JPH09145589A - 電子部品のハンダ付け性試験方法及び装置 - Google Patents
電子部品のハンダ付け性試験方法及び装置Info
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- JPH09145589A JPH09145589A JP8269289A JP26928996A JPH09145589A JP H09145589 A JPH09145589 A JP H09145589A JP 8269289 A JP8269289 A JP 8269289A JP 26928996 A JP26928996 A JP 26928996A JP H09145589 A JPH09145589 A JP H09145589A
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- solderability
- solder
- solder paste
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- Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、表面実装やベアチップ実装に対応
して、例えばプリント基板等の電子部品のハンダ付け性
を定量的に高精度で評価できるようにした、電子部品の
ハンダ付け性試験方法及び装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 電子部品の試験片21の下端を、ソルダ
ーペースト13a中に浸漬させ且つソルダーペースト載
置部13の表面に対して所定量のマイクロギャップを有
するように支持した後、ソルダーペースト23aを、加
熱溶融する。そして、外力検出手段11により、溶融し
たソルダーペーストと試験片との間に発生する表面張力
を検出するようにした、電子部品のハンダ付け性試験方
法において、上記外力検出手段からの出力信号によりプ
リント基板等を短冊状に細く形成し上記試験片に作用す
る力の変化を測定し、この試験片のハンダ濡れ時間やハ
ンダ濡れ速さを検出して、ハンダ付け性の評価を定量的
に行なう例えばプリント基板等の電子部品のハンダ付け
性試験方法。
して、例えばプリント基板等の電子部品のハンダ付け性
を定量的に高精度で評価できるようにした、電子部品の
ハンダ付け性試験方法及び装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 電子部品の試験片21の下端を、ソルダ
ーペースト13a中に浸漬させ且つソルダーペースト載
置部13の表面に対して所定量のマイクロギャップを有
するように支持した後、ソルダーペースト23aを、加
熱溶融する。そして、外力検出手段11により、溶融し
たソルダーペーストと試験片との間に発生する表面張力
を検出するようにした、電子部品のハンダ付け性試験方
法において、上記外力検出手段からの出力信号によりプ
リント基板等を短冊状に細く形成し上記試験片に作用す
る力の変化を測定し、この試験片のハンダ濡れ時間やハ
ンダ濡れ速さを検出して、ハンダ付け性の評価を定量的
に行なう例えばプリント基板等の電子部品のハンダ付け
性試験方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品のハン
ダ、例えばソルダーペーストの付け性(濡れ性)を評価
するための、電子部品のハンダ付け性試験方法及び装置
に関するものである。
ダ、例えばソルダーペーストの付け性(濡れ性)を評価
するための、電子部品のハンダ付け性試験方法及び装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば溶融したハンダの例えばプ
リント基板に対するハンダ付け性を評価するための方法
は、種々のものが提案されており、規格化されている。
これらの方法は、例えばハンダ濡れ広がり法、各種浸漬
法、接触角法等であり、何れもハンダ付け性の評価を定
性的に行なうものである。また、挿入実装部品のハンダ
付け性を定量的に評価する方法としては、メニスコグラ
フ法がある。これは表面実装の部品のソルダーペースト
やプリント基板には適用できない。
リント基板に対するハンダ付け性を評価するための方法
は、種々のものが提案されており、規格化されている。
これらの方法は、例えばハンダ濡れ広がり法、各種浸漬
法、接触角法等であり、何れもハンダ付け性の評価を定
性的に行なうものである。また、挿入実装部品のハンダ
付け性を定量的に評価する方法としては、メニスコグラ
フ法がある。これは表面実装の部品のソルダーペースト
やプリント基板には適用できない。
【0003】しかしながら、これらのハンダ付け性の定
性的評価方法は、何れも評価が主観的に行なわれること
になるため、評価を行なう作業者による個人差が生ずる
と共に、測定方法や測定装置によっても差が生じ易いと
いう問題があった。特にメニスコグラフ法は、プリント
基板はもちろんのこと、ソルダーぺーストやチップ部品
等の表面実装部品材料のハンダ付け性の測定ができない
という問題があった。
性的評価方法は、何れも評価が主観的に行なわれること
になるため、評価を行なう作業者による個人差が生ずる
と共に、測定方法や測定装置によっても差が生じ易いと
いう問題があった。特にメニスコグラフ法は、プリント
基板はもちろんのこと、ソルダーぺーストやチップ部品
等の表面実装部品材料のハンダ付け性の測定ができない
という問題があった。
【0004】また、近年、各種電子装置(例えば携帯電
話や携帯型ビデオカメラ等)において、軽量・小型化が
追求されているため、高密度実装が要求されてきてい
る。これに伴って、各種電子部品の実装が、従来の挿入
実装から表面実装に移行してきている。このため、ハン
ダ付けの方式も変化すると共に、ハンダ付け面積も著し
く小さくなってきている。さらに、生産性の向上のため
に、ハンダ付け不良点数の管理が、数ppmから数十p
pmオーダーで要求され、またPL法の施行に伴い、ハ
ンダ付け接合部の信頼性も10年保証が要求されてい
る。
話や携帯型ビデオカメラ等)において、軽量・小型化が
追求されているため、高密度実装が要求されてきてい
る。これに伴って、各種電子部品の実装が、従来の挿入
実装から表面実装に移行してきている。このため、ハン
ダ付けの方式も変化すると共に、ハンダ付け面積も著し
く小さくなってきている。さらに、生産性の向上のため
に、ハンダ付け不良点数の管理が、数ppmから数十p
pmオーダーで要求され、またPL法の施行に伴い、ハ
ンダ付け接合部の信頼性も10年保証が要求されてい
る。
【0005】したがって、電子部品、例えばプリント基
板の銅箔表面の処理方法や製造工程におけるバラツキ等
に起因するプリント基板のハンダ付け性の良否の判定や
管理もより厳格に要求され保管や輸送方法等による劣化
防止の管理も重要になってきている。
板の銅箔表面の処理方法や製造工程におけるバラツキ等
に起因するプリント基板のハンダ付け性の良否の判定や
管理もより厳格に要求され保管や輸送方法等による劣化
防止の管理も重要になってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の挿入実装におい
ては、スルーホール部へのハンダ付けや比較的大きなラ
ンドへのハンダ付けが主流であったので、例えばプリン
ト基板のハンダ付け性の評価も定性的なもので実用上は
十分であった。しかし、高密度実装でしかも高い歩留ま
りが要求される今日では、従来の定性的なハンダ付け性
の評価では、正確なハンダ付け性の評価が出来難くな
り、これがため、表面実装そして将来的に主流になると
推測されるベアチップ実装には対応できないという問題
がでてきた。
ては、スルーホール部へのハンダ付けや比較的大きなラ
ンドへのハンダ付けが主流であったので、例えばプリン
ト基板のハンダ付け性の評価も定性的なもので実用上は
十分であった。しかし、高密度実装でしかも高い歩留ま
りが要求される今日では、従来の定性的なハンダ付け性
の評価では、正確なハンダ付け性の評価が出来難くな
り、これがため、表面実装そして将来的に主流になると
推測されるベアチップ実装には対応できないという問題
がでてきた。
【0007】本発明は、以上の点に鑑み、表面実装やベ
アチップ実装に対応して、例えばプリント基板等の電子
部品のハンダ付け性を定量的に高精度で評価できるよう
にした、電子部品のハンダ付け性試験方法及び装置を提
供することを目的としている。
アチップ実装に対応して、例えばプリント基板等の電子
部品のハンダ付け性を定量的に高精度で評価できるよう
にした、電子部品のハンダ付け性試験方法及び装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、ソルダーペーストが載置されたソルダーペースト
載置部に対して、外力検出手段により吊下げられたプリ
ント板等の電子部品の試験片の下端を、このソルダーペ
ースト中に浸漬させ且つこのソルダーペースト載置部の
表面に対して所定量のマイクロギャップを有するように
支持して、加熱することにより、この外力検出手段によ
り、ソルダーペーストと試験片との間に発生する表面張
力を検出するようにした、電子部品のハンダ付け性試験
方法において、上記外力検出手段からの出力信号に基づ
いて、短冊状に細く形成された例えばプリント基板等の
試験片に作用する力を測定し、検出された表面張力の変
化により、このソルダーペーストと試験片のハンダ濡れ
時間やはんだ濡れ速さを検出することにより、ハンダ付
け性の評価を定量的に行なうことを特徴とする電子部品
のハンダ付け性試験方法により、達成される。
れば、ソルダーペーストが載置されたソルダーペースト
載置部に対して、外力検出手段により吊下げられたプリ
ント板等の電子部品の試験片の下端を、このソルダーペ
ースト中に浸漬させ且つこのソルダーペースト載置部の
表面に対して所定量のマイクロギャップを有するように
支持して、加熱することにより、この外力検出手段によ
り、ソルダーペーストと試験片との間に発生する表面張
力を検出するようにした、電子部品のハンダ付け性試験
方法において、上記外力検出手段からの出力信号に基づ
いて、短冊状に細く形成された例えばプリント基板等の
試験片に作用する力を測定し、検出された表面張力の変
化により、このソルダーペーストと試験片のハンダ濡れ
時間やはんだ濡れ速さを検出することにより、ハンダ付
け性の評価を定量的に行なうことを特徴とする電子部品
のハンダ付け性試験方法により、達成される。
【0009】また、上記目的は、本発明によれば、試験
片保持手段を支持する外力検出手段と、この試験片保持
手段によって保持される試験片と、ソルダーペーストが
載置されたソルダーペースト載置部を支持する支持部材
と、支持部材の近傍に配設された加熱手段と、を備えて
いる、電子部品のハンダ付け性試験装置において、上記
外力検出手段からの出力信号に基づいて、試験片に作用
するハンダの表面張力を測定して、試験片のハンダ濡れ
時間を検出する検出回路が備えられていることを特徴と
する電子部品のハンダ付け性試験装置により、達成され
る。
片保持手段を支持する外力検出手段と、この試験片保持
手段によって保持される試験片と、ソルダーペーストが
載置されたソルダーペースト載置部を支持する支持部材
と、支持部材の近傍に配設された加熱手段と、を備えて
いる、電子部品のハンダ付け性試験装置において、上記
外力検出手段からの出力信号に基づいて、試験片に作用
するハンダの表面張力を測定して、試験片のハンダ濡れ
時間を検出する検出回路が備えられていることを特徴と
する電子部品のハンダ付け性試験装置により、達成され
る。
【0010】上記構成によれば、ハンダ付けすべき電子
部品の試験片とソルダーペースト載置部の間の溶融ハン
ダによる表面張力が、外力検出手段によって検出され
る。そして、この外力検出手段からの出力信号に基づい
て、試験片のハンダ付けの濡れ時間が検出される。この
濡れ時間の長さによって、ハンダ付け性が定量的に正確
に評価され得ることになる。すなわち、ハンダ付けの濡
れ時間が短いほど、ハンダ付けの濡れ性が良好であると
評価されることになる。
部品の試験片とソルダーペースト載置部の間の溶融ハン
ダによる表面張力が、外力検出手段によって検出され
る。そして、この外力検出手段からの出力信号に基づい
て、試験片のハンダ付けの濡れ時間が検出される。この
濡れ時間の長さによって、ハンダ付け性が定量的に正確
に評価され得ることになる。すなわち、ハンダ付けの濡
れ時間が短いほど、ハンダ付けの濡れ性が良好であると
評価されることになる。
【0011】上記試験片またはソルダーペーストが、実
際に使用される電子部品またはハンダと同じ構成であっ
て、試験片保持手段によって吊下げられる場合には、実
際の電子部品の表面実装またはベアチップ実装の場合と
同じ条件にモデル化されており,この条件でソルダーペ
ーストおよび電子部品のハンダ付け性が評価されること
になり、より正確なハンダ付け性の評価が行なわれるこ
とになる。
際に使用される電子部品またはハンダと同じ構成であっ
て、試験片保持手段によって吊下げられる場合には、実
際の電子部品の表面実装またはベアチップ実装の場合と
同じ条件にモデル化されており,この条件でソルダーペ
ーストおよび電子部品のハンダ付け性が評価されること
になり、より正確なハンダ付け性の評価が行なわれるこ
とになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図12を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例で
あるから、技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を
限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られる
ものではない。
を図1乃至図12を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例で
あるから、技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を
限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られる
ものではない。
【0013】図1は、本発明によるハンダ付け性試験装
置の一実施形態を示しており、ハンダ付け性試験装置1
0は、外力検出手段としての電子天秤11と、試験片保
持手段12と、ソルダーペースト載置部である、例えば
マイクロルツボ13と、このマイクロルツボ13の下方
に配設されたヒーターとして作用する溶融ハンダ槽(加
熱手段)14とを有している。そして、このマイクロル
ツボ13を上下動させる支持手段としての駆動装置15
と、電子天秤11からの信号が入力される検出回路16
も備えている。
置の一実施形態を示しており、ハンダ付け性試験装置1
0は、外力検出手段としての電子天秤11と、試験片保
持手段12と、ソルダーペースト載置部である、例えば
マイクロルツボ13と、このマイクロルツボ13の下方
に配設されたヒーターとして作用する溶融ハンダ槽(加
熱手段)14とを有している。そして、このマイクロル
ツボ13を上下動させる支持手段としての駆動装置15
と、電子天秤11からの信号が入力される検出回路16
も備えている。
【0014】上記電子天秤11は、固定保持されている
と共に、この電子天秤11の出力信号は、外部の図示し
ない処理装置に入力されることにより、作用力変化が記
録できるようになっている。
と共に、この電子天秤11の出力信号は、外部の図示し
ない処理装置に入力されることにより、作用力変化が記
録できるようになっている。
【0015】この試験片保持手段12は、ハンダ濡れ性
試験用の試験片21を保持するチャック12aと、この
チャック12aを支持する伸縮可能なスライドシャフト
機構12bと、このスライドシャフト機構12bをロッ
クする電磁クラッチ12cとから構成されている。そし
て、この試験片保持手段12は、そのスライドシャフト
機構12bの上端が、上記電子天秤11に吊下げられて
いる。
試験用の試験片21を保持するチャック12aと、この
チャック12aを支持する伸縮可能なスライドシャフト
機構12bと、このスライドシャフト機構12bをロッ
クする電磁クラッチ12cとから構成されている。そし
て、この試験片保持手段12は、そのスライドシャフト
機構12bの上端が、上記電子天秤11に吊下げられて
いる。
【0016】また、マイクロルツボ13には、所定量の
ソルダーペーストが載置される。なお、マイクロルツボ
13の代わりに、例えば所定量のソルダーペーストが載
置されたプリント基板が使用されてもよい。
ソルダーペーストが載置される。なお、マイクロルツボ
13の代わりに、例えば所定量のソルダーペーストが載
置されたプリント基板が使用されてもよい。
【0017】さらに、ヒーターとして作用する溶融ハン
ダ槽(加熱手段)14は、図示しない制御手段によって
制御され、上記マイクロルツボ13を加熱して、そのソ
ルダーペーストを一定温度の溶融状態に保持するように
なっている。
ダ槽(加熱手段)14は、図示しない制御手段によって
制御され、上記マイクロルツボ13を加熱して、そのソ
ルダーペーストを一定温度の溶融状態に保持するように
なっている。
【0018】検出回路16は、電子天秤11からの検出
信号に基づいて、濡れ時間を検出するものであり、例え
ば電子天秤11からの検出信号に基づいて、作用力変化
曲線を描画して、その変化によって、濡れ時間を読み取
るように構成されている。
信号に基づいて、濡れ時間を検出するものであり、例え
ば電子天秤11からの検出信号に基づいて、作用力変化
曲線を描画して、その変化によって、濡れ時間を読み取
るように構成されている。
【0019】図2乃至図5は、試験片保持手段12によ
り保持される試験片21の構成例を示している。図2乃
至図5において、試験片21は、実際に使用されるプリ
ント基板と同様の構成であって、短冊状に縦長に細く形
成された絶縁基板21aと、この絶縁基板21aの下端
付近の表面に形成された導電パターン21bを備えてい
る。このように短冊状にすることにより絶縁基板21a
の体積を減じ,これに比例する浮力を減少させることが
できる。すなわちアルキメデスの原理から,溶融ハンダ
中に侵漬された絶縁基板21aに作用する浮力を減じる
ことができる。試験片21は、例えば幅wが0.5乃至
2mm,厚さtが0.8乃至1.6mm及び長さL1が
約10mm程度であって、さらに導電パターン21bの
長さL2が0.2乃至2mm程度に形成されるが,この
寸法に限定されるものではなく、他の寸法でもよいこと
は明らかである。また,導電パターン21bは絶縁基板
21aの一方の面のみならず、図5に示すように、両面
に形成されてもよい。このように両面に導電パターン2
1bが形成された基板を両面基板という。
り保持される試験片21の構成例を示している。図2乃
至図5において、試験片21は、実際に使用されるプリ
ント基板と同様の構成であって、短冊状に縦長に細く形
成された絶縁基板21aと、この絶縁基板21aの下端
付近の表面に形成された導電パターン21bを備えてい
る。このように短冊状にすることにより絶縁基板21a
の体積を減じ,これに比例する浮力を減少させることが
できる。すなわちアルキメデスの原理から,溶融ハンダ
中に侵漬された絶縁基板21aに作用する浮力を減じる
ことができる。試験片21は、例えば幅wが0.5乃至
2mm,厚さtが0.8乃至1.6mm及び長さL1が
約10mm程度であって、さらに導電パターン21bの
長さL2が0.2乃至2mm程度に形成されるが,この
寸法に限定されるものではなく、他の寸法でもよいこと
は明らかである。また,導電パターン21bは絶縁基板
21aの一方の面のみならず、図5に示すように、両面
に形成されてもよい。このように両面に導電パターン2
1bが形成された基板を両面基板という。
【0020】上記試験片21は、図6及び図7に示すよ
うに、比較的大きなプリント基板22の下端付近の表面
に導電パターン23を形成すると共に、点線で示す切断
線24に沿って、Vカット部やミシン目を形成してお
く。これにより、各試験片21は、この切断線24に沿
って容易に切断されることになる。また、片面基板の場
合は、試験片21と溶融したハンダとの間に大きな浮力
が発生し,定量的な評価がし難くなる。そこで導電パタ
ーン21bの裏面に図3に示すような切欠きを設ける。
このように切欠きを設けることで溶融したハンダ中に浸
漬された絶縁基板21の体積を1/2に減ずることがで
き、浮力も1/2になる。一方、図5に示すような両面
基板の場合は、導電パターン23が両面に形成されてい
るため、表面張力が片面基板の2倍となる。したがっ
て,短冊状にしてその体積を小にすれば両面基板の場合
は,切欠きを設ける必要がない。
うに、比較的大きなプリント基板22の下端付近の表面
に導電パターン23を形成すると共に、点線で示す切断
線24に沿って、Vカット部やミシン目を形成してお
く。これにより、各試験片21は、この切断線24に沿
って容易に切断されることになる。また、片面基板の場
合は、試験片21と溶融したハンダとの間に大きな浮力
が発生し,定量的な評価がし難くなる。そこで導電パタ
ーン21bの裏面に図3に示すような切欠きを設ける。
このように切欠きを設けることで溶融したハンダ中に浸
漬された絶縁基板21の体積を1/2に減ずることがで
き、浮力も1/2になる。一方、図5に示すような両面
基板の場合は、導電パターン23が両面に形成されてい
るため、表面張力が片面基板の2倍となる。したがっ
て,短冊状にしてその体積を小にすれば両面基板の場合
は,切欠きを設ける必要がない。
【0021】試験片21は、また図8及び図9、または
図10及び図11に示すように構成することができる。
図8及び図9において、試験片25は、図2乃至図5の
試験片21と同様に、短冊状に縦長に細く形成された絶
縁基板25aと、この絶縁基板25aの下端付近の表面
に形成された導電パターン25bを備えている。この場
合、導電パターン25bは、図8及び図9に示すよう
に、その周囲が、ソルダーレジスト26によって縁どり
されており、実際のプリント基板における絞り込みラン
ドと同様に構成されている。
図10及び図11に示すように構成することができる。
図8及び図9において、試験片25は、図2乃至図5の
試験片21と同様に、短冊状に縦長に細く形成された絶
縁基板25aと、この絶縁基板25aの下端付近の表面
に形成された導電パターン25bを備えている。この場
合、導電パターン25bは、図8及び図9に示すよう
に、その周囲が、ソルダーレジスト26によって縁どり
されており、実際のプリント基板における絞り込みラン
ドと同様に構成されている。
【0022】また、図10及び図11において、試験片
27は、図2乃至図5の試験片21と同様に、短冊状に
縦長に細く形成された絶縁基板27aと、この絶縁基板
27aの下端付近の表面に形成された導電パターン27
bを備えている。この場合、導電パターン27bは、図
10及び図11に示すように、その表面全体に亘って、
表面処理27cが施されている。この表面処理は、防錆
のためのものであって、例えばプリスラックス塗布,金
フラッシュメッキ(厚さ0.1乃至0.4μm程度)で
あるが、他の表面処理であってもよい。
27は、図2乃至図5の試験片21と同様に、短冊状に
縦長に細く形成された絶縁基板27aと、この絶縁基板
27aの下端付近の表面に形成された導電パターン27
bを備えている。この場合、導電パターン27bは、図
10及び図11に示すように、その表面全体に亘って、
表面処理27cが施されている。この表面処理は、防錆
のためのものであって、例えばプリスラックス塗布,金
フラッシュメッキ(厚さ0.1乃至0.4μm程度)で
あるが、他の表面処理であってもよい。
【0023】さらに、上記試験片保持手段12のチャッ
ク12aは、図12に示すように、上端に設けられた試
験片保持手段12のスライドシャフト機構12bに装着
される装着部12dと、下端に設けられた一側の固定部
12eに対して、ネジ12fの回転により接近または離
反される可動部12gとから構成されている。これによ
り、固定部12eと可動部12gの間に、試験片21の
上端を挿入し、ネジ12fを締め付けることにより、試
験片21は、この固定部12e及び可動部12gによっ
て挟持され、保持されることになる。
ク12aは、図12に示すように、上端に設けられた試
験片保持手段12のスライドシャフト機構12bに装着
される装着部12dと、下端に設けられた一側の固定部
12eに対して、ネジ12fの回転により接近または離
反される可動部12gとから構成されている。これによ
り、固定部12eと可動部12gの間に、試験片21の
上端を挿入し、ネジ12fを締め付けることにより、試
験片21は、この固定部12e及び可動部12gによっ
て挟持され、保持されることになる。
【0024】なお、上記チャックは、図13に示すよう
に構成されてもよい。図11において、チャック28
は、上端に設けられた試験片保持手段12のスライドシ
ャフト機構12bに装着される装着部28aと、装着部
28aから下方に延びるようにネジ等により取り付けら
れた支持部28bとを有している。そして、この支持部
28bの下端に固定された一側の固定部28cに対し
て、バネ28dにより接近するように付勢された可動部
28eをも備えている。すなわち、このチャック28で
試験片21を保持する場合は以下のように操作する。先
ず、この可動部28eの上端を支持部28bの下端側に
押動して、可動部28eと固定部28cとの間を開い
て、その間に試験片21の上端を挿入する。その後、可
動部28eの上端を離すと、可動部28eはバネ28d
の張力によって、その下端が固定部28cの下端に圧接
され、これにより試験片21は、この固定部28c及び
可動部28eによって挟持され、保持されることにな
る。
に構成されてもよい。図11において、チャック28
は、上端に設けられた試験片保持手段12のスライドシ
ャフト機構12bに装着される装着部28aと、装着部
28aから下方に延びるようにネジ等により取り付けら
れた支持部28bとを有している。そして、この支持部
28bの下端に固定された一側の固定部28cに対し
て、バネ28dにより接近するように付勢された可動部
28eをも備えている。すなわち、このチャック28で
試験片21を保持する場合は以下のように操作する。先
ず、この可動部28eの上端を支持部28bの下端側に
押動して、可動部28eと固定部28cとの間を開い
て、その間に試験片21の上端を挿入する。その後、可
動部28eの上端を離すと、可動部28eはバネ28d
の張力によって、その下端が固定部28cの下端に圧接
され、これにより試験片21は、この固定部28c及び
可動部28eによって挟持され、保持されることにな
る。
【0025】本発明実施形態によるハンダ付け性試験装
置10は、以上のように構成されている。そして、この
ハンダ付け性試験装置10により、ハンダ付け性を試験
するには、以下のように行なう。先づ試験片保持手段1
2にハンダ濡れ性試験用の試験片21を保持させると共
に、マイクロルツボ13内に、一定量のソルダーペース
ト13aを載置する。
置10は、以上のように構成されている。そして、この
ハンダ付け性試験装置10により、ハンダ付け性を試験
するには、以下のように行なう。先づ試験片保持手段1
2にハンダ濡れ性試験用の試験片21を保持させると共
に、マイクロルツボ13内に、一定量のソルダーペース
ト13aを載置する。
【0026】この状態から、駆動装置15によって、マ
イクロルツボ13を上方に移動させる。これにより、こ
のマイクロルツボ13の移動中に、上記試験片21の下
端が、マイクロルツボ13内のソルダーペースト13a
を貫通してマイクロルツボ13の表面に当接する。その
後は、マイクロルツボ13の上昇によって、マイクロル
ツボ13が試験片21を押し上げる。
イクロルツボ13を上方に移動させる。これにより、こ
のマイクロルツボ13の移動中に、上記試験片21の下
端が、マイクロルツボ13内のソルダーペースト13a
を貫通してマイクロルツボ13の表面に当接する。その
後は、マイクロルツボ13の上昇によって、マイクロル
ツボ13が試験片21を押し上げる。
【0027】これにより、試験片保持手段12のスライ
ドシャフト機構12bは、試験片21の上昇分だけ短縮
され、マイクロルツボ13の上昇が停止したとき、電磁
クラッチ12cにより、スライドシャフト機構12bが
ロックされる。
ドシャフト機構12bは、試験片21の上昇分だけ短縮
され、マイクロルツボ13の上昇が停止したとき、電磁
クラッチ12cにより、スライドシャフト機構12bが
ロックされる。
【0028】この状態にて、試験片21の下端は、マイ
クロルツボ13の上面に位置する、所謂ゼロレベルとな
り、駆動装置15によって、マイクロルツボ13が、所
謂マイクロギャップ分だけ、例えば数十μm乃至数百μ
mだけ下降される。かくして、試験片21の下端とマイ
クロルツボ13の上面との間には、所定寸法のマイクロ
ギャップが形成されることになる。
クロルツボ13の上面に位置する、所謂ゼロレベルとな
り、駆動装置15によって、マイクロルツボ13が、所
謂マイクロギャップ分だけ、例えば数十μm乃至数百μ
mだけ下降される。かくして、試験片21の下端とマイ
クロルツボ13の上面との間には、所定寸法のマイクロ
ギャップが形成されることになる。
【0029】このとき、電子天秤11には、試験片保持
手段12及び試験片21の重量が荷重として印加される
ことになるので、この荷重分を風袋としてリセットし
て、荷重ゼロに設定する。
手段12及び試験片21の重量が荷重として印加される
ことになるので、この荷重分を風袋としてリセットし
て、荷重ゼロに設定する。
【0030】その後、ヒーターとして作用する溶融ハン
ダ槽(加熱手段)14を上昇させてマイクロルツボ13
の底面に接触させ、マイクロルツボ13,ソルダーペー
スト13aそして試験片21を加熱する。ヒーターとし
て作用する溶融ハンダ槽(加熱手段)14により低融点
(約60°C)の金属合金がソルダバス中で溶融され、
液体状となった後、使用する。かくして、このマイクロ
ルツボ13上に載置されたソルダーペースト13aは、
ヒーターとして作用する溶融ハンダ槽(加熱手段)14
がマイクロルツボ13の底面に接触すると同時に瞬時
に、設定温度まで加熱され、溶解される。このとき,液
体状金属の温度は加熱温度に設定されており、この場合
は、瞬時加熱モードでの濡れ挙動が観測される。ソルダ
ーペースト13aが溶解する過程において、図14に示
すように、試験片21との間に発生する浮力,濡れ力等
の作用力が発生する。これらの力が、電子天秤11によ
って検出され、電気信号として出力される。なお、液体
状金属の温度は融点付近に設定しておいて、マイクロル
ツボ13の底面に接触後設定温度まで加熱してもよい。
この場合、加熱(温度上昇)過程でのクリームハンダの
濡れ挙動を観測することができる。
ダ槽(加熱手段)14を上昇させてマイクロルツボ13
の底面に接触させ、マイクロルツボ13,ソルダーペー
スト13aそして試験片21を加熱する。ヒーターとし
て作用する溶融ハンダ槽(加熱手段)14により低融点
(約60°C)の金属合金がソルダバス中で溶融され、
液体状となった後、使用する。かくして、このマイクロ
ルツボ13上に載置されたソルダーペースト13aは、
ヒーターとして作用する溶融ハンダ槽(加熱手段)14
がマイクロルツボ13の底面に接触すると同時に瞬時
に、設定温度まで加熱され、溶解される。このとき,液
体状金属の温度は加熱温度に設定されており、この場合
は、瞬時加熱モードでの濡れ挙動が観測される。ソルダ
ーペースト13aが溶解する過程において、図14に示
すように、試験片21との間に発生する浮力,濡れ力等
の作用力が発生する。これらの力が、電子天秤11によ
って検出され、電気信号として出力される。なお、液体
状金属の温度は融点付近に設定しておいて、マイクロル
ツボ13の底面に接触後設定温度まで加熱してもよい。
この場合、加熱(温度上昇)過程でのクリームハンダの
濡れ挙動を観測することができる。
【0031】このようにして電子天秤11で検出される
作用力(表面張力)の変化(図14参照)によれば、以
下の状態を示している。すなわち、A点からB点は、ヒ
ーターとして作用する溶融ハンダ槽(加熱手段)14が
温度上昇を開始し、マイクロルツボ13の底面に接触し
て加熱を開始するまでの時間を示している。また、B点
からC点は、ヒーターとして作用する溶融ハンダ槽(加
熱手段)14の加熱によって、ソルダーペースト13a
がマイクロルツボ13を介して加熱され、ソルダーペー
スト13a中の溶剤が流れ出して揮発し溶融を開始する
までの時間を示している。また、B点からC点は、ソル
ダーペースト13aの加熱が始まり、溶剤が揮発しフラ
ックスが活性化され、試料の表面が清浄化されて、ソル
ダーペースト13aが溶融を開始するまでの時間をも示
す。C点からD点は、ソルダーペースト13aの溶融開
始から試験片21に対する濡れが発生し、試料に作用す
るソルダーペースト13aの浮力と表面張力が平衡する
(ゼロクロス)までの時間を示している。さらに、D点
からF点は、濡れ発生から、完了までの時間を示してい
る。
作用力(表面張力)の変化(図14参照)によれば、以
下の状態を示している。すなわち、A点からB点は、ヒ
ーターとして作用する溶融ハンダ槽(加熱手段)14が
温度上昇を開始し、マイクロルツボ13の底面に接触し
て加熱を開始するまでの時間を示している。また、B点
からC点は、ヒーターとして作用する溶融ハンダ槽(加
熱手段)14の加熱によって、ソルダーペースト13a
がマイクロルツボ13を介して加熱され、ソルダーペー
スト13a中の溶剤が流れ出して揮発し溶融を開始する
までの時間を示している。また、B点からC点は、ソル
ダーペースト13aの加熱が始まり、溶剤が揮発しフラ
ックスが活性化され、試料の表面が清浄化されて、ソル
ダーペースト13aが溶融を開始するまでの時間をも示
す。C点からD点は、ソルダーペースト13aの溶融開
始から試験片21に対する濡れが発生し、試料に作用す
るソルダーペースト13aの浮力と表面張力が平衡する
(ゼロクロス)までの時間を示している。さらに、D点
からF点は、濡れ発生から、完了までの時間を示してい
る。
【0032】ここで、作用力変化は、C点からD点で
は、ソルダーペースト13a中のフラックスによる粘着
力等の残留作用力が作用している状態での、溶融したソ
ルダーペースト13aによる試験片21に作用する浮力
を示しており、D点からE点では、金属片21の電極部
21aに対するクリームハンダ22の濡れ力による浮力
減少から、平衡状態までの作用力変化が示されている。
は、ソルダーペースト13a中のフラックスによる粘着
力等の残留作用力が作用している状態での、溶融したソ
ルダーペースト13aによる試験片21に作用する浮力
を示しており、D点からE点では、金属片21の電極部
21aに対するクリームハンダ22の濡れ力による浮力
減少から、平衡状態までの作用力変化が示されている。
【0033】このようにして得られた作用力変化に基づ
いて、検出回路16によって、作用力変化曲線のB点及
びE点を読み取ることにより、B点からE点までのトー
タル時間即ち濡れ時間が求められる。この作業は、例え
ば上記作用力変化のグラフを描画して、このグラフに基
づいて、B点及びE点を決定することにより、行なわれ
る。なお、ハンダ付け性の経年変化を測定するような場
合には、上記試験片21を蒸気加圧器内に入れることに
より、強制的に経年劣化を発生させた後、前述した方法
により、濡れ時間を求めることにより、ハンダ付け性の
経年変化が評価されることになる。
いて、検出回路16によって、作用力変化曲線のB点及
びE点を読み取ることにより、B点からE点までのトー
タル時間即ち濡れ時間が求められる。この作業は、例え
ば上記作用力変化のグラフを描画して、このグラフに基
づいて、B点及びE点を決定することにより、行なわれ
る。なお、ハンダ付け性の経年変化を測定するような場
合には、上記試験片21を蒸気加圧器内に入れることに
より、強制的に経年劣化を発生させた後、前述した方法
により、濡れ時間を求めることにより、ハンダ付け性の
経年変化が評価されることになる。
【0034】以上のように本実施形態によれば、上記試
験片21は、片面基板の場合、短冊状に細く,且つ導電
パターン23の裏面に切欠きが形成され、下端付近にの
み導電パターン23を備えていることとなる。そして、
上記試験片21の下端付近にのみ導電パターン23を備
えた短冊状に細く形成された試験片21を作製するに
は,試験片21が大型に構成された後、所定の短冊状に
切断して行われることになる。このため、試験片21が
比較的低コストで容易に製造されると共に、試験片21
に作用する溶融ハンダによる浮力が最小限に抑えられ、
表面張力が浮力より大となる関係が成立し、表面張力の
測定が正確に行なわれることになる。また試験片21の
下端付近にのみ導電パターン23を備えていることによ
り、試験片21の熱伝導による熱の放散が比較的低く抑
制される。したがって、試験片21の加熱が容易に行な
われ、これにより、ハンダ付けの濡れ性が正確に生ずる
ことになる。また、従来のメニスコグラフ法では、予め
溶融したハンダ槽中に試験片を侵漬する方法によるた
め、表面張力が作用する前に浮力が作用して試験片をハ
ンダ槽中からはじき出す作用をして、測定に値する充分
なハンダ濡れと表面張力を生ぜしめない。しかし,本実
施の態様によれば、ソルダーペースト13a中に予め試
験片を侵漬した後、ハンダを加熱して溶融するため、ハ
ンダが溶融する前にソルダーペーストソルダーペースト
13a中のフラックスが活性化して、試験片の表面が清
浄化される。また、この加熱により、試験片の温度も、
ハンダ濡れが開始するに充分な温度に達している。した
がって、ハンダ濡れが開始するに必要な条件が充分に整
えられることになる。さらに、ハンダの溶融開始と同時
に、試験片21に対してハンダの溶融量に比例した浮力
も作用するが,ハンダ濡れも開始し、表面張力も生じ
る。したがって、上述のメニスコグラフ法のように浮力
によってハンダ濡れが阻害されるような事態が生ぜず、
測定に値する充分な表面張力が得られる。なお、ソルダ
ーペースト13a(フラックス)の粘着力も、この浮力
による弊害を除去する方向に作用するため、表面張力の
作用開始時には好都合である。
験片21は、片面基板の場合、短冊状に細く,且つ導電
パターン23の裏面に切欠きが形成され、下端付近にの
み導電パターン23を備えていることとなる。そして、
上記試験片21の下端付近にのみ導電パターン23を備
えた短冊状に細く形成された試験片21を作製するに
は,試験片21が大型に構成された後、所定の短冊状に
切断して行われることになる。このため、試験片21が
比較的低コストで容易に製造されると共に、試験片21
に作用する溶融ハンダによる浮力が最小限に抑えられ、
表面張力が浮力より大となる関係が成立し、表面張力の
測定が正確に行なわれることになる。また試験片21の
下端付近にのみ導電パターン23を備えていることによ
り、試験片21の熱伝導による熱の放散が比較的低く抑
制される。したがって、試験片21の加熱が容易に行な
われ、これにより、ハンダ付けの濡れ性が正確に生ずる
ことになる。また、従来のメニスコグラフ法では、予め
溶融したハンダ槽中に試験片を侵漬する方法によるた
め、表面張力が作用する前に浮力が作用して試験片をハ
ンダ槽中からはじき出す作用をして、測定に値する充分
なハンダ濡れと表面張力を生ぜしめない。しかし,本実
施の態様によれば、ソルダーペースト13a中に予め試
験片を侵漬した後、ハンダを加熱して溶融するため、ハ
ンダが溶融する前にソルダーペーストソルダーペースト
13a中のフラックスが活性化して、試験片の表面が清
浄化される。また、この加熱により、試験片の温度も、
ハンダ濡れが開始するに充分な温度に達している。した
がって、ハンダ濡れが開始するに必要な条件が充分に整
えられることになる。さらに、ハンダの溶融開始と同時
に、試験片21に対してハンダの溶融量に比例した浮力
も作用するが,ハンダ濡れも開始し、表面張力も生じ
る。したがって、上述のメニスコグラフ法のように浮力
によってハンダ濡れが阻害されるような事態が生ぜず、
測定に値する充分な表面張力が得られる。なお、ソルダ
ーペースト13a(フラックス)の粘着力も、この浮力
による弊害を除去する方向に作用するため、表面張力の
作用開始時には好都合である。
【0035】一方、上記試験片25の導電パターン25
bが、ソルダーレジスト26により縁どりされることに
より、所謂絞り込みランドとして形成されている場合に
は、実際に使用されるランドとほぼ同じ形状のランドが
備えられることになる。したがって、実際に生じるプリ
ント基板とハンダとの間の界面張力がより正確に再現さ
れるので、より正確なハンダ付け性の評価が行なわれる
ことになる。
bが、ソルダーレジスト26により縁どりされることに
より、所謂絞り込みランドとして形成されている場合に
は、実際に使用されるランドとほぼ同じ形状のランドが
備えられることになる。したがって、実際に生じるプリ
ント基板とハンダとの間の界面張力がより正確に再現さ
れるので、より正確なハンダ付け性の評価が行なわれる
ことになる。
【0036】さらに、上記試験片27の導電パターン2
7bに、防錆のための表面処理27cが施されている場
合には、導電パターン27bに種々の表面処理を施した
複数個の試験片を用意することによって、種々の表面処
理によるハンダ付け性の特性の変化が容易に検出でき
る。また、表面処理のハンダ濡れ性の改善、劣化防止能
力を測定、評価できる。
7bに、防錆のための表面処理27cが施されている場
合には、導電パターン27bに種々の表面処理を施した
複数個の試験片を用意することによって、種々の表面処
理によるハンダ付け性の特性の変化が容易に検出でき
る。また、表面処理のハンダ濡れ性の改善、劣化防止能
力を測定、評価できる。
【0037】そして、上述のように試験片21,25,
27を形成することにより、ハンダ付けすべきプリント
基板の試験片21,25,27とマイクロルツボ13と
の間の溶融ハンダであるソルダーペースト13aによる
表面張力が、外力検出手段である電子天秤11によって
検出される。この電子天秤11からの出力信号に基づい
て、試験片21,25,27のハンダ付けの濡れ時間が
検出され、この濡れ時間の長さによって、ハンダ付け性
が定量的に評価されることになる。また、D乃至Fの間
の時間を図14のグラフから読み取ることにより、当該
試験片21,25,27のハンダ濡れの速さを測定する
こともできる。したがって、ハンダ付け性の評価が、容
易に短時間で正確に行なわれることになる。
27を形成することにより、ハンダ付けすべきプリント
基板の試験片21,25,27とマイクロルツボ13と
の間の溶融ハンダであるソルダーペースト13aによる
表面張力が、外力検出手段である電子天秤11によって
検出される。この電子天秤11からの出力信号に基づい
て、試験片21,25,27のハンダ付けの濡れ時間が
検出され、この濡れ時間の長さによって、ハンダ付け性
が定量的に評価されることになる。また、D乃至Fの間
の時間を図14のグラフから読み取ることにより、当該
試験片21,25,27のハンダ濡れの速さを測定する
こともできる。したがって、ハンダ付け性の評価が、容
易に短時間で正確に行なわれることになる。
【0038】なお、上述した実施形態において、電子天
秤11により検出されたマイクロルツボ13中の溶融ハ
ンダと試験片21との間の表面張力を検出することによ
り、作用力変化曲線を得て、この作用力変化曲線のグラ
フによって、B点及びE点を求めて、濡れ時間を測定す
るようにしているが、例えばコンピュータに作用力変化
曲線を入力して、B点及びE点を解析して求めるように
したソフトウェアによって、濡れ時間の測定が自動処理
されるようにしてもよいことは明らかである。
秤11により検出されたマイクロルツボ13中の溶融ハ
ンダと試験片21との間の表面張力を検出することによ
り、作用力変化曲線を得て、この作用力変化曲線のグラ
フによって、B点及びE点を求めて、濡れ時間を測定す
るようにしているが、例えばコンピュータに作用力変化
曲線を入力して、B点及びE点を解析して求めるように
したソフトウェアによって、濡れ時間の測定が自動処理
されるようにしてもよいことは明らかである。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、表
面実装やベアチップ実装に対応して、例えばプリント基
板等の電子部品のハンダ付け性を定量的に高精度で評価
できるようにした、電子部品のハンダ付け性試験方法及
び装置が提供されることになる。
面実装やベアチップ実装に対応して、例えばプリント基
板等の電子部品のハンダ付け性を定量的に高精度で評価
できるようにした、電子部品のハンダ付け性試験方法及
び装置が提供されることになる。
【図1】本発明によるハンダ付け性試験装置の一実施形
態を示す概略図である。
態を示す概略図である。
【図2】図1の装置で使用される試験片の第一の構成例
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図3】図2の試験片の側面図である。
【図4】図2の試験片の底面図である。
【図5】両面基板の試験片の底面図である。
【図6】図2の試験片の製造途中にて各試験片に切断さ
れる前の状態を示す正面図である。
れる前の状態を示す正面図である。
【図7】図6の試験片の底面図である。
【図8】図1の装置で使用される試験片の第二の構成例
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図9】図8の試験片の底面図である。
【図10】図1の装置で使用される試験片の第三の構成
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図11】図10の試験片の底面図である。
【図12】図1の装置で使用されるチャックの第一の構
成例を示す概略図である。
成例を示す概略図である。
【図13】図1の装置で使用されるチャックの第二の構
成例を示す概略図である。
成例を示す概略図である。
【図14】図1のハンダ付け性試験装置により検出され
る作用力変化曲線のグラフである。
る作用力変化曲線のグラフである。
10・・・プリント基板のハンダ付け性試験装置、11
・・・電子天秤、12・・・試験片保持手段、 12a
・・・チャック、12b・・・スライドシャフト機構、
12c・・・電磁クラッチ、13・・・マイクロルツ
ボ、14・・・ヒーターとして作用する溶融ハンダ槽
(加熱手段)、15・・・駆動装置、16・・・検出回
路、21・・・試験片、21a・・・絶縁基板、21b
・・・導電パターン、22・・・プリント基板、23・
・・導電パターン、24・・・切断線、25・・・試験
片、25a・・・絶縁基板、25b・・・導電パター
ン、26・・・ソルダーレジスト、27・・・試験片、
27a・・・絶縁基板、27b・・・導電パターン、2
7c・・・表面処理、28・・・チャック
・・・電子天秤、12・・・試験片保持手段、 12a
・・・チャック、12b・・・スライドシャフト機構、
12c・・・電磁クラッチ、13・・・マイクロルツ
ボ、14・・・ヒーターとして作用する溶融ハンダ槽
(加熱手段)、15・・・駆動装置、16・・・検出回
路、21・・・試験片、21a・・・絶縁基板、21b
・・・導電パターン、22・・・プリント基板、23・
・・導電パターン、24・・・切断線、25・・・試験
片、25a・・・絶縁基板、25b・・・導電パター
ン、26・・・ソルダーレジスト、27・・・試験片、
27a・・・絶縁基板、27b・・・導電パターン、2
7c・・・表面処理、28・・・チャック
Claims (9)
- 【請求項1】 ソルダーペーストが載置されたソルダー
ペースト載置部に対して、外力検出手段により吊下げら
れたプリント板等の電子部品の試験片の下端を、このソ
ルダーペースト中に浸漬させ且つこのソルダーペースト
載置部の表面に対して所定量のマイクロギャップを有す
るように支持して、加熱することにより、この外力検出
手段により、ソルダーペーストと試験片との間に発生す
る表面張力を検出するようにした、電子部品のハンダ付
け性試験方法において、 上記外力検出手段からの出力信号に基づいて、短冊状に
細く形成された試験片に作用する力を測定し、検出され
た表面張力の変化により、このソルダーペーストと試験
片のハンダ濡れ時間やはんだ濡れ速さを検出することに
より、ハンダ付け性の評価を定量的に行なうことを特徴
とする電子部品のハンダ付け性試験方法。 - 【請求項2】 試験片保持手段を支持する外力検出手段
と、 この試験片保持手段によって保持される試験片と、 ソルダーペーストが載置されたソルダーペースト載置部
を支持する支持部材と、 支持部材の近傍に配設された加熱手段と、を備えてい
る、電子部品のハンダ付け性試験装置において、 上記外力検出手段からの出力信号に基づいて、試験片に
作用するハンダの表面張力を測定して、試験片のハンダ
濡れ時間を検出する検出回路が備えられていることを特
徴とする電子部品のハンダ付け性試験装置。 - 【請求項3】 上記試験片が、実際に使用されるプリン
ト基板と同じ構成であって、試験片保持手段によって垂
直に吊下げられることを特徴とする請求項2に記載の電
子部品のハンダ付け性試験装置。 - 【請求項4】 上記試験片が、短冊状に細く形成され、
その一端に導電パターンを備えていることを特徴とする
請求項2に記載の電子部品のハンダ付け性試験装置。 - 【請求項5】 溶融したはんだ中にある上記試験片の体
積を減じ、これに作用する浮力の影響を小さくするよう
にこの試験片の導電パターンの形成されていない部分に
切り込みを設けたことを特徴とする請求項2に記載の電
子部品のハンダ付け性試験装置。 - 【請求項6】 上記試験片の導電パターンが、ソルダー
レジストにより縁どりされることにより、所謂絞り込み
ランドとして形成されていることを特徴とする請求項4
に記載の電子部品のハンダ付け性試験装置。 - 【請求項7】 上記試験片の導電パターンが、防錆のた
めの表面処理が施されていることを特徴とする請求項4
に記載の電子部品のハンダ付け性試験装置。 - 【請求項8】 上記表面処理が、プリフラックス塗布ま
たは金のフラッシュメッキであることを特徴とする請求
項6に記載の電子部品のハンダ付け性試験装置。 - 【請求項9】 上記試験片保持手段が、試験片をネジの
締付またはバネの弾性に基づいて固定保持することを特
徴とする請求項2に記載の電子部品のハンダ付け性試験
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8269289A JPH09145589A (ja) | 1995-09-20 | 1996-09-19 | 電子部品のハンダ付け性試験方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-266452 | 1995-09-20 | ||
| JP26645295 | 1995-09-20 | ||
| JP8269289A JPH09145589A (ja) | 1995-09-20 | 1996-09-19 | 電子部品のハンダ付け性試験方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09145589A true JPH09145589A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=26547454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8269289A Pending JPH09145589A (ja) | 1995-09-20 | 1996-09-19 | 電子部品のハンダ付け性試験方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09145589A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002214122A (ja) * | 2001-01-12 | 2002-07-31 | Marcom:Kk | はんだペースト特性試験方法 |
| KR100569123B1 (ko) * | 2003-06-16 | 2006-04-07 | 현대자동차주식회사 | 압축공기를 이용한 솔더 젖음성 시험장치 |
| GB2475600A (en) * | 2009-11-21 | 2011-05-25 | Graham Naisbitt | Synchronous testing of the solderability of components and solder paste usability |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP8269289A patent/JPH09145589A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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