JPH09149906A - 骨疾患治療用具 - Google Patents
骨疾患治療用具Info
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- JPH09149906A JPH09149906A JP7336191A JP33619195A JPH09149906A JP H09149906 A JPH09149906 A JP H09149906A JP 7336191 A JP7336191 A JP 7336191A JP 33619195 A JP33619195 A JP 33619195A JP H09149906 A JPH09149906 A JP H09149906A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 骨嚢腫という骨疾患を可及的に少ない手術侵
襲で、骨疾患を有効に治療できる骨疾患治療用具および
骨疾患治療用器具を提供するものである。 【解決手段】 骨疾患治療用具は、第1の治療用器具1
と第2の治療用器具5とからなる。治療用器具1は、側
面に形成されたねじ山16と、先端部に形成されたドリ
リングタッピンねじの切り刃先と、後端部15に形成さ
れた注射器接続部18と、先端より後端まで貫通した通
路17を有する。第2の治療用器具5は、後端部に形成
されたフランジ51と、フランジ51付近でありかつフ
ランジ51より先端側の側面に形成されたねじ山52
と、ねじ山52が設けられた部位より先端側の側面55
と後端部とを連通する通路53を備える。ねじ山16と
ねじ山52はほぼ同じ形状となっている。
襲で、骨疾患を有効に治療できる骨疾患治療用具および
骨疾患治療用器具を提供するものである。 【解決手段】 骨疾患治療用具は、第1の治療用器具1
と第2の治療用器具5とからなる。治療用器具1は、側
面に形成されたねじ山16と、先端部に形成されたドリ
リングタッピンねじの切り刃先と、後端部15に形成さ
れた注射器接続部18と、先端より後端まで貫通した通
路17を有する。第2の治療用器具5は、後端部に形成
されたフランジ51と、フランジ51付近でありかつフ
ランジ51より先端側の側面に形成されたねじ山52
と、ねじ山52が設けられた部位より先端側の側面55
と後端部とを連通する通路53を備える。ねじ山16と
ねじ山52はほぼ同じ形状となっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨疾患治療用具、
特に、骨嚢腫の検査もしくは治療に有効な骨疾患検査用
もしくは治療用器具および骨疾患治療用具に関するもの
である。
特に、骨嚢腫の検査もしくは治療に有効な骨疾患検査用
もしくは治療用器具および骨疾患治療用具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】骨腫瘍類似疾患として、骨内に漿液が貯
留し、髄内の海面骨構造が破壊され、皮質が非薄化し、
病的骨折が生じる骨嚢腫という骨疾患がある。骨嚢腫は
腫瘍類似疾患として良性腫瘍と同様に扱われ、病巣の掻
爬及び自家骨(場合によっては同種骨移植)移植が行わ
れてきた。1974年にはScagliettiによって、骨嚢腫
に多数の小孔を開け、ステロイド剤の注入を行うことに
より、90%以上の確率で治癒させることができたとの
報告がある。その後、De PaimaやPentimalliにより、一
旦治癒したようにみられる骨嚢腫が40%〜70%の頻
度で再発する欠点があることも報告された。さらにこの
再発をなくすることを目的として、Santoriはキルシュ
ナー鋼線を病巣から正常骨髄に刺入する鋼線刺入法を新
たに始めた。この鋼線刺入法は簡便で鋼線と骨の弾性率
の差によって鋼線周囲にわずかな隙間が形成され、この
部分より持続的に骨内の髄内圧が抜け、有効な治療方法
と考えられている。
留し、髄内の海面骨構造が破壊され、皮質が非薄化し、
病的骨折が生じる骨嚢腫という骨疾患がある。骨嚢腫は
腫瘍類似疾患として良性腫瘍と同様に扱われ、病巣の掻
爬及び自家骨(場合によっては同種骨移植)移植が行わ
れてきた。1974年にはScagliettiによって、骨嚢腫
に多数の小孔を開け、ステロイド剤の注入を行うことに
より、90%以上の確率で治癒させることができたとの
報告がある。その後、De PaimaやPentimalliにより、一
旦治癒したようにみられる骨嚢腫が40%〜70%の頻
度で再発する欠点があることも報告された。さらにこの
再発をなくすることを目的として、Santoriはキルシュ
ナー鋼線を病巣から正常骨髄に刺入する鋼線刺入法を新
たに始めた。この鋼線刺入法は簡便で鋼線と骨の弾性率
の差によって鋼線周囲にわずかな隙間が形成され、この
部分より持続的に骨内の髄内圧が抜け、有効な治療方法
と考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の病巣掻爬・自家
骨移植法は全身麻酔下に生体より骨を採取し、掻爬した
病巣部分に移植するもので、患者に対する侵襲が大き
く、しかも再発の可能性があった。ステロイド注入法は
簡便であり、侵襲も乏しいが、極めて高い再発率(40
%〜70%)が認められ、何度も繰り返し行う必要があ
った。
骨移植法は全身麻酔下に生体より骨を採取し、掻爬した
病巣部分に移植するもので、患者に対する侵襲が大き
く、しかも再発の可能性があった。ステロイド注入法は
簡便であり、侵襲も乏しいが、極めて高い再発率(40
%〜70%)が認められ、何度も繰り返し行う必要があ
った。
【0004】鋼線刺入法は一度行えば良いが、髄内圧の
減圧手技としては非常に効率の悪い方法であり、嚢腫の
治癒までに長期間を必要とする欠点があり、また鋼線の
先端を正常骨髄にまで刺入する必要がある為、局所麻酔
下では麻酔のかかっていない部位まで針を刺入し、患者
に疼痛を与える等の問題や、皮下に埋没した鋼線の先端
が周囲組織を刺激して局所的な疼痛の原因となるという
問題、鋼線の先端が骨より抜けて、神経や血管に損傷を
与えるという問題が存在する。
減圧手技としては非常に効率の悪い方法であり、嚢腫の
治癒までに長期間を必要とする欠点があり、また鋼線の
先端を正常骨髄にまで刺入する必要がある為、局所麻酔
下では麻酔のかかっていない部位まで針を刺入し、患者
に疼痛を与える等の問題や、皮下に埋没した鋼線の先端
が周囲組織を刺激して局所的な疼痛の原因となるという
問題、鋼線の先端が骨より抜けて、神経や血管に損傷を
与えるという問題が存在する。
【0005】また、骨疾患の病状判断のためには、骨内
液(骨髄液)を採取することが必要であるが、簡便に骨
内液(骨髄液)を採取できる器具がなかった。
液(骨髄液)を採取することが必要であるが、簡便に骨
内液(骨髄液)を採取できる器具がなかった。
【0006】本発明の目的は、骨嚢腫という骨疾患を可
及的に少ない手術侵襲で、かつ、上記のような問題点の
ない骨疾患治療を行うことができる骨疾患治療用具およ
び骨疾患治療用器具を提供するものである。また、本発
明の目的は、骨内液を容易に採取できる骨疾患検査用器
具を提供するものである。
及的に少ない手術侵襲で、かつ、上記のような問題点の
ない骨疾患治療を行うことができる骨疾患治療用具およ
び骨疾患治療用器具を提供するものである。また、本発
明の目的は、骨内液を容易に採取できる骨疾患検査用器
具を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、側面に形成されたねじ山と、先端部に形成されたド
リリングタッピンねじの切り刃先と、後端部に形成され
た注射器接続部と、先端部より後端部まで貫通した通路
を有し、かつ、先端より後端までの長さが、前記先端部
が皮質骨を貫通した状態にて前記後端部が皮膚表面の外
方となるような長さを備える中空状ねじ部材からなるこ
とを特徴とする骨疾患の検査用もしくは治療用器具であ
る。
は、側面に形成されたねじ山と、先端部に形成されたド
リリングタッピンねじの切り刃先と、後端部に形成され
た注射器接続部と、先端部より後端部まで貫通した通路
を有し、かつ、先端より後端までの長さが、前記先端部
が皮質骨を貫通した状態にて前記後端部が皮膚表面の外
方となるような長さを備える中空状ねじ部材からなるこ
とを特徴とする骨疾患の検査用もしくは治療用器具であ
る。
【0008】また、上記目的を達成するものは、後端部
に形成されたフランジと、少なくともフランジ付近であ
りかつ該フランジより先端側に側面に形成されたねじ山
と、該ねじ山が設けられた部位より先端側の側面と前記
後端部とを連通する通路を備える骨疾患治療用器具であ
る。
に形成されたフランジと、少なくともフランジ付近であ
りかつ該フランジより先端側に側面に形成されたねじ山
と、該ねじ山が設けられた部位より先端側の側面と前記
後端部とを連通する通路を備える骨疾患治療用器具であ
る。
【0009】また、上記目的を達成するものは、後端部
に形成されたフランジと、内部に形成された通路と、前
記フランジ付近かつ先端側の側面に形成されたねじ山
と、該ねじ山が設けられた部位より先端側の側面に形成
され、かつ前記通路と連通する複数の側面開口とを備え
る中空状ねじ部材からなる骨疾患治療用器具である。そ
して、前記ねじ山が設けられた部位より先端側は、該ね
じ山部位より細径でありかつねじ山が形成されていない
部位となっていることが好ましい。
に形成されたフランジと、内部に形成された通路と、前
記フランジ付近かつ先端側の側面に形成されたねじ山
と、該ねじ山が設けられた部位より先端側の側面に形成
され、かつ前記通路と連通する複数の側面開口とを備え
る中空状ねじ部材からなる骨疾患治療用器具である。そ
して、前記ねじ山が設けられた部位より先端側は、該ね
じ山部位より細径でありかつねじ山が形成されていない
部位となっていることが好ましい。
【0010】また、上記目的を達成するものは、第1の
骨疾患治療用器具と、該第1の骨疾患治療用器具の除去
後に使用される第2の骨疾患治療用器具からなる骨疾患
治療用具であり、前記第1の骨疾患治療用具は、側面に
形成されたねじ山と、先端部に形成されたドリリングタ
ッピンねじの切り刃先と、後端部に形成された注射器接
続部と、先端部より後端部まで貫通した通路を有し、か
つ、先端より後端までの長さが、前記先端部が皮質骨を
貫通した状態にて前記後端部が皮膚表面の外方となる長
さを備える中空状ねじ部材であり、前記第2の骨疾患治
療用器具は、後端部に形成されたフランジと、少なくと
もフランジ付近でありかつフランジより先端側の側面に
形成され、前記第1の骨疾患治療用器具の前記ねじ山と
ほぼ同じ形状のねじ山と、該ねじ山が設けられた部位よ
り先端側の側面と前記後端部とを連通する通路を備える
骨疾患治療用具である。
骨疾患治療用器具と、該第1の骨疾患治療用器具の除去
後に使用される第2の骨疾患治療用器具からなる骨疾患
治療用具であり、前記第1の骨疾患治療用具は、側面に
形成されたねじ山と、先端部に形成されたドリリングタ
ッピンねじの切り刃先と、後端部に形成された注射器接
続部と、先端部より後端部まで貫通した通路を有し、か
つ、先端より後端までの長さが、前記先端部が皮質骨を
貫通した状態にて前記後端部が皮膚表面の外方となる長
さを備える中空状ねじ部材であり、前記第2の骨疾患治
療用器具は、後端部に形成されたフランジと、少なくと
もフランジ付近でありかつフランジより先端側の側面に
形成され、前記第1の骨疾患治療用器具の前記ねじ山と
ほぼ同じ形状のねじ山と、該ねじ山が設けられた部位よ
り先端側の側面と前記後端部とを連通する通路を備える
骨疾患治療用具である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の骨疾患治療用具および骨
疾患検査用もしくは治療用器具について、図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の骨疾患治療用具に使用さ
れる第1の骨疾患治療器具であり、かつ、本発明の骨疾
患検査用もしくは治療用器具としても使用できる器具の
一実施例の斜視図である。図2は、図1の治療用器具の
側面図、図3は、図2のA−A線断面図、図4は、図2
に示した治療用具の平面図、図5は、図2に示した治療
用具の底面図である。図7は、本発明の骨疾患治療用具
に使用される第2の骨疾患治療器具であり、かつ、本発
明の骨疾患治療用器具としても使用できる器具の一実施
例の斜視図である。
疾患検査用もしくは治療用器具について、図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の骨疾患治療用具に使用さ
れる第1の骨疾患治療器具であり、かつ、本発明の骨疾
患検査用もしくは治療用器具としても使用できる器具の
一実施例の斜視図である。図2は、図1の治療用器具の
側面図、図3は、図2のA−A線断面図、図4は、図2
に示した治療用具の平面図、図5は、図2に示した治療
用具の底面図である。図7は、本発明の骨疾患治療用具
に使用される第2の骨疾患治療器具であり、かつ、本発
明の骨疾患治療用器具としても使用できる器具の一実施
例の斜視図である。
【0012】本発明の骨疾患治療用具は、第1の骨疾患
検査用もしくは治療用器具1と第2の骨疾患治療用器具
5とからなる。また、第1の骨疾患検査用もしくは治療
用器具1および第2の骨疾患治療用器具は、それぞれ単
独で骨疾患の検査もしくは治療に利用できるが、組み合
わせて使用することにより、より有効な骨疾患治療が行
える。
検査用もしくは治療用器具1と第2の骨疾患治療用器具
5とからなる。また、第1の骨疾患検査用もしくは治療
用器具1および第2の骨疾患治療用器具は、それぞれ単
独で骨疾患の検査もしくは治療に利用できるが、組み合
わせて使用することにより、より有効な骨疾患治療が行
える。
【0013】第1の骨疾患検査もしくは治療用器具1
は、側面に形成されたねじ山16と、先端部に形成され
たドリリングタッピンねじの切り刃先19と、後端部1
5に形成された注射器接続部18と、先端部より後端部
まで貫通した通路17を有し、かつ、先端より後端まで
の長さが、先端部が皮質骨を貫通した状態にて後端部が
皮膚表面の外方となるような長さを備える中空状ねじ部
材である。
は、側面に形成されたねじ山16と、先端部に形成され
たドリリングタッピンねじの切り刃先19と、後端部1
5に形成された注射器接続部18と、先端部より後端部
まで貫通した通路17を有し、かつ、先端より後端まで
の長さが、先端部が皮質骨を貫通した状態にて後端部が
皮膚表面の外方となるような長さを備える中空状ねじ部
材である。
【0014】この第1の治療用器具1は、図1、図2お
よび図3に示すように、中空状のねじ部材であり、骨へ
の埋め込み時に利用する保持部を形成し、内部に注射器
接続部を備える後端部15と、連続するねじ山12を備
える本体部16と、鋭角錐形部19aおよび本体部のね
じ山と連続するねじ山12を備える先端部のドリリング
タッピンねじの切り刃先19とからなる。
よび図3に示すように、中空状のねじ部材であり、骨へ
の埋め込み時に利用する保持部を形成し、内部に注射器
接続部を備える後端部15と、連続するねじ山12を備
える本体部16と、鋭角錐形部19aおよび本体部のね
じ山と連続するねじ山12を備える先端部のドリリング
タッピンねじの切り刃先19とからなる。
【0015】先端部には、図1,2,3に示すように断
面V型の鋭角錐形部19aを形成し、ねじ山12と鋭角
錐形部19aを連通する四つの縦溝13を均等の間隔を
もって穿設し、鋭角錐形部19aにおける刃先面19b
の後方に二番の逃げ面19cを形成することにより骨に
穿孔するとき各刃先面にて骨を切削して漸次ねじ下穴を
拡大して終に鋭角錐形部19aの上端に連続するねじ山
12にてタップを立てるので、特別なドリルを用いるこ
となく、治療用器具1の先端を骨に埋め込むことができ
るとともに、骨に、ねじ山に対応したねじ溝を形成でき
る。縦溝13の数は、四つに限られるものではない。好
ましくは、一つ以上設けることである。
面V型の鋭角錐形部19aを形成し、ねじ山12と鋭角
錐形部19aを連通する四つの縦溝13を均等の間隔を
もって穿設し、鋭角錐形部19aにおける刃先面19b
の後方に二番の逃げ面19cを形成することにより骨に
穿孔するとき各刃先面にて骨を切削して漸次ねじ下穴を
拡大して終に鋭角錐形部19aの上端に連続するねじ山
12にてタップを立てるので、特別なドリルを用いるこ
となく、治療用器具1の先端を骨に埋め込むことができ
るとともに、骨に、ねじ山に対応したねじ溝を形成でき
る。縦溝13の数は、四つに限られるものではない。好
ましくは、一つ以上設けることである。
【0016】本体部16には、先端部のねじ山と同じピ
ッチで連続するねじ山12が形成されている。また、本
体部16の後端部側には、ねじ山が形成されていない部
分16aが設けられていてもよい。後端部15は、側面
が多角柱状に形成された治具接続部15aと、後端部の
内部に形成された注射器接続部18を有する。この治療
用器具1では、治具接続部15aは、図4に示すよう
に、六角柱状に形成されているがトルク伝達形状を有し
ていればよい。このような治具接続部15aを設けるこ
とにより、治療用器具1の回転作業を容易に行うことが
できる。また、後端部15の先端部側は皮膚に接触した
際に損傷を与えないように、角が削られた円錐台状とな
っている。また、後端面14は、平坦面となっている。
ッチで連続するねじ山12が形成されている。また、本
体部16の後端部側には、ねじ山が形成されていない部
分16aが設けられていてもよい。後端部15は、側面
が多角柱状に形成された治具接続部15aと、後端部の
内部に形成された注射器接続部18を有する。この治療
用器具1では、治具接続部15aは、図4に示すよう
に、六角柱状に形成されているがトルク伝達形状を有し
ていればよい。このような治具接続部15aを設けるこ
とにより、治療用器具1の回転作業を容易に行うことが
できる。また、後端部15の先端部側は皮膚に接触した
際に損傷を与えないように、角が削られた円錐台状とな
っている。また、後端面14は、平坦面となっている。
【0017】そして、治療用器具1内には、図3に示す
ように、先端より後端まで貫通する通路17が形成され
ている。後端部15内では、通路17は拡径し、注射器
接続部18を形成している。注射器の先端部は、統一さ
れた規格で形成されたテーパー状となっている。接続部
18は、図3に示すように、注射器の先端部をある程度
挿入可能な大きさを有し、かつ、先端部18の端部(後
端)の内径が注射器の先端部のテーパー部分のいずれか
の位置の外径(例えば、注射器の先端部の先端と後端の
中間部分)と同一となっている。このため、注射器の先
端部は、ある程度接続部18内に挿入された状態で、接
続部18の後端に環状に接触し、ほぼ液密状態を形成す
る。なお、接続部18の形状はこのようなものに限られ
ず、例えば、内面形状を注射器の先端部のテーパーとほ
ぼ同じに形成して、注射器の先端部と接続部18の内面
が面接触するものとしてもよい。先端より後端までの長
さが、先端部が皮質骨を貫通した状態にて後端部が皮膚
表面の外方となるような長さとするためには、例えば、
治療用器具1のねじ山16およびドリリングタッピンね
じの切り刃先19までの長さを5mm以上とすることに
より、達成される。あまり長すぎても作業性が悪いの
で、10〜50mm程度が好適である。
ように、先端より後端まで貫通する通路17が形成され
ている。後端部15内では、通路17は拡径し、注射器
接続部18を形成している。注射器の先端部は、統一さ
れた規格で形成されたテーパー状となっている。接続部
18は、図3に示すように、注射器の先端部をある程度
挿入可能な大きさを有し、かつ、先端部18の端部(後
端)の内径が注射器の先端部のテーパー部分のいずれか
の位置の外径(例えば、注射器の先端部の先端と後端の
中間部分)と同一となっている。このため、注射器の先
端部は、ある程度接続部18内に挿入された状態で、接
続部18の後端に環状に接触し、ほぼ液密状態を形成す
る。なお、接続部18の形状はこのようなものに限られ
ず、例えば、内面形状を注射器の先端部のテーパーとほ
ぼ同じに形成して、注射器の先端部と接続部18の内面
が面接触するものとしてもよい。先端より後端までの長
さが、先端部が皮質骨を貫通した状態にて後端部が皮膚
表面の外方となるような長さとするためには、例えば、
治療用器具1のねじ山16およびドリリングタッピンね
じの切り刃先19までの長さを5mm以上とすることに
より、達成される。あまり長すぎても作業性が悪いの
で、10〜50mm程度が好適である。
【0018】この治療用器具1は、金属もしくは硬質樹
脂により形成される。好ましくは、生体安全性の高いチ
タニウムもしくはチタニウム合金で形成されることが好
ましい。強度などの点より、6Al−4Vチタニウム合
金が特に好ましい。
脂により形成される。好ましくは、生体安全性の高いチ
タニウムもしくはチタニウム合金で形成されることが好
ましい。強度などの点より、6Al−4Vチタニウム合
金が特に好ましい。
【0019】次に、図7以降に示す本発明の骨疾患治療
用器具について説明する。図7は、本発明の骨疾患治療
用具に使用される第2の骨疾患治療器具であり、かつ、
本発明の骨疾患治療用器具としても使用できる器具の一
実施例の斜視図である。図8は、図7の治療用器具の側
面図、図9は、図8のB−B線断面図、図10は、図8
に示した治療用具の左側面図、図11は、図8に示した
治療用具の右側面図である。
用器具について説明する。図7は、本発明の骨疾患治療
用具に使用される第2の骨疾患治療器具であり、かつ、
本発明の骨疾患治療用器具としても使用できる器具の一
実施例の斜視図である。図8は、図7の治療用器具の側
面図、図9は、図8のB−B線断面図、図10は、図8
に示した治療用具の左側面図、図11は、図8に示した
治療用具の右側面図である。
【0020】本発明の骨疾患治療用器具5は、後端部に
形成されたフランジ51と、少なくともフランジ51付
近でありかつフランジ51より先端側の側面に形成され
たねじ山52とを備えるねじ部材であり、ねじ部材のね
じ山52が設けられた部位より先端側の側面55と後端
部とを連通する通路53を備える。
形成されたフランジ51と、少なくともフランジ51付
近でありかつフランジ51より先端側の側面に形成され
たねじ山52とを備えるねじ部材であり、ねじ部材のね
じ山52が設けられた部位より先端側の側面55と後端
部とを連通する通路53を備える。
【0021】図7ないし図11に示す治療用器具5は、
後端部に形成されたフランジ51と、内部に形成された
通路53と、フランジ付近でありかつ治療用器具5の先
端側側面に形成されたねじ山52と、ねじ山52が設け
られた部位より先端側の側面55に形成され、かつ通路
53と連通する複数の側面開口54とを備える中空状ね
じ部材である。
後端部に形成されたフランジ51と、内部に形成された
通路53と、フランジ付近でありかつ治療用器具5の先
端側側面に形成されたねじ山52と、ねじ山52が設け
られた部位より先端側の側面55に形成され、かつ通路
53と連通する複数の側面開口54とを備える中空状ね
じ部材である。
【0022】この第2の治療用器具5は、図7、図8お
よび図9に示すように、中空状のねじ部材であり、骨へ
の進行を規制するために後端部に形成されたフランジ5
1と、フランジ51の先端側に形成されたねじ山52
(ねじ部52a)と、ねじ山52より先端側に形成され
た筒状部(先端部)55を備える。筒状部55は、骨内
への挿入が容易なように、ねじ山が形成されておらず、
ねじ部52aより小径に形成されている。このため、筒
状部55は、骨にあらかじめ形成された孔に容易に挿入
できる。
よび図9に示すように、中空状のねじ部材であり、骨へ
の進行を規制するために後端部に形成されたフランジ5
1と、フランジ51の先端側に形成されたねじ山52
(ねじ部52a)と、ねじ山52より先端側に形成され
た筒状部(先端部)55を備える。筒状部55は、骨内
への挿入が容易なように、ねじ山が形成されておらず、
ねじ部52aより小径に形成されている。このため、筒
状部55は、骨にあらかじめ形成された孔に容易に挿入
できる。
【0023】ねじ部52aは、骨にあらかじめ形成され
たねじ溝に螺合し、治療用器具5を骨に固定するための
ものである。この第2の治療用器具5は、上述した第1
の治療用器具1を骨より取り外した後に使用されること
が望ましいため、第1の治療用器具1のねじ山とほぼ同
じねじ山(外径、ピッチがほぼ同じ)ものとなってい
る。そして、このねじ部52aの後方には、このねじ部
52aより大きい径となったフランジ51が形成されて
おり、このフランジ51が骨に当接することにより、そ
れ以上の治療用器具の骨内への進行が抑制される。な
お、フランジ51は、円盤状のものが好適であるが、多
角盤状、楕円盤状などのものでもよい。
たねじ溝に螺合し、治療用器具5を骨に固定するための
ものである。この第2の治療用器具5は、上述した第1
の治療用器具1を骨より取り外した後に使用されること
が望ましいため、第1の治療用器具1のねじ山とほぼ同
じねじ山(外径、ピッチがほぼ同じ)ものとなってい
る。そして、このねじ部52aの後方には、このねじ部
52aより大きい径となったフランジ51が形成されて
おり、このフランジ51が骨に当接することにより、そ
れ以上の治療用器具の骨内への進行が抑制される。な
お、フランジ51は、円盤状のものが好適であるが、多
角盤状、楕円盤状などのものでもよい。
【0024】そして、この実施例では、図9に示すよう
に、治療用器具5の先端60から後端59までを貫通す
る通路53を備えている。また、上述したねじ山が設け
られていない先端部55の側面には、複数の開口54が
形成され、通路53内と外部とを連通している。開口5
4は、この実施例では、8つ設けられているが、これに
限られるものではなく、2〜10固程度が好適である。
開口54の形状は、円形、楕円形、多角形などいずれで
もよく、好ましくは円形である。さらに、開口54は、
図12および図13に示すように、先端部55に設けら
れた軸方向に延びるスリットであってもよい。なお、こ
れら実施例では、図9および図11に示すように、治療
用器具の先端60は、開口端となっているが、これに限
られるものではなく、閉塞端となっていていもよい。
に、治療用器具5の先端60から後端59までを貫通す
る通路53を備えている。また、上述したねじ山が設け
られていない先端部55の側面には、複数の開口54が
形成され、通路53内と外部とを連通している。開口5
4は、この実施例では、8つ設けられているが、これに
限られるものではなく、2〜10固程度が好適である。
開口54の形状は、円形、楕円形、多角形などいずれで
もよく、好ましくは円形である。さらに、開口54は、
図12および図13に示すように、先端部55に設けら
れた軸方向に延びるスリットであってもよい。なお、こ
れら実施例では、図9および図11に示すように、治療
用器具の先端60は、開口端となっているが、これに限
られるものではなく、閉塞端となっていていもよい。
【0025】また、フランジ51の後端面には、治療用
器具5を回転させるための治具取付部57(治具接続用
凹部)が形成されており、取付部57は、図7および図
10に示すように、六角状の凹部となっている。なお、
取付部57の形状はこれに限定されるものではなく、多
角形状、星形などトルク伝達形状を有していればよい。
器具5を回転させるための治具取付部57(治具接続用
凹部)が形成されており、取付部57は、図7および図
10に示すように、六角状の凹部となっている。なお、
取付部57の形状はこれに限定されるものではなく、多
角形状、星形などトルク伝達形状を有していればよい。
【0026】この治療用器具5は、金属もしくは硬質樹
脂により形成される。好ましくは、生体安全性の高いチ
タニウムもしくはチタニウム合金で形成されることが好
ましい。強度などの点より、6Al−4Vチタニウム合
金が特に好ましい。
脂により形成される。好ましくは、生体安全性の高いチ
タニウムもしくはチタニウム合金で形成されることが好
ましい。強度などの点より、6Al−4Vチタニウム合
金が特に好ましい。
【0027】次に、図14、図15および図16に示す
実施例の第2の治療用器具6について説明する。図14
は、治療用器具6の斜視図であり、図15は、図14の
治療用器具6の右側面図(先端側よりみた図)、図16
は、図14の治療用器具6の左面図(後端側よりみた
図)である。この実施例の治療用器具6と上述した治療
用器具5との相違は、治療用器具6が内部通路、側面開
口を備えない代わりに、先端より後端まで延びる溝65
a,65bを備える点であり、その他の点については、
同じである。
実施例の第2の治療用器具6について説明する。図14
は、治療用器具6の斜視図であり、図15は、図14の
治療用器具6の右側面図(先端側よりみた図)、図16
は、図14の治療用器具6の左面図(後端側よりみた
図)である。この実施例の治療用器具6と上述した治療
用器具5との相違は、治療用器具6が内部通路、側面開
口を備えない代わりに、先端より後端まで延びる溝65
a,65bを備える点であり、その他の点については、
同じである。
【0028】この治療用器具6は、後端部に形成された
フランジ51と、少なくともフランジ51付近でありか
つフランジ51より先端側の側面に形成されたねじ山5
2とを備えるねじ部材であり、ねじ部材のねじ山52が
設けられた部位より先端側の側面55と後端部とを連通
する通路65a,65bを備える。
フランジ51と、少なくともフランジ51付近でありか
つフランジ51より先端側の側面に形成されたねじ山5
2とを備えるねじ部材であり、ねじ部材のねじ山52が
設けられた部位より先端側の側面55と後端部とを連通
する通路65a,65bを備える。
【0029】この第2の治療用器具6においても、骨へ
の進行を規制するために後端部に形成されたフランジ5
1と、フランジ51の先端側に形成されたねじ山52
(ねじ部52a)と、ねじ山52より先端側に形成され
た先端部55を備える。筒状部55は、骨内への挿入が
容易なように、ねじ山が形成されておらず、ねじ部52
aより小径に形成されている。ねじ部52aは、骨にあ
らかじめ形成されたねじ溝に螺合し、治療用器具5を骨
に固定するためのものである。この第2の治療用器具5
は、上述した第1の治療用器具1を骨より取り外した後
に使用されることが望ましいため、第1の治療用器具1
のねじ山とほぼ同じねじ山(外径、ピッチがほぼ同じ)
ものとなっている。そして、このねじ部52aの後方に
は、このねじ部52aより大きい径となったフランジ5
1が形成されており、このフランジ51が骨に当接する
ことにより、それ以上の治療用器具の骨内への進行が抑
制される。
の進行を規制するために後端部に形成されたフランジ5
1と、フランジ51の先端側に形成されたねじ山52
(ねじ部52a)と、ねじ山52より先端側に形成され
た先端部55を備える。筒状部55は、骨内への挿入が
容易なように、ねじ山が形成されておらず、ねじ部52
aより小径に形成されている。ねじ部52aは、骨にあ
らかじめ形成されたねじ溝に螺合し、治療用器具5を骨
に固定するためのものである。この第2の治療用器具5
は、上述した第1の治療用器具1を骨より取り外した後
に使用されることが望ましいため、第1の治療用器具1
のねじ山とほぼ同じねじ山(外径、ピッチがほぼ同じ)
ものとなっている。そして、このねじ部52aの後方に
は、このねじ部52aより大きい径となったフランジ5
1が形成されており、このフランジ51が骨に当接する
ことにより、それ以上の治療用器具の骨内への進行が抑
制される。
【0030】そして、溝65a,65bは、フランジ5
1およびねじ山52を分断するように、基端より先端側
に延びており、その端部は、治療用器具6の先端に到達
している。なお、溝65a,65bの先端は、治療用器
具6の先端に到達していないものとしてもよい。溝65
a,65bの数は、治療用器具6の物性をあまり低下さ
せないものであれば、多数設けることが好ましいが、あ
まり設けると、ねじ山52と骨に形成されたねじ溝との
螺合強度が低下するので、1〜4個程度が好適である。
1およびねじ山52を分断するように、基端より先端側
に延びており、その端部は、治療用器具6の先端に到達
している。なお、溝65a,65bの先端は、治療用器
具6の先端に到達していないものとしてもよい。溝65
a,65bの数は、治療用器具6の物性をあまり低下さ
せないものであれば、多数設けることが好ましいが、あ
まり設けると、ねじ山52と骨に形成されたねじ溝との
螺合強度が低下するので、1〜4個程度が好適である。
【0031】次に、本発明の骨疾患検査用もしくは治療
用器具1の使用方法について説明する。まず、最初に、
骨疾患と思われる部位に局所麻酔を行い、数センチ(例
えば、2センチ程度)切開する。この切開部位に先端が
ドリル状に形成され、かつ、本発明の治療用器具1を貫
通した状態のガイドワイヤ(図示せず)を穿刺し、さら
に押し進めて、骨にガイドワイヤの先端を到達させた
後、ガイドワイヤを回転させて先端を皮質骨を貫通させ
る。そして、本発明の治療用器具1をガイドワイヤに沿
って誘導し、皮質骨に治療用器具1の先端を当接させた
後、治療用器具1の後端部に治具を取りつけて、治療用
器具1を回転させると、治療用器具1の先端部に形成さ
れたドリリングタッピンねじの切り刃先により治療用器
具1の先端部は皮質骨内を進み、やがて皮質骨を貫通す
る。皮質骨の貫通は、回転抵抗の減少により確認でき
る。治療用器具1の先端部が皮質骨を貫通した後、ガイ
ドワイヤを抜去する。そして、皮質骨を貫通した治療用
器具1の後端部に、図6に示すように、注射器4を接続
し、この注射器のプランジャー43を引き、骨髄内の液
体(漿液、骨髄液)を採取する。そして、この液体を病
理検査することにより、骨疾患の具体的内容を判断す
る。そして、必要であれば、注射器4を取り外し、内部
に薬剤を充填した注射器に取り替え、薬剤を骨髄内に注
入する。この治療用器具1によれば、骨疾患の検査用の
骨髄液を容易に採取することができ、さらに、治療用の
薬剤の投与も容易である。
用器具1の使用方法について説明する。まず、最初に、
骨疾患と思われる部位に局所麻酔を行い、数センチ(例
えば、2センチ程度)切開する。この切開部位に先端が
ドリル状に形成され、かつ、本発明の治療用器具1を貫
通した状態のガイドワイヤ(図示せず)を穿刺し、さら
に押し進めて、骨にガイドワイヤの先端を到達させた
後、ガイドワイヤを回転させて先端を皮質骨を貫通させ
る。そして、本発明の治療用器具1をガイドワイヤに沿
って誘導し、皮質骨に治療用器具1の先端を当接させた
後、治療用器具1の後端部に治具を取りつけて、治療用
器具1を回転させると、治療用器具1の先端部に形成さ
れたドリリングタッピンねじの切り刃先により治療用器
具1の先端部は皮質骨内を進み、やがて皮質骨を貫通す
る。皮質骨の貫通は、回転抵抗の減少により確認でき
る。治療用器具1の先端部が皮質骨を貫通した後、ガイ
ドワイヤを抜去する。そして、皮質骨を貫通した治療用
器具1の後端部に、図6に示すように、注射器4を接続
し、この注射器のプランジャー43を引き、骨髄内の液
体(漿液、骨髄液)を採取する。そして、この液体を病
理検査することにより、骨疾患の具体的内容を判断す
る。そして、必要であれば、注射器4を取り外し、内部
に薬剤を充填した注射器に取り替え、薬剤を骨髄内に注
入する。この治療用器具1によれば、骨疾患の検査用の
骨髄液を容易に採取することができ、さらに、治療用の
薬剤の投与も容易である。
【0032】次に、本発明の骨疾患治療用器具5の作用
を、上述した第1の骨疾患治療用器具1を用いた後に使
用する場合を例に取り、図6および図17を用いて、説
明する。図6のようにして、治療用器具1を用いて、骨
疾患の検査用の骨髄液を採取したところ、骨嚢腫である
と思われる場合には、骨内の持続的髄内圧の減圧のため
に、第2の治療用器具5を骨に取り付ける。まず、治療
用器具1の注射器を取り外し、再び、ガイドワイヤを治
療用器具1内に挿入し、ガイドワイヤ(図示せず)をそ
のまま維持し、治療用器具1のみを骨より取り外す。そ
して、ガイドワイヤにそって、治療用器具5を治療用器
具1により形成された孔に誘導し、先端部55を孔に挿
入した後、ガイドワイヤを抜去し、治療用器具5の後端
に治具(図示せず)を取り付けて回転させ、治療用器具
1により骨に形成されたねじ溝に治療用器具5のねじ山
を螺合させる。そして、切開部を縫合して手技を終え
る。
を、上述した第1の骨疾患治療用器具1を用いた後に使
用する場合を例に取り、図6および図17を用いて、説
明する。図6のようにして、治療用器具1を用いて、骨
疾患の検査用の骨髄液を採取したところ、骨嚢腫である
と思われる場合には、骨内の持続的髄内圧の減圧のため
に、第2の治療用器具5を骨に取り付ける。まず、治療
用器具1の注射器を取り外し、再び、ガイドワイヤを治
療用器具1内に挿入し、ガイドワイヤ(図示せず)をそ
のまま維持し、治療用器具1のみを骨より取り外す。そ
して、ガイドワイヤにそって、治療用器具5を治療用器
具1により形成された孔に誘導し、先端部55を孔に挿
入した後、ガイドワイヤを抜去し、治療用器具5の後端
に治具(図示せず)を取り付けて回転させ、治療用器具
1により骨に形成されたねじ溝に治療用器具5のねじ山
を螺合させる。そして、切開部を縫合して手技を終え
る。
【0033】この状態が、図17に示してある。骨内と
外部(筋肉質32)とは、治療用器具5により連通して
いるため、骨嚢腫に起因して髄内圧が上昇しても、その
圧力は、骨外部に抜け、低下するので、持続的髄内圧の
減圧が可能である。また、治療用器具5の埋設部位の皮
膚表面には、縫合跡が残るため、治療用器具5の埋設部
位の確認が容易であり、この縫合跡付近より注射針を穿
刺し、治療用器具5の後端開口に到達させることによ
り、骨内への薬物注入を行うこともでき、骨髄炎などの
骨疾患の治療にも有効である。このように、骨内の持続
的髄内圧の減圧が確実に可能であり、治療期間は従来の
鋼線刺入法に比較して短縮が可能であり、さらに、治療
用器具5は、埋設部の皮下での刺激が少なく、患者に疼
痛を与えることが少ない。
外部(筋肉質32)とは、治療用器具5により連通して
いるため、骨嚢腫に起因して髄内圧が上昇しても、その
圧力は、骨外部に抜け、低下するので、持続的髄内圧の
減圧が可能である。また、治療用器具5の埋設部位の皮
膚表面には、縫合跡が残るため、治療用器具5の埋設部
位の確認が容易であり、この縫合跡付近より注射針を穿
刺し、治療用器具5の後端開口に到達させることによ
り、骨内への薬物注入を行うこともでき、骨髄炎などの
骨疾患の治療にも有効である。このように、骨内の持続
的髄内圧の減圧が確実に可能であり、治療期間は従来の
鋼線刺入法に比較して短縮が可能であり、さらに、治療
用器具5は、埋設部の皮下での刺激が少なく、患者に疼
痛を与えることが少ない。
【0034】
【発明の効果】本発明の骨疾患の検査用もしくは治療用
器具は、側面に形成されたねじ山と、先端部に形成され
たドリリングタッピンねじの切り刃先と、後端部に形成
された注射器接続部と、先端部より後端部まで貫通した
通路を有し、かつ、先端より後端までの長さが、前記先
端部が皮質骨を貫通した状態にて前記後端部が皮膚表面
の外方となるような長さを備える中空状ねじ部材からな
るものである。この器具は、ドリリングタッピンねじの
切り刃先およびねじ山を備えるため、皮質骨を容易に貫
通可能であり、また注射器が接続できる為、骨内液の採
取が容易である。さらに、皮膚に近い部分の皮質骨に刺
入することができるため、手術侵襲が少なく、局所麻酔
の範囲で手技が終了するので、患者に疼痛を与えること
が少ない。また、本発明の骨疾患治療用器具は、後端部
に形成されたフランジと、少なくともフランジ付近であ
りかつ該フランジより先端側に側面に形成されたねじ山
と、該ねじ山が設けられた部位より先端側の側面と前記
後端部とを連通する通路を備えるものである。また、本
発明の骨疾患治療用器具は、後端部に形成されたフラン
ジと、内部に形成された通路と、前記フランジ付近かつ
先端側の側面に形成されたねじ山と、該ねじ山が設けら
れた部位より先端側の側面に形成され、かつ前記通路と
連通する複数の側面開口とを備える中空状ねじ部材から
なるものである。このため、骨に埋設させれば、骨嚢腫
に起因して髄内圧が上昇しても、その圧力は骨外部に抜
けるため、圧力は低下するので、持続的髄内圧の減圧が
可能である。また、埋設部の皮下での刺激が少なく、患
者に疼痛を与えることが少ない。
器具は、側面に形成されたねじ山と、先端部に形成され
たドリリングタッピンねじの切り刃先と、後端部に形成
された注射器接続部と、先端部より後端部まで貫通した
通路を有し、かつ、先端より後端までの長さが、前記先
端部が皮質骨を貫通した状態にて前記後端部が皮膚表面
の外方となるような長さを備える中空状ねじ部材からな
るものである。この器具は、ドリリングタッピンねじの
切り刃先およびねじ山を備えるため、皮質骨を容易に貫
通可能であり、また注射器が接続できる為、骨内液の採
取が容易である。さらに、皮膚に近い部分の皮質骨に刺
入することができるため、手術侵襲が少なく、局所麻酔
の範囲で手技が終了するので、患者に疼痛を与えること
が少ない。また、本発明の骨疾患治療用器具は、後端部
に形成されたフランジと、少なくともフランジ付近であ
りかつ該フランジより先端側に側面に形成されたねじ山
と、該ねじ山が設けられた部位より先端側の側面と前記
後端部とを連通する通路を備えるものである。また、本
発明の骨疾患治療用器具は、後端部に形成されたフラン
ジと、内部に形成された通路と、前記フランジ付近かつ
先端側の側面に形成されたねじ山と、該ねじ山が設けら
れた部位より先端側の側面に形成され、かつ前記通路と
連通する複数の側面開口とを備える中空状ねじ部材から
なるものである。このため、骨に埋設させれば、骨嚢腫
に起因して髄内圧が上昇しても、その圧力は骨外部に抜
けるため、圧力は低下するので、持続的髄内圧の減圧が
可能である。また、埋設部の皮下での刺激が少なく、患
者に疼痛を与えることが少ない。
【0035】また、本発明の骨疾患治療用具は、第1の
骨疾患治療用器具と、該第1の骨疾患治療用器具の除去
後に使用される第2の骨疾患治療用器具からなる骨疾患
治療用具であり、前記第1の骨疾患治療用具は、側面に
形成されたねじ山と、先端部に形成されたドリリングタ
ッピンねじの切り刃先と、後端部に形成された注射器接
続部と、先端部より後端部まで貫通した通路を有し、か
つ、先端より後端までの長さが、前記先端部が皮質骨を
貫通した状態にて前記後端部が皮膚表面の外方となる長
さを備える中空状ねじ部材であり、前記第2の骨疾患治
療用器具は、後端部に形成されたフランジと、少なくと
もフランジ付近でありかつフランジより先端側の側面に
形成され、前記第1の骨疾患治療用器具の前記ねじ山と
ほぼ同じねじ山と、該ねじ山が設けられた部位より先端
側の側面と前記後端部とを連通する通路を備えるもので
ある。このため、上述した効果に加えて、第2の治療用
器具は、第1の治療用器具のねじ山とほぼ同じねじ山を
備えるので、骨への第2の治療用器具の埋設が容易であ
り、第2の治療用器具の埋設手技を容易に行う事ができ
る。
骨疾患治療用器具と、該第1の骨疾患治療用器具の除去
後に使用される第2の骨疾患治療用器具からなる骨疾患
治療用具であり、前記第1の骨疾患治療用具は、側面に
形成されたねじ山と、先端部に形成されたドリリングタ
ッピンねじの切り刃先と、後端部に形成された注射器接
続部と、先端部より後端部まで貫通した通路を有し、か
つ、先端より後端までの長さが、前記先端部が皮質骨を
貫通した状態にて前記後端部が皮膚表面の外方となる長
さを備える中空状ねじ部材であり、前記第2の骨疾患治
療用器具は、後端部に形成されたフランジと、少なくと
もフランジ付近でありかつフランジより先端側の側面に
形成され、前記第1の骨疾患治療用器具の前記ねじ山と
ほぼ同じねじ山と、該ねじ山が設けられた部位より先端
側の側面と前記後端部とを連通する通路を備えるもので
ある。このため、上述した効果に加えて、第2の治療用
器具は、第1の治療用器具のねじ山とほぼ同じねじ山を
備えるので、骨への第2の治療用器具の埋設が容易であ
り、第2の治療用器具の埋設手技を容易に行う事ができ
る。
【図1】図1は、本発明の骨疾患治療用具に使用される
骨疾患治療器具である。
骨疾患治療器具である。
【図2】図2は、図1の治療用器具の側面図である。
【図3】図3は、図2のA−A線断面図である。
【図4】図4は、図2に示した治療用具の平面図であ
る。
る。
【図5】図5は、図2に示した治療用具の底面図であ
る。
る。
【図6】図6は、本発明の骨疾患検査用もしくは治療用
器具の作用を説明するための説明図である。
器具の作用を説明するための説明図である。
【図7】図7は、本発明の骨疾患治療用器具の一実施例
の斜視図である。
の斜視図である。
【図8】図8は、図7の治療用器具の側面図である。
【図9】図9は、図8のB−B線断面図である。
【図10】図10は、図8に示した治療用具の左側面図
である。
である。
【図11】図11は、図8に示した治療用具の右側面図
である。
である。
【図12】図12は、本発明の骨疾患治療用器具の他の
実施例の斜視図である。
実施例の斜視図である。
【図13】図13は、図12の治療用器具の右側面図で
ある。
ある。
【図14】図14は、本発明の骨疾患治療用器具の他の
実施例の斜視図である。
実施例の斜視図である。
【図15】図15は、図14に示した治療用具の右側面
図である。
図である。
【図16】図16は、図14に示した治療用具の左側面
図である。
図である。
【図17】図17は、本発明の骨疾患治療用器具の作用
を説明するための説明図である。
を説明するための説明図である。
1 第1の骨疾患検査もしくは治療用器具 13 縦溝 15 後端部 15a 治具接続部 16 ねじ山 17 通路 18 注射器接続部 19 ドリリングタッピンねじの切り刃先 5 骨疾患治療用器具 51 フランジ 52 ねじ山 53 通路 54 側面開口
Claims (6)
- 【請求項1】 側面に形成されたねじ山と、先端部に形
成されたドリリングタッピンねじの切り刃先と、後端部
に形成された注射器接続部と、先端部より後端部まで貫
通した通路を有し、かつ、先端より後端までの長さが、
前記先端部が皮質骨を貫通した状態にて前記後端部が皮
膚表面の外方となるような長さを備える中空状ねじ部材
からなることを特徴とする骨疾患の検査用もしくは治療
用器具。 - 【請求項2】 後端部に形成されたフランジと、少なく
ともフランジ付近でありかつ該フランジより先端側に側
面に形成されたねじ山と、該ねじ山が設けられた部位よ
り先端側の側面と前記後端部とを連通する通路を備える
ことを特徴とする骨疾患治療用器具。 - 【請求項3】 後端部に形成されたフランジと、内部に
形成された通路と、前記フランジ付近かつ先端側の側面
に形成されたねじ山と、該ねじ山が設けられた部位より
先端側の側面に形成され、かつ前記通路と連通する複数
の側面開口とを備える中空状ねじ部材からなることを特
徴とする骨疾患治療用器具。 - 【請求項4】 前記ねじ山が設けられた部位より先端側
は、該ねじ山部位より細径でありかつねじ山が形成され
ていない部位となっている請求項2または3に記載の骨
疾患治療用器具。 - 【請求項5】 第1の骨疾患治療用器具と、該第1の骨
疾患治療用器具の除去後に使用される第2の骨疾患治療
用器具からなる骨疾患治療用具であり、前記第1の骨疾
患治療用具は、側面に形成されたねじ山と、先端部に形
成されたドリリングタッピンねじの切り刃先と、後端部
に形成された注射器接続部と、先端部より後端部まで貫
通した通路を有し、かつ、先端より後端までの長さが、
前記先端部が皮質骨を貫通した状態にて前記後端部が皮
膚表面の外方となる長さを備える中空状ねじ部材であ
り、前記第2の骨疾患治療用器具は、後端部に形成され
たフランジと、少なくともフランジ付近でありかつフラ
ンジより先端側の側面に形成され、前記第1の骨疾患治
療用器具の前記ねじ山とほぼ同じ形状のねじ山と、該ね
じ山が設けられた部位より先端側の側面と前記後端部と
を連通する通路を備えるものであることを特徴とする骨
疾患治療用具。 - 【請求項6】 前記第2の骨疾患治療用器具は、内部に
形成された通路と、前記ねじ山が設けられた部位より先
端側の側面に形成され、かつ前記通路と連通する複数の
側面開口とを備える中空状ねじ部材である請求項5に記
載の骨疾患治療用器具。
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|---|---|---|---|
| JP7336191A JPH09149906A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 骨疾患治療用具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7336191A JPH09149906A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 骨疾患治療用具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09149906A true JPH09149906A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18296594
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP7336191A Pending JPH09149906A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 骨疾患治療用具 |
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