JPH0914916A - 格子干渉型変位検出装置 - Google Patents
格子干渉型変位検出装置Info
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- JPH0914916A JPH0914916A JP16554695A JP16554695A JPH0914916A JP H0914916 A JPH0914916 A JP H0914916A JP 16554695 A JP16554695 A JP 16554695A JP 16554695 A JP16554695 A JP 16554695A JP H0914916 A JPH0914916 A JP H0914916A
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- 239000011295 pitch Substances 0.000 claims abstract description 58
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 45
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 abstract description 20
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- 230000004907 flux Effects 0.000 abstract 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スケールの幅寸法を小さくでき、しかも、ス
ケールにコヒーレント光を導くための光学系を簡素化で
きる高分解能な格子干渉型変位検出装置を提供する。 【構成】 スケールSに、格子角度α1,α2,α3 が異な
り、かつ、ピッチP1,P 2,P3 がわずかに異なる複数の
格子パターンPT1,PT2,PT3 を多重形成して回折格
子Gを形成し、これに光束を照射する。1つの格子パタ
ーンで生成された異なる次数の回折光を混合し干渉縞を
つくる第1の光混合手段と、異なる格子パターンで生成
された同じ次数の回折光を混合し干渉縞を作る第2の光
混合手段とを設けることにより、周期の異なる複数の検
出信号を得る。
ケールにコヒーレント光を導くための光学系を簡素化で
きる高分解能な格子干渉型変位検出装置を提供する。 【構成】 スケールSに、格子角度α1,α2,α3 が異な
り、かつ、ピッチP1,P 2,P3 がわずかに異なる複数の
格子パターンPT1,PT2,PT3 を多重形成して回折格
子Gを形成し、これに光束を照射する。1つの格子パタ
ーンで生成された異なる次数の回折光を混合し干渉縞を
つくる第1の光混合手段と、異なる格子パターンで生成
された同じ次数の回折光を混合し干渉縞を作る第2の光
混合手段とを設けることにより、周期の異なる複数の検
出信号を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、格子干渉型変位検出装
置に関する。詳しくは、光の干渉を利用してスケールと
検出器との絶対的な変位量を検出するようにした格子干
渉型変位検出装置において、スケールの小型化に利用で
きる。
置に関する。詳しくは、光の干渉を利用してスケールと
検出器との絶対的な変位量を検出するようにした格子干
渉型変位検出装置において、スケールの小型化に利用で
きる。
【0002】
【背景技術】光電型エンコーダの高分解能化をはかった
ものの1つとして、スケールにホログラフィ技術を用い
て微細なピッチ(通常、1μm程度)の目盛を形成し、
その目盛を回折格子として積極的に回折を生じさせて検
出信号を得る格子干渉型変位検出装置が提案されている
(特開昭47−10034号公報)。
ものの1つとして、スケールにホログラフィ技術を用い
て微細なピッチ(通常、1μm程度)の目盛を形成し、
その目盛を回折格子として積極的に回折を生じさせて検
出信号を得る格子干渉型変位検出装置が提案されている
(特開昭47−10034号公報)。
【0003】一方、格子ピッチの異なる複数の格子トラ
ックをもつ第1スケールと、各格子トラックに対応して
格子窓を設けた第2スケールと、各格子窓に対向配置さ
れた光源および光電変換素子とによって構成された光学
式の絶対位置エンコーダが知られている(特開平4−7
6419号の従来技術参照)。
ックをもつ第1スケールと、各格子トラックに対応して
格子窓を設けた第2スケールと、各格子窓に対向配置さ
れた光源および光電変換素子とによって構成された光学
式の絶対位置エンコーダが知られている(特開平4−7
6419号の従来技術参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の格子
干渉型変位検出装置は、格子ピッチが小さいので、スケ
ールの移動速度が速くなると、検出回路の処理が追従で
きずミスカウントが生じてしまうため、移動速度が制約
される、あるいは、検出回路の処理速度を十分に高めな
ければならないという問題があった。そこで、後者の絶
対位置エンコーダの格子トラックの1つに、前記格子干
渉型変位検出装置の微細ピッチの回折格子を用いれば、
高分解能な絶対位置エンコーダが実現でき、移動速度の
制約も解消できる。
干渉型変位検出装置は、格子ピッチが小さいので、スケ
ールの移動速度が速くなると、検出回路の処理が追従で
きずミスカウントが生じてしまうため、移動速度が制約
される、あるいは、検出回路の処理速度を十分に高めな
ければならないという問題があった。そこで、後者の絶
対位置エンコーダの格子トラックの1つに、前記格子干
渉型変位検出装置の微細ピッチの回折格子を用いれば、
高分解能な絶対位置エンコーダが実現でき、移動速度の
制約も解消できる。
【0005】しかし、長いピッチの格子はホログラフィ
技術でつくることが困難なため、スケールの格子は別々
の工程で作らざるを得ず、スケールの製造プロセスが複
雑になるという問題が生じる。また、長いピッチの検出
は、第2スケールを必要とし、微細なピッチの検出はコ
ヒーレントな光源を必要とするなど検出原理の違う検出
器を混載するために検出器が大型化、複雑化するという
問題も生じる。
技術でつくることが困難なため、スケールの格子は別々
の工程で作らざるを得ず、スケールの製造プロセスが複
雑になるという問題が生じる。また、長いピッチの検出
は、第2スケールを必要とし、微細なピッチの検出はコ
ヒーレントな光源を必要とするなど検出原理の違う検出
器を混載するために検出器が大型化、複雑化するという
問題も生じる。
【0006】そこで、本出願人は、上述した従来の格子
干渉型変位検出装置のもつ問題点を解消し、1つの製造
技術でスケールができ、しかも、検出器が大型化、複雑
化することもなく、かつ、移動速度に制約のない高分解
能な格子干渉型変位検出装置を本発明と同時に提案し
た。これを、図4〜図7を参照しながら説明する。
干渉型変位検出装置のもつ問題点を解消し、1つの製造
技術でスケールができ、しかも、検出器が大型化、複雑
化することもなく、かつ、移動速度に制約のない高分解
能な格子干渉型変位検出装置を本発明と同時に提案し
た。これを、図4〜図7を参照しながら説明する。
【0007】図4は上記変位検出装置の検出光学系を示
す斜視図、図5はスケールを上面からみた平面図であ
る。これらの図に示すように、スケールS上には、格子
ピッチがわずかに異なる複数(ここでは、3本)の回折
格子トラックT1,T2,T3 がそれぞれ形成されている。
つまり、格子ピッチP1 の第1回折格子トラックT
1 と、格子ピッチP2 (P2 >P1 )の第2回折格子ト
ラックT2 と、格子ピッチP 3 (P2 >P3 >P1 )の
第3回折格子トラックT3 とがそれぞれ形成されてい
る。
す斜視図、図5はスケールを上面からみた平面図であ
る。これらの図に示すように、スケールS上には、格子
ピッチがわずかに異なる複数(ここでは、3本)の回折
格子トラックT1,T2,T3 がそれぞれ形成されている。
つまり、格子ピッチP1 の第1回折格子トラックT
1 と、格子ピッチP2 (P2 >P1 )の第2回折格子ト
ラックT2 と、格子ピッチP 3 (P2 >P3 >P1 )の
第3回折格子トラックT3 とがそれぞれ形成されてい
る。
【0008】これらの回折格子トラックT1,T2,T3 に
レーザビームを照射するための光源として、レーザダイ
オードLD1 が設けられている。レーザダイオードLD
1 から発射されたレーザビームはハーフミラーHM1 で
分割され、一方のレーザビームは第1回折格子トラック
T1 の中心を通る面内に方向を曲げられ第1回折格子ト
ラック照射用光源となる。他方のレーザビームはハーフ
ミラーHM2 に向かい、そこで、さらに分割される。ハ
ーフミラーHM2 で分割された一方のレーザビームは第
2回折格子トラックT2 の中心を通る面内に方向を曲げ
られ第2回折格子トラック照射用光源となる。他方のレ
ーザビームはミラーM1 に向かい、そこで、第3回折格
子トラックT3 の中心を通る面内に方向を曲げられ第3
回折格子トラック照射用光源となる。
レーザビームを照射するための光源として、レーザダイ
オードLD1 が設けられている。レーザダイオードLD
1 から発射されたレーザビームはハーフミラーHM1 で
分割され、一方のレーザビームは第1回折格子トラック
T1 の中心を通る面内に方向を曲げられ第1回折格子ト
ラック照射用光源となる。他方のレーザビームはハーフ
ミラーHM2 に向かい、そこで、さらに分割される。ハ
ーフミラーHM2 で分割された一方のレーザビームは第
2回折格子トラックT2 の中心を通る面内に方向を曲げ
られ第2回折格子トラック照射用光源となる。他方のレ
ーザビームはミラーM1 に向かい、そこで、第3回折格
子トラックT3 の中心を通る面内に方向を曲げられ第3
回折格子トラック照射用光源となる。
【0009】第1回折格子トラックT1 の検出系は、基
本的に特公平6−38050号と同等である。ただし、
説明の簡略化のため、ここでは、90度位相差信号を得
るための光学系は省略する。第1回折格子トラック照射
用レーザビームは、ハーフミラーHM3 で2分割され、
その後、両ビームはミラーM2,M3 で反射され、同一の
入射角でそれぞれ対称に第1回折格子トラックT1 の同
一点に入射される。ミラーM2 から第1回折格子トラッ
クT1 を通った1次回折光L1 はハーフミラーHM4 に
向かう。ミラーM3 から第1回折格子トラックT1 を通
った−1次回折光L1cはハーフミラーHM5 に向かう。
ハーフミラーHM4,HM5 でそれぞれ反射されたビーム
は、ハーフミラーHM6 で混合され、光電変換素子(受
光素子)PD1 上で干渉縞を作り、そこで電気信号に変
換される。
本的に特公平6−38050号と同等である。ただし、
説明の簡略化のため、ここでは、90度位相差信号を得
るための光学系は省略する。第1回折格子トラック照射
用レーザビームは、ハーフミラーHM3 で2分割され、
その後、両ビームはミラーM2,M3 で反射され、同一の
入射角でそれぞれ対称に第1回折格子トラックT1 の同
一点に入射される。ミラーM2 から第1回折格子トラッ
クT1 を通った1次回折光L1 はハーフミラーHM4 に
向かう。ミラーM3 から第1回折格子トラックT1 を通
った−1次回折光L1cはハーフミラーHM5 に向かう。
ハーフミラーHM4,HM5 でそれぞれ反射されたビーム
は、ハーフミラーHM6 で混合され、光電変換素子(受
光素子)PD1 上で干渉縞を作り、そこで電気信号に変
換される。
【0010】第2回折格子トラック照射用レーザビーム
は、ミラーM4 で反射され、第2回折格子トラックT2
に入射される。そこで、回折された1次回折光L2 はハ
ーフミラーHM7 に向かう。一方、前記第1回折格子ト
ラックT1 で回折された1次回折光L1 でかつハーフミ
ラーHM4 を透過した方のビームは、ミラーM5 で反射
され、ハーフミラーHM7 に向かう。ハーフミラーHM
7 で2つのビームL2,L1 は混合され、光電変換素子
(受光素子)PD2 上で干渉縞を作り、そこで電気信号
に変換される。
は、ミラーM4 で反射され、第2回折格子トラックT2
に入射される。そこで、回折された1次回折光L2 はハ
ーフミラーHM7 に向かう。一方、前記第1回折格子ト
ラックT1 で回折された1次回折光L1 でかつハーフミ
ラーHM4 を透過した方のビームは、ミラーM5 で反射
され、ハーフミラーHM7 に向かう。ハーフミラーHM
7 で2つのビームL2,L1 は混合され、光電変換素子
(受光素子)PD2 上で干渉縞を作り、そこで電気信号
に変換される。
【0011】第3回折格子トラック照射用レーザビーム
は、ミラーM6,M7 で反射され、第3回折格子トラック
T3 に入射される。そこで、回折された−1次回折光L
3cはハーフミラーHM8 に向かう。一方、前記第1回折
格子トラックT1 で回折された−1次回折光L1cでかつ
ハーフミラーHM5 を透過した方のビームは、ミラーM
8 で反射され、ハーフミラーHM8 に向かう。ハーフミ
ラーHM8 で2つのビームL3c, L1cは混合され、光電
変換素子(受光素子)PD3 上で干渉縞を作り、そこで
電気信号に変換される。
は、ミラーM6,M7 で反射され、第3回折格子トラック
T3 に入射される。そこで、回折された−1次回折光L
3cはハーフミラーHM8 に向かう。一方、前記第1回折
格子トラックT1 で回折された−1次回折光L1cでかつ
ハーフミラーHM5 を透過した方のビームは、ミラーM
8 で反射され、ハーフミラーHM8 に向かう。ハーフミ
ラーHM8 で2つのビームL3c, L1cは混合され、光電
変換素子(受光素子)PD3 上で干渉縞を作り、そこで
電気信号に変換される。
【0012】ここで、各回折光の電場をスケールの変位
xの複素振幅で表すと、
xの複素振幅で表すと、
【数1】 ただし、振幅は全て同じ1とした。
【0013】従って、受光素子PD1 上に現れる干渉縞
の電場E1 は、
の電場E1 は、
【数2】
【0014】光の強度は電場の複素振幅の絶対値の2乗
に比例するので、この干渉光の強度I1 は、
に比例するので、この干渉光の強度I1 は、
【数3】
【0015】従って、受光素子PD1 で検出される信号
は、スケールSの動きxに対して格子ピッチP1 の2倍
のピッチで周期変化する。このピッチPm1は、 Pm1=P1 /2…………………………………………………………(7) で表せる。たとえば、第1回折格子トラックT1 の格子
ピッチP1 が0.5〔μm〕とすると、受光素子PD1
で検出される信号のピッチPm1は Pm1=0.5/2=0.25〔μm〕 である。
は、スケールSの動きxに対して格子ピッチP1 の2倍
のピッチで周期変化する。このピッチPm1は、 Pm1=P1 /2…………………………………………………………(7) で表せる。たとえば、第1回折格子トラックT1 の格子
ピッチP1 が0.5〔μm〕とすると、受光素子PD1
で検出される信号のピッチPm1は Pm1=0.5/2=0.25〔μm〕 である。
【0016】同様に、受光素子PD2 上に現れる干渉縞
の電場E2 は、
の電場E2 は、
【数4】
【0017】干渉光の強度I2 は、
【数5】
【0018】従って、受光素子PD2 で検出される信号
は、スケールSの動きxに対して第1回折格子トラック
T1 の格子ピッチP1 と第2回折格子トラックT2 の格
子ピッチP2 から、次のように算出されるピッチPm2で
周期変化する。 Pm2=1/{(1/P1 )−(1/P2 )} =(P1 ・P2 )/(P2 −P1 )……………………………(10)
は、スケールSの動きxに対して第1回折格子トラック
T1 の格子ピッチP1 と第2回折格子トラックT2 の格
子ピッチP2 から、次のように算出されるピッチPm2で
周期変化する。 Pm2=1/{(1/P1 )−(1/P2 )} =(P1 ・P2 )/(P2 −P1 )……………………………(10)
【0019】ここで、Pm2をPm1のk1 倍に設定するに
は、(7)式と(10)式とから、 Pm2=k1 ・Pm1 (P1 ・P2 )/(P2 −P1 )=k1 ・P1 /2 P2 =(k1 ・P1 )/(k1 −2)………………………………(11) となる。
は、(7)式と(10)式とから、 Pm2=k1 ・Pm1 (P1 ・P2 )/(P2 −P1 )=k1 ・P1 /2 P2 =(k1 ・P1 )/(k1 −2)………………………………(11) となる。
【0020】たとえば、k1 =64倍とすると、前述の
ようにP1 =0.5〔μm〕として、 P2 =(64×0.5)/(64−2) =0.516129〔μm〕 に設定すれば、 Pm2=64×0.25 =16〔μm〕 のピッチをもつ周期信号が得られる。
ようにP1 =0.5〔μm〕として、 P2 =(64×0.5)/(64−2) =0.516129〔μm〕 に設定すれば、 Pm2=64×0.25 =16〔μm〕 のピッチをもつ周期信号が得られる。
【0021】同様に、受光素子PD3 上に現れる干渉縞
の電場E3 は、
の電場E3 は、
【数6】
【0022】干渉光の強度I3 は、
【数7】
【0023】従って、受光素子PD3 で検出される信号
は、スケールSの動きxに対して第1回折格子トラック
T1 の格子ピッチP1 と第3回折格子トラックT3 の格
子ピッチP3 から、次のように算出されるピッチPm3で
周期変化する。 Pm3=1/{(1/P1 )−(1/P3 )} =(P1 ・P3 )/(P3 −P1 )……………………………(14)
は、スケールSの動きxに対して第1回折格子トラック
T1 の格子ピッチP1 と第3回折格子トラックT3 の格
子ピッチP3 から、次のように算出されるピッチPm3で
周期変化する。 Pm3=1/{(1/P1 )−(1/P3 )} =(P1 ・P3 )/(P3 −P1 )……………………………(14)
【0024】ここで、Pm3をPm1のk2 倍に設定するに
は、(7)式と(14)式とから、 Pm3=k2 ・Pm1 (P1 ・P3 )/(P3 −P1 )=k1 ・P1 /2 P3 =(k2 ・P1 )/(k1 −2) ……………………………(15) となる。
は、(7)式と(14)式とから、 Pm3=k2 ・Pm1 (P1 ・P3 )/(P3 −P1 )=k1 ・P1 /2 P3 =(k2 ・P1 )/(k1 −2) ……………………………(15) となる。
【0025】たとえば、k2 =64×64=4096倍
とすると、前述のようにP1 =0.5〔μm〕として、 P3 =(4096×0.5)/(4096−2) =0.500244〔μm〕 に設定すれば、 Pm3=4096×0.25 =1024〔μm〕 のピッチをもつ周期信号が得られる。
とすると、前述のようにP1 =0.5〔μm〕として、 P3 =(4096×0.5)/(4096−2) =0.500244〔μm〕 に設定すれば、 Pm3=4096×0.25 =1024〔μm〕 のピッチをもつ周期信号が得られる。
【0026】このように、ピッチの非常に長い信号を取
出すのに、ピッチのわずかに異なる複数の回折格子トラ
ックを形成すればよいので、1つのスケール製造技術、
たとえば、ホログラフィ技術でつくることができる。ま
た、それぞれのピッチの検出信号を得る検出系は基本的
に同等なため、検出器の大型化、複雑化を最小限に抑え
ることができる。
出すのに、ピッチのわずかに異なる複数の回折格子トラ
ックを形成すればよいので、1つのスケール製造技術、
たとえば、ホログラフィ技術でつくることができる。ま
た、それぞれのピッチの検出信号を得る検出系は基本的
に同等なため、検出器の大型化、複雑化を最小限に抑え
ることができる。
【0027】以上のようにして、3つのピッチPm1, P
m2, Pm3の周期信号を得ることができるが、実際には9
0度位相差(ピッチの1/4周期ずれた)信号を検出す
る光学系を挿入して、合計6つの検出信号を得る必要が
ある。ちなみに、90度位相差信号を検出する光学系と
しては、特公平6−38050号公報記載の格子干渉型
変位検出装置と同じように、各ハーフミラーHM6,HM
7,HM8 の後方にビームスプリッタを設け、各ハーフミ
ラーHM6,HM7,HM8 で混合された混合波を2分し、
一方の光路中に1/4波長板を挿入することによって、
他方の混合波の検出信号と90度位相の異なる検出信号
を得ることができる。
m2, Pm3の周期信号を得ることができるが、実際には9
0度位相差(ピッチの1/4周期ずれた)信号を検出す
る光学系を挿入して、合計6つの検出信号を得る必要が
ある。ちなみに、90度位相差信号を検出する光学系と
しては、特公平6−38050号公報記載の格子干渉型
変位検出装置と同じように、各ハーフミラーHM6,HM
7,HM8 の後方にビームスプリッタを設け、各ハーフミ
ラーHM6,HM7,HM8 で混合された混合波を2分し、
一方の光路中に1/4波長板を挿入することによって、
他方の混合波の検出信号と90度位相の異なる検出信号
を得ることができる。
【0028】そこで、このようにして得られたピッチP
m1の信号をI1cosとI1sin、ピッチPm2の信号をI2cos
とI2sin、ピッチPm3の信号をI3cosとI3sin、として
表し、これらを電気回路で演算することによってピッチ
Pm3の範囲の絶対位置データXabs を得る方法を、図6
に示す回路ブロック図を参照しながら説明する。
m1の信号をI1cosとI1sin、ピッチPm2の信号をI2cos
とI2sin、ピッチPm3の信号をI3cosとI3sin、として
表し、これらを電気回路で演算することによってピッチ
Pm3の範囲の絶対位置データXabs を得る方法を、図6
に示す回路ブロック図を参照しながら説明する。
【0029】図6において、90度位相差の2つの信号
I1cos,I1sinを位相変換回路1に通し、ピッチPm1の
1周期中のどの位置にいるか(位相θ1 )を算出する。
位相変換回路1は一般的には内挿回路と呼ばれており、
数種類の方法があるが、ここでは、A/D変換器11
A,11Bとメモリ(位相データ変換ROM)12とを
用いた方法で説明する。入力信号I1cos,I1sinをA/
D変換器11A,11BでA/D変換し、その出力デー
タで位相データ変換ROM12のアドレスを指定する。
位相データ変換ROM12には、入力データの組合せで
決まる位相情報を格納しておく。この場合の位相は、0
〜249までの離散値となるように設定すると、Pm1=
0.25〔μm〕の場合、分解能が1nmとなる。
I1cos,I1sinを位相変換回路1に通し、ピッチPm1の
1周期中のどの位置にいるか(位相θ1 )を算出する。
位相変換回路1は一般的には内挿回路と呼ばれており、
数種類の方法があるが、ここでは、A/D変換器11
A,11Bとメモリ(位相データ変換ROM)12とを
用いた方法で説明する。入力信号I1cos,I1sinをA/
D変換器11A,11BでA/D変換し、その出力デー
タで位相データ変換ROM12のアドレスを指定する。
位相データ変換ROM12には、入力データの組合せで
決まる位相情報を格納しておく。この場合の位相は、0
〜249までの離散値となるように設定すると、Pm1=
0.25〔μm〕の場合、分解能が1nmとなる。
【0030】I2cos,I2sinについても、同様の位相変
換回路2に通し、位相θ2 を算出する。この場合の位相
は、0〜255までの離散値とする。I3cos,I3sinに
ついても、同様の位相変換回路3に通し、位相θ3 を算
出する。この場合の位相は、0〜255までの離散値と
する。
換回路2に通し、位相θ2 を算出する。この場合の位相
は、0〜255までの離散値とする。I3cos,I3sinに
ついても、同様の位相変換回路3に通し、位相θ3 を算
出する。この場合の位相は、0〜255までの離散値と
する。
【0031】ここで、スケールSの動きxに対するそれ
ぞれの位相θ1,θ2,θ3 の変化を図7に示す。ピッチP
m2はピッチPm3の1/64であり、θ3 の位相分解能は
Pm3の1/256に設定しているので、Pm2よりも小さ
い(高い)分解能をもっている。同様に、ピッチPm1は
ピッチPm2の1/64であり、θ2 の位相分解能はPm2
の1/256に設定しているので、Pm1よりも小さい
(高い)分解能をもっている。このように、1段階長い
ピッチの位相分解能を1段階短いピッチよりも小さく
(高く)とることで、短いピッチの位相が長いピッチの
中の何番目の周期のものであるかを特定することができ
る。
ぞれの位相θ1,θ2,θ3 の変化を図7に示す。ピッチP
m2はピッチPm3の1/64であり、θ3 の位相分解能は
Pm3の1/256に設定しているので、Pm2よりも小さ
い(高い)分解能をもっている。同様に、ピッチPm1は
ピッチPm2の1/64であり、θ2 の位相分解能はPm2
の1/256に設定しているので、Pm1よりも小さい
(高い)分解能をもっている。このように、1段階長い
ピッチの位相分解能を1段階短いピッチよりも小さく
(高く)とることで、短いピッチの位相が長いピッチの
中の何番目の周期のものであるかを特定することができ
る。
【0032】図7において、スケールSがある位置で止
まったとき、位相θ1 はθ1', θ2はθ2', θ3 はθ3'
を示したとする。θ2'はピッチPm3の中のM番目の周期
であることがθ3'から、そして、θ1'はピッチPm2の中
のN番目の周期であることがθ2'から、適当な論理演算
を行うことで特定できる。たとえば、図7において、θ
3 の4ステップがピッチPm2に相当する。そこで、θ2'
がPm3の中のM番目であることを特定するには、θ3'を
4で割った商を求めればよい。
まったとき、位相θ1 はθ1', θ2はθ2', θ3 はθ3'
を示したとする。θ2'はピッチPm3の中のM番目の周期
であることがθ3'から、そして、θ1'はピッチPm2の中
のN番目の周期であることがθ2'から、適当な論理演算
を行うことで特定できる。たとえば、図7において、θ
3 の4ステップがピッチPm2に相当する。そこで、θ2'
がPm3の中のM番目であることを特定するには、θ3'を
4で割った商を求めればよい。
【0033】ただし、θ2 が255から0に切りかわる
時とθ3 のステップとが、必ずしも一致するとは限らな
いので、次のような演算を行って冗長性を持たせる。θ
3'を4で割った商をm、余りをs1 とすると、もし、s
1 =0、かつ、128≦θ2'ならば、M=m−1、も
し、s1 =3、かつ、θ2'<128ならば、M=m+
1、その他の条件では、M=mである。また、θ1'がP
m2の中のN番目であることを特定するのも同様である。
θ2'を4で割った商をn、余りをs2 とすると、もし、
s2 =0、かつ、125≦θ1'ならば、N=n−1、も
し、s2 =3、かつ、θ1'<125ならば、N=n+
1、その他の条件では、N=nである。
時とθ3 のステップとが、必ずしも一致するとは限らな
いので、次のような演算を行って冗長性を持たせる。θ
3'を4で割った商をm、余りをs1 とすると、もし、s
1 =0、かつ、128≦θ2'ならば、M=m−1、も
し、s1 =3、かつ、θ2'<128ならば、M=m+
1、その他の条件では、M=mである。また、θ1'がP
m2の中のN番目であることを特定するのも同様である。
θ2'を4で割った商をn、余りをs2 とすると、もし、
s2 =0、かつ、125≦θ1'ならば、N=n−1、も
し、s2 =3、かつ、θ1'<125ならば、N=n+
1、その他の条件では、N=nである。
【0034】このようにして、θ3', θ2'からM,Nを
特定した後、図6の合成演算回路4において、 Xabs =M・Pm2+N・Pm1 +(θ1'/250)Pm1 ……………………(16) の演算を行うことで、絶対位置データXabs を算出でき
る。ただし、M,N番は0から始まるとする。以上のよ
うにすることで、1024〔μm〕のピッチPm3の間の
絶対位置を1nm分解能で読み取れる高分解能な格子干
渉型変位検出装置が実現できる。
特定した後、図6の合成演算回路4において、 Xabs =M・Pm2+N・Pm1 +(θ1'/250)Pm1 ……………………(16) の演算を行うことで、絶対位置データXabs を算出でき
る。ただし、M,N番は0から始まるとする。以上のよ
うにすることで、1024〔μm〕のピッチPm3の間の
絶対位置を1nm分解能で読み取れる高分解能な格子干
渉型変位検出装置が実現できる。
【0035】ところが、上述した格子干渉型変位検出装
置に用いられるスケールSは移動方向に沿って平行な複
数の回折格子トラックT1,T2,T3 をもつため、スケー
ルSの幅寸法が大きくなってしまうという問題があっ
た。しかも、光源(レーザダイオードLD1 )からのレ
ーザビームを各回折格子トラックT1,T2,T3 に導くた
めの光学系が複雑であるという問題があった。
置に用いられるスケールSは移動方向に沿って平行な複
数の回折格子トラックT1,T2,T3 をもつため、スケー
ルSの幅寸法が大きくなってしまうという問題があっ
た。しかも、光源(レーザダイオードLD1 )からのレ
ーザビームを各回折格子トラックT1,T2,T3 に導くた
めの光学系が複雑であるという問題があった。
【0036】本発明の目的は、上述した本出願人提案の
格子干渉型変位検出装置の利点を維持しつつ、その欠点
を解消した格子干渉型変位検出装置を提供することにあ
る。つまり、1つの製造技術でスケールができ、しか
も、検出器が大型化、複雑化することもなく、かつ、移
動速度に制約のない高分解能な変位検出装置で、さら
に、スケールの幅寸法を小さくでき、しかも、スケール
にコヒーレント光を導くための光学系が簡素化できる格
子干渉型変位検出装置を提供することにある。
格子干渉型変位検出装置の利点を維持しつつ、その欠点
を解消した格子干渉型変位検出装置を提供することにあ
る。つまり、1つの製造技術でスケールができ、しか
も、検出器が大型化、複雑化することもなく、かつ、移
動速度に制約のない高分解能な変位検出装置で、さら
に、スケールの幅寸法を小さくでき、しかも、スケール
にコヒーレント光を導くための光学系が簡素化できる格
子干渉型変位検出装置を提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明の格子干渉型変位
検出装置は、格子角度が互いに異なり、かつ、格子ピッ
チがわずかに異なる複数の格子パターンが多重形成され
た回折格子をもつスケールと、このスケールの回折格子
に光束を照射する光源と、前記回折格子の各格子パター
ンで生成された方向の異なる回折光のうち1つの格子パ
ターンで生成された異なる次数の回折光を混合し干渉縞
をつくる第1の光混合手段と、前記異なる格子パターン
で生成された同じ次数の回折光を混合し干渉縞を作る第
2の光混合手段と、これらの干渉縞を光電変換する受光
素子を含む検出器とを備え、前記スケールと検出器との
相対変位に応じて周期の異なる複数の検出信号を同時に
生成することを特徴とする。
検出装置は、格子角度が互いに異なり、かつ、格子ピッ
チがわずかに異なる複数の格子パターンが多重形成され
た回折格子をもつスケールと、このスケールの回折格子
に光束を照射する光源と、前記回折格子の各格子パター
ンで生成された方向の異なる回折光のうち1つの格子パ
ターンで生成された異なる次数の回折光を混合し干渉縞
をつくる第1の光混合手段と、前記異なる格子パターン
で生成された同じ次数の回折光を混合し干渉縞を作る第
2の光混合手段と、これらの干渉縞を光電変換する受光
素子を含む検出器とを備え、前記スケールと検出器との
相対変位に応じて周期の異なる複数の検出信号を同時に
生成することを特徴とする。
【0038】
【作用】本発明の格子干渉型変位検出装置によれば、回
折格子の各格子パターンで生成された方向の異なる回折
光のうち1つの格子パターンで生成された異なる次数の
回折光を混合し干渉縞をつくる第1の光混合手段によっ
て短い周期で変化する検出信号を得ることができ、ま
た、異なる格子パターンで生成された同じ次数の回折光
を混合し干渉縞を作る第2の光混合手段によって長い周
期で変化する検出信号を得ることができる。また、これ
らの検出信号を得るにも、格子角度が互いに異なり、か
つ、格子ピッチがわずかに異なる複数の格子パターンを
スケール上に形成すればよいから、1つのスケール製造
技術でつくることができる。しかも、複数の格子パター
ンはスケール上に多重形成されているから、スケールの
幅寸法を小さくでき、かつ、スケールにコヒーレント光
を導くための光学系も簡素化できる。また、それぞれの
ピッチの検出信号を得る検出系も基本的に同等なため、
検出器の大型化、複雑化を抑えることができる。もとよ
り、移動速度にも制約がない。
折格子の各格子パターンで生成された方向の異なる回折
光のうち1つの格子パターンで生成された異なる次数の
回折光を混合し干渉縞をつくる第1の光混合手段によっ
て短い周期で変化する検出信号を得ることができ、ま
た、異なる格子パターンで生成された同じ次数の回折光
を混合し干渉縞を作る第2の光混合手段によって長い周
期で変化する検出信号を得ることができる。また、これ
らの検出信号を得るにも、格子角度が互いに異なり、か
つ、格子ピッチがわずかに異なる複数の格子パターンを
スケール上に形成すればよいから、1つのスケール製造
技術でつくることができる。しかも、複数の格子パター
ンはスケール上に多重形成されているから、スケールの
幅寸法を小さくでき、かつ、スケールにコヒーレント光
を導くための光学系も簡素化できる。また、それぞれの
ピッチの検出信号を得る検出系も基本的に同等なため、
検出器の大型化、複雑化を抑えることができる。もとよ
り、移動速度にも制約がない。
【0039】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を参照しながら
詳細に説明する。図1に本実施例に係る変位検出装置の
スケールを示す。(A)に示すように、スケールSに
は、回折格子Gが形成されている。回折格子Gは、格子
角度が互いに異なり、かつ、格子ピッチがわずかに異な
る複数(3つ)の格子パターンPT 1,PT2,PT3 が多
重(順に重なって)形成されている。
詳細に説明する。図1に本実施例に係る変位検出装置の
スケールを示す。(A)に示すように、スケールSに
は、回折格子Gが形成されている。回折格子Gは、格子
角度が互いに異なり、かつ、格子ピッチがわずかに異な
る複数(3つ)の格子パターンPT 1,PT2,PT3 が多
重(順に重なって)形成されている。
【0040】第1格子パターンPT1 は、図1(B)に
示すように、スケールSの移動方向に対して格子角度が
直角(α1 =90度)に刻まれ、かつ、格子ピッチ(移
動方向でのピッチ)がP1 に形成されている。第2格子
パターンPT2 は、図1(C)に示すように、スケール
Sの移動方向に対して格子角度がある角度(α2 =45
度)に刻まれ、かつ、格子ピッチ(移動方向でのピッ
チ)がP2 (P2 >P1 )に形成されている。第3格子
パターンPT3 は、図1(D)に示すように、スケール
Sの移動方向に対して格子角度が第2格子パターンPT
2 とは反対にある角度(α3 =45度)に刻まれ、か
つ、格子ピッチ(移動方向でのピッチ)がP3 (P2 >
P3 >P 1 )に形成されている。ちなみに、このような
スケールSをホログラフィ技術で作る場合は、参照光と
3方向からの光を順次干渉させて作ることができる。あ
るいは、EB(電子描画)装置を使っても描画分解能の
点で問題が残るが製作は可能である。
示すように、スケールSの移動方向に対して格子角度が
直角(α1 =90度)に刻まれ、かつ、格子ピッチ(移
動方向でのピッチ)がP1 に形成されている。第2格子
パターンPT2 は、図1(C)に示すように、スケール
Sの移動方向に対して格子角度がある角度(α2 =45
度)に刻まれ、かつ、格子ピッチ(移動方向でのピッ
チ)がP2 (P2 >P1 )に形成されている。第3格子
パターンPT3 は、図1(D)に示すように、スケール
Sの移動方向に対して格子角度が第2格子パターンPT
2 とは反対にある角度(α3 =45度)に刻まれ、か
つ、格子ピッチ(移動方向でのピッチ)がP3 (P2 >
P3 >P 1 )に形成されている。ちなみに、このような
スケールSをホログラフィ技術で作る場合は、参照光と
3方向からの光を順次干渉させて作ることができる。あ
るいは、EB(電子描画)装置を使っても描画分解能の
点で問題が残るが製作は可能である。
【0041】図2は図1のスケールSを用いた検出光学
系を示す斜視図、図3はその検出光学系を上から見た図
である。第1格子パターンPT1 の干渉信号を得るため
の光学系は、基本的に特公平6−38050号と同等で
ある。ただし、説明の簡略化のため、ここでは、90度
位相差信号を得るための光学系は省略する。光源である
レーザダイオードLD1 から発射されたレーザビーム
は、ハーフミラーHM1 で2分割され、その後、両ビー
ムはミラーM1,M2 で反射され、同一の入射角でそれぞ
れ対称に回折格子Gの同一点に入射される。入射点をP
としたとき、P,M1,HM1 で形成される面はスケール
Sの移動方向と平行に設置されているものとする
系を示す斜視図、図3はその検出光学系を上から見た図
である。第1格子パターンPT1 の干渉信号を得るため
の光学系は、基本的に特公平6−38050号と同等で
ある。ただし、説明の簡略化のため、ここでは、90度
位相差信号を得るための光学系は省略する。光源である
レーザダイオードLD1 から発射されたレーザビーム
は、ハーフミラーHM1 で2分割され、その後、両ビー
ムはミラーM1,M2 で反射され、同一の入射角でそれぞ
れ対称に回折格子Gの同一点に入射される。入射点をP
としたとき、P,M1,HM1 で形成される面はスケール
Sの移動方向と平行に設置されているものとする
【0042】前記ミラーM1 から回折格子Gを通った回
折光は、直進する1つの0次光と、3つの1次回折光L
1,L2,L3 に別れる。第1格子パターンPT1 で回折さ
れた1次回折光L1 は、スケールSの移動方向上のハー
フミラーHM2 に進む。第2格子パターンPT2 で回折
された1次回折光L2 は、スケールSの移動方向から外
れたミラーM4 に進む。第3格子パターンPT3 で回折
された1次回折光L3は、1次回折光L1 を挟み1次回
折光L2 とは反対側に進む。
折光は、直進する1つの0次光と、3つの1次回折光L
1,L2,L3 に別れる。第1格子パターンPT1 で回折さ
れた1次回折光L1 は、スケールSの移動方向上のハー
フミラーHM2 に進む。第2格子パターンPT2 で回折
された1次回折光L2 は、スケールSの移動方向から外
れたミラーM4 に進む。第3格子パターンPT3 で回折
された1次回折光L3は、1次回折光L1 を挟み1次回
折光L2 とは反対側に進む。
【0043】前記ミラーM2 から回折格子Gを通った回
折光も、直進する1つの0次光と、3つの−1次回折光
L1c, L2c, L3cに別れる。第1格子パターンPT1 で
回折された−1次回折光L1cは、スケールSの移動方向
上のハーフミラーHM3 に進む。第2格子パターンPT
2 で回折された−1次回折光L2cは、スケールSの移動
方向から外れた方向に進む。第3格子パターンPT3 で
回折された−1次回折光L3cは、−1次回折光L1cを挟
み−1次回折光L2cとは反対側のミラーM6 に進む。
折光も、直進する1つの0次光と、3つの−1次回折光
L1c, L2c, L3cに別れる。第1格子パターンPT1 で
回折された−1次回折光L1cは、スケールSの移動方向
上のハーフミラーHM3 に進む。第2格子パターンPT
2 で回折された−1次回折光L2cは、スケールSの移動
方向から外れた方向に進む。第3格子パターンPT3 で
回折された−1次回折光L3cは、−1次回折光L1cを挟
み−1次回折光L2cとは反対側のミラーM6 に進む。
【0044】前記第1格子パターンPT1 で回折された
1次回折光L1 と−1次回折光L1cのうち、ハーフミラ
ーHM2,HM3 で反射された光は、ハーフミラーHM4
で混合され、光電変換素子(受光素子)PD1 上で干渉
縞を作り、そこで電気信号に変換される。ここに、ハー
フミラーHM2,HM3,HM4 により、各格子パターンP
T1,PT2,PT3 で生成された方向の異なる回折光のう
ち1つの格子パターンPT1 で生成された異なる次数の
回折光L1,L1cを混合し干渉縞を作る第1の光混合手段
が構成されている。
1次回折光L1 と−1次回折光L1cのうち、ハーフミラ
ーHM2,HM3 で反射された光は、ハーフミラーHM4
で混合され、光電変換素子(受光素子)PD1 上で干渉
縞を作り、そこで電気信号に変換される。ここに、ハー
フミラーHM2,HM3,HM4 により、各格子パターンP
T1,PT2,PT3 で生成された方向の異なる回折光のう
ち1つの格子パターンPT1 で生成された異なる次数の
回折光L1,L1cを混合し干渉縞を作る第1の光混合手段
が構成されている。
【0045】前記ハーフミラーHM2 を透過した1次回
折光L1 は、ミラーM3 で方向を曲げられハーフミラー
HM5 に進む。一方、第2格子パターンPT2 で回折さ
れた1次回折光L2 は、ミラーM4 で方向を曲げられハ
ーフミラーHM5 に進む。ハーフミラーHM5 で2つの
光L1,L2 は混合され、光電変換素子(受光素子)PD
2 上で干渉縞を作り、そこで電気信号に変換される。こ
こに、ハーフミラーHM5 およびミラーM3,M4 によ
り、異なる格子パターンPT1,PT2 で生成された同じ
次数の回折光L1,L2 を混合し干渉縞を作る第2の光混
合手段が構成されている。
折光L1 は、ミラーM3 で方向を曲げられハーフミラー
HM5 に進む。一方、第2格子パターンPT2 で回折さ
れた1次回折光L2 は、ミラーM4 で方向を曲げられハ
ーフミラーHM5 に進む。ハーフミラーHM5 で2つの
光L1,L2 は混合され、光電変換素子(受光素子)PD
2 上で干渉縞を作り、そこで電気信号に変換される。こ
こに、ハーフミラーHM5 およびミラーM3,M4 によ
り、異なる格子パターンPT1,PT2 で生成された同じ
次数の回折光L1,L2 を混合し干渉縞を作る第2の光混
合手段が構成されている。
【0046】前記ハーフミラーHM3 を透過した−1次
回折光L1cは、ミラーM5 で方向を曲げられハーフミラ
ーHM6 に進む。一方、第3格子パターンPT3 で回折
された−1次回折光L3cは、ミラーM6 で方向を曲げら
れハーフミラーHM6 に進む。ハーフミラーHM6 で2
つの光L1c, L3cは混合され、光電変換素子(受光素
子)PD3 上で干渉縞を作り、そこで電気信号に変換さ
れる。ここに、ハーフミラーHM6 およびミラーM5,M
6 により、異なる格子パターンPT1,PT3 で生成され
た同じ次数の回折光L1c, L3cを混合し干渉縞を作る第
2の光混合手段が構成されている。
回折光L1cは、ミラーM5 で方向を曲げられハーフミラ
ーHM6 に進む。一方、第3格子パターンPT3 で回折
された−1次回折光L3cは、ミラーM6 で方向を曲げら
れハーフミラーHM6 に進む。ハーフミラーHM6 で2
つの光L1c, L3cは混合され、光電変換素子(受光素
子)PD3 上で干渉縞を作り、そこで電気信号に変換さ
れる。ここに、ハーフミラーHM6 およびミラーM5,M
6 により、異なる格子パターンPT1,PT3 で生成され
た同じ次数の回折光L1c, L3cを混合し干渉縞を作る第
2の光混合手段が構成されている。
【0047】このように、スケールSの移動方向に対し
て、格子角度(α1,α2,α3 )が互いに異なる複数の格
子パターンPT1,PT2,PT3 を多重形成した回折格子
Gを用いることで、それぞれの格子パターンPT1,PT
2,PT3 で回折される回折光の方向を変えることができ
る。従って、それぞれの格子パターン情報を独立に取り
出すことができるから、図4〜図7に示す複数の回折格
子トラックを用いたものと同じように変位検出が可能と
なる。
て、格子角度(α1,α2,α3 )が互いに異なる複数の格
子パターンPT1,PT2,PT3 を多重形成した回折格子
Gを用いることで、それぞれの格子パターンPT1,PT
2,PT3 で回折される回折光の方向を変えることができ
る。従って、それぞれの格子パターン情報を独立に取り
出すことができるから、図4〜図7に示す複数の回折格
子トラックを用いたものと同じように変位検出が可能と
なる。
【0048】すなわち、図4〜図7に示す格子干渉型変
位検出装置と同じように、 P1 =0.5〔μm〕 P2 =0.516219〔μm〕 P3 =0.500244〔μm〕 とすると、受光素子PD1 での干渉信号は0.25〔μ
m〕、受光素子PD2 での干渉信号は16〔μm〕、受
光素子PD3 での干渉信号は1024〔μm〕のピッチ
をもつ周期信号を得ることができる。
位検出装置と同じように、 P1 =0.5〔μm〕 P2 =0.516219〔μm〕 P3 =0.500244〔μm〕 とすると、受光素子PD1 での干渉信号は0.25〔μ
m〕、受光素子PD2 での干渉信号は16〔μm〕、受
光素子PD3 での干渉信号は1024〔μm〕のピッチ
をもつ周期信号を得ることができる。
【0049】従って、90度位相差信号を検出する光学
系を挿入して、合計6つの検出信号を得、これを図6に
示す検出回路に入力すれば、1024〔μm〕の範囲の
間の絶対位置を1nm分解能で読み取れる高分解能な格
子干渉型変位検出装置が実現できる。しかも、この実施
例によれば、複数の格子パターンPT1,PT2,PT3 は
スケールS上に多重形成されているから、図4〜図7に
示す格子干渉型変位検出装置の利点を維持しつつ、その
欠点を解消できる。つまり、スケールSの幅寸法を小さ
くでき、かつ、スケールSにコヒーレント光を導くため
の光学系を簡素化できる。
系を挿入して、合計6つの検出信号を得、これを図6に
示す検出回路に入力すれば、1024〔μm〕の範囲の
間の絶対位置を1nm分解能で読み取れる高分解能な格
子干渉型変位検出装置が実現できる。しかも、この実施
例によれば、複数の格子パターンPT1,PT2,PT3 は
スケールS上に多重形成されているから、図4〜図7に
示す格子干渉型変位検出装置の利点を維持しつつ、その
欠点を解消できる。つまり、スケールSの幅寸法を小さ
くでき、かつ、スケールSにコヒーレント光を導くため
の光学系を簡素化できる。
【0050】上記実施例では、3つの格子パターンPT
1,PT2,PT3 を多重形成した回折格子Gを用いたが、
格子角度を変えた4つ以上の格子パターンを多重形成し
て回折格子を構成し、かつ、光学系を増やすことで、よ
り多くの情報が得られるようにすれば、より正確に、あ
るいは、より長いストロークに亘って絶対位置の検出が
可能となる。
1,PT2,PT3 を多重形成した回折格子Gを用いたが、
格子角度を変えた4つ以上の格子パターンを多重形成し
て回折格子を構成し、かつ、光学系を増やすことで、よ
り多くの情報が得られるようにすれば、より正確に、あ
るいは、より長いストロークに亘って絶対位置の検出が
可能となる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、1つの製造技術でスケ
ールができ、しかも、検出器が大型化、複雑化すること
もなく、かつ、移動速度に制約のない高分解能な格子干
渉型変位検出装置を得ることができる。しかも、スケー
ルの幅寸法を小さくでき、かつ、スケールにコヒーレン
ト光を導くための光学系を簡素化できる。
ールができ、しかも、検出器が大型化、複雑化すること
もなく、かつ、移動速度に制約のない高分解能な格子干
渉型変位検出装置を得ることができる。しかも、スケー
ルの幅寸法を小さくでき、かつ、スケールにコヒーレン
ト光を導くための光学系を簡素化できる。
【図1】本発明に係る格子干渉型変位検出装置の一実施
例で用いるスケールを示す図である。
例で用いるスケールを示す図である。
【図2】同上実施例で用いられる検出光学系を示す斜視
図である。
図である。
【図3】図2の検出光学系を上から見た図である。
【図4】本発明に係る格子干渉型変位検出装置の基本原
理を示す斜視図である。
理を示す斜視図である。
【図5】図4で用いられるスケールの平面図である。
【図6】図4で用いられる検出回路を示すブロック図で
ある。
ある。
【図7】図6で求められる位相θ1,θ2,θ3 の変化を示
す図である。
す図である。
S スケール G 回折格子 PT1,PT2,PT3 格子パターン PD1 レーザダイオード(光源) HM2,HM3,HM4 ハーフミラー(第1の光混合手段) HM5 ハーフミラーおよびM3,M4 ミラー(第2の光混
合手段) HM6 ハーフミラーおよびM5,M6 ミラー(第2の光混
合手段) PD1,PD2,PD3 光電変換素子(受光素子)
合手段) HM6 ハーフミラーおよびM5,M6 ミラー(第2の光混
合手段) PD1,PD2,PD3 光電変換素子(受光素子)
Claims (1)
- 【請求項1】 格子角度が互いに異なり、かつ、格子ピ
ッチがわずかに異なる複数の格子パターンが多重形成さ
れた回折格子をもつスケールと、 このスケールの回折格子に光束を照射する光源と、 前記回折格子の各格子パターンで生成された方向の異な
る回折光のうち1つの格子パターンで生成された異なる
次数の回折光を混合し干渉縞をつくる第1の光混合手段
と、 前記異なる格子パターンで生成された同じ次数の回折光
を混合し干渉縞を作る第2の光混合手段と、 これらの干渉縞を光電変換する受光素子を含む検出器と
を備え、 前記スケールと検出器との相対変位に応じて周期の異な
る複数の検出信号を同時に生成することを特徴とする格
子干渉型変位検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16554695A JPH0914916A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 格子干渉型変位検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16554695A JPH0914916A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 格子干渉型変位検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914916A true JPH0914916A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15814439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16554695A Withdrawn JPH0914916A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 格子干渉型変位検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0914916A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2302331A2 (en) | 2009-09-18 | 2011-03-30 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Linear encoder, linear motor system, and method of manufacturing linear encoder |
| CN102095378A (zh) * | 2010-08-27 | 2011-06-15 | 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 | 一种光栅线位移传感器 |
| DE102018127676A1 (de) * | 2018-11-06 | 2020-05-07 | Sick Stegmann Gmbh | Optoelektronischer Sensor |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP16554695A patent/JPH0914916A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2302331A2 (en) | 2009-09-18 | 2011-03-30 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Linear encoder, linear motor system, and method of manufacturing linear encoder |
| US8354815B2 (en) | 2009-09-18 | 2013-01-15 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Linear encoder, linear motor system, and method of manufacturing linear encoder |
| CN102095378A (zh) * | 2010-08-27 | 2011-06-15 | 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 | 一种光栅线位移传感器 |
| DE102018127676A1 (de) * | 2018-11-06 | 2020-05-07 | Sick Stegmann Gmbh | Optoelektronischer Sensor |
| DE102018127676B4 (de) | 2018-11-06 | 2021-09-09 | Sick Ag | Optoelektronischer Sensor |
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