JPH09150002A - シリコーンオイルの精製方法 - Google Patents
シリコーンオイルの精製方法Info
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- JPH09150002A JPH09150002A JP7334091A JP33409195A JPH09150002A JP H09150002 A JPH09150002 A JP H09150002A JP 7334091 A JP7334091 A JP 7334091A JP 33409195 A JP33409195 A JP 33409195A JP H09150002 A JPH09150002 A JP H09150002A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】 下記一般式(1)で示されるシリコーン
オイルを、温度及び圧力が物質固有の臨界値を超える超
臨界状態又は温度と圧力とのいずれか一方が物質固有の
臨界値を超える亜臨界状態にある抽出溶媒と連続的に接
触混合させ、次いでこの混合流体を、超臨界状態又は亜
臨界状態にある抽出溶媒を予め満たした抽出器に放出分
散させて、当該抽出溶媒に下記式(1)のシリコーンオ
イル中に含まれる低分子量物質を抽出除去することを特
徴とするシリコーンオイルの精製方法。 (但し、式中R1及びR2は互いに同一又は異種の一価炭
化水素基又は水酸基、R3及びR4は互いに同一又は異種
の一価炭化水素基を示し、nは100〜3000の整数
である。) 【効果】 本発明によれば、シリコーンオイルから不要
な未反応の低分子量物質やオリゴマー低分子量物質を連
続的に効率よく、しかも高純度に除去してシリコーンオ
イルを良好に精製することができる。
オイルを、温度及び圧力が物質固有の臨界値を超える超
臨界状態又は温度と圧力とのいずれか一方が物質固有の
臨界値を超える亜臨界状態にある抽出溶媒と連続的に接
触混合させ、次いでこの混合流体を、超臨界状態又は亜
臨界状態にある抽出溶媒を予め満たした抽出器に放出分
散させて、当該抽出溶媒に下記式(1)のシリコーンオ
イル中に含まれる低分子量物質を抽出除去することを特
徴とするシリコーンオイルの精製方法。 (但し、式中R1及びR2は互いに同一又は異種の一価炭
化水素基又は水酸基、R3及びR4は互いに同一又は異種
の一価炭化水素基を示し、nは100〜3000の整数
である。) 【効果】 本発明によれば、シリコーンオイルから不要
な未反応の低分子量物質やオリゴマー低分子量物質を連
続的に効率よく、しかも高純度に除去してシリコーンオ
イルを良好に精製することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高品質のシリコー
ンオイルを得るためのシリコーンオイルの精製方法に関
する。
ンオイルを得るためのシリコーンオイルの精製方法に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ジメチ
ルシロキサン重合体からなるシリコーンオイルは、エレ
クトロニクス機器用ポッティング剤、モールディング
剤、潤滑剤、塗布剤等の原料として使用されている。と
ころが、一般に、製造後のシリコーンオイルには、未反
応の低分子量ジメチルシロキサン及びオリゴマー低分子
量物質等が含まれているため、これら不純物の除去を十
分に行わないと、これをエレクトロニクス機器用の電子
基盤等に使用した場合、前記低分子量物質がシリコーン
製品中よりブリードし、エレクトロニクス機器の接点不
良等の故障原因となる。
ルシロキサン重合体からなるシリコーンオイルは、エレ
クトロニクス機器用ポッティング剤、モールディング
剤、潤滑剤、塗布剤等の原料として使用されている。と
ころが、一般に、製造後のシリコーンオイルには、未反
応の低分子量ジメチルシロキサン及びオリゴマー低分子
量物質等が含まれているため、これら不純物の除去を十
分に行わないと、これをエレクトロニクス機器用の電子
基盤等に使用した場合、前記低分子量物質がシリコーン
製品中よりブリードし、エレクトロニクス機器の接点不
良等の故障原因となる。
【0003】このため、従来よりこれら低分子量物質を
除去してシリコーンオイルを精製することが行われてお
り、従来、製造したシリコーンオイルを精製する方法と
しては、大気圧下又は減圧下での蒸留、薄膜蒸発方法等
が採用されており、これら方法を適宜選択あるいは組み
合わせることによって行われている。
除去してシリコーンオイルを精製することが行われてお
り、従来、製造したシリコーンオイルを精製する方法と
しては、大気圧下又は減圧下での蒸留、薄膜蒸発方法等
が採用されており、これら方法を適宜選択あるいは組み
合わせることによって行われている。
【0004】しかしながら、上記低分子量物質の残存濃
度要求値は年々低濃度化しており、製品中の不要な成分
である未反応の低分子量物質やオリゴマー低分子量物質
の含有量を所望の値まで除去するためには、操作圧力及
び温度を極めて厳しい条件に保持しなければならず、こ
の点で製品の劣化及び精製工程費の増加等が問題となっ
ており、シリコーンオイル中の低分子量の物質を接点不
良等の故障を引き起こさないレベルまで効率よくしかも
安価に除去するための有効な精製方法が求められてい
る。
度要求値は年々低濃度化しており、製品中の不要な成分
である未反応の低分子量物質やオリゴマー低分子量物質
の含有量を所望の値まで除去するためには、操作圧力及
び温度を極めて厳しい条件に保持しなければならず、こ
の点で製品の劣化及び精製工程費の増加等が問題となっ
ており、シリコーンオイル中の低分子量の物質を接点不
良等の故障を引き起こさないレベルまで効率よくしかも
安価に除去するための有効な精製方法が求められてい
る。
【0005】また、上記従来の分離除去処理において
は、複数回の繰り返し精製又は滞留時間の延長等を行っ
ても精製濃度に限界があり、高度な分離能力を持った新
規な精製方法も望まれていた。
は、複数回の繰り返し精製又は滞留時間の延長等を行っ
ても精製濃度に限界があり、高度な分離能力を持った新
規な精製方法も望まれていた。
【0006】ところで、近年、微量成分の抽出方法とし
て超臨界状態の流体を溶媒として使用する超臨界流体抽
出分離法が注目を集めており、シリコーンオイルの精製
に関してもその応用例が報告されている。例えば、特公
昭54−10539号公報では超臨界流体にシリコーン
オイル等の物質を溶解し、必要成分のみを抽出させる方
法が報告されている。しかし、従来公知の方法、例えば
抽出器内にシリコーンオイルを仕込み、上方、下方又は
側方より超臨界状態の抽出溶媒を抽出器内に流し込み、
シリコーンオイルとの接触を生じさせる抽出分離方法を
用いた場合、シリコーンオイルからの低分子量物質の除
去は、シリコーンオイルが液滴になりにくいために表面
積が小さく、表面の更新も起こりにくい。更に、超臨界
状態の流体がシリコーンオイル中に拡散しにくく、物質
移動が有効に起こらないために低分子量物質の除去が不
十分であった。
て超臨界状態の流体を溶媒として使用する超臨界流体抽
出分離法が注目を集めており、シリコーンオイルの精製
に関してもその応用例が報告されている。例えば、特公
昭54−10539号公報では超臨界流体にシリコーン
オイル等の物質を溶解し、必要成分のみを抽出させる方
法が報告されている。しかし、従来公知の方法、例えば
抽出器内にシリコーンオイルを仕込み、上方、下方又は
側方より超臨界状態の抽出溶媒を抽出器内に流し込み、
シリコーンオイルとの接触を生じさせる抽出分離方法を
用いた場合、シリコーンオイルからの低分子量物質の除
去は、シリコーンオイルが液滴になりにくいために表面
積が小さく、表面の更新も起こりにくい。更に、超臨界
状態の流体がシリコーンオイル中に拡散しにくく、物質
移動が有効に起こらないために低分子量物質の除去が不
十分であった。
【0007】また、撹拌装置を取り付けて、液の分散及
び接触を有効にならしめる等の方法が行われているが、
より高粘稠な高分子量シリコーンオイル等に関しては十
分な効果が得られなかった。そのため、シリコーンオイ
ルに関わる本分野では未だ工業化への応用が行われてい
ないものであった。
び接触を有効にならしめる等の方法が行われているが、
より高粘稠な高分子量シリコーンオイル等に関しては十
分な効果が得られなかった。そのため、シリコーンオイ
ルに関わる本分野では未だ工業化への応用が行われてい
ないものであった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
超臨界流体もしくは亜臨界状態の不活性流体を利用した
シリコーンオイルの精製方法であって、特に、高粘度の
シリコーンオイルでも良好かつ効率良くしかも安価で高
純度に精製することができ、工業化に応えることができ
る方法を提供する。
超臨界流体もしくは亜臨界状態の不活性流体を利用した
シリコーンオイルの精製方法であって、特に、高粘度の
シリコーンオイルでも良好かつ効率良くしかも安価で高
純度に精製することができ、工業化に応えることができ
る方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、下記一般式(1)で示されるシリコーンオイル中の
低分子量物質を除去してシリコーンオイルを精製する場
合、まずこのシリコーンオイルを温度及び圧力が物質固
有の臨界値を超える超臨界状態又は温度と圧力との一方
が物質固有の臨界値を超える亜臨界状態にある抽出溶媒
に接触混合させること、そしてこの混合流体を次に超臨
界状態又は亜臨界状態の抽出溶媒を満たした抽出器(精
製器)に連続的に、好ましくは噴流又は噴霧状態で放出
分散させることにより、所定の温度及び圧力に設定され
た当該超臨界又は亜臨界流体雰囲気中にシリコーンオイ
ルに含有される不要な低分子量物質(未反応の低分子量
物質やオリゴマー低分子量物質)が優先的に溶解抽出さ
れ、より高分子量のシリコーンオイルから分離精製され
ること、そして未反応の低分子量物質やオリゴマー低分
子量物質を分離した比較的高分子量のシリコーンオイル
は抽出器(精製器)底部から回収され、一方、上記低分
子量物質は当該超臨界又は亜臨界状態の流体に同伴さ
れ、抽出器外へ排出され、これにより連続的な超臨界流
体によるシリコーンオイルに含有される不要な低分子量
物質の抽出分離が可能となることを知見した。
発明者は上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、下記一般式(1)で示されるシリコーンオイル中の
低分子量物質を除去してシリコーンオイルを精製する場
合、まずこのシリコーンオイルを温度及び圧力が物質固
有の臨界値を超える超臨界状態又は温度と圧力との一方
が物質固有の臨界値を超える亜臨界状態にある抽出溶媒
に接触混合させること、そしてこの混合流体を次に超臨
界状態又は亜臨界状態の抽出溶媒を満たした抽出器(精
製器)に連続的に、好ましくは噴流又は噴霧状態で放出
分散させることにより、所定の温度及び圧力に設定され
た当該超臨界又は亜臨界流体雰囲気中にシリコーンオイ
ルに含有される不要な低分子量物質(未反応の低分子量
物質やオリゴマー低分子量物質)が優先的に溶解抽出さ
れ、より高分子量のシリコーンオイルから分離精製され
ること、そして未反応の低分子量物質やオリゴマー低分
子量物質を分離した比較的高分子量のシリコーンオイル
は抽出器(精製器)底部から回収され、一方、上記低分
子量物質は当該超臨界又は亜臨界状態の流体に同伴さ
れ、抽出器外へ排出され、これにより連続的な超臨界流
体によるシリコーンオイルに含有される不要な低分子量
物質の抽出分離が可能となることを知見した。
【0010】
【化2】 (但し、式中R1及びR2は互いに同一又は異種の一価炭
化水素基又は水酸基、R3及びR4は互いに同一又は異種
の一価炭化水素基を示し、nは100〜3000の整数
である。)
化水素基又は水酸基、R3及びR4は互いに同一又は異種
の一価炭化水素基を示し、nは100〜3000の整数
である。)
【0011】更に詳述すると、精製するシリコーンオイ
ルを抽出器に導入する前に、温度及び圧力が臨界値を超
える超臨界状態あるいは温度又は圧力のいずれか一方が
臨界状態にある溶媒と該シリコーンオイルとを混合して
粘度を低下させた混合流体とし、この混合流体を抽出器
内に吐出させることによって、シリコーンオイルは微小
液滴となるので、撹拌装置が不要になる上、この液滴と
なったシリコーンオイルは、抽出器内で予め満たされた
温度及び圧力が臨界値を超える超臨界状態あるいは温度
又は圧力のいずれか一方を臨界状態にした溶媒と混合さ
れるので、シリコーンオイルと溶媒との表面接触がスム
ーズに行われ、低分子量物質を容易に溶解することがで
き、所望のシリコーンオイルを良好に回収できることを
見い出し、本発明をなすに至ったものである。
ルを抽出器に導入する前に、温度及び圧力が臨界値を超
える超臨界状態あるいは温度又は圧力のいずれか一方が
臨界状態にある溶媒と該シリコーンオイルとを混合して
粘度を低下させた混合流体とし、この混合流体を抽出器
内に吐出させることによって、シリコーンオイルは微小
液滴となるので、撹拌装置が不要になる上、この液滴と
なったシリコーンオイルは、抽出器内で予め満たされた
温度及び圧力が臨界値を超える超臨界状態あるいは温度
又は圧力のいずれか一方を臨界状態にした溶媒と混合さ
れるので、シリコーンオイルと溶媒との表面接触がスム
ーズに行われ、低分子量物質を容易に溶解することがで
き、所望のシリコーンオイルを良好に回収できることを
見い出し、本発明をなすに至ったものである。
【0012】従って、本発明は、下記一般式(1)で示
されるシリコーンオイルを、温度及び圧力が物質固有の
臨界値を超える超臨界状態又は温度と圧力とのいずれか
一方が物質固有の臨界値を超える亜臨界状態にある抽出
溶媒と連続的に接触混合させ、次いでこの混合流体を、
超臨界状態又は亜臨界状態にある抽出溶媒を予め満たし
た抽出器に放出分散させて、当該抽出溶媒に下記式
(1)のシリコーンオイル中に含まれる低分子量物質を
抽出除去することを特徴とするシリコーンオイルの精製
方法を提供する。
されるシリコーンオイルを、温度及び圧力が物質固有の
臨界値を超える超臨界状態又は温度と圧力とのいずれか
一方が物質固有の臨界値を超える亜臨界状態にある抽出
溶媒と連続的に接触混合させ、次いでこの混合流体を、
超臨界状態又は亜臨界状態にある抽出溶媒を予め満たし
た抽出器に放出分散させて、当該抽出溶媒に下記式
(1)のシリコーンオイル中に含まれる低分子量物質を
抽出除去することを特徴とするシリコーンオイルの精製
方法を提供する。
【0013】
【化3】 (但し、式中R1及びR2は互いに同一又は異種の一価炭
化水素基又は水酸基、R3及びR4は互いに同一又は異種
の一価炭化水素基を示し、nは100〜3000の整数
である。)
化水素基又は水酸基、R3及びR4は互いに同一又は異種
の一価炭化水素基を示し、nは100〜3000の整数
である。)
【0014】上述したように、シリコーンオイル中に含
まれる未反応の低分子量物質やオリゴマー低分子量物質
を取り除くには、従来は大気圧下又は減圧下による蒸
留、あるいは薄膜蒸発方法等による分離が行われている
が、これらの方法は、機器の加熱に伴うエネルギー消費
量が多く、更に上記低分子量物質の除去レベルにも限界
が存在した。当然、前記蒸留法及び蒸発法の組み合わせ
や繰り返し操作によるシリコーンオイル中の残存低分子
量物質濃度の下限界追求も行われているが、工程及び設
備が複雑となり合理的なプロセスではなかった。
まれる未反応の低分子量物質やオリゴマー低分子量物質
を取り除くには、従来は大気圧下又は減圧下による蒸
留、あるいは薄膜蒸発方法等による分離が行われている
が、これらの方法は、機器の加熱に伴うエネルギー消費
量が多く、更に上記低分子量物質の除去レベルにも限界
が存在した。当然、前記蒸留法及び蒸発法の組み合わせ
や繰り返し操作によるシリコーンオイル中の残存低分子
量物質濃度の下限界追求も行われているが、工程及び設
備が複雑となり合理的なプロセスではなかった。
【0015】これに対し、本発明の方法によれば、予め
室温近傍に臨界点を有する流体を、例えば二酸化炭素を
抽出溶媒として選定すれば、従来の蒸留法及び蒸発法と
比べ、室温近傍で精製処理可能なため、加熱に伴うエネ
ルギー消費量は微量であり、利得である。
室温近傍に臨界点を有する流体を、例えば二酸化炭素を
抽出溶媒として選定すれば、従来の蒸留法及び蒸発法と
比べ、室温近傍で精製処理可能なため、加熱に伴うエネ
ルギー消費量は微量であり、利得である。
【0016】また、上記低分子量物質の除去レベルも、
シリコーンオイルの重合度及び粘稠度等に左右されるも
のの、従来は繰り返しの蒸留法や蒸発法、更には、特公
昭54−10539号公報にて公知である超臨界流体を
用いた精製方法のように、抽出器内に撹拌機を配設して
撹拌したり、分離すべき混合物と超臨界流体とを直接向
流接触させ、抽出効率を上げる方法を行った場合、より
高分子量の物質、例えば上記一般式(1)中の重合度n
が1500以上の高粘稠物に対しては、約1000pp
m程度が下限界であった。これは、従来の超臨界流体抽
出分離法等では超臨界流体と抽出原料物質との接触は、
機械的な撹拌手段又は両物質の直接的な衝突により分散
を生じさせていたものであるが、かかる方法では均一な
分散は起こりにくく、また接触表面の更新も進まなかっ
たためである。
シリコーンオイルの重合度及び粘稠度等に左右されるも
のの、従来は繰り返しの蒸留法や蒸発法、更には、特公
昭54−10539号公報にて公知である超臨界流体を
用いた精製方法のように、抽出器内に撹拌機を配設して
撹拌したり、分離すべき混合物と超臨界流体とを直接向
流接触させ、抽出効率を上げる方法を行った場合、より
高分子量の物質、例えば上記一般式(1)中の重合度n
が1500以上の高粘稠物に対しては、約1000pp
m程度が下限界であった。これは、従来の超臨界流体抽
出分離法等では超臨界流体と抽出原料物質との接触は、
機械的な撹拌手段又は両物質の直接的な衝突により分散
を生じさせていたものであるが、かかる方法では均一な
分散は起こりにくく、また接触表面の更新も進まなかっ
たためである。
【0017】これに対し、本発明の方法によれば、最終
的な超臨界又は亜臨界流体と抽出原料との接触は抽出原
料又は原料物質を含む溶液を超臨界又は亜臨界流体雰囲
気中へ放出分散させ、好ましくは微細なノズルから放出
させて噴流又は噴霧状態を形成させるため、微小液滴と
して均一に分散し、原料物質への超臨界又は亜臨界流体
の拡散が早められる。特に、高粘度のシリコーンオイル
を原料とする場合には、シリコーンオイルに超臨界又は
亜臨界流体を混合することによって粘度が低下するため
に、ノズルから流出した液柱がちぎれて、液滴になり易
いという利点がある。この放出による拡散方法により低
分子から高分子までのシリコーンオイルの分散が極めて
均一となり、シリコーンオイルの重合度及び粘稠度に左
右されることなく、従来方法に比べより高純度に、具体
的には50ppm程度まで未反応の低分子量物質やオリ
ゴマー低分子量物質の除去が可能になるものである。
的な超臨界又は亜臨界流体と抽出原料との接触は抽出原
料又は原料物質を含む溶液を超臨界又は亜臨界流体雰囲
気中へ放出分散させ、好ましくは微細なノズルから放出
させて噴流又は噴霧状態を形成させるため、微小液滴と
して均一に分散し、原料物質への超臨界又は亜臨界流体
の拡散が早められる。特に、高粘度のシリコーンオイル
を原料とする場合には、シリコーンオイルに超臨界又は
亜臨界流体を混合することによって粘度が低下するため
に、ノズルから流出した液柱がちぎれて、液滴になり易
いという利点がある。この放出による拡散方法により低
分子から高分子までのシリコーンオイルの分散が極めて
均一となり、シリコーンオイルの重合度及び粘稠度に左
右されることなく、従来方法に比べより高純度に、具体
的には50ppm程度まで未反応の低分子量物質やオリ
ゴマー低分子量物質の除去が可能になるものである。
【0018】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明は下記一般式(1)で示されるシリコーンオ
イルを精製する方法に係るものである。
と、本発明は下記一般式(1)で示されるシリコーンオ
イルを精製する方法に係るものである。
【0019】
【化4】
【0020】ここで、R1及びR2は互いに同一又は異種
の置換又は非置換の一価炭化水素基又は水酸基であり、
一価炭化水素基としては炭素数1〜10のアルキル基、
アルケニル基、アリール基、アラルキル基などやそのハ
ロゲン置換一価炭化水素基などを挙げることができる
が、メチル基やフェニル基が一般的である。また、R3
及びR4は互いに同一又は異種の置換又は非置換の一価
炭化水素基であり、一価炭化水素基は上記と同様であ
る。
の置換又は非置換の一価炭化水素基又は水酸基であり、
一価炭化水素基としては炭素数1〜10のアルキル基、
アルケニル基、アリール基、アラルキル基などやそのハ
ロゲン置換一価炭化水素基などを挙げることができる
が、メチル基やフェニル基が一般的である。また、R3
及びR4は互いに同一又は異種の置換又は非置換の一価
炭化水素基であり、一価炭化水素基は上記と同様であ
る。
【0021】nは100〜3000の整数であるが、好
ましくは500〜3000、より好ましくは1000〜
3000であり、特に25℃の粘度が5000cp以上
のシリコーンオイルに対して本発明は好適に採用され
る。
ましくは500〜3000、より好ましくは1000〜
3000であり、特に25℃の粘度が5000cp以上
のシリコーンオイルに対して本発明は好適に採用され
る。
【0022】なお、このシリコーンオイルから除去すべ
き不純物(低分子量物質)は、通常、下記一般式(2)
で示される環状オルガノポリシロキサン、下記一般式
(3)で示される非環状オルガノポリシロキサンであ
る。
き不純物(低分子量物質)は、通常、下記一般式(2)
で示される環状オルガノポリシロキサン、下記一般式
(3)で示される非環状オルガノポリシロキサンであ
る。
【0023】
【化5】 (但し、R1〜R4は上記と同様の意味を示し、mは3〜
20の整数である。)
20の整数である。)
【0024】本発明においては、まず上記シリコーンオ
イルを超臨界又は亜臨界状態にある抽出溶媒と連続的に
接触混合する。ここで、抽出溶媒はランニングコスト及
び加熱に伴うエネルギー消費量を考慮し、好ましくは室
温近傍に物質固有の臨界温度を有する二酸化炭素を選定
する。なお、二酸化炭素の臨界温度は31℃、臨界圧は
72.80気圧である。
イルを超臨界又は亜臨界状態にある抽出溶媒と連続的に
接触混合する。ここで、抽出溶媒はランニングコスト及
び加熱に伴うエネルギー消費量を考慮し、好ましくは室
温近傍に物質固有の臨界温度を有する二酸化炭素を選定
する。なお、二酸化炭素の臨界温度は31℃、臨界圧は
72.80気圧である。
【0025】上記シリコーンオイルと抽出溶媒との連続
的な接触混合は撹拌機付きの混合槽でも、配管内の混合
でもかまわない。大きな設備を有しない点では配管内の
混合が有利である。この場合、単純な配管混合でもよい
が、より均一に混合するためには、ラインミキサーを設
置するか、超臨界又は亜臨界流体あるいはシリコーンオ
イルのいずれかを微細な口径のノズルで噴出させて混合
することが望ましい。これによって配管内でも若干の予
備的な抽出が起こる。なお、シリコーンオイルに対する
抽出溶媒の混合量は、使用される抽出溶媒の溶解度に左
右されるが、CO2を用いた場合、シリコーンオイル1
に対して2倍以上(重量比)の流量が好ましい。
的な接触混合は撹拌機付きの混合槽でも、配管内の混合
でもかまわない。大きな設備を有しない点では配管内の
混合が有利である。この場合、単純な配管混合でもよい
が、より均一に混合するためには、ラインミキサーを設
置するか、超臨界又は亜臨界流体あるいはシリコーンオ
イルのいずれかを微細な口径のノズルで噴出させて混合
することが望ましい。これによって配管内でも若干の予
備的な抽出が起こる。なお、シリコーンオイルに対する
抽出溶媒の混合量は、使用される抽出溶媒の溶解度に左
右されるが、CO2を用いた場合、シリコーンオイル1
に対して2倍以上(重量比)の流量が好ましい。
【0026】続いて、予め接触混合された上記式(1)
のシリコーンオイルと当該抽出溶媒は、予め超臨界又は
亜臨界状態の抽出溶媒で満たした抽出器に連続的に放出
され、均一に分散される。この場合、前者と後者の抽出
溶媒は同一流体であるが、温度及び圧力の一方又は両方
が異なってもかまわない。予め行われる接触混合時と抽
出器への放出時の温度及び圧力は、接触混合時の方が温
度が低く、圧力が高い方がよい。これは抽出器に放出し
たときにノズルから流出した液柱に含まれている超臨界
又は亜臨界流体が膨張することによって、微細な液滴が
形成し易くなり、抽出効率が高くなるためである。ま
た、予め接触混合されたシリコーンオイルを含む溶液を
抽出器内へ連続的に放出させる場合は、微細な口径のノ
ズルから噴流又は噴霧状態で放出させることが好ましい
が、このノズル出口の線速は0.1m/s以上、好まし
くは0.5〜6m/sとなるように設定する。更に、ノ
ズル内径は0.2〜3mmが好ましい。このとき、当該
溶液は、微小な液滴となって表面積が増大した状態であ
り、抽出溶媒である超臨界流体と接触しながら抽出器内
を移動する。このように上記混合流体を抽出器内に放出
させることにより、ノズルからの噴出時及び抽出器内の
移動の間に未反応の低分子量物質やオリゴマー低分子量
物質成分が抽出されてシリコーンオイルが精製される。
なお、抽出器内の抽出溶媒は、抽出器内に放出されるシ
リコーンオイル含有溶液に対して向流又は並流のいずれ
においても可能であるが、流体の接触と物質移動を有効
に生じさせるためには、向流が好ましい。
のシリコーンオイルと当該抽出溶媒は、予め超臨界又は
亜臨界状態の抽出溶媒で満たした抽出器に連続的に放出
され、均一に分散される。この場合、前者と後者の抽出
溶媒は同一流体であるが、温度及び圧力の一方又は両方
が異なってもかまわない。予め行われる接触混合時と抽
出器への放出時の温度及び圧力は、接触混合時の方が温
度が低く、圧力が高い方がよい。これは抽出器に放出し
たときにノズルから流出した液柱に含まれている超臨界
又は亜臨界流体が膨張することによって、微細な液滴が
形成し易くなり、抽出効率が高くなるためである。ま
た、予め接触混合されたシリコーンオイルを含む溶液を
抽出器内へ連続的に放出させる場合は、微細な口径のノ
ズルから噴流又は噴霧状態で放出させることが好ましい
が、このノズル出口の線速は0.1m/s以上、好まし
くは0.5〜6m/sとなるように設定する。更に、ノ
ズル内径は0.2〜3mmが好ましい。このとき、当該
溶液は、微小な液滴となって表面積が増大した状態であ
り、抽出溶媒である超臨界流体と接触しながら抽出器内
を移動する。このように上記混合流体を抽出器内に放出
させることにより、ノズルからの噴出時及び抽出器内の
移動の間に未反応の低分子量物質やオリゴマー低分子量
物質成分が抽出されてシリコーンオイルが精製される。
なお、抽出器内の抽出溶媒は、抽出器内に放出されるシ
リコーンオイル含有溶液に対して向流又は並流のいずれ
においても可能であるが、流体の接触と物質移動を有効
に生じさせるためには、向流が好ましい。
【0027】抽出器内で抽出溶媒に溶解された未反応の
低分子量物質やオリゴマー低分子量物質はより高分子量
のシリコーンオイルから分離され、抽出溶媒と共に系外
に排出される。系外に排出された上記低分子量物質は、
抽出器に連結した少なくとも一つの分離器に移し、抽出
溶媒から分離する。分離回収された抽出溶媒は再び本精
製工程に使用することが可能であり、抽出溶媒を多量に
消費する本精製方法においては循環再利用が経済的に有
利である。
低分子量物質やオリゴマー低分子量物質はより高分子量
のシリコーンオイルから分離され、抽出溶媒と共に系外
に排出される。系外に排出された上記低分子量物質は、
抽出器に連結した少なくとも一つの分離器に移し、抽出
溶媒から分離する。分離回収された抽出溶媒は再び本精
製工程に使用することが可能であり、抽出溶媒を多量に
消費する本精製方法においては循環再利用が経済的に有
利である。
【0028】一方、上記低分子量物質を除かれたより高
分子量のシリコーンオイルは抽出器底部から回収され
る。
分子量のシリコーンオイルは抽出器底部から回収され
る。
【0029】以上の操作を連続的又は間欠的に行うこと
により、シリコーンオイルからの未反応の低分子量物質
やオリゴマー低分子量物質等の不要な低分子量の物質を
効率的に、しかも高純度に除去できる。
により、シリコーンオイルからの未反応の低分子量物質
やオリゴマー低分子量物質等の不要な低分子量の物質を
効率的に、しかも高純度に除去できる。
【0030】図1は、本発明の好適な実施態様を示すフ
ローチャートで、図中1はシリコーンオイル補給管1a
を備えたシリコーンオイル貯槽、2は二酸化炭素補給管
2aを備えた二酸化炭素貯槽、3は抽出器(精製器)で
あり、シリコーンオイル貯槽1の下部と抽出器3の上部
とはシリコーンオイル供給ポンプ4を介装するシリコー
ンオイル輸送管5によって連結されていると共に、この
輸送管5には、上記ポンプ4と抽出器3との間の位置に
おいて一端が上記二酸化炭素貯槽2の下部と二酸化炭素
供給ポンプ6を介在して連結された二酸化炭素輸送管7
の他端が連結され、また上記シリコーンオイル輸送管5
の抽出器3挿入端部には噴霧ノズル8が設けられてい
る。更に、上記二酸化炭素輸送管7には分岐管9の一端
が連結され、この分岐管9の他端は上記抽出器3の下部
に挿入されている。
ローチャートで、図中1はシリコーンオイル補給管1a
を備えたシリコーンオイル貯槽、2は二酸化炭素補給管
2aを備えた二酸化炭素貯槽、3は抽出器(精製器)で
あり、シリコーンオイル貯槽1の下部と抽出器3の上部
とはシリコーンオイル供給ポンプ4を介装するシリコー
ンオイル輸送管5によって連結されていると共に、この
輸送管5には、上記ポンプ4と抽出器3との間の位置に
おいて一端が上記二酸化炭素貯槽2の下部と二酸化炭素
供給ポンプ6を介在して連結された二酸化炭素輸送管7
の他端が連結され、また上記シリコーンオイル輸送管5
の抽出器3挿入端部には噴霧ノズル8が設けられてい
る。更に、上記二酸化炭素輸送管7には分岐管9の一端
が連結され、この分岐管9の他端は上記抽出器3の下部
に挿入されている。
【0031】そして、上記シリコーンオイル貯槽1内の
シリコーンオイルがシリコーンオイル輸送管5内を輸送
されている時に、二酸化炭素貯槽2内の超臨界又は亜臨
界状態の二酸化炭素が上記二酸化炭素輸送管7内を通っ
てシリコーンオイル輸送管5内に導入され、シリコーン
オイルと混合され、その混合流体が上記ノズル8から抽
出器3内の上部に噴出される一方、二酸化炭素貯槽2内
の超臨界又は亜臨界状態の二酸化炭素が分岐管9より抽
出器3内の下部に導入され、上記混合流体と向流接触し
てシリコーンオイル中の不純物の抽出が行われるもので
ある。
シリコーンオイルがシリコーンオイル輸送管5内を輸送
されている時に、二酸化炭素貯槽2内の超臨界又は亜臨
界状態の二酸化炭素が上記二酸化炭素輸送管7内を通っ
てシリコーンオイル輸送管5内に導入され、シリコーン
オイルと混合され、その混合流体が上記ノズル8から抽
出器3内の上部に噴出される一方、二酸化炭素貯槽2内
の超臨界又は亜臨界状態の二酸化炭素が分岐管9より抽
出器3内の下部に導入され、上記混合流体と向流接触し
てシリコーンオイル中の不純物の抽出が行われるもので
ある。
【0032】また、10は抽出物回収塔で、抽出相加熱
器11を介装する抽出物回収管12により抽出器3上部
と連結されており、一方、13は抽残物回収塔で、抽残
相加熱器14を介装する抽残物回収管15により抽出器
3下部と連結されており、上記抽出器3内で不純物(低
分子量物質)を抽出した抽出溶媒(二酸化炭素)は抽出
物回収管12を通って抽出物回収塔10に導入され、こ
こで低分子量物質を分離した二酸化炭素は冷却器16を
介装する二酸化炭素返送管17より上記二酸化炭素貯槽
2に返送され、また不純物は抽出物排出管18より排出
される。一方、抽出器3内で不純物(低分子量物質)が
抽出除去されたシリコーンオイルは抽残物回収管15よ
り抽残物回収塔13内に導入され、ここで随伴する二酸
化炭素を分離したシリコーンオイルは抽残物排出管19
より排出され、シリコーンオイルと分離された二酸化炭
素は上記返送管17より二酸化炭素貯槽2に戻されるも
のである。
器11を介装する抽出物回収管12により抽出器3上部
と連結されており、一方、13は抽残物回収塔で、抽残
相加熱器14を介装する抽残物回収管15により抽出器
3下部と連結されており、上記抽出器3内で不純物(低
分子量物質)を抽出した抽出溶媒(二酸化炭素)は抽出
物回収管12を通って抽出物回収塔10に導入され、こ
こで低分子量物質を分離した二酸化炭素は冷却器16を
介装する二酸化炭素返送管17より上記二酸化炭素貯槽
2に返送され、また不純物は抽出物排出管18より排出
される。一方、抽出器3内で不純物(低分子量物質)が
抽出除去されたシリコーンオイルは抽残物回収管15よ
り抽残物回収塔13内に導入され、ここで随伴する二酸
化炭素を分離したシリコーンオイルは抽残物排出管19
より排出され、シリコーンオイルと分離された二酸化炭
素は上記返送管17より二酸化炭素貯槽2に戻されるも
のである。
【0033】
【実施例】以下、実施例と比較例とを示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
【0034】[実施例1]不純物として上記一般式
(2)あるいは(3)で示される環状・非環状オルガノ
ポリシロキサン低沸点化合物を合計0.3重量%含有す
る、高分子量・高粘稠ジメチルシリコーンオイル(室温
での動粘度14000cp)を抽出原料として使用し
た。
(2)あるいは(3)で示される環状・非環状オルガノ
ポリシロキサン低沸点化合物を合計0.3重量%含有す
る、高分子量・高粘稠ジメチルシリコーンオイル(室温
での動粘度14000cp)を抽出原料として使用し
た。
【0035】図1に示す装置を用い、800g/hの原
料(2.4g/hの低分子量不純物を含有)に35℃、
170kg/cm2Gで二酸化炭素1600g/hを配
管内で混合し、この混合流体を40℃、150kg/c
m2Gに保った抽出装置(抽出部の内径25mm、高さ
2970mm)にその塔頂に設置した内径0.5mmの
単一ノズルから供給した。また、抽出塔下部から800
g/hの二酸化炭素を別途供給し、抽出物を含む二酸化
炭素を抽出装置上部から、また抽残液を抽出装置下部か
らそれぞれ連続的に排出した。
料(2.4g/hの低分子量不純物を含有)に35℃、
170kg/cm2Gで二酸化炭素1600g/hを配
管内で混合し、この混合流体を40℃、150kg/c
m2Gに保った抽出装置(抽出部の内径25mm、高さ
2970mm)にその塔頂に設置した内径0.5mmの
単一ノズルから供給した。また、抽出塔下部から800
g/hの二酸化炭素を別途供給し、抽出物を含む二酸化
炭素を抽出装置上部から、また抽残液を抽出装置下部か
らそれぞれ連続的に排出した。
【0036】抽出装置上部から排出された抽出相には1
5g/hの抽出物が含まれ、この中には2g/hの低分
子量不純物が含有されていた。抽出装置下部から排出さ
れた抽残物は785g/hのシリコーンオイルであり、
低分子量不純物は0.4g/hに低下していた。なお、
低分子量不純物の検出には島津製作所製GC−17Aキ
ャピラリーガスクロマトグラフ及びC−R6Aクロマト
パックを使用した。
5g/hの抽出物が含まれ、この中には2g/hの低分
子量不純物が含有されていた。抽出装置下部から排出さ
れた抽残物は785g/hのシリコーンオイルであり、
低分子量不純物は0.4g/hに低下していた。なお、
低分子量不純物の検出には島津製作所製GC−17Aキ
ャピラリーガスクロマトグラフ及びC−R6Aクロマト
パックを使用した。
【0037】[実施例2]実施例1と同一の原料を58
0g/h用い、これに35℃、170kg/cm2Gで
二酸化炭素1740g/hを配管内で混合し、この混合
流体を40℃、150kg/cm2Gに保持した実施例
1で使用したものと同一の抽出装置にその塔頂に設置し
た内径0.5mmの単一ノズルから供給した。更に、抽
出塔下部から580g/hの二酸化炭素を別途供給し、
抽出物を含む二酸化炭素を抽出装置上部から、また抽残
液を抽出装置下部からそれぞれ連続的に排出した。
0g/h用い、これに35℃、170kg/cm2Gで
二酸化炭素1740g/hを配管内で混合し、この混合
流体を40℃、150kg/cm2Gに保持した実施例
1で使用したものと同一の抽出装置にその塔頂に設置し
た内径0.5mmの単一ノズルから供給した。更に、抽
出塔下部から580g/hの二酸化炭素を別途供給し、
抽出物を含む二酸化炭素を抽出装置上部から、また抽残
液を抽出装置下部からそれぞれ連続的に排出した。
【0038】抽出相には20g/hの抽出物が含まれ、
この中には1.7g/hの低分子量不純物が含有されて
いた。抽出塔下部から排出された抽残物は560g/h
のシリコーンオイルであり、不純物は検出されなかっ
た。
この中には1.7g/hの低分子量不純物が含有されて
いた。抽出塔下部から排出された抽残物は560g/h
のシリコーンオイルであり、不純物は検出されなかっ
た。
【0039】[比較例1]実施例1と同一の原料を80
0g/h用い、これに40℃、150kg/cm2Gに
保持した実施例1で使用したものと同一の抽出装置にそ
の塔頂に設置した内径6mmの管から供給した。抽出塔
下部から2400g/hの二酸化炭素を供給し、抽出物
を含む二酸化炭素を抽出装置上部から、また抽残液を抽
出装置下部からそれぞれ連続的に排出した。
0g/h用い、これに40℃、150kg/cm2Gに
保持した実施例1で使用したものと同一の抽出装置にそ
の塔頂に設置した内径6mmの管から供給した。抽出塔
下部から2400g/hの二酸化炭素を供給し、抽出物
を含む二酸化炭素を抽出装置上部から、また抽残液を抽
出装置下部からそれぞれ連続的に排出した。
【0040】抽出相には10g/hの抽出物が含まれ、
この中には1.0g/hの低分子量不純物が含有されて
いた。抽残物は790g/hのシリコーンオイルであ
り、不純物を1.4g/h含んでいた。
この中には1.0g/hの低分子量不純物が含有されて
いた。抽残物は790g/hのシリコーンオイルであ
り、不純物を1.4g/h含んでいた。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、シリコーンオイルから
不要な未反応の低分子量物質やオリゴマー低分子量物質
を連続的に効率よく、しかも高純度に除去してシリコー
ンオイルを良好に精製することができる。
不要な未反応の低分子量物質やオリゴマー低分子量物質
を連続的に効率よく、しかも高純度に除去してシリコー
ンオイルを良好に精製することができる。
【図1】本発明の好適な実施態様を説明するフローチャ
ートである。
ートである。
1 シリコーンオイル貯槽 2 二酸化炭素貯槽 3 抽出器 4 供給ポンプ 5 シリコーンオイル輸送管 6 供給ポンプ 7 二酸化炭素輸送管 8 ノズル 9 分岐管 10 抽出物回収塔 11 抽出相加熱器 12 抽出物回収管 13 抽残物回収塔 14 抽残物加熱器 15 抽残物回収管 16 冷却器 17 二酸化炭素返送管
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (但し、式中R1及びR2は互いに同一又は異種の一価炭
化水素基又は水酸基、R3及びR4は互いに同一又は異種
の一価炭化水素基を示し、nは100〜3000の整数
である。)で示されるシリコーンオイルを、温度及び圧
力が物質固有の臨界値を超える超臨界状態又は温度と圧
力とのいずれか一方が物質固有の臨界値を超える亜臨界
状態にある抽出溶媒と連続的に接触混合させ、次いでこ
の混合流体を、超臨界状態又は亜臨界状態にある抽出溶
媒を予め満たした抽出器に放出分散させて、当該抽出溶
媒に上記式(1)のシリコーンオイル中に含まれる低分
子量物質を抽出除去することを特徴とするシリコーンオ
イルの精製方法。 - 【請求項2】 上記混合流体を抽出器内に噴流又は噴霧
状態に放出分散させる請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 抽出溶媒が二酸化炭素である請求項1又
は2記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7334091A JPH09150002A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | シリコーンオイルの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7334091A JPH09150002A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | シリコーンオイルの精製方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09150002A true JPH09150002A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18273433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7334091A Pending JPH09150002A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | シリコーンオイルの精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09150002A (ja) |
Cited By (17)
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| US11000364B2 (en) | 2013-11-01 | 2021-05-11 | Lensgen, Inc. | Two-part accommodating intraocular lens device |
| US11065107B2 (en) | 2015-12-01 | 2021-07-20 | Lensgen, Inc. | Accommodating intraocular lens device |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP7334091A patent/JPH09150002A/ja active Pending
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