JPH0915047A - スペクトラム分析装置 - Google Patents
スペクトラム分析装置Info
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- JPH0915047A JPH0915047A JP30637195A JP30637195A JPH0915047A JP H0915047 A JPH0915047 A JP H0915047A JP 30637195 A JP30637195 A JP 30637195A JP 30637195 A JP30637195 A JP 30637195A JP H0915047 A JPH0915047 A JP H0915047A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で、測定波長帯域内のエネルギー
を均等に検出でき、入射光のスペクトラムを正確に分析
することができるようにする。 【解決手段】 入射光は、受光ユニット10のスリット
12を通過して分散プリズム13に入射し、この分散プ
リズム13によって分散されて出射し、ラインセンサ1
4上に投影される。ラインセンサ14は、駆動回路21
からの駆動パルスによって駆動され、各画素が受光した
各波長毎の光強度に応じた大きさの信号を時系列的に出
力する。ラインセンサ14の出力信号は、アンプ22で
増幅され、A/D変換器23でディジタルデータに変換
され、分光特性補正部24で補正され、表示部25に出
力され、この表示部25において入射光の波長毎の光強
度が表示される。
を均等に検出でき、入射光のスペクトラムを正確に分析
することができるようにする。 【解決手段】 入射光は、受光ユニット10のスリット
12を通過して分散プリズム13に入射し、この分散プ
リズム13によって分散されて出射し、ラインセンサ1
4上に投影される。ラインセンサ14は、駆動回路21
からの駆動パルスによって駆動され、各画素が受光した
各波長毎の光強度に応じた大きさの信号を時系列的に出
力する。ラインセンサ14の出力信号は、アンプ22で
増幅され、A/D変換器23でディジタルデータに変換
され、分光特性補正部24で補正され、表示部25に出
力され、この表示部25において入射光の波長毎の光強
度が表示される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射光のスペクト
ラムを分析するためのスペクトラム分析装置に関する。
ラムを分析するためのスペクトラム分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーCRT(陰極線管)では、白色が
忠実に再現されるよう色信号のレベルを調節するホワイ
トバランス調整が行われている。このホワイトバランス
調整を行うためには、白色再現時におけるCRTの画面
からの光の色成分の比率を分析する必要がある。従来、
この分析にはカラー用CCD(電荷結合素子)センサが
用いられていた。
忠実に再現されるよう色信号のレベルを調節するホワイ
トバランス調整が行われている。このホワイトバランス
調整を行うためには、白色再現時におけるCRTの画面
からの光の色成分の比率を分析する必要がある。従来、
この分析にはカラー用CCD(電荷結合素子)センサが
用いられていた。
【0003】カラー用CCDセンサは、例えば特開平6
−205163号公報に示されるように、R(赤),G
(緑),B(青)の各色毎の画素を有し、この各色毎の
画素の前面にそれぞれ対応する色光を透過するフィルタ
が設けられたものである。このカラー用CCDセンサを
用いると、各色毎の画素の出力の比率から入射光の色成
分の比率が分かる。このカラー用CCDセンサは、任意
の物体の色を識別するためにも用いられる。
−205163号公報に示されるように、R(赤),G
(緑),B(青)の各色毎の画素を有し、この各色毎の
画素の前面にそれぞれ対応する色光を透過するフィルタ
が設けられたものである。このカラー用CCDセンサを
用いると、各色毎の画素の出力の比率から入射光の色成
分の比率が分かる。このカラー用CCDセンサは、任意
の物体の色を識別するためにも用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
カラー用CCDセンサでは、R,G,Bの各色毎の画素
の相対分光感度特性(ピーク値で正規化した分光感度特
性)は例えば図7(a)に示すようになっており、各画
素は、それぞれ所定の幅を持ったR,G,Bの各波長域
内の光強度を検出することができるに過ぎない。従っ
て、カラー用CCDセンサでは、細かく分割された波長
毎の光強度を検出することができず、入射光のスペクト
ラムを分析することは困難である。
カラー用CCDセンサでは、R,G,Bの各色毎の画素
の相対分光感度特性(ピーク値で正規化した分光感度特
性)は例えば図7(a)に示すようになっており、各画
素は、それぞれ所定の幅を持ったR,G,Bの各波長域
内の光強度を検出することができるに過ぎない。従っ
て、カラー用CCDセンサでは、細かく分割された波長
毎の光強度を検出することができず、入射光のスペクト
ラムを分析することは困難である。
【0005】また、カラー用CCDセンサでは、図7
(a)に示したようにR,G,Bの各画素はそれぞれ
R,G,Bの各波長域にのみ感度を有するものである。
そのため、合成分光感度特性は図7(b)に示すように
なり、可視光域の全エネルギーを均等に検出することが
できない。また、カラー用CCDセンサでは、図7
(b)に示したように合成分光感度特性が平坦にならな
いが、所定の幅を持ったR,G,Bの各波長域の出力し
か得られないため、合成分光感度特性が平坦になるよう
に補正することができない。
(a)に示したようにR,G,Bの各画素はそれぞれ
R,G,Bの各波長域にのみ感度を有するものである。
そのため、合成分光感度特性は図7(b)に示すように
なり、可視光域の全エネルギーを均等に検出することが
できない。また、カラー用CCDセンサでは、図7
(b)に示したように合成分光感度特性が平坦にならな
いが、所定の幅を持ったR,G,Bの各波長域の出力し
か得られないため、合成分光感度特性が平坦になるよう
に補正することができない。
【0006】また、カラー用CCDセンサでは、各色毎
の画素の分光感度特性が重なり合うことからクロストー
ク成分が生じるため、クロストーク成分を除去する回路
が必要になり、構成が複雑になる。
の画素の分光感度特性が重なり合うことからクロストー
ク成分が生じるため、クロストーク成分を除去する回路
が必要になり、構成が複雑になる。
【0007】更に、カラー用CCDセンサでは、各色毎
に出力を増幅するためにアンプが3つ必要になり、構成
が複雑になると共に、温度ドリフト等により各アンプの
ゲインがずれた場合、各色毎の出力の比率が変化して測
定誤差を生じる。
に出力を増幅するためにアンプが3つ必要になり、構成
が複雑になると共に、温度ドリフト等により各アンプの
ゲインがずれた場合、各色毎の出力の比率が変化して測
定誤差を生じる。
【0008】ところで、従来より、図8に示すような分
光器が知られている。この分光器は、入射光を平行光に
するコリメータ101と、このコリメータ101から出
射された光を分散して波長に応じて異なる方向に出射す
るプリズム102と、このプリズム102によって分散
された光、すなわちスペクトラムを観察するための望遠
鏡103とを備えている。コリメータ101は、スリッ
ト111と、このスリット111を通過した光を平行光
にするコリメータレンズ112とを有している。
光器が知られている。この分光器は、入射光を平行光に
するコリメータ101と、このコリメータ101から出
射された光を分散して波長に応じて異なる方向に出射す
るプリズム102と、このプリズム102によって分散
された光、すなわちスペクトラムを観察するための望遠
鏡103とを備えている。コリメータ101は、スリッ
ト111と、このスリット111を通過した光を平行光
にするコリメータレンズ112とを有している。
【0009】しかしながら、このような従来の分光器で
は、入射光のスペクトラムを肉眼で観察することはでき
るが、波長毎の光強度を定量的に検出することができ
ず、入射光のスペクトラムの分析に使用するのは困難で
ある。また、図8に示したように、スリット111とコ
リメータレンズ112とによって平行光を生成する場合
には、スリット111を通過する光量が小さいため、ス
ペクトラムの輝度が小さくなるという問題点がある。一
方、スペクトラムの輝度を大きくするためにスリット1
11の径を大きくするとコリメータレンズ112からの
出射光が広がりを持ってしまい、分光器の精度が低下し
てしまう。また、従来の分光器では、測定範囲を変更す
るには、測定対象と分光器との間の距離を調整する必要
があり、操作が煩雑になるという問題点がある。
は、入射光のスペクトラムを肉眼で観察することはでき
るが、波長毎の光強度を定量的に検出することができ
ず、入射光のスペクトラムの分析に使用するのは困難で
ある。また、図8に示したように、スリット111とコ
リメータレンズ112とによって平行光を生成する場合
には、スリット111を通過する光量が小さいため、ス
ペクトラムの輝度が小さくなるという問題点がある。一
方、スペクトラムの輝度を大きくするためにスリット1
11の径を大きくするとコリメータレンズ112からの
出射光が広がりを持ってしまい、分光器の精度が低下し
てしまう。また、従来の分光器では、測定範囲を変更す
るには、測定対象と分光器との間の距離を調整する必要
があり、操作が煩雑になるという問題点がある。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その第1の課題は、簡単な構成で、測定波長帯域
内のエネルギーを均等に検出でき、入射光のスペクトラ
ムを正確に分析することができるようにしたスペクトラ
ム分析装置を提供することにある。
ので、その第1の課題は、簡単な構成で、測定波長帯域
内のエネルギーを均等に検出でき、入射光のスペクトラ
ムを正確に分析することができるようにしたスペクトラ
ム分析装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の第2の課題は、上記課題に
加え、分散する光の光量を大きくすることができるよう
にしたスペクトラム分析装置を提供することにある。
加え、分散する光の光量を大きくすることができるよう
にしたスペクトラム分析装置を提供することにある。
【0012】また、本発明の第3の課題は、上記各課題
に加え、測定範囲を容易に変更することができるように
したスペクトラム分析装置を提供することにある。
に加え、測定範囲を容易に変更することができるように
したスペクトラム分析装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスペクト
ラム分析装置は、入射光を分散して波長に応じて異なる
方向に出射する分散手段と、この分散手段によって分散
された互いに異なる波長の光を受光する複数の画素を有
し、各画素が受光する各波長毎の光強度を検出する白黒
用固体撮像素子とを備えたものである。
ラム分析装置は、入射光を分散して波長に応じて異なる
方向に出射する分散手段と、この分散手段によって分散
された互いに異なる波長の光を受光する複数の画素を有
し、各画素が受光する各波長毎の光強度を検出する白黒
用固体撮像素子とを備えたものである。
【0014】請求項2記載のスペクトラム分析装置は、
請求項1記載のスペクトラム分析装置において、白黒用
固体撮像素子の分光感度特性を補正する補正手段を更に
備えたものである。
請求項1記載のスペクトラム分析装置において、白黒用
固体撮像素子の分光感度特性を補正する補正手段を更に
備えたものである。
【0015】請求項3記載のスペクトラム分析装置は、
請求項1記載のスペクトラム分析装置において、分散手
段の出射光の分光特性および白黒用固体撮像素子の分光
感度特性を補正する補正手段を更に備えたものである。
請求項1記載のスペクトラム分析装置において、分散手
段の出射光の分光特性および白黒用固体撮像素子の分光
感度特性を補正する補正手段を更に備えたものである。
【0016】請求項4記載のスペクトラム分析装置は、
焦点板と分析対象の像を焦点板上に結像する第1の光学
系と焦点板上に結像された像からの光を略平行光として
出射する第2の光学系とを有する平行光生成手段と、こ
の平行光生成手段から出射される光を分散して波長に応
じて異なる方向に出射する分散手段と、この分散手段に
よって分散された互いに異なる波長の光を受光する複数
の画素を有し、各画素が受光する各波長毎の光強度を検
出する白黒用固体撮像素子とを備えたものである。
焦点板と分析対象の像を焦点板上に結像する第1の光学
系と焦点板上に結像された像からの光を略平行光として
出射する第2の光学系とを有する平行光生成手段と、こ
の平行光生成手段から出射される光を分散して波長に応
じて異なる方向に出射する分散手段と、この分散手段に
よって分散された互いに異なる波長の光を受光する複数
の画素を有し、各画素が受光する各波長毎の光強度を検
出する白黒用固体撮像素子とを備えたものである。
【0017】請求項5記載のスペクトラム分析装置は、
請求項4記載のスペクトラム分析装置において、第1の
光学系をズームレンズ系としたものである。
請求項4記載のスペクトラム分析装置において、第1の
光学系をズームレンズ系としたものである。
【0018】請求項6記載のスペクトラム分析装置は、
請求項4記載のスペクトラム分析装置において、第1の
光学系として一眼レフカメラの結像レンズ系を用い、焦
点板として一眼レフカメラのファインダの焦点板を用
い、第2の光学系として一眼レフカメラのファインダの
接眼レンズ系を用いたものである。
請求項4記載のスペクトラム分析装置において、第1の
光学系として一眼レフカメラの結像レンズ系を用い、焦
点板として一眼レフカメラのファインダの焦点板を用
い、第2の光学系として一眼レフカメラのファインダの
接眼レンズ系を用いたものである。
【0019】請求項7記載のスペクトラム分析装置は、
請求項6記載のスペクトラム分析装置において、結像レ
ンズ系をズームレンズ系としたものである。
請求項6記載のスペクトラム分析装置において、結像レ
ンズ系をズームレンズ系としたものである。
【0020】請求項1記載のスペクトラム分析装置で
は、分散手段によって、入射光が分散されて波長に応じ
て異なる方向に出射され、白黒用固体撮像素子によって
各波長毎の光強度が検出される。
は、分散手段によって、入射光が分散されて波長に応じ
て異なる方向に出射され、白黒用固体撮像素子によって
各波長毎の光強度が検出される。
【0021】請求項2記載のスペクトラム分析装置で
は、補正手段によって白黒用固体撮像素子の分光感度特
性が補正される。
は、補正手段によって白黒用固体撮像素子の分光感度特
性が補正される。
【0022】請求項3記載のスペクトラム分析装置で
は、補正手段によって分散手段の出射光の分光特性およ
び白黒用固体撮像素子の分光感度特性が補正される。
は、補正手段によって分散手段の出射光の分光特性およ
び白黒用固体撮像素子の分光感度特性が補正される。
【0023】請求項4記載のスペクトラム分析装置で
は、平行光生成手段によって、分析対象の像が焦点板上
に結像され、更にこの像からの光が略平行光として出射
され、この平行光生成手段から出射される光が、分散手
段によって分散されて波長に応じて異なる方向に出射さ
れ、白黒用固体撮像素子によって各波長毎の光強度が検
出される。
は、平行光生成手段によって、分析対象の像が焦点板上
に結像され、更にこの像からの光が略平行光として出射
され、この平行光生成手段から出射される光が、分散手
段によって分散されて波長に応じて異なる方向に出射さ
れ、白黒用固体撮像素子によって各波長毎の光強度が検
出される。
【0024】請求項5記載のスペクトラム分析装置で
は、第1の光学系をズームレンズ系としたので、このズ
ームレンズ系によって、焦点板上に結像される像の範囲
を変えることができ、分析対象とスペクトラム分析装置
との位置関係を一定としたままで測定範囲の変更が可能
となる。
は、第1の光学系をズームレンズ系としたので、このズ
ームレンズ系によって、焦点板上に結像される像の範囲
を変えることができ、分析対象とスペクトラム分析装置
との位置関係を一定としたままで測定範囲の変更が可能
となる。
【0025】請求項6記載のスペクトラム分析装置で
は、平行光生成手段として一眼レフカメラの結像レンズ
系およびファインダを用いたので、既存の一眼レフカメ
ラを利用して容易に平行光を生成することが可能とな
る。
は、平行光生成手段として一眼レフカメラの結像レンズ
系およびファインダを用いたので、既存の一眼レフカメ
ラを利用して容易に平行光を生成することが可能とな
る。
【0026】請求項7記載のスペクトラム分析装置で
は、一眼レフカメラの結像レンズ系をズームレンズ系と
したので、このズームレンズ系によって、焦点板上に結
像される像の範囲を変えることができ、分析対象とスペ
クトラム分析装置との位置関係を一定としたままで測定
範囲の変更が可能となる。
は、一眼レフカメラの結像レンズ系をズームレンズ系と
したので、このズームレンズ系によって、焦点板上に結
像される像の範囲を変えることができ、分析対象とスペ
クトラム分析装置との位置関係を一定としたままで測定
範囲の変更が可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【0028】図1は本発明の第1の実施の形態に係るス
ペクトラム分析装置の構成を示す説明図である。このス
ペクトラム分析装置は受光ユニット10を備えている。
受光ユニット10は、ハウジング11と、このハウジン
グ11の前端部に設けられたスリット12と、ハウジン
グ11内においてスリット12を通過した光の光路上に
配設された分散手段としての分散プリズム13と、ハウ
ジング11内において分散プリズム13の出射光を受光
する位置に配設された白黒用CCDラインセンサ(以
下、単にラインセンサという。)14とを備えている。
ラインセンサ14は、CCD型固体撮像素子を用いて構
成され、ライン状に配列された複数、例えば5000の
画素を有している。分散プリズム13は、スリット12
を通過した光を分散して、波長に応じて上下方向の異な
る方向に出射する。ラインセンサ14は画素の配列方向
が上下方向になるように配置されており、このラインセ
ンサ14上に分散プリズム13の出射光が投影される。
一般に、波長が短い程、屈折率が大きくなるので、ライ
ンセンサ14上には、長波長の光(赤色光)から短波長
の光(紫色光)までの各波長の光が上側から順に連続的
に並ぶ。ラインセンサ14の各画素は、それぞれ異なる
波長の光を受光し、各波長毎の光強度に応じた大きさの
信号を出力する。
ペクトラム分析装置の構成を示す説明図である。このス
ペクトラム分析装置は受光ユニット10を備えている。
受光ユニット10は、ハウジング11と、このハウジン
グ11の前端部に設けられたスリット12と、ハウジン
グ11内においてスリット12を通過した光の光路上に
配設された分散手段としての分散プリズム13と、ハウ
ジング11内において分散プリズム13の出射光を受光
する位置に配設された白黒用CCDラインセンサ(以
下、単にラインセンサという。)14とを備えている。
ラインセンサ14は、CCD型固体撮像素子を用いて構
成され、ライン状に配列された複数、例えば5000の
画素を有している。分散プリズム13は、スリット12
を通過した光を分散して、波長に応じて上下方向の異な
る方向に出射する。ラインセンサ14は画素の配列方向
が上下方向になるように配置されており、このラインセ
ンサ14上に分散プリズム13の出射光が投影される。
一般に、波長が短い程、屈折率が大きくなるので、ライ
ンセンサ14上には、長波長の光(赤色光)から短波長
の光(紫色光)までの各波長の光が上側から順に連続的
に並ぶ。ラインセンサ14の各画素は、それぞれ異なる
波長の光を受光し、各波長毎の光強度に応じた大きさの
信号を出力する。
【0029】スペクトラム分析装置は、更に、駆動パル
スを与えてラインセンサ14を駆動する駆動回路21
と、ラインセンサ14の出力信号を増幅するアンプ22
と、このアンプ22の出力信号をアナログ−ディジタル
(以下、A/Dと記す。)変換するA/D変換器23
と、このA/D変換器23の出力データに対して、ライ
ンセンサ14の分光感度特性に応じた補正を行う分光特
性補正部24と、この分光特性補正部24よって補正さ
れたデータを入力し、入射光の波長毎の光強度を表示す
る表示部25とを備えている。分光特性補正部24は、
例えばパーソナルコンピュータやマイクロコンピュータ
によって構成される。
スを与えてラインセンサ14を駆動する駆動回路21
と、ラインセンサ14の出力信号を増幅するアンプ22
と、このアンプ22の出力信号をアナログ−ディジタル
(以下、A/Dと記す。)変換するA/D変換器23
と、このA/D変換器23の出力データに対して、ライ
ンセンサ14の分光感度特性に応じた補正を行う分光特
性補正部24と、この分光特性補正部24よって補正さ
れたデータを入力し、入射光の波長毎の光強度を表示す
る表示部25とを備えている。分光特性補正部24は、
例えばパーソナルコンピュータやマイクロコンピュータ
によって構成される。
【0030】ここで、図2を用いて、分光特性補正部2
4における補正方法について説明する。分光特性補正部
24は、図2(a)に示すようにスペクトラム分析装置
の測定波長帯域である可視光域において波長にかかわら
ず強度が一定の光がスペクトラム分析装置に入射された
場合に、図2(c)に示すようにスペクトラム分析装置
によって得られる入射光の分光特性においても波長にか
かわらず強度が一定となるように補正を行うものであ
る。そこで、ラインセンサ14が例えば図2(b)にお
いて符号31で示すような相対分光感度特性を有してい
る場合、分光特性補正部24では、相対分光感度の逆数
を波長の関数として表した符号32で示すような補正係
数を持つ。そして、分光特性補正部24では、A/D変
換器23から時系列的に出力される各波長毎のデータに
対して、それぞれ波長に応じた補正係数を掛けて出力す
る。これにより、分光特性補正部24による補正後の分
光特性は、図2(c)に示すように波長にかかわらず強
度が一定のものとなる。
4における補正方法について説明する。分光特性補正部
24は、図2(a)に示すようにスペクトラム分析装置
の測定波長帯域である可視光域において波長にかかわら
ず強度が一定の光がスペクトラム分析装置に入射された
場合に、図2(c)に示すようにスペクトラム分析装置
によって得られる入射光の分光特性においても波長にか
かわらず強度が一定となるように補正を行うものであ
る。そこで、ラインセンサ14が例えば図2(b)にお
いて符号31で示すような相対分光感度特性を有してい
る場合、分光特性補正部24では、相対分光感度の逆数
を波長の関数として表した符号32で示すような補正係
数を持つ。そして、分光特性補正部24では、A/D変
換器23から時系列的に出力される各波長毎のデータに
対して、それぞれ波長に応じた補正係数を掛けて出力す
る。これにより、分光特性補正部24による補正後の分
光特性は、図2(c)に示すように波長にかかわらず強
度が一定のものとなる。
【0031】なお、分散プリズム13が、波長にかかわ
らず強度が一定の光が入射したときに出力光の強度が波
長にかかわらず一定にはならない分光特性を有する場合
には、分光特性補正部24において、分散プリズム13
の出射光の分光特性とラインセンサ14の分光感度特性
とを含めて補正するようにしても良い。この場合には、
波長にかかわらず強度が一定の光がスペクトラム分析装
置に入射したときに、分光特性補正部24による補正後
の分光特性が波長にかかわらず強度が一定のものとなる
ように補正係数を決定すれば良い。
らず強度が一定の光が入射したときに出力光の強度が波
長にかかわらず一定にはならない分光特性を有する場合
には、分光特性補正部24において、分散プリズム13
の出射光の分光特性とラインセンサ14の分光感度特性
とを含めて補正するようにしても良い。この場合には、
波長にかかわらず強度が一定の光がスペクトラム分析装
置に入射したときに、分光特性補正部24による補正後
の分光特性が波長にかかわらず強度が一定のものとなる
ように補正係数を決定すれば良い。
【0032】次に、本実施の形態に係るスペクトラム分
析装置の作用について説明する。図1では、本実施の形
態に係るスペクトラム分析装置によってカラーCRT2
6の画面からの光のスペクトラムを分析して、カラーC
RT26のホワイトバランス調整を行う場合の例を示し
ている。カラーCRT26の画面からの光は、受光ユニ
ット10のスリット12を通過して分散プリズム13に
入射し、この分散プリズム13によって分散されて出射
し、ラインセンサ14上に投影される。ラインセンサ1
4は、駆動回路21からの駆動パルスによって駆動さ
れ、各画素が受光した各波長毎の光強度に応じた大きさ
の信号を時系列的に出力する。ラインセンサ14の出力
信号は、アンプ22で増幅され、A/D変換器23でデ
ィジタルデータに変換されて分光特性補正部24に入力
される。
析装置の作用について説明する。図1では、本実施の形
態に係るスペクトラム分析装置によってカラーCRT2
6の画面からの光のスペクトラムを分析して、カラーC
RT26のホワイトバランス調整を行う場合の例を示し
ている。カラーCRT26の画面からの光は、受光ユニ
ット10のスリット12を通過して分散プリズム13に
入射し、この分散プリズム13によって分散されて出射
し、ラインセンサ14上に投影される。ラインセンサ1
4は、駆動回路21からの駆動パルスによって駆動さ
れ、各画素が受光した各波長毎の光強度に応じた大きさ
の信号を時系列的に出力する。ラインセンサ14の出力
信号は、アンプ22で増幅され、A/D変換器23でデ
ィジタルデータに変換されて分光特性補正部24に入力
される。
【0033】ここで、例えば図3(a)に示すような分
光特性を有する光がスペクトラム分析装置に入射された
場合、ラインセンサ14の持つ分光感度特性により、ラ
インセンサ14の出力信号の分光特性は例えば図3
(b)に示すようになる。分光特性補正部24は、図3
(c)に示すように、ラインセンサ14の相対分光感度
特性31の逆数である補正係数32をA/D変換器23
の出力データに掛けて補正を行う。これにより、分光特
性補正部24による補正後の分光特性は、図3(d)に
示すように、図3(a)に示した入射光の分光特性と略
一致したものとなる。
光特性を有する光がスペクトラム分析装置に入射された
場合、ラインセンサ14の持つ分光感度特性により、ラ
インセンサ14の出力信号の分光特性は例えば図3
(b)に示すようになる。分光特性補正部24は、図3
(c)に示すように、ラインセンサ14の相対分光感度
特性31の逆数である補正係数32をA/D変換器23
の出力データに掛けて補正を行う。これにより、分光特
性補正部24による補正後の分光特性は、図3(d)に
示すように、図3(a)に示した入射光の分光特性と略
一致したものとなる。
【0034】分光特性補正部24の出力データは表示部
25に入力され、この表示部25において入射光の波長
毎の光強度が表示される。すなわち、入射光のスペクト
ラムの分析が行われる。そして、この分析結果に基づい
て、例えばカラーCRT26のホワイトバランス調整が
行われる。なお、表示部25における表示方法は、図3
(d)に示したようなグラフによって表示する方法でも
良いし、任意の波長の光強度を数値として表示する方法
でも良い。
25に入力され、この表示部25において入射光の波長
毎の光強度が表示される。すなわち、入射光のスペクト
ラムの分析が行われる。そして、この分析結果に基づい
て、例えばカラーCRT26のホワイトバランス調整が
行われる。なお、表示部25における表示方法は、図3
(d)に示したようなグラフによって表示する方法でも
良いし、任意の波長の光強度を数値として表示する方法
でも良い。
【0035】このように本実施の形態に係るスペクトラ
ム分析装置によれば、従来のカラー用CCDセンサを用
いる場合のようにクロストーク成分を除去する回路を設
けたり、各色毎にアンプを設けたりする必要がなく、分
散プリズム13と白黒用のラインセンサ14を用いた簡
単な構成で、入射光のスペクトラムを正確に分析するこ
とができる。
ム分析装置によれば、従来のカラー用CCDセンサを用
いる場合のようにクロストーク成分を除去する回路を設
けたり、各色毎にアンプを設けたりする必要がなく、分
散プリズム13と白黒用のラインセンサ14を用いた簡
単な構成で、入射光のスペクトラムを正確に分析するこ
とができる。
【0036】また、本実施の形態に係るスペクトラム分
析装置によれば、ラインセンサ14の分光感度特性や分
散プリズム13の出射光の分光特性を補正できるので、
より正確なスペクトラム分析が可能となる。また、図2
(c)に示したように、測定波長帯域内の全エネルギー
を均等に検出することができる。
析装置によれば、ラインセンサ14の分光感度特性や分
散プリズム13の出射光の分光特性を補正できるので、
より正確なスペクトラム分析が可能となる。また、図2
(c)に示したように、測定波長帯域内の全エネルギー
を均等に検出することができる。
【0037】図4は本発明の第2の実施の形態に係るス
ペクトラム分析装置における受光ユニットを示す断面図
である。本実施の形態に係るスペクトラム分析装置で
は、第1の実施の形態における受光ユニット10に代え
て、図4に示した受光ユニット40を設けている。この
受光ユニット40は、スリット14の前側に、凸レンズ
41と凹レンズ42からなる集光レンズ群43を設けた
ものである。この集光レンズ群43は、凸レンズ41で
収束された光束を凹レンズ42で平行光束に変えてスリ
ット12に入射させる。
ペクトラム分析装置における受光ユニットを示す断面図
である。本実施の形態に係るスペクトラム分析装置で
は、第1の実施の形態における受光ユニット10に代え
て、図4に示した受光ユニット40を設けている。この
受光ユニット40は、スリット14の前側に、凸レンズ
41と凹レンズ42からなる集光レンズ群43を設けた
ものである。この集光レンズ群43は、凸レンズ41で
収束された光束を凹レンズ42で平行光束に変えてスリ
ット12に入射させる。
【0038】このような構成により、本実施の形態に係
るスペクトラム分析装置では、第1の実施の形態に比べ
て測定領域が拡大され、ある程度大きい測定領域内にお
けるスペクトラムを分析するのに適したものとなる。そ
の他の構成、作用および効果は第1の実施の形態と同様
である。
るスペクトラム分析装置では、第1の実施の形態に比べ
て測定領域が拡大され、ある程度大きい測定領域内にお
けるスペクトラムを分析するのに適したものとなる。そ
の他の構成、作用および効果は第1の実施の形態と同様
である。
【0039】図5は本発明の第3の実施の形態に係るス
ペクトラム分析装置における受光ユニットを示す断面図
である。本実施の形態に係るスペクトラム分析装置で
は、第1の実施の形態における受光ユニット10に代え
て、図5に示した受光ユニット50を設けている。この
受光ユニット50は、ハウジング51と、このハウジン
グ51の前端部に設けられたスリット52と、ハウジン
グ51内においてスリット52を通過した光の光路上に
配設された分散手段としての反射型回折格子53と、ハ
ウジング51内において反射型回折格子53の出射光
(回折光)を受光する位置に配設されたラインセンサ1
4とを備えている。反射型回折格子53は、入射光を分
散して、波長に応じて上下方向の異なる方向に出射す
る。ラインセンサ14は画素の配列方向が上下方向にな
るように配置されており、このラインセンサ14上に反
射型回折格子53の出射光が投影される。
ペクトラム分析装置における受光ユニットを示す断面図
である。本実施の形態に係るスペクトラム分析装置で
は、第1の実施の形態における受光ユニット10に代え
て、図5に示した受光ユニット50を設けている。この
受光ユニット50は、ハウジング51と、このハウジン
グ51の前端部に設けられたスリット52と、ハウジン
グ51内においてスリット52を通過した光の光路上に
配設された分散手段としての反射型回折格子53と、ハ
ウジング51内において反射型回折格子53の出射光
(回折光)を受光する位置に配設されたラインセンサ1
4とを備えている。反射型回折格子53は、入射光を分
散して、波長に応じて上下方向の異なる方向に出射す
る。ラインセンサ14は画素の配列方向が上下方向にな
るように配置されており、このラインセンサ14上に反
射型回折格子53の出射光が投影される。
【0040】本実施の形態に係るスペクトラム分析装置
では、反射型回折格子53によって入射光が分散され、
第1の実施の形態と同様にラインセンサ14によって各
波長毎の光強度が検出される。その他の構成、作用およ
び効果は第1の実施の形態と同様である。
では、反射型回折格子53によって入射光が分散され、
第1の実施の形態と同様にラインセンサ14によって各
波長毎の光強度が検出される。その他の構成、作用およ
び効果は第1の実施の形態と同様である。
【0041】図6は本発明の第4の実施の形態に係るス
ペクトラム分析装置の構成を示す断面図である。本実施
の形態に係るスペクトラム分析装置は、焦点板と分析対
象の像を焦点板上に結像する第1の光学系と焦点板上に
結像された像からの光を略平行光として出射する第2の
光学系とを有する平行光生成部60と、この平行光生成
部60に接続されたスペクトラム測定ユニット70とを
備えている。
ペクトラム分析装置の構成を示す断面図である。本実施
の形態に係るスペクトラム分析装置は、焦点板と分析対
象の像を焦点板上に結像する第1の光学系と焦点板上に
結像された像からの光を略平行光として出射する第2の
光学系とを有する平行光生成部60と、この平行光生成
部60に接続されたスペクトラム測定ユニット70とを
備えている。
【0042】本実施の形態では、平行光生成部60とし
て一眼レフカメラの結像レンズ系とファインダ光学系を
利用している。この平行光生成部60は、前端部に開口
を有し、後端部に接眼部62を有するカメラ本体61
と、このカメラ本体61の前端部の開口部分の前方に接
続されたズームレンズ部63とを備えている。ズームレ
ンズ部63は、複数のレンズ群からなる結像レンズ系と
してのズームレンズ系64と、このズームレンズ系64
を構成する各レンズ群を保持すると共に、各レンズ群の
位置関係を変化させてズーミングを行うズームレンズ系
駆動ユニット65とを有している。カメラ本体61内に
は、ファインダ光学系として、ズームレンズ系64と図
示しないフィルム面との間にズームレンズ系64の光軸
に対して45°の傾きで配置された可動ミラー66と、
ズームレンズ系64を通過し可動ミラー66によって反
射される光の光路上に配置された焦点板(ピントグラ
ス)67と、この焦点板67の上方に配置されたペンタ
プリズム68と、接眼部62内に収納された接眼レンズ
系69とが設けられている。
て一眼レフカメラの結像レンズ系とファインダ光学系を
利用している。この平行光生成部60は、前端部に開口
を有し、後端部に接眼部62を有するカメラ本体61
と、このカメラ本体61の前端部の開口部分の前方に接
続されたズームレンズ部63とを備えている。ズームレ
ンズ部63は、複数のレンズ群からなる結像レンズ系と
してのズームレンズ系64と、このズームレンズ系64
を構成する各レンズ群を保持すると共に、各レンズ群の
位置関係を変化させてズーミングを行うズームレンズ系
駆動ユニット65とを有している。カメラ本体61内に
は、ファインダ光学系として、ズームレンズ系64と図
示しないフィルム面との間にズームレンズ系64の光軸
に対して45°の傾きで配置された可動ミラー66と、
ズームレンズ系64を通過し可動ミラー66によって反
射される光の光路上に配置された焦点板(ピントグラ
ス)67と、この焦点板67の上方に配置されたペンタ
プリズム68と、接眼部62内に収納された接眼レンズ
系69とが設けられている。
【0043】スペクトラム測定ユニット70は、平行光
生成部60の接眼部62に着脱自在に接続可能な接続部
72を有するハウジング71を備えている。ハウジング
71内には、接眼部62から出射される光の光路上に配
設された分散プリズム13と、この分散プリズム13の
出射光の前方に配設されたラインセンサ14と、分散プ
リズム13から出射される各波長毎の光をそれぞれライ
ンセンサ14の異なる画素上に集光するコリメータレン
ズ73とを備えている。
生成部60の接眼部62に着脱自在に接続可能な接続部
72を有するハウジング71を備えている。ハウジング
71内には、接眼部62から出射される光の光路上に配
設された分散プリズム13と、この分散プリズム13の
出射光の前方に配設されたラインセンサ14と、分散プ
リズム13から出射される各波長毎の光をそれぞれライ
ンセンサ14の異なる画素上に集光するコリメータレン
ズ73とを備えている。
【0044】ここで、まず、平行光生成部60として利
用する一眼レフカメラのファインダ光学系の作用につい
て説明する。一眼レフカメラのファインダ光学系では、
ズームレンズ系64を通過した光を可動ミラー66で上
方に反射して、ズームレンズ系64によって被写体の像
を焦点板67に結像させ、この像をペンタプリズム68
によって正像にして接眼レンズ系69を通して見るよう
になっている。ところで、接眼部62から被写体像を見
る者が眼鏡を使用しているか否かによって目と接眼レン
ズ系69との間の距離が変わるため、一眼レフカメラの
ファインダ光学系では、このような場合でも像倍率が変
化しないように設計されている。具体的には、焦点板6
7に結像された像からの光を接眼レンズ系69で平行光
にして出射するようになっている。本実施の形態では、
このような一眼レフカメラのファインダ光学系の特性を
利用して、分散プリズム13に入射させる平行光を生成
するようにしている。
用する一眼レフカメラのファインダ光学系の作用につい
て説明する。一眼レフカメラのファインダ光学系では、
ズームレンズ系64を通過した光を可動ミラー66で上
方に反射して、ズームレンズ系64によって被写体の像
を焦点板67に結像させ、この像をペンタプリズム68
によって正像にして接眼レンズ系69を通して見るよう
になっている。ところで、接眼部62から被写体像を見
る者が眼鏡を使用しているか否かによって目と接眼レン
ズ系69との間の距離が変わるため、一眼レフカメラの
ファインダ光学系では、このような場合でも像倍率が変
化しないように設計されている。具体的には、焦点板6
7に結像された像からの光を接眼レンズ系69で平行光
にして出射するようになっている。本実施の形態では、
このような一眼レフカメラのファインダ光学系の特性を
利用して、分散プリズム13に入射させる平行光を生成
するようにしている。
【0045】次に、本実施の形態に係るスペクトラム分
析装置の作用について説明する。カラーCRTの画面等
の分析対象の像は、ズームレンズ系64によって焦点板
67に結像され、この焦点板67に結像された像からの
光が接眼レンズ系69で平行光にされて接眼部62から
出射される。接眼部62から出射された光は、スペクト
ラム測定ユニット70内の分散プリズム13によって分
散される。分散された各波長毎の光は、それぞれ平行光
となって、各波長毎に異なる方向に出射される。この各
波長毎の光は、コリメータレンズ73によって、ライン
センサ14の異なる画素上に集光される。すなわち、分
析対象のスペクトラムがラインセンサ14上に投影され
る。従って、第1の実施の形態と同様にして、ラインセ
ンサ14の出力信号を用いて分析対象のスペクトラムを
分析することができる。また、ズームレンズ系駆動ユニ
ット65によって、ズームレンズ系64を構成する各レ
ンズ群の位置関係を変化させてズーミングを行うと、焦
点板67に結像される像の範囲が変化するので、分析対
象における測定範囲を変化させることができる。
析装置の作用について説明する。カラーCRTの画面等
の分析対象の像は、ズームレンズ系64によって焦点板
67に結像され、この焦点板67に結像された像からの
光が接眼レンズ系69で平行光にされて接眼部62から
出射される。接眼部62から出射された光は、スペクト
ラム測定ユニット70内の分散プリズム13によって分
散される。分散された各波長毎の光は、それぞれ平行光
となって、各波長毎に異なる方向に出射される。この各
波長毎の光は、コリメータレンズ73によって、ライン
センサ14の異なる画素上に集光される。すなわち、分
析対象のスペクトラムがラインセンサ14上に投影され
る。従って、第1の実施の形態と同様にして、ラインセ
ンサ14の出力信号を用いて分析対象のスペクトラムを
分析することができる。また、ズームレンズ系駆動ユニ
ット65によって、ズームレンズ系64を構成する各レ
ンズ群の位置関係を変化させてズーミングを行うと、焦
点板67に結像される像の範囲が変化するので、分析対
象における測定範囲を変化させることができる。
【0046】このように本実施の形態に係るスペクトラ
ム分析装置によれば、スリットを用いずに、一眼レフカ
メラのズームレンズ系64およびファインダ光学系を用
いて平行光を生成するようにしたので、スリットを用い
て平行光を生成する場合に比べて分散プリズム13に入
射する光の光量を大きくすることができ、その結果、ス
ペクトラムの輝度が大きくなり、分析精度を向上させる
ことができる。また、ズームレンズ系64によってズー
ミングを行うことによって、分析対象とスペクトラム分
析装置との位置関係を一定としたままで測定範囲を容易
に変更することができる。
ム分析装置によれば、スリットを用いずに、一眼レフカ
メラのズームレンズ系64およびファインダ光学系を用
いて平行光を生成するようにしたので、スリットを用い
て平行光を生成する場合に比べて分散プリズム13に入
射する光の光量を大きくすることができ、その結果、ス
ペクトラムの輝度が大きくなり、分析精度を向上させる
ことができる。また、ズームレンズ系64によってズー
ミングを行うことによって、分析対象とスペクトラム分
析装置との位置関係を一定としたままで測定範囲を容易
に変更することができる。
【0047】なお、本実施の形態では、平行光生成部6
0として一眼レフカメラのズームレンズ系64およびフ
ァインダ光学系を利用したが、これらと同様の作用をな
す光学系を別途構成して、平行光生成部としても良い。
また、分散手段としては、第3の実施の形態のように反
射型回折格子を用いても良い。その他の構成、作用およ
び効果は、第1の実施の形態と同様である。
0として一眼レフカメラのズームレンズ系64およびフ
ァインダ光学系を利用したが、これらと同様の作用をな
す光学系を別途構成して、平行光生成部としても良い。
また、分散手段としては、第3の実施の形態のように反
射型回折格子を用いても良い。その他の構成、作用およ
び効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0048】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れず、例えば、分散手段として透過型回折格子を設け、
この透過型回折格子の出射光を受光する位置にラインセ
ンサ14を配置しても良い。また、固体撮像素子として
はMOS型を用いても良い。
れず、例えば、分散手段として透過型回折格子を設け、
この透過型回折格子の出射光を受光する位置にラインセ
ンサ14を配置しても良い。また、固体撮像素子として
はMOS型を用いても良い。
【0049】また、第2ないし第4の実施の形態におい
ても、分光特性補正部24において、分散プリズム13
や反射型回折格子53の出射光の分光特性とラインセン
サ14の分光感度特性とを含めて補正するようにしても
良い。
ても、分光特性補正部24において、分散プリズム13
や反射型回折格子53の出射光の分光特性とラインセン
サ14の分光感度特性とを含めて補正するようにしても
良い。
【0050】また、本発明のスペクトラム分析装置は、
カラーCRTのホワイトバランス調整のためにカラーC
RTの画面からの光のスペクトラムを分析する場合に限
らず、任意の物体のスペクトラムを分析する場合にも用
いることができる。
カラーCRTのホワイトバランス調整のためにカラーC
RTの画面からの光のスペクトラムを分析する場合に限
らず、任意の物体のスペクトラムを分析する場合にも用
いることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載のスペ
クトラム分析装置によれば、分散手段によって入射光を
分散して波長に応じて異なる方向に出射し、この出射光
を受光する白黒用固体撮像素子によって各波長毎の光強
度を検出するようにしたので、簡単な構成で、測定波長
帯域内の全エネルギーを均等に検出でき、入射光のスペ
クトラムを正確に分析することができるという効果があ
る。
クトラム分析装置によれば、分散手段によって入射光を
分散して波長に応じて異なる方向に出射し、この出射光
を受光する白黒用固体撮像素子によって各波長毎の光強
度を検出するようにしたので、簡単な構成で、測定波長
帯域内の全エネルギーを均等に検出でき、入射光のスペ
クトラムを正確に分析することができるという効果があ
る。
【0052】請求項2記載のスペクトラム分析装置によ
れば、白黒用固体撮像素子の分光感度特性を補正するよ
うにしたので、また、請求項3記載のスペクトラム分析
装置によれば、分散手段の出射光の分光特性および白黒
用固体撮像素子の分光感度特性を補正するようにしたの
で、それぞれ、請求項1記載のスペクトラム分析装置の
効果に加え、より正確なスペクトラム分析が可能となる
という効果がある。
れば、白黒用固体撮像素子の分光感度特性を補正するよ
うにしたので、また、請求項3記載のスペクトラム分析
装置によれば、分散手段の出射光の分光特性および白黒
用固体撮像素子の分光感度特性を補正するようにしたの
で、それぞれ、請求項1記載のスペクトラム分析装置の
効果に加え、より正確なスペクトラム分析が可能となる
という効果がある。
【0053】請求項4記載のスペクトラム分析装置によ
れば、焦点板と分析対象の像を焦点板上に結像する第1
の光学系と焦点板上に結像された像からの光を略平行光
として出射する第2の光学系とを有する平行光生成手段
によって、分散手段に入射させる平行光を生成するよう
にしたので、請求項1記載のスペクトラム分析装置の効
果に加え、分散する光の光量を大きくすることができる
という効果がある。
れば、焦点板と分析対象の像を焦点板上に結像する第1
の光学系と焦点板上に結像された像からの光を略平行光
として出射する第2の光学系とを有する平行光生成手段
によって、分散手段に入射させる平行光を生成するよう
にしたので、請求項1記載のスペクトラム分析装置の効
果に加え、分散する光の光量を大きくすることができる
という効果がある。
【0054】請求項5記載のスペクトラム分析装置によ
れば、第1の光学系をズームレンズ系としたので、請求
項4記載のスペクトラム分析装置の効果に加え、ズーム
レンズ系によって、焦点板上に結像される像の範囲を変
えることができ、分析対象とスペクトラム分析装置との
位置関係を一定としたままで測定範囲を容易に変更する
ことができるという効果がある。
れば、第1の光学系をズームレンズ系としたので、請求
項4記載のスペクトラム分析装置の効果に加え、ズーム
レンズ系によって、焦点板上に結像される像の範囲を変
えることができ、分析対象とスペクトラム分析装置との
位置関係を一定としたままで測定範囲を容易に変更する
ことができるという効果がある。
【0055】請求項6記載のスペクトラム分析装置によ
れば、平行光生成手段として一眼レフカメラの結像レン
ズ系およびファインダを用いたので、請求項4記載のス
ペクトラム分析装置の効果に加え、既存の一眼レフカメ
ラを利用して容易に平行光を生成することができるとい
う効果がある。
れば、平行光生成手段として一眼レフカメラの結像レン
ズ系およびファインダを用いたので、請求項4記載のス
ペクトラム分析装置の効果に加え、既存の一眼レフカメ
ラを利用して容易に平行光を生成することができるとい
う効果がある。
【0056】請求項7記載のスペクトラム分析装置によ
れば、結像レンズ系をズームレンズ系としたので、請求
項6記載のスペクトラム分析装置の効果に加え、ズーム
レンズ系によって、焦点板上に結像される像の範囲を変
えることができ、分析対象とスペクトラム分析装置との
位置関係を一定としたままで測定範囲を容易に変更する
ことができるという効果がある。
れば、結像レンズ系をズームレンズ系としたので、請求
項6記載のスペクトラム分析装置の効果に加え、ズーム
レンズ系によって、焦点板上に結像される像の範囲を変
えることができ、分析対象とスペクトラム分析装置との
位置関係を一定としたままで測定範囲を容易に変更する
ことができるという効果がある。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るスペクトラム
分析装置の構成を示す説明図である。
分析装置の構成を示す説明図である。
【図2】図1の分光特性補正部における補正方法につい
て説明するための特性図である。
て説明するための特性図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るスペクトラム
分析装置の作用を説明するための特性図である。
分析装置の作用を説明するための特性図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るスペクトラム
分析装置における受光ユニットの断面図である。
分析装置における受光ユニットの断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るスペクトラム
分析装置における受光ユニットの断面図である。
分析装置における受光ユニットの断面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係るスペクトラム
分析装置の構成を示す断面図である。
分析装置の構成を示す断面図である。
【図7】従来のカラー用CCDセンサの各色毎の相対分
光感度特性および合成分光感度特性を示す特性図であ
る。
光感度特性および合成分光感度特性を示す特性図であ
る。
【図8】従来の分光器の構成を示す断面図である。
10 受光ユニット 12 スリット 13 分散プリズム 14 白黒用CCDラインセンサ 24 分光特性補正部 25 表示部
Claims (7)
- 【請求項1】 入射光を分散して波長に応じて異なる方
向に出射する分散手段と、 この分散手段によって分散された互いに異なる波長の光
を受光する複数の画素を有し、各画素が受光する各波長
毎の光強度を検出する白黒用固体撮像素子とを備えたこ
とを特徴とするスペクトラム分析装置。 - 【請求項2】 前記白黒用固体撮像素子の分光感度特性
を補正する補正手段を更に備えたことを特徴とする請求
項1記載のスペクトラム分析装置。 - 【請求項3】 前記分散手段の出射光の分光特性および
前記白黒用固体撮像素子の分光感度特性を補正する補正
手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載のスペ
クトラム分析装置。 - 【請求項4】 焦点板と分析対象の像を前記焦点板上に
結像する第1の光学系と前記焦点板上に結像された像か
らの光を略平行光として出射する第2の光学系とを有す
る平行光生成手段と、 この平行光生成手段から出射される光を分散して波長に
応じて異なる方向に出射する分散手段と、 この分散手段によって分散された互いに異なる波長の光
を受光する複数の画素を有し、各画素が受光する各波長
毎の光強度を検出する白黒用固体撮像素子とを備えたこ
とを特徴とするスペクトラム分析装置。 - 【請求項5】 前記第1の光学系はズームレンズ系であ
ることを特徴とする請求項4記載のスペクトラム分析装
置。 - 【請求項6】 前記第1の光学系として一眼レフカメラ
の結像レンズ系を用い、前記焦点板として一眼レフカメ
ラのファインダの焦点板を用い、前記第2の光学系とし
て一眼レフカメラのファインダの接眼レンズ系を用いた
ことを特徴とする請求項4記載のスペクトラム分析装
置。 - 【請求項7】 前記結像レンズ系はズームレンズ系であ
ることを特徴とする請求項6記載のスペクトラム分析装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30637195A JPH0915047A (ja) | 1995-04-25 | 1995-11-01 | スペクトラム分析装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-122939 | 1995-04-25 | ||
| JP12293995 | 1995-04-25 | ||
| JP30637195A JPH0915047A (ja) | 1995-04-25 | 1995-11-01 | スペクトラム分析装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0915047A true JPH0915047A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=26459976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30637195A Pending JPH0915047A (ja) | 1995-04-25 | 1995-11-01 | スペクトラム分析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0915047A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010210491A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Anritsu Corp | 光ヘテロダインスペクトラムアナライザ |
-
1995
- 1995-11-01 JP JP30637195A patent/JPH0915047A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010210491A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Anritsu Corp | 光ヘテロダインスペクトラムアナライザ |
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