JPH09149463A - 電気通信システム - Google Patents

電気通信システム

Info

Publication number
JPH09149463A
JPH09149463A JP8210718A JP21071896A JPH09149463A JP H09149463 A JPH09149463 A JP H09149463A JP 8210718 A JP8210718 A JP 8210718A JP 21071896 A JP21071896 A JP 21071896A JP H09149463 A JPH09149463 A JP H09149463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
communication
telephone
interface
lan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8210718A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09149463A5 (ja
Inventor
Stuart Johnston
ジョンソン,チュアート
Roberto Morassi
モラッシ,ロベルト
Isabelle Moreau
モロ・イザベル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
Publication of JPH09149463A publication Critical patent/JPH09149463A/ja
Publication of JPH09149463A5 publication Critical patent/JPH09149463A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、分散型で自己管理型の移動通
信システムを提供することである。 【解決手段】上記目的は、複数の基地局と、基地局を相
互接続する通信チャンネルと、各々が、通信チャンネル
とは別個の追加チャンネルを介して、基地局と通信する
ことができ、また、その物理的位置の如何を問わず、対
応する基地局との特有の照合関係を有する、複数の通信
装置とからなり、基地局は各々、選択された通信装置と
の通信を、ある基地局と選択された装置の間の通信が、
その基地局とその装置の間で直接追加チャンネルを介す
るか、第1の基地局と選択された装置の間の通信が、通
信チャンネル、追加チャンネル、及び多くても1つの他
の基地局を介するか、のいずれかで確立するように構成
され、第1の基地局は、選択された装置に特有に関連し
た基地局である、電気通信システムにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気通信システム
に関し、特に、専用ではないが、移動通信を提供するシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信を提供する各種の装置、及び方
法が知られている。従って、例えば、移動電話システム
が利用可能であり、これにより、ユーザは、公衆交換電
話網(PSTN)への物理的な有線リンクがなくとも、かか
る電話網を介して電話をかけることが可能になる。これ
らのシステムには、いわゆるコードレス、又は建物内サ
ービスが含まれ、これらは、例えばCT-2、又はデジタル
式欧州コードレス電気通信(DECT)規格に準拠して、ユー
ザの仕事場といった領域内での比較的近距離のサービス
を提供する。DECT空中インターフェースを実施する装置
は通常、低電力無線トランシーバを含む基地局と、この
基地局と通信するために、第2のトランシーバを含む移
動無線電話機モジュールからなる。
【0003】また、ローカルエリアネットワーク(LAN)
を伴うシステム中に、移動通信を提供することも知られ
ている。ヨーロッパ特許出願第0 479 477 号には、分散
切り換えセルラ通信システムが記載されており、無線モ
ジュールが、1つの基地局のサービス領域から他の基地
局のサービス領域へと移動する際に、その無線モジュー
ル向けられる信号が、LAN を介して基地局間で経路指定
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】基地局は、電話回線に
よって直接PSTNに接続されるか、又は構内自動電話交換
機(PABX)を介して接続される。これには欠点があり、
すなわち、ある組織に設置された追加のDECT装置には各
々、専用のPSTN回線、又はPABX回線が必要になるが、そ
れによって個々のユーザの電話回線に与えられるのは、
移動可能な内線にすぎないということである。ある建物
内の任意の場所に位置する、任意の移動電話機に通話す
る機能のような、追加的な装備を設けるには、PABXの設
置、又は更新によるかなりの設備投資が必要となる。さ
らに、ある組織が追加のDECT装置に投資する場合、唯一
の利点は、単純にDECT基地局の数が漸増することであ
り、DECT基地局同士の間には対話がなく、基地局を全体
として考慮したとき、提供される通信範囲が広がるわけ
ではない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの態様によ
れば、複数の基地局と、前記基地局を相互接続する通信
チャンネルと、複数の通信装置であって、各々が前記通
信チャンネルとは別個の追加チャンネルを介して、前記
基地局と通信することができ、また各々がその物理的位
置の如何を問わず、対応する基地局との特有の照合関係
を有する、複数の通信装置とからなり、前記基地局は各
々、選択された通信装置との通信の確立が、i) ある基
地局と選択された装置の間の通信が、その基地局とその
装置の間で直接前記追加チャンネルを介するか、又はi
i)第1の基地局と選択された装置の間の通信が、前記
通信チャンネル、前記追加チャンネル、及びせいぜい1
つの他の基地局を介してなされるように構成され、前記
第1の基地局は、選択された装置に特有に関係付けられ
た基地局である、電気通信システムが提供される。
【0006】本発明の他の態様によれば、複数の基地局
と、前記基地局を相互接続する通信チャンネルと、複数
の通信装置であって、各々が前記通信チャンネルとは別
個の追加チャンネルを介して、前記基地局と通信するこ
とができ、また各々がその物理的位置の如何を問わず、
対応する基地局との特有の照合関係を有する、複数の通
信装置と、前記システムの外部にある通信施設への、各
々の基地局用の個々のリンクとからなる電気通信システ
ムであって、前記基地局は、任意の前記通信装置と前記
外部の通信施設の間で、その通信装置に特有に関係付け
られた基地局を介して、すべての通信を経路指定するよ
うに動作する、電気通信システムが提供される。
【0007】本発明の更なる態様によれば、各々が対応
する通信領域を提供する、複数の基地局と、前記基地局
を相互接続する通信チャンネルと、複数の通信装置であ
って、各々が前記通信チャンネルとは別個の追加チャン
ネルを介して、前記基地局と通信することができ、また
各々がその物理的位置の如何を問わず、対応する基地局
との特有の照合関係を有する、複数の通信装置とからな
る電気通信システムであって、各々の通信装置は、それ
が位置する通信領域内の基地局と交信を確立するように
構成され、前記基地局は各々、通信装置からかかる交信
を受けると、前記通信チャンネルを介して、その通信装
置に特有に関係付けられた基地局に対して、その通信領
域内にその通信装置が存在することの表示を送るように
構成され、また、各々の基地局は、他の任意の基地局か
ら送られた、それに関係付けられた通信装置の存在のか
かる表示を受け取り、格納するように構成される、電気
通信システムが提供される。
【0008】次に、本発明による移動通信用の電気通信
システムを、添付図面を参照して、例として説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、移動通信用の
システム10は、いくつかの基地局12からなり、その各々
は、次に説明するように、それと特有に関係付けられた
対応する移動無線ユニット(音声及びシリアルデータ通
信の場合)を備える。各々の基地局は通常、個々のユー
ザに割り当てられ、そのユーザの通常の勤務場所(例え
ば、オフィス、個室、又はデスク)の都合の良い位置、
又はそれに隣接する位置に設けられる。無線ユニット
は、例えばコードレス電話機14、又は無線モジュール16
からなり、これは、符号18で図示されるような、携帯型
コンピュータ、又は情報装置の入出力ポート(例えば、
シリアル、パラレル、赤外線、又はPCMCIA)に接続すべ
く設計される。
【0010】基地局12によって、いくつかの異なる通信
機能を提供することができる。任意のコードレス電話機
14から、他のコードレス電話機に対して、又はシステム
10の外部にありPSTNに接続された電話機に対して、音声
通信を行なうことができる。本明細書で用いる“PSTN”
及び“公衆交換電話網”とは、装置間での電話、及びそ
れに関連した通信を提供する任意のネットワークを指
し、それには、固定の電気通信リンクに基づく従来の電
話網、移動電話用の公衆自動車電話網(PLMN)、等が含
まれる。シリアル通信は、例えばRS232 プロトコルを用
いて、1つはシステム10の外部にある、2つの情報装置
の間で同様に行なうことができる。データ通信は、任意
の適当な構成を有するコンピュータ又は情報装置18と、
LAN 通信用にシステム10に接続された他の任意の装置と
の間で、パケット(LAN)プロトコルを用いて行なうこと
ができる。
【0011】基地局は、必要とされる通信機能の特定の
組み合わせに応じて、各種の構成をとることができる。
1つの具体的で好適な構成を図2に示す。図2を参照す
ると、この構成での個々の基地局12は、5つの主要構成
要素を有する。すなわち、(1) 無線アンテナ22に接続さ
れ、DECTプロトコル等のコードレス電話プロトコルに従
って動作するように設計された、無線インターフェース
20であって、無線アンテナからの信号の範囲は100メ
ートル程度であり、この範囲が基地局12のサービスエリ
アを規定するような、無線インターフェース20と、(2)
標準テレホンジャックプラグ26に接続され、PSTN回線に
直接、又はPABXを介して結合するように設計された、電
話インターフェース24と、(3) 適当なLAN コネクタ30
(例えば、同軸プラグ)に接続され、IEEE 802.3規格、
又はIEEE 802.12 規格等の、標準LAN プロトコルに従っ
て動作するように設計された、LAN インターフェース28
と、(4) 適当な多極コネクタ34(例えば、9ピン又は2
5ピンのDコネクタ)に接続され、RS232 プロトコル等
の、標準シリアル通信プロトコルに従って動作するよう
に設計された、シリアルインターフェース32と、(5) こ
れらのインターフェースの各々に結合されて、それらの
動作を協調させ、インターフェース間での通信の経路指
定を、以下で説明するように、それぞれの信号フォーマ
ットとプロトコルの間での適当な変換により行い、無線
ユニットによって提供される機能を支援する、制御ユニ
ット36からなる。
【0012】電話インターフェース24の代わりに、基地
局12には、統合サービスデジタル網(ISDN)インターフ
ェース等の、より高帯域のPSTNサービスへの接続を行な
うためのインターフェースを設けることができる。同様
に、無線インターフェース20には、赤外線通信等の任意
の適当な無線技術を利用することができる。
【0013】基地局のこれらの構成要素はすべて、リン
ク38によって相互接続され、このリンクを用いて、基地
局を横断する通信、及び制御信号を、必要に応じて異な
る構成要素間で転送することができる。無線インターフ
ェース20は、いくつかの異なるDECTチャンネルに対する
メッセージを、DECTプロトコル規格に従って、同時に処
理、及び識別することができる。同様に、制御ユニット
36、及びLAN インターフェース28は、後で説明するよう
に、多数の通信経路に対するメッセージを、同時に処
理、及び識別することができる。
【0014】再度、図1を参照すると、各基地局12は、
対応するLAN コネクタ30を介してLAN 40に結合されてい
る。このLAN 自体は、従来と同様に動作して、それに接
続された局、すなわちノード間で、データパケットの転
送を行ない、また(42に示すような)ブリッジ、及びル
ータ等の既知の装置を介して、他のネットワークとの間
でデータパケットを交換することもできる。LAN 40は、
Ethernet(例えばIEEE802.3)、又は100VG-AnyLAN(す
なわちIEEE 802.12)等の、任意の適当なネットワーク技
術に基づくものとすることができる。しかし、このLAN
は、音声トラヒックを処理している際には、唯一システ
ム10を専用に支援するか、又は高速(100+ Mbit/s)技
術を用いるかのいずれかでなければならない。LAN 40上
では、ネットワークアーキテクチャのために、より高レ
ベルのOSI 7層モデルを実施する、いくつかの異なる通
信プロトコルを実行することができる。このLAN 上の基
地局はそれぞれ、例えばOSI モデルの第3層(IPアドレ
ス)、又は第4層(TCP アドレス)に関連して使用中の
LAN プロトコルによって決まる、識別アドレスを有す
る。図1において、基地局のIPアドレスは、各基地局に
関連した文字A、B、C、 等によって表わされる。ここ
で、本明細書に用いる12A、12B、12C という表記は、LA
N アドレスA、B、C、等 に対応する個々の基地局12を指
し、接尾辞のない参照符号12は、個々の身元に関係なく
基地局を総称的に指す。
【0015】各基地局12は、その対応するテレホンジャ
ックプラグ26を介して、電話 PABX44の対応する回線に
結合され、次いで、電話PABX 44 はPSTNに接続されてい
る。更に、基地局は、その多極コネクタ34を介して、補
助通信装置に結合される場合もある。従って、例えば図
示のように、基地局12E は、モデム46に結合され、モデ
ム46は、次いで基地局12E の電話回線によってPABX 44
に接続されている。PSTN回線、及びモデムといった設備
は、通常多数のユーザ間で共有できない資源であり、す
なわち、任意の特定時間に、ある特定のPSTN回線、及び
/又はモデムを介して、他のユーザへの有効な音声、又
はシリアルデータ通信を行なうことができるユーザは一
人だけである。これに対して、LAN 技術により、多数の
ユーザが、同時に同じ物理的な通信資源を共有可能とな
る。従って、音声、及びシリアルデータ通信用の構成
は、LAN 通信用の構成とは異なっており、まず最初にこ
れについて説明する。
【0016】以前に留意したように、各基地局12は、コ
ードレス電話機14、又は無線モジュール16といった、1
つ以上の無線ユニットと関連している。
【0017】各無線ユニットとそれに対応する基地局12
の間には、特有での個別の照合関係があるため、問題と
する基地局12は、それに関連した無線ユニット用の“ホ
ーム”基地局として機能する。こ照合関係は、“加入”
を用いて実施される。加入は、DECTプロトコルを実施す
るあらゆる装置に存在する特徴であり、そのために、無
線ユニットには、必要な関係を示す移動識別子が与えら
れ、この識別子は、関係する基地局12のIPアドレスに基
づく。各無線ユニットは、単一のホーム基地局を有する
が、ある基地局が、2つ以上の無線ユニット用のホーム
基地局となる場合もある。
【0018】電話機14は、DECT空中インターフェースを
用いて、基地局12と比較的近距離のコードレス音声通信
を行なうように設計されている。これら電話機の1つ
(14A)は、基地局12A のIPアドレスに基づく移動識別
子を有し、従って、基地局12Aがこの電話機のホーム基
地局となる。同様に、電話機14D は、そのホーム基地局
として基地局12D を有し、この局のIPアドレスが、その
移動識別子の基礎となる。無線モジュール16は、やはり
DECT空中インターフェースを用いて、基地局12とコード
レスシリアルデータ通信を行なうように設計されてい
る。このモジュール16E は、そのホーム基地局としての
基地局12E と特有に関係付けられ、そのためこの局のIP
アドレスを、その識別子の基礎として有する。
【0019】無線ユニットが、システム10の一部として
動作できるには、まずこの無線ユニットを、そのホーム
基地局としての基地局12に加入する必要がある。これが
通常行われるのは、無線ユニットが、システム10内の基
地局12の1つの範囲内で最初に起動されるか、又は基地
局12の1つに一時的に結線される時である(例えば、そ
れとともに供給された基地局12の設置後間もなく)。無
線ユニットは、この時点では移動識別子を持たず、基地
局12との交信に基づいて識別子を要求する。基地局の制
御ユニット36が、追加の無線ユニットの加入を許容でき
ると想定すると、制御ユニット36は、それに加入した無
線ユニットの(例えば、メモリ62内にある)“加入”テ
ーブルを更新して、この新しい装置を含め、それに関連
した認証コードを格納する。制御ユニットは又、(以下
でより詳細に説明するように、)“登録”テーブルを更
新して、その無線ユニットが、その局に“登録された”
ことを示す。最後に、制御ユニット36は、無線ユニット
に“許可”メッセージを送って、移動識別子と、無線ユ
ニットが独自に認証コードを導出できる種値を通知す
る。上記のように、この識別子は、基地局12のIPアドレ
スを含み、無線ユニット参照(例えば、基地局にすでに
加入している装置の数に基づく)が、このIPアドレスに
付加され、この新たな無線ユニットを独自に識別する。
許可メッセージを受け取ると、無線ユニットは、移動識
別子と種値を抽出して、それらを将来使用すべく内部に
(例えば、EEPROM、又はフラッシュメモリユニット等の
不揮発性メモリに)格納する。基地局の制御ユニット36
は通常、ある所定の最大数の無線ユニットからの加入要
求までしか許容することができない(例えば、各加入ユ
ニットを支援するのに要する、その基地局が利用できる
メモリ、及び他の資源に関係して)。基地局への加入ユ
ニット数が、すでにこの最大数に達している場合、制御
ユニット36は、新規の無線ユニットに“拒絶”メッセー
ジを送り、この場合、この無線ユニットが動作可能とな
るには、他の基地局に対して加入動作を試みる必要があ
る。
【0020】無線ユニットが、オンに切り換えられる
か、あるいはオン状態で、基地局12のサービスエリアへ
と移動する度に(これは、基地局から受け取った信号強
度によって示される)、登録手順が発生する。この手順
について次に詳しく述べる。簡単にいえば、無線ユニッ
トは、利用可能なDECTチャンネルを走査して、受信信号
強度が最大である基地局を識別する。次に、無線ユニッ
トは、その基地局にその存在の登録の要求を送出し、そ
の要求にはその移動識別子を含める。問題がなければ、
この基地局の制御ユニット36は、その登録テーブルを更
新して、その無線ユニットが、その局のサービスエリア
内に位置することを示す。その基地局が、その無線ユニ
ットのホーム基地局でない場合、この基地局は、“ビジ
ター”基地局であるとみなされ、従ってこの基地局は
又、その無線ユニットの位置をそのユニットのホーム基
地局に連絡して戻す。
【0021】無線ユニットへの、及びそこからの音声及
びシリアルデータ通信の経路指定の方法は、その無線ユ
ニットが、そのホーム基地局に登録されているかどうか
によって決まる。主として、次の2つの場合がある。す
なわち、(I)無線ユニットが、ホーム基地局に登録さ
れている場合と、(II)無線ユニットが、ホーム基地局
に未登録で、その代わりビジター基地局に登録されてい
る場合である。
【0022】いずれの場合にも、本発明の好適な実施態
様における、無線ユニットへの、及びそこからの音声及
びシリアルデータ通信は、そのホーム基地局のみを経由
する(Iの場合)か、他の1つ(1つのみ)の基地局を
経由して(IIの場合)、常にこのユニットのホーム基地
局を経由する。IIの場合には、次の2つの別形が可能で
ある。すなわち、(IIa) 無線ユニットが、ビジター基
地局と無線交信していない他の装置と通信している場合
(その理由としては、例えば、通信がPSTNを介して行な
われているために、又は他の装置が、異なる基地局に登
録された無線ユニットであるために)と、(IIb) 無線
ユニットが、同じ基地局にやはり登録された他の無線ユ
ニットと通信している場合である。
【0023】別形IIb の場合には、すべての通信の構成
を、必然的に伴う両方の無線ユニットに共通である、唯
一の基地局を経由するようにでき、そうするのに、この
基地局が、いずれかのユニットのホーム基地局であるか
どうかを問わない。しかし、この実施態様は非常に複雑
であり、またPABX 44 によって通常提供される機能が重
複してしまい、従って好ましいものではない。
【0024】図3から図10は、各種可能な構成を示
し、それらにより、通信の経路指定が、一方では、その
ホーム基地局か、ビジター基地局に登録された無線ユニ
ット(この例では、電話機14)と、他方では、PABXか、
対応するホーム基地局、又はビジター基地局に登録され
た他の電話機14との間でなされる。図11及び図12
は、次に説明するように、基地局12内での通信の対応す
る経路指定を示す。
【0025】最も単純な状況では、電話機14A がそのホ
ーム基地局12A に登録され、PABX 44 とPSTNを介して通
信するが、その状況を図3に示す。この場合、基地局12
A 内の制御ユニット36は、図4に示すように、それに関
連した無線インターフェース20と電話インターフェース
24の間で、内部的に通信を経路指定する。従って、電話
機14A の通信は、以下の経路を経由する。すなわち、
(1) 電話機と基地局の間のDECT無線チャンネル(符号48
で示す)と、(2) 基地局における、無線インターフェー
ス20、制御ユニット36、電話インターフェース24と、
(3) その基地局からPABX 44 への、及び更にそこからPS
TNへの電話回線である。
【0026】この通信経路を図3に破線50a で示す。
【0027】電話機14A が、基地局12B といった他の
(すなわちビジター)基地局に登録されている場合、通
信経路は図4の符号50b で示す通りである。この場合、
基地局12B 内の制御ユニット36は、図12の上部に示す
ように、それに関連した無線インターフェース20とLAN
インターフェース28の間で、通信を内部的に経路指定
し、基地局12A 内の制御ユニットは、図12の下部に示
すように、それに関連したLAN インターフェース28と電
話インターフェース24の間で、通信を内部的に経路指定
する。経路50bが経由するのは、(1) 電話機14A とビジ
ター基地局12B の間のDECT無線チャンネル48と、(2) ビ
ジター基地局12B 内の無線インターフェース20、制御ユ
ニット36、LANインターフェース28と、(3) ホーム基地
局12A へのLAN 40と、(4) ホーム基地局12A 内のLAN イ
ンターフェース28、制御ユニット36、電話インターフェ
ース24と、(5) ホーム基地局12A からPABX 44 への、更
にそこからPSTNへの電話回線である。
【0028】電話機14A と他の電話機14D の間の音声通
信で、それらが共に、関連した基地局12A 、及び12D に
登録されている場合の音声通信を図5に示し、この音声
通信は、以下の経路をたどる。すなわち、(1) 電話機14
A とそのホーム基地局12A の間のDECT無線チャンネル48
と、(2) 基地局12A 内の無線インターフェース20、制御
ユニット36、電話インターフェース24(図11に示すよ
うに構成されている)と、(3) 基地局12A とPABX 44 を
リンクする電話回線と、(4) PABX 44と、(5) 基地局12D
とPABX 44 をリンクする電話回線と、(6) 基地局12D
内の電話インターフェース24、制御ユニット36、無線イ
ンターフェース20(これも図4に示すように構成されて
いる)と、(7) 電話機14D とそのホーム局12D の間の、
符号52で示すDECT無線チャンネルである。
【0029】電話機14A とPABX 44 の間のこの経路の一
部を破線50c で示し、また電話機14DとPABX 44 の間の
これに相当する部分を短い破線54c で示す。
【0030】例えば、図6に示すように、電話機14D
が、代わりにビジター基地局12C に登録されている場
合、電話機14A と電話機14D の間の音声通信は、電話機
14A とPABX 44 の間の、図5の部分50c と同様の部分50
d と、電話機14D とPABX 44 の間の相当する部分54d か
らなる、以下の経路をたどる。すなわち、(1) 基地局12
D とPABX 44 をリンクする電話回線、(2) 基地局12D 内
の電話インターフェース24、制御ユニット36、LAN イン
ターフェース28(図12の下部に示すように構成されて
いる)と、(3) ビジター基地局12C へのLAN 40と、(4)
ビジター基地局12C 内のLAN インターフェース28、制御
ユニット36、無線インターフェース20(図12の上部に
示すように構成されている)と、(5) 電話機14D とビジ
ター基地局12C の間のDECT無線チャンネル52である。
【0031】電話機14A 、及び14D が共に、12B 及び12
C (図7)といった、それぞれ異なるビジター基地局に
登録されている場合、これらの電話機間の音声通信は、
部分50e 及び54e からなる経路をたどる。すなわち、
(1) 電話機14A とビジター基地局12B の間のDECT無線チ
ャンネル48と、(2) ビジター基地局12B 内の無線インタ
ーフェース20、制御ユニット36、LANインターフェース2
8(図12の上部に示すように構成されている)と、(3)
ホーム基地局12A へのLAN 40と、(4) ホーム基地局12A
内のLAN インターフェース28、制御ユニット36、電話
インターフェース24(図12の下部に示すように構成さ
れている)と、(5) 基地局12A とPABX 44 をリンクする
電話回線と、(6) PABX 44 と、(7) 第2のホーム基地局
12D とPABX 44 をリンクする電話回線と、(8) 基地局12
D 内の電話インターフェース24、制御ユニット36、LAN
インターフェース28(図12の下部に示すように構成さ
れている)と、(9) 第2のビジター基地局12C へのLAN
40と、(10)基地局12C 内のLAN インターフェース28、制
御ユニット36、無線インターフェース20(図12の上部
に示すように構成されている)と、(11)電話機14D とビ
ジター基地局12C の間のDECT無線チャンネル52である。
【0032】前の状況の特定の場合が生じるのは、図8
に示すように、電話機14A 、14D が各々、他方の電話機
のホーム基地局に登録されている場合であり、かかる状
況では、これらの電話機間の通信は、以下からなる経路
50f 及び54f をたどる。すなわち、(1) 電話機14A と基
地局12D (容量は、電話機14A のビジター基地局と同
様)の間のDECT無線チャンネル48と、(2) 基地局12D 内
の無線インターフェース20、制御ユニット36、LAN イン
ターフェース28(無線インターフェース20との通信に関
しては、図12の上部に示すように構成されている)
と、(3) (電話機14A のホーム基地局としての)基地局
12A へのLAN 40と、(4) 基地局12A 内のLAN インターフ
ェース28、制御ユニット36、電話インターフェース24
(電話インターフェース24との通信に関しては、図12
の下部に示すように構成されている)と、(5) 基地局12
A とPABX 44 をリンクする電話回線と、(6) PABX 44
と、(7) (電話機14D のホーム基地局としての)基地局
12D とPABX 44 をリンクする電話回線と、(8) 基地局12
D 内の電話インターフェース24、制御ユニット36、LAN
インターフェース28(電話インターフェースとの通信に
関しては、図12の下部に示すように構成されている)
と、(9) (電話機14D のビジター基地局としての)基地
局12A へのLAN 40と、(10)基地局12A 内のLAN インター
フェース28、制御ユニット36、無線インターフェース20
(無線インターフェース20との通信に関しては、図12
の上部に示すように構成されている)と、(11)電話機14
D とビジター基地局12A の間のDECT無線チャンネル52で
ある。
【0033】図8に示す状況において、2つの基地局12
A 、及び12D は各々、そこを経由する2つの異なる通信
経路を有することが分かる(ただし、いずれの経路も、
同じメッセージストリームを搬送し、またいずれの経路
も、各基地局にLAN インターフェース28を伴う)。基地
局12内の制御ユニット36は、このように同時に存在する
通信経路の異なる部分を識別することができ、また個々
のメッセージを、各メッセージが属する通信経路の部分
に応じて、(例えば、LAN インターフェース28から無線
インターフェース20、又は電話インターフェース24にと
いうように)適宜経路指定することができる。
【0034】図8に示す場合の一変形例では、電話機14
D が、基地局12A (すなわち、電話機14A に対するホー
ム基地局)に登録されるが、電話機14A は、例えば基地
局12B に登録される(従って、図7に示すように、電話
機14D のホーム基地局12D には登録されない)。この場
合、電話機14A と14D の間の通信経路は、電話機14Aの
ための図7の部分50e と、電話機14D のための図8の部
分54f の組み合わせからなる。
【0035】電話機14A 、及び14D が共に、電話機14A
のホーム基地局12A に登録されている場合、これら電話
機間の通信は、図9に示す経路50g に加えて、経路54g
をたどる。すなわち、(1) 電話機14A と(電話機14A の
ホーム基地局としての)基地局12A の間のDECT無線チャ
ンネル48と、(2) 基地局12A 内の無線インターフェース
20、制御ユニット36、電話インターフェース24(電話イ
ンターフェース24との通信に関しては、図11に示すよ
うに構成されている)と、(3) 基地局12A とPABX 44 を
リンクする電話回線と、(4) PABX 44 と、(5) 電話機14
D のホーム基地局12D とPABX 44 をリンクする電話回線
と、(6) 基地局12D 内の電話インターフェース24、制御
ユニット36、LAN インターフェース28(図12の下部に
示すように構成されている)と、(7) (電話機14D のビ
ジター基地局としての)基地局12A へのLAN 40と、(8)
基地局12A 内のLAN インターフェース28、制御ユニット
36、無線インターフェース20(LAN インターフェース28
との通信に関しては、図5の上部に示すように構成され
ている)と、(9) 電話機14D とビジター基地局12A の間
のDECT無線チャンネル52である。
【0036】図8に示すように、基地局12A 内の制御ユ
ニット36は、無線インターフェース20と、電話インター
フェース24か、又はLAN インターフェース28の間で、異
なるメッセージを、それらが属する通信経路の部分に応
じて経路指定する。
【0037】生じ得る最後の構成を図10に示す。この
構成では、電話機14A 、及び14D の両方が、いずれもの
電話機のホーム基地局でない、基地局12B に登録されて
いる。これら電話機14A と14D の間の音声通信は、経路
50h に加えて、経路54h をたどる。すなわち、以下のよ
うに、(1) 電話機14A とビジター基地局12B の間のDECT
無線チャンネル48と、(2) 基地局12B 内の無線インター
フェース20、制御ユニット36、LAN インターフェース28
(図12の上部に示すように構成されている)と、(3)
電話機14A のホーム基地局12A へのLAN 40と、(4) 基地
局12A 内のLAN インターフェース28、制御ユニット36、
電話インターフェース24(図12の下部に示すように構
成されている)と、(5) 基地局12A とPABX 44 をリンク
する電話回線と、(6) PABX 44 と、(7) 電話機14D のホ
ーム基地局12D とPABX 44 をリンクする電話回線と、
(8) 基地局12D 内の電話インターフェース24、制御ユニ
ット36、LAN インターフェース28(図12の下部に示す
ように構成されている)と、(9) ビジター基地局12B へ
のLAN 40と、(10)ビジター基地局12B 内のLAN インター
フェース28、制御ユニット36、無線インターフェース20
(図12の上部に示すように構成されている)と、(11)
電話機14D とビジター基地局12B の間のDECT無線チャン
ネル52である。
【0038】この場合、ビジター基地局12B 内の制御ユ
ニット36は、この局のLAN インターフェース28を介して
着信する、電話機14A か、又は電話機14D に向けられる
メッセージを、そのLAN パケットに含まれるアドレス情
報に従って識別し、無線インターフェース20に指令し
て、これらのメッセージを適当なDECTチャンネルを介し
て経路指定させる。
【0039】図13は、基地局12の主要構成要素をより
詳細に示す。図13を参照すると、制御ユニット36に
は、メモリ62に格納されているソフトウエアの制御のも
とに、この基地局の動作を協調させるための、マイクロ
プロセッサ60が含まれる。このソフトウエアは、さまざ
まな管理機能を実行する。すなわち、無線ユニットのホ
ーム基地局の確立のための加入、ビジター基地局におけ
る無線ユニットの登録、及びこの基地局のインターフェ
ース構成要素の動作の協調等である。この協調を可能と
し、またインターフェース構成要素を相互接続するため
に、この基地局には、通信リンク38によって各インター
フェース構成要素に結合された、スイッチ64が含まれ
る。このスイッチは、専用のハードウエア装置として実
施することができ、またソフトウエア制御下で、マイク
ロプロセッサ60によって提供される適当な通信機能とし
て実施することもできる。スイッチ64により、制御信号
が、各インターフェース構成要素へと通り、データが、
各インターフェース構成要素により用いられるデータと
信号フォーマットの間に必要とされる、適当な変換を任
意に組み合わせて、インターフェース構成要素間に通る
ことを可能にする。
【0040】無線インターフェース20には、各々がアン
テナ22に接続された、送信器70と受信器80が含まれる。
送信器70は、符号器72と変調器74を介して、関連したリ
ンク38からデータを受け取り、受信器80は、復調器82と
復号器84を介して、このリンクにデータを供給する。無
線インターフェース20内のこれら全てのモジュールの動
作は、DECTコントローラ78によって、DECTプロトコルに
従って協調され、DECTコントローラ78は又、リンク38に
直接結合されている。
【0041】電話インターフェース24には、規制要件に
適合した状態で、この基地局を電話回路(すなわちPABX
44 、又はPSTN自体)に安全に接続するために、回線イ
ンターフェース90が含まれる。PABX 44 がデジタル伝送
を用いていなければ、この電話インターフェースに関連
したリンク38上のデジタルデータは、電話回線を介して
送信するために、デジタル/アナログ(D/A)変換器92に
よってアナログ形式に変換されて、受信アナログ信号
は、リンク38を介して通信するために、アナログ/デジ
タル(A/D)変換器94によってデジタル形式に変換され
る。更に、二重トーン多重周波数(DTMF)モジュール96
が、電話網を介して押されたキーの身元を送信するため
に、電話機14のキーパッド操作によって発生する信号
(例えば、ダイアル動作のための信号)を適当なトーン
に変換する。
【0042】LAN インターフェース28は、関連したリン
ク38を介して受信されるフォーマットと、その基地局12
が結合されるLAN に対する適切なパケットフォーマット
との間で、データ変換を行なうための、パケット組立/
分解装置(PAD)100を備える。LAN パケットは、LAN ト
ランシーバ102によって送受信される。
【0043】シリアルインターフェース32は、関連した
リンク38を介して受信したデータと、コネクタ34を介し
て適当なビットレートで、ビットシリアル形式で伝搬す
るデータ信号との間の変換を行なうために、汎用非同期
送受信器(UART)110 を含む。
【0044】登録手順の実行は、無線ユニットが、オン
に切り換えられるか、又は1つの基地局12のサービスエ
リアから、他の基地局のサービスエリアに移動された場
合になされ、その登録手順を図14のフローチャートに
示す。
【0045】図14を参照すると、この手順はステップ
120 で開始され、それは、無線ユニットがオンされた場
合(それ以前には、ある基地局に加入しており、従って
すでに移動識別子を持っている)、又は受信信号強度の
変化により、その無線ユニットが、異なる基地局のサー
ビスエリア内に移動したことが指示された場合である。
このステップでは、無線ユニットは、それが位置するサ
ービスエリアの基地局に対して、そのユニットの存在の
登録の要求を送出し、その要求内に、自己の移動識別子
と、そのホーム基地局によって以前に供給された種値か
ら導出された認証コードに基づく認証値とを含める。
【0046】この要求の受信に基づいて、その基地局12
内の制御ユニット36は、ステップ122 において、その要
求内の移動識別子と、その基地局自体のIPアドレスとを
比較して、自らが要求を送出した無線ユニットのホーム
基地局であるかどうかを確定する。そのIPアドレスが、
移動識別子に含まれている場合、この無線ユニットは、
そのホーム基地局として、この基地局に加入済みである
と識別され、手順は直接ステップ130 に進む。このステ
ップにおいて、制御ユニット36は、この登録を拒絶する
場合があるが、その理由は例えば、その基地局には、現
在のところ他の無線ユニットをサービスするのに十分な
予備チャンネル帯域幅がない、又はその無線ユニットの
身元を確認することができないためである。そうでなけ
れば、制御ユニット36は、その加入テーブル、及び登録
テーブルを更新して、この無線ユニットが、その局自体
のサービスエリア内に位置することを指示する。この登
録手順の結果は、ステップ132 で、無線ユニットに通知
される。この手順が成功であると想定した場合、ステッ
プ134 で、基地局は、ステップ130 で加入テーブルに記
録された新しい情報が、この無線ユニットが以前に他の
基地局に登録されていたことを示しているかどうかをチ
ェックする。登録されていた場合、ステップ136 で、LA
N 40を介して他の基地局に対して、その無線ユニットが
もはやその基地局のサービスエリア内にはないことが通
知される。これによって、その他の基地局の制御ユニッ
ト36は、ステップ138 で、その登録テーブルを更新する
ことができる。
【0047】ステップ122 におけるテストにより、その
基地局自体のIPアドレスが、無線ユニットからの要求に
おける移動識別子に含まれていないことが示された場
合、この無線ユニットは、他の基地局に加入しており、
現在の基地局を“訪問している”ものとみなされる。登
録手順はステップ124 に進み、そこで、ビジター基地局
内の制御ユニット36が、LAN 40を介して、その無線ユニ
ットのホーム基地局内の制御ユニット36との網接続を生
成する(例えば、伝送制御プロトコルTCP に従って)。
ステップ126 において、この網接続を用いて、ビジター
基地局とホーム基地局内の制御ユニット間の対話が導通
可能になり、その結果、ビジター基地局内の制御ユニッ
トは、ホーム基地局の加入テーブル内のこの無線ユニッ
トに関する、認証チェックのための情報を含む、登録の
コピーを得ることができる。次のステップ128 におい
て、ビジター基地局は、その登録テーブルを更新して、
ステップ120 で登録手順を開始した無線ユニットの身元
と、そのホーム基地局の身元が示される。更に、ビジタ
ー基地局のIPアドレスを含む、その無線ユニットの新た
な位置情報が、LAN を介してホーム基地局に送られる。
その局は、ステップ130でその加入テーブルを更新し
て、その無線ユニットが、現在はそのIPアドレスを有す
る基地局に登録されていることを示す。登録手順の結果
は、ステップ132 において、ホーム基地局によって、ビ
ジター基地局を介して無線ユニットに通知される。次
に、ステップ134 における、無線ユニットのサービスエ
リア位置の如何なる変更に対するチェックと、ステップ
136 、及び138 における、必要な如何なる通知と更新
も、前述したように実行される。
【0048】電話機14を用いた通話の受信、及び発呼を
行なう手順を、それぞれ図15、図16のフローチャー
ト、及び図18、図19のフローチャートに示す。図1
7、及び図20は、あるビジター基地局のサービスエリ
ア内に位置する電話機14の場合の、基地局12間の対応す
るメッセージの流れを示す。
【0049】図15を参照すると、無線ユニット(例え
ば、電話機14A )に電話をかける場合、着信呼は、ステ
ップ200 に示すように、PSTNとPABX 44 を介して、その
電話機に対するホーム基地局12A 内の電話インターフェ
ース24に着信する。このインターフェースは、制御ユニ
ット36に対して、接続リンク38を介して呼びの存在を知
らせる信号を発し、ステップ202 において、制御ユニッ
トは、その登録テーブルをチェックして、電話機14A が
現在登録されているかどうかを調べる。登録されていれ
ば、制御ユニット36は、スイッチ64を動作させて、電話
インターフェース24を無線インターフェース20に接続
し、この呼びは、ステップ204 において、DECTプロトコ
ルに従って電話機14A に向けられる。
【0050】上記のように、スイッチ64は、ソフトウエ
ア制御下で、通信機能の手段により実施される。この場
合、電話インターフェース24を無線インターフェース20
に接続するスイッチ64の“動作”とは、例えば、適当な
プロトコルに従って、また通信“ポート”間での多数の
処理とメッセージ転送を支援する、リアルタイムプログ
ラミングのための周知の原理を用いて、電話インターフ
ェース24と無線インターフェース20の間で、メッセージ
とデータの転送を行なうために、制御ユニットが、電話
インターフェース24と無線インターフェース20の間の、
リンク38を介した信号接続を確立することからなる。制
御ユニットによってその基地局内で確立されるかかる接
続は各々、対応する識別子、すなわち“ハンドル”によ
って区別され、電話インターフェース24と無線インター
フェース20の間で交換される全てのメッセージには、そ
のメッセージが関係する接続のための識別子が含まれ
る。従って、例えば、無線インターフェース20は、この
識別子を用いて、それが受け取る各メッセージに用いる
べき無線チャンネルを判定することができ、これによっ
てメッセージは、適当な電話機14に送出される。音声通
信の場合には、安定したデータの流れが、ユーザにより
感知されるような、許容可能な品質の中断のない音声信
号を確保するためには、欠くことのできないものであ
り、従って各基地局内のインターフェース間で音声デー
タを転送する際に、遅延を最小限にすることが望まし
い。この目的のために、これらのインターフェース間
で、信号接続をバイパスした経路に沿って、音声データ
を転送することができる。例えば、電話インターフェー
ス24と無線インターフェース20は、信号接続が確立され
た場合に指定された位置において、かかるデータを、互
いの内部回路(例えば、バッファメモリ)に直接書き込
むことができるようにしてもよい。
【0051】登録テーブルが、電話機14A が、そのホー
ム基地局に登録されていないことを示す場合、この電話
機は、現在のところ他の基地局、なわちビジター基地局
に登録されており、従って、この呼びは、そのビジター
基地局を経由しなければならない。従って、ステップ20
6 において、制御ユニット36は、LAN インターフェース
28に指令して、音声通信用に登録された電話機14A を有
すると、加入テーブルで識別されたビジター基地局への
LAN 接続をセットアップさせる。このLAN 接続には、例
えば、2つの局間での信号メッセージの交換のためのTC
P 接続、及び音声パケットの交換に用いられる、ユーザ
データグラムプロトコル(UDP)接続が含まれる。
【0052】LAN 接続によって、音声信号の伝搬に過剰
な遅延が生じないことを保証するために、ステップ208
において、ホーム基地局が、自己とビジター基地局との
間でのデータパケットに対する往復戻り時間を、例え
ば、通常“ピンギング”として知られる処理を用いて評
価する。LAN 遅延(この往復時間の半分に等しい)が、
許容できる品質の音声伝送を保証する、所定の閾値より
小さくなければ、ホーム基地局は、その呼びを十分な品
質でセットアップできないと判定する。この場合、ステ
ップ210 に示すように、ビジター基地局に対して、その
呼びが失敗し、LAN 接続が開放された旨通知される。
【0053】LAN 遅延がこの閾値より小さければ、制御
ユニットは、ステップ212 において、ビジター基地局に
対して、LAN 接続を介して着信呼があることを合図し、
次に、ステップ214 と216 からなる時限ループに入り、
その呼びに対する受け入れを待つ。ステップ216 でのテ
ストにより、その呼びが、受け入れられる前に放棄され
たことがわかった場合、ステップ210 で、ビジター基地
局に対して、その呼びが失敗し、LAN 接続が開放された
ことが通知される。
【0054】図16に示すように、ステップ300 におい
て、ビジター基地局内の制御ユニット36は、LAN 接続を
セットアップし、また着信呼を通知するメッセージを受
け取り、その結果として、ステップ302 で、関連した無
線インターフェース20を介して、そのLAN メッセージを
送った基地局に関連した電話機14A にメッセージを送っ
て、その電話機にこの着信呼を通知する。次に、ビジタ
ー基地局の制御ユニットは、ステップ304 と306 からな
る時限ループに入って、電話機14A からの、その呼びの
受け入れが可能である旨の承認を待つ。ステップ306 で
のテストの際に、呼びが放棄されたことが通知される
と、ステップ308 で、この呼びは失敗となる。
【0055】ステップ304 で、その呼びを受け入れる承
認が、受信されたことが示されると、ビジター基地局内
の制御ユニットは、ステップ310 で、ホーム基地局に対
して受け入れを確認する。制御ユニットは又、(例え
ば、上記のように、関連したリンク38を介して、信号接
続を確立することによって、)スイッチ64を動作させ
て、関連した無線インターフェース20とLAN インターフ
ェース28を結合して、これらのインターフェース間で、
メッセージ、及びデータの転送を行なわせる。この接続
の区別は、前記のように、基地局内で用いられる対応す
る識別子によってなされるため、例えば、LAN インター
フェース28は、無線インターフェース20から受け取る各
メッセージに対して、どのLAN 接続を用いるべきかを判
定することができる。これらのインターフェース間で音
声データを転送する際に、遅延を最小限に抑えるため
に、データは、信号接続をバイパスする経路に沿って転
送される。従って、無線インターフェース20とLAN イン
ターフェース28は、信号接続が確立されたとき指定され
た位置において、かかるデータを互いの内部回路(例え
ば、バッファメモリ)に直接書き込むことができる。
【0056】再度、図15を参照すると、ビジター基地
局からの受け入れ確認は、ステップ214 で、ホーム基地
局によって検出され、その基地局内の制御ユニットは、
ステップ218 に進んで、そのスイッチ64を(例えば、信
号接続を確立するように)動作させて、それに関連した
電話インターフェース24とLAN インターフェース28の間
で、リンク38を介したメッセージ、及びデータの転送を
可能とする。PSTN回線からの音声信号は、必要であれ
ば、電話インターフェース内のA/D 変換器94によってデ
ジタル化され、そのリンクを介して、LAN インターフェ
ースに供給され、そこで、デジタル化音声信号は、ビジ
ター基地局を宛先とするパケットへと形成されて、LAN
を介してビジター基地局に送られる。逆に、ビジター基
地局から受信されたパケット内のデータは、LAN インタ
ーフェースによって抽出され、電話インターフェースに
転送され、D/A 変換器92によって音声信号に変換され
て、PSTN回線に印加される。
【0057】ステップ312(図16)において、ビジター
基地局は、上記と相補的な態様で、そのLAN インターフ
ェース28で、ホーム基地局からのパケットを受信し、LA
N インターフェースは、そこに含まれるデータを抽出
し、これらのデータをリンク38を介して、そのデータが
関係するインターフェース(従って、最終的にはそのデ
ータの宛先である電話機14)間の信号接続を識別するハ
ンドルとともに、関連した無線インターフェース20に供
給する。無線インターフェースは次いで、そのハンドル
の手段により識別された電話機14A に、音声信号を転送
する。電話機14Aからビジター基地局に入る音声データ
は、逆の経路でLAN インターフェース28に転送され、LA
N インターフェースは、パケットを組み立て、それらを
LAN を介して、電話機14A の身元に関係する、ビジター
基地局の登録テーブルに格納されたそのIPアドレスによ
って識別されるホーム基地局に送る。
【0058】2つの基地局間でのLAN を介したこのパケ
ット交換は、ビジター基地局が、電話機14がオンフック
状態になるのに応答して、ステップ314 でこの呼びの終
了を検出するまで継続し、その後、この基地局は、ステ
ップ316 において、ホーム基地局に開放メッセージを送
る。ホーム基地局が、ステップ220 で、この開放メッセ
ージを検出すると、PSTN回線上でこの呼びをクリアし、
ステップ222 において、ビジター基地局へのLAN 接続を
開放する。2つの基地局は又、それらのスイッチ64を動
作させて、音声データ転送に関係した対応するインター
フェース間の接続を解除する。
【0059】電話機14A が発呼を希望する場合、図18
のステップ400 に示すように、それが位置するサービス
エリアの基地局の制御ユニット36に対して、その移動識
別子を含むセットアップ要求を送る。制御ユニットは、
ステップ402 で、移動識別子が、その基地局のIPアドレ
スを含むかどうかをテストすることにより、それが、電
話機14A のホーム基地局内に位置しているかどうかをチ
ェックする。このホーム基地局内にある場合、制御ユニ
ット36は、上記のようにスイッチ64を動作させて、無線
インターフェース20を、リンク38を介して電話インター
フェース24に接続し、ステップ404 において、この呼び
は、基地局内で直接セットアップされる。
【0060】移動識別子が、この基地局のIPアドレスを
含んでいない場合、基地局はおそらく、電話機14A のビ
ジター基地局である。従って、制御ユニット36は、ステ
ップ406 に進んで、そこで、電話機14A が、それに登録
されているかどうかをチェックし、(登録されていると
想定すると、)この電話機の移動識別子から、この電話
機に対するホーム基地局のIPアドレスを抽出し、LAN イ
ンターフェース28に指令して、そのホーム基地局とのLA
N 接続(TCP、及びUDP)をセットアップさせる。 ステ
ップ408 において、制御ユニットは、図15のステップ
208 を参照して前述したように、ビジター基地局とホー
ム基地局の間のLAN 遅延時間を評価する。所定の閾値と
比較して示されるが、遅延時間が大きすぎる場合、ステ
ップ410で、この呼びは失敗したものとみなされ、ホー
ム基地局にこれが通知され、LAN接続が終了する。そう
でなければ、制御ユニットは、LAN 接続を用いて、ホー
ム基地局にメッセージを送って、呼びをセットアップす
る。
【0061】図19に示すように、ホーム基地局14A
は、ステップ500 で、このメッセージを受け取り、ステ
ップ502 で、その制御ユニット36が、関連した電話イン
ターフェース24に指令して、オフフック状態に移行さ
せ、PSTN回線に接続させる。制御ユニット36は又、接続
が行なわれたという認知を、LAN 40を介してビジター基
地局に送り、そのスイッチ64を動作させて、ホーム基地
局内のリンク38を介して、電話インターフェース24とLA
N インターフェース28を接続する。
【0062】再度、図18参照すると、ビジター基地局
の制御ユニットは、ステップ412 と414 からなるループ
を繰り返して、ホーム基地局14A からの、PSTN接続が行
なわれた旨の認知を待つ。かかる認知の受信を待つ間
に、呼びが、電話機14A によって放棄される場合があ
る。その場合、この事象はステップ414 で検出され、ホ
ーム基地局にこれが通知され、ステップ410 でLAN 接続
が終了する。
【0063】ステップ412 で、認知が受信されたことが
分かると、ビジター基地局の制御ユニットは、ステップ
416 に進んで、そこで、電話機14A に合図を出して、呼
びの続行が可能であることを知らせ、スイッチ64に指令
して、例えば対応する識別ハンドルとの信号接続を確立
することによって、関連したリンク38を介して、無線イ
ンターフェース20とLAN インターフェース28を接続す
る。ダイアルすべき番号を識別するための、電話機14A
からビジター基地局に来るキーパッドデータ、及びそれ
に続く音声データは、ステップ418 で、無線インターフ
ェース20からLANインターフェース28に転送される。こ
のLAN インターフェースは、パケットを組み立て、それ
らをLAN を介してホーム基地局に送るが、このホーム基
地局は、電話機14A の身元に関連してビジター基地局の
登録テーブルに記憶された、そのIPアドレスによって識
別される。同様に、LAN インターフェース28は、ホーム
基地局からの音声データパケットを受信し、それに含ま
れるデータを抽出し、これらのデータをリンク38を介し
て、そのデータが関係するリンク38(従って、その出所
であるホーム基地局12A )を介した接続を識別するハン
ドルと共に、関連した無線インターフェース20に供給す
る。無線インターフェースは次いで、この音声データ
を、そのハンドルとの関連によって識別された、電話機
14A に転送する。
【0064】これと相補的なようにして、ステップ504
(図19)において、ホーム基地局12A は、ビジター基
地局からのキーパッド、及び音声データパケットを、そ
のLANインターフェース28で受信し、そこでデータが、
パケットから抽出され、関連した電話インターフェース
24に転送されて、D/A 変換器92により、PSTN回線に供給
すべき信号に変換される。PSTN回線からの音声信号は、
電話インターフェース内のA/D 変換器94によってデジタ
ル化され、リンク38を介してLAN インターフェースに供
給され、そこで、ビジター基地局を宛先とするパケット
に形成され、LAN40を介してビジター基地局に送られ
る。
【0065】2つの基地局間でのLAN を介したパケット
交換は、ビジター基地局が、ステップ420(図18)でこ
の呼びの終了を検出するまで継続し、その後、ビジター
基地局は、ステップ422 でホーム基地局に開放メッセー
ジを送る。ホーム基地局12Aが、ステップ506(図19)
でこの開放メッセージを検出すると、PSTN回線上でこの
呼びをクリアし、ステップ508 で、ビジター基地局への
LAN 接続を開放する。これらの基地局は又、共にそれら
のスイッチ64を動作させて、呼びがセットアップされた
場合に、対応するインターフェースの間で確立された接
続を解除する。
【0066】呼びが進行状態にある間、電話機14A が十
分に移動して、現在登録されている基地局からの信号よ
りも、他の基地局から強い信号を受信する場合がある。
この場合、電話機14A はまず、図14を参照して説明し
たように、それ自体をこの新しい基地局に登録するが、
これは、進行中の呼びに用いられているものとは異な
る、DECTチャンネルを用いてなされる。この新しい基地
局が、その電話機のホーム基地局である場合、その基地
局は、その電話インターフェース24を、自己の無線イン
ターフェース20に接続し、以前に電話機が登録されてい
た、ビジター基地局へのLAN 接続を開放することができ
る。一方、新しい基地局が、ビジター基地局である場
合、この基地局は、図18を参照して説明したように、
電話機のホーム基地局へのLAN 接続を確立して、ホーム
基地局に対し、更にデータパケットを送るように要求す
る。この切り換えが実行された場合、電話機14が以前に
登録されていた基地局に対して、そのテーブルの更新が
可能であり、ホーム基地局へのそのLAN 接続の開放が可
能であることが通知される。
【0067】シリアルデータ通信は、音声通信と同様に
して、基地局12によって支援されるが、適宜電話インタ
ーフェース24の代わりに、各基地局内のシリアルインタ
ーフェース32が用いられる。
【0068】しかし、LAN 40を介するパケットプロトコ
ルを用いたデータ通信は、異なる態様で実行される。か
かるデータ通信に無線ユニットが関係する場合、そのユ
ニットには、自己のハードウェアに関連した媒体アクセ
ス制御(MAC)アドレスが割り当てられる。DECTプロトコ
ルを取り込む無線ユニットの場合、例えば、このMACア
ドレスは、そのユニットに固有のDECTアイデンティティ
に関係付けることができる。無線ユニットが基地局12に
登録される場合、図14を参照して上述したように、そ
のユニットのMAC アドレスは、その基地局12によってMA
C アドレステーブルに格納され、同時に、そのユニット
の移動識別子が、登録テーブルに格納される。このMAC
アドレステーブルには、その基地局自体のMAC アドレス
も永久的に含まれる。
【0069】LAN 40上に出現するあらゆるデータパケッ
トは、他の情報と共に、そのパケットの宛先のMAC アド
レスを含むヘッダを有する。各パケットのヘッダは、各
基地局12内のLAN インターフェース28によってチェック
され、そのパケットが、その基地局により維持されるMA
C アドレステーブルに現在そのMAC アドレスが出現して
いる、無線ユニットのうちの何れかを宛先とするかが突
き止められる。基地局内のマイクロプロセッサ60に対す
る処理負荷が過剰になるのを避けるため、このMAC アド
レスチェックは、そのタスクに専用のハードウエア回路
によって実行することができる。あるパケットのヘッダ
内のMAC アドレスが、テーブル内のMACアドレスの1つ
と一致する場合、このパケットは、LAN インターフェー
ス28によって受け入れられ、また、このMAC アドレス
が、その基地局に登録された無線ユニットのものである
場合、LAN パケット内のデータは、識別子を付けて、リ
ンク38を介して無線インターフェース20に転送され、そ
こから適当な無線ユニットに転送される。
【0070】無線ユニットが、LAN 通信動作中に、異な
る基地局に登録されるように移動する場合、その無線ユ
ニットとの間で通る1つ以上のLAN パケットが、この新
しい基地局への切り換え中に、その宛先に到達しない可
能性がある。この場合、紛失、又は改悪されたパケット
を再送するために、LAN ソフトウエアで実行される通常
の手順によって、かかる故障を修復することが見込まれ
る。
【0071】無線ユニットによって生成されたLAN パケ
ットは、そのユニットが現在登録されている基地局12内
の無線インターフェース20によって受信され、それらパ
ケットは、リンク38を介してLAN インターフェース28に
転送され、LAN 40を介して送信される。当業者には明ら
かであるが、基地局12は、事実上LAN ブリッジとして動
作することによって、無線ユニットへのLAN アクセスを
提供する。
【0072】上記のシステム10には、いくつかの実用的
な利点がある。このシステムは、分散型の自己管理型移
動通信システムを提供し、それには、従来の移動通信シ
ステムで一般に用いられるような種類の、高価な集中制
御・管理装置を必要としない。ここに説明した実施態様
では、既存の設備によって提供される、基盤施設と機能
が最大限に利用され、すなわち、交換、及び呼び転送と
いった、PABX 44 のすべての機能を、電話機14に直接利
用することができる。システム10は、大きな初期投資を
行なって、新しい集中化された設備を設けることを要せ
ず、漸進的に実施することができる。従って、個々のユ
ーザは、基地局12、及びそれに関連した電話機14を手に
入れ、まずスタンドアローンのコードレス電話機とし
て、既存のPABX 44 とは無関係に使用することができ
る。充分な数の基地局が組織に存在して、価値のあるシ
ステムが構成されている場合、基地局12は、パーソナル
コンピュータシステムと共に用いるために設置済みであ
る、LAN 40上で相互に通信することができる。この接続
が行なわれ次第、基地局12は、自動的に協動して、投資
やユーザによる作業を更に必要とすることなく、分散型
システム10を提供する。かかる漸進的な設置を助けるた
めに、基地局12は、そのインターフェースの一部(例え
ば、無線インターフェース20、及び電話インターフェー
ス24)のみを設置した状態で販売することもできる。残
りのインターフェース(例えば、LAN インターフェース
28、及びシリアルインターフェース32)は、必要に応じ
て、後からの購入品として追加することができる。
【0073】上記のシステムには、さまざまな変更が可
能である。無線インターフェース20、及び無線ユニット
により用いられる無線プロトコルは、DECTプロトコルで
ある必要はない。CT2 又はGSM といった他のプロトコル
も、同じシステム内で単独に、又は組み合わせて使用す
ることができる。高周波技術に代わって、又はそれに加
えて、赤外線等の他の通信技術を用いて、無線接続を提
供することもできる。前述したように、1つの基地局
は、複数の電話インターフェース24を設けることによっ
て、2つ以上の無線ユニット用の、特に、2つ以上の電
話機14用のホーム基地局とすることができる。しかし、
実際の実施態様を簡便にするためには、各基地局を、1
つの(音声)電話機のみのためのホーム基地局として、
限定する方が好ましい。やはり前述したように、共に同
じ基地局のサービスエリア内に位置する、2つの電話機
の間の通信は、これら電話機のホーム基地局を介する代
わりに、その基地局のみを介して経路指定することもで
きる。しかし、このオプションには、各基地局内におい
て、PABX 44 の本来有する機能(特に、交換)の重複が
必要となり、基地局の複雑性がかなり増大する。
【0074】以下に、本発明の実施態様を列挙する。
【0075】1.電気通信システムにおいて、複数の基
地局と、前記基地局を相互接続する通信チャンネルと、
複数の通信装置であって、各々の通信装置は、前記通信
チャンネルとは別個の追加チャンネルを介して、前記基
地局と通信することができ、また各々の通信装置は、そ
の物理的位置の如何を問わず、対応する基地局との特有
の照合関係を有する、複数の通信装置とからなり、前記
基地局は各々、選択された通信装置との通信を、 i) ある基地局と選択された装置の間の通信が、その基
地局とその装置の間で直接前記追加チャンネルを介する
か、 ii)第1の基地局と選択された装置の間の通信が、前記
通信チャンネル、前記追加チャンネル、及び多くても1
つの他の基地局を介するか、のいずれかで確立するよう
に構成され、前記第1の基地局は、選択された装置に特
有に関連した基地局である、電気通信システム。
【0076】2.前記通信装置の各々は、単一の対応す
る基地局との特有の照合関係を有する、前項1に記載の
電気通信システム。
【0077】3.前記複数の通信装置は、1つの基地局
との特有の照合関係を有する、前項1又は2に記載の電
気通信システム。
【0078】4.特定の通信装置との、前記通信チャン
ネルとは異なるチャンネルを伴う通信は、常に、その通
信装置が特有の照合関係にある対応する基地局を経由し
て、その基地局に個別であるリンクを介してなされる、
前項1から3のいずれか一項に記載の電気通信システ
ム。
【0079】5.電気通信システムにおいて、複数の基
地局と、前記基地局を相互接続する通信チャンネルと、
複数の通信装置であって、各々の通信装置は、前記通信
チャンネルとは別個の追加チャンネルを介して、前記基
地局と通信することができ、また各々の通信装置は、そ
の物理的位置の如何を問わず、対応する基地局との特有
の照合関係を有する、複数の通信装置と、前記システム
の外部にある通信施設への、各基地局用の個々のリンク
とからなり、前記基地局は、任意の前記通信装置と前記
外部の通信施設の間で、その通信装置に特有に関連した
基地局を介して、すべての通信を経路指定するように動
作する、電気通信システム。
【0080】6.各々の通信装置は、それが位置する通
信領域内のある基地局と、交信を確立するように構成さ
れ、前記基地局は各々、通信装置からのかかる交信の受
信に基づいて、前記通信チャンネルを介して、その通信
装置に特有に関連した基地局に、その通信装置がその通
信領域内に存在するという指示を送るように構成され、
前記基地局は各々、他の任意の基地局により送られた、
それに関連した通信装置が存在するというかかる指示を
受信、及び格納するように構成される、前項5に記載の
電気通信システム。
【0081】7.電気通信システムにおいて、各々が、
対応する通信領域を提供する、複数の基地局と、前記基
地局を相互接続する通信チャンネルと、複数の通信装置
であって、各々の通信装置は、前記通信チャンネルとは
別個の追加チャンネルを介して、前記基地局と通信する
ことができ、また各々の通信装置は、その物理的位置の
如何を問わず、対応する基地局との特有の照合関係を有
する、複数の通信装置とからなり、各々の通信装置は、
それが位置する通信領域内の基地局と交信を確立するよ
うに構成され、前記基地局は各々、通信装置からのかか
る交信の受信に基づいて、前記通信チャンネルを介し
て、その通信装置に特有に関連した基地局に、その通信
装置がその通信領域内に存在するという指示を送るよう
に構成され、前記基地局は各々、他の任意の基地局によ
り送られた、それに関連した通信装置が存在するという
かかる指示を受信、及び格納するように構成される、電
気通信システム。
【0082】8.基地局は、前記通信チャンネルを介し
て、全ての基地局に前記指示を一斉送信することによ
り、その通信領域内に通信装置が存在するという前記指
示を送る、前項7に記載の電気通信システム。
【0083】9.前記通信チャンネルは、LAN のような
共有の通信チャンネルである、前項1から8のいずれか
一項に記載の電気通信システム。
【0084】10.前記通信装置は、無線通信装置であ
り、前記追加チャンネルは、無線チャンネルである、前
項1から9のいずれか一項に記載の電気通信システム。
【0085】11.各通信装置は、前記基地局の少なく
とも幾つかと通信可能である、前項1から10のいずれ
か一項に記載の電気通信システム。
【0086】12.前記基地局は、前記通信装置との音
声通信を確立するように構成される、前項1から11の
いずれか一項に記載の電気通信システム。
【0087】13.前記照合関係は、前記通信チャンネ
ル上で、前記基地局を識別するアドレスを参照して規定
される、前項1から12のいずれか一項に記載の電気通
信システム。
【0088】
【発明の効果】本発明のシステム10は、上述のように構
成したので、分散型で自己管理型の移動通信システムを
提供し、それには、従来の移動通信システムで一般に用
いられるような種類の、高価な集中制御・管理装置を必
要としない。従って、既存の設備によって提供される、
基盤施設と機能が最大限に利用され、すなわち、交換、
及び呼び転送といった、PABX 44 のすべての機能を、電
話機14に直接利用することが可能となる。
【0089】また、システム10は、大きな初期投資を行
なって、新しい集中化された設備を設けることを要せ
ず、漸進的に実施することができる。従って、個々のユ
ーザは、基地局12、及びそれに関連した電話機14を手に
入れ、まずスタンドアローンのコードレス電話機とし
て、既存のPABX 44 とは無関係に使用することができ
る。充分な数の基地局が組織に存在して、価値のあるシ
ステムが構成されている場合、基地局12は、パーソナル
コンピュータシステムと共に用いるために設置済みであ
る、LAN 40上で相互に通信することができる。この接続
が行なわれ次第、基地局12は、自動的に協動して、投資
やユーザによる作業を更に必要とすることなく、分散型
システム10を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動通信システムを示す。
【図2】図1のシステムの一部を形成する基地局の概略
ブロック図である。
【図3】前記システムの動作状態を示す。
【図4】前記システムの他の動作状態を示す。
【図5】前記システムの他の動作状態を示す。
【図6】前記システムの他の動作状態を示す。
【図7】前記システムの他の動作状態を示す。
【図8】前記システムの他の動作状態を示す。
【図9】前記システムの他の動作状態を示す。
【図10】前記システムの他の動作状態を示す。
【図11】図2の基地局の動作状態の1つを示す。
【図12】図2の2つの基地局の相補的動作状態を示
す。
【図13】図2の基地局のより詳細なブロック図であ
る。
【図14】基地局のサービスエリア内における、図1の
システムの一部を形成する無線装置の存在の登録にかか
わる動作のフローチャートである。
【図15】基地局が着信呼を受信する際に実行される主
要動作のフローチャートである。
【図16】基地局が着信呼を無線装置に転送する際に実
行される主要動作のフローチャートである。
【図17】着信呼を無線装置に接続するために、図15
及び図16のフローチャートで実施されるプロトコルを
示す図である。
【図18】基地局が無線装置からの発信呼を受信する際
に実行される主要動作のフローチャートである。
【図19】基地局が発信呼をPSTNに転送する際に実行さ
れる主要動作のフローチャートである。
【図20】無線装置から発呼を行なうために、図18及
び図19のフローチャートで実施されるプロトコルを示
す図である。
【符号の説明】
10:移動通信システム 12、12A-12D:基地局 14、14A-14D:コードレス電話機 16:無線モジュール 40:LAN 48:DECT無線チャンネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モロ・イザベル イギリス国ブリストル・ビーエス12・8エ イジェイ,ブラッドレイ・ストーク,サン ディ・クローズ・12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気通信システムにおいて、 複数の基地局と、 前記基地局を相互接続する通信チャンネルと、 複数の通信装置であって、各々の通信装置は、前記通信
    チャンネルとは別個の追加チャンネルを介して、前記基
    地局と通信することができ、また各々の通信装置は、そ
    の物理的位置の如何を問わず、対応する基地局との特有
    の照合関係を有する、複数の通信装置とからなり、 前記基地局は各々、選択された通信装置との通信を、 i) ある基地局と選択された装置の間の通信が、その基
    地局とその装置の間で直接前記追加チャンネルを介する
    か、 ii)第1の基地局と選択された装置の間の通信が、前記
    通信チャンネル、前記追加チャンネル、及び多くても1
    つの他の基地局を介するか、のいずれかで確立するよう
    に構成され、前記第1の基地局は、選択された装置に特
    有に関連した基地局である、電気通信システム。
JP8210718A 1995-08-09 1996-08-09 電気通信システム Pending JPH09149463A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP95305562 1995-08-09
DE95305562.1 1995-08-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09149463A true JPH09149463A (ja) 1997-06-06
JPH09149463A5 JPH09149463A5 (ja) 2004-08-19

Family

ID=8221290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8210718A Pending JPH09149463A (ja) 1995-08-09 1996-08-09 電気通信システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH09149463A (ja)
DE (1) DE69634462T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008048106A (ja) * 2006-08-14 2008-02-28 Ntt Docomo Inc 移動通信システム及び通信路設定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008048106A (ja) * 2006-08-14 2008-02-28 Ntt Docomo Inc 移動通信システム及び通信路設定方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69634462T2 (de) 2006-01-05
DE69634462D1 (de) 2005-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5898931A (en) Base station for a telecommunications system
US5787360A (en) Telecommunications systems
US6560223B1 (en) Wireless multi-site networking using signaling and voice-over-IP
US7319874B2 (en) Dual mode terminal for accessing a cellular network directly or via a wireless intranet
USH1641H (en) Connection of mobile devices to heterogenous networks
US5887256A (en) Hybrid cellular communication apparatus and method
RU2144745C1 (ru) Устройство систем связи
US20040240430A1 (en) IP gateway for hybrid circuit switched and IP based mobile wireless telephone system
JP4597449B2 (ja) セルラ・ネットワークにおいて、呼制御とベアラ制御とを分離して、レイヤ・アドレスと論理ポイントとを順方向に転送する、基本的呼の設定の実施方法
AU714073B2 (en) Hybrid cellular communication apparatus and method
EP0808549B1 (en) Arrangement for handover in a mobile telecommunications network
EP0758189B1 (en) Private wireless telecommunications system
JPH10504165A (ja) 通信システム及び通話確立方法
GB2336069A (en) Base station emulator
JPH11313377A (ja) 移動データ通信システムとその移動端末装置及びデータ通信装置
JPH09149463A (ja) 電気通信システム
EP0758188B1 (en) Private radio communications system
JP3022481B2 (ja) 移動通信呼制御方法
JPH1127402A (ja) 呼処理信号中継方式
JPH0215722A (ja) 通信中チャネル切替方式
KR100423147B1 (ko) 멀티미디어 서비스용 무선접속장치 및 방법
JP2002354144A (ja) ゲートウェイ及びルータ
KR20020001980A (ko) 유,무선 복합구내 통신 시스템에서 호전환 방법
JP4189170B2 (ja) 無線システム
US6754198B1 (en) Method to enable to peer device communication over bi-directional serial bus

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060516