JPH09148995A - ディジタル多重放送受信機 - Google Patents

ディジタル多重放送受信機

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JPH09148995A
JPH09148995A JP30146295A JP30146295A JPH09148995A JP H09148995 A JPH09148995 A JP H09148995A JP 30146295 A JP30146295 A JP 30146295A JP 30146295 A JP30146295 A JP 30146295A JP H09148995 A JPH09148995 A JP H09148995A
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JP
Japan
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signal
program
packet
counter
broadcast
Prior art date
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Pending
Application number
JP30146295A
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English (en)
Inventor
Natsuki Koshiro
夏樹 小代
Noriya Sakamoto
典哉 坂本
Masahiro Yamada
雅弘 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重方式ごとに専用のデマルチプレクサを用
意する必要をなくし、これによりハードウエアの大型化
およびコストアップの防止を図る。 【解決手段】 システム・クロック再生部135を、ア
ドレスデコーダ210、カウンタ218、複数のラッチ
回路211,212,213,214,215およびゲ
ート回路217からなるハードウエアにより構成し、カ
ウンタ218でシステム・クロックのカウントを行なう
とともに、カウンタ218へ時間情報をロードするタイ
ミング信号の生成およびカウンタ218の出力値をラッ
チするタイミング信号の生成をパルス生成回路216で
それぞれ行ない、かつ受信する放送信号の多重方式をデ
マルチプレクサのCPUで判定してこの判定した多重方
式に応じた周期のストローブ信号S11をパルス生成回
路216に与えることで、上記タイミング信号の生成タ
イミングを切り替えるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多重方式の異なる複
数種のディジタル放送をそれぞれ受信する可能なディジ
タル多重放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】将来のディジタル放送システムは、映像
や音声、データなどの情報を符号化したのちパケット化
して多重し、この多重化されたパケットをビットストリ
ームとして伝送する。この場合、符号化の手法が同じで
もパケット化して多重する方式が異なれば、受信側でパ
ケット多重されたビットストリームからパケットを分離
するためには多重方式ごとに異なったハードウェアが必
要となる。例えば、DVB(Digital Video Broadcasti
ng)の放送と、DSS(Digital Satellite System)の
放送とをそれぞれ受信しようとすると、これらの放送は
多重方式が異なっているので多重分離する回路は別々に
用意しなければならない。
【0003】図12に、パケット多重されたビットスト
リームの一般的な構造を示す。図12(a)中のL1は
1パケットの長さを示しており、この1パケット長は等
長である。パケットは、ヘッダとペイロードとから構成
されており、ヘッダには図12(b)に示すようにパケ
ットに固有のID(以下、パケットIDと呼ぶ)や、シ
ステム・クロックを再生するための時間情報PCRが記
載される。したがって、ヘッダを解析することによりパ
ケットを分離することができる。ペイロードは、符号化
されたデータそのものとなっている。図12(a)中の
L2はヘッダの長さを、またL3はペイロードの長さを
それぞれ示しており、L2,L3の長さは可変長であ
る。一般に、多重方式が異なればパケットの長さである
L1およびヘッダの構成は異なる。例えば、DVBだと
L1は188バイトとなっており、DSSだとL1は1
30バイトである。
【0004】図13は、異なる2種類の多重方式の放送
信号を受信するための従来におけるディジタル多重放送
受信機の構成の一例を示すものである。同図において、
アンテナ310,320ではそれぞれ異なった多重方式
の信号が受信される。アンテナ310で受信された信号
はチューナ311を経て復調器312で復調される。復
調された信号はエラー訂正回路313でエラー訂正が施
される。エラー訂正を施された信号はデマルチプレクサ
314に入力される。同様にアンテナ320で受信され
た信号は、チューナ321を経て復調器322で復調さ
れたのち、エラー訂正回路323でエラー訂正が施され
てデマルチプレクサ324に入力される。
【0005】このとき、端子301にはユーザが選択し
た番組を示す信号が入力され、この信号は番組選択信号
発生部330において多重方式を識別する信号および番
組を識別する信号に変換される。このうち多重方式を識
別する信号は選択回路316,325に入力され、一方
番組を識別する信号はデマルチプレクサ314,324
に入力される。
【0006】デマルチプレクサ314,324は、番組
選択信号発生部330から出力された番組識別信号に従
って受信パケットの多重分離処理が行なわれる。そし
て、この多重分離処理により分離されたパケットはそれ
ぞれ選択回路316,326に入力される。
【0007】またデマルチプレクサ314,324は、
電圧制御水晶発振器(VCXO)315,325ととも
にPLL回路を構成している。VCXO315,326
は、システム・クロックを発生するもので、このシステ
ム・クロックの周波数および位相はデマルチプレクサ3
14,324から出力される電圧制御信号により制御さ
れる。そうしてVCXO315,325から発生された
システム・クロックは、それぞれデマルチプレクサ31
4,324および選択回路316,326に供給され
る。
【0008】選択回路316,326は、番組選択信号
発生部330から出力された多重方式識別信号に従っ
て、VCXO315,325から出力されたシステム・
クロックのどちらかを選択するとともに、番組選択信号
発生部330から出力される多重方式を識別する信号に
従って、デマルチプレクサ314,324から出力され
た符号化信号のどちらかを選択する。
【0009】上記選択されたシステム・クロックは、復
号器331および表示処理回路332にそれぞれ入力さ
れる。また選択回路326で選択された符号化信号は、
復号器331に入力される。復号器331では符号化信
号の復号処理が行なわれ、これにより得られた復号信号
は表示処理回路332に入力されるとともにモニタ33
3に供給されて、映像および音声が再生される。
【0010】デマルチプレクサ314,324の内部構
成を図14に、またデマルチプレクサ314,324の
動作を説明するためのタイムチャートを図15に示す。
図14において、端子401から入力されたパケット化
されて多重されたビットストリームS1は、ヘッダ解析
回路411、時間情報分離回路412およびペイロード
分離回路414にそれぞれ入力される。いま例えば、デ
マルチプレクサ314がDVBの放送に対応したもので
あるとすれば、端子401に入力されるビットストリー
ムS1は、図15に示すように時間間隔T1が188バ
イトとなっている。ビットストリームS1のPA〜PJ
はそれぞれパケットを示しており、PA,PB,PD,
PF,PG,PHはユーザが選択した番組のパケットで
ある。その中で、PA,PB,PF,PHは時間情報が
挿入されているパケットである。
【0011】端子402から入力される番組選択信号は
ヘッダ解析回路411に入力される。ヘッダ解析回路4
11では、ユーザが選択した番組のパケットのヘッダの
解析が行なわれ、これにより得られたユーザが選択した
番組の時間情報S3およびパケットにおけるペイロード
の位置を示す信号S2が、それぞれ時間情報分離回路4
12およびペイロード分離回路414に供給される。信
号S2の“H”レベルで示している期間がペイロードの
部分であり、またS3の“H”レベルで示している期間
が時間情報が挿入されている部分に相当する。また、ヘ
ッダ解析回路411は、カウンタ418に時間情報をロ
ードすることを許可することを判定する信号S6をゲー
ト413に出力している。デマルチプレクサ314がD
VBの放送に対応したものであれば、ヘッダ解析回路4
11は、DVBの多重方式の信号のみを解析することが
可能となる。
【0012】時間情報分離回路412では、ユーザが選
択した番組のパケットに挿入されている時間情報を抜き
出し、この時間情報S8を加算器416およびカウンタ
418に出力している。それと同時に、ゲート413お
よびラッチ417にタイミング信号S4を出力してい
る。ヘッダ解析回路411の出力信号S6および時間情
報分離回路412の出力信号S4は、ゲート413を通
って図15のS7に示す信号となり、カウンタ418に
入力されてロードを制御する。信号S7は、“L”レベ
ルの期間において時間情報分離回路412から出力され
る時間情報S8をカウンタ418にロードする。図15
のタイムチャートにおいては、信号S7が“L”レベル
の期間のとき時間情報S8はPCR1となっており、こ
のPCR1をカウンタ418にロードされる。
【0013】端子404からは、VCXO315からシ
ステム・クロックが入力され、このシステム・クロック
によりカウンタ418は動作する。カウンタ418の出
力値は、ラッチ417においてタイミング信号S4によ
りラッチされる。ラッチ417の出力信号S5は、加算
器416に入力される。加算器416では、時間情報S
8と、カウンタ418の出力値S5との差分がとられ、
この差分信号S9はローパスフィルタ419へ出力され
る。ローパスフィルタ419の出力信号は、端子403
を経由してVCXO315に入力される。
【0014】ペイロード分離回路414では、ヘッダ解
析回路411から出力される信号S2に従って、ユーザ
が選択した番組のパケットからペイロードを抜き出し、
バッファ415に蓄積している。バッファ415は、蓄
積されたペイロードを端子405を介して復号器331
に出力している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のデ
ィジタル多重放送受信機は、デマルチプレクサ314,
324のハードウェアが、各多重方式に対応した専用の
構成となっている。このため、受信しようとする多重方
式の種類に応じた数のデマルチプレクサを用意しなけれ
ばならず、これによりハードウエアの回路規模が大形化
し、またコストアップになるという問題点があった。
【0016】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、多重方式ごとに専用の
デマルチプレクサを用意する必要をなくし、これにより
ハードウエアの規模の縮小とコストダウンを可能とした
ディジタル多重放送受信機を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、多重方式の異なる複数の放送信号に対し
共通のデマルチプレクサを備え、このデマルチプレクサ
に、ユーザが選択した番組に対応する多重方式を判定す
るための多重方式判定手段と、上記複数の放送信号の中
から上記ユーザが選択した番組に対応するパケットを分
離するデパケット手段と、上記多重方式判定手段の判定
結果に応じて、上記複数の放送信号ごとに当該放送信号
に挿入されている時間情報の挿入位置を表わすタイミン
グ信号を選択的に生成するためのハードウエアからなる
タイミング信号生成回路と、このタイミング信号生成回
路により生成されたタイミング信号に同期して上記パケ
ットに挿入されている時間情報を取り込み、この時間情
報を初期値としてシステム・クロックのカウント動作を
行なうハードウエアからなるカウンタと、上記タイミン
グ信号生成回路により生成されたタイミング信号に同期
して上記カウンタからカウント値を抽出するハードウエ
アからなるカウント値抽出回路とを設け、このカウント
値抽出回路により抽出されたカウント値と上記任意のパ
ケットに挿入されている時間情報との差分情報に基づい
て上記システム・クロックを制御するようにしたもので
ある。
【0018】したがってこの発明によれば、ユーザが番
組を選択すると、この選択した番組に対応する多重化方
式の放送信号に同期したタイミング信号が生成され、こ
のタイミング信号に同期してカウンタへの時間情報のロ
ードと、カウンタからのカウント値の抽出が行なわれる
ことになる。このため、複数の多重方式に対し共通の1
個のハードウエアを設けるだけで、システム・クロック
の制御をリアルタイムに行なうことができ、これにより
複数の多重方式ごとにシステム・クロック再生回路を設
けていた従来の受信機に比べ、ハードウエアの回路規模
を小さくすることが可能となる。
【0019】また、タイミング信号生成回路、カウンタ
およびカウント値抽出回路に加え、システム・クロック
制御手段をハードウエアにより構成することで、システ
ム・クロックの制御がソフトウエアに頼らずハードウエ
アにより行なわれることになり、これによりシステム・
クロック再生動作のリアルタイム性をさらに高めること
が可能となる。
【0020】さらにこの発明は、多重方式の判定を次の
ように行なうことも特徴としている。 (1)番組と多重方式との対応関係を表わす第1のテー
ブルを有し、ユーザが選択した番組に対応する放送信号
の多重方式を前記第1のテーブルを基に判定する。
【0021】(2)番組とアンテナの方向との対応関係
を表わす第2のテーブルと、アンテナの方向と多重方式
との対応関係を表わす第3テーブルとを有し、ユーザが
選択した番組に対応する放送信号の多重方式を前記第2
および第3のテーブルに基づいて判定する。
【0022】(3)ユーザが選択した番組に対応する放
送信号を受信してそのパケット周期を判定する手段を有
し、この手段により判定されたパケット周期を基に前記
受信した放送信号の多重方式を判定する。 (4)ユーザが直接方式を指定する。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は、この発明に係わるディジ
タル多重放送受信機の第1の実施の形態を示す回路ブロ
ック図であり、異なる2種類の多重方式の放送信号を受
信する受信機の構成を示している。
【0024】同図において、アンテナ110,120で
はそれぞれ異なった多重方式の信号が受信される。アン
テナ110で受信された信号はチューナ111を経て復
調器112で復調される。復調された信号はエラー訂正
回路113でエラー訂正が施される。エラー訂正された
信号はデマルチプレクサ130に入力される。同様にア
ンテナ120で受信された信号は、チューナ121を経
て復調器122で復調されたのち、エラー訂正回路12
3でエラー訂正が施されてデマルチプレクサ130に入
力される。
【0025】デマルチプレクサ130は、入力信号イン
タフェース131と、CPU132と、メモリ133
と、番組識別信号入力インタフェース134と、システ
ム・クロック再生部135と、電圧制御信号出力部13
6と、出力信号インタフェース137とから構成されて
おり、これらはアドレスバス140およびデータバス1
41を介して信号の授受を行なっている。
【0026】デマルチプレクサ130は、多重されたパ
ケットの分離処理をCPU132の制御により、つまり
ソフトウエア処理により行なっている。図3はこのデマ
ルチプレクサ130によるパケット分離処理の手順およ
び内容を示すフローチャートである。
【0027】図示しないリモコン装置などを用いて、ユ
ーザが番組を指定入力すると、このユーザが指定した番
組を示す番組識別信号が入力端子101を介してデマル
チプレクサ130に入力される(ステップ601)。こ
の番組識別信号は、各番組に対応した固有の値(以下番
組IDと呼ぶ)であり、番組識別信号インタフェース1
34を介してメモリ133に取り込まれる。これによ
り、デマルチプレクサ130は番組IDを取得すること
になる(ステップ602)。
【0028】メモリ133の別の領域には、番組IDと
多重方式との対応関係を記載したテーブル(以下番組I
D対方式IDテーブルと呼ぶ)が予め格納されている。
番組ID取得後にCPU132は、ステップ603にお
いてメモリ133から番組ID対方式IDテーブルを読
み出し、このテーブルを参照して上記番組IDに対応す
る方式IDを取得する(ステップ604)。そして、こ
の方式IDを取得することにより多重方式が決定する
と、CPU132は決定した多重方式のビットストリー
ムを入力信号インタフェース131よりメモリ133に
取り込む(ステップ605)。
【0029】次に、CPU132は、メモリ133に取
り込まれているビットストリームをパケットごとに取り
出してそのヘッダを解析する(ステップ606)。すな
わち、まず最初のパケットについてこのパケットがユー
ザの選択した番組に対応するパケットであるかどうかを
パケットIDと番組IDとを比較することにより判定す
る(ステップ607)。この判定の結果、ユーザが選択
した番組に対応するパケットでなければ、ステップ61
5で次のパケットを取り込んで、このパケットがユーザ
の選択した番組に対応するパケットであるか否かをステ
ップ606,607で判定する。以後ユーザが選択した
番組に対応するパケットが見つかるまで、上記判定処理
を繰返す。
【0030】以上の判定によりユーザが選択した番組に
対応するパケットが検出されると、このパケットにシス
テム・クロックを再生するための時間情報が挿入されて
いるかどうかの判定を行なう(ステップ608)。時間
情報が挿入されていれば、時間情報をパケットから抜き
出す処理をステップ609で行ない、挿入されていなけ
れば、ペイロードを抜き取る処理をステップ613で行
なう。
【0031】上記時間情報の抜き取りがなされると、C
PU132はシステム・クロック再生部135よりカウ
ンタ値を取り込む(ステップ610)。このカウンタ値
はシステム・クロックのカウント動作により得られたも
のである。そして、CPU132はステップ611でこ
のカウント値と時間情報との差分をとり、この差分値を
電圧制御信号出力部136よりVCXO150へ出力す
る(ステップ612)。この差分値出力後にCPU13
2は、ステップ613によりペイロードをパケットから
抜き取り、このペイロードをステップ614にて出力信
号インタフェース137より復号器151へ出力する。
このペイロードの出力を終了すると、CPU132はス
テップ615で次のパケットを取り込み、このパケット
についてステップ606およびステップ607でヘッダ
の解析を行ない、この解析結果に従って以上の動作を繰
り返す。
【0032】かくして、復号器151へは、ユーザが選
択した番組に対応する各パケットの符号化信号であるペ
イロードが順次供給される。復号器151ではペイロー
ドの復号処理が行なわれ、これにより得られた復号信号
は表示処理回路152に入力され、この表示処理回路1
52により表示処理された後モニタ152に供給され
て、ここで映像および音声が再生出力される。
【0033】以上のように、この実施の形態のデマルチ
プレクサ130では、ユーザが選択指定した番組に対応
するパケットの多重分離処理が、ソフトウェア処理によ
りプログラマブルに行なわれる。
【0034】ところで、この実施の形態では、上記デマ
ルチプレクサ130を構成する各回路のうち、システム
・クロック再生部135のみは専用のハードウェアによ
りリアルタイム処理でシステム・クロックの再生動作を
行なっている。しかも、2種類の多重方式に対応できる
ようにシステム・クロック再生部135のハードウェア
を共有化している。
【0035】以下に、システム・クロック再生部135
のハードウェアの構成およびその動作を説明する。図2
はこの実施の形態に係わるシステム・クロック再生部1
35の内部構成を示す回路ブロック図、図4はその動作
説明に使用するタイムチャートである。
【0036】図2において、端子202はデータバス1
41と接続されており、端子203はアドレスバス14
0と接続されている。端子201には入力信号インタフ
ェース131より、パケットに同期したストローブ信号
S11が入力される。このストローブ信号S11は、図
4に示すように時間間隔T1の周期信号であり、時間間
隔T1は1パケット長に対応している。この時間間隔T
1は多重方式ごとに異なり、DVBでは27MHzのシ
ステム・クロックにおいて188バイトの長さであり、
DSSでは130バイト長となっている。従って、デマ
ルチプレクサ130にDVBの信号を取り込んだとき
は、端子201から入力されるストローブ信号S11の
周期T1は188バイトとなり、DSSの信号を取り込
んだときは130バイトとなる。
【0037】この端子201から入力されたストローブ
信号S11は、パルス生成回路216に入力される。ラ
ッチ回路215には、データバス141より時間情報の
挿入位置を示すデータが入力される。時間情報の挿入位
置を示すデータは、時間情報がパケットの先頭から何バ
イト目に挿入されているかを示したデータである。ラッ
チ回路215では、時間情報の挿入位置を示すデータを
所定のタイミングでラッチする。そのラッチタイミング
は、端子203から入力されるアドレスをアドレスデコ
ーダ210でデコードした結果得られる。図4に上記ラ
ッチ回路215でラッチされた時間情報の挿入位置を示
すデータの一例を示しており、この例ではD1という時
間情報の挿入位置を示すデータがラッチされている。
【0038】パルス生成回路216では、上記ラッチ回
路215でラッチされた時間情報の挿入位置を示すデー
タに従ってストローブ信号S11に対し時間T2だけ遅
延したパルス信号が発生される。このパルス信号の発生
タイミングは時間情報の挿入位置に対応し、このパルス
信号S13はゲート回路217およびラッチ回路212
にそれぞれ供給される。
【0039】一方、データバス141からラッチ回路2
14へは、カウンタ218への時間情報のロードを制御
する信号が入力される。この時間情報のロードを制御す
る信号は、ラッチ回路214において所定のタイミング
でラッチされて、ゲート回路217へ出力される。ラッ
チ回路214の出力信号は、図4においてS15として
示してある。このラッチ回路214の出力信号S15に
おいて、“L”レベルの期間はロード禁止期間であり、
“H”レベルの期間はロード許可期間である。
【0040】ゲート回路217では、上記ラッチ回路2
14の出力信号S15によって、上記パルス生成回路2
16から出力されたラッチパルスS13がゲートされ
る。そして、このゲート回路217の出力信号は、図4
に示すようにロードパルスS16としてカウンタ218
に入力され、これによりカウンタ218への時間情報の
ロードが制御される。
【0041】またデータバス141からラッチ回路21
3へは、カウンタ218にロードするための時間情報が
供給され、この時間情報はラッチ回路213においてア
ドレスデコーダ210から出力される所定のタイミング
でラッチされる。ラッチ回路213の出力信号は、図4
にS17として示してある。カウンタ218は、ゲート
回路217から入力されるロードパルスS16が“L”
レベルの期間に、ラッチ回路213から入力される時間
情報S17をロードする。例えば図4においては、ロー
ドパルスS16が“L”レベルのときにラッチ回路21
3から出力されている時間情報は“PCRL”であるた
め、この“PCRL”の値がカウンタ218にロードさ
れる。
【0042】カウンタ218は、上記ロードした時間情
報“PCRL”を初期値として、端子207から入力さ
れたシステム・クロックのカウントを行ない、そのカウ
ント出力値をラッチ回路212へ出力する。ラッチ回路
212は、パルス生成回路216から出力されたラッチ
パルスS13によりカウンタ218の出力値をラッチ
し、ラッチ回路211へ出力する。このときラッチパル
スS13のタイミングは、全てのパケットに時間情報が
挿入されていると仮定すると、パケットに時間情報が挿
入されているタイミングに対応している。ラッチ回路2
12の出力信号は図4にS14として示してある。
【0043】しかし、全てのパケットに時間情報が挿入
されているわけではないし、また全てのパケットがユー
ザの選択した番組を再生するために必要なわけではな
い。このため、ラッチ回路211においては、アドレス
デコーダ210から出力されるラッチパルスに従って、
ユーザが選択した番組のパケットでかつ時間情報が挿入
されているパケットの時間情報と比較するために必要な
値だけを保持するようにしている。上記アドレスデコー
ダ210からラッチ回路211に出力されるラッチパル
スは、CPU132においてパケットを解析することに
より得られるアドレスを、アドレスデコーダ210でデ
コードすることにより得られる。上記ラッチ回路211
の出力信号は図4にS18として示してある。
【0044】このラッチ回路211の出力信号S18は
CPU132に取り込まれ、ソフトウェアにより処理さ
れる。すなわち、CPU132は、パケットに挿入され
ている時間情報と、ラッチ回路211の出力値S18、
つまりカウンタ218でカウントされた受信機の時間情
報との差分を求め、この差分値を電圧制御信号出力部1
36へ出力する。電圧制御信号出力部136は、上記差
分値に対応する制御電圧を発生してVCXO150に供
給する。
【0045】かくして、VCXO150の発振周波数は
受信パケットに挿入されている時間情報を基に制御さ
れ、これにより常に受信パケットに挿入されている時間
情報に対して同期がとれた高精度のシステム・クロック
が再生される。
【0046】以上述べたようにこの実施の形態によれ
ば、システム・クロック再生部135を、アドレスデコ
ーダ210、カウンタ218、複数のラッチ回路21
1,212,213,214,215およびゲート回路
217からなるハードウエアにより構成している。この
ため、特にリアルタイム性が重要視されるカウンタ21
8に時間情報をロードするタイミング、およびカウンタ
218の出力値をラッチするタイミングをそれぞれリア
ルタイムで処理することができる。
【0047】しかも、カウンタ218に時間情報をロー
ドするタイミングS16およびカウンタ218の出力値
をラッチするタイミングは、多重方式により異なる。し
かし、前述のタイミングS16は、端子201に入力さ
れるストローブ信号S11を基にパルス生成回路216
において生成しているため、端子201に入力されるス
トローブ信号S11をソフトウェアで切り換えることに
より、多重方式に対応したタイミングを生成することが
できる。従って、システム・クロック再生部135のハ
ードウェアは、端子201に入力されるストローブ信号
S11をソフトウェアで切り換えることにより複数の多
重方式に対応できるため、ハードウェアを共有化するこ
とができる。
【0048】また、上記実施形態では、ユーザが番組を
指定することで多重方式が決定されるため、ユーザは多
重方式を単独で指定入力する必要がなく、これにより操
作性を良好に保持することができる。
【0049】(第2の実施の形態)この発明の第2の実
施の形態は、ユーザがリモコン装置などの入力装置を用
いて視聴を希望する番組とともに多重方式を指定入力
し、デマルチプレクサがこの指定入力された多重方式に
応じて受信パケットにおける時間情報の挿入位置を表わ
すタイミング信号を生成し、このタイミング信号に同期
してカウンタへの時間情報のロードおよびカウンタから
の時間情報の取り出しを行なうようにしたものである。
【0050】図5は、この第2の実施の形態に係わるデ
ィジタル多重放送受信機の構成を示す回路ブロック図で
ある。なお、同図において前記図1と同一部分には同一
符号を付して詳しい説明は省略する。
【0051】デマルチプレクサ930には、番組識別信
号入力インタフェース931に加えて、方式識別信号入
力インタフェース932が設けてある。番組識別信号入
力インタフェース931は、リモコン装置などの入力装
置においてユーザが入力した番組を識別するためのID
(以下番組IDと呼ぶ)を端子901から取り込み、こ
の番組IDからなる番組識別信号をデータバス141を
介してCPU131へ転送する機能を有する。方式識別
信号入力インタフェース932は、リモコン装置などの
入力装置においてユーザが入力した多重方式を識別する
ためのID(以下方式IDと呼ぶ)を端子902から取
り込み、この方式IDからなる方式識別信号をデータバ
ス141を介してCPU131へ転送する機能を有す
る。
【0052】このような構成において、多重されたパケ
ットの分離処理は次のように行なわれる。図6はその処
理手順および処理内容を示すフローチャートである。ユ
ーザが図示しないリモコン装置などを用いて多重方式お
よび番組を順次指定入力すると、このユーザが指定した
多重方式を表わす方式識別信号および番組識別信号がそ
れぞれ端子902,901を介して方式識別信号入力イ
ンタフェース932および番組識別信号入力インタフェ
ース931に入力され、これらの識別信号はそれぞれス
テップ1002,1004においてデータバス141を
介してメモリ133に記憶される。すなわち、この実施
の形態では以後受信しようとする放送の多重方式がユー
ザの入力指定により直接設定される。
【0053】そうして多重方式が設定されると、デマル
チプレクサ930のCPU132はステップ605にお
いて上記指定された多重方式に対応するビットストリー
ムを入力信号インタフェース131よりメモリ133に
取り込む。そして、以後ステップ606〜ステップ61
5に示す手順にしたがって、先に述べた第1の実施の形
態と同様に、ユーザが指定した番組に対応するパケット
の分離処理が行なわれる。
【0054】またデマルチプレクサ930では、上記デ
パケット処理とともに、システム・クロック再生部13
5においてシステム・クロックの再生が行なわれる。こ
のときCPU132は、上記ユーザにより入力指定され
た多重方式に応じた周期を有するストローブ信号をシス
テム・クロック再生部135に与える。このため、シス
テム・クロック再生部135においては、上記指定され
た多重方式に対応して時間情報の挿入位置を示すタイミ
ング信号がタイミング生成回路216で生成され、この
タイミング信号に同期してカウンタ218への時間情報
のロード、およびカウンタ218のカウント出力値のラ
ッチが行なわれる。
【0055】したがって、この実施の形態においても、
ユーザが多重方式を予め指定入力することにより、CP
U132からシステム・クロック再生部135に与えら
れるストローブ信号が上記指定された多重方式に応じて
切り換わり、これによりシステム・クロック再生部13
5では1個のハードウェアを設けただけで、2つの多重
方式に対応することができる。
【0056】(第3の実施の形態)この発明の第3の実
施の形態は、複数の放送信号をアンテナの向きを変える
ことで選択的に受信し、かつアンテナの向きにより受信
しようとする放送信号の多重方式が1対1に決まるタイ
プの放送受信機において、アンテナの向きから多重方式
を判定して、この判定結果に応じて受信パケットにおけ
る時間情報の挿入位置を表わすタイミング信号を生成
し、このタイミング信号に同期してカウンタへの時間情
報のロードおよびカウンタからの時間情報の取り出しを
行なうようにしたものである。
【0057】図7は、この第3の実施の形態に係わるデ
ィジタル多重放送受信機の構成を示す回路ブロック図で
ある。なお、同図において前記図1と同一部分には同一
符号を付して詳しい説明は省略する。
【0058】デマルチプレクサ1130には、アンテナ
制御信号出力部1131が設けてある。このアンテナ制
御信号出力部1131は、CPU132の指示に応じて
アンテナの向きを制御するためのアンテナ制御信号を発
生し、このアンテナ制御信号をアンテナ110に供給し
てその指向性を可変制御するとともに、切替スイッチ1
110を切り替えるものである。
【0059】このような構成において、多重方式の判定
および多重されたパケットの分離処理は次のように行な
われる。図8はその処理手順および処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【0060】リモコン装置などを用いて、ユーザが番組
を指定入力すると、このユーザが指定した番組を示す番
組識別信号が入力端子101を介してデマルチプレクサ
1130に入力される(ステップ1201)。この番組
識別信号は、各番組に対応した固有の値であり、番組識
別信号インタフェース134を介してメモリ133に取
り込まれる。これにより、デマルチプレクサ1130は
番組IDを取得することになる(ステップ1202)。
【0061】メモリ133の別の領域には、番組IDと
アンテナ方向との対応関係を記載したテーブル(以下番
組ID対アンテナ方向IDテーブルと呼ぶ)が予め格納
されている。番組ID取得後にCPU132は、ステッ
プ1203においてメモリ133から番組ID対アンテ
ナ方向IDテーブルを読み出し、このテーブルを参照し
て上記番組IDに対応するアンテナ方向IDを取得する
(ステップ1204)。そして、このアンテナ方向ID
を取得すると、このアンテナ方向IDに応じてステップ
1205でアンテナ方向の制御指示をアンテナ制御信号
出力部1131に与える。このため、アンテナ制御信号
出力部1131からは上記指示に応じたアンテナ制御信
号が出力され、これによりアンテナ110の向きは変更
される。また同時に切替スイッチ1110が上記アンテ
ナ110の向きに応じた受信回路系の側に切り替わる。
【0062】次にCPU132は、ステップ1206に
おいて、メモリ133に予め格納されているアンテナ方
向ID対多重方式IDのテーブルを読出し、このテーブ
ルを参照してステップ1207で多重方式を判定する。
すなわち、この実施の形態では受信しようとする放送の
多重方式が、番組の入力指定に応じて制御されるアンテ
ナ110の向きから判定される。
【0063】そうして多重方式が判定されると、デマル
チプレクサ1130のCPU132はステップ605に
おいて上記判定された多重方式に対応するビットストリ
ームを入力信号インタフェース131よりメモリ133
に取り込む。そして、以後ステップ606〜ステップ6
15に示す手順にしたがって、先に述べた第1の実施の
形態と同様に、ユーザが指定した番組に対応するパケッ
トの分離処理が行なわれる。
【0064】またデマルチプレクサ1130では、上記
デパケット処理とともに、システム・クロック再生部1
35においてシステム・クロックの再生が行なわれる。
このときCPU132は、上記アンテナ110の向きか
ら判定された多重方式に応じて、この多重方式の放送信
号のパケットに周期が一致したストローブ信号をシステ
ム・クロック再生部135に与える。このため、システ
ム・クロック再生部135においては、上記判定された
多重方式に対応して時間情報の挿入位置を示すタイミン
グ信号がタイミング生成回路216で生成され、このタ
イミング信号に同期してカウンタ218への時間情報の
ロード、およびカウンタ218のカウント出力値のラッ
チが行なわれる。
【0065】このように、この第3の実施の形態におい
ては、ユーザが希望の番組を指定すると、この番組に対
応する放送信号を受信するべくアンテナ110の向きが
変更され、このアンテナ110の向きから放送信号の多
重化方式が判定されて、この判定結果に応じてデパケッ
ト処理およびシステム・クロックの再生処理が制御され
る。
【0066】したがって、この実施の形態においても、
多重方式が異なる2種の放送信号のデパケット処理を1
個のデマルチプレクサ1130によるソフトウエア処理
で行なうことができ、しかも上記各放送信号に対するシ
ステム・クロックの再生をデマルチプレクサ1130内
の1個のハードウエアからなるシステム・クロック再生
部135により行なうことができる。すなわち、1個の
デマルチプレクサ1130およびシステム・クロック再
生部135を備えるだけで、多重方式の異なる2種類の
放送信号を受信することができる。
【0067】(第4の実施の形態)この発明の第4の実
施の形態は、複数の放送信号をアンテナの向きを変える
ことで選択的に受信するタイプであるが、アンテナの向
きにより受信しようとする放送信号の多重方式が1対1
に決まらないタイプの放送受信機において、ユーザが指
定した番組を基にアンテナの向きと多重方式とをそれぞ
れ判定し、これらの判定結果に応じてアンテナの向き
と、デパケット処理およびシステム・クロックの再生を
制御するようにしたものである。
【0068】図9は、この実施の形態に係わるデマルチ
プレクサによる多重方式の判定およびデパケット処理の
手順および内容を示すフローチャートである。なお、受
信機の回路構成については前記図7と同一なので、以下
図7に示した符号を用いて説明する。
【0069】ユーザがリモコン装置などを用いて希望す
る番組を指定入力すると、このユーザが指定した番組を
示す番組識別信号が入力端子101を介してデマルチプ
レクサ1130に入力される(ステップ1301)。こ
の番組識別信号は、各番組に対応した固有の値であり、
番組識別信号インタフェース134を介してメモリ13
3に取り込まれる。これにより、デマルチプレクサ11
30は番組IDを取得することになる(ステップ130
2)。
【0070】メモリ133には、番組IDとアンテナ方
向との対応関係を記載したテーブルが予め格納されてい
る。番組ID取得後にCPU132は、ステップ130
3においてメモリ133から番組ID対アンテナ方向I
Dテーブルを読み出し、このテーブルを参照して上記番
組IDに対応するアンテナ方向IDを取得する(ステッ
プ1304)。そして、このアンテナ方向IDに応じて
ステップ1305でアンテナ方向の制御指示をアンテナ
制御信号出力部1131に与える。このため、アンテナ
制御信号出力部1131からは上記指示に応じたアンテ
ナ制御信号が出力され、ことによりアンテナ110の向
きは変更される。また同時に切替スイッチ1110が上
記アンテナ110の向きに応じた受信回路系の側に切替
わる。
【0071】次にCPU132は、ステップ1306に
おいて、メモリ133に予め格納されている番組ID対
多重方式IDテーブルを読み出し、このテーブルを参照
してステップ1307で多重方式を判定する。
【0072】すなわち、この実施の形態では受信しよう
とする放送信号の多重方式が、ユーザにより入力指定さ
れた番組に応じてアンテナ110の向きとは別個に判定
される。
【0073】そうして多重方式が判定されると、デマル
チプレクサ1130のCPU132はステップ605に
おいて上記判定された多重方式に対応するビットストリ
ームを入力信号インタフェース131よりメモリ133
に取り込む。そして、以後ステップ606〜ステップ6
15に示す手順にしたがって、先に述べた第1の実施の
形態と同様に、ユーザが指定した番組に対応するパケッ
トの分離処理が行なわれる。
【0074】またデマルチプレクサ1130では、上記
デパケット処理とともに、システム・クロック再生部1
35においてシステム・クロックの再生が行なわれる。
このときCPU132は、上記ユーザが指定入力した番
組を基に判定された多重方式に応じて、この多重方式の
放送信号のパケットに周期が一致したストローブ信号を
システム・クロック再生部135に与える。このため、
システム・クロック再生部135においては、上記判定
された多重方式に対応して時間情報の挿入位置を示すタ
イミング信号がタイミング生成回路216で生成され、
このタイミング信号に同期してカウンタ218への時間
情報のロード、およびカウンタ218のカウント出力値
のラッチが行なわれる。
【0075】このように、この第4の実施の形態におい
ては、ユーザが希望の番組を指定すると、この番組に対
応する放送信号を受信するべくアンテナ110の向きが
変更されるとともに、上記番組から上記アンテナ110
で受信する放送信号の多重方式が判定されて、この判定
結果に応じてデパケット処理およびシステム・クロック
の再生処理が制御される。
【0076】したがって、この実施の形態においても、
多重方式が異なる2種の放送信号のデパケット処理を1
個のデマルチプレクサ1130によるソフトウエア処理
で行なうことができ、しかも上記各放送信号に対するシ
ステム・クロックの再生をデマルチプレクサ1130内
の1個のハードウエアからなるシステム・クロック再生
部135により行なうことができる。すなわち、1個の
デマルチプレクサ1130およびシステム・クロック再
生部135を備えるだけで、多重方式の異なる2種類の
放送信号を受信することができる。
【0077】(第5の実施の形態)この発明の第5の実
施の形態は、多重方式の異なる2種類の放送信号をそれ
ぞれ受信してその各パケットの周期を測定し、この測定
結果から受信した放送信号の多重方式を判定して、この
判定結果をもとにデマルチプレクサにおいてデパケット
処理およびシステム・クロックの再生を制御するように
したものである。
【0078】図10は、この第5の実施の形態に係わる
ディジタル多重放送受信機の構成を示す回路ブロック図
である。なお、同図において前記図1と同一部分には同
一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0079】エラー訂正回路113,123から出力さ
れた各ビットストリームは、選択回路1410により択
一的に選択されてカウンタ1411に入力される。カウ
ンタ1411は上記入力されたビットストリームのクロ
ックをその1パケット周期分カウントしてそのカウント
値を判定回路1412に出力する。判定回路1412
は、上記カウンタ1411から出力されたカウント値か
ら受信した放送信号のパケット周期を判定し、その判定
結果をデマルチプレクサ1430に与える。
【0080】デマルチプレクサ1430は、方式識別信
号入力インタフェース1432を有しており、上記判定
回路1412の判定結果をこの方式識別信号入力インタ
フェース1432を介して取り込んで多重方式を判定
し、メモリ133に格納する。そして、デマルチプレク
サ1430は、上記判定回路1412より取り込んだ多
重方式の判定結果に基づいて、デパケット処理およびシ
ステム・クロックの再生処理をそれぞれ行なう。
【0081】図11は、デマルチプレクサ1430にお
ける多重方式の判定およびデパケット処理の手順および
内容を示すフローチャートである。リモコン装置などを
用いて、ユーザが番組を指定入力すると、このユーザが
指定した番組を示す番組識別信号が入力端子101を介
してデマルチプレクサ1430に入力される(ステップ
1501)。この番組識別信号は、各番組に対応した固
有の値であり、番組識別信号インタフェース134を介
してメモリ133に取り込まれる。これにより、デマル
チプレクサ1430は番組IDを取得することになる
(ステップ1502)。
【0082】メモリ133の別の領域には、番組IDと
アンテナ方向との対応関係を記載したテーブルが予め格
納されている。番組ID取得後にCPU132は、ステ
ップ1503においてメモリ133から番組ID対アン
テナ方向IDテーブルを読み出し、このテーブルを参照
して上記番組IDに対応するアンテナ方向IDを取得す
る(ステップ1504)。
【0083】そして、このアンテナ方向IDを取得する
と、このアンテナ方向IDに応じてステップ1505で
アンテナの選択指示をアンテナ選択信号出力部1431
に与える。このため、アンテナ選択信号出力部1431
からは上記指示に応じたアンテナ選択信号が出力され、
これにより選択回路1410が受信すべきアンテナの側
に切り替わる。したがって、カウンタ1411には上記
受信すべきアンテナにより受信された放送信号のビット
ストリームが入力され、その1パケット分のクロック数
がカウントされる。そして、このカウンタ1411のカ
ウント値は判定回路1412に入力されてここでパケッ
ト周期が判定され、その判定結果がデマルチプレクサ1
430に入力される。
【0084】デマルチプレクサ1430のCPU132
は、ステップ1506において上記パケット周期の判定
結果を基に今受信中の放送信号の多重方式を判定し、こ
の判定結果をメモリ133に格納する。
【0085】そうして多重方式が判定されると、デマル
チプレクサ1430のCPU132はステップ605に
おいて上記判定された多重方式に対応するビットストリ
ームを入力信号インタフェース131よりメモリ133
に取り込む。そして、以後ステップ606〜ステップ6
15に示す手順にしたがって、先に述べた第1の実施の
形態と同様に、ユーザが指定した番組に対応するパケッ
トの分離処理が行なわれる。
【0086】またデマルチプレクサ1430では、上記
デパケット処理とともに、システム・クロック再生部1
35においてシステム・クロックの再生が行なわれる。
このときCPU132は、上記受信した放送信号のパケ
ット周期から判定された多重方式に応じて、この多重方
式の放送信号パケットに周期が一致したストローブ信号
をシステム・クロック再生部135に与える。このた
め、システム・クロック再生部135においては、上記
判定された多重方式に対応して時間情報の挿入位置を示
すタイミング信号がタイミング生成回路216で生成さ
れ、このタイミング信号に同期してカウンタ218への
時間情報のロード、およびカウンタ218のカウント出
力値のラッチが行なわれる。
【0087】このように、この第5の実施の形態におい
ては、ユーザが希望の番組を指定すると、この番組に対
応する放送信号のビットストリームが選択回路1410
により選択されてカウンタ1411に入力され、このカ
ウンタ1411で1パケット分のクロック数がカウント
されてそのカウント値からパケット周期が判定回路14
12で判定される。そして、このパケット周期からデマ
ルチプレクサ1430において放送信号の多重化方式が
判定されて、この判定結果に応じてデパケット処理およ
びシステム・クロックの再生処理が制御される。
【0088】したがって、この実施の形態においても、
多重方式が異なる2種の放送信号のデパケット処理を1
個のデマルチプレクサ1430によるソフトウエア処理
で行なうことができ、しかも上記各放送信号に対するシ
ステム・クロックの再生をデマルチプレクサ1430内
の1個のハードウエアからなるシステム・クロック再生
部135により行なうことができる。すなわち、1個の
デマルチプレクサ1430およびシステム・クロック再
生部135を備えるだけで、多重方式の異なる2種類の
放送信号を受信することができる。
【0089】なお、この発明は上記各実施の形態に限定
されるものではない。例えば上記各実施の形態では、シ
ステム・クロック再生部に必要な各機能のうち、カウン
タ218のカウント値と受信パケットから抽出した時間
情報との比較、およびこの比較により得られた差分値に
応じてVCXO150に対し制御電圧値を与える制御
を、デマルチプレクサのCPU132においてソフトウ
エアで行なうようにしたが、これらの機能をハードウエ
アで実現してこれらをシステム・クロック再生部内に設
けるようにしてもよい。
【0090】このようにすると、システム・クロック再
生部のハードウエアの規模が大きくなるが、システム・
クロックの再生制御をさらに高速化することが可能とな
り、またデマルチプレクサのCPUの負担を軽減するこ
とが可能となる。
【0091】また、前記各実施の形態では多重方式の異
なる2種類の放送信号を受信する場合を例にとって説明
したが、本発明を多重方式が異なる3種類以上の放送信
号を受信する放送受信機に適用してもよい。その他、デ
マルチプレクサおよびシステム・クロック再生部のハー
ド構成、多重方式の判定やデパケット処理、システム・
クロック再生制御の手順および内容等についても、この
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施でき
る。
【0092】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、多重
方式の異なる複数の放送信号に対し共通のデマルチプレ
クサを備え、このデマルチプレクサに、ユーザが選択し
た番組に対応する多重方式を判定するための多重方式判
定手段と、上記複数の放送信号の中から上記ユーザが選
択した番組に対応するパケットを分離するデパケット手
段と、上記多重方式判定手段の判定結果に応じて、上記
複数の放送信号ごとに当該放送信号に挿入されている時
間情報の挿入位置を表わすタイミング信号を選択的に生
成するためのハードウエアからなるタイミング信号生成
回路と、このタイミング信号生成回路により生成された
タイミング信号に同期して上記パケットに挿入されてい
る時間情報を取り込み、この時間情報を初期値としてシ
ステム・クロックのカウント動作を行なうハードウエア
からなるカウンタと、上記タイミング信号生成回路によ
り生成されたタイミング信号に同期して上記カウンタか
らカウント値を抽出するハードウエアからなるカウント
値抽出回路とを設け、このカウント値抽出回路により抽
出されたカウント値と上記任意のパケットに挿入されて
いる時間情報との差分情報に基づいて上記システム・ク
ロックを制御するようにしている。
【0093】したがってこの発明によれば、多重方式ご
とに専用のデマルチプレクサを用意する必要がなくな
り、これによりハードウエアの規模の縮小とコストダウ
ンを図ることができるディジタル多重放送受信機を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるディジタル多重放送受信機の
第1の実施の形態を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した放送受信機のシステム・クロック
再生不部の構成を示す回路ブロック図。
【図3】図1に示した放送受信機のデマルチプレクサに
おける多重方式判定およびデパケット処理の手順および
内容を示すフローチャート。
【図4】図2に示したシステム・クロック再生部の動作
説明に使用するタイムチャート。
【図5】この発明に係わるディジタル多重放送受信機の
第2の実施の形態を示す回路ブロック図。
【図6】図5に示した放送受信機のデマルチプレクサに
おける多重方式判定およびデパケット処理の手順および
内容を示すフローチャート。
【図7】この発明に係わるディジタル多重放送受信機の
第3の実施の形態を示す回路ブロック図。
【図8】図7に示した放送受信機のデマルチプレクサに
おける多重方式判定およびデパケット処理の手順および
内容を示すフローチャート。
【図9】この発明の第4の実施の形態に係わるデマルチ
プレクサによる多重方式判定およびデパケット処理の手
順および内容を示すフローチャート。
【図10】この発明に係わるディジタル多重放送受信機
の第5の実施の形態を示す回路ブロック図。
【図11】図10に示した放送受信機のデマルチプレク
サにおける多重方式判定およびデパケット処理の手順お
よび内容を示すフローチャート。
【図12】放送信号のビットストリームの構造を示す
図。
【図13】従来のディジタル多重放送受信機の構成を示
す回路ブロック図。
【図14】図13に示した放送受信機のデマルチプレク
サの構成を示す回路ブロック図。
【図15】図14に示したデマルチプレクサのシステム
・クロック再生動作を説明するためのタイムチャート。
【符号の説明】
130,930,1130,1430…デマルチプレク
サ 131…入力信号インタフェース 132…CPU 133…メモリ 134,931…番組識別信号入力インタフェース 135…システム・クロック再生部 136…電圧制御信号出力部 137…出力信号インタフェース 210…アドレスデコーダ 211,212,213,214,215…ラッチ回路 216…パルス生成回路 217…ゲート回路 218…カウンタ 932,1432…方式識別信号入力インタフェース 1110…切替スイッチ 1131…アンテナ制御信号出力部 1410…放送信号の選択回路 1411…パケット長測定用のカウンタ 1412…パケット長の判定回路 1431…アンテナ選択信号出力部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重方式の異なる複数の放送信号をそれ
    ぞれ受信するディジタル多重放送受信機において、 前記複数の放送信号に対し共通のデマルチプレクサを備
    え、 このデマルチプレクサは、 ユーザが選択した番組に対応する多重方式を判定するた
    めの多重方式判定手段と、 前記複数の放送信号の中から前記ユーザが選択した番組
    に対応するパケットを分離するデパケット手段と、 前記多重方式判定手段の判定結果に応じて、前記複数の
    放送信号ごとに当該放送信号に挿入されている時間情報
    の挿入位置を表わすタイミング信号を選択的に生成する
    ためのタイミング信号生成回路と、 このタイミング信号生成回路により生成されたタイミン
    グ信号に同期して前記パケットに挿入されている時間情
    報を取り込み、この時間情報を初期値としてシステム・
    クロックのカウント動作を行なうカウンタと、 前記タイミング信号生成回路により生成されたタイミン
    グ信号に同期して前記カウンタからカウント値を抽出す
    るカウント値抽出回路と、 このカウント値抽出回路により抽出されたカウント値と
    前記任意のパケットに挿入されている時間情報との差分
    情報に基づいて前記システム・クロックを制御するため
    のシステム・クロック制御手段とを備え、 前記タイミング信号生成回路、カウンタおよびカウント
    値抽出回路がハードウエアにより構成されることを特徴
    とするディジタル多重放送受信機。
  2. 【請求項2】 タイミング信号生成回路、カウンタおよ
    びカウント値抽出回路に加え、システム・クロック制御
    手段をハードウエアにより構成したことを特徴とする請
    求項1記載のディジタル多重放送受信機。
  3. 【請求項3】 多重方式判定手段は、番組と多重方式と
    の対応関係を表わす第1のテーブルを有し、ユーザが選
    択した番組に対応する放送信号の多重方式を前記第1の
    テーブルを基に判定することを特徴とする請求項1記載
    のディジタル多重放送受信機。
  4. 【請求項4】 多重方式判定手段は、番組とアンテナの
    方向との対応関係を表わす第2のテーブルと、アンテナ
    の方向と多重方式との対応関係を表わす第3テーブルと
    を有し、ユーザが選択した番組に対応する放送信号の多
    重方式を前記第2および第3のテーブルに基づいて判定
    することを特徴とする請求項1記載のディジタル多重放
    送受信機。
  5. 【請求項5】 多重方式判定手段は、ユーザが選択した
    番組に対応する放送信号を受信してそのパケット周期を
    判定する手段を有し、この手段により判定されたパケッ
    ト周期を基に前記受信した放送信号の多重方式を判定す
    ることを特徴とする請求項1記載のディジタル多重放送
    受信機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6807398B1 (en) * 1998-10-27 2004-10-19 Fujitsu Limited Time synchronization system, satellite system applied to the time synchronization system, ground system applied in the time synchronization system, time synchronization method and a computer-readable recording medium with a program

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6807398B1 (en) * 1998-10-27 2004-10-19 Fujitsu Limited Time synchronization system, satellite system applied to the time synchronization system, ground system applied in the time synchronization system, time synchronization method and a computer-readable recording medium with a program

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