JPH09146307A - 静電像現像用キャリア、現像剤並びに画像形成方法 - Google Patents

静電像現像用キャリア、現像剤並びに画像形成方法

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JPH09146307A
JPH09146307A JP30184495A JP30184495A JPH09146307A JP H09146307 A JPH09146307 A JP H09146307A JP 30184495 A JP30184495 A JP 30184495A JP 30184495 A JP30184495 A JP 30184495A JP H09146307 A JPH09146307 A JP H09146307A
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JP
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carrier
particles
resin layer
coating resin
bulk density
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JP30184495A
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Kishiomi Tamura
希志臣 田村
Hiroshi Yamazaki
弘 山崎
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芯材粒子の表面の平滑性および被覆樹脂層の
表面の平滑性が適当であって被覆樹脂層が剥離すること
がなく、大きな耐久性を有する静電像現像用キャリア、
現像剤および画像形成方法を提供する。 【解決手段】 磁性体よりなる芯材粒子の表面に被覆樹
脂層が形成されたキャリア粒子よりなり、芯材粒子の静
嵩密度aおよびキャリア粒子の静嵩密度bが条件(1)
a≧1.80g/cm3 、条件(2)b≦2.40g/
cm3 および条件(3)a≦bを満足する。このキャリ
アの樹脂被覆粒子の被覆樹脂層がポリオレフィンよりな
るものとされる。静電像現像剤は、このキャリアと、ト
ナーとにより構成され、画像形成方法は、この現像剤に
より形成された磁気ブラシにより、静電潜像担持体に担
持された静電潜像を顕像化する工程を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真
法、静電記録法、静電印刷法等において静電像の現像に
用いられる静電像現像用キャリア、現像剤並びに画像形
成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、静電像を利用した画像形成方法と
しては、トナーとキャリアとから構成されるいわゆる二
成分現像剤により磁気ブラシを形成させ、これにより、
静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像して顕像
化させる方法が広く利用されている。このような二成分
現像剤を構成するキャリアとしては、鉄粉やフェライト
などの磁性体粒子よりなるものが用いられており、さら
にそのような磁性体粒子を芯材粒子としてその表面に適
宜の樹脂による被覆樹脂層を形成してなる樹脂被覆キャ
リアも用いられている。このような樹脂被覆キャリアに
よれば、基本的に、被覆樹脂層により、好適な帯電性を
発揮させることができると共に、トナーの一部がキャリ
ア粒子の表面に融着するいわゆるスペントトナーの発生
を有効に防止することができ、現像剤に大きな耐久性が
得られる。
【0003】しかしながら、磁性体よりなる芯材粒子に
単に被覆樹脂層を形成したのみのキャリアは、必ずしも
上記のような所期の特性を十分に発揮し得るものとなら
ないことがある。本発明者らがこの問題について研究を
重ねた結果、樹脂被覆キャリアの被覆樹脂層による所期
の特性が十分に発揮されるためには、当該芯材粒子およ
び被覆樹脂層の両者の表面状態が重要な関連を有するこ
とが判明した。すなわち、芯材粒子の表面の平滑性およ
び被覆樹脂層の表面の平滑性の両方が適当でない場合
に、当該被覆樹脂層の一部の樹脂が剥離する現象が生
じ、このため、被覆樹脂層による効果が低減することが
判明した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
事情に基づいてなされたものであって、その目的は、磁
性体よりなる芯材粒子の表面に被覆樹脂層が形成された
キャリア粒子よりなり、芯材粒子および被覆樹脂層の表
面の平滑性が適当であって被覆樹脂層が剥離することが
なく、大きな耐久性を有し、その結果、被覆樹脂層によ
る特性が十分に発揮されて画像濃度が高く、カブリの少
ない可視画像を安定して形成することができる静電像現
像用キャリアを提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、当該キャリアによる
静電像現像剤を提供することおよびそのような静電像現
像剤による画像形成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の静電像現像用キ
ャリアは、磁性体よりなる芯材粒子の表面に被覆樹脂層
が形成されたキャリア粒子よりなり、芯材粒子の静嵩密
度aおよびキャリア粒子の静嵩密度bが下記の条件
(1)〜条件(3)のすべてを満足することを特徴とす
る。 条件(1) a≧1.80g/cm3 条件(2) b≦2.40g/cm3 条件(3) a≦b 上記のキャリア粒子における被覆樹脂層の樹脂はポリオ
レフィンであることが好ましい。
【0007】本発明の静電像現像剤は、上記のキャリア
とトナーとからなることを特徴とする。また、本発明の
画像形成方法は、上記の静電像現像剤により形成された
磁気ブラシにより、静電潜像担持体に担持された静電潜
像を顕像化する工程を有すること特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の静電像現像用キャリアは、磁性体より
なる芯材粒子の表面に被覆樹脂層が形成されてなり、そ
の芯材粒子の静嵩密度およびキャリア粒子の静嵩密度が
それぞれ特定の大きさおよび関係にあることにより、芯
材粒子の表面の平滑性および被覆樹脂層の平滑性が好適
な状態となり、そのために現像器によって静電潜像の現
像に供されたときに当該被覆樹脂層の樹脂が剥離する現
象が生ずることがなくて大きな耐久性を有し、その結
果、当該被覆樹脂層による所期の特性が十分に発揮され
て良好な可視画像を安定して形成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明においては、特定の範囲の
静嵩密度を有する芯材粒子の表面に被覆樹脂層が形成さ
れてなり、それ自体の静嵩密度が一定の範囲にあるキャ
リア粒子が静電像現像用キャリアとされる。
【0010】〔キャリアの芯材粒子〕本発明において、
キャリアの芯材粒子としては、磁場の作用によってその
方向に強く磁化する磁性体よりなる粒子が用いられる。
このような磁性体の具体例としては例えば、鉄、フェラ
イト、マグネタイトを始めとし、ニッケル、コバルトな
どの強磁性を示す金属あるいはこれらの金属を含む合金
または化合物を挙げることができる。この芯材粒子の粒
径は、重量平均粒径で40〜90μmの範囲内であるこ
とが好ましい。ここに、重量平均粒径は、レーザー回折
式粒度分布測定装置「HELOS」(シンパテック社
製)により測定することができる。
【0011】本発明において、芯材粒子の静嵩密度aは
1.80g/cm3 以上であることが必要であり、2.
40g/cm3 以下であることが好ましい。静嵩密度a
の値が1.80g/cm3 未満の芯材粒子は、通常、機
械的強度が小さいものであるために、キャリア粒子が破
砕しやすいものとなって大きな耐久性を得ることができ
ない。
【0012】本発明において、芯材粒子およびキャリア
粒子についての静嵩密度の値は、JIS−Z−2504
に準じて、次のようにして求めることができる。図1に
示すように、上端に直径が28mmの円形の開口10を
有する容量25cm3 の円筒型容器12を、水平面上に
設置された容器台15上に配置し、この容器台15に設
けられたスタンド24の漏斗保持部25により、下端に
2.5mmの口径の排出口20を有する漏斗22を、円
筒型容器12の直上方に、開口10のレベルから排出口
20までの高さhが25mmとなる位置に保持してなる
装置を用い、特定の条件に従って乾燥させた試料を、開
口10から溢れるまで、漏斗22の排出口20から排出
し落下させて開口10から容器12内に流し込み、その
後、当該容器12の開口10の面に沿って水平に試料を
摺り切ることにより盛り上がった試料部分を除去し、そ
の結果容器10内に充填された試料の重量を測定し、そ
の測定値から、次の式により、試料の静嵩密度A(g/
cm3 )を求める。 A=〔容器内の試料の重量(g)〕/〔容器の容積(c
3 )〕
【0013】本発明において用いられる芯材粒子は、例
えば、マグネタイトなどの磁性体よりなる芯材原料を適
宜混合した後、例えば数μm程度の粒子粉末となるまで
粉砕し、この粉末を水に混合してスラリーを調製し、こ
のスラリーをスプレードライヤーによって噴霧造粒した
後、焼成、解砕、分級を行って芯材粒子を製造する。こ
の方法においては、必要に応じて、焼成工程の雰囲気ガ
スとして還元性ガスや不活性ガスを用いることができ、
場合によっては酸化性ガス雰囲気とすることができる。
【0014】このような方法においては、スプレードラ
イヤーによって噴霧されるスラリーの固形分濃度を調整
することにより、得られる芯材粒子の静嵩密度aを制御
することができる。すなわち、当該スラリーの固形分濃
度を高くすると静嵩密度aが高い芯材粒子が得られ、一
方、スラリーの固形分濃度を低くすると静嵩密度aの低
い芯材粒子が得られる。また、焼成工程において揮発す
る成分を含む材料、例えば炭酸塩化合物などを芯材原料
の一部として用い、その割合を調整することにより、得
られる芯材粒子の静嵩密度aを制御することも可能であ
る。
【0015】上記の磁性体よりなる芯材粒子の表面に
は、被覆樹脂層が形成される。この被覆樹脂層を構成す
る樹脂としては、公知の適当な樹脂を用いることができ
るが、特に本発明に好ましいものはポリオレフィンであ
る。このポリオレフィンの具体例としては、エチレン、
プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、1−ペンテン、
2−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、1−ヘキセ
ン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネンなどを挙
げることができる。また、他のビニル系単量体から得ら
れる重合体または共重合体を用いることもできる。特に
好ましいものはエチレンを重合して得られるポリエチレ
ンである。
【0016】被覆樹脂層を形成する樹脂の付着量は、芯
材粒子に対して2.0〜10重量%の範囲内であること
が好ましい。この割合が過小の場合には、被覆樹脂層の
膜厚が過小となるために磁性体粒子の表面の一部が露出
した状態となる結果、当該被覆樹脂層による安定した帯
電性能を得ることができず、一方、過大の場合には、樹
脂の剥離が生じやすく、また芯材粒子に対する被覆樹脂
層の割合が過大となるためにキャリアの搬送性が低下す
るおそれがある。この樹脂の付着量は、既知の量のキャ
リア粒子を熱トルエンによって処理してその被覆樹脂層
を溶解して除去し、芯材粒子のみとしたものの重量を求
めれば、それらの差として算出することができる。
【0017】芯材粒子の表面に被覆樹脂層を形成する方
法としては、一般に知られている種々の方法、例えば樹
脂材料を適当な溶剤に溶解して得られる溶液を芯材粒子
の表面にスプレーコートなどによって塗布する溶液被覆
方法、芯材粒子の表面に樹脂材料の微粒子を付着させた
状態で、例えば当該樹脂材料の融点以上の温度に加熱し
ながらまたは加熱せずに機械的衝撃力を加えて固定化す
る方法、特開昭60−106808号公報などに記載さ
れている表面重合被覆法、その他の方法のいずれを使用
してもよい。
【0018】以上のうち、特に好ましい被覆樹脂層の形
成方法は、芯材粒子の表面に予めチーグラー・ナッタ触
媒などの重合触媒を担持させておき、これを利用してエ
チレンなどの単量体を当該磁性体粒子の表面において重
合させることにより、直接的に重合体層を形成する表面
重合被覆法である。この表面重合被覆法によれば、芯材
粒子の表面に対する密着性がきわめて高い状態の被覆樹
脂層が形成されるため、得られるキャリアは安定した帯
電特性を有すると共に優れた耐久性を有するものとな
る。
【0019】以上のようにして得られる被覆樹脂層に
は、例えば荷電制御用微粒子などを含有させることがで
きる。この荷電制御用微粒子の具体例としては、カーボ
ンブラック、マグネタイト微粉、酸化珪素、酸化チタ
ン、酸化マグネシウムなどの無機微粒子または金属酸化
物微粒子、窒化珪素、窒化ホウ素、炭化珪素、炭化カン
グステンなどの金属窒化物または炭化物、その他の荷電
制御効果を有する種々の微粒子を挙げることができる。
【0020】荷電制御用微粒子を被覆樹脂層に含有させ
る方法は特に限定されるものではないが、被覆樹脂層の
形成方法に応じて適切な方法を選択すればよい。例え
ば、溶液被覆方法の場合には、塗布される樹脂の溶液中
に当該微粒子を分散混合しておけばよく、機械的な衝撃
力を加える方法では、樹脂材料の微粒子に荷電制御用微
粒子を混合しておけばよい。また、表面重合被覆法の場
合には、当該荷電制御用微粒子が共存する条件下におい
て重合反応を行えばよい。更に、一旦形成された被覆樹
脂層に対して、必要な荷電制御用微粒子を機械的衝撃力
によって打ち込んで固定化する方法も使用することがで
きる。
【0021】本発明においては、以上のような被覆樹脂
層が芯材粒子の表面に形成されてなり、その静嵩密度b
が2.40g/cm3 以下のものがキャリア粒子とされ
る。静嵩密度bの値が2.40g/cm3 を超えるキャ
リア粒子は、樹脂の剥離は生じないが、現像器に充填さ
れたときに、現像器内の現像剤の充填密度が過大となる
ため、安定な帯電特性が得られず、また現像剤を攪拌搬
送するために必要なトルクが過大となっでトナーに大き
なストレスを与えることとなり、トナーの耐久性を低下
させる原因となる。
【0022】芯材粒子の表面に被覆樹脂層が形成された
樹脂被覆粒子の静嵩密度は、当該被覆樹脂層の形成方法
にもよるが、芯材粒子の静嵩密度aより小さいものとな
るのが通常である。これは、芯材粒子を構成する材質が
金属酸化物などの磁性体であってそれ自体が硬度の高い
物質であるため、粒子間の接触による摩擦抵抗がそれほ
ど大きくないのであるが、被覆樹脂層が形成されている
場合には、当該樹脂が比較的軟質な物質であるために、
粒子間の接触による摩擦抵抗が相当に大きくなるからで
ある。
【0023】樹脂被覆粒子の静嵩密度は、当該樹脂被覆
粒子に対して適宜の平滑化処理を施すことにより、適切
な高さとなるよう制御することができ、その結果、静嵩
密度が2.40g/cm3 以下のキャリア粒子を得るこ
とができる。このようなキャリア粒子よれば、現像器内
でトナーと攪拌するときのトルクを減少させることが可
能であり、良好な帯電特性が得られ、キャリア粒子の被
覆樹脂層に剥離が生ずることがなく、優れた耐久性を有
するキャリアを得ることができる。
【0024】静嵩密度が制御されたキャリア粒子を得る
ためには、樹脂被覆粒子を、例えば高速攪拌型混合機に
投入して攪拌混合することにより、樹脂被覆粒子の表面
に機械的応力を作用させ、被覆樹脂層の表面の平滑性を
高める平滑化処理を行えばよい。上記高速攪拌型混合機
としては、例えばメカノミル(岡田精工(株)社製)、
ヘンシェルミキサー(三井鉱山(株)社製)、バーティ
カルグラニュレータ(パウレック(株)社製)、ハイブ
リダイザ(奈良機械製作所(株)社製)、メカノフュー
ジョンシステム(ホソカワミクロン(株)社製)などを
使用することができる。
【0025】以上の平滑化処理を行うことにより、芯材
粒子の静嵩密度と等しいかそれ以上であってしかも2.
40g/cm3 以下の静嵩密度を有するキャリア粒子
を、確実にかつ容易に得ることができる。この平滑化処
理においては、当該樹脂被覆粒子の形状は真球状に近づ
くこととなる。また、この平滑化処理を行う際に、例え
ば被覆樹脂層を構成する樹脂の融点またはガラス転移点
の±50℃の範囲内の温度に加熱すると、必要な平滑化
処理を短時間の内に完了させることができるので、好ま
しい。
【0026】以上のように、本発明によれば、静嵩密度
がaである磁性体よりなる芯材粒子の表面にポリオレフ
ィンよりなる被覆樹脂層を形成すると静嵩密度がcであ
る樹脂被覆粒子が得られる場合に、この樹脂被覆粒子に
機械的衝撃力を加えて静嵩密度がbであるキャリア粒子
を得る平滑化処理工程を行うことにより、芯材粒子の静
嵩密度a、キャリア粒子の静嵩密度bおよび樹脂被覆粒
子の静嵩密度cが下記の条件(1)〜条件(4)をすべ
て満足する静電像現像用キャリアを容易にかつ確実に製
造することのできる製造方法が提供される。 条件(1) a≧1.80g/cm3 条件(2) b≦2.40g/cm3 条件(3) a≦b 条件(4) c≦a
【0027】〔トナー〕上記のキャリアは、適宜のトナ
ーと混合されて二成分現像剤が構成される。ここに、ト
ナーは特に限定されるものではないが、少なくとも結着
樹脂と着色剤とを含有してなる着色粒子により構成され
るものが用いられ、特に無機微粉末などがトナー粉末に
添加混合されたものが好ましい。
【0028】トナーの結着樹脂は特に限定されるもので
はないが、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン
−アクリル共重合体樹脂、ポリエステル樹脂などの公知
の樹脂を用いることができる。
【0029】トナーに用いられる着色剤としては、例え
ば黒トナーのためにはカーボンブラック、ニグロシン染
料、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロ
ー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キ
ノリンイエロー、メチレンブルークロライド、フタロシ
アニンブルー、マラカイトグリーンオクサレート、ロー
ズベンガルなどを挙げることができる。
【0030】トナーの粒子には、着色剤の他に、荷電制
御剤、ポリオレフィンワックス、天然ワックスなどの離
型剤、磁性粉、その他の添加剤並びに当該添加剤のため
の分散助剤などを添加することができる。
【0031】トナーの製造方法も特に限定されるもので
はなく、公知の方法を用いることができる。具体的に
は、トナーの構成材料を混合し、溶融、混練して冷却し
た後、粉砕および分級を行って所要のトナーを得る粉砕
法、また乳化重合や懸濁重合などを利用してトナーを得
る重合法などがある。
【0032】トナー粉末には、適宜の無機微粒子および
/または有機微粒子を添加混合することができる。ここ
に無機微粉末としては、シリカ微粉末、チタニア微粉末
などが好ましく用いられるが、特に帯電性の付与能力お
よび流動性の点から、表面がシランカップリング剤やチ
タンカップリング剤などによって疎水化処理されたもの
が好ましく用いられる。この無機微粉末としては、数平
均一次粒径が5〜200nmのものが好ましい。また、
有機微粒子としては例えばポリメチルメタクリレートよ
りなる、数平均一次粒径が5〜500nmのものが好ま
しく用いられる。
【0033】上記のキャリアとトナーとよりなる二成分
現像剤において、トナー濃度は現像剤全体に対して2〜
10重量%とされる。キャリアとトナーとを混合するた
めには、公知の混合機を使用することができる。
【0034】以上の二成分現像剤が現像に供される静電
潜像は、いずれの静電潜像担持体に形成されたものであ
ってもよく、例えばセレン感光体、アモルファスシリコ
ン感光体、積層型有機感光体などが好適に使用される。
【0035】以上の二成分現像剤は、磁気ブラシ方式に
よる静電潜像の現像に供されることにより可視画像が形
成され、その際にその特性が十分に発揮される。現像方
式は、磁気ブラシ方式であれば特に限定されるものでは
ない。具体的には、例えば内部に固定磁石を備えてなる
回転式現像スリーブを有する現像器を用い、この現像ス
リーブの外周面上に、攪拌混合により帯電された現像剤
が供給されて薄層状とされ、これが、間隙を介して現像
スリーブが静電潜像担持体と対向する現像領域に搬送さ
れ、磁石の磁力の作用を受けて形成された現像剤の磁気
ブラシが現像領域において静電潜像担持体の表面に接触
することにより、当該静電潜像担持体上に担持された静
電潜像に従ってトナーが付着し、これにより顕像化され
る方式が好ましい。
【0036】以上の現像方式において、現像スリーブ上
の現像剤の薄層の厚さは、現像領域で0.1〜8mm、
特に0.4〜5mmであることが好ましい。現像領域に
おける現像スリーブと静電潜像担持体との離間距離は、
例えば0.15〜7mmであり、好ましくは0.2〜6
mmである。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0038】オートクレーブ中に、脱水n−ヘキサン5
00ミリリットルと、予め減圧乾燥処理したMn−Mg
フェライトよりなる体積平均粒子径が65μm、静嵩密
度が2.28g/cm3 の磁性体粒子450gを入れて
攪拌した後、チグラー・ナッタ触媒2.0ミリモルを添
加して攪拌し、磁性体粒子の表面に担持させた。次い
で、このオートクレーブ内に、予め減圧乾燥処理された
カーボンブラック0.22gを、脱水n−ヘキサンに混
合されたスラリーの形で投入した。その後、オートクレ
ーブ内を高圧とした状態で、90℃の加熱下、エチレン
ガスを50分間オートクレーブ内に連続的に供給するこ
とにより、磁性体粒子の表面においてエチレンを重合さ
せ、もって磁性体粒子よりなる芯材粒子の表面に、カー
ボンブラックが含有されたポリエチレンよりなる被覆樹
脂層が形成されてなる樹脂被覆粒子の粉末を得た。これ
を「キャリア1」とする。このキャリア1は参照用のも
のである。
【0039】この樹脂被覆粒子の粉末を、目開き106
μmの篩により処理して凝集体を除去し、次いで目開き
38μmの篩により処理して遊離のポリエチレン粒子を
除去した。このようにして得られる樹脂被覆粒子は、そ
の被覆樹脂層の割合が4.5重量%、静嵩密度が2.1
0g/cm3 であった。
【0040】次にこの樹脂被覆粒子を高速攪拌型混合装
置「メカノミル」(岡田精工(株)社製)に投入し、8
0℃の加熱下で攪拌羽根回転数2000rpmの条件で
1時間攪拌混合することにより平滑化処理を行い、その
後冷却して、ポリエチレンよりなる被覆樹脂層が芯材粒
子の表面に形成されてなるキャリア粒子を得た。これを
「キャリア2」とする。このキャリア2は、その静嵩密
度が2.32g/cm3 であり、本発明に係るものであ
る。
【0041】キャリア1に対する平滑化処理の時間を長
く設定すること以外はキャリア2の調製と同様にして、
静嵩密度の値が2.38g/cm3 のキャリア粒子
(「キャリア3」とする。)および2.45g/cm3
のキャリア粒子(「キャリア4」とする。)を調製し
た。ここに、キャリア3は本発明に係るもの、キャリア
4は比較用のものである。表1に、以上のキャリア1〜
キャリア4および芯材粒子の静嵩密度を示す。
【0042】
【表1】
【0043】〔トナーの製造〕スチレン/n−ブチルメ
タクリレート共重合体樹脂(軟化点132℃、ガラス転
移点60℃)100重量部と、カーボンブラック「MA
#8」(三菱化成(株)製)8重量部と、低分子量ポリ
プロピレン「ビスコール550P」(三洋化成工業
(株)製)5重量部と、荷電制御剤「TP−302」
(保土ヶ谷化学工業(株)製3重量部とを、ボールミル
により混合した後、この混合物を、140℃に加熱した
3本ロールにより溶融混練した。この混練物を放置冷却
した後フェザーミルにより粗粉砕し、さらにジェットミ
ルにより微粉砕し、この微粉砕物を風力分級することに
より平均粒子径が7.0μmのトナー粉末を得た。この
トナー粉末に、疎水化シリカ微粒子「H−2050EP
(ヘキスト(株)製)」0.5重量%と、チタニア微粒
子「TAF−510(富士チタン(株)製)」0.4重
量%を添加混合することにより、トナーを調製した。
【0044】〔現像剤の調製〕上記キャリア1〜キャリ
ア4の各々と、トナーとをV型混合器に投入して20分
間混合処理することにより、トナー濃度が6重量%の二
成分現像剤を調製し、「現像剤1」〜「現像剤4」を得
た。
【0045】〔キャリアの被覆樹脂層剥離テスト〕磁気
ブラシ現像器を備えた市販の電子写真複写機「Koni
ca U−Bix4155」(コニカ(株)製)から分
離された磁気ブラシ現像器のスリーブ回転軸に直流モー
タを連結し、上記の現像剤の各々を充填して現像器を5
時間駆動することにより、現像剤を攪拌処理した。その
後、当該現像器から少量の現像剤を取り出し、界面活性
剤で洗浄した後、磁石を利用して、トナーおよびキャリ
ア粒子から剥離した樹脂をキャリア粒子から分離した。
そして、このキャリア粒子における被覆樹脂の付着量を
求めた。この樹脂の付着量を、攪拌処理する前のキャリ
ア粒子における樹脂の付着量と比較することにより、現
像剤の攪拌処理によって被覆樹脂層から樹脂が剥離する
程度を知ることができる。結果は表2に示すとおりであ
る。
【0046】〔実写テスト〕また、上記のように攪拌処
理された現像剤の各々が充填されている磁気ブラシ現像
器を電子写真複写機「Konica U−Bix415
5」に装着し、下記のようにして複写画像について画像
濃度およびカブリ濃度を調べた。 (1)画像濃度 画像濃度が1.30のベタ画像を原稿として複写を行
い、得られたコピー画像の白紙に対する相対反射濃度
を、マクベス濃度計RD−918(マクベス(株)製)
により測定した。ここで、画像濃度が1.30以上であ
れば良好な画像濃度であると判定される。 (2)カブリ濃度 白紙原稿により複写を行い、得られたコピー画像の白紙
に対する相対反射濃度をマクベス濃度計RD−918に
より測定した。ここで、画像濃度が0.005以下であ
れば実際上カブリのない良好な画像であると判定され
る。結果は表2に示すとおりである。
【0047】
【表2】
【0048】表2の結果から、本発明のキャリア2およ
びキャリア3によれば、芯材粒子の静嵩密度aおよびキ
ャリア粒子の静嵩密度bが、条件(1)a≧1.80g
/cm3 、条件(2)b≦2.40g/cm3 および条
件(3)a≦bのすべてを満足することにより、現像器
における実際の攪拌処理によって被覆樹脂層が剥離が生
ずることがなく、しかも高い画像濃度と低いカブリ濃度
が得られることが理解される。
【0049】一方、参照用のキャリア1の結果から、静
嵩密度が低い樹脂被覆粒子をそのままキャリアとして用
いると、被覆樹脂層の剥離が生ずるのみでなく、高い画
像濃度を得ることができず、カブリ濃度も高いことが明
らかである。また、比較用のキャリア4の結果から、静
嵩密度が2.40g/cm3 より高いものをキャリアと
して用いると、画像濃度およびカブリ濃度の点で、本発
明に係るキャリアに比して劣っており、安定した帯電特
性が得られないことが理解される。
【0050】
【発明の効果】本発明の静電像現像用キャリアによれ
ば、磁性体よりなる芯材粒子の表面に被覆樹脂層が形成
されてなり、その芯材粒子の静嵩密度およびキャリア粒
子の静嵩密度がそれぞれ特定の大きさおよび関係にある
ことにより、芯材粒子の表面の平滑性および被覆樹脂層
の平滑性が好適な状態となり、そのために現像器によっ
て静電潜像の現像に供されたときに当該被覆樹脂層の樹
脂が剥離する現象が生ずることがなくて大きな耐久性を
有し、その結果、当該被覆樹脂層による所期の特性が十
分に発揮されて良好な可視画像を安定して形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粒子体の静嵩密度を測定するための装置の構成
を示す説明図である。
【符号の説明】
10 開口 12 円筒型容器 15 容器台 20 排出口 22 漏斗 24 スタンド 25 漏斗保持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体よりなる芯材粒子の表面に被覆樹
    脂層が形成されたキャリア粒子よりなり、 芯材粒子の静嵩密度aおよびキャリア粒子の静嵩密度b
    が下記の条件(1)〜条件(3)のすべてを満足するこ
    とを特徴とする静電像現像用キャリア。 条件(1) a≧1.80g/cm3 条件(2) b≦2.40g/cm3 条件(3) a≦b
  2. 【請求項2】 キャリア粒子における被覆樹脂層の樹脂
    がポリオレフィンである請求項1に記載の静電像現像用
    キャリア。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のキャリ
    アと、トナーとからなることを特徴とする静電像現像
    剤。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の静電像現像剤により形
    成された磁気ブラシにより、静電潜像担持体に担持され
    た静電潜像を顕像化する工程を有すること特徴とする画
    像形成方法。
JP30184495A 1995-11-21 1995-11-21 静電像現像用キャリア、現像剤並びに画像形成方法 Withdrawn JPH09146307A (ja)

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