JPH09148106A - 電圧非直線抵抗体の製造方法 - Google Patents
電圧非直線抵抗体の製造方法Info
- Publication number
- JPH09148106A JPH09148106A JP7302569A JP30256995A JPH09148106A JP H09148106 A JPH09148106 A JP H09148106A JP 7302569 A JP7302569 A JP 7302569A JP 30256995 A JP30256995 A JP 30256995A JP H09148106 A JPH09148106 A JP H09148106A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic material
- heating
- temperature
- zinc oxide
- linear resistor
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- Pending
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 酸化亜鉛の含有量が60vol%以上を占め
る電圧非直線抵抗体を短時間で加熱できる方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 酸化亜鉛を主成分とした電圧非直線抵抗
体において、その製造工程にて加熱が必要な工程にて、
セラミックス材料に共振周波数2.45GHzのマイク
ロ波を照射させ、セラミックス材料の自己発熱により温
度を上昇させる。
る電圧非直線抵抗体を短時間で加熱できる方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 酸化亜鉛を主成分とした電圧非直線抵抗
体において、その製造工程にて加熱が必要な工程にて、
セラミックス材料に共振周波数2.45GHzのマイク
ロ波を照射させ、セラミックス材料の自己発熱により温
度を上昇させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は酸化亜鉛を主成分と
した過電圧保護に用いられる電圧非直線抵抗体の製造方
法に関するものである。
した過電圧保護に用いられる電圧非直線抵抗体の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電圧非直線抵抗体は電子回路のサージ保
護や避雷器等の電力機器のサージ保護用として広く用い
られている。その代表的なものとして酸化亜鉛を主成分
としたものがある。酸化亜鉛を主成分とした電圧非直線
抵抗体はその製造工程上加熱が必要な工程が数多くある
が、それらのほとんどが他の熱源によりセラミックス材
料周囲の雰囲気温度を上昇させる間接的な加熱方法を用
いて行っている。
護や避雷器等の電力機器のサージ保護用として広く用い
られている。その代表的なものとして酸化亜鉛を主成分
としたものがある。酸化亜鉛を主成分とした電圧非直線
抵抗体はその製造工程上加熱が必要な工程が数多くある
が、それらのほとんどが他の熱源によりセラミックス材
料周囲の雰囲気温度を上昇させる間接的な加熱方法を用
いて行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】空気等の媒体を通し、
セラミックス材料を間接的に加熱した場合、セラミック
ス材料容量の小さなものは比較的短時間でセラミックス
材料の温度は上昇するが、セラミックス材料の容量が大
きなものはその熱容量が大きいことから、セラミックス
材料の温度が上昇するのに時間を要するため、生産効率
を向上させることが困難であり、又、エネルギー的にみ
ても無駄が多い。一方、熱源を直接セラミックス材料に
当てた場合、時間的及びエネルギー的にみても上記に比
べ少なくてすむが、温度分布にバラツキが生じ実用的で
はない。
セラミックス材料を間接的に加熱した場合、セラミック
ス材料容量の小さなものは比較的短時間でセラミックス
材料の温度は上昇するが、セラミックス材料の容量が大
きなものはその熱容量が大きいことから、セラミックス
材料の温度が上昇するのに時間を要するため、生産効率
を向上させることが困難であり、又、エネルギー的にみ
ても無駄が多い。一方、熱源を直接セラミックス材料に
当てた場合、時間的及びエネルギー的にみても上記に比
べ少なくてすむが、温度分布にバラツキが生じ実用的で
はない。
【0004】本発明は効率よく短時間でセラミックス材
料を加熱できる電圧非直線抵抗体の製造方法を提供する
ことを目的とする。
料を加熱できる電圧非直線抵抗体の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、酸化亜鉛の含有量が60vol%以上であ
る電圧非直線抵抗体において、その製造工程にて加熱が
必要な工程でセラミックス材料にマイクロ波を照射し、
セラミックス材料の自己発熱により温度を上昇させるこ
とを特徴とする。
に本発明は、酸化亜鉛の含有量が60vol%以上であ
る電圧非直線抵抗体において、その製造工程にて加熱が
必要な工程でセラミックス材料にマイクロ波を照射し、
セラミックス材料の自己発熱により温度を上昇させるこ
とを特徴とする。
【0006】この本発明によれば、エネルギー効率が良
く、短時間にてセラミックス材料の温度を上昇させるこ
とができる。
く、短時間にてセラミックス材料の温度を上昇させるこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、酸化亜鉛の含有量が60vol%以上である電圧非
直線抵抗体において、その製造工程上加熱が必要な工程
でセラミックス材料にマイクロ波を照射し、セラミック
ス材料の自己発熱により温度を上昇させるものであり、
酸化亜鉛はマイクロ波帯における誘電損率が比較的大き
くマイクロ波の照射で自己発熱し効率よく短時間でセラ
ミックス材料の温度を上昇させることができる。
は、酸化亜鉛の含有量が60vol%以上である電圧非
直線抵抗体において、その製造工程上加熱が必要な工程
でセラミックス材料にマイクロ波を照射し、セラミック
ス材料の自己発熱により温度を上昇させるものであり、
酸化亜鉛はマイクロ波帯における誘電損率が比較的大き
くマイクロ波の照射で自己発熱し効率よく短時間でセラ
ミックス材料の温度を上昇させることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、照射するマイク
ロ波の周波数が2.45GHzとしたもので、高出力で
照射でき、生産性の向上が図れることになる。
ロ波の周波数が2.45GHzとしたもので、高出力で
照射でき、生産性の向上が図れることになる。
【0009】以下、本発明の具体的な実施の形態につい
て説明する。酸化亜鉛に酸化ビスマス、酸化コバルト、
酸化マンガン、酸化クロム、酸化ケイ素をそれぞれ0.
5モル%添加し、酸化アンチモンを添加総量が1.0モ
ル%になるように添加し、これに水と有機バインダー及
び分散剤等を添加した後混合した。
て説明する。酸化亜鉛に酸化ビスマス、酸化コバルト、
酸化マンガン、酸化クロム、酸化ケイ素をそれぞれ0.
5モル%添加し、酸化アンチモンを添加総量が1.0モ
ル%になるように添加し、これに水と有機バインダー及
び分散剤等を添加した後混合した。
【0010】次にこれらの混合物を造粒し成形した後、
1150℃の温度にて焼成し、直径33mm、厚み33
mmの焼結体を得た。
1150℃の温度にて焼成し、直径33mm、厚み33
mmの焼結体を得た。
【0011】上記試料に対し、各目標温度に設定した熱
風循環式乾燥機にて加熱したものと、共振周波数2.4
5GHz、高周波出力500Wのマイクロ波を照射し加
熱を行ったものとの、セラミックス材料焼結体温度の目
標温度への到達時間の差を確認した結果を(表1)に示
す。
風循環式乾燥機にて加熱したものと、共振周波数2.4
5GHz、高周波出力500Wのマイクロ波を照射し加
熱を行ったものとの、セラミックス材料焼結体温度の目
標温度への到達時間の差を確認した結果を(表1)に示
す。
【0012】
【表1】
【0013】この結果から明らかな通り、マイクロ波を
用いたものは非常に短時間で焼結体温度を上昇させるこ
とができる。又、上記方法にて300℃まで焼結体の表
面温度を上昇させた後常温に放置し、その放冷速度につ
いて確認した結果を図1に示す。この結果からマイクロ
波を用い加熱した場合、放冷速度が乾燥機を使用した場
合とほぼ同一であることから、焼結体内の温度分布につ
いても乾燥機を用いたものと同様であることがわかる。
又、これらの挙動はセラミックス材料が焼結する以前の
工程においても同様の傾向があることを確認している。
用いたものは非常に短時間で焼結体温度を上昇させるこ
とができる。又、上記方法にて300℃まで焼結体の表
面温度を上昇させた後常温に放置し、その放冷速度につ
いて確認した結果を図1に示す。この結果からマイクロ
波を用い加熱した場合、放冷速度が乾燥機を使用した場
合とほぼ同一であることから、焼結体内の温度分布につ
いても乾燥機を用いたものと同様であることがわかる。
又、これらの挙動はセラミックス材料が焼結する以前の
工程においても同様の傾向があることを確認している。
【0014】次に、被加熱体中の酸化亜鉛量とマイクロ
波加熱の効果を検討した。まず酸化亜鉛に対し、マイク
ロ波体での誘電損率が小さいため、マイクロ波加熱の効
果が小さい二酸化ケイ素を0〜100vol%の割合に
て添加したものを、造粒、成形した後、300℃にて3
時間脱水し直径23.5mm、厚み30mmの成形体を
得た。
波加熱の効果を検討した。まず酸化亜鉛に対し、マイク
ロ波体での誘電損率が小さいため、マイクロ波加熱の効
果が小さい二酸化ケイ素を0〜100vol%の割合に
て添加したものを、造粒、成形した後、300℃にて3
時間脱水し直径23.5mm、厚み30mmの成形体を
得た。
【0015】次に上記試料に対し、共振周波数2.45
GHz、高周波出力500Wのマイクロ波を2分間照射
し加熱を行った結果を図2に示す。
GHz、高周波出力500Wのマイクロ波を2分間照射
し加熱を行った結果を図2に示す。
【0016】この結果から、酸化亜鉛の含有量が60v
ol%以下である場合、マイクロ波による加熱効果が大
きく低下することから、酸化亜鉛の含有量は60%以
上、好ましくは80%以上であることが望ましい。
ol%以下である場合、マイクロ波による加熱効果が大
きく低下することから、酸化亜鉛の含有量は60%以
上、好ましくは80%以上であることが望ましい。
【0017】共振周波数については2.45GHz以外
でも加熱可能であるが、法規上の問題から、高出力に
て、この周波数以外の周波数帯を用いることが困難であ
ることから本発明の請求範囲外とする。
でも加熱可能であるが、法規上の問題から、高出力に
て、この周波数以外の周波数帯を用いることが困難であ
ることから本発明の請求範囲外とする。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、エネルギー効率が良く
かつ短時間でセラミックス材料の温度を上昇させること
ができ、生産効率を向上させることができる。
かつ短時間でセラミックス材料の温度を上昇させること
ができ、生産効率を向上させることができる。
【図1】従来の熱風循環式乾燥機及び本発明のマイクロ
波を用い加熱を行い常温で放冷した場合におけるセラミ
ックス焼結体温度と放冷時間の関係を表した特性図
波を用い加熱を行い常温で放冷した場合におけるセラミ
ックス焼結体温度と放冷時間の関係を表した特性図
【図2】被加熱体中の酸化亜鉛含有量とマイクロ波加熱
の効果の関係を表した特性図
の効果の関係を表した特性図
Claims (2)
- 【請求項1】 酸化亜鉛の含有量が60vol%以上で
ある電圧非直線抵抗体において、その製造工程上加熱が
必要な工程でセラミックス材料にマイクロ波を照射し、
セラミックス材料の自己発熱により温度を上昇させる電
圧非直線抵抗体の製造方法。 - 【請求項2】 照射するマイクロ波の周波数が2.45
GHzである請求項1に記載の電圧非直線抵抗体の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7302569A JPH09148106A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 電圧非直線抵抗体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7302569A JPH09148106A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 電圧非直線抵抗体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09148106A true JPH09148106A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17910565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7302569A Pending JPH09148106A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 電圧非直線抵抗体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09148106A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002015943A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-01-18 | Kyocera Corp | 誘電体の製造方法及びそれを用いた誘電体及びコンデンサ |
-
1995
- 1995-11-21 JP JP7302569A patent/JPH09148106A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002015943A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-01-18 | Kyocera Corp | 誘電体の製造方法及びそれを用いた誘電体及びコンデンサ |
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