縮器と、この圧縮器により圧縮さ
れた冷媒蒸気を部分的に凝縮して圧縮凝縮液と未凝縮の
圧縮蒸気とからなる混合物を形成するための凝縮器と、
気液分離器と膨張弁と圧縮凝縮液の気化熱により未凝縮
の圧縮蒸気を冷却する熱交換器とを備えて複数段接続さ
れた中間冷却ステージと、これらの中間冷却ステージの
最終段に位置して膨張弁と最終冷却器とを備えた最終冷
却ステージとよりなる混合冷媒冷凍回路を設け、この混
合冷媒冷凍回路とは独立した次元の冷凍回路を圧縮器と
凝縮器と膨張弁と冷却器とにより形成し、この独立した
冷凍回路の前記凝縮器と前記混合冷媒冷凍回路の前記最
終冷却器とによりカスケードコンデンサを形成したこと
を特徴とする請求項1記載の混合冷媒二元式超低温冷凍
機。 - 【請求項6】 次元の冷凍回路に圧縮器で圧縮加熱され
た冷媒を冷却器に供給するホットガス給送路を形成した
ことを特徴とする請求項1記載の混合冷媒二元式超低温
冷凍機。 - 【請求項7】 次元の冷凍回路の圧縮器とカスケードコ
ンデンサとの間に圧縮蒸気切換弁を設け、この圧縮蒸気
切換弁と前記圧縮器との間と膨張弁と冷却器との間とを
ホットガス送り弁を介して接続したことを特徴とする請
求項1記載の混合冷媒二元式超低温冷凍機。 - 【請求項8】 次元の冷凍回路のカスケードコンデンサ
と膨張弁との間の冷媒圧力を検出する過冷却防止用スイ
ッチを設け、この過冷却防止用スイッチの開閉に応じて
混合冷媒冷凍回路の運転を制御する混合冷媒冷凍回路運
転制御手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の混
合冷媒二元式超低温冷凍機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30554195A JPH09145179A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 混合冷媒二元式超低温冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30554195A JPH09145179A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 混合冷媒二元式超低温冷凍機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09145179A true JPH09145179A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17946409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30554195A Pending JPH09145179A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 混合冷媒二元式超低温冷凍機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09145179A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005066554A1 (ja) * | 2004-01-07 | 2005-07-21 | Shinmaywa Industries, Ltd. | 超低温冷凍装置、冷凍システム及び真空装置 |
| JP2005207662A (ja) * | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 超低温冷凍装置 |
| CN101504209B (zh) | 2004-01-07 | 2012-05-30 | 新明和工业株式会社 | 超低温冷冻装置及真空装置 |
| CN114878629A (zh) * | 2022-05-20 | 2022-08-09 | 汕头大学 | 一种超低温开放冻胀实验系统和实验方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62280548A (ja) * | 1986-05-26 | 1987-12-05 | ダイキン工業株式会社 | セパレ−ト型空気調和機 |
| JPS6262169B2 (ja) * | 1978-11-20 | 1987-12-25 | Kootoozu Plc |
-
1995
- 1995-11-24 JP JP30554195A patent/JPH09145179A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6262169B2 (ja) * | 1978-11-20 | 1987-12-25 | Kootoozu Plc | |
| JPS62280548A (ja) * | 1986-05-26 | 1987-12-05 | ダイキン工業株式会社 | セパレ−ト型空気調和機 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005066554A1 (ja) * | 2004-01-07 | 2005-07-21 | Shinmaywa Industries, Ltd. | 超低温冷凍装置、冷凍システム及び真空装置 |
| CN101504209B (zh) | 2004-01-07 | 2012-05-30 | 新明和工业株式会社 | 超低温冷冻装置及真空装置 |
| JP2005207662A (ja) * | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 超低温冷凍装置 |
| CN114878629A (zh) * | 2022-05-20 | 2022-08-09 | 汕头大学 | 一种超低温开放冻胀实验系统和实验方法 |
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