JPH09151382A - メソカーボンマイクロビーズ、その製造方法、リチウム二次電池負極材料およびリチウム二次電池 - Google Patents

メソカーボンマイクロビーズ、その製造方法、リチウム二次電池負極材料およびリチウム二次電池

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JPH09151382A
JPH09151382A JP7310915A JP31091595A JPH09151382A JP H09151382 A JPH09151382 A JP H09151382A JP 7310915 A JP7310915 A JP 7310915A JP 31091595 A JP31091595 A JP 31091595A JP H09151382 A JPH09151382 A JP H09151382A
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JP
Japan
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mcmb
mesocarbon microbeads
lithium secondary
negative electrode
surface area
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JP7310915A
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Hiroaki Matsuyoshi
弘明 松好
Hiromi Fujiwara
裕己 藤原
Yoshiteru Nakagawa
喜照 中川
Masamitsu Katsuura
将光 勝浦
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/58Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic compounds other than oxides or hydroxides, e.g. sulfides, selenides, tellurides, halogenides or LiCoFy; of polyanionic structures, e.g. phosphates, silicates or borates
    • H01M4/583Carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx
    • H01M4/587Carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx for inserting or intercalating light metals
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】コールタール、コールタールピッチなどの石炭
系重質油を原料として得られるMCMB球体であって、
その表面がピッチ成分により均一に覆われているにもか
かわらず、球体同士は付着・凝集してはいないというM
CMBを得ることを主な目的とする。 【解決手段】石炭系重質油を熱処理し、生成した粗メソ
カーボンマイクロビーズを分離し、これを洗浄精製して
メソカーボンマイクロビーズを収得するに際し、沸点範
囲100〜500℃のタール中油を粗メソカーボンマイクロビ
ーズ重量の0.1〜20倍量加え、10〜300℃で0.1〜20時間
洗浄処理することにより、比表面積の値0.1〜7.0m2/g
、真比重の値1.20〜1.50であるメソカーボンマイクロ
ビーズ生品を得、これを炭化するか、黒鉛化して炭素材
料を製造する。これを負極に用いたリチウム二次電池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウム二次電池
負極材料などの各用途に使用されるメソカーボンマイク
ロビーズおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コールタール或いはコールタールピッチ
を300〜500℃程度で加熱すると、メソカーボンマイクロ
ビーズ(以下MCMBとする)が生成する。この様なM
CMBの製造方法は、例えば、特公平1−27968号
公報、特開平1−242691号公報などに記載されて
いる。
【0003】反応タール、ピッチマトリックスなどから
生成したMCMBを分離するに際しては、溶剤抽出法、
希釈重力沈降法などの溶媒を用いる方法と高温遠心分離
法などの溶媒を用いない方法の2つがある。後者の方法
においても、得られた粗MCMBを洗浄および精製する
ためには、溶剤が用いられている。
【0004】粗MCMBの洗浄および精製において、用
いられる溶剤の溶解力が強ければ、MCMB球体の周囲
からタール、ピッチマトリックスに由来するピッチ成分
が除去されたMCMBが得られる。これに対し、用いら
れる溶剤の溶解力が弱ければ、タールやピッチマトリッ
クスに由来するピッチ成分がMCMB球体の周囲を取り
囲み、球体同士が付着・凝集したMCMBが得られる。
【0005】この様なことから、MCMBの球体の周囲
に均一にピッチ成分を残した状態で、しかも付着・凝集
を生じさせることなく、MCMBをピッチマトリックス
から分離し、精製することは困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、コ
ールタール、コールタールピッチなどの石炭系重質油を
原料として得られるMCMB球体であって、その表面が
ピッチ成分により均一に覆われているにもかかわらず、
球体同士は付着・凝集してはいないというMCMBを得
ることを主な目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な技術の現状に鑑みて鋭意研究を重ねる間に、石炭系重
質油を熱処理することにより得られる粗MCMBをコー
ルタール、ピッチマトリックスなどから分離するに際
し、特定の分離手段を用いることにより、MCMB生品
の球体の周囲を覆っているピッチ成分の量を制御し、以
て上記の目的を達成しうることを見出した。
【0008】即ち、本発明は、下記のMCMBの製造方
法、この製造方法により得られるMCMB、得られたM
CMBの炭化品および黒鉛化品、これらのMCMB系炭
素材料を構成材料とするリチウム二次電池の負極材料、
およびこの負極材料を用いるリチウム二次電池を提供す
るものである。
【0009】1.石炭系重質油を熱処理し、生成した粗
メソカーボンマイクロビーズを分離し、これを洗浄精製
してメソカーボンマイクロビーズを収得するに際し、沸
点範囲100〜500℃のタール中油を粗メソカーボンマイク
ロビーズ重量の0.1〜20倍量加え、10〜300℃で0.1〜20
時間洗浄処理することにより、比表面積の値0.1〜7.0m2
/g 、真比重の値1.20〜1.50であるメソカーボンマイク
ロビーズ生品を得る方法。
【0010】2.上記項1の方法により得られる比表面
積の値0.1〜7.0m2/g 、真比重の値1.20〜1.50であるこ
とを特徴とするメソカーボンマイクロビーズ生品。
【0011】3.上記項2のメソカーボンマイクロビー
ズ生品を炭化することにより得られる比表面積の値0.1
〜6.0m2/g 、真比重の値1.50〜2.00であることを特徴と
するメソカーボンマイクロビーズの炭化品。
【0012】4.上記項2のメソカーボンマイクロビー
ズ生品を黒鉛化することにより得られる比表面積の値0.
1〜6.0m2/g 、真比重の値2.00〜2.26であることを特徴
とするメソカーボンマイクロビーズの黒鉛化品。
【0013】5.上記項2、3または4に記載の炭素材
料を構成要素として用いたリチウム二次電池用の負極。
【0014】6.上記項5に記載の負極を用いた非水系
リチウム二次電池。
【0015】7.上記項5に記載の負極を用いた固体電
解質リチウム二次電池。
【0016】
【発明の実施の態様】本発明によれば、コールタール、
コールタールピッチなどの石炭系重質油を熱処理するこ
とにより得られる粗MCMBを分離し、洗浄し、精製す
るに際し、沸点範囲100〜500℃程度のタール中油を粗M
CMB重量の0.1〜20倍程度量加え、10〜300℃程度の温
度で0.1〜20時間程度洗浄処理(以下において、この洗
浄処理を一次洗浄処理ということがある)することによ
り、MCMB球体の周囲を覆っているピッチ成分の量、
即ち、溶剤分析におけるキノリン可溶分の値を3〜20%
程度に調整することができる。
【0017】上記の粗MCMBの一次洗浄処理におい
て、処理温度が高い程或いは処理時間が長い程、洗浄効
果が高くなってキノリン可溶分値が低下するので、処理
条件を適宜選択することにより、MCMBを覆うピッチ
成分量を任意の値に調整し、ひいてはMCMBの物性を
制御することができる。
【0018】一次洗浄処理後のMCMBは、必要に応じ
て、残存するタール中油を除去するために、引き続き洗
浄処理(以下において、この洗浄処理を二次洗浄処理と
いうことがある)に供することができる。二次洗浄処理
で使用する溶剤としては、タール中油を除去しうる限り
特に限定されるものではないが、アセトン、ヘキサン、
メタノール、ベンゼン、トルエン、キシレンなどが例示
される。二次洗浄処理は、一次洗浄MCMB重量の0.1
〜20倍程度量の溶剤を使用して、10℃〜溶剤の沸点温度
程度の温度域で必要な時間をかけて一次洗浄MCMBを
洗浄することにより、行われる。二次洗浄処理によりタ
ール中油が除去されたMCMBは、乾燥が容易となる。
【0019】MCMB球体の周囲を覆っているピッチ成
分は、MCMB生品を成型し、焼成することにより、炭
素製品を製造するに際し、焼成時に軟化溶融して収縮率
を高め、炭素製品の密度および強度を向上させる効果を
発揮するので、非常に有用なものである。
【0020】上記の方法で得られた球体の周囲が均一に
ピッチ成分で覆われているMCMB生品は、比表面積の
値0.1〜7.0m2/g 、真比重の値1.20〜1.50という物性を
有している。この様なMCMB生品を粉体のまま炭化し
或いはさらに黒鉛化しても、球体の周囲のピッチ成分は
維持されるので、球体同士が付着乃至凝集することはな
い。
【0021】MCMB生品の炭化は、特に限定されるも
のではないが、通常窒素雰囲気、アルゴン雰囲気などの
非酸化性雰囲気中或いは真空脱気などの減圧条件下600
〜1500℃程度の温度で1〜5時間程度保持することによ
り行われる。
【0022】また、MCMB生品の黒鉛化も、特に限定
されるものではないが、通常窒素雰囲気、アルゴン雰囲
気などの非酸化性雰囲気中2500〜3000℃程度の温度で1
〜5時間程度保持することにより行われる。
【0023】この様にして得られた球体の周囲がピッチ
成分で覆われているMCMBの炭化品および黒鉛化品
は、真比重の値がそれぞれ1.50〜2.00および2.00〜2.26
であり、比表面積の値が0.1〜6.0m2/gと小さい。この様
な炭化品或いは黒鉛化品をリチウム二次電池の負極材と
して用いる場合には、電解液の有機溶媒と反応しにくい
ため、電解液の分解によって生じるガス発生量が少な
く、電池の安全性に優れているという利点が得られる。
【0024】この理由として、MCMBは、活性な結晶
子の端面(edge plane)が外側に配向しているため、元来
電解液の有機溶媒と反応しやすい。これに対し、本発明
によるMCMBの炭化品および黒鉛化品は、炭素の縮合
多環網目である基底面(basalplane)が外側に配向してい
るピッチ成分で覆われているので、比表面積の値の値が
0.1〜6.0m2/gと小さくなり、電解液の有機溶媒との反応
を抑制できるからであると考えられる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、MCMBの球体の周囲
を覆っているピッチ成分の量、即ち、溶剤分析における
キノリン可溶分の値を3〜20%に制御できるため、球体
の周囲がピッチ成分で均一に覆われたMCMB、即ち比
表面積の値の値が0.1〜7.0m2/gのMCMB生品を製造す
ることができる。
【0026】これらのMCMB生品を炭化し、或いはさ
らに黒鉛化しても、表面のピッチ成分は維持され、比表
面積の値が0.1〜6.0m2/gとなる。
【0027】この比表面積の値が0.1〜6.0m2/gの炭化M
CMBあるいは黒鉛化MCMBを非水系リチウム二次電
池或いは固体電解質リチウム二次電池の負極材料として
用いる場合には、電解液の有機溶媒と反応しにくいの
で、ガス発生量が少ない。また、電池を高温にさらした
り、ショートさせたり、電池に衝撃を与えた際にも、電
池の安全弁の作動、発熱、発火などの心配がなく、安全
性に優れた電池を製造することができる。また、充放電
特性にも優れているので、高性能のリチウム二次電池を
製造することができる。
【0028】
【実施例】以下に実施例および比較例を示し、本発明の
特徴とするところをより一層明確にする。
【0029】I.粒径の測定 日機装(株)製FRA9220マイクロトラックを用い
て、中心粒径D50の測定を行った。
【0030】II.キノリン可溶分の測定 JIS K2425に記載されている方法に準じてキノ
リン不溶分(%)を測定し、式:キノリン可溶分=〔1
00−(キノリン不溶分)〕により、キノリン可溶分
(%)を算出した。
【0031】III.比表面積の値の測定 マイクロメリテックス社製ASAP2400/窒素吸着
BET比表面積の値測定装置を用いて、比表面積の値の
測定を行った。
【0032】比表面積の値の値は、MCMBの粒径によ
っても変化するため、実施例1〜5と比較例では、MC
MB生品の中心粒径を6.0μmと25.0μmに風力分級装
置(ホソカワミクロン、MS−0)にて調節した。
【0033】IV.電解液に負極を浸し、高温で保持した
際のガス発生量の測定 MCMB生品を窒素雰囲気中2800℃で1時間焼成し、炭
化した後、さらにこの炭化MCMBを窒素雰囲気中2800
℃で1時間焼成し、黒鉛化した。この黒鉛化MCMB95
重量部とディスパージョンタイプのPTFE(ダイキン
工業(株)製、D−1)5重量部とを混合し、液相で均
一に攪拌した後、乾燥させ、ペースト状とした。この負
極用物質0.25gをプレス機により成型し、直径2cmの負
極体を作成した後、得られた負極体を200℃で6時間真空
乾燥させた。
【0034】この負極体を電解液中で電位が0Vになる
まで充電し、充電状態の負極を電解液25ml入ったビーカ
ーセルに入れ、60℃で6時間加熱して、黒鉛化MCMB
1gあたりのガス発生量を測定した。
【0035】なお、電解液としては1mol/lのLiCl
4を溶解させたエチレンカーボネートとジエチルカー
ボネートとメチルプロピオネートの混合溶媒(体積比で
3:3:4)を用いた。
【0036】V.非水系電池の作成および電池特性の測
定 MCMB生品を窒素雰囲気中2800℃で1時間焼成し、黒
鉛化した。この黒鉛化MCMB95重量部とディスパージ
ョンタイプのPTFE(ダイキン工業(株)製、D−
1)5重量部とを混合し、液相で均一に攪拌した後、乾
燥させ、ペースト状とした。この負極用物質30mgをプレ
ス機により成型し、直径10mmの負極体を作成した後、得
られた負極体を200℃、6時間真空乾燥させた。
【0037】上記で得た負極体としてのMCMB黒鉛化
品、正極体としてのLiCoO2、および電解液として
の1mol/lのLiClO4を溶解させたエチレンカーボネ
ートとジエチルカーボネートとメチルプロピオネートと
の混合溶媒(体積比で3:3:4)を用い、セパレータ
としてポリプロピレン不織布を用いて、コイン型リチウ
ム電池を作成した。
【0038】上記で得られたリチウム二次電池の充放電
特性を測定した。測定は1mA/cm2の定電流充放電下で行
い、放電容量は、電池電圧が1.2Vに低下するまでの容
量とした。
【0039】VI.固体電解質電池の作成および電池特性
の測定 非水系電池の作成の項と同様にして作成したペースト状
負極物質100mgを厚さ0.02mmの銅箔に塗着し、乾燥後、
圧延して、厚さ0.1mm、幅55mm、長さ90mmの負極板とし
た。
【0040】ポリエチレンオキシド(分子量60万)と
LiClO4をアセトニトリルに溶解させ、この溶液を
アルゴン雰囲気のグローブボックス中でPTFE板上に
キャスティングした後、グローブボックス中、25℃で放
置して溶媒を蒸発させ、さらに乾燥して固体電解質の
(PEO)8・LiClO4を調製した。
【0041】上記で得た負極体としてのMCMB黒鉛化
品、正極体としてのLiCoO2、および固体電解質と
しての(PEO)8・LiClO4を用いて、フィルム型
リチウム電池を作成した。
【0042】次いで、上記で得たリチウム二次電池の充
放電特性を測定した。測定は、1mA/cm2の定電流充放電
下で行い、放電容量は、電池電圧が1.2Vに低下するま
での容量とした。
【0043】実施例1 100℃以下の沸点留分を除去したコールタール(一次Q
I含有率2.0%)を高温遠心分離し、清澄液(一次QI
含有率トレース)を得た。遠心分離機としては、保有容
積40lの横型遠心分離機を使用し、回転数3000rpm、
遠心力2280G、温度200℃、処理量1ton/hrの条件下に操
作した。
【0044】次いで、得られた清澄液を温度395℃、圧
力0.4MPaで16時間熱処理することにより、反応生成物
(二次QI分4.4%)を得た後、上記と同様の第二の遠
心分離機を使用して、回転数6000rpm、遠心力3000G、温
度270℃、処理量1ton/hrの条件下に再度遠心分離に供
し、粗MCMBを収得した。
【0045】次いで、得られた粗MCMB1部に対し、
タール中油(沸点範囲230〜330℃)1部を加え、攪拌下
に180℃で1時間洗浄した後、遠心分離して一次洗浄処
理したMCMBを得た。
【0046】次いで、上記で得た一次洗浄後のMCMB
1部に対し、トルエン1部を加え、攪拌下に20℃で1時
間洗浄した後、遠心分離して二次洗浄処理を行い、精製
MCMBを得た。
【0047】この精製MCMBを風力分級装置により中
心粒径D50の値を6.0μmと25.0μmに調整した。以
下、この精製MCMBをMCMB生品或いは単に生品と
いう。このMCMB生品のキノリン可溶分、比表面積の
値および真比重の値を表1に示す。なお、表1には、以
下の実施例および比較例で得られた生品についての結果
をも併せて示す。
【0048】また、MCMB生品を粉体のまま窒素雰囲
気中1000℃で1時間焼成し、炭化した。以下、この炭化
MCMBをMCMB炭化品或いは単に炭化品という。こ
のMCMB炭化品の比表面積の値および真比重の値を表
1に示す。なお、表1には、以下の実施例および比較例
で得られた炭化品についての結果をも併せて示す。
【0049】さらに、このMCMB炭化品を粉体のまま
窒素雰囲気中2800℃で1時間焼成し、黒鉛化した。以
下、この黒鉛化MCMBをMCMB黒鉛化品或いは単に
黒鉛化品という。このMCMB黒鉛化品の比表面積の値
および真比重の値を表1に示す。なお、表1には、以下
の実施例および比較例で得られた黒鉛化品についての結
果をも併せて示す。
【0050】上記の6.0μmのMCMB黒鉛化品につい
て、電解液中でのガス発生量を測定した結果を表2に示
す。なお、表2には、以下の実施例および比較例で得ら
れた黒鉛化品についての結果をも併せて示す。
【0051】この6.0μmのMCMB黒鉛化品を用い
て、非水系リチウム二次電池および固体電解質リチウム
二次電池を作成した。これら電池の充放電特性をそれぞ
れ表3と表4に示す。なお、表3および4には、以下の
実施例および比較例で得られた非水系リチウム二次電池
と固体電解質リチウム二次電池についての結果をも併せ
て示す。
【0052】実施例2 実施例1と同様にして得た粗MCMB1部に対し、ター
ル中油(沸点範囲230〜330℃)1部を加え、攪拌下に15
0℃で1時間洗浄した後、遠心分離して、一次洗浄処理
したMCMBを得た。
【0053】次いで、上記で得た一次洗浄後のMCMB
1部に対し、トルエン1部を加え、攪拌下に20℃で1時
間洗浄した後、遠心分離して、二次洗浄処理を行い、精
製MCMBを得た。
【0054】この精製MCMBを風力分級装置により中
心粒径D50の値を6.0μmと25.0μmに調整した。
【0055】また、このMCMB生品を粉体のまま窒素
雰囲気中1000℃で1時間焼成し、炭化した。
【0056】さらに、このMCMB炭化品を粉体のまま
窒素雰囲気中2800℃で1時間焼成し、黒鉛化した。
【0057】次いで、この6.0μmのMCMB黒鉛化品
について、電解液中でのガス発生量を測定した。
【0058】この6.0μmのMCMB黒鉛化品を用い
て、非水系リチウム二次電池と固体電解質リチウム二次
電池を作成した。
【0059】実施例3 実施例1と同様にして得られた粗MCMB1部に対し、
タール中油(沸点範囲230〜330℃)1部を加え、攪拌下
に120℃で1時間洗浄した後、遠心分離して、一次洗浄
処理したMCMBを得た。
【0060】次いで、上記で得た一次洗浄後のMCMB
1部に対し、トルエン1部を加え、攪拌下に20℃で1時
間洗浄をした後、遠心分離して二次洗浄処理を行い、精
製MCMBを得た。
【0061】この精製MCMBを風力分級装置により中
心粒径D50の値を6.0μmと25.0μmに調整した。
【0062】また、このMCMB生品を粉体のまま窒素
雰囲気中1000℃で1時間焼成し、炭化した。
【0063】さらに、このMCMB炭化品を粉体のまま
窒素雰囲気中2800℃で1時間焼成して、黒鉛化した。
【0064】この6.0μmのMCMB黒鉛化品につい
て、電解液中でのガス発生量を測定した。 この6.0μ
mのMCMB黒鉛化品を用いて、非水系リチウム二次電
池と固体電解質リチウム二次電池を作成した。
【0065】比較例1 実施例1と同様にして得た粗MCMB1部に対し、ター
ル中油(沸点範囲230〜330℃)1部を加え、攪拌下に21
0℃で1時間洗浄した後、遠心分離して、一次洗浄処理
したMCMBを得た。
【0066】次いで、上記で得た一次洗浄後のMCMB
1部に対し、トルエン1部を加え、攪拌下に20℃で1時
間洗浄をした後、遠心分離して二次洗浄処理を行い、精
製MCMBを得た。
【0067】この精製MCMBを風力分級装置により中
心粒径D50の値を6.0μmに調整した。
【0068】また、このMCMB生品を粉体のまま窒素
雰囲気中1000℃で1時間焼成し、炭化した。
【0069】さらに、このMCMB炭化品を粉体のまま
窒素雰囲気中2800℃で1時間焼成して、黒鉛化した。
【0070】この6.0μmのMCMB黒鉛化品につい
て、電解液中でのガス発生量を測定した。
【0071】次いで、この6.0μmのMCMB黒鉛化品
を用いて、非水系リチウム二次電池と固体電解質リチウ
ム二次電池とを作成した。
【0072】
【表1】
【0073】
【表2】
【0074】
【表3】
【0075】
【表4】
【0076】表1から明らかなように、MCMBの表面
のピッチ分の量、即ちキノリン可溶分の量を変化させる
ことにより、MCMB生品、炭化品および黒鉛化品の比
表面積の値値を制御することが出来る。
【0077】また、表2から明らかなように、比表面積
の値値が小さな値のMCMBほど電解液との反応が制御
され、ガス発生量も少なくなる。
【0078】しかしながら、表3および表4から明らか
なように、非水系リチウム二次電池および固体電解質リ
チウム二次電池の負極の充放電特性は、いずれも良好で
あり、本発明の範囲内では、差異は認められなかった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】IV.電解液に負極を浸し、高温で保持した
際のガス発生量の測定 MCMB生品を窒素雰囲気中1000℃で1時間焼成し、炭
化した後、さらにこの炭化MCMBを窒素雰囲気中2800
℃で1時間焼成し、黒鉛化した。この黒鉛化MCMB95
重量部とディスパージョンタイプのPTFE(ダイキン
工業(株)製、D−1)5重量部とを混合し、液相で均
一に攪拌した後、乾燥させ、ペースト状とした。この負
極用物質0.25gをプレス機により成型し、直径2cmの負
極体を作成した後、得られた負極体を200℃で6時間真空
乾燥させた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】表1から明らかなように、MCMBの表面
のピッチ分の量、即ちキノリン可溶分の量を変化させる
ことにより、MCMB生品、炭化品および黒鉛化品の比
表面積のを制御することが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 4/04 H01M 4/04 A 4/58 4/58 10/40 10/40 Z (72)発明者 勝浦 将光 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】石炭系重質油を熱処理し、生成した粗メソ
    カーボンマイクロビーズを分離し、これを洗浄精製して
    メソカーボンマイクロビーズを収得するに際し、沸点範
    囲100〜500℃のタール中油を粗メソカーボンマイクロビ
    ーズ重量の0.1〜20倍量加え、10〜300℃で0.1〜20時間
    洗浄処理することにより、比表面積の値0.1〜7.0m2/g
    、真比重の値1.20〜1.50であるメソカーボンマイクロ
    ビーズ生品を得る方法。
  2. 【請求項2】請求項1の方法により得られる比表面積の
    値0.1〜7.0m2/g 、真比重の値1.20〜1.50であることを
    特徴とするメソカーボンマイクロビーズ生品。
  3. 【請求項3】請求項2のメソカーボンマイクロビーズ生
    品を炭化することにより得られる比表面積の値0.1〜6.0
    m2/g 、真比重の値1.50〜2.00であることを特徴とする
    メソカーボンマイクロビーズの炭化品。
  4. 【請求項4】請求項2のメソカーボンマイクロビーズ生
    品を黒鉛化することにより得られる比表面積の値0.1〜
    6.0m2/g 、真比重の値2.00〜2.26であることを特徴とす
    るメソカーボンマイクロビーズの黒鉛化品。
  5. 【請求項5】請求項2、3または4に記載の炭素材料を
    構成要素として用いたリチウム二次電池用の負極。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の負極を用いた非水系リチ
    ウム二次電池。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の負極を用いた固体電解質
    リチウム二次電池。
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