JPH09151313A - 耐熱・潤滑性樹脂組成物 - Google Patents

耐熱・潤滑性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH09151313A
JPH09151313A JP10674996A JP10674996A JPH09151313A JP H09151313 A JPH09151313 A JP H09151313A JP 10674996 A JP10674996 A JP 10674996A JP 10674996 A JP10674996 A JP 10674996A JP H09151313 A JPH09151313 A JP H09151313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
volume
heat
resistant
aromatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10674996A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Shimokusuzono
工 下楠薗
Masaki Egami
正樹 江上
Hideyuki Tsutsui
英之 筒井
Sadatoshi Inagaki
貞敏 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP10674996A priority Critical patent/JPH09151313A/ja
Publication of JPH09151313A publication Critical patent/JPH09151313A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 合金に対する非攻撃性を全て具備する耐熱・
潤滑性樹脂組成物とし、高性能な耐熱性滑り軸受を得
る。 【解決手段】 主成分として芳香族ポリエーテルケトン
樹脂、ポリシアノアリールエーテル樹脂またはポリアミ
ドイミド樹脂を40〜77容量%含有し、フッ素樹脂1
6〜38容量%、芳香族ポリエステル樹脂5〜25容量
%を必須成分とする。前記の主成分を20〜72容量%
として、熱可塑性ポリイミド樹脂またはポリフェニレン
サルファイド樹脂5〜30容量%を必須成分とする。ま
たは、前記の主成分を40〜87容量%とし、フッ素樹
脂8〜38容量%、芳香族ポリエステル樹脂3〜25容
量%および芳香族ポリアミド繊維2〜20容量%を必須
成分とした耐熱・潤滑性樹脂組成物とする。または、前
記の主成分を20〜80容量%とし、さらに熱可塑性ポ
リイミド樹脂またはポリフェニレンサルファイド樹脂を
5〜30容量%5〜30容量%を必須成分とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の摺動部材
として用いられる耐熱・潤滑性樹脂組成物及び耐熱性滑
り軸受に関し、特に電子写真装置の定着装置にも適用可
能な耐熱・潤滑性樹脂組成物及び耐熱性滑り軸受に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、合成樹脂製の滑り軸受の用途分野
が拡大するにつれて、軸受の使用条件、特に高温雰囲気
下において、良好な摩擦摩耗特性を発揮する合成樹脂製
の滑り軸受が強く要望されている。
【0003】また、軸受および周辺機器の軽量化に伴っ
て、軸受けの摺動相手材として、アルミニウム合金等が
使用されるが、そのような軸受には比較的軟質の摺動相
手材を傷つけない特性が要求される。このように摩擦摩
耗特性と共に比較的軟質の摺動相手材を傷つけない特性
が要求される耐熱性の滑り軸受の具体例としては、複写
機やレーザービームプリンタ等の加熱定着装置用の軸受
を挙げることができる。
【0004】このような滑り軸受の一般的な使用状態を
以下に説明する。すなわち、帯電画像を用いて原画像の
情報を記録物質たる転写材に伝達する機構を有する複写
機またはレーザービームプリンタ等は、電子写真装置と
して総称されるが、装置内の加熱定着部には、図3に例
示するように、転写材上にそのトナー像を加熱定着させ
る加熱ローラ10と、転写材を加熱ローラ10に押圧し
て回転駆動する加圧ローラ11が装着されている。
【0005】前者の加熱ローラ10は、Mg含有のアル
ミニウム合金で形成されたものが多く使用されており、
ヒータ12で約150〜230℃の温度に加熱される。
後者の加圧ローラ11は、シリコーンゴム等で被覆され
た鉄材からなり、このものも加熱ローラ10からの伝熱
によって約70〜150℃にまで加熱される。
【0006】また、図4に示すものは、上記の加熱定着
装置とは別の機構を有する定着装置であり、金属製加熱
ローラに代えて、耐熱性合成樹脂フィルムに離型剤をコ
ーティングした無端環状の定着フィルム15をローラ1
7で支持し、セラミックヒータ16を定着フィルム15
を介して加圧ローラ11に圧接し、熱伝導効率を高めた
ものである。この場合、加圧ローラ11は、前記した金
属製加熱ローラ10を用いた定着装置のものよりいっそ
う高温になる。
【0007】このように高温状態で使用される各ローラ
の端部は、合成樹脂製の滑り軸受13、14(図4に示
した装置では加圧ローラ11やローラ17を支持する図
3の13、14に相当する軸受)で支持されるが、その
材料としては、耐熱性が良く機械的強度の優れた熱可塑
性合成樹脂であるポリフェニレンサルファイド(以下、
PPSと略称する)樹脂が用いられる。
【0008】この場合、PPS樹脂は自己潤滑性が乏し
いため、たとえば黒鉛、四フッ化エチレン樹脂、潤滑
油、金属酸化物、芳香族ポリアミド樹脂等の潤滑剤を添
加した組成物を用いられることが多い。
【0009】また、芳香族ポリエーテルケトン樹脂は、
優れた耐熱性があり、さらに高温下で高荷重および高速
度摺動などの過酷な条件でも使用可能な摺動材となるよ
うにその特性の改善がなされてきた。
【0010】そのような摺動材の改善技術としては、特
開昭58−109554号公報や特開昭58−1762
42号公報に芳香族ポリエーテルケトン樹脂に、四フッ
化エチレン樹脂、芳香族ポリアミド樹脂を添加して芳香
族ポリエーテルケトン樹脂の摺動特性を改善することが
記載されている。
【0011】また、特開昭58−160347号公報に
は、芳香族ポリエーテルケトン樹脂に四フッ化エチレン
樹脂、オキシベンゾイルポリエステルを添加し、耐摩耗
性を改善することが記載されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したいず
れの材料においても、高温条件でアルミニウムのような
軟質材に対して摺動させると、この軟質材を著しく損傷
し、前記したように摩擦摩耗特性と共に軟質の摺動相手
材を傷つけないという特性を発揮しないという問題点が
ある。
【0013】例えば、耐摩耗性を改善するように炭素繊
維を配合すると、摺動相手材である軟質のアルミニウム
合金を損傷し、これに伴って摩擦・摩耗特性もさらに悪
化する。
【0014】特に、複写機の分野においては、装置の高
速運転化の要望に伴って、トナーを急速に溶融・定着さ
せるために加熱ローラを250〜270℃にまで昇温さ
せることが要望されたが、その要望に応える滑り軸受等
の摺動部材になる耐熱・潤滑性樹脂組成物は得られてい
ない。
【0015】そこで、この発明の課題は上記した問題点
を解決して、耐熱・潤滑性樹脂組成物を、従来の組成物
より優れた耐熱性があり、しかも低摩擦特性、耐摩耗性
およびアルミニウム合金等の軟質摺動相手材に対する非
攻撃性を全て具備するものとし、また、極めて高性能の
耐熱性滑り軸受を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、芳香族ポリエーテルケトン樹
脂、ポリシアノアリールエーテル樹脂またはポリアミド
イミド樹脂のいずれかを40〜77容量%、フッ素樹脂
16〜38容量%、芳香族ポリエステル樹脂5〜25容
量%を必須成分とした耐熱・潤滑性樹脂組成物としたの
である。
【0017】または、芳香族ポリエーテルケトン樹脂、
ポリシアノアリールエーテル樹脂またはポリアミドイミ
ド樹脂のいずれかを20〜72容量%、フッ素樹脂16
〜38容量%、芳香族ポリエステル樹脂5〜25容量%
および熱可塑性ポリイミド樹脂5〜30容量%を必須成
分とした耐熱・潤滑性樹脂組成物としたのである。
【0018】または、芳香族ポリエーテルケトン樹脂、
ポリシアノアリールエーテル樹脂またはポリアミドイミ
ド樹脂のいずれかを20〜72容量%、フッ素樹脂16
〜38容量%、芳香族ポリエステル樹脂5〜25容量%
およびポリフェニレンサルファイド樹脂を5〜30容量
%を必須成分とした耐熱・潤滑性樹脂組成物としたので
ある。
【0019】または、芳香族ポリエーテルケトン樹脂、
ポリシアノアリールエーテル樹脂またはポリアミドイミ
ド樹脂のいずれかを40〜87容量%、フッ素樹脂8〜
38容量%、芳香族ポリエステル樹脂3〜25容量%お
よび芳香族ポリアミド繊維2〜20容量%を必須成分と
した耐熱・潤滑性樹脂組成物としたのである。
【0020】または、芳香族ポリエーテルケトン樹脂、
ポリシアノアリールエーテル樹脂またはポリアミドイミ
ド樹脂のいずれかを20〜80容量%、フッ素樹脂8〜
38容量%、芳香族ポリエステル樹脂3〜25容量%お
よび芳香族ポリアミド繊維2〜20容量%、熱可塑性ポ
リイミド樹脂を5〜30容量%を必須成分とした耐熱・
潤滑性樹脂組成物としたのである。
【0021】または、芳香族ポリエーテルケトン樹脂、
ポリシアノアリールエーテル樹脂またはポリアミドイミ
ド樹脂のいずれかを20〜80容量%、フッ素樹脂8〜
38容量%、芳香族ポリエステル樹脂3〜25容量%、
芳香族ポリアミド繊維2〜20容量%およびポリフェニ
レンサルファイド樹脂を5〜30容量%を必須成分とし
た耐熱・潤滑性樹脂組成物としたのである。
【0022】または、上記した耐熱・潤滑性樹脂組成物
それぞれに、さらに鱗片状黒鉛を2〜15容量%添加し
た耐熱・潤滑性樹脂組成物としたのである。
【0023】また、前記の耐熱・潤滑性樹脂組成物を成
形して耐熱性滑り軸受としたのである。
【0024】この発明の耐熱・潤滑性樹脂組成物は、主
成分である芳香族ポリエーテルケトン樹脂、ポリシアノ
アリールエーテル樹脂またはポリアミドイミド樹脂の耐
熱性が極めて優れており、さらに添加される芳香族ポリ
エステル樹脂は、限界PV値が大きく、組成物中に球状
の状態で存在し、これが摩擦時に荷重点となって摩擦係
数を低減させる。また、他に配合されたフッ素樹脂が摺
動性を改善し、芳香族ポリアミド樹脂は軟質相手材をア
ルミニウム合金などの軟質相手を傷つけることなく耐摩
耗性を向上させる。
【0025】そして、これらの各成分を所定量配合する
ことにより、優れた耐熱性、低摩擦特性、耐摩耗性およ
びアルミニウム合金等の軟質合金に対する非攻撃性を全
て具備するものとなる。また、芳香族ポリエーテルケト
ン樹脂、ポリシアノアリールエーテル樹脂またはポリア
ミドイミド樹脂を主要成分としているので、射出成形が
可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】まず、この発明に用いる芳香族ポ
リエーテルケトン樹脂(以下、PEKと略記する。)
は、下記の化5にそれぞれ式で示した繰り返し単位の一
つからなる重合体、またはそのような繰り返し単位と共
に、たとえば下記の化6にそれぞれ式で示した繰り返し
単位を、PEK本来の特性を失わないように共存させた
重合体である。
【0027】
【化5】
【0028】
【化6】
【0029】そのようなPEKの市販品としては、下記
の化7で表わされるビクトレックス(VICTREX)社製:P
EEK、下記の化8の式で表わされるビクトレックス
(VICTREX)社製:PEK、または下記の化9の式で表わ
されるBASF社製:Ultrapekが挙げられる。
これらは、上記市販品の他、特開昭54−90296号
公報などに記載された周知の方法に従って製造すること
もできる。
【0030】
【化7】
【0031】
【化8】
【0032】
【化9】
【0033】次に、この発明に用いるポリシアノアリー
ルエーテル樹脂(以下、PENと略記する。)は、下記
の化10で表わされる繰り返し単位からなる化合物、ま
たは前記繰り返し単位と共に、下記の化11の式で表わ
される繰り返し単位とが、PEN本来の特性を損なわな
いように、約20モル%以下の比率で共存した重合体で
ある。
【0034】
【化10】
【0035】
【化11】
【0036】このようなPENは、p−クロルフェノー
ルを溶媒とする0.2g/dl濃度溶液の60℃におけ
る還元粘度(ηsp/C)が0.3g/dl以上のもの
が好ましい。これらは、出光興産社からポリエーテルニ
トリル(ID300)として市販されている。なお、P
ENの製造方法は、特開昭63−3059号公報の実施
例においても開示されている。
【0037】この発明に用いるポリアミドイミド樹脂
(以下、PAIと略記する。)は、下記の化12の式で
示される構造を有し、イミド結合の一部がその開環前駆
体としてのアミド酸結合の状態で留まっているものも含
み、R1 は少なくとも1つのベンゼン環を含む芳香族基
であり、そのうちの2価は2個のカルボニル基がR1
ベンゼン環内の隣接する炭素原子に結合しているもので
ある。そして、この発明に用いるPAIは、このような
構造と共に他のアミド結合を含有する化合物との共重合
体であってもよい。
【0038】
【化12】
【0039】(式中、R1 は少なくとも一つのベンゼン
環を含む3価の芳香族基、R2 は2価の有機基、R3
水素、メチル基またはフェニル基を表わす)。
【0040】なお、化12式中の望ましいR1 を例示す
ると、下記の化13に示す通りである。
【0041】
【化13】
【0042】また、化12式中の望ましいR2 を例示す
ると、−(CH3 m −、(式中、mは4〜12の飽和
脂肪族炭化水素基)、及び下記の化14に示すものがあ
る。
【0043】
【化14】
【0044】(化14に示した基の一般式中、Yは、1
〜3の整数、X4 は1〜6個の炭素原子を有する脂肪族
炭化水素基もしくは芳香族基である)。
【0045】このようなPAIの製造方法は、米国特許
第3625911号、特公昭50−33120号公報な
どの特許公報類に開示された周知の方法を採用すればよ
く、例えば下記の化15で表わされるような芳香族トリ
カルボン酸無水物またはその誘導体と、H2 N−R2
NH2 、OCN−R2 −NCO、(式中、R2 は、前記
した化12または化13で説明した通り。)で表わされ
る有機ジアミンまたはその誘導体とを、ジメチルアセト
アミド、ジメチルホルムアミドまたはN−メチルピロリ
ドンなどの極性有機溶媒の中で、所定温度で所要時間反
応させてポリアミド酸を生成させ、これを加熱その他の
方法でイミド化状態に転化する。
【0046】
【化15】
【0047】この方法で製造されるPAIとしては、下
記の化16の式で示されるものがあり、その市販品とし
て米国アモコ社製:トーロン(登録商標)が挙げられ
る。また、これらPAIは、その他アミド結合を含有す
る化合物との共重合体であっても良い。
【0048】
【化16】
【0049】以上述べたようなPEK、PENまたはP
AIは、耐熱・潤滑性組成物中に主要成分として、前記
の所定量を配合すれば、これらの耐熱樹脂の特性を充分
に発揮する。
【0050】次に、この発明に用いるフッ素樹脂として
は、主鎖にフッ素原子を結合した炭素鎖を有する重合
体、またはそのような重合体を含む共重合体であればよ
い。すなわち、フッ素樹脂としては、ポリテトラフルオ
ロエチレン(以下、PTFEと略称する)、テトラフル
オロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共
重合体(PFAと略称する)、テトラフルオロエチレン
−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEPと略称す
る)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(E
TFEと略称する)、テトラフルオロエチレン−フルオ
ロアルキルビニルエーテル−フルオロオレフィン共重合
体(EPEと略称する)、エチレン−トリクロロフルオ
ロエチレン共重合体(ECTFE)、およびポリフッ化
ビニリデン(PVDFと略称する)等が挙げられる。こ
れらは、それぞれ単独もしくは混合物として用いてもよ
い。
【0051】これらのフッ素樹脂のうち、完全フッ素化
されたPTFEが最適であり、このものは成形用の粉末
であっても、また、いわゆる固体潤滑剤用の微粉末であ
ってもよく、両者を併用してもよい。なお、後述する特
定の市販品であるPTFEは、単独で使用しても好まし
い結果が得られる。
【0052】PTFEの市販品としては、三井・デュポ
ンフロロケミカル社製:テフロン7J、TLP−10、
旭硝子社製:フルオンG163、ダイキン工業社製:ポ
リフロンM12、M15、ルブロンL5、ヘキスト社
製:ホスタフロレ TF9205などを例示することが
できる。また、アルキルビニルエーテルで変性されたP
TFEであってもよい。
【0053】PFAとしては、三井・デュポンフロロケ
ミカル社製:テフロンPFA−J、MP−10、ヘキス
ト社製:ホスタフロンTFA、ダイキン工業社製:ネオ
フロンPFAが挙げられる。
【0054】芳香族ポリアミド繊維を必須成分として含
有していない耐熱・潤滑性樹脂組成物の発明では、フッ
素樹脂の配合量を16〜38容量%に限定して使用す
る。なぜなら、16容量%未満では潤滑特性が悪く、3
8容量%を越える多量では組成物の成形性が損なわれる
からであり、このような傾向からみてより好ましい配合
割合は、18〜35容量%である。
【0055】また、この発明の耐熱・潤滑性樹脂組成物
のうち、芳香族ポリアミド繊維を必須成分として含有す
る発明では、フッ素樹脂の量を8〜38容量%に限定す
る。なぜなら、前述した理由と同様に8容量%未満の少
量では潤滑特性が悪く、38容量%を越える多量では組
成物の成形性がそこなわれるからであり、このような傾
向からみてより好ましい配合割合は、10〜35容量%
である。
【0056】次に、この発明に用いる芳香族ポリエステ
ル樹脂は、下記の化17に示すポリオキシベンゾイルポ
リエステルの単独重合体(ホモポリマー)であるものが
好ましい。このものは、610℃付近に融点を有し、4
00℃以下では殆ど軟化することがなく、耐摩耗性、耐
圧縮クリープ特性、耐薬品性に極めて優れた物性を示
す。また、その結晶構造は、黒鉛や二硫化モリブデンの
ような固体潤滑剤に類似した板状結晶構造であり、自己
潤滑性にも優れている。この発明では、ポリオキシベン
ゾイルポリエステルを共重合成分として含む共重合体を
使用することもできる。
【0057】このような芳香族ポリエステル樹脂は、球
状を呈するものであって、その粒径は5〜100μmで
あり、これを用いて好ましい結果を得ている。
【0058】
【化17】
【0059】このような芳香族ポリエステル樹脂の製造
方法は、特公昭46−6796号公報、特公昭47−4
7870号公報、特開昭54−46287号公報、特開
昭54−46291号公報に開示されているように周知
であり、化17に示すポリオキシベンゾイルポリエステ
ルの市販品としては、住友化学工業社製:スミカスーパ
ーE101などを例示できる。
【0060】芳香族ポリアミド繊維を必須成分として含
有していない耐熱・潤滑性樹脂組成物の発明では、芳香
族ポリエステル樹脂の配合量を5〜25容量%に限定す
る。なぜなら、5容量%未満の少量では潤滑特性が悪
く、25容量%を越える多量では溶融粘度が高くなって
成形性が悪化したり、機械的強度が低下して好ましくな
いからであり、このような傾向からみてより好ましい配
合割合は、5〜20容量%である。
【0061】この発明の耐熱・潤滑性樹脂組成物のう
ち、芳香族ポリアミド繊維を必須成分として含有する発
明では、芳香族ポリエステル樹脂の量を3〜25容量%
に限定する。なぜなら、前述した理由と同様に3容量%
未満の少量では潤滑特性が悪く、25容量%を越える多
量では溶融粘度が高くなって成形性が悪化したり、機械
的強度が低下して好ましくないからであり、このような
傾向からみて、より好ましい芳香族ポリエステル樹脂の
配合割合は3〜20容量%である。
【0062】また、この発明に用いる芳香族ポリアミド
樹脂は、下記の化18または化19に示す式を繰り返し
単位とする樹脂であって、化19に示すパラ系のもの
と、化18に示すメタ系のものがある。メタ系の芳香族
ポリアミド樹脂の市販品としては、デュポン・東レ・ケ
ブラー社製:ノーメックス、帝人社製:テクノーラが挙
げられる。また、パラ系芳香族ポリアミド樹脂の市販品
としては、デュポン・東レ・ケブラー社製:ケブラー、
日本アラミド社製:トワロンが挙げられる。
【0063】
【化18】
【0064】
【化19】
【0065】この発明に用いる芳香族ポリアミド樹脂と
しては、上記パラ系のものがより好ましい。パラ系芳香
族ポリアミド樹脂は、繊維軸方向に分子鎖が配列してい
るので、軸方向に高弾性・高強度であるが、直角方向に
は分子間力が弱いものである。このようにパラ系芳香族
ポリアミド樹脂は、軸方向の強度によって、樹脂組成物
の耐摩耗性をよく向上させることができ、繊維直角方向
に圧縮力を受けると分子鎖が挫屈し、または破壊され易
いので、軟質の摺動相手材を損傷しないと考えられる。
【0066】このような芳香族ポリアミド樹脂を繊維と
して用いる場合、繊維長0.15〜3mm、アスペクト
比10〜230のものを採用して好ましい結果を得てい
る。芳香族ポリアミド繊維が所定範囲未満の繊維長で
は、耐摩耗性が不充分となり、上記範囲を越える繊維長
では組成物中の分散不良で好ましくない。このような傾
向から、より好ましい繊維長は0.15〜1.5mmで
ある。そして、上記範囲未満のアスペクト比では、粉末
形状に近くなって耐摩耗性改善効果が不充分となり、上
記範囲を越えるアスぺクト比では組成物中の均一分散が
困難で好ましくない。
【0067】この発明に用いる芳香族ポリアミド樹脂の
配合割合を2〜20容量%に限定する理由は、この2容
量%未満では潤滑性が悪く、20容量%を越えると耐摩
耗性が悪化するからである。
【0068】次に、この発明における鱗片状黒鉛は、天
然黒鉛、または人造黒鉛のいずれであってもよいが、平
均粒径が10μm程度の鱗片状の黒鉛が、この発明の所
期の目的達成に特に好ましい。市販の鱗片状黒鉛として
は、日本黒鉛社製:ACP(固定炭素量99.5%)、
LONZA社製:KS−6またはKS−10(固定炭素
99.5%)などを例示することができる。
【0069】このような黒鉛の配合割合は、2〜15容
量%である。なぜなら、2容量%未満の少量では、潤滑
性および耐摩耗性の改善硬化が充分に得られず、15容
量%を越える多量では、成形品が脆くなって好ましくな
いからである。
【0070】この発明に用いる熱可塑性ポリイミド樹脂
は、下記化20の式で表わされる繰り返し単位を主要成
分とするものである。
【0071】
【化20】
【0072】(式中、Xは直結または炭素数1〜10の
炭化水素基、六フッ素化されたイソプロピリデン基、カ
ルボニル基、チオ基およびスルホン基からなる群より選
ばれた基を表わし、R1 〜R4 は水素、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、塩素または臭素を表わし、互い
に同じであっても異なっていてもよい。Yは炭素数2以
上の脂肪族基、環式脂肪族基、単環式芳香族基、縮合多
環式芳香族基、芳香族基が直接または架橋員により相互
に連結された非縮合多環式芳香族基から成る群から選ば
れた4価の基を表わす)。
【0073】このようなポリイミド樹脂のうち、ポリイ
ミド樹脂の市販品(前記の化20の式中のR1 〜R4
全て水素であるもの)としては、三井東圧化学社製:A
URUMが挙げられる。その製造方法は、特開昭61−
143478号公報、特開昭62−68817号公報、
特開昭62−86021号公報に開示されているように
周知である。
【0074】上記した熱可塑性ポリイミド樹脂は、ポリ
イミド特有の耐熱性を維持しながら圧縮成形、射出成
形、押出成形などの各種の溶融成形によって成形するこ
とができるものである。
【0075】このようなポリイミド樹脂は、5〜30容
量%配合すれば、この発明の耐熱・潤滑性樹脂組成物の
耐熱性、機械的特性、特に高温下での強度、疲労特性の
改善に効果がある。しかし、5容量%未満の少量では、
強度の改善効果が小さくなり、30容量%を越える多量
を配合すると、射出成形性が悪化する。
【0076】この発明に用いるポリフェニレンサルファ
イド樹脂(以下、PPS樹脂と略記する。)としては、
下記の化式21で表されるような種々の繰り返し単位か
らなる合成樹脂を例示できる。
【0077】
【化21】
【0078】これらのうちの代表例は、下記の化22で
示されるものであり、米国フイリップペトローリアム社
から、商品名「ライトン」で市販されている。
【0079】
【化22】
【0080】このものの製造方法は、既に特公昭45−
3368号公報などで周知であるが、N−メチルピロリ
ドン溶媒中、160〜250℃の加圧条件でp−ジクロ
ルベンゼンと二硫化ソーダとを反応させることによって
製造される。この製法では、後熱処理工程によって、樹
脂中に交差結合が全くないものから部分的交差結合を有
するものまでの各種の重合度のものを製造できるので、
この発明の組成物を混合する溶融ブレンドに適正な溶融
粘度特性を有するものが得られる。また、前記化22で
示されるもの以外のPPS樹脂であって架橋構造をとら
ない直鎖状PPS樹脂を採用することもできる。
【0081】上記のPPS樹脂は、5〜30容量%配合
すれば、この発明の組成物の溶融流動性、機械的特性の
改善に効果がある。しかし、5容量%未満の少量では、
流動性の改善効果が小さくなり、30容量%を越える多
量を配合すると、耐熱性や高温条件での摩擦摩耗特性が
悪化するので好ましくない。
【0082】なお、上記以外の添加剤として特に、下記
化23の(I)〜(III )の基本構造からなるサーモト
ロピック液晶ポリマーを添加すると、溶融成形時の流れ
性の改良および結晶化時の収縮率を緩和することができ
る。しかし、この化合物は、耐摩耗性を損なう弊害があ
るため、その配合割合を1〜5容量%とすることが好ま
しい。
【0083】
【化23】
【0084】上記サーモトロピック液晶ポリマー市販品
としては、日本石油化学社製:ザイダー、住友化学工業
社製:スミカスーパーLCP E4000、E5000
などが挙げられる。
【0085】ここで、PEK樹脂、PENまたはPAI
に対し、各種の添加物を添加混合する方法は、特に限定
した方法ではなく、通常広く用いられているように、主
成分となる樹脂を含む諸原料をそれぞれ個別にまたは一
括して、ヘンシェルミキサー、ボールミル、タンブラー
ミキサー等の混合機によって乾式混合し、その後、溶融
混合性のよい射出成形機もしくは溶融押出成形機に供給
するか、または予め、熱ロール、ニーダ、バンバリーミ
キサー、溶融押出機などで溶融混合する方法を採用すれ
ばよい。
【0086】さらに、この発明の組成物を成形する際に
は、圧縮成形、押出成形、射出成形等の通常の方法、ま
たは組成物を溶融混合した後、これをジェットミル、冷
凍粉砕機等によって粉砕し、所望の粒径に分級し、また
は分級せずに、得られた粉末を用いた流動浸漬塗装、静
電粉体塗装などを行なうことも可能である。得られた粉
末を溶剤に分散させて、スプレー塗装または浸漬塗装を
行なうこともできる。
【0087】なお、この発明においてはPEK樹脂、P
ENまたはPAIを主要成分とする潤滑性組成物に、各
種の添加剤を配合してもよい。例えば、組成物の潤滑性
をさらに改良するために、耐摩耗性の改良剤を配合して
もよい。
【0088】耐摩耗性改良剤の具体例としては、カーボ
ン、マイカ、タルク、ウォラストナイト、金属酸化物の
粉末、チタン酸カリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、ホウ
酸アルミニウム、炭酸カルシウム、グラファイト、硫酸
カルシウムなどのウィスカ、二硫化モリブデン、リン酸
塩、炭酸塩、ステアリン酸塩などを例示することができ
る。
【0089】上記した材料から成形されるこの発明にお
ける耐熱性滑り軸受は、その形状を限定するものでな
く、加熱・加圧ローラの形状や、周辺装置、ハウジング
に合わせたリング状その他の周知の滑り軸受の形態をと
ればよく、複合材とすることもできる。
【0090】例えば、図1に示すように、軸受は、単独
材料で成形するのみならず二色成形の手法を採用し、軸
受部1と固定用金属部2とからなる複合材としてもよ
い。
【0091】また図2に示すように、この発明の耐熱性
滑り軸受は、軸受部3と、PPS、ポリアミドイミド
(PAI)、ポリイミド(PI)等の耐熱性及び断熱性
のある樹脂、またはこれに無機充填剤もしくは有機充填
剤等を添加した樹脂部4とからなる二色成形された軸受
であってもよい。
【0092】
【実施例】この発明の実施例および比較例に用いた諸原
材料を一括して示すと次の通りである。なお、各成分の
配合割合は、全て容量%である。
【0093】(1)ポリエーテルケトン樹脂〔PEK−
1〕(VICTREX社製:PEEK150P) (2)ポリエーテルケトン樹脂〔PEK−2〕(VIC
TREX社製:PEK220G) (3)ポリエーテルケトン樹脂〔PEK−3〕(BAS
F社製:Ultrapek−A1000) (4)ポリエーテルニトリル樹脂〔PEN〕(出光石油
化学工業社製:PENID300HF) (5)ポリアミドイミド樹脂〔PAI〕(テイジン・ア
モコエンジニアリング・プラスチックス社製:トーロン
4000TF) (6)熱可塑性ポリイミド樹脂〔TPI〕(三井東圧化
学社製:AURUM #450) (7)フッ素樹脂〔PTFE〕(喜多村社製:KTL
610) (8)フッ素樹脂〔PFA〕(旭硝子社製:アフロン
TW3530) (9)芳香族ポリエステル樹脂〔OBP〕(住友化学工
業社製:スミカスーパーE101S2) (10)パラ系芳香族ポリアミド繊維〔ARD−1〕
(日本アラミド社製:トワロン 1010カットファイ
バー、繊維長0.25mm) (11)メタ系芳香族ポリアミド繊維〔ARD−2〕
(帝人社製:コーネックス繊維、繊維長0.25mm、
繊維径約10μm ) (12)ポリフェニレンサルファイド樹脂〔PPS−
1〕(トープレン社製:T4AG) (13)ポリフェニレンサルファイド樹脂〔PPS−
2〕(クレハ化学社製:KPS−W205) (14)鱗片状天然黒鉛〔GRP〕(LONZA社製:
KS−6) 〔実施例1〜19〕表1に示す割合で諸原材料をヘンシ
ェルミキサーで充分混合し、二軸溶融押出機に供給し、
シリンダー温度:340〜390℃、回転数:100r
pmの溶融混合条件で押出して造粒し、得られたペレッ
トを樹脂温度340〜400℃、射出圧力800kgf
/cm2 、金型温度140〜200℃の射出成形条件下
で外径28mm、内径20mm、幅5mmのリング状試
験片を成形した。成形後、試験片を260℃で10時間
熱処理した。この試験片を用いて以下に示す高温ラジア
ル摩擦摩耗試験を行なった。
【0094】[高温ラジアル摩擦摩耗試験]アルミニウ
ム合金A5052(表面粗さ3.2S)製の回転軸を相
手材とし、この相手材の外周にリング状試験片を嵌め、
これを相手材周面に対して3.5kgf/cm2 の圧力
で押圧し、前記回転軸は表面温度を250℃に制御する
と共に、これにトルクメータを取り付けて、周速9.0
m/分で50時間連続回転させた。この後、試験片の摩
耗量としての摩耗係数×10-10 cm 3/(kgf・
m)と、回転軸のトルク(kgf・cm)を測定すると
共に、相手材の損傷度を観察した。損傷度については、
損傷しない(○印)、やや損傷する(△印)または損傷
する(×印)の三段階評価で表わし、これらの結果は表
3にまとめて示した。
【0095】
【表1】
【0096】
【表2】
【0097】
【表3】
【0098】
【表4】
【0099】[比較例1〜8]表2に示した割合で原材
料を配合したこと以外は、実施例1と全く同様にして試
験片を作り、前記高温ラジアル摩擦摩耗試験を行ない、
摩耗係数、回転軸のトルク、損傷度を求めて結果を表4
に示した。
【0100】表3および表4に示した結果からも明らか
なように、主要成分のPEKの配合割合が過剰の比較例
1、フッ素樹脂(PTFE)が過少で芳香族ポリエステ
ル(OBP)が過剰の比較例2、OBPが過少で芳香族
ポリアミド繊維(ARD−1)が過剰の比較例3、AR
D−1を含むがOBPを含まない比較例4、OBPを含
むがPTFEが過少の比較例5、主要成分のPENまた
はPAIの配合割合が過剰の比較例6,7は、摩耗量、
回転トルクが大きく、いずれも相手材の損傷が大きかっ
た。
【0101】また、実施例4、6、11と同じ充填剤配
合で、母材をPPS樹脂のみで構成した比較例8は、摩
耗量が比較的小さく、相手材の損傷度も軽微であった
が、試験温度が250℃とPPS樹脂の融点に近く、軸
との凝着力が増したためか、回転トルクが大きかった。
【0102】一方、全ての条件を満足する実施例1〜1
9は、摩耗量、回転トルクがともに低く、しかも相手材
のアルミニウム合金(A5052)を損傷しなかった。
【0103】
【発明の効果】この発明の耐熱・潤滑性樹脂組成物は、
以上説明したように、芳香族ポリエーテルケトン樹脂、
ポリシアノアリールエーテル樹脂またはポリアミドイミ
ド樹脂を主要成分として、フッ素樹脂、芳香族ポリエス
テル樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリフェニレンサル
ファイド樹脂をそれぞれ所定量添加した組成物としたの
で、射出成形性を備えていることに加えて優れた低摩擦
特性、耐摩耗性を有し、しかもアルミニウム合金等の軟
質合金を摺動相手材とした場合に、非攻撃性を有してい
るという利点がある。
【0104】また、これら各発明の樹脂組成物からなる
滑り軸受は、耐熱性、低摩擦特性、耐摩耗性、非攻撃性
といった諸特性を全て兼ね備えたものであるから、複写
機およびレーザービームプリンター等の定着装置におけ
る高性能の合成樹脂製耐熱性滑り軸受となる利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す斜視図
【図2】他の実施例を示す斜視図
【図3】加熱・定着装置における軸受の使用状態を説明
する断面図
【図4】他の加熱・定着装置における軸受の使用状態を
説明する断面図
【符号の説明】
1、3 軸受部 2 固定用金属部 4 樹脂部 10 加熱ローラ 11 加圧ローラ 12 ヒータ 13、14 合成樹脂製の滑り軸受 15 定着フィルム 16 セラミックヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16C 33/20 7123−3J F16C 33/20 A

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ポリエーテルケトン樹脂、ポリシ
    アノアリールエーテル樹脂またはポリアミドイミド樹脂
    のいずれかを40〜77容量%、フッ素樹脂16〜38
    容量%、芳香族ポリエステル樹脂5〜25容量%を必須
    成分としてなる耐熱・潤滑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 芳香族ポリエーテルケトン樹脂、ポリシ
    アノアリールエーテル樹脂またはポリアミドイミド樹脂
    のいずれかを20〜72容量%、フッ素樹脂16〜38
    容量%、芳香族ポリエステル樹脂5〜25容量%および
    熱可塑性ポリイミド樹脂5〜30容量%を必須成分とし
    てなる耐熱・潤滑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 芳香族ポリエーテルケトン樹脂、ポリシ
    アノアリールエーテル樹脂またはポリアミドイミド樹脂
    のいずれかを20〜72容量%、フッ素樹脂16〜38
    容量%、芳香族ポリエステル樹脂5〜25容量%および
    ポリフェニレンサルファイド樹脂を5〜30容量%を必
    須成分としてなる耐熱・潤滑性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 芳香族ポリエーテルケトン樹脂、ポリシ
    アノアリールエーテル樹脂またはポリアミドイミド樹脂
    のいずれかを40〜87容量%、フッ素樹脂8〜38容
    量%、芳香族ポリエステル樹脂3〜25容量%および芳
    香族ポリアミド繊維2〜20容量%を必須成分としてな
    る耐熱・潤滑性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 芳香族ポリエーテルケトン樹脂、ポリシ
    アノアリールエーテル樹脂またはポリアミドイミド樹脂
    のいずれかを20〜80容量%、フッ素樹脂8〜38容
    量%、芳香族ポリエステル樹脂3〜25容量%および芳
    香族ポリアミド繊維2〜20容量%、熱可塑性ポリイミ
    ド樹脂を5〜30容量%を必須成分としてなる耐熱・潤
    滑性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 芳香族ポリエーテルケトン樹脂、ポリシ
    アノアリールエーテル樹脂またはポリアミドイミド樹脂
    のいずれかを20〜80容量%、フッ素樹脂8〜38容
    量%、芳香族ポリエステル樹脂3〜25容量%、芳香族
    ポリアミド繊維2〜20容量%およびポリフェニレンサ
    ルファイド樹脂を5〜30容量%を必須成分としてなる
    耐熱・潤滑性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 前記耐熱・潤滑性樹脂組成物に、さらに
    鱗片状黒鉛を2〜15容量%添加してなる請求項1〜6
    のいずれか1項に記載の耐熱・潤滑性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 前記芳香族ポリエーテルケトン樹脂が、
    下記の化1、化2または化3の式で表わされる反復単位
    を含む芳香族ポリエーテルケトン樹脂である請求項1〜
    7のいずれか1項に記載の耐熱・潤滑性樹脂組成物。 【化1】 【化2】 【化3】
  9. 【請求項9】 前記フッ素樹脂が、ポリテトラフルオロ
    エチレンである請求項1〜7のいずれか1項に記載の耐
    熱・潤滑性樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 前記芳香族ポリエステル樹脂が下記化
    4の式で表わされる反復単位を含む樹脂である請求項1
    〜7のいずれか1項に記載の耐熱・潤滑性樹脂組成物。 【化4】
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の耐熱・潤滑性樹脂組成物を成形してなる耐熱性滑り軸
    受。
JP10674996A 1995-09-28 1996-04-26 耐熱・潤滑性樹脂組成物 Pending JPH09151313A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10674996A JPH09151313A (ja) 1995-09-28 1996-04-26 耐熱・潤滑性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25116395 1995-09-28
JP7-251163 1995-09-28
JP10674996A JPH09151313A (ja) 1995-09-28 1996-04-26 耐熱・潤滑性樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09151313A true JPH09151313A (ja) 1997-06-10

Family

ID=26446853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10674996A Pending JPH09151313A (ja) 1995-09-28 1996-04-26 耐熱・潤滑性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09151313A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186597A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Hitachi Cable Ltd 改質ふっ素樹脂組成物及びそれからなる成形体
JP2008308595A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Daido Metal Co Ltd 乾性潤滑被膜組成物及び該乾性潤滑被膜組成物を摺動層としたすべり軸受
JP2014001847A (ja) * 2012-05-25 2014-01-09 Ntn Corp 摺動ナットおよびすべりねじ装置
US10077807B2 (en) 2012-03-27 2018-09-18 Ntn Corporation Composite plain bearing, cradle guide, and sliding nut
EP4481242A4 (en) * 2022-02-17 2025-05-14 NTN Corporation RESIN COMPOSITION FOR SEAL, AND SEAL

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186597A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Hitachi Cable Ltd 改質ふっ素樹脂組成物及びそれからなる成形体
JP2008308595A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Daido Metal Co Ltd 乾性潤滑被膜組成物及び該乾性潤滑被膜組成物を摺動層としたすべり軸受
US10077807B2 (en) 2012-03-27 2018-09-18 Ntn Corporation Composite plain bearing, cradle guide, and sliding nut
JP2014001847A (ja) * 2012-05-25 2014-01-09 Ntn Corp 摺動ナットおよびすべりねじ装置
JP2018044676A (ja) * 2012-05-25 2018-03-22 Ntn株式会社 すべりねじ装置
EP4481242A4 (en) * 2022-02-17 2025-05-14 NTN Corporation RESIN COMPOSITION FOR SEAL, AND SEAL

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2142600B1 (en) Thermoplastic polymer mixtures, and applications thereof
US6513986B2 (en) Electrical pittingproof rolling bearing
JP4052777B2 (ja) ベルト張力調整装置
US5726232A (en) Heat resistant lubricative resin composition
US20150126663A1 (en) Tribological aromatic polyimide compositions
JP3891607B2 (ja) 耐熱・潤滑性樹脂組成物
JP3501890B2 (ja) 耐熱・潤滑性樹脂組成物
JPH09151313A (ja) 耐熱・潤滑性樹脂組成物
JP3901229B2 (ja) 耐熱・潤滑性樹脂組成物
JP3618398B2 (ja) 耐熱・潤滑性樹脂組成物
JPH0987533A (ja) 摺動部材組成物
JP3576235B2 (ja) 耐熱・潤滑性樹脂組成物
JPH10298441A (ja) 摺動材用樹脂組成物および樹脂製歯車
JP3153011B2 (ja) 複合摺動材
JP3580837B2 (ja) 耐熱・導電性滑り軸受
JP4072314B2 (ja) 電食防止転がり軸受
JP3978841B2 (ja) 導電性摺動部材組成物
JPH05117678A (ja) 耐熱性滑り軸受
JP4732992B2 (ja) 転がり軸受
JP2000170770A (ja) すべり軸受装置
JP2007051569A (ja) 斜板式コンプレッサの斜板および斜板式コンプレッサ
JPH083040B2 (ja) ポリアミドイミド系樹脂成形体組成物
JPH10316842A (ja) 耐熱・潤滑性樹脂組成物
JP2994770B2 (ja) 転がり軸受用プラスチック保持器
JP2796543B2 (ja) 熱可塑性ポリイミド系樹脂組成物