JPH09151104A - 抗菌持続性を有する殺菌水 - Google Patents
抗菌持続性を有する殺菌水Info
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- JPH09151104A JPH09151104A JP7332548A JP33254895A JPH09151104A JP H09151104 A JPH09151104 A JP H09151104A JP 7332548 A JP7332548 A JP 7332548A JP 33254895 A JP33254895 A JP 33254895A JP H09151104 A JPH09151104 A JP H09151104A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 残留性がなく殺菌作用が大きく、なおかつ優
れた抗菌持続性を有する新規な殺菌水を提供する。 【解決手段】 電解質水溶液の有隔膜電解によって得ら
れる陽極水と、キトサン水溶液とを混合してなる。
れた抗菌持続性を有する新規な殺菌水を提供する。 【解決手段】 電解質水溶液の有隔膜電解によって得ら
れる陽極水と、キトサン水溶液とを混合してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農園芸用の殺菌、
食器や食品の殺菌、砂場等の殺菌を始めとする広範囲の
分野において用いられ、従来の殺菌剤に代わり得る殺菌
水に関し、詳しくはこれまでの殺菌水に比し残留性がな
く高い殺菌作用を示すとともに、優れた抗菌持続性を有
する殺菌水に関するものである。
食器や食品の殺菌、砂場等の殺菌を始めとする広範囲の
分野において用いられ、従来の殺菌剤に代わり得る殺菌
水に関し、詳しくはこれまでの殺菌水に比し残留性がな
く高い殺菌作用を示すとともに、優れた抗菌持続性を有
する殺菌水に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食器や食品の殺菌用の殺菌水とし
て、次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウム等の水溶液が知
られており、またその殺菌効果を高めるために、かかる
水溶液に使用現場で塩酸等の添加したものなどが用いら
れてきた。
て、次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウム等の水溶液が知
られており、またその殺菌効果を高めるために、かかる
水溶液に使用現場で塩酸等の添加したものなどが用いら
れてきた。
【0003】また、塩酸等の添加による食品衛生上の問
題を解消し調理環境衛生用、食品材料用等において安全
かつ低コストで使用し得る殺菌水として、例えば特公平
7−8768号公報に開示されている如く、水または水
に食塩、塩化カリウム等を添加し電気分解した酸性の陽
極水を使用し得ることも従来から知られている。かかる
電気分解においては、酸性の陽極水に次亜塩素酸が発生
するため、その殺菌作用を利用して陽極水を殺菌水とし
て使用するものである。
題を解消し調理環境衛生用、食品材料用等において安全
かつ低コストで使用し得る殺菌水として、例えば特公平
7−8768号公報に開示されている如く、水または水
に食塩、塩化カリウム等を添加し電気分解した酸性の陽
極水を使用し得ることも従来から知られている。かかる
電気分解においては、酸性の陽極水に次亜塩素酸が発生
するため、その殺菌作用を利用して陽極水を殺菌水とし
て使用するものである。
【0004】一方、蛋白質や炭酸カルシウムと共存して
生物の骨格を形成するキチンの脱アセチル化物でグルコ
サミンがβ−1,4型に結合した多糖類であるキトサン
は、植物病原菌の胞子発芽と生育を阻害し、病原菌感染
に対する防護機能を有することが知られている(「繊維
と工業」繊維学会,第42巻,第6号,1986年)。
生物の骨格を形成するキチンの脱アセチル化物でグルコ
サミンがβ−1,4型に結合した多糖類であるキトサン
は、植物病原菌の胞子発芽と生育を阻害し、病原菌感染
に対する防護機能を有することが知られている(「繊維
と工業」繊維学会,第42巻,第6号,1986年)。
【0005】キトサン自身による殺菌作用は弱いもの
の、抗菌作用には持続性があり、よって、例えば特開昭
53−59027号公報等に見られる如く、農園芸用抗
ウイルス剤としてキトサンを含有したものが用いられて
いる。
の、抗菌作用には持続性があり、よって、例えば特開昭
53−59027号公報等に見られる如く、農園芸用抗
ウイルス剤としてキトサンを含有したものが用いられて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の殺菌水または殺
菌剤は、その性質上、多量に使用すると毒性物が残留す
る、いわゆる残留毒性を有している。
菌剤は、その性質上、多量に使用すると毒性物が残留す
る、いわゆる残留毒性を有している。
【0007】一方、上述の電気分解による陽極水は、殺
菌作用が強くかつ残留性も無いものの、次亜塩素酸に起
因する殺菌作用はその分解の速さから持続性がない。
菌作用が強くかつ残留性も無いものの、次亜塩素酸に起
因する殺菌作用はその分解の速さから持続性がない。
【0008】これに対し、キトサンは上述の如く抗菌作
用はあるものの殺菌作用は弱い。また、キトサン溶解液
と弱い殺菌作用のある木酢液を混合して使用することが
知られている(特開平6−287104号公報)が、な
お抗菌持続性の面で十分といえるものではない。
用はあるものの殺菌作用は弱い。また、キトサン溶解液
と弱い殺菌作用のある木酢液を混合して使用することが
知られている(特開平6−287104号公報)が、な
お抗菌持続性の面で十分といえるものではない。
【0009】殺菌を行い菌数を減少させ、菌の増殖を抑
えて抗菌持続性を持たせ、かつ残留性がないことが殺菌
水の衛生管理上の重要課題である。農薬等の殺菌剤も同
様の性質が要求されるが、一般に殺菌と残留毒性とは相
関関係にあり、殺菌作用が強いと残留毒性は強くなる。
従来より、かかる残留性がなく殺菌作用が大きく、なお
かつ抗菌持続性のある殺菌水が求められてきたが、これ
までのところそのような殺菌水は知られていないのが現
状である。
えて抗菌持続性を持たせ、かつ残留性がないことが殺菌
水の衛生管理上の重要課題である。農薬等の殺菌剤も同
様の性質が要求されるが、一般に殺菌と残留毒性とは相
関関係にあり、殺菌作用が強いと残留毒性は強くなる。
従来より、かかる残留性がなく殺菌作用が大きく、なお
かつ抗菌持続性のある殺菌水が求められてきたが、これ
までのところそのような殺菌水は知られていないのが現
状である。
【0010】そこで本発明の目的は、残留性がなく殺菌
作用が大きく、なおかつ優れた抗菌持続性を有する新規
な殺菌水を提供することにある。
作用が大きく、なおかつ優れた抗菌持続性を有する新規
な殺菌水を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意検討した結果、これまで夫々単独
でしか使用されたことがなかった電気分解による陽極水
と、キトサン水溶液、キトサン含有木酢液、キトサン含
有アミノ酸液のいずれかを組み合わせて用いたところ、
前記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成する
に至った。
を解決するために鋭意検討した結果、これまで夫々単独
でしか使用されたことがなかった電気分解による陽極水
と、キトサン水溶液、キトサン含有木酢液、キトサン含
有アミノ酸液のいずれかを組み合わせて用いたところ、
前記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0012】すなわち、本発明の殺菌水は、電解質水溶
液の有隔膜電解によって得られる陽極水と、キトサン水
溶液とを混合してなることを特徴とするものである。
液の有隔膜電解によって得られる陽極水と、キトサン水
溶液とを混合してなることを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の殺菌水は、電解質水溶液の
有隔膜電解によって得られる陽極水と、キトサン含有木
酢液とを混合してなることを特徴とするものである。
有隔膜電解によって得られる陽極水と、キトサン含有木
酢液とを混合してなることを特徴とするものである。
【0014】さらに、本発明の殺菌水は、電解質水溶液
の有隔膜電解によって得られる陽極水と、キトサン含有
アミノ酸液とを混合してなることを特徴とするものであ
る。
の有隔膜電解によって得られる陽極水と、キトサン含有
アミノ酸液とを混合してなることを特徴とするものであ
る。
【0015】ここで、前記キトサン含有木酢液とは、キ
トサン水溶液と木酢液とを混合して得られる水溶液であ
り、また前記キトサン含有アミノ酸液とは、キトサン水
溶液とアミノ酸水溶液とを混合して得られる水溶液のこ
とである。
トサン水溶液と木酢液とを混合して得られる水溶液であ
り、また前記キトサン含有アミノ酸液とは、キトサン水
溶液とアミノ酸水溶液とを混合して得られる水溶液のこ
とである。
【0016】本発明では、電解質水溶液の有隔膜電解に
よって、得られる陽極水に、キトサンを水溶液の形態に
て混合することが重要で、上記陽極水に粉末状のキトサ
ンを直接分散させた状態で混合した場合は、両者は均一
相にはならず、本発明の目的は達成できない。
よって、得られる陽極水に、キトサンを水溶液の形態に
て混合することが重要で、上記陽極水に粉末状のキトサ
ンを直接分散させた状態で混合した場合は、両者は均一
相にはならず、本発明の目的は達成できない。
【0017】さらに、本発明の殺菌水では、電解質水溶
液の有隔膜電解によって得られる陽極水とキトサン水溶
液を木酢液またはアミノ酸水溶液と混合して使用した場
合には、優れた殺菌性および抗菌性とともにキトサン、
木酢液、アミノ酸特有の効果が夫々阻害されずに得ら
れ、本発明の殺菌水の有用性を著しく高めることにな
る。
液の有隔膜電解によって得られる陽極水とキトサン水溶
液を木酢液またはアミノ酸水溶液と混合して使用した場
合には、優れた殺菌性および抗菌性とともにキトサン、
木酢液、アミノ酸特有の効果が夫々阻害されずに得ら
れ、本発明の殺菌水の有用性を著しく高めることにな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明において、電解質水溶液の
有隔膜電解によって得られる陽極水とは、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化カルシウム等の塩化物を、好ま
しくは0.01〜5.0重量%程度の濃度で含む電解質
水溶液の有隔膜電解における陽極室から排出される酸性
の電解水のことである。かかる電解水は、殺菌作用を有
し、その作用は、水と水中に存在する塩素イオンの電気
分解で発生した活性酸素(ヒドロキシラジカル)や次亜
塩素酸およびPH値や酸化還元電位が微生物の生存範囲
を超えることによるものである。
有隔膜電解によって得られる陽極水とは、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化カルシウム等の塩化物を、好ま
しくは0.01〜5.0重量%程度の濃度で含む電解質
水溶液の有隔膜電解における陽極室から排出される酸性
の電解水のことである。かかる電解水は、殺菌作用を有
し、その作用は、水と水中に存在する塩素イオンの電気
分解で発生した活性酸素(ヒドロキシラジカル)や次亜
塩素酸およびPH値や酸化還元電位が微生物の生存範囲
を超えることによるものである。
【0019】例えば、電解質として塩化ナトリウムを用
いた場合には、陽極水中に含まれる塩素、次亜塩素酸、
次亜塩素酸イオン及びその他の塩素化合物等の残留塩素
が、10ppm以上、好ましくは20ppm以上であ
り、かつpH値が、2.0〜6.5、好ましくは2.0
〜6.0の範囲となるように電気分解の条件を設定す
る。また、本発明における有隔膜電解での隔膜には、多
孔質膜も使用することができるが、好ましくはイオン交
換膜を使用する。なお、電気分解は常法に従い行うこと
ができ、特に制限されるべき条件を要するものではな
い。
いた場合には、陽極水中に含まれる塩素、次亜塩素酸、
次亜塩素酸イオン及びその他の塩素化合物等の残留塩素
が、10ppm以上、好ましくは20ppm以上であ
り、かつpH値が、2.0〜6.5、好ましくは2.0
〜6.0の範囲となるように電気分解の条件を設定す
る。また、本発明における有隔膜電解での隔膜には、多
孔質膜も使用することができるが、好ましくはイオン交
換膜を使用する。なお、電気分解は常法に従い行うこと
ができ、特に制限されるべき条件を要するものではな
い。
【0020】上述のようにして得られる有隔膜電解の陽
極水の殺菌作用は成分が不安定であることから持続性が
なく、よって残留毒性がない。
極水の殺菌作用は成分が不安定であることから持続性が
なく、よって残留毒性がない。
【0021】次に、上記有隔膜電解の陽極水と混合され
るキトサン水溶液について説明すると、そこで使用され
るキトサンは、上述の如くキチンの脱アセチル化物でグ
ルコサミンがβ−1,4型に結合した多糖類の(1,
4)−2−アミノ−2−デオキシ−β−D−グルコース
である。これはセルロースの分子構造に良く似たアミノ
基を有する高分子で、分解しにくい性質を有する。その
構造式は次式、
るキトサン水溶液について説明すると、そこで使用され
るキトサンは、上述の如くキチンの脱アセチル化物でグ
ルコサミンがβ−1,4型に結合した多糖類の(1,
4)−2−アミノ−2−デオキシ−β−D−グルコース
である。これはセルロースの分子構造に良く似たアミノ
基を有する高分子で、分解しにくい性質を有する。その
構造式は次式、
【0022】 で表され、構造自体は知られている。
【0023】キトサンは、そのままでは水に難溶性であ
り、上記陽極水にそのまま添加しても殆ど溶解しない。
一方、キトサンは遊離アミノ基を分子内にもっているた
め、酢酸や、乳酸、ギ酸、プロピオン酸等の有機酸や塩
酸や硝酸等の無機酸と塩を形成し溶解する。よって、本
発明においては、キトサンをかかる塩の形態で水に溶解
させてキトサン水溶液を得る。すなわち、キトサンは化
学当量の酸で理論的には溶解するが、一般的には酸の過
剰率を20〜200%として溶解する。本発明に用いら
れるキトサンは、キトサンの溶解性の問題と高いキトサ
ン濃度を得ることの観点から、低分子化されたものが好
ましく、低分子化は、従来公知の方法により容易に可能
であり極限粘度式より求めた平均分子量が31,000
〜12,000の範囲にあるものが好ましい。キトサン
水溶液中のキトサン濃度は0.5〜10重量%、好まし
くは1〜6重量%である。
り、上記陽極水にそのまま添加しても殆ど溶解しない。
一方、キトサンは遊離アミノ基を分子内にもっているた
め、酢酸や、乳酸、ギ酸、プロピオン酸等の有機酸や塩
酸や硝酸等の無機酸と塩を形成し溶解する。よって、本
発明においては、キトサンをかかる塩の形態で水に溶解
させてキトサン水溶液を得る。すなわち、キトサンは化
学当量の酸で理論的には溶解するが、一般的には酸の過
剰率を20〜200%として溶解する。本発明に用いら
れるキトサンは、キトサンの溶解性の問題と高いキトサ
ン濃度を得ることの観点から、低分子化されたものが好
ましく、低分子化は、従来公知の方法により容易に可能
であり極限粘度式より求めた平均分子量が31,000
〜12,000の範囲にあるものが好ましい。キトサン
水溶液中のキトサン濃度は0.5〜10重量%、好まし
くは1〜6重量%である。
【0024】かくして得られるキトサン水溶液は、次い
で上記有隔膜電解の陽極水と混合される。本発明の殺菌
水においては、陽極水に対するキトサン水溶液の混合比
(重量比)はその具体的用途に応じて適宜変更し得るも
のであり、特に制限されるべきものではないが、両者を
混合して得られる殺菌水中のキトサンの濃度は0.00
0125〜0.05重量%、好ましくは0.00025
〜0.03重量%である。
で上記有隔膜電解の陽極水と混合される。本発明の殺菌
水においては、陽極水に対するキトサン水溶液の混合比
(重量比)はその具体的用途に応じて適宜変更し得るも
のであり、特に制限されるべきものではないが、両者を
混合して得られる殺菌水中のキトサンの濃度は0.00
0125〜0.05重量%、好ましくは0.00025
〜0.03重量%である。
【0025】また、本発明においては、キトサン水溶液
に木酢液を混合することにより、キトサン含有木酢液溶
液が容易に得られ、木酢液の有する殺菌性および生育促
進性等の特有の効果が付与される。かかる場合、木酢液
はキトサン溶液と混合してもゲル化しないように、あら
かじめゲル化防止処理をして用いる。このように調製さ
れた安定なキトサン含有木酢液と陽極水とを混合する。
木酢液に対するキトサン水溶液の混合比(重量比)およ
びキトサン含有木酢液溶液に対する陽極水の混合割合も
その具体用途に応じて多少変更し得るものであるが、木
酢液に対するキトサン水溶液の混合比(重量比)は、
1:1であり、またキトサン含有木酢液に対する陽極水
の混合比(重量比)は、0.05:100〜1:100
である。このようにして得られる殺菌水中のキトサン濃
度は0.000125〜0.05重量%、好ましくは
0.00025〜0.03重量%である。なお、木酢液
とは、木タールや松根タールの分解蒸留から得られる低
純度酢酸で、それ自体弱い殺菌作用を有している。
に木酢液を混合することにより、キトサン含有木酢液溶
液が容易に得られ、木酢液の有する殺菌性および生育促
進性等の特有の効果が付与される。かかる場合、木酢液
はキトサン溶液と混合してもゲル化しないように、あら
かじめゲル化防止処理をして用いる。このように調製さ
れた安定なキトサン含有木酢液と陽極水とを混合する。
木酢液に対するキトサン水溶液の混合比(重量比)およ
びキトサン含有木酢液溶液に対する陽極水の混合割合も
その具体用途に応じて多少変更し得るものであるが、木
酢液に対するキトサン水溶液の混合比(重量比)は、
1:1であり、またキトサン含有木酢液に対する陽極水
の混合比(重量比)は、0.05:100〜1:100
である。このようにして得られる殺菌水中のキトサン濃
度は0.000125〜0.05重量%、好ましくは
0.00025〜0.03重量%である。なお、木酢液
とは、木タールや松根タールの分解蒸留から得られる低
純度酢酸で、それ自体弱い殺菌作用を有している。
【0026】さらに本発明においては、キトサン水溶液
にアミノ酸水溶液を混合することにより、キトサン含有
アミノ酸液が容易に得られ、アミノ酸の有する生長促進
および糖度Upなどの特有の効果が付与される。アミノ
酸水溶液を得るには、例えば魚の加工残滓を嫌気性発酵
する等の方法がある。このアミノ酸水溶液にはアスパラ
ギン酸、セリン、グルタミン酸、グリシン、アラニン、
バリン、ロイシン、リジン、アルギニン、プロリン等が
含まれる。アミノ酸水溶液に対するキトサン水溶液の混
合比(重量比)、またキトサン含有アミノ酸液に対する
陽極水の混合比(重量比)は、前記木酢液との場合と同
様である。
にアミノ酸水溶液を混合することにより、キトサン含有
アミノ酸液が容易に得られ、アミノ酸の有する生長促進
および糖度Upなどの特有の効果が付与される。アミノ
酸水溶液を得るには、例えば魚の加工残滓を嫌気性発酵
する等の方法がある。このアミノ酸水溶液にはアスパラ
ギン酸、セリン、グルタミン酸、グリシン、アラニン、
バリン、ロイシン、リジン、アルギニン、プロリン等が
含まれる。アミノ酸水溶液に対するキトサン水溶液の混
合比(重量比)、またキトサン含有アミノ酸液に対する
陽極水の混合比(重量比)は、前記木酢液との場合と同
様である。
【0027】上述の如く、陽極水とキトサンを含む本発
明の殺菌水は、陽極水の殺菌作用とキトサンの抗菌作用
との相乗効果により、残留性がなく殺菌作用が大きく、
なおかつ抗菌持続性を示すという特徴を有する。
明の殺菌水は、陽極水の殺菌作用とキトサンの抗菌作用
との相乗効果により、残留性がなく殺菌作用が大きく、
なおかつ抗菌持続性を示すという特徴を有する。
【0028】キトサンのアミノ基はプラスに荷電してお
り微生物のマイナス荷電と電気的に引き合う。微生物と
引き合ったキトサンは微生物細胞内に取り込まれ生育を
阻害し抗菌作用を呈する。キトサンは分解しにくい物質
なので残余し続けるが、毒性がないために残留毒性がな
い状態で抗菌作用を持続する。
り微生物のマイナス荷電と電気的に引き合う。微生物と
引き合ったキトサンは微生物細胞内に取り込まれ生育を
阻害し抗菌作用を呈する。キトサンは分解しにくい物質
なので残余し続けるが、毒性がないために残留毒性がな
い状態で抗菌作用を持続する。
【0029】本発明の殺菌水には種々の添加剤を添加す
ることができ、例えば補助剤として農薬等を添加するこ
とにより、減農薬が可能となる。
ることができ、例えば補助剤として農薬等を添加するこ
とにより、減農薬が可能となる。
【0030】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。以下に本実施例で用いた陽極水、キトサン水溶液、
キトサン含有木酢液およびキトサン含有アミノ酸液の調
製法について述べる。 [陽極水の調製]隔膜として、陽イオン交換膜を備えた
既知の電解装置を用いて、濃度0.07重量%の食塩水
を陽極室に供給し電解を行った。得られた電解直後の電
解水を陽極室から排出し、これを陽極水(酸性電解水:
PH2. 7、有効塩素30ppm)として使用した。
る。以下に本実施例で用いた陽極水、キトサン水溶液、
キトサン含有木酢液およびキトサン含有アミノ酸液の調
製法について述べる。 [陽極水の調製]隔膜として、陽イオン交換膜を備えた
既知の電解装置を用いて、濃度0.07重量%の食塩水
を陽極室に供給し電解を行った。得られた電解直後の電
解水を陽極室から排出し、これを陽極水(酸性電解水:
PH2. 7、有効塩素30ppm)として使用した。
【0031】[キトサン水溶液の調製]予め塩酸で加熱
加水分解して分子量を調整したキトサンを苛性ソーダで
中和して析出させた後、酢酸で溶解し、キトサン濃度3
重量%及び6重量%のキトサン水溶液を得た。
加水分解して分子量を調整したキトサンを苛性ソーダで
中和して析出させた後、酢酸で溶解し、キトサン濃度3
重量%及び6重量%のキトサン水溶液を得た。
【0032】[キトサン含有木酢液の調製]前記キトサ
ン濃度6重量%のキトサン水溶液と、あらかじめゲル化
防止処理をした酢酸濃度として4.4重量%の木酢液と
を1:1の重量比で混合して、キトサン濃度3重量%の
キトサン含有木酢液を得た。
ン濃度6重量%のキトサン水溶液と、あらかじめゲル化
防止処理をした酢酸濃度として4.4重量%の木酢液と
を1:1の重量比で混合して、キトサン濃度3重量%の
キトサン含有木酢液を得た。
【0033】[キトサン含有アミノ酸液の調製]魚の加
工残滓を嫌気性発酵して、窒素分2.2%のアミノ酸水
溶液を得た。キトサン含有木酢液の調製と同様に、かか
るアミノ酸水溶液と、前記キトサン濃度6重量%のキト
サン水溶液とを1:1の重量比で混合して、キトサン濃
度3重量%のキトサン含有アミノ酸液を得た。
工残滓を嫌気性発酵して、窒素分2.2%のアミノ酸水
溶液を得た。キトサン含有木酢液の調製と同様に、かか
るアミノ酸水溶液と、前記キトサン濃度6重量%のキト
サン水溶液とを1:1の重量比で混合して、キトサン濃
度3重量%のキトサン含有アミノ酸液を得た。
【0034】実施例1 前記キトサン濃度3重量%のキトサン水溶液と、前記陽
極水とを0.5:100の重量比で混合して、キトサン
濃度0.015重量%の水溶液を調製し、これを殺菌水
として使用した。
極水とを0.5:100の重量比で混合して、キトサン
濃度0.015重量%の水溶液を調製し、これを殺菌水
として使用した。
【0035】実施例2 前記キトサン濃度3重量%のキトサン含有木酢液と、前
記陽極水とを0.5:100の重量比で混合して、キト
サン濃度0.015重量%の水溶液を調製し、これを殺
菌水として使用した。
記陽極水とを0.5:100の重量比で混合して、キト
サン濃度0.015重量%の水溶液を調製し、これを殺
菌水として使用した。
【0036】実施例3 前記キトサン濃度3重量%のキトサン含有アミノ酸液
と、前記陽極水とを0.5:100の重量比で混合し
て、キトサン濃度0.015重量%の水溶液を調製し、
これを殺菌水として使用した。
と、前記陽極水とを0.5:100の重量比で混合し
て、キトサン濃度0.015重量%の水溶液を調製し、
これを殺菌水として使用した。
【0037】比較例1 前記キトサン濃度3重量%のキトサン水溶液と、精製水
とを0.5:100の重量比で混合して、キトサン濃度
0.015重量%の水溶液を調製し、これを殺菌水とし
て使用した。
とを0.5:100の重量比で混合して、キトサン濃度
0.015重量%の水溶液を調製し、これを殺菌水とし
て使用した。
【0038】比較例2 前記キトサン濃度3重量%のキトサン含有木酢液と、精
製水とを0.5:100の重量比で混合して、キトサン
濃度0.015重量%の水溶液を調製し、これを殺菌水
として使用した。
製水とを0.5:100の重量比で混合して、キトサン
濃度0.015重量%の水溶液を調製し、これを殺菌水
として使用した。
【0039】比較例3 前記キトサン濃度3重量%のキトサン含有アミノ酸液
と、精製水とを0.5:100の重量比で混合して、キ
トサン濃度0.015重量%の水溶液を調製し、これを
殺菌水として使用した。
と、精製水とを0.5:100の重量比で混合して、キ
トサン濃度0.015重量%の水溶液を調製し、これを
殺菌水として使用した。
【0040】比較例4 前記陽極水をそのまま殺菌水として使用した。
【0041】前記実施例1〜3および比較例1〜4の殺
菌水を夫々公園の砂場に散布して大腸菌の菌数の経時的
変化を調査した。かかる調査は、夏場において10cm
の深さの砂で行い、100g当たりの大腸菌群数を算出
した。なお、参考例として、いずれの殺菌水をも用いな
い無処理の場合における大腸菌の菌数の経時的変化も調
査した。得られた結果を下記の表1に示す。
菌水を夫々公園の砂場に散布して大腸菌の菌数の経時的
変化を調査した。かかる調査は、夏場において10cm
の深さの砂で行い、100g当たりの大腸菌群数を算出
した。なお、参考例として、いずれの殺菌水をも用いな
い無処理の場合における大腸菌の菌数の経時的変化も調
査した。得られた結果を下記の表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の殺菌
水は、残留性がなく安全な殺菌作用を示すとともに、優
れた抗菌持続性を発揮するという効果を奏する。よっ
て、公園の砂場、農業用、その他殺菌剤として優れた効
果が発現される。
水は、残留性がなく安全な殺菌作用を示すとともに、優
れた抗菌持続性を発揮するという効果を奏する。よっ
て、公園の砂場、農業用、その他殺菌剤として優れた効
果が発現される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 531 C02F 1/50 531K 532 532D 532A 532C 550 550D 560 560F //(A01N 59/08 43:16)
Claims (3)
- 【請求項1】 電解質水溶液の有隔膜電解によって得ら
れる陽極水と、キトサン水溶液とを混合してなることを
特徴とする抗菌持続性を有する殺菌水。 - 【請求項2】 電解質水溶液の有隔膜電解によって得ら
れる陽極水と、キトサン含有木酢液とを混合してなるこ
とを特徴とする抗菌持続性を有する殺菌水。 - 【請求項3】 電解質水溶液の有隔膜電解によって得ら
れる陽極水と、キトサン含有アミノ酸液とを混合してな
ることを特徴とする抗菌持続性を有する殺菌水。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7332548A JPH09151104A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 抗菌持続性を有する殺菌水 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7332548A JPH09151104A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 抗菌持続性を有する殺菌水 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09151104A true JPH09151104A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18256157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7332548A Pending JPH09151104A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 抗菌持続性を有する殺菌水 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09151104A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000160476A (ja) * | 1998-11-30 | 2000-06-13 | E Tec:Kk | 炭素繊維の製造方法およびそれによって得られた炭素繊維 |
| JP2020028223A (ja) * | 2018-08-20 | 2020-02-27 | 株式会社微酸研 | 植物栄養液およびその製造方法 |
| CN116458544A (zh) * | 2023-03-21 | 2023-07-21 | 东沃同泰(凤城)生物工程有限公司 | 一种壳聚糖微酸性电解水以及制备方法和应用 |
| CN117547636A (zh) * | 2023-11-13 | 2024-02-13 | 妆莱控股(苏州)股份有限公司 | 一种净味组合物及其制备方法与应用 |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP7332548A patent/JPH09151104A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000160476A (ja) * | 1998-11-30 | 2000-06-13 | E Tec:Kk | 炭素繊維の製造方法およびそれによって得られた炭素繊維 |
| JP2020028223A (ja) * | 2018-08-20 | 2020-02-27 | 株式会社微酸研 | 植物栄養液およびその製造方法 |
| CN116458544A (zh) * | 2023-03-21 | 2023-07-21 | 东沃同泰(凤城)生物工程有限公司 | 一种壳聚糖微酸性电解水以及制备方法和应用 |
| CN116458544B (zh) * | 2023-03-21 | 2024-12-24 | 东沃同泰(凤城)生物工程有限公司 | 一种壳聚糖微酸性电解水以及制备方法和应用 |
| CN117547636A (zh) * | 2023-11-13 | 2024-02-13 | 妆莱控股(苏州)股份有限公司 | 一种净味组合物及其制备方法与应用 |
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