JPH09150488A - 積層フィルム - Google Patents
積層フィルムInfo
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- JPH09150488A JPH09150488A JP7310435A JP31043595A JPH09150488A JP H09150488 A JPH09150488 A JP H09150488A JP 7310435 A JP7310435 A JP 7310435A JP 31043595 A JP31043595 A JP 31043595A JP H09150488 A JPH09150488 A JP H09150488A
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- JP
- Japan
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- propylene
- film
- mol
- random copolymer
- ethylene
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】可剥性、ヒートシール性、滑り性、開封性に優
れたヒートシールフィルムを開発すること。 【解決手段】基材フィルムの少なくとも一方の表面に、 A)a)プロピレン単独重合体成分、またはプロピレン
に基づく単量体単位を90モル%より多く含むプロピレ
ン系ランダム共重合体成分1〜70重量%、 b)エチレンに基づく単量体単位を10〜40モル%、
プロピレンに基づく単量体単位を90〜60モル%含む
プロピレン−エチレンランダム共重合体成分30〜99
重量%よりなり、重量平均分子量(Mw)/数平均分子
量(Mn)が1〜4であるプロピレン系ブロック共重合
体よりなる中間層が積層されてなり、さらに、該中間層
の表面に、 B)密度が0.91〜0.95であるポリエチレン、及
び/またはプロピレンに基づく単量体単位を88〜99
モル%含むプロピレン系ランダム共重合体からなる外表
面層が積層されてなる積層フィルム。
れたヒートシールフィルムを開発すること。 【解決手段】基材フィルムの少なくとも一方の表面に、 A)a)プロピレン単独重合体成分、またはプロピレン
に基づく単量体単位を90モル%より多く含むプロピレ
ン系ランダム共重合体成分1〜70重量%、 b)エチレンに基づく単量体単位を10〜40モル%、
プロピレンに基づく単量体単位を90〜60モル%含む
プロピレン−エチレンランダム共重合体成分30〜99
重量%よりなり、重量平均分子量(Mw)/数平均分子
量(Mn)が1〜4であるプロピレン系ブロック共重合
体よりなる中間層が積層されてなり、さらに、該中間層
の表面に、 B)密度が0.91〜0.95であるポリエチレン、及
び/またはプロピレンに基づく単量体単位を88〜99
モル%含むプロピレン系ランダム共重合体からなる外表
面層が積層されてなる積層フィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層フィルム、詳
しくはヒートシールフィルムとして好適な積層フィルム
に関する。
しくはヒートシールフィルムとして好適な積層フィルム
に関する。
【0002】
【従来の技術】物品をフィルムで包装して密封する際、
フィルムの包装片同士をヒートシールすることが行われ
ている。その際、フィルムとして、ポリプロピレン、ポ
リエチレンのようなポリオレフィン系の熱可塑性樹脂か
らなるヒートシール層を基材フィルムの表面に積層した
ものを使用することが知られている。
フィルムの包装片同士をヒートシールすることが行われ
ている。その際、フィルムとして、ポリプロピレン、ポ
リエチレンのようなポリオレフィン系の熱可塑性樹脂か
らなるヒートシール層を基材フィルムの表面に積層した
ものを使用することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうしたヒ
ートシールによる包装では、かかるヒートシールされた
包装片同士の結合部が、包装体の開封時に手で容易に開
封できる程度の適度な強度を有することが要求される。
ートシールによる包装では、かかるヒートシールされた
包装片同士の結合部が、包装体の開封時に手で容易に開
封できる程度の適度な強度を有することが要求される。
【0004】また、この包装体の開封時に該結合部が良
好な可剥性を有することが要求される。即ち、前記ポリ
オレフィン系の熱可塑性樹脂からなるヒートシール層を
有する積層フィルムでは、通常、この結合部を引き剥そ
うとすると、糸引きや毛羽立ちが生じ易いのと同時に、
溶着する包装片同士の界面やヒートシール層の内部でス
ムーズな剥離が生じず、結合部は元の包装片同士に再び
分離することなく、該結合部の途中で包装片のいずれか
一方の厚み方向に基材フィルム層が引き裂かれてしま
う。こうした現象は、開封時の物品に対する外観不良に
つながり、その物品の商品価値を低下させる。また、こ
の引き裂かれ部分が起点となって、開封の途中で、フィ
ルムが大きく破断し、内容物が落下する等の危険性もあ
った。
好な可剥性を有することが要求される。即ち、前記ポリ
オレフィン系の熱可塑性樹脂からなるヒートシール層を
有する積層フィルムでは、通常、この結合部を引き剥そ
うとすると、糸引きや毛羽立ちが生じ易いのと同時に、
溶着する包装片同士の界面やヒートシール層の内部でス
ムーズな剥離が生じず、結合部は元の包装片同士に再び
分離することなく、該結合部の途中で包装片のいずれか
一方の厚み方向に基材フィルム層が引き裂かれてしま
う。こうした現象は、開封時の物品に対する外観不良に
つながり、その物品の商品価値を低下させる。また、こ
の引き裂かれ部分が起点となって、開封の途中で、フィ
ルムが大きく破断し、内容物が落下する等の危険性もあ
った。
【0005】こうしたことから、上記欠点を解消し、可
剥性、ヒートシール性、開封性に優れたヒートシールフ
ィルムを開発することが望まれていた。
剥性、ヒートシール性、開封性に優れたヒートシールフ
ィルムを開発することが望まれていた。
【0006】以上の背景にあって本発明者らは、上記課
題を解決するために特定の組成のブロック共重合体、即
ち、a)プロピレン単独重合体成分、またはプロピレン
に基づく単量体単位を90モル%より多く含むプロピレ
ン系ランダム共重合体成分1〜70重量%、 b)エチレンに基づく単量体単位を10〜40モル%、
プロピレンに基づく単量体単位を90〜60モル%含む
プロピレン−エチレンランダム共重合体成分30〜99
重量%よりなり、重量平均分子量(Mw)/数平均分子
量(Mn)が1〜4であるプロピレン系ブロック共重合
体よりなる樹脂層が、少なくとも一方のフィルム表面に
積層されてなる積層ヒートシールフィルムを提案した
(特願平7−52983号)。
題を解決するために特定の組成のブロック共重合体、即
ち、a)プロピレン単独重合体成分、またはプロピレン
に基づく単量体単位を90モル%より多く含むプロピレ
ン系ランダム共重合体成分1〜70重量%、 b)エチレンに基づく単量体単位を10〜40モル%、
プロピレンに基づく単量体単位を90〜60モル%含む
プロピレン−エチレンランダム共重合体成分30〜99
重量%よりなり、重量平均分子量(Mw)/数平均分子
量(Mn)が1〜4であるプロピレン系ブロック共重合
体よりなる樹脂層が、少なくとも一方のフィルム表面に
積層されてなる積層ヒートシールフィルムを提案した
(特願平7−52983号)。
【0007】この積層ヒートシールフィルムは、可剥
性、ヒートシール性に優れる他、ヒートシール後熱融着
された結合部を引き剥す際に、両フィルムがその界面や
表面層部分で良好に剥離する、極めて優れた包装フィル
ムである。
性、ヒートシール性に優れる他、ヒートシール後熱融着
された結合部を引き剥す際に、両フィルムがその界面や
表面層部分で良好に剥離する、極めて優れた包装フィル
ムである。
【0008】ところが、自動包装等の機械走行性を勘案
すると、フィルムの滑り性に多少の改良の余地があっ
た。この問題を解決するために、プロピレン系ブロック
共重合体中にアンチブロッキング剤や滑剤等を比較的多
量に添加すると、滑り性は向上するものの、例えば、基
材層のフィルムが透明性の良好なものである場合におい
て積層ヒートシールフィルムの透明性が低下する等の弊
害が生じてくる。
すると、フィルムの滑り性に多少の改良の余地があっ
た。この問題を解決するために、プロピレン系ブロック
共重合体中にアンチブロッキング剤や滑剤等を比較的多
量に添加すると、滑り性は向上するものの、例えば、基
材層のフィルムが透明性の良好なものである場合におい
て積層ヒートシールフィルムの透明性が低下する等の弊
害が生じてくる。
【0009】以上の背景にあって本発明は、良好な滑り
性を有し、可剥性、ヒートシール性、に優れた積層フィ
ルムを提供することを目的とする。
性を有し、可剥性、ヒートシール性、に優れた積層フィ
ルムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねてきた。その結果、特定
の組成のブロック共重合体からなる中間層とポリエチレ
ン、及び/または特定の組成のプロピレン系ランダム共
重合体からなる外表面層とを使用することで上記課題が
解決できることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
題を解決すべく鋭意研究を重ねてきた。その結果、特定
の組成のブロック共重合体からなる中間層とポリエチレ
ン、及び/または特定の組成のプロピレン系ランダム共
重合体からなる外表面層とを使用することで上記課題が
解決できることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0011】即ち、本発明は、基材フィルムの少なくと
も一方の表面に、 A)a)プロピレン単独重合体成分、またはプロピレン
に基づく単量体単位を90モル%より多く含むプロピレ
ン系ランダム共重合体成分1〜70重量%、 b)エチレンに基づく単量体単位を10〜40モル%、
プロピレンに基づく単量体単位を90〜60モル%含む
プロピレン−エチレンランダム共重合体成分30〜99
重量%よりなり、重量平均分子量(Mw)/数平均分子
量(Mn)が1〜4であるプロピレン系ブロック共重合
体よりなる中間層が積層されてなり、さらに、該中間層
の表面に、 B)密度が0.91〜0.95であるポリエチレン、及
び/またはプロピレンに基づく単量体単位を88〜99
モル%含むプロピレン系ランダム共重合体からなる外表
面層が積層されてなる積層フィルムである。
も一方の表面に、 A)a)プロピレン単独重合体成分、またはプロピレン
に基づく単量体単位を90モル%より多く含むプロピレ
ン系ランダム共重合体成分1〜70重量%、 b)エチレンに基づく単量体単位を10〜40モル%、
プロピレンに基づく単量体単位を90〜60モル%含む
プロピレン−エチレンランダム共重合体成分30〜99
重量%よりなり、重量平均分子量(Mw)/数平均分子
量(Mn)が1〜4であるプロピレン系ブロック共重合
体よりなる中間層が積層されてなり、さらに、該中間層
の表面に、 B)密度が0.91〜0.95であるポリエチレン、及
び/またはプロピレンに基づく単量体単位を88〜99
モル%含むプロピレン系ランダム共重合体からなる外表
面層が積層されてなる積層フィルムである。
【0012】本発明で中間層に使用するプロピレン系ブ
ロック共重合体は、a)プロピレン単独重合体成分、ま
たはプロピレンに基づく単量体単位を90モル%より多
く含むプロピレン系ランダム共重合体成分と、b)エチ
レンに基づく単量体単位を10〜40モル%、プロピレ
ンに基づく単量体単位を90〜60モル%含むプロピレ
ン−エチレンランダム共重合体成分とを含んでいる。こ
こで、上記a)プロピレン単独重合体成分、またはプロ
ピレン系ランダム共重合体成分とb)プロピレン−エチ
レンランダム共重合体成分の成分割合は、前者が1〜7
0重量%好適には3〜60重量%、後者が30〜99重
量%好適には40〜97重量%である。このa)プロピ
レン単独重合体成分、またはプロピレン系ランダム共重
合体成分が1重量%よりも少ないと、得られるヒートシ
ールフィルムの機械的強度が低下し、また、70重量%
を越えると、得られるヒートシールフィルムの可剥性、
ヒートシール性、透明性が低下するために好ましくな
い。
ロック共重合体は、a)プロピレン単独重合体成分、ま
たはプロピレンに基づく単量体単位を90モル%より多
く含むプロピレン系ランダム共重合体成分と、b)エチ
レンに基づく単量体単位を10〜40モル%、プロピレ
ンに基づく単量体単位を90〜60モル%含むプロピレ
ン−エチレンランダム共重合体成分とを含んでいる。こ
こで、上記a)プロピレン単独重合体成分、またはプロ
ピレン系ランダム共重合体成分とb)プロピレン−エチ
レンランダム共重合体成分の成分割合は、前者が1〜7
0重量%好適には3〜60重量%、後者が30〜99重
量%好適には40〜97重量%である。このa)プロピ
レン単独重合体成分、またはプロピレン系ランダム共重
合体成分が1重量%よりも少ないと、得られるヒートシ
ールフィルムの機械的強度が低下し、また、70重量%
を越えると、得られるヒートシールフィルムの可剥性、
ヒートシール性、透明性が低下するために好ましくな
い。
【0013】a)のプロピレン系ランダム共重合体成分
における、プロピレンに基づく単量体単位以外の単量体
単位としては、プロピレンと共重合可能な他の公知の単
量体に基づく単位が制限なく採用できる。好適には、エ
チレンおよび炭素数が4〜12のα−オレフィンに基づ
く単量体単位が挙げられ、これらは1種または2種以上
を組み合わせて採用しても良い。特に、エチレンおよび
炭素数4〜8のα−オレフィンに基づく単量体単位が好
ましい。このプロピレンに基づく単量体単位以外の単量
体単位の含有割合は、10モル%未満であることが必要
である。該含有割合が10モル%以上であり、プロピレ
ンに基づく単量体単位の含有割合が90モル%以下の場
合、得られるフィルムの粘着性が強くなり、取扱いが困
難になる。また、かかるプロピレンに基づく単量体単位
以外の単量体単位の含有割合は、好ましくは2モル%以
上であるのが良好である。
における、プロピレンに基づく単量体単位以外の単量体
単位としては、プロピレンと共重合可能な他の公知の単
量体に基づく単位が制限なく採用できる。好適には、エ
チレンおよび炭素数が4〜12のα−オレフィンに基づ
く単量体単位が挙げられ、これらは1種または2種以上
を組み合わせて採用しても良い。特に、エチレンおよび
炭素数4〜8のα−オレフィンに基づく単量体単位が好
ましい。このプロピレンに基づく単量体単位以外の単量
体単位の含有割合は、10モル%未満であることが必要
である。該含有割合が10モル%以上であり、プロピレ
ンに基づく単量体単位の含有割合が90モル%以下の場
合、得られるフィルムの粘着性が強くなり、取扱いが困
難になる。また、かかるプロピレンに基づく単量体単位
以外の単量体単位の含有割合は、好ましくは2モル%以
上であるのが良好である。
【0014】b)のプロピレン−エチレンランダム共重
合体成分において、エチレンに基づく単量体単位及びプ
ロピレンに基づく単量体単位のそれぞれの含有割合は、
エチレンに基づく単量体単位10〜40モル%、好まし
くは15〜35モル%であり、プロピレンに基づく単量
体単位90〜60モル%、好ましくは85〜65モル%
である。エチレンに基づく単量体単位の含有割合が10
モル%未満であり、プロピレンに基づく単量体単位の含
有割合が90モル%を越える場合、得られるヒートシー
ルフィルムの可剥性が充分でなくなり好ましくない。一
方、エチレンに基づく単量体単位の含有割合が40モル
%を越え、プロピレンに基づく単量体単位の含有割合が
60モル%未満である場合、得られるヒートシールフィ
ルムの粘着性が強くなり、取扱いが困難になるため好ま
しくない。
合体成分において、エチレンに基づく単量体単位及びプ
ロピレンに基づく単量体単位のそれぞれの含有割合は、
エチレンに基づく単量体単位10〜40モル%、好まし
くは15〜35モル%であり、プロピレンに基づく単量
体単位90〜60モル%、好ましくは85〜65モル%
である。エチレンに基づく単量体単位の含有割合が10
モル%未満であり、プロピレンに基づく単量体単位の含
有割合が90モル%を越える場合、得られるヒートシー
ルフィルムの可剥性が充分でなくなり好ましくない。一
方、エチレンに基づく単量体単位の含有割合が40モル
%を越え、プロピレンに基づく単量体単位の含有割合が
60モル%未満である場合、得られるヒートシールフィ
ルムの粘着性が強くなり、取扱いが困難になるため好ま
しくない。
【0015】なお、このプロピレン−エチレンランダム
共重合体成分には、本発明に関するプロピレン系ブロッ
ク共重合体の物性を阻害しない限り、他のα−オレフィ
ンが少量、例えば5モル%以下の範囲で共重合されて含
まれていてもよい。他のα−オレフィンとしては、特に
制限されないが、炭素数が4〜12のα−オレフィンの
1種または2種以上が挙げられ、炭素数4〜8のα−オ
レフィンが好ましい。
共重合体成分には、本発明に関するプロピレン系ブロッ
ク共重合体の物性を阻害しない限り、他のα−オレフィ
ンが少量、例えば5モル%以下の範囲で共重合されて含
まれていてもよい。他のα−オレフィンとしては、特に
制限されないが、炭素数が4〜12のα−オレフィンの
1種または2種以上が挙げられ、炭素数4〜8のα−オ
レフィンが好ましい。
【0016】また、本発明のプロピレン系ブロック共重
合体は、上記a)プロピレン単独重合体成分、またはプ
ロピレン系ランダム共重合体成分及びb)プロピレン−
エチレンランダム共重合体成分の他に、好ましくは10
重量%以下の範囲で、他のα−オレフィンの重合体成分
が含有されていても良い。このα−オレフィンとして
は、前記したものが制限なく使用される。好適には、ポ
リブテン成分が良好である。
合体は、上記a)プロピレン単独重合体成分、またはプ
ロピレン系ランダム共重合体成分及びb)プロピレン−
エチレンランダム共重合体成分の他に、好ましくは10
重量%以下の範囲で、他のα−オレフィンの重合体成分
が含有されていても良い。このα−オレフィンとして
は、前記したものが制限なく使用される。好適には、ポ
リブテン成分が良好である。
【0017】本発明で使用するプロピレン系ブロック共
重合体は、通常、a)プロピレン単独重合体成分、また
はプロピレン系ランダム共重合体成分及びb)プロピレ
ン−エチレンランダム共重合体成分が一分子鎖中に配列
したいわゆるブロック共重合体の分子鎖と、a)プロピ
レン単独重合体成分、またはプロピレン系ランダム共重
合体成分及びb)プロピレン−エチレンランダム共重合
体成分のそれぞれ単独よりなる分子鎖とが機械的な混合
では達成できない程度にミクロに混合しているものと考
えられる。
重合体は、通常、a)プロピレン単独重合体成分、また
はプロピレン系ランダム共重合体成分及びb)プロピレ
ン−エチレンランダム共重合体成分が一分子鎖中に配列
したいわゆるブロック共重合体の分子鎖と、a)プロピ
レン単独重合体成分、またはプロピレン系ランダム共重
合体成分及びb)プロピレン−エチレンランダム共重合
体成分のそれぞれ単独よりなる分子鎖とが機械的な混合
では達成できない程度にミクロに混合しているものと考
えられる。
【0018】本発明において、上記のプロピレン系ブロ
ック共重合体は、分子量分布が特定の値に狭くなってい
ることが必要である。具体的には、ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー(以下「GPC」と略す)で測定
した重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)が
1〜4、好適には1.2〜3.5、さらに好適には1.
5〜3の範囲にある。この範囲において、得られるヒー
トシールフィルムは、可剥性に優れたものとなり、ま
た、フィルムのべたつき等がない性状の好ましいものと
なる。
ック共重合体は、分子量分布が特定の値に狭くなってい
ることが必要である。具体的には、ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー(以下「GPC」と略す)で測定
した重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)が
1〜4、好適には1.2〜3.5、さらに好適には1.
5〜3の範囲にある。この範囲において、得られるヒー
トシールフィルムは、可剥性に優れたものとなり、ま
た、フィルムのべたつき等がない性状の好ましいものと
なる。
【0019】さらに、このプロピレン系ブロック共重合
体は、通常、重量平均分子量(Mw)が10万以上、よ
り一般的には15万以上のものを用いるのが一般的であ
る。メルトフローレート(以下MFRと略す)は、製膜
性を勘案すると、0.1〜20g/10分、好ましくは
0.5〜15g/10分が好適である。また、示差走査
熱分析(DSC)における主ピークは、ヒートシール開
始温度やフィルム成形時のロールへの貼り付き性を勘案
すると120〜160℃、好ましくは125〜155℃
の範囲にあることが良好である。
体は、通常、重量平均分子量(Mw)が10万以上、よ
り一般的には15万以上のものを用いるのが一般的であ
る。メルトフローレート(以下MFRと略す)は、製膜
性を勘案すると、0.1〜20g/10分、好ましくは
0.5〜15g/10分が好適である。また、示差走査
熱分析(DSC)における主ピークは、ヒートシール開
始温度やフィルム成形時のロールへの貼り付き性を勘案
すると120〜160℃、好ましくは125〜155℃
の範囲にあることが良好である。
【0020】本発明において、こうしたプロピレン系ブ
ロック共重合体は、上記性状を有するものであれば、公
知の如何なる方法によって重合したものを用いても良
い。また、重合したプロピレン系ブロック共重合体を有
機過酸化物で分解させて得たものであっても良い。
ロック共重合体は、上記性状を有するものであれば、公
知の如何なる方法によって重合したものを用いても良
い。また、重合したプロピレン系ブロック共重合体を有
機過酸化物で分解させて得たものであっても良い。
【0021】なお、このプロピレン系ブロック共重合体
は、さらに必要に応じて帯電防止剤、防曇剤、アンチブ
ロッキング剤、酸化防止剤、光安定剤、結晶核剤、滑剤
等の公知の添加材を配合させて用いても良い。また、本
発明に関する物性を阻害しない程度、他の樹脂を混合す
ることができる。混合する樹脂としては特に制限されな
いが、例えばプロピレン、エチレン、ブテン等のオレフ
ィンの単独重合体または共重合体、或いはこれらの2種
以上の混合物が好適である。添加量は特に制限されない
が、50重量%以下、さらには40重量%以下が好まし
い。
は、さらに必要に応じて帯電防止剤、防曇剤、アンチブ
ロッキング剤、酸化防止剤、光安定剤、結晶核剤、滑剤
等の公知の添加材を配合させて用いても良い。また、本
発明に関する物性を阻害しない程度、他の樹脂を混合す
ることができる。混合する樹脂としては特に制限されな
いが、例えばプロピレン、エチレン、ブテン等のオレフ
ィンの単独重合体または共重合体、或いはこれらの2種
以上の混合物が好適である。添加量は特に制限されない
が、50重量%以下、さらには40重量%以下が好まし
い。
【0022】次に、本発明の積層ヒートシールフィルム
において、以上のプロピレン系ブロック共重合体よりな
る中間層が、少なくとも一方の表面に積層される基材フ
ィルムは、如何なるものであっても良いが、成形性を勘
案すると、DSCにおける主ピークが120〜250
℃、さらに好適には130〜170℃の樹脂フィルムか
らなるのが好ましい。一般にはポリオレフィンからなる
樹脂フィルムであるのが好適であり、具体的には、エチ
レン、プロピレン、ブテン、メチルペンテン等のオレフ
ィンの単独重合体、または共重合体が挙げられ、これら
の中で透明性を勘案すればポリプロピレンからなるフィ
ルムが特に好適である。これらの基材フィルムとして使
用されうる樹脂は、単独で使用してもよく、2種以上を
混合して使用してもよい。
において、以上のプロピレン系ブロック共重合体よりな
る中間層が、少なくとも一方の表面に積層される基材フ
ィルムは、如何なるものであっても良いが、成形性を勘
案すると、DSCにおける主ピークが120〜250
℃、さらに好適には130〜170℃の樹脂フィルムか
らなるのが好ましい。一般にはポリオレフィンからなる
樹脂フィルムであるのが好適であり、具体的には、エチ
レン、プロピレン、ブテン、メチルペンテン等のオレフ
ィンの単独重合体、または共重合体が挙げられ、これら
の中で透明性を勘案すればポリプロピレンからなるフィ
ルムが特に好適である。これらの基材フィルムとして使
用されうる樹脂は、単独で使用してもよく、2種以上を
混合して使用してもよい。
【0023】基材フィルムに用いるポリプロピレンとし
ては、プロピレンの単独重合体、プロピレンの90モル
%以上とプロピレン以外のα−オレフィン、例えば、エ
チレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1
−ヘプテン、4−メチル−1−ペンテン等の1種以上の
10モル%以下とのランダム共重合体、またはブロック
共重合体を一般に使用することができる。MFRは、製
膜性を勘案すれば0.5〜15g/10分の範囲である
ことが好適である。
ては、プロピレンの単独重合体、プロピレンの90モル
%以上とプロピレン以外のα−オレフィン、例えば、エ
チレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1
−ヘプテン、4−メチル−1−ペンテン等の1種以上の
10モル%以下とのランダム共重合体、またはブロック
共重合体を一般に使用することができる。MFRは、製
膜性を勘案すれば0.5〜15g/10分の範囲である
ことが好適である。
【0024】こうした基材フィルムに使用する樹脂に
は、必要に応じて帯電防止剤、防曇剤、アンチブロッキ
ング剤、酸化防止剤、光安定剤、結晶核剤、滑剤等の公
知の添加剤を配合させても良い。
は、必要に応じて帯電防止剤、防曇剤、アンチブロッキ
ング剤、酸化防止剤、光安定剤、結晶核剤、滑剤等の公
知の添加剤を配合させても良い。
【0025】本発明では、以上の積層フィルムにおい
て、前記したプロピレン系ブロック共重合体よりなる中
間層の表面に、さらに密度が0.91〜0.95である
ポリエチレン、及び/またはプロピレンに基づく単量体
単位を88〜99モル%含むプロピレン系ランダム共重
合体からなる外表面層が積層されている。それにより本
発明の積層フィルムは、フィルムの滑り性についても良
好なものとなる。
て、前記したプロピレン系ブロック共重合体よりなる中
間層の表面に、さらに密度が0.91〜0.95である
ポリエチレン、及び/またはプロピレンに基づく単量体
単位を88〜99モル%含むプロピレン系ランダム共重
合体からなる外表面層が積層されている。それにより本
発明の積層フィルムは、フィルムの滑り性についても良
好なものとなる。
【0026】ここで、ポリエチレンとしては、フィルム
の滑り性、ヒートシール性、透明性等を勘案すると、密
度が0.91〜0.95であることが必要であり、さら
には0.915〜0.940であることがより好まし
い。また製膜性等を勘案すると、190℃におけるメル
トフローレート(MFR)が、0.1〜20g/10分
であることが好ましく、さらには0.5〜15g/10
分であることがより好ましい。
の滑り性、ヒートシール性、透明性等を勘案すると、密
度が0.91〜0.95であることが必要であり、さら
には0.915〜0.940であることがより好まし
い。また製膜性等を勘案すると、190℃におけるメル
トフローレート(MFR)が、0.1〜20g/10分
であることが好ましく、さらには0.5〜15g/10
分であることがより好ましい。
【0027】こうしたポリエチレンを具体的に例示する
と、エチレンの単独重合体、エチレン−α−オレフィン
共重合体、或はこれらの混合物等を用いることができ
る。特に延伸加工性の面から、エチレン−α−オレフィ
ン共重合体である直鎖状低密度ポリエチレンが好まし
い。
と、エチレンの単独重合体、エチレン−α−オレフィン
共重合体、或はこれらの混合物等を用いることができ
る。特に延伸加工性の面から、エチレン−α−オレフィ
ン共重合体である直鎖状低密度ポリエチレンが好まし
い。
【0028】ここで、ポリエチレンの密度が0.91未
満の場合、フィルムの滑り性が十分でなくなる。一方、
この密度が0.95を越える場合、フィルムの低温での
ヒートシール性や透明性が低下し好ましくない。
満の場合、フィルムの滑り性が十分でなくなる。一方、
この密度が0.95を越える場合、フィルムの低温での
ヒートシール性や透明性が低下し好ましくない。
【0029】一方、プロピレンに基づく単量体単位を8
8〜99モル%含むプロピレン系ランダム共重合体にお
ける、プロピレンに基づく単量体単位以外の単量体単位
としては、プロピレンと共重合可能な他の公知の単量体
に基づく単位が制限なく採用できる。好適には、エチレ
ンおよび炭素数が4〜12のα−オレフィンに基づく単
量体単位が挙げられ、これらは1種または2種以上を組
み合わせて採用しても良い。かかるプロピレン系ランダ
ム共重合体としては、具体的には、プロピレン−エチレ
ン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン三元共重合
体、プロピレン−α−オレフィン共重合体、或はこれら
の混合物等を用いることができる。
8〜99モル%含むプロピレン系ランダム共重合体にお
ける、プロピレンに基づく単量体単位以外の単量体単位
としては、プロピレンと共重合可能な他の公知の単量体
に基づく単位が制限なく採用できる。好適には、エチレ
ンおよび炭素数が4〜12のα−オレフィンに基づく単
量体単位が挙げられ、これらは1種または2種以上を組
み合わせて採用しても良い。かかるプロピレン系ランダ
ム共重合体としては、具体的には、プロピレン−エチレ
ン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン三元共重合
体、プロピレン−α−オレフィン共重合体、或はこれら
の混合物等を用いることができる。
【0030】ここで、プロピレン系ランダム共重合体中
のプロピレンに基づく単量体単位の含有割合は、88〜
99モル%、好適には90〜98モル%であることが必
要である。このプロピレンに基づく単量体単位の含有割
合が88モル%未満の場合、フィルムの滑り性が十分で
なくなる。一方、プロピレンに基づく単量体単位の含有
割合が99モル%を越える場合、フィルムのヒートシー
ル性が低下し好ましくない。また製膜性等を勘案する
と、このプロピレン系ランダム共重合体は、230℃に
おけるメルトフローレート(MFR)が、0.1〜20
g/10分であることが好ましく、さらには0.5〜1
5g/10分であることがより好ましい。
のプロピレンに基づく単量体単位の含有割合は、88〜
99モル%、好適には90〜98モル%であることが必
要である。このプロピレンに基づく単量体単位の含有割
合が88モル%未満の場合、フィルムの滑り性が十分で
なくなる。一方、プロピレンに基づく単量体単位の含有
割合が99モル%を越える場合、フィルムのヒートシー
ル性が低下し好ましくない。また製膜性等を勘案する
と、このプロピレン系ランダム共重合体は、230℃に
おけるメルトフローレート(MFR)が、0.1〜20
g/10分であることが好ましく、さらには0.5〜1
5g/10分であることがより好ましい。
【0031】なお、これらの樹脂からなる外表面層に
は、本発明の物性を阻害しない程度、該樹脂の他に他の
樹脂が混合されても良い。こうした他の樹脂の混合量と
しては、20重量%以下であることが好ましく、さらに
は15重量%以下であることがより好ましい。さらに必
要に応じて帯電防止剤、防曇剤、アンチブロッキング
剤、酸化防止剤、光安定剤、結晶核剤、滑剤等の公知の
添加剤を配合させて用いても良い。
は、本発明の物性を阻害しない程度、該樹脂の他に他の
樹脂が混合されても良い。こうした他の樹脂の混合量と
しては、20重量%以下であることが好ましく、さらに
は15重量%以下であることがより好ましい。さらに必
要に応じて帯電防止剤、防曇剤、アンチブロッキング
剤、酸化防止剤、光安定剤、結晶核剤、滑剤等の公知の
添加剤を配合させて用いても良い。
【0032】本発明において、以上の構成にある積層フ
ィルムの厚みは特に制限されるものではないが、通常
は、10〜250μm、好適には15〜120μmであ
るのが好ましい。このうち前記中間層の厚みは、一般に
は0.1〜15μmの範囲から適宜選択され、0.5〜
10μmであることが好ましい。また、外表面層の厚み
は、滑り性、製膜性等を勘案すると、0.1〜10μm
であることが好ましく、さらには0.5〜5μmである
ことがより好ましい。
ィルムの厚みは特に制限されるものではないが、通常
は、10〜250μm、好適には15〜120μmであ
るのが好ましい。このうち前記中間層の厚みは、一般に
は0.1〜15μmの範囲から適宜選択され、0.5〜
10μmであることが好ましい。また、外表面層の厚み
は、滑り性、製膜性等を勘案すると、0.1〜10μm
であることが好ましく、さらには0.5〜5μmである
ことがより好ましい。
【0033】本発明において、積層フィルムを成形する
方法は、特に制限されるものではなく如何なる方法によ
っても良い。一般には、前記中間層の樹脂成分と外表面
層の樹脂成分と基材フィルムの樹脂成分とを、本発明の
積層フィルムの層構成になるように共押出して、温度制
御チルロール上で急冷し無延伸で製膜するか、さらにそ
の後一軸または二軸に延伸するか、または一層または複
層の樹脂を溶融押出して一軸延伸し、その上に他層の樹
脂を溶融押出して上記一軸延伸の方向とほぼ直角方向に
延伸する方法等が採用される。縦一軸延伸の一例とし
て、一般には最前部の低速度で回転するロールと最後部
の高速度で回転するロール間にフィルムを通し、両ロー
ルの回転数比によって延伸される。一方横一軸延伸の一
例として、好ましくはテンター方式で行うと良い。ま
た、以上に示した方法で縦横逐次二軸延伸、同時二軸延
伸等も可能である。延伸倍率は、面積倍率で5〜60
倍、さらには30〜50倍が好適である。
方法は、特に制限されるものではなく如何なる方法によ
っても良い。一般には、前記中間層の樹脂成分と外表面
層の樹脂成分と基材フィルムの樹脂成分とを、本発明の
積層フィルムの層構成になるように共押出して、温度制
御チルロール上で急冷し無延伸で製膜するか、さらにそ
の後一軸または二軸に延伸するか、または一層または複
層の樹脂を溶融押出して一軸延伸し、その上に他層の樹
脂を溶融押出して上記一軸延伸の方向とほぼ直角方向に
延伸する方法等が採用される。縦一軸延伸の一例とし
て、一般には最前部の低速度で回転するロールと最後部
の高速度で回転するロール間にフィルムを通し、両ロー
ルの回転数比によって延伸される。一方横一軸延伸の一
例として、好ましくはテンター方式で行うと良い。ま
た、以上に示した方法で縦横逐次二軸延伸、同時二軸延
伸等も可能である。延伸倍率は、面積倍率で5〜60
倍、さらには30〜50倍が好適である。
【0034】以上はフラット状の場合であるが、これ以
外にもチューブ状原反をインフレ方式により縦一軸、横
一軸、同時二軸延伸等を行うことも可能である。この場
合、原反を例えば80〜150℃に加熱し、チューブ状
フィルム内に加圧空気を送り込み、無延伸で製膜した
り、または縦もしくは横方向に一軸延伸、または縦横方
向に同時二軸延伸すればよい。
外にもチューブ状原反をインフレ方式により縦一軸、横
一軸、同時二軸延伸等を行うことも可能である。この場
合、原反を例えば80〜150℃に加熱し、チューブ状
フィルム内に加圧空気を送り込み、無延伸で製膜した
り、または縦もしくは横方向に一軸延伸、または縦横方
向に同時二軸延伸すればよい。
【0035】なお、本発明で使用する前記プロピレン系
ブロック共重合体は、任意の割合でポリプロピレンと相
溶可能であり、またポリエチレンとの相溶性も良好であ
る。従って、本発明の積層フィルムにおいて、上記成形
時の中間層や外表面層部分の不適合品は、基材フィルム
の素材や外表面層に混合する他の樹脂の素材として再生
還元できる。また、他のポリプロピレン系あるいはポリ
エチレン系成形体の用途に再生利用することもできる。
さらに、基材フィルムの素材樹脂がポリプロピレンやポ
リエチレンである場合、積層フィルムの不適合品は、溶
融混練することで基材フィルム、中間層、外表面層を均
一に混合でき、同様に再生利用し易い。
ブロック共重合体は、任意の割合でポリプロピレンと相
溶可能であり、またポリエチレンとの相溶性も良好であ
る。従って、本発明の積層フィルムにおいて、上記成形
時の中間層や外表面層部分の不適合品は、基材フィルム
の素材や外表面層に混合する他の樹脂の素材として再生
還元できる。また、他のポリプロピレン系あるいはポリ
エチレン系成形体の用途に再生利用することもできる。
さらに、基材フィルムの素材樹脂がポリプロピレンやポ
リエチレンである場合、積層フィルムの不適合品は、溶
融混練することで基材フィルム、中間層、外表面層を均
一に混合でき、同様に再生利用し易い。
【0036】
【発明の効果】本発明の積層フィルムは、ヒートシール
して密封信頼性の優れた構造を形成するだけでなく、ヒ
ートシールした際の可剥性、易開封性にも優れている。
特に、融着された結合部を引き剥す際に、両フィルムが
その界面や表面層部分で剥離せず、いずれか一方の基材
フィルム層が引き裂かれて分離することが抑制される。
また、滑り性も良好で、自動包装時等において機械走行
性に優れ、安定して物品の包装を行うことができる。従
って、本発明の積層フィルムによれば、極めて有用なヒ
ートシールフィルムを提供できる。そうして、この積層
フィルムにおいて、前記プロピレン系ブロック共重合体
からなる中間層及び外表面層は、透明性も良好であり、
そのため基材フィルムの素材樹脂として透明性の良好な
ものを使用した場合、透明性にも優れたものが得られ
る。
して密封信頼性の優れた構造を形成するだけでなく、ヒ
ートシールした際の可剥性、易開封性にも優れている。
特に、融着された結合部を引き剥す際に、両フィルムが
その界面や表面層部分で剥離せず、いずれか一方の基材
フィルム層が引き裂かれて分離することが抑制される。
また、滑り性も良好で、自動包装時等において機械走行
性に優れ、安定して物品の包装を行うことができる。従
って、本発明の積層フィルムによれば、極めて有用なヒ
ートシールフィルムを提供できる。そうして、この積層
フィルムにおいて、前記プロピレン系ブロック共重合体
からなる中間層及び外表面層は、透明性も良好であり、
そのため基材フィルムの素材樹脂として透明性の良好な
ものを使用した場合、透明性にも優れたものが得られ
る。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例を掲げて説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0038】実施例及び比較例において中間層として使
用したプロピレン系ブロック共重合体は、表1に示すも
のである。
用したプロピレン系ブロック共重合体は、表1に示すも
のである。
【0039】
【表1】
【0040】また、以下の実施例及び比較例において用
いた測定方法は次の方法により実施した。
いた測定方法は次の方法により実施した。
【0041】(1)数平均分子量(Mn)、重量平均分
子量(Mw) GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)法
により測定した。ウォーターズ社製GPC−150Cに
よりO−ジクロルベンゼンを溶媒とし、135℃で行っ
た。用いたカラムは、東ソー製TSK gel GMH
6−HT、ゲルサイズ10〜15μmである。較正曲線
は標準試料として重量平均分子量が950、2900、
1万、5万、49.8万、270万、675万のポリス
チレンを用いて作成した。
子量(Mw) GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)法
により測定した。ウォーターズ社製GPC−150Cに
よりO−ジクロルベンゼンを溶媒とし、135℃で行っ
た。用いたカラムは、東ソー製TSK gel GMH
6−HT、ゲルサイズ10〜15μmである。較正曲線
は標準試料として重量平均分子量が950、2900、
1万、5万、49.8万、270万、675万のポリス
チレンを用いて作成した。
【0042】(2)プロピレン−エチレンランダム共重
合体成分におけるエチレンに基づく単量体単位及びプロ
ピレンに基づく単量体単位のそれぞれ割合の測定13 C−NMRスペクトルのチャートを用いて算出した。
即ち、プロピレン−エチレンランダム共重合体成分にお
けるエチレンに基づく単量体単位及びプロピレンに基づ
く単量体単位のそれぞれの割合は、まず、ポリマー(P
olymer)第29巻(1988年)1848頁に記
載された方法により、ピークの帰属を決定し、次にマク
ロモレキュールズ(Macromolecules)第
10巻(1977年)773頁に記載された方法によ
り、エチレンに基づく単量体単位及びプロピレンに基づ
く単量体単位のそれぞれの割合を算出した。
合体成分におけるエチレンに基づく単量体単位及びプロ
ピレンに基づく単量体単位のそれぞれ割合の測定13 C−NMRスペクトルのチャートを用いて算出した。
即ち、プロピレン−エチレンランダム共重合体成分にお
けるエチレンに基づく単量体単位及びプロピレンに基づ
く単量体単位のそれぞれの割合は、まず、ポリマー(P
olymer)第29巻(1988年)1848頁に記
載された方法により、ピークの帰属を決定し、次にマク
ロモレキュールズ(Macromolecules)第
10巻(1977年)773頁に記載された方法によ
り、エチレンに基づく単量体単位及びプロピレンに基づ
く単量体単位のそれぞれの割合を算出した。
【0043】次いで,プロピレンに基づいて単量体単位
中のメチル炭素に起因するピークと、ポリブテン成分中
のメチル炭素に起因するピークとの積分強度比からポリ
ブテン成分の重量と割合を算出した。
中のメチル炭素に起因するピークと、ポリブテン成分中
のメチル炭素に起因するピークとの積分強度比からポリ
ブテン成分の重量と割合を算出した。
【0044】(3)メルトフローレート(MFR) JIS K7210に準じて測定した。
【0045】(4)DSCによる主ピークの測定 約5〜6mgの試料を評量後、アルミパンに封入し、示
差熱量計にて20ml/minの窒素気流中で室温から
235℃または270℃まで昇温し、これらの温度で1
0分間保持し、次いで10℃/minで室温まで冷却す
る。この後、昇温速度10℃/minで得られる融解曲
線により、主ピークの温度を測定した。
差熱量計にて20ml/minの窒素気流中で室温から
235℃または270℃まで昇温し、これらの温度で1
0分間保持し、次いで10℃/minで室温まで冷却す
る。この後、昇温速度10℃/minで得られる融解曲
線により、主ピークの温度を測定した。
【0046】(5)透明性 JIS−K6714に準じ、フィルムのヘイズ値を測定
した。
した。
【0047】(6)ヒートシール性(ヒートシール開始
温度) 積層フィルムのヒートシール面同士を、5×200mm
のヒートシールバーを用い、各設定温度(80℃から1
55℃まで5℃毎に測定)においてヒートシール圧力1
kg/cm2、ヒートシール時間1.0秒の条件でシー
ルした試料から、15mm幅のサンプルを切り取り、引
張試験機を用いて引張速度100mm/分で測定した。
結果は5サンプルの平均値とした。以上の方法で求めた
ヒートシール曲線から、ヒートシール強度が300g/
15mmの温度をヒートシール開始温度とした。
温度) 積層フィルムのヒートシール面同士を、5×200mm
のヒートシールバーを用い、各設定温度(80℃から1
55℃まで5℃毎に測定)においてヒートシール圧力1
kg/cm2、ヒートシール時間1.0秒の条件でシー
ルした試料から、15mm幅のサンプルを切り取り、引
張試験機を用いて引張速度100mm/分で測定した。
結果は5サンプルの平均値とした。以上の方法で求めた
ヒートシール曲線から、ヒートシール強度が300g/
15mmの温度をヒートシール開始温度とした。
【0048】(7)可剥性 ヒートシール開始温度および、さらに5℃および10℃
高い温度にてヒートシールしたサンプルにおいて、10
サンプルずつ測定した合計30サンプルのうち、結合部
が両フィルムの界面や表面層部分で剥離せず、いずれか
一方のフィルムの基層が引き裂かれて分離しているもの
の数により判定した。判定基準は以下のとうりである。
高い温度にてヒートシールしたサンプルにおいて、10
サンプルずつ測定した合計30サンプルのうち、結合部
が両フィルムの界面や表面層部分で剥離せず、いずれか
一方のフィルムの基層が引き裂かれて分離しているもの
の数により判定した。判定基準は以下のとうりである。
【0049】
【表2】
【0050】(8)滑り性 フィルム製膜後、40℃で2日間養生後にASTM−D
−1894の動摩擦係数測定法に準拠して測定した。
−1894の動摩擦係数測定法に準拠して測定した。
【0051】実施例1 表2に示す基層、中間層及び外表面層の樹脂を、3層T
ダイ押出し機を用いて、260℃で加熱溶融下共押出し
し、テンター法2軸延伸機により、縦4.5倍、横9倍
に延伸した積層フィルムを得た。得られたフィルムの厚
み、ヘイズ、ヒートシール性、可剥性、滑り性を測定
し、結果を表3に示した。
ダイ押出し機を用いて、260℃で加熱溶融下共押出し
し、テンター法2軸延伸機により、縦4.5倍、横9倍
に延伸した積層フィルムを得た。得られたフィルムの厚
み、ヘイズ、ヒートシール性、可剥性、滑り性を測定
し、結果を表3に示した。
【0052】実施例2 表2に示す基層、中間層及び外表面層の樹脂を、3層T
ダイ押出し機を用いて、260℃で加熱溶融下共押出し
し、チルロール上で冷却固化し、無延伸2層フィルムを
得た。得られたフィルムの厚み、ヘイズ、ヒートシール
性、可剥性、滑り性を測定し、結果を表3に示した。
ダイ押出し機を用いて、260℃で加熱溶融下共押出し
し、チルロール上で冷却固化し、無延伸2層フィルムを
得た。得られたフィルムの厚み、ヘイズ、ヒートシール
性、可剥性、滑り性を測定し、結果を表3に示した。
【0053】実施例3 表2に示す基層の樹脂を、Tダイ押出し機を用いて、2
80℃で加熱溶融下シート状に押出し、チルロール上で
冷却固化した後、加熱ロール延伸機により4.5倍に延
伸し、1軸延伸シートを得た。次いで、表2に示す中間
層及び表面層の樹脂を、2層Tダイ押出し機を用いて2
80℃で加熱溶融下、シート状に押出し、前記1軸延伸
シートとロール上で貼り合わせて3層シートを得、ひき
続き横延伸機で、9倍に延伸した。得られたフィルムの
厚み、ヘイズ、ヒートシール性、可剥性、滑り性を測定
し、結果を表3に示した。
80℃で加熱溶融下シート状に押出し、チルロール上で
冷却固化した後、加熱ロール延伸機により4.5倍に延
伸し、1軸延伸シートを得た。次いで、表2に示す中間
層及び表面層の樹脂を、2層Tダイ押出し機を用いて2
80℃で加熱溶融下、シート状に押出し、前記1軸延伸
シートとロール上で貼り合わせて3層シートを得、ひき
続き横延伸機で、9倍に延伸した。得られたフィルムの
厚み、ヘイズ、ヒートシール性、可剥性、滑り性を測定
し、結果を表3に示した。
【0054】実施例4〜8 実施例3において、基層、中間層及び外表面層の樹脂と
して表2に示したものを用いたこと以外は、実施例3と
同様にしてフィルムを得た。得られたフィルムの厚み、
ヘイズ、ヒートシール性、可剥性、滑り性を測定し、結
果を表3に示した。
して表2に示したものを用いたこと以外は、実施例3と
同様にしてフィルムを得た。得られたフィルムの厚み、
ヘイズ、ヒートシール性、可剥性、滑り性を測定し、結
果を表3に示した。
【0055】比較例1〜6 実施例3において、基層、中間層及び外表面層の樹脂と
して表2に示したものを用いたこと以外は、実施例3と
同様にしてフィルムを得た。得られたフィルムの厚み、
ヘイズ、ヒートシール性、可剥性、滑り性を測定し、結
果を表3に示した。
して表2に示したものを用いたこと以外は、実施例3と
同様にしてフィルムを得た。得られたフィルムの厚み、
ヘイズ、ヒートシール性、可剥性、滑り性を測定し、結
果を表3に示した。
【0056】
【表3】
【0057】
【表4】
Claims (1)
- 【請求項1】基材フィルムの少なくとも一方の表面に、 A)a)プロピレン単独重合体成分、またはプロピレン
に基づく単量体単位を90モル%より多く含むプロピレ
ン系ランダム共重合体成分1〜70重量%、 b)エチレンに基づく単量体単位を10〜40モル%、
プロピレンに基づく単量体単位を90〜60モル%含む
プロピレン−エチレンランダム共重合体成分30〜99
重量%よりなり、重量平均分子量(Mw)/数平均分子
量(Mn)が1〜4であるプロピレン系ブロック共重合
体よりなる中間層が積層されてなり、さらに、該中間層
の表面に、 B)密度が0.91〜0.95であるポリエチレン、及
び/またはプロピレンに基づく単量体単位を88〜99
モル%含むプロピレン系ランダム共重合体からなる外表
面層が積層されてなる積層フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7310435A JPH09150488A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 積層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7310435A JPH09150488A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 積層フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09150488A true JPH09150488A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18005218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7310435A Pending JPH09150488A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 積層フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09150488A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6291797B1 (en) | 1996-08-13 | 2001-09-18 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Laser machining method for glass substrate, diffraction type optical device fabricated by the machining method, and method of manufacturing optical device |
| US6503637B1 (en) | 1997-02-25 | 2003-01-07 | Exxon Mobil Chemical Patents Inc. | Heat sealable films |
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