JPH09145736A - 加速度と角速度の複合センサ - Google Patents

加速度と角速度の複合センサ

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JPH09145736A
JPH09145736A JP7310514A JP31051495A JPH09145736A JP H09145736 A JPH09145736 A JP H09145736A JP 7310514 A JP7310514 A JP 7310514A JP 31051495 A JP31051495 A JP 31051495A JP H09145736 A JPH09145736 A JP H09145736A
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JP
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angular velocity
acceleration
electrode
tuning fork
vibrating
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JP7310514A
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Inventor
Masahiro Saito
正裕 斉藤
Masami Tamura
雅巳 田村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 角速度と加速度の両方を検出する複合センサ
を、1つの振動体により構成することを目的とする。 【解決手段】 角速度センサを構成する振動体に加速度
検知電極を設けることにより、角速度検知と加速度検知
とを同時に行なうことが可能な小型の複合センサを実現
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体制御装
置の中で、車体の挙動を検知するために用いられる加速
度と角速度の複合センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体の挙動を検出する場合、車体
の天方向(Z軸)回りの車体の回転(ヨー)の検出のた
め独立した角速度センサと、同じく車体横方向(Y軸)
の加速度(ラテラルG)検出のための独立した加速度セ
ンサとを用いて、車体の挙動検出を行っていた。
【0003】図5は従来の金属板の折り曲げ構造による
音叉型角速度センサの構成を示す。7は音叉形状の振動
体であり、左右一対となった振動片1より構成されてい
る。この振動片1は途中で90度に曲げ加工されており
根元部分1a、先端部分1bを有し、両方の根元部分1
aには圧電素子2ならびに圧電素子3がそれぞれ音叉の
外側の面に張り付けられている。一方、振動片1の先端
部分1bにも同様に圧電素子4ならびに圧電素子5が張
り付けられている。これらの振動片1の根元部分1aに
は支持体8を設け、音叉形状に構成されている。6は音
叉形状の振動体7を保持する支柱である。圧電素子2に
交流電源を加え、発生した音叉の振動を圧電素子3で帰
還することにより、音叉振動体7に安定した機械的振動
を与えることができる。この状態でZ軸回りの回転成分
が音叉に加わった場合、コリオリの力がそれぞれの振動
片1に加わり、このためそれぞれの先端部分1bには逆
方向に曲げ力が発生する。この曲げ力を圧電素子4およ
び圧電素子5によって検出することによりコリオリ力を
測定することができ、音叉のZ軸回りの角速度を検出す
ることができる。
【0004】図6は従来の加速度センサの構成を示す。
11は梁であり、一部に切欠きを設け、たわみによる変
形が大きくなるように設計されている。12は梁11の
たわみがもっとも大きくなる部分に構成された歪み抵抗
素子である。13は梁11を保持する保持板である。こ
こでX方向の加速度が発生した場合、梁11は図面下方
向へたわむため、歪み抵抗素子12は伸び方向の力を受
け抵抗値が変化するため、この抵抗値の変化から与えら
れた加速度が検出できる。
【0005】従来の車体制御においては、上記のような
独立した角速度センサと加速度センサをそれぞれ用い、
車体に加わるヨーならびにラテラルGの検出を行ってき
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の個別の角
速度センサと加速度センサとの組合せでは、形状的に占
有体積が大きくなり、自動車の限られた空間内での設置
には課題を有していた。一部では、同一パッケージ内に
2つのセンサを内包し、電源回路や信号コネクタの共用
化を行って占有体積の縮小を狙ったものもあったが、角
速度と加速度の検出素子については上述のような検出体
を2つ内包しており、やはり占有体積が大きく車体搭載
時にスペース的な困難を伴っていた。
【0007】本発明は角速度と加速度の両方を検出する
検出体を提供することにより、センサの形状を大幅に小
型化する加速度と角速度の複合センサを提供するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の複合センサは、音叉形状をもつ振動体と、こ
の振動体を音叉振動方向に加振する加振電極と、前記振
動体上に加わるコリオリの力によって発生する曲げ応力
を検出する角速度検知電極と、前記振動体の一部に設け
られ曲げ応力を検知する加速度検知電極とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0009】この構成によると、角速度検知用の振動体
の一部に曲げ応力を検知する加速度検知電極を設けたた
め、角速度検知用の振動体が車体の加速度検出を同時に
行うことができる。このため、外部に特別の加速度検知
センサを設ける事なく、角速度と加速度の両方の検知を
行う小型の加速度と角速度の複合センサを実現すること
ができるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、音叉形
状をもつ振動体と、この振動体を音叉振動方向に加振す
る加振電極と、前記振動体上に加わるコリオリの力によ
って発生する曲げ応力を検出する角速度検知電極と、前
記振動体の一部に設けられ、曲げ応力を検知する加速度
検知電極とを備えた複合センサであり、加速度と角速度
の両検出機能を合せ持つことができる。
【0011】請求項2〜5に記載の発明は、加速度検知
電極として、上記音叉の二本の音叉振動体の中間に構成
された一本の柱状体に設けたり、音叉を保持する支柱の
側面に構成したり、上記加振電極または角速度検知電極
と同一面上に構成したり、上記加振電極または角速度検
知電極と兼用するよう構成した複合センサであって、角
速度センサに対して加速度センサとしての構成要件の付
加が少なくない。
【0012】請求項6に記載の発明は、角速度検知電極
に接続される角速度検知回路と上記加速度検知電極に接
続される加速度検知回路とに、それぞれ周波数分別回路
が内蔵され、角速度検知回路側に上記音叉加振の周波数
の信号を通過させ、それ以下の周波数成分の信号を減衰
するバイパスの機能をもたせ、加速度検知回路側に上記
音叉加振の周波数を減衰し、それ以下の周波数の信号を
通過するローパスの機能をもたせた複合センサであり、
角速度検知に加速度による外乱が、加速度検知角速度に
よる外乱が混入することが防止される。
【0013】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施形態における加速度と角速度の複合センサの構造を示
す。本実施形態では、音叉は恒弾性体の切削加工により
音叉形状の振動体を形成し、その音叉上に圧電体を張り
付ける構成によって作製されている。21は音叉の振動
片であり、左右一対で音叉の振動を実現する。22は柱
状体である固定片であり、振動片21とは振動中立点の
関係にあり、振動片21が振動した場合でも固定片22
は共鳴による振動を発生しない。23は振動片21の側
面に構成された加振用圧電体であり、これは振動片21
上に金属蒸着によって構成されている。24は加振用圧
電体23と相対する位置に構成されたモニター電極であ
り、同様に振動片21上に金属蒸着によって構成されて
いる。25および26は振動片21の表面に金属蒸着に
よって構成された角速度検知電極であり、加振用圧電体
23やモニター電極24とは90度の位置関係にある。
27は固定片22の表面に金属蒸着された加速度検知電
極であり、角速度検知電極25および26と同一平面上
にある。
【0014】上記の様に構成された加速度と角速度の複
合センサの動作を説明する。図5で示した従来の角速度
センサの場合と同様、水晶のもつ圧電効果により、加振
用圧電体23に交流電源を加え、発生した機械的振動を
モニター電極24からの信号を用いて帰還してやること
により、振動片21は安定した振動を発生することがで
きる。この状態でZ軸回りの回転成分が加わった場合、
発生するコリオリの力によって振動片21は振動とは直
角方向の力を受けるため、この力によって発生する振動
片21の曲げ力は角速度検知電極25および26によっ
て測定することができ、Z軸回りの角速度を検出するこ
とができる。角速度検知電極25と26はコリオリ力に
よってそれぞれ反対方向の曲げ力を受けるため、両者の
出力値の差を求めることによって角速度が得られる。こ
の場合、加速度検知電極27は振動していないためコリ
オリの力を受けず、したがって角速度による電荷の発生
はない。
【0015】一方図1のX軸方向に加速度が加わった場
合、振動片21の両方、固定片22のいずれもが、振動
片21や固定片22のたわみによって電荷を発生する。
したがって、加速度検知電極27に発生する電荷によっ
てX軸方向に加えられた加速度が測定できる。ただし、
加速度によって発生する振動片21に発生する変位は同
方向であるため、角速度検知電極24と26の出力値の
差を用いる角速度検出には影響を与えない。
【0016】このように本実施形態によれば、一つの音
叉上に角速度検知電極25と26、および加速度検知電
極27を配置したため、外部に特別の加速度検知センサ
を設ける事なく、角速度と加速度の両方の検知を行う小
型の加速度と角速度の複合センサを実現することができ
る。また、振動体を水晶の矩形断面体としたため、曲げ
加工や機械加工に比べて水晶のエッチング加工精度の高
さから、角速度検知電極25と26、および加速度検知
電極27の直角度を正確に実現することができ、角速度
検出のために必要とされる加振方向と検出方向の直交精
度を高精度に実現することができる。
【0017】なお、本実施形態では加速度検知電極27
を1個の構成としたが、さらにもう1個の加速度検知電
極を固定片22の裏面に構成し、2個の電極の差によっ
てさらに高精度に加速度を検出することも可能である。
また加速度検知電極を固定片22の側面に構成し、Y方
向の加速度を検出することも可能である。
【0018】なお、音叉を恒弾性体に圧電体を貼り付け
た構成とする以外に、音叉材料を水晶とし、水晶の圧電
横効果を用いることによって、圧電素子の代わりに水晶
表面に金属電極を蒸着させる方法でも本発明の実現が可
能である。
【0019】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施形態における加速度と角速度の複合センサの構造を示
す。本実施形態でも、音叉は恒弾性体の切削加工により
音叉形状の振動体を形成し、その音叉上に圧電体を張り
付ける構成によって作製されている。31は音叉の振動
片であり、左右一対で音叉の振動を実現する。32は音
叉を支える支柱であり、振動片31の加工時に同時に加
工されることによって得られる。33は振動片31の側
面に構成された加振用圧電体であり、34は加振用圧電
体33と相対する位置に構成されたモニター電極であ
る。35および36は角速度検知電極であり、加振用圧
電体33やモニター電極34とは90度の位置関係にあ
る。これらの電極はすべて第1の実施形態と同様、水晶
体の上に金属蒸着することによって構成されている。3
7は支柱32の表面に金属蒸着された加速度検知電極で
あり、角速度検知電極35および36と同一平面上にあ
る。
【0020】上記の様に構成された加速度と角速度の複
合センサの動作を説明する。第1の実施形態の場合と同
様、図2においてZ軸回りの回転があった場合、加振用
圧電体33とモニター電極34によって励起された音叉
振動とコリオリの力によって角速度検知電極35および
36に発生する電荷をもって角速度が測定される。さら
に、X方向の加速度があった場合、加速度は音叉全体を
X軸方向に与える力として作用するから、それは支柱3
2への曲げ力となり、加速度検知電極37によって検出
される。
【0021】このように本実施形態によれば、一つの音
叉上に角速度検知電極35と36、支柱32部分に加速
度検知電極37を配置したため、外部に特別の加速度検
知センサを設ける事なく、角速度と加速度の両方の検知
を行う小型の加速度と角速度の複合センサを実現するこ
とができる。また第1の実施形態同様、振動体を水晶の
矩形断面体としたため、曲げ加工や機械加工に比べて水
晶のエッチング加工精度の高さから、角速度検知電極3
5と36、および加速度検知電極37の直角度を正確に
実現することがができ、角速度検出のために必要とされ
る加振方向と検出方向の直交精度を高精度に実現するこ
とができる。
【0022】なお、本実施形態では加速度検知電極37
を1個の構成としたが、さらにもう1個の加速度検知電
極を支柱32の裏面に構成し、2個の電極の差によって
さらに高精度に加速度を検出することも可能である。ま
た加速度検知電極を振動片31の側面に構成し、Y方向
の加速度を検出することも可能である。
【0023】(実施の形態3)図3は本発明の第3の実
施形態における加速度と角速度の複合センサの構造を示
す。本実施形態では、音叉は従来例と同様、金属の曲げ
加工によって構成されている。本図において従来例と同
部材については同一番号を付し詳細な説明は省略する。
9および10は音叉の外側に圧電素子2ならびに圧電素
子3と並んで配列された圧電素子である。圧電素子2と
圧電素子9、および圧電素子3と圧電素子10は当初一
体の圧電素子を根元部分1a上に接着によって構成し、
接着完了後ダイヤモンドカッターによって2つに分割さ
れて作製されたものである。
【0024】以上のように構成された本実施形態の加速
度と角速度の複合センサの動作を説明する。従来例と同
様、圧電素子2および圧電素子3によって音叉に振動が
発生し、Z軸回りの回転速度を圧電素子4および5によ
って検出する。一方、Y方向に加速度が生じた場合、こ
れは振動片1をY軸方向に曲げようとする力として作用
するため、圧電素子9および圧電素子10は逆方向の曲
げ力を受ける。このため、それぞれに発生した電荷の差
を求めることによってY方向の加速度を求めることがで
きる。
【0025】このように本実施形態によれば、一つの音
叉上に角速度を検知する圧電素子4ならびに5を、さら
に振動片1の根元部分1a上に加速度検知用の圧電素子
9および10を配置したことにより、外部に特別の加速
度検知センサを設ける事なく、角速度と加速度の両方の
検知を行う小型の加速度と角速度の複合センサを実現す
ることができる。さらに、圧電素子2と圧電素子9、同
じく圧電素子3と圧電素子10は当初同一部材であった
ものをダイヤモンドカッターによって分割して構成した
ため、両者の相対位置関係が高精度となり、高精度な測
定を実現するとともに、圧電素子の振動片1への接着添
付工数を削減することができる。
【0026】(実施の形態4)図4は本発明の第4の実
施形態における加速度と角速度の複合センサの構造を示
す。本図においても従来例と同部材については同一番号
を付し詳細な説明は省略する。ここで、圧電素子4およ
び5を加速度検出用の圧電素子として兼用している。
【0027】以上のように構成された本実施形態の加速
度と角速度の複合センサの動作を説明する。従来例と同
様、圧電素子2および圧電素子3によって音叉に振動が
発生し、Z軸回りの回転速度を圧電素子4および5の差
を求めることによって検出する。一方、X方向に加速度
が生じた場合、これは振動片1をX軸方向に曲げようと
する力として作用するため、圧電素子4および圧電素子
5は同方向の曲げ力を受ける。このためそれぞれの和を
求めることによってX方向の加速度が求められる。
【0028】このように本実施形態によれば、一つの音
叉上に配置された圧電素子4ならびに5の信号の差およ
び和を用いることにより、外部に特別の加速度検知セン
サを設ける事なく、角速度と加速度の両方の検知を行う
小型の加速度と角速度の複合センサを提供することがで
きる。すなわち圧電素子4および圧電素子5は角速度検
出と加速度検出の両方の機能を兼用することとなる。
【0029】(実施の形態5)図7は本発明の第5の実
施形態における複合センサの構造を示し、振動体と圧電
体を一体構造の水晶で構成した場合について例示してあ
る。図7(a)において、38は水晶よりなる音叉本体
であり、一方の振動片の根元部分に相対向して加振電極
39が、他方の振動片の根元部分に相対向してモニター
用電極40が設けられている。また、上記音叉本体の両
方の振動片の先端部分に相対向して角速度検知電極41
が設けられる。また、上記音叉本体の他方の振動片の根
元部分に相対向して加速度検知電極42が設けられてい
る。この加速度検知電極42は前記角速度検知電極41
と直交関係に配置されている。
【0030】ここで、前記角速度検知電極41は図7
(b)に示すように配線され、角速度検出端子Sに両振
動片に生じる差分信号を出力する。また、前記加振電極
39およびモニター用電極40は図7(c)に示すよう
に配線され、加振端子Dに交流電源を加え、モニター端
子にモニター信号を得る。さらに、前記加速度検知電極
42は図7(d)に示すように配線され、加速度検出端
子Gに加速度信号を得る。
【0031】このように水晶材料を用いることにより、
角速度センサに付加する加速度センサ部分は単に電極だ
けとなり、工数を省略することができる。
【0032】図8は本実施形態における複合センサの回
路配置を示す。43は角速度センサとして安定な音叉振
動を持続せしめるモニター加振回路、44は角速度によ
って振幅変動を受けた角速度検知信号を同期検波し角速
度に比例した振幅信号に処理して出力する角速度検知回
路、45は加速度検知回路である。モニター加振回路4
3は音叉振動レベルをモニターするためのモニター電流
アンプ46、角速度検出回路44と共通構成の周波数分
別回路としてのバンドパスフィルタ47、音叉振動レベ
ルを一定に保つAGC(オートゲインコントロール)回
路48、加振電極に電圧を与えるアンプ49より構成さ
れている。角速度検出回路44は角速度検知電荷を電圧
に変換するチャージアンプ50、モニター信号から検波
のタイミングを決定する検波タイミング回路51、角速
度検知信号(これは音叉加振周波数で振幅が角速度信号
に比例した振幅変調信号となっている)を角速度信号に
復調するための同期検波回路52、角速度信号を所望の
電圧にスケール変換するアンプ53より構成されてい
る。さらに、加速度検出回路45は加速度検知電荷を電
圧に変換するチャージアンプ54、周波数分別回路とし
てのバンドパスフィルタ55、加速度信号を所望の電圧
にスケール変換するアンプ56より構成されている。
【0033】第1〜第4の実施形態の複合センサでは、
角速度検知電極には加速度による「外乱」が、加速度検
知電極には音叉加振による「外乱」(加速度検知信号も
含む)が当然混入してくる。したがって、本実施形態に
おいては、バンドパスフィルタ47に音叉加振周波数を
通過させ、それより低い周波数を減衰するハイパスフィ
ルタ機能を、バンドパスフィルタ55には音叉加振周波
数を減衰し、それより低い周波数を通過させるローパス
フィルタ機能を持たせることにより、それぞれの回路の
「外乱」をカットしている。
【0034】通常、角速度センサの加振周波数は角速度
センサの内部仕様であり、応用分野から要求される感度
などの外部仕様とは異なり、設計上の自由パラメータで
あるのに対し、加速度センサとしての検知周波数範囲は
応用分野から要求される外部仕様として設計上の固定パ
ラメータとなる。そこで、例えば加速度センサとしての
要求検知周波数範囲0.005Hz〜200Hzに対し、角
速度センサとしての加振周波数を2KHzと設定するとす
れば、バンドパスフィルタ47,55の遮断周波数は角
速度検知側47のハイパス遮断周波数を1.3KHz、加
速度検知側55のローパス遮断周波数を340Hzに設定
するとよい。このように要求される加速度の検知周波数
範囲0.05Hz〜200Hzに対して、音叉加振周波数の
角速度周波数(DC〜100Hz)による変調信号である
角速度検知周波数を1.9KHz〜2.1KHzとバンド分
離することにより、角速度センサの機能と加速度センサ
の機能を同一の音叉振動体上で実現できる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明は、音叉形状をもつ
振動体と、この振動体を音叉振動方向に加振する加振電
極と、前記振動体上に加わるコリオリの力によって発生
する曲げ応力を検出する角速度検知電極と、前記振動体
の一部に設けられ、曲げ応力を検知する加速度検知電極
とを備えたことにより、角速度検知用の振動体が車体の
加速度検出を同時に行うことができるため、外部に特別
の加速度検知センサを設ける事なく、角速度と加速度の
両方の検知を行う小型の加速度と角速度の複合センサを
提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における加速度と角速
度の複合センサの斜視図
【図2】本発明の第2の実施形態の加速度と角速度の複
合センサの斜視図
【図3】本発明の第3の実施形態の加速度と角速度の複
合センサの斜視図
【図4】本発明の第4の実施形態の加速度と角速度の複
合センサの斜視図
【図5】従来の角速度センサの斜視図
【図6】従来の加速度センサの斜視図
【図7】(a)本発明の第5の実施形態における加速度
と角速度の複合センサの斜視図 (b)同センサの角速度検出のための配線図 (c)同センサの加振のための配線図 (d)同センサの加速度検出のための配線図
【図8】同センサの回路図
【符号の説明】
1 振動片 1a 根元部分 1b 先端部分 2〜5 圧電素子 6 支柱 9,10 圧電素子 11 梁 12 歪み抵抗素子 21 振動片 22 固定片 23 加振用圧電体 24 モニター電極 25,26 角速度検知電極 27 加速度検知電極 31 振動片 32 支柱 33 加振用圧電体 34,40 モニター電極 35,36,41 角速度検知電極 37,42 加速度検知電極 39 加振電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音叉形状をもつ振動体と、この振動体を
    音叉振動方向に加振する加振電極と、前記振動体上に加
    わるコリオリの力によって発生する曲げ応力を検出する
    角速度検知電極と、前記振動体の一部に設けられ、当該
    振動体の一部に加わる曲げ応力を検知する加速度検知電
    極とを備えた加速度と角速度の複合センサ。
  2. 【請求項2】 加速度検知電極は、上記音叉振動体の中
    間に構成された一本の柱状体に設けた請求項1記載の加
    速度と角速度の複合センサ。
  3. 【請求項3】 加速度検知電極は、音叉形状を持つ振動
    体を保持する支柱の側面に構成した請求項1記載の加速
    度と角速度の複合センサ。
  4. 【請求項4】 加速度検知電極は、上記加振電極または
    角速度検知電極と同一面上に構成した請求項1記載の加
    速度と角速度の複合センサ。
  5. 【請求項5】 加速度検知電極は、上記加振電極または
    角速度検知電極を兼用した請求項1記載の加速度と角速
    度の複合センサ。
  6. 【請求項6】 角速度検知電極に接続される角速度検知
    回路と加速度検知電極に接続される加速度検知回路と
    に、それぞれ周波数分別回路が内蔵され、角速度検知回
    路側における周波数分別回路は上記音叉加振の周波数の
    信号を通過させ、それ以下の周波数成分の信号を減衰す
    るバイパスの機能を有せしめ、一方加速度検知回路側に
    おける周波数分別回路は上記音叉加振の周波数を減衰
    し、それ以下の周波数の信号を通過するローパスの機能
    を有せしめた請求項1ないし5記載の加速度と角速度の
    複合センサ。
JP7310514A 1995-11-29 1995-11-29 加速度と角速度の複合センサ Pending JPH09145736A (ja)

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