JPH09150417A - 廃棄プラスチックの比重分離装置および方法 - Google Patents
廃棄プラスチックの比重分離装置および方法Info
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- JPH09150417A JPH09150417A JP31217895A JP31217895A JPH09150417A JP H09150417 A JPH09150417 A JP H09150417A JP 31217895 A JP31217895 A JP 31217895A JP 31217895 A JP31217895 A JP 31217895A JP H09150417 A JPH09150417 A JP H09150417A
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- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
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- Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】分離効率を低下させないで処理量(流量)、処
理速度(流速)を向上させる廃棄プラスチックの比重分
離装置および方法を提供すること。 【解決手段】各種プラスチックの比重差を利用した比重
分離装置において、上下に円錐状の形状を有する円筒状
のタンク4と、円筒状タンク中央部に垂直上向きに破砕
プラスチック混合物を供給する試料供給ノズル24と、
円筒状タンク中央部において破砕プラスチック混合物を
円筒状タンクの径方向に旋回を与えながら排出する試料
分散部25と、タンク上下の円錐部分頂点に低比重物ま
たは高比重物を排出する排出口4d,4cを備えたこと
を特徴とする浮遊沈降式廃棄プラスチック比重分離装
置。
理速度(流速)を向上させる廃棄プラスチックの比重分
離装置および方法を提供すること。 【解決手段】各種プラスチックの比重差を利用した比重
分離装置において、上下に円錐状の形状を有する円筒状
のタンク4と、円筒状タンク中央部に垂直上向きに破砕
プラスチック混合物を供給する試料供給ノズル24と、
円筒状タンク中央部において破砕プラスチック混合物を
円筒状タンクの径方向に旋回を与えながら排出する試料
分散部25と、タンク上下の円錐部分頂点に低比重物ま
たは高比重物を排出する排出口4d,4cを備えたこと
を特徴とする浮遊沈降式廃棄プラスチック比重分離装
置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数種からなる
廃棄プラスチックの分別に関し、特に再利用あるいは焼
却(固形燃料化)、油化を目的とする一般および産業廃
棄物中のプラスチックの比重による分別による塩化ビニ
ール系プラスチックの分離に関する。
廃棄プラスチックの分別に関し、特に再利用あるいは焼
却(固形燃料化)、油化を目的とする一般および産業廃
棄物中のプラスチックの比重による分別による塩化ビニ
ール系プラスチックの分離に関する。
【0002】
【従来技術】多量に排出される一般及び産業廃棄物中の
プラスチック系廃棄物は、その処理対策において、これ
を焼却すれば有害ガスを発生し公害問題を招因し、ま
た、それを埋め立て処分すれば容積率が大きいため、広
大な土地を必要とし、かつ、埋立後の地盤沈下等の不安
定性を生じさせる。
プラスチック系廃棄物は、その処理対策において、これ
を焼却すれば有害ガスを発生し公害問題を招因し、ま
た、それを埋め立て処分すれば容積率が大きいため、広
大な土地を必要とし、かつ、埋立後の地盤沈下等の不安
定性を生じさせる。
【0003】最近では、前記プラスチック系廃棄物は燃
焼不適ごみまたは不燃ごみとして分別回収され、減容固
化され埋立処分されている。また、家電及びプラスチッ
ク業界においては、廃棄プラスチックの分別処理により
マテリアルサイクルを推進し排出量を低減したり、廃棄
プラスチックのリサイクルとして油化、固形燃料化等の
ケミカルリサイクル、サーマルリサイクル等が行われつ
つある。
焼不適ごみまたは不燃ごみとして分別回収され、減容固
化され埋立処分されている。また、家電及びプラスチッ
ク業界においては、廃棄プラスチックの分別処理により
マテリアルサイクルを推進し排出量を低減したり、廃棄
プラスチックのリサイクルとして油化、固形燃料化等の
ケミカルリサイクル、サーマルリサイクル等が行われつ
つある。
【0004】上記のようなプラスチックのリサイクルを
考えた場合、プラスチックの中でも塩素を含有した塩化
ビニール系プラスチック(ポリ塩化ビニール、ポリ塩化
ビニリデン等)の扱いが問題となる。これらの塩化ビニ
ール系プラスチックは、熱分解または焼却の際塩化水素
を発生し腐食の原因となったり、微量有害物質であるダ
イオキシンの発生にも寄与することが知られている。廃
棄プラスチックのリサイクルを促進するためには、塩化
ビニール系プラスチックをいかに他のプラスチックと効
率よく分離できるかが重要であり、かつ望まれていた。
円筒形状を有したプラスチックの比重選別(分離)装置
としては、DE4205767Alに記載の浮遊沈降式
比重分離装置がある。
考えた場合、プラスチックの中でも塩素を含有した塩化
ビニール系プラスチック(ポリ塩化ビニール、ポリ塩化
ビニリデン等)の扱いが問題となる。これらの塩化ビニ
ール系プラスチックは、熱分解または焼却の際塩化水素
を発生し腐食の原因となったり、微量有害物質であるダ
イオキシンの発生にも寄与することが知られている。廃
棄プラスチックのリサイクルを促進するためには、塩化
ビニール系プラスチックをいかに他のプラスチックと効
率よく分離できるかが重要であり、かつ望まれていた。
円筒形状を有したプラスチックの比重選別(分離)装置
としては、DE4205767Alに記載の浮遊沈降式
比重分離装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】DE4205767A
lに代表されるプラスチックの比重選別装置は、分離タ
ンク内円筒部分の流速を0.02〜0.08mm/秒に
設定し低流速の上部上昇流および下部下降流の層流空間
を形成することにより、低比重分および高比重分を分別
分離している。このように、分離タンク円筒部において
極めて低流速に設定配置しているため分離タンク内に供
給する流量に制約が生じ処理量が増やしにくいという欠
点を有している。
lに代表されるプラスチックの比重選別装置は、分離タ
ンク内円筒部分の流速を0.02〜0.08mm/秒に
設定し低流速の上部上昇流および下部下降流の層流空間
を形成することにより、低比重分および高比重分を分別
分離している。このように、分離タンク円筒部において
極めて低流速に設定配置しているため分離タンク内に供
給する流量に制約が生じ処理量が増やしにくいという欠
点を有している。
【0006】処理量を増やすには、分離タンクに供給す
る混合物の固形分濃度を高く必要があり、固形分濃度を
高くすると配管内や分離タンク内試料供給口等の詰まり
の原因となるという欠点を有している。また、流量を増
やし処理量の増加をするためには、上記の流速設定から
分離タンク径を大きくせざるをえなく装置が大型化して
しまうという問題があった。
る混合物の固形分濃度を高く必要があり、固形分濃度を
高くすると配管内や分離タンク内試料供給口等の詰まり
の原因となるという欠点を有している。また、流量を増
やし処理量の増加をするためには、上記の流速設定から
分離タンク径を大きくせざるをえなく装置が大型化して
しまうという問題があった。
【0007】分離タンク内円筒部分の流速を設定を無視
し0.02〜0.08mm/秒以上にすると、流速が速
くなるにつれて上部上昇流および下部下降流の空間に渦
状の上下旋回乱流が発生し、静的な沈降分離が妨げら
れ、流速の影響を受け易いフィルム状のプラスチックは
高比重分が上部上昇空間へ、また低比重分が下部下降空
間へ流れとともに導かれ、それぞれ分離効率を低下させ
てしまうという問題があった。
し0.02〜0.08mm/秒以上にすると、流速が速
くなるにつれて上部上昇流および下部下降流の空間に渦
状の上下旋回乱流が発生し、静的な沈降分離が妨げら
れ、流速の影響を受け易いフィルム状のプラスチックは
高比重分が上部上昇空間へ、また低比重分が下部下降空
間へ流れとともに導かれ、それぞれ分離効率を低下させ
てしまうという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、適当
な大きさに破砕された廃棄プラスチックを水または適当
な比重を有する液体媒体の充填された上下に排水口を有
する円筒状の分離タンク中央に、空気の混入なく水また
は適当な比重を有する液体媒体と破砕プラスチックの混
合物を連続的に供給し、旋回流の与えられた分離タンク
内の水または適当な比重を有する液体媒体中を旋回しな
がら、ほぼ分離タンク中央部より形成された上昇流およ
び下降流により低比重プラスチックは上部排出口から、
また高比重プラスチックは下部排出口からそれぞれ分別
回収されることにより、特定比重のプラスチックを分離
することを特徴とする廃棄プラスチックの混式比重分離
方法である。
な大きさに破砕された廃棄プラスチックを水または適当
な比重を有する液体媒体の充填された上下に排水口を有
する円筒状の分離タンク中央に、空気の混入なく水また
は適当な比重を有する液体媒体と破砕プラスチックの混
合物を連続的に供給し、旋回流の与えられた分離タンク
内の水または適当な比重を有する液体媒体中を旋回しな
がら、ほぼ分離タンク中央部より形成された上昇流およ
び下降流により低比重プラスチックは上部排出口から、
また高比重プラスチックは下部排出口からそれぞれ分別
回収されることにより、特定比重のプラスチックを分離
することを特徴とする廃棄プラスチックの混式比重分離
方法である。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載の発明
において、廃棄プラスチックを破砕する際の大きさは、
2〜50mmとすることを特徴とする廃棄プラスチック
の混式比重分離方法である。
において、廃棄プラスチックを破砕する際の大きさは、
2〜50mmとすることを特徴とする廃棄プラスチック
の混式比重分離方法である。
【0010】請求項3の発明は、請求項1から2に記載
の発明において、分離タンク内円筒状部分の内部流速
が、0.5〜2.5mm/秒とすることを特徴とする廃
棄プラスチックの湿式比重分離方法である。
の発明において、分離タンク内円筒状部分の内部流速
が、0.5〜2.5mm/秒とすることを特徴とする廃
棄プラスチックの湿式比重分離方法である。
【0011】請求項4の発明は、請求項1から3に記載
の発明において、分離タンク上下排出口内流速が、0.
1〜0.3m/秒とすることを特徴とする廃棄プラスチ
ックの湿式比重分離方法である。
の発明において、分離タンク上下排出口内流速が、0.
1〜0.3m/秒とすることを特徴とする廃棄プラスチ
ックの湿式比重分離方法である。
【0012】請求項5の発明は、請求項1から4に記載
の発明において、分離タンク上下流量比が、上流量/下
流量=1〜2とすることを特徴とする廃棄プラスチック
の湿式比重分離方法である。
の発明において、分離タンク上下流量比が、上流量/下
流量=1〜2とすることを特徴とする廃棄プラスチック
の湿式比重分離方法である。
【0013】請求項6の発明は、各種プラスチックの比
重差を利用した比重分離装置において、上下に円錐状の
形状を有する円筒状のタンクと、円筒状タンク中央部に
垂直上向きに破砕プラスチック混合物を供給する試料供
給ノズルと、円筒状タンク中央部において破砕プラスチ
ック混合物を円筒状タンクの径方向に旋回を与えながら
排出する試料分散部と、タンク上下の円錐部分頂点に低
比重物または高比重物を排出する排出口を備えたことを
特徴とする浮遊沈降式廃棄プラスチック比重分離装置で
ある。
重差を利用した比重分離装置において、上下に円錐状の
形状を有する円筒状のタンクと、円筒状タンク中央部に
垂直上向きに破砕プラスチック混合物を供給する試料供
給ノズルと、円筒状タンク中央部において破砕プラスチ
ック混合物を円筒状タンクの径方向に旋回を与えながら
排出する試料分散部と、タンク上下の円錐部分頂点に低
比重物または高比重物を排出する排出口を備えたことを
特徴とする浮遊沈降式廃棄プラスチック比重分離装置で
ある。
【0014】請求項7の発明は、請求項5に記載の発明
において、円筒状タンク中央部において破砕プラスチッ
ク混合物を円筒状タンクの径方向に旋回を与えながら排
出する試料分散板において、向かい合った2つの円錐形
がある空間を持って曲面を有した複数の板によって固定
されており、1つの円錐形に垂直上向きに破砕プラスチ
ック混合物が通過するための穴が中心に開いており、そ
の穴を通過した破砕プラスチックはもう1つの円錐形の
中心に衝突し曲面を有した複数の板に沿って円錐形の円
のほぼ接線方向に排出される試料分散部を備えることを
特徴とする廃棄プラスチック比重分離装置である。
において、円筒状タンク中央部において破砕プラスチッ
ク混合物を円筒状タンクの径方向に旋回を与えながら排
出する試料分散板において、向かい合った2つの円錐形
がある空間を持って曲面を有した複数の板によって固定
されており、1つの円錐形に垂直上向きに破砕プラスチ
ック混合物が通過するための穴が中心に開いており、そ
の穴を通過した破砕プラスチックはもう1つの円錐形の
中心に衝突し曲面を有した複数の板に沿って円錐形の円
のほぼ接線方向に排出される試料分散部を備えることを
特徴とする廃棄プラスチック比重分離装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施形態であ
る比重分離装置を組み込んで、廃プラスチックを分離し
ている状況を示す。図1において、1は破砕機、2は洗
浄・攪拌タンク、3は移送ポンプ、4は比重分離タン
ク、5および6は振動篩、7は排水タンク、8は循環ポ
ンプ、9は廃プラスチックの流れ、10は破砕廃プラス
チックの流れ、11は低比重廃プラスチックの流れ、1
2は高比重廃プラスチックの流れ、13は回収低比重廃
プラスチック、14は回収高比重廃プラスチック、1
5,16および17は排水である。
る比重分離装置を組み込んで、廃プラスチックを分離し
ている状況を示す。図1において、1は破砕機、2は洗
浄・攪拌タンク、3は移送ポンプ、4は比重分離タン
ク、5および6は振動篩、7は排水タンク、8は循環ポ
ンプ、9は廃プラスチックの流れ、10は破砕廃プラス
チックの流れ、11は低比重廃プラスチックの流れ、1
2は高比重廃プラスチックの流れ、13は回収低比重廃
プラスチック、14は回収高比重廃プラスチック、1
5,16および17は排水である。
【0016】分別回収された廃プラスチックまたは各種
選別装置(風力、磁力、アルミ、比重差選別等)にて分
離回収されたプラスチック主体廃棄物をピット(図示し
ない)で一度貯留し、搬送コンベア等で破砕機に搬送す
る。
選別装置(風力、磁力、アルミ、比重差選別等)にて分
離回収されたプラスチック主体廃棄物をピット(図示し
ない)で一度貯留し、搬送コンベア等で破砕機に搬送す
る。
【0017】破砕機では、供給された廃プラスチックを
2〜50mmに破砕する。破砕機としては、プラスチッ
ク専用のせん断型破砕機(直線刃または鋸刃どちらでも
よい)が衝撃型に比べ破砕効率、刃寿命の点で望まし
い。
2〜50mmに破砕する。破砕機としては、プラスチッ
ク専用のせん断型破砕機(直線刃または鋸刃どちらでも
よい)が衝撃型に比べ破砕効率、刃寿命の点で望まし
い。
【0018】破砕された廃プラスチックは洗浄・攪拌タ
ンクに搬送される。搬送方法としては、コンベアタイプ
でも構わないが、フィルム状の軽いものや微破砕物等の
搬送効率を考えると、吸引送風機等を使用した空気輸送
が望まれる。また、供給量を制御するために一時定量供
給機(図示しない)を介して供給されることが好まし
い。
ンクに搬送される。搬送方法としては、コンベアタイプ
でも構わないが、フィルム状の軽いものや微破砕物等の
搬送効率を考えると、吸引送風機等を使用した空気輸送
が望まれる。また、供給量を制御するために一時定量供
給機(図示しない)を介して供給されることが好まし
い。
【0019】洗浄・攪拌タンクでは、水または適当な比
重を有する液体が入れられ、モーター駆動による攪拌羽
根により強制乱流が与えられる。破砕された廃プラスチ
ックは、タンク内で強く攪拌されることにより付着して
いた汚れが落されるとともに、プラスチック同士の絡み
付きもとかれ、水または適当な比重を有する液体と馴染
み(表面付着の気泡がとれる)がよくなる。
重を有する液体が入れられ、モーター駆動による攪拌羽
根により強制乱流が与えられる。破砕された廃プラスチ
ックは、タンク内で強く攪拌されることにより付着して
いた汚れが落されるとともに、プラスチック同士の絡み
付きもとかれ、水または適当な比重を有する液体と馴染
み(表面付着の気泡がとれる)がよくなる。
【0020】水または適当な比重を有する液体により十
分洗浄され、水または適当な比重を有する液体中に均一
に分散した破砕廃プラスチックは、移送ポンプにより分
離タンクに水または適当な比重を有する液体とともに送
られる。
分洗浄され、水または適当な比重を有する液体中に均一
に分散した破砕廃プラスチックは、移送ポンプにより分
離タンクに水または適当な比重を有する液体とともに送
られる。
【0021】また、この洗浄・攪拌工程において、水ま
たは適当な比重を有する液体およびプラスチックより比
重の重い金属、砂等の不純物はタンク下に沈降するの
で、不純物(沈降物)排出装置(図示しない)を設ける
ことかが望ましい。
たは適当な比重を有する液体およびプラスチックより比
重の重い金属、砂等の不純物はタンク下に沈降するの
で、不純物(沈降物)排出装置(図示しない)を設ける
ことかが望ましい。
【0022】次に、破砕廃プラスチックは、分離タンク
中央に供給される。図2に比重分離タンク概念を、図3
に分散板形状を示す。分離タンク4は、円筒部4Aの上
下に円錘形状部の4a,4bを接続した構造になってい
る。そして、円筒部4Aの中央部に試料分散部25が設
けられている。円錘形状部の4aの上端部に低比重物排
出口4cが、また円錘形状部の4bの下端部に高比重物
排出口4dが設けられている。
中央に供給される。図2に比重分離タンク概念を、図3
に分散板形状を示す。分離タンク4は、円筒部4Aの上
下に円錘形状部の4a,4bを接続した構造になってい
る。そして、円筒部4Aの中央部に試料分散部25が設
けられている。円錘形状部の4aの上端部に低比重物排
出口4cが、また円錘形状部の4bの下端部に高比重物
排出口4dが設けられている。
【0023】試料分散部25は、上下に三角錐が向かい
合った形状を有しており、円弧状のプレートにより保持
されている。すなわち、下側の切頭三角錐27aと上側
の三角錐26aを対向させ、これら上下の三角錐を、図
3に示す複数の円弧状の分散板25aにより保持してい
る。そして、下側の切頭三角錐27aの切頭部に液体と
破砕プラスチックの混合物が配管24を介して供給さ
れ、ノズルから吹き出されるようになっている。
合った形状を有しており、円弧状のプレートにより保持
されている。すなわち、下側の切頭三角錐27aと上側
の三角錐26aを対向させ、これら上下の三角錐を、図
3に示す複数の円弧状の分散板25aにより保持してい
る。そして、下側の切頭三角錐27aの切頭部に液体と
破砕プラスチックの混合物が配管24を介して供給さ
れ、ノズルから吹き出されるようになっている。
【0024】水または適当な比重を有する液体およびプ
ラスチックは、下の三角錐中央から向かい合った上の三
角錐中央に向かって吹き出し、三角錐斜面面に沿って流
れ、さらに分散部の上下面プレート26,27に沿って
最終的には分離タンク断面に対し放射状に分離タンク内
に供給される。
ラスチックは、下の三角錐中央から向かい合った上の三
角錐中央に向かって吹き出し、三角錐斜面面に沿って流
れ、さらに分散部の上下面プレート26,27に沿って
最終的には分離タンク断面に対し放射状に分離タンク内
に供給される。
【0025】この際、分散部が円弧状の分散板で保持さ
れていることから、分散部円形断面に対し接線方向かつ
放射状に、水または適当な比重を有する液体およびプラ
スチックが吹き出されることから、分離タンク4内には
緩やかな旋回流が生じ、破砕廃プラスチックは、この旋
回流にのって上下に移動する。
れていることから、分散部円形断面に対し接線方向かつ
放射状に、水または適当な比重を有する液体およびプラ
スチックが吹き出されることから、分離タンク4内には
緩やかな旋回流が生じ、破砕廃プラスチックは、この旋
回流にのって上下に移動する。
【0026】破砕廃プラスチックは、供給ノズル内では
比較的速い流速で移動している。流れとしては、分散部
から分離タンク内へかけて流体の流れる断面積が徐々に
大きくなっており、そのため流速が減速し、タンク内に
供給されるときは、タンク内に乱流が発生しない程度ま
で十分減速されるので、流れの影響なくプラスチックの
比重分離が可能となる。また、分離タンク内に旋回流を
生じさせることにより、分離タンク上下方向の乱流渦の
発生が抑制され、スムースな分離を可能としている。
比較的速い流速で移動している。流れとしては、分散部
から分離タンク内へかけて流体の流れる断面積が徐々に
大きくなっており、そのため流速が減速し、タンク内に
供給されるときは、タンク内に乱流が発生しない程度ま
で十分減速されるので、流れの影響なくプラスチックの
比重分離が可能となる。また、分離タンク内に旋回流を
生じさせることにより、分離タンク上下方向の乱流渦の
発生が抑制され、スムースな分離を可能としている。
【0027】こうして図2に示すように分離タンク中央
に供給された破砕廃プラスチックは、分散板を介して緩
やかに旋回しながら水または適当な比重を有する液体の
比重差により低比重物側(浮上)と高比重側(沈降)に
分離される。
に供給された破砕廃プラスチックは、分散板を介して緩
やかに旋回しながら水または適当な比重を有する液体の
比重差により低比重物側(浮上)と高比重側(沈降)に
分離される。
【0028】低比重物または高比重物に分離された破砕
廃プラスチックは、水または適当な比重を有する液体と
ともに排出され、それぞれ振動篩いにかける。振動篩い
により、水または適当な比重を有する液体と破砕廃プラ
スチックに分離され、それぞれ比重別(低比重物と高比
重物)に回収される。
廃プラスチックは、水または適当な比重を有する液体と
ともに排出され、それぞれ振動篩いにかける。振動篩い
により、水または適当な比重を有する液体と破砕廃プラ
スチックに分離され、それぞれ比重別(低比重物と高比
重物)に回収される。
【0029】水または適当な比重を有する液体は、振動
篩い下の排水タンクに回収され、循環ポンプにより洗浄
・攪拌タンクに送られる。以下に、方法発明の数値限定
理由について、請求項に対応させて、それぞれ説明す
る。
篩い下の排水タンクに回収され、循環ポンプにより洗浄
・攪拌タンクに送られる。以下に、方法発明の数値限定
理由について、請求項に対応させて、それぞれ説明す
る。
【0030】請求項2について 破砕の大きさを2mm未満とすると、高精度の破砕機が
必要となり、破砕に時間がかかるとともに、刃と刃のク
リアランスが厳しくなることから異物等の混入により刃
がダメージを受け易くなることから好ましくない。
必要となり、破砕に時間がかかるとともに、刃と刃のク
リアランスが厳しくなることから異物等の混入により刃
がダメージを受け易くなることから好ましくない。
【0031】破砕の大きさを50mm以上にすると、破
砕負荷は軽減されるものの、異種材質で構成されるプラ
スチック製品等では材質別に分けられず、後の分離工程
においても異種材質別の分離ができなくなることや、処
理量(移送中のプラスチック濃度)を増やしたときに配
管やその他の部分での詰まりが発生し易くなることから
好ましくない。
砕負荷は軽減されるものの、異種材質で構成されるプラ
スチック製品等では材質別に分けられず、後の分離工程
においても異種材質別の分離ができなくなることや、処
理量(移送中のプラスチック濃度)を増やしたときに配
管やその他の部分での詰まりが発生し易くなることから
好ましくない。
【0032】請求項3について 流速を0.5mm/秒未満にすると、上下流を利用した
比重分離の効果が軽減し、分離時間が長くなるので好ま
しくない。
比重分離の効果が軽減し、分離時間が長くなるので好ま
しくない。
【0033】流速を2.5mm/秒以上にすると、分離
タンク内円筒部分での上下層流に乱れ(乱流渦)が発生
し、上下それぞれに移行していくプラスチック(特に、
フィルム状プラスチック)の分離の妨げとなり好ましく
ない。
タンク内円筒部分での上下層流に乱れ(乱流渦)が発生
し、上下それぞれに移行していくプラスチック(特に、
フィルム状プラスチック)の分離の妨げとなり好ましく
ない。
【0034】請求項4について 上下に分離したプラスチックをスムースにかつ迅速に排
出するために、分離タンク円筒部径より分離タンク排出
部口径を小さくし流速を速めることが効果的である。こ
のため分離タンク円筒部上下に円錐部を設け、分離タン
ク内の流れを極力乱されずに排出することが好ましい。
出するために、分離タンク円筒部径より分離タンク排出
部口径を小さくし流速を速めることが効果的である。こ
のため分離タンク円筒部上下に円錐部を設け、分離タン
ク内の流れを極力乱されずに排出することが好ましい。
【0035】流速を0.1m/秒未満にすると、迅速に
排出するという点において好ましくなく、流速が遅いこ
と、排出口径が分離タンク円筒部径よりかなり狭められ
ている点で、排出口にプラスチックが堆積して移動しな
くなり易い。
排出するという点において好ましくなく、流速が遅いこ
と、排出口径が分離タンク円筒部径よりかなり狭められ
ている点で、排出口にプラスチックが堆積して移動しな
くなり易い。
【0036】流速を0.3m/秒以上にすると、流量を
増やすか排出口径を小さくしなければならない。流量を
増やすことは上述したように乱流発生の原因となること
や、排出口径を小さくすることは排出口の詰まりの原因
となることから好ましくない。
増やすか排出口径を小さくしなければならない。流量を
増やすことは上述したように乱流発生の原因となること
や、排出口径を小さくすることは排出口の詰まりの原因
となることから好ましくない。
【0037】請求項5について 分離タンク上下から排出する流量バランスは、上下対称
流を生じさせるため上流量/下流量=1にするか、もし
くは低比重プラスチック排出量(上廃プラスチック排出
量)が多い場合は、比較的乱流渦が発生しにくい上流量
/下流量=1〜2とすることが好ましい。
流を生じさせるため上流量/下流量=1にするか、もし
くは低比重プラスチック排出量(上廃プラスチック排出
量)が多い場合は、比較的乱流渦が発生しにくい上流量
/下流量=1〜2とすることが好ましい。
【0038】
【実施例】 確認試験(1) 本試験では、分離タンク径0.5m、高さ1m(円筒部
0.5m、円錐部0.25×2)を用いて、媒体:水に
よるPVCフィルム(5mm□×厚み0.3mm)の分
離効率における流量の影響を調査した。
0.5m、円錐部0.25×2)を用いて、媒体:水に
よるPVCフィルム(5mm□×厚み0.3mm)の分
離効率における流量の影響を調査した。
【0039】分離条件として、上部排出流量を20〜4
01/min、上下流量比を1〜4の範囲で試験した。
試験結果を図4に示す。ここで、実施例は、タンク内に
旋回流が発生する分散部を使用したものである。
01/min、上下流量比を1〜4の範囲で試験した。
試験結果を図4に示す。ここで、実施例は、タンク内に
旋回流が発生する分散部を使用したものである。
【0040】比較例は、水が単に放射状に吹き出される
分散板を使用したもので、タンク内には旋回流は発生し
ない。図4より、実施例および比較例ともに、流量が増
加するのに従って分離効率が低下することが認められ
た。特に、比較例は分離効率の低下が大きく、同一条件
においても、実施例に比べ分離効率が低い。
分散板を使用したもので、タンク内には旋回流は発生し
ない。図4より、実施例および比較例ともに、流量が増
加するのに従って分離効率が低下することが認められ
た。特に、比較例は分離効率の低下が大きく、同一条件
においても、実施例に比べ分離効率が低い。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、上下に円錐状の排出口
を有する円筒状の分離タンク内の水または適当な比重を
有する液体に旋回流を与えた比重分離装置により、分離
効率を低下させないで処理量(流量)、処理速度(流
速)を向上させることが可能となる。
を有する円筒状の分離タンク内の水または適当な比重を
有する液体に旋回流を与えた比重分離装置により、分離
効率を低下させないで処理量(流量)、処理速度(流
速)を向上させることが可能となる。
【図1】本発明の一実施形態である比重分離装置を組み
込んだ、廃プラスチックを分離設備の説明図。
込んだ、廃プラスチックを分離設備の説明図。
【図2】分離タンクの構成図。
【図3】分散板の説明図。
【図4】上噴流(従来)と旋回流(本発明)との分離効
率比較説明図。
率比較説明図。
4…分離タンク、4A…円筒部、4a,4b…円錘状
部、4c,4d…排出口、24…試料供給ノズル、25
…分散部、25a…分散板、26,27…上面及び下面
プレート、26a,27a…対向円錘部。
部、4c,4d…排出口、24…試料供給ノズル、25
…分散部、25a…分散板、26,27…上面及び下面
プレート、26a,27a…対向円錘部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 27:12 101:00 105:26
Claims (7)
- 【請求項1】 適当な大きさに破砕された廃棄プラスチ
ックを水または適当な比重を有する液体媒体の充填され
た上下に排水口を有する円筒状の分離タンク中央に、空
気の混入なく水または適当な比重を有する液体媒体と破
砕プラスチックの混合物を連続的に供給し、旋回流の与
えられた分離タンク内の水または適当な比重を有する液
体媒体中を旋回しながら、ほぼ分離タンク中央部より形
成された上昇流および下降流により低比重プラスチック
は上部排出口から、また高比重プラスチックは下部排出
口からそれぞれ分別回収されることにより、特定比重の
プラスチックを分離することを特徴とする廃棄プラスチ
ックの湿式比重分離方法。 - 【請求項2】 廃棄プラスチックを破砕する際の大きさ
は、2〜50mmとすることを特徴とする請求項1に記
載の廃棄プラスチックの湿式比重分離方法。 - 【請求項3】 分離タンク内円筒状部分の内部流速が、
0.5〜2.5mm/秒とすることを特徴とする請求項
1または2に記載の廃棄プラスチックの湿式比重分離方
法。 - 【請求項4】 分離タンク上下排出口内流速が、0.1
〜0.3m/秒とすることを特徴とする請求項1から3
に記載の廃棄プラスチックの湿式比重分離方法。 - 【請求項5】 分離タンク上下流量比が、上流量/下流
量=1〜2とすることを特徴とする請求項1から4に記
載の廃棄プラスチックの湿式比重分離方法。 - 【請求項6】 各種プラスチックの比重差を利用した比
重分離装置において、上下に円錐状の形状を有する円筒
状のタンクと、円筒状タンク中央部に垂直上向きに破砕
プラスチック混合物を供給する試料供給ノズルと、円筒
状タンク中央部において破砕プラスチック混合物を円筒
状タンクの径方向に旋回を与えながら排出する試料分散
部と、タンク上下の円錐部分頂点に低比重物または高比
重物を排出する排出口を備えたことを特徴とする浮遊沈
降式廃棄プラスチック比重分離装置。 - 【請求項7】 円筒状タンク中央部において破砕プラス
チック混合物を円筒状タンクの径方向に旋回を与えなが
ら排出する試料分散部において、向かい合った2つの円
錐形がある空間を持って曲面を有した複数の板によって
固定されており、1つの円錐形に垂直上向きに破砕プラ
スチック混合物が通過するための穴が中心に開いてお
り、その穴を通過した破砕プラスチックはもう1つの円
錐形の中心に衝突し曲面を有した複数の板に沿って円錐
形の円のほぼ接線方向に排出される試料分散部を備える
ことを特徴とする請求項6に記載の廃棄プラスチック比
重分離装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31217895A JPH09150417A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 廃棄プラスチックの比重分離装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31217895A JPH09150417A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 廃棄プラスチックの比重分離装置および方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09150417A true JPH09150417A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18026167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31217895A Pending JPH09150417A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 廃棄プラスチックの比重分離装置および方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09150417A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1157680A (ja) * | 1997-08-28 | 1999-03-02 | Nkk Corp | 廃棄物の再資源化方法 |
| JP2005095810A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Dowa Mining Co Ltd | 混合粒体の分離方法 |
| JP2007125520A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Teijin Fibers Ltd | 混合プラスチックの分別方法 |
| WO2008004600A1 (en) | 2006-07-03 | 2008-01-10 | Teijin Fibers Limited | Method of separating mixed plastic |
| JP2014223593A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-04 | 日本シーム株式会社 | 廃プラスチックの分離回収装置及びその分離回収方法 |
| CN114953258A (zh) * | 2022-05-12 | 2022-08-30 | 安徽环嘉天一再生资源有限公司 | 塑料的挑选方法、挑选装置以及再循环塑料的制造方法 |
| CN115989400A (zh) * | 2020-06-29 | 2023-04-18 | 株式会社岛津制作所 | 试样纯化装置、分析系统 |
| CN119610482A (zh) * | 2024-12-04 | 2025-03-14 | 南通英莱新材料科技有限公司 | 一种基于塑料件注塑制造的废料回收设备 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP31217895A patent/JPH09150417A/ja active Pending
Cited By (10)
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|---|---|---|---|---|
| JPH1157680A (ja) * | 1997-08-28 | 1999-03-02 | Nkk Corp | 廃棄物の再資源化方法 |
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| WO2008004600A1 (en) | 2006-07-03 | 2008-01-10 | Teijin Fibers Limited | Method of separating mixed plastic |
| US8113354B2 (en) | 2006-07-03 | 2012-02-14 | Teijin Fibers Limited | Method for sorting mixed plastic |
| TWI391219B (zh) * | 2006-07-03 | 2013-04-01 | Teijin Fibers Ltd | Method of sorting of mixed plastics |
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| CN119610482A (zh) * | 2024-12-04 | 2025-03-14 | 南通英莱新材料科技有限公司 | 一种基于塑料件注塑制造的废料回收设备 |
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