JPH09145325A - 距離推定方法および物体の凹凸形状測定方法 - Google Patents

距離推定方法および物体の凹凸形状測定方法

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JPH09145325A
JPH09145325A JP7310976A JP31097695A JPH09145325A JP H09145325 A JPH09145325 A JP H09145325A JP 7310976 A JP7310976 A JP 7310976A JP 31097695 A JP31097695 A JP 31097695A JP H09145325 A JPH09145325 A JP H09145325A
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Satoru Yamada
識 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ11から物体における被測定点Pまで
の距離(垂直距離)を、1台のカメラから得られる画像
に基づいて推定する方法を提供する。 【解決手段】 画角αが既知の1台のカメラ11をその光
軸Lが基準面13a に対し垂直となるようにかつ基準面13
a までの距離Rが分かるように配置する。カメラ11の前
方に物体Aを位置させ、該物体を基準面13a に平行にか
つカメラ11の撮像範囲15内で所定距離rだけ移動させる
と共に、移動前後の物体をカメラ11により撮像する。こ
の撮像で得た各画像における被測定点Pに対応する点
P1、P2の位置から、画像上に反映されている前記物体の
移動距離a+bを求める。そして画像の大きさv、前記
a+b、カメラ11から基準面13a までの距離R、基準面
13a までの距離と画角αとで決まる基準撮像範囲D、お
よび物体の移動距離rに基づいて、カメラ11から物体の
被測定点Pまでの距離を推定する.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はカメラを用いて物
体までの距離を推定する方法と、この方法を利用して物
体の凹凸形状を測定する方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば文献「先端画像テクノロジー」
(株)オプトロニクス社(平成5年2月20日)pp.70-
73(特に第71頁左欄)には、被測定点までの距離の推定
方法の一例が示されている。それは図4に示したよう
に、等価な2台のカメラ1,2を光軸L1,L2が平行
になるようにかつ所定距離rだけ離して配置し(図4
(a))、そして各カメラ1,2により被測定点Pを含
む画像3,4をそれぞれ得(図4(b),(c))、こ
れら各画像と三角測量の原理とに基づいて被測定点Pま
での距離Rを推定するという方法である。これについて
いま少し具体的に説明する。なお図4において、αはカ
メラの画角、θA 、θB は各カメラと被測定点Pとを結
ぶ線分が光軸Lに対しそれぞれなす角度、θ1 〜θ3
々は三角形の内角、PA 、PB は各画像上での被測定点
Pに対応する点(対応点)、a,bは各画像における対
応点の位置、vは画像の大きさである。ここでa,bは
CCDの画素位置、vは水平方向画素数として求まる。
【0003】三角測量では正弦定理を適用して、距離R
はR=r×sinθ1 ×sinθ2/sinθ3 で求ま
る。これを展開すると、R=r/(1/(1/tanθ
1 +1/tanθ2 )と表せる。また、θ1 =π/2−
θA 、θ2 =π/2−θB であるから、R=r/(1/
(1/tan(π/2−θA )+1/tan(π/2−
θB ))・・と表せる。またここで、θA ,θB は、
θA =tan-1(tanα×a/v)、θB =tan-1
(tanα×b/v)でそれぞれ求まるので、式より
被測定点までの距離Rが推定できた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の距
離推定方法では例えば以下の(1) 〜(8) のような問題が
あった。
【0005】(1) 等価な(特性が同じ)カメラを2台揃
えることは実際に困難である。すなわち従来方法で所望
の距離推定を行なうには、例えば、明るさ、ピント、
色、倍率、縦横比、歪などの各特性が同じであるカメラ
を2台揃える必要があると考えられるが、これは実際困
難である。その対策として、特性が異なるカメラを2台
用いることとしかつこの特性の違いを補正することも考
えられるが、それも容易ではない。
【0006】(2) 並べるカメラ2台は、光軸が平行とな
るようにかつその水平方向および垂直方向における位置
精度が所定精度になるよう設定する必要がある。その設
定は容易でない。
【0007】(3) カメラを距離r離して2台並べる必要
があるので、その分、測定装置が大型になってしまう。
【0008】(4) カメラを2台用いる分、測定装置が高
価になる。
【0009】(5) 2台のカメラを置くそれぞれの環境を
同じにする必要がある。例えば、照明条件やカメラの周
囲の物体の影などを考慮する必要がある。
【0010】(6) 距離測定の精度を上げるためには、各
カメラの画角、カメラ間距離、各カメラで得る画像の重
なり具合などを最適化する必要がある。
【0011】(7) 2台のカメラから得られる画像はそれ
ぞれ背景が異なるものとなるので背景と測定対象物体の
見分けがつけずらい。すなわち、それぞれの画像から対
応点(画像中での物体の被測定点に対応する点)を抽出
しずらい。
【0012】(8) カメラAおよびカメラBそれぞれから
得た画像中に複数の物体が存在している場合、一方の画
像中のある物体に関する対応点が他方の画像中のどこに
あるかを見つけることが難しい。すなわち対応点を見つ
けるのが難しい。特に、画像中に同じ形状の物体が複数
存在する場合はそれが顕著である。そのため、1画像中
には1個の物体が存在するように撮像することが好まし
いことになってしまう。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明によれ
ば、カメラから物体における被測定点までの距離を推定
するに当たり、画角が既知の1台のカメラをその光軸が
基準面に対し垂直となるようにかつ該基準面までの距離
が分かるように配置する。そして、この配置したカメラ
の前方に物体を位置させ、物体およびカメラの一方また
は双方を、基準面に平行にかつカメラの撮像範囲内に物
体が納まる範囲で移動させると共に、移動前後の物体を
カメラにより撮像する。また、移動前後での前記撮像で
得た各画像における前記被測定点に対応する点(対応
点)の位置から、画像上に反映されている物体の移動距
離を求める。そして、前記画像の大きさ、画像上に反映
されている前記物体の移動距離、前記カメラから前記基
準面までの距離、該基準面までの距離と前記画角とで決
まる基準撮像範囲、および物体の実際の移動距離に基づ
いて、前記カメラから前記物体の被測定点までの距離を
推定する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。しかしながら説明に用い
る各図は、この発明を理解出来る程度に概略的に示して
あるにすぎない。また、各図において同様な構成成分に
ついては同一の番号若しくは記号を付して示しその重複
する説明を省略することもある。
【0015】この実施の形態では、測定対象の物体が所
定速度の搬送手段としてのベルトコンベヤにより移動さ
れる例を説明する。図1〜図3はその説明に供する図で
ある。ここで図1は、カメラ11と、物体X、A〜D・
・・と、ベルトコンベヤ13との位置関係を示した図、
図2は時間経過に伴いカメラにそれぞれ撮像される物体
の様子を示した図、図3はこの発明による距離推定原理
の説明図である。なお、図1および図3において15は
撮像範囲をそれぞれ示す。なお、ここでいう撮像範囲1
5とは、画角αにより規定される空間的な撮像範囲であ
り、後に述べる基準撮像範囲(基準面13aの位置での
撮像範囲)をも含む概念である。
【0016】またこの実施の形態では、画角が既知のカ
メラ11として、CCD(Charge Coupled Device )を
有し画角がαであるカメラ11を用いる例を考える。ま
た、この発明でいう基準面13aをこの第1の実施の形
態ではベルトコンベヤ13のベルト面13a(詳細には
上側のベルトの表面13a)とする。ただし、基準面1
3aは原理的にはどこにとっても良い。しかし、基準面
13aを物体よりも背面特に物体の背面に接する面とし
た方が、物体の凹凸寸法の算出が容易であるので(詳細
は後述する)、ここでは基準面13aをベルトコンベヤ
13のベルト面13aとしている。このカメラ11は、
その光軸Lが基準面13aに対し垂直(実質的に垂直も
含む。)となるようにかつ該基準面13aまでの距離が
分かるように基準面13aに対し設置してある。ここで
は、カメラ11と基準面13aとの距離がRとなるよう
な位置にカメラ11を固定設置してある。また、ベルト
コンベヤ13のベルトはカメラ11の光軸Lを横切るよ
うに移動する。ベルトの移動方向は図1の左から右向き
(矢印Sの方向)としている。またベルトの移動速度は
一定としてある。物体X,A〜D・・・はベルトコンベ
ヤ13のベルト上に載せられており、そして、ベルトの
移動と共に、カメラ11の下を順次に通過する。なお、
図1では各物体は形状が互いに異なるものとしている
が、形状が同じでももちろん良い。
【0017】図1を用いて説明したような系において、
この発明では、カメラ11からこのカメラ下を通過する
物体における距離を推定したい点(これを「被測定点」
という)までの距離を、以下に説明するように推定す
る。
【0018】先ず、ある時刻においてカメラ11により
物体の被測定点にピントを合わせた状態でカメラ前方の
領域を撮像する。また、別のある時刻において同様に撮
像する。これを繰り返す。説明の都合上、各撮像時刻を
第1〜第nステップと称することにする。この一連の撮
像処理に当たり、ベルト上の各物体の間隔、ベルトの移
動速度およびカメラによる撮像時刻それぞれを適性にし
ておくと、ある時刻での撮像の際に撮像範囲に含ませた
物体が次回の撮像の際にも撮像範囲内の他の位置に位置
するようになる。従って、第2ステップ以降では、1つ
前のステップでの撮像の際に撮像範囲に含ませた物体が
当該ステップで得た画像中で別の位置に撮像されるよう
になる。この様子を図2に示す。すなわち、第1ステッ
プでは物体Xと物体Aとが一緒に撮像された画像21が
カメラ11により得られ、第2ステップでは物体Aと物
体Bとが一緒に撮像された画像22がカメラ11により
得られる。以下同様にして、各ステップでは2個の物体
が一緒に撮像された画像23〜26が各々得られる。し
かも、第2ステップ以降で得られる画像22〜26で
は、その画像中の2つの物体のうちの1つは前回のステ
ップでも撮像された物体になる。これら画像は位置情報
が再現出来る状態で例えば記憶手段に格納するのが良
い。
【0019】一方、このように各ステップで得られる画
像を用いて各物体における被測定点までの距離を以下の
ように推定するが、ここでは、カメラ11から物体Aに
おける被測定点Pまでの距離(ただし、ここでの距離と
はカメラ11の直下に物体が来たときの距離)を推定す
る例を説明する。そのため、第1ステップで得た画像2
1と第2ステップで得た画像22とを用い、以下に図3
を参照して説明するような手順をとる。
【0020】第1ステップと第2ステップとの間に物体
Aは、ベルトコンベヤ13の移動速度と第1および第2
のステップ間の時間差との積で決まる距離だけ移動する
ので、第1ステップおよび第2ステップそれぞれの物体
Aのカメラ11に対する位置を同一図面上に示すと、例
えば図3(a)に示したようになる。第1ステップにお
いて図3(a)のAの位置で撮像された物体Aは第2ス
テップでは図3(a)のA’の位置で撮像されるのであ
る。なお、この図3(a)の例では、第1および第2ス
テップ間に、物体Aがカメラ11の光軸Lを横切って移
動した例を示しているが、そうでない場合でもこの発明
は適用出来る。ただし、物体Aがカメラ11の光軸Lを
横切って移動するようにすると、第1のステップでは撮
像領域の左半分に物体が位置する画像が得られ、第2の
ステップでは右半分に位置する画像が得られるので、例
えば第1、第2ステップそれぞれで得た画像データの半
分ずつを使用したデータ処理ができたり、測定対象物体
が連続している場合の物体の混同防止が容易である等の
利点が得られるので、ここではそうしている。
【0021】物体Aの第1ステップおよび第2ステップ
それぞれでの位置が図3(a)に示した様である場合、
カメラの位置Oと第1ステップにおける物体Aの被測定
点Pとを結ぶ線分が光軸Lとなす角度θ1 は、次式
(1)により表すことができる。さらにカメラの位置O
と第2ステップにおける物体Aの被測定点P’とを結ぶ
線分が光軸Lとなす角度θ2 は、次式(2)で表すこと
ができる。ただしD1は、カメラの位置Oと第1ステッ
プにおける物体Aの被測定点Pとを結ぶ線分を延長した
際にこの線分が基準面13aと接する位置から、光軸L
(カメラの位置Oを基準面に投影した位置)までの距離
である。また、D2は、カメラの位置Oと第2ステップ
における物体Aの被測定点P’とを結ぶ線分を延長した
際にこの線分が基準面13aと接する位置から、光軸L
(カメラの位置Oを基準面に投影した位置)までの距離
である。また、r1はP点から光軸Lまでの距離、r2
はP’点から光軸までの距離である。
【0022】 tanθ1 =D1/R=r1/h1 ・・・(1) tanθ2 =D2/R=r2/h1 ・・・(2) 一方、第1ステップおよび第2ステップそれぞれにおい
てカメラ11により得られた画像21および画像22
は、図3(b)、図3(c)に示すようになる。そし
て、画像21および画像22それぞれにおける物体Aの
被測定点P,P’に対応する点P1 、P2 (以下対応点
1 、P2 ともいう)より、下記の(3)、(4)の関
係が得られる。ただし、aは画像21上での対応点P1
の位置であり、bは画像22上での対応点P2 の位置で
あり、vは画像21、22の大きさである。これらa,
bは、この場合、カメラ11に備わるCCDにおける水
平方向の画素位置であり、vはこのCCDの水平方向の
画素数である。なお、この例ではa,bはCCDの中央
画素を起点として考えている。さらに、画像の大きさv
はCCDの全画素数の半分として考えている。画像の大
きさvは基準撮像範囲に対し相対的なものであるので、
基準撮像範囲Dも本来の撮像範囲2Dの半分で考えれば
問題がないからである。
【0023】a/v=D1/D ・・・(3) b/v=D2/D ・・・(4) そしてこれら(1)〜(4)式より、カメラ11の位置
Oから物体Aの着目点Pまでの距離(ただし、カメラ1
1直下に物体Aが来た時の距離)h1 は、下記(5)式
のように表すことが出来る。
【0024】 h1 =R×r1×v/(a×D)=R×r2×v/(b×D)・・・(5) この(5)式に示された各パラメータのうちのr1およ
びr2は物体の移動途中時の移動距離であるので求めず
らいものである。しかし、r1+r2は物体Aが第1ス
テップおよび第2ステップ間において移動した距離rで
あり、これはベルトコンベヤの速度と第1および第2の
ステップ間の時間との積から求まっているものであるの
で、(5)式中のr1を、第1ステップおよび第2ステ
ップ間における物体Aの移動距離rに置き換える。また
この置き換えに対応させて(5)式中の画像側のパラメ
ータaを、画像上に反映されている物体の移動距離すな
わちa+bに置き換える。すると、(5)式は下記の
(6)式のように表せる。
【0025】 h1 =R×r×v/(D×(a+b)) ・・・(6) また、この(6)式中のDは、カメラ11と基準面13
aとの距離Rおよびカメラ11の画角αからD=R×t
an(α/2)で与えられる基準撮像範囲である。した
がって、画像の大きさv、画像上に反映されている物体
の移動距離(a+b)、カメラ11から基準面13aま
での距離R、該基準面13aまでの距離Rと前記画角α
(この場合α/2)とで決まる基準撮像範囲D、および
物体の移動距離rに基づいて、カメラ11から物体Aの
被測定点Pまでの距離を推定することが出来ることが理
解出来る。
【0026】また、この実施の形態では基準面13aを
物体Aの背面に接する面(ベルト面13a)としてある
ので、物体Aの高さをh2 と表したとき、このh2 は下
記(7)式で表せる。よって、物体Aの被測定点の凸具
合も分かる。
【0027】 h2 =R−h1 =R−R×r×v/(D×(a+b)) ・・・(7) 物体B以降についても上述の手順と同様の手順でカメラ
から各物体の着目点までの距離や高さ(凸具合)を求め
ることができる。
【0028】なお、この発明の理解のために、物体の高
さのみが図3に示したh2 より低い場合すなわちカメラ
11から被測定点Pまでの距離が上記で考えているh1
より遠い場合は、画像21での対応点P1 の位置は図3
(b)のa点よりCCDの中央側になり、画像22での
対応点P2 の位置は図3(c)のb点よりCCDの中央
側になり、その逆の場合(すなわち距離がh1 より近い
場合)は画像上の対応点P1 、P2 それぞれの位置は図
3(b),(c)の現在位置よりCCD中央点から遠い
位置になることを、付記しておく。すなわち、物体の実
際の移動距離がrと同じであっても、被測定点の高さが
異なる場合には画像上に反映される物体の移動距離は違
った値になるので、距離推定ができるのである。
【0029】上述の説明から分かるように、この発明の
距離推定方法によれば、使用カメラの台数が1台である
にもかかわらず、カメラから物体の着目点までの距離を
推定出来る。使用カメラが1台で済むということから、
従来の問題点(1) 〜(8) が解決できる。具体的には、カ
メラを2台用いていた場合に比べ、費用が安く済む、装
置の小型化が図れる、2台のカメラの特性を揃えたり位
置調整する等の煩わしさがなくなる。また、撮影条件を
同じに出来るので、画像処理(例えばノイズ除去処理)
などが容易になるし、また背景が同じ画像から物体を抽
出できるから対応点を抽出し易い等の利点も得られる。
さらにこの実施の形態では、測定対象の物体が複数個の
場合も複数個の物体を順次移動させて次々と距離の推定
ができるので距離推定処理を高速に行なえる。また、n
+1回のステップすなわちn+1個の画像でn個の物体
についてのカメラから各物体までの距離をそれぞれ推定
出来る。従来方法ではn個の物体までの距離をそれぞれ
推定するには2×n個の画像が必要であったことを考え
ると、この点でも画像処理時間の短縮などがこの発明で
は図れる。さらにこの実施の形態では物体のみをしかも
一方向に移動させる。カメラを移動させる場合はカメラ
を往復運度させる必要が生じるので、処理速度を早める
にも限界があるし振動の影響等も受け易いが、この実施
の形態ではそのような問題も解決出来る。
【0030】なお、上述においては1つの画像中に2個
の物体を撮像する例を説明したが、1つの画像中に3個
以上の物体を撮像するようにしても良い。こうするとよ
り少ない数の画像から各物体までの距離の推定およびま
たは物体の凹凸形状の測定が行なえ、また、処理速度の
向上も図れるからである。
【0031】また、上述の説明では物体1個につき1つ
の着目点を考えたが、もちろん着目点は2以上の任意の
数と出来、そしてそうすることで物体の各所のカメラ側
からの距離や凹凸形状も測定できる。
【0032】また、上述においては物体のみが移動しカ
メラは固定状態の例を説明したが、例えば測定対象物体
が1個である場合などは、物体は測定台上に置いて移動
しないようにしておきカメラを移動するようにしても良
い。
【0033】また、上述の実施例では、物体に対し鉛直
方向上方にカメラが位置する例を説明したが、カメラを
物体の側方に位置させるような場合があっても良い。そ
の場合の基準面は、それに応じ設定すれば良い。
【0034】
【発明の効果】上述した説明から明らかなようにこの発
明によれば、カメラから物体における被測定点までの距
離を推定するに当たり、所定の1台のカメラを所定配置
し、物体及びカメラを相対的に所定条件で移動させると
共に移動前後で物体をカメラにより撮像して画像を得
る。そして、画像の大きさ、画像上における被測定点に
対応する点の移動距離、カメラから基準面までの距離、
基準面での撮像範囲、および物体の移動距離に基づい
て、カメラから物体の被測定点までの距離を推定する。
したがって、使用するカメラが1台で済むので、2台の
カメラを用いていた場合の不具合を解決出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の説明図(その1)である。
【図2】実施の形態の説明図(その2)である。
【図3】実施の形態の説明図(その3)である。
【図4】従来技術および課題の説明図である。
【符号の説明】
11:カメラ 13:搬送手段(例えばベルトコンベヤ) 13a:基準面(例えばベルトコンベヤのベルト面) 15:撮像範囲 X,A〜D・・・:物体 R:カメラから基準面までの距離 α:画角 P:被測定点 r:物体の実際の移動距離 v:画像の大きさ a+b:画像上に反映されている物体の移動距離 D:基準撮像範囲(基準面での撮像範囲)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラから物体における被測定点までの
    距離を推定するに当たり、 画角が既知の1台のカメラをその光軸が基準面に対し垂
    直となるようにかつ該基準面までの距離が分かるように
    配置し、 該配置したカメラの前方に物体を位置させ、該物体およ
    び前記カメラの一方または双方を、前記基準面に平行に
    かつ前記カメラの撮像範囲内に前記物体が納まる範囲で
    移動させると共に、移動前後の物体を前記カメラにより
    撮像し、 移動前後での前記撮像で得た各画像における前記被測定
    点に対応する点(対応点)の位置から、画像上に反映さ
    れている前記物体の移動距離を求め、 前記画像の大きさ、画像上に反映されている前記物体の
    移動距離、前記カメラから前記基準面までの距離、該基
    準面までの距離と前記画角とで決まる基準撮像範囲、お
    よび物体の実際の移動距離に基づいて、前記カメラから
    前記物体の被測定点までの距離を推定することを特徴と
    する距離推定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の距離推定方法におい
    て、 前記移動は前記物体が前記カメラの光軸を横切るように
    行なうことを特徴とする距離推定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の距離推定方法
    において、 前記物体は所定速度の搬送手段により移動されるものと
    し、前記カメラは固定状態とし、 ある時刻での撮像の際に撮像範囲に含ませた物体が次回
    の撮像の際にも撮像範囲内の他の位置に位置するよう
    に、前記搬送手段の速度および前記撮像のタイミングを
    それぞれ設定することを特徴とする距離推定方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の距離推定方法におい
    て、 多数の測定対象の物体を前記搬送手段により順次に前記
    カメラ前方を通過させることを特徴とする距離推定方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の距
    離推定方法により同一物体における多数の点までの距離
    をそれぞれ推定し、その結果に基づいて該物体の凹凸形
    状を測定することを特徴とする物体の凹凸形状測定方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026309A (ja) * 2006-06-01 2008-02-07 Ana Tec As 物体を解析するための方法及び装置
CN112649446A (zh) * 2020-11-12 2021-04-13 巨轮(广州)智能装备有限公司 一种fpc的检测方法、贴合方法及装置

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