JPH09150416A - プリプレグの製造装置と製造方法 - Google Patents
プリプレグの製造装置と製造方法Info
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- JPH09150416A JPH09150416A JP31240895A JP31240895A JPH09150416A JP H09150416 A JPH09150416 A JP H09150416A JP 31240895 A JP31240895 A JP 31240895A JP 31240895 A JP31240895 A JP 31240895A JP H09150416 A JPH09150416 A JP H09150416A
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Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂転写不良のオンライン上での自動検出に
より、不良品の出荷防止、検反に要していた人件費の節
約を可能にするプリプレグの製造装置と樹脂転写不良検
出の自動化を可能にするプリプレグの製造方法とを提供
する。 【解決手段】 予めマトリクス樹脂が塗工された樹脂転
写用離型紙9の巻出手段1と、離型紙上の樹脂を強化繊
維6に転写して含浸させる転写手段2と、樹脂転写後の
離型紙を巻き取る巻取手段3とを備えたプリプレグの製
造装置と製造方法。製造装置の巻取手段3は、巻き取ら
れる離型紙上の樹脂の残存量を検出する検出手段4を備
えている。
より、不良品の出荷防止、検反に要していた人件費の節
約を可能にするプリプレグの製造装置と樹脂転写不良検
出の自動化を可能にするプリプレグの製造方法とを提供
する。 【解決手段】 予めマトリクス樹脂が塗工された樹脂転
写用離型紙9の巻出手段1と、離型紙上の樹脂を強化繊
維6に転写して含浸させる転写手段2と、樹脂転写後の
離型紙を巻き取る巻取手段3とを備えたプリプレグの製
造装置と製造方法。製造装置の巻取手段3は、巻き取ら
れる離型紙上の樹脂の残存量を検出する検出手段4を備
えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリプレグの製造装
置及び製造方法に関する。
置及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリプレグは、マトリクス樹脂を強化繊
維に転写することにより製造されるが、マトリクス樹脂
が転写されなかったり、転写量が足りないと、その部分
の強度が落ちる。強度の不足は、軽量、高強度を特徴と
するプリプレグにとって品質上重大な欠陥である。その
ため、従来からプリプレグにおける樹脂転写状態の検査
は色々な検査装置により試みられてきた。
維に転写することにより製造されるが、マトリクス樹脂
が転写されなかったり、転写量が足りないと、その部分
の強度が落ちる。強度の不足は、軽量、高強度を特徴と
するプリプレグにとって品質上重大な欠陥である。その
ため、従来からプリプレグにおける樹脂転写状態の検査
は色々な検査装置により試みられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製品と
してのプリプレグを直接CCDカメラや厚み計などで検
査すると、下地の強化繊維の凹凸を検出してしまい、樹
脂の残存量を検出しても下地の信号に埋もれてしまうと
いう問題がありプリプレグにおける樹脂転写状態の検査
は自動化されていなかった。
してのプリプレグを直接CCDカメラや厚み計などで検
査すると、下地の強化繊維の凹凸を検出してしまい、樹
脂の残存量を検出しても下地の信号に埋もれてしまうと
いう問題がありプリプレグにおける樹脂転写状態の検査
は自動化されていなかった。
【0004】その結果、樹脂の転写状態の検査は人の目
に頼っているのが現状である。しかし、マトリクス樹脂
はほぼ透明であるため、強化繊維の樹脂が転写されてい
るか否かは、見た目にはプリプレグ表面の艶の残存量と
いう形でしか現れない。そのため樹脂の転写不良を発見
するのは非常に難しく熟練を要するものであった。ま
た、人に頼っているために欠点の判断に個人差がでる、
見逃しを生じる、処理速度に限界があるなどの問題があ
った。
に頼っているのが現状である。しかし、マトリクス樹脂
はほぼ透明であるため、強化繊維の樹脂が転写されてい
るか否かは、見た目にはプリプレグ表面の艶の残存量と
いう形でしか現れない。そのため樹脂の転写不良を発見
するのは非常に難しく熟練を要するものであった。ま
た、人に頼っているために欠点の判断に個人差がでる、
見逃しを生じる、処理速度に限界があるなどの問題があ
った。
【0005】この発明は上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、樹脂転写不良のオンラ
イン上での自動検出により、不良品の出荷防止、検反に
要していた人件費の節約を可能にするプリプレグの製造
装置と樹脂転写不良検出の自動化を可能にするプリプレ
グの製造方法とを提供することにある。
ので、その目的とするところは、樹脂転写不良のオンラ
イン上での自動検出により、不良品の出荷防止、検反に
要していた人件費の節約を可能にするプリプレグの製造
装置と樹脂転写不良検出の自動化を可能にするプリプレ
グの製造方法とを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では、(イ)予めマトリクス樹脂が塗工さ
れた樹脂転写用離型紙の巻き出し手段と、(ロ)前記離
型紙上の樹脂を強化繊維に転写して含浸させる転写手段
と、(ハ)樹脂転写後の離型紙を巻き取る巻き取り手段
とを備えたプリプレグの製造装置であって、前記巻取手
段は、巻き取られる離型紙上の樹脂の残存量を検出する
検出手段を備えていることを特徴とするプリプレグの製
造装置と、予めマトリクス樹脂を塗工した離型紙と強化
繊維とを加熱、密着させ、前記離型紙上の樹脂を強化繊
維に転写した後、前記離型紙を強化繊維から剥離してプ
リプレグを製造するに際し、剥離後の前記離型紙を検査
することにより強化繊維への樹脂転写状態を判定するこ
とを特徴とするプリプレグの製造方法とを提供する。
に、この発明では、(イ)予めマトリクス樹脂が塗工さ
れた樹脂転写用離型紙の巻き出し手段と、(ロ)前記離
型紙上の樹脂を強化繊維に転写して含浸させる転写手段
と、(ハ)樹脂転写後の離型紙を巻き取る巻き取り手段
とを備えたプリプレグの製造装置であって、前記巻取手
段は、巻き取られる離型紙上の樹脂の残存量を検出する
検出手段を備えていることを特徴とするプリプレグの製
造装置と、予めマトリクス樹脂を塗工した離型紙と強化
繊維とを加熱、密着させ、前記離型紙上の樹脂を強化繊
維に転写した後、前記離型紙を強化繊維から剥離してプ
リプレグを製造するに際し、剥離後の前記離型紙を検査
することにより強化繊維への樹脂転写状態を判定するこ
とを特徴とするプリプレグの製造方法とを提供する。
【0007】好ましくは、プリプレグの製造方法におい
ては、剥離後の前記離型紙における残存樹脂と離型紙と
の間における反射光強度の差を利用して検査する。
ては、剥離後の前記離型紙における残存樹脂と離型紙と
の間における反射光強度の差を利用して検査する。
【0008】
【発明の実施の形態】ホットメルト方式によるプリプレ
グの製造には、一般的に図1に示す製造装置が用いられ
ている。この製造装置は、巻出しロール1、複数対の樹
脂転写装置2、巻取りロール3及び検査装置4を備え、
複数のボビン5から供給され、コーム11で引き揃えら
れた強化繊維6に樹脂を転写して製造されたプリプレグ
7を製品ロール8に巻き取る。
グの製造には、一般的に図1に示す製造装置が用いられ
ている。この製造装置は、巻出しロール1、複数対の樹
脂転写装置2、巻取りロール3及び検査装置4を備え、
複数のボビン5から供給され、コーム11で引き揃えら
れた強化繊維6に樹脂を転写して製造されたプリプレグ
7を製品ロール8に巻き取る。
【0009】巻出しロール1は、マトリクス樹脂が塗工
され、ロール状に巻かれた離型紙9が取り付けられ、巻
き出された離型紙9はガイドロール10によって強化繊
維6と同一のパスラインLP へと案内される。各樹脂転
写装置2は、パスラインLP に沿って配置され、ニップ
ロール2aとヒータ2bとを有している。
され、ロール状に巻かれた離型紙9が取り付けられ、巻
き出された離型紙9はガイドロール10によって強化繊
維6と同一のパスラインLP へと案内される。各樹脂転
写装置2は、パスラインLP に沿って配置され、ニップ
ロール2aとヒータ2bとを有している。
【0010】巻取りロール3は、樹脂の転写を終えて複
数のガイドロール10によって案内されてくる離型紙9
を巻き取る。検査装置4は、離型紙9の巻取り側に配置
され、近紫外光源4aとCCDカメラ4bとを有してい
る。近紫外光源4aは、300〜400nmの範囲の紫
外線を出射する。ボビン5から供給される強化繊維は、
コーム11で分繊され、平面状に引き揃えられガイドロ
ール10を経てパスラインLP へと案内される。
数のガイドロール10によって案内されてくる離型紙9
を巻き取る。検査装置4は、離型紙9の巻取り側に配置
され、近紫外光源4aとCCDカメラ4bとを有してい
る。近紫外光源4aは、300〜400nmの範囲の紫
外線を出射する。ボビン5から供給される強化繊維は、
コーム11で分繊され、平面状に引き揃えられガイドロ
ール10を経てパスラインLP へと案内される。
【0011】この製造装置では、パスラインLP に沿っ
て移動する強化繊維6に離型紙9が巻出しロール1から
送り出される。複数対の樹脂転写装置2は、離型紙9を
強化繊維6と共に加熱、密着することにより樹脂を強化
繊維6に転写する。そして、樹脂転写後の離型紙9は、
複数のガイドロール10によって案内され、巻取りロー
ル3に巻き取られていく。
て移動する強化繊維6に離型紙9が巻出しロール1から
送り出される。複数対の樹脂転写装置2は、離型紙9を
強化繊維6と共に加熱、密着することにより樹脂を強化
繊維6に転写する。そして、樹脂転写後の離型紙9は、
複数のガイドロール10によって案内され、巻取りロー
ル3に巻き取られていく。
【0012】この時、もし樹脂の転写不良が起これば、
転写されなかった樹脂が離型紙9上に残ることになる。
つまり、離型紙9上に樹脂があれば強化繊維6側に樹脂
が転写されておらず、離型紙9上に樹脂がなければ強化
繊維6側に樹脂が転写されていることになる。本発明で
は、巻取りロール3側に検査装置4を配置し離型紙9上
の樹脂の残存量を検査することにより、プリプレグ7に
おける樹脂の転写状態の間接的な検査を行う。
転写されなかった樹脂が離型紙9上に残ることになる。
つまり、離型紙9上に樹脂があれば強化繊維6側に樹脂
が転写されておらず、離型紙9上に樹脂がなければ強化
繊維6側に樹脂が転写されていることになる。本発明で
は、巻取りロール3側に検査装置4を配置し離型紙9上
の樹脂の残存量を検査することにより、プリプレグ7に
おける樹脂の転写状態の間接的な検査を行う。
【0013】これにより従来、製品としてのプリプレグ
側におけるマトリクス樹脂の転写状態を直接検査しよう
として、下地の強化繊維の凹凸がノイズになりうまくい
かなかった転写不良の自動的な検出が、フラットな離型
紙側を検査することにより下地のノイズに妨害されるこ
となく確実に検出することが可能になった。以下、本発
明を実施例を参照して説明する。
側におけるマトリクス樹脂の転写状態を直接検査しよう
として、下地の強化繊維の凹凸がノイズになりうまくい
かなかった転写不良の自動的な検出が、フラットな離型
紙側を検査することにより下地のノイズに妨害されるこ
となく確実に検出することが可能になった。以下、本発
明を実施例を参照して説明する。
【0014】
【実施例】図1において、巻出しロール1から送り出さ
れた離型紙9は、パスラインLPを通って巻取りロール
3に巻き取られていく。このとき、離型紙9上の樹脂は
複数対の樹脂転写装置2によって強化繊維6に転写され
る。樹脂を転写された強化繊維6は、プリプレグ7とし
て製品ロール8に巻き取られていく。検査装置4は、樹
脂転写後の離型紙9を検査できるように複数対の樹脂転
写装置2と巻取りロール3との間に設置した。
れた離型紙9は、パスラインLPを通って巻取りロール
3に巻き取られていく。このとき、離型紙9上の樹脂は
複数対の樹脂転写装置2によって強化繊維6に転写され
る。樹脂を転写された強化繊維6は、プリプレグ7とし
て製品ロール8に巻き取られていく。検査装置4は、樹
脂転写後の離型紙9を検査できるように複数対の樹脂転
写装置2と巻取りロール3との間に設置した。
【0015】検査対象である離型紙9の幅は1000m
m、ライン速度は10m/分とした。使用した検査装置
4は、近紫外光源4aとして波長352nmのブラック
ライトブルー蛍光灯と、CCDカメラ4bとを有してい
る。検査装置4は、残存した樹脂と離型紙9との間にお
ける近紫外光の反射強度の差を利用しており、樹脂の付
いた離型紙9を近紫外光源4aの下でCCDカメラ4b
により観測すると、樹脂の部分は暗く、離型紙9の部分
は明るく観測された。
m、ライン速度は10m/分とした。使用した検査装置
4は、近紫外光源4aとして波長352nmのブラック
ライトブルー蛍光灯と、CCDカメラ4bとを有してい
る。検査装置4は、残存した樹脂と離型紙9との間にお
ける近紫外光の反射強度の差を利用しており、樹脂の付
いた離型紙9を近紫外光源4aの下でCCDカメラ4b
により観測すると、樹脂の部分は暗く、離型紙9の部分
は明るく観測された。
【0016】検査装置4の取付状態は、図2に示されて
いる。このとき、CCDカメラ4bは、離型紙9の面に
対して光軸LA が垂直となるように対向配置した。但
し、CCDカメラ4bの取付角度は、離型紙9の面に対
して垂直である必要はないが、十分な検出感度を得るた
めには垂直から30度以内に配置するのが好ましい。ま
た、CCDカメラ4bは、最大1000mmの幅に渡っ
て離型紙9の検査が可能なように、図3に示すように、
離型紙9の幅方向に495mm間隔を置いて2台配置
し、離型紙9上におけるそれぞれのCCDカメラ4bの
検査範囲を図中A部に示すように10mmオーバーラッ
プさせた。
いる。このとき、CCDカメラ4bは、離型紙9の面に
対して光軸LA が垂直となるように対向配置した。但
し、CCDカメラ4bの取付角度は、離型紙9の面に対
して垂直である必要はないが、十分な検出感度を得るた
めには垂直から30度以内に配置するのが好ましい。ま
た、CCDカメラ4bは、最大1000mmの幅に渡っ
て離型紙9の検査が可能なように、図3に示すように、
離型紙9の幅方向に495mm間隔を置いて2台配置
し、離型紙9上におけるそれぞれのCCDカメラ4bの
検査範囲を図中A部に示すように10mmオーバーラッ
プさせた。
【0017】近紫外光源4aとしてのブラックライトブ
ルー蛍光灯は、離型紙9の上方10cmの所に40Wの
ものを2本取り付けた。取付位置は、CCDカメラ4b
による検査に必要な光量を得るには、離型紙9から30
cm以内に取り付けるのが好ましい。検査装置4は、転
写後の離型紙9であればどこで検査してもよいが、離型
紙9が振動したりすると検査結果に影響すると考えられ
るので、好ましくは、ガイドロール10の直上で検査す
ると良い。
ルー蛍光灯は、離型紙9の上方10cmの所に40Wの
ものを2本取り付けた。取付位置は、CCDカメラ4b
による検査に必要な光量を得るには、離型紙9から30
cm以内に取り付けるのが好ましい。検査装置4は、転
写後の離型紙9であればどこで検査してもよいが、離型
紙9が振動したりすると検査結果に影響すると考えられ
るので、好ましくは、ガイドロール10の直上で検査す
ると良い。
【0018】次に、CCDカメラ4bから得られた映像
信号は、信号処理装置に送られる。CCDカメラ4bか
らの信号からは、CCDカメラ4bのビット位置から、
転写不良の結果離型紙9上に残った樹脂の幅方向の範囲
が、信号の強度から樹脂の残量が得られる。ここで、C
CDカメラ4bから得られる信号の典型的な例を図4に
挙げる。図4において、縦軸方向は樹脂転写後の離型紙
9に近紫外光を照射した際に得られる反射光強度を、横
軸方向は離型紙9の幅方向の位置を表し、離型紙9上に
樹脂が残った場合の欠点部分は、図中下方に向けて信号
レベルが低下しているFで表されている。この場合、離
型紙9における欠点部分Fの幅方向の大きさは、図4に
示す欠点部分Fの境界F1,F2間のビット数から求めら
れる。
信号は、信号処理装置に送られる。CCDカメラ4bか
らの信号からは、CCDカメラ4bのビット位置から、
転写不良の結果離型紙9上に残った樹脂の幅方向の範囲
が、信号の強度から樹脂の残量が得られる。ここで、C
CDカメラ4bから得られる信号の典型的な例を図4に
挙げる。図4において、縦軸方向は樹脂転写後の離型紙
9に近紫外光を照射した際に得られる反射光強度を、横
軸方向は離型紙9の幅方向の位置を表し、離型紙9上に
樹脂が残った場合の欠点部分は、図中下方に向けて信号
レベルが低下しているFで表されている。この場合、離
型紙9における欠点部分Fの幅方向の大きさは、図4に
示す欠点部分Fの境界F1,F2間のビット数から求めら
れる。
【0019】次に、樹脂が図4に示す場合より濃く離型
紙9上に残った場合の信号例を図5に示す。図5に示す
欠点部分Fのように、樹脂の残量により信号の強度レベ
ルが一層低下する。また、信号処理装置には測長計から
の信号も取り込まれており、その信号から転写不良によ
り樹脂の流れ方向の範囲が分る。例えば、今回使用した
測長計は1パルス/0.1mであるので、図4の様な欠点
信号が3パルスの間検出されたとすると、この欠点は流
れ方向に0.3mということになる。また、幅方向の分解
能はCCDカメラ4bのビット数と検査幅によって決ま
り、今回の場合、500mmを2KビットのCCDカメ
ラ4bにより検査を行った。このため、分解能は、0.2
5mmということになる。CCDカメラ4bの分解能が
不十分であればカメラ台数を必要なだけ増やせばよい。
信号処理装置では、CCDカメラ4bから得られた信号
を、予め設定した樹脂の範囲、残量のデータと比較し、
設定値以上のものについては、その位置をプリントアウ
トし、樹脂転写不良発生の警報を発するようになってい
る。
紙9上に残った場合の信号例を図5に示す。図5に示す
欠点部分Fのように、樹脂の残量により信号の強度レベ
ルが一層低下する。また、信号処理装置には測長計から
の信号も取り込まれており、その信号から転写不良によ
り樹脂の流れ方向の範囲が分る。例えば、今回使用した
測長計は1パルス/0.1mであるので、図4の様な欠点
信号が3パルスの間検出されたとすると、この欠点は流
れ方向に0.3mということになる。また、幅方向の分解
能はCCDカメラ4bのビット数と検査幅によって決ま
り、今回の場合、500mmを2KビットのCCDカメ
ラ4bにより検査を行った。このため、分解能は、0.2
5mmということになる。CCDカメラ4bの分解能が
不十分であればカメラ台数を必要なだけ増やせばよい。
信号処理装置では、CCDカメラ4bから得られた信号
を、予め設定した樹脂の範囲、残量のデータと比較し、
設定値以上のものについては、その位置をプリントアウ
トし、樹脂転写不良発生の警報を発するようになってい
る。
【0020】ここで、上記実施例では、検査装置4は、
残存した樹脂と離型紙9から反射する近紫外光の反射光
強度の差を利用して樹脂転写不良を判定した。しかしな
がら、検査装置4は、離型紙9と樹脂との間における近
紫外線領域での蛍光の差に基づいて樹脂転写不良を判定
することも可能である。又、別の実施態様として近紫外
光源とCCDカメラに代えて、赤外線と赤外線センサと
を組み合わせた厚み計、β線とβ線センサとを組み合わ
せた厚み計を用いて、樹脂転写後の離型紙9の厚みを計
ることにより離型紙9上の樹脂の有無を検出し、樹脂転
写不良の判定を行うことも可能である。
残存した樹脂と離型紙9から反射する近紫外光の反射光
強度の差を利用して樹脂転写不良を判定した。しかしな
がら、検査装置4は、離型紙9と樹脂との間における近
紫外線領域での蛍光の差に基づいて樹脂転写不良を判定
することも可能である。又、別の実施態様として近紫外
光源とCCDカメラに代えて、赤外線と赤外線センサと
を組み合わせた厚み計、β線とβ線センサとを組み合わ
せた厚み計を用いて、樹脂転写後の離型紙9の厚みを計
ることにより離型紙9上の樹脂の有無を検出し、樹脂転
写不良の判定を行うことも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、樹脂転写不良のオンライン上での自動検出によ
り、不良品の出荷防止、検反に要していた人件費の節約
を可能にするプリプレグの製造装置と樹脂転写不良検出
の自動化を可能にするプリプレグの製造方法とが提供さ
れる。
よれば、樹脂転写不良のオンライン上での自動検出によ
り、不良品の出荷防止、検反に要していた人件費の節約
を可能にするプリプレグの製造装置と樹脂転写不良検出
の自動化を可能にするプリプレグの製造方法とが提供さ
れる。
【0022】また、本発明により、従来、人の目に頼っ
て来た樹脂転写不良検出の自動化が可能になり、人に起
因する見逃しや、不良とする判断のばらつきをなくすこ
とが可能になった。さらに、従来、人の目による転写不
良の検出を含めた欠点の検出は最終工程で行われてきた
ため不良発生に対する修正操作が事実上不可能であった
が、本発明により転写不良については、転写不良の発生
をリアルタイムで検出できるため、転写不良の修正操作
が可能になりプリプレグ収率の向上につながった。
て来た樹脂転写不良検出の自動化が可能になり、人に起
因する見逃しや、不良とする判断のばらつきをなくすこ
とが可能になった。さらに、従来、人の目による転写不
良の検出を含めた欠点の検出は最終工程で行われてきた
ため不良発生に対する修正操作が事実上不可能であった
が、本発明により転写不良については、転写不良の発生
をリアルタイムで検出できるため、転写不良の修正操作
が可能になりプリプレグ収率の向上につながった。
【0023】このとき、プリプレグの製造方法におい
て、剥離後の前記離型紙における残存樹脂と離型紙との
間における反射光強度の差を利用して検査するので、残
存樹脂と離型紙とを明確に区別して検出することができ
る。
て、剥離後の前記離型紙における残存樹脂と離型紙との
間における反射光強度の差を利用して検査するので、残
存樹脂と離型紙とを明確に区別して検出することができ
る。
【図1】本発明のプリプレグの製造装置及び製造方法の
一実施態様に係るプリプレグの製造装置の概略構成図で
ある。
一実施態様に係るプリプレグの製造装置の概略構成図で
ある。
【図2】本発明の一実施態様に係るプリプレグの製造装
置で使用する検査装置の配置図である。
置で使用する検査装置の配置図である。
【図3】本発明の一実施態様に係るプリプレグの製造装
置で使用するCCDカメラの配置図である。
置で使用するCCDカメラの配置図である。
【図4】本発明のプリプレグの製造方法で検出される欠
点信号の1例を示す信号特性図である。
点信号の1例を示す信号特性図である。
【図5】本発明のプリプレグの製造方法で検出される他
の欠点信号の1例を示す信号特性図である。
の欠点信号の1例を示す信号特性図である。
1 巻出しロール 2 樹脂転写装置 2a ニップロール 2b ヒータ 3 巻取りロール 4 検査装置 4a 近紫外光源 4b CCDカメラ 5 ボビン 6 強化繊維 7 プリプレグ 8 製品ロール 9 離型紙 10 ガイドロール 11 コーム F 欠点部分 F1,F2 欠点部分の境界
Claims (3)
- 【請求項1】 (イ)予めマトリクス樹脂が塗工された
樹脂転写用離型紙の巻出手段と、 (ロ)前記離型紙上の樹脂を強化繊維に転写して含浸さ
せる転写手段と、 (ハ)樹脂転写後の離型紙を巻き取る巻取手段とを備え
たプリプレグの製造装置であって、 前記巻取手段は、巻き取られる離型紙上の樹脂の残存量
を検出する検出手段を備えていることを特徴とするプリ
プレグの製造装置。 - 【請求項2】 予めマトリクス樹脂を塗工した離型紙と
強化繊維とを加熱、密着させ、前記離型紙上の樹脂を強
化繊維に転写した後、前記離型紙を強化繊維から剥離し
てプリプレグを製造するに際し、剥離後の前記離型紙を
検査することにより強化繊維への樹脂転写状態を判定す
ることを特徴とするプリプレグの製造方法。 - 【請求項3】 剥離後の前記離型紙における残存樹脂と
離型紙との間における反射光強度の差を利用して検査す
る、請求項2のプリプレグの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31240895A JPH09150416A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | プリプレグの製造装置と製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31240895A JPH09150416A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | プリプレグの製造装置と製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09150416A true JPH09150416A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18028880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31240895A Pending JPH09150416A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | プリプレグの製造装置と製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09150416A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012184929A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Toray Ind Inc | プリプレグ欠点検査方法、検査システム、およびプリプレグの製造方法 |
| WO2013061682A1 (ja) | 2011-10-28 | 2013-05-02 | 東レ株式会社 | プリプレグの製造方法 |
| EP3163293A1 (de) * | 2015-10-28 | 2017-05-03 | Airbus Defence and Space GmbH | Verfahren zum nachweis von oberflächenrückständen auf bauteilen mittels uv-bestrahlung |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP31240895A patent/JPH09150416A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012184929A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Toray Ind Inc | プリプレグ欠点検査方法、検査システム、およびプリプレグの製造方法 |
| WO2013061682A1 (ja) | 2011-10-28 | 2013-05-02 | 東レ株式会社 | プリプレグの製造方法 |
| JP2013108058A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-06-06 | Toray Ind Inc | プリプレグの製造方法 |
| KR101443017B1 (ko) * | 2011-10-28 | 2014-09-22 | 도레이 카부시키가이샤 | 프리프레그의 제조 방법 |
| US20140299253A1 (en) * | 2011-10-28 | 2014-10-09 | Toray Industries Inc. | Prepreg production method |
| EP2730914A4 (en) * | 2011-10-28 | 2015-04-29 | Toray Industries | PROCESS FOR PREPARING PREPREG |
| US9180653B2 (en) * | 2011-10-28 | 2015-11-10 | Toray Industries, Inc. | Prepreg production method |
| EP3163293A1 (de) * | 2015-10-28 | 2017-05-03 | Airbus Defence and Space GmbH | Verfahren zum nachweis von oberflächenrückständen auf bauteilen mittels uv-bestrahlung |
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