JPH09147366A - 光情報記録媒体および光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光情報記録媒体および光学的情報記録再生装置

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JPH09147366A
JPH09147366A JP8175293A JP17529396A JPH09147366A JP H09147366 A JPH09147366 A JP H09147366A JP 8175293 A JP8175293 A JP 8175293A JP 17529396 A JP17529396 A JP 17529396A JP H09147366 A JPH09147366 A JP H09147366A
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signal
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groove
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Naoyasu Miyagawa
直康 宮川
Yasuhiro Goto
泰宏 後藤
Tetsuya Akiyama
哲也 秋山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランドとグルーブの両方に信号を記録する光
ディスクにおいて、識別信号を安定して検出できるよう
にする。 【解決手段】 ランドまたはグルーブの中心線よりずら
して配置されたプリピットからなる識別信号部12の前
に、ウォブルピット部11を設ける。ビームスポット9
が識別信号部12を通過し始める前に、サンプルホール
ド回路47および補正信号生成回路48は第1及び第2
のウォブルピット14、15からの反射光量をサンプル
ホールドし、補正信号を合成回路33に出力する。合成
回路33は、プッシュプル信号から不要な残留オフセッ
ト成分を補正信号に応じてキャンセルする。よって、識
別信号部12においてオフトラックがなくなり、識別信
号を安定に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報記録媒体上
に予め形成された案内溝(グルーブ)内の領域、および
案内溝間の領域(ランド)の両方を情報トラックとして
用いる光情報記録媒体、及び、これに情報信号を記録す
る光学的情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像もしくは音声信号などの情報
信号を記録再生できる光情報記録媒体の開発が盛んであ
る。そのような光情報記録媒体として光ディスクがあ
る。記録が可能な光ディスクでは、予め案内溝(グルー
ブ)が光ディスクの基板に刻まれ情報トラックが形成さ
れている。また、グルーブとグルーブの間の領域はラン
ドと呼ばれる。グルーブもしくはランドの平坦部にレー
ザ光が集光されることによって、情報信号の記録もしく
は再生が行われる。
【0003】現在市販されている一般的な光ディスクに
おいては、通常グルーブもしくはランドのどちらか一方
にのみ情報信号が記録され、他方は隣合うトラックを分
離するガードバンドとなっている。
【0004】図9はそのような従来の光ディスクの拡大
斜視図である。同図において、85は記録層であり、例
えば相変化材料で形成されている。86は記録ピット、
87はレーザ光のビームスポットである。88、90及
び92は案内溝によって形成されたグルーブ、89及び
91はランドで、グルーブはランドに比べて幅広になっ
ている。また、93は、ディスク上の位置情報を表す識
別信号をなすプリピットである。なお、同図では入射光
が透過する透明ディスク基板は省略してある。
【0005】ここで、従来は光ディスク7の記録容量を
増加させるために、ランド89の幅を狭くしてトラック
間隔を詰めていた。ところが、トラック間隔を詰める
と、グルーブによる反射光の回折角が大きくなるため、
トラックにビームスポット87を精度良く追従させるた
めのトラッキング誤差信号が低下するという問題点があ
る。
【0006】また、ランドの幅だけでトラック間隔を詰
めても限界があるため、グルーブの幅も狭めなければな
らない。これは、記録ピット86が細くなるので、再生
信号の振幅低下という問題が生じる。
【0007】一方、特公昭63−57859号公報にあ
るように、グルーブとランドの両方に情報信号を記録し
て、トラック密度を大きくするという技術がある。
【0008】図10は、その様な光ディスクの拡大斜視
図である。同図において、85は記録層、86は記録ピ
ット、93は透明基板であり、以上は図9において説明
したものと同一のものには同符号を付してある。94、
96及び98はグルーブ、95および97はランドであ
る。
【0009】同図に示すように、グルーブとランドとの
幅は略等しくなっている。また、99はプリピットで、
グルーブとランドの両方に形成され、光ディスク上の位
置情報を現す識別信号として、両情報トラックの各セク
タの先頭に刻まれている。
【0010】この光ディスクにおいては、記録ピット8
6は、同図に示すようにグルーブ及びランドの両方に形
成され、グルーブの周期は図9の光ディスクと等しい
が、記録ピット列同士の間隔は2分の1になっている。
これにより、光ディスクの記録容量は2倍になる。
【0011】さらに、書換可能型光ディスクでは、ディ
スク上の位置情報などを表す識別信号をディスク上に予
め記録して置くことが必須であるが、本発明者らは既に
特開平6−176404号公報において、グルーブとラ
ンドの中間に、隣合う一組のグルーブとランドに対して
一つの識別信号を記録する技術を提案した。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
様な光情報記録媒体では、トラックピッチが従来の半分
となるため、トラック追従制御を従来よりもさらに高精
度に行わなければならない。特に、識別信号をランドと
グルーブの中間に配した場合、ビームスポットはその片
側しかプリピットにかからないため、ビームスポットが
トラック中心から識別信号が記録されてない側に少しで
もずれると、識別信号を検出できなくなるという課題が
ある。
【0013】本発明は、上記課題を解決することが可能
な光情報記録媒体、及び光学的情報記録・再生装置を提
供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の光情報記録媒体
は、隣接するグルーブトラックおよびランドトラックを
有し、該グルーブトラックおよび該ランドトラックに対
して情報の記録あるいは再生を行うことのできる光情報
記録媒体であって、該グルーブトラックおよび該ランド
トラックに関する識別情報を示すプリピット列が形成さ
れた識別信号領域と、該識別信号領域より該トラックに
沿って先行する位置に配置され、該グルーブトラックお
よび該ランドトラックの何れか一方の中心線に関して反
対側にシフトしたウォブルピットを有するサーボ制御領
域と、を備え、そのことにより上記目的が達成される。
【0015】前記ウォブルピットは、前記中心線に関し
て交互に反対側にシフトした複数対のピットを含んでい
てもよい。
【0016】好ましい実施形態では、前記複数対のピッ
トは再生同期信号を示す。
【0017】好ましい実施形態では、前記ウォブルピッ
トの始端を示す同期信号部が、前記ウォブルピットの直
前に配置されており、該同期信号部は、前記グルーブト
ラックまたは前記ランドトラックの中心線上に位置する
ピット列を含んでいる。
【0018】好ましい実施形態では、前記識別信号領域
において、前記プリピット列の少なくとも一部は、前記
グルーブトラックまたは前記ランドトラックの中心線か
らシフトした位置に形成されている。
【0019】好ましい実施形態では、前記識別信号領域
は、トラック識別信号を示すピットを含んでいる。
【0020】好ましい実施形態では、前記トラック識別
信号を示すピットは、前記グルーブトラックまたは前記
ランドトラックの中心線からシフトした位置に形成され
ている。
【0021】好ましい実施形態では、前記グルーブトラ
ックおよび前記ランドトラックは、複数のセクタに分割
されており、前記識別信号領域のプリビット列は、対応
するセクタのアドレス情報を示すアドレスピット列を含
んでいる。
【0022】前記グルーブトラックおよび前記ランドト
ラックは、ディスク基板上にスパイラル状もしくは同心
円状に形成されている。前記識別情報はトラック番号を
含んでいる。
【0023】好ましい実施形態では、前記識別信号を示
す前記プリピット列のうち、前記トラック番号を示す部
分は、前記グルーブトラックまたは前記ランドトラック
の中心線から該トラックを横切る方向にシフトしてい
る。
【0024】好ましい実施形態では、前記識別信号を示
す前記プリピット列のうち、前記グルーブトラックまた
は前記ランドトラックの中心線からシフトした位置に形
成されているプリピットのシフト量は、トラックのピッ
チの略4分の1である。
【0025】好ましい実施形態では、前記識別信号を示
す前記プリピット列の光学的な深さもしくは高さは、前
記グルーブトラックの深さと略等しい。
【0026】好ましい実施形態では、。前記識別信号を
示す前記プリピット列の光学的な深さもしくは高さは、
略λ/4(λは光ビームの波長)に等しい。
【0027】好ましい実施形態では、前記識別信号を示
す前記プリピット列の幅は、前記グルーブトラックの幅
に略等しい。
【0028】好ましい実施形態では、前記同期信号部の
ピット列もしくは前記識別信号を示すピット列の幅が、
前記グルーブトラックの幅より大きい。
【0029】好ましい実施形態では、前記サーボ制御領
域と前記識別信号領域との間に、ギャップ部が設けられ
ている。
【0030】ある実施形態では、書き換え可能な記録層
を備えており、該記録層は、アモルファス状態と結晶状
態とを取り得る相変化型材料から形成されている。
【0031】本発明の光情報記録再生装置は、隣接する
グルーブトラックおよびランドトラックを有し、該グル
ーブトラックおよび該ランドトラックに対して情報の記
録あるいは再生を行うことのできる光情報記録媒体であ
って、該グルーブトラックおよび該ランドトラックに関
する識別情報を示すプリピット列が形成された識別信号
領域と、該識別信号領域より該トラックに沿って先行す
る位置に配置され、該グルーブトラックおよび該ランド
トラックの何れか一方の中心線に関して反対側にシフト
したウォブルピットを有するサーボ制御領域とを備えた
光情報記録媒体に対して、光ビームを用いて、情報の記
録/再生を行う光情報記録再生装置であって、該光ビー
ムが該光情報媒体上に形成する光スポットが該トラック
上を移動している間に、該光スポットの該中心線からの
シフト量を検出し、該シフト量を示す第1の誤差信号を
出力する第1のトラッキング誤差検出回路と、該光スポ
ットが該サーボ制御領域を移動している間に、該ウォブ
ルピットからの反射光強度を検出し、該光スポットの該
中心線からのシフト量を検出し、該シフト量を示す第2
の誤差信号を出力する第2のトラッキング誤差検出回路
と、該第2の誤差信号に基づいて該第1の誤差信号を補
正した第3のトラッキング信号を出力する補正回路と、
該第3のトラッキング信号に基づいて、トラッキングを
行うトラッキング制御器とを備え、そのことにより上記
目的が達成される。
【0032】本発明の他の光情報記録再生装置は、隣接
するグルーブトラックおよびランドトラックを有し、該
グルーブトラックおよび該ランドトラックに対して情報
の記録あるいは再生を行うことのできる光情報記録媒体
であって、該グルーブトラックおよび該ランドトラック
に関する識別情報を示すプリピット列が形成された識別
信号領域と、該識別信号領域より該トラックに沿って先
行する位置に配置され、該グルーブトラックおよび該ラ
ンドトラックの何れか一方の中心線に関して反対側にシ
フトしたウォブルピットを有するサーボ制御領域とを備
え、該ウォブルピットの始端を示す同期信号部が、該ウ
ォブルピットの直前に配置されており、該同期信号部
は、前記グルーブトラックまたは前記ランドトラックの
中心線上に位置するピット列を含んでいる光情報記録媒
体に対して、光ビームを用いて、情報の記録/再生を行
う光情報記録再生装置であって、光源からの光ビームを
該光情報記録媒体に照射する光学系と、該光ビームが該
光情報記録媒体上に形成する光スポットを該トラックの
延びる方向に沿って相対的に移動させる移送手段と、該
光情報記録媒体からの該光ビームの反射光を、複数の受
光部で受光し、電気信号に変換して光検出信号として出
力する光検出手段と、該光検出信号から該識別信号を再
生する識別信号読み取り手段と、該光スポットが該トラ
ック上を移動している間に、該光スポットの該中心線か
らのシフト量を検出し、該シフト量を示す第1の誤差信
号を出力する第1のトラッキング誤差検出回路と、該光
スポットが該同期信号部上を移動するタイミングを該光
検出信号から検出し、該タイミングを示す基準信号を出
力する同期信号検出手段と、該光スポットが該サーボ制
御領域を移動している間に、該基準信号と該光検出信号
とに基づいて、該光スポットの該中心線からのシフト量
を検出し、該シフト量を示す第2の誤差信号を出力する
第2のトラッキング誤差検出回路と、該第1の誤差信号
および該第2の誤差信号に基づいて、第3の誤差信号を
出力する合成手段と、該第3の誤差信号に基づいて、該
光スポットが該トラック上を移動するように該移送手段
を制御するトラッキング制御手段とを備え、そのことに
より上記目的が達成される。
【0033】ある実施形態では、前記合成手段は、前記
第1の誤差信号に前記第2の誤差信号を加算した結果
を、前記第3の誤差信号として出力する。
【0034】ある実施形態では、前記合成手段は、前記
光スポットが前記識別信号領域を移動していることを検
出し、該光スポットが該識別信号領域を移動している
間、領域検出信号を出力する識別信号領域検出手段と、
該領域検出信号が出力されている間、該第3の誤差信号
を保持する誤差信号保持手段とを備えている。
【0035】ある実施形態では、前記第2のトラッキン
グ誤差検出手段は、前記基準信号が入力された時点から
第一の時間間隔後における前記光検出信号の直流成分
と、該時点から第二の時間間隔後における該光検出信号
の直流成分との差分をとり、該差分から前記第2の誤差
信号を生成する。
【0036】ある実施形態では、前記光検出手段は、反
射された前記光ビームを受光する面において、前記トラ
ックを横切る方向に対称に配置され、受光した光量を電
気信号に変換する2つの受光部を有し、前記第1のトラ
ッキング誤差検出手段は、該2つの受光部が出力する電
気信号の差を求める差演算手段を備え、前記第2のトラ
ッキング誤差検出手段は、該2つの受光部が出力する該
電気信号の和を求める和演算手段を備えている。
【0037】ある実施形態では、前記トラック上に情報
信号を記録する記録手段と、前記識別信号領域には該情
報信号を記録しないよう該記録手段を制御する記録制御
手段とを備えている。
【0038】本発明の更に他の光情報記録媒体は、隣接
するグルーブトラックおよびランドトラックを有し、該
グルーブトラックおよび該ランドトラックに対して情報
の記録あるいは再生を行うことのできる光情報記録媒体
であって、該グルーブトラックおよび該ランドトラック
に関する識別情報を示すプリピット列と、該ブリピット
列より該トラックに沿って先行する位置に配置され、該
プリピット列の識別情報を再生するための再生同期信号
を示す複数のピットとを備え、該再生同期信号を示す複
数のピットは、該グルーブトラックおよび該ランドトラ
ックの何れか一方の中心線に関してシフトしており、そ
のことにより上記目的が達成される。
【0039】ある実施形態では、前記グルーブトラック
および前記ランドトラックは、複数のセクタに分割され
ており、前記識別信号を示すプリビット列は、対応する
セクタのアドレス情報を示すアドレスピット列を含んで
いる。
【0040】ある隣接するグルーブトラックおよびラン
ドトラックを有し、該グルーブトラックおよび該ランド
トラックに対して情報の記録あるいは再生を行うことの
できる光情報記録媒体であって、該グルーブトラックお
よび該ランドトラックに関する識別情報を示すプリピッ
ト列と、該ブリピット列より該トラックに沿って先行す
る位置に配置され、該プリピット列の識別情報を再生す
るための再生同期信号を示す複数のピットと、を備え、
該再生同期信号を示す複数のピットは、該グルーブトラ
ックおよび該ランドトラックの何れか一方の中心線に関
してシフトしている、光情報記録媒体に対して、光ビー
ムを用いて、情報の記録/再生を行う光情報記録再生装
置であって、該再生同期信号を示す複数のピットからト
ラッキングオフセットを補償する回路を備え、そのこと
により上記目的が達成される。
【0041】本発明の他の光情報記録媒体は、ディスク
基板上に、スパイラル状もしくは同心円状に形成された
グルーブとランドの両方を情報トラックとし、複数の情
報トラックからなる少なくとも一つのゾーンからなる光
情報記録媒体であって、該グルーブを少なくとも1周期
蛇行させたサーボ制御領域と、識別信号を示すプリピッ
トが、隣合う該グルーブと該ランドの一組に対して一つ
配置され、該プリピットの一部もしくは全部の中心線
を、該グルーブまたは該ランドの中心線に対して、情報
トラックを横切る方向にずらした識別信号領域と、該識
別信号領域とは別に、光ビームの照射によって情報信号
が記録される情報信号領域を有し、そのことにより上記
目的が達成される。
【0042】本発明の更に他の光情報記録媒体は、隣接
するグルーブトラックおよびランドトラックを有し、該
グルーブトラックおよび該ランドトラックに対して情報
の記録あるいは再生を行うことのできる光情報記録媒体
であって、該グルーブトラックおよび該ランドトラック
に関する識別情報を示すプリピット列が形成された識別
信号領域と、光ビームの照射によって情報信号が記録さ
れる情報信号領域とを備え、該識別信号を示すプリピッ
ト列は、該隣接する2つのトラックからなる情報フィー
ルドの順番を示すフィールド番号を示すフィールド番号
プリピットと、該グルーブトラック及び該ランドトラッ
クのうちの何れのトラック上を光ビームのスポットが移
動しているかを検出するためのトラック識別プリピット
とを含んでおり、該フィールド番号プリピットは、該情
報フィールドに含まれる該2つのトラックの略境界線上
に形成されており、該トラックに垂直な方向に沿ったフ
ィールド番号プリピットの周期は、トラックピッチの2
倍に設定され、トラック識別プリピットは、隣り合う2
つの情報フィールドの略境界線上に形成されており、該
トラックに垂直な方向に沿った該トラック識別プリピッ
トの周期は、該トラックピッチの4倍に設定され、その
ことにより上記目的が達成される。
【0043】前記トラック識別プリピットは、前記フィ
ールド番号プリピット列と同一直線上に配置された第1
のトラック識別子と、該第1のトラック識別子に対し
て、トラック方向の前方に形成され、かつ、該トラック
に垂直な方向に沿って隣接する該第1のトラック識別子
の中間に配置された第2のトラック識別子とを含み、そ
のことにより上記目的が達成される。
【0044】ある実施形態では、アモルファス状態と結
晶状態との間で状態変化を起こす相変化型記録層を備え
ている。
【0045】本発明の光情報記録再生装置は、隣接する
グルーブトラックおよびランドトラックを有し、該グル
ーブトラックおよび該ランドトラックに対して情報の記
録あるいは再生を行うことのできる光情報記録媒体であ
って、該グルーブトラックおよび該ランドトラックに関
する識別情報を示すプリピット列が形成された識別信号
領域と、光ビームの照射によって情報信号が記録される
情報信号領域とを備え、該識別信号を示すプリピット列
は、該隣接する2つのトラックからなる情報フィールド
の順番を示すフィールド番号を示すフィールド番号プリ
ピットと、該グルーブトラック及び該ランドトラックの
うちの何れのトラック上を光ビームのスポットが移動し
ているかを検出するためのトラック識別プリピットとを
含んでおり、該フィールド番号プリピットは、該情報フ
ィールドに含まれる該2つのトラックの略境界線上に形
成されており、該トラックに垂直な方向に沿ったフィー
ルド番号プリピットの周期は、トラックピッチの2倍に
設定され、トラック識別プリピットは、隣り合う2つの
情報フィールドの略境界線上に形成されており、該トラ
ックに垂直な方向に沿った該トラック識別プリピットの
周期は、該トラックピッチの4倍に設定されている光情
報記録媒体に対して、光ビームを用いて、情報の記録/
再生を行う光情報記録再生装置であって、光源からの光
ビームを該光情報記録媒体に照射する光学系と、該光情
報記録媒体で反射された光ビームを受光し、電気信号に
変換して光検出信号として出力する光検出手段と、該光
検出信号から該識別信号を読み出し、少なくとも該フィ
ールド番号を出力する識別信号読み取り手段と、該トラ
ック識別プリピットからの信号を検出した場合に、識別
子検出信号を出力するトラック識別子検出手段とを備
え、そのことにより上記目的が達成される。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明による光情報記録媒
体および光学的情報記録・再生装置の実施例を説明す
る。
【0047】以下の各実施例においては、光情報記録媒
体として、反射係数によって記録を行う記録再生可能な
相変化型の記録材料を用いていた光ディスクの場合を取
り上げる。また、光ディスクの回転の制御方式として
は、角度速度一定(CAV:コンスタント・アンギュラ
ー・ベロシティの略)を用いた場合について説明する。
【0048】しかし、本発明に適用できる光情報記録媒
体は、少なくともランドとグルーブを記録対象とする光
学的記録媒体であれば良く、反射型に限らず透過型であ
っても良い。また、記録方式としては相変化型、光磁気
型、色素型等いわゆる光学的手段で情報を記録・再生で
きる媒体であれば良い。
【0049】(実施例1)図1を参照しながら、本発明
の第1の実施例を説明する。
【0050】図1は、本実施例の光ディスクの主要部の
平面拡大図である。
【0051】図1において、1、3、5及び7はグルー
ブ、2、4及び6はランドで、ランドとグルーブの幅は
お互いに等しくなっている。8はプリピット、9はビー
ムスポットである。
【0052】10に示した区間は同期信号部で、この区
間ではグルーブは形成されず、グルーブの延長線上にプ
リピットが形成される。この区間のプリピットは図に示
すとおり、他のプリピットよりも幅が広くなっている。
【0053】また、プリピットの深さはグルーブとラン
ドの高低差に等しくなっている。グルーブの深さは、光
学長で約λ/10から約λ/4(λは読み取りレーザ光
の波長)の間にすることができる。特に、特開平5ー2
82705号公報にあるように、隣接トラックからのク
ロストークを低減することができるので、グルーブの深
さは略λ/7から略λ/5が好適である。
【0054】11に示した区間はウォブルピット部で、
この区間でもグルーブは形成されず、各トラックの中心
線を境にして、トレース方向左右かつ前後にプリピット
が配置される。
【0055】ビームスポット9が矢印の方向にトレース
するとしたとき、先にビームスポット9が通過する方の
プリピットを、第1のウォブルピット、後に通過する方
を第2のウォブルピットと呼ぶことにする。
【0056】第1のウォブルピットと第2のウォブルピ
ットとは、隣合う情報トラックで共有されている。よっ
て、ランドをビームスポット9がトレースするときは、
第1のウォブルピット14はビームスポット9の進行方
向に対して左側に位置するが、グルーブをビームスポッ
ト9がトレースするときは、第1のウォブルピット14
はビームスポット9の進行方向に対して右側に位置する
ことになる。
【0057】反対に、ランドをビームスポット9がトレ
ースするときは、第2のウォブルピット15はビームス
ポット9の進行方向に対して右側に位置するが、グルー
ブをビームスポット9がトレースするときは、第2のウ
ォブルピット15はビームスポット9の進行方向に対し
て左側に位置することになる。そして、ビームスポット
9が第1のウォブルピット上にあるときの戻り光量と、
第2のウォブルピット上にあるときの戻り光量との差に
よって、トラッキング誤差量を検出することができる。
【0058】トラッキング誤差量が得られる理由は、例
えば特開昭61ー224145号公報に詳しい。
【0059】12に示した区間は識別信号部で、この区
間ではグルーブは形成されない。識別信号を表すプリピ
ットは、グルーブの中心線とランドの中心線の間に1ト
ラックおきに形成される。なお、本発明の識別信号と
は、情報記録媒体上のトラック及び/またはセクタの位
置情報、セクターマーク、基準同期信号等のいわゆる情
報記録媒体の識別信号に他ならない。
【0060】ビームスポットが識別信号領域を通過する
ときには、ランドとグルーブのどちらにおいても、ビー
ムスポットの一部がプリピット上を通過するため、反射
光量がプリピットによって変調を受ける。よって、ラン
ドにおいてもグルーブにおいても識別信号が再生可能と
なる。
【0061】本実施例では、主情報信号部13の直前に
ではなく、識別信号部12の前に、ウォブルピット部1
1が配置されており、このウォブルピット部11を利用
してトラッキング誤差信号の補正を行う。このため、識
別信号部12のプレピットによるトラッキング誤差信号
の乱れが生じる前に、トラッキング誤差信号の補正が開
始され、その結果、識別信号部12のプレピットによる
トラッキング誤差信号の乱れが極めて小さく抑えられ
る。
【0062】もし、識別信号部12の後にウォブルピッ
ト部11が配置されていると、識別信号部12のプレピ
ットによるトラッキング誤差信号の乱れが生じた後に、
トラッキング誤差の補正が開始されるため、充分な補正
が実行されない。また、このような場合、トラッキング
誤差の補正が完了しないうちに、光ビームのスポットは
主情報信号部13に到達するので、主情報信号部13の
先頭部では、トラッキングにズレが生じたままであるお
それがある。
【0063】13に示した区間は主情報信号部で、従来
の光ディスクと同じく、映像、音声もしくはコンピュー
タデータ等の情報信号に応じて記録ピットが形成され
る。19に示した一点鎖線は、各グルーブもしくはラン
ドの中心線である。また、ウォブルピット部11の前後
は、図に示すようにギャップG1及びG2が設けられて
いる。
【0064】本実施例の光ディスクは、トラック一周が
複数のセクタに分割され、各セクタの先頭に、図1に示
した同期信号部10、ウォブルピット部11、識別信号
部12が配されている。各セクターはCAV制御対応の
場合、ディスク半径方向に放射状に配置される。また、
複数のトラックをまとめて一つのゾーンにし、ディスク
全体を複数のゾーンに分割して、それぞれのゾーン内で
CAV制御を行うようにしてもよい。
【0065】次に、本実施例の光ディスクのトラックフ
ォーマットについて説明する。図2は情報トラックの構
成図である。同図において16はグルーブ、17はラン
ドである。各トラックは、1周ごとに情報トラック番号
がランドとグルーブを通して割り当てられている。
【0066】ビームスポットは、内周側から外周側へ時
計回りにトレースして行き、同図で情報トラック番号は
T、T+1、T+2、T+3、T+4で示している。
【0067】18は、各トラックは1周をN分割したセ
クタで、各々1番からN番までセクタ番号がつけられて
いる。
【0068】情報トラックは螺旋をなしているので、グ
ルーブでは、T番トラックのN番セクタとT+2番トラ
ックの1番セクタとがつながっている。また、ランドで
は、T+1番トラックのN番セクタとT+3番トラック
の1番セクタとがつながっている。これらの情報トラッ
ク番号及びセクタ番号は、前述のプリピットとしてディ
スク上に予め形成されている。
【0069】本実施例では、グルーブの情報トラックの
アドレスデータをプリピットとして記録してある。ラン
ドの情報トラックをトレースしているときは、プリピッ
トを再生したアドレスデータのトラック番号に1を加え
るだけで、現在の位置情報を得ることができる。また、
セクタ番号は半径方向に隣合うセクタ同士で同一である
ので、グルーブとランドの情報トラックでプリピットを
再生した信号をそのまま位置情報として使用できる。
【0070】図3は、1セクタあたりの識別信号のフォ
ーマット説明図である。同図に示すように、1つのセク
タは同期信号部、ウォブルピット部、識別信号部及び主
情報信号領域から成り、識別信号領域はセクタマーク、
同期パターン、アドレスマーク、トラック番号及びセク
タ番号の各ブロックからなっている。各ブロックの働き
は次の 1)セクタマーク:各セクタの先頭であることを示す 2)同期用パターン:アドレスデータ再生用のクロック
を生成させる 3)アドレスマーク:アドレスデータが始まることを示
す 4)トラック番号、セクタ番号:アドレスデータを示す 通りである。このうち、セクタマーク、同期用パター
ン、およびアドレスマークはすべてのセクタで同一であ
る。
【0071】次に、図4を参照しながら、本実施例の光
ディスクに情報信号を記録、再生もしくは消去すること
のできる光学的情報記録・再生装置を説明する。
【0072】図4の光ディスク21は、前記構造を有し
ており、ランド及びグルーブから形成された情報トラッ
ク22を備えている。この光学的情報記録・再生装置に
よれば、光ディスク21に対して情報を記録し、または
再生することができる。
【0073】まず、光ヘッド29の構成を説明する。光
ヘッド29は、半導体レーザ素子23と、半導体レーザ
23が出射されたレーザ光を平行光にするコリメートレ
ンズ24と、ハーフミラー25と、ハーフミラー25を
通過した平行光を光ディスク21の情報面に集光させる
対物レンズ26と、対物レンズ26及びハーフミラー2
5を経た光ディスク21からの反射光を受光する光検出
器27と、対物レンズ26を支持するアクチュエータ2
8とを備えている。光検出器27は、トラッキング誤差
信号を生成するため、ディスクのトラック方向と平行に
2分割された2つの受光部27a及び27bを有してい
る。これらの素子は、図示しないヘッドベースに取り付
けられている。
【0074】光ピックアップ29からの出力(光検出器
27の受光部27a及び27bから出力された検出信
号)は、差動アンプ30及び加算アンプ37に入力され
る。差動アンプ30の出力は、ローパスフィルタ(LP
F)31に入力される。LPF31は、差動アンプ30
の出力する差信号を受け取り、信号S1として極性反転
回路32に出力する。極性反転回路32は、LPF31
の出力する信号S1と、後述するシステムコントローラ
56からの制御信号L4とを受け取り、合成回路33へ
信号S2を出力する。
【0075】他方、加算アンプ37の出力(和信号)
は、ハイパスフィルタ(HPF)38に入力される。H
PF38は、和信号の高周波成分を第1の波形整形回路
39、第2の波形成形回路42および同期信号検出回路
45に出力する。第1の波形整形回路39は、HPF3
8から和信号の高周波成分を受け取り、ディジタル信号
を後述する再生信号処理回路40に出力する。再生信号
処理回路40は、再生された情報信号を出力端子41へ
出力する。第2の波形整形回路42は、HPF38から
和信号の高周波成分を受け取り、ディジタル信号を後述
するアドレス再生回路43に出力する。アドレス再生回
路43は、第2の波形整形回路42からディジタル信号
を受け取り、第1のアドレスデータを後述するアドレス
算出回路44に出力する。アドレス算出回路44は、ア
ドレス再生回路43から第1のアドレスデータと、シス
テムコントローラ56とから制御信号L1とを受け取
り、システムコントローラ56へ第2のアドレスデータ
を出力する。
【0076】同期信号検出回路45は、HPF38から
和信号の高周波成分を受け取り、同期検出信号をタイミ
ング発生回路46に出力する。タイミング発生回路46
は、同期信号検出信号が受け取り、サンプルホールド回
路47へタイミングパルスを出力する。サンプルホール
ド回路47は、加算アンプ37から和信号と、タイミン
グ発生回路46からタイミングパルスとを受け取り、補
正信号生成回路48へサンプリング信号を出力する。補
正信号生成回路48は、サンプルホールド回路47から
サンプリング信号を受け取り、合成回路48へ補正信号
S4を出力する。
【0077】合成回路33は、極性反転回路32からの
信号S2と、補正信号生成回路48からの信号S4とを
受け取り、トラッキング制御回路34に信号S3を出力
する。
【0078】トラッキング制御回路34は、合成回路3
3の出力信号S3とシステムコントローラ56からの制
御信号L1とを受け取り、第1のセレクタ35の2つの
入力端子の内の一つへトラッキング制御信号を出力す
る。第1のセレクタ35は、トラッキング制御回路34
からトラッキング制御信号と、ジャンプパルス発生回路
49から駆動パルスと、システムコントローラ56から
制御信号L5とを受け取り、駆動回路36及びトラバー
ス制御回路50へ駆動信号を出力する。
【0079】駆動回路36は、第1のセレクタ35から
駆動信号が入力され、アクチュエータ28に駆動電流を
出力する。
【0080】記録マークによる主情報信号とプリピット
による識別信号の再生振幅とは異なるので、第1の波形
整形回路39と第2の波形整形回路42との増幅率は異
ならせてある。
【0081】ジャンプパルス発生回路49は、システム
コントローラ56から制御信号L6を受け取り、駆動パ
ルスを第1のセレクタ35に出力する。
【0082】トラバース制御回路50は、システムコン
トローラ56から制御信号L2と、第1のセレクタ35
からトラッキング制御信号とを受け取り、トラバースモ
ータ51に駆動電流を出力する。
【0083】トラバースモータ51は、光ヘッド29を
光ディスク21の半径方向に移動させるモータである。
また、スピンドルモータ52は、光ディスク21を回転
させるモータである。
【0084】記録信号処理回路53は、外部入力端子5
4から映像音声やコンピュータデータなどの情報信号
と、システムコントローラ56から制御信号L3とが入
力され、記録信号を後述するレーザ駆動回路55に出力
する。レーザ駆動回路55は、システムコントローラ5
6より制御信号L3と、記録信号処理回路53より記録
信号とを受け取り、半導体レーザ23に駆動電流を出力
する。
【0085】システムコントローラ56は、アドレス算
出回路44から第2のアドレスデータを受け取り、トラ
ッキング制御回路34、トラバース制御回路50、記録
信号処理回路53、レーザ駆動回路55、極性反転回路
32、アドレス算出回路44、第1のセレクタ35及び
ジャンプパルス発生回路49に制御信号L1〜L6を出
力する。
【0086】図4を参照しながら、上記光学的情報記録
・再生装置の動作を説明する。
【0087】まず、情報信号の再生時の動作について説
明する。
【0088】レーザ駆動回路55は、システムコントロ
ーラ56からの制御信号L3によって再生モードとな
り、半導体レーザ23へ駆動電流を流して一定の強度で
発光させる。一方、トラバース制御回路50は、システ
ムコントローラ56からの制御信号L2に応じ、トラバ
ースモータ51に駆動電流を出力し、光ヘッド29を目
標トラックまで移動させる。
【0089】半導体レーザ23から放射されたレーザビ
ームは、コリメートレンズ24によって平行光にされ、
ビームスプリッタ25を経て対物レンズ26によって光
ディスク21上に収束される。
【0090】光ディスク21によって反射された光ビー
ムは、回折によって情報トラック22の情報を持ち、対
物レンズ26を経てビームスプリッタ25によって光検
出器27上に導かれる。
【0091】受光部27a及び27bは、入射した光ビ
ームの光量変化を電気信号に変換し、それぞれ差動アン
プ30及び加算アンプ37に出力する。差動アンプ30
は、それぞれの入力電流をI−V変換した後差動をとっ
て、差信号として出力する。
【0092】LPF31は、この差動信号から低周波成
分を抜き出し、信号S1として極性反転回路32へ出力
する。極性反転回路32は、システムコントローラ56
から入力される制御信号L4に応じて、信号S1をその
まま通過させるか、正負の極性を反転させて、信号S2
として合成回路33に出力する。
【0093】ここでは、記録もしくは再生したいトラッ
クが、グルーブである時にはそのまま通過させ、ランド
であるときには反転させるものとする。
【0094】合成回路33は、信号S2に補正信号生成
回路48からの信号S4を加えて、トラッキング制御回
路34に信号S3として出力する。ここで、信号S2は
いわゆるプッシュプル信号で、情報面に集光されたビー
ムスポットと情報トラックとの間のトラッキング誤差量
に対応している。信号S4については後に説明するが、
プッシュプル信号のオフセット量に対応し、合成回路3
3は信号S2に含まれる不必要なオフセット成分を、信
号S4を加えることによってキャンセルする。
【0095】トラッキング制御回路34は、入力された
信号S3のレベルに応じ、第1のセレクタ35を介して
駆動回路36にトラッキング制御信号を出力し、駆動回
路36は、この信号に応じてアクチュエータ28に駆動
電流を流し、対物レンズ26を情報トラック22を横切
る方向に位置制御する。これにより、ビームスポットが
情報トラック22上を正しく走査する。
【0096】また、トラバース制御回路50は、トラッ
キング制御信号を入力され、その低域成分に応じて、ト
ラバースモータ51を駆動し、再生の進行に沿って光ヘ
ッド29を半径方向に徐々に移動させる。
【0097】ここで、第1のセレクタ35は、システム
コントローラ56からの制御信号L5によって、駆動回
路36の入力側とジャンプパルス発生回路49の出力側
とを接続している。制御信号L5は、第1のセレクタ3
5に、ビームスポットを情報トラック間で移動すると
き、即ち、トラックジャンプさせるときのみ駆動回路3
6の入力側をジャンプパルス発生回路49に接続させ、
その他のときはトラッキング制御回路34に接続させ
る。
【0098】一方、ビームスポットがディスク上で正し
く焦点を結ぶように、図示しないフォーカス制御回路に
より、対物レンズ26はディスク面と垂直方向に位置制
御される。
【0099】ビームスポットが情報トラック22上に正
しく位置決めされると、加算アンプ37は受光部27a
及び27bの出力電流をI−V変換した後加算し、和信
号としてHPF38に出力する。
【0100】HPF38は、和信号から不要な低周波成
分をカットし、再生信号である主情報信号とアドレス信
号とをアナログ波形のまま通過させ、第1の波形整形回
路39、第2の波形整形回路42及び同期信号検出回路
45へ出力する。
【0101】第2の波形整形回路42は、アナログ波形
のアドレス信号を、第2のしきい値でデータスライスし
てパルス波形とし、アドレス再生回路43に出力する。
【0102】アドレス再生回路43は、入力されたディ
ジタルのアドレス信号を復調し、第1のアドレスデータ
としてアドレス算出回路44に出力する。
【0103】アドレス算出回路44は、制御信号L4か
ら現在ビームスポットが走査しているトラックがランド
であるかグルーブであるかを識別し、ランドであれば第
1のアドレスデータのトラック番号に1を加えて、セク
タ番号とともに第2のアドレスデータとしてシステムコ
ントローラ56に出力する。
【0104】第1のシステムコントローラ56は、この
第2のアドレス信号を基に、現在ビームスポットが目標
ののアドレスにあるかどうかを判断する。目標のアドレ
スであれば、制御信号L4及びL5等をそのまま維持
し、引き続きビームスポットに主情報信号部をトレース
させる。ビームスポットが主情報信号部をトレースして
いるときは、第1の波形整形回路39は、光検出器2
7、加算アンプ37及びHPF38を通じて入力された
アナログ波形の主情報信号を、第1のしきい値でデータ
スライスしてディジタル信号とし、再生信号処理回路4
0へ出力する。
【0105】再生信号処理回路40は、入力されたディ
ジタルの主情報信号を復調し、以後誤り訂正などの処理
を施して映像音声信号等として、出力端子41へ出力す
る。
【0106】ビームスポットが同期信号部を通過すると
きは、同期信号検出回路45は、光検出器27、加算ア
ンプ37及びHPF38を通じて入力された再生信号か
ら同期信号を検出し、同期検出信号をタイミング発生回
路46に出力する。タイミング発生回路46は、同期検
出信号が入力されると、一定の時間差をおいて2つのタ
イミングパルスT1及びT2をサンプルホールド回路4
7に出力する。
【0107】ここで、T1は、ビームスポットが第1の
ウォブルピット14のちょうど真上にくるときに出力さ
れ、T2は、ビームスポットが第2のウォブルピット1
5のちょうど真上にくるときに出力されるよう、光ディ
スク21上の同期信号と第1及び第2のウォブルピット
との間の距離と、ビームスポットの通過速度とを考慮し
て予め決められている。
【0108】また、図1におけるギャップAG1は、ビ
ームスポット9が同期信号部10を通過した後、同期信
号を検出してタイミングパルスを出力するまでにビーム
スポットが通過する距離だけとられている。
【0109】サンプルホールド回路47は、T1及びT
2が入力されると、その時点で加算アンプ37から入力
された和信号の電圧値をサンプルホールドし、それぞれ
サンプリング信号SP1及びSP2として補正信号生成
回路48へ出力する。
【0110】補正信号生成回路48は、SP1とSP2
の差をとり、一定の増幅率G1で増幅もしくは減衰さ
せ、合成回路33へ補正信号S4として出力する。合成
回路33は、極性反転回路32から入力されたプッシュ
プル信号S2に、補正信号S4を加えて残留オフセット
成分をキャンセルし、より精度の良いトラッキング誤差
信号であるS3としてトラッキング制御回路34に出力
する。
【0111】ここでキャンセルされる残留オフセット成
分は、例えばディスクの半径方向の傾き等によって生じ
る、S2のDCオフセットでこれが存在すると、S2の
みを用いたトラッキング制御では、ビームスポットとト
ラック中心線とのずれを完全には解消できない。S3は
ビームスポット9が識別信号部12を通過し終わるまで
の間、通過し始める直前の値に保持される。これによ
り、識別信号部での、プリピットのビームスポットに対
するずれに起因したトラッキング誤差信号の大きな変動
を防ぐことができる。従って、ビームスポット9は、情
報トラック中心19上を安定にかつ高精度にトレースす
る。しかも、補正信号S4による残留オフセットの補正
は、ビームスポットが識別信号部に到達する前に行われ
るので、識別信号を安定に読み出すことができる。
【0112】なお、図1におけるギャップG2は、ビー
ムスポット9が第2のウォブルピット15を通過した
後、合成回路33が補正信号S4を出力するまでの間
に、ビームスポット9が通過する距離だけとられてい
る。こうすることで、トラッキング制御の残留オフセッ
トが取り除かれた後に、ビームスポット9が識別信号部
12をトレースし始めることになるので、識別信号部1
2の先頭の部分がオフトラックのために誤検出されるこ
とを避けることができる。
【0113】記録時においては、システムコントローラ
56は、制御信号L3によって記録信号処理回路53及
びレーザ駆動回路55に記録モードであることを知らせ
る。記録信号処理回路53は、外部入力端子54から入
力された映像音声信号やコンピュータデータなどに誤り
訂正符号等を付加し、符号化された記録信号としてレー
ザ駆動回路55に出力する。制御信号L3によってレー
ザ駆動回路55が記録モードに設定されると、レーザ駆
動回路55は、記録信号に応じて半導体レーザ23に印
可する駆動電流を変調する。これによって、光ディスク
21上に照射されるビームスポットが記録信号に応じて
強度変化し、記録ピットが形成される。
【0114】一方、再生時には、制御信号L3によって
レーザ駆動回路55は再生モードに設定され、半導体レ
ーザ23を記録モードの時よりも弱い一定の強度で発光
するよう駆動電流を制御する。
【0115】以上の各動作が行われている間、スピンド
ルモータ52は、光ディスク21を一定の角速度で回転
させる。
【0116】次に、ビームスポットを目標のアドレスに
移動させる動作(以後シークと呼ぶ)について、さらに
詳細に説明する。記録/再生を開始するアドレスが指定
されると、システムコントローラ56は、指定されたア
ドレスのセクタがランドにあるセクタかグルーブにある
セクタかを、アドレスマップ等を参照して判定し、判定
信号をL4として出力する。
【0117】ここでは、グルーブの時はL4はLoレベ
ルに、ランドの時はL4はHiレベルになると仮定す
る。開始アドレスがランド内のアドレスの時は、極性反
転回路32は入力信号を極性反転させ、グルーブ内のア
ドレスの時は極性を変えずに出力する。また、第1のセ
レクタ35に制御信号L5を通じ、駆動回路36の入力
先としてトラッキング制御回路34を選択させる。この
ときには、トラッキング制御回路34は、制御信号L1
によってトラッキング制御信号を出力しない状態になっ
ている。
【0118】次に、トラバース制御回路50に制御信号
L2を送ってトラバースモータ51を駆動させ、粗いシ
ークが行われる。この移動は、例えば移動前のアドレス
値と目標のアドレス値との差から両者の間のトラック本
数を予め計算しておき、移動中にトラッキング誤差信号
から得られる横断トラック本数と比較することにより行
われる。
【0119】次に、制御信号L1によってトラッキング
制御回路34に、駆動回路36及びトラバース制御回路
50へトラッキング制御信号を出力させ、ビームスポッ
トをランドもしくはグルーブ上にトレースさせる。トラ
ッキング引き込みが完了すると、識別信号部からのアド
レスデータの再生が行われる。すなわち、光検出器2
7、加算アンプ37、HPF38、第2の波形整形回路
42、アドレス再生回路43を通じ、第1のアドレスデ
ータがアドレス算出回路44に入力される。
【0120】アドレス算出回路44は、信号L4がLo
のときは、入力された第1のアドレスデータを現在のア
ドレスとみなし、第2のアドレスデータとしてシステム
コントローラ56に出力する。一方、信号L4がHiの
ときは、アドレスデータのトラック番号に1を加算し、
第2のアドレスデータとしてシステムコントローラ56
に出力する。
【0121】システムコントローラ56は、第2のアド
レスデータと目標アドレス値とを比較し、両者のトラッ
ク番号の差が1トラック以上あるときは、制御信号L5
を通じて第1のセレクタ35にジャンプパルス発生回路
49の出力と駆動回路36の入力とを接続させる。ま
た、制御信号L2を通じてトラバース制御回路50に、
トラバースモータ51へ駆動信号を出力しない状態にす
る。続いて、信号L6を通じてジャンプパルス発生回路
49に、トラック番号差に対応した駆動パルスを駆動回
路36に出力させる。
【0122】駆動回路36は、駆動パルスに対応した駆
動電流をアクチュエータ28に流し、ビームスポットに
指定された本数だけトラックジャンプさせる。指定され
た本数のジャンプが完了すると、トラッキング引き込み
が行われ、再びアドレスデータの再生が行われ、ディス
クの回転によりビームスポットが目標のセクタに到達し
た後、このセクタ以降に情報信号の記録もしくは再生が
行われる。
【0123】本実施例の光ディスクの製造は、例えば特
開昭50−68413号公報に記載された方法を応用す
ることにより実現できる。本実施例の光ディスクを製造
する装置を、図を用いて簡単に説明する。図5はその構
成を示すブロック図である。
【0124】60はレーザ光源のような放射ビーム源
で、十分なエネルギーの放射ビーム61を放射する。放
射ビーム61は光強度変調器62、光偏向器63、ミラ
ープリズム64を経て、対物レンズ65によって微小放
射ビームスポットに収束される。光ディスク基板などの
記録担体66には、放射ビーム感知層67として例えば
フォトレジスト層を塗布する。
【0125】光強度変調器62は、識別信号発生器68
から増幅器69を介して入力された識別信号に応じ、放
射ビーム61を遮断する。よって、識別信号発生器68
から出力された識別信号は放射ビームパルスに変換さ
れ、放射ビーム感知層67上の感光ピット列に変換され
ることになる。識別信号発生器68は、ゲート信号発生
器70からのゲートパルスが入力されたときに識別信号
を発生する。光強度変調器62は、例えば電圧が印加さ
れると、放射ビームの偏向方向を回転させる光電結晶、
及び偏向面の方位の変化を光強度変化に変換する検光子
で構成することができる。
【0126】また、光偏向器63は、増幅器71を介し
て接続されたゲート信号発生器70からのゲートパルス
が入力された間だけ、微小ビームスポットが記録担体上
で、半径方向の向きに一定の幅だけ変位するよう、放射
ビーム61の角度を極めて小さい角度だけ変化させる。
【0127】ゲート信号発生器70は、記録担体66を
回転させるモータ72から出力される回転位相信号に同
期して、所定の周期で識別信号部の長さに等しいゲート
パルスを、識別信号発生器68及び増幅器71に出力す
る。これにより、ゲートパルスが発生されていない間
は、放射ビーム感知層67上に連続トラックが書き込ま
れ、ゲートパルスが発生したときに、先の連続トラック
に対して半径方向に一定量ずれた位置に、識別信号がピ
ット列として書き込まれる。
【0128】このように、連続トラックと識別信号のプ
リピット列とを、一連の動作で放射ビーム感知層67上
に書き込むことができる。すなわち、識別信号は、連続
トラックの断続で表される。また、同期信号部10のプ
リピットのように、大きなプリピット8を形成したいと
きは、放射ビーム61の強度をそのときだけ一定量増し
てやればよい。書き込んだ後はエッチング、転写、成形
などの段階を経てディスク基板が完成する。
【0129】(実施例2)なお、図1に示した本実施例
の光ディスクでは、ウォブルピット部11の前後にそれ
ぞれギャップG1及びG2を設けていたが、図6に示す
ように、ギャップG2を設ける代わりに、ギャップG2
のないウォブルピット部11と識別信号部12の幅広ビ
ットのセクタマークブロック81を隣接させても良い。
【0130】セクタマークは固定パターンであるから、
隣接トラック間で同一である。従って、ビームスポット
9がトラック中心からずれると、隣のセクタマークにビ
ームスポットが掛かるようになるので、セクタマークを
誤検出する可能性は少ない。また、ビームスポット9が
セクタマークのブロックを通過し終わるまでの間に、合
成回路33が信号S3を出力して、トラッキング制御の
残留オフセットを解消することができる。セクタマーク
のプリピットを、同図の様に幅広ピット81にすれば、
セクタマークの検出はさらに確実になる。
【0131】なお、図3で示した識別信号部の各ブロッ
クの内、同期用パターン、アドレスマーク、セクタ番号
も、隣接するトラック同士で同一パターンである。よっ
て、これらも幅広ピットにすることで、検出を確実にす
ることができる。
【0132】(実施例3)また、ウォブルピットをグル
ーブ及びランドからなる主情報信号部の直後に設けても
良い。図7は、その一例である。82は、ウォブルピッ
ト部で、第1のウォブルピット及び第2のウォブルピッ
トからなるペアが複数個、同図では4組含まれている。
最初の一組は図1の同期信号部10の役割を果たすよう
になっている。2つのウォブルピットはそれぞれ両隣の
情報トラックとの中間に配置され、ビームスポットの半
分がこれらのウォブルピットに掛かるので、識別信号部
12のプリピットと同様に検出可能である。
【0133】同期信号用のプリピットをウォブルピット
とすることで、図1のように幅広ピットにする必要がな
くなる。よって、ディスクの作製が比較的容易となる。
【0134】また、複数のウォブルピットを用い、トラ
ッキング制御の残留誤差の検出を複数回行うようにして
もよい。この場合、残留オフセットの検出精度が向上す
るので、ビームスポットがトラック中心をさらに正確に
トレースでき、トラッキング制御の安定性及び識別信号
の読み取り精度が増す。
【0135】また、本実施例の光ディスクでは、識別信
号部12のプリピットはランドとグルーブの中心線のち
ょうど中間に設けられていたが、必ずしもちょうど中間
でなくてもよい。
【0136】このときは、識別信号の再生波形の振幅が
ランドとグルーブとで異なる。第2の波形整形回路にお
けるデータスライスのしきい値を、ランドとグルーブと
で2つのレベルの間で切り替えることにより、どちらに
おいても適切に波形整形が可能になる。
【0137】例えば、プリピットが中間よりランド側に
偏るようにディスク基板が作製されれば、ランドの情報
トラックにおける識別信号の再生振幅がグルーブより大
きくなるので、しきい値を高くすることが望ましい。
【0138】このような光ディスクでは、識別信号部1
2のプリピットが、ランドとグルーブとのちょうど中間
にある場合よりも、プッシュプル信号の乱れが少ないの
で、トラッキング制御が安定になる。
【0139】さらに、本実施例の光ディスクではトラッ
キング制御の残留オフセットを検出するために、ディス
ク上にウォブルピットを設けたが、グルーブを左右に蛇
行させてもよい。
【0140】(実施例4)蛇行した部分をビームスポッ
トが走査するときの、蛇行による戻り光の変調成分を利
用しても、ビームスポットと情報トラックとのズレ量を
検出することができる。以下、図を用いて説明する。
【0141】図8は、グルーブを蛇行させた光ディスク
の主要部の平面拡大図である。同図において83で示し
たは同期信号部で、84で示した区間はウォブルグルー
ブ部であり、どちらもグルーブを蛇行させている。
【0142】蛇行の周期は、前者は図1の同期信号部1
0及びウォブルピット部11のプリピットの代わりに、
グルーブを左右に蛇行させている。
【0143】ビームスポット9の中心がグルーブの中央
もしくはランドの中央に一致しているときに反射光量は
最大となるので、左右に蛇行したグルーブからの反射光
量をサンプリングして比較することで、ウォブルピット
と同様にトラッキング制御の残留オフセットを検出する
ことができる。しかも、その間もグルーブが途切れない
ので、反射光量に大きな変動がなく、トラッキング制御
がさらに安定になるという効果がある。
【0144】同期信号の検出は、一方向への蛇行である
から、プッシュプル信号をモニタすればよい。また、ウ
ォブルグルーブ部における蛇行は複数回繰り返しても良
い。サンプリングを複数回行うことで、残留オフセット
の検出精度が向上する。
【0145】なお、図8のグルーブが蛇行してトラック
中心からずれている長さWtは、ビームスポットの直径
よりも長く、トラッキング制御が追従可能な長さよりも
短いことが望ましい。前者よりも短いと反射光量の変調
度が小さくなり、後者よりも長いとビームスポットがグ
ルーブもしくはランドに沿って蛇行してしまうので、や
はり変調度が小さくなるからである。
【0146】一方、同図にグルーブの蛇行の振幅Wr
は、グルーブピッチの1/4以下、望ましくは1/4が
良い。
【0147】また、残留オフセットのサンプリングを行
うタイミング検出を、同期信号部83の同期信号の検出
によって行う代わりに、ウォブルグルーブ部84におけ
るグルーブの蛇行を、プッシュプル信号で検出し、加算
アンプ37の出力を同期検波しても良い。この場合は、
同期信号部83が不必要になるので、その分だけ主情報
信号部13を増やすことができ、光ディスクの容量を増
加できるという利点がある。
【0148】なお、光ディスク基板としては、ガラス、
ポリカーボネート、アクリルなどがあるが、好ましく
は、アクリルが望ましい。特開平6−338064号公
報において、本発明者が説明したように、書換可能型記
録媒体のランドとグルーブの両方に情報を記録するとき
には、隣接トラックへの熱拡散が大きな課題となる。グ
ルーブのエッジを急峻にすると、記録層がエッジの部分
で断絶するか、もしくは極端に薄くなるので、熱拡散を
抑制することができる。アクリルは転写性が良く、エッ
ジが急峻なグルーブを作ることが可能である。
【0149】また、以上の実施例におけるプリピットの
深さは、グルーブの深さと同一として説明したが、異な
る深さにしても良い。特にλ/4にすれば、ビームスポ
ットの回折効果が大きくなるため、識別信号等の変調度
が高くなるという優れた効果がある。
【0150】(実施例5)図11は、本発明による光情
報記録媒体の第5の実施例の主要部を示す拡大平面図で
ある。図11に示すように、ディスク基板上には、情報
トラックとしてグルーブ101、103、105、10
7・・・とランド102、104、106、108・・
・がスパイラル状に交互に形成されている。ここで、グ
ルーブ101、103、105、107・・・とランド
102、104、106、108・・・の幅は略等しく
なるように設定されている。読み取りレーザ光の波長を
λとしたとき、グルーブ101、103、105、10
7・・・の深さは、光学長で約λ/10から約λ/4の
間に設定される。特に、グルーブ101、103、10
5、107・・・の深さを約λ/7から約λ/5の間に
設定すれば、隣接する情報トラックからのクロストーク
を低減することができるので好ましい(特開平5ー28
2705号公報)。
【0151】111に示す区間は識別信号部である。こ
の識別信号部1111にはグルーブは形成されておら
ず、識別信号を表すプリピット109が、グルーブの中
心線115とランドの中心線115との間に1トラック
おきに形成されている。ここで、プリピット109の深
さは、グルーブとランドの高低差に等しくなるように設
定されている。トラックは、ランドもしくはグルーブを
指すので、トラックピッチはグルーブピッチの半分の値
となる。識別信号とは、トラック及び/又はセクタの位
置情報、セクタマーク、基準同期信号等のいわゆる光デ
ィスクの識別信号に他ならない。
【0152】識別信号を表すプリピット109をグルー
ブの中心線115とランドの中心線115との間に1ト
ラックおきに形成したことにより、ビームスポット11
0が識別信号部111を通過するときには、ランドとグ
ルーブのどちらにおいても、ビームスポット110の一
部がプリピット109の上を通過するため、プリピット
109によって反射光量が変調される。その結果、ラン
ドにおいてもグルーブにおいても、識別信号が再生され
る。
【0153】112に示す区間は、識別信号部111に
含まれるフィールド番号部である。ここで、フィールド
とは、隣接する一対のランドとグルーブとをひとまとめ
にして表すものとし、1つのフィールドには1つのフィ
ールド番号が、光ディスクの内周側もしくは外周側から
順番に付与されているものとする。図1においては、グ
ルーブ101とランド102をまとめてフィールド11
6、グルーブ103とランド104をまとめてフィール
ド117、グルーブ105とランド106をまとめてフ
ィールド118、グルーブ107とランド108をまと
めてフィールド119としている。すなわち、フィール
ド番号部112内のプリピット109は、同一のフィー
ルドに属するランドとグルーブの境界線上に形成されて
いる。
【0154】113に示す区間は、識別信号部111に
含まれるトラック識別部である。トラック識別部113
においては、少なくとも1個のトラック識別用プリピッ
ト124が、フィールド番号部112内のプリピット列
の中間に、1フィールドおきに形成されている。すなわ
ち、トラック識別部113においては、2つのフィール
ドの境界線上にトラック識別用のプリピット124が配
置されている。トラック識別部113にトラック識別用
プリピット124を配置することにより、ビームスポッ
ト110がランドとグルーブのどちらをトレースしてい
るかを、ビームスポット110の反射光によって判別す
ることができる。その理由については後で詳細に説明す
る。
【0155】114に示す区間は主情報信号部である。
この主情報信号部114には、従来の光ディスクと同様
に、映像、音声もしくはコンピュータデータ等の情報信
号に応じてアモルファス状態の記録ピットが形成され
る。
【0156】次に、本実施例の光ディスクにおけるトラ
ックフォーマットについて説明する。
【0157】図12は本実施例の光ディスクにおける情
報トラックの構成図である。図12に示すように、グル
ーブ120とランド121はスパイラル状に交互に形成
されている。各トラックには、1周ごとにフィールド番
号が割り当てられており、このフィールド番号は内周側
から外周側に向かって1ずつ増加する(フィールド番
号:M−1、M、M+1、M+2)。ビームスポット
は、例えば、内周側から外周側へ時計回りにトレースし
て行く。122は、各トラックの1周をN分割したセク
タであり、各々1番からN番までセクタ番号が付与され
ている。本実施例においては、グルーブ120とランド
121はスパイラル状に形成されているので、M番フィ
ールドのN番セクタとM+1番フィールドの1番セクタ
とは繋がっている。
【0158】以上のフィールド番号及びセクタ番号は、
プリピット109、124として図11における識別信
号部111に形成される。CAV制御対応の場合、各セ
クタは光ディスクの半径方向に放射状に配置される。
尚、複数のトラックをまとめて1つのゾーンとし、光デ
ィスク全体を複数のゾーンに分割して、それぞれのゾー
ン内でCAV制御を行うようにしてもよい。
【0159】図13は1セクタ当たりの識別信号のフォ
ーマット説明図である。図13に示すように、1つのセ
クタは識別信号部と主情報信号部とからなり、識別信号
部はセクタマーク、同期用パターン、アドレスマーク、
フィールド番号、セクタ番号及びトラック識別部の各ブ
ロックにより構成されている。各ブロックの働きは次の
通りである。
【0160】(1)セクタマーク:各セクタの先頭であ
ることを示す。
【0161】(2)同期用パターン:アドレスデータ再
生用のクロックを生成させる。
【0162】(3)アドレスマーク:アドレスデータが
始まることを示す。
【0163】(4)フィールド番号、セクタ番号:アド
レスデータを示す。
【0164】(5)トラック識別部:ランドとグルーブ
を区別する。
【0165】これらのうち、セクタマーク、同期用パタ
ーン及びアドレスマークはすべてのセクタで同一であ
る。従って、これらのブロックでは、ビームスポットが
トラックの中心からずれても、隣のトラックの同一パタ
ーンのプリピットにビームスポットが掛かることとなる
ので、これらの信号を誤検出する可能性は少ない。ま
た、プリピットを幅広ピットにすれば、検出精度はさら
に向上する。
【0166】以下に、図11に示した本実施例の光ディ
スクにおいて、ビームスポットがランドとグルーブのど
ちらをトレースしているかを、どのようにして判別する
ことができるかについて説明する。
【0167】図14(a)は本実施例の光ディスクにお
ける識別信号部の拡大図、図14(b)は識別信号部を
ビームスポットがトレースしたときの反射光量の波形図
である。図14(a)において、101、103、10
5、107・・・はグルーブ、102、104、10
6、108・・はランド、116、117、118、1
19はフィールド、109、110、112、113及
び124はそれぞれフィールド番号を表すプリピット、
ビームスポット、フィールド番号部、トラック識別部及
びトラック識別用プリピットであり、図11に示した同
番号のものと同じものである。また、a及びcはグルー
ブ1及び3の中心線であり、b及びdはランド102及
び104の中心線である。図14(b)のSa、Sb、
Sc及びSdは、ビームスポット110が中心線a、
b、c及びdの上を矢印の方向にトレースしたときの反
射光量の波形である。
【0168】フィールド番号部112においては、中心
線aと中心線bとの間にフィールド番号を表すプリピッ
ト109が形成されているので、Sa及びSbは同一の
波形となる。しかし、トラック識別部113において
は、中心線bの隣にのみトラック識別用プリピット12
4が形成されているので、Sbにのみピークが発生す
る。すなわち、ランドのトラックにおいてのみ、トラッ
ク識別用プリピット124によるピークが発生する。ま
た、フィールド番号部112においては、中心線cと中
心線dとの間にフィールド番号を表すプリピット109
が形成されているので、Sc及びSdは同一の波形とな
る。しかし、トラック識別部113においては、中心線
cの隣にのみトラック識別用プリピット124が形成さ
れているので、Scにのみピークが発生する。すなわ
ち、グルーブのトラックにおいてのみ、トラック識別用
プリピット124によるピークが発生する。このよう
に、同一のフィールドであっても、2つの情報トラック
における識別信号部111(図11)の再生波形は互い
に異なったものとなる。
【0169】さらに、フィールド116のフィールド番
号を奇数、フィールド117のフィールド番号を偶数と
すれば、奇数フィールド番号においては、トラック識別
部113においてトラック識別用プリピット124によ
るピークが現れる方がランドとなり、ピークが現れない
方がグルーブとなる。一方、偶数フィールド番号におい
ては、トラック識別部113においてトラック識別用プ
リピット124によるピークが現れる方がグルーブとな
り、ピークが現れない方がランドとなる。トラック識別
部113のトラック識別用プリピット124は1フィー
ルドおきに形成されているので、すべてのフィールドに
ついて同じことが言える。
【0170】従って、フィールド番号部112における
フィールド番号が偶数であるか奇数であるかを識別する
ことと、トラック識別部113におけるトラック識別用
プリピット124による反射光量のピークの有無を検出
することとにより、ビームスポット110がトレースし
ているトラックがランドであるかグルーブであるかを判
別することができる。
【0171】次に、上記した本実施例の光ディスクに情
報信号を記録し、又は記録された情報信号を再生もしく
は消去する光学的情報記録再生装置について説明する。
【0172】図15は本発明に係る光学的情報記録再生
装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【0173】図15の光ディスク131は、前記構造を
有しており、ランド及びグルーブから形成された情報ト
ラック132を備えている。この光学的情報記録・再生
装置によれば、光ディスク131に対して情報を記録
し、または再生することができる。
【0174】まず、光ヘッド139の構成を説明する。
光ヘッド139は、半導体レーザ素子133と、半導体
レーザ133が出射されたレーザ光を平行光にするコリ
メートレンズ134と、ハーフミラー135と、ハーフ
ミラー135を通過した平行光を光ディスク131の情
報面に集光させる対物レンズ136と、対物レンズ13
6及びハーフミラー135を経た光ディスク131から
の反射光を受光する光検出器137と、対物レンズ13
6を支持するアクチュエータ138とを備えている。光
検出器137は、トラッキング誤差信号を生成するた
め、ディスクのトラック方向と平行に2分割された2つ
の受光部137a及び137bを有している。これらの
素子は、図示しないヘッドベースに取り付けられてい
る。
【0175】光ピックアップ139からの出力(光検出
器137の受光部137a及び137bから出力された
検出信号)は、差動アンプ140及び加算アンプ146
に入力される。差動アンプ140の出力は、ローパスフ
ィルタ(LPF)141に入力される。
【0176】LPF141は、差動アンプ140の出力
する差信号を受け取り、信号S1として極性反転回路1
42に出力する。極性反転回路142は、LPF141
の出力する信号と、後述するシステムコントローラ16
2からの制御信号L4とを受け取り、トラッキング制御
回路143へ信号を出力する。
【0177】他方、加算アンプ146の出力(和信号)
は、ハイパスフィルタ(HPF)147に入力される。
HPF147は、和信号の高周波成分を第1の波形整形
回路148、第2の波形成形回路151および識別子検
出回路153に出力する。
【0178】第1の波形整形回路148は、HPF14
7から和信号の高周波成分を受け取り、ディジタル信号
を後述する再生信号処理回路149に出力する。再生信
号処理回路149は、再生された情報信号を出力端子1
50へ出力する。第2の波形整形回路151は、HPF
147から和信号の高周波成分を受け取り、ディジタル
信号を後述するアドレス再生回路152に出力する。ア
ドレス再生回路152は、第2の波形整形回路151か
らディジタル信号を受け取り、第1のアドレスデータを
後述するアドレス算出回路154に出力する。
【0179】識別子検出回路153は、HPF147か
ら出力される和信号の高周波成分を受け取り、識別子検
出信号をアドレス算出回路154に出力するである。ア
ドレス算出回路154は、アドレス再生回路152から
出力される第1のアドレスデータと、識別子検出回路1
53から出力される識別子検出信号とを入力し、システ
ムコントローラ162に第2のアドレスデータを出力す
る。
【0180】トラッキング制御回路143は、極性反転
回路142の出力信号とシステムコントローラ162か
らの制御信号L1とを受け取り、第1のセレクタ144
の2つの入力端子の内の一つへトラッキング制御信号を
出力する。第1のセレクタ144は、トラッキング制御
回路143からトラッキング制御信号と、ジャンプパル
ス発生回路155から駆動パルスと、システムコントロ
ーラ162から制御信号L5とを受け取り、駆動回路1
45及びトラバース制御回路156へ駆動信号を出力す
る。
【0181】駆動回路145は、第1のセレクタ144
から駆動信号が入力され、アクチュエータ138に駆動
電流を出力する。
【0182】記録マークによる主情報信号とプリピット
による識別信号の再生振幅とは異なるので、第1の波形
整形回路148と第2の波形整形回路151との増幅率
は異ならせてある。
【0183】ジャンプパルス発生回路155は、システ
ムコントローラ162から制御信号L6を受け取り、駆
動パルスを第1のセレクタ144に出力する。
【0184】トラバース制御回路156は、システムコ
ントローラ162から制御信号L2と、第1のセレクタ
144からトラッキング制御信号とを受け取り、トラバ
ースモータ157に駆動電流を出力する。
【0185】トラバースモータ157は、光ヘッド13
9を光ディスク131の半径方向に移動させるモータで
ある。また、スピンドルモータ158は、光ディスク1
31を回転させるモータである。
【0186】記録信号処理回路159は、外部入力端子
160から映像音声などの情報信号と、システムコント
ローラ162から制御信号L3とを受け取り、記録信号
を後述するレーザ駆動回路161に出力する。レーザ駆
動回路161は、システムコントローラ162より制御
信号L3と、記録信号処理回路159より記録信号とを
受け取り、半導体レーザ133に駆動電流を出力する。
【0187】システムコントローラ162は、アドレス
算出回路154から第2のアドレスデータを受け取り、
トラッキング制御回路143、トラバース制御回路15
6、記録信号処理回路159、レーザ駆動回路161、
極性反転回路142、第1のセレクタ144及びジャン
プパルス発生回路155に制御信号L1〜L6を出力す
る。
【0188】以下、上記のように構成された光学的情報
記録・再生装置の動作について説明する。
【0189】まず、情報信号を再生するときの動作を説
明する。レーザ駆動回路161は、システムコントロー
ラ162から出力される制御信号L3を受けて再生モー
ドとなり、半導体レーザ133に駆動電流を出力して一
定の強度で発光させる。一方、トラバース制御回路15
6は、システムコントローラ162から出力される制御
信号L2に応じて、トラバースモータ157に駆動電流
を出力し、光ヘッド139を目標トラックまで移動させ
る。
【0190】半導体レーザ133から放射されたレーザ
ビームは、コリメートレンズ134によって平行光に変
換され、ビームスプリッタ135を経由して、対物レン
ズ136により光ディスク131の上に集光される。
【0191】光ディスク131で反射された光ビーム
は、回折(反射光量の分布)によって情報トラック13
2上の情報が与えられた後、対物レンズ136を経由し
て、ビームスプリッタ135により光検出器137に導
かれる。
【0192】光検出器137の受光部137a、137
bは、入射した光ビームの光量変化を電気信号に変換
し、それぞれ差動アンプ140及び加算アンプ147に
出力する。差動アンプ140は、それぞれの入力電流を
電圧に変換した後、差動をとって、差信号としてLPF
141に出力する。
【0193】LPF141は、この差信号から低周波成
分を抜き出し、信号S1として極性反転回路142に出
力する。極性反転回路142は、システムコントローラ
162から入力される制御信号L4に応じて、信号S1
をそのまま通過させるか、信号S1の正負の極性を反転
させて、信号S2としてトラッキング制御回路143に
出力する。信号S2はいわゆるプッシュプル信号であ
り、光ディスク131の情報面に集光されたビームスポ
ットと情報トラック132との間のトラッキング誤差量
に対応している。
【0194】ここでは、記録もしくは再生したいトラッ
クがグルーブである場合には、信号S1をそのまま通過
させ、記録もしくは再生したいトラックがランドである
場合には、信号S1の正負の極性を反転させるものとす
る。
【0195】トラッキング制御回路143は、入力され
た信号S2のレベルに応じて、セレクタ144を介して
駆動回路145にトラッキング制御信号を出力する。駆
動回路145は、このトラッキング制御信号に応じて、
アクチュエータ138に駆動電流を出力し、対物レンズ
136の位置を情報トラック132を横切る方向に移動
させる。これにより、ビームスポットは光ディスク13
1の情報トラック132上を正しく走査することができ
る。
【0196】トラバース制御回路156は、トラッキン
グ制御回路143から出力されるトラッキング制御信号
を入力し、その低域成分に応じて、トラバースモータ5
7を駆動し、再生を続けるに従って光ヘッド139を光
ディスク131の半径方向に徐々に移動させる。
【0197】セレクタ144は、システムコントローラ
162から出力される制御信号L5に応じて、駆動回路
145の入力側とジャンプパルス発生回路155の出力
側とを接続する。セレクタ144は、ビームスポットを
情報トラック間で移動させるとき、すなわち、トラック
ジャンプさせるときにのみ、駆動回路145の入力側を
ジャンプパルス発生回路155の出力側に接続させる。
トラックジャンプさせない場合には、セレクタ144
は、駆動回路145の入力側をトラッキング制御回路1
43の出力側に接続させる。
【0198】一方、ビームスポットが光ディスク131
上で正しく焦点を結ぶように、対物レンズ136は、図
示しないフォーカス制御回路により、その光軸方向に位
置制御される。
【0199】ビームスポットが光ディスク131の情報
トラック132上に正しく位置決めされると、加算アン
プ146は、光検出器137の受光部137a、137
bから出力される電流を電圧に変換した後、加算し、和
信号としてHPF147に出力する。
【0200】HPF147は、和信号から不要な低周波
成分をカットし、再生信号である主情報信号及び識別信
号をアナログ波形のまま通過させ、第1の波形整形回路
148、第2の波形整形回路151及び識別子検出回路
153に出力する。
【0201】第2の波形整形回路151は、アナログ波
形の識別信号を、第2の閾値によってデータスライスし
てパルス波形とし、アドレス再生回路152に出力す
る。
【0202】アドレス再生回路152は、入力されたデ
ィジタルの識別信号を復調し、フィールド番号及びセク
タ番号を第1のアドレスデータとしてアドレス算出回路
154に出力する。
【0203】識別子検出回路153は、ビームスポット
が光ディスク131上のトラック識別部を通過するとき
に、トラック識別用プリピットによる再生波形のピーク
の有無を検出し、検出した結果を例えばディジタルの2
値レベルで識別子検出信号としてアドレス算出回路15
4に出力する。ここでは、トラック識別用プリピットを
検出した場合には出力がハイ(Hi)レベルとなり、プ
リピットを検出しなかった場合にはロー(Lo)レベル
になるものとする。トラック識別用プリピットの検出
は、他のプリピットの検出と同様に、レベルコンパレー
タやピーク検出回路などによって行うことができる。図
13に示したフォーマット構成においては、セクタ番号
の後にトラック識別部が位置しているので、セクタ番号
を読み取った後、所定の時間間隔を置いて、再生信号中
にトラック識別用プリピットによるピークが存在するか
否かをモニタすれば、トラック識別用プリピットを検出
することができる。
【0204】図16は識別子検出回路の詳細な構成を示
すブロック図であり、図15に示した構成要素と同一の
ものには同一の番号を付している。また、図17はT1
からT5までの信号のタイミングチャートである。図1
6に示すように、検出窓生成回路170は、アドレス再
生回路152から識別信号部の読取りを開始したことを
知らせるタイミングパルスT1を入力し、所定の遅延時
間αを置いて一定の検出窓幅βのHiレベル区間を有す
る検出窓信号T2を、アンドゲート172に出力する。
遅延時間α及び検出窓幅βは、ビームスポットがトラッ
ク識別用プリピットの検出パルスのみが検出窓信号T2
のHiレベル区間内に収まるように、ビームスポットの
トレース速度及びスピンドルモータの回転変動などを勘
案して決定される。また、タイミングパルスT1は、ア
ドレス再生回路152がアドレスマークを検出した時点
で、アドレス再生回路152から出力される。一方、第
3の波形整形回路171は、HPF147からアナログ
波形の再生信号を、第3の閾値によってデータスライス
した後、ディジタルパルスT3としてアンドゲート17
2に出力する。第3の閾値は、図14において、ビーム
スポット110がトラック中心上をトレースするとき
に、トラック識別部113のプリピット124によって
生じる信号Sa又はSbのピークが十分検出可能となる
ように、例えばピーク電圧の半分程度に設定される。ア
ンドゲート172は、検出窓信号T2とディジタルパル
スT3とのアンド演算を行い、その結果をディジタル信
号T4としてラッチ回路173に出力する。ラッチ回路
173は、ディジタル信号T4が一旦Hiレベルになる
と、そのレベルをそのまま保持した状態で、識別子検出
信号T5としてアドレス算出回路154に出力する。ラ
ッチ回路173における入力信号レベルの保持状態は、
アドレス算出回路154において第2のアドレスデータ
を算出するのに十分な時間が経過した後、タイマーなど
の手段によってリセットされる。
【0205】尚、アドレス再生回路152におけるタイ
ミングパルスT1の発生は、アドレスマークを検出した
タイミングを基準として行うようにされているが、セク
タマークやフィールド番号、セクタ番号の検出したタイ
ミングを基準としてもよい。
【0206】図18に、アドレス算出回路154におけ
るランドとグルーブの判別アルゴリズムの一例を示す。
ステップ1において、第1のアドレスデータにおけるフ
ィールド番号が偶数であるか奇数であるかを判断する。
フィールド番号が偶数であればステップ2に移り、フィ
ールド番号が奇数であればステップ4に移る。ステップ
2においては、識別子検出信号T5がHiレベルである
かLoレベルであるかを判断する。識別子検出信号T5
がHiレベルであればステップ3に移り、識別子検出信
号T5がLoレベルであればステップ5に移る。また、
ステップ4においても、識別子検出信号T5がHiレベ
ルであるかLoレベルであるかを判断する。そして、識
別子検出信号T5がHiレベルであればステップ5に移
り、識別子検出信号T5がLoレベルであればステップ
3に移る。ステップ3においては、トレース中のトラッ
クはグルーブであると判断し、ステップ5においては、
トレース中のトラックはランドであると判断し、それぞ
れ第2のアドレスデータを決定する。
【0207】図15に戻って説明を続ける。アドレス算
出回路154は、識別子検出信号T5の出力レベルと、
第1のアドレスデータのフィールド番号の偶奇とによ
り、ビームスポットが現在走査しているトラックがラン
ドであるかグルーブであるかを判別する。そして、判別
した結果と、フィールド番号及びセクタ番号とを第2の
アドレスデータとしてシステムコントローラ162に出
力する。
【0208】システムコントローラ162は、この第2
のアドレスデータを基に、ビームスポットが現在所望の
アドレスにあるかどうかを判断する。ビームスポットが
所望のアドレスにあれば、制御信号L4及びL5等をそ
のまま維持し、引き続きビームスポットに主情報信号部
をトレースさせる。ビームスポットが主情報信号部をト
レースしているとき、第1の波形整形回路148は、光
検出器137、加算アンプ146及びHPF147を経
由して入力されたアナログ波形の主情報信号を、第1の
閾値によってデータスライスした後、ディジタル信号と
して再生信号処理回路49に出力する。
【0209】再生信号処理回路149は、入力された主
情報信号を復調し、以後誤り訂正などの処理を施して、
映像音声信号もしくはコンピュータデータ等として出力
端子150に出力する。
【0210】記録時においては、システムコントローラ
162は、制御信号L3を出力して記録信号処理回路1
59及びレーザ駆動回路161に記録モードであること
を知らせる。記録信号処理回路159は、外部入力端子
160から入力された映像音声信号もしくはコンピュー
タデータなどに誤り訂正符号等を付加し、符号化された
記録信号としてレーザ駆動回路161に出力する。制御
信号L3によって記録モードに設定されると、レーザ駆
動回路161は、記録信号に応じて半導体レーザ33に
印加する駆動電流を変調する。これにより、光ディスク
131上に照射されるビームスポットが記録信号に応じ
て強度変化し、光ディスク131上に記録ピットが形成
される。
【0211】一方、再生時においては、制御信号L3に
よってレーザ駆動回路161が再生モードに設定され
る。そして、レーザ駆動回路161は、半導体レーザ1
33が記録モード時よりも弱い一定の強度で発光するよ
うに、駆動電流を制御する。
【0212】以上の各動作が行われている間、スピンド
ルモータ158は、光ディスク131を一定の角速度で
回転させる。
【0213】次に、ビームスポットを目標のアドレスに
移動させる動作(以下「シーク」という。)について、
さらに詳細に説明する。記録/再生を開始するアドレス
が指定されると、システムコントローラ162は、指定
されたアドレスがランドであるかグルーブであるかによ
って制御信号L4を出力する。
【0214】ここでは、指定されたアドレスがグルーブ
である場合には制御信号L4がLoレベルとなり、指定
されたアドレスがランドである場合には制御信号L4が
Hiレベルになると仮定する。本実施例においては、ト
ラッキング誤差検出法としてプッシュプル法を採用して
いるので、ランドとグルーブとで検出するトラッキング
誤差信号の極性が逆になる。このため、開始アドレスが
ランドである場合には、極性反転回路142は入力信号
を極性反転させ、開始アドレスがグルーブである場合に
は、極性を変えずに出力する。また、システムコントロ
ーラ162は、制御信号L5によってセレクタ144に
駆動回路145の入力先としてトラッキング制御回路1
43を選択させる。このとき、トラッキング制御回路1
43は、制御信号L1によってトラッキング制御信号を
出力しない状態となっている。
【0215】システムコントローラ162は、トラバー
ス制御回路156に制御信号L2を出力してトラバース
モータ157を駆動させ、粗いシークが行われる。この
移動は、例えば移動前のアドレス値と目標のアドレス値
との差から両者間のトラック本数を予め計算しておき、
移動中にトラッキング誤差信号から得られる横断トラッ
ク本数と比較することによって行われる。
【0216】システムコントローラ162は、トラッキ
ング制御回路143に制御信号L1を出力し、セレクタ
144を経由させて駆動回路145及びトラバース制御
回路156にトラッキング制御信号を出力し、ビームス
ポットをランドもしくはグルーブ上でトレースさせる。
トラッキング引き込みが完了すると、識別信号部からの
アドレスデータの再生が行われる。すなわち、光検出器
137、加算アンプ146、HPF147、第2の波形
整形回路151、アドレス再生回路152を通じて、第
1のアドレスデータがアドレス算出回路154に入力さ
れる。
【0217】アドレス算出回路154は、入力された第
1のアドレスデータと、識別子検出回路153から出力
された識別子検出信号の出力レベルとにより、第2のア
ドレスデータを算出し、システムコントローラ162に
出力する。
【0218】システムコントローラ162は、第2のア
ドレスデータと目標アドレス値とを比較し、両者のフィ
ールド番号が一致しない場合には、制御信号L5をセレ
クタ144に出力して、ジャンプパルス発生回路155
の出力側と駆動回路45の入力側とを接続させる。ま
た、システムコントローラ162は、制御信号L2をト
ラバース制御回路156に出力して、トラバースモータ
157へ駆動信号を出力しない状態にする。そして、シ
ステムコントローラ162は、信号L6をジャンプパル
ス発生回路156に出力し、信号L6を入力したジャン
プパルス発生回路156は、フィールド番号差に対応し
た本数の駆動パルスを駆動回路145に出力する。
【0219】駆動回路145は、駆動パルスに対応した
駆動電流をアクチュエータ138に出力し、アクチュエ
ータ138は、指定された本数だけビームスポットをト
ラックジャンプさせる。ここで、トラックジャンプと
は、グルーブから隣のグルーブへ、もしくは、ランドか
ら隣のランドへビームスポットが移動することを意味す
る。指定された本数のトラックジャンプが完了すると、
トラッキング引き込みが行われ、再びアドレスデータの
再生が行われる。そして、光ディスク131の回転によ
ってビームスポットが目標のセクタに到達した後、この
セクタ以降において情報信号の記録もしくは再生が行わ
れる。
【0220】尚、本実施例においては、トラック識別用
プリピットが1個形成されているが、複数個形成しても
よい。トラック識別用プリピットを複数個形成すれば、
トラック識別の誤検出の確率が減少し、検出の信頼性が
向上する。
【0221】また、トラック識別用プリピットを複数個
形成した場合には、そのパターンを識別信号部の他の信
号には現れないようなものとしておくことにより、トラ
ック識別の誤検出の可能性を一層低下させることができ
る。
【0222】(実施例6)図19は本発明の第6の実施
例における光ディスクの主要部を示す拡大平面図であ
る。図19において、101、103、105及び10
7はグルーブ、102、104、106及び108はラ
ンド、109、110、111、112、113及び1
14はそれぞれプリピット、ビームスポット、識別信号
部、フィールド番号部、トラック識別部及び主情報信号
部であり、上記第5の実施例の図11に示した同番号の
ものと同じものである。180はトラック識別用のプリ
ピットであり、図11に示したトラック識別部113に
おけるトラック識別用プリピット124と同じ配置にな
っている。181はグルーブ、182はランド102及
びグルーブ103からなるフィールド、183はランド
104及びグルーブ105からなるフィールド、184
はランド106及びグルーブ107からなるフィール
ド、185はランド108及びグルーブ181からなる
フィールドである。本実施例においては、識別信号部1
11におけるプリピット109がすべてグルーブピッチ
の半分だけ光ディスクの半径方向にずれている。他の構
成は、図11に示した構成と同一である。本実施例にお
いても、フィールド番号の偶奇と、トラック識別用プリ
ピット180の有無とにより、ランドとグルーブを判別
することができる。
【0223】(実施例7)図20は本発明の第7の実施
例における光ディスクの主要部を示す拡大平面図であ
る。図20において、101、103、105及び10
7はグルーブ、102、104、106及び108はラ
ンド、109、110、111、112、113及び1
14はそれぞれプリピット、ビームスポット、識別信号
部、フィールド番号部、トラック識別部及び主情報信号
部、116、117、118及び119はフィールドで
あり、上記第5の実施例の図11に示した同番号のもの
と同じものである。190はトラック識別用プリピット
であり、図11に示したトラック識別部113における
トラック識別用プリピットと同じ配置になっている。ま
た、191はタイミング生成用プリピットであり、フィ
ールド番号部112のプリピット109と同一直線上
に、グルーブピッチと同一の周期で形成されている。タ
イミング生成用プリピット191は、トラック識別用プ
リピット190よりも距離γだけ前方に配置されてい
る。このタイミング生成用プリピット191は、フィー
ルド番号部のプリピット109と同一直線上に形成され
ているので、グルーブにおいてもランドにおいても検出
することができる。このため、このタイミング生成用プ
リピット191の検出信号を、上記第5の実施例におい
て述べたタイミングパルスT1として用いることができ
る。
【0224】(実施例8)図21は本発明の第8の実施
例における光ディスクの主要部を示す拡大平面図であ
る。図21において、101、103、105及び10
7はグルーブ、102、104、106及び108はラ
ンド、109、110、111、112、113、11
4はそれぞれプリピット、ビームスポット、識別信号
部、フィールド番号部、トラック識別部及び主情報信号
部、116、117、118及び119はフィールドで
あり、図11に示した同番号のものと同じものである。
200は第1のトラック識別用プリピットであり、1個
のプリピットが、フィールド番号部112内のプリピッ
ト列の中間に、1フィールドおきに形成されている。2
01は第2のトラック識別用プリピットであり、第1の
トラック識別用プリピット200の後方で、かつ、第1
のトラック識別用プリピット200と交互に、1フィー
ルドおきに2個形成されている。
【0225】図22(a)は本実施例の光ディスクにお
ける識別番号部の拡大図、図22(b)はビームスポッ
トが識別番号部をトレースしたときの反射光量の波形図
である。図22(a)中、a及びcはグルーブ1及び3
の中心線であり、b及びdはランド2及び4の中心線で
ある。図22(b)のSa、Sb、Sc及びSdは、ビ
ームスポット110が中心線a、b、c及びd上を矢印
の方向にトレースしたときの反射光量の波形である。
【0226】中心線aと中心線bとの間にはフィールド
番号を表すプリピット109が形成されているので、S
a及びSbは、フィールド番号部112において同一の
波形となる。しかし、トラック識別部113において
は、中心線aの隣に第2のトラック識別用プリピット2
01が2個形成されており、中心線bの隣に第1のトラ
ック識別用プリピット200が形成されているので、ト
ラック識別部113におけるピークの個数は、Saで2
個、Sbで1個となる。また、中心線cの隣に第1のト
ラック識別用プリピット200が形成され、中心線dの
隣に第2のトラック識別用プリピット201が2個形成
されているので、トラック識別部113におけるピーク
の個数は、Scで1個、Sdで2個となる。
【0227】さらに、上記実施例の場合と同様に、フィ
ールド116のフィールド番号を奇数、フィールド11
7のフィールド番号を偶数とすれば、奇数フィールド番
号においては、トラック識別部113においてプリピッ
トによるピークが1個現れる方がランドであり、ピーク
が2個現れる方がグルーブであると判別することができ
る。一方、偶数フィールド番号においては、トラック識
別部113においてプリピットによるピークが1個現れ
る方がグルーブであり、2個現れる方がランドでるあと
判別することができる。
【0228】従って、フィールド番号部112における
フィールド番号が偶数であるか奇数であるかを識別する
ことと、トラック識別部113におけるプリピットによ
る反射光量の変化のピークの個数を検出することとによ
り、ビームスポット110がトレースしているトラック
がランドであるかグルーブであるかを判別することがで
きる。
【0229】また、本実施例においては、フィールド番
号の偶奇及びランドであるかグルーブであるかに関わら
ず、第1及び第2のトラック識別用プリピット200及
び201によるピークが存在するので、誤検出が無く、
ランドとグルーブを正確に判別することができる。
【0230】尚、上記第5〜第8の実施例の光ディスク
においては、識別信号部111のプリピットがランドと
グルーブの中心線のちょうど中間に設けられているが、
必ずしもちょうど中間に設ける必要はない。識別信号部
111のプリピットをランドとグルーブの中心線のちょ
うど中間に設けない場合には、識別信号の再生波形の振
幅がランドとグルーブで異なる。第2の波形整形回路1
51におけるデータスライスの閾値を、ランドとグルー
ブとで2つのレベルの間で切り替えることにより、どち
らにおいても適切に波形整形を行うことが可能となる。
例えば、プリピットがランドとグルーブの中心線の中間
よりもランド側に偏るようにディスク基板を作製した場
合には、ランドの情報トラックにおける識別信号の再生
振幅がランドよりも大きくなるので、閾値を高くするの
が望ましい。このような光ディスクにおいては、識別信
号部111のプリピットがランドとグルーブのちょうど
中間にある場合よりも、プッシュプル信号の乱れが少な
いので、トラッキング制御が安定する。
【0231】また、光ディスク基板としては、ガラス、
ポリカーボネート、アクリルなどがあるが、中でもアク
リルが好ましい。書換可能な記録媒体のランドとグルー
ブの双方に情報を記録する場合には、隣接トラックへの
熱拡散が大きな問題となる(特開平6−338064号
公報)。グルーブのエッジを急峻にすると、記録層がエ
ッジの部分で断絶するか、もしくは極端に薄くなるの
で、熱拡散を抑制することができる。アクリルは転写性
が良く、エッジが急峻なグルーブを作ることが可能であ
る。
【0232】また、上記第5〜第8の実施例において
は、プリピットの深さがグルーブの深さと同一である場
合を例に挙げて説明したが、異なる深さにしてもよい。
特に、プリピットの深さをλ/4にすれば、ビームスポ
ットの回折効果が大きくなるので、識別信号等の変調度
が高くなる。
【0233】また、上記第5〜第8の実施例において
は、識別信号部に一組のランドとグルーブの記録トラッ
クをまとめてフィールド番号を付与したが、ランドとグ
ルーブを区別せずに通し番号としてトラック番号を付与
してもよい。識別信号部は2つのトラックに対して1つ
であるため、識別信号部にプリピットとして形成するこ
とができるトラック番号は奇数もしくは偶数のみとな
る。この場合、トラック識別部によるランドとグルーブ
の判別結果に応じて、グルーブのときはプリピットを再
生して得られたトラック番号に1を加え、ランドのとき
はプリピットを再生して得られたトラック番号に1を加
えなければよい。
【0234】また、上記第5〜第8の実施例の光ディス
クにおいては、グルーブとランドの双方を情報トラック
とし、隣り合う一組のグルーブとランドを1つの情報フ
ィールドと定義して説明したが、主情報信号部のトラッ
クピッチがプリピットからなる識別信号部のトラックピ
ッチの半分となるような構成の光ディスクであれば、こ
の限りでない。例えば、磁気的超解像効果を用いた光磁
気ディスクにも、上記第5〜第8の実施例を適用するこ
とができる。
【0235】以上のように本発明によれば、光ディスク
の記録密度を向上させることができる。例えば、コンパ
クトディスク(CD)並の大きさのディスクに、レーザ
ディスク並の映像情報を記録することが可能となり、光
学的情報記録再生装置を小型化することができる。例え
ば、近年、パーソナルコンピュータで普及しているCD
−ROMの再生装置の代わりに、上記実施例の光学的情
報記録再生装置を用いれば、大きな記録容量を必要とす
る高画質の映像データ等を上記第1〜第8の実施例の光
ディスクに記録再生することが可能となり、大容量情報
の可搬性が向上する。
【0236】なお、上記第1〜8の実施例の光ディスク
各部のサイズは、典型的には、以下の通りである。
【0237】グルーブピッチ: 1.48μm トラックピッチ: 0.74μm グルーブ深さ: 約60〜80nm ピット深さ: 約60〜80nm グルーブ幅(ランド幅): 0.6〜0.7μm 識別信号部のプリピットの幅: 0.5〜0.7μm 識別信号部のプリピットの長さの最小値: 約0.6μ
m レーザ光の波長: 650nm 対物レンズのNA(開口数): 0.6 なお、本発明がこれらの数値に限定されないことは言う
までもない。
【0238】
【発明の効果】本発明の光情報記録媒体及び光学的情報
記録再生装置は、ランドまたはグルーブの中心線よりず
らして配置されたプリピットからなる識別信号領域にビ
ームスポットが到達する前に、サーボ領域のウォブルピ
ットによってトラッキング制御の残留オフセットがキャ
ンセルされるので、ビームスポットがトラック中心を正
確にトレースする。従って、識別信号の検出が良好に行
われる。
【0239】また、本発明によれば、ディスク基板上に
プリピットとして形成されたフィールド番号とトラック
識別子とを検出することにより、2つの情報トラックの
うちのどちらを光ビームが走査しているかを判別するこ
とができる。その結果、プリピットのトラックピッチ限
界よりも狭いトラックピッチの情報トラックを有する光
情報記録媒体においても、位置情報が正確に得られるの
で、光情報記録媒体の大容量化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における光ディスクの主要部の
平面拡大図
【図2】同実施例における光ディスクの情報トラックの
構成を示す図
【図3】同実施例における光ディスクのセクタフォーマ
ットを説明するための図
【図4】同実施例の光学的情報記録・再生装置の構成を
表すブロック図
【図5】同実施例における光ディスクの製造装置の主要
部分の構成を表すブロック図
【図6】本発明の他の実施例における光ディスクの主要
部の平面拡大図
【図7】本発明の他の実施例における光ディスクの主要
部の平面拡大図
【図8】本発明の他の実施例における光ディスクの主要
部の平面拡大図
【図9】従来の光ディスクの拡大斜視図
【図10】従来のランドとグルーブの両方に信号を記録
する光ディスクの拡大斜視図
【図11】本発明の第5の実施例における光ディスクの
主要部を示す拡大平面図である。
【図12】本発明の第5の実施例における光ディスクの
情報トラックを示す構成図である。
【図13】本発明の第5の実施例における光ディスクの
セクタフォーマットを説明するための図である。
【図14】(a)は本発明の第5の実施例における光デ
ィスクの識別信号部の平面拡大図、(b)はビームスポ
ットの反射光の再生信号の波形図である。
【図15】本発明の第5の実施例における光学的情報記
録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の第5の実施例における識別子検出回
路の詳細な構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の第5の実施例における識別子検出回
路内の各種信号のタイミングチャート図である。
【図18】本発明の第5の実施例におけるランド/グル
ーブの判別アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図19】本発明の第6の実施例における光ディスクの
主要部を示す拡大平面図である。
【図20】本発明の第7の実施例における光ディスクの
主要部を示す拡大平面図である。
【図21】本発明の第8の実施例における光ディスクの
主要部を示す拡大平面図である。
【図22】(a)は本発明の第8の実施例における光デ
ィスクの識別信号部を示す拡大平面図、(b)はビーム
スポットの反射光の再生信号の波形図である。
【符号の説明】
1、3、5、7、16 グルーブ 2、4、6、17 ランド 8 プリピット 10、100 同期信号部 11、80、90 ウォブルピット部 12 識別信号部 13 主情報信号部 14 第1のウォブルピット 15 第2のウォブルピット 18 セクタ 21 光ディスク 22 情報トラック 23 半導体レーザ 24 コリメータレンズ 25 ビームスプリッタ 26 対物レンズ 27 光検出器 27a,27b 受光部 28 アクチュエータ 29 光ヘッド 30 差動アンプ 33 合成回路 34 トラッキング制御回路 36 駆動回路 37 加算アンプ 39 第1の波形整形回路 40 再生信号処理回路 42 第2の波形整形回路 43 アドレス再生回路 44 アドレス算出回路 45 同期信号検出回路 46 タイミング発生回路 47 サンプルホールド回路 48 補正信号生成手段 52 スピンドルモータ 53 記録信号処理回路 55 LD駆動回路 56 システムコントローラ

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接するグルーブトラックおよびランド
    トラックを有し、該グルーブトラックおよび該ランドト
    ラックに対して情報の記録あるいは再生を行うことので
    きる光情報記録媒体であって、 該グルーブトラックおよび該ランドトラックに関する識
    別情報を示すプリピット列が形成された識別信号領域
    と、 該識別信号領域より該トラックに沿って先行する位置に
    配置され、該グルーブトラックおよび該ランドトラック
    の何れか一方の中心線に関して反対側にシフトしたウォ
    ブルピットを有するサーボ制御領域と、を備えた光情報
    記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記ウォブルピットは、前記中心線に関
    して交互に反対側にシフトした複数対のピットを含む、
    請求項1に記載の光情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記複数対のピットは再生同期信号を示
    す、請求項2に記載の光情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記ウォブルピットの始端を示す同期信
    号部が、前記ウォブルピットの直前に配置されており、
    該同期信号部は、前記グルーブトラックまたは前記ラン
    ドトラックの中心線上に位置するピット列を含んでい
    る、請求項1に記載の光情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記識別信号領域において、前記プリピ
    ット列の少なくとも一部は、前記グルーブトラックまた
    は前記ランドトラックの中心線からシフトした位置に形
    成されている、請求項1に記載の光情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記識別信号領域は、トラック識別信号
    を示すピットを含んでいる、請求項1ら記載の光情報記
    録媒体。
  7. 【請求項7】 前記トラック識別信号を示すピットは、
    前記グルーブトラックまたは前記ランドトラックの中心
    線からシフトした位置に形成されている、請求項6に記
    載の光情報記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記グルーブトラックおよび前記ランド
    トラックは、複数のセクタに分割されており、前記識別
    信号領域のプリビット列は、対応するセクタのアドレス
    情報を示すアドレスピット列を含んでいる、請求項1に
    記載の光情報記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記グルーブトラックおよび前記ランド
    トラックは、ディスク基板上にスパイラル状もしくは同
    心円状に形成されている、請求項1に記載の光情報記録
    媒体。
  10. 【請求項10】 前記識別情報はトラック番号を含んで
    いる、請求項1に記載の光情報記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記識別信号を示す前記プリピット列
    のうち、前記トラック番号を示す部分は、前記グルーブ
    トラックまたは前記ランドトラックの中心線から該トラ
    ックを横切る方向にシフトしている請求項10に記載の
    光情報記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記識別信号を示す前記プリピット列
    のうち、前記グルーブトラックまたは前記ランドトラッ
    クの中心線からシフトした位置に形成されているプリピ
    ットのシフト量は、トラックのピッチの略4分の1であ
    る請求項5に記載の光情報記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記識別信号を示す前記プリピット列
    の光学的な深さもしくは高さは、前記グルーブトラック
    の深さと略等しい請求項1に記載の光情報記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記識別信号を示す前記プリピット列
    の光学的な深さもしくは高さは、略λ/4(λは光ビー
    ムの波長)に等しい請求項1に記載の光情報記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記識別信号を示す前記プリピット列
    の幅は、前記グルーブトラックの幅に略等しい請求項1
    に記載の光情報記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記同期信号部のピット列もしくは前
    記識別信号を示すピット列の幅が、前記グルーブトラッ
    クの幅より大きい請求項1−2に記載の光情報記録媒
    体。
  17. 【請求項17】 前記サーボ制御領域と前記識別信号領
    域との間に、ギャップ部が設けられている請求項1に記
    載の光情報記録媒体。
  18. 【請求項18】 書き換え可能な記録層を備えており、
    該記録層は、アモルファス状態と結晶状態とを取り得る
    相変化型材料から形成されている請求項1記載の光情報
    記録媒体。
  19. 【請求項19】 隣接するグルーブトラックおよびラン
    ドトラックを有し、該グルーブトラックおよび該ランド
    トラックに対して情報の記録あるいは再生を行うことの
    できる光情報記録媒体であって、該グルーブトラックお
    よび該ランドトラックに関する識別情報を示すプリピッ
    ト列が形成された識別信号領域と、該識別信号領域より
    該トラックに沿って先行する位置に配置され、該グルー
    ブトラックおよび該ランドトラックの何れか一方の中心
    線に関して反対側にシフトしたウォブルピットを有する
    サーボ制御領域とを備えた光情報記録媒体に対して、光
    ビームを用いて、情報の記録/再生を行う光情報記録再
    生装置であって、 該光ビームが該光情報媒体上に形成する光スポットが該
    トラック上を移動している間に、該光スポットの該中心
    線からのシフト量を検出し、該シフト量を示す第1の誤
    差信号を出力する第1のトラッキング誤差検出回路と、 該光スポットが該サーボ制御領域を移動している間に、
    該ウォブルピットからの反射光強度を検出し、該光スポ
    ットの該中心線からのシフト量を検出し、該シフト量を
    示す第2の誤差信号を出力する第2のトラッキング誤差
    検出回路と該第2の誤差信号に基づいて該第1の誤差信
    号を補正した第3のトラッキング信号を出力する補正回
    路と、 該第3のトラッキング信号に基づいて、トラッキングを
    行うトラッキング制御器と、を備えている光学的情報記
    録再生装置。
  20. 【請求項20】 隣接するグルーブトラックおよびラン
    ドトラックを有し、該グルーブトラックおよび該ランド
    トラックに対して情報の記録あるいは再生を行うことの
    できる光情報記録媒体であって、該グルーブトラックお
    よび該ランドトラックに関する識別情報を示すプリピッ
    ト列が形成された識別信号領域と、該識別信号領域より
    該トラックに沿って先行する位置に配置され、該グルー
    ブトラックおよび該ランドトラックの何れか一方の中心
    線に関して反対側にシフトしたウォブルピットを有する
    サーボ制御領域とを備え、該ウォブルピットの始端を示
    す同期信号部が、該ウォブルピットの直前に配置されて
    おり、該同期信号部は、前記グルーブトラックまたは前
    記ランドトラックの中心線上に位置するピット列を含ん
    でいる光情報記録媒体に対して、光ビームを用いて、情
    報の記録/再生を行う光情報記録再生装置であって、 光源からの光ビームを該光情報記録媒体に照射する光学
    系と、 該光ビームが該光情報記録媒体上に形成する光スポット
    を該トラックの延びる方向に沿って相対的に移動させる
    移送手段と、 該光情報記録媒体からの該光ビームの反射光を、複数の
    受光部で受光し、電気信号に変換して光検出信号として
    出力する光検出手段と、 該光検出信号から該識別信号を再生する識別信号読み取
    り手段と、 該光スポットが該トラック上を移動している間に、該光
    スポットの該中心線からのシフト量を検出し、該シフト
    量を示す第1の誤差信号を出力する第1のトラッキング
    誤差検出回路と、 該光スポットが該同期信号部上を移動するタイミングを
    該光検出信号から検出し、該タイミングを示す基準信号
    を出力する同期信号検出手段と、 該光スポットが該サーボ制御領域を移動している間に、
    該基準信号と該光検出信号とに基づいて、該光スポット
    の該中心線からのシフト量を検出し、該シフト量を示す
    第2の誤差信号を出力する第2のトラッキング誤差検出
    回路と該第1の誤差信号および該第2の誤差信号に基づ
    いて、第3の誤差信号を出力する合成手段と、 該第3の誤差信号に基づいて、該光スポットが該トラッ
    ク上を移動するように該移送手段を制御するトラッキン
    グ制御手段と、を備えたことを特徴とする光学的情報記
    録再生装置。
  21. 【請求項21】 前記合成手段は、前記第1の誤差信号
    に前記第2の誤差信号を加算した結果を、前記第3の誤
    差信号として出力する請求項21に記載の光学的情報記
    録再生装置。
  22. 【請求項22】 前記合成手段は、 前記光スポットが前記識別信号領域を移動していること
    を検出し、該光スポットが該識別信号領域を移動してい
    る間、領域検出信号を出力する識別信号領域検出手段
    と、 該領域検出信号が出力されている間、該第3の誤差信号
    を保持する誤差信号保持手段と、を備えた請求項21に
    記載の光学的情報記録再生装置。
  23. 【請求項23】 前記第2のトラッキング誤差検出手段
    は、前記基準信号が入力された時点から第一の時間間隔
    後における前記光検出信号の直流成分と、該時点から第
    二の時間間隔後における該光検出信号の直流成分との差
    分をとり、該差分から前記第2の誤差信号を生成する、
    請求項21に記載の光学的情報記録・再生装置。
  24. 【請求項24】 前記光検出手段は、反射された前記光
    ビームを受光する面において、前記トラックを横切る方
    向に対称に配置され、受光した光量を電気信号に変換す
    る2つの受光部を有し、 前記第1のトラッキング誤差検出手段は、該2つの受光
    部が出力する電気信号の差を求める差演算手段を備え、 前記第2のトラッキング誤差検出手段は、該2つの受光
    部が出力する該電気信号の和を求める和演算手段を備え
    ている請求項21に記載の光学的情報記録・再生装置。
  25. 【請求項25】 前記トラック上に情報信号を記録する
    記録手段と、 前記識別信号領域には該情報信号を記録しないよう該記
    録手段を制御する記録制御手段と、を備えた請求項21
    に記載の光学的情報記録再生装置。
  26. 【請求項26】 隣接するグルーブトラックおよびラン
    ドトラックを有し、該グルーブトラックおよび該ランド
    トラックに対して情報の記録あるいは再生を行うことの
    できる光情報記録媒体であって、 該グルーブトラックおよび該ランドトラックに関する識
    別情報を示すプリピット列と、 該ブリピット列より該トラックに沿って先行する位置に
    配置され、該プリピット列の識別情報を再生するための
    再生同期信号を示す複数のピットと、を備え、 該再生同期信号を示す複数のピットは、該グルーブトラ
    ックおよび該ランドトラックの何れか一方の中心線に関
    してシフトしている、光情報記録媒体。
  27. 【請求項27】 前記グルーブトラックおよび前記ラン
    ドトラックは、複数のセクタに分割されており、前記識
    別信号を示すプリビット列は、対応するセクタのアドレ
    ス情報を示すアドレスピット列を含んでいる、請求項2
    6に記載の光情報記録媒体。
  28. 【請求項28】 隣接するグルーブトラックおよびラン
    ドトラックを有し、該グルーブトラックおよび該ランド
    トラックに対して情報の記録あるいは再生を行うことの
    できる光情報記録媒体であって、該グルーブトラックお
    よび該ランドトラックに関する識別情報を示すプリピッ
    ト列と、該ブリピット列より該トラックに沿って先行す
    る位置に配置され、該プリピット列の識別情報を再生す
    るための再生同期信号を示す複数のピットと、を備え、
    該再生同期信号を示す複数のピットは、該グルーブトラ
    ックおよび該ランドトラックの何れか一方の中心線に関
    してシフトしている、光情報記録媒体に対して、光ビー
    ムを用いて、情報の記録/再生を行う光情報記録再生装
    置であって、 該再生同期信号を示す複数のピットからトラッキングオ
    フセットを補償する回路を備えた光情報記録再生装置。
  29. 【請求項29】 ディスク基板上に、スパイラル状もし
    くは同心円状に形成されたグルーブとランドの両方を情
    報トラックとし、複数の情報トラックからなる少なくと
    も一つのゾーンからなる光情報記録媒体であって、 該グルーブを少なくとも1周期蛇行させたサーボ制御領
    域と、 識別信号を示すプリピットが、隣合う該グルーブと該ラ
    ンドの一組に対して一つ配置され、 該プリピットの一部もしくは全部の中心線を、該グルー
    ブまたは該ランドの中心線に対して、情報トラックを横
    切る方向にずらした識別信号領域と、 該識別信号領域とは別に、光ビームの照射によって情報
    信号が記録される情報信号領域を有したことを特徴とす
    る光情報記録媒体。
  30. 【請求項30】 隣接するグルーブトラックおよびラン
    ドトラックを有し、該グルーブトラックおよび該ランド
    トラックに対して情報の記録あるいは再生を行うことの
    できる光情報記録媒体であって、 該グルーブトラックおよび該ランドトラックに関する識
    別情報を示すプリピット列が形成された識別信号領域
    と、光ビームの照射によって情報信号が記録される情報
    信号領域とを備え、 該識別信号を示すプリピット列は、 該隣接する2つのトラックからなる情報フィールドの順
    番を示すフィールド番号を示すフィールド番号プリピッ
    トと、該グルーブトラック及び該ランドトラックのうち
    の何れのトラック上を光ビームのスポットが移動してい
    るかを検出するためのトラック識別プリピットとを含ん
    でおり、 該フィールド番号プリピットは、該情報フィールドに含
    まれる該2つのトラックの略境界線上に形成されてお
    り、該トラックに垂直な方向に沿ったフィールド番号プ
    リピットの周期は、トラックピッチの2倍に設定され、 トラック識別プリピットは、隣り合う2つの情報フィー
    ルドの略境界線上に形成されており、該トラックに垂直
    な方向に沿った該トラック識別プリピットの周期は、該
    トラックピッチの4倍に設定されている、光情報記録媒
    体。
  31. 【請求項31】 前記トラック識別プリピットは、 前記フィールド番号プリピット列と同一直線上に配置さ
    れた第1のトラック識識別子と、 該第1のトラック識別子に対して、トラック方向の前方
    に形成され、かつ、該トラックに垂直な方向に沿って隣
    接する該第1のトラック識別子の中間に配置された第2
    のトラック識別子と、を含む請求項30に記載の光情報
    記録媒体。
  32. 【請求項32】 アモルファス状態と結晶状態との間で
    状態変化を起こす相変化型記録層を備えている請求項3
    0に記載の光情報記録媒体。
  33. 【請求項33】 隣接するグルーブトラックおよびラン
    ドトラックを有し、該グルーブトラックおよび該ランド
    トラックに対して情報の記録あるいは再生を行うことの
    できる光情報記録媒体であって、該グルーブトラックお
    よび該ランドトラックに関する識別情報を示すプリピッ
    ト列が形成された識別信号領域と、光ビームの照射によ
    って情報信号が記録される情報信号領域とを備え、該識
    別信号を示すプリピット列は、該隣接する2つのトラッ
    クからなる情報フィールドの順番を示すフィールド番号
    を示すフィールド番号プリピットと、該グルーブトラッ
    ク及び該ランドトラックのうちの何れのトラック上を光
    ビームのスポットが移動しているかを検出するためのト
    ラック識別プリピットとを含んでおり、該フィールド番
    号プリピットは、該情報フィールドに含まれる該2つの
    トラックの略境界線上に形成されており、該トラックに
    垂直な方向に沿ったフィールド番号プリピットの周期
    は、トラックピッチの2倍に設定され、トラック識別プ
    リピットは、隣り合う2つの情報フィールドの略境界線
    上に形成されており、該トラックに垂直な方向に沿った
    該トラック識別プリピットの周期は、該トラックピッチ
    の4倍に設定されている光情報記録媒体に対して、光ビ
    ームを用いて、情報の記録/再生を行う光情報記録再生
    装置であって、 光源からの光ビームを該光情報記録媒体に照射する光学
    系と、 該光情報記録媒体で反射された光ビームを受光し、電気
    信号に変換して光検出信号として出力する光検出手段
    と、 該光検出信号から該識別信号を読み出し、少なくとも該
    フィールド番号を出力する識別信号読み取り手段と、 該トラック識別プリピットからの信号を検出した場合
    に、識別子検出信号を出力するトラック識別子検出手段
    と、を備えた光学的情報記録再生装置。
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