JPH0915083A - ヘリウムリークディテクタ - Google Patents
ヘリウムリークディテクタInfo
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- JPH0915083A JPH0915083A JP16386595A JP16386595A JPH0915083A JP H0915083 A JPH0915083 A JP H0915083A JP 16386595 A JP16386595 A JP 16386595A JP 16386595 A JP16386595 A JP 16386595A JP H0915083 A JPH0915083 A JP H0915083A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】油回転真空ポンプの油に大量のHeが混入した
場合にも、速やかに且つ安全に分析管のバックグランド
を低下させて、リークテストを有効に再開できるように
する。 【構成】分析管1が敷居値を越える測定値を検出した場
合に、マイクロコンピュータユニット10がグロスリー
クと判定して、先ず遮断弁FVを閉にしてRP4を一時
的に系から切り離し、電源OFF、大気開放した後に、
ドレン弁41a及び注油弁42aを順次開にしてRP内
の油を新油と入れ替える。そして、再びRP4を立ち上
げ、遮断弁FVを開にして、リークテストが行える状態
に復帰させる。このため、グロスリーク発生後のリーク
テスト時に系に大量のHeが再放出される不具合をリー
クテストを中断させることなしに防止でき、且つ、制御
の自動化により安全性を確保することができる。
場合にも、速やかに且つ安全に分析管のバックグランド
を低下させて、リークテストを有効に再開できるように
する。 【構成】分析管1が敷居値を越える測定値を検出した場
合に、マイクロコンピュータユニット10がグロスリー
クと判定して、先ず遮断弁FVを閉にしてRP4を一時
的に系から切り離し、電源OFF、大気開放した後に、
ドレン弁41a及び注油弁42aを順次開にしてRP内
の油を新油と入れ替える。そして、再びRP4を立ち上
げ、遮断弁FVを開にして、リークテストが行える状態
に復帰させる。このため、グロスリーク発生後のリーク
テスト時に系に大量のHeが再放出される不具合をリー
クテストを中断させることなしに防止でき、且つ、制御
の自動化により安全性を確保することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、封止検査や密閉検査な
どを行う際に利用されるヘリウムリークディテクタに関
するものである。
どを行う際に利用されるヘリウムリークディテクタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】封止検査や密閉検査を行うための有力な
手段の一つにヘリウムリークディテクタがある。この装
置は、分析管を排気する高真空ポンプの排気口にバック
ポンプとして油回転真空ポンプを接続し、この油回転真
空ポンプにより被試験体を所定真空度にまで排気した
後、被試験体にヘリウム(He)を吹き付け、この被試
験体から漏出するHeを前記高真空ポンプ内を逆拡散さ
せる等して分析管内に導入して、その導入量に基づい
て、被試験体からのヘリウムリーク量を間接的に測定し
得るようにしている。
手段の一つにヘリウムリークディテクタがある。この装
置は、分析管を排気する高真空ポンプの排気口にバック
ポンプとして油回転真空ポンプを接続し、この油回転真
空ポンプにより被試験体を所定真空度にまで排気した
後、被試験体にヘリウム(He)を吹き付け、この被試
験体から漏出するHeを前記高真空ポンプ内を逆拡散さ
せる等して分析管内に導入して、その導入量に基づい
て、被試験体からのヘリウムリーク量を間接的に測定し
得るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、被試験体の
密閉性や封止状態が極めて劣悪であったり、被試験体と
粗引きラインとの接続箇所の真空シールが不十分ないし
は破損していたりして、大量のHeがリーク(グロスリ
ークと称される)した場合には、その後のテスト時に、
分析管内でのHeのバックグラウンド値(ゼロ点)が十
分に低下せず、そのため密閉度や封止度に何ら問題のな
い良質な被試験体をも不良品と判定するなど、有効なテ
ストが行えない状態に陥ることが少なくない。
密閉性や封止状態が極めて劣悪であったり、被試験体と
粗引きラインとの接続箇所の真空シールが不十分ないし
は破損していたりして、大量のHeがリーク(グロスリ
ークと称される)した場合には、その後のテスト時に、
分析管内でのHeのバックグラウンド値(ゼロ点)が十
分に低下せず、そのため密閉度や封止度に何ら問題のな
い良質な被試験体をも不良品と判定するなど、有効なテ
ストが行えない状態に陥ることが少なくない。
【0004】その原因について究明したところ、グロス
リーク時には高真空ポンプのバックポンプとして働いて
いる油回転真空ポンプにHe濃度の極端に高い空気が大
量に吸込まれ、このとき油中にHeが溶け込むととも
に、溶け込んだHeの気泡が時間とともに再び吸気口側
から放出され、これが分析管に逆流してバックグラウン
ドを上昇させている事が明らかになった。このように油
中に一旦Heが混入すると、装置を完全に停止し、油か
らのHeの自然放出を待っても、完全放出されるまでに
少なくとも半日から1日を要し、その間は全くリークテ
ストが出来ないため、装置の稼働効率が極めて低いもの
にならざるを得ない。
リーク時には高真空ポンプのバックポンプとして働いて
いる油回転真空ポンプにHe濃度の極端に高い空気が大
量に吸込まれ、このとき油中にHeが溶け込むととも
に、溶け込んだHeの気泡が時間とともに再び吸気口側
から放出され、これが分析管に逆流してバックグラウン
ドを上昇させている事が明らかになった。このように油
中に一旦Heが混入すると、装置を完全に停止し、油か
らのHeの自然放出を待っても、完全放出されるまでに
少なくとも半日から1日を要し、その間は全くリークテ
ストが出来ないため、装置の稼働効率が極めて低いもの
にならざるを得ない。
【0005】このような不具合に対処するために、一旦
グロスリークがあったら、油回転真空ポンプの油を交換
してしまう手法が一つの有効な手段として考えられる。
しかし、単に装置全体を停止させて手作業で油を交換す
る程度の対応では、再び分析管や高真空ポンプを立ち上
げるのに手間と時間を要し、稼働効率に少なからず悪影
響が出る点で変わりがない上に、油回転真空ポンプの油
交換を装置の停止後即座に行うと、ポンプ表面が熱く
(約60℃程度)油も同様の温度に昇温しているため、
火傷などの事故の発生要因ともなる。
グロスリークがあったら、油回転真空ポンプの油を交換
してしまう手法が一つの有効な手段として考えられる。
しかし、単に装置全体を停止させて手作業で油を交換す
る程度の対応では、再び分析管や高真空ポンプを立ち上
げるのに手間と時間を要し、稼働効率に少なからず悪影
響が出る点で変わりがない上に、油回転真空ポンプの油
交換を装置の停止後即座に行うと、ポンプ表面が熱く
(約60℃程度)油も同様の温度に昇温しているため、
火傷などの事故の発生要因ともなる。
【0006】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであって、油回転真空ポンプの油に大量のHe
が混入した場合にも、速やかに且つ安全に分析管のバッ
クグランドを低下させて、リークテストを有効に再開で
きるようにしたヘリウムリークディテクタを提供するこ
とを目的としている。
れたものであって、油回転真空ポンプの油に大量のHe
が混入した場合にも、速やかに且つ安全に分析管のバッ
クグランドを低下させて、リークテストを有効に再開で
きるようにしたヘリウムリークディテクタを提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【0008】すなわち、本発明に係るヘリウムリークデ
ィテクタは、分析管を排気する高真空ポンプの排気口に
バックポンプである油回転真空ポンプを接続してなるも
のにおいて、油回転真空ポンプを選択的に系から遮断す
る電磁式の遮断弁と、油回転真空ポンプのドレン口及び
注油口をそれぞれ選択的に開閉する電磁式のドレン弁及
び注油弁と、分析管のヘリウム測定値が一定の敷居値を
上回った場合にグロスリークと判定するグロスリーク判
定手段と、このグロスリーク判定手段がグロスリークと
判定することによって作動する制御手段とを設け、この
制御手段によって、先ず遮断弁を一定時間閉に保持し、
その間に油回転真空ポンプの電源をOFFにして大気開
放し、その間にドレン弁及び注油弁を順次一定時間開に
保持する制御を行うようにしたことを特徴とする。
ィテクタは、分析管を排気する高真空ポンプの排気口に
バックポンプである油回転真空ポンプを接続してなるも
のにおいて、油回転真空ポンプを選択的に系から遮断す
る電磁式の遮断弁と、油回転真空ポンプのドレン口及び
注油口をそれぞれ選択的に開閉する電磁式のドレン弁及
び注油弁と、分析管のヘリウム測定値が一定の敷居値を
上回った場合にグロスリークと判定するグロスリーク判
定手段と、このグロスリーク判定手段がグロスリークと
判定することによって作動する制御手段とを設け、この
制御手段によって、先ず遮断弁を一定時間閉に保持し、
その間に油回転真空ポンプの電源をOFFにして大気開
放し、その間にドレン弁及び注油弁を順次一定時間開に
保持する制御を行うようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】このような構成において、グロスリーク判定手
段にグロスリークに対応する敷居値を与えておけば、実
際に分析管のヘリウム測定値がかかる敷居値を越えて上
昇し、グロスリーク判定手段がグロスリークを判定した
ときに、制御手段が作動して、先ず遮断弁を閉にするこ
とにより油回転真空ポンプを一時的に系から切り離し、
油回転真空ポンプを停止させて、大気開放する。そし
て、その間にドレン弁及び注油弁を順次開にすることに
よって油回転真空ポンプの油を入れ替える。さらに、遮
断弁は一定時間経過後に再び開になるため、油回転真空
ポンプは系に接続されて測定可能な状態に復帰する。こ
のとき、油回転真空ポンプの油中にはHeが混入してい
ないため、分析に悪影響の大きいヘリウム再放出の問題
が有効に解消される。しかも、本発明によると、油回転
真空ポンプの油を交換する際に分析管や高真空ポンプ等
の他の装置部分の稼働を停止させる必要がないため、装
置の連続稼働性を損なうことがなく、その油交換も自動
的に行われるため、人体に危害が及ぶことを有効に回避
することができる。
段にグロスリークに対応する敷居値を与えておけば、実
際に分析管のヘリウム測定値がかかる敷居値を越えて上
昇し、グロスリーク判定手段がグロスリークを判定した
ときに、制御手段が作動して、先ず遮断弁を閉にするこ
とにより油回転真空ポンプを一時的に系から切り離し、
油回転真空ポンプを停止させて、大気開放する。そし
て、その間にドレン弁及び注油弁を順次開にすることに
よって油回転真空ポンプの油を入れ替える。さらに、遮
断弁は一定時間経過後に再び開になるため、油回転真空
ポンプは系に接続されて測定可能な状態に復帰する。こ
のとき、油回転真空ポンプの油中にはHeが混入してい
ないため、分析に悪影響の大きいヘリウム再放出の問題
が有効に解消される。しかも、本発明によると、油回転
真空ポンプの油を交換する際に分析管や高真空ポンプ等
の他の装置部分の稼働を停止させる必要がないため、装
置の連続稼働性を損なうことがなく、その油交換も自動
的に行われるため、人体に危害が及ぶことを有効に回避
することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
説明する。
【0011】このヘリウムリークディテクタは、図1に
示すように、分析管1と、この分析管1を排気する高真
空ポンプたるターボ分子ポンプ(TMP)2と、このT
MP2の排気口2bに接続されるバックポンプたる一対
の油回転真空ポンプ(RP)3、4とを具備してなる。
そして、これらの分析管1、TMP2及びRP3、RP
4を、被試験体EXPに連通する粗引きラインLに接続
している。
示すように、分析管1と、この分析管1を排気する高真
空ポンプたるターボ分子ポンプ(TMP)2と、このT
MP2の排気口2bに接続されるバックポンプたる一対
の油回転真空ポンプ(RP)3、4とを具備してなる。
そして、これらの分析管1、TMP2及びRP3、RP
4を、被試験体EXPに連通する粗引きラインLに接続
している。
【0012】詳述すると、被試験体EXPは粗引きライ
ンLの始端に着脱可能で且つ接続部が気密状態となるよ
うに取り付けられる。粗引きラインLの途中には中間バ
ルブRVが介設され、この中間バルブRVよりも下流側
の粗引きラインLの末端にRP3の吸気口3aを接続す
ると共に、前記中間バルブRVよりも上流側の粗引きラ
インLにテストバルブTVを介して分析管1とTMP2
の吸気口2aとを並列に接続している。また、TMP2
の排気口2bを、グロスリークフローバルブGVを介し
て中間バルブRVとRP3の間の粗引きラインLに接続
し、同時に電磁式の遮断弁FVを介してRP4の吸気口
4aに接続している。なお、中間バルブRVの上流側と
グロスリークフローバルブGVの上流側(時には下流側
となる)とは、カウンターフローバルブCVを介して接
続してある。また、図1においてPLV1、PLV2は
電磁式の大気開放バルブであり、40は電磁的にON/
OFFされるRP4の電源部である。
ンLの始端に着脱可能で且つ接続部が気密状態となるよ
うに取り付けられる。粗引きラインLの途中には中間バ
ルブRVが介設され、この中間バルブRVよりも下流側
の粗引きラインLの末端にRP3の吸気口3aを接続す
ると共に、前記中間バルブRVよりも上流側の粗引きラ
インLにテストバルブTVを介して分析管1とTMP2
の吸気口2aとを並列に接続している。また、TMP2
の排気口2bを、グロスリークフローバルブGVを介し
て中間バルブRVとRP3の間の粗引きラインLに接続
し、同時に電磁式の遮断弁FVを介してRP4の吸気口
4aに接続している。なお、中間バルブRVの上流側と
グロスリークフローバルブGVの上流側(時には下流側
となる)とは、カウンターフローバルブCVを介して接
続してある。また、図1においてPLV1、PLV2は
電磁式の大気開放バルブであり、40は電磁的にON/
OFFされるRP4の電源部である。
【0013】ここで、このヘリウムリークディテクタの
基本的な作動を説明しておく。先ず、粗引きラインLに
被試験体EXPを接続し、テストバルブTV、カウンタ
ーフローバルブCV、グロスリークフローバルブGVを
閉に保持するとともに、中間バルブRVを開にして、R
P3により被試験体EXPを粗引きラインLを介して所
定真空度にまで排気する。これと並行して、遮断弁FV
を開に保持し、TMP2及びRP4を作動させて、分析
管1を所定真空度にまで真空排気する。図3は、太線部
分に沿って排気が進行している状態を示している。
基本的な作動を説明しておく。先ず、粗引きラインLに
被試験体EXPを接続し、テストバルブTV、カウンタ
ーフローバルブCV、グロスリークフローバルブGVを
閉に保持するとともに、中間バルブRVを開にして、R
P3により被試験体EXPを粗引きラインLを介して所
定真空度にまで排気する。これと並行して、遮断弁FV
を開に保持し、TMP2及びRP4を作動させて、分析
管1を所定真空度にまで真空排気する。図3は、太線部
分に沿って排気が進行している状態を示している。
【0014】この状態から、先ずグロスリークフローバ
ルブGVをONにして、被試験体EXPにHeを導入す
る。このとき、排気は図4に太線で示す状態になり、被
試験体EXPに亀裂や開口等の漏れ箇所があれば、そこ
から漏れたHeが粗引きラインLに流出した後、RP
3、RP4によって並列に吸引されるとともに、その一
部がTMP2の排気口2bに回り込み、このTMP2内
を逆拡散した後、吸気口2aから分析管1に到達する。
そして、この分析管1の内部においてリーク量が測定さ
れる。この時点でリーク量が過大であれば、分析管1内
の汚染を防止するために速やかに測定を終了するような
別異のシーケンス制御が行われる。そうでない場合に
は、次にグロスフローリークバルブGVを閉にし、カウ
ンターフローバルブCVを開にする。このカウンターフ
ローバルブCVは前記グロスフローリークバルブGVよ
りも絞りが小さく設定されており、より大量のHeの通
過を許容する。そして、排気は図5に太線で示す状態に
なる。つまり、粗引きラインLからカウンターフローバ
ルブCV側に回り込んだHeは、ここを通過した後に前
記と同様にRP3、RP4に吸引されるとともに、その
一部がTMP2を経て分析管1に導入され、リーク量が
測定される。更に、この段階においてもリーク量がさほ
ど大きくないとされる場合には、グロスリークではない
時の処理が開始される。すなわち、中間バルブRVを
閉、カウンターフローバルブCVを閉にして(勿論、グ
ロスリークフローバルブGVは閉のまま)、テストバル
ブTVを開にする。このとき、排気は図6に太線で示す
状態になり、粗引きラインLは分析管1に直接接続さ
れ、またTMP2の吸気口2aにも直接接続されて、R
P4のみがTMPのバックポンプの役割を担う。そし
て、被試験体EXPから漏出したHeはTMP2を経て
RP4により排気されるとともに、その一部が分析管1
に回り込み、ここにおいて微小なリーク量であっても精
度の高い測定が行われる。
ルブGVをONにして、被試験体EXPにHeを導入す
る。このとき、排気は図4に太線で示す状態になり、被
試験体EXPに亀裂や開口等の漏れ箇所があれば、そこ
から漏れたHeが粗引きラインLに流出した後、RP
3、RP4によって並列に吸引されるとともに、その一
部がTMP2の排気口2bに回り込み、このTMP2内
を逆拡散した後、吸気口2aから分析管1に到達する。
そして、この分析管1の内部においてリーク量が測定さ
れる。この時点でリーク量が過大であれば、分析管1内
の汚染を防止するために速やかに測定を終了するような
別異のシーケンス制御が行われる。そうでない場合に
は、次にグロスフローリークバルブGVを閉にし、カウ
ンターフローバルブCVを開にする。このカウンターフ
ローバルブCVは前記グロスフローリークバルブGVよ
りも絞りが小さく設定されており、より大量のHeの通
過を許容する。そして、排気は図5に太線で示す状態に
なる。つまり、粗引きラインLからカウンターフローバ
ルブCV側に回り込んだHeは、ここを通過した後に前
記と同様にRP3、RP4に吸引されるとともに、その
一部がTMP2を経て分析管1に導入され、リーク量が
測定される。更に、この段階においてもリーク量がさほ
ど大きくないとされる場合には、グロスリークではない
時の処理が開始される。すなわち、中間バルブRVを
閉、カウンターフローバルブCVを閉にして(勿論、グ
ロスリークフローバルブGVは閉のまま)、テストバル
ブTVを開にする。このとき、排気は図6に太線で示す
状態になり、粗引きラインLは分析管1に直接接続さ
れ、またTMP2の吸気口2aにも直接接続されて、R
P4のみがTMPのバックポンプの役割を担う。そし
て、被試験体EXPから漏出したHeはTMP2を経て
RP4により排気されるとともに、その一部が分析管1
に回り込み、ここにおいて微小なリーク量であっても精
度の高い測定が行われる。
【0015】以上において、例えばRP4に着目する
と、被試験体EXPの密閉性や封止状態が極めて劣悪で
あったり、被試験体EXPと粗引きラインLとの接続箇
所の真空シールが不十分ないしは破損していたりして、
大量のHeがリークした場合には、図4〜図6に示す何
れかの排気段階(特に図4や図5に示す排気段階)でR
P4にHe濃度の極端に高い空気が大量に吸込まれ、こ
のとき油中にHeが溶け込むとともに、溶け込んだHe
の気泡が次のリークテスト時に時間とともに再び吸気口
4a側から放出され、これが分析管1に逆流してバック
グラウンド値を上昇させる不都合を惹起する。
と、被試験体EXPの密閉性や封止状態が極めて劣悪で
あったり、被試験体EXPと粗引きラインLとの接続箇
所の真空シールが不十分ないしは破損していたりして、
大量のHeがリークした場合には、図4〜図6に示す何
れかの排気段階(特に図4や図5に示す排気段階)でR
P4にHe濃度の極端に高い空気が大量に吸込まれ、こ
のとき油中にHeが溶け込むとともに、溶け込んだHe
の気泡が次のリークテスト時に時間とともに再び吸気口
4a側から放出され、これが分析管1に逆流してバック
グラウンド値を上昇させる不都合を惹起する。
【0016】そこで、本実施例は、前述した遮断弁FV
を利用し、且つ、図1及び図2に示すように、RP4の
ドレン口41及び注油口42にそれらを選択的に開閉す
る電磁式のドレン弁41a及び注油弁42aを設け、さ
らに、分析管1のヘリウム測定値が一定の敷居値を上回
った場合にグロスリークと判定するグロスリーク判定手
段と、このグロスリーク判定手段がグロスリークと判定
したときに作動する制御手段との役割を兼ねるものとし
てマイクロコンピュータユニット10を設けて、RP4
の油の入れ替えを自動的に行うようにしている。
を利用し、且つ、図1及び図2に示すように、RP4の
ドレン口41及び注油口42にそれらを選択的に開閉す
る電磁式のドレン弁41a及び注油弁42aを設け、さ
らに、分析管1のヘリウム測定値が一定の敷居値を上回
った場合にグロスリークと判定するグロスリーク判定手
段と、このグロスリーク判定手段がグロスリークと判定
したときに作動する制御手段との役割を兼ねるものとし
てマイクロコンピュータユニット10を設けて、RP4
の油の入れ替えを自動的に行うようにしている。
【0017】具体的に説明すると、マイクロコンピュー
タユニット10は、CPU10a、メモリ10b及びイ
ンターフェース10cを具備してなる既知のもので、そ
のメモリ10b内には所定のプログラムが格納され、そ
のプログラムに従って、分析管1から測定値Sを入力し
て所定の比較、演算を行い、前記遮断弁FV、電源部4
0、大気開放バルブPLV1、ドレン弁41a、注油弁
42aに対して必要な信号a、b、c、d、eを出力す
るようにしている。
タユニット10は、CPU10a、メモリ10b及びイ
ンターフェース10cを具備してなる既知のもので、そ
のメモリ10b内には所定のプログラムが格納され、そ
のプログラムに従って、分析管1から測定値Sを入力し
て所定の比較、演算を行い、前記遮断弁FV、電源部4
0、大気開放バルブPLV1、ドレン弁41a、注油弁
42aに対して必要な信号a、b、c、d、eを出力す
るようにしている。
【0018】以下、そのプログラムに沿って制御の概要
を説明する。先ず、入力される測定値Sが予め定めたグ
ロスリークに対応する敷居値S0 を上回っているか否か
を判断する。そして、上回っていると判断した場合に
は、グロスリークと判定して、一連のシーケンス制御に
移行する。すなわち、先ず遮断弁FVに信号aを出力し
て一定時間閉に保持し、これによりRP4を系から切り
離すとともに、RP4の電源部40に信号bを出力して
RP4を停止させ、さらに大気開放バルブPLV1に信
号cを出力してRP4を大気開放する。次に、ドレン弁
41aに信号dを出力して内部の油を全て若しくは一定
量抜き取り、その後にドレン弁41aを閉めて、今度は
注油弁42aに信号eを出力して抜き取った油と略同量
の油をオイルタンク43(図2参照)から注油する。そ
の後、電源部40をONにし、RP4の吸気口4aが所
定圧力以下に下がった頃に遮断弁FVを開にして、再び
RP4をTMP2のバックポンプとして接続する。ここ
において、系は再びヘリウムリークテストを行える状態
に回復する。
を説明する。先ず、入力される測定値Sが予め定めたグ
ロスリークに対応する敷居値S0 を上回っているか否か
を判断する。そして、上回っていると判断した場合に
は、グロスリークと判定して、一連のシーケンス制御に
移行する。すなわち、先ず遮断弁FVに信号aを出力し
て一定時間閉に保持し、これによりRP4を系から切り
離すとともに、RP4の電源部40に信号bを出力して
RP4を停止させ、さらに大気開放バルブPLV1に信
号cを出力してRP4を大気開放する。次に、ドレン弁
41aに信号dを出力して内部の油を全て若しくは一定
量抜き取り、その後にドレン弁41aを閉めて、今度は
注油弁42aに信号eを出力して抜き取った油と略同量
の油をオイルタンク43(図2参照)から注油する。そ
の後、電源部40をONにし、RP4の吸気口4aが所
定圧力以下に下がった頃に遮断弁FVを開にして、再び
RP4をTMP2のバックポンプとして接続する。ここ
において、系は再びヘリウムリークテストを行える状態
に回復する。
【0019】以上のような処理を行うことによって、こ
のヘリウムリークディテクタは、その後のリークテスト
時にRP4からHeが放出されて分析管1に逆流すると
いった現象を確実に解消することができ、グロスリーク
発生後のリークテストを引き続き有効に続行することが
可能となる。しかも、RP4の油を交換する際に分析管
1やTMP2その他の装置部分の稼働を全く停止させる
必要がないため、分析管1やTMP2の再立ち上げ等の
必要もなく、システムの連続稼働性を有効に止どめてお
くことができる。この実施例においては、油交換のため
のダウンタイムを精々1分前後に短縮することができる
事を確認している。しかも、このような処理によれば、
油交換を全て自動的に行うことができるため、RP4の
表面やその中の油が高いレベルにまで昇温しているよう
な場合にも、人体に火傷などの危害が及ぶことを有効に
回避することが可能となる。
のヘリウムリークディテクタは、その後のリークテスト
時にRP4からHeが放出されて分析管1に逆流すると
いった現象を確実に解消することができ、グロスリーク
発生後のリークテストを引き続き有効に続行することが
可能となる。しかも、RP4の油を交換する際に分析管
1やTMP2その他の装置部分の稼働を全く停止させる
必要がないため、分析管1やTMP2の再立ち上げ等の
必要もなく、システムの連続稼働性を有効に止どめてお
くことができる。この実施例においては、油交換のため
のダウンタイムを精々1分前後に短縮することができる
事を確認している。しかも、このような処理によれば、
油交換を全て自動的に行うことができるため、RP4の
表面やその中の油が高いレベルにまで昇温しているよう
な場合にも、人体に火傷などの危害が及ぶことを有効に
回避することが可能となる。
【0020】なお、各部の具体的な構成は、上述した実
施例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形が可能である。例えば、前記実
施例では特に不具合の大きいRP4に対して本発明を適
用したが、RP3に対しても上記に準じた措置を講ずる
ことによって、このRP3からのHeの再放出、それに
よる分析管のバックグラウンドの上昇を同様に防止する
ことができる。また、RPを再起動させた際に所定圧力
に達するまでの時間を短縮させるために、油を余熱及び
脱泡する機能をRPに設けるようにしておいてもよい。
施例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形が可能である。例えば、前記実
施例では特に不具合の大きいRP4に対して本発明を適
用したが、RP3に対しても上記に準じた措置を講ずる
ことによって、このRP3からのHeの再放出、それに
よる分析管のバックグラウンドの上昇を同様に防止する
ことができる。また、RPを再起動させた際に所定圧力
に達するまでの時間を短縮させるために、油を余熱及び
脱泡する機能をRPに設けるようにしておいてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るヘリウムリークディテクタ
は、以上説明した構成であるから、グロスリークが発生
した場合に、それを検知し、油回転真空ポンプの油中に
進入したHeを油とともに排出して、新油に速やかに交
換することができる。このため、装置の連続稼働性を損
なうことなく、グロスリーク発生後の分析管のバックグ
ラウンド値を速やかに低下させて、その後のリークテス
トを有効に再開することが可能となる。また、以上の操
作を全て自動的に行うようにしているため、ポンプ表面
や内部の油が高い温度に昇温していても、火傷などの人
為的な危害を被ることなく安全に所期の目的を達成する
ことが可能となる。
は、以上説明した構成であるから、グロスリークが発生
した場合に、それを検知し、油回転真空ポンプの油中に
進入したHeを油とともに排出して、新油に速やかに交
換することができる。このため、装置の連続稼働性を損
なうことなく、グロスリーク発生後の分析管のバックグ
ラウンド値を速やかに低下させて、その後のリークテス
トを有効に再開することが可能となる。また、以上の操
作を全て自動的に行うようにしているため、ポンプ表面
や内部の油が高い温度に昇温していても、火傷などの人
為的な危害を被ることなく安全に所期の目的を達成する
ことが可能となる。
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【図2】同実施例における装置全体の外観を示す図。
【図3】図1に対応した作用説明図。
【図4】図1に対応した作用説明図。
【図5】図1に対応した作用説明図。
【図6】図1に対応した作用説明図。
1…分析管 2…高真空ポンプ(ターボ分子ポンプ;TMP) 3…油回転真空ポンプ;RP 4…油回転真空ポンプ;RP FV…遮断弁 10…グロスリーク判定手段、制御手段(マイクロコン
ピュータユニット) 41…ドレン口 41a…ドレン弁 42…注油口 42a…注油弁
ピュータユニット) 41…ドレン口 41a…ドレン弁 42…注油口 42a…注油弁
Claims (1)
- 【請求項1】分析管を排気する高真空ポンプの排気口に
バックポンプである油回転真空ポンプを接続してなるも
のにおいて、 油回転真空ポンプを選択的に系から遮断する電磁式の遮
断弁と、油回転真空ポンプのドレン口及び注油口をそれ
ぞれ選択的に開閉する電磁式のドレン弁及び注油弁と、
分析管のヘリウム測定値が一定の敷居値を上回った場合
にグロスリークと判定するグロスリーク判定手段と、こ
のグロスリーク判定手段がグロスリークと判定すること
によって作動する制御手段とを設け、この制御手段によ
って、先ず遮断弁を一定時間閉に保持し、その間に油回
転真空ポンプの電源をOFFにして大気開放し、その間
にドレン弁及び注油弁を順次一定時間開に保持する制御
を行うようにしたことを特徴とするヘリウムリークディ
テクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16386595A JPH0915083A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | ヘリウムリークディテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16386595A JPH0915083A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | ヘリウムリークディテクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0915083A true JPH0915083A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15782246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16386595A Pending JPH0915083A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | ヘリウムリークディテクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0915083A (ja) |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP16386595A patent/JPH0915083A/ja active Pending
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