JPH09146058A - 光スイッチ - Google Patents
光スイッチInfo
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- JPH09146058A JPH09146058A JP7304199A JP30419995A JPH09146058A JP H09146058 A JPH09146058 A JP H09146058A JP 7304199 A JP7304199 A JP 7304199A JP 30419995 A JP30419995 A JP 30419995A JP H09146058 A JPH09146058 A JP H09146058A
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- JP
- Japan
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- light
- faraday rotator
- optical switch
- magnetic field
- polarizer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】紫外線からマイクロ波まで、幅広い領域の波長
の光(電磁波)でしかも光量の大きい光を、磁界または
信号光で制御でし、小型で高信頼の光スイッチを提供す
ること。 【解決手段】光源をHe−Neレーザ9とし、入力光I
O であるレーザ光を偏光子2に入射し、偏光子2から出
た光を長さLのファラデー回転子1を通過させ、通過し
た光を検光子3に入射し、検光子3から出た光を光電子
増倍管10で検出する。ファラデー回転子1には磁界を
発生させるコイル4が巻き付けられ、このコイル4に流
す電流iで磁界の強弱を制御する。また、偏光子2と検
光子3の偏光面は一致するようにする。
の光(電磁波)でしかも光量の大きい光を、磁界または
信号光で制御でし、小型で高信頼の光スイッチを提供す
ること。 【解決手段】光源をHe−Neレーザ9とし、入力光I
O であるレーザ光を偏光子2に入射し、偏光子2から出
た光を長さLのファラデー回転子1を通過させ、通過し
た光を検光子3に入射し、検光子3から出た光を光電子
増倍管10で検出する。ファラデー回転子1には磁界を
発生させるコイル4が巻き付けられ、このコイル4に流
す電流iで磁界の強弱を制御する。また、偏光子2と検
光子3の偏光面は一致するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入射光に対する
透過光の割合を制御用の光または電磁気的な信号のオン
・オフで制御することができる光または電磁駆動型の光
スイッチに関する。
透過光の割合を制御用の光または電磁気的な信号のオン
・オフで制御することができる光または電磁駆動型の光
スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光スイッチとしては、孔の開いた
回転板に光を照射し、機械的に光をチョッピングするセ
クターと呼ばれるものが一般的である。図6はセクター
の概要で、同図(a)は概念図、同図(b)は光強度と
時間との関係図を示す。同図(a)において、光源13
と検出器14を結ぶ線上の間にセクター11と称する光
通過のためのピンホール12(微小孔)を有する回転体
を介在させ、光をチョッピングする。同図(b)におい
て、同図(a)の回転体に、対角線上に2個のピンホー
ル12を設け、回転体をA(rpm)の回転数で回転さ
せると検出器14には30/A(sec)の周期の出力
光Iが到達する。この出力光強度は入力光強度と同じで
ある(発散しない光の場合)。当然セクター11である
回転体の回転数を変えることでこの周期を変え、光の単
位時間当たりのオン・オフの回数、所謂、スイッチング
周波数を変えることができる。また、光の単なるオン・
オフ動作に限ってみればレーザ光に代表されるように光
源そのものを電気的にオン・オフ制御する方法もある。
回転板に光を照射し、機械的に光をチョッピングするセ
クターと呼ばれるものが一般的である。図6はセクター
の概要で、同図(a)は概念図、同図(b)は光強度と
時間との関係図を示す。同図(a)において、光源13
と検出器14を結ぶ線上の間にセクター11と称する光
通過のためのピンホール12(微小孔)を有する回転体
を介在させ、光をチョッピングする。同図(b)におい
て、同図(a)の回転体に、対角線上に2個のピンホー
ル12を設け、回転体をA(rpm)の回転数で回転さ
せると検出器14には30/A(sec)の周期の出力
光Iが到達する。この出力光強度は入力光強度と同じで
ある(発散しない光の場合)。当然セクター11である
回転体の回転数を変えることでこの周期を変え、光の単
位時間当たりのオン・オフの回数、所謂、スイッチング
周波数を変えることができる。また、光の単なるオン・
オフ動作に限ってみればレーザ光に代表されるように光
源そのものを電気的にオン・オフ制御する方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、セクターを用
いる方法は原理的に簡単であるが回転体のような可動部
とこれを駆動するための駆動装置も必要となり、装置が
大きくなる。さらに、回転体をMHz等の高速回転させ
たり、高精度で一定回転させたりすることが困難であ
り、また回転部分の摩耗等により装置の高信頼化が困難
である。一方、レーザ素子は光の波長が極めて限定され
ており、紫外線からマイクロ波までの幅広い波長領域で
の電磁波を得ることは不可能である。また光量にも制約
がある。
いる方法は原理的に簡単であるが回転体のような可動部
とこれを駆動するための駆動装置も必要となり、装置が
大きくなる。さらに、回転体をMHz等の高速回転させ
たり、高精度で一定回転させたりすることが困難であ
り、また回転部分の摩耗等により装置の高信頼化が困難
である。一方、レーザ素子は光の波長が極めて限定され
ており、紫外線からマイクロ波までの幅広い波長領域で
の電磁波を得ることは不可能である。また光量にも制約
がある。
【0004】この発明の目的は、前記の課題を解決し、
紫外線からマイクロ波まで、幅広い領域の波長の光(電
磁波)でしかも光量の大きい光を、磁界または信号光で
制御でし、小型で高信頼の光スイッチを提供することに
ある。
紫外線からマイクロ波まで、幅広い領域の波長の光(電
磁波)でしかも光量の大きい光を、磁界または信号光で
制御でし、小型で高信頼の光スイッチを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、光源から放射される光の所定の電気ベクトル成分
を通過させる偏光子と、偏光子を通過した光の電磁ベク
トルを回転させるファラデー回転子と、ファラデー回転
子を通過した光の所定の電気ベクトル成分を通過させる
検光子とを具備し、該ファラデー回転子に磁界を与える
構造が付加される構成とする。この磁界を与える構造が
ファラデー回転子を取り巻くコイルであるとよい。ファ
ラデー回転子の母体となる結晶として、YIG、Gd
1.8 Bi1. 2 Fe5 O12、NiFe2 O4 、Fe、C
o、Ni、YFeO3 、FeBO3 、FeF3 、Eu
O、CdCr2 Se4 、Cd0.55Mn0.45Teのうちい
ずれかを用いると効果的である。
めに、光源から放射される光の所定の電気ベクトル成分
を通過させる偏光子と、偏光子を通過した光の電磁ベク
トルを回転させるファラデー回転子と、ファラデー回転
子を通過した光の所定の電気ベクトル成分を通過させる
検光子とを具備し、該ファラデー回転子に磁界を与える
構造が付加される構成とする。この磁界を与える構造が
ファラデー回転子を取り巻くコイルであるとよい。ファ
ラデー回転子の母体となる結晶として、YIG、Gd
1.8 Bi1. 2 Fe5 O12、NiFe2 O4 、Fe、C
o、Ni、YFeO3 、FeBO3 、FeF3 、Eu
O、CdCr2 Se4 、Cd0.55Mn0.45Teのうちい
ずれかを用いると効果的である。
【0006】また光源から放射される光の所定の電気ベ
クトル成分を通過させる偏光子と、偏光子を通過した光
の電磁ベクトルを回転させるファラデー回転子と、ファ
ラデー回転子を通過した光の所定の電気ベクトル成分を
通過させる検光子とを具備し、該ファラデー回転子に信
号光を与える信号用光源を付加する構成としてもよい。
このファラデー回転子が母体となる結晶に磁性を持った
原子またはイオンを少量溶かし込んだ結晶からなり、磁
性をもった原子またはイオンのd軌道が結晶の禁制帯幅
内にあって、結晶場によって2つのエネルギーに分裂し
た状態にあるようにする。この母体となる結晶がCdT
eに代表されるII-VI 族の化合物半導体で、磁性を持っ
た原子またはイオンがMnに代表される鉄族遷移金属元
素であるとよい。さらにこの鉄族遷移金属元素に磁気的
不純物としてHg元素も合わせて添加すると有効であ
る。前記の信号光が分裂した2つのd軌道のエネルギー
幅に相当するエネルギーを有するとよい。前記の磁性を
持った原子またはイオンで形成されるファラデー回転子
の内部磁界を制御するために、外部磁界として永久磁石
または磁界発生用コイルを具備する構成とするとよい。
光源から放射される光が紫外線、可視光、赤外光および
マイクロ波等の電磁波であるとよい。
クトル成分を通過させる偏光子と、偏光子を通過した光
の電磁ベクトルを回転させるファラデー回転子と、ファ
ラデー回転子を通過した光の所定の電気ベクトル成分を
通過させる検光子とを具備し、該ファラデー回転子に信
号光を与える信号用光源を付加する構成としてもよい。
このファラデー回転子が母体となる結晶に磁性を持った
原子またはイオンを少量溶かし込んだ結晶からなり、磁
性をもった原子またはイオンのd軌道が結晶の禁制帯幅
内にあって、結晶場によって2つのエネルギーに分裂し
た状態にあるようにする。この母体となる結晶がCdT
eに代表されるII-VI 族の化合物半導体で、磁性を持っ
た原子またはイオンがMnに代表される鉄族遷移金属元
素であるとよい。さらにこの鉄族遷移金属元素に磁気的
不純物としてHg元素も合わせて添加すると有効であ
る。前記の信号光が分裂した2つのd軌道のエネルギー
幅に相当するエネルギーを有するとよい。前記の磁性を
持った原子またはイオンで形成されるファラデー回転子
の内部磁界を制御するために、外部磁界として永久磁石
または磁界発生用コイルを具備する構成とするとよい。
光源から放射される光が紫外線、可視光、赤外光および
マイクロ波等の電磁波であるとよい。
【0007】つぎにこの発明の動作原理について説明す
る。この発明の基礎となるファラデー効果とは磁場中に
置かれた媒質を光が通過するとき、入射光の偏光面が回
転する現象が起こることをいう。常磁性体の場合、回転
角θは次式で与えられる。
る。この発明の基礎となるファラデー効果とは磁場中に
置かれた媒質を光が通過するとき、入射光の偏光面が回
転する現象が起こることをいう。常磁性体の場合、回転
角θは次式で与えられる。
【0008】
【数1】θ=VHL (1) (V:Verdet定数、H:印加磁界強度、L:ファ
ラデー回転子の長さ) Vはファラデー回転子の母材(請求項3の母材の場合)
で決定される定数であるが、請求項6で示される母材で
は、所定のエネルギーの光をファラデー回転子に与える
ことで、このVの値を変化させることができる。従っ
て、請求項1ではH(印加磁界強度)で回転角θを変
え、請求項4ではVを信号光(レーザ光)で変化させ、
回転角θを変えることで、出力光のオン・オフを行なっ
たり、入力光に対して減衰した出力光を出射させたりで
きる。Hをコイル電流で変える場合は、Hとコイル電流
の関係はH=kNi(k:定数、N:コイルの捲線回
数、i:コイルに流す電流)の式に従う。偏光子と検光
子の偏光面が一致している場合、ファラデー回転子を通
過する光の偏光面の回転角が90°回転するような磁界
を発生させる電流を断続してコイルに通電することで出
力光をオン・オフできる。またコイル電流の大きさを変
えることで印加磁界強度Hを変えて、回転角θを変え、
出力光の大きさ(入力光の大きさ×cosθ)を変える
ことができる。Vを信号光で変化させる場合には、ファ
ラデー回転子として母体となるCdTeなどのII-VI 族
の化合物半導体にMn(磁性をもった原子またはイオ
ン)などの鉄族遷移金属元素を添加し、希薄磁性合金と
する。この遷移金属原子は一般に結晶場(配位子場)の
影響を受けて、d軌道が2つに分裂(分裂エネルギー差
をΔとする)する。母体となる結晶の禁制帯幅をEg と
すると、Δ<<Eg かつ禁制帯幅内に遷移金属元素のd
軌道が2つに分裂している場合では、例えば強い配位子
場に置かれたMnイオンは通常不対電子数が少ない状態
にあり、Δのエネルギーの信号光が照射されると2つに
分裂したd軌道間で電子遷移が起こり、不対電子数が増
加し、Vの値が増加する。そのため、信号光の照射でフ
ァラデー回転子を通過する光の偏光面を90°に回転さ
せ、入力光をオン・オフできる。また信号光の強度を変
えることで出力光の大きさを変えることができる。
ラデー回転子の長さ) Vはファラデー回転子の母材(請求項3の母材の場合)
で決定される定数であるが、請求項6で示される母材で
は、所定のエネルギーの光をファラデー回転子に与える
ことで、このVの値を変化させることができる。従っ
て、請求項1ではH(印加磁界強度)で回転角θを変
え、請求項4ではVを信号光(レーザ光)で変化させ、
回転角θを変えることで、出力光のオン・オフを行なっ
たり、入力光に対して減衰した出力光を出射させたりで
きる。Hをコイル電流で変える場合は、Hとコイル電流
の関係はH=kNi(k:定数、N:コイルの捲線回
数、i:コイルに流す電流)の式に従う。偏光子と検光
子の偏光面が一致している場合、ファラデー回転子を通
過する光の偏光面の回転角が90°回転するような磁界
を発生させる電流を断続してコイルに通電することで出
力光をオン・オフできる。またコイル電流の大きさを変
えることで印加磁界強度Hを変えて、回転角θを変え、
出力光の大きさ(入力光の大きさ×cosθ)を変える
ことができる。Vを信号光で変化させる場合には、ファ
ラデー回転子として母体となるCdTeなどのII-VI 族
の化合物半導体にMn(磁性をもった原子またはイオ
ン)などの鉄族遷移金属元素を添加し、希薄磁性合金と
する。この遷移金属原子は一般に結晶場(配位子場)の
影響を受けて、d軌道が2つに分裂(分裂エネルギー差
をΔとする)する。母体となる結晶の禁制帯幅をEg と
すると、Δ<<Eg かつ禁制帯幅内に遷移金属元素のd
軌道が2つに分裂している場合では、例えば強い配位子
場に置かれたMnイオンは通常不対電子数が少ない状態
にあり、Δのエネルギーの信号光が照射されると2つに
分裂したd軌道間で電子遷移が起こり、不対電子数が増
加し、Vの値が増加する。そのため、信号光の照射でフ
ァラデー回転子を通過する光の偏光面を90°に回転さ
せ、入力光をオン・オフできる。また信号光の強度を変
えることで出力光の大きさを変えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1実施例の要
部構成図を示す。光源をHe−Neレーザ9(ヘリウム
・ネオンレーザ:10mW、λ=1.15μm)とし、
入力光IO であるレーザ光を偏光子2に入射し、偏光子
2から出た光を長さLのファラデー回転子1を通過さ
せ、通過した光を検光子3に入射し、検光子3から出た
光を光電子増倍管10で検出する。ファラデー回転子1
には磁界を発生させるコイル4が巻き付けられ、このコ
イル4に流す電流iで磁界の強弱を制御する。また、偏
光子2と検光子3の偏光面は一致するようにする。ファ
ラデー回転子1としては、半径4mm、長さ20mmの
円柱のYIG (Yttrium-Ion-Garnet,3Y2O35Fe2O3)を用
いる。コイルは直径0.5mmの銅線を20ターン巻い
て形成する。尚、YIGの代わりに、Gd1.8 Bi1.2
Fe5 O12、NiFe2 O4 、Fe、Co、Ni、YF
eO3 、FeBO3 、FeF3 、EuO、CdCr2 S
e4 およびCd0.55Mn0.45Teなどを用いても同様の
効果が得られる。
部構成図を示す。光源をHe−Neレーザ9(ヘリウム
・ネオンレーザ:10mW、λ=1.15μm)とし、
入力光IO であるレーザ光を偏光子2に入射し、偏光子
2から出た光を長さLのファラデー回転子1を通過さ
せ、通過した光を検光子3に入射し、検光子3から出た
光を光電子増倍管10で検出する。ファラデー回転子1
には磁界を発生させるコイル4が巻き付けられ、このコ
イル4に流す電流iで磁界の強弱を制御する。また、偏
光子2と検光子3の偏光面は一致するようにする。ファ
ラデー回転子1としては、半径4mm、長さ20mmの
円柱のYIG (Yttrium-Ion-Garnet,3Y2O35Fe2O3)を用
いる。コイルは直径0.5mmの銅線を20ターン巻い
て形成する。尚、YIGの代わりに、Gd1.8 Bi1.2
Fe5 O12、NiFe2 O4 、Fe、Co、Ni、YF
eO3 、FeBO3 、FeF3 、EuO、CdCr2 S
e4 およびCd0.55Mn0.45Teなどを用いても同様の
効果が得られる。
【0010】図2は第1実施例のコイルに矩形波電流を
通電した場合の入力光と出力光の関係を示す。上側はコ
イル電流i、下側は出力光Iを示す。コイル電流iに比
例する入力光I0 を偏光子2を介してファラデー回転子
1に照射し、ファラデー回転子1に磁界を与えるコイル
4に約1.13Aの電流iを1sec間隔でオン・オフ
して流し、ファラデー回転子1から出た光を検光子3を
介して光電子増倍管10に照射し、出力光Iの強度を検
出する。ファラデー回転子1にコイル4により外部磁界
を与えることで光の偏光面が回転し入力光I0 の偏光面
に対して90°回転すると、光は検光子3を通過できず
光は遮断される。また電流iを零にし外部磁界を無くし
た場合は入力光I0 は偏光子2、ファラデー回転子1お
よび検光子3を通過する。外部磁界のオン・オフで出力
光をオン・オフできる光スイッチが得られる。
通電した場合の入力光と出力光の関係を示す。上側はコ
イル電流i、下側は出力光Iを示す。コイル電流iに比
例する入力光I0 を偏光子2を介してファラデー回転子
1に照射し、ファラデー回転子1に磁界を与えるコイル
4に約1.13Aの電流iを1sec間隔でオン・オフ
して流し、ファラデー回転子1から出た光を検光子3を
介して光電子増倍管10に照射し、出力光Iの強度を検
出する。ファラデー回転子1にコイル4により外部磁界
を与えることで光の偏光面が回転し入力光I0 の偏光面
に対して90°回転すると、光は検光子3を通過できず
光は遮断される。また電流iを零にし外部磁界を無くし
た場合は入力光I0 は偏光子2、ファラデー回転子1お
よび検光子3を通過する。外部磁界のオン・オフで出力
光をオン・オフできる光スイッチが得られる。
【0011】図3は第1実施例のコイルに正弦波電流を
通電した場合のコイル電流と出力光の関係を示す。電流
iが零の時点で出力光I0 は最大になり、電流iが最大
の時点で出力光I0 は零になる。この場合も図2と同様
に光スイッチとなる。図4は第2実施例の要部構成図を
示す。光源をHe−Neレーザ9( ヘリウム・ネオン
レーザ:10mW、λ=1.15μm)とし、入力光I
0 としてのレーザ光を偏光子2に入射し、偏光子2から
出た光をファラデー回転子5を通過させ、通過した光を
検光子3に入射し、検光子3からでた光を光電子増倍管
10で検出する。ファラデー回転子1はCdTeの化合
物半導体にMnをドープし、閃亜鉛鉱型のMnドープの
CdTe結晶体5(Cd0.55Mn0.45Te)とし、断面積が約
10mm×10mmで長さが10mmである。ファラデ
ー回転子1に印加磁界強度Hの外部磁界を与える永久磁
石6はOP磁石(Co0.75Fe2.25O4)で保持力HCが15
00エルステッド(0e)である。勿論、永久磁石6の
代わりに、コイルで磁界を発生させてもよい。偏光子2
の偏光面と検光子3の偏光面は一致させる。偏光子2、
ファラデー回転子1、検光子3および永久磁石6は同一
パッケージ8内に収納され、入力光口、出力光口、信号
光口(直径5mm程度)をパッケージ8に設け、信号光
IS として半導体レーザ7(GaAlAs:5W Pulse、 λ=1.15
μm) からの出射光を用い、出力光Iの検出器として光
電子増倍管10を用いる。
通電した場合のコイル電流と出力光の関係を示す。電流
iが零の時点で出力光I0 は最大になり、電流iが最大
の時点で出力光I0 は零になる。この場合も図2と同様
に光スイッチとなる。図4は第2実施例の要部構成図を
示す。光源をHe−Neレーザ9( ヘリウム・ネオン
レーザ:10mW、λ=1.15μm)とし、入力光I
0 としてのレーザ光を偏光子2に入射し、偏光子2から
出た光をファラデー回転子5を通過させ、通過した光を
検光子3に入射し、検光子3からでた光を光電子増倍管
10で検出する。ファラデー回転子1はCdTeの化合
物半導体にMnをドープし、閃亜鉛鉱型のMnドープの
CdTe結晶体5(Cd0.55Mn0.45Te)とし、断面積が約
10mm×10mmで長さが10mmである。ファラデ
ー回転子1に印加磁界強度Hの外部磁界を与える永久磁
石6はOP磁石(Co0.75Fe2.25O4)で保持力HCが15
00エルステッド(0e)である。勿論、永久磁石6の
代わりに、コイルで磁界を発生させてもよい。偏光子2
の偏光面と検光子3の偏光面は一致させる。偏光子2、
ファラデー回転子1、検光子3および永久磁石6は同一
パッケージ8内に収納され、入力光口、出力光口、信号
光口(直径5mm程度)をパッケージ8に設け、信号光
IS として半導体レーザ7(GaAlAs:5W Pulse、 λ=1.15
μm) からの出射光を用い、出力光Iの検出器として光
電子増倍管10を用いる。
【0012】図5は第2実施例の信号光をパルス光とし
た場合の入力光と出力光の関係を示す。永久磁石6で磁
界Hを与えた状態で信号光IS (レーザ光)を1μs間
隔でオン・オフさせる。ファラデー回転子1に信号光I
S であるレーザ光を照射した時は入力光I0 の偏光面が
90°回転し、検光子3から出力光Iは出射されず、入
力光IS は遮断される。また信号光IS がない場合には
入力光I0 は偏光子2、ファラデー回転子1および検光
子3を通過する。
た場合の入力光と出力光の関係を示す。永久磁石6で磁
界Hを与えた状態で信号光IS (レーザ光)を1μs間
隔でオン・オフさせる。ファラデー回転子1に信号光I
S であるレーザ光を照射した時は入力光I0 の偏光面が
90°回転し、検光子3から出力光Iは出射されず、入
力光IS は遮断される。また信号光IS がない場合には
入力光I0 は偏光子2、ファラデー回転子1および検光
子3を通過する。
【0013】尚、実施例1および2において、光源と光
電子増倍管を除いた装置の大きさは数十μmまで小さく
することは可能であり、この光源と光電子増倍管を除い
た光スイッチ部は光通信のガラスファイバーの途中に挿
入して、ファイバーを通過する光のオン・オフをさせる
ことも可能である。またコイルの電流iの大きさや信号
光IS の強度を変えることで、前記の回転角θを変化さ
せ、出力光Iの強度=(入力光IS の強度)×cosθ
に従って出力光Iの強度を変化させることができる。そ
のため、光をオン・オフさせながらさらに光の強度も可
変できる光スイッチとすることができる。
電子増倍管を除いた装置の大きさは数十μmまで小さく
することは可能であり、この光源と光電子増倍管を除い
た光スイッチ部は光通信のガラスファイバーの途中に挿
入して、ファイバーを通過する光のオン・オフをさせる
ことも可能である。またコイルの電流iの大きさや信号
光IS の強度を変えることで、前記の回転角θを変化さ
せ、出力光Iの強度=(入力光IS の強度)×cosθ
に従って出力光Iの強度を変化させることができる。そ
のため、光をオン・オフさせながらさらに光の強度も可
変できる光スイッチとすることができる。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、偏光子−ファラデー
回転子−検光子からなる系で、偏光子に入射した光(入
力光)をファラデー回転子で偏光子を通過した光の偏光
面を90°回転させ、検光子から出射される光(出力
光)を遮断することができる。偏光面の回転はファラデ
ー回転子に磁界を印加するか、信号光を照射することで
行なわれる。また偏光面を90°以外の回転角に回転さ
せることで、入力光に対して任意の強度に減衰させた出
力光を得ることができる。機械的機構で光をオン・オフ
させず、磁気的または光学的に入力光をオン・オフでき
るため、構造が極めて小型にでき、また精度も高く、し
かも入力光として紫外線からマイクロ波まで幅広い電磁
波をオン・オフできる。また、機械的機構部がないた
め、装置の小型化と高信頼化を図ることができる。
回転子−検光子からなる系で、偏光子に入射した光(入
力光)をファラデー回転子で偏光子を通過した光の偏光
面を90°回転させ、検光子から出射される光(出力
光)を遮断することができる。偏光面の回転はファラデ
ー回転子に磁界を印加するか、信号光を照射することで
行なわれる。また偏光面を90°以外の回転角に回転さ
せることで、入力光に対して任意の強度に減衰させた出
力光を得ることができる。機械的機構で光をオン・オフ
させず、磁気的または光学的に入力光をオン・オフでき
るため、構造が極めて小型にでき、また精度も高く、し
かも入力光として紫外線からマイクロ波まで幅広い電磁
波をオン・オフできる。また、機械的機構部がないた
め、装置の小型化と高信頼化を図ることができる。
【図1】この発明の第1実施例の要部構成図
【図2】第1実施例のコイルに矩形波電流を通電した場
合の入力光と出力光の関係図
合の入力光と出力光の関係図
【図3】第1実施例のコイルに正弦波電流を通電した場
合の入力光と出力光の関係図
合の入力光と出力光の関係図
【図4】この発明の第2実施例の要部構成図
【図5】第2実施例の信号光をパルス光とした場合の入
力光と出力光の関係図
力光と出力光の関係図
【図6】セクターの概要で、(a)は概念図、(b)は
光強度と時間との関係図
光強度と時間との関係図
1 ファラデー回転子 2 偏光子 3 検光子 4 コイル 5 MnドープのCdTe結晶体 6 永久磁石 7 GaAlAs半導体レーザ 8 パッケージ 9 He−Neレーザ 10 光電子増倍管 11 セクター 12 ピンホール 13 光源 14 検出器
Claims (10)
- 【請求項1】光源から放射される光の所定の電気ベクト
ル成分を通過させる偏光子と、偏光子を通過した光の電
磁ベクトルを回転させるファラデー回転子と、ファラデ
ー回転子を通過した光の所定の電気ベクトル成分を通過
させる検光子とを具備し、該ファラデー回転子に磁界を
与える構造が付加されることを特徴とする光スイッチ。 - 【請求項2】磁界を与える構造がファラデー回転子を取
り巻くコイルであることを特徴とする請求項1記載の光
スイッチ。 - 【請求項3】ファラデー回転子の材質として、YIG、
Gd1.8 Bi1.2 Fe5 O12、NiFe2 O4 、Fe、
Co、Ni、YFeO3 、FeBO3 、FeF3 、Eu
O、CdCr2 Se4 、Cd0.55Mn0.45Teのうちい
ずれかであることを特徴とする請求項1記載の光スイッ
チ。 - 【請求項4】光源から放射される光の所定の電気ベクト
ル成分を通過させる偏光子と、偏光子を通過した光の電
磁ベクトルを回転させるファラデー回転子と、ファラデ
ー回転子を通過した光の所定の電気ベクトル成分を通過
させる検光子とを具備し、該ファラデー回転子に信号光
を与える信号用光源が付加されることを特徴とする光ス
イッチ。 - 【請求項5】ファラデー回転子が母体となる結晶に磁性
を持った原子またはイオンを少量溶かし込んだ結晶から
なり、磁性をもった原子またはイオンのd軌道が結晶の
禁制帯幅内にあって、結晶場によって2つのエネルギー
に分裂した状態にあることを特徴とする請求項4記載の
光スイッチ。 - 【請求項6】母体となる結晶がCdTeに代表されるII
-VI 族の化合物半導体で、磁性を持った原子またはイオ
ンがMnに代表される鉄族遷移金属元素であることを特
徴とする請求項5記載の光スイッチ。 - 【請求項7】磁気的不純物としてHg元素も合わせて添
加することを特徴とする請求項6記載の光スイッチ。 - 【請求項8】信号光が分裂した2つのd軌道のエネルギ
ー幅に相当するエネルギーを有することを特徴とする請
求項4記載の光スイッチ。 - 【請求項9】磁性を持った原子またはイオンで形成され
るファラデー回転子の内部磁界を制御するために、外部
磁界として永久磁石または磁界発生用コイルを具備する
ことを特徴とする請求項4記載の光スイッチ。 - 【請求項10】光が紫外線、可視光、赤外光およびマイ
クロ波のうちいずれかを含む電磁波であることを特徴と
する請求項1または4記載の光スイッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7304199A JPH09146058A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 光スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7304199A JPH09146058A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 光スイッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09146058A true JPH09146058A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17930218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7304199A Pending JPH09146058A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 光スイッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09146058A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002091069A1 (fr) * | 2001-05-07 | 2002-11-14 | Fujitsu Limited | Rotateur de faraday |
| WO2004049039A1 (ja) * | 2002-11-25 | 2004-06-10 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | ファラデー回転子、及びこれを用いた磁気光学デバイス |
| JPWO2022124205A1 (ja) * | 2020-12-08 | 2022-06-16 |
-
1995
- 1995-11-22 JP JP7304199A patent/JPH09146058A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002091069A1 (fr) * | 2001-05-07 | 2002-11-14 | Fujitsu Limited | Rotateur de faraday |
| WO2004049039A1 (ja) * | 2002-11-25 | 2004-06-10 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | ファラデー回転子、及びこれを用いた磁気光学デバイス |
| JPWO2022124205A1 (ja) * | 2020-12-08 | 2022-06-16 | ||
| WO2022124205A1 (ja) * | 2020-12-08 | 2022-06-16 | 国立大学法人東北大学 | 光スイッチ素子、光スイッチ装置、光通信システム及び光コンピュータ |
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