JPH09145507A - ダイヤフラム構造体の製造方法 - Google Patents

ダイヤフラム構造体の製造方法

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JPH09145507A
JPH09145507A JP7299813A JP29981395A JPH09145507A JP H09145507 A JPH09145507 A JP H09145507A JP 7299813 A JP7299813 A JP 7299813A JP 29981395 A JP29981395 A JP 29981395A JP H09145507 A JPH09145507 A JP H09145507A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 製造過程のセラミックグリーンシート剛性及
び完成したダイヤフラム構造体のダイヤフラム形状を維
持しつつ、非ダイヤフラム部の占める表面積比率を抑制
して小さくできるダイヤフラム構造体と、頻繁な設計変
更や、1基板中に形状の異なるダイヤフラム部を複数配
置する設計においても、安価で迅速に製作可能なダイヤ
フラム構造体の製造方法の提供。 【解決手段】 第1のセラミックスグリーンシート3
と、第2のセラミックスグリーンシート2を積層する面
において、いずれか一方のグリーンシート上で窓部3b
の外周領域の少なくとも一部を除く領域3eに、接合・
一体化を促進するセラミックペースト層を選択的に形成
し、次いで、複数のセラミックスグリーンシートを積層
焼成して接合・一体化して、接合・一体化後、空洞部3
b内のダイヤフラム3aの付け根部3dにおいてセラミ
ック積層界面の一部のみを接合するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はダイヤフラム構造
体の製造方法に係わり、更に詳しくは、薄肉のダイヤフ
ラムを空洞部に保持するダイヤフラム構造体の製造方法
において、セラミックグリーンシートの特定領域を除く
領域にのみ選択的にセラミックペースト層を形成するこ
とにより、空洞部内におけるダイヤフラムの付け根部に
おける積層界面の一部のみを接合するようにしたダイヤ
フラム構造体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来から、少なくとも1つの窓部を有
する基体を支持体として、そのような窓部を可撓性の薄
肉膜材料にて覆蓋してダイヤフラムとした構造体が各種
センサーの構成部材などとして用いられてきており、ま
た近年においては、圧電/電歪アクチュエータの構成部
材としても注目されている。例えば、センサー構成部材
として用いられる場合にあっては、そのようなダイヤフ
ラム構造体のダイヤフラム部位が測定すべき対象によっ
て受ける屈曲変位や振動を、適当な検出手段にて検出す
るように構成される。また、圧電/電歪アクチュエータ
の構成部材として用いられる場合にあっては、かかるダ
イヤフラム構造体のダイヤフラム部位が、圧電/電歪ダ
イヤフラム構造体によって変形せしめられて、変位、振
動し、音響を発生したり前記構造体の内部に形成された
加圧室に圧力を生ぜしめるようにして用いられる。
【0003】 しかして、そのようなダイヤフラム構造
体は、それを構成する支持体としての基体と、ダイヤフ
ラムを与える膜部材とを、一体的に組付けることによっ
て製造されることになるが、その一体的構造の信頼性や
耐熱、耐蝕性の付与等の点より、そのようなダイヤフラ
ム構造体を、セラミックスの一体焼成体にて構成するこ
とが考えられ、本願出願人も、先に特願昭62−129
360号(特開昭63−292032号)として、一体
焼成にて得られたセラミック製のダイヤフラム構造体を
用いた圧力検出器および圧電/電歪アクチュエータを提
案した。
【0004】 ところで、このような一体焼成により得
られるセラミックス製のダイヤフラム構造体は、図7に
示すように、一般に、窓部10aを貫通形成された第1
の基板10と、薄肉平板状の第2の基板9とを、グリー
ンシート積層焼成によって一体化することによって、あ
るいは必要に応じて、更に、前記窓部10aと連通する
孔11aが形成された平板状の第3の基板11の如きそ
の他の基板とをグリーンシート積層焼成によって一体化
すること等によって得られる。
【0005】 ここにおいて、もし孔11aが存在せず
キャビティ(空洞部)が密閉空間となる場合には、製造
過程での熱処理などを通じて空洞部内の気体圧力が高ま
り、不具合が発生する。孔11aは、このような不具合
を防止する役割を果たす。また、この孔11aは、例え
ばスピーカー用ダイヤフラム構造体として使用する場合
には、空気等の流出入を調整し、背圧を調整する作用も
有する。
【0006】 以上のような、ダイヤフラム構造体を応
用したセンサー、スピーカー、アクチュエータ、フィル
ター、コンデンサーアレイ等の素子においては、1個の
素子内において素子表面に占める作動部表面積の増大
(非作動部表面積の抑制)や、複数の作動部の高密度配
置による素子の高性能化や小型化、あるいは頻繁な設計
変更への即応性や、1素子内における特性の異なる複数
駆動部の配置といった各種の要求がある。特にセンサー
として使用する場合、非作動部表面積の占める面積が大
きい素子はセンシングロスが増える為、センサー性能の
低下に繋がる。
【0007】 そこでダイヤフラム構造体においては、
従来は、図8に示すように、第1のセラミック基板(1
3,17)の窓部(13a,17a)の相対向する内壁
面間の距離は縮小しないで(L1=L2)、隣接する窓
部(13a,17a)間に形成される仕切り壁の肉厚の
みを厚いもの(13c)から薄い仕切り壁(17c)に
変更することにより(D2≦D1)、ダイヤフラム部の
寸法を維持しつつ、ダイヤフラム部同士の間隔を狭くし
てダイヤフラム構造体のダイヤフラム部以外の表面積
(D1〜D4)の抑制に対応していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、仕切
り壁の肉厚を薄くし、作動部同士の間隔を狭くすること
によってダイヤフラム部以外の占める表面積の抑制を試
みたダイヤフラム構造体においては、以下のような幾つ
かの問題が生じる。第一に、窓部間に形成される仕切り
壁(17c)の肉厚が薄いことに起因して第1のセラミ
ックグリーンシートの剛性が低くなるため、窓部(17
a)の打ち抜き時に窓部内壁面、即ち仕切り壁(17
c)が歪んだり、バリが出て、得られるダイヤフラム構
造体の形状が安定しない場合が生じる。第二に、打ち抜
き加工用の金型にも微細な形状が要求されるので、金型
が損耗しやすく、金型寿命が短くなるため、ダイヤフラ
ム構造体の形状不安定化とともに金型の維持管理コスト
が増大し、ひいてはダイヤフラム構造体が高価なものと
なる。第三に、打ち抜き後のハンドリング、特にセラミ
ックグリーンシートを加圧積層する際の積層圧力によっ
て仕切り壁(17c)が潰れ変形して、ダイヤフラム形
状が安定しないという課題があった。
【0009】 また、ダイヤフラム構造の設計変更への
即応や、形態の異なる複数のダイヤフラム部を配置する
という要求に対して、高精度に製作できないという課題
や、少量多品種の生産に対応できない、などの課題があ
った。従って、本発明の目的とするところは、製造過程
のセラミックグリーンシート剛性及び完成したダイヤフ
ラム構造体のダイヤフラム形状を維持しつつ、非ダイヤ
フラム部の占める表面積比率を抑制して小さくすること
が可能なダイヤフラム構造体であって、しかも、頻繁な
設計変更や、1基板中に形状の異なるダイヤフラム部を
複数配置する設計においても、安価で迅速に製作可能な
ダイヤフラム構造体の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記した各
課題を解決するためになされたものであり、その要旨と
するところは、窓部を有する第1のセラミックグリーン
シートと、薄肉の第2のセラミックグリーンシートとを
少なくとも含む、複数のセラミックグリーンシートを積
層焼成して接合・一体化することにより、薄肉のダイヤ
フラムを空洞部に保持するダイヤフラム構造体の製造方
法であって、該第1のセラミックグリーンシートと、該
第2のセラミックグリーンシートを積層する面におい
て、いずれか一方のグリーンシート上で窓部の外周領域
の少なくとも一部を除く領域(窓部の外側をとり巻いて
いる領域以外の領域、部分)に、接合・一体化を促進す
るセラミックペースト層を選択的に形成し、次いで、複
数のセラミックグリーンシートを積層焼成して接合・一
体化することにより、接合・一体化後、空洞部内のダイ
ヤフラムの付け根部において、セラミック積層界面の一
部のみを接合するように制御したことを特徴とするダイ
ヤフラム構造体の製造方法である。
【0011】 本発明において、第1のセラミックグリ
ーンシートの積層面に選択的に形成するセラミックペー
スト層は、その厚さが15μm以下、特に10μm以下
とすることが、セラミックグリーンシート積層時におい
て、積層圧力が各空洞部間の仕切り壁全体に略均一に加
わり、積層圧力による仕切り壁の破壊を回避することが
できるため、好ましい。また、上記セラミックペースト
層は、スクリーン印刷等の印刷法や、ディッピング法、
転写法など従来公知の方法により形成することができる
が、このうち印刷法によりセラミックペースト層を形成
することが、寸法精度良く形成でき、しかも実施が容易
な点から好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係るダイヤフラ
ム構造体の製造方法について、図面を参照しながら詳細
に説明する。図1は、本発明の製造方法の製作手順の一
例を説明した分解斜視図であり、ダイフラム構造体1
は、積層焼成一体化後に空洞部となる一般に複数の窓部
3bが連通形成された第1のセラミックグリーンシート
3、及び薄肉平板状の第2のセラミックグリーンシート
2、及び、必要に応じて、前記窓部3bに連通し、背圧
調整機能などを有する複数の孔4aが穿設された第3の
セラミックグリーンシート4を積層し焼成一体化するこ
とにより製造される。
【0013】 ここにおいて、これら複数のセラミック
グリーンシートは、先ず、セラミック原料とバインダー
ならびに溶剤等から調製されるセラミックスのスラリー
から、ドクターブレード装置やリバースロールコーター
装置等の一般的な装置を用いて成形される。次いで、第
1のセラミックグリーンシート3に対して、第2のセラ
ミックグリーンシート2との積層を行う側の表面に、窓
部3bの外周領域(仕切り壁3aの積層面の外周部領
域、および第1のセラミックグリーンシート3の窓部3
b側部分)3cを除く領域(窓部3bの外側をとり巻い
ている領域以外の領域、部分)3eに、接合・一体化を
促進するセラミックペースト層を選択的に形成するとと
もに、第3のセラミックグリーンシート4に対しては、
第1のセラミックグリーンシート3との積層を行う表面
全面に、接合・一体化を促進するセラミックペースト層
を形成する。このセラミックペースト層の形成は、具体
的には、前記したセラミック原料とバインダーならびに
溶剤等から調製されるセラミックススラリーよりもバイ
ンダーや溶剤の含有量が多いセラミックペーストを、上
記した領域に印刷法、転写法など種々の方法により形成
し、乾燥することにより実施でき、積層焼成一体化を促
進する効果を有する、セラミック含有量が少なく積層圧
力で圧壊しやすいセラミックペースト層が形成される。
【0014】 そして、必要に応じて、各セラミックグ
リーンシートに切断・切削・打抜き等の加工を施して、
窓部3bや孔4aを形成する。次いで、それら各セラミ
ックグリーンシートを積層し、焼成することによって、
一体的なダイヤフラム構造体1が得られるが、前記セラ
ミックペースト層を選択的に形成した部分以外、即ち窓
部3bの外周領域3cは、図4に示すように、非一体化
領域(非接合領域)5として微小なギャップ形状で残存
する。
【0015】 本発明において、第1のセラミックグリ
ーンシート3に対して、第2のセラミックグリーンシー
ト2との積層を行う側の表面において、窓部3bの外周
領域3cを除く領域3eに選択的に形成するセラミック
ペースト層は、スクリーン印刷等の印刷法や、ディッピ
ング法、転写法などを用いて施される。これらの印刷
法、ディッピング法、転写法などのうち、セラミックペ
ースト層の形成を寸法精度良く行なうことができ、しか
も実施が容易な点から、印刷法が好ましい。また、印刷
法の中では、スクリーン印刷法が好ましい。
【0016】 なお、得られるダイヤフラム構造体の空
洞部内のダイヤフラムの付け根部における微小なギャッ
プ部の厚さとしては、15μm以下、特に10μm以下
とすることが望ましい。微小なギャップ部の厚さをこの
程度とすることで、セラミックグリーンシート積層時に
おいて、積層圧力が各空洞部間の仕切り壁全体に略均一
に加わり、積層圧力による仕切り壁の破壊を回避するこ
とができる。
【0017】 本発明で用いられるセラミックスの材質
は、特に限定されるものではないが、強度と靱性が高
く、又各種薬品への耐久性に優れた部分安定化ジルコニ
アやアルミナ、或いはアルミナを分散した部分安定化ジ
ルコニアが好適であり、又ジルコニアの安定化剤として
は、特に酸化イットリウムを含むものが強度的に優れて
いる。
【0018】 また、本発明で得られるダイヤフラム構
造体において、第1のセラミックグリーンシートの板厚
は、薄すぎると打抜き後のハンドリング時において異常
変形などを生じるため、焼成後の板厚が50μm以上と
することが好ましい。また第2のセラミックグリーンシ
ートの板厚は、薄すぎると焼成後の工程中において破損
しやすく、また厚すぎるとセンサーや圧電/電歪素子の
基板として使用した際の特性が低下するため、焼成後に
おいて、好ましくは50μm以下、より好ましくは3〜
12μm程度とする。第3のセラミックグリーンシート
は、薄すぎると、焼成一体化以降の工程中および使用中
における外力等でダイヤフラム構造体が歪むため、焼成
後において、50μm以上、好ましくは90μm以上と
するほか、さらに複数のセラミックグリーンシートを同
時に積層焼成一体化することも好ましい。
【0019】 なお、上記の実施例においては、まず、
第1のセラミックグリーンシートの所定領域にセラミッ
クペースト層を選択的に形成した後に、切断・切削・打
抜き等の加工を行ない、窓部や孔を形成する場合を説明
したが、これと逆に、各セラミックグリーンシートに切
断・切削・打抜き等の加工を施して窓部や孔を形成し、
その後に第1のセラミックグリーンシートの所定領域に
セラミックペースト層を選択的に形成することも可能で
ある。
【0020】 次に、上記のごとく本発明の製造方法に
より得られたダイヤフラム構造体を、図2〜4に基づい
て説明する。図2〜4において、ダイヤフラム構造体1
は、窓部3b間の仕切り壁3aの肉厚を厚く保ったま
ま、形成された空洞部3b内の、仕切り壁3aの付け根
部3dにおいて、セラミック積層界面のセラミックペー
スト層を選択的に形成した部分のみを接合して、第1の
基板2と、第2の基板3とが一体化していない微小開口
のギャップ領域5を形成している。
【0021】 すなわち、セラミックグリーンシートへ
の打抜き加工において、窓部3b間の仕切り壁3aの肉
厚を厚く保つので、窓部3bを有するセラミックグリー
ンシートの剛性を高く保持できる。その結果、打抜き時
に窓部内壁面(即ち、仕切り壁)3aが歪んだり、バリ
が出ることを防止しつつ、さらには、打抜き後の諸工程
で半完成品に加わる力、特に全セラミックグリーンシー
ト積層時の積層圧力によって仕切り壁3aが潰れること
を防止しつつ、ダイヤフラム構造体を製造することがで
きるのである。
【0022】 同時に、セラミック積層界面のセラミッ
クペースト層を選択的に形成した部分のみを接合して、
形成された空洞部3b内の、仕切り壁3aの付け根部3
dに、第1の基板2と、第2の基板3とが一体化してい
ないギャップ領域5を形成することにより、複雑な寸
法、形状を有するダイヤフラム部2aを備えたダイヤフ
ラム構造体であっても、ダイヤフラム部形状に合わせた
打抜き金型を専用に準備すること無く、高精度な形状を
容易かつ迅速に製造することができる。
【0023】 また、本発明で製造されるダイヤフラム
構造体では、空洞部3b内の、仕切り壁3aの付け根部
3dに、第1の基板2と、第2の基板3とが一体化して
いないギャップ領域5を形成したため、図5〜図6に示
すように、窓部3b間の仕切り壁3aの肉厚を薄くした
ダイヤフラム構造体6と、ダイヤフラム部幅(LD )を
同一として、同等寸法、形状のダイヤフラム部2aを有
するダイヤフラム構造体1を得ることができる。すなわ
ち、図5に示す本発明で製造されるダイヤフラム構造体
1は、従来の製法による図6のダイヤフラム構造体6と
同等のダイヤフラム部幅寸法(LD )を有するが、ダイ
ヤフラム構造体1は、ダイヤフラム構造体6と比べて、
非ダイヤフラム部(D5、D6)の面積を、非ダイヤフ
ラム部(D7、D8)よりも低減することができる。
【0024】 以上、本発明の代表的な、第1のセラミ
ックグリーンシート上で仕切り壁3aをはさむ位置にの
み非接合領域を設ける実施例について詳述してきたが、
本発明はこれらの実施例によって何らの限定をも受ける
ものでないことは言うまでもないところであり、上記の
実施例の他にも、第2のセラミックグリーンシート上に
非接合領域を設ける方法や窓部3bの全周に非接合領域
を設ける等、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、
当業者の知識に基づいて種々の変更、修正、改良等を加
えうるものであることが理解されるべきである。
【0025】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、セラミックグリーンシートの所定領域にセラミック
ペースト層を選択的に形成することにより、接合・一体
化後の空洞部内のダイヤフラムの付け根部において、セ
ラミック積層界面の一部のみが接合されたダイヤフラム
構造体を製造することができる。従って、グリーンシー
トへの窓部打抜き時において、打抜き部が単純形状で、
かつ窓部間の仕切り壁の肉厚を厚くした金型を使用で
き、第2のセラミックグリーンシートの剛性を高く保持
できる。このため、本発明で製造されるダイヤフラム構
造体は、ダイヤフラム部の寸法を維持しつつ、ダイヤフ
ラム部同士の間隔を狭くしてダイヤフラム構造体のダイ
ヤフラム部以外の表面積を抑制する設計、あるいは形
状、寸法の異なるダイヤフラム部を複数配置する設計で
あっても、打ち抜きや積層時に生じる窓部の仕切り壁の
損傷あるいは変形による特性の不安定化が無い。更に、
頻繁な設計変更にも、コストを抑えつつ迅速に対応可能
である。従って、高密度・高性能なスピーカー、アクチ
ュエータ、フィルター、センサー、コンデンサーアレ
イ、ディスプレイ等のダイヤフラム構造体を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法の製作手順の一例を説明し
た分解斜視図である。
【図2】 本発明で製造されるダイヤフラム構造体の一
例を示す一部切欠斜視図である。
【図3】 図2の断面図である。
【図4】 図3の一部拡大図である。
【図5】 本発明で製造されるダイフラム構造体の例を
示す説明図である。
【図6】 従来のダイフラム構造体の例を示す説明図で
ある。
【図7】 一体焼成により得られるセラミックス製ダイ
ヤフラム構造体の例を示す分解斜視図である。
【図8】 ダイヤフラム構造体の非作動部を低減する従
来例を示す説明図である。
【符合の説明】
1・・ダイヤフラム構造体、2・・第2の基板(第2の
セラミックグリーンシート)、2a・・ダイヤフラム
部、3・・第1の基板(第1のセラミックグリーンシー
ト)、3a・・仕切り壁、3b・・空洞部(窓部)、3
c・・窓部外周の領域、3d・・付け根部、3e・・窓
部の外周領域を除く領域、4・・第3の基板(第3のセ
ラミックグリーンシート)、5・・ギャップ領域、6・
・ダイヤフラム構造体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓部を有する第1のセラミックグリーン
    シートと、薄肉の第2のセラミックグリーンシートとを
    少なくとも含む、複数のセラミックグリーンシートを積
    層焼成して接合・一体化することにより、薄肉のダイヤ
    フラムを空洞部に保持するダイヤフラム構造体の製造方
    法であって、 該第1のセラミックグリーンシートと、該第2のセラミ
    ックグリーンシートを積層する面において、いずれか一
    方のグリーンシート上で窓部の外周領域の少なくとも一
    部を除く領域に、接合・一体化を促進するセラミックペ
    ースト層を選択的に形成し、 次いで、複数のセラミックグリーンシートを積層焼成し
    て接合・一体化することにより、接合・一体化後、空洞
    部内のダイヤフラムの付け根部において、セラミック積
    層界面の一部のみを接合するように制御したことを特徴
    とするダイヤフラム構造体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記セラミックペースト層の厚さが15
    μm以下である請求項1記載のダイヤフラム構造体の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記セラミックペースト層が印刷法によ
    り形成されている請求項1又は2記載のダイヤフラム構
    造体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006010539A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Yamatake Corp 容量式圧力センサ及びこの製造方法

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